JP2003037985A - 温度差を利用した発電方法および発電機 - Google Patents
温度差を利用した発電方法および発電機Info
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- JP2003037985A JP2003037985A JP2001256984A JP2001256984A JP2003037985A JP 2003037985 A JP2003037985 A JP 2003037985A JP 2001256984 A JP2001256984 A JP 2001256984A JP 2001256984 A JP2001256984 A JP 2001256984A JP 2003037985 A JP2003037985 A JP 2003037985A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 設置場所を限定しないで、気象条件に影響さ
れないで、安定でクリーンな発電することを目的とす
る。 【解決方法】 電熱容器内への流体の注入もしくは流
出、または断熱容器内の流体に断熱圧縮あるいは断熱膨
張を与える。そのことにより、断熱容器内の流体の温度
が変化して、断熱容器内外に温度差を発生する。その温
度差を熱電変換素子を用いて、発電する方法である。
れないで、安定でクリーンな発電することを目的とす
る。 【解決方法】 電熱容器内への流体の注入もしくは流
出、または断熱容器内の流体に断熱圧縮あるいは断熱膨
張を与える。そのことにより、断熱容器内の流体の温度
が変化して、断熱容器内外に温度差を発生する。その温
度差を熱電変換素子を用いて、発電する方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱容器内の内部
エネルギーを用いて、温度差を発生させ、発電する新規
な発電方法に関するものである。
エネルギーを用いて、温度差を発生させ、発電する新規
な発電方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の温度差による発電方法は廃熱、地
熱、潮力等を用いた方法であった。しかし、これらの方
法は設備が大型で複雑になってしまい、設置場所が限ら
れてしまう。また、気象条件、設置条件の影響が大きく
なってしまう問題があった。
熱、潮力等を用いた方法であった。しかし、これらの方
法は設備が大型で複雑になってしまい、設置場所が限ら
れてしまう。また、気象条件、設置条件の影響が大きく
なってしまう問題があった。
【0003】また、圧力を用いる発電は連続した上下運
動や振動を与え続けねばならなかった。
動や振動を与え続けねばならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は上記のよ
うな大型で複雑な設備を用いず、設置場所を限定しない
で、安定でクリーンな発電を目的としてなされたもので
ある。
うな大型で複雑な設備を用いず、設置場所を限定しない
で、安定でクリーンな発電を目的としてなされたもので
ある。
【0005】ここでの流体は主に気体を用いるが、液
体、ゴムのような弾性体のものでもかまわない。
体、ゴムのような弾性体のものでもかまわない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は密封した断熱容
器考案に流体の注入もしくは流出、または外部からの圧
力もしくは張力あるいはこれらの組合せにより、断熱圧
縮あるいは断熱膨張させる。そのことにより、断熱容器
内の温度が変化して、断熱容器外との温度差を発生す
る。その温度差を熱電変換素子を用いて、発電する方法
を提供するものである。
器考案に流体の注入もしくは流出、または外部からの圧
力もしくは張力あるいはこれらの組合せにより、断熱圧
縮あるいは断熱膨張させる。そのことにより、断熱容器
内の温度が変化して、断熱容器外との温度差を発生す
る。その温度差を熱電変換素子を用いて、発電する方法
を提供するものである。
【0007】また、断熱容器のためまわりとの熱の出入
りがなく、重量物、ねじ、接着等により断熱容器を固定
することにより、温度差を維持することによって、安定
した発電方法を提供するものである。
りがなく、重量物、ねじ、接着等により断熱容器を固定
することにより、温度差を維持することによって、安定
した発電方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、流体を理想気体
を一例として説明する。
を一例として説明する。
【数1】
本発明において、断熱容器内に流体を注入もしくは流出
させる場合は流体を理想気体と考える。流体の注入前も
しくは流出前の圧力、体積、温度をPa、Va、Ta。
注入後もしくは流出後の圧力、体積、温度をPb、V
b、Tbとすると、理想気体の状態方程式
させる場合は流体を理想気体と考える。流体の注入前も
しくは流出前の圧力、体積、温度をPa、Va、Ta。
注入後もしくは流出後の圧力、体積、温度をPb、V
b、Tbとすると、理想気体の状態方程式
【数1】から、理想気体の注入もしくは流出して、断熱
容器を密封すると温度変化が発生する。更に、体積一定
の場合、Va=VbのためにTb=Pb/Pa×Taと
なり、前後の圧力比になる。ここで得られた温度差を熱
電発電素子により発電する。
容器を密封すると温度変化が発生する。更に、体積一定
の場合、Va=VbのためにTb=Pb/Pa×Taと
なり、前後の圧力比になる。ここで得られた温度差を熱
電発電素子により発電する。
【0009】
【数2】
本発明において、外部からの圧力または張力を用いる場
合は密封した断熱容器内の流体の断熱圧縮もしくは断熱
膨張を用いて、断熱容器内外の温度差を発生させる。流
体を理想気体と考え、理想気体を加圧もしくは減圧させ
ることにより、理想気体は断熱圧縮あるいは断熱膨張す
る。その時、理想気体の体積はVcからVdに変化す
る。そして、ポアッソンの式
合は密封した断熱容器内の流体の断熱圧縮もしくは断熱
膨張を用いて、断熱容器内外の温度差を発生させる。流
体を理想気体と考え、理想気体を加圧もしくは減圧させ
ることにより、理想気体は断熱圧縮あるいは断熱膨張す
る。その時、理想気体の体積はVcからVdに変化す
る。そして、ポアッソンの式
【数2】により、断熱容器内の理想気体の温度はTcか
らTdに変化する。γは定圧分子熱と定容分子熱の比で
ある。γは1にならないために密封した断熱容器内外に
温度差が発生する。そして、熱電変化素子によって発電
する。
らTdに変化する。γは定圧分子熱と定容分子熱の比で
ある。γは1にならないために密封した断熱容器内外に
温度差が発生する。そして、熱電変化素子によって発電
する。
【0010】本発明において、すでに外部との温度差が
ある流体を注入して、断熱容器を密封する。中の流体は
保温されることから、断熱容器内外の温度差を熱電変化
素子によって発電する。
ある流体を注入して、断熱容器を密封する。中の流体は
保温されることから、断熱容器内外の温度差を熱電変化
素子によって発電する。
【0011】以上の方法で発生した温度差を断熱容器に
より、まわりとの熱の出入りを抑える。そのため、断熱
容器内外の温度差を維持して、安定な発電を継続する。
より、まわりとの熱の出入りを抑える。そのため、断熱
容器内外の温度差を維持して、安定な発電を継続する。
【0012】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。
明する。
【0013】実施例1は図1のように断熱容器1の流体
2aを注入する。注入終了後、栓5によって密封する。
そのことによって、流体2aは加圧され、断熱容器外部
4との温度差が発生して、熱電変換素子3によって発電
する。そして、温度差を維持して、継続的に発電する。
2aを注入する。注入終了後、栓5によって密封する。
そのことによって、流体2aは加圧され、断熱容器外部
4との温度差が発生して、熱電変換素子3によって発電
する。そして、温度差を維持して、継続的に発電する。
【0014】実施例2は図2のように断熱容器1の流体
2aを流出する。流出終了後、栓5によって密封する。
そのことによって、流体2aは減圧され、断熱容器外部
4との温度差が発生して、熱電変換素子3によって発電
する。そして、温度差を維持して、継続的に発電する。
2aを流出する。流出終了後、栓5によって密封する。
そのことによって、流体2aは減圧され、断熱容器外部
4との温度差が発生して、熱電変換素子3によって発電
する。そして、温度差を維持して、継続的に発電する。
【0015】実施例3は図3のように密封した断熱容器
1内の流体2bにピストン6を押して加圧する。そのこ
とにより、流体2bが断熱圧縮する。そのことにより、
気体2bは断熱容器外部4との温度差が発生して、熱電
変換素子3によって発電する。そして、ピストンを固定
することにより、温度差を維持して、継続的に発電す
る。
1内の流体2bにピストン6を押して加圧する。そのこ
とにより、流体2bが断熱圧縮する。そのことにより、
気体2bは断熱容器外部4との温度差が発生して、熱電
変換素子3によって発電する。そして、ピストンを固定
することにより、温度差を維持して、継続的に発電す
る。
【0016】実施例4は図4のように密封した断熱容器
1内の流体2bにピストン6を引いて減圧する。そのこ
とにより、流体2bが断熱膨張する。そのことにより、
気体2bは断熱容器外部4との温度差が発生して、熱電
変換素子3によって発電する。そして、ピストンを固定
することにより、温度差を維持して、継続的に発電す
る。
1内の流体2bにピストン6を引いて減圧する。そのこ
とにより、流体2bが断熱膨張する。そのことにより、
気体2bは断熱容器外部4との温度差が発生して、熱電
変換素子3によって発電する。そして、ピストンを固定
することにより、温度差を維持して、継続的に発電す
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような構成をし
ているので、以下に記載するような効果を有する。
ているので、以下に記載するような効果を有する。
【0018】規模は小規模ですむために、設置のコスト
がかからない。また、構造が単純であるため、メンテナ
ンスが容易にできる。
がかからない。また、構造が単純であるため、メンテナ
ンスが容易にできる。
【0019】設置場所を選ばず、気象条件に影響されず
に安定した発電ができる。
に安定した発電ができる。
【0020】燃焼は使わないために、公害を発生しない
で、クリーンで安定な発電ができる。
で、クリーンで安定な発電ができる。
【0021】断熱容器のために断熱容器内に熱の出入り
がないために安定した電気エネルギーが得られる。
がないために安定した電気エネルギーが得られる。
【0022】連続した運動を必要としないために手間が
かからず、騒音の心配もない。
かからず、騒音の心配もない。
【図1】本発明における実施例1の発電方法の全体図で
ある。
ある。
【図2】本発明における実施例2の発電方法の全体図で
ある。
ある。
【図3】本発明における実施例3の発電方法の全体図で
ある。
ある。
【図4】本発明における実施例4の発電方法の全体図で
ある。
ある。
1 気体を入れる断熱容器
2a、2b 流体
3 熱電変換素子
4 断熱容器外部
5 栓
6 ピストン
Claims (3)
- 【請求項1】 流体の注入もしくは流出、または外部
からの圧力もしくは張力、またはこれらの組合せによっ
て断熱容器内外に温度差を発生させる。その温度差を熱
電変換素子により発電することを特徴とする発電方法お
よび発電機。 - 【請求項2】 請求項1の状態の温度差を維持させ
て、安定な発電を特徴とした特徴とした発電方法および
発電機。 - 【請求項3】 請求項1および2に記載した発電機を
配置して構成した発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256984A JP2003037985A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 温度差を利用した発電方法および発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256984A JP2003037985A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 温度差を利用した発電方法および発電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003037985A true JP2003037985A (ja) | 2003-02-07 |
Family
ID=19084724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001256984A Pending JP2003037985A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 温度差を利用した発電方法および発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003037985A (ja) |
-
2001
- 2001-07-25 JP JP2001256984A patent/JP2003037985A/ja active Pending
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