JP2003052022A - 再生データの属性情報を利用して再生データを適切に再生するシステム及びその再生方法 - Google Patents

再生データの属性情報を利用して再生データを適切に再生するシステム及びその再生方法

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JP2003052022A
JP2003052022A JP2002164424A JP2002164424A JP2003052022A JP 2003052022 A JP2003052022 A JP 2003052022A JP 2002164424 A JP2002164424 A JP 2002164424A JP 2002164424 A JP2002164424 A JP 2002164424A JP 2003052022 A JP2003052022 A JP 2003052022A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオデータを表示する際に、そのビデオデ
ータに付与されているビデオデータ属性に基づいて、任
意にビデオデータの出力方式を変更することができる再
生装置を提供するにある。 【解決手段】 再生の対象としてのビデオデータは、光
ディスク10の情報記録領域28内に確保されたビデオ
タイトルセット(VTS)72のファイルに格納されて
いる。このVTS72の先頭領域には、当該VTS72
を管理するVTS情報(VTSI)94が記述されてい
る。このVTSI94には、VTSI94の管理為のテ
ーブル(VTSI_MAT)98が設けられ、このVT
SI_MAT98には、当該VTS72に格納されたビ
デオデータに固有の属性(VTS_V_ATR)が記述
されている。このVTSI_MATを参照することによ
って再生されるべきビデオデータが再生システムでセッ
トされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、再生データのビ
デオ属性情報を利用して再生データを適切に再生するシ
ステム及びその再生方法に係り、特に、特定のビデオ属
性を有する再生データを獲得して再生システムに好適な
再生データに変換することができる再生システム及びそ
の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像(ビデオデータ)や音声(オ
ーディオデータ)等のデータをディジタルで記録した光
ディスクを再生する動画対応光ディスク再生装置が開発
されており、たとえば、映画ソフトやカラオケ等の再生
装置として広く利用されている。一般に知られている光
ディスクとしてコンパクトディスク、いわゆる、CDが
既に開発されているが、このような光ディスクは、その
記憶容量の点から長時間に亘るムービーデータを記録
し、再生することは困難であるとされている。このよう
な観点から、ムービーデータをも高密度記録可能な光デ
ィスクが研究され、開発されつつある。
【0003】このような高密度記録可能な光ディスクが
出現するに伴い、このような光ディスクには、選択可能
なビデオデータ等を複数個記録することが可能となり、
また、複数のオーディオストーリームを記録すること
で、一つのビデオに異なる音声を対応づけることがで
き、さらに、複数の副映像ストーリームを記録すること
で、例えば、言語の種類が異なる字幕などを選択して表
示することができる。
【0004】また、近年では、動画に対するデータ圧縮
方式がMPEG(Moving Picture Ex
pert Group) 方式として国際標準化される
に至っている。このMPEG方式はビデオデータを可変
圧縮する方式である。また、現在MPEG2方式が国際
標準化されつつあり、これに伴ってMPEG2圧縮方式
に対応したシステムフォーマットもMPEG2システム
レーヤとして規定されている。このシステムレーヤとし
ては、ビデオデータを表示する際のデータとしての、フ
レームレート情報や表示アスペクト比等が規定されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、MPEG2に
対応するデコーダで圧縮されたビデオデータを伸長した
際に、ソースフレームレートと表示フレームレートが異
なっていた場合や、ソースアスペクト比と表示アスペク
ト比が異なっていた場合、ソースとしての表示装置に合
った変換を行う必要がある。ところが、従来は、MPE
G2システムレーヤで規定されている表示の変換しか行
えず、ビデオデータの出力方式を変更することができ
ず、有効に使い分けることができないという問題があ
る。
【0006】この発明は、上述した事情に鑑みなされた
ものであって、その目的は、ビデオデータを表示する際
に、そのビデオデータに付与されているビデオデータ属
性に基づいて、任意にビデオデータの出力方式を変更す
ることができる再生装置を提供するにある。
【0007】また、この発明の目的は、ビデオデータを
表示する際に、そのビデオデータに付与されているビデ
オデータ属性に基づいて、任意にビデオデータの出力方
式を変更することができる再生方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、再生
情報領域からビデオデータ及び再生情報を検索する検索
手段と、ビデオ属性に夫々対応して設けられ、検索され
たビデオデータをビデオ信号に変換する変換部と、検索
されたビデオ属性情報に従って変換部の変換部を選択す
る選択手段と、変換部で変換されたビデオ信号を再生す
る再生手段と、から構成され、ビデオデータが格納され
ている再生データ領域と前記格納されているビデオデー
タ自体に関する管理情報及びビデオデータの再生手順に
関する再生情報が記述され再生情報領域であって、前記
管理情報は、ビデオデータビデオ信号に変換する為に必
要なビデオデータに固有のビデオ属性に関する情報を含
む再生情報領域とを有する記録媒体からビデオデータを
再生するシステムが提供される。
【0009】また、この発明によれば、再生情報領域か
らビデオデータ及び再生情報を検索する工程と、検索さ
れたビデオ属性情報に従って変換方法を選択する工程
と、選択された変換方法で検索されたビデオデータをビ
デオ信号に変換する工程と、変換されたビデオ信号を再
生する再生工程と、から構成され、ビデオデータが格納
されている再生データ領域と前記格納されているビデオ
データ自体に関する管理情報及びビデオデータの再生手
順に関する再生情報が記述され再生情報領域であって、
前記管理情報は、ビデオデータビデオ信号に変換する為
に必要なビデオデータに固有のビデオ属性に関する情報
を含む再生情報領域とを有する記録媒体からビデオデー
タを再生する方法が提供される。
【0010】この発明によれば、時系列的に再生対象と
され、その各々が一定時間範囲内で再生されるべき複数
のビデオデータユニットであって、そのデータユニット
がビデオデータを圧縮してパケット化した複数のデータ
パック列から構成されるビデオデータを生成すると共に
そのビデオデータ自体に関する管理情報並びにその再生
手順を指定する再生管理データを生成する手段であって
前記管理情報は、ビデオデータをビデオ信号に変換する
為に必要なビデオデータに固有のビデオ属性に関する情
報を含む生成手段と、及び再生管理データを転送した後
にビデオデータユニットを転送する手段と、ビデオ属性
に夫々対応して設けられ、転送されたビデオデータユニ
ットをビデオ信号に変換する変換部と、転送された再生
管理データのビデオ属性情報に従って変換部の変換部を
選択する選択手段と、変換部で変換されたビデオ信号を
再生する再生手段と、から構成される再生データを転送
する通信システムが提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例に係る光ディスク及び光ディスク再生装置を説明
する。
【0012】図1は、この発明の一実施例に係る光ディ
スクからデータを再生する光ディス再生装置のブロック
を示し、図2は、図1に示された光ディスクをドライブ
するクドライブ部のブロックを示し、図3及び図4は、
図1及び図2に示した光ディスクの構造を示している。
【0013】図1に示すように光ディスク再生装置は、
キー操作/表示部4、モニタ部6及びスピーカ部8を具
備している。ここで、ユーザーがキー操作/表示部4を
操作することによって光ディスク10から記録データが
再生される。記録データは、ビデオデータ、副映像デー
タ及び音声データを含み、これらは、ビデオ信号及びオ
ーディオ信号に変換される。モニタ部6は、ビデオ信号
によってビデオを表示し、スピーカ部8は、オーディオ
信号によって音声を発生している。
【0014】既に知られるように光ディスク10は、種
々の構造がある。この光ディスク10には、例えば、図
3に示すように、高密度でデータが記録される読み出し
専用ディスクがある。図3に示されるように光ディスク
10は、一対の複合層18とこの複合ディスク層18間
に介挿された接着層20とから構成されている。この各
複合ディスク層18は、透明基板14及び記録層、即
ち、光反射層16から構成されている。このディスク層
18は、光反射層16が接着層20に接触するように配
置される。この光ディスク10には、中心孔22が設け
られ、その両面の中心孔22の周囲には、この光ディス
ク10をその回転時に押さえる為のクランピング領域2
4が設けられている。中心孔22には、光ディスク装置
にディスク10が装填された際に図2に示されたスピン
ドルモータ12のスピンドルが挿入され、ディスクが回
転される間、光ディスク10は、そのクランピング領域
24でクランプされる。
【0015】図3に示すように、光ディスク10は、そ
の両面のクランピング領域24の周囲に光ディスク10
に情報を記録することができる情報領域25を有してい
る。各情報領域25は、その外周領域が通常は情報が記
録されないリードアウト領域26に、また、クランピン
グ領域24に接するその内周領域が同様に、通常は情報
が記録されないリードイン領域27に定められ、更に、
このリードアウト領域26とリードイン領域27との間
がデータ記録領域28に定められている。
【0016】情報領域25の記録層16には、通常、デ
ータが記録される領域としてトラックがスパイラル状に
連続して形成され、その連続するトラックは、複数の物
理的なセクタに分割され、そのセクタには、連続番号が
付され、このセクタを基準にデータが記録されている。
情報記録領域25のデータ記録領域28は、実際のデー
タ記録領域であって、後に説明するように再生情報、ビ
デオデータ、副映像データ及びオーディオデータが同様
にピット(即ち、物理的状態の変化)として記録されて
いる。読み出し専用の光ディスク10では、透明基板1
4にピット列が予めスタンパーで形成され、このピット
列が形成された透明基板14の面に反射層が蒸着により
形成され、その反射層が記録層16として形成されるこ
ととなる。また、この読み出し専用の光ディスク10で
は、通常、トラックとしてのグルーブが特に設けられ
ず、透明基板14の面に形成されるピット列がトラック
として定められている。
【0017】このような光ディスク装置12は、図1に
示されるように更にディスクドライブ部30、システム
CPU部50、システムROM/RAM部52、システ
ムプロッセッサ部54、データRAM部56、ビデオデ
コータ部58、オーディオデコーダ部60、副映像デコ
ーダ部62及びD/A及びデータ再生部64から構成さ
れている。
【0018】図2に示すようにディスクドライブ部30
は、モータドライブ回路11、スピンドルモータ12、
光学ヘッド32(即ち、光ピックアップ)、フィードモ
ータ33、フォ―カス回路36、フィードモータ駆動回
路37、トラッキング回路38、ヘッドアンプ40及び
サーボ処理回路44を具備している。光ディスク10
は、モータ駆動回路11によって駆動されるスピンドル
モータ12上に載置され、このスピンドルモータ12に
よって回転される。光ディスク10にレーザビームを照
射する光学ヘッド32が光ディスク10の下に置かれて
いる。また、この光学ヘッド32は、ガイド機構(図示
せず)上に載置されている。フィードモータ駆動回路3
7がフィードモータ33に駆動信号を供給する為に設け
られている。モータ33は、駆動信号によって駆動され
て光学ヘッド32を光ディスク10の半径方向に移動し
ている。光学ヘッド32は、光ディスク10に対向され
る対物レンズ34を備えている。対物レンズ34は、フ
ォ―カス回路36から供給される駆動信号に従ってその
光軸に沿って移動される。
【0019】上述した光ディスク10からデータを再生
するには、光学ヘッド32が対物レンズ34を介してレ
ーザビームを光ディスク10に照射される。この対物レ
ンズ34は、トラッキング回路38から供給された駆動
信号に従って光ディスク10の半径方向に微動される。
また、対物レンズ34は、その焦点が光ディスク10の
記録層16に位置されるようにフォーカシング回路36
から供給された駆動信号に従ってその光軸方向に沿って
微動される。その結果、レーザビームは、最小ビームス
ポットをスパイラルトラック(即ち、ピット列)上に形
成され、トラックが光ビームスポットで追跡される。レ
ーザビームは、記録層16から反射され、光学ヘッド3
2に戻される。光ヘッド32では、光ディスク10から
反射された光ビームを電気信号に変換し、この電気信号
は、光ヘッド32からヘッドアンプ40を介してサーボ
処理回路44に供給される。サーボ処理回路44では、
電気信号からフォ―カス信号、トラッキング信号及びモ
ータ制御信号を生成し、これらの信号を夫々フォ―カス
回路36、トラッキング回路38、モータ駆動回路11
に供給している。
【0020】従って、対物レンズ34がその光軸及び光
ディスク10の半径方向に沿って移動され、その焦点が
光ディスク10の記録層16に位置され、また、レーザ
ビームが最小ビームスポットをスパイラルトラック上に
形成する。また、モータ駆動回路11によってスピンド
ルモータ12が所定の回転数で回転される。その結果、
光ディスク10のピット列が光ビームで線速一定で追跡
される。
【0021】図1に示されるシステムCPU部50から
アクセス信号としての制御信号がサーボ処理回路44に
供給される。この制御信号に応答してサーボ処理回路4
4からヘッド移動信号がフィードモータ駆動回路37に
供給されてこの回路37が駆動信号をフィードモータ3
3に供給することとなる。従って、フィードモータ33
が駆動され、光ヘッド32が光ディスク10の半径方向
に沿って移動される。そして、光学ヘッド32によって
光ディスク10の記録層16に形成された所定のセクタ
がアクセスされる。再生データは、その所定のセクタか
ら再生されて光学ヘッド32からヘッドアンプ40に供
給され、このヘッドアンプ40で増幅され、ディスクド
ライブ部30から出力される。
【0022】出力された再生データは、システム用RO
M及びRAM部52に記録されたプログラムで制御され
るシステムCPU部50の管理下でシステムプロセッサ
部54によってデータRAM部56に格納される。この
格納された再生データは、システムプロセッサ部54に
よって処理されてビデオデータ、オーディオデータ及び
副映像データに分類され、ビデオデータ、オーディオデ
ータ及び副映像データは、夫々ビデオデコーダ部58、
オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ部62に
出力されてデコードされる。デコードされたビデオデー
タ、オーディオデータ及び副映像データは、D/A及び
再生処理回路64でアナログ信号としてのビデオ信号、
オーディオ信号に変換されるとともにビデオ信号がモニ
タ6に、また、オーディオ信号がスピーカ部8に夫々供
給される。その結果、ビデオ信号及び副映像信号によっ
てモニタ部6にビデオが表示されるとともにオーディオ
信号によってスピーカ部8から音声が再現される。
【0023】図1に示す光ディスク装置の詳細な動作に
ついては、次に説明する光ディスク10の論理フォーマ
ットを参照して後により詳細に説明する。
【0024】図1に示される光ディスク10のリードイ
ンエリア27からリードアウトエリア26までのデータ
記録領域28は、図4に示されるようなボリューム及び
ファイル構造を有している。この構造は、論理フォーマ
ットとして特定の規格、例えば、マイクロUDF(mi
cro UDF)及びISO9660に準拠されて定め
られている。データ記録領域28は、既に説明したよう
に物理的に複数のセクタに分割され、その物理的セクタ
には、連続番号が付されている。下記の説明で論理アド
レスは、マイクロUDF(micro UDF)及びI
SO9660で定められるように論理セクタ番号(LS
N)を意味し、論理セクタは、物理セクタのサイズと同
様に2048バイトであり、論理セクタの番号(LS
N)は、物理セクタ番号の昇順とともに連続番号が付加
されている。
【0025】図4に示されるようにこのボリューム及び
ファイル構造は、階層構造を有し、ボリューム及びファ
イル構造領域70、ビデオマネージャー(VMG)7
1、少なくとも1以上のビデオタイトルセット(VT
S)72及び他の記録領域73を有している。これら領
域は、論理セクタの境界上で区分されている。ここで、
従来のCDと同様に1論理セクタは、2048バイトと
定義されている。同様に、1論理ブロックも2048バ
イトと定義され、従って、1論理セクタは、1論理ブロ
ックと定義される。
【0026】ファイル構造領域70は、マイクロUDF
及びISO9660に定められる管理領域に相当し、こ
の領域の記述を介してビデオマネージャー71がシステ
ムROM/RAM部52に格納される。ビデオマネージ
ャー71には、図5を参照して説明するようにビデオタ
イトルセットを管理する情報が記述され、ファイル#0
から始まる複数のファイル74から構成されている。ま
た、各ビデオタイトルセット(VTS)72には、後に
説明するように圧縮されたビデオデータ、オーディオデ
ータ及び副映像データ及びこれらの再生情報が格納さ
れ、同様に複数のファイル74から構成されている。こ
こで、複数のビデオタイトルセット72は、最大99個
に制限され、また、各ビデオタイトルセット72を構成
するファイル74(File#jからFile#j+1
1)の数は、最大12個に定められている。これらファ
イルも同様に論理セクタの境界で区分されている。
【0027】他の記録領域73には、上述したビデオタ
イトルセット72を利用可能な情報が記録されている。
この他の記録領域73は、必ずしも設けられなくとも良
い。
【0028】図5に示すようにビデオマネージャー71
は、夫々が各ファイル74に相当する3つの項目を含ん
でいる。即ち、ビデオマネージャー71は、ビデオマネ
ージャー情報(VMGI)75、ビデオマネージャーメ
ニューの為のビデオオブジェクトセット(VMGM_V
OBS)76及びビデオマネージャー情報のバックアッ
プ(VMGI_BUP)77から構成されている。ここ
で、ビデオマネージャー情報(VMGI)75及びビデ
オマネージャー情報のバックアップ77(VMGI_B
UP)77は、必須の項目とされ、ビデオマネージャー
メニューの為のビデオオブジェクトセット(VMGM_
VOBS)76は、オプションとされている。このVM
GM用のビデオオブジェクトセット(VMGM_VOB
S)76には、ビデオマネージャー71が管理する当該
光ディスク中のボリュームに関するメニューのビデオデ
ータ、オーディオデータ及び副映像データが格納されて
いる。
【0029】このVMGM用のビデオオブジェクトセッ
ト(VMGM_VOBS)76によって後に説明される
ビデオの再生のように当該光ディスクのボリューム名、
ボリューム名表示に伴う音声及び副映像の説明が表示さ
れるとともに選択可能な項目が副映像で表示される。例
えば、VMGM用のビデオオブジェクトセット(VMG
M_VOBS)76によって当該光ディスクがあるボク
サーのワールドチャンピョンに至るまでの試合を格納し
たビデオデータである旨、即ち、ボクサーXの栄光の歴
史等のボリューム名とともにボクサーXのファイティン
グポーズがビデオデータで再生されるとともに彼のテー
マソングが音声で表示され、副映像で彼の年表等が表示
される。また、選択項目として試合のナレーションを英
語、日本語等のいずれの言語を選択するかが問い合わさ
れるとともに副映像で他の言語の字幕を表示するか、ま
た、いずれの言語の字幕を選択するか否かが問い合わさ
れる。このVMGM用のビデオオブジェクトセット(V
MGM_VOBS)76によってユーザーは、例えば、
音声は、英語で副映像として日本語の字幕を採用してボ
クサーXの試合のビデオを鑑賞する準備が整うこととな
る。
【0030】ここで、図6を参照してビデオオブジェク
トセット(VOBS)82の構造について説明する。図
6は、ビデオオブジェクトセット(VOBS)82の一
例を示している。このビデオオブジェクトセット(VO
BS)82には、2つのメニュー用及びタイトル用とし
て3つのタイプのビデオオブジェクトセット(VOB
S)76、95、96がある。即ち、ビデオオブジェク
トセット(VOBS)82は、後に説明するようにビデ
オタイトルセット(VTS)72中にビデオタイトルセ
ットのメニュー用ビデオオブジェクトセット(VTSM
_VOBS)95及び少なくとも1つ以上のビデオタイ
トルセットのタイトルの為のビデオオブジェクトセット
(VTSTT_VOBS)96があり、いずれのビデオ
オブジェクトセット82もその用途が異なるのみで同様
の構造を有している。
【0031】図6に示すようにビデオオブジェクトセッ
ト(VOBS)82は、1個以上のビデオオブジェクト
(VOB)83の集合として定義され、ビデオオブジェ
クトセット(VOBS)82中のビデオオブジェクト8
3は、同一の用途の供される。通常、メニュー用のビデ
オオブジェクトセット(VOBS)82は、1つのビデ
オオブジェクト(VOB)83で構成され、複数のメニ
ュー用の画面を表示するデータが格納される。これに対
してタイトルセット用のビデオオブジェクトセット(V
TSTT_VOBS)82は、通常、複数のビデオオブ
ジェクト(VOB)83で構成される。
【0032】ここで、ビデオオブジェクト(VOB)8
3は、上述したボクシングのビデオを例にすれば、ボク
サーXの各試合のビデオデータに相当し、ビデオオブジ
ェクト(VOB)を指定することによって、例えば、ワ
ールドチャンピョンに挑戦する第11戦をビデオで再現
することができる。また、ビデオタイトルセット72の
メニュー用ビデオオブジェクトセット(VTSM_VO
BS)95には、そのボクサーXの試合のメニューデー
タが格納され、そのメニューの表示に従って、特定の試
合、例えば、ワールドチャンピョンに挑戦する第11戦
を指定することができる。尚、通常の1ストーリーの映
画では、1ビデオオブジェクト(VOB)83が1ビデ
オオブジェクトセット(VOBS)82に相当し、1ビ
デオストーリームが1ビデオオブジェクトセット(VO
BS)82で完結することとなる。また、アニメ集、或
いは、オムニバス形式の映画では、1ビデオオブジェク
トセット(VOBS)82中に各ストーリーに対応する
複数のビデオストーリームが設けられ、各ビデオストー
リームが対応するビデオオブジェクトに格納されてい
る。従って、ビデオストーリームに関連したオーディオ
ストーリーム及び副映像ストーリームも各ビデオオブジ
ェクト(VOB)83中で完結することとなる。
【0033】ビデオオブジェクト(VOB)83には、
識別番号(IDN#j)が付され、この識別番号によっ
てそのビデオオブジェクト(VOB)83を特定するこ
とができる。ビデオオブジェクト(VOB)83は、1
又は複数のセル84から構成される。通常のビデオスト
ーリームは、複数のセルから構成されることとなるが、
メニュー用のビデオストーリーム、即ち、ビデオオブジ
ェクト(VOB)83は、1つのセル84から構成され
る場合もある。同様にセルには、識別番号(C_IDN
#j)が付され、このセル識別番号(C_IDN#j)
によってセル84が特定される。
【0034】図6に示すように各セル84は、1又は複
数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)85、通
常は、複数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)
85から構成される。ここで、ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)85は、1つのナビゲーションパック
(NVパック)86を先頭に有するパック列として定義
される。即ち、ビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85は、あるナビゲーションパック86から次のナ
ビゲーションパックの直前まで記録される全パックの集
まりとして定義される。このビデオオブジェクトユニッ
ト(VOBU)の再生時間は、ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)中に含まれる単数又は複数個のGOP
から構成されるビデオデータの再生時間に相当し、その
再生時間は、0.4秒以上であって1秒より大きくなら
ないように定められる。MPEGでは、1GOPは、通
常0.5秒であってその間に15枚程度の画像が再生す
る為の圧縮された画面データであると定められている。
【0035】図6に示すようにビデオオブジェクトユニ
ットがビデオデータを含む場合には、MPEG規格に定
められたビデオパック(Vパック)88、副映像パック
(SPパック)90及びオーディオパック(Aパック)
91から構成されるGOPが配列されてビデオデータス
トーリームが構成されるが、このGOPの数とは、無関
係にGOPの再生時間を基準にしてビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)85が定められ、その先頭には、
常にナビゲーションパック(NVパック)86が配列さ
れる。また、オーディオ及び/又は副映像データのみの
再生データにあってもこのビデオオブジェクトユニット
を1単位として再生データが構成される。即ち、オーデ
ィオパックのみでビデオオブジェクトユニットが構成さ
れても、ビデオデータのビデオオブジェクトと同様にそ
のオーディオデータが属するビデオオブジェクトユニッ
トの再生時間内に再生されるべきオーディオパックがそ
のビデオオブジェクトユニットに格納される。
【0036】再び図5を参照してビデオマネージャー7
1について説明する。ビデオマネージャー71の先頭に
配置されるビデオ管理情報75は、そのビデオマネージ
ャー自体の情報、タイトルをサーチする為の情報、ビデ
オマネージャーメニューの再生の為の情報、及びビデオ
タイトルの属性情報等のビデオタイトルセット(VT
S)72を管理する情報が記述され、図5に示す順序で
3つのテーブル78、79、80が記録されている。こ
の各テーブル78、79、80は、論理セクタの境界に
一致されている。第1のテーブルであるビデオ管理情報
管理テーブル(VMGI_MAT)78は、必須のテー
ブルであってビデオマネージャー71のサイズ、このビ
デオマネージャー71中の各情報のスタートアドレス、
ビデオマネージャーメニュー用のビデオオブジェクトセ
ット(VMGM_VOBS)76のスタートアドレス及
びその属性情報等が記述されている。後に詳述するよう
にこの属性情報には、ビデオの属性情報、オーディオの
属性情報及び副映像の属性情報があり、これらの属性情
報よってデコーダ58、60、62のモードが変更さ
れ、ビデオオブジェクトセット(VMGM_VOBS)
76が適切なモードで再生される。
【0037】また、ビデオマネージャー71の第2のテ
ーブルであるタイトルサーチポインタテーブル(TT_
SRPT)79には、装置のキー及び表示部4からのタ
イトル番号の入力に応じて選定可能な当該光ディスク1
0中のボリュームに含まれるビデオタイトルセットのス
タートアドレスが記載されている。
【0038】ビデオマネージャー71の第3のテーブル
であるビデオタイトルセット属性テーブル(VTS_A
TRT)80には、当該光ディスクのボリューム中のビ
デオタイトルセット(VTS)72に定められた属性情
報が記載される。即ち、属性情報としてビデオタイトル
セット(VTS)72の数、ビデオタイトルセット(V
TS)72の番号、ビデオの属性、例えば、ビデオデー
タの圧縮方式等、オーディオストーリームの属性、例え
ば、オーディオの符号化モード等、副映像の属性、例え
ば、副映像の表示タイプ等がこのテーブルに記載されて
いる。
【0039】ボリューム管理情報管理テーブル(VMG
I_MAT)78、タイトルサーチポインタテーブル
(TT_SRPT)79及びビデオタイトルセット属性
テーブル(VTS_ATRT)80に記載の記述内容の
詳細について、図7から図20を参照して次に説明す
る。
【0040】図7に示すようにボリューム管理情報管理
テーブル(VMGI_MAT)78には、ビデオマネー
ジャー71の識別子(VMG_ID)、論理ブロック
(既に説明したように1論理ブロックは、2048バイ
ト)の数でビデオ管理情報のサイズ(VMGI_S
Z)、当該光ディスク、通称、ディジタルバーサタイル
ディスク(ディジタル多用途ディスク:以下、単にDV
Dと称する。)の規格に関するバージョン番号(VER
N)及びビデオマネージャー71のカテゴリー(VMG
_CAT)が記載されている。
【0041】ここで、ビデオマネージャー71のカテゴ
リー(VMG_CAT)には、このDVDビデオデイレ
クトリーがコピーを禁止であるか否かのフラグ等が記載
される。また、このテーブル(VMGI_MAT)78
には、ボリュームセットの識別子(VLMS_ID)、
ビデオタイトルセットの数(VTS_Ns)、このディ
スクに記録されるデータの供給者の識別子(PVR_I
D)、ビデオマネージャーメニューの為のビデオオブジ
ェクトセット(VMGM_VOBS)76のスタートア
ドレス(VMGM_VOBS_SA)、ボリュームマネ
ージャー情報の管理テーブル(VMGI_MAT)78
の終了アドレス(VMGI_MAT_EA)、タイトル
サーチポインタテーブル(TT_SRPT)79のスタ
ートアドレス(TT_SRPT_SA)が記載されてい
る。VMGメニューのビデオオブジェクトセット(VM
GM_VOBS)95がない場合には、その開始アドレ
ス(VMGM_VOBS_SA)には、“000000
00h”が記載される。VMGI_MAT78の終了ア
ドレス(VMGI_MAT_EA)は、VMGI_MA
T78の先頭からの相対的なバイト数で記述され、TT
_SRPT79のスタートアドレス(TT_SRPT_
SA)は、VMGI75の先頭の論理ブロックからの相
対的な論理ブロック数で記載されている。
【0042】更に、このテーブル78には、ビデオタイ
トルセット(VTS)72の属性テーブル(VTS_A
TRT)80のスタートアドレス(VTS_ATRT_
SA)がVMGIマネージャーテーブル(VMGI_M
AT)71の先頭バイトからの相対的なバイト数で記載
され、ビデオマネージャーメニュー(VMGM)ビデオ
オブジェクトセット76のビデオ属性(VMGM_V_
ATR)が記載されている。更にまた、このテーブル7
8には、ビデオマネージャーメニュー(VMGM)のオ
ーディオストーリームの数(VMGM_AST_N
s)、ビデオマネージャーメニュー(VMGM)のオー
ディオストーリームの属性(VMGM_AST_AT
R)、ビデオマネージャーメニュー(VMGM)の副映
像ストーリームの数(VMGM_SPST_Ns)及び
ビデオマネージャーメニュー(VMGM)の副映像スト
ーリームの属性(VMGM_SPST_ATR)が記載
されている。
【0043】ビデオ属性(VMGM_V_ATR)に
は、図8に示されるようにビット番号b8からビット番
号b15にビデオマネージャーメニュー(VMGM)の
ビデオオブジェクトセット76ビデオの属性として圧縮
モード、フレームレート、表示アスペクト比、及び表示
モードが記述され、ビット番号b0からビット番号b7
は、予約として今後の為に空けられている。ビット番号
b15、b14に“00”が記述される場合には、MP
EG−1の規格に基づいてビデオ圧縮モードでメニュー
用ビデオデータが圧縮されていることを意味し、ビット
番号b15、b14に“01”が記述される場合には、
MPEG−2の規格に基づいてビデオ圧縮モードでメニ
ュー用ビデオデータが圧縮されていることを意味し、他
の記述は、予約として今後の為に空けられている。ビッ
ト番号b13、b12に“00”が記述される場合に
は、メニュー用ビデオデータは、毎秒29.27フレー
ムが再現されるフレームレー(29.27/S)を有す
る旨を意味している。即ち、ビット番号b13、b12
に“00”が記述される場合には、メニュー用ビデオデ
ータは、NTSC方式が採用されたTVシステム用のビ
デオデータであって、1フレームを水平走査周波数60
Hzで走査線数525本で描くフレームレートを採用し
ていることを意味している。また、ビット番号b13、
b12に“01”が記述される場合には、メニュー用ビ
デオデータは、毎秒25フレームが再現されるフレーム
レート(25/S)を有する旨を意味している。即ち、
PAL方式が採用されたTVシステム用のビデオデータ
であって、1フレームを周波数50Hzで走査線数62
5本で描くフレームレートを採用していることを意味し
ている。ビット番号b13、b12の他の記述は、予約
として今後の為に空けられている。
【0044】更に、ビット番号b11、b10に“0
0”が記述される場合には、メニュー用ビデオデータ
は、表示のアスペクト比(縦/横比)が3/4であるこ
とを意味し、また、ビット番号b11、b10に“1
1”が記述される場合には、メニュー用ビデオデータ
は、表示のアスペクト比(縦/横比)が9/16である
ことを意味し、他の記述は、予約として今後の為に空け
られている。
【0045】更に、表示のアスペクト比が3/4である
場合、即ち、ビット番号b11、b10に“00”が記
述される場合においては、ビット番号b9、b8には、
“11”が記述される。表示のアスペクト比が9/16
である場合、即ち、ビット番号b11、b10に“1
1”が記述される場合においては、メニュー用ビデオデ
ータをパンスキャン及び/又はレターボックスで表示す
ることを許可しているか否かが記載される。即ち、ビッ
ト番号b9、b8に“00”が記述される場合には、パ
ンスキャン及びレターボックスの両者の何れでも表示す
ることを許可する旨を意味し、ビット番号b9、b8に
“01”が記述される場合には、パンスキャンで表示す
ることを許可するが、レターボックスでの表示を禁止す
る旨を意味している。また、ビット番号b9、b8に
“10”が記述される場合には、パンスキャンでの表示
を禁止するが、レターボックスで表示を許可する旨を意
味している。ビット番号b9、b8に“11”が記述さ
れる場合には、特に特定しない旨を意味している。
【0046】上述した光ディスクに記録されたビデオデ
ータとTVモニタ6上の再生スクリーン画像との関係が
図9に示されている。ビデオデータに関しては、上述し
た属性情報としてビット番号b11、b10に表示アス
ペクト比及びビット番号b9、b8に表示モードが記述
されていることから、図9に示されるような表示がなさ
れる。本来の表示アスペクト比(ビット番号b11、b
10が“00”)が3/4の画像データは、そのままの
状態で圧縮されて記録されている。即ち、図9に示すよ
うに中心に円が描かれ、その周囲に4つの小円が配置さ
れた画像データは、表示モードがノーマル(ビット番号
b9、b8が“00”)、パンスキャン(ビット番号b
9、b8が“01”)及びレターボックス(ビット番号
b9、b8が”10”)のいずれにあっても、TVアス
ペクト比3/4を有するTVモニタ6に表示形態を変え
ることなくそのまま中心に円が描かれ、その周囲に4つ
の小円が配置された画像として表示される。また、その
画像データは、TVアスペクト比9/16を有するTV
モニタ6にあっても表示形態を変えることなくそのまま
中心に円が描かれ、その周囲に4つの小円が配置された
画像として表示され、TVモニタ6のスクリーン上の両
側部に画像の表示されない領域が生じるにすぎない。
【0047】これに対して、表示アスペクト比(ビット
番号b11、b10が“11”)が9/16の画像デー
タは、アスペクト比3/4を有するように縦長な表示に
変形した状態で圧縮されて記録されている。即ち、本
来、中心に円が描かれ、その周囲に4つの小円が配置さ
れ、その小円の外側に小円が配置された大きな1つの円
及び8つの小円を有する9/16の表示アスペクト比を
有する画像は、全ての円が縦長な表示に変形したデータ
として圧縮されて記録されている。従って、表示モード
がノーマル(ビット番号b9、b8が“00”)では、
TVアスペクト比3/4を有するTVモニタ6に表示形
態を変えることなくそのまま中心に縦長な円が描かれ、
その周囲に4つの縦長の小円が配置され、その小円の外
側に縦長の小円が配置された大きな1つの円及び8つの
小円を有する画像として表示される。
【0048】これに対して、表示モードがパンスキャン
(ビット番号b9、b8が“01”)にあっては、円の
形状は、縦長とならず、本来の円として描かれるが、画
面の周囲がトリミングされて小円の外側の小円がカット
され、中心に円が描かれ、その周囲に4つの小円が配置
された画像としてTVアスペクト比3/4を有するTV
モニタ6に表示される。また、表示モードがレターボッ
クス(ビット番号b9、b8が“10”)にあっては、
アスペクト比が変わらないことから、円の形状は、縦長
とならず、本来の円として描かれ、全ての画面、即ち、
1つの大円及び8つの小円が表示されるが、スクリ−ン
上の上下領域には、画像が表示されない状態でTVアス
ペクト比3/4を有するTVモニタ6に表示される。当
然のことながら、TVアスペクト比9/16を有するT
Vモニタ6には、画像データの表示アスペクト比(ビッ
ト番号b11、b10が“11”)に一致する為、その
まま中心に正常な円が描かれ、その周囲に4つの正常な
の小円が配置され、その小円の外側に同様に正常な小円
が配置された大きな1つの円及び8つの小円を有する画
像として表示される。
【0049】上述したように表示アスペクト比(ビット
番号b11、b10が“11”)が9/16の画像デー
タをTVアスペクト比3/4を有するTVモニタ6に表
示する場合には、スクリ−ン上の上下領域には、画像が
表示されない部分が生じるが、この部分は、1フレーム
を水平走査周波数60Hzで走査線数525本で描くフ
レームレート(ビット番号b13、b12に“01”が
記述される。)場合には、図10Aに示すように上下7
2本の水平走査線が黒(Y=16,U=V=128)を
描くこととなり、黒として表示される。また、1フレー
ムを周波数50Hzで走査線数625本で描くフレーム
レート(ビット番号b13、b12に“00”が記述さ
れる。)場合には、この部分は、図10Aに示すように
上下60本の水平走査線が黒(Y=16,U=V=12
8)を描くこととなり、同様に黒として表示される。
【0050】再び、図7に示したテーブルの内容につい
て説明する。ビデオマネージャーメニュー(VMGM)
のオーディオストーリームの属性(VMGM_AST_
ATR)には、図11に示されるようにビット番号b6
3からビット番号b48にオーディオコーディングモー
ド、オーディオタイプ、オーディオのアプリケーション
ID、量子化、サンプリング周波数及びオーディオチャ
ネルの数が記述され、ビット番号b47からビット番号
b0は、今後の為に予約として空けられている。VMG
Mビデオオブジェクトセット76がない場合、或いは、
そのビデオオブジェクトセットにオーディオストーリー
ムがない場合には、ビット番号b63からビット番号b
0の各ビットに“0”が記述される。オーディオコーデ
ィングモードは、ビット番号b63からビット番号b6
1に記述されている。このオーディオコーディングモー
ドに“000”が記述される場合には、ドルビーAC−
3(Dolby Labratories Licen
sing Corporationの商標)でオーディ
オデータがコード化されていることを意味し、オーディ
オコーディングモードに“010”が記述される場合に
は、拡張ビットストーリーム無しにMPEG−1或いは
MPEG−2でオーディオデータが圧縮されていること
を意味している。また、オーディオコーディングモード
に“011”が記述される場合には、拡張ビットストー
リームを備えてMPEG−2でオーディオデータが圧縮
されていることを意味し、オーディオコーディングモー
ドに“100”が記述される場合には、リニアPCMで
オーディオデータがコード化されていることを意味して
いる。オーディオデータについては、他の記述は、今後
の為の予約とされている。ビデオデータの属性におい
て、1フレームを水平走査周波数60Hzで走査線数5
25本で描くフレームレート(VMGM_V_ATRに
おいてビット番号b13、b12に“00”が記述され
る。)場合には、ドルビーAC−3(ビット番号b6
3、b62、b61が“000”)或いは、リニアPC
M(ビット番号b63、b62、b61が“100”)
が設定されるべきであるとされている。また、ビデオデ
ータの属性において、1フレームを周波数50Hzで走
査線数625本で描くフレームレート(VMGM_V_
ATRにおいてビット番号b13、b12に“00”が
記述される。)場合には、MPEG−1、MPEG−2
(ビット番号b63、b62、b61が“010”又は
“011”)或いは、リニアPCM(ビット番号b6
3、b62、b61が“100”)が設定されるべきで
あるとされている。
【0051】オーディオタイプは、ビット番号b59及
びb58に記述され、特定しない場合には、“00”が
記述され、その他は予約とされている。また、オーディ
オの応用分野のIDは、ビット番号b57及びb56に
記述され、特定しない場合には、“00”が記述され、
その他は予約とされている。更に、オーディオデータの
量子化に関しては、ビット番号b55及びb54に記述
され、ビット番号b55、b54が“00”の場合は、
16ビットで量子化されたオーディオデータであること
を意味し、ビット番号b55、b54が“01”の場合
は、20ビットで量子化されたオーディオデータである
ことを意味し、ビット番号b55、b54が“10”の
場合は、24ビットで量子化されたオーディオデータで
あることを意味し、ビット番号b55、b54が“1
1”の場合は、特定せずとされている。ここで、オーデ
ィオコーディングモードがリニアPCM(ビット番号b
63、b62、b61が”100”)に設定されている
場合には、量子化を特定せず(ビット番号b55、b5
4が“11”)が記述される。オーディオデータのサン
プリング周波数Fsに関しては、ビット番号b53及び
b52に記述され、サンプリング周波数Fsが48kH
zである場合には、“00”が記述され、サンプリング
周波数Fsが96kHzである場合には、“01”が記
述され、その他は予約とされている。
【0052】オーディオチャネル数に関しては、ビット
番号b50からb48に記述され、ビット番号b50、
b49、b48が“000”である場合には、1チャネ
ル(モノラル)であることを意味し、ビット番号b5
0、b49、b48が“0001”である場合には、2
チャネル(ステレオ)であることを意味している。ま
た、ビット番号b50、b49、b48が“010”で
ある場合には、3チャネルであることを意味し、ビット
番号b50、b49、b48が“011”である場合に
は、4チャネルであることを意味し、ビット番号b5
0、b49、b48が“100”である場合には、5チ
ャネルであることを意味し、ビット番号b50、b4
9、b48が“101”である場合には、6チャネルで
あることを意味し、ビット番号b50、b49、b48
が“110”である場合には、7チャネルであることを
意味し、ビット番号b50、b49、b48が“11
1”である場合には、8チャネルであることを意味して
いる。
【0053】図7に示したテーブルのビデオマネージャ
ーメニュー(VMGM)の副映像ストーリームの属性
(VMGM_SPST_ATR)には、図12に示すよ
うにビット番号b47からビット番号b40に副映像コ
ード化モード、副映像表示タイプ、副映像タイプが記述
されている。副映像コード化モードの記述としてビット
番号b47、b46、b45に“000”が記述される
場合には、副映像データが2ビット/ピクセルタイプの
規格に基づいてランレングス圧縮されている旨が記載さ
れ、副映像コード化モードの記述としてビット番号b4
7、b46、b45に“001”が記述される場合に
は、副映像データが他の規格に基づいてランレングス圧
縮されている旨が記載され、他は予約とされている。
【0054】副映像表示タイプは、ビット番号b44、
b43、b42に記述され、VMGM_V_ATR中の
表示アスペクト比が3/4(ビット番号b11,b10
が“00”)のとき、ビット番号b44、b43、b4
2には、“000”が記述され、この属性情報は、使用
しない旨を意味している。また、VMGM_V_ATR
中の表示アスペクト比が9/16(ビット番号b11,
b10が“11”)で、ビット番号b44、b43、b
42が“001”の場合には、この副映像ストーリーム
がワイド表示のみを許す旨を意味し、ビット番号b4
4、b43、b42が“010”の場合には、この副映
像ストーリームがレターボックス表示のみを許す旨を意
味し、ビット番号b44、b43、b42が“011”
の場合には、この副映像ストーリームがこの副映像スト
ーリームがワイド表示及びレターボックス表示の両方を
許す旨を意味し、ビット番号b44、b43、b42が
“100”の場合には、この副映像ストーリームがパン
スキャン表示のみを許す旨を意味し、ビット番号b4
4、b43、b42が“110”の場合には、この副映
像ストーリームがパンスキャン表示及びレターボックス
表示の両方を許す旨を意味し、ビット番号b44、b4
3、b42が“111”の場合には、この副映像ストー
リームがパンスキャン表示、レターボックス表示及びワ
イド表示の全てを許す旨を意味している。更に、副映像
タイプについては、ビット番号b41、b40に記述さ
れ、ビット番号b41、b40が“00”である場合に
は、特定せず、他は予約とされている。
【0055】再び、図5に示す構造について説明する。
図5に示すタイトルサーチポインタテーブル(TT_S
RPT)79には、図13に示すように始めにタイトル
サーチポインタテーブルの情報(TSPTI)が記載さ
れ、次に入力番号1からn(n≦99)に対するタイト
ルサーチポインタ(TT_SRP)が必要な数だけ連続
的に記載されている。この光ディスクのボリューム中に
1タイトルの再生データ、例えば、1タイトルのビデオ
データしか格納されていない場合には、1つのタイトル
サーチポインタ(TT_SRP)93しかこのテーブル
(TT_SRPT)79に記載されない。
【0056】タイトルサーチポインタテーブル情報(T
SPTI)92には、図14に示されるようにエントリ
ープログラムチェーンの数(EN_PGC_Ns)及び
タイトルサーチポインタ(TT_SRP)93の終了ア
ドレス(TT_SRPT_EA)が記載されている。こ
のアドレス(TT_SRPT_EA)は、このタイトル
サーチポインタテーブル(TT_SRPT)79の先頭
バイトからの相対的なバイト数で記載される。また、図
15に示すように各タイトルサーチポインタ(TT_S
RP)には、ビデオタイトルセット番号(VTSN)、
プログラムチェーン番号(PGCN)及びビデオタイト
ルセット72のスタートアドレス(VTS_SA)が記
載されている。
【0057】このタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93の内容によって再生されるビデオタイトルセッ
ト(VTS)72、また、プログラムチェーン(PG
C)が特定されるとともにそのビデオタイトルセット7
2の格納位置が特定される。ビデオタイトルセット72
のスタートアドレス(VTS_SA)は、ビデオタイト
ルセット番号(VTSN)で指定されるタイトルセット
を論理ブロック数で記載される。
【0058】ここで、プログラムチェーン87とは、図
16に示すようにあるタイトルのストーリーを再現する
プログラム89の集合と定義される。メニュー用のプロ
グラムチェーンにあっては、静止画或いは動画のプログ
ラムが次々に再現されて1タイトルのメニューが完結さ
れることとなる。また、タイトルセット用のプログラム
チェーンにあっては、プログラムチェーンが複数プログ
ラムから成るあるストーリーのある章が該当し、プログ
ラムチェーンが連続して再現されることによってある1
タイトルの映画が完結される。図16に示されるように
各プログラム89は、再生順序に配列された既に説明し
たセル84の集合として定義される。
【0059】図5に示すようにビデオタイトルセット
(VTS)72の属性情報を記述したビデオタイトルセ
ット属性テーブル(VTS_ATRT)80は、ビデオ
タイトルセット属性テーブル情報(VTS_ATRT
I)66、n個のビデオタイトルセット属性サーチポイ
ンタ(VTS_ATR_SRP)67及びn個のビデオ
タイトルセット属性(VTS_ATR)68から構成さ
れ、その順序で記述されている。ビデオタイトルセット
属性テーブル情報(VTS_ATRTI)66には、こ
のテーブル80の情報が記述され、ビデオタイトルセッ
ト属性サーチポインタ(VTS_ATR_SRP)67
には、#1から#nまでのタイトルセットに対応した順
序で記述され、同様に#1から#nまでのタイトルセッ
トに対応した順序で記述されたビデオタイトルセット属
性(VTS_ATR)68を検索するポインタに関する
記述がされている。また、ビデオタイトルセット属性
(VTS_ATR)68の夫々には、対応するタイトル
セット(VTS)の属性が記述されている。
【0060】より詳細には、ビデオタイトルセット属性
テーブル情報(VTS_ATRTI)66には、図18
に示すようにビデオタイトルの数がパラメータ(VTS
_Ns)として記載され、また、ビデオタイトルセット
属性テーブル(VTS_ATRT)80の終了アドレス
がパラメータ(VTS_ATRT_EA)として記載さ
れている。また、図19に示すように各ビデオタイトル
セット属性サーチポインタ(VTS_ATR_SRP)
67には、対応するビデオタイトルセット属性(VTS
_ATR)68の開始アドレスがパラメータ(VTS_
ATR_SA)として記述されている。更に、ビデオタ
イトルセット属性(VTS_ATR)68には、図20
に示すようにこのビデオタイトルセット属性(VTS_
ATR)68の終了アドレスがパラメータ(VTS_A
TR_EA)として記述され、対応するビデオタイトル
セットのカテゴリーがパラメータ(VTS_CAT)と
して記述されている。更にまた、ビデオタイトルセット
属性(VTS_ATR)68には、対応するビデオタイ
トルセットの属性情報がパラメータ(VTS_ATR
I)として記述されている。このビデオタイトルセット
の属性情報は、後に図21及び図22を参照して説明す
るビデオタイトルセット情報管理テーブル(VTS_M
AT)に記述されるビデオタイトルセットの属性情報と
同一内容が記述されるため、その説明は、省略する。
【0061】次に、図4に示されたビデオタイトルセッ
ト(VTS)72の論理フォーマットの構造について図
21を参照して説明する。各ビデオタイトルセット(V
TS)72には、図21に示すようにその記載順に4つ
の項目94、95、96、97が記載されている。ま
た、各ビデオタイトルセット(VTS)72は、共通の
属性を有する1又はそれ以上のビデオタイトルから構成
され、このビデオタイトル72についての管理情報、例
えば、ビデオオブジェクトセット96を再生する為の情
報、タイトルセットメニュー(VTSM)を再生する為
の情報及びビデオオブジェクトセット72の属性情報が
ビデオタイトルセット情報(VTSI)に記載されてい
る。
【0062】このビデオタイトルセット情報(VTS
I)94のバックアップ97がビデオタイトルセット
(VTS)72に設けられている。ビデオタイトルセッ
ト情報(VTSI)94とこの情報のバックアップ(V
TSI_BUP)97との間には、ビデオタイトルセッ
トメニュー用のビデオオブジェクトセット(VTSM_
VOBS)95及びビデオタイトルセットタイトル用の
ビデオオブジェクトセット(VTSTT_VOBS)9
6が配置されている。いずれのビデオオブジェクトセッ
ト(VTSM_VOBS及びVTSTT_VOBS)9
5、96は、既に説明したように図6に示す構造を有し
ている。
【0063】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4、この情報のバックアップ(VTSI_BUP)97
及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオオブジェ
クトセット(VTSTT_VOBS)96は、ビデオタ
イトルセット72にとって必須の項目され、ビデオタイ
トルセットメニュー用のビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS)95は、必要に応じて設けられるオ
プションとされている。
【0064】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4は、図21に示すように7つのテーブル98、99、
100、101、111、112、113から構成さ
れ、この7つのテーブル98、99、100、101、
111、112、113は、論理セクタ間の境界に一致
されている。第1のテーブルであるビデオタイトルセッ
ト情報管理テーブル(VTSI_MAT)98は、必須
のテーブルであってビデオタイトルセット(VTS)7
2のサイズ、ビデオタイトルセット(VTS)72中の
各情報の開始アドレス及びビデオタイトルセット(VT
S)72中のビデオオブジェクトセット(VOBS)8
2の属性が記述されている。
【0065】第2のテーブルであるビデオタイトルセッ
トパートオブタイトルサーチポインタテーブル(VTS
_PTT_SRPT)は、必須のテーブルであってユー
ザーが装置のキー操作/表示部4から入力した番号に応
じて選定可能なビデオタイトルの部分、即ち、選定可能
な当該ビデオタイトルセット72中に含まれるプログラ
ムチェーン(PGC)及び又はプログラム(PG)が記
載されている。ユーザーは、光ディスク10の配布とと
もにパンフレットに記載した入力番号中から任意の番号
をキー操作/表示部4で指定すると、その入力番号に応
じたストーリー中の部分からビデオを鑑賞することがで
きる。この選択可能なタイトルのパートは、タイトル提
供者が任意に定めることができる。
【0066】第3のテーブルであるビデオタイトルセッ
トプログラムチェーン情報テーブル(VTS_PGCI
T)100は、必須のテーブルであってVTSのプログ
ラムチェーンに関する情報、即ち、VTSプログラムチ
ェーン情報(VTS_PGCI)を記述している。
【0067】第4のテーブルであるビデオタイトルセッ
トメニューPGCIユニットテーブル(VTSM_PG
CI_UT)111は、ビデオタイトルセットメニュー
用のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)
95が設けられる場合には、必須項目とされ、各言語毎
に設けられたビデオタイトルセットメニュー(VTS
M)を再現するためのプログラムチェーンについての情
報が記述されている。このビデオタイトルセットメニュ
ーPGCIユニットテーブル(VTSM_PGCI_U
T)111を参照することによってビデオオブジェクト
セット(VTSM_VOBS)95中の指定した言語の
プログラムチェーンを獲得してメニューとして再現する
ことができる。
【0068】第5のテーブルであるビデオタイトルセッ
トタイムサーチマップテーブル(VTS_MAPT)1
01は、必要に応じて設けられるオプションのテーブル
であって再生表示の一定時間に対するこのマップテーブ
ル(VTS_MAPT)101が属するタイトルセット
72の各プログラムチェーン(PGC)内のビデオデー
タの記録位置に関する情報が記述されている。
【0069】第6のテーブルであるビデオタイトルセッ
トセルアドレステーブル(VTS_C_ADT)112
は、必須項目とされ、図6を参照して説明したように全
てのビデオオブジェクト83を構成する各セル84のア
ドレス或いは、セルを構成するセルピースのアドレスが
ビデオオブジェクトの識別番号の順序で記載されてい
る。ここで、セルピースとは、セルを構成するピースで
あって、このセルピースを基準にインタリーブ処理され
てセルがビデオオブジェクト83中に配列される。
【0070】第7のテーブルであるビデオタイトルセッ
トビデオオブジェクトユニットアドレスマップ(VTS
_VOBU_ADMAP)113は、必須項目とされ、
ビデオタイトルセット中のビデオオブジェクトユニット
85のスタートアドレスが全てその配列順序で記載され
ている。
【0071】次に、図21に示したビデオタイトル情報
マネージャーテーブル(VTSI_MAT)98及びビ
デオタイトルセットプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100について図22から図3
4を参照して説明する。
【0072】図22は、ビデオタイトル情報マネージャ
ーテーブル(VTSI_MAT)98の記述内容を示し
ている。このテーブル(VTSI_MAT)98には、
記載順にビデオタイトルセット識別子(VTS_I
D)、ビデオタイトルセット72のサイズ(VTS_S
Z)、このDVDビデオ規格のバージョン番号(VER
N)、ビデオタイトルセット72のカテゴリー(VTS
_CAT)が記載されるとともにこのビデオタイトル情
報マネージャーテーブル(VTSI_MAT)98の終
了アドレス(VTSI_MAT_EA)が記載されてい
る。また、このテーブル(VTSI_MAT)98に
は、VTSメニュー(VTSM)のビデオオブジェクト
セット(VTSM_VOBS)95の開始アドレス(V
TSM_VOBS_SA)及びビデオタイトルセット
(VTS)におけるタイトルの為のビデオオブジェクト
のスタートアドレス(VTSTT_VOB_SA)の開
始アドレスが記述されている。VTSメニュー(VTS
M)のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95がない場合には、その開始アドレス(VTSM
_VOBS_SA)には、“00000000h”が記
載される。VTSI_MATの終了アドレス(VTSI
_MAT_EA)は、ビデオタイトルセット情報管理テ
ーブル(VTSI_MAT)94の先頭バイトからの相
対バイト数で記載され、VTSM_VOBSの開始アド
レス(VTSM_VOBS_SA)及びVTSTT_V
OBの開始アドレス(VTSTT_VOB_SA)は、
このビデオタイトルセット(VTS)72の先頭論理ブ
ロックからの相対論理ブロック数(RLBN)で記述さ
れる。
【0073】更に、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、ビデオタイトルセットパートオブタイトルサ
ーチポインタテーブル(VTS_PTT_SRPT)9
9のスタートアドレス(VTS_PTT_SRPT_S
A)がビデオタイトルセット情報(VTSI)94の先
頭論理ブロックからの相対ブロック数で記載されてい
る。また、このテーブル(VTSI_MAT)98に
は、ビデオタイトルセットプログラムチェーン情報テー
ブル(VTS_PGCIT)100のスタートアドレス
(VTS_PGCIT_SA)及びビデオタイトルセッ
トメニュー用のPGCIユニットテーブル(VTS_P
GCI_UT)111のスタートアドレス(VTS_P
GCI_UT_SA)がビデオタイトルセット情報(V
TSI)94の先頭論理ブロックからの相対ブロック数
で記載され、ビデオタイトルセット(VTS)のタイム
サーチマップテーブル(VTS_MAPT)101のス
タートアドレス(VTS_MAPT_SA)がこのビデ
オタイトルセット(VTS)72の先頭論理セクタから
の相対論理セクタで記述される。同様に、VTSアドレ
ステーブル(VTS_C_ADT)112及びVTS_
VOBUのアドレスマップ(VTS_VOBU_ADM
AP)113がこのビデオタイトルセット(VTS)7
2の先頭論理セクタからの相対論理セクタで記述され
る。
【0074】このテーブル(VTSI_MAT)98に
は、ビデオタイトルセット(VTS)72中のビデオタ
イトルセットメニュー(VTSM)の為のビデオオブジ
ェクトセット(VTSM_VOBS)95のビデオ属性
(VTSM_V_ATR)、オーディオストーリーム数
(VTSM_AST_Ns)並びにそのオーディオスト
ーリーム属性(VTSM_AST_ATR)、副映像ス
トーリーム数(VTSM_SPST_Ns)及びその副
映像ストーリーム属性(VTSM_SPST_ATR)
が記述されている。同様にこのテーブル(VTSI_M
AT)98には、ビデオタイトルセット(VTS)72
中のビデオタイトルセット(VTS)のタイトル(VT
STT)の為のビデオオブジェクトセット(VTST_
VOBS)96のビデオ属性(VTS_V_ATR)、
オーディオストーリーム数(VTS_AST_Ns)並
びにそのオーディオストーリーム属性(VTS_AST
_ATR)、副映像ストーリーム数(VTS_SPST
_Ns)及びその副映像ストーリーム属性(VTS_S
PST_ATR)が記述されている。更に、ビデオタイ
トルセット(VTS)のマルチチャネルオーディオスト
ーリームの属性(VTS_MU_AST_ATR)がこ
のテーブル(VTSI_MAT)98に記述されてい
る。
【0075】図22に記述したビデオ属性、オーディオ
ストーリーム属性及び副映像ストーリーム属性に関して
次に詳述する。VTSMの為のビデオオブジェクトセッ
ト(VTSM_VOBS)95のビデオ属性(VTSM
_V_ATR)及びビデオタイトルセットタイトル(V
TSTT)の為のビデオオブジェクトセット(VTS
_VOBS)96のビデオ属性(VTS_V_AT
R)には、既に図8、図9及び図10A,10Bを参照
して説明したビデオマネージャーメニュー用ビデオオブ
ジェクト(VMGM_VOBS)のビデオ属性(VMG
M_V_ATR)と同様の属性情報が記述されている。
即ち、ビデオ属性(VTSM_V_ATR)及び(VT
S_V_ATR)には、図8に示されるようにビット番
号b8からビット番号b15にビデオマネージャーメニ
ュー(VMGM)のビデオオブジェクトセット76ビデ
オの属性として圧縮モード、フレームレート、表示アス
ペクト比、及び表示モードが記述され、ビット番号b0
からビット番号b7は、予約として今後の為に空けられ
ている。ビット番号b15、b14に“00”が記述さ
れる場合には、MPEG−1の規格に基づいてビデオ圧
縮モードでメニュー用ビデオデータが圧縮されているこ
とを意味し、ビット番号b15、b14に“01”が記
述される場合には、MPEG−2の規格に基づいてビデ
オ圧縮モードでメニュー用ビデオデータが圧縮されてい
ることを意味し、他の記述は、予約として今後の為に空
けられている。ビット番号b13、b12に“00”が
記述される場合には、メニュー用ビデオデータは、毎秒
29.27フレームが再現されるフレームレート(2
9.27/S)を有する旨を意味している。即ち、ビッ
ト番号b13、b12に“00”が記述される場合に
は、メニュー用ビデオデータは、NTSC方式が採用さ
れたTVシステム用のビデオデータであって、1フレー
ムを水平走査周波数60Hzで走査線数525本で描く
フレームレートを採用していることを意味している。ま
た、ビット番号b13、b12に“01”が記述される
場合には、メニュー用ビデオデータは、毎秒25フレー
ムが再現されるフレームレート(25/S)を有する旨
を意味している。即ち、PAL方式が採用されたTVシ
ステム用のビデオデータであって、1フレームを周波数
50Hzで走査線数625本で描くフレームレートを採
用していることを意味している。ビット番号b13、b
15の他の記述は、予約として今後の為に空けられてい
る。
【0076】更に、ビット番号b11、b10に“0
0”が記述される場合には、メニュー用ビデオデータ
は、表示のアスペクト比(縦/横比)が3/4であるこ
とを意味し、また、ビット番号b11、b10に“1
1”が記述される場合には、メニュー用ビデオデータ
は、表示のアスペクト比(縦/横比)が9/16である
ことを意味し、他の記述は、予約として今後の為に空け
られている。
【0077】更に、表示のアスペクト比が3/4である
場合、即ち、ビット番号b11、b10に“00”が記
述される場合においては、ビット番号b9、b8には、
“11”が記述される。表示のアスペクト比が9/16
である場合、即ち、ビット番号b11、b10に“1
1”が記述される場合においては、メニュー用ビデオデ
ータをパンスキャン及び/又はレターボックスで表示す
ることを許可しているか否かが記載される。即ち、ビッ
ト番号b9、b8に“00”が記述される場合には、パ
ンスキャン及びレターボックスの両者の何れでも表示す
ることを許可する旨を意味し、ビット番号b9、b8に
“01”が記述される場合には、パンスキャンで表示す
ることを許可するが、レターボックスでの表示を禁止す
る旨を意味している。また、ビット番号b9、b8に
“10”が記述される場合には、パンスキャンでの表示
を禁止するが、レターボックスで表示を許可する旨を意
味している。ビット番号b9、b8に“11”が記述さ
れる場合には、特に特定しない旨を意味している。上述
した光ディスクに記録されたビデオデータとTVモニタ
6上の再生スクリ−ン画像との関係は、図9及び図10
A、10Bを参照した説明と同一であるのでその説明は
省略する。
【0078】また、VTSMの為のビデオオブジェクト
セット(VTSM_VOBS)95のオーディオストー
リーム属性(VTSM_AST_ATR)及びビデオタ
イトルセットタイトル(VTSTT)の為のビデオオブ
ジェクトセット(VTST_VOBS)96のオーディ
オストーリーム属性(VTS_AST_ATR)には、
既に図11を参照して説明したビデオマネージャーメニ
ュー用ビデオオブジェクト(VMGM_VOBS)のオ
ーディオストーリーム属性(VMGM_AST_AT
R)と略同様の属性情報が記述されている。即ち、VT
Sメニュー用ビデオオブジェクトセット(VTSM_V
OBS)95のオーディオストーリームの属性(VTS
M_AST_ATR)には、図23に示されるようにビ
ット番号b63からビット番号b48にオーディオコー
ディングモード、オーディオタイプ、オーディオのアプ
リケーションID、量子化、サンプリング周波数、及び
オーディオチャネルの数が記述され、ビット番号b47
からビット番号b0は、今後の為に予約として空けられ
ている。ビデオタイトルセットタイトル(VTST)の
オーディオストーリームの属性(VTS_AST_AT
R)には、図23に示されるようにビット番号b63か
らビット番号b48にオーディオコーディングモード、
マルチチャネルの拡張、オーディオタイプ、オーディオ
のアプリケーションID、量子化、サンプリング周波
数、予約、及びオーディオチャネルの数が記述され、ビ
ット番号b47からビット番号b40及びビット番号b
39からビット番号b32には、特定コードが記述さ
れ、ビット番号b31からビット番号b24には、特定
コードの為の予約が設けられている。また、ビット番号
b23からビット番号b8は、今後の為に予約として空
けられ、ビット番号b8からビット番号b0には、応用
情報が記述されている。ここで、VTSメニュー用ビデ
オオブジェクトセット(VTSM_VOBS)95がな
い場合、或いは、そのビデオオブジェクトセットにオー
ディオストーリームがない場合には、ビット番号b63
からビット番号b0の各ビットに“0”が記述される。
【0079】VTSM及びVTSTのオーディオストー
リームの属性(VTSM_AST_ATR,VTS_A
ST_ATR)のいずれにおいてもオーディオコーディ
ングモードは、ビット番号b63、b62、b61に記
述されている。このオーディオコーディングモードに
“000”が記述される場合には、ドルビーAC−3で
オーディオデータがコード化されていることを意味し、
オーディオコーディングモードに“010”が記述され
る場合には、拡張ビットストーリーム無しにMPEG−
1或いはMPEG−2でオーディオデータが圧縮されて
いることを意味している。また、オーディオコーディン
グモードに“011”が記述される場合には、拡張ビッ
トストーリームを備えてMPEG−2でオーディオデー
タが圧縮されていることを意味し、オーディオコーディ
ングモードに“100”が記述される場合には、リニア
PCMでオーディオデータがコード化されていることを
意味している。オーディオデータについては、他の記述
は、今後の為の予約とされている。ビデオデータの属性
において、1フレームを水平走査周波数60Hzで走査
線数525本で描くフレームレート(VTSM_V_A
TR及びVTS_V_ATRにおいてビット番号b1
3、b12に“00”が記述される。)場合には、ドル
ビーAC−3(ビット番号b63、b62、b61が
“000”)或いは、リニアPCM(ビット番号b6
3、b62、b61が“100”)が設定されるべきで
あるとされている。また、ビデオデータの属性におい
て、1フレームを周波数50Hzで走査線数625本で
描くフレームレート(VTSM_V_ATR及びVTS
_V_ATRにおいてビット番号b13、b12に“0
0”が記述される。)場合には、MPEG−1、MPE
G−2(ビット番号b63、b62、b61が“01
0”又は“011”)或いは、リニアPCM(ビット番
号b63、b62、b61が“100”)が設定される
べきであるとされている。VTSTのオーディオストー
リームの属性(VTS_AST_ATR)のオーディオ
コーディングモードにおいてビット番号b60には、マ
ルチチャネルの拡張が記述されるが、このビット番号b
60が“0”である場合には、オーディオストーリーム
に関係したVTSのマルチチャネルオーディオストーリ
ーム属性(VTS_MU_AST_ATR)が無効であ
る旨を意味し、このビット番号b60が“1”である場
合には、オーディオストーリームに関係したVTSのマ
ルチチャネルオーディオストーリーム属性(VTS_M
U_AST_ATR)にリンクさせる旨を意味してい
る。
【0080】オーディオタイプは、ビット番号b59及
びb58に記述され、特定しない場合には、“00”が
記述され、言語、即ち、人の音声である場合には、“0
1”が記述され、その他は予約とされている。また、オ
ーディオの応用分野のIDは、ビット番号b57及びb
56に記述され、特定しない場合には、“00”が記述
され、カラオケの場合は、“01”が記述され、サラウ
ンドの場合には、“10”が記述され、その他は予約と
されている。更に、オーディオデータの量子化に関して
は、ビット番号b55及びb54に記述され、ビット番
号b55、b54が“00”の場合は、16ビットで量
子化されたオーディオデータであることを意味し、ビッ
ト番号b55、b54が“01”の場合は、20ビット
で量子化されたオーディオデータであることを意味し、
ビット番号b55、b54が“10”の場合は、24ビ
ットで量子化されたオーディオデータであることを意味
し、ビット番号b55、b54が“11”の場合は、特
定せずとされている。ここで、オーディオコーディング
モードがリニアPCM(ビット番号b63、b62、b
61が“100”)に設定されている場合には、量子化
を特定せず(ビット番号b55、b54が“11”)が
記述される。オーディオデータのサンプリング周波数F
sに関しては、ビット番号b53及びb52に記述さ
れ、サンプリング周波数Fsが48kHzである場合に
は、“00”が記述され、サンプリング周波数Fsが9
6kHzである場合には、“01”が記述され、その他
は予約とされている。
【0081】オーディオチャネル数に関しては、ビット
番号b50からb48に記述され、ビット番号b50、
b49、b48が“000”である場合には、1チャネ
ル(モノラル)であることを意味し、ビット番号b5
0、b49、b48が“0001”である場合には、2
チャネル(ステレオ)であることを意味している。ま
た、ビット番号b50、b49、b48が“010”で
ある場合には、3チャネルであることを意味し、ビット
番号b50、b49、b48が“011”である場合に
は、4チャネルであることを意味し、ビット番号b5
0、b49、b48が“100”である場合には、5チ
ャネルであることを意味し、ビット番号b50、b4
9、b48が“101”である場合には、6チャネルで
あることを意味し、ビット番号b50、b49、b48
が“110”である場合には、7チャネルであることを
意味し、ビット番号b50、b49、b48が“11
1”である場合には、8チャネルであることを意味して
いる。ここで、3チャネル以上がマルチチャネルとされ
る。特定コードは、b47からb40及びb39からb
32に記載されるが、ここには、オーディオストーリー
ムのタイプが言語、即ち、音声である場合には、ISO
−639で定められたその言語のコードが言語シンボル
で記載される。オーディオストーリームのタイプが言
語、即ち、音声でない場合には、この領域は、予約とさ
れる。
【0082】VTSオーディオストーリームの数(VT
S_AST_Ns)は、0から8の間で設定される。こ
の為、設定可能なストーリーム数に対応して8個のVT
Sオーディオストーリームの属性(VTS_AST_A
TR)が用意されている。即ち、VTSオーディオスト
ーリーム#0からVTSオーディオストーリーム#7ま
でのVTSオーディオストーリーム属性(VTS_AS
T_Ns)の領域が設けられ、VTSオーディオストー
リームが8個よりも少なく、対応するオーディオストー
リームがない場合には、ないオーディオストーリームに
対応する図22に示すVTSオーディオストーリーム属
性(VTS_AST_Ns)の記述は、全てのビットが
“0”となる。
【0083】更に、VTSMの為のビデオオブジェクト
セット(VTSM_VOBS)95の副映像ストーリー
ム属性(VTSM_SPST_ATR)及びビデオタイ
トルセットタイトル(VTSTT)の為のビデオオブジ
ェクトセット(VTST_VOBS)96の副映像スト
ーリーム属性(VTS_SPST_ATR)には、既に
図11を参照して説明したビデオマネージャーメニュー
用ビデオオブジェクト(VMGM_VOBS)の副映像
ストーリーム属性(VMGM_SPST_ATR)と同
様の属性情報が記述されている。即ち、VTSMの為の
ビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)95
の副映像ストーリーム属性(VTSM_SPST_AT
R)においては、図12に示すようにビット番号b47
からビット番号b40に副映像コード化モード、副映像
表示タイプ、副映像タイプが記述され、ビット番号b3
9からビット番号b0が予約とされている。VTSTT
の為のビデオオブジェクトセット(VTST_VOB
S)96の副映像ストーリーム属性(VTS_SPST
_ATR)においては、図12に示すようにビット番号
b47からビット番号b40に副映像コード化モード、
副映像表示タイプ、副映像タイプが記述され、ビット番
号b39からビット番号b32並びにビット番号b31
からビット番号b24に特定コードが記述され、ビット
番号b23からビット番号b16が特定コードの予約と
され、ビット番号b15からビット番号b8が特定コー
ドの拡張が記述されている。更に、ビット番号b7から
ビット番号b0は、予約とされている。
【0084】副映像コード化モードの記述としてビット
番号b47、b46、b45に“000”が記述される
場合には、副映像データが2ビット/ピクセルタイプの
規格に基づいてランレングス圧縮されている旨が記載さ
れ、副映像コード化モードの記述としてビット番号b4
7、b46、b45に“001”が記述される場合に
は、副映像データが他の規格に基づいてランレングス圧
縮されている旨が記載され、他は予約とされている。予
約には、例えば、圧縮されていない副映像データである
旨を示すRowの符号化方式である旨が記載されても良
い。
【0085】副映像表示タイプは、ビット番号b44、
b43、b42に記述され、VTSM_V_ATR、或
いは、VMGM_V_ATR中の表示アスペクト比が3
/4(ビット番号b11、b10が“00”)のとき、
ビット番号b44、b43、b42には、“000”が
記述され、この属性情報は、使用しない旨を意味してい
る。またVTSM_V_ATR、或いは、VMGM_V
_ATR中の表示アスペクト比が9/16(ビット番号
b11、b10が“11”)で、ビット番号b44、b
43、b42が“001”の場合には、この副映像スト
ーリームがワイド表示のみを許す旨を意味し、ビット番
号b44、b43、b42が“010”の場合には、こ
の副映像ストーリームがレターボックス表示のみを許す
旨を意味し、ビット番号b44、b43、b42が“0
11”の場合には、この副映像ストーリームがワイド表
示及びレターボックス表示の両方を許す旨を意味し、ビ
ット番号b44、b43、b42が“100”の場合に
は、この副映像ストーリームがパンスキャン表示のみを
許す旨を意味し、ビット番号b44、b43、b42が
“110”の場合には、この副映像ストーリームがパン
スキャン表示及びレターボックス表示の両方を許す旨を
意味し、ビット番号b44、b43、b42が“11
1”の場合には、この副映像ストーリームがパンスキャ
ン表示、レターボックス表示及びワイド表示の全てを許
す旨を意味している。更に、副映像タイプについては、
ビット番号b41、b40に記述され、ビット番号b4
1、b40が”00”である場合には、特定せず、ビッ
ト番号b41、b40が”01”である場合には、言
語、即ち、字幕である旨を意味している。ビット番号b
41、b40の他記述は予約とされている。この予約の
例としては、絵柄等がある。
【0086】ビット番号b39からビット番号b32及
びにビット番号b31からビット番号b24に特定コー
ドが記載されるが、ここには、副映像ストーリームのタ
イプが言語、字幕である場合には、ISO−639で定
められたその言語のコードが言語シンボルで記載され
る。副映像ストーリームのタイプが言語でない場合に
は、この領域は、予約とされる。また、ビット番号b1
5からビット番号b8に記述される特定コードの拡張に
は、字幕のキャラクタのタイプが記述される。このビッ
ト番号b15からビット番号b8に“00h”が記述さ
れる場合には、副映像ストーリームのキャラクタが通常
のキャラクタ或いは分類がない旨を意味し、ビット番号
b15からビット番号b8に“01h”が記述される場
合には、大きなキャラクタである旨を意味し、他は、シ
ステムの予約、或いは、ビデオ提供者によって定められ
る。
【0087】VTSメニューの副映像数(VTSM_S
PST_Ns)は、基本的には、1つであるが、0から
3の間の数字に設定できる。この場合、VTSメニュー
の副映像の属性(VTSM_SPST_ATR)は、夫
々が図12のような記述を有する副映像のストーリーム
番号#0、ストーリーム番号#1、ストーリーム番号#
2の順序で記述される。VTSメニューの副映像ストー
リーム数(VTSM_SPST_Ns)が3より小さい
場合には、その存在しないVTSメニューの副映像スト
ーリームに該当するVTSメニューの副映像の属性(V
TSM_SPST_ATR)には、全てのビットに
“0”が記述される。VTSの副映像ストーリーム数
(VTS_SPST_Ns)は、0から32の間の数字
に設定できる。この場合、VTSの副映像の属性(VT
S_SPST_ATR)は、夫々が図12のような記述
を有する副映像のストーリーム番号#0からストーリー
ム番号#31の順序で記述される。VTSの副映像スト
ーリーム数(VTS_SPST_Ns)が32より小さ
い場合には、その存在しないVTSの副映像ストーリー
ムに該当するVTSの副映像の属性(VTSM_SPS
T_ATR)には、全てのビットに“0”が記述され
る。
【0088】ビデオタイトルセット(VTS)のマルチ
チャネルオーディオストーリームの属性(VTS_MU
_AST_ATR)には、マルチチャネルオーディオス
トーリーム#0からマルチチャネルオーディオストーリ
ーム#7までの属性情報が記述されている。各マルチチ
ャネルオーディオストーリーム属性(VTS_MU_A
ST_ATR)には、オーディオチャネルの内容(カラ
オケ或いはサラウンド等)、オーディオミキシングの方
式等が記述される。
【0089】図21に示されるVTSプログラムチェー
ン情報テーブル(VTS_PGCIT)100は、図2
4に示すような構造を備えている。この情報テーブル
(VTS_PGCIT)100には、VTSプログラム
チェーン(VTS_PGC)に関する情報(VTS_P
GCI)が記載され、始めの項目としてVTSプログラ
ムチェーン(VTS_PGC)に関する情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の情報(VTS_PGC
IT_I)102が設けられている。この情報(VTS
_PGCIT_I)102に続いてこの情報テーブル
(VTS_PGCIT)100には、この情報テーブル
(VTS_PGCIT)100中のVTSプログラムチ
ェーン(VTS_PGC)の数(#1から#n)だけV
TSプログラムチェーン(VTS_PGC)をサーチす
るVTS_PGCIサーチポインタ(VTS_PGCI
T_SRP)103が設けられ、最後にVTSプログラ
ムチェーン(VTS_PGC)に対応した数(#1から
#n)だけ各VTSプログラムチェーン(VTS_PG
C)に関する情報(VTS_PGCI)104が設けら
れている。
【0090】VTSプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の情報(VTS_PGC
IT_I)102には、図25に示されるようにVTS
プログラムチェーン(VTS_PGC)の数(VTS_
PGC_Ns)が内容として記述され及びこのテーブル
情報(VTS_PGCIT_I)102の終了アドレス
(VTS_PGCIT_EA)がこの情報テーブル(V
TS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対的な
バイト数で記述されている。
【0091】また、VTS_PGCITサーチポインタ
(VTS_PGCIT_SRP)103には、図26に
示すようにビデオタイトルセット(VTS)72のプロ
グラムチェーン(VTS_PGC)の属性(VTS_P
GC_CAT)及びこのVTS_PGC情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対
的バイト数でVTS_PGC情報(VTS_PGCI)
のスタートアドレス(VTS_PGCI_SA)が記述
されている。ここで、VTS_PGC属性(VTS_P
GC_CAT)には、属性として例えば、最初に再生さ
れるエントリープログラムチェーン(エントリーPG
C)か否かが記載される。通常、エントリープログラム
チェーン(PGC)は、エントリープログラムチェーン
(PGC)でないプログラムチェーン(PGC)に先だ
って記載される。
【0092】ビデオタイトルセッ内のPGC情報(VT
S_PGCI)104には、図27に示すように4つ項
目が記載されている。このPGC情報(VTS_PGC
I)104には、始めに必須項目のプログラムチェーン
一般情報(PGC_GI)105が記述され、これに続
いてビデオオブジェクトがある場合だけ必須の項目とさ
れる少なくとも3つの項目106、107、108が記
載されている。即ち、その3つの項目としてプログラム
チェーンプログラムマップ(PGC_PGMAP)10
6、セル再生情報テーブル(C_PBIT)107及び
セル位置情報テーブル(C_POSIT)108がPG
C情報(VTS_PGCI)104に記載されている。
【0093】プログラムチェーン一般情報(PGC_G
I)105には、図28に示すようにプログラムチェー
ン(PGC)のカテゴリー(PGCI_CAT)、プロ
グラムチェーン(PGC)の内容(PGC_CNT)及
びプログラムチェーン(PGC)の再生時間(PGC_
PB_TIME)が記載されている。PGCのカテゴリ
ー(PGCI_CAT)には、当該PGCのコピーが可
能であるか否か及びこのPGC中のプログラムの再生が
連続であるか或いはランダム再生であるか否か等が記載
される。PGCの内容(PGC_CNT)には、このプ
ログラムチェーンの構成内容、即ち、プログラム数、セ
ルの数等が記載される。PGCの再生時間(PGC_P
B_TIME)には、このPGC中のプログラムのトー
タル再生時間等が記載される。この再生時間は、再生手
順には無関係に連続してPGC内のプログラムを再生す
る場合のプログラムの再生時間が記述される。
【0094】また、プログラムチェーン一般情報(PG
C_GI)105には、PGC副映像ストーリーム制御
(PGC_SPST_CTL)、PGCオーディオスト
ーリーム制御(PGC_AST_CTL)及びPGC副
映像パレット(PGC_SP_PLT)が記載されてい
る。PGC副映像ストーリーム制御(PGC_SPST
_CTL)には、PGCで使用可能な副映像数が記載さ
れ、PGCオーディオストーリーム制御(PGC_AS
T_CTL)には、同様にPGCで使用可能なオーディ
オストーリームの数が記載される。PGC副映像パレッ
ト(PGC_SP_PLT)には、このPGCの全ての
副映像ストーリームで使用する所定数のカラーパレット
のセットが記載される。
【0095】更に、PGC一般情報(PGC_GI)1
05には、PGCプログラムマップ(PGC_PGMA
P_SA)のスタートアドレス(PGC_PGMAP_
SA_SA)、セル再生情報テーブル(C_PBIT)
107のスタートアドレス(C_PBIT_SA)及び
セル位置情報テーブル(C_POSIT)108のスタ
ートアドレス(C_POSIT_SA)が記載されてい
る。いずれのスタートアドレス(C_PBIT_SA及
びC_POSIT_SA)もVTS_PGC情報(VT
S_PGCI)の先頭バイトからの相対的なバイト数で
記載される。プログラムチェーンプログラムマップ(P
GC_PGMAP)106は、図29に示すようにPG
C内のプログラムの構成を示すマップである。このマッ
プ(PGC_PGMAP)106には、図29及び図3
0に示すようにプログラムの開始セル番号であるエント
リーセル番号(ECELLN)がセル番号の昇順に記述
されている。また、エントリーセル番号の記述順にプロ
グラム番号が1から割り当てられている。従って、この
マップ(PGC_PGMAP)106の最初のエントリ
ーセル番号は、#1でなければならないとされている。
【0096】セル再生情報テーブル(C_PBIT)1
07は、PGCのセルの再生順序を定義している。この
セル再生情報テーブル(C_PBIT)107には、図
31に示すようにセル再生情報(C_PBIT)が連続
して記載されている。基本的には、セルの再生は、その
セル番号の順序で再生される。セル再生情報(C_PB
IT)には、図32に示されるように再生情報(P_P
BI)としてセルカテゴリー(C_CAT)が記載され
る。このセルカテゴリー(C_CAT)には、セルがセ
ルブロック中のセルであるか、また、セルブロック中の
セルであれば最初のセルであるかを示すセルブロックモ
ード、セルがブロック中の一部ではない、或いは、アン
グルブロックであるかを示すセルブロックタイプ、シス
テムタイムクロック(STC)の再設定の要否を示すS
TC不連続フラグが記載される。ここで、セルブロック
とは、ある特定のアングルのセルの集合として定義され
る。アングルの変更は、セルブロックを変更することに
よって実現される。即ち、野球を例にとれば、外野から
のシーンを撮影したアングルブロックから内野からのシ
ーンを撮影したアングルブロックの変更がアングルの変
更に相当する。
【0097】また、このセルカテゴリー(C_CAT)
には、セル内では連続して再生するか或いはセル内の各
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)単位で静止す
るかを示すセル再生モード、セルの再生の後に静止させ
るか否か或いはその静止時間を示すセルナビゲーション
制御が記載されている。
【0098】また、図32に示すようにセル再生情報テ
ーブル(C_PBIT)107の再生情報(P_PB
I)は、PGCの全再生時間を記述したセル再生時間
(C_PBTM)を含んでいる。アングルセルブロック
がPGC中にある場合には、そのアングルセル番号1の
再生時間がそのアングルブロックの再生時間を表してい
る。更に、セル再生情報テーブル(C_PBIT)10
7には、当該セルが記録されているビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)85の先頭論理セクタからの相対
的な論理セクタ数でセル中の先頭ビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)85のスタートアドレス(C_FV
OBU_SA)が記載され、また、当該セルが記録され
ているビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の
先頭論理セクタからの相対的な論理セクタ数でセル中の
最終ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のス
タートアドレス(C_LVOBU_SA)が記載され
る。
【0099】セル位置情報テーブル(C_POSI)1
08は、PGC内で使用するセルのビデオオブジェクト
(VOB)の識別番号(VOB_ID)及びセルの識別
番号(C_ID)を特定している。セル位置情報テーブ
ル(C_POSI)には、図33に示されるようにセル
再生情報テーブル(C_PBIT)107に記載される
セル番号に対応するセル位置情報(C_POSI)がセ
ル再生情報テーブル(C_PBIT)と同一順序で記載
される。このセル位置情報(C_POSI)には、図3
4に示すようにセルのビデオオブジェクトユニット(V
OBU)85の識別番号(C_VOB_IDN)及びセ
ル識別番号(C_IDN)が記述されている。
【0100】図6を参照して説明したようにセル84
は、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の集
合とされ、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)8
5は、ナビゲーション(NV)パック86から始まるパ
ック列として定義される。従って、セル84中の最初の
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のスター
トアドレス(C_FVOBU_SA)は、NVパック8
6のスタートアドレスを表すこととなる。このNVパッ
ク86は、図35に示すようにパックヘッダ110、シ
ステムヘッダ111及びナビゲーションデータとしての
2つのパケット、即ち、再生制御情報(PCI)パケッ
ト116及びデータサーチ情報(DSI)パケット11
7から成る構造を有し、図35に示すようなバイト数が
各部に割当てられ、1パックが1論理セクタに相当する
2048バイトに定められている。また、このNVパッ
クは、そのグループオブピクチャー(GOP)中の最初
のデータが含まれるビデオパックの直前に配置されてい
る。オブジェクトユニット85がビデオパックを含まな
い場合であってもNVパックがオーディオパック又は/
及び副映像パックを含むオブジェクトユニットの先頭に
配置される。このようにオブジェクトユニットがビデオ
パックを含まない場合であってもオブジェクトユニット
がビデオパックを含む場合と同様にオブジェクトユニッ
トの再生時間は、ビデオが再生される単位を基準に定め
られる。
【0101】ここで、GOPとは、MPEGの規格で定
められ、既に説明したように複数画面を構成するデータ
列として定義される。即ち、GOPとは、圧縮されたデ
ータに相当し、この圧縮データを伸張させると動画を再
生することができる複数フレームの画像データが再生さ
れる。パックヘッダ110及びシステムヘッダ111
は、MPEG2のシステムレーヤで定義され、パックヘ
ッダ110には、パック開始コード、システムクロック
リファレンス(SCR)及び多重化レートの情報が格納
され、システムヘッダ111には、ビットレート、スト
ーリームIDが記載されている。PCIパケット116
及びDSIパケット117のパケットヘッダ112、1
14には、同様にMPEG2のシステムレーヤに定めら
れているようにパケット開始コード、パケット長及びス
トーリームIDが格納されている。
【0102】他のビデオ、オーディオ、副映像パック8
8、90、91は、図36に示すようにMPEG2のシ
ステムレーヤに定められると同様にパックヘッダ12
0、パケットヘッダ121及び対応するデータが格納さ
れたパケット122から構成され、そのパック長は、2
048バイトに定められている。これらの各パックは、
論理ブロックの境界に一致されている。
【0103】PCIパケット116のPCIデータ(P
CI)113は、VOBユニット(VOBU)85内の
ビデオデータの再生状態に同期してプレゼンテーショ
ン、即ち、表示の内容を変更する為のナビゲーションデ
ータである。即ち、PCIデータ(PCI)113に
は、図37に示されるようにPCI全体の情報としての
PCI一般情報(PCI_GI)及びアングル変更時に
おける各飛び先アングル情報としてのアングル情報(N
SMLS_ANGLI)が記述されている。PCI一般
情報(PCI_GI)には、図38に示されるようにP
CI113が記録されているVOBU85の論理セクタ
からの相対的論理ブロック数でそのPCI113が記録
されているNVパック(NV_PCK)86のアドレス
(NV_PCK_LBN)が記述されている。また、P
CI一般情報(PCI_GI)には、VOBU85のカ
テゴリー(VOBU_CAT)、VOBU85のスター
ト再現時間(VOBU_S_PTM)及び再現終了時間
(VOBU_EPTM)が記述されている。ここで、V
OBU85のスタートPTS(VOBU_SPTS)
は、当該PCI113が含まれるVOBU85中のビデ
オデータの再生開始時間(スタートプレゼンテーション
タイム)を示している。この再生開始時間は、VOBU
85中の最初の再生開始時間である。通常は、最初のピ
クチャーは、MPEGの規格におけるIピクチャー(I
ntra−Picture)の再生開始時間に相当す
る。VOBU85の終了PTS(VOBU_EPTS)
は、当該PCI113が含まれるVOBU85の再生終
了時間(終了プレゼンテーションタイム)を示してい
る。図35に示したDSIパケット117のDSIデー
タ(DSI)115は、VOBユニット(VOBU)8
5のサーチを実行する為のナビゲーションデータであ
る。DSIデータ(DSI)115には、図39に示す
ようにDSI一般情報(DSI_GI)、シームレス再
生情報(SML_PBI)、アングル情報(SML_A
GLI)、ナビゲーションパックのアドレス情報(NV
_PCK_ADI)及び同期再生情報(SYNCI)が
記述されている。
【0104】DSI一般情報(DSI_GI)は、その
DSIデータ115全体の情報が記述されている。即
ち、図40に示すようにDSI一般情報(DSI_G
I)には、NVパック86のシステム時刻基準参照値
(NV_PCK_SCR)が記載されている。このシス
テム時刻基準参照値(NV_PCK_SCR)は、図1
に示す各部に組み込まれているシステムタイムクロック
(STC)に格納され、このSTCを基準にビデオ、オ
ーディオ及び副映像パックがビデオ、オーディオ及び副
映像デコーダ部58、60、62でデコードされ、ビデ
オ及び音声がモニタ部6及びスピーカ部8で再生され
る。DSI一般情報(DSI_GI)には、DSI11
5が記録されているVOBセット(VOBS)82の先
頭論理セクタからの相対的論理セクタ数(RLSN)で
DSI115が記録されているNVパック(NV_PC
K)86のスタートアドレス(NV_PCK_LBN)
が記載され、VOBユニット(VOBU)の先頭論理セ
クタからの相対的論理セクタ数(RLSN)でDSI1
15が記録されているVOBユニット(VOBU)85
中の最終パックのアドレス(VOBU_EA)が記載さ
れている。
【0105】更に、DSI一般情報(DSI_GI)に
は、DSI115が記録されているVOBユニット(V
OBU)の先頭論理セクタからの相対的論理セクタ数
(RLSN)でこのVOBU内での最初のIピクチャー
の最終アドレスが記録されているVパック(V_PC
K)88の終了アドレス(VOBU_IP_EA)が記
載され、当該DSI115が記録されているVOBU8
3の識別番号(VOBU_IP_IDN)及び当該DS
I115が記録されているセルの識別番号(VOBU_
C_IDN)が記載されている。
【0106】DSIのナビゲーションパックアドレス情
報には、所定数のナビゲーションパックのアドレスが記
述されている。このアドレスを参照してビデオの早送り
等が実行される。また、同期情報(SYNCI)には、
DSI115が含まれるVOBユニット(VOBU)の
ビデオデータの再生開始時間と同期して再生する副映像
及びオーディオデータのアドレス情報が記載される。即
ち、図41に示すようにDSI115が記録されている
NVパック(NV_PCK)86からの相対的な論理セ
クタ数(RLSN)で目的とするオーディオパック(A
_PCK)91のスタートアドレス(A_SYNCA)
が記載される。オーディオストーリームが複数(最大
8)ある場合には、その数だけ同期情報(SYNCI)
が記載される。また、同期情報(SYNCI)には、目
的とするオーディオパック(SP_PCK)91を含む
VOBユニット(VOBU)85のNVパック(NV_
PCK)86のアドレス(SP_SYNCA)がDSI
115が記録されているNVパック(NV_PCK)8
6からの相対的な論理セクタ数(RLSN)で記載され
ている。副映像ストーリームが複数(最大32)ある場
合には、その数だけ同期情報(SYNCI)が記載され
る。
【0107】次に、上述したビデオデータ属性(VMG
_V_ATR,VTSM_V_ATR,VTS_V_A
TR)、オーディオデータ属性(VMG_AST_AT
R,VTSM_AST_ATR,VTS_AST_AT
R)、副映像データ属性(VMG_SPST_ATR,
VTSM_SPST_ATR,VTS_SPST_AT
R)に応じてビデオデコーダ部58、オーディオデコー
ダ部60、副映像デコーダ部62、D/A&再生処理部
64が適切にセットされることができる回路構成につい
て次に説明する。
【0108】ビデオデコーダ部58は、図42に示すよ
うに、レジスタ58A、セレクタ58B、MPEG1デ
コーダ58C、及びMPEG2デコーダ58Dにより構
成されている。図42に示す回路においては、システム
CPU部50からシステムプロセッサ部54を介して供
給されるビデオデータ属性(VMGM_V_ATR,V
TSM_V_ATR,VTS_V_ATR)に対応した
制御信号がレジスタ58Aに保持され、その出力がセレ
クタ58Bに出力される。セレクタ58Bは、システム
プロセッサ部54から供給されるビデオデータをレジス
タ58Aからの出力に応じて、MPEG1デコーダ58
C、或いは、MPEG2デコーダ58Dに選択的に出力
している。MPEG1デコーダ58Cが選択される場合
には、セレクタ58BからのビデオデータがMPEG1
デコーダ58Cに供給され、MPEG1の符号化方式で
ビデオデータがデコードされる。MPEG2デコーダ5
8Dが選択される場合には、セレクタ58Bからのビデ
オデータがMPEG2デコーダ58Dに供給され、ビデ
オデータがMPEG2の符号化方式でMPEG2デコー
ダ58Dによってデコードされる。MPEG1デコーダ
58C或いは、MPEG2デコーダ58Dからのデコー
ダ出力は、ビデオデコーダ部58のデコーダ出力として
D/A&再生処理部64内の後述するビデオ再生処理部
201へ出力される。
【0109】オーディオデコーダ部60は、図43に示
すようにレジスタ60A、セレクタ60B、MPEG1
デコーダ60C、AC3デコーダ60D、及びPCMデ
コーダ60E、により構成されている。図43に示す回
路においては、システムCPU部50からシステムプロ
セッサ部54を介して供給されるオーディオデータ属性
(VMGM_AST_ATR,VTSM_AST_AT
R,VTS_AST_ATR)に対応した制御信号がレ
ジスタ60Aによって保持され、その出力はセレクタ6
0Bに出力される。セレクタ60Bは、システムプロセ
ッサ部54から供給されるオーディオデータをレジスタ
60Aからの出力に応じてMPEG1デコーダ60C、
AC3デコーダ60D、或いは、PCMデコーダ60E
に選択的に出力される。MPEG1デコーダ60Cが選
択される場合には、セレクタ60Bからのオーディオデ
ータがMPEG1デコーダ60CによってMPEG1の
符号化方式でデコードされる。AC3デコーダ60Dが
選択される場合には、セレクタ60Bからのオーディオ
データは、AC3デコーダ60DによってAC3の符号
化方式でデコードされる。PCMデコーダ60Eが選択
される場合には、セレクタ60Bからのディジタルのオ
ーディオデータがPCMデコーダ60Eによってアナロ
グのオーディオデータにデコードされる。MPEG1デ
コーダ60C、AC3デコーダ60D、或いは、PCM
デコーダ60Eからのデコーダ出力は、オーディオデコ
ーダ部60のデコーダ出力としてD/A&再生処理部6
4内の後述するオーディオ再生処理部202へ出力され
る。
【0110】副映像デコーダ部62は、図44に示すよ
うに、レジスタ62A、セレクタ62B、ビットマップ
デコーダ62C、及びランレングスデコーダ62Dによ
り構成されている。図44に示す回路においては、シス
テムCPU部50からシステムプロセッサ部54を介し
て供給される副映像データ属性(VMGM_SPST_
ATR,VTSM_SPST_ATR,VTS_SPS
T_ATR)に対応した制御信号がレジスタ62Aによ
って保持され、その出力はセレクタ62Bに出力され
る。セレクタ62Bは、システムプロセッサ部54から
供給される副映像データをレジスタ62Aからの出力に
応じて、ビットマップデコーダ62C、或いは、ランレ
ングスデコーダ62Dに選択的に出力する。ビットマッ
プデコーダ62Cが選択される場合には、セレクタ62
Bからの副映像データがビットマップデコーダ62Cに
よってビットマップの符号化方式でデコードされ、ラン
レングスデコーダ62Dが選択される場合には、セレク
タ62Bからの副映像データがランレングスデコーダ6
2Dによってランレングスの符号化方式でデコードされ
る。
【0111】D/A&再生処理部64は、図1に示すよ
うに、ビデオ再生処理部201、オーディオ再生処理部
202、オーディオミキシング部203、副映像再生処
理部207を有している。ビデオ再生処理部201は、
図45に示すように、内部にメモリを有するレターボッ
クス変換器204、NTSC方式のビデオデータの色差
信号をPAL方式のビデオデータの色差信号に変換、或
いは、PAL方式のビデオデータの色差信号をNTSC
方式のビデオデータの色差信号に変換するビデオフォー
マッタ機能を有するディジタルNTSC/PAL変換器
205及びディジタルビデオ信号をアナログビデオ信号
に変換するD/A変換器206により構成されている。
レターボックス変換器204は、システムCPU部50
からシステムプロセッサ部54を介して供給されるビデ
オデータ属性(VMGM_SPST_ATR,VTSM
_SPST_ATR,VTS_SPST_ATR)の表
示モード(ビット番号b9、b8)に対応した制御信号
に応じて、ビデオデコーダ部58から供給されるビデオ
データをレターボックスに変換するか、或いは、レター
ボックスに変換せずに出力する。このレターボックス変
換処理では、その変換が許される場合(表示モードのビ
ット番号b9、b8が“00”或いは“10”)には、
図9を参照して説明したように9/16のアスペクト比
のビデオデータが3/4のアスペクト比のモニタ部6で
全データが表示できるように変換される。このモニタ部
6での表示時、画像の上限黒い部分ができるため、レタ
ーボックスと言われている。ディジタル・NTSC/P
AL変換器205は、システムCPU部50からシステ
ムプロセッサ部54を介して供給されるビデオデータ属
性(VMGM_SPST_ATR,VTSM_SPST
_ATR,VTS_SPST_ATR)のフレームレー
ト(ビット番号b13、b12)に対応した制御信号に
応じて、レターボックス変換器204からのビデオデー
タがNTSCのフォーマットに変換され、PALのフォ
ーマットに変換される。このディジタル・NTSC/P
AL変換器205からの出力は、D/A変換器206で
アナログデータに変換された後、モニタ部6へ出力され
る。
【0112】オーディオ再生処理部202は、図46に
示すように、レジスタ202A、セレクタ202B、ス
テレオ出力部202C、モノラル出力部202D、サラ
ウンド出力部202Eにより構成されている。図46に
示す回路においては、システムCPU部50からシステ
ムプロセッサ部54を介して供給されるオーディオデー
タ属性(VMGM_SPST_ATR,VTSM_SP
ST_ATR,VTS_SPST_ATR)に対応した
制御信号がレジスタ202Aに保持され、その出力はセ
レクタ202Bに出力される。セレクタ202Bは、オ
ーディオデコーダ部60から供給されるオーディオデー
タをレジスタ202Aからの出力に応じて、ステレオ出
力部202C、モノラル出力部202D、或いは、サラ
ウンド出力部202Eに選択的に出力する。ステレオ出
力部202Cが選択された場合には、セレクタ202B
からのオーディオデータがステレオデータに変換され
る。また、モノラル出力部202Dが選択された場合に
は、セレクタ202Bからのオーディオデータがモノラ
ルデータに変換される。サラウンド出力部202Eが選
択された場合には、セレクタ202Bからのオーディオ
データがサラウンドデータに変換される。ステレオ出力
部202C、モノラル出力部202D、或いは、サラウ
ンド出力部202Eからの出力、つまりオーディオ再生
処理部202の出力は、直接スピーカ部8へ、或いは、
オーディオミキシング部203を介してスピーカ部へ出
力される。
【0113】オーディオデータがマルチチャネルオーデ
ィオデータである場合には、再生処理部202の出力が
オーディオミキシング部203を介してスピーカ部から
出力される。オーディオミキシング部203は、図47
に示すように、レジスタ203A、レジスタ203B、
セレクタ203C、第1ストーリーム処理部203D、
第2ストーリーム処理部203E、ミキシング処理部2
03Fにより構成されている。図47に示す回路におい
ては、レジスタ203A、203Bには、システムCP
U部50からシステムプロセッサ部54を介して供給さ
れるVTSI_MAT中に記述のマルチチャネルオーデ
ィオストーリーム属性(VTS_MU_AST_AT
R)に対応した制御信号が保持され、レジスタ203A
の出力はセレクタ203Cに出力され、レジスタ203
Bの出力は、ミキシング処理部203Fに出力される。
セレクタ203Cは、オーディオ再生処理部202から
供給されるオーディオデータをレジスタ203Aからの
出力に応じて、第1ストーリーム処理部203D、或い
は、第2ストーリーム処理部203Eに選択的に出力す
る。第1ストーリーム処理部203Dが選択された場合
には、セレクタ203Cからのオーディオデータが第1
ストーリーム処理部203Dによって第1ストーリーム
のデータに変換される。第2ストーリーム処理部203
Eが選択された場合には、セレクタ203Cからのオー
ディオデータが第2ストーリーム処理部203Eによっ
て第2ストーリームのデータに変換される。第1ストー
リーム処理部203D或いは、第2ストーリーム処理部
203Eからの出力は、ミキシング処理部203Fへ出
力される。ミキシング処理部203Fでは、レジスタ2
03Aからの出力に応じて、ミキシング処理を実行し、
このミキシング処理されたデータがオーディオミキシン
グ部203からの出力としてスピーカ8等へ出力され
る。
【0114】次に、再び図1を参照して図4から図14
に示す論理フォーマットを有する光ディスク10からの
ムービーデータの再生動作について説明する。尚、図1
においてブロック間の実線の矢印は、データバスを示
し、破線の矢印は、制御バスを示している。
【0115】図1に示される光ディスク装置において
は、電源が投入され、光ディスク10が装填されると、
システム用ROM及びRAM部52からシステムCPU
部50は、初期動作プログラムを読み出し、ディスクド
ライブ部30を作動させる。従って、ディスクドライブ
部30は、リードイン領域27から読み出し動作を開始
し、リードイン領域27に続く、ISO−9660等に
準拠してボリュームとファイル構造を規定したボリュー
ム及びファイル構造領域70が読み出される。即ち、シ
ステムCPU部50は、ディスクドライブ部30にセッ
トされたディスク10の所定位置に記録されているボリ
ューム及びファイル構造領域70を読み出す為に、ディ
スクドライブ部30にリード命令を与え、ボリューム及
びファイル構造領域70の内容を読み出し、システムプ
ロセッサ部54を介して、データRAM部56に一旦格
納する。システムCPU部50は、データRAM部56
に格納されたパステーブル及びディレクトリレコードを
介して各ファイルの記録位置や記録容量等の情報やその
他管理に必要な情報としての管理情報を抜き出し、シス
テム用ROM&RAM部52の所定の場所に転送し、保
存する。
【0116】次に、システムCPU部50は、システム
用ROM&RAM部52から各ファイルの記録位置や記
録容量の情報を参照してファイル番号0番から始まる複
数ファイルから成るビデオマネージャー71を取得す
る。即ち、システムCPU部50は、システム用ROM
及びRAM部52から取得した各ファイルの記録位置や
記録容量の情報を参照してディスクドライブ部30に対
してリード命令を与え、ルートディレクトリ上に存在す
るビデオマネージャー71を構成する複数ファイルの位
置及びサイズを取得し、このビデオマネージャー71を
読み出し、システムプロセッサ部54を介して、データ
RAM部56に格納する。
【0117】このビデオマネージャー71の第1番目の
テーブルであるビデオマネージャー情報管理テーブル
(VMGI_MAT)78がサーチされる。このサーチ
によってビデオマネージャーメニュー(VMGM)の為
のビデオオブジェクトセット(VMGM_VOBS)7
6の開始アドレス(VMGM_VOBS_SA)が獲得
され、ビデオオブジェクトセット(VMGM_VOB
S)76が再生される。このメニュー用のビデオオブジ
ェクトセット(VMGM_VOBS)76の再生に関し
ては、ビデオタイトルセット(VTS)中のタイトルの
為のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)
と同様であるのでその再生手順は省略する。このビデオ
オブジェクトセット(VMGM_VOBS)76で言語
の設定をすると、或いは、ビデオマネージャーメニュー
(VMGM)がない場合には、ビデオマネージャー情報
管理テーブル(VMGI_MAT)がサーチされてタイ
トルセットサーチポインタテーブル(TT_SRPT)
79の開始アドレス、(TT_SRPT_SA)がサー
チされる。ここで、ビデオマネージャーメ二ューの再生
に際しては、システムCPU部50は、ビデオマネージ
ャー(VMGI)75の情報管理テーブル(VMGI_
MAT)78に記述されたボリュームメニュー用のビデ
オ、オーディオ、副映像のストーリーム数及びそれぞれ
の属性情報を取得して属性情報を基に、各々のビデオデ
コーダ部58、オーディオデコーダ部60及び副映像デ
コーダ部62にビデオマネージャーメ二ュー再生のため
のパラメータが設定される。
【0118】このサーチによってタイトルセットサーチ
ポインタテーブル(TT_SRPT)79がシステム用
ROM&RAM部52の所定の場所に転送され、保存さ
れる。次に、システムCPU部50は、タイトルサーチ
ポインタテーブル情報(TSPTI)92からタイトル
サーチポインタテーブル(TT_SRPT)79の最終
アドレスを獲得するとともにキー操作/表示部4からの
入力番号に応じたタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93から入力番号に対応したビデオタイトルセット
番号(VTSN)、プログラムチェーン番号(PGC
N)及びビデオタイトルセットのスタートアドレス(V
TS_SA)が獲得される。タイトルセットが1つしか
ない場合には、キー操作/表示部4からの入力番号の有
無に拘らず1つのタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93がサーチされてそのタイトルセットのスタート
アドレス(VTS_SA)が獲得される。このタイトル
セットのスタートアドレス(VTS_SA)からシステ
ムCPU部50は、目的のタイトルセットを獲得するこ
ととなる。
【0119】次に、図15に示すビデオタイトルセット
72のスタートアドレス(VTS_SA)から図21に
示すようにそのタイトルセットのビデオタイトルセット
情報(VTSI)94が獲得される。このビデオタイト
ルセット情報(VTSI)94のビデオタイトルセット
情報の管理テーブル(VTSI_MAT)98から図2
2に示すビデオタイトルセット情報管理テーブル(VT
SI_MAT)98の終了アドレス(VTI_MAT_
EA)が獲得される。また、オーディオ及び副映像デー
タのストーリーム数(VTS_AST_Ns、VTS_
SPST_Ns)及びビデオ、オーディオ及び副映像デ
ータの属性情報(VTS_V_ATR,VTS_A_A
TR,VTS_SPST_ATR)に基づいて図1に示
される再生装置の各部がその属性に従って設定される。
この属性情報に従った再生装置の各部の設定について
は、より詳細に後に説明する。
【0120】また、ビデオタイトルセット(VTS)の
為のメニュー(VTSM)が単純な構成である場合に
は、図22に示すビデオタイトルセット情報管理テーブ
ル(VTSI_MAT)98からビデオタイトルセット
のメニュー用のビデオオブジェクトセット(VTSM_
VOB)95のスタートアドレス(VTSM_VOB_
SA)が獲得されてそのビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOB)95によってビデオタイトルセットの
メニューが表示される。このメニューを参照して特にプ
ログラムチェーン(PGC)を選択せずに単純にタイト
ルセット(VTS)におけるタイトル(VTST)の為
のビデオオブジェクトセット(VTT_VOBS)96
を再生する場合には、図22に示すそのスタートアドレ
ス(VTSTT_VOB_SA)からそのビデオオブジ
ェクトセット96が再生される。
【0121】プログラムチェーン(PGC)をキー操作
/表示部4で指定する場合には、次のような手順で対象
とするプログラムチェーンがサーチされる。このプログ
ラムチェーンのサーチは、ビデオタイトルセットにおけ
るタイトルの為のプログラムチェーンに限らず、メニュ
ーがプログラムチェーンで構成される比較的複雑なメニ
ューにおいてもそのメニューの為のプログラムチェーン
のサーチに関しても同様の手順が採用される。ビデオタ
イトルセット情報(VTSI)94の管理テーブル(V
TSI_MAT)98に記述される図22に示すビデオ
タイトルセット(VTS)内のプログラムチェーン情報
テーブル(VTS_PGCIT)100のスタートアド
レスが獲得されて図24に示すそのVTSプログラムチ
ェーン情報テーブルの情報(VTS_PGCIT_I)
102が読み込まれる。この情報(VTS_PGCIT
_I)102から図25に示すプログラムチェーンの数
(VTS_PGC_Ns)及びテーブル100の終了ア
ドレス(VTS_PGCIT_EA)が獲得される。
【0122】キー操作/表示部4でプログラムチェーン
の番号が指定されると、その番号に対応した図24に示
すVTS_PGCITサーチポインタ(VTS_PGC
IT_SRP)103から図26に示すそのプログラム
チェーンのカテゴリー及びそのサーチポインタ(VTS
_PGCIT_SRP)103に対応したVTS_PG
C情報104のスタートアドレスが獲得される。このス
タートアドレス(VTS_PGCI_SA)によって図
27に示すプログラムチェーン一般情報(PGC_G
I)が読み出される。この一般情報(PGC_GI)に
よってプログラムチェーン(PGC)のカテゴリー及び
再生時間(PGC_CAT、PGC_PB_TIME)
等が獲得され、その一般情報(PGC_GI)に記載し
たセル再生情報テーブル(C_PBIT)及びセル位置
情報テーブル(C_POSIT)108のスタートアド
レス(C_PBIT_SA、C_POSIT_SA)が
獲得される。スタートアドレス(C_PBIT_SA)
から図33に示すセル位置情報(C_POSI)として
図34に示すようなビデオオブジェクトの識別子(C_
VOB_IDN)及びセルの識別番号(C_IDN)が
獲得される。
【0123】また、スタートアドレス(C_POSIT
_SA)から図31に示すセル再生情報(C_PBI)
が獲得され、その再生情報(C_PBI)に記載の図3
2に示すセル中の最初のVOBU85のスタートアドレ
ス(C_FVOBU_SA)及び最終のVOBUのスタ
ートアドレス(C_LVOBU_SA)が獲得されてそ
の目的とするセルがサーチされる。セルの再生順序は、
図27に示されるPGCプログラムマップ(PGC_P
GMAP)106の図29に示すプログラムのマップを
参照して次々に再生セル84が決定される。このように
決定されたプログラムチェーンのデータセル84が次々
にビデオオブジェクト144から読み出されてシステム
プロセッサ部54を介して、データRAM部56に入力
される。このデータセル84は、再生時間情報を基にビ
デオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60及び副
映像デコーダ部62に与えられてデコードされ、D/A
及び再生処理部64で信号変換されてモニタ部6に画像
が再現されるとともにスピーカ部8、9から音声が再生
される。
【0124】次に、この光ディスク再生装置におけるビ
デオデータ属性情報(VTS_V_ATR)の取得及び
この属性情報(VTS_V_ATR)に従ったビデオデ
コーダ及びビデオ再生処理部201の設定処理につい
て、図48に示すフローチャートを参照して説明する。
設定処理が開始されると、システムCPU部50は、デ
ィスクドライブ部30を制御して、ビデオタイトルセッ
ト情報管理テーブル(VTSI_MAT)98を光ディ
スク10から読み出し、一旦データRAM部56へ格納
する。ステップS0に示すようにデータRAM部56内
に格納したビデオタイトルセット情報管理テーブル(V
TSI_MAT)98に記録されたビデオデータ属性
(VTS_V_ATR)をシステムCPU部50が取得
する。この取得したビデオデータ属性(VTS_V_A
TR)が新たに取得されたか、或いは、既に取得された
ビデオデータ属性(VTS_V_ATR)とは異なる新
しいビデオデータ属性(VTS_V_ATR)かがステ
ップS1で確認される。ビデオデータ属性(VTS_V
_ATR)が取得されない場合には、再度ステップS0
に戻され、新しいビデオデータ属性(VTS_V_AT
R)が既に取得されたビデオデータ属性(VTS_V_
ATR)と同一である場合には、その処理が終了され
る。新なビデオデータ属性(VTS_V_ATR)が取
得された場合には、システムCPU部50は、ステップ
S2に示すように取得したビデオデータ属性(VTS_
V_ATR)に記述されるビデオ圧縮モードがMPEG
1、MPEG2のいずれに準拠しているかの判別し、こ
の判別結果に応じた制御信号が図42に示されるビデオ
デコーダ部58のレジスタ58Aに出力される。これに
より、レジスタ58Aに供給された制御信号に応じてセ
レクタ58Bが切換えられる。即ち、ステップS3に示
すようにビデオ圧縮モード131がMPEG1に準拠し
ている場合、システムプロセッサ部54からのビデオデ
ータはセレクタ58Bを介してMPEG1デコーダ58
Cに供給され、MPEG1のモードでデコードされる。
また、ステップS4に示すようにビデオ圧縮モード13
1がMPEG2に準拠している場合、システムプロセッ
サ部54からのビデオデータはセレクタ58Bを介して
MPEG2デコーダ58Dに供給され、 MPEG2の
モードでデコードされる。
【0125】また、システムCPU部50は、ステップ
S5に示すように取得したビデオデータ属性(VTS_
V_ATR)のフレームレート(ビット番号b13,b
12)に記述されるフレームレートがNTSC方式(フ
レームレート29.97/s)に準拠しているか、或い
は、PAL方式(フレームレート25/s)に準拠して
いるかを判別し、この判別結果に応じた制御信号をD/
A&再生処理部64におけるビデオ再生処理部201内
のディジタル・NTSC/PAL変換器205に出力す
る。NTSC方式(フレームレート29.97/s)に
準拠している場合には、即ち、フレームレートを記述す
るビット番号b13,b12が“00”の場合には、ス
テップS6に示すようにビデオデータは、ディジタル・
NTSC/PAL変換器205によってNTSC方式の
ビデオ信号に変換される。また、PAL方式(フレーム
レート25/s)に準拠している場合には、即ち、フレ
ームレートを記述するビット番号b13,b12が“0
1”の場合には、ステップS7に示すようにビデオデー
タは、ディジタル・NTSC/PAL変換器205によ
ってPAL方式のビデオ信号に変換される。
【0126】また、システムCPU部50は、ステップ
S8に示すように取得したビデオデータ属性(VTS_
V_ATR)に記述される表示アスペクト比が3/4で
あるか9/16であるかを判別する。この判別結果が3
/4であった場合、即ち、表示アスペクト比を記述する
ビット番号b11、b10が“00”である場合には、
システムCPU部50は、レターボックスへの変換処理
を禁止する制御信号をシステムプロセッサ部54を介し
てD/A&再生処理部64におけるビデオ再生処理部2
01のレターボックス変換器204に出力する。これに
より、ステップS9に示すようにレターボックス変換器
204によるレターボックス変換処理が禁止される。ま
た、システムCPU部50は、ステップS10に示すよ
うにパンスキャン処理の禁止を示す制御信号をシステム
プロセッサ部54を介してビデオデコーダ部58内のM
PEG2デコーダ58dに出力する。これにより、MP
EG2デコーダ58dによるパンスキャン処理が禁止さ
れる。
【0127】また、ステップ8における判別結果が9/
16であった場合、即ち、表示アスペクト比を記述する
ビット番号b11、b10が“11”である場合には、
システムCPU部50は、ステップS11に示すように
ユーザーにより指定されている表示アスペクト比が9/
16であるかの判別をする。この判別結果が9/16で
あった場合、既に説明したステップ9に移行される。ユ
ーザーにより指定されている表示アスペクト比が3/4
である場合、システムCPU部50は、ステップS12
に示すようにユーザーによりキー操作部及び表示部4で
指定される表示変換がパンスキャン方式であるかを判別
する。この判別結果がパンスキャン方式の表示変換でな
い場合、システムCPU部50は、ステップ13に示す
ようにレターボックス変換処理を示す制御信号をシステ
ムプロセッサ部54を介してD/A&再生処理部64に
おけるビデオ再生処理部201内のレターボックス変換
器204に出力する。これにより、レターボックス変換
器204によるレターボックス変換処理が設定される。
また、システムCPU部50は、ステップS14に示す
ようにパンスキャン処理の禁止を示す制御信号をシステ
ムプロセッサ部54を介してビデオデコーダ部58内の
MPEG2デコーダ58dに出力する。これにより、M
PEG2デコーダ58dによるパンスキャン処理が禁止
される。
【0128】また、上記ステップ12での判別結果がパ
ンスキャン方式の表示変換であった場合、システムCP
U部50は、ステップS15に示すように取得したビデ
オデータ属性(VTS_V_ATR)に記述されるパン
スキャン134が許可か禁止かの判別する。この判別結
果が許可であった場合、システムCPU部50は、レタ
ーボックス変換処理の禁止を示す制御信号をシステムプ
ロセッサ部54を介してD/A&再生処理部64におけ
るビデオ再生処理部201のレターボックス変換器20
4に出力する。これにより、ステップS16に示すよう
にレターボックス変換器204によるレターボックス変
換処理が禁止される。また、システムCPU部50は、
ステップS17に示すようにパンスキャン処理の許可を
示す制御信号をシステムプロセッサ部54を介してビデ
オデコーダ部58内のMPEG2デコーダ58dに出力
する。これにより、MPEG2デコーダ58dによるパ
ンスキャン処理が設定される。
【0129】また、上記ステップ15での判別結果が禁
止であった場合、システムCPU部50は、ステップS
18に示すようにキー操作部及び表示部4でパンスキャ
ンが禁止されている旨を表示させるか、あるいはインジ
ケータにより表示し、ユーザーに報知する。また、シス
テムCPU部50は、この表示あるいは報知を行った
後、上記ステップ9へ移行される。
【0130】図48のフローにおいて、ビデオデータ属
性情報(VMGM_V_ATR)に従ってビデオデコー
ダ58及びビデオ再生処理部201がセットされる場合
には、ビデオタイトルセット情報管理テーブル(VTS
I_MAT)98に代えてビデオ管理情報管理テーブル
(VMGI_MAT)78が読み出されてビデオデータ
属性情報(VMG_V_ATR)が獲得される。また、
図48のフローにおいて、ビデオデータ属性情報(VT
SM_V_ATR)に従ってビデオデコーダ58及びビ
デオ再生処理部201がセットされる場合には、ビデオ
データ属性情報(VTS_V_ATR)と同様にビデオ
タイトルセット情報管理テーブル(VTSI_MAT)
98からビデオデータ属性情報(VTSM_V_AT
R)が獲得される。
【0131】次に、この光ディスク再生装置におけるオ
ーディオデータ属性(VTS_AST_AT)の取得及
びこの属性情報(VTS_AST_AT)に従ったビデ
オデコーダ及びビデオ再生処理部201の設定処理につ
いて、図49に示すフローチャートを参照して説明す
る。設定処理が開始されると、ステップ20に示すよう
にシステムCPU部50は、ディスクドライブ部30を
制御して、ビデオタイトルセット情報管理テーブル(V
TSI_MAT)98を光ディスク10から読み出し、
一旦データRAM部56へ格納する。ステップ21に示
すようにデータRAM部56内に格納したビデオタイト
ルセット情報管理テーブル(VTSI_MAT)98に
記録されたオーディオストーリーム数をシステムCPU
部50が取得する。ステップ32に示すようにキー操作
及び処理部4の操作によってユーザーが選択可能なオー
ディオストーリーム番号を指定すると、ステップ22に
示すようにデータRAM部56内に格納したビデオタイ
トルセット情報管理テーブル(VTSI_MAT)98
のオーディオデータ属性群(VTS_AST_AT)か
らユーザー指定のストーリーム番号に対応するオーディ
オ属性(VTS_AST_AT)をシステムCPU部5
0が取得する。システムCPU部50は、ステップ23
に示すように取得したオーディオデータ属性(VTS_
AST_AT)内に記述されるオーディオ圧縮モードが
MPEG1、リニアPCMのいずれに準拠しているかの
判別し、この判別結果に応じた制御信号をオーディオデ
コーダ部60のレジスタ60Aに出力する。
【0132】これにより、レジスタ60Aに供給された
制御信号に応じてセレクタ60Bが切換えられ、オーデ
ィオ符号化モードがMPEG1に準拠している場合、シ
ステムプロセッサ部54からのオーディオデータはセレ
クタ60Bを介してMPEG1デコーダ60Cに供給さ
れ、オーディオ符号化モードがAC3に準拠している場
合、システムプロセッサ部54からのオーディオデータ
はセレクタ60Bを介してAC3デコーダ60Dに供給
され、ビデオ符号化モードがディジタルPCMに準拠し
ている場合、システムプロセッサ部54からのオーディ
オデータはセレクタ60Bを介してPCMデコーダ60
Eに供給される。
【0133】また、システムCPU部50は、ステップ
24に示すように取得したオーディオデータ属性(VT
S_AST_ATR)内に記述されるオーディオモード
152がステレオかモノラルかサラウンドのいずれであ
るかの判別し、この判別結果に応じた制御信号をオーデ
ィオ再生処理部202内のレジスタ202Aに出力す
る。これにより、レジスタ202Aに供給された制御信
号に応じてセレクタ202Bが切換えられ、オーディオ
モード152がステレオの場合、オーディオデコーダ部
60からのオーディオデータはセレクタ202Bを介し
てステレオ出力部202Cに供給され、オーディオモー
ド152がモノラルの場合、オーディオデコーダ部60
からのオーディオデータはセレクタ202Bを介してモ
ノラル出力部202Dに供給され、オーディオモード1
52がサラウンドの場合、オーディオデコーダ部60か
らのオーディデータはセレクタ202Bを介してサラウ
ンド出力部202Eに供給される。
【0134】次に、システムCPU部50は、ステップ
25に示すように取得したオーディオデータ属性125
内に記述されるミキシングモードがミキシングが不可で
あるか、ミキシング可能なマスタストーリームである
か、ミキシング可能なスレーブストーリームであるかの
判別し、この判別結果に応じた制御信号をオーディオミ
キシング部203のレジスタ203A、203Bに出力
する。これにより、レジスタ203Aに供給された制御
信号に応じてセレクタ203Cが切換えられ、ステップ
25に示すようにミキシング可能なマスタストーリーム
の場合、ステップ26に示すようにそのストーリームを
第1ストーリームとして第1ストーリーム処理部203
Dに供給され、ステップ27に示すようにミキシング可
能なスレーブストーリームの場合、ステップ28に示す
ようにそのストーリームを第2ストーリームとして第2
ストーリーム処理部203Eに供給され、ミキシング不
可能な独立ストーリームの場合、そのストーリームを第
1ストーリームとして第1ストーリーム処理部203D
に供給される。また、レジスタ203Bに供給された制
御信号に応じてミキシング処理部203Fの処理が切換
えられ、ミキシング可能な場合、第1ストーリーム処理
部203Dの第1ストーリームと第2ストーリーム処理
部203Eの第2ストーリームに対するミキシング処理
を施してスピーカ部8へ出力され、ミキシング不可能な
場合、第1ストーリーム処理部203Dの第1ストーリ
ームのみがスピーカ部8へ出力される。
【0135】また、システムCPU部50は、ステップ
30に示すように取得したオーディオデータ属性125
内に記述されるオーディオ種別153が言語であるか否
かを判定し、この判定結果が言語である場合、言語コー
ド156より、言語コードを取得し、システム用ROM
&RAM部52へ予め格納してある言語コード表より、
対応する言語名を決定し、ステップ31に示すようにモ
ニタ部6等でインジケートする。
【0136】逆にユーザーから、言語コードが指定され
た場合には、オーディオストーリーム数124と、オー
ディオデータ属性125から、目的の言語コードを有す
るオーディオストーリームを特定することができる。
【0137】また、データ再生中に、ユーザーイベント
等によりオーディオストーリーム番号の切り替え指示が
あった場合(S32)、のS22〜S31までの処理に
よりオーディオデータ属性の取得設定を行う。
【0138】以上の一連の処理によりオーディオデコー
ダ部60、オーディオ再生処理部202及びオーディオ
ミキシング部203が再生されるべきタイトルセットの
ビデオデータに対して最適にセットされることとなる。
図49のフローにおいて、オーディオデータ属性(VM
GM_AST_ATR)に従ってビデオデコーダ58及
びビデオ再生処理部201がセットされる場合には、ビ
デオタイトルセット情報管理テーブル(VTSI_MA
T)98に代えてビデオ管理情報管理テーブル(VMG
I_MAT)78が読み出されてオーディオデータ属性
(VMG_AST_ATR)が獲得される。また、図4
8のフローにおいて、オーディオデータ属性(VTSM
_AST_ATR)に従ってオーディオデコーダ部60
及びオーディオ再生処理部202がセットされる場合に
は、オーディオデータ属性(VTSM_AST_AT
R)と同様にビデオタイトルセット情報管理テーブル
(VTSI_MAT)98からオーディオデータ属性
(VTSM_AST_ATR)が獲得される。
【0139】次に、この光ディスク再生装置における副
映像属性情報(VTS_AST_AT)の取得及びこの
属性情報(VTS_SPST_AT)に従った副映像デ
コーダ62及びビデオ再生処理部201の設定処理につ
いて、図48に示すフローチャートを参照して説明す
る。ステップ40に示すようにシステムCPU部50
は、ディスクドライブ部30を制御して、ビデオタイト
ルセット情報管理テーブル(VTSI_MAT)98を
光ディスク10から読み出し、一旦データRAM部56
へ格納する。ステップ41に示すようにデータRAM部
56内に格納したビデオタイトルセット情報管理テーブ
ル(VTSI_MAT)に記録された副映像ストーリー
ム数(VTS_SPST_Ns)をシステムCPU部5
0が取得する。ステップ46に示すようにキー操作及び
処理部4の操作によってユーザーが選択可能な副映像ス
トーリーム番号を指定すると、ステップ42に示すよう
にデータRAM部56内に格納したビデオタイトルセッ
ト情報管理テーブル(VTSI_MAT)に記録された
副映像データ属性(VTS_AST_AT)からユーザ
ー指定のチャネル番号に対応する(VTS_AST_A
T)をシステムCPU部50が取得する。システムCP
U部50は、ステップ43に示すように取得した副映像
データ属性(VTS_AST_AT)内に記述される副
映像圧縮モードがRaw(ビットマップに対応)、ラン
レングス或いはその他であるかの判別し、この判別結果
に応じた制御信号を副映像デコーダ部62のレジスタ6
2Aに出力する。これにより、レジスタ62Aに供給さ
れた制御信号に応じてセレクタ62Bが切換えられ、副
映像圧縮モードがビットマップに対応している場合、シ
ステムプロセッサ部54からの副映像データはセレクタ
62Bを介してビットマップデコーダ62Cに供給さ
れ、副映像圧縮モードがランレングスに対応している場
合、システムプロセッサ部54からの副映像データはセ
レクタ62Bを介してランレングスデコーダ62Dに供
給される。
【0140】また、システムCPU部50は、ステップ
44に示すように取得した副映像データ属性127内に
記述される副映像種別172が言語であるか否かの判別
し、この判別結果が言語である場合、ステップ45に示
すように言語コードより、言語コードを取得し、システ
ム用ROM&RAM部52へ予め格納してある言語コー
ド表より、対応する言語名を決定し、モニタ部6等でイ
ンジケートする。
【0141】ここで、ユーザーから、言語コードが指定
された場合には、副映像ストーリーム数と、副映像デー
タ属性127から、目的の言語コードを有する副映像ス
トーリームを特定することができる。また、ステップ4
6に示すようにデータ再生中に、ユーザーイベント等に
より副映像ストーリーム番号の切換え指示があった場
合、ステップS42〜S45までの処理により副映像デ
ータ属性の取得設定が実行される。
【0142】以上の一連の処理により副映像デコーダ部
62及び副映像再生処理部207が再生されるべきタイ
トルセットのビデオデータに対して最適にセットされる
こととなる。図49のフローにおいて、副映像属性(V
MGM_SPST_ATR)に従って副映像デコーダ部
62及び副映像再生処理部207がセットされる場合に
は、ビデオタイトルセット情報管理テーブル(VTSI
_MAT)98に代えてビデオ管理情報管理テーブル
(VMGI_MAT)78が読み出されて副映像属性
(VMGM_SPST_ATR)が獲得される。また、
図48のフローにおいて、副映像属性(VTSM_SP
ST_ATR)に従ってオーディオデコーダ部60及び
オーディオ再生処理部202がセットされる場合には、
副映像属性(VTS_SPST_ATR)と同様にビデ
オタイトルセット情報管理テーブル(VTSI_MA
T)98から副映像属性(VTSM_SPST_AT
R)が獲得される。
【0143】次に、図51から図53を参照して図4か
ら図41に示す論理フォーマットで映像データ及びこの
映像データを再生するための光ディスク10への記録方
法及びその記録方法が適用される記録システムについて
説明する。
【0144】図51は、映像データをエンコーダしてあ
るタイトルセット84の映像ファイル88を生成するエ
ンコーダシステムが示されている。図51に示されるシ
ステムにおいては、主映像データ、オーディオデータ及
び副映像データのソースとして、例えば、ビデオテープ
レコーダ(VTR)201、オーディオテープレコーダ
(ATR)202及び副映像再生器(Subpictu
re、source)203が採用される。これらは、
システムコントローラ(Syscon)205の制御下
で主映像データ、オーディオデータ及び副映像データを
発生し、これらが夫々ビデオエンコーダ(VENC)2
06、オーディオエンコーダ(AENC)207及び副
映像エンコーダ(SPENC)208に供給され、同様
にシステムコントローラ(Syscon)205の制御
下でこれらエンコーダ206、207、208でA/D
変換されると共に夫々の圧縮方式でエンコードされ、エ
ンコードされた主映像データ、オーディオデータ及び副
映像データ(Comp Video、Comp Aud
io、Comp Sub−pict)としてメモリ21
0、211、212に格納される。
【0145】この主映像データ、オーディオデータ及び
副映像データ(Comp Video、Comp Au
dio、Comp Sub−pict)は、システムコ
ントローラ(Syscon)205によってファイルフ
ォーマッタ(FFMT)214に出力され、既に説明し
たようなこのシステムの映像データのファイル構造に変
換されるとともに各データの設定条件及び属性等の管理
情報がファイルとしてシステムコントローラ(Sysc
on)205によってメモリ216に格納される。
【0146】以下に、映像データからファイルを作成す
るためのシステムコントローラ(Syscon)205
におけるエンコード処理の標準的なフローを説明する。
【0147】図52に示されるフローに従って主映像デ
ータ及びオーディオデータがエンコードされてエンコー
ド主映像及びオーディオデータ(Comp Vide
o、Comp Audio)のデータが作成される。即
ち、エンコード処理が開始されると、図52のステップ
70に示すように主映像データ及びオーディオデータの
エンコードにあたって必要なパラメータが設定される。
この設定されたパラメータの一部は、システムコントロ
ーラ(Syscon)205に保存されるとともにファ
イルフォーマッタ(FFMT)214で利用される。ス
テップS271で示すようにパラメータを利用して主映
像データがプリエンコードされ、最適な符号量の分配が
計算される。ステップS272に示されるようにプリエ
ンコードで得られた符号量分配に基づき、主映像のエン
コードが実行される。このとき、オーディオデータのエ
ンコードも同時に実行される。ステップS273に示す
ように必要であれば、主映像データの部分的な再エンコ
ードが実行され、再エンコードした部分の主映像データ
が置き換えられる。この一連のステップによって主映像
データ及びオーディオデータがエンコードされる。ま
た、ステップS274及びS275に示すように副映像
データがエンコードされエンコード副映像データ(Co
mp Sub−pict)が作成される。即ち、副映像
データをエンコードするにあたって必要なパラメータが
同様に設定される。ステップS274に示すように設定
されたパラメータの一部がシステムコントローラ(Sy
scon)205に保存され、ファイルフォーマッタ
(FFMT)214で利用される。このパラメータに基
づいて副映像データがエンコードされる。この処理によ
り副映像データがエンコードされる。
【0148】図53に示すフローに従って、エンコード
された主映像データ、オーディオデータ及び副映像デー
タ(Comp Video、Comp Audio、C
omp Sub−pict)が組み合わされて図4及び
図21を参照して説明したような映像データのタイトル
セット構造に変換される。即ち、ステップS276に示
すように映像データの最小単位としてのセルが設定さ
れ、セルに関するセル再生情報(C_PBI)が作成さ
れる。次に、ステップS277に示すようにプログラム
チェーンを構成するセルの構成、主映像、副映像及びオ
ーディオ属性等が設定され(これらの属性情報の一部
は、各データエンコード時に得られた情報が利用され
る。)、図21に示すようにプログラムチェーンに関す
る情報を含めたビデオタイトルセット情報管理テーブル
情報(VTSI_MAT)及びビデオタイトルセットプ
ログラムチェーンテーブル(VTS_PGCIT)10
0が作成される。このとき必要に応じてビデオタイトル
セットダイレクトアクセスポインタテーブル(VTS_
DAPT)も作成される。エンコードされた主映像デー
タ、オーディオデータ及び副映像データ(Comp V
ideo、Comp Audio、Comp Sub−
pict)が一定のパックに細分化され、各データのタ
イムコード順に再生可能なように、VOBU単位毎にそ
の先頭にNVパックを配置しながら各データセルが配置
されて図6に示すような複数のセルで構成されるビデオ
オブジェクト(VOB)が構成され、このビデオオブジ
ェクトのセットでタイトルセットの構造にフォーマット
される。
【0149】尚、図53に示したフローにおいて、プロ
グラムチェーン情報は、ステップS277の過程で、シ
ステムコントローラ(Syscon)205のデータベ
ースを利用したり、或いは、必要に応じてデータを再入
力する等を実行し、プログラムチェーン情報(PGI)
として記述される。
【0150】図54は、上述のようにフォーマットされ
たタイトルセットを光ディスクへ記録するためのディス
クフォーマッタのシステムを示している。図54に示す
ようにディスクフォーマッタシステムでは、作成された
タイトルセットが格納されたメモリ220、222から
これらファイルデータがボリュームフォーマッタ(VF
MT)226に供給される。ボリュームフォーマッタ
(VFMT)226では、タイトルセット84、86か
ら管理情報が引き出されてビデオマネージャー71が作
成され、図4に示す配列順序でディスク10に記録され
るべき状態の論理データが作成される。ボリュームフォ
ーマッタ(VFMT)226で作成された論理データに
エラー訂正用のデータがディスクフォーマッタ(DFM
T)228において付加され、ディスクへ記録する物理
データに再変換される。変調器(Modulator)
230において、ディスクフォーマッタ(DFMT)2
28で作成された物理データが実際にディスクへ記録す
る記録データに変換され、この変調処理された記録デー
タが記録器(Recoder)232によってディスク
10に記録される。
【0151】上述したディスクを作成するための標準的
なフローを図55及び図56を参照して説明する。図5
5には、ディスク10に記録するための論理データが作
成されるフローが示されている。即ち、ステップS28
0で示すように映像データファイルの数、並べ順、各映
像データファイル大きさ等のパラメータデータが始めに
設定される。次に、ステップS281で示すように設定
されたパラメータと各ビデオタイトルセット72のビデ
オタイトルセット情報281からビデオマネージャー7
1が作成される。その後、ステップS282に示すよう
にビデオマネージャー71、ビデオタイトルセット72
の順にデータが該当する論理ブロック番号に沿って配置
され、ディスク10に記録するための論理データが作成
される。
【0152】その後、図56に示すようなディスクへ記
録するための物理データを作成するフローが実行され
る。即ち、ステップS283で示すように論理データが
一定バイト数に分割され、エラー訂正用のデータが生成
される。次にステップS284で示すように一定バイト
数に分割した論理データと、生成されたエラー訂正用の
データが合わされて物理セクタが作成される。その後、
ステップS285で示すように物理セクタを合わせて物
理データが作成される。このように図56に示されたフ
ローで生成された物理データに対し、一定規則に基づい
た変調処理が実行されて記録データが作成される。その
後、この記録データがディスク10に記録される。
【0153】上述したデータ構造は、光ディスク等の記
録媒体に記録してユーザーに頒布して再生する場合に限
らず、図57に示すような通信系にも適用することがで
きる。即ち、図51から図54に示した手順に従って図
4に示すようなビデオマネージャー71及びビデオタイ
トルセット72等が格納された光ディスク10が再生装
置300にロードされ、その再生装置のシステムCPU
部50からエンコードされたデータがディジタル的に取
り出され、モジュレータ/トランスミッター310によ
って電波或いはケーブルでユーザー或いはケーブル加入
者側に送られても良い。また、図51及び図54に示し
たエンコードシステム320によって放送局等のプロバ
イダー側でエンコードされたデータが作成され、このエ
ンコードデータが同様にモジュレータ/トランスミッタ
ー310によって電波或いはケーブルでユーザー或いは
ケーブル加入者側に送られても良い。このような通信シ
ステムにおいては、始めにビデオマネージャー71の情
報がモジュレータ/トランスミッター310で変調され
て或いは直接にユーザー側に無料で配布され、ユーザー
がそのタイトルに興味を持った際にユーザー或いは加入
者からの要求に応じてそのタイトルセット72をモジュ
レータ/トランスミッター310によって電波或いはケ
ーブルを介してユーザー側に送られることとなる。タイ
トルの転送は、始めに、ビデオマネージャー71の管理
下でビデオタイトルセット情報94が送られてその後に
このタイトルセット情報94によって再生されるビデオ
タイトルセットにおけるタイトル用ビデオオブジェクト
95が転送される。このとき必要であれば、ビデオタイ
トルセットメニュー用のビデオオブジェクト95も送ら
れる。送られたデータは、ユーザー側でレシーバ/復調
器400で受信され、エンコードデータとして図1に示
すユーザー或いは加入者側の再生装置のシステムCPU
部50で上述した再生処理と同様に処理されてビデオが
再生される。
【0154】ビデオタイトルセット72の転送におい
て、ビデオデータの管理情報として属性情報(VMGM
_V_ATR、VMGM_AST_ATR、VMGM_
SPST_ATR)、(VTSM_V_ATR、VTS
M_AST_ATR、VTSM_SPST_ATR)及
び(VTS_V_ATR、VTS_AST_ATR、V
TS_SPST_ATR)がタイトルセット毎に転送さ
れることから、ユーザー側或いは加入者側の再生システ
ムにおいて適切な再生条件でビデオデータ等を再生処理
することができる。
【0155】
【発明の効果】上述したようにこの発明によれば、ビデ
オデータを表示する際に、そのビデオデータに付与され
ているビデオデータ属性に基づいて、任意にビデオデー
タの出力方式を変更することができ、これらの属性情報
を参照することによってビデオタイトルセット内のビデ
オデータを最適に再生できる。しかも、属性情報が異な
るビデオ・オーディオ及び副映像データが格納されたタ
イトルセットを複数用意してこれらを光ディスクに格納
することによって、規格が異なる再生システムであって
もその再生システムに好適な態様でビデオ・オーディオ
及び副映像データを再生することができる。
【0156】またこの発明は、ビデオデータに対するオ
ーディオストーリームや副映像ストーリームが複数存在
する場合、それぞれのストーリームやチャネルに対する
属性をそれぞれの個数分、それぞれ番号順に記録してい
ることから、指定した番号のオーディオストーリーム或
いは副映像ストーリームのデータ属性を容易に取得し、
指定したオーディオストーリーム或いは副映像ストーリ
ームに対応して再生システムを最適な再生状態に設定す
ることができる。オリジナル映像に対して、再生画面に
適合した表示モードへの変更を許可するか否かに関して
の情報が属性情報として記述されることから、常に製作
者の意図を反映させた状態でビデオ等を再生することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る光ディスク装置の概
略を示すブロック図である。
【図2】図1に示したディスクドライブ装置の機構部の
詳細を示すブロック図である。
【図3】図1に示したディスクドライブ装置に装填され
る光ディスクの構造を概略的に示す斜視図である。
【図4】図3に示す光ディスクの論理フォーマットの構
造を示す。
【図5】図4に示されるビデオマネージャーの構造を示
す。
【図6】図5に示されたビデオオブジェクトセット(V
OBS)の構造を示す例である。
【図7】図5に示されたビデオマネージャー(VMG
I)内のボリュームマネージャー情報管理テーブル(V
MGI_MAT)のパラメータ及び内容を示す。
【図8】図7に示されたVMGMのビデオ属性を記述し
たビットテーブルである。
【図9】VMGMのビデオ属性の記述内容に係る表示ア
スペクト比と表示モードとの関係を示す説明図である。
【図10】図9に示されたレターボックスの表示が変わ
ることを説明する為の平面図である。
【図11】図7に示されたVMGMのオーディオストー
リーム属性を記述したビットテーブルである。
【図12】図7に示されたVMGMの副映像ストーリー
ム属性を記述したビットテーブルである。
【図13】図5に示されたビデオマネージャー(VMG
I)内のタイトルサーチポインタテーブル(TSPT)
の構造を示す。
【図14】図13に示したタイトルサーチポインタテー
ブル(TSPT)のタイトルサーチポインタテーブルの
情報(TSPTI)のパラメータ及び内容を示す。
【図15】図13に示したタイトルサーチポインタテー
ブル(TSPT)の入力番号に対応したタイトルサーチ
ポインタ(TT_SRP)のパラメータ及び内容を示
す。
【図16】ファイルに記憶されるプログラムチェーンの
構造を説明するための図。
【図17】図5に示されたビデオマネージャー(VMG
I)内のビデオタイトルセット属性テーブル(VTS_
ATRT)の構造を示す。
【図18】図17に示されたビデオタイトルセット属性
テーブル(VTS_ATRT)のビデオタイトルセット
属性テーブル情報(VTS_ATRTI)のパラメータ
及び内容を示す。
【図19】図17に示されたビデオタイトルセット属性
テーブル(VTS_ATRT)のビデオタイトルセット
属性サーチポインタ(VTS_ATR_SRP)のパラ
メータ及び内容を示す。
【図20】図17に示されたビデオタイトルセット属性
テーブル(VTS_ATRT)のビデオタイトルセット
属性(VTS_ATR)のパラメータ及び内容を示す。
【図21】図4に示したビデオタイトルセットの構造を
示す。
【図22】図21に示したビデオタイトルセット情報
(VTSI)のビデオタイトルセット情報の管理テーブ
ル(VTSI_MAT)のパラメータ及び内容を示す。
【図23】図21に示したテーブル(VTSI_MA
T)に記述されるオーディオストーリーム属性(VTS
_AST_ATR)のビットマップテーブルを示してい
る。
【図24】図21に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
構造を示す。
【図25】図24に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
情報(VTS_PGCITI)のパラメータ及び内容を
示す。
【図26】図24に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
サーチポインタ(VTS_PGCIT_SRP)のパラ
メータ及び内容を示す。
【図27】図24に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
プログラムチェーンに対応したビデオタイトルセットの
為のプログラムチェーン情報(VTS_PGCI)の構
造を示す。
【図28】図27に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のプログラムチェーンの一般情報(P
GC_GI)のパラメータ及び内容を示す。
【図29】図27に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のプログラムチェーンのマップ(PG
C_PGMAP)の構造を示す。
【図30】図19に示したプログラムチェーンのマップ
(PGC_PGMAP)に記述されるプログラムに対す
るエントリーセル番号(ECELLN)のパラメータ及
び内容を示す。
【図31】図27に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のセル再生情報テーブル(C_PBI
T)の構造を示す。
【図32】図32に示したセル再生情報テーブル(C_
PBIT)のパラメータ及び内容を示す。
【図33】図27に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のセル位置情報(C_POSI)の構
造を示す。
【図34】図33に示したセル位置情報(C_POS
I)のパラメータ及び内容を示す。
【図35】図6に示したナビゲーションパックの構造を
示す。
【図36】図6に示したビデオ、オーディオ、副映像パ
ックの構造を示す。
【図37】図35に示されるナビゲーションパックの再
生制御情報(PCI)のパラメータ及び内容を示す。
【図38】図37に示される再生制御情報(PCI)中
の一般情報(PCI_GI)のパラメータ及び内容を示
す。
【図39】図35に示されるナビゲーションパックのデ
ィスクサーチ情報(DSI)のパラメータ及び内容を示
す。
【図40】図39に示されるディスクサーチ情報(DS
I)のDSI一般情報(DSI_GI)のパラメータ及
び内容を示す。
【図41】図37に示されるビデオオブジェクト(VO
B)の同期再生情報(SYNCI)のパラメータ及びそ
の内容を示す。
【図42】図1に示すビデオデコーダ部の回路構成を示
すブロック図。
【図43】図1に示すオーディオデコーダ部の回路構成
を示すブロック図。
【図44】図1に示す副映像デコーダ部の回路構成を示
すブロック図。
【図45】図1に示すビデオ再生処理部の回路構成を示
すブロック図。
【図46】図1に示すオーディオ再生処理部の回路構成
を示すブロック図。
【図47】図1に示すオーディオミキシング部の回路構
成を示すブロック図。
【図48】ビデオデータ属性の取得及び再生システムの
設定処理を説明するためのフローチャート。
【図49】オーディオデータ属性の取得及び再生システ
ムの設定処理を説明するためのフローチャート。
【図50】副映像データ属性の取得及び再生システムの
設定処理を説明するためのフローチャート。
【図51】ビデオデータをエンコーダしてビデオファイ
ルを生成するエンコーダシステムを示すブロック図であ
る。
【図52】図51に示されるエンコード処理を示すフロ
ーチャートである。
【図53】図52に示すフローでエンコードされた主ビ
デオデータ、オーディオデータ及び副映像データを組み
合わせてビデオデータのファイルを作成するフローチャ
ートである。
【図54】フォーマットされたビデオファイルを光ディ
スクへ記録するためのディスクフォーマッタのシステム
を示すブロック図である。
【図55】図54に示されるディスクフォーマッタにお
けるディスクに記録するための論理データを作成するフ
ローチャートである。
【図56】論理データからディスクへ記録するための物
理データを作成するフローチャートである。
【図57】図4に示すビデオタイトルセットを通信系を
介して転送するシステムを示す概略図である。
【符号の説明】
4 … キー操作/表示部 6 … モニタ部 8 … スピーカ部 10 … 光ディスク 11 … モータドライブ回路 12 … スピンドルモータ 16 … 光反射層 24 … クランピング領域 26 … リードアウト領域 27 … リードイン領域 28 … データ記録領域 30 … ディスクドライブ部 32 … 光学ヘッド32 33 … フィードモータ 36 … フォーカス回路 37 … フィードモータ駆動回路 38 … トラッキング回路 40 … ヘッドアンプ 44 … サーボ処理回路 50 … システムCPU部 52 … システムROM/RAM部) 54 … システムプロッセッサ部 56 … データRAM部 58 … ビデオデコータ部 60 … オーディオデコーダ部 62 … 副映像デコーダ部 64 … D/A及びデータ再生部 70 … ボリューム及びファイル構造領域 71 … ビデオマネージャー(VMG) 72 … ビデオタイトルセット(VTS) 73 … 他の記録領域 74 … ファイル 75 … ビデオマネージャー情報(VMGI) 76 … ビデオマネージャーメニューの為のビデオオ
ブジェクトセット(VMGM_VOBS) 77 … ビデオマネージャー情報のバックアップ(V
MGI BUP) 78 … ビデオ管理情報管理テーブル(VMGI_M
AT) 79 … タイトルサーチポインタテーブル(TT_S
RPT) 80 … ビデオタイトルセット属性テーブル(VTS
_ATRT) 82 … ビデオオブジェクトセット(VOBS) 83 … ビデオオブジェクト(VOB) 84 … セル95 85 … ビデオオブジェクトユニット(VOBU) 86 … ナビゲーションパック(NVパック) 88 … ビデオパック(Vパック) 90 … 副映像パック(SPパック) 91 … オーディオパック(Aパック) 95 … ビデオタイトルセットのメニュー用ビデオオ
ブジェクトセット(VTSM_VOBS) 96 … ビデオタイトルセットのタイトルの為のビデ
オオブジェクトセット(VTSTT_VOBS) 97 … ビデオタイトルセット情報(VTSI)のバ
ックアップ 98 … ビデオタイトルセット情報管理テーブル(V
TSI_MAT) 99 … ビデオタイトルセットパートオブタイトルサ
ーチポインタテーブル(VTS_PTT_SRPT) 100 … ビデオタイトルセットプログラムチェーン
情報テーブル(VTS_PGCIT) 101 … ビデオタイトルセットタイムサーチマップ
テーブル(VTS_MAPT) 104 … PGC情報(VTS_PGCI) 106 … プログラムチェーンプログラムマップ(P
GC_PGMAP) 107 … セル再生情報テーブル(C_PBIT) 108 … セル位置情報テーブル(C_POSIT) 111 … ビデオタイトルセットメニューPGCIユ
ニットテーブル(VTSM_PGCI_UT) 112 … ビデオタイトルセットセルアドレステープ
ル(VTS_C_ADT) 113 … VTS_PGCITサーチポインタ(VT
S_PGCIT_SRP) 116 … PCIパケット 117 … DSIパケット 201 … ビデオ再生処理部 202 … オーディオ再生処理部 203 … オーディオミキシング部 204 … フレームレート処理部 205 … システムコントローラ(Sys、con) 206 … ビデオエンコーダ(VENC) 207 … オーディオエンコーダ(AENC) 208 … 副映像エンコーダ(SPENC) 215 … メモリ 226 … ボリュームフォーマッタ(VFMT) 228 … ディスクフォーマッタ(DFMT) 230 … 変調器(Modulater) 232 … 記録器(Recoder) 320 … エンコードシステム 310 … モジュレータ/トランスミッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/00 H04N 5/85 Z 5D110 H04N 5/85 7/01 Z 7/01 5/93 Z Fターム(参考) 5C052 AA01 AB04 AB05 AC08 CC11 DD01 DD04 5C053 FA23 GA11 GB06 GB37 HA29 JA30 5C063 BA03 CA23 CA25 DA07 DA13 DB10 5D044 AB05 AB07 BC02 CC06 DE02 DE03 DE12 DE43 DE44 DE49 DE54 GK08 GK12 5D090 AA01 BB02 BB03 BB04 CC04 CC14 DD03 5D110 AA14 AA27 AA29 BB25 CF05 DA04

Claims (68)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオデータが格納されている再生データ
    領域と前記格納されているビデオデータ自体に関する管
    理情報及びビデオデータの再生手順に関する再生情報が
    記述され再生情報領域であって、前記管理情報は、ビデ
    オデータビデオ信号に変換する為に必要なビデオデータ
    に固有のビデオ属性に関する情報を含む再生情報領域と
    を有する記録媒体からビデオデータを再生するシステム
    において、 再生情報領域からビデオデータ及び再生情報を検索する
    検索手段と、 ビデオ属性に夫々対応して設けられ、検索されたビデオ
    データをビデオ信号に変換する変換部と、 検索されたビデオ属性情報に従って変換部を選択する選
    択手段と、 を具備することを特徴とする再生システム。
  2. 【請求項2】前記属性情報は、ビデオデータを圧縮する
    第1及び第2の圧縮モードに関する情報を含み、変換部
    は、夫々選択手段によって選択されてビデオデータをこ
    の第1及び第2圧縮モードに対応する第1及び第2の伸
    長モードでデコードする第1及び第2のデコード部を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  3. 【請求項3】前記属性情報は、ビデオデータの表示方式
    を定める第1及び第2のフレームレートに関する情報を
    含み、変換部は、夫々選択手段によって選択されて第1
    及び第2のフレームレートに従ってビデオデータが表示
    されるビデオ信号に変換する第1及び第2の変換ユニッ
    トを含むことを特徴とする請求項1に記載の再生システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記属性情報は、ビデオデータを映像とし
    て表示する際の画面の比を表す第1及び第2のアスペク
    ト比に関する情報を含み、変換部は、夫々選択手段によ
    って選択されて第1及び第2のアスペクト比を有するビ
    デオ信号に変換する第1及び第2の変換ユニットを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  5. 【請求項5】前記属性情報は、ビデオデータを映像とし
    て表示する表示方式を表す第1及び第2の表示モードに
    関する情報を含み、変換部は、夫々選択手段によって選
    択されてビデオデータをこの表示モードを有するビデオ
    信号に変換する第1及び第2の変換ユニットを含む請求
    項1に記載の再生システム
  6. 【請求項6】前記属性情報は、第1及び第2の表示モー
    ドで表示することを許可する情報を含み、第1及び第2
    の変換ユニットは、ビデオデータをこの許可された第1
    及び第2の表示モードを有するビデオ信号に変換するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  7. 【請求項7】前記再生データ領域には、オーディオデー
    タが格納され、前記属性情報は、オーディオデータのオ
    ーディオコーディングモードに関する情報を含み、変換
    部は、オーディオデータをこのコーディングモードに従
    ってデコードするデコード部を含むことを特徴とする請
    求項1に記載の再生システム。
  8. 【請求項8】前記再生データ領域には、オーディオデー
    タが格納され、前記属性情報は、オーディオデータのオ
    ーディオタイプに関する情報を含み、変換部は、オーデ
    ィオデータをこのオーディオタイプに適したオーディオ
    信号に変換する変換ユニットを含むことを特徴とする請
    求項1に記載の再生システム。
  9. 【請求項9】前記再生データ領域には、オーディオデー
    タが格納され、前記属性情報は、オーディオデータのア
    プリケーションタイプに関する情報を含み、変換部は、
    オーディオデータをこのアプリケーションタイプに適し
    たオーディオ信号に変換する変換ユニットを含むことを
    特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  10. 【請求項10】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    量子化ビット数に関する情報を含み、変換部は、オーデ
    ィオデータをこの量子化ビット数に従ってデコードする
    デコードユニットを含むことを特徴とする請求項1に記
    載の再生システム。
  11. 【請求項11】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    サンプリング周波数に関する情報を含み、変換部は、オ
    ーディオデータをこのサンプリング周波数に従ってデコ
    ードするデコードユニットを含むことを特徴とする請求
    項1に記載の再生システム。
  12. 【請求項12】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    オーディオチャネル数に関する情報を含み、変換部は、
    オーディオデータをこのオーディオチャネル数内で選定
    される数に対応するオーディオチャネル信号に変換する
    変換ユニットを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    再生システム。
  13. 【請求項13】前記再生データ領域には、副映像データ
    が格納されていることを特徴とする請求項1に記載の再
    生システム。
  14. 【請求項14】前記再生データ領域には、副映像データ
    が格納され、前記属性情報は、副映像データの副映像コ
    ード化モードに関する情報を含み、変換部は、副映像デ
    ータをこの副映像コード化モードに従ってデコードする
    デコードユニットを含むことを特徴とする請求項1に記
    載の再生システム。
  15. 【請求項15】前記再生データ領域には、副映像データ
    が格納され、前記属性情報は、副映像データの副映像表
    示タイプに関する情報を含み、変換部は、副映像データ
    をこの副映像表示タイプに適した副映像信号に変換する
    変換ユニットを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    再生システム。
  16. 【請求項16】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    マルチチャネルオーディオストーリームに関する情報を
    含み、変換部は、オーディオデータをマルチチャネルオ
    ーディオストーリームの属性に従ってデコードするデコ
    ードユニットを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    再生システム。
  17. 【請求項17】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    マルチチャネルオーディオストーリームに関する情報を
    含み、変換部は、オーディオデータをマルチチャネルオ
    ーディオストーリームの属性に従ってミキシングするミ
    キシング手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    再生システム。
  18. 【請求項18】前記再生データ領域には、ビデオデー
    タ、オーディオデータ、副映像データ及びこれらのデー
    タの再生を制御する制御データが格納され、制御データ
    は、ビデオデータの再生時間を規定する時間情報及びビ
    デオデータに同期して再生されるオーディオデータ及び
    副映像データに関する同期情報を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の再生システム。
  19. 【請求項19】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、管理情報は、オーディオデータに含ま
    れるオーディオストーリームの数を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の再生システム。
  20. 【請求項20】前記再生データ領域には、副映像データ
    が格納され、前記管理情報は、この副映像データに含ま
    れる副映像ストーリームの数を含むことを特徴とする請
    求項1に記載の再生システム。
  21. 【請求項21】前記ビデオデータは、再生されるビデオ
    データに関するメニューを表示する為のメニューデータ
    を含み、前記管理データは、メニューデータをメニュー
    用再生信号に変換する為に必要な固有の属性情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  22. 【請求項22】前記ビデオデータは、当該記録媒体に記
    録されたデータの選択項目を表示する為の管理メニュー
    データを含み、前記管理データは、管理メニューデータ
    をメニュー用再生信号に変換する為に必要な固有の属性
    情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の再生シス
    テム。
  23. 【請求項23】ビデオデータが格納されている再生デー
    タ領域と前記格納されているビデオデータ自体に関する
    管理情報及びビデオデータの再生手順に関する再生情報
    が記述され再生情報領域であって、前記管理情報は、ビ
    デオデータビデオ信号に変換する為に必要なビデオデー
    タに固有のビデオ属性に関する情報を含む再生情報領域
    とを有する記録媒体からビデオデータを再生する方法に
    おいて、 再生情報領域からビデオデータ及び再生情報を検索する
    工程と、 検索されたビデオ属性情報に従って変換方法を選択する
    工程と、 選択された変換方法で検索されたビデオデータをビデオ
    信号に変換する工程と、 を具備することを特徴とする再生方法。
  24. 【請求項24】前記属性情報は、ビデオデータを圧縮す
    る第1及び第2の圧縮モードに関する情報を含み、変換
    工程は、夫々選択手段によって選択されてビデオデータ
    をこの第1及び第2圧縮モードに対応する第1及び第2
    の伸長モードでデコードする第1及び第2のデコード工
    程を含むことを特徴とする請求項23に記載の再生方
    法。
  25. 【請求項25】前記属性情報は、ビデオデータの表示方
    式を定める第1及び第2のフレームレートに関する情報
    を含み、変換工程は、夫々選択手段によって選択されて
    第1及び第2のフレームレートに従ってビデオデータが
    表示されるビデオ信号に変換する第1及び第2の変換工
    程を含むことを特徴とする請求項23に記載の再生方
    法。
  26. 【請求項26】前記属性情報は、ビデオデータを映像と
    して表示する際の画面の比を表す第1及び第2のアスペ
    クト比に関する情報を含み、変換工程は、夫々選択手段
    によって選択されて第1及び第2のアスペクト比を有す
    るビデオ信号に変換する第1及び第2の変換工程を含む
    ことを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
  27. 【請求項27】前記属性情報は、ビデオデータを映像と
    して表示する表示方式を表す第1及び第2の表示モード
    に関する情報を含み、変換工程は、夫々選択手段によっ
    て選択されてビデオデータをこの表示モードを有するビ
    デオ信号に変換する第1及び第2の変換工程を含むこと
    を特徴とする請求項23に記載の再生方法。
  28. 【請求項28】前記属性情報は、第1及び第2の表示モ
    ードで表示することを許可する情報を含み、第1及び第
    2の変換工程では、ビデオデータをこの許可された第1
    及び第2の表示モードを有するビデオ信号に変換するこ
    とを特徴とする請求項27に記載の再生方法。
  29. 【請求項29】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    オーディオコーディングモードに関する情報を含み、変
    換工程は、オーディオデータをこのコーディングモード
    に従ってデコードするデコード工程を含むことを特徴と
    する請求項23に記載の再生方法。
  30. 【請求項30】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    オーディオタイプに関する情報を含み、変換工程は、オ
    ーディオデータをこのオーディオタイプに適したオーデ
    ィオ信号に変換する変換工程を含むことを特徴とする請
    求項23に記載の再生方法。
  31. 【請求項31】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    アプリケーションタイプに関する情報を含み、変換部工
    程は、オーディオデータをこのアプリケーションタイプ
    に適したオーディオ信号に変換する変換工程を含むこと
    を特徴とする請求項23に記載の再生方法。
  32. 【請求項32】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    量子化ビット数に関する情報を含み、変換工程は、オー
    ディオデータをこの量子化ビット数に従ってデコードす
    るデコード工程を含むことを特徴とする請求項23に記
    載の再生方法。
  33. 【請求項33】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    サンプリング周波数に関する情報を含み、変換工程は、
    オーディオデータをこのサンプリング周波数に従ってデ
    コードするデコード工程を含むことを特徴とする請求項
    23に記載の再生方法。
  34. 【請求項34】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    オーディオチャネル数に関する情報を含み、変換工程
    は、オーディオデータをこのオーディオチャネル数内で
    選定される数に対応するオーディオチャネル信号に変換
    する変換工程を含むことを特徴とする請求項23に記載
    の再生方法。
  35. 【請求項35】前記再生データ領域には、副映像データ
    が格納されていることを特徴とする請求項23に記載の
    再生方法。
  36. 【請求項36】前記再生データ領域には、副映像データ
    が格納され、前記属性情報は、副映像データの副映像コ
    ード化モードに関する情報を含み、変換工程は、副映像
    データをこの副映像コード化モードに従ってデコードす
    るデコード工程を含むことを特徴とする請求項23に記
    載の再生方法。
  37. 【請求項37】前記再生データ領域には、副映像データ
    が格納され、前記属性情報は、副映像データの副映像表
    示タイプに関する情報を含み、変換工程は、副映像デー
    タをこの副映像表示タイプに適した副映像信号に変換す
    る変換工程を含むことを特徴とする請求項23に記載の
    再生方法。
  38. 【請求項38】前記再生データ領域には、副映像データ
    が格納され、前記属性情報は、副映像データの副映像タ
    イプに関する情報を含み、変換工程は、副映像データを
    この副映像タイプに適した副映像信号に変換工程を含む
    ことを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
  39. 【請求項39】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    マルチチャネルオーディオストーリームに関する情報を
    含み、変換工程は、オーディオデータをマルチチャネル
    オーディオストーリームの属性に従ってデコードするデ
    コード工程を含むことを特徴とする請求項23に記載の
    再生方法。
  40. 【請求項40】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、前記属性情報は、オーディオデータの
    マルチチャネルオーディオストーリームに関する情報を
    含み、変換工程は、オーディオデータをマルチチャネル
    オーディオストーリームの属性に従ってミキシングする
    ミキシング工程を含むことを特徴とする請求項23に記
    載の再生方法。
  41. 【請求項41】前記再生データ領域には、ビデオデー
    タ、オーディオデータ、副映像データ及びこれらのデー
    タの再生を制御する制御データが格納され、制御データ
    は、ビデオデータの再生時間を規定する時間情報及びビ
    デオデータに同期して再生されるオーディオデータ及び
    副映像データに関する同期情報を含むことを特徴とする
    請求項23に記載の再生方法。
  42. 【請求項42】前記再生データ領域には、オーディオデ
    ータが格納され、管理情報は、オーディオデータに含ま
    れるオーディオストーリームの数を含むことを特徴とす
    る請求項23に記載の再生方法。
  43. 【請求項43】前記再生データ領域には、副映像データ
    が格納され、前記管理情報は、この副映像データに含ま
    れる副映像ストーリームの数を含むことを特徴とする請
    求項23に記載の再生方法。
  44. 【請求項44】前記ビデオデータは、再生されるビデオ
    データに関するメニューを表示する為のメニューデータ
    を含み、前記管理データは、メニューデータをメニュー
    用再生信号に変換する為に必要な固有の属性情報を含む
    ことを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
  45. 【請求項45】前記ビデオデータは、当該記録媒体に記
    録されたデータの選択項目を表示する為の管理メニュー
    データを含み、前記管理データは、管理メニューデータ
    をメニュー用再生信号に変換する為に必要な固有の属性
    情報を含むことを特徴とする請求項23に記載の再生方
    法。
  46. 【請求項46】時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生されるべき複数のビデオデータユ
    ニットであって、そのデータユニットがビデオデータを
    圧縮してパケット化した複数のデータパック列から構成
    されるビデオデータを生成すると共にそのビデオデータ
    自体に関する管理情報並びにその再生手順を指定する再
    生管理データを生成する手段であって前記管理情報は、
    ビデオデータをビデオ信号に変換する為に必要なビデオ
    データに固有のビデオ属性に関する情報を含む生成手段
    と、 再生管理データを転送した後にビデオデータユニットを
    転送する手段と、 ビデオ属性に夫々対応して設けられ、転送されたビデオ
    データユニットをビデオ信号に変換する変換部と、及び
    転送された再生管理データのビデオ属性情報に従って変
    換部の変換部を選択する選択手段と、 から構成される再生データを転送する通信システム。
  47. 【請求項47】前記属性情報は、ビデオデータを圧縮す
    る第1及び第2の圧縮モードに関する情報を含み、変換
    部は、夫々選択手段によって選択されてビデオデータを
    この第1及び第2圧縮モードに対応する第1及び第2の
    伸長モードでデコードする第1及び第2のデコード部を
    含むことを特徴とする請求項46に記載の通信システ
    ム。
  48. 【請求項48】前記属性情報は、ビデオデータの表示方
    式を定める第1及び第2のフレームレートに関する情報
    を含み、変換部は、夫々選択手段によって選択されて第
    1及び第2のフレームレートに従ってビデオデータが表
    示されるビデオ信号に変換する第1及び第2の変換ユニ
    ットを含むことを特徴とする請求項46に記載の通信シ
    ステム。
  49. 【請求項49】前記属性情報は、ビデオデータを映像と
    して表示する際の画面の比を表す第1及び第2のアスペ
    クト比に関する情報を含み、変換部は、夫々選択手段に
    よって選択されて第1及び第2のアスペクト比を有する
    ビデオ信号に変換する第1及び第2の変換ユニットを含
    むことを特徴とする請求項46に記載の通信システム。
  50. 【請求項50】前記属性情報は、ビデオデータを映像と
    して表示する表示方式を表す第1及び第2の表示モード
    に関する情報を含み、変換部は、夫々選択手段によって
    選択されてビデオデータをこの表示モードを有するビデ
    オ信号に変換する第1及び第2の変換ユニットを含むこ
    とを特徴とする請求項46に記載の通信システム。
  51. 【請求項51】前記属性情報は、第1及び第2の表示モ
    ードで表示することを許可する情報を含み、第1及び第
    2の変換ユニットは、ビデオデータをこの許可された第
    1及び第2の表示モードを有するビデオ信号に変換する
    ことを特徴とする請求項50に記載の通信システム。
  52. 【請求項52】前記データパック列は、オーディオデー
    タをパケット化したオーディオデータパック列を更に含
    み、前記属性情報は、オーディオデータのオーディオコ
    ーディングモードに関する情報を含み、変換部は、オー
    ディオデータをこのコーディングモードに従ってデコー
    ドするデコード部を含むことを特徴とする請求項46に
    記載の通信システム。
  53. 【請求項53】前記データパック列は、オーディオデー
    タをパケット化したオーディオデータパック列を更に含
    み、前記属性情報は、オーディオデータのオーディオタ
    イプに関する情報を含み、変換部は、オーディオデータ
    をこのオーディオタイプに適したオーディオ信号に変換
    する変換ユニットを含むことを特徴とする請求項46に
    記載の通信システム。
  54. 【請求項54】前記データパック列は、オーディオデー
    タをパケット化したオーディオデータパック列を更に含
    み、前記属性情報は、オーディオデータのアプリケーシ
    ョンタイプに関する情報を含み、変換部は、オーディオ
    データをこのアプリケーションタイプに適したオーディ
    オ信号に変換する変換ユニットを含むことを特徴とする
    請求項46に記載の通信システム。
  55. 【請求項55】前記データパック列は、オーディオデー
    タをパケット化したオーディオデータパック列を更に含
    み、前記属性情報は、オーディオデータの量子化ビット
    数に関する情報を含み、変換部は、オーディオデータを
    この量子化ビット数に従ってデコードするデコードユニ
    ットを含むことを特徴とする請求項46に記載の通信シ
    ステム。
  56. 【請求項56】前記データパック列は、オーディオデー
    タをパケット化したオーディオデータパック列を更に含
    み、前記属性情報は、オーディオデータのサンプリング
    周波数に関する情報を含み、変換部は、オーディオデー
    タをこのサンプリング周波数に従ってデコードするデコ
    ードユニットを含むことを特徴とする請求項46に記載
    の通信システム。
  57. 【請求項57】前記データパック列は、オーディオデー
    タをパケット化したオーディオデータパック列を更に含
    み、前記属性情報は、オーディオデータのオーディオチ
    ャネル数に関する情報を含み、変換部は、オーディオデ
    ータをこのオーディオチャネル数内で選定される数に対
    応するオーディオチャネル信号に変換する変換ユニット
    を含むことを特徴とする請求項46に記載の通信システ
    ム。
  58. 【請求項58】前記データパック列は、副映像データを
    パケット化した副映像データパック列を更に含むことを
    特徴とする請求項46に記載の通信システム。
  59. 【請求項59】前記データパック列は、副映像データを
    パケット化した副映像データパック列を更に含み、前記
    属性情報は、副映像データの副映像コード化モードに関
    する情報を含み、変換部は、副映像データをこの副映像
    コード化モードに従ってデコードするデコードユニット
    を含むことを特徴とする請求項46に記載の通信システ
    ム。
  60. 【請求項60】前記データパック列は、副映像データを
    パケット化した副映像データパック列を更に含み、前記
    属性情報は、副映像データの副映像表示タイプに関する
    情報を含み、変換部は、副映像データをこの副映像表示
    タイプに適した副映像信号に変換する変換ユニットを含
    むことを特徴とする請求項46に記載の通信システム。
  61. 【請求項61】前記データパック列は、副映像データを
    パケット化した副映像データパック列を更に含み、前記
    属性情報は、副映像データの副映像タイプに関する情報
    を含み、変換部は、副映像データをこの副映像タイプに
    適した副映像信号に変換ユニットを含むことを特徴とす
    る請求項46に記載の通信システム。
  62. 【請求項62】前記データパック列は、オーディオデー
    タをパケット化したオーディオデータパック列を更に含
    み、前記属性情報は、オーディオデータのマルチチャネ
    ルオーディオストーリームに関する情報を含み、変換部
    は、オーディオデータをマルチチャネルオーディオスト
    ーリームの属性に従ってデコードするデコードユニット
    を含むことを特徴とする請求項46に記載の通信システ
    ム。
  63. 【請求項63】前記データパック列は、オーディオデー
    タをパケット化したオーディオデータパック列を更に含
    み、前記属性情報は、オーディオデータのマルチチャネ
    ルオーディオストーリームに関する情報を含み、変換部
    は、オーディオデータをマルチチャネルオーディオスト
    ーリームの属性に従ってミキシングするミキシング手段
    を含むことを特徴とする請求項46に記載の通信システ
    ム。
  64. 【請求項64】前記パック列は、ビデオデータ、オーデ
    ィオデータ、副映像データ及びこれらのデータの再生を
    制御する制御データをパケット化した制御データパック
    を更に含み、制御データは、ビデオデータの再生時間を
    規定する時間情報及びビデオデータに同期して再生され
    るオーディオデータ及び副映像データに関する同期情報
    を含むことを特徴とする請求項46に記載の通信システ
    ム。
  65. 【請求項65】前記データパック列は、オーディオデー
    タをパケット化したオーディオデータパック列を更に含
    み、管理情報は、オーディオデータに含まれるオーディ
    オストーリームの数を含むことを特徴とする請求項46
    に記載の通信システム。
  66. 【請求項66】前記データパック列は、副映像データを
    パケット化したオ副映像データパック列を更に含み、前
    記再生データ領域には、副映像データが格納され、前記
    管理情報は、この副映像データに含まれる副映像ストー
    リームの数を含むことを特徴とする請求項46に記載の
    通信システム。
  67. 【請求項67】前記ビデオデータは、再生されるビデオ
    データに関するメニューを表示する為のメニューデータ
    を含み、前記管理データは、メニューデータをメニュー
    用再生信号に変換する為に必要な固有の属性情報を含む
    ことを特徴とする請求項46に記載の通信システム。
  68. 【請求項68】前記ビデオデータは、当該記録媒体に記
    録されたデータの選択項目を表示する為の管理メニュー
    データを含み、前記管理データは、管理メニューデータ
    をメニュー用再生信号に変換する為に必要な固有の属性
    情報を含むことを特徴とする請求項46に記載の通信シ
    ステム。
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