JP2003047450A - 鱗茎菜類調製機 - Google Patents
鱗茎菜類調製機Info
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Landscapes
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 移送中の鱗茎菜類の姿勢を安定させて、茎や
根を均一な長さに効率よく切除し、運搬上や保存上、商
品の外見上好適な製品に加工できる鱗茎菜類調製機を提
供すること。 【解決手段】 鱗茎菜類の茎部または根部の少なくとも
いずれかを鱗茎部から切除する鱗茎菜類調製機であっ
て、その調製機に、茎部または根部の鱗茎部との境界部
位を保持し移送する鱗茎部側円盤型移送体と、茎部また
は根部の端部側を把持し移送する端部側円盤型移送体
と、鱗茎部側円盤型移送体と端部側円盤型移送体との間
に切除用カッターを備え、円盤型移送体の回転に伴って
移送しながら茎部または根部を切除する構成の鱗茎菜類
調製機において、根部に当接して根部を円盤型移送体と
略平行な方向に屈曲させる根部ガイドを取り付ける。
根を均一な長さに効率よく切除し、運搬上や保存上、商
品の外見上好適な製品に加工できる鱗茎菜類調製機を提
供すること。 【解決手段】 鱗茎菜類の茎部または根部の少なくとも
いずれかを鱗茎部から切除する鱗茎菜類調製機であっ
て、その調製機に、茎部または根部の鱗茎部との境界部
位を保持し移送する鱗茎部側円盤型移送体と、茎部また
は根部の端部側を把持し移送する端部側円盤型移送体
と、鱗茎部側円盤型移送体と端部側円盤型移送体との間
に切除用カッターを備え、円盤型移送体の回転に伴って
移送しながら茎部または根部を切除する構成の鱗茎菜類
調製機において、根部に当接して根部を円盤型移送体と
略平行な方向に屈曲させる根部ガイドを取り付ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラッキョウ等の鱗
茎菜類を掘り取り、収穫した後、鱗茎から茎や根を切除
するための調製機に関するものであり、移送中の鱗茎菜
類の姿勢を安定させ、切除の精度を向上させるための技
術に関する。
茎菜類を掘り取り、収穫した後、鱗茎から茎や根を切除
するための調製機に関するものであり、移送中の鱗茎菜
類の姿勢を安定させ、切除の精度を向上させるための技
術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来用いられている鱗茎菜類調製機で
は、円盤型移送体に設けられているスリット状の配置溝
で鱗茎菜類は保持されているが、配置溝の幅が一定であ
るために、大束の根部は挿入しずらく、また小束の根部
は保持することができず、鱗茎菜類の姿勢を安定して移
送することができず、茎部や根部の均一な切除ができな
いという問題点があった。また、鱗茎菜類の根部を挟持
するために、バネやカム等を用いた可動式の挟持機構を
備えた調製機では、可動部が鱗茎菜類からでる液滴によ
り可動部が動かなくなったり、構造が複雑であるため製
造コストが高く、また、機構自体が作業の邪魔となり作
業性が悪いという問題があった。また、従来の鱗茎菜類
調製機では、茎部や根部を切除した鱗茎菜類製品を収納
する収納箱は作業者の位置からは視認することができ
ず、鱗茎菜類製品の充填量を随時把握することができな
いため、充填量を確認するためには、作業を一時中断し
なければならなかった。
は、円盤型移送体に設けられているスリット状の配置溝
で鱗茎菜類は保持されているが、配置溝の幅が一定であ
るために、大束の根部は挿入しずらく、また小束の根部
は保持することができず、鱗茎菜類の姿勢を安定して移
送することができず、茎部や根部の均一な切除ができな
いという問題点があった。また、鱗茎菜類の根部を挟持
するために、バネやカム等を用いた可動式の挟持機構を
備えた調製機では、可動部が鱗茎菜類からでる液滴によ
り可動部が動かなくなったり、構造が複雑であるため製
造コストが高く、また、機構自体が作業の邪魔となり作
業性が悪いという問題があった。また、従来の鱗茎菜類
調製機では、茎部や根部を切除した鱗茎菜類製品を収納
する収納箱は作業者の位置からは視認することができ
ず、鱗茎菜類製品の充填量を随時把握することができな
いため、充填量を確認するためには、作業を一時中断し
なければならなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の構成
が有していた問題を解決しようとするものであり、その
目的は、移送中の鱗茎菜類の姿勢を安定させて、茎や根
を均一な長さに効率よく切除し、運搬上や保存上、商品
の外見上好適な製品に加工できる鱗茎菜類調製機を提供
することである。
が有していた問題を解決しようとするものであり、その
目的は、移送中の鱗茎菜類の姿勢を安定させて、茎や根
を均一な長さに効率よく切除し、運搬上や保存上、商品
の外見上好適な製品に加工できる鱗茎菜類調製機を提供
することである。
【０００４】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による鱗茎菜類調製機は、以下の特徴を備え
る。鱗茎菜類の茎部または根部の少なくともいずれかを
鱗茎部から切除する鱗茎菜類調製機であって、その調製
機が、茎部または根部の鱗茎部との境界部位を保持し移
送する鱗茎部側円盤型移送体と、茎部または根部の端部
側を把持し移送する端部側円盤型移送体と、鱗茎部側円
盤型移送体と端部側円盤型移送体との間に切除用カッタ
ーを備え、円盤型移送体の回転に伴って移送しながら茎
部または根部を切除する構成の鱗茎菜類調製機におい
て、根部に当接して根部を円盤型移送体と略平行な方向
に屈曲させる根部ガイドを取り付けたものである。
に、本発明による鱗茎菜類調製機は、以下の特徴を備え
る。鱗茎菜類の茎部または根部の少なくともいずれかを
鱗茎部から切除する鱗茎菜類調製機であって、その調製
機が、茎部または根部の鱗茎部との境界部位を保持し移
送する鱗茎部側円盤型移送体と、茎部または根部の端部
側を把持し移送する端部側円盤型移送体と、鱗茎部側円
盤型移送体と端部側円盤型移送体との間に切除用カッタ
ーを備え、円盤型移送体の回転に伴って移送しながら茎
部または根部を切除する構成の鱗茎菜類調製機におい
て、根部に当接して根部を円盤型移送体と略平行な方向
に屈曲させる根部ガイドを取り付けたものである。
【０００５】前記根部ガイドを備える鱗茎菜類調製機に
おいて、鱗茎菜類の根部に当接して弾性変形可能な弾性
体から成る根部ガイドを取り付けたものである。
おいて、鱗茎菜類の根部に当接して弾性変形可能な弾性
体から成る根部ガイドを取り付けたものである。
【０００６】前記根部ガイドを備える鱗茎菜類調製機に
おいて、屈曲した線状である根部ガイドを取り付けたも
のである。
おいて、屈曲した線状である根部ガイドを取り付けたも
のである。
【０００７】前記根部ガイドを備える鱗茎菜類調製機に
おいて、根部ガイドと円盤型移送体との間隔が、円盤型
移送体の回転方向に向かって減少する構成にしたもので
ある。
おいて、根部ガイドと円盤型移送体との間隔が、円盤型
移送体の回転方向に向かって減少する構成にしたもので
ある。
【０００８】鱗茎菜類の茎部または根部の少なくともい
ずれかを鱗茎部から切除する鱗茎菜類調製機であって、
その調製機が、茎部または根部の鱗茎部との境界部位を
保持し移送する鱗茎部側円盤型移送体と、根部の端部側
を把持し移送する端部側円盤型移送体と、鱗茎部側円盤
型移送体の外側と端部側円盤型移送体との間に切除用カ
ッターを備え、円盤型移送体の回転に伴って移送する構
成による鱗茎菜類調製機において、端部側円盤型移送体
に根部を挟持するように弾性体によりなるクランパーと
その受け台を取り付けたものである。
ずれかを鱗茎部から切除する鱗茎菜類調製機であって、
その調製機が、茎部または根部の鱗茎部との境界部位を
保持し移送する鱗茎部側円盤型移送体と、根部の端部側
を把持し移送する端部側円盤型移送体と、鱗茎部側円盤
型移送体の外側と端部側円盤型移送体との間に切除用カ
ッターを備え、円盤型移送体の回転に伴って移送する構
成による鱗茎菜類調製機において、端部側円盤型移送体
に根部を挟持するように弾性体によりなるクランパーと
その受け台を取り付けたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
示した実施例に基づいて説明する。なお、実施形態は、
本発明の主旨から逸脱しない限り適宜設計変更可能なも
のである。図１に本発明によるラッキョウ調製機におけ
るラッキョウ姿勢安定装置の正面図、図２にその側面図
を示す。本装置は、収穫時に茎や根が残存したラッキョ
ウから茎部と根部を同時に切除した後、分離し、それぞ
れを適当な箱に収納する機能のあるラッキョウ調製機に
おいて、移送中のラッキョウの姿勢を安定させる機能を
有する。
示した実施例に基づいて説明する。なお、実施形態は、
本発明の主旨から逸脱しない限り適宜設計変更可能なも
のである。図１に本発明によるラッキョウ調製機におけ
るラッキョウ姿勢安定装置の正面図、図２にその側面図
を示す。本装置は、収穫時に茎や根が残存したラッキョ
ウから茎部と根部を同時に切除した後、分離し、それぞ
れを適当な箱に収納する機能のあるラッキョウ調製機に
おいて、移送中のラッキョウの姿勢を安定させる機能を
有する。
【００１０】ラッキョウ調製機（１）には正面視（図
１）で示されるように、４枚のディスクを備え、それら
は、茎部の端部側を保持する第１ディスク（２）、茎部
と鱗茎部との境界付近を保持する第２ディスク（３）、
鱗茎部と根部との境界付近を保持する第３ディスク
（４）、根部の端部側を保持する第４ディスク（５）で
あり、各ディスク（２）（３）（４）（５）は同軸上に
配設され、同速度で反時計回りに回転する。
１）で示されるように、４枚のディスクを備え、それら
は、茎部の端部側を保持する第１ディスク（２）、茎部
と鱗茎部との境界付近を保持する第２ディスク（３）、
鱗茎部と根部との境界付近を保持する第３ディスク
（４）、根部の端部側を保持する第４ディスク（５）で
あり、各ディスク（２）（３）（４）（５）は同軸上に
配設され、同速度で反時計回りに回転する。
【００１１】各ディスク（２）（３）（４）（５）の円
周上には側面視（図２）で示されるように、ラッキョウ
が配置される配置溝（６）が複数設けられており、作業
者はラッキョウをその配置溝（６）に順次配置してい
く。
周上には側面視（図２）で示されるように、ラッキョウ
が配置される配置溝（６）が複数設けられており、作業
者はラッキョウをその配置溝（６）に順次配置してい
く。
【００１２】ラッキョウは配置溝（６）に配置されたま
ま、各ディスク（２）（３）（４）（５）の回転ととも
に移送され、調製機本体（１）内に配設されている茎部
カッター（７）と根部カッター（８）により茎部および
根部が切除される。
ま、各ディスク（２）（３）（４）（５）の回転ととも
に移送され、調製機本体（１）内に配設されている茎部
カッター（７）と根部カッター（８）により茎部および
根部が切除される。
【００１３】ここで、本発明のラッキョウ安定装置につ
いて説述する。側面視（図２）で示されるように、線状
素材で構成された根部ガイド（９）が第４ディスク
（５）の左側に回転方向に沿って配設されている。根部
ガイド（９）と第４ディスク（５）との間隔は作業者側
で広く、ディスクの回転が進むにつれて狭くなるように
配設してある。このため、作業者は容易にラッキョウを
配置溝（６）に配置することができる。配置溝（６）に
配置されたラッキョウはディスクの回転が進むにつれ
て、根部は根部ガイド（９）により軸方向に対して略直
角方向に押さえつけられながら挟持され、ラッキョウの
軸方向での位置のずれが抑えられ、ラッキョウの姿勢を
安定した状態で移送することができる。
いて説述する。側面視（図２）で示されるように、線状
素材で構成された根部ガイド（９）が第４ディスク
（５）の左側に回転方向に沿って配設されている。根部
ガイド（９）と第４ディスク（５）との間隔は作業者側
で広く、ディスクの回転が進むにつれて狭くなるように
配設してある。このため、作業者は容易にラッキョウを
配置溝（６）に配置することができる。配置溝（６）に
配置されたラッキョウはディスクの回転が進むにつれ
て、根部は根部ガイド（９）により軸方向に対して略直
角方向に押さえつけられながら挟持され、ラッキョウの
軸方向での位置のずれが抑えられ、ラッキョウの姿勢を
安定した状態で移送することができる。
【００１４】根部ガイド（９）は金属性の弾性体により
なる線状素材を加工したガイド部と取り付け用プレート
からなり、本体内側より取り付けられている。ガイド部
は金属性の弾性体によりなる線状素材で構成されるた
め、第４ディスク（５）とで挟持された根部は、移送中
に根部ガイド（９）により切断されたり、絡んだりする
ことなく移送され、その後、茎部カッター（７）および
根部カッター（８）により茎部および根部が切除され
る。根部ガイド（９）と第４ディスク（５）とで根部は
回転方向に沿って略直角に折り曲げられ挟持されるた
め、ラッキョウの軸方向での動きが抑えられ、また、切
除時に根部の上下方向の動きがなくなるので切断長さが
均一化し、安定する。また、根部を全体的に挟持でき、
跳ね上がった根も挟持できるので、切断ムラがなくな
り、根の切り残しがなくなる。
なる線状素材を加工したガイド部と取り付け用プレート
からなり、本体内側より取り付けられている。ガイド部
は金属性の弾性体によりなる線状素材で構成されるた
め、第４ディスク（５）とで挟持された根部は、移送中
に根部ガイド（９）により切断されたり、絡んだりする
ことなく移送され、その後、茎部カッター（７）および
根部カッター（８）により茎部および根部が切除され
る。根部ガイド（９）と第４ディスク（５）とで根部は
回転方向に沿って略直角に折り曲げられ挟持されるた
め、ラッキョウの軸方向での動きが抑えられ、また、切
除時に根部の上下方向の動きがなくなるので切断長さが
均一化し、安定する。また、根部を全体的に挟持でき、
跳ね上がった根も挟持できるので、切断ムラがなくな
り、根の切り残しがなくなる。
【００１５】根部カッター（８）により切除された根は
根部ガイド（９）の先端部まで第４ディスク（５）とで
挟持されたまま、第４ディスク（５）の回転とともに移
送され、その後、下方の根屑箱（１７）に落下する。ま
た、根部ガイド（９）の先端は自由端となっており、軸
方向および上下方向に、弾性効果を持つようにしてあ
る。このため、根部ガイド（９）と第４ディスク（５）
との間には、切除された根は挟まりにくく、また、周辺
に飛散せずに根屑箱に安定して収納することができる。
根部ガイド（９）は線状素材で構成され極めて簡易な構
造であるため、製造コストが低く抑えられる。
根部ガイド（９）の先端部まで第４ディスク（５）とで
挟持されたまま、第４ディスク（５）の回転とともに移
送され、その後、下方の根屑箱（１７）に落下する。ま
た、根部ガイド（９）の先端は自由端となっており、軸
方向および上下方向に、弾性効果を持つようにしてあ
る。このため、根部ガイド（９）と第４ディスク（５）
との間には、切除された根は挟まりにくく、また、周辺
に飛散せずに根屑箱に安定して収納することができる。
根部ガイド（９）は線状素材で構成され極めて簡易な構
造であるため、製造コストが低く抑えられる。
【００１６】図３に本発明によるラッキョウ調製機にお
ける別実施例である簡易式根部挟持機構の正面図、図４
にその側面図、図５にその斜視詳細図を示す。本機構
は、収穫時に茎や根が残存したラッキョウから茎部と根
部を同時に切除した後、分離し、それぞれを適当な箱に
収納する機能のあるラッキョウ調製機において、根部を
弾性体によりなる簡易式な機構で挟持する機能を有す
る。
ける別実施例である簡易式根部挟持機構の正面図、図４
にその側面図、図５にその斜視詳細図を示す。本機構
は、収穫時に茎や根が残存したラッキョウから茎部と根
部を同時に切除した後、分離し、それぞれを適当な箱に
収納する機能のあるラッキョウ調製機において、根部を
弾性体によりなる簡易式な機構で挟持する機能を有す
る。
【００１７】ラッキョウ調製機（１）には正面視（図
３）で示されるように、３枚のディスクを備え、茎部と
鱗茎部との境界付近を保持する第１ディスク（１０）、
鱗茎部と根部との境界付近を保持する第２ディスク（１
１）、根部の端部側を保持する第３ディスク（１２）で
あり、各ディスク（１０）（１１）（１２）の円周上に
は側面視（図４）で示されるように、ラッキョウが配置
される配置溝（１３）が複数設けられており、第３ディ
スク（１２）の円周上の各配置溝（１３）の外側には、
根部を挟持するために、コイルバネ、板バネ、またはゴ
ム等を材質とした弾性体で構成されるクランパー（１
４）と受け台（１５）が設けられている。クランパー
（１４）は、側面視（図４）で示されるように、ディス
クの回転方向に付勢される形で取り付けられており、突
端部は第３ディスク（１２）の外周よりも外側になるよ
うにしてある。また、先端部は自由端であり、その先端
部は第３ディスクの外側面に接している。
３）で示されるように、３枚のディスクを備え、茎部と
鱗茎部との境界付近を保持する第１ディスク（１０）、
鱗茎部と根部との境界付近を保持する第２ディスク（１
１）、根部の端部側を保持する第３ディスク（１２）で
あり、各ディスク（１０）（１１）（１２）の円周上に
は側面視（図４）で示されるように、ラッキョウが配置
される配置溝（１３）が複数設けられており、第３ディ
スク（１２）の円周上の各配置溝（１３）の外側には、
根部を挟持するために、コイルバネ、板バネ、またはゴ
ム等を材質とした弾性体で構成されるクランパー（１
４）と受け台（１５）が設けられている。クランパー
（１４）は、側面視（図４）で示されるように、ディス
クの回転方向に付勢される形で取り付けられており、突
端部は第３ディスク（１２）の外周よりも外側になるよ
うにしてある。また、先端部は自由端であり、その先端
部は第３ディスクの外側面に接している。
【００１８】クランパー（１４）は、第３ディスク（１
２）の外周側になるに従い、受け台（１５）との間隔が
広くなるように構成されているので、作業者は容易に、
根部を挿入できる。また、第３ディスク（１２）と第２
ディスク（１１）との間隔が上部においては若干広くな
るように構成されているので、ラッキョウは移送される
に従い、クランパー（１４）と受け台（１５）によって
挟持された根部は軸方向に対して引張りの力を受け、ラ
ッキョウの根部を確実に挟持することができる。
２）の外周側になるに従い、受け台（１５）との間隔が
広くなるように構成されているので、作業者は容易に、
根部を挿入できる。また、第３ディスク（１２）と第２
ディスク（１１）との間隔が上部においては若干広くな
るように構成されているので、ラッキョウは移送される
に従い、クランパー（１４）と受け台（１５）によって
挟持された根部は軸方向に対して引張りの力を受け、ラ
ッキョウの根部を確実に挟持することができる。
【００１９】第３ディスク（１２）の下部には固定され
た根部排出用フック（１６）を設けてあり、その根部排
出用フック（１６）により、ディスクの回転とともにク
ランパー（１４）が開放され、切除された根部は排出さ
れ、根屑箱に落下収納される。
た根部排出用フック（１６）を設けてあり、その根部排
出用フック（１６）により、ディスクの回転とともにク
ランパー（１４）が開放され、切除された根部は排出さ
れ、根屑箱に落下収納される。
【００２０】本機構は第２ディスク（１１）側にも取り
付けることができるため、作業者が本機構に接触する機
会が減少し、作業性や安全性がさらに向上する。
付けることができるため、作業者が本機構に接触する機
会が減少し、作業性や安全性がさらに向上する。
【００２１】図６に本発明によるラッキョウ調製機にお
ける製品ガイド（１８）を示す。茎部や根部を切除され
たラッキョウ製品が製品ガイドを通過する際に、製品ガ
イドに滞留したり、または、脱落しないような範囲で製
品ガイドにゆるやかな屈曲部を設け、作業者が収納箱
（１９）の充填量を視認できうる位置に配設してある。
収納箱の位置は、作業者が視認できうる範囲であれば左
右どちらにでも配設が可能であるが、通常、作業者は作
業者の右側に調製前のラッキョウを配置し、作業を行う
ので収納箱は左側に配設すると好適である。
ける製品ガイド（１８）を示す。茎部や根部を切除され
たラッキョウ製品が製品ガイドを通過する際に、製品ガ
イドに滞留したり、または、脱落しないような範囲で製
品ガイドにゆるやかな屈曲部を設け、作業者が収納箱
（１９）の充填量を視認できうる位置に配設してある。
収納箱の位置は、作業者が視認できうる範囲であれば左
右どちらにでも配設が可能であるが、通常、作業者は作
業者の右側に調製前のラッキョウを配置し、作業を行う
ので収納箱は左側に配設すると好適である。
【００２２】
【発明の効果】本発明の鱗茎菜類調製機は、以上の構成
を備えるので以下の効果を奏する。請求項１に記載の鱗
茎菜類調製機によると、根部ガイドにより、鱗茎菜類の
根部の大きさに関わらず根部全体を挟持し、また、鱗茎
菜類の軸方向での位置がずれることなく鱗茎菜類を安定
して移送できる構成をとるので、長さのムラのない均一
で安定した茎部や根部の切除が可能となり、形状のそろ
った品質の良好な製品を調製することができる。鱗茎菜
類製品の形状が均一化するので出荷・運搬・保存上も好
適で輸送・流通コストの低減に寄与する。
を備えるので以下の効果を奏する。請求項１に記載の鱗
茎菜類調製機によると、根部ガイドにより、鱗茎菜類の
根部の大きさに関わらず根部全体を挟持し、また、鱗茎
菜類の軸方向での位置がずれることなく鱗茎菜類を安定
して移送できる構成をとるので、長さのムラのない均一
で安定した茎部や根部の切除が可能となり、形状のそろ
った品質の良好な製品を調製することができる。鱗茎菜
類製品の形状が均一化するので出荷・運搬・保存上も好
適で輸送・流通コストの低減に寄与する。
【００２３】請求項２に記載の鱗茎菜類調製機による
と、鱗茎菜類の根部に当接して弾性変形可能な弾性体か
ら成る根部ガイドを備えるので、鱗茎菜類の根部の大き
さに関わらず根部を挟持することができるので、作業効
率の向上に寄与する。
と、鱗茎菜類の根部に当接して弾性変形可能な弾性体か
ら成る根部ガイドを備えるので、鱗茎菜類の根部の大き
さに関わらず根部を挟持することができるので、作業効
率の向上に寄与する。
【００２４】請求項３に記載の鱗茎菜類調製機による
と、屈曲した線状である根部ガイドを備えるので、移送
中に鱗茎菜類の根が根部ガイドにより切断されたり絡ん
だりすることなく安定して移送される。また、極めて簡
単な構造であるため製造コストの低減にも寄与する。
と、屈曲した線状である根部ガイドを備えるので、移送
中に鱗茎菜類の根が根部ガイドにより切断されたり絡ん
だりすることなく安定して移送される。また、極めて簡
単な構造であるため製造コストの低減にも寄与する。
【００２５】請求項４に記載の鱗茎菜類調製機による
と、根部ガイドと円盤型移送体との間隔が、円盤型移送
体の回転に伴って減少する構成をとるので、容易に鱗茎
菜類を配置でき、また鱗茎菜類が移送されるに従い根部
は強固に挟持されることで、鱗茎菜類は安定して移送さ
れ、切断時の鱗茎菜類の根部のズレを押さえることがで
きる。これによって、切断長さが均一で安定した切断が
可能となる。
と、根部ガイドと円盤型移送体との間隔が、円盤型移送
体の回転に伴って減少する構成をとるので、容易に鱗茎
菜類を配置でき、また鱗茎菜類が移送されるに従い根部
は強固に挟持されることで、鱗茎菜類は安定して移送さ
れ、切断時の鱗茎菜類の根部のズレを押さえることがで
きる。これによって、切断長さが均一で安定した切断が
可能となる。
【００２６】請求項５に記載の鱗茎菜類調製機による
と、弾性体を用いた簡易式な機構で鱗茎菜類の根部を挟
持する構成をとるので、製造コストを低く抑えることが
でき、また、鱗茎菜類の配置箇所が一ヶ所に限られず複
数あるので作業効率の向上に寄与する。
と、弾性体を用いた簡易式な機構で鱗茎菜類の根部を挟
持する構成をとるので、製造コストを低く抑えることが
でき、また、鱗茎菜類の配置箇所が一ヶ所に限られず複
数あるので作業効率の向上に寄与する。
【図１】本発明による鱗茎菜類調製機における鱗茎菜類
姿勢安定装置の正面図
姿勢安定装置の正面図
【図２】同、側面図
【図３】本発明による鱗茎菜類調製機における別実施例
の簡易式根部挟持機構の正面図
の簡易式根部挟持機構の正面図
【図４】同、側面図
【図５】同、斜視詳細図
【図６】本発明による鱗茎菜類調製機における製品ガイ
ドの斜視説明図
ドの斜視説明図
１ 調製機
２ 第１ディスク
３ 第２ディスク
４ 第３ディスク
５ 第４ディスク
６ 配置溝
７ 茎部カッター
８ 根部カッター
９ 根部ガイド
１０ 第１ディスク
１１ 第２ディスク
１２ 第３ディスク
１３ 配置溝
１４ クランパー
１５ 受け台
１６ 根部排出用フック
１７ 根屑箱
１８ 製品ガイド
１９ 収納箱
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 清水 修一
大阪府大阪市北区茶屋町１番32号 ヤンマ
ー農機株式会社内
Ｆターム(参考） 4B061 AA01 AA03 BA03 BB10 BB12
CB05 CB13
Claims (5)
- 【請求項１】 鱗茎菜類の茎部または根部の少なくとも
いずれかを鱗茎部から切除する鱗茎菜類調製機であっ
て、その調製機が、茎部または根部の鱗茎部との境界部
位を保持し移送する鱗茎部側円盤型移送体と、茎部また
は根部の端部側を把持し移送する端部側円盤型移送体
と、鱗茎部側円盤型移送体と端部側円盤型移送体との間
に切除用カッターを備え、円盤型移送体の回転に伴って
移送しながら茎部または根部を切除する構成の鱗茎菜類
調製機において、根部に当接して根部を円盤型移送体と
略平行な方向に屈曲させる根部ガイドを設けたことを特
徴とする鱗茎菜類調製機。 - 【請求項２】 根部ガイドが、鱗茎菜類の根部に当接し
て弾性変形可能な弾性体から成る請求項１に記載の鱗茎
菜類調製機。 - 【請求項３】 根部ガイドが、屈曲した線状である請求
項１または２に記載の鱗茎菜類調製機。 - 【請求項４】 根部ガイドと円盤型移送体との間隔が、
円盤型移送体の回転方向に向かって減少する構成である
請求項１ないし３に記載の鱗茎菜類調製機。 - 【請求項５】 鱗茎菜類の茎部または根部の少なくとも
いずれかを鱗茎部から切除する鱗茎菜類調製機であっ
て、その調製機が、茎部または根部の鱗茎部との境界部
位を保持し移送する鱗茎部側円盤型移送体と、根部の端
部側を把持し移送する端部側円盤型移送体と、鱗茎部側
円盤型移送体の外側と端部側円盤型移送体との間に切除
用カッターを備え、円盤型移送体の回転に伴って移送す
る構成による鱗茎菜類調製機において、根部を挟持する
ようにした鱗茎菜類調製機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001236613A JP2003047450A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 鱗茎菜類調製機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001236613A JP2003047450A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 鱗茎菜類調製機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003047450A true JP2003047450A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19067843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001236613A Withdrawn JP2003047450A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 鱗茎菜類調製機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003047450A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020130028A (ja) * | 2019-02-18 | 2020-08-31 | 鳥取県 | 鱗茎菜類調製機 |
-
2001
- 2001-08-03 JP JP2001236613A patent/JP2003047450A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020130028A (ja) * | 2019-02-18 | 2020-08-31 | 鳥取県 | 鱗茎菜類調製機 |
| JP7244006B2 (ja) | 2019-02-18 | 2023-03-22 | 鳥取県 | 鱗茎菜類調製機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |