JP2003006035A - データ処理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体

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JP2003006035A
JP2003006035A JP2001186306A JP2001186306A JP2003006035A JP 2003006035 A JP2003006035 A JP 2003006035A JP 2001186306 A JP2001186306 A JP 2001186306A JP 2001186306 A JP2001186306 A JP 2001186306A JP 2003006035 A JP2003006035 A JP 2003006035A
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士郎 大森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 WWWサーバ装置上などでユーザが容易にデ
ータ処理を行うことができるデータ処理装置などを提供
すること。 【解決手段】 画像ファイルを補正処理する前に、補正
処理前のオリジナル画像ファイルを記憶装置の所定のエ
リアに複製して格納することにより退避させる。そして
オリジナル画像ファイルに対して補正処理を施した後、
当該オリジナル画像ファイルを補正処理後の処理済画像
ファイルで置き換える。そして、必要があれば、処理済
画像ファイルを退避させたオリジナル画像ファイルによ
って置き換えて補正処理前の画像ファイルを復元する。
また、処理済画像ファイルのヘッダにオリジナル画像フ
ァイルのファイル名を記入することにより、処理済画像
ファイルと記憶装置に格納されているオリジナル画像フ
ァイルの対応付けて管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置、情
報処理方法、情報処理プログラムを記憶したコンピュー
タが読み取り可能な記憶媒体に関し、例えば、WWWサ
ーバ上にアップロードされた画像ファイルや音声ファイ
ルなどに対して画質や音質などの補正を行うものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットの急激な普及に伴い、W
WWサーバ装置の記憶装置に自分専用の領域を確保し、
そこで画像ファイルや音声ファイルを保管したり、又は
WWWサーバ装置にアップロードしたこれらの画像ファ
イルや音声ファイルをWebページとして他のユーザに
公開することが広く行われている。これらのデジタル化
された画像ファイルや音声ファイルは、所定のアルゴリ
ズムに従って画質や音質を改善することが可能である。
そのため、ユーザはデジタルカメラ、オーディオ機器な
どに予め具備された補正機能を使用したり、又はパーソ
ナルコンピュータに補正用のソフトウェアをインストー
ルしてこれを利用することにより、画質、音質などのデ
ータをより良い質のデータに補正した後、WWWサーバ
装置にこれらのデータをアップロードする必要があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザの使用
しているデジタルカメラやオーディオ機器などがデータ
補正機能を具備していなかったり、また、ユーザがこれ
らのデータ補正用のソフトウェアをパーソナルコンピュ
ータにインストールしていない場合は、未補正のデータ
をWWWサーバ装置にアップロードしなければならなか
った。また、WWWサーバ装置側にこれらのデータ補正
機能を具備させて、ユーザがデータをアップロード後に
WWWサーバ装置にて補正を行うことを可能とした場
合、一旦補正処理を行うと、補正処理前のデータの復元
を行うことが困難であった。そのため、ユーザが補正処
理後のデータを確認した結果、やはり元のデータに戻し
たいと要望した場合、ユーザは元のデータをWWWサー
バ装置に再度アップロードしなければならないことがあ
った。また、上記の問題を回避するために、補正処理前
のデータと補正処理後のデータを共に保管する機能をW
WWサーバ装置に備えたとしても、これら補正処理前後
のデータを単純に保管するだけでは、ユーザがファイル
名を変更してしまったり、同じファイル名で別のデータ
を再アップロードするなどした場合に、補正処理前デー
タと補正処理後データの対応が取れなくなる場合があっ
た。
【0004】そこで、本発明の目的は、WWWサーバ装
置上などでユーザが容易にデータ処理を行うことができ
るデータ処理装置、データ処理方法、データ処理プログ
ラムを記憶した記憶媒体などを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、処理前のデ
ータを取得するデータ取得手段と、前記処理前のデータ
を複製して退避する退避手段と、前記取得した処理前の
データに対して所定のデータ処理を行うデータ処理手段
と、前記退避手段にて退避した処理前のデータと前記デ
ータ処理手段にてデータ処理した処理後のデータを関連
付ける関連付け手段と、前記処理後のデータを、前記関
連付け手段にて当該処理後のデータに関連付けられた前
記処理前のデータで置き換える置き換え手段と、を具備
したことを特徴とするデータ処理装置を提供する。請求
項2に記載の発明では、前記処理前のデータと前記処理
後のデータの両方を提示する提示手段と、ユーザに前記
提示手段にて提示された両者の内一方を選択させる選択
手段と、を更に具備し、前記置き換え手段は、前記選択
手段にて前記処理前のデータが選択された場合に置き換
えを行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理
装置を提供する。請求項3に記載の発明では、前記退避
手段は、前記処理後のデータと前記処理前のデータとを
同じ識別子で退避することを特徴とする請求項1に記載
のデータ処理装置を提供する。識別子としては例えば処
理前のデータに係るファイル名などがある。請求項4に
記載の発明では、前記置き換え手段は、前記処理後のデ
ータを前記処理前のデータにて上書きすることにより置
き換えを行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ
処理装置を提供する。請求項5に記載の発明では、前記
処理前のデータを第1のデータとし、前記データ処理を
第1のデータ処理とし、前記第1のデータから、前記処
理前のデータよりも少なくともデータ量が同じか小さい
第2のデータを生成する第2データ生成手段と、前記生
成された第2のデータに対して第2のデータ処理を行う
第2データ処理手段と、前記第2のデータ処理前の前記
第2のデータと、前記第2のデータ処理後の前記第2の
データの両方を提示するための提示情報を送信する提示
情報送信手段と、前記提示情報を用いて提示された両者
の内の何れをユーザが選択したかを特定する二者択一情
報を受信する二者択一情報受信手段と、を更に具備し、
前記データ処理手段は、前記受信した二者択一情報によ
り、前記第2のデータ処理後の前記第2のデータが特定
され、かつ、前記第2のデータに対応する前記第1のデ
ータが前記第1のデータ処理を施されていない場合に、
当該第1のデータに対して前記第1のデータ処理を施す
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置を提
供する。第1のデータが画像データであった場合、第2
のデータは例えば第1のデータのサムネイルとすること
ができる。また、第1のデータ処理及び第2のデータ処
理は例えば画質補正処理とすることができる。更に、請
求項5に記載の発明に、前記受信した二者択一情報によ
り、前記第2のデータ処理前の前記第2のデータが特定
され、かつ、前記第1のデータ処理を受けたデータ処理
後の第1のデータが存在する場合に、前記置き換え手段
が当該データ処理後の第1のデータを前記第1のデータ
で置き換える構成を加えることが可能である。請求項6
に記載の発明では、前記第2データ生成手段は、所定の
数の前記第1のデータに対して前記第2のデータを生成
し、前記第2データ処理手段は、前記生成された前記所
定の数の前記第2のデータをデータ処理し、前記提示情
報送信手段は、前記所定の個数の前記生成された第2の
データと、前記データ処理された処理後の第2のデータ
の両方を提示するための提示情報を送信し、前記第2の
データ生成手段による第2のデータの生成、前記第2の
データ処理手段による前記第2のデータに対するデータ
処理、及び前記提示情報送信手段による提示情報の送信
は、第1のデータに対して所定の個数ずつ複数回行うこ
とができることを特徴とする請求項5に記載のデータ処
理装置を提供する。請求項7に記載の発明では、前記関
連付け手段は、前記処理前のデータ又は当該処理前のデ
ータから得られる前記処理後のデータの少なくとも一方
に、前記処理前のデータと前記処理後のデータとの対応
関係が判別可能な情報を付加させることを特徴とする請
求項1に記載のデータ処理装置を提供する。例えば、処
理前のデータ及び処理後のデータは、処理対象となるデ
ータ(画像データなど)と一体管理される部分(ヘッダ
など)を含み、当該一体管理される部分に前記対応関係
が判別可能な情報を付加する。請求項8に記載の発明で
は、前記関連付け手段は、前記処理前のデータと前記処
理後のデータのそれぞれの内部に識別子を埋め込むこと
を特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置を提供す
る。請求項9に記載の発明では、前記関連付け手段は、
前記処理後のデータに前記処理前のデータの識別子を埋
め込み、前記処理前データと一体管理される部分に前記
識別子に対応する識別子を付与することを特徴とする請
求項7に記載のデータ処理装置を提供する。請求項10
に記載の発明では、前記処理前のデータ内部に識別情報
を埋め込むことにより、前記提示情報において、前記処
理前のデータをデフォルト選択とすることを特徴とする
請求項5に記載のデータ処理装置を提供する。請求項1
1に記載の発明では、処理前のデータを取得する第1の
ステップと、前記第1のステップにて取得した処理前の
データを複製して退避する第2のステップと、前記第1
のステップにて取得した処理前のデータに対して所定の
データ処理を行う第3のステップと、前記第2のステッ
プにて退避した処理前のデータと前記第3のステップに
てデータ処理した処理後のデータを関連付ける第4のス
テップと、前記第3のステップにて処理した処理後のデ
ータを、前記第4のステップにて当該処理後のデータに
関連付けられた前記処理前のデータで置き換える第5の
ステップと、から構成されたことを特徴とするデータ処
理方法を提供する。請求項12に記載の発明では、処理
前のデータを取得するデータ取得機能と、前記処理前の
データを複製して退避する退避機能と、前記取得した処
理前のデータに対して所定のデータ処理を行うデータ処
理機能と、前記退避機能にて退避した処理前のデータと
前記データ処理機能にてデータ処理した処理後のデータ
を関連付ける関連付け機能と、前記処理後のデータを、
前記関連付け機能にて当該処理後のデータに関連付けら
れた前記処理前のデータで置き換える置き換え機能と、
をコンピュータに実現させるためのデータ処理プログラ
ムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体を
提供する。また、前記処理前のデータを第1のデータと
し、前記データ処理を第1のデータ処理とし、前記第1
のデータから、前記処理前のデータよりも少なくともデ
ータ量が同じか小さい第2のデータを生成する第2デー
タ生成手段と、前記生成された第2のデータに対して第
2のデータ処理を行う第2データ処理手段と、前記第2
の処理前の前記第2のデータと、前記第2の処理後の前
記第2のデータの両方を提示する提示手段と、前記提示
手段にて提示された両者の内の何れをユーザが選択した
かを特定する二者択一情報を取得する二者択一情報取得
手段と、を更に具備し、前記データ処理手段は、前記取
得した二者択一情報により、前記第2の処理後の前記第
2のデータが特定され、かつ、前記第2のデータに対応
する前記第1のデータが前記第1のデータ処理を施され
ていない場合に、当該第1のデータに対して前記第1の
データ処理を施すことを特徴とする請求項1に記載のデ
ータ処理装置を提供する(第1の構成)。前記第1の構
成における前記置き換え手段は、前記取得した二者択一
情報により、前記第2の処理前の前記第2のデータが特
定され、かつ、前記第1のデータ処理を受けた処理後の
第1のデータが存在する場合に、当該処理後の第1のデ
ータを前記第1のデータで置き換えるように構成するこ
とができる(第2の構成)。更に、前記第1の構成にお
ける前記第2データ生成手段は、所定の数の前記第1の
データに対して前記第2のデータを生成し、前記第2デ
ータ処理手段は、前記生成された前記所定の数の前記第
2のデータをデータ処理し、前記提示手段は、前記所定
の個数の前記生成された第2のデータと、前記処理され
た処理後の第2のデータの両方を提示し、前記第2のデ
ータ生成手段による第2のデータの生成、前記第2のデ
ータ処理手段による第2のデータに対するデータ処理、
及び前記提示手段による第2のデータと処理後の第2の
データの提示は、第1のデータに対して所定の個数ずつ
複数回行うことができるように構成することができる
(第3の構成)。また、請求項1に記載のデータ処理装
置は、前記関連付け手段が、前記処理前のデータ又は当
該処理前のデータから得られる前記処理後のデータの少
なくとも一方に、前記処理前のデータと前記処理後のデ
ータとの対応関係が判別可能な情報を付随させる付随手
段を具備するように構成することができる(第4の構
成)。前記第4の構成における前記付随手段は、前記処
理前のデータと一体管理される部分と前記処理後のデー
タと一体管理される部分のそれぞれの内部に、両者を対
応付けるための情報を埋め込むように構成することがで
きる(第5の構成)。更に、前記第4の構成における前
記付随手段は、前記処理後のデータと一体管理される部
部に前記処理前のデータを特定する特定情報を埋め込む
ように構成することができる(第6の構成)。前記第6
の構成における前記特定情報は、前記処理前のデータの
識別子であるように構成することができる(第7の構
成)。前記第1の構成は、前記処理前のデータと一体管
理される部分に識別情報を埋め込むことにより、前記提
示手段において、前記処理前のデータをデフォルト選択
とするように構成することができる(第8の構成)。
【0006】
【発明の実施の形態】本実施の形態では、一例として画
像ファイルの画質を処理するシステムを例に説明する。 (第1の実施の形態) [第1の実施の形態の概要]画像ファイルを補正処理す
る前に、補正処理前のオリジナル画像ファイルを記憶装
置の所定のエリアに複製して格納することにより退避さ
せる。そしてオリジナル画像ファイルに対して補正処理
を施した後、当該オリジナル画像ファイルを補正処理後
の処理済画像ファイルで置き換える。そして、必要があ
れば、処理済画像ファイルを退避させたオリジナル画像
ファイルによって置き換えて補正処理前の画像ファイル
を復元する。また、処理済画像ファイルのヘッダーにオ
リジナル画像ファイルのファイル名を記入することによ
り、処理済画像ファイルと記憶装置に格納されているオ
リジナル画像ファイルの対応付けて管理する。
【0007】[第1の実施の形態の詳細]以下に、図1
から図19までを用いて第1の実施の形態の詳細につい
て説明する。図1は、本実施の形態の情報処理装置に備
えられたデータやプログラムなどの論理的な関係を示し
た構成図である。当該情報処理装置は、後程具体的な物
理的構成を示すように、WWW(World Wide
Web)サーバ装置として構成され、CPU(Cen
tral Processing Unit)がこれら
のプログラムに従って、これらのデータの操作や、各部
の制御を行うことにより所定の情報処理機能を発揮する
ようになっている。
【0008】当該情報処理装置を構成する論理的な構成
要素は、システム領域1、オリジナル保管領域2、ユー
ザ領域3、サムネイル一時保管領域4の3つの領域に分
けることができる。システム領域1は、システムが稼動
するのに必要なプログラム及びデータで構成された領域
であり、大きく分けてWeb部6と画像管理部8から構
成されいる。
【0009】Web部6は、通常のWWWサーバ装置と
同様な機能、即ちクライアント端末装置からインターネ
ットなどを介して情報を受信し、当該情報に応じたHT
ML形式のファイル(以下HTMLファイルと記す)を
クライアント端末装置に送信する機能などを実現するた
めのプログラムやデータから構成されている。そして、
Web部6は更にWWWサーバ10とWebページ群1
1から構成されている。
【0010】WWWサーバ10は、クライアント端末装
置に装備されたブラウザにHTMLファイルやその他の
データなどを供給するプログラムである。なお、HTM
Lファイルは、HTML言語にて画面の表示内容を定義
したファイルであって、クライアント端末装置のCPU
は、ブラウザ(プログラム)に従ってHTMLファイル
にて定義された画面を解釈し、これをディスプレイなど
の表示装置に表示することができる。
【0011】Webページ群11は、WWWサーバ10
がクライアント端末装置に提供するためのHTMLファ
イル群から構成されている。これらのHTMLファイル
によって、ログイン画面やWebページのトップページ
などのセッション中にクライアント端末装置で表示する
ための画面が定義されている。なお、HTMLはWWW
サーバ装置上にあるWebページを記述するための言語
であり、タグと呼ばれる予約語を用いて画像ファイルや
音声ファイルのある場所やリンク先を記述することがで
きる。ここで、画像ファイルとは、写真やイラストなど
の静止画像をデジタルデータとしてファイル化したもの
である。画像ファイルの形式としては、JPEG形式、
GIF形式、BMP形式などがある。また、音声ファイ
ルとは、音声をデジタルデータとしてファイル化したも
のである。
【0012】画像管理部8は、管理プログラム13、ユ
ーザデータ14、ログデータ15、画像処理プログラム
16、サムネイル作成プログラム17、オリジナル消去
プログラム18などから構成されている。管理プログラ
ム13は、CGI(Common Gateway I
nterface)プログラムであり、後述する各処理
を行うためのプログラムである。なお、CGIプログラ
ムとは、クライアント端末装置のブラウザからの要求を
受けて、所望の動作を行いその結果を返すプログラムで
ある。即ち、従来のWWWサーバ装置は、ブラウザから
受信した信号に応じて、これに対応したHTMLファイ
ルをクライアント端末装置に送信し、各画面を紙芝居的
に表示するのみであったが、CGIプログラムを用いる
ことによって、ユーザが取得した信号に応じて所定の動
作をWWWサーバ装置に実行させることが可能となっ
た。CGIプログラムは、例えばPerlなどのコンピ
ュータ言語によって記述される。
【0013】ユーザデータ14は、各ユーザに関するデ
ータなどから構成されている。ユーザに関するデータと
しては、例えばユーザID、パスワード、ユーザのホー
ムディレクトリの場所などがある。当該情報処理装置の
CPUは、これらのユーザID及びパスワードを参照す
ることにより、ユーザの認証を行うことができ、ユーザ
のホームディレクトリの場所を参照することにより、認
証を経たユーザに当該ディレクトリへのアクセスを許可
することができる。
【0014】ログデータ15は、ユーザがWWWサーバ
装置と行ったセッション内容や管理プログラム13に従
ってCPUが実行した内容を記録したデータである。ロ
グデータ15は、例えばテキストなどによって記述され
ており、ログデータ15を参照することにより、ユーザ
とのデータ送受信の履歴、画像ファイルに対して行われ
た画質補正処理の履歴などを知ることができる。
【0015】画像処理プログラム16は、本システムの
中心となる画質補正を行うためのプログラムである。画
像処理プログラム16は、画質補正処理対処の画像ファ
イルをオリジナル保管領域2に複製して退避させた後、
当該処理対象の画像ファイルに対して画質補正処理を行
うためのプログラムである。本実施の形態では、画像の
コントラスト(明るい部分と暗い部分の明るさの比)を
自動補正するように構成した。なお、画質補正として
は、コントラストの補正の他に色補正などがある。当該
情報処理装置のCPUは、画像処理プログラム16に従
って、所定の画像のコントラストを検出し、これを用い
て最適なコントラストに画質補正した処理済画像ファイ
ルを生成する。この際、処理対象となった画像ファイル
は処理済画像ファイルによって同じファイル名にて上書
きされる。以降、処理済画像ファイルに対してユーザが
アップロードした状態の画像ファイルをオリジナル画像
ファイルと記すことにする。
【0016】サムネイル作成プログラム17は、画像フ
ァイルに対応する適当な大きさの画像(サムネイル画
像)データを作成するためのプログラムである。以下簡
単のためサムネイル画像は単にサムネイルと記す。画像
ファイルは一般にデータ量が多く、これをクライアント
端末装置にダウンロードしたり画像処理を行うのには比
較的長い時間を要する。また、ユーザが単に画像の内容
を識別したり、処理前後のコントラストの変化を比べた
りする場合は、必ずしも精細な画像を表示する必要はな
い。このため、オリジナルのデータのいわばミニチュア
であるサムネイル画像を用いて処理対象である画像ファ
イルを小さくしてサムネイルへの処理を先行させ、処理
時間の短縮などを図ることができる。
【0017】オリジナル消去プログラム18は、オリジ
ナル領域に存在している保管期限を経過した画像ファイ
ルを消去するためのプログラムである。オリジナル消去
プログラム18は、他のプログラムと異なりセッション
中には必要とはならない。画像ファイルが画像処理プロ
グラム16によって画質補正処理を受けた場合、補正処
理を受ける前のオリジナル画像ファイルは、オリジナル
保管領域2に複製されて一定期間保管される。情報処理
装置のCPUは、オリジナル消去プログラム18に従っ
て、一定期間ごとにオリジナル保管領域2に保管されて
いるオリジナル画像ファイルをチェックし、保管期限が
経過したオリジナル画像ファイルを消去する。これによ
って、不要な画像ファイルによる記憶媒体の消費を防ぐ
ことができる。
【0018】また、図1の構成では、一定時間ごとにC
PUが管理プログラム13に従ってオリジナル消去プロ
グラムを起動し、これによってオリジナル保管領域2内
のオリジナル画像ファイルを消去する構成になっている
が、これに限定するものではなく、オリジナル消去プロ
グラム18が管理プログラム13から独立して一定時間
ごとに起動するように構成しても良い。
【0019】ユーザ領域3は、各ユーザに与えられた領
域であり、各ユーザは各種データやプログラムなどをア
ップロードして自由に格納することができる。ユーザ領
域3に保有されるデータとしては、例えばユーザがWe
bページをWWWサーバ装置上で開設するためのHTM
Lファイル、Webページ上に掲載する画像ファイル、
音声ファイル、動画データなどがある。画像ファイルに
は、当該情報処理装置によって画質補正処理された画像
ファイルが含まれる。更に、Webページ掲載目的でな
く、ユーザが単に画像ファイルや音声ファイルの保管す
るためにこれらのデータをユーザ領域3にアップロード
する場合もある。なお、ユーザ領域3に保管されている
画像ファイルが画質補正処理を受けた場合、補正前の画
像ファイルは補正後の画像ファイルにより上書きされ
る。
【0020】オリジナル保管領域2は、ユーザ領域3に
保管されている画像ファイルが画質補正処理を受ける場
合に、画質補正前のオリジナル画像ファイルを保存して
退避させるための領域である。オリジナル保管領域2に
保管されているオリジナル画像ファイルは、ユーザが画
像ファイルを画質補正した後に、当該補正後の画像ファ
イルを補正前の画像ファイルに戻したい場合に、オリジ
ナル保管領域2に保管されているオリジナル画像ファイ
ルによってユーザ領域に保管されている画質補正後の画
像ファイルを上書きするのに使用される。これによっ
て、ユーザは画質補正前の画像ファイルを復元すること
ができる。
【0021】サムネイル一時保管領域4は、サムネイル
画像データを保管する領域である。サムネイル一時保管
領域4に保管されるサムネイル画像データは、ユーザ領
域3、又はオリジナル保管領域2に保管されているオリ
ジナル画像ファイルから生成したオリジナルサムネイル
と、当該オリジナルサムネイルを画質補正処理した処理
済サムネイルから構成されている。これらのサムネイル
画像データは、ユーザに処理前の画像と処理後の画像を
比較可能に提示してユーザが何れかを選択させる際に、
比較のために提示する画像データとして使用される。な
お、サムネイル一時保管領域4に保管されるサムネイル
画像データは、画質補正のセッション中に、画質補正の
対象となっているディレクトリに属する画像ファイルに
対して作成され、当該セッションが終了する際に消去さ
れる。
【0022】次に、オリジナル画像ファイルと処理済画
像ファイルを関連付けるために、処理済画像ファイルに
添付するヘッダについて説明する。当該ヘッダには当該
画像ファイルに対して行われた処理記録情報が書込まれ
ている。図2は、処理済画像ファイルに添付されるヘッ
ダ23の内容の一例を示した図である。ヘッダ23は、
通常の画像ファイルのコメントエリアに、処理記録情報
を挿入したものである。多くの画像ファイルのフォーマ
ットには、コメント用のエリアが設けられている。画像
ファイルによって表示される画像は、このエリアに書込
まれた情報によって影響を受けない。従って、このエリ
アにヘッダ23のような処理記録情報を挿入してもなん
ら表示される画像に影響はなく、ヘッダ23を添付した
画像ファイルとヘッダ23を添付しない画像ファイルと
の間の互換性を保つことができる。
【0023】下線25で示した部分は、当該処理済画像
ファイルがPQE(グラフィックスエンジンの一種)に
よって画質補正処理を受けたものであることを表す。P
QEとは、画像処理プログラム16の名称である。PQ
Eは、コントラスト補正を行うプログラムであるPQE
−Contrastや、色補正を行うプログラムである
PQE−Colorなどの各コンポーネントから構成さ
れている。なお、本実施の形態では、説明を簡単化する
ために、PQE−Colorによる色補正については考
えないものとする。下線27で示した部分は、オリジナ
ル保管領域2に保管されている、当該処理済画像ファイ
ルに対応するオリジナル画像ファイルのファイル名を表
す。即ち、当該処理済画像ファイルを生成する元となっ
たオリジナル画像ファイルのファイル名を表す。なお、
ファイル名は、当該ファイルを他のファイルから識別す
るための識別子として作用する。
【0024】下線29で示した部分は、画質補正処理を
行うために、PQE−Contrastバージョン1.
04が使用されたことを示している。これによって画質
補正の種類としてコントラスト補正が行われたことが分
かる。下線31で示した部分は、各補正に用いたパラメ
ータ値を示している。「Bright=0.98」なる
表記は明るさの補正に係るパラメータ値を表し、「Co
ntrast=1.09」なる表記はコントラスト補正
に係るパラメータ値を表す。下線35で示した部分は、
画質補正処理を行った日時を表している。この情報は処
理を行った日時分秒の単位まで特定できるようになって
いる。図の例では、西暦2001年5月25日18時5
0分58秒に処理が行われたことを表している。下線3
7で示した部分は、画質補正処理を行った主体、例えば
情報処理装置の名称(情報処理装置がWWWサーバ装置
である場合はサーバ名)などを表している。
【0025】ヘッダ23の挿入は、画質補正時に当該情
報処理装置のCPUが画像処理プログラム16に従って
挿入するものである。処理済画像ファイルにオリジナル
画像ファイル名を記録する理由は以下の通りである。処
理済画像ファイルはユーザ領域3に置かれるため、ユー
ザによるファイル名の変更やユーザ領域3内で置かれる
位置の変更がなされうる。ここに言うファイル名の変更
とは、ファイル内容に大幅な変更はない(同一画像に係
るデータである)が、ファイル名のみユーザにより変更
された場合を含む。一例として、ユーザが自身のクライ
アント装置でフォトレタッチソフトなどを用いてファイ
ル内容に変更を施し、これをファイル名を変更してユー
ザ領域3にアップロードする場合が挙げられる。このよ
うな事態が生じた場合でも、ユーザ領域3内の処理済画
像ファイルとオリジナル領域2に保管されたオリジナル
画像ファイルを確実に対応させる必要がある。そして、
処理済画像ファイルのファイル名が変更されたり、別の
ディレクトリに移動されたりしても、当該処理済画像フ
ァイルのヘッダにオリジナル画像ファイルのファイル名
を記録しておけば、これによって、当該処理済画像ファ
イルとオリジナル画像ファイルを一意に対応付けること
ができる。また、処理済画像ファイルに挿入する情報
は、オリジナル画像ファイル名に限らず、例えばファイ
ルに一意に割り振られたIDなど、オリジナル画像ファ
イル又は及びその保管領域、位置を特定できるものであ
れば良い。
【0026】図3は、ユーザ領域3にオリジナル画像フ
ァイルと処理済画像ファイルが混在して存在している例
を示した図である。例えば、画像ファイル51は、ヘッ
ダ52と画像データ53から構成されており、ファイル
名は「A.jpg」である。画像ファイル51は、ユー
ザからアップロードされたままの状態のオリジナル画像
ファイルであり、ヘッダ52には、オリジナル画像ファ
イル名が記入されていない。一方画像ファイル54は、
画質補正処理を受けた処理済画像ファイルである。その
ため、ヘッダ55には、画質補正処理の対象となったオ
リジナル画像ファイル名「C.jpg001」が記入さ
れている。画像データ56は、画質補正処理を受けた画
像データである。なお、ファイル名の拡張子の「00
1」は、オリジナル画像ファイルを退避させる際に付加
されたシリアル番号である。本実施の形態では、画質補
正処理を行う場合、拡張子にシリアル番号を付加するこ
ととした。このように、シリアル番号を付加することに
より、当該ファイル名を完全に一意にすることができ
る。
【0027】画像ファイル54に対応するオリジナル画
像ファイル58はオリジナル保管領域2に退避されてい
る。画像データ60は、即ちユーザからアップロードさ
れたままの状態の画質補正処理前の画像データである。
このようにヘッダ55に記載されたオリジナル画像ファ
イル名から画像ファイル54と画像ファイル58を対応
付けることができる。そして、たとえ画像ファイル54
のファイル名が変更されたり、画像ファイル54の位置
が移動されたりしてもヘッダ55を参照することによ
り、画像ファイル54と画像ファイル58を対応付ける
ことができる。
【0028】ところで、ユーザにオリジナルサムネイル
と処理済サムネイルを提示した結果、ユーザがオリジナ
ルサムネイルを選択した場合、当該サムネイルに係るオ
リジナル画像ファイルのヘッダに、ユーザがオリジナル
画像ファイルを選択した旨の情報を記入するように構成
しても良い。即ち、オリジナルの画像と画質補正済みの
画像の内、ユーザがオリジナルの画像の方を選択したこ
とを示す情報をオリジナル画像ファイルのヘッダに記入
するのである。
【0029】図4は、このような情報を書込んだヘッダ
32の一例を示した図である。ヘッダ32には、画質補
正を施されていないので画質補正に関する情報が入って
おらず、また、オリジナル保管領域にオリジナルデータ
を保管する必要がないので、そのファイル名も入ってい
ない。下線39は、当該オリジナルデータがPQEの処
理対象になったことがあること(この場合は処理対象に
なったが処理は行われなかった)を示している。下線4
1で示されるオリジナル画像ファイル名の欄には、”
#”なる記号が記入されている。記号”#”は、あえて
画質補正処理後の画像データでなくオリジナル画像ファ
イルの画像データが選ばれたという事実を示している。
なお、これは、記入する情報を”#”記号に限定するも
のではなく、当該事実を特定できるものであれば良い。
このように、選択の結果オリジナル画像ファイルが選ば
れた場合、当該オリジナル画像ファイルに所定の情報を
埋め込む。
【0030】以上のようにヘッダの記入内容を規定する
と、ユーザ領域3には、以下の3通りの画像ファイルが
混在することになる。 (1)ユーザがオリジナルの画像と画質補正処理後の画
像を比較した結果、オリジナルの画像を選択した場合の
オリジナル画像ファイル。 (2)ユーザが画質補正処理を選択した結果、画質補正
処理を施された処理済画像ファイル。 (3)新規にアップロードされたオリジナル画像ファイ
ルであって、いまだユーザのオリジナルの画像と画質補
正済みの画像との選択を経ていないオリジナル画像ファ
イル。
【0031】図5は、ユーザ領域3に上記の3通りの画
像ファイルが混在している例を示した図である。画像フ
ァイル62は、上記(1)に該当する画像ファイルであ
り、ヘッダ68のファイル名欄には、記号”#”が記入
されている。画像データ69は、オリジナルのままであ
る。画像ファイル64は、上記(2)に該当する画像フ
ァイルであり、ヘッダ70に対応するオリジナル画像フ
ァイル75のファイル名が記入されている。画像データ
71は、画質補正処理を受けた画像データである。ま
た、オリジナル保管領域2には、処理済画像ファイル6
4に対応するオリジナル画像ファイル75が退避されて
いる。画像ファイル66は、上記(3)に該当する画像
ファイルであり、ヘッダ72には、何も記入されていな
い。画像データ73は、オリジナルの画像データであ
る。
【0032】次に、第1の実施の形態に係る情報処理装
置の物理的な構成などについて説明する。図6は、当該
情報処理装置が接続されるネットワークの構成の一例を
示した図である。当該情報処理装置はWWWサーバ装置
82として構成されている。当該ネットワークは、WW
Wサーバ装置82、クライアント端末装置である端末装
置83、83、83、・・・、がインターネット80によ
り接続可能に配設されることにより構成されている。イ
ンターネット80は、公衆回線、光ファイバ網、衛星通
信回線、移動体端末装置用無線通信回線などの通信回線
が接続されることにより構成されている。
【0033】WWWサーバ装置82と、端末装置83、
83、83、・・・、は、インターネットで使用される標
準的なプロトコルであるTCP/IP(Transmi
ssion Control Protocol/In
ternet Protocol)などを用いてデータ
の通信を行うことができる。端末装置83、83、8
3、・・・、は例えばパーソナルコンピュータ(以下PC
と記す)などにより構成されている。ユーザはWWWサ
ーバ装置82に備えられたユーザ領域(ハードディスク
に設けられている記憶領域など)から自分専用の領域
を、WWWサーバ装置82を運営している事業者から借
り受けるなどして取得し、当該領域にインターネット8
0を介して様々なデータをアップロードすることができ
る。ユーザは、この領域にWebページ用のファイルを
アップロードすることにより、Webページを開設する
ことができる。
【0034】即ち、ユーザは自己の端末装置83上、或
いはWWWサーバ装置82で、HTML言語にてWeb
ページをデザインし、作成したHTMLファイルと当該
Webページ上に掲載する写真画像などを格納した画像
ファイルをユーザ領域の所定の場所(サイト)にアップ
ロードすることにより、WWWサーバ装置82上でWe
bページを開設することができる。ユーザがWWWサー
バ装置82上でWebページを開設すると、インターネ
ット80に接続している任意の端末装置83、83、8
3、・・・、から当該Webページを構成するWebペー
ジにアクセスすることが可能となる。
【0035】より詳細に述べると、ユーザが端末装置8
3、83、83、・・・、から当該Webページを特定す
る符号であるURL(Uniform Resourc
eLocators)を入力して送信すると、WWWサ
ーバ装置82は当該URLにて特定されるHTMLファ
イルを当該端末装置83、83、83、・・・、に送信す
る。端末装置83、83、83、・・・、はWWWサーバ
装置82からダウンロードしたHTMLファイルにて定
義される画面を予め端末装置83、83、83、・・・、
に備えられているブラウザプログラムを用いてディスプ
レイなどの表示装置に表示する。
【0036】本実施の形態に係るWWWサーバ装置82
では、ユーザが画像ファイルをアップロードした後、当
該画像ファイルの画質をWWWサーバ装置82側にて補
正することができる。例えば、ユーザが端末装置83に
てHTML言語などにてWebページをデザインし、関
連する画像ファイル(オリジナル画像ファイル)と共に
WWWサーバ82にアップロードする。その後、後に説
明する所定の操作を行って画質補正を要求する信号をW
WWサーバ装置82に送信すると、WWWサーバ装置8
2にて、アップロード済みのオリジナル画像ファイルの
画質を補正することができる。
【0037】なお、端末装置83、83、83、・・・、
は、PCの他にも例えばインターネット接続可能なワー
ドプロセッサ、インターネット接続可能なテレビ、PD
A(Personal Digital Assist
ant)、移動体端末装置などにより構成することも可
能である。また、端末装置83、83、83、・・・、
は、LAN(Local AreaNetwork)、
WAN(World Area Network)など
を介してインターネット61に接続するように構成して
も良い。また、このネットワーク構成全体が企業内など
におかれた場合、インターネット80は、LANのみで
実現することができる。
【0038】図7(a)は、WWWサーバ装置82の構
成の一例を示した図である。WWWサーバ装置82は、
制御部85にバスライン98を介してキーボード90、
マウス91、表示装置93、印刷装置94、通信制御装
置96、記憶装置100、記憶媒体駆動装置101、入
出力インターフェース103、画像読取装置104など
が接続して構成されている。制御部85は、各種演算を
行うと共にWWWサーバ装置82全体を制御する。制御
部85は、CPU87、ROM(Read Only
Memory)86、RAM(Random Acce
ss Memory)88などから構成されている。R
OM86は、CPU87が各種演算や制御を行うための
各種プログラム、データ及びパラメータなどを格納した
リードオンリーメモリである。CPU87は、ROM8
6からプログラムやデータ、パラメータなどを読み込む
ことはできるが、これらを書き換えたり消去することは
できない。
【0039】RAM88は、CPU87にワーキングメ
モリとして使用されるランダムアクセスメモリである。
CPU87は、RAM88にプログラムやデータなどを
書込んだり消去したりすることができる。本実施の形態
では、RAM88には、CPU87が画質補正処理、サ
ムネイル作成処理、オリジナル画像ファイル消去処理な
どの各処理を行うためのエリアが確保可能となってい
る。
【0040】キーボード90は、WWWサーバ装置82
に対して文字や数字などの情報を入力するためのデバイ
スであり、例えば、WWWサーバ装置82を設置してい
る事業者が所定のプログラムを起動してWWWサーバ装
置82のメンテナンスや更新を行う際に使用する。キー
ボード90は、カナや英文字などを入力するためのキー
や数字を入力するためのテンキー、各種機能キー、カー
ソルキー及びその他のキーによって構成されている。
【0041】マウス91は、ポインティングデバイスで
ある。GUI(GraphicalUser Inte
rface)などを用いてWWWサーバ装置82を操作
する場合、表示装置93上に表示されたボタンやアイコ
ンをマウス91でクリックすることにより、所定の情報
の入力を行うことができる。表示装置93は、例えば例
えばCRT(Cathode Ray Tube)ディ
スプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイな
どで構成される。表示装置93には、例えば、WWWサ
ーバ装置82を設置した事業者がWWWサーバ装置82
を操作する際に、例えば、記憶装置100の使用状況
や、WWWサーバ装置82でWebページを開設してい
るユーザに関する情報などの事業の運営に必要な情報を
表示することができる。
【0042】印刷装置94は、例えば、ログデータ15
やユーザデータ14といった事業の運営に必要な情報な
どを紙などの印刷媒体に印刷するデバイスであって、例
えば、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ、熱転
写プリンタ、ドットプリンタなどの各種プリンタ装置に
よって構成されている。通信制御部96は、WWWサー
バ装置82をインターネット80に接続するための装置
であり、CPU87は、セッション中に通信制御部96
を介して端末装置83から画像ファイルやHTMLファ
イルやURL、その他の信号を取得したり、また、画像
ファイル、HTMLファイル、その他のデータを端末装
置83に送信することができる。
【0043】記憶装置100は、読み書き可能な記憶媒
体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータを読み
書きするための駆動装置によって構成されている。当該
記憶媒体として主にハードディスクが使用されるが、そ
の他に、例えば、光磁気ディスク、磁気ディスク、半導
体メモリなどの他の読み書き可能な記憶媒体によって構
成することも可能である。記憶装置100は、各種プロ
グラムを格納したプログラム格納部106、各種データ
を格納したデータ格納部107を備えている。CPU8
7は、駆動装置を駆動することにより、記憶装置100
に対してプログラムやデータの読み書きを行うことがで
きる。
【0044】記憶媒体駆動装置101は、着脱可能な記
憶媒体を駆動してデータの読み書きを行うための駆動装
置である。着脱可能な記憶媒体としては、例えば、光磁
気ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、半導体メモ
リ、データをパンチした紙テープ、CD−ROMなどが
ある。なお、CD−ROMや紙テープは、読み込みのみ
可能である。CPU87は、記憶媒体駆動装置101に
装着された記憶媒体からプログラムやデータなどを取得
し、例えば、WWWサーバ10や画像処理プログラム1
6などの各種プログラムのインストール及びアップデー
トを行ったりすることができ、また、装着した記憶媒体
に対してログデータ15やその他のデータの書込みを行
ってバックアップ用のデータを作成したりなどすること
ができる。
【0045】入出力インターフェース103は、例え
ば、シリアルインターフェースやその他の規格のインタ
ーフェースにより構成されている。入出力インターフェ
ース103に当該インターフェースに対応した外部機器
を接続することにより、WWWサーバ装置82の機能を
拡張することができる。このような外部機器として例え
ば、ハードディスクなどの記憶装置、スピーカ、マイク
ロフォンなどがある。画像読取装置104は、紙などの
印刷媒体に印刷された写真や絵又は文書などの画像デー
タを読み取る装置である。画像読取装置104は、例え
ばスキャナなどにより構成されてる。CPU87は、所
定のプログラムに従って動作することにより、画像読取
装置104から読み取った画像データを用いて画像ファ
イルを生成することかできる。
【0046】図7(b)は、プログラム格納部106に
格納されている各プログラムを示した図である。プログ
ラム格納部106には、WWWサーバ10、管理プログ
ラム13、画像処理プログラム16、サムネイル作成プ
ログラム17、オリジナル消去プログラム18、図示し
ないブラウザ、OS(Operating Syste
m)、インターネット接続プログラムその他のプログラ
ムなどが格納されている。これらのプログラムは、例え
ばCPU87のレジスタ(CPU内のメモリ)にロード
されて実行されることにより、例えば画質補正機能、サ
ムネイル作成機能などの所定の機能をCPU87に発揮
させることができる。
【0047】WWWサーバ10ないしオリジナル消去プ
ログラム18の各プログラムにて実現される機能は先に
説明した通りである。ブラウザは、HTMLファイルを
解釈して、HTMLファイルにて定義された画面を表示
装置93に表示するためのプログラムである。また、キ
ーボード90やマウス91によって入力されたデータを
取得し、所定の動作をCPU87に行わせることなども
できる。
【0048】OSは、WWWサーバ装置82を機能させ
るための基本的なプログラムであり、RAM88のメモ
リ管理、ファイルの入出力管理、バスライン98を介し
た各機器の制御などの基本的な機能をCPU87に実現
させる。また、GUIによるユーザインターフェースを
提供することも可能である。
【0049】インターネット接続プログラムは、通信制
御部96を介してCPU87をインターネット80に接
続し、WWWサーバ装置82と端末装置83との通信を
可能とさせるためのプログラムである。WWWサーバ装
置82と端末装置83は、例えばダイアルアップIP接
続にて接続される。
【0050】図7(c)は、データ格納部107に格納
されている各種データを示した図である。データ格納部
107には、Webページ群11、ユーザデータ14、
ログデータ15、オリジナル保管領域2、ユーザ領域
3、サムネイル一時保管領域4、その他のデータから構
成されている。これらのデータの内容は、先に説明した
通りである。CPU87は、プログラム格納部106に
格納されたプログラムに従って動作することにより、例
えば、サムネイル一時保管領域4にサムネイルを一時的
に保管したり、ログデータ15を更新したり、オリジナ
ル保管領域2にオリジナル画像ファイルを退避させたり
など、データ格納部107に格納されたデータの更新、
消去、新規作成などを行うことができる。
【0051】図8は、端末装置83の構成の一例を示し
た図である。本実施の形態では、PCを用いて端末装置
83を構成した。端末装置83は、制御部115にバス
ライン128を介して、キーボート120、マウス12
1、印刷装置124、通信制御装置126、記憶装置1
30、記憶媒体駆動装置131、入出力インターフェー
ス133、画像読取装置134などが接続されることに
より構成されている。制御部115は、更にCPU11
7、ROM116、RAM118から構成されている。
【0052】これら制御部115ないし画像読取装置1
34までの各構成要素の基本的な機能は、図7に示した
制御部85ないし画像読取装置104までの機能と同じ
であり、重複する説明は省略する。キーボード120
は、例えば、ユーザがテキストエディタなどを用いてW
WW83にアップロードするためのHTMLファイルを
作成したり、ブラウザの画面からWWWサーバ82に送
信するURLを入力したりなど、各種文字データやその
他のデータを入力する際に使用する。マウス121は、
例えば、WWWサーバ装置82からダウンロードしたサ
ムネイルに付属したラジオボタン(後述)をクリックし
て選択したり、表示装置113に表示されたボタンやア
イコンなどをクリックする際に使用する。通信制御装置
126は、端末装置83とインターネット80の接続を
制御する装置であり、例えばモデムなどにより構成され
ている。CPU117は、通信制御装置126を介して
WWWサーバ装置82とHTMLファイルや画像ファイ
ルをアップロード及びダウンロードを行ったり、また、
マウス121によって所定のアイコンやラジオボタンな
どがクリックされた旨の信号をWWWサーバ装置82に
送信することができる。
【0053】記憶装置130には、端末装置83を機能
させるための各種プログラムを格納したプログラム格納
部136や各種データを格納したデータ格納部137な
どを備えている。記憶媒体駆動装置131は、例えば、
光磁気ディスクなどの着脱可能な記憶媒体を駆動するこ
とができ、WWWサーバ装置82にアップロードする画
像ファイルを取得することができる。入出力インターフ
ェース133は、例えばデジタルカメラを接続して、当
該カメラから画像データを取得する場合などに使用され
る。CPU117は、所定のプログラムに従って動作し
て、当該画像データからWWWサーバ装置82にアップ
ロードするための画像ファイルを作成することができ
る。画像読取装置134は、例えばスキャナなどにより
構成されており、例えばWWWサーバ装置82にアップ
ロードするための画像を読み取り画像データを生成する
ことができる。CPU117は、所定のプログラムに従
って動作し、画像読取装置134にて取得した画像デー
タを用いて画像ファイルを生成し記憶装置130に格納
することができる。
【0054】図8(b)は、プログラム格納部136に
格納されているプログラムの一例を示した図である。プ
ログラム格納部136には、ブラウザ140、回線接続
プログラム141、FTP(File Transfe
r Protocol)プログラム142、テキストエ
ディタ143、図示しないOS、その他のプログラムが
格納されている。ブラウザ140は、HTMLファイル
を用いて当該ファイルにて定義された画面を表示装置1
23に表示するためのプログラムである。ブラウザ14
0は、データ格納部145に格納されたHTMLファイ
ルやWWWサーバ装置82からダウンロードしたHTM
Lファイルなどを用いて所定の画面を表示装置123に
表示する際に使用される。回線接続プログラム141
は、端末装置83をインターネット80に接続するため
のプログラムである。FTPプログラム142は、イン
ターネット80上でファイルを転送する際に使用するプ
ログラムである。回線接続プログラム141にて端末装
置83をインターネット80に接続した後、FTPプロ
グラム142を用いることにより、HTMLファイルや
画像ファイルをWWWサーバ装置82に送信することが
できる。テキストエディタ143は、テキストファイル
を作成する際に使用するプログラムであって、ユーザは
テキストエディタ143を用いてWWWサーバ装置82
にアップロードするためのHTMLファイルを作成する
ことができる。
【0055】図8(c)は、記憶装置130のデータ格
納部137に格納されている各データを示した図であ
る。データ格納部137には、HTMLファイル格納部
145、画像ファイル格納部146などが設けられてい
る。HTMLファイル格納部145は、ユーザがWeb
ページを開設するために作成したHTMLファイル群を
格納する領域である。当該HTMLファイル群をWWW
サーバ装置82にアップロードすることにより、ユーザ
はWebページを開設することができる。画像ファイル
格納部146は、WWWサーバ装置82にアップロード
するための画像ファイルを格納する領域である。ここに
格納される画像ファイルは、例えばデジタルカメラやス
キャナなどにより取得した画像データから生成された画
像ファイルや、いわゆるお絵かきソフトなどと呼ばれる
画像データ生成用のソフトウェアによって生成された画
像ファイルや、或いは記憶媒体駆動装置131を介して
記憶媒体から取得した画像ファイルなどである。
【0056】次に、ユーザがWWWサーバ装置82にア
ップロードした画像ファイルに対して画質補正処理を行
う場合に、端末装置83の表示装置123に表示される
画面を図9ないし図12を用いて説明する。なお、ユー
ザはWWWサーバ装置82にユーザ領域を確保し、当該
ユーザ領域に画像ファイルをアップロードしているもの
とする。図9は、WWWサーバ装置82を運営している
事業者が開設しているサイトのトップページ150を示
したものである。トップページ150は、当該サイトに
て提供するコンテンツの紹介やバナー広告などが掲載さ
れている。トップページ150は、フォト画質補正ボタ
ン151を備えている。フォト画質補正ボタン151が
マウス121などによってクリックされると、画質補正
ボタン151がクリックされた旨の信号がWWWサーバ
装置82に送信される。そしてWWWサーバ装置82で
は、管理プログラム13などが起動し、画像ファイルの
画質補正処理のルーチンがスタートするようになってい
る。
【0057】図10は、ログインページ155を示した
図である。トップページ150でフォト画質補正ボタン
151がクリックされると表示される画面である。ログ
インページ155は、ユーザID入力欄156、パスワ
ード入力欄157、OKボタン158、リセットボタン
159、登録ボタン160などから構成されている。こ
れらはフォーム機能で実現される。ユーザID入力欄1
56は、ユーザIDを入力するテキスト入力フィールド
である。パスワード入力欄157はパスワードを入力す
るテキスト入力フィールドである。セキュリティを高め
るために、パスワード欄157にはユーザがパスワード
を入力すると入力した文字の代わりに*印が表示され
る。
【0058】OKボタン158は、ユーザID欄15
6、パスワード入力欄157に入力した情報をWWWサ
ーバ装置82に送信する際にクリックするボタンであ
る。OKボタン158をクリックすることにより、入力
されたユーザIDとパスワードがWWWサーバ装置82
に送信され、ユーザの認証が行われる。リセットボタン
159はユーザID欄156とパスワード入力欄157
をリセットするためのボタンである。OKボタン158
がクリックされる前なら、リセットボタンをクリックす
ることにより、ユーザID欄156及びパスワード入力
欄157に入力した事項をリセットし、再入力すること
ができる。登録ボタン160は、ユーザが当該画質補正
処理システムの利用者としてユーザ登録されていない場
合にクリックするボタンである。登録ボタン160がク
リックされるとユーザ登録画面が表示され、当該ユーザ
登録画面に所定事項を入力してWWWサーバ装置82に
送信することによりユーザ登録することができる。
【0059】図11は、ツリー構造表示ページ163を
示した図である。ツリー構造表示ページ163は、WW
Wサーバ装置82がユーザの認証に成功した場合に、表
示される。ツリー構造表示ページ163は、ツリー構造
表示欄164、送信ボタン165、リセットボタン16
6などから構成されている。ツリー構造表示ページ16
3には、ユーザのホームディレクトリ以下の構造がツリ
ー構造として表示される。各ディレクトリ名にはチェッ
クボックスが表示されている。ユーザは、当該ツリー構
造の中から、今回画質補正を行いたいディレクトリを一
つ又は複数選択し、対応するチェックボックスをクリッ
クすることによってチェックマークを記入する。チェッ
クマークが記入されたディレクトリに属する画像ファイ
ルが画質補正処理の対象となる。また、複数のディレク
トリを選択することも可能である。
【0060】例えば、図11の例では、「宴会」ディレ
クトリの下にある「イメージ」ディレクトリに属する画
像ファイルが画質補正処理の対象となる。送信ボタン1
65は、ツリー構造表示ページ163にてチェックされ
たディレクトリを特定する情報をWWWサーバ装置82
に送信する際にクリックするボタンである。リセットボ
タン166は、チェックボックスに対して行われたチェ
ックをリセットする際にクリックするボタンである。送
信ボタン165がクリックされる前であれば、リセット
ボタン166をクリックすることによりツリー構造表示
欄164に対して再入力を行うことができる。ツリー構
造表示欄164に表示されるツリー構造は、必ずしもデ
ィレクトリのツリー構造でなくても良い。例えば、論理
的な構造であるサイトマップでも良い。また、ファイル
をディレクトリ構造で管理していない場合や、画像ファ
イルの所在が一意的に決定できる場合は図11に示す画
面を省略することもできる。
【0061】図12は、二者択一ページ170を示した
図である。二者択一ページ170は、ツリー構造表示ペ
ージ163にて送信ボタン165がクリックされると表
示される。二者択一ページ170は、オリジナルサムネ
イル表示欄171、処理済サムネイル表示欄172、ス
クロールバー173、OKボタン174、キャンセルボ
タン175などから構成されている。オリジナルサムネ
イル欄171には、ツリー構造表示欄164にてチェッ
クされたディレクトリに属するオリジナル画像ファイル
から生成されたオリジナルサムネイルが表示され、処理
済サムネイル表示欄172には当該オリジナルサムネイ
ルを画質補正処理した処理済サムネイルが表示される。
オリジナルサムネイル欄171と処理済サムネイル欄1
72には、それぞれ対応するサムネイルが組となって表
示される。
【0062】オリジナルサムネイル表示欄171と処理
済サムネイル表示欄172に表示されたサムネイルの下
にはラジオボタン176が表示されている。ユーザは、
オリジナルサムネイルと処理済サムネイルを比較し、ラ
ジオボタン176をクリックすることにより何れかを選
択することができる。なお、ラジオボタン176は、オ
リジナルサムネイルと処理済サムネイルの内、一方が選
択されると他方のボタンの選択が解除されるようになっ
ている。即ち、ユーザは、これらのサムネイルを比較し
て、当該画像ファイルに対して画質補正処理を行うか否
かを選択する。スクロールバー173は、サムネイルを
スクロールするためのバーである。図12の例では、フ
ォト−1、フォト−2、フォト−3の3つの画像ファイ
ルに係るサムネイルが表示されているが、スクロールバ
ー173を下方へスクロールすることにより、更にフォ
ト−4、フォト−5、・・・、を表示させることができ
る。
【0063】また、デフォルトの状態で表示されるラジ
オボタン176は、当該画像ファイルが新規にアップロ
ードされたものである場合、又は、前回の画質補正処理
の際に処理済サムネイルが選択されて画質補正処理を行
われたものである場合は、処理済サムネイル表示欄12
7側のラジオボタン176が選択状態となり、前回の画
質処理の際にオリジナルサムネイルが選択され、画質補
正処理が行われなかったものは、オリジナルサムネイル
側のラジオボタン176が選択状態となる。前回の画質
補正処理でオリジナルサムネイルが選ばれたかどうか
は、画像ファイルのヘッダの”#”記号の有無から判断
される。詳細については後述する。このようにデフォル
トを設定したのは、WWWサーバ装置82の運営側とし
ては、画像ファイルに対して画質補正を施すことを勧め
るという姿勢に基づくものであり、ユーザが意識せずに
OKボタン174を押せば基本的に全ての画像ファイル
に対して画質補正が施されることになる。しかしなが
ら、ユーザが意識してオリジナル画像ファイルを選択し
た場合、その選択を尊重してデフォルトをオリジナルサ
ムネイルに設定している。この結果として、ユーザは、
現在ユーザ領域3に格納している画像ファイルが画質補
正処理を行ったものか否かを判断することができる。
【0064】オリジナル画像ファイルがオリジナル消去
プログラム18により既に消去されてしまった場合は、
例えばフォト−3のオリジナルサムネイル表示欄171
に示した「オリジナル画像は消去されました!」といっ
たような表示を行うことにより、ユーザにオリジナル画
像ファイルが消去済みであることを知らせる。オリジナ
ル領域2に格納されたオリジナル画像ファイルがまだ消
去されていず、かつ処理済画像ファイルが選択されて処
理済画像ファイルがユーザ領域3に格納されている場合
は、オリジナルサムネイルのラジオボタン176をクリ
ックすることによって、ユーザ領域3に格納されている
処理済画像ファイルをオリジナル画像ファイルにて置き
換えることができる。OKボタン174がクリックされ
ると、それぞれの画像ファイルに対してオリジナルサム
ネイルと処理済サムネイルの内の何れかが選択されたか
という情報がWWWサーバ装置82に送信される。キャ
ンセルボタン175がクリックされるとラジオボタン1
76の選択状態がデフォルトの状態にリセットされる。
【0065】図13は、WWWサーバ装置82の画質補
正動作を説明するためのフローチャートである。端末装
置83は、ユーザの操作に基づきWWWサーバ装置82
にインターネット80を介してアクセスする(ステップ
110)。WWWサーバ装置82は、端末装置83から
アクセスを受けると、Webページ群11からトップペ
ージ150を表示するためのデータ(HTMLファイ
ル)を取得し端末装置83に送信する(ステップ21
0)。端末装置83は、WWWサーバ装置82からデー
タを受信し、表示装置123にトップページ150を表
示する。ユーザがフォト画質補正ボタン151をクリッ
クすることにより、端末装置83は、WWWサーバ装置
82にフォト画質補正要求信号を送信する(ステップ1
15)。WWWサーバ装置82は、端末装置83からフ
ォト画質補正要求信号を受信するとWebページ群11
からログインページ155を表示するためのデータを取
得し、端末装置83に送信する(ステップ215)。即
ち、フォト画質ボタン151がクリックされたら、ログ
インページ155にジャンプするという構造にしてお
く。
【0066】端末装置83は、WWWサーバ装置82か
らデータを受信すると、表示装置123にログインペー
ジ155を表示する。ユーザは、ログインページ155
からユーザIDとパスワードを入力し、OKボタン15
8をクリックしてWWWサーバ装置82に送信する(ス
テップ120)。WWWサーバ装置82は、端末装置か
らユーザIDやパスワードなどのデータを受け取ると、
管理プログラム13を起動する。CPU87は、管理プ
ログラム13に従って、ユーザデータ14を参照し、ユ
ーザの認証を行う(ステップ220)。なお、以降簡略
化のため、CPUがプログラムに従って動作することを
プログラムが〜するというようにプログラムを主体とし
て記載することにする。管理プログラム13は、ユーザ
の認証に成功するとユーザデータ14を参照し、当該ユ
ーザのホームディレクトリ以下の構造を把握する。そし
て、管理プログラム13は、ユーザのホームディレクリ
以下の構造を端末装置83で表示させるため、ツリー構
造表示ページ163を表示させるためのデータを作成す
る。そしてWWWサーバ装置82は、ツリー構造表示ペ
ージ163を表示させるためのデータを端末装置83に
送信する(ステップ225)。
【0067】端末装置83は、WWWサーバ装置82か
らデータを受信すると表示装置123にツリー構造表示
ページ163を表示する。ユーザは、表示されたツリー
構造から画質補正処理を行う画像ファイルが属するディ
レクトリをチェックボックスをチェックすることにより
選択し、送信ボタン165をクリックする。すると端末
装置83は、対象となるディレクトリを特定するディレ
クトリ情報をWWWサーバ装置82に送信する(ステッ
プ125)。WWWサーバ装置82が端末装置83から
ディレクトリ情報を受信すると、管理プログラム13
は、ユーザ領域3を検索し、対象となる全ての画像ファ
イルをピックアップする。管理プログラム13は、サム
ネイル作成プログラム17を起動し、ピックアップされ
た画像ファイルのオリジナルサムネイルを生成する。更
に、管理プログラム13は、画像処理プログラム16を
起動し、生成されたオリジナルサムネイルを画質補正処
理して処理済サムネイルを生成する。管理プログラム1
6は、これらのサムネイルから二者択一ページ170を
表示するためのデータを生成する。WWWサーバ装置8
3は、当該データを端末装置83に送信する(ステップ
230)。なお、ステップ230で行われる処理の詳細
な手順は後程図14を用いて説明する。
【0068】端末装置83は、WWWサーバ装置83か
らデータを受信すると表示装置123に二者択一画面1
70を表示する。ユーザは、各サムネイルのペアから好
ましい方を選択し、OKボタンをクリックする。これに
より、端末装置83は、二者択一情報をWWWサーバ装
置82に送信する(ステップ130)。WWWサーバ装
置83は、端末装置83から二者択一情報を受信する
と、これに基づいて画質補正処理を行う(ステップ23
5)。なお、ステップ235にて行われる処理の詳細手
順は後程図15を用いて説明する。
【0069】図14は、ステップ230で行われる二者
択一ページ表示ルーチンの処理手順を示したフローチャ
ートである。管理プログラム13は、ユーザ領域3へ画
像ファイルを取得しにいき、画質補正処理の対象と成っ
ている全ての画像がピックアップされたか否かを判断す
る(ステップ301)。全ての画像がピックアップされ
たと判断された場合は(ステップ301;Y)、処理を
終了する。画質補正対象である画像ファイルを取得した
場合は(ステップ301;N)、管理プログラム13
は、当該画質ファイルのヘッダ内の処理記録情報を参照
し、当該画像ファイルが以下の3パターンの内の何れで
あるかを判断する(ステップ303)。 (1)ユーザがオリジナルの画像と画質補正処理後の画
像を比較した結果、オリジナルの画像を選択した場合の
オリジナル画像ファイル。 (2)ユーザが画質補正処理を選択した結果、画質補正
処理を施された処理済画像ファイル。 (3)新規にアップロードされたオリジナル画像ファイ
ルであって、いまだユーザのオリジナルの画像と画質補
正済みの画像との選択を経ていないオリジナル画像ファ
イル。 なお、当該画像ファイルが3パターンの何れであるか
は、上述のとおり画像ファイルのヘッダを参照すること
で判断することができる。
【0070】当該画像ファイルが(1)のパターンであ
った場合、即ち、当該画像ファイルがあえて一度選ばれ
たオリジナル画像ファイルであった場合、管理プログラ
ム13は、サムネイル作成プログラム17を起動してオ
リジナル画像ファイルのオリジナルサムネイルを作成す
る(ステップ310)。次に、管理プログラム13は、
画像処理プログラム16を起動してステップ310にて
作成したオリジナルサムネイルを画質補正処理し、処理
済サムネイルを作成する(ステップ312)。このと
き、各サムネイルは、サムネイル一時保管領域4に記憶
しておく。これらはセッション終了後、不要となった時
点で消去される。次に、管理プログラム13は、オリジ
ナルサムネイルと処理済サムネイルをペアで並んで表示
されるように二者択一ページ170を表示するためのデ
ータを生成する(ステップ314)。次に、管理プログ
ラム13は、ステップ314で生成した二者択一ページ
170のラジオボタン176の内、オリジナルサムネイ
ルのラジオボタン176が選択されているようにラジオ
ボタン176のデフォルトを設定する(ステップ31
6)。
【0071】当該画像ファイルが(2)のパターンであ
った場合、即ち、当該画像ファイルが処理済画像ファイ
ルであった場合、管理プログラム13は、サムネイル作
成プログラム17を起動し、当該処理済画像ファイルの
サムネイルを作成する(ステップ320)。次に、管理
プログラム13は、オリジナル保管領域2を検索し、当
該画像ファイルのオリジナル画像ファイルをピックアッ
プする(ステップ322)。なお、管理プログラム13
は、オリジナル画像ファイルのファイル名を当該処理済
画像ファイルのヘッダに記録された処理記録情報から取
得する。次に管理プログラム13は、サムネイル作成プ
ログラム17を起動し、ステップ322にてピックアッ
プしたオリジナル画像ファイルのサムネイルを作成する
(ステップ323)。このとき、各サムネイルは、サム
ネイル一時保管領域4に記憶しておく。これらはセッシ
ョン終了後、不要となった時点で消去される。なお、先
に述べたように、オリジナル保管領域2に保管されたオ
リジナル画像ファイルは、所定の保管期限を経過すると
オリジナル消去プログラム18によって消去される。こ
のように、管理プログラム13がオリジナル保管領域2
を検索したときに、当該オリジナル画像ファイルが既に
オリジナル消去プログラム18によって消去されている
場合は、管理プログラム13はサムネイル作成プログラ
ム17の起動を行わず、サムネイルの作成は行われな
い。この場合は、管理プログラム13は、二者択一ペー
ジ170の当該サムネイルの表示欄に「オリジナル画像
は消去されました」などと、オリジナル画像ファイルが
既に消去された旨の表示を行うようにする。更にこの場
合、ユーザにとっては画像を選択する余地がないためラ
ジオボタン176の表示は行わない。次に、管理プログ
ラム13は、オリジナルサムネイルと処理済サムネイル
をペアで並んで表示されるように二者択一ページ170
を表示するためのデータを生成する(ステップ32
4)。次に、管理プログラム13は、ステップ324で
生成した二者択一ページ170のラジオボタン176の
内、処理済サムネイルのラジオボタン176が選択され
ているようにラジオボタン176のデフォルトを設定す
る(ステップ326)。
【0072】当該画像ファイルが(3)のパターンであ
った場合、即ち、当該画像ファイルがWWWサーバ装置
83に新規にアップロードされたものである場合、管理
プログラム13は、サムネイル作成プログラム17を起
動し、当該オリジナル画像ファイルのサムネイル、即ち
オリジナルサムネイルを作成する(ステップ330)。
次に、管理プログラム13は、ステップ312、ステッ
プ314と同様にして、処理済サムネイルを作成して
(ステップ332)、オリジナルサムネイルと処理済サ
ムネイルをペアで並んで表示されるように二者択一ペー
ジ170を表示するためのデータを生成する(ステップ
334)。このとき、各サムネイルは、サムネイル一時
保管領域4に記憶しておく。これらはセッション終了
後、不要となった時点で消去される。次に、管理プログ
ラム13は、ステップ334で生成した二者択一ページ
170のラジオボタン176の内、処理済サムネイルの
ラジオボタン176が選択されているようにラジオボタ
ン176のデフォルトを設定する(ステップ336)。
【0073】以上のようにステップ230の二者択一ペ
ージ表示ルーチンでは、画像ファイルの3つのパターン
に従って、ラジオボタン176のデフォルト選択肢を変
化させる。即ち、(1)のパターンの場合は、一度、あ
えてオリジナル画像ファイルが選ばれているわけである
から、オリジナルサムネイルをデフォルトとする。
(2)のパターンの場合は、一度処理後の画像が選ばれ
ているわけであるから、処理済サムネイルをデフォルト
とする。(3)のパターンの場合は、一度もセッション
を行っていない画像であるから、予め本画像処理システ
ムによって定められた方をデフォルトとする。通常処理
後画像の方がオリジナル画像に比べて好ましい画像であ
るので、ここでは、処理後画像をデフォルトとする。こ
のようにデフォルトを設定することにより、ユーザがオ
リジナル画像と処理後画像のどちらを好むかを選択する
際に、より適切な方を選択することを容易にすることが
できる。
【0074】図15は、ステップ235(図13)で行
われる画像処理・更新ルーチンの処理手順を示したフロ
ーチャートである。管理プログラム13は、端末装置8
3から画像ファイルに対する二者択一情報を取得し、画
質補正処理の対象となっている全ての画像に対する二者
択一情報を取得した否かを判断する(ステップ40
1)。全ての画像に対する二者択一情報を取得し、新た
に取得する二者択一情報がないと判断された場合は(ス
テップ401;Y)、管理プログラム13は処理を終了
する。管理プログラム13は、二者択一情報を取得した
場合は(ステップ401;N)、各画像ファイルについ
て、これまでユーザ領域3に置かれていた画像ファイル
がオリジナルであったか処理後であったかという情報
と、今回ユーザが選択したのがオリジナルであるか処理
後であるかの情報を照らし合わせ、それが以下の4つの
パターンの内の何れに該当するかを判断する(ステップ
402)。 (1)ユーザ領域3に保存されている画像ファイルが新
規にアップロードされたものであって、二者択一情報が
オリジナル画像ファイルを選択したものである場合。 (2)ユーザ領域3に保存されている画像ファイルが新
規にアップロードされたものか、或いは、前回の選択で
オリジナル画像ファイルが選択された結果、ユーザ領域
3に保存されたオリジナル画像ファイルであって、二者
択一情報が処理後画像ファイルを選択したものである場
合。 (3)ユーザ領域3に保存されている画像ファイルが処
理済画像ファイルであって、二者択一情報がオリジナル
画像ファイルを選択したものである場合。 (4)ユーザ領域3に保存されている画像ファイルがオ
リジナル画像ファイルであって、二者択一情報がオリジ
ナル画像ファイルを選択したものである場合。若しくは
ユーザ領域3に保存されている画像ファイルが処理済フ
ァイルであり、二者択一情報が処理後ファイルを選択し
たものである場合。
【0075】管理プログラム13が(1)のパターンで
あると判断した場合は、管理プログラム13は、オリジ
ナル画像ファイルのヘッダにファイル名として”#”記
号を記入し、当該ヘッダに更に現在の日時、及び当該処
理を施した主体の名称(サーバ名など)などを記録する
(ステップ420)。なお、処理後のオリジナル画像フ
ァイルはユーザ領域3に保存したままとなる。
【0076】管理プログラム13が(2)のパターンで
あると判断した場合は、管理プログラム13は、画像処
理プログラム16を起動し、当該オリジナル画像ファイ
ルに対して画像処理を行う。そして、画像処理プログラ
ム16は、処理を終えると当該ファイル名の後ろにシリ
アルナンバーを加えたものをオリジナルデータファイル
名として記入する。またヘッダにこの画像処理の種類、
パラメータ、現在の日時、及びこの処理が施された主体
の名称などを記録する(ステップ410)。次に、管理
プログラム13は、ユーザ領域3に記憶されているオリ
ジナル画像ファイルをオリジナル保管領域2に複製(コ
ピー)することによって、オリジナル画像ファイルをオ
リジナル保管領域2に退避させて保管する(ステップ4
13)。このとき、オリジナル保管領域2に保管された
オリジナル画像ファイルのファイル名とユーザ領域3に
保管されていたオリジナル画像ファイル名を同じにして
おく。次に、管理プログラム13は、ステップ410に
て画像処理を施した処理済画像ファイルを用いてユーザ
領域3の当該ディレクトリに記憶されている当該オリジ
ナル画像ファイルを上書きする(ステップ416)。こ
れによって、ユーザ領域3内の当該オリジナル画像ファ
イルは、処理済画像ファイルによって置き換えられる。
【0077】管理プログラム13が(3)のパターンで
あると判断した場合は、管理プログラム13は、ユーザ
領域3内にある当該処理済画像ファイルのヘッダに記録
された処理記録情報を参照して対応するオリジナル画像
ファイル名を取得する。そして、管理プログラム13
は、取得したオリジナル画像ファイル名を用いてオリジ
ナル保存領域2を検索し、該当するオリジナル画像ファ
イルを取得する(ステップ430)。次に、管理プログ
ラム13は、ステップ420と同様にしてオリジナル画
像ファイルのヘッダにファイル名として”#”記号を記
入し、当該ヘッダに更に現在の日時、及び当該処理を施
した主体の名称(サーバ名など)などを記録する(ステ
ップ434)。次に、管理プログラム13は、当該オリ
ジナル画像ファイルによって、ユーザ領域3に記憶され
ている処理済画像ファイルを上書きする(ステップ43
8)。そして、管理プログラム13は、オリジナル保管
領域2に保管していた当該オリジナル画像ファイルを消
去する。管理プログラム13が(4)のパターンである
と判断した場合は、管理プログラム13は、特に処理は
行わない。
【0078】また、管理プログラム13は、オリジナル
画像ファイルが選択された場合にヘッダに”#”記号を
記入するなど、ヘッダに処理記録情報を記入する構成と
したが、オリジナル画像ファイルが選択された場合にヘ
ッダに何も書込まないように構成した場合は、上記
(1)、(3)のパターンでのオリジナル画像ファイル
への書込みは行わない。そして、管理プログラム13
は、ログアウト処理を行い、セッションを終了させる。
また管理プログラム13は、サムネイル一時保管領域4
に作成され一時的に必要となったデータを消去する。以
上により、ユーザは一括して画質補正を行うことができ
る。
【0079】また、一度に全ての画像ファイルに関する
オリジナルサムネイル、処理済サムネイルを表示、選択
するのではなく、一定数ごとに表示、選択するように構
成することもできる。ユーザの保有する画像ファイルの
数が多い場合、端末装置83のブラウザ140上に一度
に多数の画像を表示されるのは見づらく、また表示や画
像処理に時間がかかる。そのような場合、一定数たとえ
ば5枚ずつの画像に対して、処理前、処理後サムネイル
を表示、選択し、その後で次の5枚に対して同様のこと
を行う、という具合にしても良い。この場合は、図13
に示したフローチャートを図16、図17のフローチャ
ートに示したように、システムが一定数ごとに処理を行
うだけでよく、その他の部分に関しては変更の必要はな
い。
【0080】図16は、一定数ごとに処理を行う場合の
フローチャートを示した図である。図13に対応する部
分には同じステップ番号を付し、説明を省略する。WW
Wサーバ装置83が端末装置83からディレクトリ情報
を受信すると、管理プログラム13は、ユーザ領域3を
検索し、対象となる画像ファイルのピックアップを開始
する。管理プログラム13は、対象なるディレクトリに
属する画像ファイル(オリジナル画像ファイル又は処理
済画像ファイル)の内いまだピックアップしていないも
のから、例えば5個などの所定の一定数をピックアップ
する(ステップ227)。次に管理プログラム13は、
ピックアップした画像ファイルを対象に二者択一ページ
ルーチンに移行し、WWWサーバ装置82は、二者択一
ページ表示ルーチン230にて生成した二者択一ページ
170を表示するデータを端末装置83に送信する(ス
テップ230)。端末装置83は、二者択一ページを表
示するデータ受信して表示装置123(図8)に表示す
る。ユーザは受信した二者択一ページ170にて画像を
選択して二者択一情報をWWWサーバ装置に送信する
(ステップ130)。次に、WWWサーバ装置82が二
者択一情報を取得すると、管理プログラム13は、これ
をRAM88(図7)に設けた二者択一情報格納エリア
でこれを保存する(ステップ232)。次に、管理プロ
グラム13は、対象となる全ての画像ファイルのピック
アップが終了したかどうか判断し、終了していない場合
は(ステップ233;N)、ステップ227に戻って残
りの画像ファイルからピックアップを続行する。全ての
画像ファイルのピックアップが終了した場合は(ステッ
プ233;Y)、管理プログラム13は、画像処理・更
新ルーチンに移行する(ステップ235)。
【0081】図17は、一定数ごとに処理を行う場合の
もう1つの手順を示したフローチャートである。図16
で示した場合は、端末装置83から受信した二者択一情
報を蓄積し、ピックアップが終了した時点でこれらを一
括処理したが、図17の例では、二者択一情報を受信す
る度に画像処理・更新ルーチンを行う。これによって、
ユーザが二者択一画面170にてサムネイルを選択して
いる間に画質補正処理などを行うことができる。WWW
サーバ装置83は、端末装置83からディレクトリ情報
を受信すると、管理プログラム13は、ユーザ領域3を
検索し、対象となる画像ファイルをピックアップを開始
する。管理プログラム13は、対象なるディレクトリに
属する画像ファイル(オリジナル画像ファイル又は処理
済画像ファイル)の内いまだピックアップされていない
ものから、例えば5個などの所定の一定数をピックアッ
プする(ステップ227)。次に管理プログラム13
は、ピックアップした画像ファイルを対象に二者択一ペ
ージルーチンに移行し、WWWサーバ装置82は、二者
択一ページ表示ルーチン230にて生成した二者択一ペ
ージを表示するデータを端末装置83に送信する(ステ
ップ230)。端末装置83は、二者択一ページを表示
するデータを受信して表示装置123(図8)に表示す
る。ユーザは受信した二者択一ページ170にて画像を
選択して二者択一情報をWWWサーバ装置に送信する
(ステップ130)。次に、管理プログラム13は、画
像処理・更新ルーチンに移行し、二者択一情報に従っ
て、画質補正処理などを行う(ステップ235)。次
に、管理プログラム13は、対象となる全ての画像ファ
イルのピックアップが終了したかどうか判断し、終了し
ていない場合は(ステップ237;N)、ステップ22
7に戻って残りの画像ファイルからピックアップを続行
する。全ての画像ファイルのピックアップが終了した場
合は処理を終了する(ステップ237;Y)。
【0082】次に、ユーザ領域3に置かれているファイ
ルであるがゆえに、ファイル名の変更、置かれる位置の
変更、同名ファイルでの上書きといったことが起こりう
るが、本実施の形態のような管理を行えば、これらに対
しても何ら問題が起きないことを説明する。まずファイ
ル名の変更と、置かれる位置の変更の場合であるが、本
実施の形態のような管理を行えば、何ら問題は起きな
い。ユーザ領域3にオリジナル画像ファイルがあった場
合、ファイル名の変更や置かれる位置の変更があっても
なくても、本システムではセッションごとにサムネイル
作成がされ、それに対し画質補正がされた処理後サムネ
イルファイルが作成され、両者が並べて表示されること
に変わりはない。またユーザ領域3に処理済画像ファイ
ルがあった場合であるが、一度画質補正処理が行われた
ファイルは、それに対応するオリジナル画像ファイルが
特定できるため、システムは通常どおりにオリジナルサ
ムネイルと処理後サムネイルを作成し、並べて表示さ
れ、通常どおりに動作する。また一般に一度画質補正処
理が行われたファイルに対して同じ処理を二度繰り返す
ことは好ましくないが、これも本実施の形態のような管
理を行えば、ヘッダ情報から一度処理されたことがすぐ
にわかり防ぐことができるが、これに関しても、ファイ
ル名の変更、置かれる位置の変更があってもヘッダ情報
に変化はないから、同様に二度繰り返すのを防ぐことが
できる。
【0083】次に、同名ファイルでの上書きがされた場
合でも、本実施の形態のような管理を行えば、何ら問題
は起きない。ユーザ領域3にオリジナル画像ファイルが
あった場合には、新規のオリジナル画像ファイルで上書
きされるだけであるから何の問題もない。これに対し、
ユーザ領域3に処理済画像ファイルがあり、これに同名
の新規画像ファイルで上書きされた場合、オリジナル保
管領域2に保管されているオリジナル画像ファイルは、
上書きされる前の処理済画像ファイルと対応付けられて
いたものであるから、この上書きで対応が取れなくな
る。しかしながら、上書きした新しい画像ファイルは、
ヘッダ内に何も記述されていないから、オリジナル画像
ファイルと判断される。オリジナル画像ファイルは、次
回セッションにおいて、それまでにオリジナル保管領域
2に置かれていたファイルは全く考慮しないから、上記
対応が取れなくなった画像ファイルが悪影響をおよぼす
ことはない。従って何ら問題なくシステムは動作する。
また、この対応が取れなくなったファイルは、オリジナ
ル画像ファイルの保管期限を過ぎると、オリジナル消去
プログラム18によって消去されるので、不要なファイ
ルが残り続けるという不具合もない。
【0084】なお、本実施の形態では、データは一例と
してファイルシステム内で管理されるファイルとし、処
理記録情報をヘッダ内のコメント部にテキスト形式で書
き込むことにしたが、構成はこの限りではない。まず、
テキスト形式でなくても良い。特にパラメータ値などは
バイナリとしても全く同様の単純な管理で行える上、更
にファイルサイズを節約することもできる。更に、例え
ば独自ファイルシステムを作成し、ファイルとともに管
理される最終更新日時やファイルオーナー名などのファ
イルのプロパティ情報と同等の扱いとしても良い。また
データはデータベースシステム内で管理されるデータと
し、データ本体及び処理記録情報を一つの構造体として
管理するなどしても良い。更に、処理記録情報をヘッダ
に書込まず、電子透かしとして画像データ中に埋め込ん
でも良い。電子透かしとは、画像ファイルが印刷された
場合に当該透かしデータが肉眼では認識されないような
方法で画像データ中に透かしデータを入れたものであ
る。また、本実施の形態では、処理済画像ファイルのヘ
ッダにオリジナル画像ファイルのファイル名を書込む構
成としたが、例えばオリジナル画像ファイルのヘッダに
オリジナル画像ファイルと処理済画像ファイルを対応付
けるための情報を書込んでも良い。これは、例えばオリ
ジナル画像データと対応する処理済画像ファイルの両者
のヘッダに共通の一意な番号を記入することなどにより
可能となる。より具体的には、同じID或いは対応が判
別できるIDを両方のファイルに埋め込む。
【0085】また、データ処理対象は画像に限らない。
音声データであれば、画像処理プログラム16を音声プ
ログラムに変更し、管理プログラム13が対象とするデ
ータを画像ファイルでなく、音声ファイルとするだけ
で、全く同様に行うことができる。また、HTMLファ
イルを対象とした、スペルチェックやスタイルチェック
などの文章校正なども、画像処理プログラム16をスペ
ルチェック、スタイルチェックプログラムに変更し、管
理プログラム13が対象とするデータを画像ファイルで
なく、HTMLファイルとするだけで、同様にできる。
更に、HTMLファイルにおける、レイアウトの自動補
正などにも同様に応用でき、上記の範囲に限らない。
【0086】説明を簡単にするために、管理プログラム
13ではディレクトリ構造のみを表示するとしたが、こ
こに更に各ディレクトリに存在する画像ファイルの一
覧、及び各画像ファイルごとにチェックボックスを表示
し、そこで処理を行いたい画像ファイルをユーザに選択
させても良い。また当然ながらユーザの使い勝手を考慮
しシステムを単純にするために、このステップを省略し
ても良い。ユーザ領域に置かれていた画像ファイルがこ
れまで新規もしくはオリジナルであり、今回処理後が選
択された場合、オリジナル保管領域2にそのままオリジ
ナルファイルを保管する旨述べた。そして、逆にユーザ
領域3に置かれていた画像ファイルがこれまで処理後で
あり、今回オリジナルが選択された際は、ユーザ領域3
に戻すオリジナルファイルのヘッダ内に、オリジナルデ
ータファイル名”#”及び日時、処理主体を記入する旨
述べた。しかし、オリジナルファイルのヘッダ内に記入
するタイミングは上記と逆でも良い。即ち保管の際にヘ
ッダに記入してしまい、戻す際には単にそのまま戻すの
である。
【0087】また、本実施の形態では、画像処理前後の
サムネイルを作成してユーザに提示する構成としたが、
これに限定するものではなく、オリジナル画像ファイル
とこれを画質補正処理したものをユーザに提示するよう
に構成することもできる。また、サムネイルの生成など
の処理は、対象となっているオリジナル画像ファイルの
全てに対して一度に行う必要はない。
【0088】また、画像処理プログラム16などのデー
タ処理プログラムは、処理方法を複数持っていても良
い。この場合、図12の二者択一ではなく、処理前デー
タ、処理方法1による処理後データ、処理方法2による
処理後データという三者からの選択とするなどである。
例えば、本実施の形態では、画像ファイルに対してコン
トラスト補正を行った。他の画像処理として例えば画像
処理プログラム16に更に色補正を行う機能を具備する
ことができる。そして、ユーザに対しては、オリジナル
サムネイルと、コントラスト補正を行ったサムネイル、
色補正を行ったサムネイル、コントラスト補正及び色補
正を行ったサムネイルを提示し、選択させることができ
る。
【0089】図18は、コントラスト補正を行った後に
色補正を行った場合にヘッダに記入される処理記録情報
の一例を示した図である。下線180で示した部分は当
該画像ファイルがコントラスト補正を受けたことを意味
する部分であり、図2で説明したものと同じであるので
説明を省略する。下線182で示した部分は、色補正を
行うコンポーネントであるPQE−Colorバージョ
ン2.11により色補正されたことを意味する。下線1
84で示した部分は、色補正を行った際のパラメータを
示している。図の例では、パラメータはRed=0.9
9、Green=1.01、Blue=1.05であ
り、カラー画像を構成する三原色である赤、緑、青を補
正した際のパラメータを表している。下線188で示し
た部分は、当該色補正を行った日時を表しており、図の
例では、西暦2001年3月12日10時5分1秒を表
している。下線189で示した部分は、当該色補正を行
った主体を表す部分であり、図の例ではWWWサーバ装
置82の名前となっている。
【0090】また、ヘッダのより詳細な構造は、図19
に示したように構成することができる。ヘッダは、「B
ITMAP FILE HEADER」、「BITMA
PINFO HEADER」、「パレット数データ×色
数」、「処理記録情報」、コメント、データなどから構
成される。この内「処理記録情報」の部分に図2に示し
たテキストデータが書込まれる。
【0091】また、本実施の形態では、ユーザが受けた
画質補正処理サービスに対して課金するように構成する
ことも可能である。この場合は、管理プログラム13
(図1)の元に新たに課金プログラムを設け、オリジナ
ル画像ファイルから処理済画像ファイルを生成した場
合、又はユーザ領域3に保管してある処理済画像ファイ
ルをオリジナル画像ファイルにて上書きした場合に、課
金プログラムにこれらの処理の種類と回数を記録させ
る。そして、課金プログラムは、処理の種類の単価に処
理を行った回数を掛けてユーザに請求する課金額を計算
する。金額を端末装置83に表示するようにすることも
できる。即ち、データを処理する回数を取得する処理回
数取得手段と、前記処理回数取得手段にて取得した処理
回数を用いて課金金額を算出する課金金額取得手段と、
をデータ処理装置に具備させることが可能である。ま
た、前記データ処理は、処理前のデータから処理後のデ
ータを作成する処理と、処理後のデータを処理前のデー
タで置き換える処理とすることができる。
【0092】以上第1の実施の形態では、以下のような
効果を得ることができる。ユーザは画像処理機能を有す
る機器やソフトウェアを有していなくても、WWWサー
バ装置82にて画質補正処理を行うことができる。ユー
ザはWWWサーバ装置82上で画質補正した処理済画像
ファイルを、オリジナル消去プログラム18がオリジナ
ル保管領域2に保管した当該オリジナル画像ファイルを
消去する以前であれば、オリジナル画像ファイルに復元
することができる。処理済画像ファイルを作成した際
の、ヘッダに書きこむ処理記録情報に元のオリジナル画
像ファイル名が含まれているため、ユーザによって処理
済画像ファイル名が変更されたり、ディレクトリが変更
された場合でも、ユーザ領域3内の処理済画像ファイル
とオリジナル保管領域2内のオリジナル画像ファイルを
対応付けることができる。
【0093】オリジナル画像ファイルと処理済画像ファ
イルの内、ユーザがオリジナル画像ファイルを選択した
場合は、ユーザが選択した旨を表す記号”#”がヘッダ
に書込まれるため、当該ファイルを新規にアップロード
されたオリジナル画像ファイルから区別することができ
る。ユーザに画質処理前後の画像を選択させる際に、サ
ムネイルを用いるため、画像データを小さくすることか
でき、かつ画質補正処理を迅速に行うことができる。ま
た、ユーザが選択した結果、必要がある場合にのみ、オ
リジナル画像ファイルを画質補正処理するため、WWW
サーバ装置82に与える負荷を軽減することができる。
複数のデータをWWWサーバ装置上で一括処理し、処理
前のデータが処理後のデータに置き換えられるシステム
において、ユーザが希望する場合は処理前のデータに戻
すことができるようにして、処理前のデータと処理後の
データを対応付けて管理することができる。
【0094】(第1の実施の形態の変形例1)図20
は、第1の実施の形態の変形例に係るサーバ装置の構成
を示した図である。本変形例では、Web6と画像管理
部13を別のサーバ装置として構成した。画像管理サー
バ装置190は、負荷状況に応じて複数台数をWWWサ
ーバ装置191に並列接続することができる。WWWサ
ーバ装置191は、Web部6を備えており、インター
ネット80を介して端末装置83と接続可能となってい
る。Web部6の構成は図1に示したものと同様であ
る。画像管理サーバ装置190は、画像管理部13、オ
リジナル保管領域2、サムネイル一時保管領域4などを
備えており、これらの構成や作用は図1に示したものと
同様である。WWWサーバと画像管理サーバを分けるこ
とで、画像処理による負荷の影響をWWWサーバに与え
ずに済むなどの利点がある。また、画像管理サーバ19
0をWWWサーバ装置191に並列に複数台接続するこ
とにより、画像処理能力を更に高めることができる。
【0095】以上の第1の実施の形態の変形例1では、
画像管理部8をWWWサーバ装置から独立したサーバ装
置で構成することにより、処理能力を高めることができ
る。また、複数のデータをWWWサーバ装置82上で一
括処理し、処理前のデータが処理後のデータに置き換え
られるシステムにおいて、ユーザが希望する場合は処理
前のデータに戻すことができるように、処理前のデータ
と処理後のデータを対応付けて管理する方法を提供する
ことができる。
【0096】(第1の実施の形態の変形例2)第1の実
施の形態では、ユーザが処理済サムネイルを選択した場
合に、当該オリジナル画像ファイルに対して画質補正処
理を行った。変形例2では、ユーザが画像ファイルをア
ップロードした時点で全ての画像ファイルに対して画質
補正処理を行う。ユーザが端末装置83から画像データ
をアップロードすると、管理プログラム13が起動し、
これらオリジナル画像データをオリジナル保管領域2に
保管する。次に、管理プログラム13は、画像処理プロ
グラム16を起動し、オリジナル画像保管領域2に今回
アップロードされたオリジナル画像データを画質補正処
理する。そして得られた処理済画像ファイルをユーザ領
域3に保管する。このとき、第1の実施の形態と同様
に、処理済画像ファイルのヘッダにオリジナル画像ファ
イルのファイル名などを記入しておく。このため、ユー
ザのWebページには自動的に画質が補正された画像が
掲載されることになる。
【0097】ユーザが画像を画質補正前のものに戻した
い場合は、端末装置83にトップページ150を表示さ
せ、フォト画質補正ボタン151をクリックする。する
と管理プログラム13が起動し、オリジナル保管領域2
に保管されたオリジナル画像でファイルからオリジナル
サムネイルを生成し、また、ユーザ領域3に保管した処
理済画像ファイルから処理済サムネイルを生成して、サ
ムネイル一時保管領域4に格納する。そして、これらを
二者択一画面170に表示してユーザに選択させる。ユ
ーザがオリジナルサムネイルを選択した場合は、管理プ
ログラム13は、ユーザ領域3に格納した当該処理済画
像ファイルをオリジナル保管領域2に保管してあるオリ
ジナル画像ファイルにて上書きする。ユーザが処理済サ
ムネイルを選択した場合は、管理プログラム13は何も
しない。
【0098】なお、二者択一画面170で表示する画像
は、サムネイルではなく、オリジナル保管領域2及びユ
ーザ領域3に保管してある画質補正処理前後のファイル
をそのまま端末装置83に送信するように構成しても良
い。また、オリジナル保管領域2に保管されたオリジナ
ル画像ファイルは一定期間ごとにオリジナル消去プログ
ラム18にて消去されること、及びサムネイル一時保管
領域4に格納されたサムネイル画像データはセッション
終了後に消去される点は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0099】(第2の実施の形態)以下、図面を参照し
て本発明データ記憶再生方法及びデータ一括処理システ
ムの実施の形態の例につき説明しよう。
【0100】図23は本例による画像データ記憶再生方
法が使用されるシステムを全体として示し、401はプ
ロバイダのサーバで、402a,402b,402c‥
‥は夫々このサーバ401にサービスを要求し、このサ
ーバ401よりサービスが提供される、このサーバ40
1と通信回線403により接続されたクライアント(ユ
ーザ)のコンピュータである。
【0101】このサーバ401側から見たクライアント
のコンピュータ402a,402b,402c‥‥の数
は、サーバ401側のメモリ、中央制御装置(CPU)
の演算能力から設定される任意の数である。
【0102】このクライアント(ユーザ)の保有するコ
ンピュータ402a,402b,402c‥‥はパーソ
ナルコンピュータなどであり、このパーソナルコンピュ
ータ402a,402b,402c‥‥には、少なくと
も図21、図22に示す如くブラウザプログラムが用意
されている。このブラウザプログラムは現在広く利用さ
れている、例えばネットスケープ・ナビゲータ(Net
scape Navigator)、マイクロソフトイ
ンターネット・エクスプローラ(Microsoft
Internet Explorer)などのウェブ
(Web)ページ閲覧プログラムである。
【0103】ここで、クライアント(ユーザ)のパーソ
ナルコンピュータ402a,402b,402c‥‥
が、このブラウザプログラムを利用した例では、プロバ
イダのサーバ401のURL(Uniform Res
ource Locator)を開き、当該URLに格
納されたウェブ(Web)ページの記述に応じた画面を
このユーザのパーソナルコンピュータ402a,402
b,402c‥‥に接続もしくは一体化されたディスプ
レイに表示する如くする。
【0104】またこのクライアント(ユーザ)のパーソ
ナルコンピュータ402a,402b,402c‥‥は
任意に転送プログラムを起動して、画像データをプロバ
イダのサーバ401にアップロードできる如くなされて
いる。
【0105】このサーバ401はワークステーションな
どで少なくとも図21、図22に示す如く、画像処理プ
ログラム、WWW(World Wide Web)サ
ーバ、Webページ群、管理プログラム群、ユーザデー
タ、オリジナル画像データ、処理済画像データ、ログデ
ータが記憶されている。
【0106】この画像処理プログラムは、画像データの
一枚の画像を画質補正するプログラムである。
【0107】このWWWサーバは、現在広く利用されて
いる例えばアパッチ(Apache)、ネットスケープ
サーバ(Netscape Server)、マイクロ
ソフト・インターネット・インフォメーション・サーバ
(Microsoft Internet Infor
mation Server)などである。
【0108】このWebページ群はHTML(hype
r text markup language)で記
述されたファイル、またそこに挿入される図形や画像の
ファイルなどの様々なファイルの集まりである。
【0109】この管理プログラム群は、後述の図24に
示す流れに従って画像データの画質補正の実施を制御す
るためのプログラム群である。
【0110】このユーザデータは、少なくとも、このサ
ーバ401上にアカウントを持っているユーザを把持す
るデータと、各ユーザの所有するデータと、この各画像
ファイルが既に画質補正済かどうかを把持するデータと
から成る。
【0111】このオリジナル画像データは、ユーザから
既にアップロードされている、画質補正前の画像データ
である。
【0112】この処理済画像データは、画質補正後の画
像データであり、ログデータはこの画像データの画質補
正の実施記録である。
【0113】クライアント(ユーザ)のパーソナルコン
ピュータ402a,402b,402c‥‥側からアッ
プロードされるデータは画像データの他に画像データに
関する補助データも含んでいる。この補助データは、画
像データに関する情報、画像データを作成した例えば電
子スチルカメラに割当てられた固有情報であり、プロバ
イダのサーバ401側の画像処理プログラムは、この固
有情報が、アップロードされた画像データに添付されて
いる場合に、この固有情報に基づいている場合に、この
固有情報に基づいて、最適な画像処理を行う如くする。
【0114】この固有情報は、例えばクライアントのパ
ーソナルコンピュータ402a,402b,402c‥
‥上で稼動するブラウザソフトウェアが、プロバイダの
サーバ401上に記憶された固有データを読み出し、ク
ライアント(ユーザ)のディスプレイの管面上のメニュ
ー表示し、クライアント(ユーザ)が使用している電子
スチルカメラの名称を選択することにより、この電子ス
チルカメラに対応する固有情報が選択できる如くなす。
【0115】また、転送プログラムはこの場合、パーソ
ナルコンピュータ402a,402b,402c‥‥内
に記憶されている転送プログラムと使用される固有情報
データ転送用のプログラムとにより、このブラウザソフ
トウェアと同様にクライアント(ユーザ)のパーソナル
コンピュータ402a,402b,402c‥‥のディ
スプレイの管面上で、クライアント(ユーザ)が使用し
ている電子スチルカメラの名称を選択し、固有情報を選
択することが可能となっており、この転送プログラムに
より、画像データと共にこの固有情報を合わせて転送で
きる。
【0116】この固有情報を利用する場合に対して、サ
ーバ401側上で、稼動する画像処理プログラムが、画
像データに対応する画像処理最適化ルーチンを有する場
合には、この固有情報は転送する必要はない。
【0117】上述のようにアップロードされた画像デー
タは、固有情報又は画像処理最適ルーチンにより、画像
処理プログラムが最適化され、処理済データとして、サ
ーバ401上に記憶保持される。
【0118】また通信回路403としては、ユーザのパ
ーソナルコンピュータ402a,402b,402c‥
‥とプロバイダのサーバ401とを接続する公衆回線、
専用回線、インターネットなどである。
【0119】次にこのサーバ401の管理プログラム群
による画像データの画質補正につき図24のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0120】まず、例えばWebページの内の一つとし
て、プロバイダのサーバ401のWebページなどに図
25に示す如く「フォト画質補正」と表示されたボタン
410などを設け、通信回線403例えばインターネッ
トを介したユーザがブラウザ上でこのボタン410をク
リックすることによって、この画質補正の処理を開始す
る。
【0121】プロバイダのサーバ401のWWWサーバ
が通信回線403を介したユーザのパーソナルコンピュ
ータ402a,402b,402c‥‥から画質補正の
開始ページ表示の指示を受けると、WWWサーバはWe
bページの内の一つであるログインページをユーザのブ
ラウザに表示させる(ステップS1)。即ち、図25に
示す如き「フォト画質補正」ボタン410を、ログイン
ページにリンクしておき、この「フォト画質補正」ボタ
ン410がクリックされたら、ログインページにジャン
プする如くする。このログインページは、図26に示す
如くユーザID411とパスワード412の2つテキス
ト入力フィールドと送信ボタン413、リセットボタン
414を備えたページである。これらはフォーム機能で
実現される。ユーザはこのログインページにユーザID
とパスワードとを入力し(ステップS2)、その後送信
ボタン413を押す(クリックする)。すると、ブラウ
ザはこのデータをWWWサーバに送信する。
【0122】WWWサーバは、このデータを受け取り、
CGI(Common Gateway Interf
ace)プログラムである第1の管理プログラムを起動
する。この第1の管理プログラムはユーザ認証を行い
(ステップS3)、この認証に成功すると、ユーザデー
タを参照し、ユーザのホームディレクトリ以下の構造を
把持する。そしてユーザのブラウザに、ユーザのホーム
ディレクトリ以下のツリー構造を表示させる(ステップ
S4)。
【0123】このとき、図27に示す如く、各ディレク
トリ名415と共にチェックボックス416、送信ボタ
ン417、リセットボタン18も表示する。このチェッ
クボックス416、送信ボタン417、リセットボタン
18もフォーム機能によって実現される。ただし、この
第1の管理プログラムが表示させるツリー構造は、必ず
しもディレクトリのツリー構造でなくても良い。例え
ば、論理的な構造であるサイトマップでも良い。
【0124】ユーザは、このツリー構造の中から、今回
画質補正を行いたいディレクトリを選択し、対応するチ
ェックボックス416をクリックすることによりチェッ
クマークを記入(ステップS5)した後、送信ボタン4
17をクリックすることによって送信する。
【0125】WWWサーバは、このデータを受け取り、
CGIプログラムである第2の管理プログラムを起動す
る。この第2の管理プログラムはユーザデータを参照
し、選択されたディレクトリ内に存在する画像ファイル
の中から、既に画質補正されたもの以外のものをピック
アップする(ステップS6)。具体的には例えば各ディ
レクトリに一つのテキストファイルを置く。このテキス
トファイルを第1のテキストファイルと呼ぶことにす
る。この第1のテキストファイルの内容は図28に示す
如く、ファイル名と処理時刻(日時)のペアで一行とな
る行の並びである。
【0126】この第2の管理プログラムは、現在そのデ
ィレクトリに存在する画像ファイルと第1のテキストフ
ァイルの各行とを比較し、もし第1のテキストファイル
内にそのファイル名が書かれていなければピックアップ
対象とする。もしこの第1のテキストファイル内にその
ファイル名が書かれていたならば、次にファイルの作成
時刻と、この第1のテキストファイル内に書かれている
処理時刻とを比較する。もしファイルの作成時刻の方が
処理時刻よりも新しければ、ピックアップ対象とする。
そうでなければ、ピックアップ対象としない。
【0127】そして、この第2の管理プログラムは、こ
れらピックアップされた全てのファイルに対して画像処
理プログラムを起動することにより画質補正処理を行い
(ステップS7)、処理結果を一時的な名前を付けたフ
ァイルに保存し、そしてユーザのブラウザに、図29,
図30に示す如く、処理前と処理後との画像を並べて表
示させる(ステップS8)。
【0128】この場合、図29、図30に示す如くこの
処理前及び後の画像と共にラジオボタン419a,41
9b、送信ボタン420、リセットボタン421を表示
させ、このラジオボタン419a,419bをクリック
させることで、ユーザに処理前と処理後とのどちらかを
二者択一で選択させる(ステップS9)。このラジオボ
タン419a,419b、送信ボタン420、リセット
ボタン421も、フォーム機能によって実現される。
【0129】この選択とはユーザ所有のウェブ(We
b)ページに今後表示するときに、処理前のデータをそ
のまま表示するか、処理後のデータを表示するかを選択
するものである。ユーザは、全ての画像のペアについて
選択を行い、送信ボタン420をクリックすることで送
信する。
【0130】WWWサーバは、このユーザの選択情報デ
ータを受け取り、CGIプログラムである第3の管理プ
ログラムを起動する。この第3の管理プログラムは、ユ
ーザの選択情報データを参照し、処理後画像が選択され
たものについては、処理後の画像データ、即ち一時的な
ファイル名で保存されている画像データで、処理前の画
像ファイルをオーバーライトする(ステップS10)。
【0131】またユーザデータの中に、当該ファイルが
既に処理済である旨記録する。例えば上述実現法であれ
ば、ディレクトリごとの第1のテキストファイルを参照
し、既にこの画像ファイル名がこの第1のテキストファ
イルの中に書かれていたならば、その行を消去し、更に
この画像ファイル名と、現在の時刻のペアを一行として
追加記録する。そして、この第3の管理プログラムは第
2の管理プログラムが生成した一時的な名前の付けられ
たファイルを消去する。
【0132】本例においては、更に、この第3の管理プ
ログラムは、上述オーバーライトを行った回数をカウン
トし、ユーザデータ内に記録し、この回数に応じた課金
を行う如くする。
【0133】ただし、この第3の管理プログラムは、上
述動作に限らず、別の動作を行っても良い。例えば、処
理前のオリジナル画像ファイルを破棄したくない場合に
は、オリジナル画像ファイルを別のディレクトリ、例え
ば現ディレクトリの下にオリジナル保管用ディレクトリ
を作成し、そこに保管し、その後で処理後のデータを処
理前の画像ファイルと同じ名前で当初のディレクトリに
保存するなどしても良い。
【0134】或いは、処理後のデータを、処理前のオリ
ジナルファイルと別の名前で記憶し、ユーザが所有する
HTMLファイルの中に記述されている処理前の画像デ
ータを参照している部分を、処理後の画像データを参照
するように書き換えるなどとしても良い。
【0135】また各管理プログラムは各ステップの処理
を実行するたびに、ログファイルに実行結果を書込む。
【0136】以上で処理が終了し、上述ログインセッシ
ョンが終了する。このとき第3の管理プログラムは上述
処理後データによるオーバーライトが一度でも行われて
いれば、セッションの回数をユーザデータ内に記録し、
この回数に応じた課金を行う。更に、ユーザの利便性の
ため、この第3の管理プログラムは、このときユーザの
Webページにジャンプさせるなどしても良い。
【0137】本例は上述のウェブサーバ401のWeb
ページ(記憶媒体)にアップロードした(記憶した)画
像データを選択して画質補正(データ変換)するので、
ユーザは特に画質補正機能などが搭載されたハードウェ
アを必要とすることなく、また、ソフトウェアを購入
し、使いこなす必要もなく、更にバージョンアップを気
にする必要もなく、ユーザ自身の用意した画像データを
ウェブサーバ401にアップロードし、画質補正を行い
たいファイルを選ぶだけで、そのウェブサーバ401上
に画質補正の施された画像データを得ることができる利
益がある。
【0138】なお上述例では、データ処理(データ変
換)対象を画像データとしたが、本発明は画像データに
限らず、例えば音声データであっても良い。データ処理
対象が音声データであれば、上述例において画像処理プ
ログラムを音声処理プログラムに変更し、管理プログラ
ムが対象とするデータを画像ファイルでなく、音声ファ
イルとするだけで、全く同様に行うことができる。
【0139】また、HTMLファイルを対象とした、ス
ペルチェックやスタイルチェックなどの文章校正など
も、画像処理プログラムをスペルチェック、スタイルチ
ェックプログラムに変更し、管理プログラムが対象とす
るデータを画像ファイルでなく、HTMLファイルとす
るだけで同様にできる。更にHTMLファイルにおける
レイアウトの自動補正などにも同様に応用できる。
【0140】また、上述では説明を簡単にするために、
第2の管理プログラムの制御下で画質補正の処理を行っ
たが、この画質補正プログラムの演算量が多く処理時間
がかかる場合、当面ユーザに選択させるのに必要なサム
ネイルに対してのみ処理を行い、実際にユーザが画像処
理を選択したもののみ、後で画質補正処理を行っても良
く、図31、図32、図33及び図34を用いて説明す
る。
【0141】図31、図32は、図21及び図22に対
応した構成図と機能図で、同様に、アップロードされた
画像データは、サムネイル作成プログラム及び画像処理
プログラムにより、サムネイルデータと画像処理された
サムネイルデータとして、サーバ上に記憶保持する。
【0142】図33、図34に示されるように、ユーザ
がログインし、認証を受けた後、アップロードした画像
が記録保持されているディレクトリが表示され、ユーザ
の画像処理すべきディレクトリ指示に基づいて、対応す
るディレクトリに示される記憶領域から未処理画像を抽
出する。
【0143】図33では、未処理画像5枚ずつ選択して
処理画像と対応する未処理画像とからなるサムネイルを
表示し、ユーザに対して、何れの画像を選択するか判断
を求めた後に、次の未処理画像5枚の選択画面を表示す
る。全ての画像が選択された後、選択されたサムネイル
に対応するオリジナル画像のみ、画像処理を行ない、画
像処理された画像データを未処理画像データと置換す
る。
【0144】図34は、上述図33に示される複数画像
ごとの処理と異なり、5枚の画像データごとに、選択を
行い、選択後、画像処理を行い、記憶保持された未処理
画像データと置換する。
【0145】図33及び図34では、サムネイルされる
各画像が、オリジナル画像を圧縮又は画素間引した画像
であるため、画像処理に要する演算装置(CPU)の処
理負荷が軽くなり、全体のソフトウェアの処理速度が早
くなるという利点がある。
【0146】また上述例では説明を簡単にするために、
第1の管理プログラムでは、ディレクトリ構造のみを表
示するとしたが、ここに更に各ディレクトリに存在する
画像ファイルの一覧及び各画像ファイルごとにチェック
ボックスを表示し、そこで処理を行いたい画像ファイル
をユーザに選択させても良い。
【0147】また上述データ処理プログラムは、処理方
法を複数持っていても良い。この場合、図29、図30
に示す二者択一ではなく、処理前データ、第1の処理方
法による処理後データ、第2の処理方法による処理後デ
ータなどの選択としても良い。
【0148】また、本発明は上述例に限ることなく、本
発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採
り得ることは勿論である。
【0149】第2の実施の形態によればウェブサーバの
記憶媒体(ウェブページ)に記憶した(アップロードし
た)データ例えば画像データを選択してデータ変換例え
ば画質補正するので、ユーザは特に画質補正機能などが
搭載されたハードウェアを必要とすることなく、また、
ソフトウェアを購入、使いこなす必要もなく、更に、バ
ージョンアップを気にする必要もなく、ユーザ自身の用
意した画像データなどのデータをウェブサーバにアップ
ロードし、データ変換例えば画質補正を行いたいファイ
ルを選ぶだけで、そのウェブサーバ上にデータ変換例え
ば画質補正の施された画像データなどのデータを得るこ
とができる利益がある。
【0150】(第2の実施の形態の変形例)第1の実施
の形態では、処理済画像ファイルのヘッダにファイル名
などのオリジナル画像ファイルを特定する情報を挿入す
ることにより、両者の対応関係を把握した。一方第2の
実施の形態では、図28に示したテキストファイルを作
成して両者の対応を取った。第1の実施の形態でも、ヘ
ッダによらず、両者の対応関係をテキストファイルにて
把握することが可能である。この場合には、第2の実施
の形態と同様にユーザ領域の当該ユーザのディレクトリ
に図28と同様なテキストファイルを設ける。
【0151】第1の実施の形態では、該当するディレク
トリに属する画像ファイルのヘッダを調べて、当該ディ
レクトリに属する画像ファイルが以下の何れのパターン
であるかを判断した。 (1)ユーザがオリジナルの画像と画質補正処理後の画
像を比較した結果、オリジナルの画像を選択した場合の
オリジナル画像ファイル。 (2)ユーザが画質補正処理を選択した結果、画質補正
処理を施された処理済画像ファイル。 (3)新規にアップロードされたオリジナル画像ファイ
ルであって、いまだユーザのオリジナルの画像と画質補
正済みの画像との選択を経ていないオリジナル画像ファ
イル。 本変形例では、管理プログラム13は、当該テキストフ
ァイルの内容を参照して、当該ディレクトリに属する画
像ファイルが以上の内の何れのパターンであるかを調べ
る。管理プログラム13は、オリジナル画像ファイルに
対して画質補正処理が施された場合、当該テキストファ
イルにファイル名と処理日時などを記入する。そしてユ
ーザがオリジナルの方を選択した場合は、ファイル名の
後に”#”記号をつけ、更にこれと共に処理日時などを
当該テキストファイルに記入する。
【0152】管理プログラム13は、テキストファイル
に記載された内容と、ユーザ領域3に格納された画像フ
ァイルとを比較し、ユーザ領域3内の各画像ファイルが
上記(1)〜(3)の何れのパターンであるかを特定す
る。テキストファイルに記載されていない画像ファイ
ル、或いはテキストファイルに記載されているが、画像
ファイルの作成日時がテキストファイルに記載された日
時より後であるものは(3)のパターンである。テキス
トファイルに記載され(#記号無し)、テキストファイ
ルに記載された処理日時が、画像ファイル作成日時より
も後であるものは(2)のパターンである。テキストフ
ァイルに記載され(#記号あり)、テキストファイルに
記載された処理日時が、画像ファイル作成日時よりも後
であるものは(1)のパターンである。
【0153】なお、第1の実施の形態ないし第2の実施
の形態で説明した情報処理装置は、以下の装置、方法、
システムなどにより構成することもできる。 (1)クライアントのパーソナルコンピュータとプロバ
イダのサーバとを有し、前記クライアントのパーソナル
コンピュータより画像データを前記プロバイダのサーバ
にアップロードしたときに前記サーバで前記画像データ
の画質補正をするようにしたことを特徴とする画質補正
方法。 (2)クライアントのパーソナルコンピュータより画像
データをプロバイダのサーバにアップロードするように
した画像データ処理装置において、前記サーバに画像デ
ータを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ
を記憶する第1の記憶手段と、該第1の記憶手段に記憶
された画像データを画質補正処理する画質補正処理手段
と、前記画質補正処理した画像データを前記画質補正処
理前と同じ識別子で記憶する第2の記憶手段と、前記画
質補正処理を管理する管理手段とを設けたことを特徴と
する画像データ処理装置。 (3)(1)に記載の画像データ処理装置において、前
記管理手段は前記画像データが画質補正処理済であるか
否かを判別する判別手段を含むことを特徴とする画像デ
ータ処理装置。 (4)(1)に記載の画像データ処理装置において、前
記管理手段は、定期的に、もしくは画像データを新たに
取得したときに対象画像データを画質補正処理するよう
にすることを特徴とする画像データ処理装置。 (5)(1)ないし(3)に記載の画像データ処理装置
において、課金手段を設けたことを特徴とする画像デー
タ処理装置。 (6)ウェブサーバの記憶媒体に対して、データを記憶
し、これを再生するデータ記憶再生方法であって、前記
ウェブサーバの記憶媒体にデータを記憶する記憶ステッ
プと、前記記憶ステップに伴って、ファイル構造を管理
する管理ステップと、前記管理ステップに伴って抽出さ
れたディレクトリ構造を表示する表示ステップと、前記
ディレクトリ構造の表示に示された特定のディレクトリ
位置を選択する選択ステップと、前記選択したディレク
トリに記憶されたデータに対してデータ変換する変換ス
テップと、前記データ変換されたデータを再生出力する
再生出力ステップとから成ることを特徴とするデータ記
憶再生方法。 (7)(6)に記載のデータ記憶再生方法において、前
記データを再生出力する再生出力ステップは、更にデー
タ変換前のデータをデータ変換後のデータと共に出力す
るようにしたことを特徴とするデータ記憶再生方法。 (8)(7)にのデータ記憶再生方法において、前記デ
ータ変換前のデータと前記データ変換後のデータとの内
の一方を選択し、選択されたデータを前記記憶媒体に記
憶することを特徴とするデータ記憶再生方法。 (9)(6)ないし(8)に記載のデータ記憶再生方法
において、前記データが画像データであることを特徴と
するデータ記憶再生方法。 (10)(6)に記載のデータ記憶再生方法において、
ユーザIDを入力させ、ログインさせるログインステッ
プと、前記データ変換したデータ変換回数、もしくはロ
グイン後に前記データ変換が一度でも行なわれた場合の
ログイン回数をカウントするカウントステップと、入力
されたユーザIDを所有するユーザに対して、前記デー
タ変換回数もしくは前記ログイン回数もしくはその両方
に応じて課金する課金ステップとを備えたことを特徴と
するデータ記憶再生方法。 (11)ウェブサーバの記憶媒体上に記憶された画像デ
ータより、前記画像データを選択するステップと、前記
選択された画像データ及び前記画像データを画像処理し
た画像処理後の画像データとを表示するステップと、前
記選択画像及び前記画像処理後画像データとから一方の
画像を選択するステップと、選択された画像が処理後の
画像であれば、処理後であることを示すデータととも
に、画像処理後の画像データを前記記録媒体上に記憶す
ることを特徴とするデータ記憶再生方法。 (12)画像データに対し、第1の画像処理を行う第1
の画像処理手段と、サムネイル画像データに対し、第2
の画像処理を行う第2の画像処理手段と、ユーザが所有
する一つ以上の画像データのうち、前記第1の画像処理
が一度も施されていない一つ以上の画像データを抽出す
る抽出手段と、前記抽出された画像データのサムネイル
画像を作成する手段と、前記サムネイル画像データに、
前記第2の画像処理を施す手段と、前記処理前サムネイ
ル画像データと、前記処理後サムネイル画像データの少
なくとも2者をユーザに比較選択させる手段と、前記比
較選択の結果、処理後サムネイル画像データが選択され
たものに関しては、当該サムネイルを作成する元となっ
た画像データに対し、前記第1の画像処理を施す手段
と、前記第1の画像処理を施された画像データで、前記
第1の画像処理前のデータを置き換える手段とを有する
ことを特徴とするデータ一括処理システム。 (13)(12)に記載のデータ一括処理システムにお
いて、前記第1の画像処理手段と前記第2の画像処理手
段を同一手段とすることを特徴とするデータ一括処理シ
ステム。 (14)(12)に記載のデータ一括処理システムにお
いて、一定数の画像データにのみサムネイルの作成、前
記サムネイルへの前記第2の画像処理を実施、前記画像
処理前及び処理後の少なくとも2者の選択提示を行うと
いうステップを有し、前記第1の画像処理が一度も施さ
れていない複数の画像データに対し、前記ステップを複
数回繰り返すことを特徴とするデータ一括処理システ
ム。 (15)データに対し、データ処理を行うデータ処理ス
テップと、前記データ処理が施されたという処理記録情
報を、前記データと一体管理部分に書込む書込みステッ
プとを有することを特徴とするデータ処理方法。 (16)(15)に記載のデータ処理方法において、前
記処理記録情報は、当該処理の種類を含むことを特徴と
するデータ処理方法。 (17)(15)に記載のデータ処理方法において、前
記処理記録情報は、当該処理に用いた各パラメータ値を
含むことを特徴とするデータ処理方法。 (18)(15)に記載のデータ処理方法において、前
記処理記録情報は、当該処理の時刻を含むことを特徴と
するデータ処理方法。 (19)(15)に記載のデータ処理方法において、前
記処理記録情報は、当該処理を施した主体を識別する情
報を含むことを特徴とするデータ処理方法。 (20)(15)に記載のデータ処理方法において、前
記データ処理は、画像データの画質補正であることを特
徴とするデータ処理方法。 (21)(15)に記載のデータ処理方法において、前
記データはファイルであり、前記データと一体管理され
る部分は前記ファイル内の一部であることを特徴とする
データ処理方法。 (22)データを保管するネットワーク上のサーバと、
保管されたデータを閲覧するネットワーク上の閲覧用の
機器を含むデータ処理システムにおいて、前記データを
単独又は複数一括してデータ処理するデータ処理手段
と、前記データ処理が施されたという処理記録情報を前
記データと一体管理される部分に書込む書込み手段とを
有することを特徴とするデータ処理システム。 (23)データのアップロードを受けるネットワーク上
のサーバと、前記データをアップロードするネットワー
ク上のクライアントコンピュータとを含むデータ処理シ
ステムにおいて、前記データをアップロードするアップ
ロード手段と、前記データをデータ処理するデータ処理
手段と、前記データ処理が施されたという処理記録情報
を前記データと一体管理される部分に書込む書込み手段
とを有することを特徴とするデータ処理システム。
【0154】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザはWWWサーバ
装置上などで容易に画質補正処理などのデータ処理を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の情報処理装置に備えられたデー
タやプログラムなどの論理的な関係を示した構成図であ
る。
【図2】処理済画像ファイルに添付されるヘッダの内容
の一例を示した図である。
【図3】ユーザ領域にオリジナル画像ファイルと処理済
画像ファイルが混在している例を示した図である。
【図4】画質補正処理を行わなかった場合のヘッダの一
例を示した図である。
【図5】ユーザ領域に上記の3通りの画像ファイルが混
在している例を示した図である。
【図6】情報処理装置が接続されるネットワークの構成
の一例を示した図である。
【図7】WWWサーバ装置の構成の一例を示した図であ
る。
【図8】端末装置の構成の一例を示した図である。
【図9】WWWサーバ装置を運営している事業者が開設
しているサイトのトップページを示したものである。
【図10】ログインページを示した図である。
【図11】ツリー構造表示ページを示した図である。
【図12】二者択一ページを示した図である。
【図13】WWWサーバ装置の画質補正動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図14】二者択一ページ表示ルーチンの処理手順を示
したフローチャートである。
【図15】画像処理・更新ルーチンの処理手順を示した
フローチャートである。
【図16】一定数ごとに処理を行う場合のフローチャー
トである。
【図17】一定数ごとに処理を行う場合のフローチャー
トである。
【図18】コントラスト補正を行った後に色補正を行っ
た場合にヘッダに記入される処理記録情報の一例を示し
た図である。
【図19】ヘッダの詳細な構成を示した図である。
【図20】第1の実施の形態の変形例1に係るサーバ装
置の構成を示した図である。
【図21】本発明データ記憶再生方法の実施の形態の例
の説明に供する構成図である。
【図22】本発明データ記憶再生方法の実施の形態の例
の説明に供する機能ブロック図である。
【図23】本発明の説明に供する線図である。
【図24】本発明の説明に供するフローチャートであ
る。
【図25】本発明の説明に供する線図である。
【図26】本発明の説明に供する線図である。
【図27】本発明の説明に供する線図である。
【図28】本発明の説明に供する線図である。
【図29】本発明の説明に供する線図である。
【図30】本発明の説明に供する線図である。
【図31】本発明の実施の形態の他の例の説明に供する
構成図である。
【図32】本発明の実施の形態の他の例の説明に供する
機能ブロック図である。
【図33】本発明の説明に供するフローチャートであ
る。
【図34】本発明の説明に供するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 情報処理装置 2 オリジナル保管領域 3 ユーザ領域 4 サムネイル一時保管領域 6 Web部 8 画像管理部 13 管理プログラム 14 ユーザデータ 15 ログデータ 16 画像処理プログラム 51 オリジナル画像ファイル 52 ヘッダ 53 画像データ 54 処理済画像ファイル 55 ヘッダ 56 画像データ 58 オリジナル画像ファイル 60 画像データ 80 インターネット 82 WWWサーバ装置 83 端末装置 85 制御部 86 ROM 87 CPU 88 RAM 90 キーボード 91 マウス 93 表示装置 94 印刷装置 96 通信制御装置 96 バスライン 100 記憶装置 101 記憶媒体駆動装置 103 入出力インターフェース 104 画像読取装置 106 プログラム格納部 107 データ格納部 150 トップページ 155 ログインページ 156 ユーザID入力欄 157 パスワード入力欄 158 OKボタン 159 リセットボタン 160 登録ボタン 163 ツリー構造表示ページ 164 ツリー構造表示欄 166 送信ボタン 166 リセットボタン 170 二者択一ページ 171 オリジナルサムネイル表示欄 172 処理済サムネイル表示欄 173 スクロールバー 174 OKボタン 175 キャンセルボタン 176 ラジオボタン 191 WWWサーバ装置 190 画像管理サーバ装置 401 サーバ 410 「フォト補正」ボタン 411 ユーザID 412 パスワード 413 送信ボタン 414 リセットボタン 416 チェックボックス 417 送信ボタン 418 リセットボタン 419 ラジオボタン 420 送信ボタン 421 リセットボタン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理前のデータを取得するデータ取得手
    段と、 前記処理前のデータを複製して退避する退避手段と、 前記取得した処理前のデータに対して所定のデータ処理
    を行うデータ処理手段と、 前記退避手段にて退避した処理前のデータと前記データ
    処理手段にてデータ処理した処理後のデータを関連付け
    る関連付け手段と、 前記処理後のデータを、前記関連付け手段にて当該処理
    後のデータに関連付けられた前記処理前のデータで置き
    換える置き換え手段と、 を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理前のデータと前記処理後のデー
    タの両方を提示する提示手段と、 ユーザに前記提示手段にて提示された両者の内一方を選
    択させる選択手段と、を更に具備し、 前記置き換え手段は、前記選択手段にて前記処理前のデ
    ータが選択された場合に置き換えを行うことを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記退避手段は、前記処理後のデータと
    前記処理前のデータとを同じ識別子で退避することを特
    徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記置き換え手段は、前記処理後のデー
    タを前記処理前のデータにて上書きすることにより置き
    換えを行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理前のデータを第1のデータと
    し、 前記データ処理を第1のデータ処理とし、 前記第1のデータから、前記処理前のデータよりも少な
    くともデータ量が同じか小さい第2のデータを生成する
    第2データ生成手段と、 前記生成された第2のデータに対して第2のデータ処理
    を行う第2データ処理手段と、 前記第2のデータ処理前の前記第2のデータと、前記第
    2のデータ処理後の前記第2のデータの両方を提示する
    ための提示情報を送信する提示情報送信手段と、 前記提示情報を用いて提示された両者の内の何れをユー
    ザが選択したかを特定する二者択一情報を受信する二者
    択一情報受信手段と、 を更に具備し、 前記データ処理手段は、前記受信した二者択一情報によ
    り、前記第2のデータ処理後の前記第2のデータが特定
    され、かつ、前記第2のデータに対応する前記第1のデ
    ータが前記第1のデータ処理を施されていない場合に、
    当該第1のデータに対して前記第1のデータ処理を施す
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第2データ生成手段は、所定の数の
    前記第1のデータに対して前記第2のデータを生成し、 前記第2データ処理手段は、前記生成された前記所定の
    数の前記第2のデータをデータ処理し、 前記提示情報送信手段は、前記所定の個数の前記生成さ
    れた第2のデータと、前記データ処理された処理後の第
    2のデータの両方を提示するための提示情報を送信し、 前記第2のデータ生成手段による第2のデータの生成、
    前記第2のデータ処理手段による前記第2のデータに対
    するデータ処理、及び前記提示情報送信手段による提示
    情報の送信は、第1のデータに対して所定の個数ずつ複
    数回行うことができることを特徴とする請求項5に記載
    のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記関連付け手段は、前記処理前のデー
    タ又は当該処理前のデータから得られる前記処理後のデ
    ータの少なくとも一方に、前記処理前のデータと前記処
    理後のデータとの対応関係が判別可能な情報を付加させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記関連付け手段は、前記処理前のデー
    タと前記処理後のデータのそれぞれの内部に識別子を埋
    め込むことを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記関連付け手段は、前記処理後のデー
    タに前記処理前のデータの識別子を埋め込み、前記処理
    前データと一体管理される部分に前記識別子に対応する
    識別子を付与することを特徴とする請求項7に記載のデ
    ータ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理前のデータ内部に識別情報を
    埋め込むことにより、前記提示情報において、前記処理
    前のデータをデフォルト選択とすることを特徴とする請
    求項5に記載のデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 処理前のデータを取得する第1のステ
    ップと、 前記第1のステップにて取得した処理前のデータを複製
    して退避する第2のステップと、 前記第1のステップにて取得した処理前のデータに対し
    て所定のデータ処理を行う第3のステップと、 前記第2のステップにて退避した処理前のデータと前記
    第3のステップにてデータ処理した処理後のデータを関
    連付ける第4のステップと、 前記第3のステップにて処理した処理後のデータを、前
    記第4のステップにて当該処理後のデータに関連付けら
    れた前記処理前のデータで置き換える第5のステップ
    と、から構成されたことを特徴とするデータ処理方法。
  12. 【請求項12】 処理前のデータを取得するデータ取得
    機能と、 前記処理前のデータを複製して退避する退避機能と、 前記取得した処理前のデータに対して所定のデータ処理
    を行うデータ処理機能と、 前記退避機能にて退避した処理前のデータと前記データ
    処理機能にてデータ処理した処理後のデータを関連付け
    る関連付け機能と、 前記処理後のデータを、前記関連付け機能にて当該処理
    後のデータに関連付けられた前記処理前のデータで置き
    換える置き換え機能と、 をコンピュータに実現させるためのデータ処理プログラ
    ムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2001186306A 2001-06-20 2001-06-20 データ処理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体 Withdrawn JP2003006035A (ja)

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