JP2003054124A - Color developing sheet for pressure-sensitive copying - Google Patents
Color developing sheet for pressure-sensitive copyingInfo
- Publication number
- JP2003054124A JP2003054124A JP2001252175A JP2001252175A JP2003054124A JP 2003054124 A JP2003054124 A JP 2003054124A JP 2001252175 A JP2001252175 A JP 2001252175A JP 2001252175 A JP2001252175 A JP 2001252175A JP 2003054124 A JP2003054124 A JP 2003054124A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- color developing
- pressure
- sensitive copying
- electron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Color Printing (AREA)
Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感圧複写紙に関す
るものであり、さらに詳しくは、低温初期発色性に優れ
た感圧複写用顕色シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子供与性の無色の有機化合物(以下発
色剤と称する)と電子受容性の有機化合物(以下顕色剤
と称する)との接触反応によって発色象を得ることは古
くから知られている。この現象を具体的に利用したもの
として感圧複写紙がある。
【0003】このような感圧複写紙は、各種の伝票類、
乗車券、コンピューター用紙のように広範囲に使用され
ており、なかでもクレジット業界、保険業界における申
込書、契約書等に多用されている。
【0004】接触反応によって発色象を得る仕組みにお
いて、顕色剤を設けた感圧複写用顕色シートに要求され
る品質としては、初期発色速度が速いこと、発色濃度が
高いこと、コスレ汚れが少ないこと、発色画像の耐光
性、耐薬品性及び耐水性などが良好であること、顕色層
の耐光性及び耐窒素酸化物性が良好であること、保存中
の顕色剤能力の低下がないこと、さらに顕色層表面につ
いてオフセット、活版、フレキソなどの印刷適性が良好
なこと、などが挙げられ、特に初期発色速度が速いこと
が要望され、初期発色速度を改良する方法として、以下
の方法が知られている。
【0005】1)顕色層に白色顔料を添加することによ
り、発色剤を溶解せしめた油性物質の顕色層への転移効
率を向上させる方法。
【0006】2)顔料として粒子径の小さい炭酸カルシ
ウムを配合することにより、比表面積を増大させること
により発色剤を溶解せしめた油性物質の顕色層への転移
効率を向上させる方法。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1)の
吸油性の高い顔料の配合率を上げることによって発色速
度を向上させる方法は、配合率を上げると顕色層の結着
力が低下して印刷時に塗工層の粉落ちやパイリングなど
の問題を起こしやすく、一方、結着力低下の対策として
バインダーの配合量を増やすと発色速度が低下してしま
うという問題があった。
【0008】2)の方法では、比表面積が増大すること
により通常のバインダー使用量では塗工層の結着力が低
下するため、バインダーの配合量を増加せざるを得なく
なり、その結果やはり発色速度の低下を防止することは
できない。このように従来の方法では、発色速度の改良
に伴い顕色層の表面強度が低下することにより印刷適性
が低下するなどの問題があった。
【0009】本発明は、上記の課題を解決し、低温初期
発色性に優れた感圧複写用顕色シートを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の感圧複写用顕色シートは、電子供与性無色染料と、
電子受容性顕色剤との発色反応を利用した感圧複写記録
において、支持体の表面及び裏面のうち少なくとも一方
に、電子受容性の有機化合物を含有した、ガラス転移温
度が−5℃〜−50℃のアクリロニトリル−ブタジエン
系ラテックス及び/またはアクリル酸エステル系ラテッ
クスからなる顕色層を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明においては、顕色剤を含有した、ガラス転移温度
が−5℃〜−50℃のアクリロニトリル−ブタジエン系
ラテックス及び/またはアクリル酸エステル系ラテック
スからなる顕色層が支持体の少なくとも一方に設けられ
る。本発明の顕色層に含有される顕色剤としては、感圧
複写紙の分野で通常使用されるものから選択できる。す
なわち、活性白土、酸性白土、アタパルジャイト等の無
機顕色剤やフェノール−ホルムアルデヒド樹脂、サリチ
ル酸系誘導体の多価金属塩、テルペンフェノール樹脂の
多価金属塩、サリチル酸含有共重合体の多価金属塩等の
有機顕色剤が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
【0012】さらに、本発明の顕色層には必要に応じて
顔料、バインダーをはじめ感圧複写用顕色シートで通常
用いられる各種の添加剤の使用が可能である。具体的に
は、顔料として炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カ
オリン、焼成カオリン、タルク、硫酸バリウム、酸化ア
ルミニウム(アルミナ)、酸化ケイ素(シリカ)、酸化
亜鉛、サチンホワイト、酸化チタン等の無機顔料、ポリ
スチレン、尿素ホルムアルデヒド樹脂等の有機顔料が、
バインダーとしては前述のアクリル系ラテックスと併用
において、酸化澱粉、酵素化澱粉、尿素燐酸澱粉、アル
キル化澱粉などの変性澱粉類、カゼイン、ゼラチンなど
の水溶性タンパク質、スチレン−ブタジエンラテックス
(SBR)、メチルメタアクリレート−ブタジエンラテ
ックス(MBR)、酢酸ビニルエマルジョン、アクリル
エマルジョン、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジ
ョン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロ
ース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
などの合成、半合成バインダーが、その他の添加剤とし
ては、消泡剤、抑泡剤、蛍光増白剤、粘度調整剤、ダス
ティング防止剤、潤滑剤、耐水化剤、紫外線吸収剤、防
腐剤等も使用することができる。本発明に使用する顕色
剤、顔料、バインダー、その他の添加剤の種類及び量
は、要求される塗工紙品質に従って決定されるもので特
に限定されない。
【0013】本発明においては、ガラス転移温度が−5
℃〜−50℃のアクリロニトリル−ブタジエン系ラテッ
クス及び/またはアクリル酸エステル系ラテックスが顕
色層に用いられる。本発明において、アクリロニトリル
−ブタジエン系ラテックス及び/またはアクリル酸エス
テル系ラテックスのガラス転移温度は、−5℃〜−50
℃であることが必要である。−5℃を超えると、十分な
低温初期発色速度が得られないとい問題があり、−50
℃未満では塗料の安定性が低下するという問題がでる。
【0014】本発明で使用される、アクリロニトリル−
ブタジエン系ラテックスとアクリル酸エステル系ラテッ
クスは、他のラテックスと比較し、接着強度、耐衝撃剥
離強度が良好で、低温での柔軟性が良好であることか
ら、低温条件下において顕色層の吸油性に優れるため、
顕色剤による低温発色性を向上させることができると考
えられる。
【0015】支持体に塗工される顕色剤層用塗液は、従
来公知調整方法にて適宜調整される。調整された塗工液
はブレードコーター、エアナイフコーター、バーコータ
ー、ロールコーター、カーテンコーター、グアビアコー
ター等の公知のコーターの中から適宜選択されたコータ
ーを使用して、紙、合成紙、フィルム等の任意の支持体
に塗布、乾燥して目的とする感圧複写用顕色シートを得
る。
【0016】支持体への塗布量は、使用する顕色剤の種
類及び目標とする発色性の程度により異なるが、通常約
0.3〜8g/m2である。あまり少量では十分な低温
発色性が得られず、またあまり多量では顕色層が厚くな
り、複写能力が低下する。従って、低温発色性と複写能
力を考慮して決定することが必要である。
【0017】本発明の感圧複写用顕色シートに用いられ
る発色剤としては、トリフェニルメタン系化合物、ジフ
ェニルメタン系化合物、トリアリールメタン系化合物、
フルオラン系化合物、チアジン系化合物、オキサジン系
化合物、キサンテン系化合物、スピロピラン系化合物、
ラクタム系化合物等がある。具体例としては、例えば、
クリスタルバイオレットラクトン、3−ジエチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、ベンゾイルロ
イコメチレンブルー等があるが特に限定されるものでは
ない。
【0018】これら発色剤は、溶媒に溶解してカプセル
化するかまたはバインダー溶液に分散するかし、本発明
に供される。溶媒としては、天然または合成油を単独あ
るいは併用して用いることができる。例えば、アルキル
化ナフタレン、アルキル化ビフェニル、水添ターフェニ
ル、アルキル化ジフェニルメタン、ケロシン、ナフサ、
パラフィン油、塩素化パラフィン、大豆油、綿実油等が
あるが特に限定されるものではない。
【0019】支持体としては、従来公知の繊維素材が使
用でき、好ましくは木材パルプを主原料として抄紙され
るが、木材パルプは合成繊維、合成パルプ等を混抄した
ものであってもよい。木材パルプとしては、広葉樹晒パ
ルプ(LBKP)、針葉樹晒パルプ(NBKP)、機械
パルプ(C−GP)、古紙パルプ(DIP)等が挙げら
れ、任意に配合して使用できる。
【0020】また、木材パルプには必要に応じて、紙力
増強剤、染料、顔料、pH調整剤、防腐剤、防カビ剤、
難燃剤、保水剤を単独でまたは2種以上併用して配合す
ることができる。
【0021】なお、本発明の使用形態においては、支持
体の同一面に顕色剤層と発色剤層を併せ持つ構成を有し
ても、あるいは顕色剤とカプセル化した発色剤を含む塗
液の混合顕色層を有する自己発色型感圧複写シート(所
謂セルフコンテンド型)にも使用することができる。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例及び比較例を記載す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。ま
た、例中の「部」及び「%」は特に断らない限りそれぞ
れ「重量部」及び「重量%」を示す。
【0023】
【実施例1】〔顕色剤塗液の調整〕炭酸カルシウムの5
0%水分散液100部を用意し、これにサリチル酸コポ
リマー亜鉛塩の40%分散液を20部、酸化澱粉の20
%水溶液を10部、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体(ガラス転移温度:−20℃)を10部混合し顕色
剤塗液を得た。得られた塗工液を40g/m2の上質紙
に固形分が5g/m2となるようにブレードコーターを
用いて塗布した後、120℃〜180℃の条件下で加熱
乾燥し、感圧複写用顕色シートを得た。
【0024】
【実施例2】アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
(ガラス転移温度:−20℃)をアクリル酸エステル共
重合体(ガラス転移温度:−50℃)に置き換えた以外
は実施例1と同様にして感圧複写用顕色シートを得た。
【0025】
【実施例3】アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
(ガラス転移温度:−20℃)をアクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体(ガラス転移温度:−5℃)に置き換
えた以外は実施例1と同様にして感圧複写用顕色シート
を得た。
【0026】
【実施例4】アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
(ガラス転移温度:−20℃)をアクリル酸エステル共
重合体(ガラス転移温度:−30℃)に置き換えた以外
は実施例1と同様にして感圧複写用顕色シートを得た。
【0027】
【比較例1】アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
(ガラス転移温度:−20℃)をスチレン−ブタジエン
共重合体(ガラス転移温度:−10℃)に置き換えた以
外は実施例1と同様にして感圧複写用顕色シートを得
た。
【0028】
【比較例2】アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
(ガラス転移温度:−20℃)をアクリル酸エステル共
重合体(ガラス転移温度:−1℃)に置き換えた以外は
実施例1と同様にして感圧複写用顕色シートを得た。
【0029】
【比較例3】アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
(ガラス転移温度:−20℃)をアクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体(ガラス転移温度:−55℃)に置き
換えた以外は実施例1と同様にして感圧複写用顕色シー
トを得た。
【0030】
【比較例4】アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
(ガラス転移温度:−20℃)をアクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体(ガラス転移温度:−3℃)に置き換
えた以外は実施例1と同様にして感圧複写用顕色シート
を得た。
【0031】以上の実施例及び比較例で得られた感圧複
写用顕色シートについて、次のように評価し、その結果
を表1に示す。
【0032】〔テスト方法〕
<発色速度及び発色濃度>得られた感圧複写用顕色シー
トを市販の上用紙と塗布面が対向するように重ね合わせ
て、5℃の条件下で1時間冷却した後、同温度条件下に
おいてドットインパクトプリンター(NEC社製:PC
−PR201/65)を使用して印字発色させ、発色1
0秒後の発色濃度をマクベス濃度計(大日本スクリーン
社製:DM−620)を使用して測定した。続けて、発
色させたこれらの顕色シートを常温(24℃)の条件下
に移し24時間経過後の発色濃度をマクベス濃度計(大
日本スクリーン社製:DM−620)を使用して測定し
た(数値が大きいほど発色濃度が濃い)。なお、低温初
期発色性については、上記条件で発色濃度が0.4以上
であるであれば、低温初期発色性は良好であると判断し
た。
<表面強度>RI印刷適性試験機(明製作所製)を使用
して、東洋インキ製タックバリュー26のオフセット用
印刷インキを顕色シート塗工面に印刷し、ピッキング状
態を目視により判定した。○…ピッキングほとんど発生
しない、×…ピッキングわずかに発生する。
【0033】
【表1】
【0034】表1の結果から明らかなように、実施例1
〜4は低温初期発色速度に優れ、また発色濃度及び顕色
層の表面強度においても良好である。
【0035】これに対し比較例1はバインダーとしてス
チレン−ブタジエン共重合体を用いている例であり、ガ
ラス転移温度に関わらず低温初期発色性において著しく
実施例に劣る。また、比較例2はガラス転移温度が−1
℃のアクリロニトリル−ブタジエン共重合体を用いてい
る例であるが、低温初期発色性に劣る。比較例4はガラ
ス転移温度が−3℃のアクリロニトリル−ブタジエン共
重合体を用いている例であるが、低温初期発色性に劣
る。比較例3はガラス転移温度が−55℃のアクリル酸
エステル共重合体を用いている例であるが、塗料安定性
が著しく低く顕色シートの作成ができなかった。
【0036】
【発明の効果】本発明の感圧複写用顕色シートは、低温
初期発色性に優れ、かつ発色濃度及び顕色層の表面強度
においても良好な感圧複写用顕色シートである。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a pressure-sensitive copying paper, and more particularly, to a pressure-sensitive copying color developing sheet excellent in low-temperature initial color development. It is. 2. Description of the Related Art It has long been known to obtain a color image by a contact reaction between an electron-donating colorless organic compound (hereinafter referred to as a color former) and an electron-accepting organic compound (hereinafter referred to as a color developer). Known from. There is pressure-sensitive copying paper as a specific use of this phenomenon. [0003] Such pressure-sensitive copying paper is used for various kinds of slips,
It is widely used like tickets and computer paper, and is especially used for applications and contracts in the credit and insurance industries. In a mechanism for obtaining a color image by a contact reaction, the quality required of a color developing sheet provided with a color developing agent includes a high initial color developing speed, a high color density, and a reduction in stains. Less, good light resistance, chemical resistance, water resistance, etc. of the color image, good light resistance and nitrogen oxide resistance of the color developing layer, no decrease in color developer capacity during storage That the surface of the color developing layer further has good printability such as offset, letterpress, and flexo, and the like.In particular, it is desired that the initial color developing speed is high, and as a method for improving the initial color developing speed, the following method is used. It has been known. 1) A method of improving the transfer efficiency of an oily substance in which a color former has been dissolved to a color developing layer by adding a white pigment to the color developing layer. 2) A method of increasing the specific surface area by adding calcium carbonate having a small particle size as a pigment to improve the transfer efficiency of an oily substance in which a coloring agent is dissolved to a color developing layer. However, in the method of 1), in which the coloring rate is improved by increasing the compounding ratio of the pigment having high oil absorption, the binding force of the color developing layer is reduced by increasing the compounding ratio. When printing, problems such as powder dropping of the coating layer and pilling are likely to occur. On the other hand, when the amount of the binder is increased as a countermeasure against the decrease in the binding force, there is a problem that the coloring speed is reduced. In the method 2), since the binding strength of the coating layer is reduced when the amount of the binder is increased due to an increase in the specific surface area, the amount of the binder must be increased, and as a result, the color development speed is also increased. Can not be prevented. As described above, in the conventional method, there is a problem that the surface strength of the color developing layer is reduced due to the improvement of the color developing speed, so that the printability is reduced. An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems and to provide a color developing sheet for pressure-sensitive copying excellent in low-temperature initial color development. [0010] The color-developing sheet for pressure-sensitive copying of the present invention, which has solved the above-mentioned problems, comprises a colorless electron-donating dye,
In a pressure-sensitive copy recording utilizing a color development reaction with an electron-accepting developer, at least one of the front and back surfaces of the support contains an electron-accepting organic compound, and has a glass transition temperature of -5 ° C to- A color developing layer comprising an acrylonitrile-butadiene-based latex and / or an acrylate-based latex at 50 ° C. is provided. Hereinafter, the present invention will be described in detail.
In the present invention, at least one of the support is provided with a color developing layer containing an acrylonitrile-butadiene-based latex and / or an acrylate-based latex having a glass transition temperature of −5 ° C. to −50 ° C., containing a color developer. Can be The developer contained in the color developing layer of the present invention can be selected from those usually used in the field of pressure-sensitive copying paper. That is, activated clay, acid clay, inorganic developer such as attapulgite, phenol-formaldehyde resin, polyvalent metal salt of salicylic acid derivative, polyvalent metal salt of terpene phenol resin, polyvalent metal salt of salicylic acid-containing copolymer, etc. However, the present invention is not limited thereto. Further, in the color developing layer of the present invention, various additives usually used in color developing sheets for pressure-sensitive copying can be used, if necessary, including pigments and binders. Specifically, inorganic pigments such as calcium carbonate, magnesium carbonate, kaolin, calcined kaolin, talc, barium sulfate, aluminum oxide (alumina), silicon oxide (silica), zinc oxide, satin white, titanium oxide, polystyrene, Organic pigments such as urea formaldehyde resin
As the binder, in combination with the above-mentioned acrylic latex, modified starches such as oxidized starch, enzymatic starch, urea phosphate starch, and alkylated starch; water-soluble proteins such as casein and gelatin; styrene-butadiene latex (SBR); Methacrylate-butadiene latex (MBR), vinyl acetate emulsion, acrylic emulsion, styrene-butadiene copolymer emulsion, polyvinyl alcohol, carboxymethylcellulose, methylcellulose, hydroxyethylcellulose, etc., semi-synthetic binders, other additives, An antifoaming agent, a foam inhibitor, a fluorescent brightener, a viscosity modifier, a dusting inhibitor, a lubricant, a waterproofing agent, an ultraviolet absorber, a preservative, and the like can also be used. The types and amounts of the color developer, pigment, binder, and other additives used in the present invention are determined according to the required quality of the coated paper, and are not particularly limited. In the present invention, the glass transition temperature is -5.
An acrylonitrile-butadiene-based latex and / or an acrylate-based latex at a temperature of from -50 ° C to -50 ° C are used for the color developing layer. In the present invention, the acrylonitrile-butadiene-based latex and / or the acrylate-based latex have a glass transition temperature of −5 ° C. to −50.
It needs to be in ° C. If the temperature exceeds -5 ° C, there is a problem that a sufficient low-temperature initial coloring speed cannot be obtained, and
If the temperature is lower than ℃, there is a problem that the stability of the paint is reduced. Acrylonitrile used in the present invention
Butadiene-based latex and acrylate-based latex have better adhesive strength and impact-peeling strength than other latexes, and good flexibility at low temperature. Because of its excellent properties,
It is considered that the low-temperature color developability of the developer can be improved. The developer layer coating solution applied to the support is appropriately adjusted by a conventionally known adjusting method. The adjusted coating liquid can be any of paper, synthetic paper, film, and the like, using a coater appropriately selected from known coaters such as a blade coater, an air knife coater, a bar coater, a roll coater, a curtain coater, and a guaia coater. And dried to obtain the desired color-developed sheet for pressure-sensitive copying. The amount of coating on the support varies depending on the type of developer used and the desired degree of color development, but is usually about 0.3 to 8 g / m 2 . If the amount is too small, sufficient low-temperature color developability cannot be obtained, and if the amount is too large, the color developing layer becomes thick and the copying ability decreases. Therefore, it is necessary to determine in consideration of low-temperature color developability and copying ability. The color former used in the pressure-sensitive copying developer sheet of the present invention includes triphenylmethane compounds, diphenylmethane compounds, triarylmethane compounds,
Fluoran compounds, thiazine compounds, oxazine compounds, xanthene compounds, spiropyran compounds,
Lactam compounds and the like. As a specific example, for example,
There are crystal violet lactone, 3-diethylamino-6-methyl-7-anilinofluoran, benzoylleucomethylene blue and the like, but there is no particular limitation. These color formers are either dissolved in a solvent and encapsulated, or dispersed in a binder solution, and used in the present invention. As the solvent, natural or synthetic oils can be used alone or in combination. For example, alkylated naphthalene, alkylated biphenyl, hydrogenated terphenyl, alkylated diphenylmethane, kerosene, naphtha,
There are paraffin oil, chlorinated paraffin, soybean oil, cottonseed oil and the like, but there is no particular limitation. As the support, conventionally known fiber materials can be used, and paper is preferably made from wood pulp as a main material. Wood pulp may be a mixture of synthetic fibers and synthetic pulp. Examples of the wood pulp include hardwood bleached pulp (LBKP), softwood bleached pulp (NBKP), mechanical pulp (C-GP), waste paper pulp (DIP), and the like. The wood pulp may contain a paper strength agent, a dye, a pigment, a pH adjuster, a preservative, a fungicide,
Flame retardants and water retention agents can be used alone or in combination of two or more. In the use form of the present invention, a coating solution having a structure in which a color developer layer and a color former layer are combined on the same surface of a support, or a color developer containing a color developer and an encapsulated color former is used. And a self-coloring type pressure-sensitive copying sheet having a mixed color developing layer (so-called self-contained type). The present invention will now be described with reference to Examples and Comparative Examples, which by no means limit the present invention. In the examples, “parts” and “%” indicate “parts by weight” and “% by weight”, respectively, unless otherwise specified. [Example 1] [Preparation of developer coating solution]
100 parts of a 0% aqueous dispersion is prepared, and 20 parts of a 40% dispersion of a zinc salt of a salicylic acid copolymer and 20 parts of an oxidized starch are prepared.
% Aqueous solution and 10 parts of an acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -20 ° C.) to obtain a developer coating solution. After applying the obtained coating liquid to a high-quality paper of 40 g / m 2 using a blade coater so that the solid content becomes 5 g / m 2 , the coating liquid is dried by heating under the conditions of 120 ° C. to 180 ° C. A color developer sheet was obtained. Example 2 The procedure of Example 1 was repeated except that the acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -20 ° C.) was replaced with an acrylate copolymer (glass transition temperature: -50 ° C.). Thus, a color-developed sheet for pressure-sensitive copying was obtained. Example 3 The procedure of Example 1 was repeated except that the acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -20 ° C.) was replaced with an acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -5 ° C.). Thus, a color-developed sheet for pressure-sensitive copying was obtained. Example 4 The procedure of Example 1 was repeated except that the acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -20 ° C.) was replaced with an acrylate copolymer (glass transition temperature: -30 ° C.). Thus, a color-developed sheet for pressure-sensitive copying was obtained. Comparative Example 1 The procedure of Example 1 was repeated except that the acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -20 ° C.) was replaced with a styrene-butadiene copolymer (glass transition temperature: -10 ° C.). Thus, a color-developed sheet for pressure-sensitive copying was obtained. Comparative Example 2 The procedure of Example 1 was repeated except that the acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -20 ° C.) was replaced with an acrylate copolymer (glass transition temperature: -1 ° C.). Thus, a color-developed sheet for pressure-sensitive copying was obtained. Comparative Example 3 The procedure of Example 1 was repeated except that the acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -20 ° C.) was replaced with the acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: −55 ° C.). Thus, a color-developed sheet for pressure-sensitive copying was obtained. Comparative Example 4 The procedure of Example 1 was repeated, except that the acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -20 ° C.) was replaced with the acrylonitrile-butadiene copolymer (glass transition temperature: -3 ° C.). Thus, a color-developed sheet for pressure-sensitive copying was obtained. The developed sheets for pressure-sensitive copying obtained in the above Examples and Comparative Examples were evaluated as follows, and the results are shown in Table 1. [Test Method] <Coloring Speed and Coloring Density> The obtained pressure-sensitive copying developer sheet is overlapped with a commercially available upper paper so that the coated surface faces each other, and cooled at 5 ° C. for 1 hour. After that, a dot impact printer (manufactured by NEC: PC
-PR201 / 65) to form a print color.
The color density after 0 seconds was measured using a Macbeth densitometer (DM-620, manufactured by Dainippon Screen). Subsequently, these color-developed sheets were transferred under normal temperature (24 ° C.) conditions, and the color density after 24 hours was measured using a Macbeth densitometer (DM-620, manufactured by Dainippon Screen Co., Ltd.). (The higher the numerical value, the higher the color density). In addition, regarding the low-temperature initial color developability, it was determined that the low-temperature initial color developability was good if the color density was 0.4 or more under the above conditions. <Surface strength> Using a printing suitability tester (manufactured by Akira Seisakusho), offset printing ink of Toyo Ink Tack Value 26 was printed on the coated surface of the developed color sheet, and the picking state was visually determined. …: Picking hardly occurs, x: Picking slightly occurs. [Table 1] As is clear from the results in Table 1, Example 1
Nos. 4 to 4 are excellent in low-temperature initial color development speed, and also in color development density and surface strength of the color developing layer. On the other hand, Comparative Example 1 is an example in which a styrene-butadiene copolymer is used as a binder, and is remarkably inferior to Examples in low-temperature initial color development regardless of the glass transition temperature. In Comparative Example 2, the glass transition temperature was -1.
This is an example in which an acrylonitrile-butadiene copolymer at a temperature of ° C. is used. Comparative Example 4 is an example using an acrylonitrile-butadiene copolymer having a glass transition temperature of −3 ° C., but is inferior in low-temperature initial color development. Comparative Example 3 is an example in which an acrylic ester copolymer having a glass transition temperature of -55 ° C was used, but the stability of the paint was extremely low, and a color developing sheet could not be produced. The color-developing sheet for pressure-sensitive copying of the present invention is a color-developing sheet for pressure-sensitive copying excellent in low-temperature initial color development, and also in color density and surface strength of the color developing layer. .
Claims (1)
との発色反応を利用した感圧複写記録において、支持体
の表面及び裏面のうち少なくとも一方に、電子受容性の
有機化合物を含有した、ガラス転移温度が−5℃〜−5
0℃のアクリロニトリル−ブタジエン系ラテックス及び
/またはアクリル酸エステル系ラテックスからなる顕色
層を設けたことを特徴とする感圧複写用顕色シート。Claims: 1. In a pressure-sensitive copying recording utilizing a color-forming reaction between an electron-donating colorless dye and an electron-accepting developer, at least one of a front surface and a back surface of a support is provided with an electron. Glass transition temperature of -5 ° C to -5 containing receptive organic compound
A color developing sheet for pressure-sensitive copying, comprising a color developing layer made of acrylonitrile-butadiene type latex and / or acrylate type latex at 0 ° C.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001252175A JP2003054124A (en) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | Color developing sheet for pressure-sensitive copying |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001252175A JP2003054124A (en) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | Color developing sheet for pressure-sensitive copying |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003054124A true JP2003054124A (en) | 2003-02-26 |
JP2003054124A5 JP2003054124A5 (en) | 2005-07-28 |
Family
ID=19080693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001252175A Withdrawn JP2003054124A (en) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | Color developing sheet for pressure-sensitive copying |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003054124A (en) |
-
2001
- 2001-08-23 JP JP2001252175A patent/JP2003054124A/en not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0060386B1 (en) | Color-developing sheet for pressure-sensitive recording sheet | |
US4416471A (en) | Color-developing sheet for pressure-sensitive recording sheet | |
JP2003054124A (en) | Color developing sheet for pressure-sensitive copying | |
JP3106460B2 (en) | Colored sheet for pressure-sensitive copying | |
JP3026365B2 (en) | Base paper for pressure-sensitive copying paper | |
JP2999788B2 (en) | Pressure sensitive copy paper for ink jet recording | |
JP3172990B2 (en) | Colored sheet for pressure-sensitive copying | |
JP3205982B2 (en) | Method of manufacturing color-developed sheet for pressure-sensitive copying | |
JP3029011B2 (en) | Carbonless copy paper | |
JP2956518B2 (en) | Colored sheet for pressure-sensitive copying | |
JP3284536B2 (en) | Pressure-sensitive recording paper | |
JPH0346312B2 (en) | ||
JP3191281B2 (en) | Colored paper for pressure-sensitive copying | |
JPH1016385A (en) | Development paper for pressure sensitive duplicate | |
JPS60190382A (en) | Color developing paper for pressure-sensitive copying paper | |
JPH02134282A (en) | Pressure-sensitive copy paper | |
JP2003266933A (en) | Pressure-sensitive recording paper | |
JPH0410975A (en) | Pressure sensitive copying sheet | |
JPH10258571A (en) | Color development paper for pressure-sensitive copying | |
JPH02134283A (en) | Pressure-sensitive copy paper | |
JP2007223061A (en) | Thermosensitive recording medium | |
JPH1178228A (en) | Pressure-sensitive copy paper and set therefor | |
JPH1016384A (en) | Development paper for pressure sensitive duplicate | |
JP2002347339A (en) | Pressure-sensitive recording paper and manufacturing method therefor | |
JPS63144082A (en) | Microcapsule sheet for pressure-sensitive recording |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041210 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041210 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20041210 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060413 |