JP2003016396A - 非接触データ通信システム及び該システムを用いたデータ通信方法 - Google Patents

非接触データ通信システム及び該システムを用いたデータ通信方法

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JP2003016396A
JP2003016396A JP2001201915A JP2001201915A JP2003016396A JP 2003016396 A JP2003016396 A JP 2003016396A JP 2001201915 A JP2001201915 A JP 2001201915A JP 2001201915 A JP2001201915 A JP 2001201915A JP 2003016396 A JP2003016396 A JP 2003016396A
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Shinichiro Inui
信一郎 乾
Yoshito Suwa
義人 諏訪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チップ面積、消費電力を増大させることなく、
セキュリティを付加することができるRFIDシステム
及び該システムを用いたデータ通信方法の提供。 【解決手段】電源のパワーオンリセット信号又はリーダ
ーから送られるポーリング信号に対して、タグから少な
くとも2回以上、パケットが返信されるRFIDシステ
ムにおいて、タグに内蔵されるICの製造ばらつきに基
づいて変動するタグに固有のパケットの通信間隔を測定
し、この測定値とタグに明示的又は暗示的に書き込んだ
値とを比較し、両者が一致する場合にタグを承認するも
のであり、タグ毎に異なる疑似ランダムな値を用いるこ
とによって、タグ内のデータを不正に読み出してタグを
複製した場合であっても確実にタグを識別することがで
き、人為的に作成された値を用いるセキュリティでは防
止できなかった不正に対しても有効にセキュリティ機能
を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードやタグに実
装されたICに対して、非接触でデータの読み書きを行
う非接触データ通信システム及び該システムを用いたデ
ータ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICチップを備えたICカードが
普及しつつある。このICカードは、カードに内蔵され
ているICチップとリーダ/ライタとの通信方法によ
り、接触型と非接触型に分類することができる。接触型
は、カードの表面に設けられた端子の接点をリーダ/ラ
イタに接触させてデータの交信を行うものであり、接点
を介してICカードの動作電流が供給されるため、多く
の電力を必要とする処理でも行うことができるという長
所がある。
【0003】これに対し、非接触型(一般にRFID:
Radio Frequency Identification)は、リーダ/ライタ
との接点がないために接触不良がなく、また、リーダ/
ライタから数cm乃至数十cm離れた位置でもデータの
交信が可能であり、汚れや静電気等に強いという長所が
あり、工場の生産管理等に用いられるようになってきて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非接触
型は、リーダ/ライタが発信する電波の電磁誘導によっ
て動作電流を得ているため、消費電力や回路構成に制限
が課せられ、IC内で複雑な処理を行うことは難しい。
一方で、クレジットカードやデビットカードなどマネー
トランザクションなどに使用されるスマートカード用I
Cでは、セキュリティを担保することが必須であり、そ
のためには暗号生成のためのエンジンを設ける必要があ
る。このため、回路規模が増大し、チップ面積、消費電
力が増加してしまう。
【0005】回路規模が大きくなると製造コストが上昇
することになるが、特に、物流などに使用されるICタ
グは、カード型に比べて安価に製作することが求められ
るため、ICタグに暗号生成のための回路を新たに設け
ることは困難である。このような制限から、通常ICタ
グには、メモリのライトプロテクト程度のセキュリティ
しかなく、データの改竄などが容易であるという問題が
あり、チップ面積、消費電力を増加させることなくセキ
ュリティ機能を強化することができるシステム、方法の
実現が望まれている。
【0006】また、ICカードやICタグに暗号生成の
エンジンを追加すれば、内部のメモリに記憶されている
データを読み出したり、データを改竄することは難しく
なるが、ICカードやICタグそのものがデッドコピー
されてしまうと記憶されているデータもそのまま複製さ
れてしまうため、オリジナルと複製品とを見分けること
はできなくなってしまうという問題もあり、デッドコピ
ーに対してもセキュリティを担保することができるシス
テム、方法が望まれている。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、チップ面積、消費電力
を増大させることなく、セキュリティを付加することが
できる非接触データ通信システム(RFIDシステム)
及び該システムを用いたデータ通信方法を提供すること
にある。
【0008】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の非接触データ通信システムは、外部装置
と、内蔵したアンテナを用いて前記外部装置との通信を
行うタグとを有する非接触データ通信システムにおい
て、前記外部装置からの所定の信号に対して、前記タグ
から少なくとも2回以上返信されるパケットの通信間隔
又は該通信間隔のパターンを測定し、該測定値を参照し
て、前記タグが識別されるものである。
【0009】また、本発明の非接触データ通信システム
は、外部装置と、内蔵したアンテナを用いて前記外部装
置との通信を行うタグとを有し、前記外部装置からの所
定の信号に対して、前記タグから少なくとも2回以上返
信する非接触データ通信システムにおいて、前記外部装
置に、前記タグに内蔵されるICの製造ばらつきに基づ
いて変動する、各々の前記タグに固有のパケットの通信
間隔を測定する手段を備え、該手段により取得した測定
値を参照して、前記タグが識別されるものである。
【0010】本発明においては、前記測定値と、前記タ
グに明示的又は暗示的に示される所定の値とを比較し
て、前記タグが識別されることが好ましい。
【0011】また、本発明においては、予め、前記タグ
内に前記所定の値が書き込まれ、該所定の値が前記パケ
ットの一部として前記タグから送信される構成とするこ
とができる。
【0012】また、本発明においては、予め、前記外部
装置内に前記所定の値と前記タグを特定するキーとが関
連付けて記憶され、前記キーがパケットデータの一部と
して前記タグから送信される構成とすることもできる。
【0013】また、本発明においては、前記パケットの
通信間隔を決定するカウンタ値を設定する手段を備え、
該カウンタ値を任意に設定することによって、前記タグ
毎に前記パケットの通信間隔に差が設けられ、前記タグ
の識別が容易とされる構成とすることができる。
【0014】また、本発明においては、更に、前記カウ
ンタ値を各タグの前記パケットの通信間隔毎に所定のパ
ターンで変化させて設定することによって、前記タグ毎
に前記パケットの通信間隔のパターンに差が設けられ、
前記タグの識別が容易とされる構成とすることもでき
る。
【0015】また、本発明においては、前記所定の信号
が、前記タグ電源のパワーオンリセットイベント又は前
記外部装置から送信されるポーリング信号のいずれかで
あることが好ましい。
【0016】本発明のデータ通信方法は、外部装置と、
内蔵したアンテナを用いて前記外部装置との通信を行う
タグとを有する非接触データ通信システムを用いたデー
タ通信方法において、少なくとも、前記外部装置からの
所定の信号に対して、前記タグから少なくとも2回以上
返信されるパケットの通信間隔又は該通信間隔のパター
ンを測定するステップと、該測定値を参照して、前記タ
グを識別するステップとを有するものである。
【0017】また、本発明のデータ通信方法は、外部装
置と、内蔵したアンテナを用いて前記外部装置との通信
を行うタグとを有し、前記外部装置からの所定の信号に
対して、前記タグから少なくとも2回以上返信する非接
触データ通信システムを用いたデータ通信方法におい
て、少なくとも、前記タグに内蔵されるICの製造ばら
つきに基づいて変動する、各々の前記タグに固有のパケ
ットの通信間隔を測定するステップと、取得した測定値
を参照して、前記タグを識別するステップとを有するも
のである。
【0018】このように、本発明は上記構成により、タ
グに内蔵するICの製造ばらつきに基づくタグ固有のパ
ケット通信間隔を測定し、また、パケットの通信間隔を
規定するカウント値を任意に設定してタグ毎に意図的に
パケットの通信間隔や通信間隔のパターンを変え、この
パケット通信間隔の測定値と、予め明示的又は暗示的に
タグに書き込んだ設定値とを比較することにより、タグ
内のデータを不正に読み出してタグを複製した場合にお
いても、タグを簡便かつ確実に識別することができ、セ
キュリティ機能を格段に向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る非接触データ通信シ
ステムは、その好ましい一実施の形態において、リーダ
ーとアンテナ及びICを内蔵したタグとを有し、電源の
パワーオンリセット信号又はリーダーから送られるポー
リング信号に対して、タグから少なくとも2回以上、パ
ケットが返信される非接触データ通信システムにおい
て、タグに内蔵されるICの製造ばらつきに基づいて変
動するタグに固有のパケットの通信間隔や、パケットの
通信間隔を規定するカウンタ値を任意に設定することに
よって意図的に差を設けたパケットの通信間隔や通信間
隔のパターンを測定し、この測定値と、タグに直接書き
込んだ値、または、リーダーに予め記憶されたタグを特
定するキーとパケットの通信間隔とのデータベースから
検索される値を比較し、両者が一致する場合にタグを承
認するものであり、タグ毎に異なる疑似ランダムな値を
用いることによって、タグ内のデータを不正に読み出し
てタグを複製した場合であっても確実にタグを識別する
ことができ、ID/パスワード管理や暗号化処理のよう
な人為的に作成された値を用いるセキュリティでは防止
できなかった不正に対しても有効にセキュリティ機能を
発揮することができる。
【0020】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0021】[実施例1]まず、本発明の第1の実施例
に係るRFIDシステム及び該システムを用いたセキュ
リティチェック方法について、図1乃至図4を参照して
説明する。図1は、RFIDシステムの一般的な構成を
示すブロック図であり、図2は、RFIDシステムを用
いたタグのセキュリティチェック方法を示すフローチャ
ート図である。又、図3は、本実施例のセキュリティチ
ェック方法の有効性を説明するための図である。
【0022】なお、以下の説明において、”RFIDシ
ステム”は、非接触データ通信システムと同義であ
り、”タグ”と呼ぶときは、カード型や、コイン型、箱
型等の任意の形態の応答器を総称するものとする。
【0023】図1に示すように、RFIDシステムのハ
ードウェア構成は、タグ1と、タグ1からの信号を処理
するリーダー2とから構成され、リーダー2は、タグへ
の電力供給と信号を受信するためのアンテナ部2aと、
受信信号を変換するための受信回路部2bと、受信信号
をデコードするためのCPU部2cとから構成される。
なお、本実施例では読み込みのみを行う場合を示してい
るため、外部装置をリーダーとしているが、書き込みも
行う場合はリーダ/ライタを用いることもできる。
【0024】この構成は、一般的なRFIDシステムの
構成と同様であり、本実施例ではシステム構成に変更を
加えることなくリーダー2の処理のみでセキュリティを
担保することを特徴としており、具体的にはパケット通
信間隔のばらつきを利用してセキュリティチェックを実
行している。
【0025】以下に、本実施例のRFIDシステムのセ
キュリティチェック方法について説明する。なお、下記
の説明は、2つのパケット通信間隔について記載する
が、3つ以上のパケット通信間隔についても同様に適用
することができる。
【0026】まずに、アンテナ部2aより受信した信号
は、受信回路部2bを経由してCPU部2cへ送られ
る。CPU部2cでは、受信信号をデコードしてエラー
チェックを行った後、セキュリティチェックを実施す
る。セキュリティチェックのための処理としては、2回
以上連続して受信したパケットに関して、1回目受信完
了時間から2回目受信開始時間までをタグのパケット通
信間隔T(パケット通信間隔測定値)として、Tと明示
的又は暗示的に事前登録された、又は算出されるパケッ
ト間隔情報(パケット通信間隔設定値)を比較し、両者
が一致した場合のみタグの情報を承認する。
【0027】以上の手順を図2のフローチャート図を参
照して具体的に説明すると、リーダー2は、ステップS
101のメインルーチン処理に続いてタグの処理へと移
行し、ステップS102で、初期設定(例えば、受信デ
ータカウンタの設定等)を行う。そして、ステップS1
03において、パケット通信間隔の測定のためのタイマ
ー値を設定した後、データのサンプリングを開始する。
このサンプリングは、例えば、70kbpsのデータ転
送速度で行われ、数百ビットのデータがタグ1からリー
ダー2に送られる。
【0028】データのサンプリングが終了すると、ステ
ップS104において、リーダー2は受信したデータの
エラーチェックを行い、チェックの結果、エラーがあれ
ばステップS102に戻り、エラーがなければステップ
S105で受信データ数のカウントを行う。ここでは、
初期設定で受信データカウンタが1にセットされている
ため、ステップS108に移行して受信したデータの格
納、タイマーのリセットを行い、受信データ数カウンタ
を加算した後、ステップS103に戻り、同様にタイマ
ー値のセット、受信データのエラーチェックを行う。
【0029】次に、再びステップS105で受信データ
数をカウントするが、ここでは受信データカウンタが2
であるため、ステップS106に移行し、タイマー値を
用いて、1回目のパケット受信終了時から2回目のパケ
ット受信開始までの時間を演算し、パケット通信間隔の
測定値を求める。また、ステップS108で格納した受
信データの中からパケット通信間隔を明示的又は暗示的
に表す情報を抽出してパケット通信間隔の設定値を求
め、パケット通信間隔の測定値との比較を行う。
【0030】ここで、タグ1のIC内のLC回路等の発
信周波数を基準としてタグ1のデータ通信のタイミング
が決定されるため、パケット通信間隔の測定値は、LC
回路等の物理的な特性値により変化することになる。具
体的には、LC回路はベースとなる半導体基板の特性や
回路パターンの精度、成膜時の膜厚等の影響でばらつく
ため、タグ1毎に固有の発信周波数を有することにな
る。従って、各々のタグ1のパケット通信間隔の測定値
は異なる値となるため、この値を用いてタグそのものを
識別することができる。
【0031】すなわち、従来のセキュリティチェック方
法では、タグ1に人為的に書き込んたデータと予めリー
ダー2に記憶されているデータとの比較を行うだけであ
るため、同じデータ書き込んで複製したタグを識別する
ことはできないが、タグ1内のICを製造する際の半導
体プロセス又は半導体材料に起因して変化する疑似ラン
ダムな数値を用いることによって、タグ自体の同一性を
判断することができ、従来とは全く異なる方法でセキュ
リティチェックを実行することができる。
【0032】そして、ステップS106において、上記
手法によりパケット通信間隔の測定値と設定値とが同一
と判断されたら、ステップS107でその結果をシリア
ル出力し、セキュリティチェックを終了する。
【0033】このように、本実施例では、パケット通信
間隔の設定値とタグ固有の物理的特性(発信周波数)に
基づくパケット通信間隔の測定値とを比較することによ
り、セキュリティチェックを実行するものであるが、こ
のような物理的特性を利用したセキュリティチェックの
有効性について検討を行った。その結果を以下に示す。
【0034】まず、前提として、ICチップ内の発信周
波数が、70kHzのベース周波数に対して60℃あた
り2kHz変化すると仮定し、チップ内の発信周波数温
度係数を、0.0476%/℃とし、リーダー2の時間
分解能を100μsec以下、スリープタイム(パケッ
ト通信間隔)の設定値を100msecとする。
【0035】タグ1の温度が常温、すなわち、スリープ
タイム登録時の温度の場合には、スリープタイムの設定
値100msecに対して、リーダー2は、時間分解能
が100μsecであることから、スリープタイム9
9.9msec〜100.1msecの範囲のタグ1は
同一とみなされる。従って、タグ1を識別するために
は、各々のタグ1のスリープタイムが±0.1msec
以上異なっていればよい。
【0036】しかし、実際には、タグ1は様々な温度環
境で使用されることになるため、温度の影響を考慮する
必要がある。ここで、タグ1の温度の常温からのずれを
T℃とすると、スリープタイムは100msec×0.
0476/100×T=47.6Tμsecの時間差が
生じる。タグ1のスペックとして−20℃〜70℃を補
償するアプリケーションがあるため、これを25℃±4
5℃として考えると、47.6T=1190μsec=
1.19msecとなる。従って、±1.19msec
の範囲でスリープタイムが重ならなければ実用上問題は
ない。
【0037】そこで、平均のスリープタイムが100m
secで一定のばらつきをもつ製品ロット、10000
個に対して、任意の2個を選ぶという操作を10000
回行った場合を1回の試行とし、スリープタイムが異な
る確率を5回のシミュレーションで確認した。上記実験
の結果を表1及び図3に示す。なお、図3は、任意に抽
出したタグ1のスリープタイム別の頻度を表しており、
表1は、その結果から計算した確率を示している。
【0038】
【表1】
【0039】表1及び図3からわかるように、スリープ
タイムは40〜160msecの範囲でばらつき、任意
に抽出した2個のタグのスリープタイムが重なる確率
は、温度差無しで平均0.31%、温度差ありで平均
3.37%であり、パケット通信間隔のみでも96%以
上の確率でタグを識別することができ、タグのセキュリ
ティ機能としては十分なものと言える。
【0040】また、高度なセキュリティを必要とするス
マートカード用ICカードの場合は、各々のタグを識別
するためのID、パスワード管理や、暗号化技術と併用
してセキュリティチェックが行われることになるため、
ICカードの不正使用に対してはパスワード、暗号化で
対応し、カード自体のデッドコピーに対しては更に本実
施例の方法で対応することができ、セキュリティ機能を
大幅に向上させることが可能となる。
【0041】このような、タグに固有の指標を用いてタ
グの識別を行うという発想は、本願発明者の知見に基づ
いて案出されたものであり、人為的な指標を用いる方法
では防止することができなかった不正使用に対しても、
効果的に防止することができるという顕著な効果が得ら
れる。
【0042】[実施例2]次に、本発明の第2の実施例
に係るRFIDシステムについて、図4を参照して説明
する。図4は、本実施例のタグに記憶されるデータの具
体的内容を示す図である。なお、本実施例は、前記した
第1の実施例において、タグのパケット通信間隔に関す
る情報をタグのユーザデータ領域に保持させる場合につ
いて説明するものである。
【0043】すなわち、タグのパケット間隔に関する情
報がタグのデータの一部として事前に書き込まれている
ことを前提とし、2回以上連続して同一のタグのデータ
を受信した場合、1回目のデータ受信終了後から2回目
のデータ受信開始までのパケット通信間隔を、このタグ
のパケット通信間隔の測定値とする。また、受信データ
によりタグのパケット通信間隔の情報(パケット通信間
隔の設定値)を抽出し、パケット通信間隔の測定値と比
較する。結果として等しいと判断された場合、このタグ
を承認する。
【0044】上記方法について具体的数値を用いて説明
する。図4は、本実施例のタグに書き込まれたデータの
内容を示す図であり、タグは、プリアンブル5とユーザ
データ領域4とエラーコード6とで構成され、ユーザデ
ータ領域4には、例えば、データ4aとして”1111
11”、パケット通信間隔設定値4bとして”200”
が書き込まれている。
【0045】この場合における処理を図2に基づいて説
明すると、ステップS104において、リーダー2は、
受信したパケットデータのユーザデータ領域4からパケ
ット通信間隔の設定値4b(200)を抽出し、また、
1回目のデータ通信終了時から2回目のデータ通信開始
までの時間を測定し、両者を比較する。そして、パケッ
ト通信間隔の測定値と設定値とが、リーダー2の時間分
解能、環境温度による変動を加味して同一と判断される
場合は、タグ1のデータを承認する。
【0046】なお、上記の例のように、パケット通信間
隔の設定値を明示的にタグ1のデータに含めることもで
きるが、ある一定の規則に従って暗示的あるいは暗号化
してデータを入れることも可能である。その方法につい
て次に説明する。
【0047】[実施例3]次に、本発明の第3の実施例
に係るRFIDシステムについて、図5を参照して説明
する。図5は、本実施例のタグに記憶されるデータの具
体的内容を示す図である。なお、本実施例は、リーダー
2内のメモリに任意のタグデータとパケット通信間隔に
関する情報からなるデータベースを保持することを特徴
とするものである。
【0048】すなわち、タグIDなどに関する情報とパ
ケット通信間隔に関する情報をリーダー2に事前に保持
していることを前提とし、1回目のデータ受信終了語か
ら2回目のデータ受信開始までのパケット通信間隔を、
このタグ1のパケット通信間隔の測定値とする。また、
リーダー2のメモリ内より受信データに対応するパケッ
ト通信間隔の設定値を読み込み、パケット通信間隔の実
測値と比較する。結果として等しいと判断された場合、
このタグ1を承認する。
【0049】上記方法について具体的数値を用いて説明
する。図5は、本実施例のタグ1に書き込まれたデータ
の内容を示す図であり、ユーザデータ領域4には、デー
タ4aとして”1111111”が書き込まれ、パケッ
ト通信間隔の設定値は直接的には書き込まれていない。
一方、リーダー2のメモリには、タグ情報とパケット通
信間隔とを対応付けるデータベース7が記憶されてい
る。
【0050】この場合における処理を図2のフローチャ
ートに基づいて説明すると、ステップS104におい
て、リーダー2は、受信したパケットデータのユーザデ
ータ領域4からデータ”1111111”を抽出し、受
信データをキーとしてリーダー2内に予め記憶されてい
るタグとパケット間隔とのデータベース7を参照して、
登録済みタグ情報を検索する。そして、登録済みタグ情
報と受信データとが一致する場合、対応するパケット間
隔の値”100”を読み込む。そして、パケット通信間
隔の測定値とリーダー2内のメモリ内より読み込んだパ
ケット通信間隔の設定値とを比較し、一致する場合タグ
のデータを承認する。
【0051】このように、パケット通信間隔の設定値を
タグ1に直接的には書き込まず、パケット通信間隔を読
み出すキーを書き込むことにより、タグ1内のデータが
不正に読み出された場合においても、パケット通信間隔
データの漏洩を防止することができ、前記した第1の実
施例よりもセキュリティ機能を向上させることができ
る。
【0052】[実施例4]次に、本発明の第4の実施例
に係るRFIDシステムについて、図6を参照して説明
する。図6は、本実施例のタグから送信されるパケット
の通信パターンを示す図である。なお、本実施例は、パ
ケット通信間隔を決定するカウンタ値を任意に設定する
ことによりパケット通信間隔を変化させることを特徴と
するものである。
【0053】すなわち、前記した第1乃至第3の実施例
では、各パケットは同一の通信間隔設定値で繰り返し送
出されたが、本実施例では、カウンタ値をタグ毎に任意
に設定し、パケット通信間隔を人為的に変化させること
によって、タグの識別を容易にしてセキュリティチェッ
クを行うものである。
【0054】具体的には、タグ毎にカウンタ値を設定
し、例えば、図7(a)に示すようなパケットの通信間
隔が大きいタグと、図7(b)に示すようなパケットの
通信間隔が小さいタグとを設け、このカウンタ値を明示
的又は暗示的にタグに書き込み、リーダー2はカウンタ
値に従って変化するパケット通信間隔を測定して、この
パケットの通信間隔の測定値と設定値とを比較してセキ
ュリティチェックを行う。
【0055】このパケットの通信間隔の設定値又はカウ
ンタ値については、第1の実施例に示したようにタグ1
に直接書き込みか、もしくは、第2の実施例に示したよ
うにリーダー2に対応するデータを記憶させておき、タ
グ1には暗示的なデータを書き込むか、いずれの方法を
用いてもよい。
【0056】このように、カウンタ値を任意に設定する
ことによって、タグ毎のパケット通信間隔の差を広げる
ことができ、パケット間隔に基づくセキュリティチェッ
クの確実性を高くすることができる。なお、本実施例の
手法に前記した第1乃至第3の実施例の手法を組み合わ
せることもでき、タグ固有の発信周波数のばらつきに加
えてカウンタ値を設定することによって更にセキュリテ
ィチェックの確実性を向上させることができる。
【0057】[実施例5]次に、本発明の第5の実施例
に係るRFIDシステムについて、図7を参照して説明
する。図7は、本実施例のタグから送信されるパケット
のパターンを示す図である。なお、本実施例は、パケッ
トを2以上の間隔を組み合わせたパターンで送出するこ
とを特徴とするものである。
【0058】すなわち、前記した第4の実施例では、各
パケットは、通信間隔は各々異なるが同一の周期で繰り
返し送出されたが、本実施例では、パケットを2以上の
間隔を組み合わせたパターンで送出し、パケットの通信
間隔のみならずパケットの通信間隔パターンも参照して
セキュリティチェックを行うことを特徴とする。
【0059】具体的には、図8(a)に示すように、パ
ケット間隔が長・短の繰り返しとなるパターンや、図8
(b)に示すように、短・短・短・長の繰り返しとなる
パターン等の任意のパターンを設定し、このパターンを
明示的又は暗示的にタグ1に書き込み、リーダー2はパ
ターンに従って変化するパケット間隔を連続的に測定し
て、この測定値と設定値とを比較してセキュリティチェ
ックを行う。
【0060】このように、パケットの通信間隔パターン
をタグ毎に変化させることによって、パケット通信間隔
情報のバリエーションを広げることができ、パケット通
信間隔に基づくセキュリティチェックの確実性をより高
くすることができる。なお、このパケット通信間隔は絶
対値でも相対値でもどちらでもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のRFID
システムによれば、あるタグのデータを他のタグにコピ
ーし複製した場合、複製したタグのパケット間隔と複製
基のタグのパケット間隔が一致する可能性が低いため、
複製したタグは受け付けられない。すなわち、あるタグ
のデータを別のタグに書き込んで複製しても、複製され
たタグはリーダーのセキュリティ機能により動作しな
い。これにより、複製などに対するセキュリティが高ま
り、かつ、リーダー側のソフトウェアレベルでの機能追
加であるため、タグのチップ面積、消費電力を増大させ
ることはない。
【0062】そして、RFIDシステムにおける弱点で
あったセキュリティ機能を向上させることにより、従
来、接触型のICカードが使用されていた分野において
もRFIDシステムを利用することができ、安価なシス
テムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】RFIDシステムの基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例に係るRFIDシステムにおけ
るセキュリティチェックの手順を示すフローチャート図
である。
【図3】本発明のセキュリティチェック方法の有効性を
説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るタグのデータ構成
を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るタグのデータ構成
を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係るタグのパケットパ
ターンを示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係るタグのパケットパ
ターンを示す図である。
【符号の説明】
1 タグ 2 リーダー 2a アンテナ部 2b 受信回路部 2c CPU部 3 上位システム 4 ユーザデータ領域 4a データ 4b パケット通信間隔設定値 5 プリアンブル 6 エラーコード 7 データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 AA15 BB09 BC00 CA11 CA23 5B058 CA27 KA02 KA04 KA13 KA31 YA20 5K012 AB05 AB12 BA02 BA07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部装置と、内蔵したアンテナを用いて前
    記外部装置との通信を行うタグとを有する非接触データ
    通信システムにおいて、 前記外部装置からの所定の信号に対して、前記タグから
    少なくとも2回以上返信されるパケットの通信間隔又は
    該通信間隔のパターンを測定し、該測定値を参照して、
    前記タグが識別されることを特徴とする非接触データ通
    信システム。
  2. 【請求項2】外部装置と、内蔵したアンテナを用いて前
    記外部装置との通信を行うタグとを有し、前記外部装置
    からの所定の信号に対して、前記タグから少なくとも2
    回以上返信する非接触データ通信システムにおいて、 前記外部装置に、前記タグに内蔵されるICの製造ばら
    つきに基づいて変動する、各々の前記タグに固有のパケ
    ットの通信間隔を測定する手段を備え、該手段により取
    得した測定値を参照して、前記タグが識別されることを
    特徴とする非接触データ通信システム。
  3. 【請求項3】前記測定値と、前記タグに明示的又は暗示
    的に示される所定の値とを比較して、前記タグが識別さ
    れることを特徴とする請求項1又は2に記載の非接触デ
    ータ通信システム。
  4. 【請求項4】予め、前記タグ内に前記所定の値が書き込
    まれ、該所定の値が前記パケットの一部として前記タグ
    から送信されることを特徴とする請求項3記載の非接触
    データ通信システム。
  5. 【請求項5】予め、前記外部装置内に前記所定の値と前
    記タグを特定するキーとが関連付けて記憶され、前記キ
    ーがパケットデータの一部として前記タグから送信され
    ることを特徴とする請求項3記載の非接触データ通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】前記パケットの通信間隔を決定するカウン
    タ値を設定する手段を備え、該カウンタ値を任意に設定
    することによって、前記タグ毎に前記パケットの通信間
    隔に差が設けられ、前記タグの識別が容易とされること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか一記載の非接触
    データ通信システム。
  7. 【請求項7】更に、前記カウンタ値を各タグの前記パケ
    ットの通信間隔毎に所定のパターンで変化させて設定す
    ることによって、前記タグ毎に前記パケットの通信間隔
    のパターンに差が設けられ、前記タグの識別が容易とさ
    れることを特徴とする請求項6記載の非接触データ通信
    システム。
  8. 【請求項8】前記所定の信号が、前記タグ電源のパワー
    オンリセットイベント又は前記外部装置から送信される
    ポーリング信号のいずれかであることを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれか一に記載の非接触データ通信シス
    テム。
  9. 【請求項9】外部装置と、内蔵したアンテナを用いて前
    記外部装置との通信を行うタグとを有する非接触データ
    通信システムを用いたデータ通信方法において、 少なくとも、前記外部装置からの所定の信号に対して、
    前記タグから少なくとも2回以上返信されるパケットの
    通信間隔又は該通信間隔のパターンを測定するステップ
    と、該測定値を参照して、前記タグを識別するステップ
    とを有することを特徴とするデータ通信方法。
  10. 【請求項10】外部装置と、内蔵したアンテナを用いて
    前記外部装置との通信を行うタグとを有し、前記外部装
    置からの所定の信号に対して、前記タグから少なくとも
    2回以上返信する非接触データ通信システムを用いたデ
    ータ通信方法において、 少なくとも、前記タグに内蔵されるICの製造ばらつき
    に基づいて変動する、各々の前記タグに固有のパケット
    の通信間隔を測定するステップと、取得した測定値を参
    照して、前記タグを識別するステップとを有することを
    特徴とするデータ通信方法。
  11. 【請求項11】前記タグの識別ステップにおいて、前記
    測定値と、前記タグに明示的又は暗示的に示される所定
    の値とを比較することを特徴とする請求項9又は10に
    記載のデータ通信方法。
  12. 【請求項12】予め、前記タグ内に前記所定の値を書き
    込むステップを備え、該所定の値を前記パケットの一部
    として前記タグから送信することを特徴とする請求項1
    1記載のデータ通信方法。
  13. 【請求項13】予め、前記外部装置内に前記所定の値と
    前記タグを特定するキーとを関連付けて記憶するステッ
    プと、前記タグ内に前記キーを書き込むステップとを備
    え、前記キーをパケットデータの一部として前記タグか
    ら送信することを特徴とする請求項11記載のデータ通
    信方法。
  14. 【請求項14】前記パケットの通信間隔を決定するカウ
    ンタ値を設定するステップを備え、該カウンタ値を任意
    に設定することによって、前記タグ毎に前記パケットの
    通信間隔に意図的に差を設けることを特徴とする請求項
    9乃至13のいずれか一記載のデータ通信方法。
  15. 【請求項15】前記カウンタ値の設定ステップにおい
    て、前記カウンタ値を各タグの前記パケットの通信間隔
    毎に所定のパターンで変化させて設定することによっ
    て、前記タグ毎に前記パケットの通信間隔のパターンに
    意図的に差を設けることを特徴とする請求項14記載の
    非接触データ通信方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009033412A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Kyocera Mita Corp 画像形成システムおよび画像形成装置
US7938722B2 (en) * 2005-09-12 2011-05-10 Igt Enhanced gaming chips and table game security
US8001168B2 (en) 2004-06-30 2011-08-16 Noriyoshi Tsuyuzaki Random pulse generation source, and semiconductor device, method and program for generating random number and/or probability using the source
CN103258261A (zh) * 2013-06-03 2013-08-21 李世峰 基于rfid技术的生产管理系统与生产管理方法

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