JP2002536626A - 予後法のプロトコル - Google Patents

予後法のプロトコル

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JP2002536626A
JP2002536626A JP2000508989A JP2000508989A JP2002536626A JP 2002536626 A JP2002536626 A JP 2002536626A JP 2000508989 A JP2000508989 A JP 2000508989A JP 2000508989 A JP2000508989 A JP 2000508989A JP 2002536626 A JP2002536626 A JP 2002536626A
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ジェニファー ルビン グランディス
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アイ アンド イヤー ファンデーション
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Abstract

(57)【要約】 トランスフォーミング成長因子アルファ(TGF-α)または上皮細胞成長因子受容体(EGFR)の一方または両方の発現レベルが、腫瘍組織のサンプルから直接評価される、頭部および頚部扁平上皮細胞癌の予後において特別な実用性を有する癌の予後法。一旦定量された発現レベルは、標準に関して正規化され、標準化された発現レベルは、TGF-α標準の約83%の予後閾値、またはEGFRの標準の約23%の予後閾値、あるいは計算方法とは無関係に“低い”三分位数の対応する上限閾値と比較される。この低い発現レベルを示す全ての患者ではないにしても、実際上全ての患者は、最初の診断後少なくとも5年間生存して扁平上皮細胞頭部および頚部癌に対して標準的な外科腫瘍摘出および放射線プロトコルによる処置が終了したと考えられる。個々の患者のTGF-αおよびEGFRの発現レベルがこのカテゴリーの中にあるかまたは外にあるかは、患者がそれぞれ良好なまたは劣った予後カテゴリーにあることを意味し、これは次に治療法の適切な選択を手引きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、医療予後法を組み入れる診断プロトコルに関する。その予後法(Pr
ognostic)は、前に悪性腫瘍が診断されている、所定の患者の生存を予測するよ
うに設計されるものである。
【0002】
【発明の背景】
病理学の分野は、一方が他方に包含される二つの専門領域、診断法および予後
法を取り囲むようにして発展しつつある。各領域は、生化学および分子生物学が
著しく重要な役割を果たす医学領域であり、将来の結果(Outcome)予測のため
の信頼できるプロトコルのみならず、伝統的な診断法にも革新を促すものである
。もし診断テストまたはアッセイ、あるいは「診断法」が病気の性質についての
特定の情報を与えるならば、「予後」テストまたはアッセイは、その病気の結果
について特定の情報を与えるものであるが、それは本来の診断法の概念的境界内
においてである。適切に発展する予後法は、投与された薬剤または作用剤、また
は手術や他の治療を含む治療プロトコルが、問題となっている病気または異常を
抑制あるいは克服するのに有効かどうかについて、統計的に有意な、かつ驚くべ
き正確さと精度で、前もってある決定がなされることを可能にする。 極めて現実的な意味において、予後法は、たとえ一般の診断法領域に内包され
るものであったとしても、伝統的な診断法よりもより広い範囲の利益を与える。
予後法領域の出現以前では、様々な治療法が、患者集団のデータ全体から発展さ
れた一般的なガイドラインに基づいて順番に試行されねばならなかったが、多く
の場合にそれら一般的ガイドラインは、患者または与えられた治療のいずれに関
しても失望させる予測価値を有していた。この背景に対して、予後法は、科学的
または医学的価値を生み出すだけでなく、有意な経済的利益(費用有効性)だけ
でなく、従前捕らえどころのなかった人道主義的有利(生活の質)も、生み出すこ
とができることがみてとれる。たとえば、ある予後法によって、ある患者にとり
、単にその治療が果たして有効であるかどうか確かめるだけに与えられる治療に
、耐える必要がない。適切に計画された予後法は、ヘルス介護提供者にリスクカ
テゴリーや生存可能性についての情報を与え、これにより適切な療法を決定する
ことへの支援となる。癌治療の先進域で、予後法の特別の有用性を評価するのは
た易いことだが、そこでは必要のない治療に耐える必要のない患者の利益は、ど
の病気にも最大になるであろう。 ある患者にとり、与えられた治療が有効であるかどうかを予測できる手段が開
業医に与えられた場合、有効でありそうにない療法が、一般に着手時に無視され
るので、費用節減もまた重要となる。(あるいは、予後法の予測有用性は、新規
治療の前向きの研究に含める患者を適切に同定することができる。)有効であり
そうにない治療法が全部除外される場合、失敗に終わる治療に含まれる費用(お
よび無駄)もまた回避される。無益になりそうな治療を避けることのコストおよ
び健康の利益のいずれも、過小評価されるべきではない。選択された治療法が彼
または彼女各人について有効であると予測できることを知る患者のいずれにおい
ても、士気が向上すること自体が、偽薬効果に似た形で治療の成功に貢献するも
のである。 一般に、最善の予後法は、生検で得られた組織、あるいは代わりに血液または
体液の特定の生化学または分子生物学をアッセイし、および定量して、客観的な
転帰(Outcome)の可能性を生み出し得る。そうした生化学的マーカーは、異化
物質、同化物質、酵素、ホルモン、他の発現ペプチドやタンパク質、特殊な糖質
、あるいは他の特異な生体分子だけに限定されないが、これらに挙げられるいず
れかであろう。計画上の考察として、予後法のための理論的に最善の生化学マー
カーは、ひとつのまたは、それ以上の特異的に発現されたペプチドまたはタンパ
ク質であろう。これらが、対応するモノクローナル抗体によって容易に同定(お
よび定量)され得るからである。したがって、理想の癌予後法は、一つまたはそ
れ以上の特異な予後的意義を有するペプチドまたはタンパク質のための臨界閾値
的発現レベルの同定を含む。そのようなアッセイは、標準的モノクローナル抗体
や、光学的な計数定量技術を用いて、既存の実験室試薬および装置でもって行な
うことができ、したがって、正確さおよび精度に加えて安価になるであろう。そ
のアッセイは、特定の患者における発現レベルの確認に行なわれるので、その結
果はその患者に特異的な予後的価値を持つようなものになるだろう。
【0003】
【発明の概要】
最適のリスク調整された臨床決定のためのかかる必要性を満たすために、本発
明は、頭部と頚部の扁平細胞癌の予後法に特別の効用を有する癌予後法であって
、前記の予後法において、トランスフォーミング成長因子アルファ(TGF-α)ま
たは上皮細胞成長因子受容体(EGFR)の何れかまたはその両方の発現レベルが、
腫瘍組織のサンプルから直接および別個にアッセイされる。一旦定量された発現
レベルを、標準に関して正規化し、標準化発現レベルを、TGF-αについては標準
の約83%の、またはEGFRについては標準の約23%の予後閾値、または計算方
法とは無関係に、「低い」三分位数(low tertile)の対応する上限閾値と比較す
る。そうした低い発現レベルを示す、実質的に「全部」(絶対に全部でないとし
ても)の患者は、最初の診断後少なくとも5年間は生存しており、扁平細胞頭部
および頚部癌への標準的な外科腫瘍摘出および放射線プロトコルを用いた治療が
終了したと考えられる。個々の患者のTGF-αおよびEGFRの発現レベルが、このカ
テゴリーの内側または外側のどちらに該当するのか否かは、その患者がそれぞれ
良好なまたは劣った予後カテゴリーのどちらにいるかを意味し、このことは次に
適切な治療法の選択する手引きとなるものである。
【0004】
【発明の具体的説明】
トランスフォーミング成長因子(TGF-α)は、50個のアミノ酸からなるポリペ
プチドである。それは、最初、レトロウィルス−形質転換されたマウス細胞ライ
ンから単離され、その後、ヒトの腫瘍細胞において、ラットの初期胚細胞におい
て、およびヒト下垂体からの細胞培養地において同定された。トランスフォーミ
ング成長因子(TGF-α)は、上皮細胞成長因子(EGF)と構造的および機能的の
両方に、密接な関係があるようで、ともに同一の受容体、すなわち、上皮細胞成
長因子受容体(EGFR)に結合する。TGF-αの研究は、これまで癌・マーカーとし
ての存在、および治療手段としてのTGF-αアンタゴニストの有望な価値に集中さ
れており、TGF-αの定量的な発現レベルまたはそれらの潜在的な予後法的意義に
ついてはそうではなかった。 頭部および頚部扁平細胞の癌腫は、上気道消化管の粘膜に現れる上皮性の悪性
腫瘍である。影響を受ける潜在的解剖学的部位としては、口腔、口腔咽頭、下咽
頭、および喉頭が挙げられる。診断された患者の約半数が、伝統的にはその最初
の腫瘍で治癒した。例えば、年齢、性別、腫瘍部位、「TNM」期、および組織学
的グレードなどの因子が、治療決定の手引きをすることを支援するために一般的
に信頼されてきているが、実際は、転帰の有用な予測物ではない。悪性腫瘍の結
節期評価(Nodal stage assessment)は、生存予測の最良の従来技術であるが、本
発明の予後法は、転帰のさらに優れた予測法であり(図7参照)、したがって、
治療選択を手引きするための改良された手段として貢献する。 さらに後述する91人の患者からの統計的に有意なサンプルについて行なわれ
た研究の結果として、驚いたことに、標準の83/23%よりも少ないTGF-α/
EGFRレベルの発現レベルを示す、文字通りすべての患者が、扁平細胞頭部および
頚部癌についての標準的な外科的および放射線治療の後、5年間を超えて生存し
たことがわかった。これらの人たちのうち驚くほど高いパーセンテージが、さら
に「疾患の証拠なし」(NED)で生存した。翻って、これらの意外な結果は、予
後法アッセイを発展させることとなり、そのアッセイでは、トランスフォーミン
グ成長因子アルファ(TGF-α)または上皮細胞成長因子受容体(EGFR)のいずれ
かまたはその両方の発現レベルを、定量し、標準に関して正規化し、かつその標
準化された発現レベルを、標準の約83/23%の予後閾値に対して比較する。
標準の83/23%の発現レベルかそれ未満のレベルを示す患者全部でなくても
実質的に全部の患者が、標準の治療を仮定すると、最初の診断から少なくとも5
年間は生存するので、このような低いTGF-αまたはEGFRの発現レベルは、このよ
うな標準治療をともなった良好な患者予後を示す予後法を与える。 対照的に、この明細書に要約されたデータが鮮やかに示すように、患者が、標
準の約83/23%よりも、または計算方法とは無関係に「低い」三分位数の対
応する上限閾値よりも高い発現レベルを示す場合、その患者は劣る(poor)予後
カテゴリーにあるとみなすことができ、およびこの情報は、治療選択を手引きす
るのに価値がある。実際の治療の選択について概要をしめすことは、本発明の予
後アッセイの範囲内にはない。本発明は代わりに、熟練した開業医による治療の
適切な選択を可能とする重要な情報(リスクカテゴリー)を与えるからである。
しかしながら、はっきりさせるために、劣る予後カテゴリーにあると判明した患
者の治療についての適切な選択としては、限定はされないが、代わりの外科的、
放射線および/または化学療法の処置、肺扁平細胞癌腫をもつ患者に使用された
ようなEGFRに対するモノクローナル抗体療法、あるいは融合タンパク質、Pseudo
monasまたは Diphtheria種により作り出された毒素を使用するTGF-αまたはEGFR
に対する抗毒素、発展途上の他の治療法が挙げられる。ここで同定された予後閾
値が、実質的にあるいは完全にすべてのタイプの悪性上皮細胞により先に実証さ
れたTGF-αの発現に基づいて、扁平細胞頭部および頚部癌に加えて他の癌に、さ
らに外挿され、および適用されると信じられる。 上記の結論に至る研究を、次のようにおこなった。1990年11月から1993年2月
の間に、頭部および頚部の癌で切除術を受けた患者からの91個の頭部および頚部
扁平細胞癌腫の永久保存の組織サンプル(パラフィン包埋)を、ピッツバーグ大
学医療センターの診断組織病理学の研究室から入手した。関係する患者情報を医
療記録から抽出した。腫瘍切除の時点で、遠隔転移を持つ患者はいなかった。 全患者は、外科的猶予が否定的であることで、初期腫瘍を外科的に切除する手
術を完了し、84.6%(77/91)が局部的リンパ系の病理期(N期)でもって、頚
リンパ節の切除を受けた。臨床的な段階(期)は、受理されたプロトコルに従っ
て踏まれており、臨床的な追跡検査は、すべての患者について1996年10月まで利
用可能であった。患者を、病状に基づいて分類した(すなわち、疾患の証拠なく
生存(NED、その病気で死亡、または他の原因で死亡)。統計的解析が、患者集
団全体について行なわれた。 扁平細胞癌腫の診断は、パラフィン包埋試料について常套の形態学的検査に基
づいた。染色を、組織切片に対して、TGF-αおよびEGFRに特異的なモノクローナ
ル抗体(それぞれCalbiochem/Oncogene Science、 Genosys/Cambridge Research
から入手可能)を使用して行なった。豊富なTGF-α発現を示す正常皮膚のサンプ
ルを、TGF-α発現の正のコントロール参照標準として使用した。一枚のスライド
におよそ25,000の細胞を含むスライドとして提供された、A431の細胞スピン(Cy
tospins)(EGFRを過剰発現する、特徴がよく明らかにされた陰門扁平細胞癌腫
の細胞ライン)を、サポニンを含まないホルムアルデヒド中で固定化し、EGFR発
現の正のコントロール参照標準として使用した。染色の負のコントロールは、一
次抗体を無関係なハツカネズミのIgGサブクラス抗体と一致させたアイソタイプ
に置換することからなっていた。
【0005】 細胞当たりの正の顆粒数の反映としての、免疫化学的染色の強度(平均標識濃
度=平均光学密度)は、SAMBA4000イメージ分析装置 (Image Products Internat
ional of Chantilly, Virginia から入手可能) により40×の拡大倍率で評価
したが、その代わりに他の光学評価装置を用いることができる。各切片の12の
高パワー領域を分析し、結果は12の光学密度値の平均(MOD)として報告した
。また、染色の不均一性(Heterogeneity)をコンピュータ分析により決定し、
細胞と構造との間の濃度変動係数(濃度標準偏差/平均濃度)として定義される
濃度不均一性として報告した。サンプルを暗号化し、コンピュータ処理されたイ
メージ分析を行う病理学者を、患者の臨床結果に対してブラインド状態にした。
3人の異なる個体からのヒト皮膚サンプルをTGF-α Abで染色し、7つの別々の
場合について分析し、このTGF-α標準の変動性(ばらつき)を評価した。A431細
胞のサイトスピン(Cytospin)を、4つの異なる場合においてEGFRについて染色
し、発現レベルを定量し、EGFR標準の変動性を決定した。腫瘍からの生データを
、標準の百分率(%)(平均光学密度)として分析し、日々の染色変動性を制御
し、また、これらの結果を他の実験室における将来的なデータ収集のために一般
化できることを保証した。ヒト皮膚サンプルは、大部分の診断病理学研究所で容
易に入手できるか、または商業的に入手できる。A431細胞は、例えば American
Tissue Culture Collection, Rockville, Maryland から得ることができる。
【0006】 統計分析は、次のように行った。生存は、外科的処置の日から死亡の日まで、
または最後の追跡までの月数で測定した。無疾患生存は、切除術から再発の最初
の証拠まで、または新たな上気道消化管の初期腫瘍の進展までの時間として定義
された。全ての外科的切除術は、軽減というよりは寧ろ治癒と考えられた。患者
は、生存曲線を作成する目的で、TGF-αおよびEGFR腫瘍レベルに従ってほぼ等し
い三分位数に分けた。生存者関数曲線および中央生存時間は、この技術において
よく知られている Kaplan および Meier の方法に従って計算した。中央値の信
頼区間は、対数目盛上で Greenwood の式を用いて作成した。予後ファクターに
よる生存者関数の差は、対数ランク試験により計算した。複数の対数ランク試験
のP値は、ステップダウン Bonferroni の手順を用いて調整した。予測変数の共
同効果は、連続変数を用いてCoxの回帰モデルにより評価した。分析に含められ
た予後共変量は、性別、年令、腫瘍部位、腫瘍グレード、腫瘍期、節期、および
腫瘍中のTGF-αおよびEGFRタンパク質レベルの平均光学密度であった。予後ファ
クターを個々に評価し、生存に対して中程度のまたは強い影響を有する全てのフ
ァクターを、Coxの回帰モデル作成のために合わせて考慮した。MOD値の信頼度を
評価するために、TGF-αおよびEGFRの反復測定値を、サンプルのサブセットにお
いて各マーカーに関して得て、クラス内相関を評価した。
【0007】 試験および統計分析の結果は、次のとおりであった。研究した91人の頭部お
よび頚部癌患者の全ては、彼らの腫瘍中でTGF-αおよびEGFRタンパク質を発現し
た。SAMBA4000細胞イメージ分析装置を用いて、免疫染色の強度を定量した。正
のコントロール皮膚サンプルについて、正のコントロールサンプルの平均TGF-α
MODは、19.26+/-0.99であった。TGF-αおよびEGFR標準の変動性が小さいため、
生データ(MOD)を、各測定に関する標準の%として分析した。その腫瘍が高レ
ベルのTGF-αタンパク質を発現した患者は、高められたレベルのEGFR (Spearman
相関=0.70、p=0.0001) をも発現し、これらの患者は、低レベルのTGF-αおよ
びEGFRを発現した患者よりも多く、疾患で死亡したようであった(図4)。
【0008】 TGF-αおよびEGFRタンパク質発現レベルに基づいて、頭部および頚部の扁平(
上皮)細胞癌腫患者91人を三分位数で考慮し、臨床的および病理的パラメータ
ーと相関させた。図1に示すように、性別、年令>65、腫瘍部位、腫瘍期、節
期または腫瘍グレードは、初期腫瘍ではTGF-αおよびEGFRタンパク質発現レベル
と有意に関連していなかった。無疾患で生存した頭部および頚部癌患者の臨床的
および病理的特徴の関係は、図2に示されている。単変量分析において、減少し
た無疾患生存とは有意に関連しないファクターは、性別、年令>65、腫瘍グレ
ード、腫瘍期または節期であった。腫瘍部位(喉頭;p = 0.0414)は、恐らく、
初期診断および声帯の比較的まばらなリンパ排液の両方のために、増加した無疾
患生存と関連していた。しかしながら、腫瘍中で発現されたTGF-α (p = 0.0001
) またはEGFR (p = 0.0001) タンパク質のレベルは、減少した無疾患生存の最も
強い兆候であった。無疾患生存は、再発または第二の初期腫瘍の何れかを検閲す
ることにより更に調査した。TGF-αおよびEGFRレベルは、指標腫瘍 (p = 0.001)
の再発に対して有意な影響を有すると決定された。7人の患者だけが、研究期
間中に第二の初期腫瘍に進行したが、指標腫瘍での高められたTGF-α (p = 0.01
11) およびEGFR (p = 0.0015) レベルは、第二の上気道消化管悪性腫瘍の発生と
関連していた。
【0009】 全体的な原因−特異的生存を単変量分析により調査したところ、節期 (p = 0.
0071) のTGF-αタンパク質レベル (p = 0.0001) およびEGFRタンパク質レベル (
p = 0.0001) だけが、不利な結果との有意な関連性を示した(図3)。各グルー
プ(三分位数)内での患者の生存曲線は、初期腫瘍中のTGF-αおよびEGFRレベル
の両方が、減少した無疾患(“NED”)生存を高度に予測させたことを示した(
図5aおよび5b)。初期腫瘍中のTGF-αおよびEGFRレベルの両方もまた、三分
位数に分けたときに、減少した全体的な原因−特異的生存(原因が明らかな生存
)を予測させた(図6aおよび6b)。Coxの回帰モデルにおいて、TGF-αおよ
びEGFRレベル、プラス節期の組み合わせは、最も強い生存の兆候であった。モデ
ルからEGFRレベル (p = 0.001) を除外すると、予測力を有意に減少させる結果
となった。しかしながら、EGFRレベルと節期との組み合わせは、TGF-αおよびEG
FRレベル、プラス節期と同様に強い結果の兆候であった(p = 0.13;Coxの回帰の
全体的な原因−特異的生存; データは示されない)。
【0010】 TGF-αおよびEGFR腫瘍レベルが節転移から独立した生存を予測させたかどうか
を決定するために、相互作用の試験を行った。この試験は、全体的な生存に対す
るTGF-αおよびEGFRの効果が、N−期カテゴリーの全体にわたり同一であったこ
とを示した(図7a、7b、7c、7d)。TGF-αレベルは、頚部転移の証拠の
ない12人の患者(N0)において高かった(MOD>標準の182%)。これら1
2人の患者のうちの6人は、研究の期間中に彼らの疾患で死亡した。同様に、臨
床病理学的N0 期の患者16人は、彼らの指標腫瘍中の高いEGFRレベル(MOD>
標準の100%)を有し、そのうちの9人は、その後疾患で死亡した。頚部疾患
が進んだ(N2)5人の患者は、初期腫瘍中で低いTGF-αレベル(MOD<標準の8
3%)を有し、その全員が疾患の証拠なしに今でも生きている。臨床病理学的N 2 期の患者4人では、EGFRレベルが低く(MOD<標準の23%)、その全員が無
疾患で生きている。逆に、N0 期の患者18人では、TGF-α腫瘍レベルが低く、
疾患で死亡した者はなく、また、N0 期の患者21人では、EGFRレベルが低く、
その全員が疾患の証拠なしに生き残っている。14人の患者は高いTGF-α腫瘍レ
ベルを有し、そのうちの11人が疾患で死亡し、9人の患者は高いEGFR腫瘍レベ
ルを有し、その全員がその後彼らの頭部および頚部癌のために死亡した。これら
の結果は、驚くべきことに、臨界的に、標準の約83/23%未満であるか、あ
るいは標準の83/23%より大きいTGF-αおよびEGFR発現レベルが、リンパ節
の状態から独立してさえも、臨床結果の有意義な予測を与え、また、頭部および
頚部癌患者の取り扱いにおいて有意な価値を有することを示唆している。TGF-α
およびEGFRの発現は、他のタイプの悪性腫瘍(例えば膀胱、肺、腎臓、卵巣、脳
、頸、子宮内膜、食道、胃、膵臓および甲状腺など)に関して既に文献に記載さ
れているため、本発明はまた、標準の83/23%というこの重要な閾値に従っ
て発現レベルを評価する方法をも包含する。
【0011】 組織中でのTGF-αおよびEGFR mRNAまたはタンパク質の発現レベルは、幾つか
の技術、例えば放射性標識リ癌ド結合、ウェスタンおよびノーザンブロッティン
グ、インシトゥハイブリダイゼーション、および定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖
反応などによって測定することができる。しかしながら、これらの分子技術は、
時間を消費し、高度の技術上の専門的知識および組織試験片の細心の処理を必要
とする。また、これらの技術は、多くの場合、調査中の分子(1つまたはそれ以
上)の正確な細胞源(例えば、腫瘍細胞、これに対して正常な上皮性細胞、これ
に対して粘膜下組織など)を区別できない。これとは対照的に、モノクローナル
抗体などのような商業的に入手可能な抗体を用いる免疫組織化学は、全ての診断
病理学研究所における標準的手法であり、パラフィン包埋試験片について行うこ
とができる。本発明の関係においては、TGF-αおよびEGFR発現レベルをこの方法
で定量することが容易であるだけでなく、効果的でもある。計数は手動/光学的
であってもよく、あるいは標準化された光学的コンピュータハードウェアおよび
ソフトウェアを用いてもよい。比較的小さい体積の腫瘍組織だけで定量的イメー
ジ分析を行った場合でさえも、TGF-αまたはEGFR発現に著しく低いレベルの不均
一性があることが判明し、正確な定量のためにこれ以上何も必要でなかったこと
が見出された。
【0012】 本発明の、標準の約<83/23%の発現レベルの臨界性を可視化するための
最も容易な方法は、図5〜7を以下のように比較することである。各グラフ中の
“低い”発現グループは、発現レベルが標準の約83/23%よりも低かった患
者の三分位数を表す。図5aおよび5b以外の全てにおいて、データは“生存比
”の軸上で直交する“低い”グループ、即ち死亡しないグループの線を示す。図
5aおよび5bにおいても、この同じグループでは、少なくとも5年間は死亡し
た者はおらず、このグループの曲線が幾分傾いた唯一の理由は、これの比較的小
さい比が疾患の何らかの証拠を示したということである。従って、図7および8
の“平坦な線”は、驚くべき且つ予想外の結果を示している。即ち、本発明の発
現レベルは、決して滑らかな連続体ではなく、実際に、上下の両方で予後の意味
を持った臨界的レベルを有することを、絵で表したように見ることができる。こ
の臨界的レベルを、その他の点では標準的な実験室アッセイにおいて閾値として
使用することは、このように所定の全く新しい効用であり、まさにこれは本発明
の核心を形成する。
【0013】 本発明の予想外にも臨界的な発現閾値に帰することのできる予想外の結果を可
視化するための代わりの方法は、図4で明らかである。●は、扁平上皮細胞頭部
および頚部癌での死亡を表し;*は、扁平上皮細胞頭部および頚部癌からの生存
者を表し、○は、他の原因(交通事故など)での死亡を表し、全ては患者91人
の同じ研究からのデータである。図4から劇的に認め得るように、死亡を表す●
は、高められたTGF-αおよびEGFRレベルに関して、生存者の*と同様に、ニート
で容易に限定できる区画内に集まっている。“死亡”の●に関しては、統計的な
“局外者”は全くなく、これは決して予期できなかったことである。
【0014】 以上に本発明を個々の方法および患者集団に関して詳細に説明したが、本発明
は添付の請求の範囲に記載された限りでのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、91名の患者の研究におけるTGF-αおよびEGFRの発現レベル
を示す表である。
【図2】 図2は、同じ研究における潜在的な予後因子と無疾患生存との関連性
を示す表である。
【図3】 図3は、同じ研究における潜在的な予後因子と全体的な原因−特異的
生存との関連性を示す表である。
【図4】 図4は、高められたTGF-αおよびEGFRレベルに対してプロットした個
々の患者を示す図である。
【図5】 図5aおよび5bは、疾患の証拠がなく生存している患者の比率(三分
位数に分割した)を時間とともに示すグラフである。
【図6】 図6aおよび6bは、患者の三分位数(tertile)についての全体的な
原因−特異的生存比率を時間とともに示すグラフである。
【図7】 図7a、7b、7c、および7dは、結節期(nodal staging)について分割
した同一患者の三分位数(tertile)の時間とともに生存比率を示すグラフであ
り、さらに本発明の予後法が、節期だけの使用と相対して、患者を管理する方法
をいかに変えるかも示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既に悪性腫瘍を有すると診断されている患者において患者の治療法を予測(予
    後)するための診断方法であり、この方法が、下記の工程: a)患者から悪性細胞のサンプルを入手する工程、 b)前記サンプル中のTGF-αおよびEGFRからなる群から選択されたタンパク質
    の発現を定量する工程、 c)前記工程b)で定量された値を標準に関して正規化し、標準に関して正規
    化された百分率発現を与える工程、 d)前記標準に関して正規化された百分率発現が、計算可能な生存曲線で決定
    して、劣ったまたは良好な予後カテゴリーに該当するかどうかを評価する工程を
    含み、 前記工程d)で行われた評価が、前記患者における治療アプローチを決定する
    際に予後の有意性を有することを特徴とする前記患者の治療法を予測(予後)す
    るための診断方法。
  2. 【請求項2】 前記悪性細胞が、扁平上皮細胞頭部および頚部癌細胞、膀胱癌細胞、肺癌細胞
    、腎臓癌細胞、卵巣癌細胞、脳癌細胞、頸癌細胞、子宮内膜癌細胞、食道癌細胞
    、胃癌細胞、膵臓癌細胞および甲状腺癌細胞からなる群から選択され、前記工程
    d)が、前記標準に関して正規化された百分率発現がTGF-αに関する標準の約8
    3%よりも大きいか、または小さいか、あるいはEGFRに関する標準の23%より
    も大きいか、または小さいかを評価することを更に含むことを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記悪性細胞が、扁平上皮細胞頭部および頚部癌細胞であることを特徴とする
    、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記定量が、前記悪性細胞をTGF-αまたはEGFRに対して特異的なモノクローナ
    ル抗体と接触させ、更に、得られた結合を定量して、TGF-αまたはEGFRの存在を
    評価することにより行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記定量が、研究所のスライド上で行われることを特徴とする請求項4に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 前記定量が、光学的に肉眼で行われることを特徴とする請求項5に記載の方法
  7. 【請求項7】 前記定量が、イメージ分析ハードウェアおよびソフトウェアを用いて自動的に
    行われることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記工程d)の結果が、患者の節期と関連させて考慮されることを特徴とする
    請求項5に記載の方法。
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