JP2003000095A - 水 槽 - Google Patents
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- JP2003000095A JP2003000095A JP2001186004A JP2001186004A JP2003000095A JP 2003000095 A JP2003000095 A JP 2003000095A JP 2001186004 A JP2001186004 A JP 2001186004A JP 2001186004 A JP2001186004 A JP 2001186004A JP 2003000095 A JP2003000095 A JP 2003000095A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防水シートを床部材や側面部の伸縮に合わせ
て規則的に伸縮させるとともに、運搬や組み立てが容易
で、しかもスムーズな伸縮が可能な水槽を提供する。 【解決手段】 複数の桟2A,2Bを軸を介して交叉状
に連結されるとともに、これら複数の桟桟2A,2Bの
前後に固定側部材3と可動側部材4とが配される床部材
2と、複数の各桟2A,2Bの両端側に立設される柱材
6A,6Bと、床部材2の上方側を底部8eとし、複数
の柱材6A,6Bの内側を外周とする防水シート8とを
備え、防水シート8は、周囲側の左右側面8a,8bと
底部8eにおいて各々折れ曲がりながら伸縮する断面三
角形状の折り目部S1,S2を所定間隔をおいて有す
る。
て規則的に伸縮させるとともに、運搬や組み立てが容易
で、しかもスムーズな伸縮が可能な水槽を提供する。 【解決手段】 複数の桟2A,2Bを軸を介して交叉状
に連結されるとともに、これら複数の桟桟2A,2Bの
前後に固定側部材3と可動側部材4とが配される床部材
2と、複数の各桟2A,2Bの両端側に立設される柱材
6A,6Bと、床部材2の上方側を底部8eとし、複数
の柱材6A,6Bの内側を外周とする防水シート8とを
備え、防水シート8は、周囲側の左右側面8a,8bと
底部8eにおいて各々折れ曲がりながら伸縮する断面三
角形状の折り目部S1,S2を所定間隔をおいて有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の展示会や
イベントなどにおいて、必要な長さに調節して使用する
水槽に関する。
イベントなどにおいて、必要な長さに調節して使用する
水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱帯魚や金魚等が入れられる水槽
は、所定の大きさのガラス製、プラスチック製或いはア
クリル製等の所定の大きさのものをその使用目的に応じ
て通常使用されている。しかし、各種の展示会やイベン
トでは、その会場に見合った大きさの水槽が使用したい
場合が生じても、所定の大きさのものを使用するか、敢
えて一時的に開催される展示会のためだけに、所定の大
きさの水槽を作らなければならなかった。
は、所定の大きさのガラス製、プラスチック製或いはア
クリル製等の所定の大きさのものをその使用目的に応じ
て通常使用されている。しかし、各種の展示会やイベン
トでは、その会場に見合った大きさの水槽が使用したい
場合が生じても、所定の大きさのものを使用するか、敢
えて一時的に開催される展示会のためだけに、所定の大
きさの水槽を作らなければならなかった。
【0003】このため、例えば、実開平2−39058
号公報に示す技術が開示されている。この従来公報は、
長さ調節可能な組み立て式プールであるが、この組み立
て式プールは、溝形状に形成される防水シート部材の両
端に剛体からなる連結部材を密着取り付け、防水シ−ト
部材の底部及び両端部に所定間隔で溝型状保持部材が固
着されている。そして、このような組み立て式プールを
水槽として使用することが考えられる。
号公報に示す技術が開示されている。この従来公報は、
長さ調節可能な組み立て式プールであるが、この組み立
て式プールは、溝形状に形成される防水シート部材の両
端に剛体からなる連結部材を密着取り付け、防水シ−ト
部材の底部及び両端部に所定間隔で溝型状保持部材が固
着されている。そして、このような組み立て式プールを
水槽として使用することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、防水シート
については、近年の塩化ビニール製やポリエチレン製等
の開発によりその強度の強力化が図られる傾向にある。
しかしながら、上記従来公報のような内容では、貯水量
が大きくなると、防水シートの側面や底部に及ぼす水圧
が極めて大きなものとなり、これを伸縮させることが容
易ではなかった。特に、防水シートの底部や側面の下方
側は、貯水量が大きくなればなるほど、水圧が極めて大
きなものとなるために、強度的に耐久性を有する防水シ
ートが開発され、理論的には容易に折り畳んだり伸長さ
せることが可能であるとしても、実際にはこれを円滑に
実現ことは不可能で、損傷してしまう問題を有してい
た。
については、近年の塩化ビニール製やポリエチレン製等
の開発によりその強度の強力化が図られる傾向にある。
しかしながら、上記従来公報のような内容では、貯水量
が大きくなると、防水シートの側面や底部に及ぼす水圧
が極めて大きなものとなり、これを伸縮させることが容
易ではなかった。特に、防水シートの底部や側面の下方
側は、貯水量が大きくなればなるほど、水圧が極めて大
きなものとなるために、強度的に耐久性を有する防水シ
ートが開発され、理論的には容易に折り畳んだり伸長さ
せることが可能であるとしても、実際にはこれを円滑に
実現ことは不可能で、損傷してしまう問題を有してい
た。
【0005】また、各種展示会やイベント会場等では、
その開催目的に応じて所定の大きさの水槽が必要になる
が、従来公報のようなものでは、会場に運搬して組み立
てしたり取り外したりすることは容易ではなかった。そ
して、この運搬や組み立ての容易化と上記防水シートの
強度的な強さとは相反する関係に立つと考えられてい
た。
その開催目的に応じて所定の大きさの水槽が必要になる
が、従来公報のようなものでは、会場に運搬して組み立
てしたり取り外したりすることは容易ではなかった。そ
して、この運搬や組み立ての容易化と上記防水シートの
強度的な強さとは相反する関係に立つと考えられてい
た。
【0006】そこで本発明の目的は、防水シートに与え
る水圧等の影響を少なくさせるために、防水シートを床
部材や側面部の伸縮に合わせて規則的に伸縮させるとと
もに、運搬や組み立てが容易で、しかもスムーズな伸縮
が可能な水槽を提供することにある。
る水圧等の影響を少なくさせるために、防水シートを床
部材や側面部の伸縮に合わせて規則的に伸縮させるとと
もに、運搬や組み立てが容易で、しかもスムーズな伸縮
が可能な水槽を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し上記目
的を達成するために、本発明の請求項1記載の水槽は、
複数の桟を軸を介して交叉状に連結されるとともに、こ
れら複数の桟の前後に固定側部材と可動側部材とが配さ
れる床部材と、複数の各桟の両端側に立設される柱材
と、床部材の上方側を底部とし、複数の柱材の内側を外
周とする防水シートとを備え、防水シートは、周囲側の
左右側面と底部において各々折れ曲がりながら伸縮する
断面三角形状の折り目部を所定間隔をおいて有すること
を特徴とする。
的を達成するために、本発明の請求項1記載の水槽は、
複数の桟を軸を介して交叉状に連結されるとともに、こ
れら複数の桟の前後に固定側部材と可動側部材とが配さ
れる床部材と、複数の各桟の両端側に立設される柱材
と、床部材の上方側を底部とし、複数の柱材の内側を外
周とする防水シートとを備え、防水シートは、周囲側の
左右側面と底部において各々折れ曲がりながら伸縮する
断面三角形状の折り目部を所定間隔をおいて有すること
を特徴とする。
【0008】この発明によれば、床部材は複数の桟を軸
を介して交叉させて伸縮させる構造になっているので、
可動側部材を開く方向(伸張する方向)に可動させる
と、複数の桟が軸を介してX字状の開く方向に作用し、
他方、可動側部材を閉じる方向(縮小する方向)に可動
させると、複数の桟が軸を介して閉じる方向に作用す
る。また、防水シートは複数の柱材と柱材との間におい
て各々その中央から折れ曲がる折り目部を有することか
ら、可動側部材の可動により防水シートは規則正しく伸
縮することとなる。
を介して交叉させて伸縮させる構造になっているので、
可動側部材を開く方向(伸張する方向)に可動させる
と、複数の桟が軸を介してX字状の開く方向に作用し、
他方、可動側部材を閉じる方向(縮小する方向)に可動
させると、複数の桟が軸を介して閉じる方向に作用す
る。また、防水シートは複数の柱材と柱材との間におい
て各々その中央から折れ曲がる折り目部を有することか
ら、可動側部材の可動により防水シートは規則正しく伸
縮することとなる。
【0009】本発明の請求項2記載の水槽は、前記床部
材の軸を介して連結用部材が取り付けられ、連結用部材
に防水シートの底部の断面三角形状の中央の頂点部分が
連結されていることを特徴とする。
材の軸を介して連結用部材が取り付けられ、連結用部材
に防水シートの底部の断面三角形状の中央の頂点部分が
連結されていることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、防水シートの底部の伸
縮も容易に規則正しく行われることとなる。すなわち、
水槽を伸縮可能にするためには、防水シートの周囲側側
面もそうであるが、周囲側側面よりも底部に強い水圧が
かかるために、底部での防水シートの伸縮をスムーズに
行う必要がある。本発明によれば、床部材の軸を介して
連結用部材が取り付けられ、連結用部材に防水シートの
底部の断面三角形状の中央の頂点部分が連結されている
ことから、水圧が強くかかる防水シートの底部が床部材
の伸縮動に規則正しく対応して伸縮することとなる。
縮も容易に規則正しく行われることとなる。すなわち、
水槽を伸縮可能にするためには、防水シートの周囲側側
面もそうであるが、周囲側側面よりも底部に強い水圧が
かかるために、底部での防水シートの伸縮をスムーズに
行う必要がある。本発明によれば、床部材の軸を介して
連結用部材が取り付けられ、連結用部材に防水シートの
底部の断面三角形状の中央の頂点部分が連結されている
ことから、水圧が強くかかる防水シートの底部が床部材
の伸縮動に規則正しく対応して伸縮することとなる。
【0011】本発明の請求項3記載の水槽は、前記防水
シートの柱材が配される側面に、内部中空の袋状部が設
けられ、この袋状部に前記柱材が収納されていることを
特徴とする。
シートの柱材が配される側面に、内部中空の袋状部が設
けられ、この袋状部に前記柱材が収納されていることを
特徴とする。
【0012】この発明によれば、内部中空の袋状部に柱
材を収納させれば、防水シートが容易に取り付けられ、
他方、柱材から内部中空の袋状部を取り出せば、防水シ
ートを外すことができる。そして、この取り外した防水
シートには、側面と底部に折り目部を有するために、取
り外しても折り畳みが容易である。
材を収納させれば、防水シートが容易に取り付けられ、
他方、柱材から内部中空の袋状部を取り出せば、防水シ
ートを外すことができる。そして、この取り外した防水
シートには、側面と底部に折り目部を有するために、取
り外しても折り畳みが容易である。
【0013】本発明の請求項4記載の水槽は、前記柱材
は、斜桟の両端部側との連結箇所から床部材の上に折り
畳まれる折り畳み手段を有することを特徴とする。
は、斜桟の両端部側との連結箇所から床部材の上に折り
畳まれる折り畳み手段を有することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、複数の柱材を折り畳み
手段を介して床部材の上に折り畳まれるが、これを上記
防水シートを取り外した後に行えば、運搬にもその利便
性を発揮することとなる。
手段を介して床部材の上に折り畳まれるが、これを上記
防水シートを取り外した後に行えば、運搬にもその利便
性を発揮することとなる。
【0015】本発明の請求項5載の水槽は、前記床部材
の底部にキャスター車輪が取り付けられていることを特
徴とする。
の底部にキャスター車輪が取り付けられていることを特
徴とする。
【0016】この発明によれば、床部材の底部にキャス
ター車輪が取り付けられていることから、固定側部材に
対して可動側部材を引き伸ばしたり縮小させるときの可
動が軽い力で容易に行われることとなる。
ター車輪が取り付けられていることから、固定側部材に
対して可動側部材を引き伸ばしたり縮小させるときの可
動が軽い力で容易に行われることとなる。
【0017】本発明の請求項6載の水槽は、前記床部材
の前後の一方に固定側部材が配され、この固定側部材
に、駆動ベルトを駆動させる駆動手段と、駆動ベルトを
巻き回す回転ローラが設けられ、駆動ベルトの先端側が
前記床部材の前後の他方に連結されていることを特徴と
する。
の前後の一方に固定側部材が配され、この固定側部材
に、駆動ベルトを駆動させる駆動手段と、駆動ベルトを
巻き回す回転ローラが設けられ、駆動ベルトの先端側が
前記床部材の前後の他方に連結されていることを特徴と
する。
【0018】この発明によれば、駆動手段を介して回転
ローラを回転させると、固定側部材に対して可動側部材
を引き伸ばしたり縮小させることが容易に行われること
となる。
ローラを回転させると、固定側部材に対して可動側部材
を引き伸ばしたり縮小させることが容易に行われること
となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用しながら本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0020】(第1の実施の形態)本実施の形態の水槽
は、図1乃至図3に示すように、複数の桟(斜桟)2
A,2Bを有する伸縮可能な床部材2と、複数の各斜桟
2A,2Bの両端側に立設される柱材6A,6Bと、防
水シート8と、キャスター車輪5を備えてなる。本実施
の形態の水槽1の大きさは、高さと奥行きが約2.5m
で、横方向、即ち伸縮する長手方向の長さの最大長さが
約4mである。
は、図1乃至図3に示すように、複数の桟(斜桟)2
A,2Bを有する伸縮可能な床部材2と、複数の各斜桟
2A,2Bの両端側に立設される柱材6A,6Bと、防
水シート8と、キャスター車輪5を備えてなる。本実施
の形態の水槽1の大きさは、高さと奥行きが約2.5m
で、横方向、即ち伸縮する長手方向の長さの最大長さが
約4mである。
【0021】床部材2は、複数の一方の斜桟2Aと他方
の斜桟2Bとを軸J1,J2を介してX字状に交叉させ
るとともに、これら複数の斜桟2A,2Bの前後に角材
形状の固定側部材3と可動側部材4とが配されている。
これらは、合成樹脂製のものであるが、アルミニウム等
の金属製や木材で形成されていても良い。一方斜桟2A
と他方斜桟2Bとは、中央とその左右と端部側において
軸J2を介して交叉状に連結されている(図3)。
の斜桟2Bとを軸J1,J2を介してX字状に交叉させ
るとともに、これら複数の斜桟2A,2Bの前後に角材
形状の固定側部材3と可動側部材4とが配されている。
これらは、合成樹脂製のものであるが、アルミニウム等
の金属製や木材で形成されていても良い。一方斜桟2A
と他方斜桟2Bとは、中央とその左右と端部側において
軸J2を介して交叉状に連結されている(図3)。
【0022】上記軸J1には、棒状の連結用部材10が
長穴Nを介して取り付けられている。連結用部材10
は、床部材2の伸縮に合わせて規則正しく防水シート8
を伸縮させるためのもので、防水シート8の底部8eと
所定間隔を連結させている。長穴Nは、斜桟2Aと斜桟
2BとがX字状に開閉する際に軸J1の移動を許容する
穴である。本実施の形態では、防水シート8の底部8e
の三角形状の頂点部S2に所定間隔を面状ファスナーF
1が設けられ、棒状の連結用部材10の表面側に面状フ
ァスナーF2が設けられ、これら面状ファスナーF1,
F2同士が着脱自在に構成されて、互いに連結されてい
る(図6)。防水シート8の底部8eと連結用部材10
とは連結されれば良く、その連結手段は面状ファスナー
F1,F2に限られるものではなく、ネジや両面テープ
等でも良い。また、通常のファスナー(チャックやジッ
パとも呼ばれる)ものでもよい。なお、防水シート8の
底部8eの三角形状の頂点部S2の先端部は、上記面状
ファスナーF2が取り付け易いように断面T字状に形成
されている。
長穴Nを介して取り付けられている。連結用部材10
は、床部材2の伸縮に合わせて規則正しく防水シート8
を伸縮させるためのもので、防水シート8の底部8eと
所定間隔を連結させている。長穴Nは、斜桟2Aと斜桟
2BとがX字状に開閉する際に軸J1の移動を許容する
穴である。本実施の形態では、防水シート8の底部8e
の三角形状の頂点部S2に所定間隔を面状ファスナーF
1が設けられ、棒状の連結用部材10の表面側に面状フ
ァスナーF2が設けられ、これら面状ファスナーF1,
F2同士が着脱自在に構成されて、互いに連結されてい
る(図6)。防水シート8の底部8eと連結用部材10
とは連結されれば良く、その連結手段は面状ファスナー
F1,F2に限られるものではなく、ネジや両面テープ
等でも良い。また、通常のファスナー(チャックやジッ
パとも呼ばれる)ものでもよい。なお、防水シート8の
底部8eの三角形状の頂点部S2の先端部は、上記面状
ファスナーF2が取り付け易いように断面T字状に形成
されている。
【0023】固定側部材3と斜桟2A及び斜桟2Bと
は、連携部材C1により連携され、又、可動側部材4と
斜桟2A及び斜桟2Bとは、連携部材C2により連携さ
れている。各連携部材C1,C2は、固定側部材3又は
可動側部材4に軸J1介して取り付けられ、斜桟2A及
び斜桟2Bが伸縮(開閉)動作すると、その動作に合わ
せて左右の回転が許容されている。
は、連携部材C1により連携され、又、可動側部材4と
斜桟2A及び斜桟2Bとは、連携部材C2により連携さ
れている。各連携部材C1,C2は、固定側部材3又は
可動側部材4に軸J1介して取り付けられ、斜桟2A及
び斜桟2Bが伸縮(開閉)動作すると、その動作に合わ
せて左右の回転が許容されている。
【0024】複数の各斜桟2A,2Bの両端側には、複
数の柱材6A,6Bが立設されている(図1、図2)。
柱材6A,6Bは、直方体形状の水槽1の左右側面部を
構成する支持部材としての役割を果たし、その内側に防
水シート8を配するためのもので、左右の一方の一方側
柱材6Aと他方の他方側柱材6Bとは、各々対向する位
置に規則正しく所定間隔をおいて立設されている。柱材
6A,6Bは、固定側部材3と可動側部材4の両端側に
も立設されている。したがって、床部材2を伸縮させる
と、複数の一方側柱材6Aと複数の他方の他方側柱材6
Bも伸縮移動する。ただし、固定側部材3の両端側の柱
材6A,6Bの位置は変わることはない。
数の柱材6A,6Bが立設されている(図1、図2)。
柱材6A,6Bは、直方体形状の水槽1の左右側面部を
構成する支持部材としての役割を果たし、その内側に防
水シート8を配するためのもので、左右の一方の一方側
柱材6Aと他方の他方側柱材6Bとは、各々対向する位
置に規則正しく所定間隔をおいて立設されている。柱材
6A,6Bは、固定側部材3と可動側部材4の両端側に
も立設されている。したがって、床部材2を伸縮させる
と、複数の一方側柱材6Aと複数の他方の他方側柱材6
Bも伸縮移動する。ただし、固定側部材3の両端側の柱
材6A,6Bの位置は変わることはない。
【0025】防水シート8は、図5及び図6に示すよう
に、塩化ビニール製やポリエチレン製等からなる所定厚
で柔軟性を有するもので、床部材2の上方側を底部8e
とし、各柱材6A,6Bの内側に設けられている(図
1、図4、図7)。すなわち、防水シート8は、四周側
面8a,8b,8c,8dと底部8eとを備え、底部8
eと左右側面8a,8bが一方側柱材6Aと他方側柱材
6Bとの間において、各々その中央から折れ曲がる折り
目部S1と三角形状の頂点部分(折り目部)S2を有す
る断面三角形状に形成されている。本実施の形態では、
防水シート8の左右側面8a,8bに、折り目部S1と
三角形状の頂点部分S2を有するが、これらは所定間隔
おきに一つずつでも複数(3つ以上)設けられていても
良い。したがって、防水シート8の底部8eと左右側面
8a,8bは蛇腹状に折り畳み可能な構造になってい
る。また、防水シート8には、所定箇所に伸縮許容箇所
8Sが設けられ、防水シート8の伸縮に余裕を持たせて
いる。そして、一方側柱材6Aと他方側柱材6Bとは、
各々規則正しく所定間隔をおいて立設されているが、対
向する一対の柱材6A,6Bと一対の柱材6A,6Bと
の間には、三角形状の頂点部分S2を外側にする断面三
角形状となるように構成され、折り目部S1と中央の頂
点部分S2により左右に伸縮するようになっている。こ
のよう蛇腹構造は、一対の柱材6A,6Bと一対の柱材
6A,6Bとの間において、防水シート8の底部8eに
おいても同様の構成となっている。防水シート8は、所
定厚の一枚ものでも、複数枚が重ね合わされた多層構造
であっても良い。透明な材質が好ましいが、必ずしも透
明でなくともよい。これら固定側部材3と可動側部材4
の側に位置する防水シート8の前後面8c,8dは平面
状で、蛇腹状にはなっていない。なお、この防水シート
8の所定箇所には、水を供給する供給口Aと排出口Zが
設けられている。なお、防水シート8は、水圧が大きく
かかる底部8eを硬質のポリエチレン製とし、側面部8
a,8b,8c,6dを塩化ビニール製とするような組
み合わせたもので構成してもよい。
に、塩化ビニール製やポリエチレン製等からなる所定厚
で柔軟性を有するもので、床部材2の上方側を底部8e
とし、各柱材6A,6Bの内側に設けられている(図
1、図4、図7)。すなわち、防水シート8は、四周側
面8a,8b,8c,8dと底部8eとを備え、底部8
eと左右側面8a,8bが一方側柱材6Aと他方側柱材
6Bとの間において、各々その中央から折れ曲がる折り
目部S1と三角形状の頂点部分(折り目部)S2を有す
る断面三角形状に形成されている。本実施の形態では、
防水シート8の左右側面8a,8bに、折り目部S1と
三角形状の頂点部分S2を有するが、これらは所定間隔
おきに一つずつでも複数(3つ以上)設けられていても
良い。したがって、防水シート8の底部8eと左右側面
8a,8bは蛇腹状に折り畳み可能な構造になってい
る。また、防水シート8には、所定箇所に伸縮許容箇所
8Sが設けられ、防水シート8の伸縮に余裕を持たせて
いる。そして、一方側柱材6Aと他方側柱材6Bとは、
各々規則正しく所定間隔をおいて立設されているが、対
向する一対の柱材6A,6Bと一対の柱材6A,6Bと
の間には、三角形状の頂点部分S2を外側にする断面三
角形状となるように構成され、折り目部S1と中央の頂
点部分S2により左右に伸縮するようになっている。こ
のよう蛇腹構造は、一対の柱材6A,6Bと一対の柱材
6A,6Bとの間において、防水シート8の底部8eに
おいても同様の構成となっている。防水シート8は、所
定厚の一枚ものでも、複数枚が重ね合わされた多層構造
であっても良い。透明な材質が好ましいが、必ずしも透
明でなくともよい。これら固定側部材3と可動側部材4
の側に位置する防水シート8の前後面8c,8dは平面
状で、蛇腹状にはなっていない。なお、この防水シート
8の所定箇所には、水を供給する供給口Aと排出口Zが
設けられている。なお、防水シート8は、水圧が大きく
かかる底部8eを硬質のポリエチレン製とし、側面部8
a,8b,8c,6dを塩化ビニール製とするような組
み合わせたもので構成してもよい。
【0026】防水シート8の左右側面8a,8bには、
前記断面三角形状の中央の頂点部分から一旦防水シート
8を絞って延設されるしぼり延設部S2、即ち三角形状
の頂点部分S2が連結されている。しぼり延設部S2
は、多層構造の防水シートを絞って、この部分の強度を
強くし、防水シートが水圧で破れる事態を防止する。ま
た、防水シート8の底部8eと左右側面8a,8b側を
断面三角形状に形成する防水シート8の左右側面8a,
8bと底部8eには、このしぼり延設部S2の先端側
(外側)に内部中空の袋状部8Tが設けられている。内
部中空の袋状部8Tの各々には、柱材6A,6Bが収納
されている。なお、しぼり延設部S2は、単に三角形状
の頂点部分S2と内部中空の袋状部8Tとを連結させて
いるものでも良い。
前記断面三角形状の中央の頂点部分から一旦防水シート
8を絞って延設されるしぼり延設部S2、即ち三角形状
の頂点部分S2が連結されている。しぼり延設部S2
は、多層構造の防水シートを絞って、この部分の強度を
強くし、防水シートが水圧で破れる事態を防止する。ま
た、防水シート8の底部8eと左右側面8a,8b側を
断面三角形状に形成する防水シート8の左右側面8a,
8bと底部8eには、このしぼり延設部S2の先端側
(外側)に内部中空の袋状部8Tが設けられている。内
部中空の袋状部8Tの各々には、柱材6A,6Bが収納
されている。なお、しぼり延設部S2は、単に三角形状
の頂点部分S2と内部中空の袋状部8Tとを連結させて
いるものでも良い。
【0027】床部材2の底部には、キャスター車輪5が
取り付けられている。床部材2の斜桟2A,2Bの両端
側の上方には、柱材6A,6Bが立設されているが、こ
の柱材6A,6Bに対応する下方に、キャスター車輪5
が各々設けられている。すなわち、床部材2の斜桟2A
と斜桟2Bの下方には、内部中空の筒状部材12が横方
向に配され、筒状部材12の下方には、キャスター車輪
5が取り付けられている。筒状部材12は、可動側部材
4の可動を自動的に行わせる駆動ベルトBを通すもの
で、斜桟2Aと斜桟2Bのいずれかの下方に位置する側
に取り付けられている。本実施の形態では、キャスター
車輪5は、斜桟2Aが斜桟2Bの下方に位置している。
キャスター車輪5は、車輪5aと、車輪5aの軸を固定
する固定部材5bからなり、固定部材5bが上記筒状部
材12の下方に取り付けられている。なお、駆動ベルト
Bは、上記筒状部材12を通さずに、斜桟2Aと斜桟2
Bの下方側において複数配設させたり、又、斜桟2Aと
斜桟2Bを軸支する軸J1,J2と係止させるようにし
ても良い。
取り付けられている。床部材2の斜桟2A,2Bの両端
側の上方には、柱材6A,6Bが立設されているが、こ
の柱材6A,6Bに対応する下方に、キャスター車輪5
が各々設けられている。すなわち、床部材2の斜桟2A
と斜桟2Bの下方には、内部中空の筒状部材12が横方
向に配され、筒状部材12の下方には、キャスター車輪
5が取り付けられている。筒状部材12は、可動側部材
4の可動を自動的に行わせる駆動ベルトBを通すもの
で、斜桟2Aと斜桟2Bのいずれかの下方に位置する側
に取り付けられている。本実施の形態では、キャスター
車輪5は、斜桟2Aが斜桟2Bの下方に位置している。
キャスター車輪5は、車輪5aと、車輪5aの軸を固定
する固定部材5bからなり、固定部材5bが上記筒状部
材12の下方に取り付けられている。なお、駆動ベルト
Bは、上記筒状部材12を通さずに、斜桟2Aと斜桟2
Bの下方側において複数配設させたり、又、斜桟2Aと
斜桟2Bを軸支する軸J1,J2と係止させるようにし
ても良い。
【0028】次に、イベント会場等で、本実施の形態の
水槽1を使用する場合は、所定の台座の上等に、本実施
の形態では水槽1を設置して、可動側部材4を引き出し
て、水槽1の大きさにする。すなわち、床部材2は複数
の斜桟2Aと斜桟2Bとを軸J1,J2,J3を介して
X字状に交叉させて伸縮させる構造になっているので、
固定側部材3をそのままにして可動側部材4を開く方向
(伸張する方向)に可動させると、複数の斜桟2Aと斜
桟2Bとを軸J1,J2,J3を介してX字状の開く方
向に作用する。そして、この伸縮動作に合わせて、可動
側部材4と斜桟2Aと斜桟2Bの両端側の柱材6A,6
Bが伸縮動作して、この伸縮動作に合わせて、防水シー
ト8の左右側面8a,8bが伸縮動作して、防水シート
8の容量を大きくしたり小さくしたり、即ち、水槽1を
長くしたり短くしたりする。防水シート8の中の水量
は、供給口Aや排出口Zにより調節すればよい。
水槽1を使用する場合は、所定の台座の上等に、本実施
の形態では水槽1を設置して、可動側部材4を引き出し
て、水槽1の大きさにする。すなわち、床部材2は複数
の斜桟2Aと斜桟2Bとを軸J1,J2,J3を介して
X字状に交叉させて伸縮させる構造になっているので、
固定側部材3をそのままにして可動側部材4を開く方向
(伸張する方向)に可動させると、複数の斜桟2Aと斜
桟2Bとを軸J1,J2,J3を介してX字状の開く方
向に作用する。そして、この伸縮動作に合わせて、可動
側部材4と斜桟2Aと斜桟2Bの両端側の柱材6A,6
Bが伸縮動作して、この伸縮動作に合わせて、防水シー
ト8の左右側面8a,8bが伸縮動作して、防水シート
8の容量を大きくしたり小さくしたり、即ち、水槽1を
長くしたり短くしたりする。防水シート8の中の水量
は、供給口Aや排出口Zにより調節すればよい。
【0029】そして、水槽1の大きさの変更が生じたよ
うな場合は、固定側部材3に対して可動側部材4を開く
方向(伸張する方向)に、或いは、可動側部材4を閉じ
る方向(縮小する方向)に可動させる。なお、縮小する
方向に移動させると、防水シート8に供給した水が溢れ
ることが考えられるが、このような場合は、排出口Zか
ら排出させれば良い。
うな場合は、固定側部材3に対して可動側部材4を開く
方向(伸張する方向)に、或いは、可動側部材4を閉じ
る方向(縮小する方向)に可動させる。なお、縮小する
方向に移動させると、防水シート8に供給した水が溢れ
ることが考えられるが、このような場合は、排出口Zか
ら排出させれば良い。
【0030】ここで、水槽1を伸縮可能にするために
は、防水シート8の周囲側側面8a,8b,8c,8d
も水圧に耐え得る構造である必要があるが、周囲側側面
8a,8b,8c,8dよりも底部側8eに強い水圧が
かかる。本実施の形態では、床部材2の軸J1,J2,
J3を介して連結用部材10が取り付けられ、連結用部
材10に防水シート8の底部8eの断面三角形状の中央
の頂点部分S2が連結されていることから、水圧が強く
かかる防水シート8の底部8eが床部材2の伸縮動に規
則正しく対応して伸縮することとなる。また、防水シー
ト8の周囲側側面8a,8b,8c,8dについては、
伸縮可能な左右側面8a,8bが前後面8c,8dより
も水圧に耐え得るように、上記しぼり延設部(断面三角
形状の中央の頂点部分)S2も有するので、防水シート
8が水圧等で損傷する事態を有効に防止する。
は、防水シート8の周囲側側面8a,8b,8c,8d
も水圧に耐え得る構造である必要があるが、周囲側側面
8a,8b,8c,8dよりも底部側8eに強い水圧が
かかる。本実施の形態では、床部材2の軸J1,J2,
J3を介して連結用部材10が取り付けられ、連結用部
材10に防水シート8の底部8eの断面三角形状の中央
の頂点部分S2が連結されていることから、水圧が強く
かかる防水シート8の底部8eが床部材2の伸縮動に規
則正しく対応して伸縮することとなる。また、防水シー
ト8の周囲側側面8a,8b,8c,8dについては、
伸縮可能な左右側面8a,8bが前後面8c,8dより
も水圧に耐え得るように、上記しぼり延設部(断面三角
形状の中央の頂点部分)S2も有するので、防水シート
8が水圧等で損傷する事態を有効に防止する。
【0031】次に、イベント等が終了した場合は、図4
に示すように、固定側部材3をそのままにして可動側部
材4を閉じる方向(縮小する方向)に可動させて、可動
側部材4を固定側部材3側に押し付けるようにする。こ
のような床部材2の移動に対して、防水シート8は複数
の一方側柱材6Aと柱材6Bとの間において各々その中
央から折れ曲がる折り目部S1を各々有することから、
可動側部材4の可動に対応して防水シート8は規則正し
く伸縮することとなる。
に示すように、固定側部材3をそのままにして可動側部
材4を閉じる方向(縮小する方向)に可動させて、可動
側部材4を固定側部材3側に押し付けるようにする。こ
のような床部材2の移動に対して、防水シート8は複数
の一方側柱材6Aと柱材6Bとの間において各々その中
央から折れ曲がる折り目部S1を各々有することから、
可動側部材4の可動に対応して防水シート8は規則正し
く伸縮することとなる。
【0032】(第2の実施の形態)本実施の形態の水槽
は、図8及び図9に示すように、第1の実施の形態の構
成に加えて、床部材2の伸縮が軽い力で行われるととも
に、この水槽1の運搬の便宜が図られている。
は、図8及び図9に示すように、第1の実施の形態の構
成に加えて、床部材2の伸縮が軽い力で行われるととも
に、この水槽1の運搬の便宜が図られている。
【0033】固定側部材3には、制御ボックス15が横
設されている。制御ボックス15には、一対の回転ロー
ラ(スプロケット、歯車とも言う)P1,P2と、これ
ら回転ローラP1,P2に巻き回される駆動ベルトBが
内蔵されている。本実施の形態の回転ローラP1,P2
を回転させる駆動手段(図示せず)は、手回し式のもの
で、具体的に図示していないが、モータであっても良
い。駆動ベルトBの一端(先端)Baは、筒状部材12
を通して可動側部材4と連結されている。したがって、
駆動手段により回転ローラP1,P2を回転させると、
駆動ベルトBの一端(先端)Baの可動側部材4が固定
側部材3に引き寄せられる。また、本実施の形態のキャ
スター車輪5は、上記筒状部材12の下方に取り付けら
れているが、複数の斜桟2A,2Bの下方に取り付けら
れていても良い。なお、自動的に床部材2を伸縮させる
構造としては、一対の回転ローラP1,P2間に無端状
の駆動ベルトBを巻き回せて、これを床部材2の下方に
設けることも可能である。また、駆動ベルトBとして
は、チェーンやチェーンベルト等でも良い。
設されている。制御ボックス15には、一対の回転ロー
ラ(スプロケット、歯車とも言う)P1,P2と、これ
ら回転ローラP1,P2に巻き回される駆動ベルトBが
内蔵されている。本実施の形態の回転ローラP1,P2
を回転させる駆動手段(図示せず)は、手回し式のもの
で、具体的に図示していないが、モータであっても良
い。駆動ベルトBの一端(先端)Baは、筒状部材12
を通して可動側部材4と連結されている。したがって、
駆動手段により回転ローラP1,P2を回転させると、
駆動ベルトBの一端(先端)Baの可動側部材4が固定
側部材3に引き寄せられる。また、本実施の形態のキャ
スター車輪5は、上記筒状部材12の下方に取り付けら
れているが、複数の斜桟2A,2Bの下方に取り付けら
れていても良い。なお、自動的に床部材2を伸縮させる
構造としては、一対の回転ローラP1,P2間に無端状
の駆動ベルトBを巻き回せて、これを床部材2の下方に
設けることも可能である。また、駆動ベルトBとして
は、チェーンやチェーンベルト等でも良い。
【0034】したがって、本実施の形態によれば、水槽
1を大型に設計して、防水シート8内に大量の水を供給
しても、手回し式やモータ等の駆動手段により、回転ロ
ーラP1,P2を回転させると、駆動ベルトBの一端
(先端)Baに連結されている可動側部材4を移動させ
て、床部材2を容易に伸縮させることができる。また、
この水槽1の位置を変更したい場合や大きさを変更した
い場合には、床部材2の下方のキャスター車輪5が取り
付けられていることから、これらの移動が軽い力で容易
に行うことが可能である。
1を大型に設計して、防水シート8内に大量の水を供給
しても、手回し式やモータ等の駆動手段により、回転ロ
ーラP1,P2を回転させると、駆動ベルトBの一端
(先端)Baに連結されている可動側部材4を移動させ
て、床部材2を容易に伸縮させることができる。また、
この水槽1の位置を変更したい場合や大きさを変更した
い場合には、床部材2の下方のキャスター車輪5が取り
付けられていることから、これらの移動が軽い力で容易
に行うことが可能である。
【0035】(第3の実施の形態)本実施の形態の水槽
は、図10乃至図14に示すように、上述した各柱材6
A,6Bが折り畳み可能に構成されている。本実施の形
態では、各斜桟2A,2Bの両端部側との連結箇所から
床部材2の上に折り畳まれる折り畳み手段11を有す
る。本実施の形態の折り畳み手段11は、柱材6A,6
Bの下方に、連結フレームR1が取り付けられるととも
に、この連結フレームR1と柱材6A,6Bの下方とを
軸着する連結用の軸J7が取り付けられている。また、
柱材6A,6Bの下方と連結フレームR1の位置の連結
用の軸J7とは、ロック手段としてのリング状の係止部
材R2が設けられている。
は、図10乃至図14に示すように、上述した各柱材6
A,6Bが折り畳み可能に構成されている。本実施の形
態では、各斜桟2A,2Bの両端部側との連結箇所から
床部材2の上に折り畳まれる折り畳み手段11を有す
る。本実施の形態の折り畳み手段11は、柱材6A,6
Bの下方に、連結フレームR1が取り付けられるととも
に、この連結フレームR1と柱材6A,6Bの下方とを
軸着する連結用の軸J7が取り付けられている。また、
柱材6A,6Bの下方と連結フレームR1の位置の連結
用の軸J7とは、ロック手段としてのリング状の係止部
材R2が設けられている。
【0036】したがって、リング状の係止部材R2を解
除すると、柱材6A,6Bが連結用の軸J7を介して床
部材2の上において、防水シート8が配される側、即
ち、連結用部材の上に折り畳まれるようになっている。
このような折り畳み手段11は、一方柱材6Aと他方側
柱材6Bとの間において、各々の一つおきに設けられ、
折り畳みに際して、一方柱材6Aと他方側柱材6Bとが
重なり合わないようになっている。この点の構成は、第
1の実施の形態と異なる。ただし、図13に示すよう
に、一方柱材6Aと他方側柱材6Bとで、折り畳み手段
11の高さ位置を変更して、一つおきにしなくとも、折
り畳み可能にしても良い。また、図14に示すように、
ばね部材Sを使用した折り畳み手段21を配設しても良
い。すなわち、ばね部材Zの左右両側に押圧部Z1,Z
1が取り付けられ、この押圧部Z1,Z1を左右から押
圧して柱材6A,6Bの折り畳みと拡開を行うようにし
ても良い。
除すると、柱材6A,6Bが連結用の軸J7を介して床
部材2の上において、防水シート8が配される側、即
ち、連結用部材の上に折り畳まれるようになっている。
このような折り畳み手段11は、一方柱材6Aと他方側
柱材6Bとの間において、各々の一つおきに設けられ、
折り畳みに際して、一方柱材6Aと他方側柱材6Bとが
重なり合わないようになっている。この点の構成は、第
1の実施の形態と異なる。ただし、図13に示すよう
に、一方柱材6Aと他方側柱材6Bとで、折り畳み手段
11の高さ位置を変更して、一つおきにしなくとも、折
り畳み可能にしても良い。また、図14に示すように、
ばね部材Sを使用した折り畳み手段21を配設しても良
い。すなわち、ばね部材Zの左右両側に押圧部Z1,Z
1が取り付けられ、この押圧部Z1,Z1を左右から押
圧して柱材6A,6Bの折り畳みと拡開を行うようにし
ても良い。
【0037】次に、本実施の形態の水槽1を組み立てる
場合は、予めキャスター車輪5を介して可動側部材4を
引き出して、防水シート8の袋状部8Tを柱材6A,6
Bに差し込むようにして取り付ける。そして、水を供給
口Aから供給する。他方、この水槽1を他のイベント会
場等に運搬するような場合は、防水シート8の袋状部8
Tを柱材6A,6Bから取り外して、防水シート8を別
に折り畳む。防水シート8には、底部8eと左右側面8
a,8bに所定間隔をおいて、その中央から折れ曲がる
折り目部S1,S2を有することから、規則正しく折り
畳まれて、床部材2の伸張によって、防水シート8が損
傷するようなことがなくなる。このように防水シート8
を取り外した後、一方柱材6Aと他方側柱材6Bを連結
用の軸J7を介して床部材2の上において交互に折り畳
むことにより、柱材6A,6Bを有する床部材2のみを
折り畳むことができる。
場合は、予めキャスター車輪5を介して可動側部材4を
引き出して、防水シート8の袋状部8Tを柱材6A,6
Bに差し込むようにして取り付ける。そして、水を供給
口Aから供給する。他方、この水槽1を他のイベント会
場等に運搬するような場合は、防水シート8の袋状部8
Tを柱材6A,6Bから取り外して、防水シート8を別
に折り畳む。防水シート8には、底部8eと左右側面8
a,8bに所定間隔をおいて、その中央から折れ曲がる
折り目部S1,S2を有することから、規則正しく折り
畳まれて、床部材2の伸張によって、防水シート8が損
傷するようなことがなくなる。このように防水シート8
を取り外した後、一方柱材6Aと他方側柱材6Bを連結
用の軸J7を介して床部材2の上において交互に折り畳
むことにより、柱材6A,6Bを有する床部材2のみを
折り畳むことができる。
【0038】(第4の実施の形態)本実施の形態の水槽
は、図15乃至図17に示すように、上記防水シート8
が蓋体8Fを有するものである。本実施の形態の防水シ
ート8は、その蓋体8Fも蛇腹状に伸縮するもので、蛇
腹状の蓋体8Fの下面側に面状ファスナーF3が取り付
けられる一方、防水シート8の四周側面8a,8b,8
c,8dの上方にも面状ファスナーF4が取り付けられ
て、互いに接合させている。すなわち、一方側柱材6A
と他方側柱材6Bとの間において、各々その中央から折
れ曲がる折り目部S1と三角形状の頂点部分(折り目
部)S2を有する。なお、上記面状ファスナーF3,F
4に限られるものではなく、ネジや両面テープ等や、通
常のファスナー(チャックやジッパとも呼ばれる)を設
けてもよい。内部中空の袋状部8Tこの蓋体8Fは着脱
式のものであるが、一体的な構成としても良い。これら
の構造としても、防水シート8の内部中空の袋状部8T
に柱材6A,6Bを収納する構造等に変更はなく、した
がって、防水シート8を柱材6A,6Bに対して取り付
けたり取り外したりすることは、上記第1の実施の形態
と同様可能である。なお、図17は、上記蓋体8Fの中
央に小さな窓蓋8Gを更に設けたものを示す。したがっ
て、本実施の形態によれば、上記蓋体8Fにより、防水
シート8内の水が外部に漏れることが防止されるので、
蓋体8Fを有する水槽1の他、液体タンクとしての使用
が可能になる。
は、図15乃至図17に示すように、上記防水シート8
が蓋体8Fを有するものである。本実施の形態の防水シ
ート8は、その蓋体8Fも蛇腹状に伸縮するもので、蛇
腹状の蓋体8Fの下面側に面状ファスナーF3が取り付
けられる一方、防水シート8の四周側面8a,8b,8
c,8dの上方にも面状ファスナーF4が取り付けられ
て、互いに接合させている。すなわち、一方側柱材6A
と他方側柱材6Bとの間において、各々その中央から折
れ曲がる折り目部S1と三角形状の頂点部分(折り目
部)S2を有する。なお、上記面状ファスナーF3,F
4に限られるものではなく、ネジや両面テープ等や、通
常のファスナー(チャックやジッパとも呼ばれる)を設
けてもよい。内部中空の袋状部8Tこの蓋体8Fは着脱
式のものであるが、一体的な構成としても良い。これら
の構造としても、防水シート8の内部中空の袋状部8T
に柱材6A,6Bを収納する構造等に変更はなく、した
がって、防水シート8を柱材6A,6Bに対して取り付
けたり取り外したりすることは、上記第1の実施の形態
と同様可能である。なお、図17は、上記蓋体8Fの中
央に小さな窓蓋8Gを更に設けたものを示す。したがっ
て、本実施の形態によれば、上記蓋体8Fにより、防水
シート8内の水が外部に漏れることが防止されるので、
蓋体8Fを有する水槽1の他、液体タンクとしての使用
が可能になる。
【0039】以上、本実施の形態では、熱帯魚等を入れ
る水槽で説明したが、本発明は、組み立て式プールや液
体タンクとして使用することも可能である。
る水槽で説明したが、本発明は、組み立て式プールや液
体タンクとして使用することも可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る水槽によれば、床部材は複
数の桟を軸を介してX字状に交叉させて伸縮させる構造
になっているので、可動側部材を開く方向に可動させる
と、X字状の開き、他方、可動側部材を閉じる方向に可
動させると、桟が閉じるので、スムーズな伸縮が可能に
なる。また、防水シートは複数の柱材と柱材との間にお
いて各々その中央から折れ曲がる折り目部を所定間隔を
おいて有することから、水圧が大きな場合でも、床部材
や側面部の伸縮に合わせて防水シートを規則的に伸縮さ
せることができ、防水シートを損傷させるような事態を
防止することが可能になる。
数の桟を軸を介してX字状に交叉させて伸縮させる構造
になっているので、可動側部材を開く方向に可動させる
と、X字状の開き、他方、可動側部材を閉じる方向に可
動させると、桟が閉じるので、スムーズな伸縮が可能に
なる。また、防水シートは複数の柱材と柱材との間にお
いて各々その中央から折れ曲がる折り目部を所定間隔を
おいて有することから、水圧が大きな場合でも、床部材
や側面部の伸縮に合わせて防水シートを規則的に伸縮さ
せることができ、防水シートを損傷させるような事態を
防止することが可能になる。
【0041】また、床部材の斜桟にキャスター車輪が取
り付けられていることから、固定側部材に対して可動側
部材を引き伸ばしたり縮小させるときの可動が軽い力で
容易に行われることとなる。駆動手段を介して回転軸を
回転させると、可動側部材を引き伸ばしたり縮小させる
ことができ、運搬や組み立てが極めて容易に行うことが
可能である。
り付けられていることから、固定側部材に対して可動側
部材を引き伸ばしたり縮小させるときの可動が軽い力で
容易に行われることとなる。駆動手段を介して回転軸を
回転させると、可動側部材を引き伸ばしたり縮小させる
ことができ、運搬や組み立てが極めて容易に行うことが
可能である。
【0042】
【図1】本発明の第1の実施の形態の水槽を示す斜視図
である。
である。
【図2】上記第1の実施の形態の水槽を示す分解斜視図
である。
である。
【図3】上記第1の実施の形態の水槽を示す平面図であ
り、(a)は開いた状態を示し、(b)は縮小した状態
を示す図である。
り、(a)は開いた状態を示し、(b)は縮小した状態
を示す図である。
【図4】上記第1の実施の形態の水槽を縮小させた状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図5】上記第1の実施の形態の防水シートの平面図で
ある。
ある。
【図6】上記第1の実施の形態の防水シートの側面図で
ある。
ある。
【図7】上記第1の実施の形態の水槽の正面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の水槽を示す側面図
である。
である。
【図9】上記第2の実施の形態の水槽を折り畳んだ状態
の側面図である。
の側面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の床部材を伸張さ
せた状態の側面図である。
せた状態の側面図である。
【図11】上記第3の実施の形態の折り畳み手段を説明
する平面図である。
する平面図である。
【図12】上記第3の実施の形態の柱材を折り畳む状態
を説明する正面図である。
を説明する正面図である。
【図13】他の柱材の折り畳み構造を示す正面図であ
る。
る。
【図14】更に他の柱材の折り畳み構造を示す斜視図で
ある。
ある。
【図15】本発明の第4の実施の形態の防水シートを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図16】上記第4の実施の形態の防水シートを示す側
面図である。
面図である。
【図17】上記第4の実施の形態の防水シートの平面図
である。
である。
1 水槽、
2 床部材、
2A,2B 斜桟(桟)、
3 固定側部材、
4 可動側部材、
5 キャスター車輪、
6A,6B 柱材、
8 防水シート、
8a,8b 防水シートの左右側面、
8c,8d 防水シートの前後面、
8e 防水シートの底部、
8T 袋状部、
8F 蓋体
8G 窓蓋
10 連結用部材、
11,21 折り畳み手段、
12 筒状部材、
B 駆動ベルト、
Ba 駆動ベルトの先端、
C1,C2 連携部材、
F1,F2 面状ファスナー、
J1,J2,J3,J4,J7 軸、
N 長穴、
P1,P2 回転ローラ、
S1 折り目部、
S2 三角形状の頂点部分(しぼり延設
部、折り目部)、 Z ばね部材
部、折り目部)、 Z ばね部材
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の桟を軸を介して交叉状に連結され
るとともに、これら複数の桟の前後に固定側部材と可動
側部材とが配される床部材と、複数の各桟の両端側に立
設される柱材と、床部材の上方側を底部とし、複数の柱
材の内側を外周とする防水シートとを備え、防水シート
は、周囲側の左右側面と底部において各々折れ曲がりな
がら伸縮する断面三角形状の折り目部を所定間隔をおい
て有することを特徴とする水槽。 - 【請求項2】 前記床部材の軸を介して連結用部材が取
り付けられ、連結用部材に防水シートの底部の断面三角
形状の中央の頂点部分が連結されていることを特徴とす
る請求項1記載の水槽。 - 【請求項3】 前記防水シートの柱材が配される側面
に、内部中空の袋状部が設けられ、この袋状部に前記柱
材が収納されていることを特徴とする請求項1記載の水
槽。 - 【請求項4】 前記柱材は、斜桟の両端部側との連結箇
所から床部材の上に折り畳まれる折り畳み手段を有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の水槽。 - 【請求項5】 前記床部材の底部にキャスター車輪が取
り付けられていることを特徴とする請求項1記載の水
槽。 - 【請求項6】 前記床部材の前後の一方に固定側部材が
配され、この固定側部材に、駆動ベルトを駆動させる駆
動手段と、駆動ベルトを巻き回す回転ローラが設けら
れ、駆動ベルトの先端側が前記床部材の前後の他方に連
結されていることを特徴とする請求項1記載の水槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001186004A JP2003000095A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 水 槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001186004A JP2003000095A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 水 槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003000095A true JP2003000095A (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=19025497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001186004A Pending JP2003000095A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 水 槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003000095A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8859149B2 (en) | 2010-06-03 | 2014-10-14 | Sony Corporation | Anode for lithium ion secondary battery, lithium ion secondary battery, electric power tool, electrical vehicle, and electric power storage system |
CN107279019A (zh) * | 2016-04-12 | 2017-10-24 | 新沣企业股份有限公司 | 陆上养殖装置 |
CN114403085A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-04-29 | 刘云凌 | 一种水产养殖池水增氧用供氧设备 |
-
2001
- 2001-06-20 JP JP2001186004A patent/JP2003000095A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8859149B2 (en) | 2010-06-03 | 2014-10-14 | Sony Corporation | Anode for lithium ion secondary battery, lithium ion secondary battery, electric power tool, electrical vehicle, and electric power storage system |
CN107279019A (zh) * | 2016-04-12 | 2017-10-24 | 新沣企业股份有限公司 | 陆上养殖装置 |
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