JP2003047035A - 無線通信方式及び無線基地局 - Google Patents
無線通信方式及び無線基地局Info
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- JP2003047035A JP2003047035A JP2001227528A JP2001227528A JP2003047035A JP 2003047035 A JP2003047035 A JP 2003047035A JP 2001227528 A JP2001227528 A JP 2001227528A JP 2001227528 A JP2001227528 A JP 2001227528A JP 2003047035 A JP2003047035 A JP 2003047035A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体通信システムを構成する無線基地局２
及び移動交換機３間は専用回線で接続されており、高速
大容量通信システムとなると、従来の専用回線では不充
分となってしまう。 【解決手段】 加入者系アクセスシステムにおける光フ
ァイバーケーブルの一部を移動体通信システムのエント
ランス回線として利用する。このため、無線基地局２か
らの光信号を光分波合成器１１で加入者系の光信号と多
重化して送信し、光分波合成器１２で分離して移動交換
機３へ送信するようにした。
及び移動交換機３間は専用回線で接続されており、高速
大容量通信システムとなると、従来の専用回線では不充
分となってしまう。 【解決手段】 加入者系アクセスシステムにおける光フ
ァイバーケーブルの一部を移動体通信システムのエント
ランス回線として利用する。このため、無線基地局２か
らの光信号を光分波合成器１１で加入者系の光信号と多
重化して送信し、光分波合成器１２で分離して移動交換
機３へ送信するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機等の
移動端末と無線通信する無線基地局及びこの無線基地局
と有線接続される移動交換機を含むシステムの無線通信
方式に関する。
移動端末と無線通信する無線基地局及びこの無線基地局
と有線接続される移動交換機を含むシステムの無線通信
方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯電話機等の移動通信のサービスエリ
アは、多数の無線基地局でそのエリアをカバーするセル
ラーシステムで構成される。セルラーシステムは、移動
端末が通話しながら他セルへ移動した場合にも追跡接続
を可能にする必要があるため、隣接する無線基地局のエ
リアと一部重なるエリアをカバーしなければならない。
従って、無線基地局間は使用する電波の周波数帯によっ
て決まる伝播距離の関係で適宜な間隔で配置されるが、
現在使用されている８００ＭＨＺ帯や１．５ＧＨＺ帯で
は、約０．５〜１Ｋｍ間隔で配置されるのが普通であ
る。
アは、多数の無線基地局でそのエリアをカバーするセル
ラーシステムで構成される。セルラーシステムは、移動
端末が通話しながら他セルへ移動した場合にも追跡接続
を可能にする必要があるため、隣接する無線基地局のエ
リアと一部重なるエリアをカバーしなければならない。
従って、無線基地局間は使用する電波の周波数帯によっ
て決まる伝播距離の関係で適宜な間隔で配置されるが、
現在使用されている８００ＭＨＺ帯や１．５ＧＨＺ帯で
は、約０．５〜１Ｋｍ間隔で配置されるのが普通であ
る。
【０００３】ところで、携帯電話サービスに代表される
ように、移動端末の多機能化と共に情報サービスが多様
化・充実化されており、移動体通信システムは高速大容
量化されたデータ伝送能力が必要とされている。しかし
ながら、現在使用されている周波数帯域のままでは、将
来予想される更なる高速大容量のデータ伝送能力を持つ
移動体通信システムを実現することは困難であり、マイ
クロ波帯域の高周波帯域を使用した通信システムが将来
実現されることが予想される。
ように、移動端末の多機能化と共に情報サービスが多様
化・充実化されており、移動体通信システムは高速大容
量化されたデータ伝送能力が必要とされている。しかし
ながら、現在使用されている周波数帯域のままでは、将
来予想される更なる高速大容量のデータ伝送能力を持つ
移動体通信システムを実現することは困難であり、マイ
クロ波帯域の高周波帯域を使用した通信システムが将来
実現されることが予想される。
【０００４】マイクロ波帯域を利用した高速大容量のデ
ータ伝送能力を持つ移動体通信システムが実現された場
合、電波の伝播距離は１／ｆ（ｆは周波数）にほぼ比例
して短くなることから、無線基地局の配置間隔も短くな
り、約１００ｍ前後になるものと予想され、無線基地
局、及び無線基地局と網側を接続する移動体交換機との
間を接続するエントランス回線は高速大容量のデータ伝
送能力が必要となり、その数が増大することになる。
ータ伝送能力を持つ移動体通信システムが実現された場
合、電波の伝播距離は１／ｆ（ｆは周波数）にほぼ比例
して短くなることから、無線基地局の配置間隔も短くな
り、約１００ｍ前後になるものと予想され、無線基地
局、及び無線基地局と網側を接続する移動体交換機との
間を接続するエントランス回線は高速大容量のデータ伝
送能力が必要となり、その数が増大することになる。
【０００５】図４はこのような移動体通信システムのシ
ステム構成を示す構成図であり、１ａ〜１ｃは移動端末
（図示せず）と無線通信するための基地局アンテナ装
置、２ａ〜２ｃはアンテナ装置１ａ〜１ｃを介して移動
端末とデータの送受信をする無線基地局で、ここでは３
つの無線基地局２ａ〜２ｃを図示しているが、実際には
多数の無線基地局２ａ〜２ｃでセルラーシステムを構成
している。３は端末間の経路選択、接続制御をする移動
交換機、４は上記無線基地局２ａ〜２ｃ及び移動交換機
３間を接続する専用回線、５は他通信網、６はこの他通
信網５及び移動交換機間の相互のインタフェースを合せ
る関門交換機である。
ステム構成を示す構成図であり、１ａ〜１ｃは移動端末
（図示せず）と無線通信するための基地局アンテナ装
置、２ａ〜２ｃはアンテナ装置１ａ〜１ｃを介して移動
端末とデータの送受信をする無線基地局で、ここでは３
つの無線基地局２ａ〜２ｃを図示しているが、実際には
多数の無線基地局２ａ〜２ｃでセルラーシステムを構成
している。３は端末間の経路選択、接続制御をする移動
交換機、４は上記無線基地局２ａ〜２ｃ及び移動交換機
３間を接続する専用回線、５は他通信網、６はこの他通
信網５及び移動交換機間の相互のインタフェースを合せ
る関門交換機である。
【０００６】即ち、移動端末から送信されたデータはア
ンテナ装置１ａ〜１ｃを介して無線基地局２ａ〜２ｃで
受信され、無線基地局２ａ〜２ｃは受信したデータを専
用回線４を介して移動交換機３へ送信する。移動交換機
３は無線基地局２ａ〜２ｃから受信したデータに基づい
て上記移動端末の通信相手端末を特定し、経路選択して
通信相手端末（図示せず）へ向けてデータ送信する。移
動交換機３から通信相手端末へ向けて送信されたデータ
は関門交換機６、他通信網５を介して通信相手端末へ送
信される。一方、通信相手端末から移動端末へ送信され
るデータは上記と逆の経路で移動端末へ送信されること
になる。
ンテナ装置１ａ〜１ｃを介して無線基地局２ａ〜２ｃで
受信され、無線基地局２ａ〜２ｃは受信したデータを専
用回線４を介して移動交換機３へ送信する。移動交換機
３は無線基地局２ａ〜２ｃから受信したデータに基づい
て上記移動端末の通信相手端末を特定し、経路選択して
通信相手端末（図示せず）へ向けてデータ送信する。移
動交換機３から通信相手端末へ向けて送信されたデータ
は関門交換機６、他通信網５を介して通信相手端末へ送
信される。一方、通信相手端末から移動端末へ送信され
るデータは上記と逆の経路で移動端末へ送信されること
になる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動体通信シス
テムは、上記のように構成されており、無線基地局２ａ
〜２ｃは広域な通信エリアをカバーすべく、多数配置さ
れる。そして、これに伴って、無線基地局２ａ〜２ｃ及
び移動交換機３間を接続する専用回線４の本数も多くな
るが、特に高速大容量のデータ伝送能力を持つ移動体通
信システムになると、無線基地局２ａ〜２ｃと移動交換
機３とを接続する専用回線は、数多くの極めて大容量の
回線を必要とし、実現上の問題がある。
テムは、上記のように構成されており、無線基地局２ａ
〜２ｃは広域な通信エリアをカバーすべく、多数配置さ
れる。そして、これに伴って、無線基地局２ａ〜２ｃ及
び移動交換機３間を接続する専用回線４の本数も多くな
るが、特に高速大容量のデータ伝送能力を持つ移動体通
信システムになると、無線基地局２ａ〜２ｃと移動交換
機３とを接続する専用回線は、数多くの極めて大容量の
回線を必要とし、実現上の問題がある。
【０００８】この発明は、無線基地局と移動交換機間を
伝送する高速大容量信号を光信号とし、その伝送に加入
者系の光伝送路を利用することにより、無線基地局毎に
必要とする専用回線を不要にすることを目的としてい
る。
伝送する高速大容量信号を光信号とし、その伝送に加入
者系の光伝送路を利用することにより、無線基地局毎に
必要とする専用回線を不要にすることを目的としてい
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
る無線通信方式は、複数の移動端末と無線通信する無線
基地局と、この無線基地局と加入者系光伝送路を介して
接続され、ネットワークを通して上記移動端末と他端末
との通信を行わせる移動交換機と、加入者端末と加入者
系光伝送路を介して接続され、送受信する加入者交換機
と、第１及び第２の光分波合成器とを備え、上記第１の
光分波合成器は、上記無線基地局から上記移動交換機へ
送信する第１上り光信号と上記加入者端末から上記加入
者交換機へ送信する第２上り光信号とを合成して上記第
２光分波合成器へ送信すると共に、上記第２の光分波合
成器から受信した第１及び第２下り光信号の合成信号を
分波して第１下り信号を上記無線基地局へ、第２下り信
号を上記加入者端末へ送信し、上記第２光分波合成器
は、上記移動交換機から上記無線基地局へ送信する第１
下り光信号と上記加入者交換機から上記加入者端末へ送
信する第２下り信号を合成して上記第１光分波合成器へ
送信すると共に、上記第１の光分波合成器から受信した
第１及び第２上り光信号の合成信号を分波して第１上り
信号を上記移動交換機へ、第２上り信号を加入者交換機
へ送信するように構成したものである。
る無線通信方式は、複数の移動端末と無線通信する無線
基地局と、この無線基地局と加入者系光伝送路を介して
接続され、ネットワークを通して上記移動端末と他端末
との通信を行わせる移動交換機と、加入者端末と加入者
系光伝送路を介して接続され、送受信する加入者交換機
と、第１及び第２の光分波合成器とを備え、上記第１の
光分波合成器は、上記無線基地局から上記移動交換機へ
送信する第１上り光信号と上記加入者端末から上記加入
者交換機へ送信する第２上り光信号とを合成して上記第
２光分波合成器へ送信すると共に、上記第２の光分波合
成器から受信した第１及び第２下り光信号の合成信号を
分波して第１下り信号を上記無線基地局へ、第２下り信
号を上記加入者端末へ送信し、上記第２光分波合成器
は、上記移動交換機から上記無線基地局へ送信する第１
下り光信号と上記加入者交換機から上記加入者端末へ送
信する第２下り信号を合成して上記第１光分波合成器へ
送信すると共に、上記第１の光分波合成器から受信した
第１及び第２上り光信号の合成信号を分波して第１上り
信号を上記移動交換機へ、第２上り信号を加入者交換機
へ送信するように構成したものである。
【００１０】この発明の請求項２に係る無線通信方式
は、複数の移動端末と無線通信する無線基地局と、この
無線基地局と加入者系光伝送路を介して接続され、ネッ
トワークを通して上記移動端末と他端末との通信を行わ
せる移動交換機と、複数の加入者端末と加入者系光伝送
路を介して接続され、送受信する加入者交換機と、第１
及び第２の光分波合成器とを備え、上記第１の光分波合
成器は、上記無線基地局から上記移動交換機へ送信する
第１上り光信号と上記複数の加入者端末から上記加入者
交換機へ送信する複数の第２上り光信号とを合成して上
記第２光分波合成器へ送信すると共に、上記第２の光分
波合成器から受信した第１及び複数の第２下り光信号の
合成信号を分波して第１下り信号を上記無線基地局へ、
複数の第２下り信号を上記複数の加入者端末へそれぞれ
送信し、上記第２光分波合成器は、上記移動交換機から
上記無線基地局へ送信する第１下り光信号と上記加入者
交換機から上記複数の加入者端末へ送信する複数の第２
下り信号を合成して上記第１光分波合成器へ送信すると
共に、上記第１の光分波合成器から受信した第１及び複
数の第２上り光信号の合成信号を分波して第１上り信号
を上記移動交換機へ、複数の第２上り信号を加入者交換
機へ送信するように構成したものである。
は、複数の移動端末と無線通信する無線基地局と、この
無線基地局と加入者系光伝送路を介して接続され、ネッ
トワークを通して上記移動端末と他端末との通信を行わ
せる移動交換機と、複数の加入者端末と加入者系光伝送
路を介して接続され、送受信する加入者交換機と、第１
及び第２の光分波合成器とを備え、上記第１の光分波合
成器は、上記無線基地局から上記移動交換機へ送信する
第１上り光信号と上記複数の加入者端末から上記加入者
交換機へ送信する複数の第２上り光信号とを合成して上
記第２光分波合成器へ送信すると共に、上記第２の光分
波合成器から受信した第１及び複数の第２下り光信号の
合成信号を分波して第１下り信号を上記無線基地局へ、
複数の第２下り信号を上記複数の加入者端末へそれぞれ
送信し、上記第２光分波合成器は、上記移動交換機から
上記無線基地局へ送信する第１下り光信号と上記加入者
交換機から上記複数の加入者端末へ送信する複数の第２
下り信号を合成して上記第１光分波合成器へ送信すると
共に、上記第１の光分波合成器から受信した第１及び複
数の第２上り光信号の合成信号を分波して第１上り信号
を上記移動交換機へ、複数の第２上り信号を加入者交換
機へ送信するように構成したものである。
【００１１】この発明の請求項３に係る発明は、請求項
１又は２における無線通信方式であって、無線基地局
は、セルラーシステムを構成する無線基地局であり、移
動端末と無線通信する周波数帯をマイクロ波帯域とした
ものである。
１又は２における無線通信方式であって、無線基地局
は、セルラーシステムを構成する無線基地局であり、移
動端末と無線通信する周波数帯をマイクロ波帯域とした
ものである。
【００１２】この発明の請求項４に係る無線基地局は、
移動端末と無線通信する無線基地局であって、アンテナ
を介して上記移動端末から受信した受信信号を光信号に
変換して移動交換機へ送信し、該移動交換機から受信し
た光信号を電気信号に変換し、アンテナを介して上記移
動端末へ無線送信するように構成したものである。
移動端末と無線通信する無線基地局であって、アンテナ
を介して上記移動端末から受信した受信信号を光信号に
変換して移動交換機へ送信し、該移動交換機から受信し
た光信号を電気信号に変換し、アンテナを介して上記移
動端末へ無線送信するように構成したものである。
【００１３】この発明の請求項５に係る発明は、請求項
４における無線基地局であって、移動端末と無線通信す
る周波数帯をマイクロ波帯域としたものである。
４における無線基地局であって、移動端末と無線通信す
る周波数帯をマイクロ波帯域としたものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を詳
細に説明するが、この発明では加入者系光アクセス回線
を利用するものであり、まず、加入者系光アクセスシス
テムの概要について説明する。
細に説明するが、この発明では加入者系光アクセス回線
を利用するものであり、まず、加入者系光アクセスシス
テムの概要について説明する。
【００１５】図１はＦＴＴＨ（Ｆｉｂｅｒ Ｔｏ Ｔｈ
ｅ Ｈｏｍｅ）構成の加入者系光アクセスシステムを示
すシステム構成図であり、７ａ〜７ｃは加入者端末とし
ての加入者電話機、８はこの加入者電話機と光ファイバ
ーケーブル９ａ〜９ｃを介して接続された加入者交換
機、１０は固定通信網である。
ｅ Ｈｏｍｅ）構成の加入者系光アクセスシステムを示
すシステム構成図であり、７ａ〜７ｃは加入者端末とし
ての加入者電話機、８はこの加入者電話機と光ファイバ
ーケーブル９ａ〜９ｃを介して接続された加入者交換
機、１０は固定通信網である。
【００１６】即ち、加入者電話機７ａ〜７ｃと加入者交
換機８とは光ファイバーケーブル９ａ〜９ｃで接続され
ており、光信号により音声などのデータ送受信が行われ
る。加入者交換機８は加入者電話機７ａ〜７ｃと相手端
末とを接続する回線選択を行い、固定通信網１０を介し
て通信相手端末と加入者電話機７ａ〜７ｃとのデータ送
受信を可能にする。 実施の形態１．図２は図１に示すＦＴＴＨ構成の加入者
系光アクセスシステムに本発明を適用した実施の形態１
を示したシステム構成図であり、上記図１及び図４と同
じ符号は同一又は相当部分を示す。
換機８とは光ファイバーケーブル９ａ〜９ｃで接続され
ており、光信号により音声などのデータ送受信が行われ
る。加入者交換機８は加入者電話機７ａ〜７ｃと相手端
末とを接続する回線選択を行い、固定通信網１０を介し
て通信相手端末と加入者電話機７ａ〜７ｃとのデータ送
受信を可能にする。 実施の形態１．図２は図１に示すＦＴＴＨ構成の加入者
系光アクセスシステムに本発明を適用した実施の形態１
を示したシステム構成図であり、上記図１及び図４と同
じ符号は同一又は相当部分を示す。
【００１７】図において、１はアンテナ装置、２は無線
基地局で、アンテナ装置１を介して受信した移動端末の
送信信号を電気−光変換して移動交換機３へ向けて送信
し、移動交換機３から受信した通信相手端末の送信信号
を光−電気変換して移動端末へ送信するものである。１
１及び１２は光分波合成器であり、光分波合成器１１は
無線基地局２及び加入者電話機７ａから受信する光信号
を波長多重化して光分波合成器１２へ送信し、光分波合
成器１２から受信した波長多重化された光信号を分離
し、無線基地局２及び加入者電話機７ａへ送信するもの
である。
基地局で、アンテナ装置１を介して受信した移動端末の
送信信号を電気−光変換して移動交換機３へ向けて送信
し、移動交換機３から受信した通信相手端末の送信信号
を光−電気変換して移動端末へ送信するものである。１
１及び１２は光分波合成器であり、光分波合成器１１は
無線基地局２及び加入者電話機７ａから受信する光信号
を波長多重化して光分波合成器１２へ送信し、光分波合
成器１２から受信した波長多重化された光信号を分離
し、無線基地局２及び加入者電話機７ａへ送信するもの
である。
【００１８】即ち、無線基地局２は、アンテナ装置１を
介して受信した移動端末の送信信号を電気−光変換して
波長λ２の光信号として光分波合成器１１へ送信する。
光分波合成器１１は加入者電話機７ａから受信した波長
λ１の光信号と上記無線基地局２から受信した波長λ２
の光信号とを波長多重化して光分波合成器１２へ送信す
る。光分波合成器１２は、光分波合成器１１から受信し
た波長多重化した光信号（λ１＋λ２）を分離し、無線
基地局２からの光信号λ２を移動交換機３へ、加入者電
話機７ａからの光信号λ１を加入者交換機８へ送信す
る。
介して受信した移動端末の送信信号を電気−光変換して
波長λ２の光信号として光分波合成器１１へ送信する。
光分波合成器１１は加入者電話機７ａから受信した波長
λ１の光信号と上記無線基地局２から受信した波長λ２
の光信号とを波長多重化して光分波合成器１２へ送信す
る。光分波合成器１２は、光分波合成器１１から受信し
た波長多重化した光信号（λ１＋λ２）を分離し、無線
基地局２からの光信号λ２を移動交換機３へ、加入者電
話機７ａからの光信号λ１を加入者交換機８へ送信す
る。
【００１９】一方、通信相手端末からの送信信号を受信
した移動交換機３は、その送信信号を波長λ２’の光信
号として光分波合成器１２へ送信する。また、通信相手
端末からの送信信号を受信した加入者交換機８は、その
送信信号を波長λ１’の光信号として光分波合成器１２
へ送信する。光分波合成器１２は移動交換機３及び加入
者交換機８から受信した光信号を波長多重化し、光分波
合成器１１へ送信する。光分波合成器１１は、光分波合
成器１２から受信した波長多重化した光信号（λ１’＋
λ２’）を分離し、移動交換機３からの光信号λ２’を
無線基地局２へ、加入者交換機８からの光信号λ１’を
加入者電話機７ａへ送信する。無線基地局２は光分波合
成器１１から受信した光信号を光−電気変換し、アンテ
ナ装置１を介して移動端末へ無線送信する。
した移動交換機３は、その送信信号を波長λ２’の光信
号として光分波合成器１２へ送信する。また、通信相手
端末からの送信信号を受信した加入者交換機８は、その
送信信号を波長λ１’の光信号として光分波合成器１２
へ送信する。光分波合成器１２は移動交換機３及び加入
者交換機８から受信した光信号を波長多重化し、光分波
合成器１１へ送信する。光分波合成器１１は、光分波合
成器１２から受信した波長多重化した光信号（λ１’＋
λ２’）を分離し、移動交換機３からの光信号λ２’を
無線基地局２へ、加入者交換機８からの光信号λ１’を
加入者電話機７ａへ送信する。無線基地局２は光分波合
成器１１から受信した光信号を光−電気変換し、アンテ
ナ装置１を介して移動端末へ無線送信する。
【００２０】これにより、加入者系光アクセスシステム
における光ファイバーケーブルの一部を移動体通信シス
テムのエントランス回線として利用することができるの
で、高速大容量伝送実現でき、移動体通信システムの無
線基地局２及び移動交換機３間を接続する専用回線を無
くすることができる。 実施の形態２．図３はＰＤＳ（Ｐａｓｓｉｖｅ Ｄｏｕ
ｂｌｅ Ｓｔａｒ）構成の加入者系アクセスシステムに
本発明を適用した実施の形態１を示したシステム構成図
であり、上記図１、図２及び図４と同じ符号は同一又は
相当部分を示す。
における光ファイバーケーブルの一部を移動体通信シス
テムのエントランス回線として利用することができるの
で、高速大容量伝送実現でき、移動体通信システムの無
線基地局２及び移動交換機３間を接続する専用回線を無
くすることができる。 実施の形態２．図３はＰＤＳ（Ｐａｓｓｉｖｅ Ｄｏｕ
ｂｌｅ Ｓｔａｒ）構成の加入者系アクセスシステムに
本発明を適用した実施の形態１を示したシステム構成図
であり、上記図１、図２及び図４と同じ符号は同一又は
相当部分を示す。
【００２１】図において、１３は光分波合成器であっ
て、加入者電話機７ａ〜７ｃからの光信号λ１〜λ３及
び無線基地局２からの光信号λ４を波長多重化（λ１＋
λ２＋λ３＋λ４）して光分波合成器１４へ送信すると
共に、光分波合成器１４から受信した波長多重化した光
信号（λ１’＋λ２’＋λ３’＋λ４’）を分離し、移
動交換機３からの光信号λ４’を無線基地局２へ、加入
者交換機８からの光信号λ１’〜λ３’を加入者電話機
７ａ〜７ｃへ送信するものである。
て、加入者電話機７ａ〜７ｃからの光信号λ１〜λ３及
び無線基地局２からの光信号λ４を波長多重化（λ１＋
λ２＋λ３＋λ４）して光分波合成器１４へ送信すると
共に、光分波合成器１４から受信した波長多重化した光
信号（λ１’＋λ２’＋λ３’＋λ４’）を分離し、移
動交換機３からの光信号λ４’を無線基地局２へ、加入
者交換機８からの光信号λ１’〜λ３’を加入者電話機
７ａ〜７ｃへ送信するものである。
【００２２】即ち、無線基地局２は、アンテナ装置１を
介して受信した無線信号を電気−光変換し、波長λ４の
光信号として、光分波合成器１３へ送信する。光分波合
成器１３は、加入者電話機７ａ〜７ｃから波長λ１〜λ
３の光信号を受信しており、これらの光信号λ１〜λ３
に上記無線基地局２からの光信号λ４を波長多重化して
光分波合成器１４へ送信する。光分波合成器１４では、
受信した光信号（λ１＋λ２＋λ３＋λ４）を分離し、
無線基地局２からの光信号λ４を移動交換機３へ送信す
ると共に各加入者電話機７ａ〜７ｃからの光信号λ１〜
λ３を加入者交換機８へ送信する。そして、移動交換機
３は光分波合成器１３、１４を介して受信した無線基地
局２からの信号を通信相手端末へ送信する。
介して受信した無線信号を電気−光変換し、波長λ４の
光信号として、光分波合成器１３へ送信する。光分波合
成器１３は、加入者電話機７ａ〜７ｃから波長λ１〜λ
３の光信号を受信しており、これらの光信号λ１〜λ３
に上記無線基地局２からの光信号λ４を波長多重化して
光分波合成器１４へ送信する。光分波合成器１４では、
受信した光信号（λ１＋λ２＋λ３＋λ４）を分離し、
無線基地局２からの光信号λ４を移動交換機３へ送信す
ると共に各加入者電話機７ａ〜７ｃからの光信号λ１〜
λ３を加入者交換機８へ送信する。そして、移動交換機
３は光分波合成器１３、１４を介して受信した無線基地
局２からの信号を通信相手端末へ送信する。
【００２３】一方、移動交換機３は、通信相手端末から
受信した信号を波長λ４の光信号として光分波合成器１
４へ送信する。光分波合成器１４は、加入者交換機８か
ら受信した各加入者電話機７ａ〜７ｃ宛の光信号λ１’
〜λ３’と上記移動交換機３から受信した光信号λ４’
を波長多重化（λ１’＋λ２’＋λ３’＋λ４’）して
光分波合成器１３へ送信する。光分波合成器１３は、受
信した光信号（λ１’＋λ２’＋λ３’＋λ４’）を分
離し、移動交換機３からの光信号λ４’を無線基地局２
へ送信すると共に、加入者交換機８からの光信号λ１’
〜λ３’を各加入者電話機７ａ〜７ｃへ送信する。
受信した信号を波長λ４の光信号として光分波合成器１
４へ送信する。光分波合成器１４は、加入者交換機８か
ら受信した各加入者電話機７ａ〜７ｃ宛の光信号λ１’
〜λ３’と上記移動交換機３から受信した光信号λ４’
を波長多重化（λ１’＋λ２’＋λ３’＋λ４’）して
光分波合成器１３へ送信する。光分波合成器１３は、受
信した光信号（λ１’＋λ２’＋λ３’＋λ４’）を分
離し、移動交換機３からの光信号λ４’を無線基地局２
へ送信すると共に、加入者交換機８からの光信号λ１’
〜λ３’を各加入者電話機７ａ〜７ｃへ送信する。
【００２４】無線基地局２は、光分波合成器１３から受
信した光信号λ４’を光−電気変換し、アンテナ装置１
を介して移動端末へ無線送信する。これにより、加入者
系光アクセスシステムにおける光ファイバーケーブルの
一部を移動体通信システムのエントランス回線として利
用して、移動端末と通信相手端末の高速大容量通信が実
現できる。
信した光信号λ４’を光−電気変換し、アンテナ装置１
を介して移動端末へ無線送信する。これにより、加入者
系光アクセスシステムにおける光ファイバーケーブルの
一部を移動体通信システムのエントランス回線として利
用して、移動端末と通信相手端末の高速大容量通信が実
現できる。
【００２５】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
移動端末と無線通信する無線基地局と移動交換機間の送
受信を光信号で行わせ、かつ、光信号の送受信を加入者
系光アクセスシステムにおける光ファイバーケーブルを
用いて行うようにしたので、無線基地局及び移動交換機
間を接続する専用回線を無くすることができる。
移動端末と無線通信する無線基地局と移動交換機間の送
受信を光信号で行わせ、かつ、光信号の送受信を加入者
系光アクセスシステムにおける光ファイバーケーブルを
用いて行うようにしたので、無線基地局及び移動交換機
間を接続する専用回線を無くすることができる。
【００２６】特に、加入者系光アクセスシステムは、今
後、益々の普及が期待されるものであり、さらに、移動
体通信システムがマイクロ波帯等の高周波数を利用し、
高速大容量伝送を実現するようになると各無線基地局間
の距離が短くなり、その分、無線基地局の数が増えるこ
とから、エントランス回線として加入者系アクセスシス
テムにおける光ファイバーケーブルを用いれば、実施効
果も大きい。
後、益々の普及が期待されるものであり、さらに、移動
体通信システムがマイクロ波帯等の高周波数を利用し、
高速大容量伝送を実現するようになると各無線基地局間
の距離が短くなり、その分、無線基地局の数が増えるこ
とから、エントランス回線として加入者系アクセスシス
テムにおける光ファイバーケーブルを用いれば、実施効
果も大きい。
【図１】 ＦＴＴＨ構成の加入者系アクセスシステムを
示すシステム構成図である。
示すシステム構成図である。
【図２】 ＦＴＴＨ構成の加入者系アクセスシステムに
本発明を適用した実施の形態１を示したシステム構成図
である。
本発明を適用した実施の形態１を示したシステム構成図
である。
【図３】 ＰＤＳ構成の加入者系アクセスシステムに本
発明を適用した実施の形態２を示したシステム構成図で
ある。
発明を適用した実施の形態２を示したシステム構成図で
ある。
【図４】 従来の移動体通信システムのシステム構成を
示す構成図である。
示す構成図である。
１ アンテナ装置、 ２ 無線基地局、 ３ 移動交換
機、 ７ａ〜７ｃ加入者電話機、 ８ 加入者交換機、
１１〜１４ 光分波合成器。
機、 ７ａ〜７ｃ加入者電話機、 ８ 加入者交換機、
１１〜１４ 光分波合成器。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｈ０４Ｑ 7/26
7/30
7/36
Ｆターム(参考） 5K002 AA01 AA03 BA05 DA02 DA12
DA42 FA01
5K067 AA41 BB04 DD57 EE10 EE16
EE37
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の移動端末と無線通信する無線基地
局と、この無線基地局と加入者系光伝送路を介して接続
され、ネットワークを通して上記移動端末と他端末との
通信を行わせる移動交換機と、加入者端末と加入者系光
伝送路を介して接続され、送受信する加入者交換機と、
第１及び第２の光分波合成器とを備え、上記第１の光分
波合成器は、上記無線基地局から上記移動交換機へ送信
する第１上り光信号と上記加入者端末から上記加入者交
換機へ送信する第２上り光信号とを合成して上記第２光
分波合成器へ送信すると共に、上記第２の光分波合成器
から受信した第１及び第２下り光信号の合成信号を分波
して第１下り信号を上記無線基地局へ、第２下り信号を
上記加入者端末へ送信し、上記第２光分波合成器は、上
記移動交換機から上記無線基地局へ送信する第１下り光
信号と上記加入者交換機から上記加入者端末へ送信する
第２下り信号を合成して上記第１光分波合成器へ送信す
ると共に、上記第１の光分波合成器から受信した第１及
び第２上り光信号の合成信号を分波して第１上り信号を
上記移動交換機へ、第２上り信号を加入者交換機へ送信
することを特徴とする無線通信方式。 - 【請求項２】 複数の移動端末と無線通信する無線基地
局と、この無線基地局と加入者系光伝送路を介して接続
され、ネットワークを通して上記移動端末と他端末との
通信を行わせる移動交換機と、複数の加入者端末と加入
者系光伝送路を介して接続され、送受信する加入者交換
機と、第１及び第２の光分波合成器とを備え、上記第１
の光分波合成器は、上記無線基地局から上記移動交換機
へ送信する第１上り光信号と上記複数の加入者端末から
上記加入者交換機へ送信する複数の第２上り光信号とを
合成して上記第２光分波合成器へ送信すると共に、上記
第２の光分波合成器から受信した第１及び複数の第２下
り光信号の合成信号を分波して第１下り信号を上記無線
基地局へ、複数の第２下り信号を上記複数の加入者端末
へそれぞれ送信し、上記第２光分波合成器は、上記移動
交換機から上記無線基地局へ送信する第１下り光信号と
上記加入者交換機から上記複数の加入者端末へ送信する
複数の第２下り信号を合成して上記第１光分波合成器へ
送信すると共に、上記第１の光分波合成器から受信した
第１及び複数の第２上り光信号の合成信号を分波して第
１上り信号を上記移動交換機へ、複数の第２上り信号を
加入者交換機へ送信することを特徴とする無線通信方
式。 - 【請求項３】 無線基地局は、セルラーシステムを構成
する無線基地局であり、移動端末と無線通信する周波数
帯がマイクロ波帯域であることを特徴とする請求項１又
は２記載の無線通信方式。 - 【請求項４】 移動端末と無線通信する無線基地局であ
って、アンテナを介して上記移動端末から受信した受信
信号を光信号に変換して移動交換機へ送信し、該移動交
換機から受信した光信号を電気信号に変換し、アンテナ
を介して上記移動端末へ無線送信することを特徴とする
無線基地局。 - 【請求項５】 移動端末と無線通信する周波数帯がマイ
クロ波帯域であることを特徴とする請求項４記載の無線
基地局。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001227528A JP2003047035A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 無線通信方式及び無線基地局 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001227528A JP2003047035A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 無線通信方式及び無線基地局 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003047035A true JP2003047035A (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=19060175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001227528A Pending JP2003047035A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 無線通信方式及び無線基地局 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003047035A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006067603A (ja) * | 2004-08-28 | 2006-03-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 波長分割多重方式の光加入者網とそれを用いた受動型光加入者網 |
| JP2008072714A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Nec Lab America Inc | パッシブ光ネットワーク（ｐｏｎ）上で無線通信を提供するシステムおよび方法 |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001227528A patent/JP2003047035A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006067603A (ja) * | 2004-08-28 | 2006-03-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 波長分割多重方式の光加入者網とそれを用いた受動型光加入者網 |
| JP2008072714A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Nec Lab America Inc | パッシブ光ネットワーク（ｐｏｎ）上で無線通信を提供するシステムおよび方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040708 |