JP2002534745A - 戦略的情報システムを利用した環境影響及びビジネスの解析方法 - Google Patents

戦略的情報システムを利用した環境影響及びビジネスの解析方法

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JP2002534745A
JP2002534745A JP2000592772A JP2000592772A JP2002534745A JP 2002534745 A JP2002534745 A JP 2002534745A JP 2000592772 A JP2000592772 A JP 2000592772A JP 2000592772 A JP2000592772 A JP 2000592772A JP 2002534745 A JP2002534745 A JP 2002534745A
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デービッド・ソール・グラス
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デービッド・ソール・グラス
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2219/00Indexing scheme relating to application aspects of data processing equipment or methods

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境に対する影響を考慮しつつコスト及び廃棄物を低減すると共に、ビジネスオポチュニティーを確実に捕捉してビジネス主体の利潤を増大せしめる方法ならびにかかる方法を実施するために適するコンピュータシステムを提供すること。 【解決手段】 本発明は、ビジネス主体の提供する生産品及びサービスを解析し、これら生産品及びサービスのコストおよび廃棄物を認識し、環境に与える影響を減ずる方法及び装置であって、環境に影響を与える廃棄物の発生ならびに生産コストを低減し、利益性を向上せしめ、ビジネスオポチュニティーを確定せしめる方法及び装置である。この方法は、プログラム可能なコンピュータシステムを用いて実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、戦略的情報システムを利用した環境問題及びビジネスの解析方法に関
し、1999年1月4日付けUS特許出願シリアル番号60/114618号発明の
名称「生産/消費廃棄物サイクル解析」を基礎としてパリ条約による優先権を主
張したものである。
【0002】
【従来の技術】
生産品又はプロセス(方法)である生産品(以下、「生産品」又は「複数の生産
品」という)は結局、消費者又は前述の多くの生産過程を含む企業者である最終
利用者又は購買者によって購買される。現今のこの種生産ステップの例における
このような生産品の生産過程及び利用ステップは、例えば、設計、開発、製造、
配送、パッケージング、広告、そして購買者/消費者による生産品の最終的消費
等を含む。ごく一般にかかる生産品の生産にあたっては副生的廃棄物を伴い、さ
らに生産品は、しばしば好ましくない環境影響を与える。かかる環境影響のコス
ト及び悪影響はしばしば何倍にも及ぶ。変化を与える要素としては、生産品の性
質、考慮すべき生産品の設計及び開発、生産品を製造又は生産に要する中間工程
又は中間方法、生産品を配送するために必要なパッケージング、広告に要するメ
ディア、及び生産品の有効寿命に残る残留物を含めて考慮すべきである。これら
のそして多くの要件を全て考慮する必要がある。
【0003】 現今の生産法において、生産品数の増加は原材料の一次供給源又は供給法、組成
、及び生産プロセスから製造されるのみならず、かかる製造方法はまた原材料の
中間ないしは二次供給源や構成要因及び製造プロセスにも依存する。さらに原材
料の供給源を減じ、組成物及び製造プロセスを変化させ、部分的ないし全体的プ
ロセス等に影響を与えることがある。
【0004】 また、現今では生産品を生産する行為は全く異なる場所において行われるであろ
うことも確認されるべきである。例えば、原材料の一次供給源(生産地)又は供
給、組成物、及び生産プロセスは、1つ又は幾つかの都市、州、国のような一次
生産され又は組み立てられる第1の場所から供給され、又は実行される。次いで
、このような生産品は、異なる都市、州、国のような第2の場所でその後の加工
及び製造が行われる。生産品は、販売されるまでの間さらにまた異なる位置にお
いて追加的処理又は加工が継続される可能性があり、また流通機構に配送され、
販売されそして消費される行為は、さらにまた異なる都市、州、国のような位置
、前記第1及び/又は第2の位置を含め、さまざまな位置に及ぶ。
【0005】 現在の生産品の生産は、例えば原材料、組成物、製造プロセス、配送(物流)、
広告及び販売方法のように様々なリソースを必要とする。現在の生産品の生産方
法は、ほとんど全てが、これらの生産に使用される原材料、組成物、製造プロセ
スに関連する副生的廃棄物の発生が不可避となる。これら副生的廃棄物の多くは
、生産品の最終利用者/購買者、又は一般大衆、製造者、卸し業者、広告従事者
、販売者にとっては明らかになっていない。副生的廃棄物の多くは、生産品の最
終利用者/購買者、又は一般大衆、製造者、卸し業者、広告従事者、販売者が確
認することなしに様々な手法によって生起せしめられそして地理的位置に放置さ
れる。
【0006】 現在までのところ、生産品や方法を作成する際に方針決定者によって考慮される
一次的変化要素は、設計、開発、製造、拡布、広告及び提供等であり、コスト、
可能性、信頼性、使用上の安心感、市場性及び有利性が含まれる。これらの一次
的変化要素は、方針決定者が、例えば物品の種類、生産方法及び製造法、最終顧
客/購買者、又は生産品の製法もしくはサービス、そのサービスがいかにして行
われ最終顧客/購買者に提供されるか等によりいかなる生産品を選択するかに影
響を与える。
【0007】 しかしながら、その他の変化要素についても方針決定者は考慮すべきである。
【0008】 このようなその他の変化要素の一つは、使用される設計、開発、製造、配送、広
告、パッケージング、販売そして考え得る生産品の消費に要するさまざまな要素
が与える環境影響に関する変化要素である。環境影響に関する変化要素は、例え
ば、自然の又は人工のリソースの限られた能力、排出物の危険及び環境における
リソースの代替の可能性、同様に、有毒物質を含む廃棄物質の放棄に伴って生ず
る環境影響の付帯物、また同様に環境中における有毒物質によって引き起される
可能性のある事故の危険の影響などが含まれる。また、環境影響に関する変化要
素は、代替品又は新商品として、構成要因及びプロセスが環境に優しくあるいは
コスト効果の点で好ましいものと誤って選択される機会も含めることができる。
【0009】 さらに考慮すべき変化要素は、市場要求の解析及び市場要求に対する最善の対応
策を選択することである。また、生産品の卸し販売、広告及び消費も変化要素と
して考慮すべきである。例えば、パッケージの製造プロセス及び使用材料、かか
るパッケージの廃棄に伴う処理コストならびに環境影響は、コスト及び環境の観
点から評価すべきものである。これに加えて、販売促進のために使用される材料
の製造プロセス及び使用素材、同様に広告宣伝に使用されるテレビジョン、ラジ
オ放送、新聞、雑誌、郵送されるメールなどのような手法ならびに材料等も考慮
されるべき変化要素である。最終顧客/購買者レベルにおける、既に消費された
生産品の何らかの残留廃棄物も方針決定者によって考慮されなければならない付
加的変化要素である。
【0010】 生産品の生産は副生物による廃棄物発生の大きな要因であるから、商業組織、す
なわちビジネス主体は副生的廃棄物発生を直接包含させなければならない。この
ような副生的廃棄物の多くは、例えば効率的廃棄が困難及び/又は効果である非
生物分解性プラスチック及び金属類、安全性の保持又は制御が困難である有毒科
学物質及び排気による水又は大気汚染、同様に核廃棄物の取扱い及び安全な廃棄
に伴う独特の困難性を伴う環境問題のように、極端に望ましくない環境影響をも
たらす。引用していない他の物質も同様にこれら副生的廃棄物は、たとえ蓄積さ
れていなくともすぐに重大な割合に到達して環境問題の原因となる。厳格な政府
による規制の改正、また一般的な確認の向上ならびに環境問題への反応が、環境
に不適合でありそして企業の収益性を重視しそうな企業体のような利益追求組織
に影響を与える。同時に、企業体はより環境に配慮した過程を踏むようになり競
業による利益を得るように努力をすることになる。
【0011】 生産品を生産又は製造するプロセスを含む企業、商業的活動を行う企業、コンサ
ルタント、生産品のデザイナー(設計者)及び開発者、製造者、物流業者、広告専
門家、配送業者、小売業者、及びその他のサービス提供業者は、方針決定者によ
って新たなプロセスが望ましくない環境影響を低減させ又は生産品による廃棄物
を減少させ又は両者を低減させ、設計、開発、生産、販売、かかる生産品の廃棄
にあたって、設計、開発、製造、販売、生産品(製造者による有形の物質、又は
サービス又はプロセスのような無形の成果であり得る)の最終利用又は最終処分
に関する手法を評価しそして決定するための新しいプロセスを確立する必要があ
る。
【0012】 また、再指向した公衆、消費者及び生産材料の副生的廃棄物及び生産材料の副生
的廃棄物が多い状態から同等又は類似機能を発揮しそしてより環境に優しい状態
(例えば、廃棄物又は副生的廃棄物がより少ない生産品)に変更する業務上の要
求を満たす必要がある。同時に、製造法、材料、構成要因及びコストの変更は、
より環境に優しい商品及びサービスが企業体にとって理に適っており、そして魅
力的に変遷するために有効であり又は十分な利益をもたらす。
【0013】 生産プロセスに含まれる組織によって使用することができる改良された方法、又
は生産品の生産又は製造からもたらされる副生的廃棄物全体を制御する方法を提
供するために、方針決定者による考慮のための変化要因を確認及び評価するため
に改良された方法も必要となる。好ましくは、かかる改良された方法は方針決定
者としての行動に特に適合し、又は生産品又は生産プロセスないしは生産品の製
造を評価する際に方針決定者を支援するプログラム可能なコンピュータによって
実行可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の事情を踏まえ、環境影響を考慮しつつコスト及び廃棄物を低減す
るとともにビジネスオポチュニティーを確実に捕捉して利潤を増大せしめる方法
ならびに装置を提供することを課題とし、これらの及びその他の必要性は、以下
に開示される本発明によって提起されそして解決されている。本発明による多く
の実施の態様によれば、以下に開示するような1又はそれ以上の特徴を含むこと
ができる。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の広い範囲によれば、生産品の処理を行うための生産、販売、使用に伴う
望ましくない環境影響を低減し又は副生的廃棄物を減じ又は両者を同時に低減す
るために方針決定者によって生産品(ここに“生産品”は製造者による有形の産
品、又はサービス又はプロセスのような無形の対象でもあり得る)の設計、開発
、生産、販売、もしくは最終的消費又は使用の手段を決定しかつ評価するために
生産品を生産し又は製造するプロセスにおいて含まれるビジネス主体において適
用することができるプロセス又は方法を提供する。
【0016】 より特定された範囲によれば、前記プロセスは、改良されたプロセスを実行する
ために適合するプログラムが搭載された適当なプログラムされたコンピュータを
使用することによって実施可能である。
【0017】 さらに、より特定された範囲によれば、前記プロセスは、コンピュータを使用す
ることなしに実施可能である。
【0018】 本発明の1実施形態によれば、生産品に関するビジネス処理に伴うコスト及び
廃棄物を評価するための業務解析システムに利用されるコンピュータを基礎とす
る解析方法において、生産品に関連する要求、生産、マーケティング/パッケー
ジング、及び消費に伴う情報を収集する過程と;前記収集された情報をビジネス
解析システムによって検索又は解析するためにデータベース内に格納する過程と
;生産品に関するその他のカテゴリーの情報をビジネス解析システムによって検
索又は解析するためにデータベース内に追加的に格納する過程と;ビジネス処理
に伴う要求、生産、マーケティング/パッケージング、及び消費に関するビジネ
ス処理を解析するために検索された情報を使用する過程と;そして、ビジネス処
理に伴って得られる生産品から生ずるであろうコスト又は廃棄物の変化要素を決
定する過程と;からなる前記解析方法が提供される。
【0019】 本発明の他の実施形態によれば、ビジネス解析システムにおけるコスト及び廃棄
物を予測しかつ解析するためにコンピュータにより読み取り可能な媒体に格納さ
れ、コンピュータを作動せしめる命令からなるコンピュータプログラム製品にお
いて、プログラム製品の創生に関連する情報を獲得し;ビジネス解析システムに
よって検索するための他のカテゴリーに属する情報と共に前記獲得した情報を格
納し;コスト及び廃棄物の変化要素を特定するようにビジネス処理を解析するた
めに、検索された情報を使用し;そして、ビジネス処理に関連するコスト及び廃
棄物を低減する、各ステップからなる前記コンピュータプログラム製品が提供さ
れる。
【0020】 本発明のさらに他の実施形態によれば、ビジネス解析システムにおけるコスト及
び廃棄物を予測しそして解析するためのコンピュータシステムにおいて、生産品
の生産に関連する情報を獲得するための手段と;ビジネス解析システムによって
検索するための他のカテゴリーに属する情報と共に前記獲得した情報を格納する
手段と;コスト及び廃棄物の変化要素を特定するようにビジネス処理を解析する
ために、検索された情報を使用する手段と;そして、ビジネス処理に関連するコ
スト及び廃棄物を低減する手段と、からなる前記コンピュータシステムが提供さ
れる。
【0021】 本発明のさらに他の実施形態によれば、生産品に関連する要求、生産、マーケテ
ィング及び消費のような複数のフェーズを特定し;これらフェーズの各々に関連
するフェーズ変化要素を明確にし;そして、各フェーズに関連する定量化された
コスト及び廃棄物を決定するためにフェーズ変化要素のそれぞれの解析を実行す
る;の各ステップからなる、生産品に関連するコスト及び廃棄物を特定しかつ低
減する方法が提供される。
【0022】 本発明の他の実施形態によれば、生産品に関連するコスト及び廃棄物を特定しか
つ低減する方法において、生産品に関連する要求、生産、マーケティング及び消
費のような複数のフェーズを特定し;これらフェーズのそれぞれに関連するフェ
ーズの変化要素を明確にし;そして、各フェーズに関連する定量化されたコスト
及び廃棄物を決定するためにフェーズ変化要素のそれぞれの解析を実行する;各
ステップからなる前記方法方法が提供される。
【0023】 本発明のさらに他の実施形態によれば、ビジネス主体を明確化し及びマッチング
させる方法において、第1の生産品を有する第1のビジネス主体を明確化し;第
2の生産品を有する第2のビジネス主体を明確化し;前記第1の生産品と前記第
2の生産品とに関連する変化要素を決定し;前記第1及び第2の生産品に関連す
るコスト及び廃棄物を確認するために前記第1及び第2の生産品に関する変化要
素を解析し;前記第1及び第2の生産品に関する変化要素のいずれかによって廃
棄物及びコストが低減する場合には前記第1の生産品に関する変化要素に対する
前記第2の生産品に関する変化要素を決定するために適用し;そして、廃棄物と
コストの低減を達成するために前記第1の主体と第2の主体との間の相互作用を
生成する;各ステップからなる前記方法が提供される。
【0024】 本発明のさらに他の実施形態によれば、実在する生産品を解析する方法において
、実在する生産品に関連する変化要素を明確化し;効率化を妨げる変化要素に関
連する廃棄物を明確化し;廃棄物に対する評価を一体化し;前記変化要素の効率
化を改善するために廃棄物に関連する評価を管理する計画を決定し;そして、フ
ェーズ変化要素の効率を改善するための評価を管理する計画を実行する;各ステ
ップからなる前記方法が提供される。
【0025】 本発明のまださらに他の実施形態によれば、コンピュータにより読み取り可能な
媒体に記憶され、生産品に関連するビジネス執行に関連するコスト及び廃棄物を
評価するための、コンピュータを作動せしめるための命令からなるコンピュータ
プログラムにおいて、生産品に関する要求、生産、マーケティング/パッケージ
ング作業及び消費に関連する情報を獲得し;ビジネス解析システムによって検索
し又は解析するためにデータベースに前記獲得した情報を格納し;前記ビジネス
解析システムによって検索又は解析するためにデータベース内に生産品に関連し
た他のカテゴリーの情報を必要に応じて格納し;ビジネス執行に関連する要求、
生産、マーケティング/パッケージング作業及び消費に関してビジネス執行を解
析するために検索された情報を使用し;そして、ビジネス執行の結果得られる生
産品に関連して発生すべきコスト又は廃棄物の変化を決定する、各ステップを含
む前記コンピュータプログラムが提供される。
【0026】 本発明は、後述する一つ又はそれ以上の利点を特徴とする。
【0027】 時折、基礎出願“生産/消費廃棄物サイクルシステム”を参照してここに開示さ
れる系統的解析はビジネス手法に対して実施することができる。このビジネス手
法は、多くの人々及び/又はビジネス主体が廃棄物低減を目標にして、環境に優
しく、そして生産品の生産、販売、使用又は最終的放棄に付随する収益性を向上
せしめるビジネス上の問題点を解決するための解析及び実行を可能にする。 この系統的解析は、廃棄物を低減し、環境に優しく、コストを低減しそして利潤
を高める点を目的とするビジネス問題に関する変化要素に対し、改良されかつ高
速化された解析を可能にするために高速コンピュータによって実行することがで
きる。
【0028】 本発明の実施例は、大量の情報を単一のデータベースに格納し、そしてコスト及
び廃棄物を低減するために期待されるビジネス主体のような新規技術に適合する
情報を分類及び特定する検索機関として使用し、新規技術の可能性を判断して方
針決定者を支援することができる。外部データベースやインターネットのような
ネットワークを利用する情報もまた検索機関担当により同様に検索、分類及び特
定のために利用されるべきである。
【0029】 方針決定者を支援するために、生産過程で使用される特定の生産品又はプロセス
に関連して含まれる変化要素として可能な全て又は多くの量を定めるために有用
である。このような変化要素の精確かつ平易な開示は、かかる変化要素の変化に
関する選択可能性の理解を方針決定者に与えることになる。考慮すべき変化要素
に加えて、各変化要素に関する事実又はデータもまた開示される。このように関
連する事実は、可変コスト、各変化要素をを用いるに際しての環境問題、公共の
関心、変化要素に関連する事象及び各変化要素の使用に関連する政府の法規制等
を含むことができる。さらに、変化要素の使用に伴う事実又はデータも含めるこ
とができる。これら変化要素に関連するその他の事実又はデータは、例えば、特
定の作業に対して相応しい変化要素、ならびに他の生産品キャンペーンの成功例
又は失敗例等における変化要素の経緯、及びコストや環境への影響等において望
ましくなかった旧来の技術と置換することができる新らしい材料及び技術の可能
性/立地条件等を含めることができる。
【0030】 方針決定者による選択の可能性及び各選択に支持される事実は方針決定者がコス
ト及び環境への影響の点で有利性に関する各変化要素を評価し又は優先順位をつ
ける点で有用である。優先順位のリストには、選択された変化要素と並んでそれ
ぞれの利点も示される。生産/消費廃棄物サイクル解析法は新しい生産品(例え
ば、商品又はサービス)又は現実の製品に適用することができる。
【0031】 生産/消費廃棄物サイクル解析法は、要求、生産、マーケティング/パッケージ
ング及び消費の4つのフェーズ又はステップを含む。最も好結果としては、解析
が前記生産/消費廃棄物サイクルにおける前記ステップの少なくとも1つを考慮
することを含んでいる。前記生産/消費廃棄物サイクルにおける幾つかのステッ
プが解析されるが、解析の順序は生産/消費廃棄物サイクルにおける前記ステッ
プの各々の範囲で変化要素の考慮が有効な手法により解析されることは理解され
るべきである。要求フェーズは、例えば、市場投入された生産品の市場要求、生
産品に対する代替品又は選択の余地、生産品の市場的成功の可能性、又は市場要
求の評価に関するその他の変化要素、又は同様の変化要素のような変化要素を考
慮する必要がある。生産フェーズは、例えば、生産品に対する製造プロセスの種
類のような変化要素、同様に生産品の生産に関するその他の変化要素について考
慮する必要がある。マーケティング/パッケージングフェーズは、例えば生産品
をパッケージする材質又は方法のタイプ(形式)、生産品に関する分配プロセス
のタイプ、同様に生産品の広告及び販売促進プロセス、生産品のマーケティング
及び/又はパッケージングに関する可能性のあるその他の変化要素のような変化
要素を考慮に含めるべきである。消費フェーズは、使用寿命の終期における適切
な廃棄コスト、生産品の適切な廃棄に伴う環境影響、同様に生産品の消費に伴う
その他の変化要素のような最終消費者の消費プロセスに関する変化要素の考慮を
含めるべきである。これら変化要素のそれぞれは、定量化(例えばコスト又は価
格)しあるいは主観的価値(最も理想的な)であるような望ましい又は望ましく
ない変化要素のデータ又は数値として与えることができる。生産/消費廃棄物サ
イクル解析法は、集積された変化要素に関する情報を利用して解析を行い、これ
ら数値から発生するであろうコスト及び廃棄物を明確化し、変化要素の変化から
コスト及び廃棄物の発生を所望レベルまで低減しようとするものである。また、
生産/消費廃棄物サイクル解析法は、集積された変化要素に関する情報を使用し
て解析を行い、そして変化をとり入れることなしに望ましい状態を継続させるた
めにコスト及び廃棄物を解析することもできる。この解析形式は、ステップ及び
要素の全てが既知で定量化可能である場合に存在するプロセス及び製品に対して
特に有用である。生産/消費廃棄物サイクル解析法における個々の変化要素は想
起することができ、そして各ステップのコスト効率ならびに環境影響の改善の度
合いは定量化することができる。加えて、その他の望ましい基準は生産品のステ
ップバイステップ解析にも使用することができる。この生産/消費廃棄物サイク
ル解析法はコンピュータを使用せずに実行することもできるが、生産/消費廃棄
物サイクルの全て又は一部に使用することができる所要プログラムが搭載された
コンピュータを使用することによりさらに有利に実行することができる。
【0032】 本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクル(以下、単に“サイクル”とも略記す
る)は上述のように4フェーズを有するが、以下より詳細に全体を開示する。方
針決定者がビジネスの好機を期待しそして活用するために、生産/消費廃棄物サ
イクルの4つのフェーズは必要な又は望ましい事項を共に又は個別に解析する。
議論を簡易化するために、用語“生産品”は両対象(製造品のような有体物)及
び役務(サービス)(サービス又はプロセスのような無体の産出物)を包含し、
また用語“テクノロジー”は物質、組成、要素、メディア(例えば出版物、広告
等)をも包含する。また、用語“テクノロジー”に関する通常の定義もこの定義
に含まれる。
【0033】 本発明にかかるプロセスに関する系統的解析は、現存する生産品又は可能性のあ
る生産品に集中させ、生産品の設計、製造、使用、及び廃棄に伴うコスト及び廃
棄物(廃棄物の種類については以下に詳述する)を特定し、そしてかかるコスト
及び廃棄物を同時に又は別個に低減する種々の手法を開示する。解析の構成要素
又は派生要素は、生産品に関係する環境問題、生産品に関係する収益性、生産品
に特に影響を及ぼす可能性のある自然環境に影響する政府規制、生産品の要求、
機能、設計、製造、パッケージング、広告、販売促進活動及び消費に関連する廃
棄物、廃棄物問題を解決する代替ないしは新規テクノロジー、新規テクノロジー
にかかる仕事の利便性又は適合性、代替ないし新規テクノロジーを実行するため
のコスト又は利点、代替ないし新規テクノロジーを実行するに絡んで必要となる
製造者、販売会社及びその他企業体、新規及び代替テクノロジーに期待される顧
客、これらの新規及び代替テクノロジー、ならびに顧客のための市場計画立案に
必要となるその他各種の要素が含まれる(しかし、これらに限定されるものでは
ない)。方針決定者は、個人に限定されるものではなく、マネージャー(経営者
)、研究/開発者、設計者、購買者、製造者、物流配送者、市場調査員、コンサ
ルタント又はその他のサービス提供者等の、個人及びグループ又は協同組織等と
することができる。また、このような方針決定者は、所要プログラムの搭載され
たコンピュータであってもよい。このように方針決定者の用語は個人に限定され
ず解析に従事するビジネス組織であってもよいことは理解されるべきである。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、添付図を参照しつつ本発明の実施の形態について詳述する。4つのフェ
ーズを解析するための方法の一実施例によれば、コンピュータが必要とする演算
を簡易に実行するために利用される。図1はコンピュータシステム100の物理
的構成を示すものである。コンピュータ100はデータ、アドレス及び制御信号
を与えるプロセッサホストバス102に接続された中央処理装置101を備えて
いる。プロセッサ101は、一般的な目的を有し、例えばペンティアム(登録商 標)プロセッサ、ペンティアム−プロ−プロセッサ、ペンティアム2プロセッサ 、ペンティアム3、AMDK6、AMDK7、AMD Athlon、又はその他のCISCプロセッ サ、RISCプロセッサ、MIPSプロセッサ、パワーPCプロセッサ又はALPHAプロセッ サのような単一チップ−又はマルチ−チップマイクロプロセッサとすることがで きる。さらに、プロセッサ101は、ディジタル信号プロセッサ又はグラフィッ クスプロセッサのような特殊用途マイクロプロセッサであってもよい。このマイ クロプロセッサ101は、通常のプロセッサホストバス102に接続されたアド レス、データ及び制御線を備えている。
【0035】 コンピュータ100は、集積されたRAMメモリコントローラ104を有するシス
テムコントローラ103を備えている。システムコントローラ103は、ホスト
バス102に接続されそしてランダムアクセスメモリ105のバッファとなる。
また、システムコントローラ103は、ホストバス102からペリフェラルバス
110への橋渡し機能を有する。システムコントローラ103は、プロセッサホ
ストバス102上の信号が一次ペリフェラルバス110上の信号と相互にやり取
りされるのを許容する。この一次ペリフェラルバス110は、例えば、ペリフェ
ラルコンポーネント相互接続(PCI)バス、インダストリースタンダードアーキテ
クチャー(ISA)バス、又はマイクロチャンネルバスとされる。また、システムコ
ントローラ103は、ホストバス102とペリフェラルバス110との間におけ
るデータバッファ及びデータ転送速度マッチングの機能を発揮する。システムコ
ントローラ103は、また、例えば44ビット66MHzインターフェース及び5
33Mバイト/秒データ転送速度に対するインターフェースとなり、データパス
ビット幅、クロック速度、又は転送速度が異なるデータパス幅を持ったPCIバス
110のインターフェースとなる。
【0036】 例えば、ビデオディスプレイコントローラ112及びネットワークコントローラ
114のようなアクセサリデバイスは、ペリフェラルバス110に接続すること
ができる。ネットワークコントローラ114は、モデム、イーサネット(登録商 標)回線接続カード、ケーブルモデム、ワイヤレスモデム又はその他の回線アク セス回路類とすることができる。システム100は、ブリッジコントローラ11 1を介して一次ペリフェラルバス110と接続される二次ペリフェラルバス12 0を有する。二次ペリフェラルバス120はシステム100内にあって付加的周 辺装置の接続点を提供し、又は一次ペリフェラルバス110とは可逆的ではない 周辺装置を接続する。ブリッジコントローラ111は、ハードディスク113が 接続されたハードディスクドライブコントロールインターフェースをペリフェラ ルバス110に接続し、そして他のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体15 0をコントロールする。
【0037】 コンピュータ100は、また、基本的コンピュータソフトウェアを格納するため
の不揮発性のROMメモリ122を含むことができる。コンピュータ100の電源
が投入された後、オペレーティングシステムが立ち上がり、BIOS123に記憶さ
れているパワーオンセルフテスト(POST)ルーチンが完全に実行される。立ち上
げプロセスの間、プロセッサ101はBIOS123ソフトウェアを実行し、ディス
クコントローラ111又はネットワークコントローラ114にアクセスし、それ
によって高レベルオペレーティングシステムが形成される。高レベルオペレーテ
ィングシステムは、例えば、OS/MVS、VSE/VM、UNIX(登録商標)、Linux、Sol aris、ディスクオペレーティングシステム(DOS)、Windows(登録商標)95、W indows98、Windows NT(登録商標)、Apple Mac OS、又はその他の適当な オペレーティングシステムのようなものである。
【0038】 オペレーティングシステムはRAMメモリ105に全て格納しておくことができる
他、RAMメモリ105、ディスク記憶手段113、またネットワーク内の適宜部
位に記憶されているものであってもよい。例えば上述のようなオペレーティング
システムは、各デバイス112〜114、121及び124のようなコンピュー
タ周辺機器を制御し、ユーザーアプリケーションを実行する。ユーザーアプリケ
ーションは、ワード処理、スプレッドシート、インターネットアクセスソフトウ
ェア、その他多種のソフトウェアのような商業的に利用可能なものとすることが
できる。ユーザーアプリケーションは、オペレーティングシステム及び/又は直
接相互アクセス可能な下位コンピュータシステム100によって提供されるアプ
リケーションプログラミングインターフェースを介してコンピュータシステム周
辺機器112〜114、121及び124にアクセスすることができる。
【0039】 コンピュータ100の集合体は、通信回路網200の要素として作動する。図2
を参照すると、通信回路網200は、LAN205の一部を構成しているクライア
ントコンピュータ211〜213、独立のコンピュータ214〜216、及びそ
の他のネットワークアクセスデバイス217〜219のようなネットワークアク
セスデバイスを含むことができる。その他のネットワークアクセスデバイス、例
えば携帯端末装置、相互作用WEB装置、ポータブルハンドヘルド装置又はインタ
ーネットのような電子通信回路網に接続可能な装置類を含むことができる。 ネットワーク通信は、ダイヤルアップにより接続可能な公衆電話回線又はパケッ
トネットワーク相互接続の組合せのようなメディアを介して実現することができ
る。ネットワークアクセスデバイス211〜219は、ダイヤルアップ、直接ケ
ーブルアクセス、無線技術、衛星通信その他の交信メディアを介して接続するこ
とができる。ターミナルサーバ225又は226は、共にダイヤルアップ及びパ
ケットネットワークインターフェースを備えることができ、ターミナルサーバ2
25又は226は、クライアントコンピュータ231又は他のネットワークアク
セスデバイス235又は236からのデータ受信を可能とし、受信されたデータ
の部分をデータパケットセグメントとし、このセグメントを上位情報のセグメン
トに付加し、そしてリンク221上に得られたデータパケットをホストシステム
210に転送するためにパケットデータネットワークに送出する。ターミナルサ
ーバ225及び226はまたネットワークサービスプロバイダのPOP(Point-of-
presence)としても機能する。
【0040】 コンピュータ100上のプロセッサ101によって作動するソフトウェアコード
は、ビジネスオポチュニティーの確認及び進展を支援することができるようなデ
ータベースへのアクセスに利用することができる。ローカル又は外部データベー
ス又はコンピュータプロセッサ101によってソフトウェア相互作用を経てアク
セスされるデータベースのネットワークは、検索、照会しビジネス戦略内の係数
とすることができるデータ量として拡張することができる。さらに、データのコ
ンピュータ処理は解析の実行に要するマン−アワーを低減することができる。戦
略的データベースは、ビジネスオポチュニティーを確認及び進展させるために用
いることができる。データベースの使用は、検索し、照会しそして上述のような
ビジネスプランに取り込むことができるデータ量を拡張することができる。
【0041】 上述したように、ビジネスオポチュニティーの確認は、限定する必要はないが、
生産品に関する環境及び利潤性、環境問題、世論及び全般に又は生産品に特有の
ビジネス界に影響を与える政府等の規制、生産品の要求、機能、設計、製造、パ
ッケージング、配送、広告、販売促進及び廃棄等に関連する廃棄物に伴う問題、
廃棄物の問題を解決するための代替又は新規テクノロジー、コスト及び利益を改
善するための代替又は新規テクノロジー、代替又は新規テクノロジーの実施に関
連のある製造者、販売会社及びその他のビジネス主体、代替又は新規テクノロジ
ーが可能な顧客、及び代替又は新規テクノロジー及び顧客のための市場計画を作
成する際に必要のある各種の要素を含む。
【0042】 現実の生産品を評価するための解析モデルとしての本発明にかかるサイクルの利
用は、利益の増加させ、そして廃棄物、特に生産品に関連する環境に有害な廃棄
物を低減することができる。既述しているように、用語“生産物”は有体の物体
とサービス(役務)とを含むものである。以下により詳細に記述すると、確認及
びサイクルに含まれるある基準の寄せ集めは利潤の増加及び廃棄物の低減のため
に調整することができる変化要素の定量化が達せられる。生産品が与えられると
、サイクルの各フェーズはそのフェーズに応じて適宜最適化及び調整することが
できる変化要素の特定の組合せを与える。
【0043】 理想的状況においては、ビジネス主体はコストを低減しそして利益性をさらに向
上させると同時に環境適合性を高めるために生産品を生産する際に使用される原
材料及び/又はプロセスを変更する。その他の可能性は、環境に優しくなるステ
ップを取るために市場の確認又は市場人気に応じて販売量を増大することから付
加的収益を得ることと引き換えにコスト上昇を許容し又は僅かなコスト低減を受
容するか、及び/又は副生的廃棄物の減少のためにコストを減少して大きなコス
ト節減を図り及び/又は政府規制からの制限を少なくしそして罰則を回避又は低
減するために大きなコスト節減を図るかなどである。さらに他の状況によれば、
ビジネス主体は、原材料又はプロセスを変更し又は新規なビジネス生産品を企図
するために時間を必要とする間に販売が減少しないしは罰金又は罰則が課せられ
コストが上昇する事態に至るかもしれない。例えば、全国規模のファーストフー
ドチェーンがハンバーガーをクラムシェル(Clam-shell)コンテナStyroform(
登録商標)で販売する。循環させながら使用するため環境上の関心も高くなりそ
してこのようなStyroform(登録商標)クラムシェルコンテナ(容器)の環境的
に見て効率的廃棄が困難であり、新しい環境基準がありまたStyroform(登録商
標)クラムシェルコンテナ使用に対する消費者の圧力もあることから、会社はSt
yroform(登録商標)クラムシェルコンテナの使用を中止せざるを得ない局面に
至るであろう。会社は高い利潤差額を保っているから、このレストランチェーン
はこれら従来のコンテナがより“環境に優しい”素材から作られたコンテナと対
比して十分に廉価であるから、Styroform(登録商標)クラムシェルコンテナの
使用を中止することには抵抗がある。理想的な状況では、レストランはコンテナ
の素材を、例えばペーパーラップのようなより環境に優しい素材に変更すれば、
Styroform(登録商標)クラムシェルコンテナよりも決して高価ではない。しか
しながら、Styroform(登録商標)材料から紙に変更しようとすれば原材料の価
格を負担することになり、改変に伴う初期投資が嵩み又はStyroform(登録商標
)クラムシェルコンテナの在庫を廃棄処理しなければならない。本発明にかかる
サイクルによる解析は、容器の材質をStyroform(登録商標)から紙に変更する
コストを相殺又は反転することにより政府規制に対する判断基準を厳しくするこ
とにより罰金及び罰則の適用を回避し、また消費者の圧力に合わせてグッドウィ
ルによるビジネス価値を高め、得られる利益を評価するために使用することがで
きる。
【0044】 このモデルは、消費者圧力対原材料コストの関係の評価として使用することがで
きる。本発明にかかるサイクルによる解析は、消費者の動向及び圧力が販売なら
びに利潤に与える影響の解析に関する情報を方針決定者に提供することができる
。方針決定者は、Styroform(登録商標)クラムシェルコンテナを使用継続した
場合に消費者が当該レストランチェーンに対し不買運動をした際に、Styroform
(登録商標)商品を使いつづけるコストと消費者プレッシャーに関連するコスト
を見ることができる。また、方針決定者は、さらなる業務発展の評価と競業者が
使用するパッケージングの情報の評価が可能であり、競業者の業務状況を解析す
ることができる。パッケージング素材の変更にかかる解析も行うことができる。
全ての情報はデータベース又は迅速かつ簡易にアクセス可能な回路網のデータベ
ースに格納することができる。データベースにおけるファイル又は情報要素は事
象のリストに止まらず、代替テクノロジー及びパッケージング材料、ならびに競
業者のリスト及び競業者の使用するパッケージング材料なども含めることができ
る。
【0045】 同様に、本発明にかかるサイクルによる解析モデルを用いると、期待される新規
生産品に関する利潤性ならびに廃棄物を解析することができ、新規生産品を市場
投入した場合の利益を同定しかつ評価することができる。このサイクルモデルは
、最初に生産品の要求について観察し、次いで生産、市場及び生産品の消費につ
いて観察する。これらフェーズのそれぞれは、解析される生産品にとって特有の
変化要素の組合せである。したがってこのような変化要素は、対象物毎に固有に
適応し列挙される。例えば、新規の濾過技術を採用した新規浄水機の製造業者は
、カーボンテクノロジーで支配されている浄水機市場に参入を希望しているもの
とする。本発明にかかるサイクルによる解析モデルを用いると、製造業者又は販
売代理業者は飲用水浄水機関連のある要求を確認しなければならない。例えば、
多くの要求が水の味及び良い香りであったとする。他の要求は全般的に優れた飲
用水であった。また他の要求は、例えばカドミウム、アルミニウム及びクロムの
ような重金属、バクテリア、ウイルス及び寄生体であった。この要求の分類は下
記のようになる。 消費者の使用する浄水機及び価格 味 60% 低価格 水質 37% 中程度 健康 3% 高価格 本発明にかかるサイクルによる解析モデルを用いると、新規濾過テクノロジーを
採用した浄水機の製造者又は販売代理業者のような方針決定者のゴールは、現在
の市場支配している生産品よりも良好で大方の要求に合致する新規な生産品を製
造することである。新規な浄水機のコストが市場支配しているカーボンテクノロ
ジー浄水機よりも低廉で、カーボン浄水機よりも味及び匂いが優れており、より
多くの不純物が除去され、高純度の水が得られているが、しかし3%の人々が興
味を有するバクテリア、寄生体、又は他の特定の不純物があった。このケースに
おける方針決定者は、2つの大きなマーケット分野、味及び全般的水質に関する
分野に適合できる。製造業者又は販売代理業者がターゲットとする第一の消費者
は水の味についてのみ関心を有する60%の範囲である。製造業者又は販売代理
業者は、全般的水質に関心を有する分野(37%)の市場にも容易に販売拡張が
可能である。
【0046】 他の例において、新規生産品の価格が既に市場支配しているカーボン浄水機より
も高価であるが、全般的水質用としての販売価格と同等である場合である。新規
生産品は味、匂い及び全般的水質の大きな市場にアピールできる。このケースで
は、製造業者又は販売代理業者は、2番目に大きな部分を目標とする。製造業者
又は販売代理業者は、また、リソースを活用して飲用水の水質の重要性について
消費者の教育を行って味や匂いに関する水質の興味を高めて、新規浄水機の大き
な要求を生成するように努める。実施例においては、データベース又はデータベ
ースのネットワークは、情報を記憶するために使用され、及び/又は外部データ
ベース及びネットワークは消費者の教育に使用する情報を検索することができる
。このような情報は、鉛配管による水質悪化に起因する問題に限定されるもので
はなく、環境からの汚染の増加ならびにダイオキシン、農薬、ホルモン及びその
他の有毒物質等の飲用水への混入、健康問題及び飲用水に対する病原菌等の混入
に関する政府規制及びかかる問題に関するガイドラインに関するものがある。製
造業者又は販売代理業者のゴールは、消費者を教育することにより彼自身に対す
る飲用水品質に関する自己責任を高め、そして彼自身に新規浄水機購入意欲を確
信させることである。
【0047】 本発明にかかるサイクルは、新規浄水機の生産に要する原材料、組成及び製造法
、同様にパッケージング、配送、販売及び消費に関しても評価することができる
。到達目標はコスト及び環境影響を低減することである。例えば、製造工場が、
味及び匂いに関する60%に及ぶ大きな需要地に接近して配置できる場合には、
コスト低減が可能である。濾過媒体又はパッケージング材料にリサイクル材料が
適用可能であれば、環境影響及びおそらくコストも低減できる。 上述の例では本発明にかかるサイクルが生産品の存在と可能性ならびに新規テク
ノロジー及び生産品により市場に対応すればよいかに関し如何にして解析すれば
良いかを開示している。これらはまた環境問題ならびに政府の規制に応じて変更
及び開発が重要である場合に如何にして高コスト生産品の要求を高めるかについ
ても開示している。
【0048】 市場において豊富な商品及びサービスがあり、そしてそれらに関連する二次的、
三次的派生ならびにその他の中間成分及び製造方法等に伴い、実に多くのそして
副生的廃棄物及びこれらの廃棄に伴う地理的問題点が通常の最終使用者/消費者
、製造業者、及び概念化されたビジネスマネージャーに追跡、制御及び解決手段
を与えている。さらに、豊富な新規テクノロジーは適切に利用さればビジネスを
より環境に優しく、同時により有利に進展することを助ける働きがある。この新
規テクノロジーは新規の製品及びプロセスに限定されるものではなく、特許を形
成する新規アイディア、大学その他研究機関におけるプログラムの進行、そして
新規アイディアを持った個々人の通常の手法が適用し難いようなものの解決も含
まれる。このような新規のテクノロジーにより生ずる多くの地理的問題は概念化
されたビジネス主体の可能性、軌跡、ビジネス目的の進展となる。
【0049】 その他の実施例では、サイクルモデルはビジネスオポチュニティーを明確化し、
そして環境への悪影響を、コスト効率を考慮した手法で低減するような生産品の
販売者及び購買者間損なわれた関係に照準を合わせた新規のビジネス又は産業を
確立するためにも利用することができる。ビジネスオポチュニティーの明確化に
おいて、1ないしそれ以上の企業主体はビジネス計画に適用することができる。
ビジネスオポチュニティーは、政府規制のような政府の動向の状態をモニターす
ることによって明確化することができる。例えば、本発明にかかるサイクルモデ
ルは定期的に国家的又は地方自治的レベルも含めた政府規制を世界規模で収集す
る。検索担当は規制に関連する情報を収集する。検索担当は人間の担当者である
か又は例えばローカルデータベース又は外部データベース、インターネットのよ
うなネットワークによるネットワークデータベースを検索可能なコンピュータ化
されたデータベースとすることができる。1つの完成実例にあっては、規制類は
検索担当者又はインターネットによって適当な情報を収集する“bots”を用
いて収集される。特に、利用者は、新たな環境基準に対して興味がある。一旦基
準又は規制に適合する必要のあるビジネス主体は、化石燃料の清浄な燃焼方法又
はエネルギーの清浄化法などのような適用場所を定めることのできる規制への適
合を助ける生産品を識別し、提供し又は開発する。ペルーにおいてユーザーが見
出したアルゴリズムに適合する走行によれば、必要となるディーゼル燃料は5年
間で25%低減された。加えて、ユーザーはアメリカ合衆国の小さな会社が開発
した新型のディーゼル機関が誤差範囲8%で45%、下限でも38%の燃費低減
が可能となったことを知ることができる。ペルーは第3世界で経済発展途上国で
あり燃料消費を減らした低コストテクノロジーが選ばれるから、ユーザーは確認
された10社でより低廉な解決策を目指すエンジンの改良が行われている。使用
者は、ペルー人経営のトラック輸送会社と契約している中間業者と共に、アメリ
カ合衆国の新規エンジンの購入を含み、又はペルー人経営トラック運輸会社のエ
ンジン更新技術の購入を含む一連の契約を実施することができる。また、使用者
は、アメリカ合衆国の小企業又はその他の代理店になることができ、そしてペル
ー人経営トラック運輸会社又はその他トラック運輸会社ないしはその他のトラッ
ク運輸会社から製品及びテクノロジーを購入及びリセールすることができる。
【0050】 上述のように、多くの実施例における戦略的データベースは、ビジネスオポチュ
ニティーを確認しそして開発するために利用することができる。このようなデー
タベースの使用はデータ量を拡張することができ、検索、照会、そしてビジネス
上の決定又はビジネス計画内の要素として取り込むことができる。
【0051】 他の実施例によれば、データベースは生産品、生産方法、結果的廃棄物、廃棄方
法、環境上の危険、政府による規制、世論及び生産/消費廃棄物サイクルの4フ
ェーズに関連するコスト等に関する情報を格納することができる。
【0052】 図3を参照すれば、生産/消費廃棄物サイクル(単に、サイクルともいう)の4
フェーズが図示されている。サイクルの各フェーズはビジネスオポチュニティー
の確認のために必要な要素を示している。ビジネスオポチュニティーを確認しか
つ評価する方針決定者を支援するために、一連の照会を要求又は要求としてフェ
ーズ相互に又は単独にそれぞれ考慮することができる。各々のフェーズは、特定
の紹介に対する一連の組合せを持っている。基本的に方針決定者は、サイクルの
各フェーズで定量化された情報を使用することができる。時間の進行に伴って、
方針決定者はまたさらなるビジネスオポチュニティー確認の助けとなる追加情報
をデータベースに加えることができる。
【0053】 データベースは、解析された生産品のための市場要求を定量化した情報を格納す
ることができる。要求に関連するデータ310は、例えば、生産品に対する要求
の内容ならびにその主体;要求が見出された地域;要求によって指向された内容
又は要求;要求に関連して現実に又は概念的に発生する廃棄物;廃棄物の与える
影響;要求に適合する実在に生産品及び同様に要求に適合する新規の生産品又は
テクノロジー;のような内容を含むことができる。方針決定者は、消費者が生産
品を、どうして、どのように、何故使用するかを検討し、そしていかなる生産品
を代替品として使用することがあるか等を検討する。例えば自動車の解析にあた
って、方針決定者は、自転車、自動2輪車を含め、さらに実用的な自動車の代替
手段としてバスや地下鉄のサービスを含めることができる。
【0054】 データベースは、さらに解析された生産品の生産法を定量化した情報として格納
することができる。生産320に関するデータは、例えば、生産品を生産する主
体;生産者の財務状況;生産する場所;生産品の原材料及びその構成要因及び価
格、製造プロセス及びそのコスト、生産方法及び使用されるテクノロジーならび
にそれらのコスト;生産上のリスク及びそのコスト;廃棄物の使用;生産の代替
手段及びそのコスト;リサイクル可能な物質;及び廃棄のコストを含むことがで
きる。
【0055】 データベースは、解析された生産品をマーケティング(市場投入)及びパッケー
ジングするための定量化した情報として格納することができる。マーケティング
/パッケージング330に関するデータは、例えば、生産品又は類似の生産品を
販売し包装する主体;広告に使用する媒体及びそのコスト;配送に使用される材
料及び方法ならびに拡布手段及びそれらのコスト;及び、マーケティング及びパ
ッケージングの実施者及び購買者のコスト;を含めることができる。
【0056】 データベースは、また、解析された生産品の消費を定量化した情報を含めること
ができる。消費340に関するデータは、例えば、生産費がいかにして消費され
るか;消費に伴う廃棄物及び副生品;及びそれぞれの仕向け地、消費上のリスク
、及び消費者に対する生産品及び廃棄のコスト、製造者及び地方社会の慣例なら
びに地方自治体の規制等を含むことができる。
【0057】 生産/消費廃棄物サイクルの4フェーズの各々は、データベースの作成によりさ
らに問題点を減ずることができる。
【0058】 図4は、生産/消費廃棄物サイクルのフローチャートを示すものである。このデ
ータベースは、最初はステップ405のように要求を確認し、次いで要求を有す
る主体を確定する(ステップ410)。この主体は、最終顧客、生産者、卸業者
又はその他企業体であり得る。このような主体は、ここに列挙された例示に限定
されるものではなく、異なる要求によってその他タイプの主体もあり、必要に応
じてデータベースに追加可能であることは理解されよう。次に、要求の所在及び
地理上の地域から異なる自然の要求もまた確認のために照会される(ステップ4
15)。位置は地球上の位置、地域又は地方である。例えば、香水は仕向け地に
よる要求が劇的に変化する製品である。台湾又は中国における一般的香水は、日
本人には歓迎されず、逆もまた同様である。アメリカ合衆国、ヨーロッパ、及び
アフリカにおける香水の好みも同様に異なるだろう。次はステップ420のよう
な要求の重要性であり、事象に応じて識別可能である。このデータベースは、食
品と保護容器のように基本的必要性から生ずる要求に関連する特定の事項があれ
ばフレキシブルとなる。次に、要求が現実的であるかあるいは人為的であるかが
選別される(ステップ425)。現実の要求は実際上直接有益な何かが必要とな
ることを考慮する。人為的要求は自然の必要性ではなく、人為的に又はビジネス
上創生された必要性、実際上の直接の必要性とはいえない装飾、又は贅沢なある
いは実際に直接必要な要求から離れた無駄な要求である。このような現実の要求
と人為的要求との間の差は、方針決定者にとっても微妙かつ主観的になりがちで
、ある方針決定者と他者との間でも時に変化する。方針決定者が現実の又は人為
的な要求の個人的評価を行う場合には自由又は許容範囲である。もしも、要求が
人為的である場合は、観念的廃棄物について考慮することになる。データベース
は、ステップ430のように人為的要求の傾向があり観念的廃棄物としての質問
とすることができる。観念的廃棄物は無形でありそしておそらく主観的である。
観念的廃棄物は、システムの思想、価値及び信念等に関連する手法であり、これ
らを取り除きより高い価値、利潤性、環境に関する進歩性、及び積極的思想に変
更される。観念的廃棄物は、思想、文化、及び行動パターンによって占められ、
省コスト及び環境に与える影響の少ない方法及び生産品により有形の廃棄物又は
不要物を生み出している。例えば、観念的廃棄物は、エキゾチックな毛皮のコー
ト又は製造時の構成要因、原材料、プロセス等の点において環境に不適合の廃棄
物又は排気を発生する自動車のような贅沢品を販売するための広告による消費者
への人為的要求の創生が含まれる。このような人為的要求は、高い価格及びコス
トで環境に不適合の生産品の消費を普及させ、低価格及び低コストで環境に適合
する商品の購買の機会を減じ又は排除する。労働及びコストを考慮すると、観念
的廃棄物は、時間、努力及び他部署のマネージャー等に対する個人的感情的な犠
牲等も含まれる。しばしば、社内昇進の梯子(Corporate ladder)を這い上が
るマネージャーの個人的動機は敵意のある作業環境を形成し、部下に対して非現
実的な要求を行うようになることがある。次に、データベースは人為的要求の物
理的廃棄物であるかを問いかける(ステップ435)。例えば、贅沢な毛皮のコ
ートの製造、保管、分配、及び宣伝広告などが廃棄物に関連する。すなわち、も
しも会社の副社長が事務所内で会社経費により異国風の観賞魚用水槽を購入した
とすると、観念的廃棄物から会社のリソースを不正利用した物理的廃棄物となる
。もしも要求が現実にあったら、データベースはまた現実の要求の物理的廃棄物
であるかを確認する(ステップ435)。物理的廃棄物は、紙、副生的化学品、
排水、大気への排気、及び物理的環境内における非分解性ないしは非生物分解性
物質のような現実の有形廃棄物である。物理的廃棄物が充満すると廃棄処分しな
ければならない。観念的廃棄物及び現実の廃棄物の両者による環境影響及びコス
トは、定量化される(ステップ440)。要求が現実的又は人為的であるか、要
求に適合する実在の又は代替可能な生産品があるかがリスト作成される(ステッ
プ445)。要求に合致する生産品は、要求を満たすために十分であるか不十分
であるかのいずれかである。現実の要求を満足する生産品の効率が確認される。
有用性、環境影響及び現実の及び代替可能な生産品のコストは定量化されそして
比較される(ステップ450)。例えば、贅沢な毛皮のコートの代替品は高品質
のウール又はカシミヤである。これら材料の生産及び使用はコスト及び環境影響
を彼等自身で考慮して毛皮よりも安いか、同等か又は高価のいずれかである。方
針決定者は、これら材料と比較することができ、コスト効率及び環境適合性等を
鑑定する。その他の可能な結論は、毛皮、高品質ウール及びカシミヤが全て非常
に高価で、そしてそれらのリソース及び製造プロセスが同様に高コストで、さら
にいずれも環境不適合であるが、豊富に存在しかつ容易に再生可能な麻のような
素材から作られる新しい材料があり、この麻を素材とする材料は低廉に生産でき
布としての現実的及び人為的な要求に適合可能であるとする。この例では、方針
決定者は、麻を主成分とする新しいコートの開発を選択すべきである。ステップ
455のような他の質問は、要求を満足する実在の代替生産品に関して現在の政
府、国、州、都市等の規制をリスト作成し、これら規制類の将来にわたる改正の
可能性を考慮し、環境問題に対する世論等を考慮する。規制類及び世論の内容は
、ローカルデータベース又は検索可能な外部データベース及びインターネットの
ようなネットワークデータベース内に保持されている。生産品の環境影響は現行
の標準や規制、同様に計画された標準や規制と比較される。これら標準や規制に
は、貿易、外国産動物及びその製品の輸出入、及び毒物及び/又は核物質に関す
るものがある。例えば、幾つかの国ではクロコダイル皮製品、又は象牙の輸出入
が禁止されており、またある国では特定の国からの毒性廃棄物を受け入れない。
同様の質問は、生産品の設計、生産、製造、配送、販売、及び消費に伴って生成
される廃棄物にも適用され、またかかる廃棄物が環境に不適合及び/又は清掃又
は廃棄が高コストである場合も同様である。このような要素は、要求を満たすた
めに使用する生産品が販売されると罰則、罰金又はネガティブな効果をもたらす
。廃棄すべき生産品のコストならびに政府規制又は公共の意向に従い、廃棄物を
低減するようにした新規の生産品及びプロセスの実施もまた定量化されそして比
較される(ステップ460)。現実の及び人為的な両要求のために、ビジネスオ
ポチュニティーは確認され(ステップ465)、代替生産品又は中間生産品、製
造のためのプロセス及びテクノロジー、ならびにビジネス計画及びマーケティン
グ計画を実行する手法が得られる。サイクルの要求フェーズにおける全ての段階
は、ビジネス計画及びマーケティング計画を作成するために使用される。サイク
ルにおけるこのフェーズの解析及び評価は上述のアウトラインに沿う順序で実行
可能であり、そして要求フェーズに付加することができる他のステップ及び/又
はサイクルの要求フェーズから除外された本発明の開示において予見しているス
テップも含むことができることは理解されるべきである。
【0059】 図5は、本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルの生産フェーズにおけるフロ
ーチャートを示すものである。この生産フェーズにあっては、生産品を生産する
主体及び生産品を生産することができる主体、同様にこれら主体のそれぞれの位
置が確認される(ステップ505)。もしも特定の位置が要求(図4参照)を有
している場合は、ローカル生産者は生産品の生産ができず、又は生産品を生産す
るための十分な原材料が持てず、代替原材料の可能性及び代替原材料を得るため
に必要となる時間に関する情報が方針決定者に対して利用可能となる。
【0060】 もしも、特定の位置のローカル生産者が地域の要求に適合する処理手段及びテク
ノロジーを保有していない場合は、代替生産者が対応する。会社の支出及び利益
の詳細な財務報告を含む財務状況、その規模ならびに生産主体のその他適切なビ
ジネス情報を質問する(ステップ510)。この情報は、方針決定者がコスト又
は環境不適合の非効率性に起因するビジネス上の弱点を確認する上で有用である
。解析された生産品は製造のために手順及びテクノロジーを必要とする。自然及
び人為的リソースはこれらの手順及びテクノロジーとして利用される。ステップ
515の質問は生産品に利用される手順及びテクノロジーをリスト作成する。ま
た、与えられた生産品にとって必要となる設備、製造装置及び原材料の決定が行
われる。データベースは、アクセスに応じて利用される自然及び人為的リソース
ならびに手順及びそれらの配置についても応答する。もしも、手順及びテクノロ
ジーが特定のローカル手順を要するが、必要な構成要因又は原材料が入手できな
い場合は、同様の解析により構成要因又は原材料の可能性を見出しあるいは代替
可能な構成要因又は原材料を見出すよう実行することができる。さらに、生産主
体の配置、同様に手順及びテクノロジー、生産が実行される地域社会、労働者(
マンパワー)等に関する評価も行われる。作業者が生産設備に関して一定のスキ
ル所有者とそうでない者との比率、同様に地域社会におけるスキル所有者とそう
でない者等について知ることが出きる。原材料及びプロセスのコスト及び人件費
について質問し回答が得られる(ステップ520)。代替の構成要因及び原材料
を生産位置まで移送する運送費又はマーケティング費用に伴うコスト変化も方針
決定者のために提示可能である。労働組合その他組織の存在によりコスト上昇す
ることも解析に含めることができる。次いでデータベースは生産品に影響を与え
る環境の影響について質問する(ステップ525)。代替の手順及びテクノロジ
ー、使用される自然又は人工のリソース、及び異なる環境影響等もまたリスト作
成される。次いで、生産に伴う副生的廃棄物の廃棄方法及び代替廃棄方法もリス
ト作成される(ステップ530)。さらに、適当な情報は、副生品が再利用可能
か、リサイクル可能か、廃棄可能又は有毒かなど、ならびに適切な再利用、リサ
イクル、制御、安全処理、及び廃棄方法、そして、製造設備のある位置又はその
他の位置で可能であるか否かも含む。廃棄方法は含むことができるが、焼却、埋
設、分離、埋めたて、海洋投棄、等については限定されない。生産品によっては
リスク解析も含まれることがある。このようなリスクには作業者、地域社会、周
辺地域、地球環境に及ぶリスクが含まれる。廃棄物の廃棄によってもたらされる
大気、水、騒音のような公害のように環境への影響がある。これらの影響及び健
康ならびに環境に与える総合的リスクはステップ535の質問で知ることができ
る。データベースは、例えば化学物質の漏出、化学品又はそ例外の毒性また蓄積
属性等の事故に関する情報も含めることができる。方針決定者は、必要な生産品
の生産設備からこのような事故又は漏出等が過去に生じていた場合はこれを知る
ことができる。事故による環境影響、防止に要するコスト、リスク管理、事故後
の復旧対策コスト等を質問しかつ比較することができる(ステップ540)。そ
の他のコストの解析は、原材料、プロセス及び他の使用場所への輸送、リサイク
ル又は廃棄、さらに他の用途での効率、リサイクル又は廃棄等を含むデータベー
スで利用可能な情報に基づいて実行される。要求フェーズのステップ455と同
様の手法により、他の質問(ステップ545)は現在の政府、国家、州(道府県
)、市町村等における規制等のリストを作成し、現実のならびに代替原材料、構
成要因、生産方法及びプロセスに関連して規制類及び世論に沿った環境問題等の
近い将来の変更等を可能な限り含めてリスト作成する。規制及び世論はローカル
データベース、又は検索可能な外部データベース、インターネットのような回路
網のデータベースに格納することができ。現実のあるいは代替の原材料、構成要
因、生産方法及びプロセスが現在の標準及び規制、同様に提示された標準及び規
制を含むことができる。方針決定者は、例えば、もしも近くに町があり、そして
現在の汚染レベルが許容範囲であればそのことを知っている必要がある。他地域
と異なる地域設定(ゾーニング)のような特定の事情及び規制についても同様で
ある。例えば、生産設備が絶滅危惧種の繁殖する湿地帯や営巣地、住宅専用地、
学校又は病院等に接近している場合である。もしもある手段がその土地又は公衆
によって提起された強い反対運動により法的に禁止されるとすると、方針決定者
は評価のための重要な変化要素として確認し注意を払わねばならない。1実施例
では、地方又は世界標準からの情報、組織、設立団体、物質安全データシート(
MSDS)及び労働安全衛生局(OSHA)のような安全衛生に関する規制当局等による
規制等をデータベースに含ませることができる。生産に伴って生ずる廃棄物を削
減することによって政府規制又は世論に適合するために必要となる廃棄産出物及
び新規物質ないしはプロセスについての廃棄コストは、定量化しそして比較する
ことができる(ステップ550)。また、ビジネスオポチュニティーはステップ
555に示したように代替又は改変された生産方法、製造方法及びテクノロジー
、ビジネス及び予想される業者に販売するためのマーケティング計画等を実行す
る。この発明にかかるサイクルの生産フェーズにおける全ての段階からの情報、
特にステップ510の財務情報は、代替又は改変された生産方法、製造法、及び
テクノロジーのためのビジネス及びマーケティング計画立案を可能にする。この
発明にかかるサイクルにおけるこのフェーズの解析及び評価の開示は、このサイ
クルのフェーズを実行するにあたって如何に解析及び評価するかについての実施
例を示すものであり、本発明の範囲をなんら限定するものでないことは理解され
るべきである。このサイクルのこのフェーズにおける解析及び評価は上述のアウ
トラインに示す順序に沿っておそらく実行可能であるが、その他のなんらかのス
テップを付加し及び/又は上述の生産フェーズならびに本発明の教示する態様か
らいずれかのステップを除外することも可能であることは理解できよう。
【0061】 図6は本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルのマーケティング/パッケージ
ングフェーズに関するフローチャートである。マーケティング及びパッケージン
グはサイクルの同じフェーズで生ずるが、フェーズの解析に使用するために2つ
の分岐として取り扱う。以下、2つの分岐を使用して開示するが、実際には2つ
の分岐でないことは理解されるべきである。また、所望のあるいは必要に応じて
2つの分岐が使用される。第1に、マーケティング分岐が解析される(ステップ
610)。生産品のマーケティングのために、テレビジョン、ラジオ、商業映画
、定期刊行物、新聞、雑誌、郵送メール、電子メール、インターネット、著名人
による推薦又は宣伝、スポーツ選手や芸能人による宣伝等のような多くの広告メ
ディアが採用可能である。統計情報も利用可能である。方針決定者は、生産品タ
イプを基礎としまた市場あるいは要求分野からどのメディアが適しているかを知
ることができる。使用される広告メディアによって、パッケージングタイプも異
なる。パッケージングの材料及びプロセスは、ステップ615のようにリスト作
成される。マーケティングプロセス、広告メディアタイプ、及びパッケージタイ
プが決定されると、マーケティングならびにパッケージング材料及び方法の実施
態様及びコスト効果が確認される(ステップ620)。それぞれの要素は確認可
能な特有のコスト項目をもっている。例えば、商業映画が使われる場合、出演俳
優等との特定の打合せが行われるべきである。各広告メディア及びパッケージン
グプロセスが特有の廃棄物及び副生的廃棄物を発生することはステップ625か
ら確認される。例えば、カタログ及び郵送メールの印刷に使用される紙及びイン
クは、製造過程において副生的廃棄物を発生し、これらは環境に対して強い悪影
響を与えかつ除去にあたっては高コストとなる。方針決定者は、伝統的かつ広く
行われている紙及びインクテクノロジーの代替品を見出すことができるか、ある
いは新規かつ異なるメディアを採用することができる。パッケージング材料及び
方法も、廃棄物に対応するように行われる。典型的な廃棄物は廃棄される紙パッ
ケージである。例えば、Styrofoam(登録商標)のようなより複雑なパッケージ
が使用された場合、環境に対して強い悪影響を与える。解析では、廃棄物が毒性
を有するか否か、そして毒性廃棄物の影響が含まれる。廃棄物はリサイクル可能
であろう。廃棄及びリサイクルコストに関する質問は、ステップ630で実施さ
れる。副生物ならびに広告及びパッケージングに関連するコストは、現在では生
産者及び消費者沿う方で負担する。マーケティング及びパッケージングに関連す
るコストは対象生産品の販売価格に含めて消費者がいくら負担すべきかを決定す
る(ステップ635)。正しい広告のような広告関連法律、組成及び健康標準の
ようなラベル表示の要求等、及び世論、及びマーケティング及びパッケージング
の影響等についてはステップ640でリスト作成される。このような法律による
規制や世論は、ローカルデータベース、外部データベースの検索、インターネッ
トのような回線網によって得ることができる。マーケティング及びパッケージン
グの環境影響は、現行の標準及び法規制、ならびにマーケティング及びパッケー
ジングのプロセスから生ずる副生的廃棄物、材料、実用されている手法に関する
規制を含む提案された標準及び法規制と比較される。発生した廃棄物の廃棄及び
到達目標に合わせるために必要な新規の材料及びプロセスを含む標準、法規制及
び世論に対応するコストは、定量化されそして比較される(ステップ645)。
マーケティング及びパッケージングの双方、ならびにビジネスオポチュニティー
及びビジネス及びマーケティング計画を含む手段は、同様にステップ650で確
認される。方針決定者は、新規又は代替のマーケティング及び広告メディア及び
テクノロジー、ならびに新規パッケージング材料、プロセス及びテクノロジーの
選択及び誘導について支援が得られる。再び要求フェーズ及び生産フェーズにお
いて、本発明にかかるサイクルのマーケティング及びパッケージングフェーズの
各ステージから得られる情報は、代替又は改変されたマーケティング及びパッケ
ージング方法、プロセス及びテクノロジーのためのビジネス及びマーケティング
計画の各要素を作るために利用される。本発明にかかるサイクルのこのフェーズ
の解析及び評価の記載は、内容の説明のためのものでありこの記述によって本発
明で実施すべき解析及び評価が限定されないことは理解されるべきである。また
、ここに示したサイクルのこのフェーズにおける解析及び評価の手順のアウトラ
インが開示されているが、その他の予測されたステップがマーケティング/パッ
ケージングフェーズに付加され及び/又はマーケティング/パッケージングフェ
ーズのステップが省略されたとしても本発明の範囲に属するものであることも、
同様に理解されるべきである。
【0062】 図7は、本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルの消費フェーズに関するフロ
ーチャートである。最初の質問(ステップ705)は、生産品がどのように使用
されそして消費されるかである。例えば、食物類が摂取され、香水が身体に振り
かけられ、自動車が運転され、衣料が着用される等である。消費は、例えば廃棄
される包装紙、パッケージング、缶、瓶、構成部品等、そして自動車が運転され
る場合の排気ガスのようにリスト作成可能な廃棄物及び副生物を生じさせる(ス
テップ705)。生産品の廃棄物及び副生物の環境影響は定量化する必要がある
(ステップ715)。ごみ処分、散乱物の清掃、ごみの運搬、投棄、埋め立て、
焼却等のコストの全ても定量化することができる。さらに、非生物分解性物品の
投棄及び自動車排気ガスから生ずる大気汚染のような環境に与えるネガティブな
効果ないしはダメージもまた同様に定量化され、そして疾患、自然リソースに対
する破壊のような消費に関連する何らかのリスク等も同様に定量化される。廃棄
されるガラス、紙、金属及びプラスチックのような物質の再利用又はリサイクル
可能な機会は、ステップ720で定量化及び確認することができ、例えば廃棄物
の分別、処理施設までの運搬、処理作業等のような再利用及びリサイクルのコス
トもステップ725で同様に定量化される。消費者、地域社会、国家、及びビジ
ネス主体等による環境影響及び放棄、再利用、リサイクル等への関係者はステッ
プ730でリスト作成することができる。廃棄方法、廃棄場所、健康標準等及び
世論ならびに消費者、製造者、包装業者等に影響を及ぼす法令ならびに規制類が
ステップ735でリスト作成される。廃棄物の処分ならびに要求に到達せしめる
ために必要な材料及び方法等を含む規格、法令ならびに世論に適合させるための
コストも、ステップ740で定量化されそして評価される。最後に、要求、生産
、マーケティング及びパッケージングの各フェーズと同様に、消費フェーズにお
いても、ビジネス及びマーケティング計画を含めてこれらを実行するためのビジ
ネスオポチュニティー及び手法がステップ745で確認される。方針決定者は、
これらを援用して低コストでかつ環境影響としてのダメージの少ない状態で消費
される代替もしくは新規生産品を選択し採用することができる。本発明にかかる
サイクルの消費フェーズの全ての段階における情報は、代替又は改変された製品
、方法ならびにテクノロジーとしてビジネスならびにマーケティング計画の構成
要素を形成するために使用される。
【0063】 本発明にかかるサイクルでのこのフェーズの解析及び評価に関する記述は、内容
の説明のためのものでありこの記述によって本発明で実施すべき解析及び評価が
限定されないことは理解されるべきである。また、ここに示したサイクルのこの
フェーズにおける解析及び評価の手順のアウトラインが開示されているが、その
他の予測されたステップが消費フェーズに付加され及び/又は消費フェーズのス
テップが省略されたとしても本発明の範囲に属するものであることも、同様に理
解されるべきである。
【0064】 さらに、本発明の教示する範囲に属する実施に必要なこのサイクルの一つのフェ
ーズのみについて考慮することが示されてはいるが、本発明にかかる生産/消費
廃棄物サイクルの2つ、3つ又は4つ全てのフェーズを考慮して実行し得ること
も同様に理解されるべきである。
【0065】 1実施例において、情報の全て又は選択された部分がグラフィックユーザーイン
ターフェース(以下、GUIと略記)に表示される。各フェーズが確認された場合な
らびに情報が必要とされる要求及び生産に関して適用可能である場合、データベ
ースは情報の定量化を要求することができる。このサイクルに含まれる全ての要
素のリストをGUIに表示することができる。これら要素は実際上の有用性、コス
ト効率及び環境影響等に応じて優先順位をつけることができる。優先表示はこの
ように、その次にリスト作成した特定の要素の利点についても示すことができる
。またソフトウェアは最適のコスト及び環境影響等に応じて自動的にリスト作成
しかつ優先順位を付加するものではあるが、方針決定者は1つの要素を他の要素
に替えた場合に効率及び廃棄物の変化として要素に関連する相互変化を見ること
も可能である。さらに、方針決定者を支援するために置換要素を提示することも
可能である。このような置換要素のコスト効率及び環境影響に関する対応も置換
要素に次いで表示することができる。又、方針決定者は全ての要素とそれらの置
換要素とを対比した相互作用を形成することも可能である。最も有利な状態では
、各フェーズの各ステップがリスト作成できる。したがって、要求、生産、マー
ケティング/パッケージング及び消費プロセスの特定のステップのそれぞれがリ
スト作成、定量化及び解析がより効率的に実施される。
【0066】 他の実施例においては、既に知られている生産品が解析できる。既に定量化され
た情報はデータベースに入力される。ソフトウェアは、生産品の知られている要
素がリスト作成されかつ優先順位が付される。優先順位の付された要素のリスト
の内容が表示され、生産品の全てのフェーズにおける要素のコスト効率及び環境
影響が改善される。
【0067】 上述のように、各フェーズはこのサイクルにおける廃棄物の定量化のために使用
されるデータに含まれる特定の成分内に分散せしめられる。本発明の1つの実施
例によれば、各フェーズの情報のすべては、データベース内の分離されたデータ
領域に格納される。1つの実施例におけるファイルシステムは、これらに限定さ
れるものではないが、要求、生産、マーケティング/パッケージング、及び消費
ファイルが含まれる。したがって、使用者が例えば要求情報のための質問を形成
する場合は、ソフトェアは要求ファイルにアクセスする。要求に関する他の質問
は要求ファイルのアクセスのみで行われる。同様にその他の3つのファイルが各
質問に使用される。
【0068】 本発明の他の実施例においては、特定のデータ要素は異なるファイルに分散せし
めることができる。情報は、データ要素として格納されフェーズ毎には格納され
ない。かかるファイルとしては、限定されるものではないが、生産品、会社/ビ
ジネス主体、事象、位置、要求、テクノロジー、マーケティング/パッケージン
グ方法、生産方法、健康及び環境への影響、消費、基準、消費タイプ、廃棄方法
、天然材料、合成材料、公害、廃棄物及び規制等のファイルが含まれる。方針決
定者が、例えば製造主体のための質問をする場合、ソフトウェアは会社/ビジネ
ス主体ファイルにアクセスする。方針決定者が、広告主体のための質問をする場
合、会社/ビジネス主体ファイルが再びアクセスされる。
【0069】 本発明の他の実施例によれば、生産/消費廃棄物サイクル解析は、ビジネス主体
が相互に必要とし又は要求するコスト効率ならびに環境影響の改善を共にもたら
す方法としても使用される。
【0070】 図8は、ビジネス方法として使用される戦略会議のフローチャートを示すもので
ある。ビジネス手法として、ここには会議を示しているが、これには限定されず
、その他の形式が選択可能であることは理解できよう。スポンサー群805は、
通常、会議開催のための資金提供を行う。例えば、コカコーラ社やゼネラルエレ
クトリック社などの巨大企業は、会議に関連して企業名を宣伝しかつ公衆に対し
て省エネルギーや環境保護に熱心な企業としての信頼度を高めるために資金提供
を行うことが多い。企業その他の資金提供者は、また、“テクノロジー”を誘導
し、又は会議において新たな“テクノロジー”を拾得する。基調講演者810は
、オピニオンリーダーに限定されるものではないが、一般に先進的意見の開陳者
、そして環境問題、コスト効率問題及び新規“テクノロジー”等に通暁するその
他熟練者等である。彼等の講演は、上述の諸問題をはじめ、予め用意された出席
者によるグループディスカッションに参加し、そして新規“テクノロジー”実施
のための情報やコスト効率ならびに環境問題の改善等に焦点を絞るものである。
訓練された議事進行者815は、本発明にかかるサイクルの有用性を説明し、そ
してディスカッションパネル820とゲスト聴衆とによるディスカッションを調
整する。ディスカッションパネル820は、選ばれたビジネスリーダー、技術関
連リーダー、発明者、新規“テクノロジー”の所有者、方針決定者等から構成さ
れる。パネルディスカッションはコスト効率及び環境影響に関連するビジネス問
題を解決するために本発明にかかるサイクルを如何に利用するかについて行われ
る。ゲスト聴衆825はその他のビジネスリーダー、技術関連リーダー、製品開
発者、製造者、消費者、コンサルタント、発明者又は新規“テクノロジー”の所
有者等を含むことができる。また、ゲスト聴衆825は、適当に機会を得又は議
事進行者815の誘導によりパネルディスカッションの参加者となることができ
る。このような会議及びパネルディスカッションの結果、必要なビジネスを実行
するために方針決定者、ビジネス主体及び発明者又は新規“テクノロジー”の所
有者等の間で紹介及びビジネス契約が行われ(参照符号830)、コスト効率及
び環境影響に関連するビジネス問題の解決を図ることができる。
【0071】 実施例1:香水への適用 香水及びその使用者(人)によるその用途は、コスト効率及び環境影響に関する
手法において代替の又は改良された香水を得るために本発明にかかるサイクルを
用いた解析を行うことができる。香水は、この実施例ではサイクルの要求分岐を
用いて解析される。必要であれば、他の分岐はさらなるビジネスオポチュニティ
ーの確認のために解析することができる。
【0072】 香水に関連する要求は、現実的要素及び人為的要素の両者を考慮して決定される
。現実的要求は、不愉快な匂いを隠し又は好ましい自然の匂いをさらに強めるこ
とにある。人為的要求は異性を魅惑し、又はファッションの一部として、すなわ
ち、宣伝広告によって作り出される魅力的な匂いをより強めようとするものであ
る。この人為的要求は、ブランド名と同様に一種のステータスシンボル的な要素
もあり、又は香水利用者である個人又はグループによっても作り出される。
【0073】 現実的要求に関連する廃棄物の確認においては、方針決定者は如何に効率的に現
実的要求を満足する香水を得るか、及びコスト効率及び環境に適合して現実的要
求をより満足する手段が得られるか否かを検討する。成分、原材料、製造プロセ
ス、広告方法及びそれらに関連する原材料及びプロセス、消費ならびに廃棄パタ
ーンがこれらの廃棄物、毒性及びコスト効率の問題としてとして検討される。こ
の段階では、香水の現実的要求に適合して、なおコスト効率及び環境適合性の問
題をも満足する手段は、良好な石鹸、シャワー、洗濯方法及び香りのある布地等
である。
【0074】 人為的要求に関連する廃棄物の確認においては、方針決定者は人為的要求を実際
的に満足する効果的香水を如何にして得るかを検討する。例えば、人為的要求の
強さ又は大きさ、如何にすれば人為的要求が低減又は改変されるか、よりコスト
効率及び環境適合性の優れた要求を満たす他の生産品が得られるかについて考慮
しそして検討することができる。方針決定者は、香水の人為的要求が、その成分
、原材料、製造プロセス、パッケージング、広告宣伝方法ならびにこれら材料に
関連する材料及びプロセス、消費及び廃棄パターン等を考慮して環境に不適合で
ある有形の廃棄物を発生する。テレビジョン、雑誌等を媒体とするためのコスト
及び資金源を検討することができる。さらに、研究及び開発、広告デザイン及び
香水の販売に至る間に費やされる時間及び費用等のような概念上の無駄について
検討される。例えば、会社は香水の陳列にあたって性的魅力のある著名人を採用
し、香水が如何にして彼女の魅力形成に有用であるかを強調する。しかしながら
、広告が指向するマーケットにおいて大部分の消費者が性的魅力者を賞賛せず、
むしろその性的魅力者の使用する製品に関して適用しないことがあり得ることに
ついても検討する。さらに、消費者が実際に高額のコストを使用せずに香水を使
用しているその他のタレントを採用することを検討することができる。この代弁
者を置換することはコストが節減できるばかりでなく実際に利益を増大すること
にもつながる。付加的検討は、概念的無駄がよりコスト効率及び環境適合性の観
点から他の製品に再指向しかつ使用することができるが、人為的要求に適合する
か否かである。換言すれば、短期及び長期にわたる人為的要求に適合する価値が
リスク、コスト及び環境影響等と対比される。
【0075】 新しい香水が現実的要求に合致するが、製品がビジネス主体によって十分に周知
化されていないため人為的要求に合致しない場合は、消費者教育も考慮する。新
しい香水は皮膚に適合しない成分を最も多く販売されている成分に置換すること
ができる。消費者教育は、香水のマーケティングが香水に関する好ましい匂いを
強調するだけでなく結果的に健康にも寄与することを含める。
【0076】 実施例2: 厚紙パッケージングへの適用 厚紙パッケージングは、製造者及び他製品の配送者による製品の一次販売、又は
香水のような製品の解析の部分では中間製品の一部として考慮することができる
【0077】 厚紙パッケージングの現実的要求は配送及び陳列の間商品を保護することである
。また、販売活動を促進するために魅力的外観をも形成する。構成成分、製造者
名及び商標、使用に関する目的及び情報、自発的又は法規制による使用上の警告
等のような諸情報を表示することができる。
【0078】 厚紙パッケージングの人為的要求は、その材料が現実的要求に良く適合する他の
パッケージング材料と比較して不釣合いに派手であったり酷使されたりする場合
に存在する。
【0079】 現実的要求に伴う廃棄物は、厚紙パッケージングが如何に効率良く現実的要求を
満足するか、そして現実的要求を満足するとともにコスト効率及び環境適合性を
満たすか等を考慮することによって確認することができる。
【0080】 人為的要求に伴う廃棄物は検討可能である。方針決定者は、厚紙パッケージング
が低減され、置換又は省略され、そして使用上有用で、省コストならびに環境適
合性の点で利益のある、他の材質又は方法によるパッケージングが提案されるか
否かについて検討する。例えば、香水は通常厚紙製箱に収納されるが、パッケー
ジ無しで販売したり、香水の特徴を強調して生物分解性プラスチック製の特徴あ
る網袋に収納して、使用者にステータスシンボルを与える人為的要求に合致せし
めることもできる。
【0081】 この実施例は、方針決定者が如何にしてビジネスオポチュニティーを確認し、そ
してこのサイクルによる解析により特定の検討を行いかつ製品を提供する機会に
関する変化要素を確認するかを示している。
【0082】 方針決定者が特有の取り組みにより厚紙パッケージングを全般的に又は固有に置
換又は改良してコスト効率及び環境適合性に配慮した手法で厚紙パッケージング
の置換又は改良を行うことができるかを確認することができる。
【0083】 実施例3: ラグジュアリー又は高価腕時計への適用 時計表面にダイヤモンドが装着された18K金側腕時計で、価格が25000か
ら100000USドルであるようなラグジュアリー又は高価腕時計が解析される
。この時計の現実的要求は計時のほかにビジネス、カジュアル、フォーマルその
他ワードローブの一部である。人為的要求は、異性に対する感心を高め、又は裕
福さならびに社会階級を示すブランドネームによる象徴を示す点にある。そのた
め、その腕時計の装着者は精力的で成功、セクシー、大胆、伝統的、派手、裕福
その他の特徴のような印象を与えることになろう。
【0084】 現実的要求に関する廃棄物が検討される。検討により高価格の腕時計が如何にし
て現実的要求を満たし、そしてコスト効率及び環境適合性がより優れていて計時
の要請ならびにワードローブの価値を生み出すかが決定される。
【0085】 人為的要求に関する廃棄物を決定するために、人為的要求を十分に満たす高価格
腕時計がどのように製造されるかが検討される。例えば、腕時計表面に装着され
るダイヤモンドの品質及び価格が検討される。もしも高品質のダイヤモンドが使
用されている場合、人為的要求に合致する程度の低品質ダイヤモンドに置換する
ことができ、腕時計表面の高品質ダイヤモンドの廃棄物及びコストを低減するこ
とができる。
【0086】 さらに、高級腕時計が発生する、環境に不適合である構成要素、製造方法及びパ
ッケージングのような有形の廃棄物がいかなる物であるかを決定する。例えば、
各ダイヤモンドを装着するために使用する化学物質はダイヤモンドを減らすか又
は省略することにより低減又は省略できる。他の検討において、高価格腕時計の
人為的要求により、研究、開発、設計、広告及び販売のために要する時間的及び
費用の面での概念的無駄がどのようなものか検討される。この概念的無駄は、よ
り必要性が高く、コスト効率及び環境的合性の優れた生産品に対して費やされる
べきである。例えば、現在の天然ダイヤモンドを消費者の期待以上である人工ダ
イヤモンドに変更するように、使用材料を決定することができる。また、製造者
は、適切な価格の腕時計に費用を分散することができる。同時に、より多額の費
用が巻上げ機構を含む解決策を試みるための研究及び開発に必要となる。巻上げ
機構は、種々の問題点を包含しておりそして品質低下をもたらす。高額の研究及
び開発に予算が振り向けられることにより巻上げ機構その他の消費者から指摘さ
れる苦情が減少するため、概念的無駄が低減される。
【0087】 実施例4:大学における教科カリキュラムへの適用 大学における教科カリキュラムに関する現実的要求は、教育を与え、人生におけ
る仕事を準備し、そしてここには趣味に対する影響や購買の決定等を含む思想及
び価値を形成する点にある。
【0088】 人為的要求は、もしも特定の教科カリキュラムの進行が不均一で他の実行可能な
教科カリキュラムとの関係で無理が生じ、又はカリキュラムが高コスト及び環境
不適合製造法であるアイディアに浸透している場合は変更する必要はない。 大学の学長であることができる方針決定者は、委員会の議長であり、あるいはカ
リキュラムを形成する個々の教授又は大学のコンサルタントである。この例に於
いて、方針決定者は、カリキュラムが現実的要求を満たしているか否かについて
検討し、そしてその他の要求を満たすことのできるよりコスト効率及び環境的問
題の良好な方法を決定する。
【0089】 方針決定者は、また、カリキュラムを助け、コスト効率及び環境問題に関連する
学生のアイディアの形成に影響を与えないか否か、そして当該分野における学生
の価値を高める良好な手法があるか否かについても検討する。
【0090】 次いで、方針決定者は、カリキュラムの人為的要求が、特別の研究室や教材、唯
一の狭い分野にのみ特定されていて人件費が高額な教授を必要とする等のような
高コストで環境にも不適合である有形の廃棄物を有するか否かについて検討する
。他の検討は、カリキュラムを浸透させたコスト効率が低くかつ環境に適合しな
い材料又は製造プロセスを利用するアイディアであるか否かである。さらなる検
討は、人為的要求が研究及び開発、設計、広告及び進展しない教科の需要、のよ
うに時間及び経費の概念的無駄を生ずるか否か、そしてよりコスト効率及び環境
適合性が良好で思想及び価値の高いカリキュラムに時間及び予算を振り向けて使
用することができるか否か、又はよりコスト効率及び環境的合性が高いテクノロ
ジーに対して政府機関又は私企業のプログラムとして他大学が研究及び開発にあ
たっているか否か、を含めることができる。
【0091】 この実施例は、このサイクルが教育のような基本的な需要に対しても解析を行う
ことが可能であり、そして、結果的に大学内で教育を受ける学生自身に対しても
コスト効率及び環境適合性を大きなスケールで適用可能であることを示すもので
ある。
【0092】 実施例5:鉱業分野への適用 鉱業分野についても上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルを利用する
ことにより解析及び改良することができる。例えば、鉄鉱石、石炭、及び石灰石
のような採掘した原料物質は、大量の鉱石が必要となる。採鉱方法は、採掘が始
まる前に鉱床上部の土が取り除かれる。採掘場周辺全域は雑草や樹木を含み綺麗
に整理する必要があり、その結果大量の廃棄物が生じそして環境へのダメージが
不可避である。地球の表面に近い層に関連して環境的に悪化し、これに伴って露
出せしめられた地表から生ずる大量の塵埃に関する問題が発生する。さらに、鉱
石から分離された廃石の放置及び露出は酸性鉱石排水をもたらす。各種の硫化物
及び硫黄酸化物を含む廃石は空気及び水と接触した際の相互作用により酸化物質
を生成して、地下水、河川、湖沼等に対して膨大な環境破壊をもたらす。
【0093】 このような方法に関連する多くの廃棄物は、本発明にかかるサイクルによって検
討することができる。方針決定者は、上述のサイクルにしたがって、採鉱活動が
効率的行われるか、そしてコスト効率及び環境に適合する手法によって鉱物の必
要性及び採鉱方法を満たすか否か等について検討することができる。例えば、方
針決定者は、大気に入りこむ硫化物及び硫黄酸化物の量を低減するために有効な
他の方法又は物質を検討することができる。さらに、また方針決定者は、コスト
効率及び環境に対する影響が好ましい採掘場周辺の清掃方法及び道路の建設方法
等に関する新規な技術について検討する。この段階においては、鉱物需要に合わ
せてコスト効率及び環境上の配慮から好ましい手法が選定され、例えば改良され
た採掘工具、硫化物及び硫黄酸化物の悪影響を減ずる安全化技術、及び採掘場の
清掃ならびに現場回復技術等の改良された経済的手法が決定される。
【0094】 もちろん、このサイクルは鉱業に関するその他の技術的解決法及びプロセスの評
価ならびに最適化にも適用することができる。
【0095】 実施例6: 農業技術分野への適用 農業技術分野にも上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルを利用するこ
とにより解析及び改良することができる。農業生産物に対する現実的要求は継続
的に上昇し、そして増加する要求がその要求に合致する生産性を向上させるため
に必要である。家畜類、肉用家畜、農場ゲーム、毛皮付き動物、家畜類及び肉用
家畜の飼料、牧草サイレージ、飼料用穀物、野菜及び化学肥料のような農業生産
物は、環境影響を与える可能性のある農業廃棄物を低減するための手法により、
管理し、使用しそして貯蔵すべきである。例えば、穀類に対する殺虫剤及び化学
肥料の使用は灌漑技術及び大雨による流出を通じて表面水及び地下水の汚染を増
加させる。
【0096】 農産品のための要求に関する廃棄物を決定するために、異なる種類の穀類が同様
の現実的要求と等しい場合には、穀類の生育に使用される殺虫剤及び化学肥料は
、低減し又は省略できるか否かに関する評価を、上述のサイクルによって検討す
る。その他の検討は、灌漑及び大嵐による環境への流出を最少化することができ
る他の灌漑方法の評価について行われる。また、農業生産の要求に合致する代替
化学農薬又は肥料に関する評価についても検討する。
【0097】 この段階では、土壌の保護、農薬及び肥料の適切な使用、ならびに効果的灌漑の
実施によってコスト効率及び環境に適合する実施が確認できる。
【0098】 もちろん、このサイクルは農業上の実施に関するその他の技術的解決法及びプロ
セスの評価ならびに最適化にも適用することができる。
【0099】 実施例7: 銀行業に関する適用 銀行業(金融業)は、上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルを利用す
ることにより解析及び改良することができる。銀行ローンのための企業的要求は
、資本の確定したコストを含む一連の経済計量学的係数から分岐する。銀行にお
ける貸出し部門は、申込み者により申し込まれた一連の貸出し要求を受けてロー
ンが形成された場合幾つかの係数が考慮される。資本の供給は制限されているか
ら、貸出し可否の決定は機会損失を調べる。貸出しの決定は、適当な課税処理及
び公共イメージを保ちかつ増強するような銀行の要求によっても影響を与える。
その結果、銀行にとって貸出しプロセスにおいて最も効率的に実施される。
【0100】 したがって、プロセスにおける廃棄物は定量化する必要がある。銀行は申込み者
の資格のみならず、その申込み決定の社会的及び環境的影響についても考慮する
。幾つかの銀行は、彼等の業界で好まれるイメージに興味を示しそして政府及び
公共の両者の社会的及び環境的目標を達成することを希望する。
【0101】 方針決定者は、貸出し委員会の座長又は銀行の社長(頭取)とすることができる
。この実施例において、方針決定者は上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サ
イクルを利用することにより、ローン申込み者現実的要求を満たすことができる
か、そして環境及び/又は社会的利益を備えたローン設定のより効率的手段か否
かを判断する。
【0102】 上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルを利用することにより、銀行に
とって有利な課税処理が行われた特定の環境目的に合わせてローンが設定された
か否かについて検討される。政府による方針決定に沿った決定に応じて、確実な
プロジェクトの有利な課税処理が環境に利益をもたらす全ての効果を有する。有
利な税処理が行われる結果、銀行設立、又は大気、土壌、水を浄化するために必
要な環境プログラムに利益を与え、又は環境に安全で低コストのエネルギー源を
開発する企業に対して好ましい貸出し決定を行う。環境に関するインフラストラ
クチャプロジェクト(例えば、下水処理プラント、発電所等)及び環境保護を推
進するための方策、テクノロジーの新たな利用、ならびに企業体の公共イメージ
等によって特定のローン額はいくらか等の貸出し金の効果が評価可能なことを検
討する。この段階では、貸出し実施によるコスト効果が確認される。
【0103】 もちろん、このサイクルは銀行業務の実施に関するその他の技術的解決法及びプ
ロセスの評価ならびに最適化にも適用することができる。
【0104】 実施例8: 政府機関に対する適用 政府機関は、上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルを利用することに
より解析及び改善することができる。このサイクルを適用する政府機関は、例え
ば、リサイクルする技術を実行しそしてリサイクルされた商品の購買を推進する
。政府機関は商品及びサービスに高額の取引をする傾向にある。これらの必要性
を解析し環境への影響の少ない戦略的購買を行うことによりコストの節減が達成
される。例えば、政府が購入する自動車は大量となる。1つの政府機関は、特定
の自動車の燃料効率がどの程度か、自動車の排気ガスの効率等について検討する
。このような解析を通じてオゾン層への影響が決定される。他の実施例は税金に
対するインセンティブに関する。1つの政府機関は、税金コードの範囲が環境に
関し最も大きな影響を与える。この情報の解析を基礎として環境方針に影響を及
ぼす税金コードの再構成を検討することができる。
【0105】 政府機関は、上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルを利用することに
より、開発する価値がある特定のプロジェクトに関する環境影響及びコストがど
のようになるかについて検討する。例えば、方針決定者は、特定のプロジェクト
に伴う製品又はサービスが環境にとって安全であるか否かについて検討する。政
府機関は、方針決定が、住民の部門が無く、競争に関わらず、国民的起源で、又
は可能性のある環境汚染物質の排出の割合を取り巻く不均衡を無効とし、又はそ
の他の望ましくない要素を含まず、環境的公平性に向けて働いているかについて
検討することができる。
【0106】 この段階では、公共に対する環境及び社会への影響を確認することができ、コス
ト効率及び環境計画を考慮する。
【0107】 もちろん、このサイクルは政府関連の方針決定の実施に関するその他の技術的解
決法及びプロセスの評価ならびに最適化にも適用することができる。
【0108】 実施例9: 運輸業への適用 輸送業は、上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルを利用することによ
り利益を得ることができる。例えば、鉄道会社は上述のサイクルを採用すること
により解析及び改良することができる。機関車及び鉄道運用に関連する資材の使
用が環境影響を与える。機関車の形式及びそれらに関するのエネルギー消費は環
境に即座に影響を与える。また、輸送される材料の種類も偶発的出来事により環
境影響を与えることができる。鉄道は保守設備類を配置するための何箇所かのレ
ールヤードを備えている。このような保守設備は列車、線路設備、レール接続構
造の機械的機能に関する。
【0109】 しかしながら、鉄道業の廃棄物は幾つかの環境問題を生起する。例えば、ある種
の機関車は、危険レベルの排気ガスを発生しそして燃料を使用しない場合は電力
を使用する。上述のサイクルによれば、機関車を比較して走行させそして機関車
が環境適合性及びコスト効率の双方を比較することができる。
【0110】 上述のサイクルに関して、レール連結部の実施に関し他の可能性を検討をするこ
とができる。レール連結部には歴史的に毒性のある化学品を使用しており、地下
水面まで浸透している。鉄道会社は環境影響を最少化する不活性物質である新規
物質の評価を検討することができる。さらに、鉄道会社は新規のレール連結を実
施することによる環境影響を検討しそして大気放出、地下水への流出及び現行及
び新規物質から生ずる埋設の必要性等を評価することを検討する。
【0111】 機関車及びトラックの潤滑油に関する廃棄物が発生する。上述のサイクルによれ
ば、生物分解性グリースの効果に関する評価の実行を検討する。土とバラストと
の混合の問題について検討しそして地表面を守ることができる地質適合物質の評
価を行うことができる。
【0112】 この段階では、設備への投資により環境に影響を及ぼすコスト効率及び環境的に
より好ましい実行、保守設備に関する環境保護、及び新規物質の使用等が確認さ
れる。
【0113】 もとより、このサイクルは、鉄道業に関する付加的最適技術の開発及びプロセス
、又は空輸、海運及び陸上輸送を含む他の運輸業に関する評価をも行うことがで
きる。
【0114】 実施例10: 全ての製造業に関する適用 ほとんど全ての製造業は、上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルの適
用により改善を図ることができる。例えば、半導体製造業は、このサイクルによ
り解析及び改善することができる。通常のこの業種における製造設備では、例え
ばディスクドライブを含むコンピュータを製造する部品、回路基板、ビデオディ
スプレイ装置、シリコンチップ、コンピュータ装置の基本的組立て部品類を製造
するために大量の毒性化学品を使用する。この業界で使用される毒性化学品は、
これらに限定される物ではないが、塩化水素酸のような強い腐蝕性を示す酸、ヒ
素、カドミウム、鉛のような金属、及びグリコールエーテルのような溶剤等が使
用される。また、化学品の製造業数は増大しており、半導体及び電子部品で使用
されるその他の物質、及び生産過程で廃棄物が大量に発生する。この種の廃棄物
は極めて大きな環境問題をもたらす。飲用水の汚染は不所望の廃棄物処分による
混入が原因となっている。チップ製造過程からの液体廃棄物は地下タンクに蓄え
られ、地下水源への漏洩が多発する。
【0115】 半導体製造プロセスに伴う廃棄物管理の改良技術の決定は、上述のサイクルによ
って検討され、製造過程で使用される毒性のより少ない新規化学品の評価が行わ
れる。また化学品を不浸透性の貯蔵手段で保管することにより環境影響の緩和さ
れたより効果的な廃棄物処理機構が検討される。さらに、有毒化学品の使用量を
低減した新規技術の評価についても検討することができる。 この段階では、半導体及びコンピュータ周辺機器類をよりコスト効率及び環境的
により好ましい態様で製造することが確認される。
【0116】 もとより、このサイクルは、コンピュータ工業に関する付加的最適技術の開発及
びプロセスの評価を行いそして最適化することができる。
【0117】 実施例11: 設計、工事、建設、設備等への適用 設計、工事及び建設及び設備業は、上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイ
クルの適用によって、よりコスト効率及び競争力を高め、環境適合性を高めるた
めに改善を図ることができる。例えば、このサイクルの利用により、空港は新規
テクノロジーの最大限の採用によってより効果的手法により空気の流れを最適化
することができる。この新規テクノロジーはハードウェア、ソフトウェア及び人
事トレーニング技術とから構成することができる。
【0118】 上述のサイクルの採用によって、空港は滑走路、騒音及び熱の遮断、照明、及び
建築学的ならびに景観的な審美的設計のためにコスト効率及び環境適合性の優れ
た建設資材の利用を最大化し、地域社会、利用客及びその他顧客に対して環境に
配慮した印象を与えることができる。
【0119】 上述のサイクルを採用することにより、空港は書類の流れが改善及び経済的に改
善され、他方紙の整理及び収集、運搬、焼却又はリサイクルの付加的費用が軽減
されそして環境に対する悪影響が改善される。
【0120】 もちろん、このサイクルは、設計、建設工事ならびに建物及び設備に関するその
他技術の最適化及びプロセスの評価を行うことができる。
【0121】 実施例12: 発電所に対する適用 発電所は、上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルの適用によって、よ
りコスト効率及び競争力を高め、環境適合性を高めるために改善を図ることがで
きる。
【0122】 上述のサイクルの利用により、発電所は新規テクノロジーの利用が最大化され、
クリーンかつ経済性に優れた手法により同種のエネルギーの生産(発電)が可能
となる。
【0123】 また、上述のサイクルの利用により、発電所は通常の運用による燃料及びプロセ
スよりもコスト効率を最大化することができ、それによって節減できた資金を、
清浄かつ高効率の燃料開発のためにR&Dに投資することができる。
【0124】 もちろん、このサイクルでは、発電所に関する技術的解決及びその他技術の最適
化及びプロセスの評価を行うことができる。
【0125】 実施例13: 自動車産業への適用 自動車産業は、上述の本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルの適用によって
、汚染及び排気ガス排出の少ない自動車及び乗物の生産にあたりよりコスト効率
及び競争力を高め、環境適合性を高めるために改善を図ることができる。このよ
うな自動車及び乗物は、法規制及び任意的環境標準に適合し、そして市場におい
て魅力的かつ高い価値を保つ必要がある。さらに、上述のサイクルを利用して自
動車産業を基礎として継続的に解析することにより、低コストかつ高収益で清浄
かつ高効率の自動車及び乗物を実現する新規構成物質ならびにプロセスを改変又
は誘導することによって、操業及び製造コストを低減する方法を見出すことがで
きる。
【0126】 もちろん、このサイクルは、自動車産業(工業)に関する付加的技術の開発及び
プロセスの評価を行いそして最適化することができる。
【0127】 本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクル及びこれに伴って上述した技術は、技
術的問題点の解決のために、限定されない実施例によれば、かかる分野は、食品
工業、製紙工業、パッケージング業界、化粧品工業、石鹸製造業、医療品製造業
、製薬業、家庭電気及び電子製造業、コンピュータ産業、造船業、航空機製造及
びメンテナンス業、ファーストフード販売チェーン店、スーパーマーケット、デ
パート、郵便局、建設業、ホテル/リゾート産業、販売業、コンサルタント業、
航空会社、トラック運送業、政府機関及び公社/公団、その他の産業/工業なら
びに組織等に適用することができる。
【0128】 ここには、本発明の典型的実施例が開示されている。しかしながら、特許請求の
範囲に示した本発明の精神ならびに範囲から逸脱することなしに、多くの変更が
なし得ることは理解できよう。
【0129】
【発明の効果】
本発明にかかる生産/消費廃棄物サイクルによれば、適用組織における諸問題に
関連する情報を定量化してデータベースに記憶し、これらデータ類を所要構成の
ソフトウェアを搭載したコンピュータ処理を行い、所望の解析及び評価を行って
、方針決定者に対して常に適切な指針を提供する。したがって、方針決定者は、
ビジネスオポチュニティーを捉えるに際して、コスト効率、環境影響、利潤性等
に関し適切な方針が得られ、事業主体等における行動を最適状態に指向又は誘導
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術にかかるコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図2】 本発明において利用可能な情報交換ネットワークの構成例を示す。
【図3】 本発明にかかる生産/消費サイクル解析法のフローダイヤグラムである。
【図4】 デマンドフェーズのフローチャートである。
【図5】 生産フェーズのフローチャートである。
【図6】 マーケティング/パッケージングフェーズのフローチャートである。
【図7】 消費フェーズのフローチャートである。
【図8】 ビジネス方法戦略会議のフローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 102 CPU Bus 103 システムコントローラ 104 DRAMコントローラ 105 RAM 106 キャッシュSRAM 110 ペリフェラルBus 111 ブリッジコントローラ 112 ビデオコントローラ 114 ネットワークアダプタ 120 ISA Bus 121 キーボードコントローラ、RTC他 122 ROM 123 BIOS 124 オーディオ 261 データベース 262 データベース 310 要求 320 生産 330 マーケティング/パッケージング 340 消費 805 スポンサー 810 基調講演者 815 議事進行者 820 ディスカッションパネル 825 ゲスト聴衆・出席者 830 紹介及びビジネス処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 170 B09B 5/00 ZABM 220 L (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産品に関するビジネス処理に伴うコスト及び廃棄物を評価
    するための業務解析システムに利用されるコンピュータを基礎とする解析方法に
    おいて、 生産品に関連する要求、生産、マーケティング/パッケージング、及び消費に伴
    う情報を収集する過程と; 前記収集された情報をビジネス解析システムによって検索又は解析するためにデ
    ータベース内に格納する過程と; 生産品に関するその他のカテゴリーの情報をビジネス解析システムによって検索
    又は解析するためにデータベース内に追加的に格納する過程と; ビジネス処理に伴う要求、生産、マーケティング/パッケージング、及び消費に
    関するビジネス処理を解析するために検索された情報を使用する過程と;そして
    、 ビジネス処理に伴って得られる生産品から生ずるであろうコスト又は廃棄物の変
    化要素を決定する過程と; からなる前記解析方法。
  2. 【請求項2】 前記ビジネス処理が、ビジネスオポチュニティーの確認である
    、請求項1に記載の前記解析方法。
  3. 【請求項3】 前記ビジネスオポチュニティーが、付加的なビジネス主体の確
    認及び適合である請求項1に記載の前記解析方法。
  4. 【請求項4】 前記ビジネスオポチュニティーが、生産品の改良である請求項
    1に記載の前記解析方法。
  5. 【請求項5】 前記生産品が、有形の物品である請求項4に記載の前記解析方
    法。
  6. 【請求項6】 前記生産品が、サービスである請求項4に記載の前記解析方法
  7. 【請求項7】 前記ビジネス処理が、潜在的な生産品の要求の創生である請求
    項1に記載の前記解析方法。
  8. 【請求項8】 ビジネス解析システムにおけるコスト及び廃棄物を予測しかつ
    解析するためにコンピュータにより読み取り可能な媒体に格納され、コンピュー
    タを作動せしめる命令からなるコンピュータプログラム製品において、 プログラム製品の創生に関連する情報を獲得し; ビジネス解析システムによって検索するための他のカテゴリーに属する情報と共
    に前記獲得した情報を格納し; コスト及び廃棄物の変化要素を特定するようにビジネス処理を解析するために、
    検索された情報を使用し;そして、 ビジネス処理に関連するコスト及び廃棄物を低減する、 各ステップからなる前記コンピュータプログラム製品。
  9. 【請求項9】 ビジネス解析システムにおけるコスト及び廃棄物を予測しそし
    て解析するためのコンピュータシステムにおいて、 生産品の生産に関連する情報を獲得するための手段と; ビジネス解析システムによって検索するための他のカテゴリーに属する情報と共
    に前記獲得した情報を格納する手段と; コスト及び廃棄物の変化要素を特定するようにビジネス処理を解析するために、
    検索された情報を使用する手段と;そして、 ビジネス処理に関連するコスト及び廃棄物を低減する手段と、 からなる前記コンピュータシステム。
  10. 【請求項10】 生産品に関連するコスト及び廃棄物を特定しかつ低減する方
    法において、 生産品に関連する要求、生産、マーケティング及び消費のような複数のフェーズ
    を特定し; これらフェーズのそれぞれに関連するフェーズの変化要素を明確にし;そして、
    各フェーズに関連する定量化されたコスト及び廃棄物を決定するためにフェーズ
    変化要素のそれぞれの解析を実行する; 各ステップからなる前記方法。
  11. 【請求項11】 複数のフェーズを特定する請求項10に記載の方法におい
    て、さらに、 生産品に関するコスト及び廃棄物に関与する各フェーズに利用される一次プロセ
    スを明確にし; 前記一次プロセスを置換するために適する複数の置換プロセスを明確にし;そし
    て、 前記一次プロセスに関連してコスト及び廃棄物を低減するために複数の置換プロ
    セスを決定する; 各ステップからなる前記方法。
  12. 【請求項12】 ビジネスオポチュニティーを予測する方法において、 第一のビジネス主体の動作に関連する感知可能な存在を含む事象を明確にし; 異なる感知可能な存在に対する事象に影響を及ぼすために適合する生産品を含む
    少なくとも1つの主体を明確にし;そして、 前記第一のビジネス主体と少なくとも1つの付加的ビジネス主体との間の相互作
    用を生成する; 各ステップからなる前記方法。
  13. 【請求項13】 前記事象が、環境条件である、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記事象が、政府による法規制である、請求項12に記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 前記事象が、ビジネス条件である、請求項12に記載の方法
  16. 【請求項16】 前記事象が、世論である、請求項12に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記相互作用が、契約である、請求項12に記載の方法。
  18. 【請求項18】 ビジネス主体を明確化し及びマッチングさせる方法において
    、 第1の生産品を有する第1のビジネス主体を明確化し; 第2の生産品を有する第2のビジネス主体を明確化し; 前記第1の生産品と前記第2の生産品とに関連する変化要素を決定し; 前記第1及び第2の生産品に関連するコスト及び廃棄物を確認するために前記第
    1及び第2の生産品に関する変化要素を解析し; 前記第1及び第2の生産品に関する変化要素のいずれかによって廃棄物及びコス
    トが低減する場合には前記第1の生産品に関する変化要素に対する前記第2の生
    産品に関する変化要素を決定するために適用し;そして、 廃棄物とコストの低減を達成するために前記第1の主体と第2の主体との間の相
    互作用を生成する; 各ステップからなる前記方法。
  19. 【請求項19】 実在する生産品を解析する方法において、 実在する生産品に関連する変化要素を明確化し; 効率化を妨げる変化要素に関連する廃棄物を明確化し; 廃棄物に対する評価を一体化し; 前記変化要素の効率化を改善するために廃棄物に関連する評価を管理する計画を
    決定し;そして、 フェーズ変化要素の効率を改善するための評価を管理する計画を実行する; 各ステップからなる前記方法。
  20. 【請求項20】 前記フェーズ変化要素が、要求、生産、マーケティング及び
    消費の少なくとも1つである、請求項19の方法。
  21. 【請求項21】 生産品に関連するフェーズ変化要素が、さらに可能性のある
    生産品に対する要求の創生である、請求項19の方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の可能性のある生産品に対する要求の創生
    が、 実在する生産品の現在の要求を明確化し; 前記現在の要求に対応する複数の原因を明確化し; 前記現在の要求を必要とする消費者を明確化し; 前記現在の要求に対応する複数の原因を定量化し;そして、 可能性のある生産品に対する要求に対応する現在の要求の原因に沿って定量化す
    るために要求を増大させるように消費者に働きかける; 各ステップからなる前記方法。
  23. 【請求項23】 前記現在の要求が、現実的要求である、請求項22に記載の
    方法。
  24. 【請求項24】 前記現在の要求が、人為的要求である、請求項22に記載の
    方法。
  25. 【請求項25】 請求項21に記載の前記消費者に対する働きかけが、 前記消費者にとって理想的かつ重要な適性を有する現在の要求の原因の少なくと
    も1つを備えた消費者の教育であり; 理想的かつ重要な適性を有する前記消費者が利用する可能性のある生産品に対す
    る消費者の教育であり;そして、 前記消費者にとって理想的かつさらに重要な少なくとも1つの付加的適性を持っ
    た、可能性のある生産品を消費者に提示する; 各ステップからなる前記方法。
  26. 【請求項26】 前記第1のビジネス主体と第2のビジネス主体との間の相互
    作用が会議である、請求項18に記載の方法。
  27. 【請求項27】 コンピュータにより読み取り可能な媒体に記憶され、生産品
    に関連するビジネス執行に関連するコスト及び廃棄物を評価するための、コンピ
    ュータを作動せしめるための命令からなるコンピュータプログラムにおいて: 生産品に関する要求、生産、マーケティング/パッケージング作業及び消費に関
    連する情報を獲得し; ビジネス解析システムによって検索し又は解析するためにデータベースに前記獲
    得した情報を格納し; 前記ビジネス解析システムによって検索又は解析するためにデータベース内に生
    産品に関連した他のカテゴリーの情報を必要に応じて格納し; ビジネス執行に関連する要求、生産、マーケティング/パッケージング作業及び
    消費に関してビジネス執行を解析するために検索された情報を使用し;そして、
    ビジネス執行の結果得られる生産品に関連して発生すべきコスト又は廃棄物の変
    化を決定する、 各ステップを含む前記コンピュータプログラム。
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