JP2003052448A - 特に試供品として提供される製品の噴霧装置 - Google Patents

特に試供品として提供される製品の噴霧装置

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JP2003052448A
JP2003052448A JP2002140775A JP2002140775A JP2003052448A JP 2003052448 A JP2003052448 A JP 2003052448A JP 2002140775 A JP2002140775 A JP 2002140775A JP 2002140775 A JP2002140775 A JP 2002140775A JP 2003052448 A JP2003052448 A JP 2003052448A
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container
pressure
pouch
air
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Florent Duqueroie
デュクロワ フローラン
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    • A45D40/00—Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/0087—Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks for samples
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続して製品を噴霧することができる、大量
生産が容易で製造コストを最低にできる液体製品のため
の噴霧器が取り付けられている容器を提供する。 【解決手段】 本発明は化粧品のような液体製品を噴霧
するための装置（１）に関し、装置（１）はほぼ大気圧
で製品を含んでいる容器（２）を備え、その容器（２）
は実質的に形状記憶しない柔軟な壁がある。装置（１）
には噴霧器（３）が備え付けられて、容器の柔軟な壁に
働く圧力に応じて製品を噴霧しその圧力が働かなくなっ
たとき容器内に空気が入り込むこと防ぐための空気取り
込み防止要素（１４）が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体製品を包装
し、および噴霧の形態で分配する装置に関する。更に詳
細には、本発明は小型の噴霧器に関し、好適には使い捨
て可能で、香水または有害な太陽光線を防ぐための製品
等の化粧品の試供品の包装に適する。製品は好適には液
体だが、粒子の小さい粉末形態でもよい。
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】このタイ
プのディスペンサーは特にフランス特許出願公開第２７
７８６３９号、ヨーロッパ特許出願公開第０７６１３１
４号、フランス特許出願公開第２４４３９８０号または
米国特許第３８９７００５号または米国特許第３４１２
９０７号に記載されている。これらの装置には、製造コ
スト、使い勝手または発生可能な噴霧の質に関する少な
くとも一つの主な欠点がある。試供品は一般的に販売目
的ではないので、問題となるのは製造コストを最低限に
しなくてはならない点である。よって、構成要素が容易
に大量生産できかつ組み立て過程が単純な装置であるこ
とが重要である。さらに、出来るだけ良質の噴霧を発生
させることができなければならず、噴霧の特徴は出来る
だけ一定でなくてはならない。
【０００２】米国特許第４３２８９１２号は製品を分配
するための容器について開示している。噴出口の付近の
容器の一部が、噴出口に通じる通路を選択的に閉じるよ
う山を押し併せることの出来る半球の形状からなるバル
ブを形成している。分配するときには、半球の形状を復
元するためにバルブに逆向きに加圧することにより、容
器の壁に加わる圧力に応じて製品を供給することができ
る。このタイプの構造の重大な問題は、分配の度ごとに
分配された製品分の体積が同じ体積の空気に取って代わ
られるという点である。ゆえに、そのヘッド部を下にひ
っくり返さない限り、特に噴霧形態では、製品の出口
は、使用の度に噴霧を発生させることがだんだん困難に
なる。特に化粧品に関して、ヘッド部が下になるように
ひっくり返して分配するということは、最も不適切かつ
不便なことの一つであると言える。
【０００３】米国特許第５３３２１２１号および米国特
許第５１５６３００号は加圧可能な容器の中に配設され
た柔軟なポーチを備えている装置を開示している。製品
は柔軟なポーチの中に入っている。分配される製品の粘
性が非常に大きく、そして容器の噴出口の直径は、（製
品がケチャップ、マスタードまたはマヨネーズである場
合は普通ありえないことであるが、）製品を霧状に噴出
しようとしても実行不可能な大きさである。このよう
に、本発明の目的の一つは、従来の装置について述べた
問題の一部または全部を解決するこのタイプの噴霧装置
を提供することである。特に、大量生産が容易で製造コ
ストを最低にしたこのタイプの装置を提供することが本
発明の目的である。
【０００４】本発明の更なる目的としては、品質が申し
分ないばかりでなく、個々の装置によってその品質が変
わることのないような、このタイプの装置を提供するこ
とである。また更なる目的については、以下の詳細な記
述で明らかにする。本発明によると、これらの目的は、
ほぼ大気圧で製品を収容するための、実質的には形状記
憶しない柔軟な壁のある容器と、容器の柔軟な壁への加
圧に応じて製品を噴霧する噴霧要素と、その加圧が止め
られたとき容器の内部に空気が入ることを防ぐための空
気取り込み防止要素を備えている、例えば化粧品等の液
体製品を噴霧するための装置を提供することで達成され
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】「噴霧」とは、霧状の細
かい小滴または粒子を発射することを意味するものとし
て理解される。典型的には、粒子または小滴の平均的な
大きさは１ｍｍ以下であることが好ましい。好適には、
大きくても数百μｍ程度である。更に好適には５μｍか
ら２００μｍである。容器の柔軟な壁が実質的には形状
記憶しないということは、製品の噴霧を発生させるため
の加圧が止められたとき、壁はほぼ変形した形状のまま
に留まり、圧力が加わる前の形状に戻ろうとはしないと
いう事実を反映する。
【０００６】本発明で使用される容器は、このタイプの
特徴により、例えばポリエチレン製の、特にボトルまた
は管状に形成された、噴出口から製品の噴霧を発生させ
るために壁を変形させることができるタイプの容器とは
区別される。後者の容器の場合、壁への加圧が止められ
ると、該壁はその弾性により、ほぼ変形する前の形状に
戻る生来の性向がある。ゆえに、増加した容器の体積を
補うために容器内に空気が吸い込まれる。噴霧器として
も知られる噴霧要素は、少なくとも一つの噴出口が横に
あいている、特にノズルの形態の構造を備え、その噴出
口から十分に細かい小滴が霧状に噴霧される。ノズルに
は様々な種類があり、一部のタイプには、液体の更に細
かい粒子を生じさせるために、噴出口への液体の上昇を
促進するための一つ以上の螺旋状の溝がある。
【０００７】製品が噴出される噴出口は典型的には直径
が０．２ｍｍから１ｍｍで、好適には０．２ｍｍから
０．７ｍｍである。従って、本発明の有利な特徴によ
り、充填の際製品が容器の全体またはほぼ全体を占める
ようにすることにより、容器の柔軟な壁にかかる圧力は
実質的に製品全体に伝わり、そして噴霧装置に伝わって
上述の方法で噴霧される。したがって、空気のために力
が無駄に使われることはない。よって製品の噴霧状での
分配は、容器に残っている製品の量にも使用する際の位
置にも影響されること無く、容易に達成される。実際、
容器を形成している素材が形状記憶しないまたは事実上
形状記憶していないということは、容器の壁への加圧が
止んだとき、空気が容器内に入り込むことを阻止する空
気取り込み防止要素と協働して、製品が永久に実質的に
容器の全体積を占めるという形態である事を意味する。
従って、消費者が容器の壁を再び押すと、即座に噴霧で
きる。
【０００８】装置は好適には、圧力が直接壁に作用し壁
の内側は噴霧される製品に接触するように設計される。
容器の慣性は大幅に縮小されているので、特に噴霧状で
の分配が容易になる。製品に突然圧力が伝わるときには
特に楽になる。柔軟な壁は、熱可塑性または金属の材料
の少なくとも一つの層または、そのような材料を基材と
する複層の複合体の材料で形成され、容器は管、ポーチ
または小袋の形態で形成される。
【０００９】容器は、好ましくは２枚のシートを重ね合
わせ縁を接着または溶着した小袋の形態で形成される。
空気取り込み防止要素は一方向にのみ開くバルブの形態
で形成され、容器内部の過剰圧力に応じて製品を出し、
その過剰圧力が緩和されたとき容器内に空気が入ること
を防止する。このタイプのバルブ（空気取り込み防止要
素）は、シリコン、天然または合成ラテックス、ＥＰＤ
Ｍ、ポリウレタンまたは柔軟なポリ塩化ビニル（ＰＶ
Ｃ）のような、熱可塑性物質または架橋エラストマーで
作られる。
【００１０】一方向に開く空気取り込み防止要素とノズ
ルが一体で形成されると、寸法合わせ、および位置合わ
せはより精密になる。或いは、ノズルとバルブを、例え
ば異なる材料からなる、２つの異なる部分として形成し
てもよい。噴霧装置は、好適には熱を用いた接着または
溶着で容器に固定できる。本発明による装置は特に、例
えば香水または有害な太陽光線を防ぐための製品など、
化粧品の試供品の包装および噴霧に適している。
【００１１】上記の特徴とは別に、本発明は、添付の図
面を参照して説明する非限定的な実施形態に関して以下
に記載する特徴を有する。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１（ａ）で全体図が、図１
（ｂ）で断面図が描かれている装置１は、金属／プラス
チックの複合体（PET／alu／PET）を材料として形成さ
れた２枚のシートを重ね合わせ、周縁を接着または溶着
で結合させて作った長方形の小袋２の形態で形成され
る。噴霧ヘッド（噴霧器）３は例えば接着によって、２
枚のシートそれぞれの上縁部に固定される。噴霧ヘッド
３は円筒形の一般的な形状で小袋２の内部に配設される
部分を含む。他の部分は小袋の外に出ている。噴霧ヘッ
ド３は外側の表面に外側スカート部４を備え、小袋２の
上縁部の対応する部分と接着されている。
【００１３】小袋２の内部に含まれる製品と連通するよ
うに、小袋２の内部に配設されるスカート部４の末端は
開端である。小袋２の外側にあるもう一方の端は、横断
壁５で閉じられている。小袋２の外側にある部分で、外
側スカート部４には開口６があり、開口６は噴霧ヘッド
３の軸Ｘに実質的に垂直な軸Ｙ方向を向いたハウジング
７の末端に形成される。ハウジング７の開口６と反対の
端は、底部８で閉じられている。
【００１４】噴霧ヘッド３は特にポリエチレンやポリプ
ロピレンといった熱可塑性物質で形成される。底部８か
ら突出しているスタッド９は実質的にはハウジング７の
軸Ｙに沿っている。スタッド９の自由端は開口６のある
面に比べて僅かに後方に位置している。スタッド９は中
柱を形成し、ノズル１０の内側とで、噴出口１１を通過
する液体を加速するための一つ以上の螺旋状の溝を備え
る空間を画定し、その空間はノズル１０を横断しハウジ
ング７の軸方向に形成されている。螺旋状の溝を備える
空間および噴出口１１には、ハウジング７の底部８を横
断している流路１２を介して製品が選択的に供給され
る。ノズルは、例えばポリエチレンまたはポリプロピレ
ンで作られる。
【００１５】ノズル１０は噴霧ヘッド３に、接着、溶
着、締結またはスナップ嵌合など、任意の適切な方法で
取り付けられている。ノズル１０の内側部分はスカート
部１３を含み、該スカート部１３の自由端は、ハウジン
グ７の底部８に係合しているエラストマー素材の環状要
素（空気取り込み防止要素）１４を、流路１２に向かい
合う位置で支持している。このように支持されるので、
環状要素１４は一方向に開くバルブとして機能し、小袋
２に含まれる製品に圧力がかけられたとき、製品が流路
１２を通過できるようにハウジング７の方向に曲がるこ
とも可能である。製品は螺旋状の溝を備える空間を通っ
て、噴出口１１から噴霧される。逆に、小袋２に過剰な
圧力がかからないとき、バルブ１４の外縁部はハウジン
グ７の底部８により形成される環状台座部１５に当たっ
ており、バルブ１４は他の向きには開くことが出来な
い。従って、特に製品の分配が終了したとき、流路１２
から小袋２の中へ空気が吸い込まれることはありえな
い。
【００１６】小袋２の中身を噴霧する際、使用者は図２
（ａ）に図示されているような方法で小袋２の壁をその
中心平面に対して垂直に押す。小袋の壁に加えられた力
はすべて、実質的に小袋２の全体積を占める液体に伝わ
る。製品による圧力で、バルブ１４はハウジング７の底
部８を横断する流路１２を部分的に開けるためハウジン
グ７の方向へ曲がる（図２（ｂ））。このようにして製
品はハウジング７内に入り、ノズル１０と中柱（スタッ
ド）９で画定された螺旋状の溝のある空間に入る。そし
て液体は噴出口１１から霧状の細かい小滴として噴霧さ
れる。
【００１７】小袋２の壁への加圧が止められたとき、バ
ルブ１４は弾性によって元に戻り、台座部１５に当た
り、それにより、空気が小袋２へ入り込むのを阻止す
る。小袋２の壁には実質的には弾力がないので、加圧に
よる変形は保たれる。従って、小袋２の中身の一部を分
配した後も、液体は引き続き小袋のほぼ全体積を占め
る。ゆえに、その後の使用の際も、引き続き良質の噴霧
を即座に行うことが出来る。以上の詳細な説明では、幾
つかの本発明の好ましい実施形態を説明した。特許請求
の範囲に記載された本発明の精神から逸脱せず、これら
に変形を施すことができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１（ａ）および図１（ｂ）はそれぞれ、噴霧
していない状態における、本発明の好適な実施例の全体
図及びヘッド部分の断面図である。
【図２】図２（ａ）および図２（ｂ）はそれぞれ、分配
している状態における、図１（ａ）および図１（ｂ）の
対応図である。
【符号の説明】
１ 装置 ２ 容器 ３ 噴霧ヘッド（噴霧器） ４ 外側スカート部 ５ 横断壁 ６ 開口 ７ ハウジング ８ 底部 ９ スタッド（中柱） １０ ノズル １１ 噴出口 １２ 流路 １３ スカート部 １４ 空気取り込み防止要素（環状要素、バルブ） １５ 台座部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１４年６月１７日（２００２．６．１
７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 液体の化粧品を噴霧するための装置で、
    ほぼ大気圧で製品を収容する容器を備え、該容器は実質
    的に形状記憶しない柔軟な壁を有し、装置には該容器の
    柔軟な壁に働く圧力に応じて製品を噴霧するための噴霧
    器が取り付けられており、該圧力がやんだ後容器の内部
    に空気が入ることを防ぐための空気取り込み防止要素が
    設けられている装置。
  2. 【請求項２】 前記圧力は直接前記柔軟な壁に作用し、
    該壁の内表面は製品に接触している形態であることを特
    徴とする、請求項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】 柔軟な壁は熱可塑性または金属の材料か
    らなる少なくとも一つの層で形成され、容器は管または
    ポーチまたは小袋の形態で形成されることを特徴とする
    請求項１または２に記載の装置。
  4. 【請求項４】 製品は、直径が０．２ｍｍから１ｍｍの
    少なくとも一つの噴出口から噴霧されることを特徴とす
    る請求項１ないし３のいずれか１項に記載の装置。
  5. 【請求項５】 製品は、直径が０．２ｍｍから０．７ｍ
    ｍの少なくとも一つの噴出口から噴霧されることを特徴
    とする請求項１ないし４のいずれか１項に記載の装置。
  6. 【請求項６】 空気取り込み防止要素は、容器内の過剰
    圧力に応じて製品を出し、該過剰圧力が緩和されたとき
    容器の内部に空気が入ることを防ぐような、一方向に開
    くバルブの形態で形成されることを特徴とする請求項１
    ないし５のいずれか１項に記載の装置。
  7. 【請求項７】 空気取り込み防止要素は、シリコン、天
    然または合成ラテックス、ＥＰＤＭ、ポリウレタン、柔
    軟なポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）のような熱可塑性物質ま
    たは架橋エラストマーで作られることを特徴とする請求
    項６に記載の装置。
  8. 【請求項８】 一つ以上の螺旋状の溝を備えた形態など
    の、ノズル内部に設けられた少なくとも一つの噴出口か
    ら製品が噴霧されることを特徴とする請求項１ないし７
    のいずれか１項に記載の装置。
  9. 【請求項９】 噴霧器は容器に、好適には熱を用いて、
    接着または溶着によって固定されることを特徴とする請
    求項１ないし８のいずれか１項に記載の装置。
  10. 【請求項１０】香水または有害な太陽光線を防ぐための
    製品などの化粧品の試供品を包装および噴霧するための
    請求項１ないし９いずれか１項に記載の装置の使用。
JP2002140775A 2001-05-15 2002-05-15 特に試供品として提供される製品の噴霧装置 Pending JP2003052448A (ja)

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US (1) US6742724B2 (ja)
EP (1) EP1264639A1 (ja)
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