JP2003026078A - 錨または船舶用アンカー - Google Patents

錨または船舶用アンカー

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JP2003026078A
JP2003026078A JP2001217674A JP2001217674A JP2003026078A JP 2003026078 A JP2003026078 A JP 2003026078A JP 2001217674 A JP2001217674 A JP 2001217674A JP 2001217674 A JP2001217674 A JP 2001217674A JP 2003026078 A JP2003026078 A JP 2003026078A
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JP
Japan
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anchor
ship
becoming
pulling
root
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JP2001217674A
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Kenichi Uchimura
健一 内村
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】小型船舶において船舶のアンカーを投錨した場
合、海底の岩礁・人工漁礁・根に食い込んだ状態とな
り、引き上げが困難となることがしばしば発生する。そ
の結果、アンカーロープを切断することにより、アンカ
ーを放棄すれば経済的に損失を被る。また、海底に残さ
れたアンカーは底引き網等を痛める原因となり、アンカ
ーロープは他の船舶に絡まることもある。 【解決手段】アンカーの引き上げが困難になった場合、
所定の引き上げ力により、爪2の基部に設けられたカッ
ター3がそれを支持している角材等5をせん断破壊させ
ることにより爪2の基部がヒンジ構造になり回転し、根
がかりから脱却し容易にアンカーを引き上げることが可
能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は漁船・ヨット・レジ
ャー用船舶及び遊漁船の係留用のアンカーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、多くの小型船舶が使用している従
来のアンカーは部材接点が剛結であり可撓性がないた
め、海底の岩礁・人工漁礁・根に必要以上に食い込んだ
状態となった場合、引き上げが困難となることがしばし
ば発生していた。その結果、アンカーロープを切断する
ことにより、アンカーを放棄せざるを得なかった。ま
た、アンカーに種々の改良を加えたものが提供されてい
るが、その構造が複雑であったり、アンカー効果が十分
でなかったりしている場合もあった。根がかりしそうな
場所と砂地の使い分けをしなければいけなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来からあるアンカー
は可撓性がないため、保管時のスペースが大きく、ま
た、海底・湖底の岩礁・人工漁礁・根に必要以上に食い
込んだ状態となった場合、引き上げが困難となることが
多く、アンカーロープを切断することのにより海底にア
ンカーを放棄していた。
【0004】また、改良型のアンカーは、構造が複雑で
あったり、そのため高価なものになったり、操作や準備
が煩雑であったり、アンカー効果が不充分であったり
と、場所によりアンカーの付け替えをしたりそれぞれ問
題を抱えている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による船舶用アン
カーは、爪の基部に円筒ピン4を用いることによって、
回転可能とした。
【0006】また、アンカーの引き上げが困難になった
場合、所定の引き上げ力により爪の基部のカッター3に
よって、回転を拘束している角材等をせん断破壊または
支圧破壊させることにより、一対の爪の基部がヒンジ構
造となり、独自に回転し、根がかりから脱却し容易にア
ンカーを引き上げることが可能となる。
【0007】さらに、爪の基部に回転を拘束するために
挿入される消耗品は角材やプラスチック等の安価なもの
を使用することにより経済的となり、また、上記の課題
を解決するため、構造を簡素化し製作しやすいものとし
ているのも特徴である。
【0008】海底・湖底の岩礁・人工漁礁・砂地などで
の使い分けをする必要がない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、図1のように投錨して
船舶を係留する爪と、その爪の回転を制御する角材等と
ロープで繋がれた基柱から成り、爪が海底・湖底の岩礁
・人工漁礁・根に必要以上に食い込んだ状態となった場
合、ロープを強く引くことによって、爪の回転を制御し
ている角材等が爪に取り付けられたカッターによって、
せん断破壊または支圧破壊され、図2のように一対の爪
がヒンジ構造となり独自に回転するため根がかりから脱
却し、容易にアンカーを引き上げることができる。
【0010】また、爪の回転を制御している角材等の材
質や大きさを変えることによって、船舶の大小に対応で
きる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明による船舶用
アンカーは、以下に示すように実用上優れた効果を発揮
する。
【0012】(a)アンカーの引き上げが困難になった
場合、所定の引き上げ力により、爪の基部に挿入された
角材等を破壊することによって、爪の基部がヒンジ構造
になり回転するため、根がかりから脱却し、容易にアン
カーを引き上げることが可能となった。その結果、アン
カーを放棄することが無くなり、底引き網等を痛めた
り、他の船舶に対し根がかりやアンカーロ−プの絡み付
きなどの懸念が無くなった。また、アンカーを投機する
ことがなく、経済性に優れている。
【0013】(b)保管時は爪が回転可能であるため、
格納スペースが小さくて済む。
【0014】(c)アンカーの構造が単純であり製作コ
ストが安くなる。
【0015】(d)消耗品となる角材等は入手容易であ
り、しかも安価である。
【0016】(e)海底・湖底の障害物のある場所また
は、砂地の使い分けをする必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、アンカーの正面
図及び側面図である。
【図2】本発明の実施例を示すもので、爪の基部に挿入
された角材等が所定の引き上げ力によって切断されて、
アンカーの爪が回転した状態(引き上げ時)の正面図及
び側面図である。
【符号の説明】
1.基柱 2.爪 3.カッター 4.円筒ピン 5.角材等(消耗品)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】爪の基部を円筒ピン4を用いることによっ
    て、回転可能としたアンカー。
  2. 【請求項2】所定の引き上げ力に伴い、爪の基部のカッ
    ター3が回転を制御している角材等をせん断破壊または
    支圧破壊させること。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114228906A (zh) * 2021-12-24 2022-03-25 江苏行萃机电有限公司 一种防止船锚卡死的回收装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114228906A (zh) * 2021-12-24 2022-03-25 江苏行萃机电有限公司 一种防止船锚卡死的回收装置

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