JP2002536099A - ティッシュペーパ - Google Patents

ティッシュペーパ

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JP2002536099A JP2000598053A JP2000598053A JP2002536099A JP 2002536099 A JP2002536099 A JP 2002536099A JP 2000598053 A JP2000598053 A JP 2000598053A JP 2000598053 A JP2000598053 A JP 2000598053A JP 2002536099 A JP2002536099 A JP 2002536099A
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トロクハン・ポール・デニス
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Abstract

(57)【要約】 バスティッシュとして使用するのに適するふき取り用品は複数枚のシートに形成され、シートは各々少なくとも約11.34kg/278.7m2(25ポンド/3000平方フィート)の坪量を有する紙ウェブの少なくとも1プライを備える。このシートは少なくとも約11.43cm(4.5インチ)の幅および一時湿潤引張り強度特性を有する。本発明のシートは少なくとも約193.55cm2(30平方インチ)の面積を有する。複数プライの実施例では、このシートはふき取り作業1回あたり現在の上等なプレミアムバスティッシュとほぼ同じ実総繊維使用量を維持しながら、少なくとも約19.05kg/278.7m2(42ポンド/3000平方フィート)の最適化された坪量を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は強く、柔らかく、吸収性に富む紙ウェブおよびそれを製造するための
方法に関する。
【0002】 発明の背景 現代の工業化した社会の日常生活に広く行きわたった特徴の一つは使い捨て可
能な製品、特に、紙で作られた製品の使用である。ペーパタオル、化粧用ティッ
シュ、バスティッシュおよびその類似物はほぼ一定した量の使用がある。使い捨
て可能な紙製品に対する一般的な要求により紙製品およびそれらの製造方法を改
良する新方式への要求が生み出されている。紙製造方法における華々しい進歩に
もかかわらず、研究開発の努力は紙製品およびそれらの製造方法の双方を改良す
ることに狙いを定めて継続している。
【0003】 ペーパタオル、化粧用ティッシュ、バスティッシュおよびその類似物のような
使い捨て可能な紙製品は1プライないしさらに多プライのティッシュペーパから
製造されている。紙製品が、その意図している作業をなし遂げることができ、広
く受け入れられる場合、紙製品およびそれを製造するティッシュ紙ウェブは一定
の物理的性質を呈するものでなければならない。こららの性質の重要な項目は強
さ、柔らかさ、および吸収性である。
【0004】 強さとは意図している用途で使用される間、物理的な一体性を保持する抄紙ウ
ェブの能力のことである。
【0005】 柔らかさとは男性ないし女性が自分の手で紙をくしゃくしゃに丸め、その紙を
体の様々な部分に当てたときに心地よく感じる感覚のことである。
【0006】 吸収性とは液体、特に、水、水性溶液および懸濁液を吸収し、そこに保持する
ことのできる紙の特性のことである。
【0007】 強さ、柔らかさ、および吸収性に加えて、バスティッシュ、すなわち、トイレ
ットティッシュは効果的になされるべき、ふき取り作業が可能な十分な物理的性
質を備えていなければならない。“ふき取り作業”とは主として用足し後のふき
取り、すなわち、排尿後、あるいは排便後のふき取りを意味する。“効果的に”
とは最小の紙の消費で、好ましくは、手を汚すことなく、ふき取りをなし遂げる
ことを意味する。付言すると、使用者は使用後に清潔さ、乾燥、およびさわやか
さのようなふき取り後の状態を感じなければならない。
【0008】 現在主流のバスティッシュは、一般には、薄く、すなわち、比較的厚さが小さ
い。ティッシュのかさ、坪量および厚さについては改良が加えられていても、典
型的には、消費者はふき取り作業のためにティッシュを折り重ねあるいはくしゃ
くしゃに丸めることで、バスティッシュの複数層を使用している。こららの複数
層は水分が使用者の手に触れるのを防ぐのと同時に、指が突き抜けてしまうのを
防止するために必要である。男性、あるいは女性もふき取り中に手が汚れる危険
を最小にすること望むことが多いので、使用者はしばしば必要量以上の紙をロー
ルから引き出してしまう。それゆえ、ふき取り効率が使用者の実際の要求や感じ
方のために犠牲になることがある。
【0009】 大部分の消費者が手を保護しながら、ふき取りを適切に行うのに現在のティッ
シュの多くの層として使用する必要を感じる一方で、消費者は、また、浪費量が
最も少なく抑えられ、使い捨て可能な紙がさらに減少することも望んでいる。こ
の点についての動機づけは変わることもあり得るが、動機づけには資源を保護し
、コストを最小化し、環境を保護し、あるいはこれらの動機の組み合わせたもの
のような、もともとある願望を含む。たとえば、最近行われたプロクター・エン
ド・ギャンブル社による次の採用製品はペーパタオル類でこの問題を解決するべ
く試みたものである。製品はバウンティ(登録商標)“セレクト−ア−サイズ”
(商標)ペーパタオルおよびバウンティ(登録商標)“リンス・エンド・リユー
ス”(商標)ペーパタオルである。しかしながら、この問題は、また、バスティ
ッシュ類で適切に解決されなければならない。
【0010】 したがって、手洗い後ふき取りをさらに効果的に果たすふき取り物品を持つこ
とが望ましい。
【0011】 これに加えて、ふき取り作業のために適切な手の保護を維持しながら、消費者
のティッシュ使用量がより少なくなるバスティッシュを持つことは望ましい。
【0012】 さらに、使用する前に折り重ね、あるいはくしゃくしゃに丸める必要がなく、
1枚でふくときでも一段と優れたふき取りをもたらすことのできる、強く、柔ら
かく、吸収性に富むティッシュを持つことは望ましい。
【0013】 発明の概要 バスティッシュとして使用するのに適するふき取り用品は複数枚のシートに形
成される。各シートは278.7m2(3000平方フィート)あたり少なくと
も約11.34kg(25ポンド)の坪量を有する、紙ウェブの少なくとも1プ
ライを備える。このシートは少なくとも約11.43cm(4.5インチ)の幅
および一時湿潤引張り強度特性を有する。本発明のシートは少なくとも約193
.55cm2(30平方インチ)の面積を有する。複数プライの実施例では、こ
のシートはふき取り作業1回あたり現在の上等なバスティッシュとほぼ同じ総繊
維使用量を維持しながら、少なくとも約20.41kg/278.7m2(42
ポンド/3000平方フィート)の最適化された坪量を有する。
【0014】 発明の詳細な説明 本発明は現在使用されるバスティッシュと比べて同じであるか、それよりも高
いふき取り効率を備える、効果的なふき取りができるバスティッシュとして使用
するのに適する改良された紙ウェブを提供する。一般的にいえば、この改良は現
在のバスティッシュと比べて坪量を比較的高く保ち、さらに、面積を大きくした
ティッシュを備えることによって達成される。この解決方法はティッシュの坪量
を高くし、面積を大きくしたときにふき取り作業1回あたり使用されるティッシ
ュ量が著しく増加するという、従来からの考え方と反対である。本発明はティッ
シュペーパの使用量の減少が、および1枚でふき取ることが、本発明のふき取り
物品、特に、ここに開示される特性の組み合わせを有するバスティッシュによっ
て達成できるという、発見に基づいている。
【0015】 ここで用いられるとき、用語“面積”とは平らなティッシュの投影される2次
元表面積について称し、特に、本発明のバスティッシュふき取り物品として有用
な紙ウェブの単一シートの面積について称する。
【0016】 ここで用いられるとき、“シート”とは本発明のふき取り物品に関係する区分
可能な1枚の紙ウェブについて称する。たとえば、各シートは不連続で、類似す
るシートと積層した状態で提供される。積層されるシートは折りたたまれ、たと
えば、普及している化粧用ティッシュのように一部が相手に差し込まれる。複数
シートはバスティッシュで普通に使用されるようなロールに巻いて提供される。
個別シートは、予め決められた間隔で反復するミシン目により画成される。
【0017】 ここで用いられるとき、用語“幅”とは、一般的に、長方形であるウェブの単
一シートの面積寸法と関係する小さい方について称する。ふき取り物品として形
成される、正方形または長方形については好ましいし形態として予定するもので
あるが、円形、楕円形などのような他の形状も同様に有用である。一般に、ミシ
ン目によって大きさを決めるシートをロールに巻く製品の場合、シートはミシン
目と平行な寸法とミシン目と垂直な寸法とを有することになる。それゆえ、ミシ
ン目と平行であるシートの寸法は、一般に、シートの巻き取りロールの幅と等し
い(すなわち、一般に、巻き取りロールの芯の軸方向長さに等しい)。さらに、
本発明のウェブは巻き取りロールの芯の長さよりも大きい非折り重ね幅寸法を有
するシートを提供するために芯に巻き取る前に折り重ねることができる。
【0018】 ここで用いられるとき、“ふき取り効率”とはトイレ通い、すなわち、ふき取
り作業1回あたり使用した紙の量の平均値について称する。ここで用いられると
き、“ふき取り作業”とは主として用足し後のふき取り、すなわち、排尿または
排便後のふき取りの1回について称する。ふき取り作業はすべての場合において
紙の使用量または必要とされる紙の量について同じでないと認めることができる
。たとえば、使用者は、典型的には、指および手を汚さないで用足し後のふき取
りをするのに十分と考えられる量以上のトイレットペーパを引き出す。この量は
人一人ひとり、特に、女性使用者の間で異なる。本発明の紙ウェブはそのふき取
り効率を向上させることによってどんなふき取り作業であっても、使用者が1回
あたり使用する紙の量をより少なくすることができ、この結果、平均紙使用量を
大きく減少させることが可能になる。
【0019】 図1はふき取り効率を改良する必要性について具体的に説明する。図1は単プ
ライ乾燥紙の坪量とふき取り作業1回あたり使用される平均シート枚数との関係
を約30年間にわたる技術開発に関係づけて調べた結果を示すグラフである。1
960年代後半から現在に至るまで抄紙技術の着実な開発および消費者の理解も
あって増大した坪量を有する紙ウェブが生産されてきた。この期間中の消費者使
用量テストはふき取り作業1回あたりのシート枚数が着実に低下することを示し
てしている。しかしながら、現実にはふき取り作業1回あたり使用される紙の量
は増加している。たとえば、1968年では、29.03cm2(4.5平方イ
ンチ)のシートの場合、ふき取り作業1回あたり約0.0028kg(0.00
62ポンド)の紙が使用されているのに対して、1999年では、1シートの面
積が同じとして、ふき取り1回あたり約0.0038kg(0.0085ポンド
)の紙が使用されている。
【0020】 ふき取り効率を向上してふき取り作業1回あたりの紙の使用量を減少させる願
望以外に、ふき取り効率は使用者のふき取り作業を行う際の体験に係わる。たと
えば、ふき取り効率がさらに高くなると、ふき取りがより早くなり、および/ま
たはふき取りがより完全になりロールからのティッシュの引き出しが少なくなる
。それゆえ、本発明の改良はふき取り後における“さわやかさ”および乾燥して
いるという、消費者の感じで重要と目される、徹底したふき取りをもたらすこと
になる。さらに、本発明の改良により効果的なふき取りを促す、あるフォーマッ
ト、すなわち、紙サイズおよび構造で清潔さの点でも同等の感じを得ることがで
きる。簡単には数量を決められないとしても、全体消費者の体験をより良くする
ことはバスティッシュ製品の工業化を成功に導くために極めて重要である。
【0021】 坪量を比較的高くすることは本発明のふき取り物品には重要であるが、一方、
ふき取り物品の総面積も同様に重要である。それゆえ、一定の最小寸法および面
積は用足し後のふき取り、特に、1枚のシートによるふき取りが望ましい場合の
ふき取りに好結果をもたらすために重要であると考える。たとえば、ふき取り物
品の幅は実用的には約11.43cm(4.5インチ)と考えられる使用者の手
の幅よりも小さくならないようにしなければならないと考える。約11.43c
m(4.5インチ)よりも幅が小さくなると、使用者がふき取り作業を行う際紙
を多層に巻き、折り重ね、あるいは束ねて使用するのを強いることになり、どの
ような効率の利得をも無に帰してしまう。また、約22.86cm(9インチ)
よりも大きい幅を有するふき取り物品は最も大きい使用者の手でも扱いにくくな
り、有効な働きのために折りたたみ、重ね、あるいはくしゃくしゃに丸めること
を必要とする。
【0022】 用足し後のふき取りという、極めて個人的で、微妙な性質のために、典型的に
は、使用量データは間接的に発生する。消費者使用量データを決定するのに広く
利用されている方法の一つは日記調査を管理することである。日記調査では、使
用者は対象期間を通じて個々のふき取り作業に対する使用量を記録し、その結果
について比較し、分析する。より正確である使用量を決定する別の方法は対象期
間を通じて使用量が自動的に採取され、記録されるように使用者のペーパロール
を改良することを必要とする。この情報はアクセスし、分析することができ、こ
れにより、極めて正確な使用データを提供することができる。たとえば、図1に
示すデータは上記2つの方法を用いて得たものである。比較的早く消費量を測定
するのに使用される別の方法は必要なときにある与えられた作業について行う、
集中グループを管理することである。このグループ内の消費者からなる団体構成
員は1個ないしそれ以上の紙の試料を提供され、使用量および使用方法について
質問される。
【0023】 次の表1において、使用データは3種類の市販のバスティッシュについて示し
ている。それぞれのバスティッシュについて上記した2つの方法を用いて得た使
用データを示している。集中グループの団体構成員についての履歴データは、典
型的には、家庭での実際の使用量よりも少なく、相違率が示されている。各々テ
ィッシュについて総使用量データパラメータはそれぞれ10.16×11.43
cm(4×4.5インチ)のシートサイズに基づいて算出した。表1の総使用量
は排尿、乾燥作業1回あたりの紙の実重量についての測定値であり、次のように
算出した。
【0024】 総使用量=BW×A×N ここで、BW=坪量−kg/278.7m2(lb/3000ft2) A =1枚シートの面積−cm2(ft2) N =シートの枚数
【0025】
【表1】
【0026】 プロクター・エンド・ギャンブル社(Procter & Gamble C
o.,オハイオ州、シンシナティ)によって販売されるチャーミン(登録商標)
ウルトラティッシュは上等なトイレットティッシュと判断することができる。チ
ャーミンウルトラバスティッシュは使用者にふき取りにおける十分な満足を与え
るように強さ、柔らかさ、吸収性および必要な他の物理的特性の点でいずれも程
度が非常に高い。チャーミンウルトラバスティッシュは数量を決めるのが難しい
が、消費者のふき取り体験で上位にあることは商業的成功およびチャーミンウル
トラバスティッシュを使用したときの消費者の満足によって立証されている。し
たがって、上等なバスティッシュについての消費者の期待するものが製品をさら
に改良するために十分な基線を与えると考える。
【0027】 この理解に基づいて排尿後の乾燥ふき取り1回あたり約0.0027から0.
0031kg(0.0060−0.0070ポンド)という、総使用量と関係す
る消費者に満足をもたらすバスティッシュが現在市販のチャーミンウルトラバス
ティッシュと同様に効率的であると考える。本発明のバスティッシュは坪量がよ
り高い製品でこの水準の効率をもたらす。付言すると、本発明のバスティッシュ
は坪量がより高い製品で改良された効率をもたらすことができる。最後に、現在
市販のチャーミンウルトラバスティッシュと全く同様に効率的とはいえないとし
ても、本発明のバスティッシュは便通後のふき取りで1枚のシートでふき取ると
きも、チャーミンウルトラバスティッシュの効率に極めて近い値を保ちながら、
高い満足を与えることのできる、強く、柔らかく、吸収性に富むティッシュペー
パを提供することができる。
【0028】 一般に、使用者がふき取り作業をしばしば1枚のシートを用いて行う一方、上
等なバスティッシュの使用者が体験するふき取り効率の水準に近い値および適切
な手の保護を保持することを前提に次のシートが見出された。これは少なくとも
約11.34kg/278.7m2(25ポンド/3000ft2 )の坪量で少
なくとも約11.43cm(4.5インチ)の幅および少なくとも約193.5
5cm2(30平方インチ)の最小面積を有するものである。トイレットティッ
シュとして使用するためにティッシュは洗い流せることが重要である。すなわち
、排水設備がそのまま使用できる程度にティッシュが水中で崩解することが重要
である。付言すれば、本発明のティッシュについてはティッシュが一時湿潤強度
を備えることは好ましく、これにより、使用者が使う前にティッシュを湿らせて
使うという、別の選択にも応じることができる。一時湿潤強度を備えることによ
りティッシュはふき取り作業に使われる間に限り、構造的一体性を保持するが、
一方、洗い流すときには水を含み崩解することなる。本発明のバスティッシュに
ついての上記および別の有利な性質は以下にさらに詳しく説明される。
【0029】 下記に掲げる表2は本発明のバスティッシュの多様な実施例についての集中グ
ループのテスト結果を示している。この集計された結果は各々8人の構成員から
なる2つの集中グループから得た平均値である。2つのグループにおいて構成員
は試料製品のロールから引き出すことを要求される女性であり、ティッシュの量
は排尿後の乾燥に必要と考える量である。試料製品は3種類の各々異なる総坪量
で3種類の各々異なる製品幅をもって提供される2プライ・バスティッシュであ
った。他のすべての点、たとえば、シート長さ(ミシン目とミシン目との間)、
柔らかさ、非平坦性、外観においては試料製品は類似していた。
【0030】
【表2】
【0031】 理論に拘束されることなく、バスティッシュの有効性についての使用者への証
として主なものは厚さであると考える。それゆえ、厚さが増加したとき、効果的
なふき取りおよび適切な手の保護ついて使用者が知覚により捉える感じは増大す
る。再び、理論に拘束されることなく、厚さは使用者にふき取りにおける問題の
面積からの距離に関してある感覚を与え、ふき取りしている面積を細かく意識す
ることなく、ふき取りを大胆に行うことができる。
【0032】 それゆえ、本発明の上記試料として選ばれた実施例の厚さは排尿後の乾燥に必
要と感じるティッシュの量を決定するうえで使用者に大きな刺激を与えたものと
考える。仮に、坪量を減少しているにもかかわらず、同時に厚さが維持できると
するならば、テスト結果は消費者の満足を損ねることなく、実際の繊維使用量を
減少させることになる。したがって、下記に議論されるように、本発明の一形態
は上記テスト試料の厚さを保持しながら、本発明のバスティッシュの密度を最適
化することにある。言い換えると、上記テスト試料の厚さと等しい厚さを保ちな
がら、バスティッシュの密度を下げることで、バスティッシュの坪量は小さくな
り、繊維使用量をより少なくすることができる。
【0033】 集中グループにおいてテスト対象のバスティッシュ実施例は下記に述べるよう
に紙製造工程で抄紙ベルトを用いて製造される通気乾燥法による紙であった。し
かしながら、テスト対象のバスティッシュ実施例は最適な繊維含有量になるよう
に最適化されてはいない。それゆえ、同じ厚さを生じるために下記に述べる工程
によって製造されたバスティッシュは密度が大きく異なり、したがって、坪量が
大きく相違している。たとえば、31.75kg/278.7m2(70ポンド
/3000ft2 )の実施例では一定した厚さを維持しながら、密度、したがっ
て、坪量を40%まで減少(すなわち、最適化率60%)させて最適化すること
ができる。同様に、19.96kg/278.7m2(44ポンド/3000f
2 )および12.70kg/278.7m2(28ポンド/3000ft2
の実施例はそれぞれ20%および10%まで減少させることができる。
【0034】 高い坪量を有する紙ウェブの密度を最適化する特定の方法に限られることはな
いが、次の特許明細書の開示はクレープ加工される紙ウェブの密度を最適化する
のに利用できる方法を教示する。この方法は参照によってここに取り入れられる
、1985年7月16日に発行された米国特許第4,529,480号明細書に
開示される抄紙機を利用する。この方法は以下に詳しく説明される。大まかな用
語では、このような紙ウェブの密度は坪量の関数であり、その結果として厚さの
関数とみることができる。この厚さはそれ自身坪量の関数であり、また、上記第
4,529,480号明細書およびそれからの発生書類に説明される硬化感光性
樹脂構成物によって形成される、偏向導管のサイズ、形状および深さの関数であ
る。
【0035】 このような紙ウェブの厚さをある与えられた坪量において最適化するのは次の
工程を採用することによりなし遂げることができる。
【0036】 1.偏向導管の深さを変える。与えられる偏向導管のサイズおよび形状に適す る最適な導管深さが存在する。深さが足りない導管はウェブが十分に延び る前に偏向するウェブに抵抗をもたらす。対照的に、深さが過剰である導 管はウェブに十分な支持を与えられず、最大偏向点に局部的なピンホール を生じさせ、到達できる最大厚さよりも手前で偏向する力を殺ぐことにな る。
【0037】 2.偏向導管のサイズを変える。与えられる偏向導管の深さおよび形状に適す る最適な導管サイズが存在する。サイズが足りない導管は偏向するウェブ を十分に延ばしきれない。対照的に、サイズが過剰である導管はウェブに 十分な支持を与えられず、最大偏向点に局部的なピンホールを生じさせ、 到達できる最大厚さよりも手前で偏向する力を殺ぐことになる。
【0038】 3.偏向導管の形状を変える。参照によってここに取り入れられる、ラスクら の名義による1997年10月21日発行の米国特許第5,679,22 2号明細書に従い製造される偏向導管は厚さの水準をより大きくする従来 の導管の制限を克服することができる。
【0039】 紙製造に関係する当業者は偏向導管のサイズ、形状および深さがある与えられ
た坪量において厚さに影響を及ぼすとき、相互に関係すると認めることができる
。それゆえ、一般に、厚さの最適化とは厚さの必要される水準を与える、ある解
が求められるまで、各々ファクタが最適化される手順を踏む反復処理のことであ
る。
【0040】 当業者は、さらに、厚さ、したがって、紙ウェブの密度を決定する他のファク
タがあることを認めることができる。これらのファクタには次のものを含む。こ
れは供給紙料の平均繊維長さ、抄紙繊維の粗さ、ウェブの地合すなわち均一性に
ついての品質および、特に、抄紙工程で使用される真空レベル、ヤンキードライ
ヤーに関係するクレープ加工ブレードの幾何学的形状、紙ウェブの移動速度およ
びときには%クレープと呼ばれる紙ウェブの縮小程度を含む、工程ファクタであ
る。
【0041】 表2は表中に示したバスティッシュ実施例を製造する抄紙工程を最適化したと
きの結果を示す、次の表3として再現される。バスティッシュは先に言及したも
のよりも低密度で同じ値の厚さを有する。
【0042】
【表3】
【0043】 表3に示されるように、密度について最適化された本発明のバスティッシュは
現在市販される上等なバスティッシュで体験した総使用量の水準に近いか、また
は下回る用足し後(この例では、排尿後)の効率的ふき取りをもたらすことがで
きる。付言すると、本発明のバスティッシュの広い幅により、ティッシュが消費
者に提供された場合、その面積の広さから使用者の手を広範にかばうことができ
ると同時に、ふき取り能力も極めて高くなる。この特質は手を適切に、好ましく
は、完全に保護しながら、十分なふき取りが果たせることを使用者に保証する点
において重要である。さらに、表面積が大きく、坪量が高いふき取り物品を提供
することにより多くの使用者がふき取り習慣を改め、本発明のバスティッシュの
効率に一段と寄与するものと考える。たとえば、通常、バスティッシュをくしゃ
くしゃに丸め、一塊に丸め、または束ねる使用者は本発明のバスティッシュが平
らなままでも有効に使用でき、これにより、ふき取り作業1回あたりの総繊維量
が大きく減少するのに気がつくことになる。
【0044】 バスティッシュの柔らかさを感じ取るうえで柔軟性が係わることから、本発明
のふき取り物品が良好な柔軟性を備えていることは重要である。必要な柔軟性に
ついて数量を決めないでティッシュ製品を複数プライにすることにより同じ値の
坪量の単プライを上回る柔軟性を備えるように改良することが可能で、ふき取り
物品を柔らかいと感じるように改良することができる。したがって、本発明のふ
き取り物品の好ましい坪量は単一プライで達成されるとしても、好ましくは、参
照によってここに取り入れられる、ギブンスに付与された1992年9月1日発
行の米国特許第5,143,776号明細書に教示される、複数プライを組み合
わせて達成する。
【0045】 本発明のティッシュは、好ましくは、バスティッシュであるので、ふき取り物
品の紙ウェブは商業的成功のために一定の湿潤強度を備えることが重要である。
ウェブは最小の大きさで洗い流せなければならない。すなわち、ティッシュは使
用中には強さを保っているが、一度トイレットに捨てられたならば、排水装置が
詰まるのを防ぐために簡単にバラバラになるような、一時湿潤強度を備えなけれ
ばならない。したがって、本発明のシートについては一時湿潤強度を備えること
が重要である。ここで用いられるとき、“一時湿潤強度”とはふき取り作業のた
めには十分に物理的一体性を保持しているが、トイレット内で排水装置の詰まり
を起こさないで洗い流すために十分に分解することを意味する。一時湿潤強度は
ここに参照によって取り入れられる、ブジョークイストに付与された1991年
1月1日発行の米国特許第4,981,557号明細書に開示されるような抄造
中に湿潤強度向上樹脂を添加する方法によって達成することができる。
【0046】 多くの使用者がウエットティッシュを用いて用足し後のふき取り作業を行うこ
とを好む。それゆえ、好ましい実施例において、本発明のバスティッシュ・シー
トは、望まれるのであれば、ウエット条件でティッシュを使用するように十分な
一時湿潤強度を備える。たとえば、本発明のバスティッシュは芯による巻き取り
ロール(現在のバスティッシュの典型的ロール)に巻いて提供され、ウエット収
納に適したティッシュ分配器から分配される。使用者はウエット面からめくって
ティッシュを引き出すか、あるいは、望まれるとき、ウエット面に“押し当てる
”。ティッシュが一度湿ると、使用者は満足の行くまでふき取りを行い、使用し
たティッシュをトイレットに捨てる。このような条件のもとで紙基材の湿り状態
のために本発明の高い坪量は好ましくない指の突き抜け、あるいは、紙構造一体
性の早期の喪失を防ぐのに極めて有利である。
【0047】 したがって、好ましい実施例において、本発明のバスティッシュは湿り条件の
もとで製品を使用することが可能であるが、トイレット排水設備の詰まりを防ぐ
ためにトイレットでの廃棄の後にはある湿潤強度減少率を呈する必要がある。参
照によってここに取り入れられる、スミスに付与された1987年8月12日発
行の米国特許第5,656,746号明細書は湿潤強度減少率と共に、湿り条件
のもとで製品を使用できる、初期湿潤強度を備えた紙製品を提供する、湿潤強度
向上ポリマを開示する。この湿潤強度減少率は、紙製造中、望まれるとき、たと
えば、紙ウェブに添加される湿潤強度向上ポリマの量を調節することによって変
えることができる。
【0048】 好ましくは、本発明の紙製品は少なくとも約80g/2.54cm(80g/
in)、より好ましくは、少なくとも約120g/2.54cm(120g/i
n)の初期湿潤引張り強度を有する。さらにティッシュペーパ製品については排
水設備の詰まりを起こさないで洗い流せるような湿潤強度減少率を呈することが
望ましい。好ましい製品は中性pH水に浸して30分経過したときの湿潤引張り
強度が約40g/2.54cm(40g/in)よりも小さく、好ましくは、約
20g/2.54cm(20g/in)よりも小さい値を有する。洗い流し可能
な紙製品は中性pH水に浸して30分経過したときの湿潤強度減少率が少なくと
も約70%、好ましくは、少なくとも約80%を超える値を呈する。
【0049】 一時湿潤強度向上ポリマで本発明の紙ウェブを処理するにはセルロース性繊維
をスプレー法または転写法で処理する。これは、たとえば、ウエットレイ法で紙
製品の調整工程中に実質的に達成される。調成された繊維は、適当な溶媒に溶か
される湿潤強度向上ポリマの流動混合液からなる一時湿潤強度向上組成物の湿潤
強度向上ポリマを用いてスプレー法または転写法で処理される。水は好ましい溶
媒である。典型的には、流動混合液は重量%で約1−10%のポリマと約90−9
9%の溶媒とを含み、重量%で約5%のポリマと約95%の溶媒とを含むものが適す
る。好ましい実施例において、処理は調成された繊維をスプレーすることでなし
遂げる。これに代わる方法では、一時湿潤強度向上ポリマはウエットレイ抄紙工
程のウエットエンドにおいてセルロース性繊維と混合される。したがって、一時
湿潤強度向上ポリマは工程に適した方法で抄紙紙料中に含まれる。セルロース性
繊維と混合される一時湿潤強度向上ポリマの量は、本発明の目的と矛盾せずに、
初期湿潤強度、湿潤引張り強度の減少および乾燥強度を含む、任意的に選ぶ他の
性質の間で均衡するように選定する。一般に、ポリマの量が増加した場合、乾燥
強度および初期湿潤強度は増大し、湿潤強度減少率が低下する。紙は、典型的に
は、セルロース性繊維および任意的に他の水酸基族を含む繊維の重さを基準とし
て重量%で約0.5%から約5%までのポリマを含有する。好ましくは、この紙製
品は上記繊維の重さを基準として重量%で約0.5%から約2%までのポリマを含
有する。
【0050】 上述した引張り特性は次に説明するように決定する。
【0051】 この紙製品は引張りテスト前に温度が22.8°C+/−2.2°C(73°
F+/−4°F)、相対湿度が50%+/−10%の条件で調整される室内で最
低24時間にわたってエージングした。
【0052】 1.全乾燥引張り強度(“TDT”) このテストは温度が22.8°C+/−2.2°C、相対湿度が50%+/−
10%の条件で調整される室内で(クレープ加工されたティッシュペーパ、ハン
ドシート、同様に作られた他のペーパシートを含む、)ペーパの約2.54cm
×12.7cm(1in×5in)の小片について実施した。テスト装置は電子
式引張りテスタ(インストロン社−モデル1122、マサチューセッツ州、カン
トン)を使用し、クロスヘッド速度が1分あたり約1.3cm(2.0in)お
よびゲージ長さが約10.2cm(4.0in)で運転した。抄紙方向の意味す
るものは12.7cm(5in)の寸法が抄紙方向と一致するように、テスト試
料を準備することを意味する。それゆえ、抄紙方向(MD)TDTについて、こ
の小片は12.7cm(5in)の寸法が紙製品の製造における抄紙方向と平行
となるように切断される。幅方向(CD)TDTについて、この小片は12.7
cm(5in)寸法が紙製品の製造における幅方向と平行となるように切断され
る。紙製品製造における抄紙方向および幅方向は抄紙製造の分野ではよく知られ
た用語である。
【0053】 MDおよびCD引張り強度は上記機器および従来方法による算出を用いて測定
される。報告された値は各方向の強度についてテストされる、少なくとも8枚の
小片の算術平均である。このTDTはMDおよびCD引張り強度の算術合計であ
る。
【0054】 2.湿潤引張り強度 TDTに関して同じサイズの小片を用いて電子式引張りテスタ(インストロン
社−モデル1122)を使用し、クロスヘッド速度が1分あたり約1.3cm(
0.5in)およびゲージ長さが約2.54cm(1.0in)で運転した。小
片の両端は小片中心がステンレス鋼製のぺグの回りに配置されるようにジョーに
置いた。小片は所望浸漬時間にわたって約20°Cの温度で蒸留水中に浸し、そ
の後、引張り強度について測定した。TDTの場合と同様に、抄紙方向の意味す
るものは12.7cm(5in)の寸法が抄紙方向と一致するようにテスト試料
を準備することを意味する。
【0055】 MDおよびCD湿潤引張り強度は上記機器および従来の算出方法を用いて測定
した。報告された値はそれぞれの方向の強度についてテストした少なくとも8枚
の小片の算術平均である。与えられた浸漬時間についての全湿潤引張り強度はそ
の浸漬時間についてのMDおよびCD引張り強度の算術合計である。初期湿潤引
張り強度“ITWT”はティッシュペーパが5+/−0.5秒間にわたって浸さ
れたときに測定した。30分全湿潤引張り強度(30MTWT)はティッシュペ
ーパが30+/−0.5分間にわたって浸されたときに測定した。
【0056】 3.湿潤引張り強度減少率は次式により定義される: %減少=[(ITWT−本発明の一時湿潤強度向上ポリマを含有する紙の30 MTWT)×100]を (ITWT−いずれの強度向上添加剤も含まない比較紙の30MTW T) で割る。
【0057】 さらに、本発明に有用である一時湿潤強度に関係する樹脂および方法の例がス
ミスに付与された米国特許第5,698,688号明細書、ヘッドラムに付与さ
れた米国特許第5,690,790号明細書ならびにブジョークイストに付与さ
れた米国特許第5,138,002号明細書、米国特許第5,008,344号
明細書および米国特許第5,085,736号明細書に開示されている。上記特
許明細書の開示は参照によってここに取り入れられる。
【0058】 図2は本発明に係るバスティッシュの1枚のシート20を示している。シート
20はここに説明される方法の一つに従い抄造されるペーパウェブから製造され
る。シート20は第1の面および反対側に位置する第2の面を有し、1ないし4
またはそれ以上のプライ30を構成している。このシート20は少なくとも約1
1.34kg/278.7m2(25ポンド/3000平方フィート)の総坪量
(すなわち、全構成プライの合計)を有する。少なくとも11.43cm(4.
5インチ)の幅Wおよび少なくとも約193.55cm2(30平方インチ)の
面積は、ふき取り作業中、手をかばうのに確実に力を貸す。この湿潤引張り強度
については、もし望まれるのであれば、ティッシュが湿り条件で使用でき、しか
も、洗い流すことができるように設計する。
【0059】 シート20は11.43kg/278.7m2(25ポンド/3000平方フ
ィート)よりも高い坪量を備えることができる。このような高い坪量はシートの
、特に、1枚だけのシートを使用してふき取りするとき、ふき取り能力の点で消
費者に安心をもたらすことができるので、有利である。たとえば、坪量は少なく
とも12.70kg/278.7m2(28ポンド/3000平方フィート)で
あり、好ましくは、15.88kg/278.7m2(35ポンド/3000平
方フィート)で最適化され、より好ましくは、約19.05kg/278.7m 2 (42ポンド/3000平方フィート)で最適化され、さらに一段と好ましい
のは、少なくとも約31.75kg/278.7m2(70ポンド/3000平
方フィート)であり、45.36kg/278.7m2(100ポンド/300
0平方フィート)と高くしてもよい。すべての場合において、繊維効率はここに
開示される方法によって紙ウェブの密度を最適化することによって与えられる。
【0060】 シート20はバスティッシュとして現在市販で入手できるティッシュの幅より
も広く製造される。すなわち、図3に示されるように、ロール24に巻いて提供
されるシートは現在市販で入手できるシートよりも大きい、ミシン目22と平行
である寸法D1を有する。たとえば、シート20の寸法D1は少なくとも約12
.7cm(5インチ)の幅、より好ましくは、14.61cm(5.75インチ
)の幅がある。シート20は、また、約16.51cm(6.5インチ)、より
好ましくは、17.78cm(7.0インチ)よりも大きい寸法D1を有する。
シート20は、また、約20.32cm(8インチ)よりも大きい寸法D1を有
することができるが、幅(すなわち、2つの寸法のうち、小さい方の幅)が約2
2.86cm(9インチ)よりも大きくなると、シートは扱いにくくなり、バス
ティッシュとして幾分かの有効性を失ってしまうと考える。約25.40cm(
10インチ)よりも大きいシート幅は本発明のバスティッシュとして使用するの
に適さないと考えられる。
【0061】 図3に示されるように、シート20は、たとえば、各シートが規則正しく間隔
をおいて配置されたミシン目22によって規定される、複数枚のシートを有する
、芯による巻き取りロールのようなロール24上に包装される。このミシン目は
便利な引き裂き位置を与える間隔で配置することができる。それゆえ、ミシン目
22と垂直である寸法D2は最適な紙使用量になるように規定することができる
。この寸法をかえることによって、消費者は紙の節約願望によりしばしば紙を少
なく使用し、そして浪費と感じる追加シートを採取しないことが判明した。した
がって、使用者は最小のシートを用い、手を保護しながら、場合によってはただ
1枚のシートで、ふき取りの高い水準を達成することが可能になる。このミシン
目は約10.16cm(4インチ)の間隔で配置することができ、少なくとも約
15.24cm(6インチ)の間隔で配置することができる。一実施例において
、ミシン目の間隔は約20.32cm(8インチ)であった。約22.86cm
(9インチ)よりも大きいミシン目間隔(すなわち、寸法D2)は、ふき取り用
品として大部分の使用者が手で扱いにくくなるので、最適ではなくなる。それゆ
え、約25.4cm(10インチ)を超える大きい寸法D2は本発明のバスティ
ッシュとして使用するのに適さないと考えられる。ミシン目は、好ましくは、参
照によってここに取り入れられる、オーグらに付与された1992年5月19日
発行の米国特許題5,114,771号明細書の教示に従い製造される。
【0062】 これに代わるものでは、シート20は現在包装化粧用ティッシュに使用される
方法に類似する、積層形態に包装することができる。積層形態では、シート20
は折りたたまれ、一部が相手に差し込まれる。適当な浴室に備えられるとき、シ
ート20は湿分を含ませ、予め湿りを与えられたバスティッシュとして消費者に
提供される。湿分は水、またはこれに代えて、ウェットふき取り用品としてこの
技術分野で普通に使用される、いずれかのローションである。
【0063】 積層されるか、ロールに巻くかどちらであるときも、シート20は手を保護し
ながら、ふき取りにおける程度を高く保つために最適化された面積寸法を有する
。それゆえ、シート20の面積は約193.55cm2(30in2 )、より好
ましくは、少なくとも約258.06cm2(40in2 )、より好ましくは、
約387.10cm2(60in2 )、より好ましくは、約419.35cm2
65in2 )である。面積が約516.13cm2(80in2 )よりも大きく
なると、シートサイズは大部分の使用者の手で扱いにくくなり、それゆえ、それ
よりも小さくするのが望ましいと考える。約580.64cm2(90in2
を超える大きい面積は本発明のふき取り用品に適さないと考えられる。
【0064】 この紙ウェブはこの技術分野で知られた方法によって製造される。これらの方
法は通常の抄紙方法、通気乾燥抄紙方法および複合坪量抄紙方法を含む。好まし
い実施例において、紙ウェブは図2に図式的に示されるように、樹脂コート・フ
ォーミング・ベルトを用いて製造される。
【0065】 本発明の紙ウェブを製造するのに適する好ましいベルトは主要な2つの構成要
素、すなわち、構成物および強化構造物を備える。この構成物は、好ましくは、
硬化高分子感光性樹脂からなる。この構成物およびベルトはベルトの紙接触面を
定める第1の面とそのベルトが使用される抄紙機に向く、反対側の第2の面とを
有する。
【0066】 この抄紙ベルトは巨視的に単一平面である。抄紙ベルトの平面はX−Y方向を
規定する。X−Y方向および抄紙ベルトの平面に垂直方向は抄紙ベルトのZ方向
である。同様に、本発明に従う紙は巨視的に単一平面とみることができ、X−Y
面にある。X−Y方向および紙の平面に垂直な方向は紙のZ方向である。
【0067】 好ましくは、構成物は本発明の紙の表面に圧痕を印すための予め決められた模
様を形成する。構成物に特に好ましい模様は本質的に連続する網状組織である。
この本質的に連続する網状組織の模様が選ばれる場合には不連続の偏向導管がベ
ルトの第1の面と第2の面の間に延びる。このこの本質的に連続する網状組織の
模様は偏向導管を取り囲み、それの境界を定める。
【0068】 この構成物はそこに運ばれる紙と密着して構成物の模様と一致する圧痕を印す
。圧痕形成は圧痕を印すのに十分な間隙を有する、剛さのある2面間を抄紙ベル
トと紙とが通りぬけるときに生じる。これは、一般に、2個のロール間に保たれ
るニップで起こる。これは、通例、抄紙ベルトが走行し、ヤンキー乾燥ドラムに
達したときに起こる。圧痕形成は加圧ロールで紙に構成物を押し付け圧縮するこ
とによって生じる。
【0069】 抄紙ベルトの第1の面はそこに運ばれた紙と接触する。紙製造工程中、抄紙ベ
ルトの第1の面は紙の表面に構成物の模様と一致する圧痕を印す。
【0070】 抄紙ベルトの第2の面は抄紙機接触面である。この第2の面は偏向導管とは別
の通路を有する裏面網状組織で作られている。この通路はベルトの第2の面の裏
面の非平坦性に不規則性を与えるものである。この通路は抄紙ベルトのX−Y面
に空気の漏洩を生じさせ、漏洩空気は必ずしも抄紙ベルトの偏向導管を通ってZ
方向へは流れない。
【0071】 抄紙ベルトの主要な第2の構成要素は強化構造物である。この強化構造物は、
構成物と同様に、第1の、または紙対向面とこの紙対向面に反対側の第2の、ま
たは抄紙機対向面とを有する。この強化構造物は主として抄紙ベルトの背中合わ
せの2面の間に配置され、抄紙ベルトの裏面と面一の面を有する。強化構造物は
構成物を支持する。強化構造物構成要素は、典型的には、この技術分野でよく知
られるように、製織強化構造物の偏向導管と重なる部分は抄紙に繊維が偏向導管
を完全に通り抜けてしまうのを防ぎ、これにより、ピンホールの発生を抑制して
いる。もしも、強化構造物に製織ファブリックを使用するのを望まないならば、
非製織エレメント、スクリーン、ネットまたは複数個の透孔を有するプレートが
適切な強度を与え、本発明の構成物を支持するために使用することができる。
【0072】 この抄紙ベルトは次の特許明細書のいずれかに従い製造する。これはジョンソ
ンらに付与された1985年4月30日発行の米国特許第4,514,345号
明細書、トロクハンに付与された1985年7月9日発行の米国特許第4,52
8,239号明細書、スマルコスキーらに付与された1992年3月24日発行
の米国特許第5,098,522号明細書、1993年11月9日発行の米国特
許第5,260,171号明細書、トロクハンに付与された1994年1月4日
発行の米国特許第5,275,700号明細書、ラスクらに付与された1994
年7月12日発行の米国特許第5,328,565号明細書、トロクハンに付与
された1994年8月2日発行の米国特許第5,334,289号明細書、ラス
クらに付与された1995年7月11日発行の米国特許第5,431,786号
明細書、ステルジェス・ジュニアらに付与された1996年3月15日発行の米
国特許第5,496,624号明細書、トロクハンらに付与された1996年3
月19日発行の米国特許第5,500,277号明細書、トロクハンらに付与さ
れた1996年5月7日発行の米国特許第5,514,523号明細書、トロク
ハンらに付与された1996年9月10日発行の米国特許第5,554,467
号明細書、トロクハンらに付与された1996年10月22日発行の米国特許第
5,566,724号明細書、トロクハンらに付与された1997年4月29日
発行の米国特許第5,624,790号明細書、エヤースらに付与された199
7年5月13日発行の米国特許第5,628,876号明細書、ラスクらに付与
された1997年10月21日発行の米国特許第5,679,222号明細書お
よびエヤースらに付与された1998年2月3日発行の米国特許第5,714,
041号明細書である。これらの特許明細書の開示は参照によってここに取り入
れられる。
【0073】 本発明の紙は主要な2つの領域を有する。第1の領域は抄紙ベルトの構成物に
当てて模様が印される圧痕形成領域を構成する。この紙の圧痕形成領域は、好ま
しくは、本質的に連続する網状組織からなる。この紙の第1の領域の連続網状組
織は、紙製造中、抄紙ベルトの本質的に連続する構成物上で作られ、一般に、幾
何学的にそれと一致し、抄紙中にそれの位置に極接近して配置される。
【0074】 紙の第2の領域は圧痕形成領域全体の中に分散された複数個のドームからなる
。このドームは、一般に、紙製造工程中、位置において抄紙ベルトの偏向導管と
幾何学的に一致する。このドームは、紙製造工程中、偏向導管に合致することに
より紙の本質的に連続する網状組織領域から外側に突出する。ドーム内の繊維は
、抄紙製造工程中偏向導管に合致することにより、構成物の紙対向面と強化構造
物の紙対向面との間でZ方向に偏る。好ましくは、このドームは不連続である。
【0075】 理論に拘束されることなく、紙に形成されるドームおよび本質的に連続する網
状組織領域は同じ坪量を有すると考える。ドームの偏向導管内への偏向によりド
ームの密度は本質的に連続する網状組織領域の密度と比べて減少する。さらに、
本質的に連続する網状組織領域(または選ばれるとすれば、他の模様)は、後工
程で、たとえば、ヤンキー乾燥ドラムに当てられて圧痕を生じる。このような圧
痕形成により本質的に連続する網状組織領域の密度がドームの密度よりも高くな
る。得られた紙は後工程でこの技術分野でよく知られるように、エンボス加工が
施されてもよい。
【0076】 本発明に従う紙はトロクハンに付与された1985年7月16日発行の米国特
許第4,529,480号明細書、トロクハンに付与された1987年1月20
日発行の米国特許第4,637,859号明細書、スマルコスキーらに付与され
た1994年11月15日発行の米国特許第5,364,504号明細書、トロ
クハンらに付与された1996年6月25日発行の米国特許第5,529,66
4号明細書およびラスクらに付与された1997年10月21日発行の米国特許
第5,679,222号明細書のいずれかに従い製造される。これらの特許明細
書の開示は参照によってここに取り入れられる。
【0077】 もし、望まれるのであれば、紙は模様付けした構成物を持たない通気乾燥べル
ト上で製造してもよい。このような紙は不連続な高密度領域および本質的に連続
する低密度領域を有する。乾燥中、または乾燥後に、この紙は厚みを増し、選ば
れた領域を低密度にするために真空吸引してもよい。このような紙および関係す
る抄紙ベルトは次の特許明細書の教示に従い製造される。これはサンフォードら
に付与された1967年1月31日発行の米国特許第3,301,746号明細
書、エヤースに付与された1975年9月16日発行の米国特許第3,905,
863号明細、エヤースに付与された1976年8月10日発行の米国特許第3
,974,025号明細書、トロクハンに付与された1980年3月4日発行の
米国特許第4,191,609号明細書、トロクハンに付与された1980年1
2月16日発行の米国特許第4,239,065号明細書、ソーダイに付与され
た1994年11月22日発行の米国特許第5,366,785号明細書および
ソーダイに付与された1996年5月28日発行の米国特許第5,520,77
8号明細書である。これらの特許明細書の開示は参照によってここに取り入れら
れる。
【0078】 さらに、別の実施例において、強化構造物は通気乾燥法ではなく、従来の抄紙
製造法で使用されるようなプレスフェルトと呼ばれる、フェルトであってもよい
。構成物は次の特許明細書に教示されるフェルト強化構造物に対して付加される
。これはファンに付与された1996年8月28日発行の米国特許第5,549
,790号明細書、トロクハンに付与された1996年9月17日発行の米国特
許第5,556,509号明細書、アンパルスキーらに付与された1996年1
2月3日発行の米国特許第5,580,423号明細書、ファンに付与された1
997年3月11日発行の米国特許第5,609,725号明細書、トロクハン
に付与された1997年3月13日発行の米国特許第5,629,052号明細
書、アンパルスキーらに付与された1997年6月10日発行の米国特許第5,
637,194号明細書、マクファーランドらに付与された1997年10月7
日発行の米国特許第5,674,663号明細書、アンパルスキーらに付与され
た1997年12月2日発行の米国特許第5,693,187号明細書、トロク
ハンらに付与された1998年1月20日発行の米国特許第5,709,775
号明細書、アンパルスキーに付与された1998年8月18日発行の米国特許第
5,795,440号明細書、ファンに付与された1998年9月29日発行の
米国特許第5,814,190号明細書、トロクハンらに付与された1998年
10月6日発行の米国特許第5,817,377号明細書およびアンパルスキー
らに付与された1998年12月8日発行の米国特許第5,846,379号明
細書である。これらの特許明細書の開示は参照によってここに取り入れられる。
【0079】 この紙は、また、この技術分野でよく知られるように、縮小される。縮小は剛
さのある面、好ましくは、シリンダを用いて紙にクレープ加工を施して達成する
ことができる。ヤンキー乾燥ドラムはこの目的のために普通に使用されている。
クレープ加工は、特許明細書の開示が参照によってここに取り入れられる、ソー
ダイに付与された1992年4月24日発行の米国特許第4,919,756号
明細書に従いなし遂げることができる。これに代えて、または付加して、縮小は
ウェルスらに付与された1984年4月3日発行の米国特許第4,440,59
7号明細書に教示されるようなウェット・マイクロコントラクションを用いてな
し遂げるようにしてもよい。この特許明細書の開示は参照によってここに取り入
れられる。
【0080】 もし、望まれるのであれば、この紙は複合坪量を有する。この複合坪量紙は、
好ましくは、区別できる2ないしそれ以上の領域、すなわち、比較的高い坪量を
有する領域と、比較的低い坪量を有する領域とを有する。好ましくは、高坪量領
域は本質的に連続する網状組織領域からなる。低坪量領域は不連続である。もし
、望まれるのであれば、本発明に従う紙は、また、低坪量領域内に配置される中
間坪量領域を有してもよい。このような紙は、特許明細書の開示が参照によって
ここに取り入れられる、トロクハンらに付与された1993年9月14日発行の
米国特許第5,245,025号明細書に従い製造される。この紙が2つだけの
異なる坪量領域、本質的に連続する高坪量領域とその高坪量領域全体にわたって
配置される不連続な低坪量領域とを備えるのであれば、このような紙はトロクハ
ンらに付与された1996年6月18日発行の米国特許第5,527,428号
明細書、トロクハンらに付与された1996年7月9日発行の米国特許第5,5
34,326号明細書、トロクハンに付与された1997年8月5日発行の米国
特許第5,654,076号明細書に従い製造される。これらの特許明細書の開
示は参照によってここに取り入れられる。
【0081】 さらに、紙の選ばれた領域について密度を高くすることを望む場合がある。こ
のような紙は複合密度領域および複合坪量領域の双方を備える。このような紙は
、特許明細書の開示が参照によってここに取り入れられる、ファンらに付与され
た1994年1月11日発行の米国特許第5,277,761号明細書、ファン
らに付与された1995年8月22日発行の米国特許第5,443,691号明
細書およびファンらに付与された1998年9月8日発行の米国特許第5,80
4,036号明細書に従い製造される。
【0082】 本発明の紙を製造するのに使用される抄紙ベルトは複数個の突起物を有しても
よい。この突起物は抄紙ベルトの平面から起立しており、好ましくは、不連続で
ある。この突起物は抄紙ベルトの選ばれた領域を通過する脱水を塞ぎ、この結果
、紙内に低坪量領域および高坪量領域を生成する。本発明に使用するのに適する
抄紙ベルトは、特許明細書の開示が参照によってここに取り入れられる、トロク
ハンらに付与された1996年4月2日発行の米国特許第5,503,715号
明細書、ファンらに付与された1997年3月25日発行の米国特許第5,61
4,061号明細書、ファンらに付与された1998年9月8日発行の米国特許
第5,804,281号明細書およびファンらに付与された1998年10月1
3日発行の米国特許第5,820,730号明細書に従い製造される。
【0083】 もし、望まれるのであれば、先に述べた模様付けした構成物を有するベルトの
代りにジャガード織りを有するベルトを使用してもよい。このようなベルトはフ
ォーミングワイヤ、乾燥ファブリック、圧痕形成ファブリック、移送織布などと
して使用することができる。ジャガード織りは、典型的には、ヤンキー乾燥ドラ
ムへの移送で生じるようなニップ内で紙を圧縮し、または圧痕を印すことを望ま
ない場合に特に有用であると、文献に報告されている。ジャガード織りを有する
ベルトはチウらに付与された1995年7月4日発行の米国特許第5,429,
686号明細書およびウェンドらに付与された1997年9月30日発行の米国
特許第5,672,248号明細書に見出すことができる。
【0084】 本発明に従う紙は多層抄紙してもよい。もし、紙を多層抄紙するとすれば、こ
の技術分野で知られるような多チャンネル・ヘッドボックスが使用される。この
ようなヘッドボックスは2ないし3個あるいはより多数のチャンネルを備える。
各チャンネルはそれぞれ異なるセルロース性繊維のスラリーを供給されている。
任意的に同じ種類のスラリーを2個ないしそれ以上のチャンネル内に供給するよ
うにしてもよい。しかしながら、当業者は、すべてのチャンネルが同じ紙料を供
給されるのであれば、ブレンド紙が得られることを認めることができる。
【0085】 典型的には、この紙は使用者に柔らかい触感をもたらすために短い広葉樹材繊
維が外側に存在するように多層抄紙される。長い針葉樹材繊維は強さを保持する
ために内部に置く。それゆえ、3チャンネル・ヘッドボックスにより主に広葉樹
材繊維からなる2つの外層および主に針葉樹材繊維からなる1つの中央層を備え
る単プライ製品を製造してもよい。
【0086】 これに代わるものでは、2チャンネル・ヘッドボックスにより主に針葉樹材繊
維からなる1層および主に広葉樹材繊維からなる1層を備える紙を製造してもよ
い。このような紙は2層に重なる針葉樹材繊維層が互いに内側に向き、広葉樹材
繊維層が外側に向くように、同種の紙の別のプライと接合される。
【0087】 これに代わる製造技術では、複合ヘッドボックスが多チャンネルを有する単一
のヘッドボックスの代りに利用してもよい。複合ヘッドボックスの配置では、第
1のヘッドボックスがセルロース性繊維の別個の1層をフォーミングワイヤ上に
堆積する。第2のヘッドボックスはセルロース性繊維の第2の層を第1の層の上
に堆積する。もちろん、層と層との間に幾分かの混合層が生じるけれども、全体
的に多層抄紙された紙が得られる。
【0088】 一定した坪量の多層抄紙された紙は、特許明細書の開示が参照によってここに
取り入れられる、モーガン・ジュニアらに付与された1976年11月30日発
行の米国特許第3,994,771号明細書、カーニイらに付与された1980
年9月30日発行の米国特許第4,225,382号明細書、カーステンスらに
付与された1981年11月17日発行の米国特許第4,300,981号明細
書の教示に従い製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は単プライ乾燥紙の坪量とふき取り作業1回あたり使用される平均シート
枚数との関係についての変遷を示す模式的グラフである。
【図2】 図2は本発明に係るシートの斜視図である。
【図3】 図3は各シートが一連のミシン目によって規定される、ロールに巻かれた本発
明の複数枚のシートを示す斜視図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月15日(2001.3.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項7】 前記プライの少なくとも1つがセルロース性の紙であること
を特徴とする請求項1、2、3、4、5および6のいずれか1項に記載のふき取
り用品。
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月29日(2001.11.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ステインハード・マーク・ジョン アメリカ合衆国 オハイオ州,シンシナ チ,チェスニー・レーン,8387 (72)発明者 タフリ・マイケル・ウイリアム・ジュニア アメリカ合衆国 オハイオ州,シンシナ チ,ミスティーモーン・レーン,9941 (72)発明者 ワイスマン・ポール・トーマス アメリカ合衆国 オハイオ州,シンシナ チ,インディアン・スプリング・ドライ ブ,9967 (72)発明者 フエルナー・トーマス ドイツ連邦共和国 ホッフハイム/タウヌ ス,シュロスシュトラーセ,12 (72)発明者 マイヤー・ベルンハート ドイツ連邦共和国 ザルツバッハ,イム・ ハインデール・イア (72)発明者 トロクハン・ポール・デニス アメリカ合衆国 オハイオ州,ハミルト ン,ワーベル・ロード,1356 (72)発明者 ビンソン・ケネス アメリカ合衆国 オハイオ州,シンシナ チ,ワイオミング,303 Fターム(参考) 2D034 AB00 4L055 AJ05 AJ06 BD03 BD05 BD08 BD17 BE20 EA07 EA08 EA15 FA11 FA16 GA26 GA29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスティッシュとして1枚シートふき取りに適するふき取り
    用品であって、前記ふき取り用品が複数枚のシートに形成され、かつ、前記シー
    トが各々次の特性によって特徴づけられてなるふき取り用品、 (a) 少なくとも1プライ、 (b) 少なくとも11.34kg/278.7m2の坪量、 (c) 少なくとも11.43cmの幅、 (d) 少なくとも193.55cm2の面積、および (e) 一時湿潤引張り強度特性。
  2. 【請求項2】 前記シートが各々少なくとも2プライからなることを特徴と
    する請求項1記載のふき取り用品。
  3. 【請求項3】 前記シートが各々少なくとも15.88kg/278.7m 2 の坪量を有することを特徴とする請求項1または2記載のふき取り用品。
  4. 【請求項4】 前記シートが少なくとも14.61cmから22.86cm
    未満の幅を有することを特徴とする請求項1、2および3のいずれか1項に記載
    のふき取り用品。
  5. 【請求項5】 前記シートが少なくとも約387.10cm2の面積を有す
    ることを特徴とする請求項1、2、3および4のいずれか1項に記載のふき取り
    用品。
  6. 【請求項6】 前記プライの少なくとも1プライが比較的高密度を有する、
    巨視的に単一平面で、かつ、模様付きの連続網状組織領域とその連続網状組織領
    域内に配置される不連続な低密度領域とを備えることを特徴とする請求項1、2
    、3、4および5のいずれか1項に記載のふき取り用品。
  7. 【請求項7】 前記プライの少なくとも1つがセルロース性の紙であること
    特徴とする請求項1、2、3、4、5および6のいずれか1項に記載のふき取り
    用品。
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