JP2003015960A - ファイル生成方法およびデータ処理方法 - Google Patents

ファイル生成方法およびデータ処理方法

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JP2003015960A
JP2003015960A JP2002070374A JP2002070374A JP2003015960A JP 2003015960 A JP2003015960 A JP 2003015960A JP 2002070374 A JP2002070374 A JP 2002070374A JP 2002070374 A JP2002070374 A JP 2002070374A JP 2003015960 A JP2003015960 A JP 2003015960A
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Teruhiko Kori
照彦 郡
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ上で扱われるA/Vデータファ
イルに対して著作権情報を持たせ、A/Vデータの著作
権を保護する。 【解決手段】 ファイルのコピーの世代制限情報からな
り、所定の暗号化鍵kcによって暗号化される著作権情
報が、ファイルのヘッダ部に格納される。このファイル
に対してアクセスした場合には、先ず、このヘッダ部か
ら著作権情報が抽出される。アクセスを行なったユーザ
が暗号化鍵kcを有していなければ著作権情報を復号化
できないために、ファイルに格納されたA/Vデータを
読み出すことができない。ファイルのコピーの際には、
世代制限情報が書き換えられ再び著作権情報として格納
されるため、コピーの世代を制限することができる。A
/Vデータ本体を別の暗号化鍵kdで暗号化し、鍵kd
を著作権情報と共に鍵kcで暗号化することによって、
さらに確実に著作権保護を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データファイル
の属性情報として著作権情報を持たせ、この著作権情報
を所定の方法に基づき暗号化することで、著作物として
作成されたディジタルデータの著作権を保護するような
ファイル生成方法およびデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの高速化やディジタ
ル記録媒体の大容量化、コンピュータネットワークの発
達、また、画像圧縮技術の発達などが目ざましい。それ
に伴い、ディジタル化された映像信号や音声信号、ある
いはコンピュータによって作成されたCG(Computer Gr
aphics) 作品などがA/V(Audio/Video) データファイ
ルとして記録されることが行なわれている。こうして記
録されたA/Vデータファイルは、CD−ROMなどに
複製され、あるいはネットワークを介して販売ならびに
配布される。
【0003】このA/Vデータファイルは、例えばパー
ソナルコンピュータによって扱われる。そして、ユーザ
は、このパーソナルコンピュータに接続されたディスプ
レイ装置やオーディオ装置によってこのA/Vデータフ
ァイルを再生して楽しむことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来でも、
所謂A/V機器において、ディジタル化された映像信号
や音声信号が記録された記録媒体が扱われていた。A/
V機器においては、例えば再生のみ、あるいは記録およ
び再生のみといったように、扱われるA/Vデータに対
する機能が限定されていた。したがって、このような、
A/V機器において扱われるA/Vデータに対しては、
記録媒体に記録されたA/Vデータに対して著作権に関
する情報を付加することで、比較的容易に著作権の保護
を行なう機構を実現することができた。
【0005】ところが、上述のようなA/Vデータファ
イルに対しては、このA/V機器において扱われるA/
Vデータように、著作権の保護を行なう機構が導入され
ていなかった。そのため、このA/Vデータファイルの
複写や加工が自由に行われてしまい、著作権の侵害が横
行してしまうという問題点があった。
【0006】したがって、この発明の目的は、コンピュ
ータ上で扱われるA/Vデータファイルに対して著作権
情報を持たせ、この情報に基づきこのA/Vデータファ
イルの著作権を保護するようなファイル生成方法および
データ処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、ディジタルデータの著作権情報を
第1の暗号化鍵に基づき暗号化する第1の暗号化ステッ
プと、ディジタルデータをデータファイルのデータ部に
格納し、暗号化した著作権情報をデータファイルの所定
領域に格納してデータファイルを生成するステップとか
らなることを特徴とするファイル生成方法である。
【0008】また、この発明は、ディジタルデータと、
暗号化されたディジタルデータの著作権情報とからなる
データファイルを受信するステップと、暗号化されたデ
ィジタルデータの著作権情報を復号化し、著作権情報を
抽出するステップと、著作権情報に基づいて、ディジタ
ルデータの取り扱いを制御するステップとからなること
を特徴とするデータ処理方法である。
【0009】また、この発明は、第2の暗号化鍵で暗号
化されたディジタルデータと、第1の暗号化鍵で暗号化
されたディジタルデータの著作権情報及び第2の暗号化
鍵とからなるデータファイルを受信するステップと、暗
号化されたディジタルデータの著作権情報及び暗号化さ
れた第2の暗号化鍵を、第1の暗号化鍵で復号し、著作
権情報及び第2の暗号化鍵を抽出するステップと、暗号
化されたディジタルデータを、抽出した第2の暗号化鍵
で復号するステップとからなることを特徴とするデータ
処理方法である。
【0010】上述したように、請求項1に記載の発明
は、ディジタルデータの著作権情報を第1の暗号化鍵に
基づき暗号化し、ディジタルデータをデータファイルの
データ部に格納し、暗号化した著作権情報をデータファ
イルの所定領域に格納してデータファイルを生成するよ
うにしているため、第1の暗号化鍵による暗号化を解か
ない限り、データファイルの所定領域に格納された著作
権情報の不正な書き換えが防がれる。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、ディジタ
ルデータと、暗号化されたディジタルデータの著作権情
報とからなるデータファイルを受信し、暗号化されたデ
ィジタルデータの著作権情報を復号化し、著作権情報を
抽出して、著作権情報に基づいて、ディジタルデータの
取り扱いを制御するようにしているため、著作権情報の
暗号化を解かない限り、ディジタルデータを取り扱えな
いように制御することができる。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、第2の暗
号化鍵で暗号化されたディジタルデータと、第1の暗号
化鍵で暗号化されたディジタルデータの著作権情報及び
第2の暗号化鍵とからなるデータファイルを受信し、暗
号化されたディジタルデータの著作権情報及び暗号化さ
れた第2の暗号化鍵を、第1の暗号化鍵で復号し、著作
権情報及び第2の暗号化鍵を抽出して、暗号化されたデ
ィジタルデータを、抽出した第2の暗号化鍵で復号する
ようにしているため、第1の暗号化鍵を持っていなけれ
ば、ディジタルデータを復号できない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。この発明では、コンピュータ上で扱わ
れるA/Vデータファイルにおいて、属性(プロパテ
ィ)情報として著作権情報を持たせる。この著作権情報
は、暗号化されて書き込まれるため、ユーザのエディタ
などによる書き換えから保護される。この暗号化された
著作権情報は、このA/Vデータファイルからデータが
読み出される際に参照される。
【0014】図1は、以下の説明において想定するシス
テム構成を概略的に示す。ここでは、このように、所定
のネットワーク2に対して、上述のA/Vデータファイ
ル送出側のコンピュータ1とA/Vデータファイルを受
け取る側のコンピュータ3a,3b,・・・とが接続さ
れるシステムが想定される。なお、送出側のコンピュー
タ1も、受け取り側と同様に、複数接続されることがで
きる。また、これらコンピュータ1および3a,3b,
・・・は、所定のOS(Operation System)上で動作す
る。詳細は後述するが、このOSは、この実施の一形態
における著作権保護システムに対応した機能を有する。
【0015】送出側のコンピュータ1で、所定のアプリ
ケーションソフトウェアA(以下、ソフトウェアAと称
する)で作成されたA/Vデータファイルがネットワー
ク2を介して受け取り側のコンピュータ3a,3b,・
・・に受け取られる。そして、例えばコンピュータ3a
において、所定のアプリケーションソフトウェアB(以
下、ソフトウェアBと称する)を用いてこのA/Vデー
タファイルが読み出される。なお、ソフトウェアAおよ
びソフトウェアBとは、同一のアプリケーションソフト
ウェアであってもよい。
【0016】上述の構成は一例であって、この発明は、
例えばDVD(Digital Versatile Disk)−ROMドライ
ブを内蔵したパーソナルコンピュータとディジタルVT
Rとが接続されたような場合にも適用することができ
る。
【0017】図2は、この実施の一形態におけるA/V
データファイル構造の一例を概略的に示す。データは、
全体的には一般的なファイル構造を有し、ヘッダ部,デ
ータ部,およびデリミタ部とからなる。
【0018】ヘッダ部は、このデータファイルの属性
(プロパティ)情報が記される領域である。このプロパ
ティ情報は、ソフトウェアやOSがこのファイルを識別
するために必要な情報、例えばこのファイルのファイル
名,ファイル形式,およびデータサイズなどの情報から
なる。さらに、この一形態においては、このプロパティ
情報に、暗号化された著作権情報が含まれる。OSやソ
フトウェアAあるいはBによってこの著作権情報が読み
込まれ、この著作権情報に基づきこのファイルに対する
著作権保護がなされる。著作権保護のための著作権情報
がファイルのプロパティ情報として格納されるため、こ
の著作権情報は、削除することができない。
【0019】データ部には、A/Vデータ本体、すなわ
ち、音声データおよび/または画像データが格納され
る。このデータ部には、A/Vデータ本体に限らず、例
えばプログラムやスクリプトなどを格納してもよい。ま
た、これらA/Vデータおよびプログラムなどを混在さ
せて格納することもできる。デリミタ部には、例えばこ
のファイルの終了情報が記される。
【0020】この発明においては、上述の著作権情報
は、コピー世代の制限に関する制御情報(CGMS(Cop
y Generation Management System) と称する)およびア
ナログビデオ信号に対するコピー制限システムを指示す
る情報(APS(Analog Protection System)と称する)
とからなる。この著作権情報には、これらの情報の他に
も、例えばこのA/Vデータファイルのデータ部に格納
されるデータの著作者名,作成日などの、著作者がその
データの著作権を主張するために必要な情報や、著作者
の識別を行なう情報、例えば暗証番号やIDを含ませる
ようにしてもよい。
【0021】CGMS情報およびAPS情報の一例を図
3に示す。この図3Aに示すように、CGMS情報は、
2ビットのデータからなり、例えば下記のように定義さ
れる。
【0022】00:コピー可能 01:未使用 10:コピー1世代可能 11:コピー不可
【0023】このA/Vデータファイルが係わるOSや
ソフトウェアによって、このCGMS情報が読み出され
参照されることによって、このファイルを保存すること
が可能であるかどうかが判断される。
【0024】図4は、CGMSによるコピー世代制限の
フローチャートを示す。CGMS情報を含むファイルを
例えばコピーしようとした場合、先ず、ファイルのヘッ
ダ部が読み込まれ、著作権情報に含まれるCGMS情報
が抽出される。そして、次のステップS2において、こ
のCGMS情報が上述の定義のうちのどの状態であるか
が判断される。若し、CGMS情報が‘00’であれ
ば、処理はステップS5に移行する。そして、ステップ
S5において、定義に従いこのファイルが保存可能であ
るとされ、コピーが行なわれファイルが保存される。
【0025】また若し、CGMS情報がファイルのコピ
ーを許可しない‘11’であれば、処理はステップS3
に移行し、定期に従いファイルが保存不可とされる。
【0026】さらに若し、CGMS情報がファイルの1
世代のみのコピーを許可する‘10’であれば、処理は
ステップS4に移行する。ステップS4では、CGMS
情報が‘10’からファイルのコピーを許可しない‘1
1’に変更される。CGMS情報が変更されると、処理
はステップS5に移行し、コピーが行なわれ、ファイル
が保存される。CGMS情報が‘11’に変更されてい
るため、このファイルはコピー不可とされ、これにより
コピーの世代制限がなされる。
【0027】なお、実際には、ファイルのコピーは、例
えばファイルの内容が一旦バッファメモリなどに読み込
まれ、メモリやディスクなどのデータ記憶媒体の別の領
域に書き込まれることによってなされる。したがって、
このファイルのコピーは、ファイルの保存と同等に扱う
ことができる。
【0028】また、図3Bに示すように、APS情報
は、上述のCGMS情報と同様に2ビットのデータから
なり、例えば下記のように定義される。
【0029】00:APS OFF 01:PSP ON,スプリットバーストOFF 10:PSP ON,2ラインスプリットバーストON 11:PSP ON,4ラインスプリットバーストON
【0030】このAPS情報は、所定の方法で以てアナ
ログビデオ信号に重畳されて、例えば外部のビデオテー
プレコーダやテレビジョンモニタに送出される。このA
PS情報を受け取ったこれらの装置がこのAPSに対応
している場合、定義に従い発生されたアナログコピー制
限用信号に基づいて生成されたコピー防止用信号によっ
て、このビデオ信号の記録や映出を妨害することができ
る。
【0031】APS OFFでは、アナログコピー制限
用信号を発生しない。PSP ONは、疑似同期信号を
含むコピー防止用信号を、アナログビデオ信号に対して
重畳するシステムを動作させることを意味する。このシ
ステムを動作させることで、このビデオ信号を供給され
たビデオテープレコーダのAGCを誤動作させ、正常な
画像の記録を妨害することができる。
【0032】また、スプリットバーストのONは、その
一部に反転バースト信号を挿入したカラーバースト信号
を、アナログビデオ信号に対して付加するシステムを動
作させることを意味する。このシステムを動作させるこ
とで、このビデオ信号を供給されたモニタやビデオテー
プレコーダなどで、APCが正常な動作をすることがで
きず、正常な画像の映出を妨害することができる。スプ
リットバーストとしては、2ライン単位で反転バースト
信号を付加する2ラインスプリットバーストと、4ライ
ン単位で反転バースト信号を付加する4ラインスプリッ
トバーストとの二つの方式が用意され、その一方を選択
的に動作させるようになされている。
【0033】図5は、A/Vデータファイルを保存する
際の、ソフトウェアA,OS11,およびA/Vデータ
ファイル12間における処理の推移を概略的に示す。A
/Vデータファイル12は、例えば当初メモリ(図示し
ない)上に存在し、ソフトウェアAに対してこのファイ
ル12の保存を指示することによって、このメモリから
ハードディスクなどの記録媒体(図示しない)に対して
保存される。なお、これはこの例に限られず、例えばハ
ードディスクの第1の領域から第2の領域へのA/Vデ
ータファイルのコピー、あるいはネットワークを介して
伝送されたA/Vデータの保存などにも適用できる。
【0034】この例に示されるコンピュータにおいて、
ソフトウェアによるメモリやハードディスクなどの各種
デバイスに対するアクセスは、全てOS11を介してな
される。ソフトウェアAに対して、作成されたA/Vデ
ータファイル12の保存が指示される。この指示は、所
定の形式で以てソフトウェアAからOS11に対して伝
達される。そして、ソフトウェアAが有する鍵kcがO
S11に対して渡される。すると、OS11によって、
先ず、メモリ上に存在するA/Vデータファイル12の
著作権情報が読み出される。後述するが、この著作権情
報は暗号化されているため、所定の方法で以て復号化さ
れる。
【0035】解読された著作権情報からCGMS情報が
抽出され、上述の図4に示したフローチャートに従っ
て、このA/Vデータファイル12が保存可能であるか
どうかが判断される。この判断の結果、保存可能である
と判断されたら、このA/Vデータファイル12がハー
ドディスクの所定の領域に書き込まれ保存される。そし
て、OS11によってこのファイル12の書き込み確認
がなされ、確認情報がソフトウェアAに対して伝達さ
れ、この情報を受け取ったソフトウェアAにおいて、フ
ァイル12の保存が正しく完了したとされる。
【0036】ヘッダ部に含まれる著作権情報は、ユーザ
によって、例えばバイナリデータの編集が可能なエディ
タなどを用いて容易に書き換えられてしまうおそれがあ
る。そこで、この発明においては、上述したように、こ
の著作権情報を所定の方法で暗号化する。図6は、この
著作権情報の暗号化の方法の一例を概略的に示す。例え
ば上述のソフトウェアAでのA/Vデータの作成に伴
い、著作権情報が作成される。この著作権情報には、例
えば著作者名,データ作成日といった、このファイルに
格納されるA/Vデータの著作権を主張するために必要
な情報と、上述のCGMS情報とが含まれる。
【0037】この著作権情報が例えば所定の文字列から
なる暗号化鍵kcに基づき暗号化される。暗号化鍵kc
は、特定のソフトウェアに依存するもので、例えば、上
述のA/Vデータファイルを作成するソフトウェアA
や、作成されたファイルを読み込み再生あるいは実行す
るソフトウェアBに対して入力されたユーザのパスワー
ドPwに基づいて生成される。また、これらのソフトウ
ェアが予めこの鍵kcを有しているとしてもよい。
【0038】この鍵kcによる暗号化の例として、例え
ば鍵kcに基づく所定の方法で以て、著作権情報を構成
する記号あるいは文字列に対して転字や換字を繰り返し
行なう方法が挙げられる。暗号化された著作権情報がヘ
ッダ部にプロパティ情報として格納されると共に、作成
されたA/Vデータがデータ部に格納され、A/Vデー
タファイルが作成される。
【0039】このA/Vデータファイルに含まれる、暗
号化された著作権情報は、図7に概略的に示されるよう
に、鍵kcで以て暗号化のときとは逆の手順で復号化さ
れる。すなわち、例えばソフトウェアBにおいて、A/
Vデータファイルのヘッダ部に格納されたプロパティ情
報が読み出され、このプロパティ情報に含まれる暗号化
された著作権情報が抽出される。そして、ソフトウェア
Bが予め有している鍵kcが用いられ、鍵kcに基づき
所定の方法で以て暗号化された著作権情報が復号化され
る。上述の、CGMSによるコピー世代制限は、この復
号化された著作権情報に対してなされる。
【0040】なお、これら図6および図7に示した著作
権情報の暗号化/復号化の手順は、原理的なものであ
り、この実施の一形態に適用されるに止まらず、後述す
る変形例にも適用されるものである。
【0041】図8は、上述の図6および図7に示した著
作権情報の暗号化および復号化の手順を、この実施の一
形態に適合させより具体的に示す。この例では、著作権
情報を暗号化する際の暗号化鍵kcは、OS11におい
て、ユーザパスワードPwおよびマスタ鍵kmとに基づ
き生成される。
【0042】ユーザパスワードPwは、例えば、ユーザ
によって指定される所定の文字列からなり、OS11に
おいて、ログインするユーザに対して個別に設定され
る。また、このパスワードPwは、ソフトウェアAにお
いて設定されるようにしてもよい。パスワードPwは、
OS11において設定された場合には、OS11の起動
毎、ソフトウェアAにおいて設定された場合には、ソフ
トウェアAの起動毎に、ユーザに対して入力が求められ
る。マスタ鍵kmは、所定の文字列からなり、例えばO
S11のコンピュータ1に対するインストールの際にな
されるユーザ登録によって設定される。
【0043】OS11によって、A/Vデータファイル
12のヘッダ部のプロパティ情報から暗号化された著作
権情報が読み出される。この著作権情報は、OS11に
おいて、上述の鍵kcに基づき復号化される。そして、
復号化された著作権情報からCGMS情報が抽出され、
このCGMS情報に基づきこのファイル12の保存の禁
止/許可が判断される。
【0044】この場合、復号化された著作権情報に基づ
きこのファイル12に対するアクセスそのものの禁止/
許可を判断するようにもできる。これは、例えば、パス
ワードPwがソフトウェアAに対して設定された場合
に、この著作権情報がソフトウェアAに渡され、ソフト
ウェアAにおいてパスワードPwとこの著作権情報とが
照合され、その結果がOS11に渡されることによって
なされる。
【0045】一方、ソフトウェアAにおいて作成された
A/Vデータに対してCGMS情報が設定され、A/V
データファイルとして保存される際に、OS11におい
て、鍵kcに基づいて著作権情報の暗号化がなされる。
【0046】この実施の一形態では、A/Vデータファ
イルの著作権保護のためのCGMS情報の、例えば照合
や書き換えといった処理は、OS11においてなされ
る。このOS11上では、作成される全てのファイルに
対して著作権情報が設定され、全てのファイル操作の際
に、この設定された著作権情報の照合などの処理がなさ
れる。そこで、この著作権保護システムに対応していな
い、他のOS上で作成されたファイル操作に対して互換
性を持たせる必要がある。
【0047】図9は、このファイルの互換性を考慮し
た、OS11におけるファイルに対するアクセスのフロ
ーチャートを示す。ファイルに対するアクセスがなされ
ると、先ず、ステップS10において、このファイルが
OS11による著作権保護システムに対応しているかど
うかが判断される。この判断は、例えば、OS11にお
いて著作権保護システムに対応しているファイルにはヘ
ッダ部にその旨を示すフラグなどを記し、このフラグの
有無を調べることによって行なうことができる。また、
ヘッダ部の著作権情報そのものの有無を調べるようにし
てもよい。
【0048】若し、著作権保護システムに対応していな
いと判断されたら、このファイルに対する著作権保護の
手段はとられず、ステップS17においてファイルの保
存がなされる。
【0049】一方、ステップS10でファイルが著作権
保護システムに対応していると判断されたら、処理はス
テップS11に移行する。そして、ステップS11にお
いて、このファイルの著作権情報が読み出され、復号化
される。この復号化は、例えばOS11から所定のソフ
トウェア(例えば上述のソフトウェアAあるいはB)に
対して暗号化鍵kcを要求し、この要求に対してそのソ
フトウェアから渡された鍵kcに基づいてなされる。著
作権情報の復号化がなされると、処理はステップS12
に移行する。
【0050】ステップS12では、復号化された著作権
情報からCGMS情報が抽出される。そして、次のステ
ップS13で、CGMS情報の状態が判断される。若
し、CGMS=’11’であれば、処理はステップS1
4に移行し、上述のCGMSの定義に従いファイル保存
は不可であるとされる。また若し、CGMS=’00’
であれば、定義に従いファイル保存が可能とされるた
め、処理はステップS16に移行する。さらに若し、C
GMS=’10’であれば、処理はステップS15に移
行し、CGMS情報が’11’に書き換えられる。そし
て、処理は次のステップS16に移行する。
【0051】ステップS16において、著作権情報が暗
号化される。この暗号化は、例えばOS11から所定の
ソフトウェアに対して暗号化鍵kcを要求し、この要求
に対してそのソフトウェアから渡された鍵kcに基づい
てなされる。暗号化がなされると、ファイルのヘッダ部
に含まれる著作権情報がこのステップS16で暗号化さ
れた著作権情報とされる。そして、次のステップS17
で、このファイルが保存される。
【0052】なお、上述の説明では、ネットワーク2に
接続されたコンピュータ1および3a,3b,・・・の
それぞれには、全て同一のOS11が搭載されていると
したが、これはこの例に限定されない。コンピュータ1
および3a,3b,・・・に対してそれぞれ異なるOS
が搭載されている場合でも、互いに共通のプロトコルで
以てデータ通信を行なうことができれば、この発明によ
る著作権保護システムを適用することができる。
【0053】また、上述のフローチャートは、著作権保
護システムに対応していないファイルの互換性が考慮さ
れたものだが、この処理を応用することによって、著作
権保護を必要とされないファイルを選択的に設定するこ
とができる。
【0054】A/Vデータファイルは、データファイル
としてのコピーが行なわれるだけでなく、例えばコンピ
ュータによってこのファイルが再生あるいは実行され、
アナログ方式やディジタル方式のビデオ信号とされ外部
に出力されることも考えられる。この出力されたビデオ
信号は、例えばアナログビデオテープレコーダによって
記録され、それによりA/Vデータに対する著作権の侵
害が生じる可能性がある。したがって、このような場合
における著作権保護についても考慮する必要がある。
【0055】図10は、A/Vデータファイルから再生
されたA/Vデータがコンピュータ外部に対して出力さ
れる場合の、データ変換の方法を概念的に示す。ここで
は、A/VデータがアナログRGB信号に変換され出力
される例を示す。図示せずとも、ソフトウェアAによっ
てA/Vデータファイル12が再生され、A/Vデータ
が出力される。このA/Vデータは、エンコーダ20に
供給され、D/A変換されろと共に、例えばRGBの各
色の信号からなるコンポーネントビデオ信号とされる。
このコンポーネントビデオ信号のうち、例えばR信号が
加算器22の一方の入力端に対して供給される。
【0056】この加算器22は、他方の入力端に供給さ
れた信号の、一方の入力端に供給されたビデオ信号に対
する加算を、ビデオ信号に同期して所定のタイミングで
以て制御することができる。これは、例えばエンコーダ
20において、A/Vデータをビデオ信号に変換する際
に用いられたタイミング信号に基づき生成された制御信
号が、この加算器22に供給されることによってなされ
る。
【0057】一方、ソフトウェアAあるいはOS11に
よって、A/Vデータファイルから著作権情報が読み出
される。この著作権情報が鍵kcによって復号化され、
APS情報が抽出される。そして、このAPS情報に基
づきアナログコピー制限用信号が生成され、生成された
この信号は、加算器22の他方の入力端に供給される。
加算器22では、この信号を、一方の入力端に供給され
ているR信号の、例えば垂直ブランキング期間に加算す
る。
【0058】図示しないが、このアナログビデオ信号
は、モニタに対して供給され映出されると共に、例えば
APSに対応したRGB信号/コンポジットビデオ信号
変換器に供給される。コピー制限用信号は、ブランキン
グ期間に重畳されているため、モニタへの映出には直接
的な影響はない。しかしながら、APSに対応したRG
B信号/コンポジットビデオ信号変換器を介して外部に
コンポジットビデオ信号として出力された場合、上述の
図3Bに一例が示される、APS情報の定義に基づいた
コピー防止用信号がこのビデオ信号に対して重畳または
付加される。そのため、このビデオ信号をビデオテープ
などに記録しても、正常な画像として再生することがで
きず、結果的にA/Vデータに対する著作権を保護する
ことができる。
【0059】なお、A/Vデータファイルが再生されデ
ィジタル画像データとして外部に出力される場合には、
著作権情報から抽出されたCGMS情報およびAPS情
報とがそのまま伝送され、例えばディジタルビデオカセ
ットレコーダによって、テープの所定の領域に記録され
る。したがって、この場合でも容易にコピー防止の効果
を得ることができる。
【0060】次に、この発明の実施の一形態の変形例に
ついて説明する。図11は、この変形例におけるA/V
データファイル構造の一例を概略的に示す。この変形例
においては、データ部に格納されたA/Vデータが所定
の暗号化鍵kdに基づき暗号化され、この鍵kdがA/
Vデータファイルのヘッダ部の著作権情報と共に、所定
の暗号化鍵に基づき暗号化される。この変形例では、こ
のようにA/Vデータそのものを暗号化することによ
り、より強固にA/Vデータの著作権保護を行なうもの
である。
【0061】図12は、この変形例によるA/Vデータ
ファイルの暗号化の方法の一例を概略的に示す。この例
においては、A/Vデータファイル供給側からユーザに
対して配布される顧客管理鍵kuを用いて、著作権情報
およびデータ暗号化鍵kdの暗号化を行なう。
【0062】A/Vデータは、このデータの供給側で管
理しているデータ暗号化鍵kdに基づいて暗号化され
る。この暗号化には、例えば、鍵kdに基づいた所定の
規則に従って転字や換字を繰り返すことによってなされ
る。この暗号化されたA/Vデータは、A/Vデータフ
ァイルのデータ部に格納される。また、このA/Vデー
タの暗号化に用いられた鍵kdは、著作権情報と共に、
A/Vデータの供給側において管理される顧客管理鍵k
uに基づき暗号化される。この顧客管理鍵kuは、例え
ばこのA/Vデータの供給を受けた顧客のそれぞれに対
して設定され、A/Vデータ供給側から渡される。こう
して暗号化された著作権情報および鍵kdとは、プロパ
ティ情報としてA/Vデータファイルのヘッダ部に格納
される。
【0063】図13は、この変形例によるA/Vデータ
ファイルの復号化の方法の一例を概略的に示す。A/V
データの供給側からユーザに対して渡されたA/Vデー
タファイルにおいて、ヘッダ部が読み込まれ、暗号化さ
れた著作権情報およびデータ暗号化鍵kdが抽出され
る。また、A/Vデータ供給側からユーザに対して、予
め顧客管理鍵kuが渡される。ヘッダ部から抽出された
暗号化された著作権情報および鍵kdがこの顧客管理鍵
kuによって復号化される。そして、この復号化された
顧客管理鍵kuによって、データ部に格納された、暗号
化されたA/Vデータが復号化される。
【0064】この例のように、顧客管理鍵kuを用いる
ことによって、A/Vデータ供給側は、ユーザに対して
A/Vデータファイルの使用を限定することができ、A
/Vデータ供給側における顧客管理を行なうことができ
る。そのため、この顧客管理鍵kuを用いた方法は、例
えば大量生産されるA/Vデータファイルに対して用い
て好適なものである。
【0065】一方、上述の実施の一形態における著作権
保護の方法は、例えば個人の創作に関する著作権の保護
に対して用いて好適である。
【0066】なお、この変形例は、この例に限らず、例
えば顧客管理鍵kuの代わりに、上述の実施の一形態に
おいて用いられた暗号化鍵kcを用いることも可能であ
る。勿論この場合には、A/Vデータ供給側による顧客
管理は、厳密には行なわれない。
【0067】上述の実施の一形態およびその変形例とに
おいては、著作権情報処理に対応したOSに対してこの
発明が適用されるように説明したが、これは、この例に
限定されるものではない。図14は、この発明の別の変
形例として、著作権情報処理に対応していないOSに対
してこの発明が適用された際の、ソフトウェアA’,O
S11’,A/Vデータファイル12間における処理の
推移を概略的に示す。なお、この別の変形例は、上述の
実施の一形態およびその変形例とによる何方のファイル
構造に対しても適用可能なものである。
【0068】この別の変形例においては、上述の実施の
一形態およびその変形例ではOS11においてなされて
いた、A/Vデータファイルからの著作権情報の読み出
しおよび読み出された著作権情報の解読を、ソフトウェ
アA’上で行なう。A/Vデータファイル12は、当初
図示されないメモリ上に存在し、ソフトウェアA’に対
してこのファイル12の保存を指示することによって、
このメモリから例えば図示されないハードディスクに対
して保存される。なお、これはこの例に限られず、例え
ばハードディスクの第1の領域から第2の領域へのA/
Vデータファイルのコピー、あるいはネットワークを介
して伝送されたA/Vデータの保存などにも適用でき
る。
【0069】ソフトウェアA’に対して、作成されたA
/Vデータファイル12の保存が指示される。この指示
に基づき、A/Vデータファイル12のヘッダ部からプ
ロパティ情報が読み出され、読み出されたこのプロパテ
ィ情報から著作権情報が抽出される。この著作権情報
は、例えばソフトウェアA’が固有に有している暗号化
鍵kcによって暗号化されている。この鍵kcに基づき
著作権情報が復号化され、解読される。
【0070】なお、著作権情報の暗号化に用いられた暗
号化鍵は、この例のような暗号化鍵kcに限られない。
例えば、上述の、A/Vデータファイル供給側からユー
ザに対して渡された顧客管理鍵kuをこの暗号化鍵とし
て用いるようにもできる。
【0071】解読された著作権情報からCGMS情報が
抽出され、上述の図4に示したフローチャートに従っ
て、このA/Vデータファイル12が保存可能であるか
どうかが判断される。この判断の結果、保存可能である
と判断されたら、OS11’によって、このA/Vデー
タファイル12が例えばハードディスクの所定の領域に
書き込まれ保存される。そして、OS11’によってこ
のファイル12の書き込み確認がなされ、確認情報がソ
フトウェアA’に対して伝達され、この情報を受け取っ
たソフトウェアA’において、ファイル12の保存が正
しく完了したとされる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、A/Vデータファイルのプロパティ情報に、著作権
保護を行なうための著作権情報が含まれる。そのため、
コンピュータ上で扱われるA/Vデータに対しても、著
作権保護の機構を導入することができ、著作権の侵害が
防止される効果がある。
【0073】また、この発明によれば、著作権情報に対
してコピーの世代制限を制御するCGMS情報が含ま
れ、ディジタルA/V機器などで既に導入されているも
のと同一の概念でA/Vデータの著作権保護が行なわれ
る。そのため、コンピュータ上のA/Vデータとディジ
タルA/V機器との間で、著作権保護の考え方に整合性
がとれる効果がある。
【0074】さらに、この発明によれば、著作権情報
は、暗号化されているため、ユーザによる不正な書き換
えなどから保護され、安全性が高いという効果がある。
【0075】さらにまた、この発明によれば、OSにお
いてファイルの更新や保存の際に著作権情報が含まれる
プロパティ情報を参照するようにされているため、アプ
リケーションソフトウェアだけで同様の処理を行なう場
合に比べ、著作権保護の確実性がより高まるという効果
がある。
【0076】また、この発明による著作権保護のための
処理は、高々数バイトのデータをソフトウェアあるいは
OS上でハンドリングするだけで行なわれるので、著作
権保護のために新たに発生するコストは無視できる程度
のものであるという効果がある。
【0077】さらに、この発明による著作権情報は、A
/Vデータファイルのプロパティ情報として扱われるた
め、ファイルから削除することができず、より確実に著
作権保護を行なうことができるという効果がある。
【0078】また、この発明による著作権情報は、既に
存在するディジタルA/V機器における著作権保護と共
通の考えに基づいて設定されている。そのため、この発
明によるA/Vデータは、ディジタルA/V機器とのイ
ンターフェイス上にそのまま伝送することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】説明において想定されるシステム構成を概略的
に示す図である。
【図2】実施の一形態におけるA/Vデータファイル構
造の一例を概略的に示す図である。
【図3】CGMS情報およびAPS情報の一例を示す略
線図である。
【図4】CGMSによるコピー世代制限のフローチャー
トである。
【図5】A/Vデータファイルを保存する際の、ソフト
ウェア,OS,およびA/Vデータファイル間における
処理の推移を概略的に示す図である。
【図6】著作権情報の暗号化の方法の一例を概略的に示
す図である。
【図7】著作権情報の復号化の一例を概略的に示す図で
ある。
【図8】著作権情報の暗号化および復号化の手順をより
具体的に示す図である。
【図9】ファイルの互換性を考慮した、OSにおけるフ
ァイルに対するアクセスのフローチャートである。
【図10】A/Vデータファイルを外部出力する場合の
データ変換の方法を概念的に示す図である。
【図11】変形例におけるA/Vデータファイル構造の
一例を概略的に示す図である。
【図12】顧客管理鍵kuを用いた場合の、A/Vデー
タファイルの暗号化の方法の一例を概略的に示す図であ
る。
【図13】顧客管理鍵kuを用いた場合の、A/Vデー
タファイルの復号化の方法の一例を概略的に示す図であ
る。
【図14】OSが著作権情報処理に対応していない場合
の、ソフトウェア,OS,A/Vデータファイル間にお
ける処理の推移を概略的に示す
【符号の説明】
1,3a,3b・・・コンピュータ、11・・・OS、
12・・・A/Vデータファイル、A,B・・・アプリ
ケーションソフトウェア、kc・・・暗号化鍵、kd・
・・データ暗号化鍵、km・・・マスタ鍵、ku・・・
顧客管理鍵、Pw・・・ユーザパスワード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/32 H04L 9/00 601A H04N 5/91 671 Fターム(参考) 5B017 AA03 BA07 CA09 CA16 5B082 EA11 GA11 5C053 FA13 FA24 GB06 JA21 LA11 5D044 AB05 AB07 BC02 CC04 DE49 DE50 DE53 EF05 FG18 GK17 HL08 5J104 AA15 AA16 EA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータの著作権情報を第1の
    暗号化鍵に基づき暗号化する第1の暗号化ステップと、 上記ディジタルデータをデータファイルのデータ部に格
    納し、上記暗号化した著作権情報を上記データファイル
    の所定領域に格納してデータファイルを生成するステッ
    プとからなることを特徴とするファイル生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファイル生成方法は、
    さらに、 上記ディジタルデータを第2の暗号化鍵で暗号化するス
    テップを有し、上記著作権情報と共に上記第2の暗号化
    鍵を上記第1の暗号化鍵で暗号化し、上記データファイ
    ルの所定領域に格納することを特徴とするファイル生成
    方法。
  3. 【請求項3】 上記暗号化した著作権情報は、上記デー
    タファイルのヘッダ部に格納することを特徴とする請求
    項1に記載のファイル生成方法。
  4. 【請求項4】 ディジタルデータと、暗号化された該デ
    ィジタルデータの著作権情報とからなるデータファイル
    を受信するステップと、 上記暗号化されたディジタルデータの著作権情報を復号
    化し、著作権情報を抽出するステップと、 上記著作権情報に基づいて、上記ディジタルデータの取
    り扱いを制御するステップとからなることを特徴とする
    データ処理方法。
  5. 【請求項5】 上記暗号化されたディジタルデータの著
    作権情報は、上記データファイルのヘッダ部に格納され
    ていることを特徴とする請求項4に記載のデータ処理方
    法。
  6. 【請求項6】 第2の暗号化鍵で暗号化されたディジタ
    ルデータと、第1の暗号化鍵で暗号化された該ディジタ
    ルデータの著作権情報及び上記第2の暗号化鍵とからな
    るデータファイルを受信するステップと、 上記暗号化されたディジタルデータの著作権情報及び暗
    号化された第2の暗号化鍵を、第1の暗号化鍵で復号
    し、著作権情報及び第2の暗号化鍵を抽出するステップ
    と、 上記暗号化されたディジタルデータを、上記抽出した第
    2の暗号化鍵で復号するステップとからなることを特徴
    とするデータ処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100972831B1 (ko) * 2003-04-24 2010-07-28 엘지전자 주식회사 엔크립트된 데이터의 보호방법 및 그 재생장치

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