JP2003035628A - 回転式風洞試験装置及び風洞試験方法 - Google Patents

回転式風洞試験装置及び風洞試験方法

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JP2003035628A
JP2003035628A JP2001224966A JP2001224966A JP2003035628A JP 2003035628 A JP2003035628 A JP 2003035628A JP 2001224966 A JP2001224966 A JP 2001224966A JP 2001224966 A JP2001224966 A JP 2001224966A JP 2003035628 A JP2003035628 A JP 2003035628A
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丈夫 稲富
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 きわめて簡単かつ低コストの試験装置でもっ
て試験模型の空気力学特性を高精度で測定可能とした風
洞試験装置及び試験方法を提供する。 【解決手段】 空気中の試験模型に空気との相対流れを
与えて該試験模型の空気力学特性を測定する風洞試験装
置において、回転軸心が鉛直方向になるように設けられ
た回転軸と、該回転軸に同期回転可能に取り付けられ先
端部に前記試験模型を該回転軸の回転軸心廻りに円運動
可能に支持する模型支持アームと、前記模型支持アーム
と反対方向に延設されたウェイト支持アームの先端部に
円運動可能に支持されたウェイトとを備え、前記回転軸
及び模型支持アームを介して前記試験模型を空気中にて
円運動せしめることにより該試験模型の空気力学特性を
測定するように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機模型の風洞
試験等に適用され、空気中に置かれあるいは空気中を移
動する試験模型に空気との相対流れを与えて該試験模型
の揚力を含む空気力学特性を測定する風洞試験装置及び
試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機の揚力を含む空気力学特性を風洞
試験によって測定するにあたっては、一般に、図4に示
されるように、風洞51内に設置されたファン52によ
って空気流55の強制流を形成し、該空気流55を整流
装置54により整流してから該整流装置54の下流側に
配設された機体模型1に作用させて該機体模型1の空気
力学特性を測定している。尚、53は前記ファン52駆
動用のモータ、56は前記機体模型1の支持具である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示される風洞試験にあっては、次のような問題点を有し
ている。即ち、かかる風洞試験においては、ファン52
によって風洞51内に空気流55の強制流を形成し該強
制空気流55を下流側の機体模型1に作用させるように
しているので、たとえ整流装置54により整流した後で
あっても機体模型1に作用する空気流に乱れが残存する
のは避けられず、このため機体模型1における高精度の
空気力学特性は得られ難い。
【0004】また強制空気流55を形成しながら機体模
型1の空気力学特性を測定するため、風洞試験が煩雑さ
を伴い風洞試験工数が増大せざるを得ない。さらには、
大径の風洞51内に強制空気流55を形成するための大
型のファン52、該ファン52を駆動するモータ53及
びこれの制御装置、整流装置54等を設置するとともに
風洞51の長さも長くなることから、装置が大型となり
装置コストも高くなる。
【0005】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、き
わめて簡単かつ低コストの試験装置でもって試験模型の
空気力学特性を高精度で測定可能とした風洞試験装置及
び試験方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、空気中に置か
れあるいは空気中を移動する試験模型に空気との相対流
れを与えて該試験模型の揚力を含む空気力学特性を測定
する風洞試験装置において、モータにより回転駆動され
回転軸心が鉛直方向になるように設けられた回転軸と、
該回転軸に同期回転可能に取り付けられるとともに先端
部に前記試験模型を該回転軸の回転軸心廻りに円運動可
能に支持する模型支持アームと、前記回転軸心に対し前
記模型支持アームと反対方向に延設されたウェイト支持
アームの先端部に前記回転軸心廻りに円運動可能に支持
されたウェイトとを備え、前記回転軸及び模型支持アー
ムを介して前記試験模型を空気中にて円運動せしめるこ
とにより該試験模型の空気力学特性を測定するように構
成したことを特徴とする回転式風洞試験装置を提案す
る。
【0007】請求項2ないし4記載の発明は前記試験模
型の具体的取付構造に係り、請求項2記載の発明は請求
項1において、前記模型支持アームにおける前記試験模
型の回転半径を前記ウェイト支持アームにおけるウェイ
トの回転半径よりも大きく構成したことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は請求項1において、
前記試験模型と前記ウェイトとは前記回転軸心方向の位
置をずらして前記模型支持アーム及びウェイト支持アー
ムに夫々取り付けられてなることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は請求項1において、
前記模型支持アーム及びウェイト支持アームはこれらの
中心線を前記回転軸心に直角な水平方向線に対して一定
角度傾斜して前記回転軸に取り付けられてなることを特
徴とする。
【0010】請求項7記載の発明は請求項1ないし4記
載の回転式風洞試験装置を使用する方法の発明に係り、
空気中に置かれあるいは空気中を移動する試験模型に空
気との相対流れを与えて該試験模型の揚力を含む空気力
学特性を測定する風洞試験方法において、鉛直方向に設
けられた回転軸に取り付けられた模型支持アームの先端
部に前記試験模型を支持し前記回転軸を回転させて前記
模型支持アームを介して該試験模型を空気中にて円運動
を行なわせ、該試験模型の空気力学特性を測定するよう
にしたことを特徴とする。
【0011】かかる発明によれば、模型支持アームに支
持された試験模型を鉛直方向に設けられた回転軸廻りに
円運動を行わせることにより空気の相対流を生起させ該
相対流中で試験模型の空気力学特性を測定するので、乱
れを生ずることの無い一様な空気流を試験模型に作用さ
せることができ、高精度で試験模型の空気力学特性を測
定することができる。また試験模型を円運動せしめるこ
とにより空気の相対流を生起させて空気力学特性の測定
を行なうので、従来技術のように強制空気流を形成しな
がらの測定は不要となり、風洞試験が簡単化されて風洞
試験工数が低減される。
【0012】また、回転軸に取り付けられた模型支持ア
ームの先端部に試験模型を支持しモータにて前記回転軸
を回転させる構造であり、従来技術のような大径長尺の
風洞設備や強制空気流形成用の大型ファン、強制空気流
の整流装置等の大型設備が一切不要となり、装置が小型
コンパクトとなるとともに装置コストも大幅に低減され
る。さらに、請求項2のように構成すれば試験模型の回
転軌道がウェイトの回転軌道よりも外側になり、また請
求項3、4のように構成すれば試験模型の回転軌道がウ
ェイトの回転軌道に対して回転軸心方向にずれた位置と
なって、ウェイトの回転による空気流の乱れが試験模型
に作用する空気流に影響を及ぼすのが回避され、空気力
学特性の高精度測定を維持できる。
【0013】請求項5記載の発明は請求項1に加えて、
前記回転軸をその軸方向に移動せしめて前記試験模型の
高さ位置をする変化させるジャッキ装置と、該ジャッキ
装置を駆動操作するジャッキ操作装置とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は前記ジャッキ装置及
びジャッキ操作装置の具体的構成に係り、請求項5にお
いて、前記ジャッキ装置は油圧シリンダ、空気圧シリン
ダ等の流体圧シリンダにて構成されるとともに前記ジャ
ッキ操作装置は前記流体圧シリンダへの作動流体の給排
あるいは圧力を制御する制御弁にて構成され、前記制御
弁を開閉制御するとともに前記モータの回転速度を制御
するコントローラを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項5ないし6
の回転式風洞試験装置を使用する方法の発明に係り、請
求項7において、ジャッキ装置を用いて前記回転軸をそ
の軸方向に移動せしめ前記試験模型が気流の乱れの無い
位置になるように該試験模型の高さ位置を変化させるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項5、6、8記載の発明によれば、ジ
ャッキ操作装置によってジャッキ装置を操作し前記回転
軸をその軸方向に移動せしめることにより、試験中にお
いても前記試験模型を気流の乱れの無い所望位置に自在
に移動させることができ、常時空気流の乱れの影響を受
けない高精度の測定を維持できる。また請求項6のよう
に構成すれば、コントローラにより、試験模型を空気流
の乱れの影響を受けない位置に制御しつつ、空気中にお
ける試験模型の移動速度即ち試験模型と空気流との相対
速度の精緻な制御を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0018】図1は本発明の第1、2実施例に係る回転
式風洞試験装置の全体構成を示す一部断面を含む側面
図、図2は図1のA矢視図である。図3は第3実施例を
示す図1対応図である。
【0019】第1、2実施例を示す図1において、6は
電動モータ(以下モータという)で該モータ6の出力軸
即ち回転軸5は回転軸心05が鉛直方向になるように設
けられている。7は該回転軸5の軸端部にねじ止めされ
た支持ボスで、該支持ボス7は上下のロックナット9
a、9bおよびナット8によって前記回転軸5に固定さ
れている。2は前記支持ボス7から前記回転軸5の半径
方向に延設された模型支持アームで該模型支持アーム2
の先端部には航空機の試験模型1が取り付けられてい
る。該模型支持アーム2は回転抵抗が小さくなるような
棒状に形成されている。4はウェイト支持アームで前記
支持ボス7から前記模型支持アーム2と反対方向に延設
されており、該ウェイト支持アーム4の先端部にはナッ
ト10a、10bを介してカウンターウェイト3が固定
されている。
【0020】従って、図2に示すように、前記試験模型
1は前記モータ6の回転軸5に同期して前記回転軸心0
5廻りに回転半径R1で以って円運動を行うことにより
揚力を含む空気力学特性の測定を行い、前記カウンター
ウェイト3は前記試験模型1の回転半径R1よりも小さ
い回転半径R2で以って円運動を行い前記試験模型1と
の重量バランス及び遠心力バランスを行うこととなる。
【0021】11はジャッキ装置であり、次のように構
成されている。121はシリンダ、122は該シリンダ
121内に往復動可能に嵌合されたピストン、125は
該ピストンの出力軸であるロッドである。該ロッド12
5の上端部には前記モータ6の本体部が固定され、前記
ピストン122及びロッド125の往復動により前記モ
ータ6及び回転軸5が上下に移動可能となっている。1
23及び124は前記シリンダ121内の前記ピストン
122の両側に形成された油室で、該油室123及び1
24には作動油管13及び14を通って作動油が給排さ
れるようになっている。12は前記作動油管13及び1
4の分岐部に設けられた制御弁で、作動油供給管15か
らの作動油を前記作動油管13及び14を介して前記油
室123及び124給排しあるいは該作動油の圧力を調
整するものである。
【0022】21はコントローラで、制御回線22を介
して前記制御弁12を開閉制御して前記ジャッキ装置1
1への作動油の供給、排出、及び作動油圧力を制御する
とともに、制御回線23を介して前記モータ6の回転速
度を制御するものである。
【0023】かかる構成からなる航空機模型用回転式風
洞試験装置において、前記コントローラ21からの指令
あるいは他の操作手段により前記モータ6が回転駆動さ
れると、該モータ6の出力軸である回転軸5が図1の矢
印のように回転し、該回転軸5に支持ボス7を介して固
定された模型支持アーム2及び該模型支持アーム2の先
端部に取り付けられた試験模型1が前記モータ6の回転
軸5に同期して鉛直方向の回転軸心05廻りに回転半径
R1で以って円運動を行う。また前記カウンターウェイ
ト3は前記試験模型1の回転半径R1よりも小さい回転
半径R2で以って前記回転軸5に同期して円運動を行い
前記試験模型1との重量バランス及び遠心力バランスを
行う。かかる試験模型1の円運動により該試験模型1と
空気との相対流が生起せしめられ、該相対流中で前記試
験模型1の揚力を含む空気力学特性を測定する。前記モ
ータ6の回転速度つまり前記試験模型1の試験空気中に
おける移動速度は前記コントローラ21によって制御さ
れる。
【0024】また、前記コントローラ21により前記制
御弁12を開閉制御し、前記ジャッキ装置11の油室1
23、124への作動油の供給あるいは排出を制御して
前記ピストン122及びロッド125の移動量を調整す
る。これにより、試験中においても前記モータ6および
回転軸5を介して前記試験模型1を気流の乱れの無い所
望位置に自在に移動させることが可能となる。さらに、
前記コントローラ21により前記制御弁12を介してジ
ャッキ装置11を操作し、前記試験模型1を空気流の乱
れの影響を受けない位置になるように制御しつつ、空気
中における試験模型1の移動速度即ち該試験模型1と空
気流との相対速度の制御を行うことが可能となる。
【0025】従ってかかる実施例によれば、前記のよう
に、模型支持アーム2の先端部に支持された試験模型を
回転軸5廻りに円運動を行わせることにより空気の相対
流を生起させ該相対流中で試験模型1の空気力学特性を
測定するので、乱れを生ずることの無い一様な空気流を
試験模型1に作用させることができ、試験模型1の空気
力学特性の測定精度を高く保持することができる。また
前記試験模型1を円運動せしめることにより空気の相対
流を生起させて空気力学特性の測定を行なうので、図4
の従来技術のように強制空気流を形成しながらの測定は
不要となり、風洞試験が簡単化される。
【0026】また、図2に示すように、前記試験模型1
の回転軌道(回転半径R1)がカウンターウェイト3の
回転軌道(回転半径R2)よりも外側になるので、該カ
ウンターウェイト3の回転による空気流の乱れが前記試
験模型1に作用する空気流に影響を及ぼすことがなく、
高精度での空気力学特性の測定を維持できる。
【0027】また、前記コントローラ21により前記制
御弁12を開閉制御して前記ジャッキ装置11を操作す
ることにより、試験中においても前記モータ6および回
転軸5を介して前記試験模型1を気流の乱れの無い所望
位置に自在に移動させることが可能となる。これによ
り、試験模型1を常時空気流の乱れの影響を受けない位
置にて円運動させることができ、高精度の測定を維持で
きる。さらに、前記コントローラ21により、前記制御
弁12を介してジャッキ装置11を操作するとともに前
記モータ6の回転制御を行うことにより、前記試験模型
1を空気流の乱れの影響を受けない位置に制御しつつ、
空気中における試験模型1の移動速度即ち該試験模型1
と空気流との相対速度の精緻な制御を行うことが可能と
なる。
【0028】本発明の第2実施例は、図示を省略する
が、図1において前記支持ボス7における前記模型支持
アーム2の取り付け位置と前記ウェイト支持アーム4と
の前記回転軸心05方向の取り付け位置をずらすことに
より前記試験模型1とカウンターウェイト3との回転軸
心05方向位置をずらし、該カウンターウェイト3の回
転による空気流の乱れが前記試験模型1に作用する空気
流に影響を及ぼすのを回避している。
【0029】次に、図3に示される本発明の第3実施例
においては、前記模型支持アーム2及びウェイト支持ア
ーム4を、これらの長手方向中心線が前記回転軸心05
に直角な水平方向線18に対して一定角度α傾斜して前
記回転軸5側の支持ボス7に取り付けられている。これ
により、前記試験模型1とカウンターウェイト3とは前
記第2実施例と同様に回転軸心05方向位置がずれた形
態にて円運動を行うこととなり、該カウンターウェイト
3の回転による空気流の乱れが前記試験模型1に作用す
る空気流に影響を及ぼすことを回避する。
【0030】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、試験模
型を鉛直方向に設けられた回転軸廻りに円運動を行わせ
ることにより生起される相対流中で該試験模型の空気力
学特性を測定するので、乱れを生ずることの無い一様な
空気流を試験模型に作用させることができて、高精度で
もって試験模型の空気力学特性を測定することができ
る。また前記のように試験模型の円運動により空気力学
特性の測定を行なうので、従来技術のように強制空気流
を形成しながらの測定は不要となり、風洞試験が簡単化
されて風洞試験工数が低減される。また、回転軸に取り
付けられた模型支持アームの先端部に試験模型を支持し
モータにて回転軸を回転させる構造であり、従来技術の
ような大型設備が一切不要となり、装置が小型コンパク
トとなるとともに装置コストも大幅に低減される。
【0031】また、請求項2のように構成すれば試験模
型の回転軌道がウェイトの回転軌道よりも外側になり、
また請求項3、4のように構成すれば試験模型の回転軌
道がウェイトの回転軌道に対して回転軸心方向にずれた
位置となって、ウェイトの回転による空気流の乱れが試
験模型に作用する空気流に影響を及ぼすことが回避さ
れ、空気力学特性の高精度測定を維持できる。
【0032】さらに請求項5、6、8のように構成すれ
ば、ジャッキ操作装置によってジャッキ装置を操作し前
記回転軸をその軸方向に移動せしめることにより、試験
中においても試験模型を気流の乱れの無い所望位置に自
在に移動させることができ、常時空気流の乱れの影響を
受けない高精度の測定を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1、2実施例に係る回転式風洞試
験装置の全体構成を示す一部断面を含む側面図である。
【図2】 図1のA矢視図である。
【図3】 第3実施例を示す図1対応図である。
【図4】 従来技術を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 試験模型 2 模型支持アーム 3 カウンターウェイト 4 ウェイト支持アーム 5 回転軸 05 回転軸心 6 モータ 7 支持ボス 11 ジャッキ装置 12 制御弁 21 コントローラ 121 シリンダ 122 ピストン 125 ロッド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中に置かれあるいは空気中を移動す
    る試験模型に空気との相対流れを与えて該試験模型の揚
    力を含む空気力学特性を測定する風洞試験装置におい
    て、モータにより回転駆動され回転軸心が鉛直方向にな
    るように設けられた回転軸と、該回転軸に同期回転可能
    に取り付けられるとともに先端部に前記試験模型を該回
    転軸の回転軸心廻りに円運動可能に支持する模型支持ア
    ームと、前記回転軸心に対し前記模型支持アームと反対
    方向に延設されたウェイト支持アームの先端部に前記回
    転軸心廻りに円運動可能に支持されたウェイトとを備
    え、前記回転軸及び模型支持アームを介して前記試験模
    型を空気中にて円運動せしめることにより該試験模型の
    空気力学特性を測定するように構成したことを特徴とす
    る回転式風洞試験装置。
  2. 【請求項2】 前記模型支持アームにおける前記試験模
    型の回転半径を前記ウェイト支持アームにおけるウェイ
    トの回転半径よりも大きく構成したことを特徴とする請
    求項1記載の回転式風洞試験装置。
  3. 【請求項3】 前記試験模型と前記ウェイトとは前記回
    転軸心方向の位置をずらして前記模型支持アーム及びウ
    ェイト支持アームに夫々取り付けられてなることを特徴
    とする請求項1記載の回転式風洞試験装置。
  4. 【請求項4】 前記模型支持アーム及びウェイト支持ア
    ームはこれらの中心線を前記回転軸心に直角な水平方向
    線に対して一定角度傾斜して前記回転軸に取り付けられ
    てなることを特徴とする請求項1記載の回転式風洞試験
    装置。
  5. 【請求項5】 前記回転軸をその軸方向に移動せしめて
    前記試験模型の高さ位置を変化させるジャッキ装置と、
    該ジャッキ装置を駆動操作するジャッキ操作装置とを備
    えてなることを特徴とする請求項1記載の回転式風洞試
    験装置。
  6. 【請求項6】 前記ジャッキ装置は油圧シリンダ、空気
    圧シリンダ等の流体圧シリンダにて構成されるとともに
    前記ジャッキ操作装置は前記流体圧シリンダへの作動流
    体の給排あるいは圧力を制御する制御弁にて構成され、
    前記制御弁を開閉制御するとともに前記モータの回転速
    度を制御するコントローラを備えたことを特徴とする請
    求項5記載の回転式風洞試験装置。
  7. 【請求項7】 空気中に置かれあるいは空気中を移動す
    る試験模型に空気との相対流れを与えて該試験模型の揚
    力を含む空気力学特性を測定する風洞試験方法におい
    て、鉛直方向に設けられた回転軸に取り付けられた模型
    支持アームの先端部に前記試験模型を支持し前記回転軸
    を回転させて前記模型支持アームを介して該試験模型を
    空気中にて円運動を行なわせ、該試験模型の空気力学特
    性を測定するようにしたことを特徴とする回転式風洞試
    験方法。
  8. 【請求項8】 ジャッキ装置を用いて前記回転軸をその
    軸方向に移動せしめ前記試験模型が気流の乱れの無い位
    置になるように該試験模型の高さ位置を変化させること
    を特徴とする請求項7記載の回転式風洞試験方法。
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