JP2002540643A - コンピュータ・ネットワークのための動的通信チャネル切替え - Google Patents

コンピュータ・ネットワークのための動的通信チャネル切替え

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Abstract

(57)【要約】 コンピュータ・ネットワーク内の通信は、コンピュータ・ネットワークの構成要素を通信可能に結合する第1通信チャネル内の状態が、その通信チャネルの継続利用にとって容認できなくなりつつあることを判定し、次いで、そのコンピュータ・ネットワーク内の通信を第2通信チャネルに切り替えることによって制御される。ここでの干渉状態は、第1の通信チャネル内の干渉状態よりも厳しくないことが好ましい。切替えは、ネットワーク構成要素の1つによって開始されることができ、一般に、使用可能な通信チャネルの探索中に、第1通信チャネル内の通信を待機状態に置くことを含む。これは、構成要素の1つが、例えば、第2通信チャネルについてリスンするように、関連付けられた無線機の同調をとることによって、使用可能な通信チャネルを探索している間、コンピュータ・ネットワークの構成要素に静穏なままであるようにと指示することによって、達成することができる。最終的に、第2通信チャネルにおいて、ネットワーク通信を確立することができる。これは、コンピュータ・ネットワークの各構成要素との帯域幅接続同意をセットアップすること、および/または第2通信チャネルのコンピュータ・ネットワークの各構成要素のポーリングを含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は一般に、コンピュータ・ネットワーク内の通信のための方式、詳細に
は無線リンクを介して中央サーバと複数のクライアント・ユニットとの間で行わ
れる通信に関する。
【0002】 (背景) 現代のコンピュータ・ネットワークは、パーソナル・コンピュータ、ワークス
テーション、周辺機器など複数のノード間の相互通信を可能にする。ネットワー
ク・リンクはこれらノード間に情報を伝搬するが、このようなノードは時に互い
に遠く離れていることがある。だが現在のところ、大半のコンピュータ・ネット
ワークは、有線リンクに依存してこの情報を伝搬してきた。無線リンクが使用さ
れる場合、通常それらは広域ネットワークなど非常に大規模なネットワークの構
成要素であり、非常に距離が離れているネットワーク・ノードを相互接続するた
めに衛星通信リンクを使用することもある。このような場合、無線リンク間で使
用される送信プロトコルは一般に、例えば電話会社および他のサービス提供者な
ど、送信されているデータを伝搬するサービス・エンティティにより確立されて
いる。
【0003】 家庭環境においては、コンピュータは従来スタンドアロン装置として使用され
てきた。だが近年になって、ホーム・コンピュータを他の電気器具と統合するた
めの手段がいくつか講じられている。例えばいわゆる「スマート・ホーム」では
、コンピュータを使用してさまざまな電気器具のスイッチを入れたり切ったり、
およびその操作設定を制御することができる。このようなシステムでは、有線通
信リンクを使用して、コンピュータとそれが制御する器具とを相互接続している
。こうした有線リンクは、特に最初に家屋を建造した後に追加する場合には設置
に高費用がかかる。
【0004】 有線通信リンクに関連する問題および費用を低減する目的で、電気器具とコン
ピュータを相互接続するためのシステムには、アナログ無線リンクを利用してこ
れらのユニット間に情報を伝送しているものもある。こうしたアナログ無線リン
クは、普通無線電話が利用している周波数で動作する。従来の有線通信リンクに
比べて設置は容易だが、アナログ無線通信リンクには複数の欠点がある。例えば
そのようなリンクにおいては、複数経路混信のために信号が劣化することが予測
される。さらにテレビ、携帯電話、無線電話など現存の電気器具からの混信が起
こるかもしれない。したがってアナログ無線通信リンクは、家庭環境に関して最
適な機能を提供するとは言えず、そのような地域内の無線ネットワーク通信のた
めに改良された方式を有することが望まれる。
【0005】 無線電話のような装置は、基礎的な周波数ホッピング技術を使用することによ
って、いくつかの通信の問題の回避を試みてきた。例えば、アナログ無線電話に
よっては、現行伝送チャネルに過度のノイズがある場合、ユーザが、基地局とハ
ンドセットとの間で使用するための新しい送信周波数に切り替えることができる
ものがある。しかし、ユーザは、その無線電話ユニットが切り替わる可能性のあ
る次のチャネルに対する制御権をほとんど、あるいはまったく有することがなく
、新しい送信周波数がさらに悪い通信特性を有し、したがってハンドセットと基
地局との間の最後の通信が失われる可能性がある。さらに、基地局とハンドセッ
トとの間に通信の低下が生じた場合に、明瞭な伝送チャネルを自動的に探索する
無線電話ユニットはなさそうである。
【0006】 無線電話とは別に、周波数ホッピング無線機も通信目的で使用されてきた。こ
のような無線機は、絶えずその送信周波数を変更し、したがって、無線機は、短
いタイム・ユニット中に、ある周波数帯域で情報を伝送し、次いで次のタイム・
ユニットの伝送用に別の周波数帯域に切り替え、以下同断に行う。一般に、多く
のそのような周波数が使用可能であり、その後、無線機は既に使用した第1周波
数帯域に戻ってくる。また、多くの無線機が同じ周波数帯域を使用することがで
きるが、干渉を回避するために様々なパターンでこれを行う。しかし、重要なの
は、そのような方式におけるチャネル切替えが、チャネルの挙動と独立に行われ
ることである。チャネル・ノイズや他の干渉によるデータ損失は、ネットワーク
上層でデータ・インタリービングとエラー訂正技術を使用して、補正されなけれ
ばならない。したがって、旧来のアナログ無線通信リンクと周波数ホッピング方
式は、住宅環境に対して決して最適なパフォーマンスを提供しておらず、そのよ
うな区域では、無線ネットワーク通信に対する改善型の方式を有することが望ま
しい。
【0007】 (発明の概要) コンピュータ・ネットワークにおける通信は、コンピュータ・ネットワークの
構成要素を通信可能に結合する第1通信チャネル内の状態が、その通信チャネル
の継続利用にとって容認できなくなりつつあることを第1ネットワーク装置にお
いて判定し、次いで、コンピュータ・ネットワーク内の通信を第2通信チャネル
に切り替えることによって制御することができる。第2通信チャネル内の干渉状
態は、第1通信チャネル内の干渉状態よりも厳しくないことが好ましい。切り替
えは、第1ネットワーク装置または別のネットワーク構成要素によって開始する
ことができ、一般に、使用可能な通信チャネルの探索中に、第1通信チャネル内
の通信を待機状態に置くことを含む。これは、第1ネットワーク装置が、例えば
、第2通信チャネルについて受信待機(リスン)するように、関連付けられた無
線機の同調をとることによって、使用可能な通信チャネルを探索している間に、
コンピュータ・ネットワークの構成要素に静止のままであるよう命令することに
よって達成することができる。場合によっては、コンピュータ・ネットワークの
各構成要素が、静止しているようにとの命令の受信に肯定応答する。
【0008】 したがって、無線電話によって使用される周波数ホッピング方式と異なり、本
発明による方法は、低下した通信チャネルの自動検出を可能にし、さらに古いチ
ャネルよりも優れた通信特性を示す新しい通信チャネルへのチャネル切替えを提
供する。さらに、一実施態様では、このチャネル・ホップは、第1ネットワーク
装置がネットワーク通信を新しいチャネルに変更するよう決定する前に、いくつ
かの通信チャネルを自由に探索できるということに関しては、事前定義されてい
ない。このようなチャネル変更の動作は、ユーザによる介入が必要になる前に、
自動的に実行されることが好ましい。
【0009】 切替えの前に、第1ネットワーク装置は、第2通信チャネルを確認するチャネ
ル変更メッセージをコンピュータ・ネットワークの構成要素にブロードキャスト
することができ、またコンピュータ・ネットワークの各構成要素はチャネル変更
メッセージに応答して、第1ネットワーク装置に肯定応答を送信することができ
る。場合によっては、第1ネットワーク装置は、コンピュータ・ネットワークの
各構成要素からの肯定応答メッセージがない場合でも、第2通信チャネルに切り
替わる。最終的に、ネットワーク通信を、第2通信チャネルに確立することがで
きる。これは、第2通信チャネルについてコンピュータ・ネットワークの各構成
要素との帯域幅接続同意をセットアップすること、および/または第2通信チャ
ネルにおいてコンピュータ・ネットワークの各構成要素をポーリングすることを
含む。
【0010】 別の実施態様では、第1通信チャネルから第2通信チャネルへのコンピュータ
・ネットワークにおける通信の切替えは、第1通信チャネル内のチャネル干渉状
態が容認できないとの指示に応答して実行される。少なくとも第1通信チャネル
または第2通信チャネルの一方が無線通信チャネルであり、場合によっては、第
1通信チャネルと第2通信チャネルの両方がスペクトラム拡散無線通信チャネル
であることが好ましい。一般に、切替えは、静止しているようにとの指示に応答
して、第1通信チャネル内の通信を接続解除することを含む。この指示は、肯定
応答が返される場合と返されない場合とがある。返されない場合、切替えは、切
り替えるようにとの要求がない場合でも、任意で第2通信チャネルに切替わるこ
とを含むことができる。第2通信チャネルに切り替わった後、通信は、チャネル
切替え肯定応答への要求に応答して、第2通信チャネルにおいて再開することが
できる。通信を再開することは、第2通信チャネルにおける帯域幅についてネゴ
シエートすることを含み、および/または第2通信チャネルへのアクセス要求を
それの静止時間スロットにおいて送信することによって達成することができる。
【0011】 本発明のこれらまたは他の特徴および利点は、詳細な説明とその添付図面を参
照することによって明らかになろう。
【0012】 本発明は添付の図面の形で、制限としてではなく例として図示される。
【0013】 (詳細な説明) ここで説明するのは、(a)サーバと関連するネットワーク・クライアント、
および(b)サーバとそれに関連するホスト・コンピュータの間で使用される、
ネットワーク・アーキテクチャおよび関連するプロトコルである。本技術は一般
に、さまざまな無線ネットワーク環境に応用することができるが、特に家庭環境
内に置かれるコンピュータ・ネットワーク内で使用すると有用である。したがっ
て本技術は、家庭環境の特定の状況を参照しながら説明される。ただしこの説明
は決して本発明を他のネットワーク環境に応用することを制限するものではなく
、本発明のより広い精神および範囲はこの説明に続く請求項で列挙される。
【0014】 ここで使用される「サブネット」とは、サーバおよびそれに関連づけられたい
くつかのクライアント(例えば無線通信リンクで結合された)を含むネットワー
ク構成要素のクラスタを表す。説明の文脈によっては、サブネットは、クライア
ントおよびそれに関連づけられた1つまたはそれ以上のサブクライアントを含む
ネットワークを指すこともある。場合によっては、「サブネット」という用語は
「セル」と置き換え可能な意味で使用される。本技術では、「クライアント」は
無線リンクを通じてサーバにリンクされたネットワーク・ノードである。クライ
アントの例は、テレビ、ステレオ・コンポーネント、衛星テレビ受信機、ケーブ
ルテレビ配布ノード、他の家庭用電気器具などのオーディオ/ビデオ機器を含む
。サーバは通信リンクを制御する別のコンピュータでよいが、他の場合にはサー
バはアドオン・カードまたはホスト・コンピュータに接続された構成要素(例え
ばパーソナル・コンピュータ)でもよい。サブクライアントは、キーボード、ジ
ョイスティック、遠隔制御装置、多次元入力装置、カーソル制御装置、表示装置
および/または特定のクライアントに関連付けられた他の入力および/または出
力装置を含む。
【0015】 以下の説明を通じて使用されるもう1つの用語は「チャネル」である。チャネ
ルは、スペクトラム拡散通信方式で使用される送信周波数(より適切には、送信
周波数帯域)と擬似ランダム(PN)コードとの組み合わせとして定義される。
一般に複数の使用可能な周波数およびPNコードは、サブネット内で使用可能な
複数のチャネルを提供する。下記でより詳細に説明するように、サーバおよびク
ライアントは使用可能なチャネル内を検索して、相互に通信するための望ましい
チャネルを見つけることができる。下の表1は、この方式による例示的チャネル
計画を示す。
【0016】
【表1】 一実施形態では、2つの周波数帯域を使用したチャネル計画を採用し、そのよう
な技法におけるチャネル選択の詳細は下記でより詳細に説明する。
【0017】 以上の用語を念頭に置き、第1に無線通信リンクおよび関連する通信プロトコ
ルを使用する例示的ネットワーク・トポロジを参照して、本技術を論じる。第2
に、無線リンク上でサポートされる通信チャネル内で送信されるデータについて
の階層構造を使用するネットワーク動作を説明する。第3に、無線通信リンク・
プロトコルに従って使用される例示的パケット構造について論じる。第4に、オ
ーバヘッド、エラーの符号化および訂正、データの暗号化、ネットワークの初期
化および管理などのネットワークに関するさまざまな事項について説明する。
【0018】 A.ネットワーク・トポロジ 本技術がサポートするネットワーク・アーキテクチャの概括を図1に示す。サ
ブネット10はサーバ12を含む。先に指摘したように、サーバ12はスタンド
アロン・ユニット、またはより高い可能性としては、サーバに対しホスト13と
して機能するパーソナル・コンピュータ用のアタッチメント・カードである。サ
ーバ12は関連づけられた無線装置14を有し、それはサーバ12をサブネット
10の他のノードに無線的に結合するために使用される。無線リンクは一般に、
高帯域および低帯域両方のデータ・チャネルとコマンド・チャネルをサポートす
る。
【0019】 サブネット10には複数のクライアント16も含まれ、そのうちのいくつかは
それと関連付けられたシャドー・クライアント18を有する。シャドー・クライ
アント18は、関連付けられたクライアント16と同一のデータ入力を受信する
(サーバ12または別のクライアント16から)が、それと関連するクライアン
ト16とは無関係にサーバ12とコマンドを交換するクライアントとして定義さ
れる。各クライアント16は、サーバ12と通信するために使用される関連付け
られた無線装置14を有し、いくつかのクライアント16は関連するサブクライ
アント20を有することもある。クライアント16とそれに関連付けられたサブ
クライアント20は、通信リンク22を介して互いに通信するが、そのリンクは
無線(例えば赤外線、超音波、拡散スペクトラムなど)通信リンクでよい。
【0020】 各サブネット10は、ネットワーク内の構成要素の通信が生じるレベルに応じ
た階層のさまざななレベルにより、階層的に配置されたネットワークと見ること
ができる。階層の最上レベルにあるのは、無線通信チャネルを介してさまざまな
クライアント16と通信するサーバ12(および/またはそれに関連するホスト
13)である。階層の一方の低レベルでは、クライアント16が、例えば有線通
信リンクまたは赤外線リンクなどの無線通信リンクを使用して、さまざまなサブ
クライアント20と通信する。この階層は、下の表2に示すような3層構造で説
明することもできる。指摘したように、装置はネットワーク・オンラインの任意
のレベルに追加することができる(例えば他のネットワーク動作中のホット・イ
ンサーションなど)。
【0021】
【表2】
【0022】 一般に、サブネット10は単一のサーバ12および事実上任意の数のクライア
ント16を含むことができる。ただし同時にサポートされるクライアント16の
数は、フォワードおよびバックワードの帯域要件による。一実施形態では、サー
バ12とクライアント16を結合する(例えば無線装置14を介して)無線リン
クは、全二重の10Mbpsのリンクである。他の実施形態では、無線リンクは
半二重で4Mbpsのリンクである。さらに他の実施形態では、異なる帯域での
半二重または全二重のリンクを可能にする。
【0023】 無線装置14は、典型的な家庭環境内でのサブネット内通信を可能にするよう
に構成されることが好ましい。一実施形態では、これは無線装置14が特定のセ
ル・エリア内で通信を確立および管理することができることを意味する。一実施
形態では、典型的セル・エリアはおよそ100’×80’×30’であり、典型
的家庭環境中での通信を可能にしている。無線装置14によりサポートされる無
線リンクは、少なくとも2つの別々の周波数空間を提供し、重なり合っている2
つのセル22をサポートすることが好ましい。すなわち無線装置14は、使用可
能な周波数帯域のうち1つで作動することができる。同一の周波数帯域内では、
個々のサブネット(サーバ12、複数のクライアント16、および任意選択でシ
ャドー・クライアント18、サブクライアント20からなる)は、コード分割多
重アクセス(CDMA)通信技術を利用してサブネット内で情報を交換すること
が好ましい。半二重の動作については、同一の周波数帯域のフォワード通信路お
よびリバース通信路(同一のCDMA擬似ランダム(PN)コードを使用する)
は、動的に調整可能な時間分割多重アクセス(TDMA)を利用して、サーバ1
2からの送信とクライアント16からの送信を区別することができる。エラー訂
正(例えばリード−ソロモン(Reed−Solomon)エンコーダ/デコー
ダを使用する)およびデータ暗号化技術を使用して、盗聴に対する頑強性および
安全性を増してもよい。
【0024】 個々のサブネット間で高干渉を生じさせないために、複数のサブネット22a
、22b、22c、22dの環境内での配置は、図2aに示すように互いに重な
り合わないことが好ましい。ただしこのような理想的なモデルを保証するのは難
しいことが認識される。例えば重なり合っているサブネットは、2つの近接する
家/アパート内に2つの異なるサブネットがある場合に生じる(実際には予測さ
れる)ことがある。図2bに図示するような、重なり合うサブネット範囲エリア
24aおよび24b(それぞれ異なる送信ユニットT1およびT2を有する)は、
盗聴、サブネット内の干渉の増大、頻繁なチャネル変更などを招きうる。生じる
可能性のあるこうした問題に対する防御については下記で述べる。
【0025】 当プロトコル方式は、図3に示すように、よく知られている開放型システム間
相互接続(OSI)モデル上にオーバーレイしてもよい。OSIモデルの最上層
からの3つのレイヤ、すなわちアプリケーション・レイヤ30、プレゼンテーシ
ョン・レイヤ31、セッション・レイヤ32は、ホスト・コンピュータ13(す
なわちサーバ12をサポートしているコンピュータ、またはサーバがスタンド・
アロン・ユニットである場合はサーバ12自体)で実施されることが好ましい。
低層のレイヤ、すなわち伝送レイヤ33、ネットワーク・レイヤ34、データ・
リンク・レイヤ35、物理レイヤ36は、サーバ12およびクライアント16(
ホスト13の動作と重複があるかもしれないが)で実施されることが好ましい。
【0026】 上記で述べたように、物理レイヤ36は無線装置14を使用する無線リンクと
して実施されることが好ましい。したがって、サーバ12またはクライアント1
6(適切に応じて)は、データ・フレーム・パラメータの初期化、無線パラメー
タ、およびデータ・フレーム送信の開始を処理することができるが、データ・フ
レームの構成、送信、受信などの他のサービスおよび拡散動作は、無線装置14
により直接処理される。
【0027】 一実施形態について、例えば半二重の無線通信が使用される場合、データ・リ
ンク・レイヤ35は、動的なスロット割り当てとともに、スロット化されたリン
ク構造(下記でより詳細に説明する)を使用することがある。そのような構造は
サブネット10内での二地点間接続をサポートし、スロット・サイズはセッショ
ン中に再ネゴシエーション可能でありうる。したがってデータ・リンク・レイヤ
35はデータ・パケットの処理、パケット送信についての時間管理、スロット同
期化、エラー修正コーディング(ECC)、チャネル・パラメータの測定、チャ
ネル切り替えを受け入れることができる。伝送レイヤ33は、サービスに関連す
るすべての必要な接続、帯域幅利用の監視、低帯域幅データの処理、データのブ
ロードキャスト、および任意選択でデータの暗号化を提供する。伝送レイヤ33
は帯域幅を各クライアント16に割り当て、常にその帯域幅を下回るまたは上回
る利用を監視する。伝送レイヤ33は、新しいクライアント16がオンラインに
入ってくるか、またはクライアント16の1つ(または関連するサブクライアン
ト20)がより大きな帯域幅を要求する時には必ず必要となる、いずれの帯域幅
の再ネゴシエーションも受け入れる。プレゼンテーション・レイヤ31は、ビデ
オ/ボイス・データの圧縮/解凍をサーバ16(および/またはそのホスト・コ
ンピュータ13)およびクライアント16で提供する。さらに表示サービスがク
ライアント16で提供される。
【0028】 下記でより詳細に説明するように、このネットワーク・アーキテクチャは、複
数のネットワーク構成要素(例えばサーバ12、クライアント16、シャドー・
クライアント18、サブクライアント20)を階層的に配置することができる。
階層の1つのレベルにおいて、サーバ12およびクライアント16は、マルチメ
ディア・データなどの情報を交換するために動作する。階層の別のレベルでは、
クライアント16はその個々のサブクライアント20と通信して、サーバ12で
発する/終端するコマンドなどの情報を交換することができる。このネットワー
ク階層の各レベルにおいて、個々のネットワーク構成要素は、階層のそのレベル
で動作する通信リンクを通じて互いに通信上結合される。例えば次項で述べるの
は、階層の最上レベル(すなわちサーバ12とクライアント16との間)で動作
するプロトコルであり、それは階層の最上レベルで使用される通信チャネルに関
するその帯域幅要件に従って、新しいネットワーク構成要素の動的な追加を階層
のどのレベルにおいてもサポートする。階層の低レベル(例えばクライアント1
6とそれに関連するサブクライアント20の間)における通信は、クライアント
およびそのサブクライアントにより実行される操作に従って、同様のプロトコル
または他の任意の適切な通信プロトコルを使用することができる。例えば、サブ
クライアントとその関連するクライアントとの間の無線(例えば赤外線)または
有線通信リンク内で情報を交換するための現存の通信プロトコルをサポートして
、その情報がクライアント16とサーバ12の間で送信されようとする時に、下
記で述べるプロトコルに従って交換されるべきデータ・パケット内で、任意のそ
のようなデータが続いてカプセル化される(および/または必要であれば再フォ
ーマットされる)。
【0029】 B.ネットワーク動作 以上のように本技術をサポートするネットワークの基本的トポロジを説明した
ので、次いでネットワークについての例示的動作(例えば半二重動作)を説明す
る。図4に示すように、こうした動作は、サブネット10内でリアル・タイムの
マルチメディア・データ(例えばフレームとして)を送信するために、階層的配
置を利用する。チャネル内の最上レベルで、固定の(だが交渉可能な)継続時間
のフォワード(F)およびバックワードまたはリバース(B)スロットが、各フ
レーム送信期間中に設けられる。フォワード時間スロットF中に、サーバ12は
ビデオおよび/または音声データおよび/またはコマンドをクライアント16に
送信し、クライアント16は聴取モードに置かれる。リバース時間スロットB中
に、サーバ12はクライアント16からの送信を受信待機する。こうした送信は
、クライアント16または関連付けられたサブクライアント20からの音声、ビ
デオ、または他のデータおよび/またはコマンドを含むことができる。階層の2
番目のレベルでは、各送信スロット(フォワードまたはリバース)は、可変長の
1つまたは複数の無線データ・フレーム40から構成される。最後に階層の最低
レベルでは、各無線データ・フレーム40は、可変長のサーバ/クライアント・
データ・パケット42を含む。
【0030】 各無線データ・フレーム40は、1つのサーバ/クライアント・データ・パケ
ット42およびそれに関連するECCビットから構成される。ECCビットは、
受信側でデータ・パケットの開始および終了を検出するのを単純化するために使
用することができる。深刻なチャネル状況中により小さなフレーム長を容認する
目的で、一定の長さのフレーミングより可変長のフレーミングが好ましく、また
その逆でもよい。これにより、チャネルの頑強性および帯域幅節約が増加される
。ただし、可変長のフレームが使用されるものの、ECCのブロック長は固定で
あることが好ましい。したがって、データ・パケット長がECCのブロック長よ
りも小さい場合はいつでも、ECCブロックは切捨てられる(例えば従来の仮想
ゼロ技術を使用して)。データ・パケットがより大きい時は、同様の手順をEC
Cビットの最後のブロックについて採用することができる。
【0031】 図に示すように、各無線データ・フレーム40はプリアンブル44を含み、そ
れは送信機および受信機のPN生成装置を同期するために使用される。リンクI
D46は固定長のフィールドであり(例えば一実施形態では長さ16ビット)、
リンクに固有であり、したがって特定のサブネット10を識別する。サーバ12
/クライアント16からのデータは、長さフィールド48により指定される可変
長である。周期冗長検査(CRC)ビット50は、従来の方式でエラーを検出/
訂正するために使用される。
【0032】 次に図示された実施形態について、各フレーム44(例えば一実施形態では3
3.33msecの継続時間)は、フォワード・スロットF、バックワード・ス
ロットB、静止スロットQ、複数の無線ターン・アラウンド・スロットTに分割
される。スロットFは、サーバ12からクライアント16への通信用である。ス
ロットBは、複数のミニスロットB1、B2などの間で共有される時間であり、ミ
ニスロットはそれぞれのサーバ12への送信のために、サーバ12によって個々
のクライアント16に割り振られる。各ミニスロットB1、B2などは、音声、ビ
デオ、ボイス、損失のあるデータ(すなわち損失のある技術を使用してコード化
/コード解除されたデータ、または送信/受信中のいくらかのパケットの損失を
容認できるデータ)、損失のないデータ(すなわち損失のない技術を使用してコ
ード化/コード解除されるデータ、または送信/受信中のいかなるパケットの損
失をも容認できないデータ)、低帯域幅データおよび/またはコマンド(Cmd
.)パケットを送信するための時間を含む。新しいクライアントがサブネット1
0にログインしようとする際に新しいクライアントが要求パケットを挿入できる
ように、スロットQは静止の状態に置かれる。スロットTは、送信から受信への
変更、またはその逆の場合の変更の間に現れ、個々の無線のターン・アラウンド
時間(すなわち半二重無線装置14が送信から受信動作へ、またはその逆に切り
替わる時間)を受け入れるものである。これらの各スロットおよびミニスロット
の継続時間は、チャネルにとって最上の可能性のある帯域幅の使用を実現するた
めに、サーバ12とクライアント16間の再ネゴシエーションを通じて動的に変
えられる。全二重無線が使用される場合、各方向スロット(すなわちFおよびB
)は1つの方向においてフルタイムであり、無線ターン・アラウンド・スロット
は必要とされない。したがって通信プロトコルは、コンピュータ・ネットワーク
の2つまたはそれ以上のユニット(例えばサーバおよび複数のクライアント、サ
ブクライアントおよび/またはシャドー・クライアント)を、TDMA直接拡散
スペクトラム方式(DS−SS)通信リンクと通信上結合することができる。示
すように、TDMA DS−SS通信リンクは、コンピュータ・ネットワークの
ユニットに対して動的に配分できる通信時間スロットを含む。
【0033】 フォワード帯域幅およびバックワード帯域幅の配分は、クライアント16によ
って扱われるデータによって決まる。クライアント16が例えばテレビのような
ビデオ消費者である場合、そのクライアントに対しては大きなフォワード帯域幅
が割り当てられる。同様にクライアント16が例えばビデオカムコーダのような
ビデオ生成装置である場合は、大きな逆方向の帯域幅がその特定のクライアント
に割り当てられる。サーバ12は動的テーブル(例えばサーバ12またはホスト
13のメモリ内の)を保持し、それにはすべてのオンライン・クライアント16
のフォワードおよびバックワードの帯域幅要件が含まれている。この情報は、新
しい接続が新しいクライアントに対して許可されるかどうかを決定する時に使用
することができる。例えば新しいクライアント16がいずれかの方向で使用可能
な帯域幅以上を要求する場合、サーバ12は接続要求を拒否することができる。
帯域幅要件(または割り当て)情報は、特定のクライアント16がそのパケット
をサーバ12に送信するのを開始する前に、いくつの無線パケットを待つ必要が
あるのかを決定する際にも使用することができる。さらにチャネル状態が変化し
た場合はいつでも、エラー訂正コーディング(ECC)を増加/減少して新しい
チャネル状態に対処することが可能である。したがってソースにおける情報速度
が変更されたかどうかによって、それはフォワードおよびバックワードの帯域幅
割り当てに対する動的な変更を必要とする。これはConnection Ag
reement(接続同意)コマンド(下記でさらに説明する)を通じて実現す
ることができる。
【0034】 サーバ12とクライアント16の間の時間スロットの同期化は、4つのネット
ワーク動作状況について検討される。すなわち、クライアントがウェイク・アッ
プする時、新しいクライアントがオンラインに入る時、チャネルが変更される時
、クライアントが不在になるかまたはシャットダウンする時の動作状況である。
これらの状況は、クライアント16およびサーバ12についてのさまざまな有限
状態図を参照して説明する。図中、ネットワーク構成要素の動作状態は円内に書
かれる。状態遷移は、現在の状態および/または入ってくるメッセージの受信お
よび内容に関連する処理の出力によって行われる。受信または送信されたメッセ
ージ(すなわちコマンド)は、状態遷移の線の隣に示す。例えば状態遷移線上の
「A/B」は、メッセージ「A」が受信され、それに対し次の状態に遷移しなが
らメッセージ「B」が応答として送信されたことを意味する。他の場合では、「
A」は進行中の処理の出力であり、「B」は有限状態マシンによりとられるアク
ションであることもある。「XX」は、入力または出力のドント・ケア・アクシ
ョンを表す。この図で参照するさまざまなコマンドの完全な説明は下記で行われ
る。
【0035】 図5に示すように、クライアント16がウェイク・アップする時、それは受信
モード(状態60)で起動し、チャネルを受信する。クライアント16がチャネ
ル上のアクティビティを検出する場合、クライアントは受信してサーバ12がチ
ャネルを変更中である(状態62)かどうかを判定する(下記でさらに説明する
)。チャネル変更プロセスが認識される場合、クライアント16は残りのサブネ
ット10とともにチャネルを変更する(状態64)。言うまでもなく、チャネル
変更が進行中でなければ、クライアント16は通常のチャネル通信だけを検出す
る。クライアント16がチャネルを変更する必要がある場合もない場合も、クラ
イアント16はスロットQを待機し(状態66)、そのスロット中にConne
ction Request(接続要求)(CRQ)パケットをサーバ12に送
信する。それに応答してサーバ12は、入ってくる要求の整合性をチェックする
(例えば送信元のクライアントを行先とする同一の要求を周期的に、おそらくビ
デオ・フレームごとに1回、応答が受信されるまで送信することにより)。
【0036】 クライアントの要求が確認されると(例えば、確認パケットをクライアントか
ら受信することにより。その後クライアントは待機状態68に入る)、サーバ1
2はConnection Agreement(接続同意)(CAG)パッケ
ージをクライアント16に送信する。このパッケージは特に、新しいクライアン
ト16に与えられるフォワードおよびバックワードの帯域幅(例えばチャネルの
スロット)に関する情報を含む。さらに、新しいクライアント16が各データ・
パケット内に送信/予期することができるバイトの最大数が、各タイプのパケッ
ト(例えば映像データ、音声データなど)について設定される。Connect
ion Agreementパッケージは、新しいクライアント16がサーバの
送信から、および先行するクライアント(すなわち先行するリバースの送信スロ
ットを持つクライアント)の識別の開始から待たなければならない、データ・フ
レームの総数に関する情報も含むことができる。全クライアントは、サーバの送
信の開始から受信するデータ・フレームの数を数えることにより、その個々の接
続同意を容認し、先行するクライアントから受信した最後のデータ・フレームの
終了後にそれぞれの送信を開始する。計算中にクライアントが先行するクライア
ントにより送信されたToken Passコマンドに遭遇した場合、そのクラ
イアントは計算を停止しそれ自体の送信を即時に開始する。
【0037】 Connection Agreementパケットを受信した後に、クライ
アント16はそのデータをそれに割り当てられた時間スロット(例えばB1、B
2など)中に送信するようにそれ自体を構成し、スロットが回ってくるのを待機
する(状態70)。指定された時間スロットに、クライアント16はサーバ12
と通常の通信を開始し(状態72)、それが持っているであろう任意のデータま
たはコマンドを送信する。
【0038】 上記の説明は、クライアント16がアウェイクして使用中のチャネルを検出す
ることを想定している。だがクライアント16がウェイク・アップした際にチャ
ネルがビジーでない可能性もある。そのような場合、クライアント16はサーバ
12が応答することを見込んでConnection Requestパケット
を送信し、任意の期間待機する(状態74)。応答が受信されない場合、クライ
アントはチャネルを変更する。新しいチャネル内で受信モードにある間に(状態
76)、クライアント16がアクティビティを検出した場合、それは続行して上
記で説明したように帯域幅の割り当てについてサーバ12とネゴシエートする。
そうではなく、チャネル・アクティビティが検出されない場合、クライアント1
6は再びConnect Requestパケットを送信し、応答を待機する(
状態78)。このプロセスは、サーバ12が見つかるまですべての使用可能なチ
ャネルについて繰り返される。応答が受信されない場合、クライアントは使用可
能なサーバがないことをユーザに通知し、パワー・ダウンする(状態80)。た
だし、チャネルの1つでサーバ12から応答が受信される場合は、クライアント
は接続についてネゴシエートし(状態82)、それから上記で説明したように通
常の通信を開始する(状態84)。
【0039】 図6に示すように、サーバから見ると、クライアント16はオンラインで挿入
してよい。例えばクライアント16は、サーバ12がすでに動作した後にウェイ
ク・アップするかもしれない。サーバ12は接続を求めている新しいクライアン
トによって送信されたConnection Requestパケットを求めて
、スロットQを受信待機するように構成される。上記で説明したように、Con
nection Requestパケットをさらに交換することにより新しいク
ライアント16と同期した後で、サーバ12は、有効なクライアントIDを格納
するホスト・コンピュータ13にそのような認証を要求して、クライアントの信
頼性を確かめる(状態92)。認証テストがパスした場合、サーバ12は新しい
セッション識別子(ID)をクライアントに割り当て(状態93)、チャネルに
ついて帯域幅を再割り当てする(状態94)。帯域幅の再割り当ては、新しいク
ライアントを受け入れるために必要とされる。その後サーバ12はConnec
tion Agreementパケットを新しいクライアント16に送信し、そ
れにより通常の通信を開始する。図示するように、各状態92、93、94は、
関連付けられたタイム−アウト・パラメータ(例えば搭載されたタイマーを使用
して維持される)を有することもある。いずれの時間にも、クライアント応答が
タイム・アウト期間内に受信されない場合、サーバ12はクライアント16がオ
フライン状態になったと想定し、Qスロット内で受信待機に戻る(状態90)。
【0040】 図7に示すように、オンラインのクライアント16がない場合、サーバ12は
空いたチャネル内で待機し、クライアント・パケットが検出されるまで受信モー
ドの状態を保つ(状態95)。チャネルが空いているかどうかを判定するために
、各チャネルについて受信した信号の強度(無線装置14により提供される)を
チェックし、最低のエネルギーの信号を選択する。次いで有効なデータ・パケッ
トが存在するか、Connection Requestパケット以外の受信し
たいずれのデータを分析する。任意の他のパケット、特にサーバ生成であるとマ
ークされているパケットが受信される場合、チャネルはビジーであると宣言され
る。一方、チャネル上で受信されたパケットが、接続を待機しているクライアン
トにより生成されたConnection Requestパケット以外に有効
なデータを何も含んでいない場合、チャネルは空いていると宣言される。データ
・パケットが全く受信されない場合、サーバ12はそのチャネル内で受信モード
(状態95)のままであり、クライアントのConnection Reque
stパケットを待つ。その間に、チャネルが現在のサーバの無線に近接する別の
サブネットにより占有される場合、そのサーバは別のチャネルに切り替わり、ク
ライアントの要求を待機する。すべてのチャネルが占有される場合、サーバ12
は空いたチャネルが見つかるまでチャネルの周期的な変更を続ける。クライアン
ト16が2つのサーバ12からのパケットを一貫して検出する場合、クライアン
ト16はチャネル上に干渉状態があることを認識し、無線リンク内で接続を確立
しない。同様に、サーバ12が別のサーバからのパケットを一貫して検出する場
合、そのサーバはチャネル上でのいかなるクライアント接続の確立も試みない。
これら2つの対策は、1つのサブネットからのサーバが、近接のサブネットから
のクライアントを占有しないことを保証する。さらに、隣接するサブネットの別
のサーバが1つのサーバのクライアントを占有することを防ぐために、固有のリ
ンク識別子(ID)を各サブネット10について使用してもよい。
【0041】 クライアント16は、例えばConnection Requestパケット
を送信することによりサーバ12を動作状態にさせることができる。その後クラ
イアント16はスレーブ・モードに戻る(例えばタイム・アウト・オプションで
)。クライアントの要求が受信されると、サーバ12はConnection
Requestパケットを周期的に送信し、クライアント16が上記で説明した
ようにそれに従うのを待機する(状態96)。その送信によりクライアントがス
レーブ・モードにあることを確認した後、サーバ12はクライアントの信頼性を
テストし(状態97)、それがパスした場合は、クライアント16にConne
ction Agreementを提供する。認証過程中の任意の時間中にホス
ト・コンピュータ13が、クライアント16が応答するのに必要な時間よりも長
い時間をとってしまった場合、サーバ12はConnection Agree
mentパケットを再送信することによりクライアント16を遅らせるが、クラ
イアント16からの確認通知は実際上予期していない。Connection
Agreementを送信した後、サーバ12は新しいセッションIDを割り当
て(状態98)、そしてクライアント16が送信を認識通知するのを待機する(
状態99)。通常の通信はその後開始することができる(状態100)。
【0042】 まずクライアントをマスタにし、次いでサーバ12がアウェイクした後でそれ
をスレーブにすることにより、サブネット10が動作していない際の、空いたチ
ャネルにおける低干渉が保証される。言うまでもないが、他の実施形態では、サ
ーバ12はチャネル内の規則的な間隔でクライアント16についてポーリングす
る。ただしこうした方式は、サブネット10が動作していない時でもチャネルを
ビジーな状態にし、したがって近接するサブネットへのチャネルを否定すること
がある。
【0043】 いくつかの実施形態では、複数のクライアント16(またはシャドー・クライ
アント18)が、サーバ12からの同一の入力でサポートされる。そのような場
合、送信する必要があるのはフォワード・データ・パケットの1つのコピー(ク
ライアントIDが第1のクライアントのIDになっている)だけである。残りの
クライアントは、それぞれについてサーバ12からの別々のコマンド・パケット
で、シャドー・クライアントとして扱われる。
【0044】 複数クライアントのモデルでは、クライアント16の1つが遅れてウェイクア
ップすると、それは静止(Q)スロットを待機し、そのスロット中にそのコマン
ド・パケットの送信を開始する。ただし複数のクライアントがサーバ12の後に
ウェイク・アップする可能性もあり、その場合本技術は、2つまたはそれ以上の
クライアント16がそれぞれQスロット中に送信を試みる場合に、生じる可能性
のある衝突を解決する手段を用意している。そのような衝突を回避するために、
クライアント16はそれぞれの要求をQスロット内に挿入する(またはしない)
ことを任意に選択することができる。サーバ12により最初に認識されるクライ
アント16は最初にサブネット10に追加される、などである。
【0045】 下の表3(Txは送信状態の無線装置14を、Rxは受信状態の無線装置14
を表す)は、複数クライアントのモデルおよび新しいクライアントをオンライン
に挿入するための一般な状態図を詳述する。
【表3】
【0046】 指定された時間スロット配列であるので、1つのクライアントが何らかの理由
で遅れて応答する場合、他のクライアントはその指定された時間スロットを把握
することができない。これにより貴重な帯域幅を無駄にしてしまうことがある。
したがって、本技術はこの問題に対して2つの要素からなる解決法を提供する。
【0047】 第1に、各クライアント16はチャネルを占有している現在のクライアントを
追跡するよう要求され、それによりライン中でそのすぐ直前にあるクライアント
の検出を試みる。チャネルが静止である場合、現在のクライアントはそれ自体の
送信を開始する前に所定の長さの時間待機する。待機時間は、2つのクライアン
ト間で許される静止時間のしきい値、および現在のクライアントの前にこれから
送信するクライアントの数によって決まる。これは接続セット・アップ中に確立
される送信の順序を用いる。静止時間にとって唯一の例外は、すべてのオンライ
ン・クライアント16が送信を抑制しなければならないQスロットである。
【0048】 第2に、サーバ12は任意のチャネルのテークオーバを監視し、一貫して遅延
しているクライアントを接続/切断するために適切な処置をとる。そのような応
答内の遅延が生じた時は、ビデオ生成クライアント/サーバはそれに応じて次の
ビデオ・スロット内の出力データのサイズを縮小する。これにより適切なスロッ
ト時間の同期化を維持することができる。映像生成クライアント/サーバは、使
用されていないチャネル長を把握し、現在の/次のビデオ・スロット中にその出
力を適切に縮小する。
【0049】 新しいクライアントを接続するために、スロットQのサイズは、少なくともC
onnection Requestパケットを伝搬する1つの無線データフレ
ーム40と同じくらいの長さであるべきである。すなわち、新しいクライアント
16はすべてのデータ・フレームを受信し、現在のセッション中のデータ・フレ
ーム構造を学習し、最後のオンライン・クライアントとサーバ12の送信の間の
スロットQ内に接続に対するその要求を挿入する。その要求は、いくつかのトラ
ンザクション(すなわちサーバ送信の間)についてのその一貫性についてチェッ
クした後で確認される。無線ターン・アラウンド時間を念頭に置き、Qスロット
と混同しないように注意されたい。これはタイマーを使用して検証してもよい。
【0050】 サーバ12がその接続要求を認識したことを新しいクライアントに通知するた
めに、サーバ12はパケットを新しいクライアントに送信する必要がある。すな
わちサーバ12は、サーバに続いてその送信を開始することになっている最初の
クライアント(すなわちスロットB1を割り当てられているクライアント)が、
Fスロットの最後にサーバ12により新しいクライアントに対して送信される最
後のパケットと重ならないようにする必要がある。したがって、サーバはTok
en Passをその送信の最後にブロードキャストすることができる。そして
ライン中の最初のクライアントは、サーバ12からToken Passを受信
した後に(および必要であれば、無線ターン・アラウンド時間を許可後で)、ま
たは使用されていないチャネルをタイム・アウトした後にその送信を開始する。
【0051】 上記で説明したように、チャネルが変更されると、すべてのクライアント16
はサーバ12に対して再同期する必要がある。チャネルの切換えは、サーバ12
またはクライアント16の1つが深刻なチャネル障害(例えばアンテナの多様性
および/または高程度のECCにもかかわらず)を体験した際に起こることがあ
る。このようなモデルでは、サーバ12は干渉がそれより深刻でないチャネルを
検出しようと試みて、別のチャネルを探す。新しいチャネルが通信動作のために
よりよい見込みを与えると判定した場合、サーバ12はチャネル変更またはスイ
ッチ動作を開始する。
【0052】 図8はサーバ12から見た、2チャネルのサブネットについてのチャネル変更
の手順を示す。通常の通信中(状態101)に、チャネル状況が容認不可能であ
るまたは容認不可能になりつつあるとサーバ12が判定する場合、新しいチャネ
ルの探索を開始する前に、サーバ12はすべてのそのクライアント16に一時的
に静止の状態でいるように通知する。この手順は複数回数繰り返され(状態10
2)(例えば5回)、メッセージがすべてのクライアント16によって受信され
ることを確実にする。クライアントはそれに応答して確認通知を送信することを
求められるが、確認通知がオンラインのすべてのクライアント16から受信され
ない場合でも、サーバ12のタイマーはタイム・アウトし、サーバ12がその無
線14を調整して他のチャネルを検査できるようにする(状態104)。新しい
チャネルが空いている場合、サーバ12は本来のチャネルにスイッチ・バックし
(例えば一実施形態については4ミリ秒の所定の受信待機期間の後で)、Cha
nge Chanelメッセージを(おそらくは5回ほど繰り返し)すべてのオ
ンライン・クライアント16にブロードキャストし、クライアント16について
個々のチャネルChange Channel Acknoeledge(Ac
k.)メッセージの受信を待機する(状態106)。各クライアント16は、そ
のChange Channel Ack.メッセージを送信した後にのみチャ
ネルを変更する。所定の長さの時間待機した後で、サーバ12がなお1つまたは
複数のオンライン・クライアント16から応答を受信していない場合、サーバ1
2はクライアントは到達不能であると判断する。同様にクライアント16は、所
定の期間待機してもサーバからメッセージを受信しない場合サーバ12は連絡不
可能であると判定し、任意でチャネルを変更することができる。すべてのオンラ
イン・クライアント16が応答した後かまたはタイム・アウト状況の後に、サー
バ12は新しいチャネルに切り替わる。
【0053】 新しいチャネルに入ると、クライアント16はサーバ12が通信を開始するの
を待機する。サーバ12は、Change Channel Ack.メッセー
ジをブロードキャストし(状態108)、それが新しいチャネルにあることを知
らせ、各クライアント16からのChange Channel Ack.を待
つ。1つまたは複数のクライアント16が所定の試行回数内に応答しない場合、
サーバ12はクライアント16は一時的に不在であると判定する。それに応じて
、サーバ12はクライアント16の応答シーケンスを変更して(例えば新しいC
onnection Agreementを送信することにより)、不在のクラ
イアントを締め出すようにする。すべてのクライアント16がそれらが新しいチ
ャネル内にあることを確認する(またはタイム・アウト期間が切れる)のを待機
(状態110)した後、サーバ12は新しいチャネルに対してコール−応答スロ
ット・シーケンスを更新し、新しい接続同意をすべてのクライアント16に送信
する。通常の通信はその後に再開することができる(状態112)。
【0054】 クライアント16が新しいチャネルに遅れて到達する場合、クライアントはサ
ーバの呼が応答するのを待機する必要がある。サーバ12がクライアント16は
不在であるとすでに判断している場合、クライアント16は通常の通信が再開す
るまで待機し、そしてChange Channel Ack.メッセージを静
止(Q)スロット内で送信する。そのようなメッセージを受信するとサーバ12
は接続同意を送信し、ネットワーク内の新しいクライアントを含む。
【0055】 この時間中、新しいクライアントに関連するどのユーザにも影響を及ぼさない
でおくために、2つの措置がとられる。第1に、すべてのクライアント16はユ
ーザ・レベルで円滑なセッションをシミュレートするために、ビデオ・フレーム
・フリーズおよび/または音声の反復を行う。第2にサーバ12は、再接続を容
易にするのに十分な長さの所定期間、セッションの詳細を維持する。所定の待機
期間が満了した後にのみ、不在のクライアント16はサーバのオンライン・クラ
イアント・リストから最終的に削除される(状態114)。
【0056】 サーバ12が、非常に新しいクライアント16からそれがオンライン・リスト
から削除された後にChange Channel Ack.メッセージを受信
する場合、クライアント16はConnection Requestを送信す
ることにより新たに接続するように通知を受ける。このような場合、クライアン
ト16はユーザにリンクが失われたことを通知することができる。これはユーザ
・レベルではパワー障害に類似のものに見え、ユーザにサーバ12とのリンクを
再確立するよう指示をすることがある。
【0057】 チャネル選択中に(例えば最初に、またはチャネル変更動作の一部としての)
、サーバ12は現在のチャネル上ですでに動作しているサブネット10、および
同一のPNコードおよび/またはリンクIDを持つリンクの潜在的な存在を検出
する必要がある。そのような事例が発生する可能性は非常に低いと予想されるが
、ゼロではない。リンクIDは、リンク/サブネット/セルに固有であると想定
されている。この固有性を保証するために、ユーザはサブネットのインストール
中に固有のパスワード(例えば社会保障番号または同様の長さの他の固有の英数
文字列)を入力するよう指示されることがある。このパスワードは、サーバ12
(および/またはそのホスト・コンピュータ13)により構文解析されて固有の
IDおよびPNコードを確定するために使用してもよい。これらの値は、ユーザ
がそれを変更する(例えばサブネット10を再インストールすることにより)と
決定しない限り、すべてのセッションについて同一のままである。
【0058】 一実施形態では、より長いビット長を使用して固有性を保証しそれによりさら
なる安全性を提供することもできるが、11ビットのPNコード(バーカー・コ
ード)を使用することもできる。使用可能なPNコードのテーブルがサーバ14
/ホスト・コンピュータ13により維持され、ユーザが入力するパスワードに基
づいてそのコードの1つが選択される。隣接するサブネット10内で同一のPN
コードが使用されたために干渉が増大した際はいつでも、PNコードを変更して
よい。
【0059】 両方のチャネルが占有されるかまたは大きな干渉がある場合、サーバ12は2
つの動作のうち1つをとることができる。そこへのまたはそこからのチャネル干
渉が深刻であるクライアント16の数が少ない場合、サーバ12はそれらを切断
することを決定する。一方、関係するクライアント16の数が多い場合、サーバ
12はしばらく待機し、ある程度の時間が経ってからチャネルを試行することを
決定する。いずれの場合もサーバ12は、影響を受けるクライアント16それぞ
れからDisconnect Ack.メッセージを受信するまで、Retry
Laterコマンドを関係するクライアント16それぞれに送信する必要があ
る。
【0060】 次に図9に、例示的な2チャネルのサブネットについて、クライアント・サイ
ドからのチャネル切換え動作を図示する。通常の通信中(状態120)にクライ
アント16が静止でいるように指示を受けた場合、そのクライアント16は確認
通知(例えばDisconnect Ack.)を送信し、そしてサーバ12か
らのさらなる指示を待つ(状態122)。サーバ12がChange Chan
nelメッセージをブロードキャストする場合、クライアント16はそれを確認
しそれからチャネルを変更する。別の方法として、所定の時間待機してもサーバ
12からメッセージを受信しない場合、クライアント16はサーバ12は到達不
可能であると判定し、自発的にチャネルを変更してもよい。
【0061】 新しいチャネルに入ると、クライアント16はサーバ12が通信を開始するの
を待機する(状態126)。サーバ12はChange Channel Ac
k.メッセージをブロードキャストして新しいチャネル内にそれがあることを通
知し、各クライアント16からChange Channel Ack.を求め
る。それに応じてクライアント16はサーバが新しいチャネル内にあることを確
認し、サーバ12からの新規接続同意を待つ(状態128)。その接続同意をサ
ーバ12とネゴシエートすると、クライアント16は通常の通信が再開するのを
待機する(状態130)。
【0062】 クライアント16が新しいチャネルに到達するのが遅い場合、クライアントは
サーバのコールが応答するのを待機する必要がある。サーバ12がクライアント
16は不在であるとすでに判定している場合、クライアント16は通常の通信が
再開するまで待機し、それからChange Channel Ack.メッセ
ージを静止(Q)スロット内で送信する(状態132)。そのようなメッセージ
を受信するとサーバ12は接続同意を送信し、新しいクライアントをネットワー
ク内に含む。この時間中、新しいクライアントに関連するいずれのユーザにも影
響を及ぼさないでおくために、クライアント16はビデオ・フレーム・フリーズ
および/または音声反復を行い、ユーザ・レベルで円滑なセッションをシミュレ
ートすることができる。
【0063】 サーバ12が非常に新しいクライアント16からそれがオンライン・リストか
ら削除された後にChange Channel Ack.メッセージを受信す
る場合、クライアント16はConnection Requestを送信する
ことにより新たに接続するよう通知を受ける。このような場合、クライアント1
6はユーザにリンクが失われたことを通知することがある(状態134)。これ
はユーザ・レベルではパワー障害に類似のものに見え、ユーザにサーバ12との
リンクを再確立するように指示をすることがある。チャネル選択中に、クライア
ント16がサーバ12とのコンタクトを長時間失った場合、クライアントはユー
ザに状況を通知しターン・オフすることがある(状態136)。
【0064】 クライアント16と同様に、サブクライアント20もオンラインで動作中のサ
ブネットに加えることができる(すなわちホット・インサーションとも呼ばれる
)。図18に示すように、サブクライアント20はウェイク・アップすると、そ
れに関連するクライアントに通信リンク21を介して登録パケットを送信する(
状態220)。いくつかの場合、通信リンク21は無線リンク(例えば赤外線通
信リンク)であり、他の場合では有線リンクであることもある。クライアント1
6はサブクライアント20からの送信を受信すると、例えばその登録識別情報を
知られている/認証済みのサブクライアントのリストに照らしてチェックするこ
とにより、サブクライアントを認証する(状態222)。場合によっては、これ
はサーバ12との通信を必要とすることもある。サブクライアント20が承認さ
れる場合、クライアント16は、新しいサブクライアントをネットワーク上でク
ライアントと動作している他のサブクライアントから独自に識別する、サブクラ
イアント・セッション識別子を構成する。次いでクライアント16は、Add
Subclientコマンド(下記をさらに参照のこと)をサーバ12に送信す
る(状態224)。Add Subclientコマンドは、サブクライアント
・セッション識別子、および下記でさらに詳しく説明されるサブクライアントの
特徴を含む。
【0065】 サーバ12はAdd Subclientコマンドを受信すると、サブクライ
アント・セッションIDを記録することにより、およびサブネットが新サブクラ
イアントの追加を受け入れられるか(例えば、新サブクライアントからまたはそ
れに送信されるコマンドを受け入れるために、無線リンク上で十分な帯域幅が使
用できるか)どうかを判定することにより、サブクライアント認証プロセスを完
了する(状態226)。認証プロセスがうまく行く場合、サーバは、新サブクラ
イアントをオンラインのサービス・テーブルに挿入することにより、および関連
するクライアントにSubclient Addedコマンドを送信することに
より、新サブクライアントをサブネットに追加する。新サブクライアントを受け
入れることができない場合、あるいは新サブクライアントが別の形で拒否される
場合、サーバはSubclient Not Addedコマンドを送信する。
【0066】 サーバがどのような判断を行っても、認証プロセスの結果はクライアントから
サブクライアントに送信される(状態228)。サブクライアントが承認された
場合、それは通常の動作を開始しそのクライアントおよびサーバ12と通信を行
う(状態230)。サブクライアントが拒否された場合は、切断される(状態2
32)。いずれの場合も、ユーザには、表示装置に表示される適切な状態メッセ
ージを通してサブクライアントの追加または拒否が通知される。
【0067】 ネットワーク動作中に、サブクライアント20はサーバ12または関連するク
ライアント16のいずれかにより切断されることがある。例えばサブクライアン
ト20が所定の長さ以上の時間にわたって非アクティブである場合、クライアン
ト16はサブクライアント20との接続を解除することがある。そのような場合
クライアント16はサーバ12に状況を通知し、切断されたサブクライアントを
オンライン装置のサーバのリストから除去するよう要求しなければならない(下
記のDelete SubclientおよびSubclient Delet
edコマンドについての説明を参照されたい)。
【0068】 他の場合では、例えばホスト13上で動作中のアプリケーションが特定のサブ
クライアント(または、さらに言えばクライアント)をサポートしない場合、サ
ーバ12はサブクライアント20を直接除去することを決定してもよい。またネ
ットワーク維持およびシャットダウン動作も、サブクライアント(およびクライ
アント)を自動的に削除されることを要求することがある。
【0069】 C.ネットワーク・パケット構造 図10に示すように、無線リンク内を送信されたパケット42には3つの主要
な部分がある:ヘッダ140、可変長ペイロード142、ECCブロック144
である。図11に詳細を示すようにヘッダ140は、クライアントIDについて
のフィールド146、タイム・スタンプ148、STP150、パケット長15
2を含んでいる。いくつかのパケット(例えばオーディオ・パケットおよびいく
つかのコマンド)42は、ホスト・コンピュータ13で発信し、したがってサー
バ12に対する入力である。ただしサーバ12は、関連する無線装置14にパケ
ット42を書き込む前に、タイム・スタンプ148をこれらのパケット42に加
える(例えば受信側における適切な同期化を可能にするために)。
【0070】 1つの例示的実施形態では、ヘッダ140はダブル・ワード(DWORD、例
えば一実施形態では32ビット)であり、パケット42へのまたはパケット42
からのデータの書き込みおよび読み出しが、どの8/16/32ビットのハード
ウェア構造においてもより少ないプロセッサ時間の消費で処理されるように位置
合わせされる。クライアントIDフィールド146は1バイトの長さであり、サ
ブネット10内のクライアント16に対して固有のものである。これにより、サ
ーバ12ごとに255の異なるクライアント16をサポートすることができる。
特別なクライアントID(例えばすべての「1」)はブロードキャストのために
確保しておくことができ、他のクライアントID(例えばすべての「0」)はサ
ーバ12のために確保しておくことができる。タイム・スタンプ148は、オー
ディオおよびビデオ・パケットをいずれ同期するために加えられる。タイム・ス
タンプ148は、サーバ12で維持される時間カウンタの出力として与えられる
。クライアント16およびホスト・コンピュータ13は、入ってくるパケット内
で提供されるタイム・スタンプ148を使用して、それぞれの時間カウンタを同
期することができる。
【0071】 STPフィールド150は、パケットのソース(ource)、パケット内
に含まれているデータのタイプ(ype)、現在の時間スロット内でのパケッ
トの位置(osition)についての情報を提供する。このフィールドは3
つのサブフィールド(図示していない)に分割される。上部のサブフィールド(
一実施形態では3ビットの長さ)は、パケットのオリジンを表すために使用され
る(例えばサーバ12についてはすべての1、クライアント16についてはすべ
ての0)。ただし、このフィールドは、サーバ12とそのホスト・コンピュータ
13の間で交換される通信パケットについては無視される。パケット42が受信
されると、パケット42のオリジンを決定するために、このフィールド内のデー
タを使用して多数決論理ヴォーティングが実行される。
【0072】 STPフィールド150の中間サブフィールド(この実施形態についても3ビ
ットの長さでよい)は、パケット・タイプを表す。サポートされるタイプには:
オーディオ・パケット、ビデオ・パケット、データ・パケット(例えばキーボー
ド、マウス、ジョイスティックなどの出入力装置からの)、クライアント16か
らまたはクライアント16へのコマンド・パケット、サーバ12からまたはサー
バ12へのコマンド・パケットが含まれる。プロトコル方式は、ビデオ、音声、
サーバ12とクライアント16との間のコマンド、またサブネット10内のサブ
クライアント20からの低帯域幅データの転送を可能にする。低帯域幅データの
例には、キーボード入力、マウス入力、アナログ・ジョイスティック入力などが
含まれる。オーディオおよびビデオは別々のパケットで通信され、無線装置14
により別々のデータ・フレーム40として送信される。ただし低帯域幅データ・
パケットはコマンド・パケットと組み合わせて、1つのデータ・フレーム40と
して送信してもよい。
【0073】 STPフィールド150の最後のサブフィールド(サブフィールドのosi
tion)は2ビットの長さであり、どこでパケットがパケットのグループ内に
入るかを指定する。このフィールドは、下記(1つの値はDON’T CARE
でよい)のように表される値を有する。
【0074】 First Packet:これは現在のパケットがソースから送信される最
初のパケットであり、その後にまだパケットがあることを示す。 Continuation Packet:これは、現在のパケットの後に、
同一のソースからのパケットが少なくとも2つあることを示す。 One Before the Last Packet:これは、現在のパ
ケットの後には、同一のクライアント16(またはスロットF中のサーバ12)
からのパケットが1つだけあることを示す。 Last Packet:これは現在のパケットが現在のクライアント16(
またはスロットFではサーバ12)からの最後のパケットであることを示す。
【0075】 このフィールド内の情報を使用することにより、ライン中の次に送信をするク
ライアント16は、先行するクライアント16による送信の終了を少なくとも1
パケット早く検出することができる。最後のパケット42の受信中に、それはそ
の関連する無線装置14に、そのパケットの後で送信モードに切り替わるよう指
示を出す。
【0076】 パケット・フィールド152の長さは、現在のパケット42中にあるDWOR
Dの数を示す。長さゼロのパケットは使用されないことが好ましいので、DWO
RDの実際の数は、長さフィールド152で示される長さより1つ多くてよい。
【0077】 ペイロード・フィールド142はパケット42の本体である。オーディオ・パ
ケットおよびビデオ・パケットに関しては、このフィールドはそれぞれのソース
からの圧縮されたオーディオ・データまたはビデオ・データ(適切に応じて)を
含む。データ・パケットについては、ペイロード・フィールドはキーボードまた
はマウスなどの出入力装置によって生成されたデータを含む。
【0078】 図12にデータ・パケット154のペイロード構造を示す。好ましくはサブク
ライアント・タイプ(SCT)156、サブクライアントID(SCID)15
8、データ長160は実際のデータ162より前に現れ、受信側がデータ生成装
置のソースを学習するのを援助するとよい。1つ以上のデータのセット162を
単一のデータ・パケット154内に含んでもよく、その場合各データ・セットは
それ自体のSCT、SCIDおよび長さパラメータを必ず有する。
【0079】 SCTフィールド156は、受信側にキーボード、マウス、アナログ・ジョイ
スティックなど情報ソースのタイプを備え、SCIDフィールド158はその特
定のサブクライアント・タイプの個々のサブクライアントを識別する。例えば、
キーボードおよびマウスは同様のサブクライアントIDを有しうるが、それらの
異なるサブクライアント・タイプをそれぞれのIDと関連付けることにより区別
することができる。この種のプロトコル・サポートにより、実行中のセッション
の最中またはその前の任意の時間に、異なる種類の低帯域幅のサブクライアント
20を、同一のクライアント16に追加することが容易になる。SCTフィール
ド156およびSCIDフィールド158はともに8ビットの幅でよく、それに
より256の異なるタイプのサブクライアント20をサポートし、各タイプにつ
き256までのサブクライアントが各クライアント16に接続可能である。
【0080】 データ要求は長さフィールド160を含まない。ただしデータ送信は長さフィ
ールド160を含み、その長さフィールド160は1バイトの長さでよく、後に
続くデータの長さを指定する。実際の低帯域幅データ162自体は長さフィール
ドの後に続く。一実施形態については、これらのパケット154の全長は各ビデ
オ・フレームにつき120バイトを超えてはならない。
【0081】 コマンド・パケットについては、ペイロード・フィールド142は一連のコマ
ンドを含み、各コマンドの後には関連するデータ・バイト、および/またはサブ
クライアント20からの低帯域幅データが続く。すなわちこの実施形態では、サ
ーバ12は、無線リンクを介してクライアント16に次々に送信される必要のあ
るすべてのコマンドを、1つのデータ・パケット42内にまとめている。したが
って、サーバ12が送信するコマンド・パケットの最大数は、サーバ12が現在
サポートしているオンライン・クライアント16の数と等しくなる。それとは反
対に、各フレーム中にサーバ12に送信される必要のある、コマンドのシーケン
スおよび/またはその関連するサブクライアント20からの低帯域幅データを含
むコマンド・パケットは、どのクライアント16からも最大で1つだけしかない
【0082】 以下では無線リンク間の通信の各方向でサポートされるコマンドについて説明
する。別に指摘しない限り、この実施形態ではサーバ12/クライアント16か
ら送信されるどのパケットについても確認通知(Ack.)は求められない。任
意の数のコマンドをともに並べてデータ・パケット42を形成することができ、
その場合唯一の制限はオーバーオール・パケット42のサイズである。この実施
形態については、パケット42の合計サイズは、各ビデオ・フィールド継続期間
につき80バイトを超えてはならない。他のパケット・サイズは、多様な入力装
置(例えばキーボード、マウス、ジョイスティックなど)の帯域幅要件の考慮に
基づいて選択することができる。図13にはコマンド・パケット164について
の一般的なペイロード構造を示す。各コマンド・パケット164は、ヘッダ16
6、および「n」コマンド・フィールド168を含む。コマンド・フィールド1
68はコマンド170、およびあれば関連するいずれのペイロード172を含む
こともある。関連するペイロード172がない場合、コマンド・フィールド16
8は単一バイトの長さである。いくつかのコマンド170については、関連する
ペイロード172は所定のサイズである。さらに他のコマンド170は、可変長
のペイロード172を有することがある。そのような場合、ペイロード長はペイ
ロード・フィールド172の前に(またはその中で)明確に指示される。
【0083】 1.クライアント16へのまたはクライアント16からのコマンド サーバ12からクライアント16へのコマンドのセット、およびクライアント
16からサーバ12へのコマンドのセットは本技術によりサポートされる。サー
バ12は、そのホスト・コンピュータ13とは無関係にコマンドの大半を処理す
るように構成される。大きなテーブル(例えばサーバ12によってローカルに格
納することができないもの)へのアクセスおよびユーザ入力に伴う決定だけは、
ホスト・コンピュータ13に渡す(およびホスト・コンピュータ13から発する
)必要がある。サーバ12が各コマンド・パケット164を読み出す/コンパイ
ルする際、そうした情報が有用でありうる場合には(例えば、サーバ12が特定
の各クライアント16について同一の同意された制約を固守する必要がある、C
onnection Agreementのようなコマンドについて)、パケッ
トのコピーをそれ自体のために保存しておくよう決定することがある。一実施形
態では、サポートされるコマンドは下記のものを含むことがある。
【0084】 Connection Request:これはペイロードがないパケットで
ある。各クライアント16はこのコマンドを使用して、サーバ12にそれが始動
中でありサービスを必要としていることを知らせる。サーバ12は同一のコマン
ドを使用して応答する。クライアント16およびサーバ12は、適当な時間同期
が実現されるまでこのコマンドを互いに繰り返し送信する。同期化が実現される
と、サーバ12はマスタになり、クライアント16の信頼性をチェックする。認
証手順がうまく行かない場合、サーバ12はDisconnect Reque
st(Req.)コマンドを送信することによりクライアント16を拒否する。
クライアント16はDisconnect Ack.を送信することにより応答
することが求められる。一方、クライアント16の認証がうまく行った場合、ホ
スト・コンピュータ13はClient Authentication Pa
ssメッセージをサーバ12に送信する。サーバ12は、クライアント16のス
ループット要求を受け入れることが可能であるかどうかをチェックする。可能で
ない場合、サーバはRetry Laterコマンドをクライアント16に送信
することにより、クライアントに後で接続を再試行するように通知する。このよ
うな場合、クライアント16はDisconnect Ack.を送信すること
により応答するように求められる。サーバ12はクライアント16の受け入れを
決定すると、Connection Agreementsパケットをクライア
ント16に送信することにより接続許可を暗に示す。
【0085】 図17に、例示的Connection Requestパケット210の構
造を図示する。Connection Requestパケット210は、接続
要求コマンド・フィールド212、クライアント連続番号フィールド214、ク
ライアント特性フィールド216を含む。連続番号フィールド214およびクラ
イアント特性フィールド216中に含まれている情報は、サーバ12に対する個
々のクライアントを識別するために機能する。こうした情報は製造時にクライア
ント内のメモリ(例えば読み出し専用メモリ)中に格納することができ、クライ
アントのタイプ、製造者、ドライバ情報、他のクライアント識別情報を含むこと
ができる。クライアントがサブネットへのアクセスを許可されようとする場合、
サーバ12は、パケットをクライアント16に送信する最中に、クライアント・
セッションID218をパケットに加えることができる。その後、クライアント
はサーバ12へのその送信の際に、セッションID情報を利用することができ、
冗長な連続番号および特性フィールドを毎回再送信せずにすむ。したがって、ク
ライアント・セッションID218は、クライアント16をサーバ12に対して
識別する際の簡略な方法として機能し、また必要であればサーバ12が特定のク
ライアント16を行先とするデータおよびコマンドをアドレス指定できるように
もする。これにより全体の帯域幅が節約できる。
【0086】 Connection Agreements:サーバ12はこのコマンドを
3つの目的で使用する。第1に、接続認可を新しいクライアント16に暗示する
ため、および接続の条件を指定するため(例えば、サーバ−クライアントおよび
クライアント−サーバの帯域幅に関しては、ECCタイプ、オーディオ/ビデオ
情報の圧縮タイプなど)。第2に、クライアント16がこのコマンドをセッショ
ン中に受信すると、そのコマンドは以前にネゴシエートされた接続同意内の強制
的変更を暗示する(例えば、チャネル状態の不良、新しいクライアントがサブネ
ット10に追加されたなどの理由で)。第3に、特定のクライアント16が所定
の時間(比較的長い)静止していることにサーバ12が気付くと、サーバ12は
、以前にネゴシエートされた接続を事実上変更することなく、Connecti
on Agreementsパケットを送信し、それと引き換えに確認通知を求
める。クライアント16と接触するために所定の回数の試行を行っても確認通知
が受信されない場合、クライアント16は切断されていると宣言される。いくつ
かの場合では、例えばクライアント16がサーバのデータ転送速度に対処できな
い場合には、これと同一のコマンドはクライアント側から発することもあること
に注意されたい。
【0087】 一実施形態では、Connection Agreementコマンドについ
ての合計のペイロード・サイズは5バイトであり、パケット構造174に含まれ
るネゴシエーションの項を図14に示す。Connection Agreem
entパケット174は、パケットを識別する接続同意コマンド176で始まる
。フォワード帯域幅フィールド178は、クライアントがサーバから受信するこ
とを期待できるパケットの数を指定するために使用される。リバース帯域幅フィ
ールド180は、クライアントがそのリバース・スロット中にサーバに送信しう
るパケットの数を指定するために使用される。これらのフィールドは、各方向の
ビデオ、オーディオ、データ帯域幅も定義する。PCL−IDフィールド186
は、先行するクライアント(8ビット)のIDを指定する。サーバ12の後に送
信を許可される最初のクライアントは、ゼロ(0)をそのPCL−IDとして受
信する。CNUM188は、クライアント・オンライン番号であり、クライアン
ト16に現在のオンライン・サービス・リストにおいてそれに先行するクライア
ントの数を知らせる。
【0088】 SCA(送信クライアント属性)190は、クライアント16にそのプロパテ
ィまたは属性が必要とされているかいないかを知らせるために、サーバ12によ
って使用される制御フィールドである。例えばSCA190がすべて1にセット
される場合、これはクライアント16がそのプロパティをサーバ12に送信する
必要があることを示す(例えばクライアントのプロファイルが間違って消された
場合、または新しいクライアントの設置である場合)。サーバ12はパケットを
繰り返して(タイム・スタンプの変更とともに)これらのプロパティを受信した
ことを確認通知し、その後でクライアント16はConnection Agr
eement Ack.を送信する。一方、SCAフィールド190がすべて0
にセットされる場合、これは以前に定義されたプロパティをクライアント16が
固守するか、またはログ・アウトすることをサーバ12が要求していることの指
示として使用される。SCA190中の任意のビットが、無線リンクを送信され
ている間に破壊されてしまった場合は、反復中の固有の冗長がサーバ12/クラ
イアント16で使用されて(例えば多数決論理ヴォーティングにより)、その実
際の内容を判定する。
【0089】 Connection Agreement Ack.:このパケットはクラ
イアント16を発信元とし、Connection Agreementsコマ
ンドに応答して送信される。これはペイロードのないパケットである。
【0090】 Add Subclient:各クライアント16は、それがサポートする必
要があるサブクライアント20を決定することについて責任を負い、このコマン
ドを使用してサーバ12に同一の内容を報告する。これによりサーバ12は、必
要とされている帯域幅を割り振ることができる。帯域幅要件が満たされる場合、
サーバ12はホスト・コンピュータ13にサブクライアント20について通知し
、ホスト・コンピュータ13が関連するドライバをロードできるようにする。図
15に示すように、サブクライアント追加パケット192は、コマンドID19
4、ならびにサブクライアント・セッションID(SS−ID)196、サブク
ライアント・タイプ(SCT)197、サブクライアントID(SCID)19
8を含むことができる。SS−ID196は上記で説明したクライアント・セッ
ションIDと同様の目的をサービスし、SS−ID196およびSCID198
は、サブクライアント20がウェイク・アップする限り、サーバ12および対応
するクライアント16により動的に割り振られることができることに注意された
い。
【0091】 Subclient Not Added:このコマンドはサーバ12により
クライアント16に送信され、新しいサブクライアント20を含むことに成功し
たことを示す。コマンド・タイプ以外にも、関連づけられたAdd Subcl
ientコマンド内にあるフィールドに類似するSCTおよびSCIDフィール
ドを使用してもよい。
【0092】 Subclient Not Added:このコマンドはサーバ12により
クライアント16に送信されて、新しいサブクライアントを追加することが不可
能であることを示す。コマンド構造はAdd Subclientコマンドと同
じでよい。
【0093】 Delete Subclient:クライアント16は応答しないサブクラ
イアント20はどれもタイム・アウトしてよく、それをサーバ12に報告する。
いくつかの場合では、サブクライアント20のうち選択されたセットだけをタイ
ム・アウトすることができる。もはや利用されていないサブクライアント20を
削除することで、サーバ12は以前に割り振られた帯域幅を再使用することがで
き、またホスト・コンピュータ13は関連する任意のドライバをアンロードする
ことができる。パケットはサブクライアント・タイプおよびサブクライアントI
Dを含み、そのコマンド構造はAdd Subclientコマンドと同じであ
ってよい。
【0094】 Subclient Deleted:このパケットはDelete Sub
clientコマンドに応答して、サーバ12からクライアント16に送信され
る。そのコマンド構造はAdd Subclientコマンドについての構造と
同じでよい。
【0095】 Reset Client:このコマンドはサーバ12を発信元とし、受信す
るクライアント16がそれ自体をリセットしてConnection Requ
est段階から再び開始するよう要求する。これはペイロードのないパケットで
ある。
【0096】 Reset Ack.:これはReset Clientコマンドに対する確
認通知である。これはペイロードのないパケットである。
【0097】 Disconnect Request:このコマンドは、サーバ12がクラ
イアント16を除くか、あるいはクライアント16がターンオフされるかに応じ
て、サーバ12またはクライアント16のいずれかを発信元とする。これはペイ
ロードのないパケットである。
【0098】 Retry Later:このコマンドはサーバ12を発信元とし、深刻なチ
ャネル状況または帯域幅制限のいずれかの理由で、現在クライアント16にはサ
ービスすることができないことをクライアント16に通知する。こうしたコマン
ドを受信すると、クライアント16は同一の情報を関連するユーザに渡し、それ
によりユーザに後で接続を試みるように指示を出す。このパケットにはペイロー
ドはない。
【0099】 Disconnection Ack.:これはDisconnect Re
questおよびRetry Laterコマンドに対する確認通知である。こ
れはペイロードのないパケットである。
【0100】 Key Frame Request:このコマンドはビデオ送信の受信側を
発信元とし、受信側でフレームの損失がある場合はいつでも送信される。このコ
マンドに対する確認通知は、送信側から再送信されたキー・フレームの形をとる
ことがある。これはペイロードのないパケットである。
【0101】 Channel Status:このコマンドは、規則的な間隔でクライアン
ト16により自発的に提供されて、サーバ12にそのチャネル・ステータスを通
知する。チャネル・ステータス・バイトはパケットのペイロードを形成し、それ
は1バイトの長さでよい。
【0102】 Token Pass:これはペイロードのないコマンドであり、送信者から
の送信の終了を信号で知らせる。このコマンドは次のクライアント16(または
サーバ12)に、送信を開始するよう指示を出す。サーバ12はその送信を開始
するために、最後のクライアント16からのこのコマンドを待機する。サーバ1
2がこのパケットを送信すると、クライアントIDはすべて0にセットされ、ス
トリング中の最初のクライアント16にその送信を開始するよう指示する。これ
はダミーの確認通知または「クライアントが生きている」という信号と見ること
もでき、その場合サーバ12は最初にサーバ12に通知しないでシャット・オフ
するいずれのクライアント16を追跡する。同一のコマンドを使用してチャネル
変更の完了を指示することもできる。
【0103】 Remain Quiet:これはペイロードのないコマンドであり、サーバ
12を発信元とする。サーバ12はチャネル切換えの前にこのコマンドを使用し
て、サーバが他のチャネルをチェックして戻るまで静止の状態でいるようにすべ
てのクライアント16に通知する。各クライアント16は、コマンドを確認通知
する(例えばDisconnect Ack.を送信することにより)よう求め
られる。
【0104】 Change Channel:これはペイロードのないコマンドであり、サ
ーバ12を発信元とする。サーバ12が他のチャネルが現在のチャネルより良好
であると判定する場合、サーバはすべてのクライアント16にチャネルを変更す
るよう通知する。
【0105】 Change Channel Ack.:これはChange Chann
elコマンドに応答して、各クライアント16によりサーバ12に送信される確
認通知である。これはペイロードのないパケットである。同一のコマンドはサー
バ12およびクライアント16の双方によって使用することができ、チャネル変
更の完了/打切りを確認する。
【0106】 New PN Code:このコマンドはサーバ12を発信元とし、新しいP
Nコード・ビットおよび変更が実施される時間マークを含んだペイロードを含む
【0107】 New PN Code Ack.:これは受信したNew PN Code
コマンドに応答して、各クライアント16からサーバ12に送信される確認通知
である。各クライアント16は、新しいPNコードを反復して、サーバ12が適
切な受信を確認できるようにする。2つのコードが一致しない場合、サーバ12
はNew PN Codeコマンドを再送信することがある。
【0108】 2.ホスト・コンピュータ13からの、またはホスト・コンピュータ13への
コマンド サーバ12とのホスト・コンピュータの通信は無線リンク上では行われず、2
つのレベルで見ることができる。第1のレベルは、従来のハードウェア・ポート
および低レベルのシグナリングを使用して、「transmission co
mplete」「receiver buffer full」など、一般にコ
ンピュータ・アプリケーションで使用されている低レベル・メッセージを通信す
る。第2のレベルは、第1のレベル上に確立され、上記で説明したネットワーク
・プロトコル、パケット・フォーマットなどを使用して、クライアントの接続お
よび切断などより高位レベルの情報を伝搬する。通信の第1のレベルは事実上従
来式のものであり、これ以上は説明しない。通信の第2のレベルは以下のコマン
ドを利用する。
【0109】 Data Request:このコマンドはサーバのメモリの内容に対する要
求として、ホスト・コンピュータ13を発信元とする。サーバ12は、Data
Sendコマンドを使用してデータを提供することにより応答する。同一のコ
マンドは、ホスト・コンピュータ13からのデータで特定のメモリのブロックを
満たすためにサーバ12により使用される。コマンド構造は、データがないとい
う点を除いてはデータ送信パケットと同じである。
【0110】 Data Send:このコマンドはホスト・コンピュータ13またはサーバ
12を発信元とする。ホスト・コンピュータ13はこのコマンドを使用して、サ
ーバ12に格納されているデータの内容を変更する。サーバ12は、ホスト・コ
ンピュータ13から要求がある際に、このコマンドを使用してそのデータを供給
する。
【0111】 データ送信パケット200のフォーマットを図16に図示する。示すように、
パケットは、コマンド・タイプを識別するコマンドID202を含む。アクセス
中のメモリ位置を識別するために、高バイトおよび低バイトのアドレス・フィー
ルド240、206が含まれる。最終的に、データ・ペイロード208自体が提
供される。
【0112】 低レベルの通信で通常使用されるメールボックス登録がサーバのメモリ位置の
内容を格納するには十分でないかもしれないという事実により、データ要求/送
信コマンドはここでサポートされる(それは他の実施形態では低レベルのコマン
ドかもしれないが)。
【0113】 Client Authentication Pass:このコマンドは、
ホスト・コンピュータ13からサーバ12に送信され、クライアント16を受け
入れられることを示す。これはペイロードのないコマンドでよい。
【0114】 Shutdown:ホスト・コンピュータ13は、シャット・ダウンする前に
このコマンドをサーバ12に送信する。同一のコマンドは、ホスト・コンピュー
タ13が何らかの理由(例えば保護者による規制)でクライアント16をサポー
トすることを望まない時間中に使用されることがある。サーバ12はすべてのク
ライアント16との接続を切断し、Shutdown Ack.を通じてホスト
のコマンドに確認通知する。これはペイロードのないコマンドである。
【0115】 Shutdown Ack.:これはサーバ12を発信元とする、ペイロード
のないコマンドである。このコマンドがパスされた後、サーバ12はタイム・ア
ウトしシャット・ダウンする。ホスト・コンピュータ13はシャット・ダウンす
る前に、この確認通知を待つ(またはタイム・アウトする)。
【0116】 D.ネットワーク事項 ネットワークは、最初のスタート・アップの際にインストールしなければなら
ない。これはサブネット10間でのPNコードの配布を必要とし(例えば2つの
隣接するサブネットによる、同一のPNコードの使用を最小限にするために)、
ホスト・コンピュータ13においてクライアント16のリストを開始し(例えば
、プロパティおよび帯域幅要件がホスト・コンピュータ13に知られていない、
未インストールのいずれかのクライアントからの接続要求をサーバ12が拒否す
ることができるように)、クライアントIDをクライアント16間に配布し(例
えば、サーバ12からの予測されるデータ、およびそれぞれの送信スロットに関
して、クライアント16間での混乱を防ぐために)、各クライアント16につい
て推定される帯域幅要件のテーブルを形成する(例えば、接続がどの特定のクラ
イアント16に対しても許可される前に、サーバ12が帯域幅要件をオンライン
で事前に計算できるように)。
【0117】 任意の新しいクライアント16をサブネット10に導入する前に、ホスト・コ
ンピュータ13で認識されるクライアントのリストを更新しなければならない。
これはホスト・コンピュータ13でユーザにより直接行ってもよく、他の実施形
態では、クライアントIDがサーバ12および新しいクライアント16の両方に
提供される限り、遠隔から行ってもよい。
【0118】 通常の動作中に、クライアント16が応答を中断することがありうる。不在に
なったクライアントの後のクライアント16がチャネルを使用できないことがあ
るので、これは惨事につながりかねない。この問題を軽減するために2方向から
の解決法が実施される。第1に、クライアント16がラインにおいて先行するク
ライアントからパケットを受信しない場合、クライアント16はタイマを呼び出
し、チャネルを捕捉する前に所定の時間待機する。第2に、無線装置14からの
受信信号強度指示(RSSI)を使用して空いているチャネルをチェックし、関
連する無線装置14が真のパケットを認識できない(例えば深刻なチャネル状態
が原因で)場合の、間違った捕捉を回避することもできる。
【0119】 1つ以上のクライアントが不在になるという問題を解決するために、空いてい
るチャネル中の待機時間は事前定義される。すべてのクライアントは使用されて
いない時間を追跡し、適切な事前定義された複数の待機時間待機した後でチャネ
ルを捕捉する。K個の連続するクライアント16が不在である場合、(K+1)
番目のクライアント16が、K個の事前定義された時間の後にそれを引き継ぐ。
さらにサーバ12は応答のないクライアント16を追跡し、応答のあるクライア
ント16を移動して(例えばそのConnection Agreementを
修正することにより)適切にチャネル中のギャップを埋める。
【0120】 先に指摘したように、サーバ12がすでに動作した後にクライアント16がウ
ェイクアップする場合、クライアント16はチャネルをチェックし、それから静
止(Q)スロット中で応答する必要がある。この理由のために、サーバ12は、
クライアントがサーバ12に適切な通信をせずにシャット・ダウンされる場合で
も、オンライン・クライアントのリストから削除する前に、すべてのオンライン
・クライアント16を所定の時間記憶している。シャット・ダウン・コマンド・
シーケンスまたはタイム・アウトにより、クライアントがオンライン・リストか
ら消去される場合、出て行くクライアントが手放した帯域幅はそれを必要とする
クライアントに再割り当てされる。
【0121】 クライアント16が接続を切断したい場合、Disconnect Requ
estがサーバ12に送信され、クライアント16はDisconnect A
ck.を受信した後にシャット・オフする。サーバ12は、確認通知を送信した
後にオンライン・クライアントのリストからそのクライアントを削除する。確認
通知が損失する場合、クライアント16は別のDisconnect Requ
estパケットを送信し、サーバ12はクライアント16はすでに削除されたこ
とを記憶しているので、別のDisconnect Ack.パケットを送信し
てクライアント16をシャット・ダウンさせることができる。
【0122】 クライアントのアプリケーションがシャット・ダウンされる際、クライアント
16は電源が入った状態のままであることがある。ただし、サーバ12はそのア
プリケーションをシャット・ダウンさせているので、所定の長さの時間待機し、
Connectioin Terminateコマンドをクライアント16に送
信し、Disconnect Ack.パケットを待機する。Connecti
on Terminateコマンドに応答して、クライアント16は電源が切れ
、サーバ12はクライアント16をオンライン・クライアントのリストから削除
する。ただし、クライアントの以前の確認通知が失われた場合サーバ12は別の
Connection Terminateパケットを送信することがあるので
、クライアント16は実際に電源オフする前にしばらく待機する。
【0123】 上記で説明したプロトコルを実施するために、数個のネットワーク・ファクタ
を考慮しなければならない。例えば、何らかの形のエラー認識およびエラー訂正
を採用して、サブネット10をサポートする無線リンクが雑音が多く損失の多い
性質であることによる障害に対して防御しなければならない。またネットワーク
が変化するチャネル状況(例えば雑音の増加など)に応答できるように、通信チ
ャネルを監視しなければならない。これにより上記で述べたチャネル切り替え動
作が可能になる。さらに、データの暗号化を使用して、盗聴に対して防御し、外
部者によるデータの操作および/またはサブネットの設定を防ぐことができる。
これらの事項または他の事項は下記で詳細に述べる。
【0124】 上記で述べたように、エラー認識および訂正を導入するために、エラー訂正コ
ーディング(ECC)を使用することができる。一実施形態では、ECCコード
化は、リード−ソロモン・エンコーダを使用して実現される。各データ・パケッ
ト42(ヘッダを含む)は、239バイトのブロックに分割され、ECCは25
5バイトのブロックを形成するように実行される。データ・パケット42中のバ
イト数が239の整数の倍数でない場合、仮想ゼロ・コード化技術を使用して、
最後のブロックが切り捨てられたECCとともに送信される。この技術では、E
CCのバイトは、データはブロックを完成させるように埋め込まれたゼロである
ものとして計算されるが、埋め込みバイトは送信されない。その代わりに、受信
装置において埋め込みバイトが追加され、データはデコードされる。いくつかの
実施形態については、すべてのパケットは等しく扱われるが、他の実施形態では
、オーディオおよびコマンド・パケットは高程度のECCにより送信されるのに
対し、パケットに含まれるビデオ・データの重要性に応じてビデオ・パケットは
それとは異なる等しさで保護されることがある。
【0125】 チャネル状態を継続して監視できるように、各クライアント16はサーバ12
により送信される全てのパケットを追跡し、各パケットにタイム・スタンプを使
用していずれかのパケット損失を検出することができる。パケット損失計算の数
は、およそ1秒(あるいは他の期間)に1回、サーバ12に自動的に中継され、
サーバ12はこの情報を使用してチャネル状態を判断することができる。このよ
うなチャネル監視は、チャネル変更決定、および変化するエラー防御を提供する
ために有用である。チャネル変更は、現在のチャネル中の雑音/干渉が容認不能
になった時はいつでも実行することができる。増大された(または低減された)
エラー防御は、チャネル状態に応じて、より好適な帯域幅利用および頑強性を提
供するために使用される。
【0126】 本技術は著しいオーバヘッド(すなわち真のデータ以外の情報を転送するため
にかかる時間)の使用を回避する。例示的サブネット10では、オーバヘッドは
さまざまな形態で存在し、無線ターン・アラウンド時間(たとえば4Mbpsま
たは5バイトで、10μsecまた40ビット)、無線データ・フレーム・プリ
アンブル44(例えばダイバーシチのない80ビット、またはダイバーシチのあ
る128ビット)、無線データ・フレーム・ヘッダ(例えば16ビットのLin
k−ID、16ビットの長さ情報、16ビットのCRCの48ビット)、パケッ
ト・ヘッダ140(例えば8ビットのClientID、8ビットのTime
Stamp、8ビットのSTP、8ビットの長さフィールドの32ビット)、お
よび各ビデオフレーム時間(例えば16バイト)ごとに1つの接続要求パケット
を伝播するために、新しいクライアントについて提供され、また必要な場合には
提供されなければならないスロットQを含む。オーバヘッドを最小限に保つため
に、サーバ12はチャネル使用統計を継続的に監視し、それに応じてクライアン
ト16間の帯域幅割り当てを変更する。したがってチャネルは延長した時間、不
使用の状態でいることは許されない。
【0127】 所定のチャネルについてのオーバヘッドは、一実施形態については下記のよう
に推定される。各無線データ・フレーム40が単一のパケット42を伝搬するよ
うに制限される場合、各データ・フレーム40のオーバヘッドは128+48+
32=208ビット=26バイトになる。N個のオンライン・クライアント16
があるサブネット10については、任意のビデオ・フィールド継続期間内に2N
のコマンド・パケットがある。これらのパケットの最大ペイロードは、100バ
イトに制限される。この制限は、マウス、キーボード、アナログ・ジョイスティ
ック・インタフェースで予測される典型的なトラフィックを満たし、また他のコ
マンドを提供するように選択される。例えば、キーボード・インタフェースは1
分につき最大で100ワード、すなわち1秒につきおよそ10キーストロークを
要すると予想される。この結果0.32バイト/フィールドとなる。しかし各キ
ーストロークは16ビットのワードであり、2バイトのペイロードになる。オー
ディオ(44.1Kサンプル/秒、ステレオ、2:1圧縮)は、ビデオ・フィー
ルド44につきおよそ800バイトを割り当てられる。これは1つのデータ・フ
レーム40に適合することを意味する。言うまでもなく上記のパラメータについ
ては、特定のチャネル/サブネットに応じて適切な他の値を使用することもでき
る。
【0128】 上記の値を使用すると、ビデオ・フィールド44で使用可能な総帯域幅は、4
*106*16.68335*10-3=66733.4=8341バイトとなる
。オーディオ情報には、(800+26)=各フィールド44の826バイト:
コマンド情報は(100+26)*2Nバイト(2つのクライアント16では、
これは616バイト);無線ターン・アラウンド時間は(N+1)*5バイト(
2つのクライアントに関してはこれは15バイト)でセットされ;そして静止(
Q)スロットは16バイトにセットされる。ビデオ情報には残っているいずれか
の帯域幅が割り当てられ、すなわち上記の実施形態については、ビデオ情報には
およそ8341−(826+616+15+16)=6880バイト(オーバヘ
ッドを含む)が割り当てられる。したがってビデオ情報を伝搬する各無線データ
・フレームは、(1024+26)=1050バイトを必要とする。したがって
ビデオ情報は合計7つのパケットを占め、その7つのパケットのうち6つは満た
され1つのパケットは部分的に満たされる。したがってビデオ・フィールド44
内のそのようなフレームの総数は、2Nのコマンド、1つのオーディオ、7つの
ビデオになる。2つのクライアントについては、これは12のデータ・フレーム
になる。したがってオーバヘッドは15+12*26=327バイトのオーバヘ
ッドになる。
【0129】 これは1つのビデオ・フィールド継続期間で使用可能な総帯域幅(8341バ
イト)の3.92%のオーバヘッドに相当する。無線プログラミングなどに伴う
いずれかの遅延が原因の余分のオーバヘッドの25%を提供すると、これは4.
9%のオーバヘッドになる。ECCについて別に6.275%のオーバヘッドを
追加した後でも、本技術が含むのは総オーバヘッドの12%未満である。
【0130】 上記の説明により、サーバ12がすべての動的なネットワーク管理を実行し、
それに対してホスト・コンピュータ13が静的なネットワーク管理を行うことが
明瞭になろう。動的ネットワーク管理は、帯域幅の割り当て、帯域幅の利用に関
するネットワーク監視(policing)(ホスト・コンピュータ13にも報
告される)および再ネゴシエーション;オンライン・クライアントのリスト維持
;チャネル選択/変更を含む。静的ネットワーク管理は、インストールに関する
全ての詳細事項(例えばリンクID、PNコードなどの決定);クライアントI
Dの維持;チャネル・ステータスおよび変動の維持、およびPNコード変更の決
定(例えば両方の方向の各クライアント16について維持されるテーブルまたは
他のリストが必要であり、それはチャネル・ステータスがサーバ12により受信
される際は必ず更新される必要があり、エントリは例えば1週間/1カ月など長
期間にわたって累積され、チャネルの性質の累積統計に基づいて、各方向の各ク
ライアント16について決定が行われることが好ましい);帯域幅利用統計テー
ブルの維持、特に新しいクライアントをインストールする間には、ユーザにその
むねを通告する。
【0131】 以上のように、リアル・タイム・マルチメディア無線ネットワーク・プロトコ
ルについて説明した。図示された特定の実施形態を参照して説明をしたが、本発
明はそれにより制限されるべきではない。その代わり、本発明は下記の請求項に
よってのみ評価されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である無線プロトコルによりサポートされる、一般化した
ネットワーク・アーキテクチャを示す図である。
【図2】 環境内での重なり合わない複数のサブネットの好ましい配布を示す図(a)と
サブネットが重なり合っている例示的環境を示す図(b)である。
【図3】 本発明の一実施形態に従って構成されたネットワーク体系への、開放型システ
ム間相互接続(OSI)の適合を示す図である。
【図4】 本発明の一実施形態に従ったサブネット内での、データの送信についての階層
的配列を示す図である。
【図5】 本発明の一実施形態によるサブネットに、クライアントを追加するプロセスを
示す状態図である。
【図6】 本発明の一実施形態による、サーバから見たクライアントをサブネットに挿入
するプロセスを示す状態図である。
【図7】 本発明の一実施形態による、サーバが新しいクライアントについてセッション
を開始するプロセスを示す状態図である。
【図8】 本発明の一実施形態による、サーバから見たサブネット内でのチャネルの変更
のプロセスを示す状態図である。
【図9】 本発明の一実施形態による、クライアントから見たサブネットについてのチャ
ネル変更シーケンスのプロセスを示す状態図である。
【図10】 本発明の一実施形態によるクライアント/サーバのデータ・パケットについて
のフォーマットを示す図である。
【図11】 本発明の一実施形態によるクライアント/サーバのデータ・パケットについて
のフォーマットをより詳細に示す図である。
【図12】 本発明の一実施形態によるデータ・パケットについてのペイロード構造を示す
図である。
【図13】 本発明の一実施形態によるコマンド・パケットについてのペイロード構造を示
す図である。
【図14】 本発明の一実施形態によるコマンド・パケットについてのConnectio
n Agreementの例示的ペイロード構造を示す図である。
【図15】 本発明の一実施形態によるコマンド・パケットについてのAdd Subcl
ientの例示的構造を示す図である。
【図16】 本発明の一実施形態によるデータ送信パケットのフォーマットを示す図である
【図17】 本発明の一実施形態によるConnection Requestコマンド・
パケットの例示的構造を示す図である。
【図18】 本発明の一実施形態による、サブクライアントをオンラインでサブネットに挿
入するプロセスを示す状態図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年9月26日(2000.9.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 エカムバラム,ナタラジャン アメリカ合衆国・95670・カリフォルニア 州・ランチョ コルドバ・ナンバー197・ ビークル ドライブ・2330 Fターム(参考) 5K033 AA09 BA04 CB06 CC01 DA01 DA17 EA02 5K067 BB21 DD24 DD34 EE02 EE12 EE71 JJ38 JJ41 【要約の続き】 をセットアップすること、および/または第2通信チャ ネルのコンピュータ・ネットワークの各構成要素のポー リングを含むことができる。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ・ネットワーク内の通信を制御する方法であっ
    て、 コンピュータ・ネットワークの構成要素を通信可能に結合する第1通信チャネ
    ル内の状態が、その通信チャネルの継続利用にとって容認できなくなりつつある
    ことを、第1ネットワーク装置において判定すること、および コンピュータ・ネットワーク内の通信を第2通信チャネルに切り替えることを
    含む方法。
  2. 【請求項2】 第2通信チャネル内の干渉状態が、第1通信チャネル内の干
    渉状態よりも厳しくない、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 切り替えることが、前記第1ネットワーク装置によって開始
    される、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 切り替えることが、使用可能な通信チャネルの探索中に、前
    記第1通信チャネル内の通信を待機状態に置くことを含む、請求項1に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第1通信チャネル内の通信を待機状態に置くことが、第
    1ネットワーク装置が使用可能な通信チャネルを探索している間に、コンピュー
    タ・ネットワークの構成要素に静穏なままであるよう命令することを含む、請求
    項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータ・ネットワークの各構成要素が、静穏なままで
    あるようにとの命令の受信に肯定応答する、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 第1ネットワーク装置が、第1ネットワーク装置に関連付け
    られた無線機の同調をとることによって、使用可能な通信チャネルを探索する、
    請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 切替えの前に、第1ネットワーク装置が、第2通信チャネル
    を確認するチャネル変更メッセージをコンピュータ・ネットワークの構成要素に
    ブロードキャパシタストする、請求項3に記載の方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータ・ネットワークの各構成要素がチャネル変更メ
    ッセージに応答して、第1ネットワーク装置に肯定応答を送信する、請求項8に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1ネットワーク装置は、コンピュータ・ネットワークの
    各構成要素からの肯定応答メッセージがない場合でも、第2通信チャネルに切り
    替わる、請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 切替えの後で、第2通信チャネルにおいてネットワーク通
    信を確立することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ネットワーク通信を確立することが、第2通信チャネルに
    ついてコンピュータ・ネットワークの各構成要素との帯域幅接続同意をセットア
    ップすることを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 ネットワーク通信を確立することが、第2通信チャネルに
    おいてコンピュータ・ネットワークの各構成要素をポーリングすることを含む、
    請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 切替えの前に、第1ネットワーク装置が、第2通信チャネ
    ルの他のコンピュータ・ネットワークを示すチャネル活動状態についてリスンす
    る、請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 切替えの前に、第1ネットワーク装置が、第2通信チャネ
    ルの他のコンピュータ・ネットワークを示すチャネル活動状態についてリスンす
    る、請求項5に記載の方法。
  16. 【請求項16】 切替えの前に、第1ネットワーク装置が、第2通信チャネ
    ルの他のコンピュータ・ネットワークを示すチャネル活動状態についてリスンす
    る、請求項8に記載の方法。
  17. 【請求項17】 第1通信チャネル内のチャネル干渉状態が容認できないと
    の指示に応答して、コンピュータ・ネットワーク内の通信を第1通信チャネルか
    ら第2通信チャネルに切り替えることを含む方法。
  18. 【請求項18】 第1通信チャネルまたは第2通信チャネルの少なくとも一
    方が、無線通信チャネルを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 第1通信チャネルおよび第2通信チャネルの各々が、スペ
    クトラム拡散無線通信チャネルを含む、請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 切り替えることが、静穏なままであるようにとの命令に応
    答して、第1通信チャネル内の通信を接続解除することを含む、請求項17に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 切り替えることが、第1通信チャネル内の通信を接続解除
    することの前に、静穏なままであるようにとの命令に肯定応答することをさらに
    含む、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 切り替えることが、切り替えるようにとの要求がない場合
    でも、任意で第2通信チャネルに切り替えることを含む、請求項17に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 チャネル切替え肯定応答への要求に応答して、第2通信チ
    ャネルにおいて通信を再開することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  24. 【請求項24】 通信を再開することが、第2通信チャネルにおける帯域幅
    についてネゴシエートすることを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 通信を再開することが、第2通信チャネルへのアクセス要
    求をそれの静止時間スロットにおいて送信することを含む、請求項23に記載の
    方法。
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