JP2002534041A - 危険な環境用導管シール - Google Patents

危険な環境用導管シール

Info

Publication number
JP2002534041A
JP2002534041A JP2000590267A JP2000590267A JP2002534041A JP 2002534041 A JP2002534041 A JP 2002534041A JP 2000590267 A JP2000590267 A JP 2000590267A JP 2000590267 A JP2000590267 A JP 2000590267A JP 2002534041 A JP2002534041 A JP 2002534041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
conduit
sealing member
sealing
closure assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000590267A
Other languages
English (en)
Inventor
ブラックホール、エドワード
Original Assignee
シーシーエス テクノロジィー、 インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シーシーエス テクノロジィー、 インコーポレイテッド filed Critical シーシーエス テクノロジィー、 インコーポレイテッド
Publication of JP2002534041A publication Critical patent/JP2002534041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/013Sealing means for cable inlets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/10Means for stopping flow from or in pipes or hoses
    • F16L55/11Plugs
    • F16L55/1141Plugs the plug being made of elastic material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/10Means for stopping flow from or in pipes or hoses
    • F16L55/12Means for stopping flow from or in pipes or hoses by introducing into the pipe a member expandable in situ
    • F16L55/128Means for stopping flow from or in pipes or hoses by introducing into the pipe a member expandable in situ introduced axially into the pipe or hose
    • F16L55/132Means for stopping flow from or in pipes or hoses by introducing into the pipe a member expandable in situ introduced axially into the pipe or hose the closure device being a plug fixed by radially deforming the packing
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/02Cable terminations
    • H02G15/06Cable terminating boxes, frames or other structures
    • H02G15/076Cable terminating boxes, frames or other structures for multi-conductor cables

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ジョイントエンクロージャ(1)上の楕円形のスペアケーブル入口など、非円形導管用の密閉組立体は、ゾーン1危険環境、たとえば、下水管内で使用するのに適している。密閉組立体は、(i)導管の形状および寸法に対応する形状および寸法を有する、長手方向に圧縮可能なゴム密閉部材と、(ii)導電性であり、(a)ゴム密閉部材(11)の表面の大部分を覆い、(b)使用時に危険な環境に接触するような形状と寸法を有し配置された第1のフランジ(17)を有している。第1のフランジ(17)は(たとえば、1本または2本以上のボルトを使用して)他の部材に対して移動させ、密閉部材(11)を上記の他の部材に押し付けてゴム密閉部材(11)を長手方向に圧縮し、それによって、ゴム密閉部材を導管に押し付け密閉係合させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、危険な環境で使用される、管状通路などの導管内の密閉装置と、危
険な環境で使用される、導管を密閉する方法とに関する。
【0002】 危険な環境とは、雰囲気が爆発性の領域である。爆発性の雰囲気は、非常に高
い温度、アーク、またはスパークが爆発を引き起こすような臨界混合比の雰囲気
条件の下でのガス、蒸気、または空気との混合物の形態の発火性物質の混合物と
して定義される。Elex V,DIN VDE0165−1991によれば、
危険な領域は、爆発しやすい危険な雰囲気が存在する確率に従って複数のゾーン
に分類される。本発明は、いわゆる「ゾーン1」危険環境内での使用に関する。
ゾーン1爆発性雰囲気は、Elex V,DIN VDE0165−1991に
よれば、通常の稼動中に爆発性混合物が発生することがあるゾーンである。ゾー
ン1危険環境の例には、下水管、石油化学プラントおよびパイプライン、ならび
に石油ステーションが含まれる。
【0003】 ケーブル、たとえば通信ケーブルや電力ケーブルを通すための通路として下水
管の既存のインフラストラクチャを使用することが提案されている。上述のよう
に、下水網内の環境は「ゾーン1」環境として分類される。一般に、ゾーン1危
険環境で使用される物体は、ヨーロッパ規格EN50014:1997に記載さ
れている基準を満たさなければならない。特に、このような環境内で使用される
あらゆる物体は、通常の使用、保守、および洗浄条件の下で、静電荷による発火
の危険性がなく、それによって考えられる爆発が回避されるように構成されるこ
とが重要である。また、このような物体は、最高表面温度が、指定された温度、
通常は、存在するいかなるガス、流体、または固体の発火温度を超えないように
構成されるべきである。指定される最高温度の値は環境の厳密な性質に依存し、
ゾーン1危険環境の場合、85℃から450℃までの範囲である。さらに、ゾー
ン1危険環境内で使用される物体は、耐UV性があり、化学的に不活性であり、
85℃を超える温度でもたわみに耐えなければならない。
【0004】 現在知られているケーブルには、共に通信用の光ケーブルまたは銅コアケーブ
ル、電力ケーブル、および光ファイバと銅製導体を含む複合ケーブルが含まれる
。システムにかかわらず、通常のネットワーク構成はネットワーク内の様々な点
にジョイントエンクロージャを備えている。ジョイントエンクロージャは、当業
者によく知られている方法でケーブルの接合、終端、分岐、タッピングなどを行
う手段を備えている。ジョイントエンクロージャは通常、ケーブルの入口および
出口用のケーブルアウトレットを有する箱形ハウジングの形をしている。通常、
ケーブルアウトレットは、断面が円形または楕円形の管状であるが、長方形また
は他の適切な形状でもよい。円形断面アウトレットは通常、個々のケーブルを収
容し、楕円形アウトレットは通常、ケーブルを切断せずにタップが取り出される
ケーブルループを収容し、したがって、2つの異なったアウトレットを使用する
ことはできない。通常、複数、一般には4個から12個のアウトレットが存在す
る。一般に、ケーブルシステムの初期立上げ時にはすべてのアウトレットが使用
されるわけではなく、いくつかのアウトレットは使用されないままであり、した
がって、これらのアウトレットは、将来ネットワークを改修する必要が生じた場
合にケーブルを入れるために使用することができる。したがって、ケーブルジョ
イントエンクロージャに汚染物質が進入しないようにこれらの未使用のアウトレ
ットを塞いで密閉する必要がある。ゾーン1危険環境内でケーブルジョイントエ
ンクロージャを使用する場合、当初は使用されないケーブルアウトレットを塞い
で密閉する手段が、そのような危険環境で使用される装置に要求される基準を満
たすことが重要である。これは円形導管の場合は容易であり、たとえば、円形導
管は、プラグのねじ部分の寸法が、炎または高温のガスがねじ部分の間を通過す
るのを防止する所定の要件を満たすならば、導管にねじ込み係合されるプラグを
用いて密閉することができる。これは、導管が非円形である場合には容易ではな
く、現在最良の方法は、いくつかの危険環境の場合に(たとえば、下水環境では
ネズミによる損傷を防止するために)追加の防護策を必要とし、永久的であれ、
それとも一時的であれ、導管を再び開くことを望む場合に切り取り破棄する必要
がある熱収縮部材を用いて所定の位置にしっかりと固定され密閉された対応する
形状のキャップを使用する必要がある。
【0005】 本発明は、共にゾーン1危険環境内で使用される、密閉される導管が非円形で
ある場合に使用される密閉組立体と、非円形導管を密閉する方法とを明らかにす
る。したがって、本発明は、特に、未使用の導管を下水設備のようなゾーン1危
険環境で使用されるケーブルジョイントエンクロージャから未使用の導管を密閉
する際に使用するのに適している。
【0006】 ケーブル網を既存の導管システム内に配置する場合、この配置は一般に、ケー
ブルジョイントエンクロージャに容易に手が届くように行われる。たとえば、ケ
ーブル網を既存の下水設備に導入する場合、ジョイントエンクロージャは通常、
容易に手が届くようにマンホールのすぐ下に配置される。
【0007】 フランス特許出願第2758017号は、弾性リングが2つの剛性のあるリン
グの間で軸方向に圧縮される丸い開口部を通過するケーブル、パイプ、またはそ
の他の部材の周りにシールを作る多数の公知の構造を記述している。このような
構造は、円形開口部用のブランククロージャを作る際に使用するには不経済であ
ることが明らかであり、ケーブルが通過しないシール構造に関する専門家によっ
て考慮されないであろう。
【0008】 本発明の第1の態様は、 (i)長手方向に圧縮可能なゴム密閉部材と、 (ii)導電性であり、ゴム密閉部材の表面の大部分を覆い、使用時に危険な
環境に接する第1のフランジとを有しており、 第1のフランジを他の部材に対して移動させ、密閉部材を上記の他の部材に押
し付けてゴム密閉部材を長手方向に圧縮し、それによって、ゴム密閉部材を導管
に押し付け密閉係合させることができる導管内の密閉組立体において、密閉組立
体はゾーン1危険環境内で使用され、導管が非円形であり、ゴム密閉部材と第1
のフランジが、対応する非円形形状および寸法を有することを特徴とする密閉組
立体を提供する。
【0009】 本発明の第2の態様は、 (i)長手方向に圧縮可能なゴム密閉部材を導管に係合するように配置し、導
電性であり、ゴム密閉部材の表面の大部分を覆い、使用時に危険な環境に接する
第1のフランジを位置決めすることと、 (ii)第1のフランジを他の部材に対して移動させて、密閉部材を上記の他
の部材に押し付けてゴム密閉部材を長手方向に圧縮し、それによって、ゴム密閉
部材を導管に押し付け密閉係合させることと、 (iii)導管および設置された密閉装置を危険環境に挿入することを含む、
導管を密閉する方法において、組立体がゾーン1危険環境内で使用されるもので
あり、導管が非円形であり、ゴム密閉部材と第1のフランジが、対応する非円形
形状および寸法を有することを特徴とする、導管を密閉する方法を提供する。
【0010】 本明細書では、「長手方向に圧縮可能な」の句は、密閉部材が、導管の軸にほ
ぼ平行な方向に圧縮可能であることを意味する。
【0011】 本発明の密閉装置のすべての好ましい特徴は、本発明の方法にも当てはまる。
【0012】 本発明は主として、ブランククロージャ、すなわち、ケーブルパイプまたはそ
の他の部材が通過しないクロージャを作ることを目的としている。
【0013】 上記の他の部材は、ゴム密閉部材が導管の内側で第1のフランジと第2のフラ
ンジとの間にあるように配置された第2のフランジであるのが好ましく、このよ
うな場合、ゴム密閉部材の形状および寸法は通常、導管の内部形状および寸法に
非常に近くなる。各フランジは密閉部材に直接接触してもよく、あるいは他の部
材が間に存在してもよい。第1および第2のフランジの一方または両方はほぼ平
面状であることが好ましい。
【0014】 この実施態様では、密閉部材が導管内に配置されており、密閉部材を長手方向
に圧縮すると、密閉部材の横寸法が大きくなり、それによって密閉部材が導管の
内面に押し付けられ密閉係合する。
【0015】 他の実施態様では、上記の他の部材は導管の端面であり、かつこの他の構造で
は、ゴム密閉部材の形状および寸法は、導管の外部の形状および寸法に非常に近
いことが好ましい。
【0016】 本発明の両方の態様によれば、密閉部材は、圧縮可能なゴム、好ましくはEP
DMを有している。この材料は所与の密閉作用をするのに適しているが、高分子
またはゴムの表面は静電荷を蓄積するので、発火の危険、場合によっては爆発の
可能性があるため、このような表面をゾーン1危険環境にさらすことは望ましく
ない。いくつかの危険な環境では、高分子またはゴムの表面は環境からの流体(
たとえば、下水ガスや石油蒸気)にさらされることによって損傷を受ける可能性
もある。本発明によれば、この問題は、導電性であり、ゴム密閉部材の代わりに
危険環境にさらされるように配置された、第1のほぼ平面状のフランジを備える
ことによって最小限に抑えられる。これは、第1のフランジがゴム密閉部材の表
面の大部分を確実に覆うようにすることによって達成される。好ましい実施態様
では、フランジの一方の主要な表面がゴム密閉部材に接触し、フランジの他方の
主要な表面が危険な環境に接する。
【0017】 第1のフランジは、ヨーロッパ規格EN50014:1997の23.4.7
.8に従って測定されたときに、(23±2)℃および相対湿度(50±5)%
で1Gオームを超えない絶縁抵抗を有する程度の導電性を有することが好ましい
。第1のフランジは金属を含むことが好ましい。特に好ましい金属はスチール、
特にステンレススチールである。使用できる他の金属には、アルミニウム、鋳鋼
、亜鉛メッキ鋼、ガンメタル、および真鍮が含まれる。金属の代りとして、適切
な導電率を有する高分子材料を使用することができる。
【0018】 導電性の第1のフランジは、ゴム密閉部材を危険な環境から隔てるように配置
されている。この目的のために、第1のフランジは、ゴム密閉部材の表面の大部
分を覆う。第1のフランジは、ゴム密閉部材の表面の少なくとも80%を覆うこ
とが好ましい。より好ましくは、第1のフランジは、ゴム密閉部材の表面の少な
くとも90%を覆い、特に好ましくはゴム密閉部材の表面の95%を覆う。第1
のフランジは、導管の半径方向に測定された、密閉部材の、使用中に危険な環境
にさらされる表面の長さが、1cmよりも短くなるように、密閉部材の表面の十
分な部分を覆うことが好ましい。「導管の半径方向」という語は、導管の軸から
導管の外面への方向を意味する。これは、たとえば、楕円形や、長方形や、その
他の適切な形状の導管の断面形状にかかわらずに適用される。これらの構成は、
静電荷がゴム密閉部材の絶縁表面上に蓄積する可能性がほぼなくなることを意味
する。さらされるゴム密閉部材の量は、スパークを生成するのに十分なエネルギ
ーを保持するのに十分な量ではないことが好ましい。これらの予防策にもかかわ
らず、ゴム密閉部材を導電性にするためにゴム密閉部材自体に炭素またはその他
の適切な添加材を混ぜることが望ましい場合もある。
【0019】 第1のフランジが導管の頂部を横切って導管を密閉する実施態様では、第1の
フランジは、エンドキャップの形で導管の外面に沿って更に下がることもできる
【0020】 本発明の好ましい組立体および方法では、導管も金属を含む。第1のフランジ
に好ましいものとして説明した金属および導電高分子材料は、導管の材料にも適
している。好ましい一実施態様では、装置は、またハウジング、好ましくは金属
製ハウジングの形のジョイントエンクロージャを有し、導管はジョイントエンク
ロージャのハウジングからのケーブル出口を形成する。ハウジングは複数のケー
ブル出口を有することが好ましい。これらのケーブル出口は、任意の断面形状、
特に楕円形または長方形の断面を有することができるが、本発明は非円形のケー
ブル出口の密閉のみに関する。
【0021】 導管の密閉は、危険環境の外側で行い、それから、密閉された導管を危険な環
境に入れるのが好都合である。たとえば、下水施設の場合、導管(たとえば、い
くつかの密閉された導管、およびケーブルを含むその他の導管を有するジョイン
トエンクロージャ)は地上で密閉し、次にマンホールを通して下水管に入れ、好
ましくは、改修または修理のために必要ならばケーブルを引き出すことができる
ようにケーブルに十分な弛みを残す。
【0022】 危険な環境の要件に従って、導電性フランジは接地される。これによって、フ
ランジと、通常は、導管が通常取り付けられるハウジングを通して、やはり接地
しなければならない導管との間の電位差がなくなる。この構成もスパークの可能
性を最小限に抑え、したがって潜在的な発火および爆発の可能性を最小限に抑え
る。
【0023】 密閉部材は1つまたは複数の孔を有し、第2のフランジも、対応する数のボル
トが通過できるように密閉部材の孔と位置が合致する孔を有する(しかし、他の
孔は有さない)ことが好ましい。本発明の好ましい形態では、第1のフランジ自
体が、密閉部材および第2のフランジの孔を通過するボルト(または2つ以上の
ボルト)のヘッドを形成し、組立体は、締め付けることにより第1および第2の
フランジを互いの方へ押し付けることができる、ステムとねじ係合できる1つま
たは2つ以上のナットを有している。密閉部材および第2のフランジの孔を通過
し、締め付けることのできる、ナットおよびボルト以外の機械的構成を使用する
こともでき、このような構成は当業者に明らかであろう。
【0024】 本発明の好ましい実施態様において、シール組立体は、十分に剛性のある1つ
または2つ以上のスペーサによって分離された、積み重ねられた2つ以上の圧縮
可能な密閉部材を有している。これらのスペーサは、危険な環境にさらされない
ので、高分子材料でも、あるいは金属でも、あるいは他の適切な材料でもよい。
その代わり、単一の密閉部材を使用することができる。密閉部材は、何らかの適
切な方法、たとえば成形やスタンピングによって形成することができる。
【0025】 シール組立体は、密閉部材がの過度に圧縮されるのを防止する手段も有するこ
とが好ましい。好ましい機械的工学手段に従って、この圧縮制限手段は、密閉部
材が密閉部材のショア圧縮限界を超えて圧縮されるのを防止するように配置する
ことが好ましい。圧縮制限手段は、第1のフランジと第2のフランジとの間に配
置された十分に剛性のある部材を有することが好ましい。圧縮制限部材は、密閉
部材を圧縮する前に第1のフランジと第2のフランジとの間の距離の一部のみに
わたって延びている。これらフランジは、互いに押し付けられると、剛性のある
圧縮制限部材の両端に当接し、第1のフランジと第2のフランジとの間が更に相
対移動するのが実質的に防止される。このようにして、密閉部材の過剰圧縮は実
質的に防止される。組立体が2つまたは3つ以上の孔付き密閉部材と、これらの
密閉部材の間に、対応する孔付きスペーサとを有する場合、圧縮制限手段は、孔
内にはまる十分に剛性のあるスリーブを有することが好ましい。
【0026】 次に、本発明を、一例について、添付の図面を参照して詳しく説明する。
【0027】 図1は、たとえば光ファイバオーガナイザトレイおよび/または電子ボード(
不図示)を含むことがあるステンレススチールジョイントエンクロージャ1を示
している。金属製エンクロージャ1は、連結部などを形成するエンクロージャの
内部の手を届くようにするために分離することのできる本体部3およびふた5を
有している。断面が概ね円形の6つのケーブルアウトレット7、8と、断面が概
ね楕円形の1つのケーブルアウトレット9が、ケーブルジョイントエンクロージ
ャ1のふた5から突き出ている。楕円形の出口9は、残りの図を参照して詳しく
説明するように、本発明による密閉組立体によって閉じられることになっている
。円形断面アウトレット7のいくつかは、ケーブルを収容できるように開いてお
り、他のものは何らかの従来の方法、たとえばねじ込み式プラグまたはキャップ
によって密閉することができる。通常、各アウトレット7、8、9はハウジング
1から約30cmの距離だけ突き出ている。
【0028】 図2および3は、図1の楕円形断面ケーブルアウトレット9内の、本発明によ
る密閉組立体を示している。この密閉装置は、十分に剛性のある2つの高分子ス
ペーサ13によって互いに分離された、長手方向に圧縮可能な3つのEPDM密
閉部材11を有している。密閉部材11および高分子スペーサ13の各々は、導
管9の内部断面形状とほぼ同じ楕円形およびサイズであるが、剛性のある部材と
のすきまは、応力を受けない(製造時)状態でも、ゴム密閉部材とのすきまより
わずかに大きくてもよい。部材11およびスペーサ13の各々は互いに位置があ
った2つの孔がある。装置の最も側の外EPDM密閉部材11の表面に接触する
ように組み立てられ、この表面をほぼ覆い、したがって危険な環境にさらされる
第1のステンレススチールフランジ17にステンレススチールボルト19が溶接
されている。ボルト19のステムは、密閉部材17およびスペーサ13の孔を通
過している。ボルト17のヘッド15から最も遠い密閉部材11に隣接してワッ
シャ21が配置されている。このワッシャ21は、本発明による第2のフランジ
を形成しており、ほぼ平面状である。第1のフランジ17と第2のフランジ21
(ワッシャ)を互いの方へ押し付け、したがって、密閉部材を半径方向に膨張さ
せ導管8の内面に接触させるために、ワッシャ21に隣接する各ボルトにナット
23が設けられており、このナットをボルト19のステム上のねじに対して締め
付けることができる。ナイロン66で作られた剛性のある圧縮制限スリーブ24
が、各ボルト19のステムの周りで、フランジ17とワッシャ21(第2のフラ
ンジ)との間にのみ一部が延びている。スリーブ24の長さは、密閉部材11が
密閉部材のショア圧縮限界を超えて圧縮されることを防止するように選択されて
おり、フランジ17および21は、密閉部材の圧縮限界に達する前に圧縮制限ス
リーブ24の両端に当接する。密閉部材11は図2には圧縮状態で示されている
。接地ラグ25は、第2のナット27によって、一方のボルト19に電気的に接
続されている。接地ラグ25によって、ボルト17と導管8とハウジング1の残
りの部分との間の電位差がないようにしている。電位差があると、スパークが生
じる恐れがあるので、装置がゾーン1危険環境に設置されているときは危険であ
ろう。電気接触を良好にし、かつ耐振動性を良好にする星型ワッシャ29も備え
られている。
【0029】 図1の構成に示されているように、ボルト15の金属フランジ17は、隣接す
るEPDM密閉部材11の表面の大部分を覆っている。したがって、絶縁密閉部
材11の表面上に静電荷が蓄積する可能性、およびその結果発火および爆発が起
こる可能性はほぼなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エンクロージャから突き出る、円形断面の複数の管状ケーブルアウトレットお
よび1つの楕円形ケーブルアウトレットを有するケーブルジョイントエンクロー
ジャの斜視図である。
【図2】 本発明による密閉組立体を示す、図1のエンクロージャの楕円形アウトレット
の長手方向断面図である。
【図3】 図2の密閉組立体の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 5/06 H05K 5/06 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,L C,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN ,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3J040 AA01 AA13 CA01 EA41 FA05 4E360 AB32 AB33 ED02 ED07 ED17 ED27 GA21 GA42 GB99 5G361 AA07 AB09 AC01 AC09 AE01 5G369 AA05 BA04 EA01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)長手方向に圧縮可能なゴム密閉部材と、 (ii)導電性であり、前記ゴム密閉部材の表面の大部分を覆い、使用時に危
    険な環境に接する第1のフランジとを有しており、 前記第1のフランジを他の部材に対して移動させ、前記密閉部材を前記他の部
    材に押し付けて前記ゴム密閉部材を長手方向に圧縮し、それによって、ゴム密閉
    部材を導管に押し付け密閉係合させることができる、導管内の密閉組立体におい
    て、前記組立体はゾーン1危険環境内で使用され、前記導管が非円形であり、前
    記ゴム密閉部材と前記第1のフランジが、対応する非円形形状および寸法を有す
    ることを特徴とする密閉組立体。
  2. 【請求項2】 前記他の部材は、前記ゴム密閉部材が前記第1のフランジと
    前記第2のフランジとの間に位置するように配置された第2のフランジである、
    請求項1に記載の密閉組立体。
  3. 【請求項3】 前記第1のフランジはほぼ平面状である、請求項1または2
    に記載の密閉組立体。
  4. 【請求項4】 前記第2のフランジはほぼ平面状である、請求項2、または
    請求項2に依存する場合の請求項3に記載の密閉組立体。
  5. 【請求項5】 前記密閉部材は前記導管内に配置されており、前記密閉部材
    を長手方向に圧縮すると、前記密閉部材の横寸法が大きくなり、それによって前
    記導管の内面に押し付けられ密閉係合する、請求項1から4のいずれか1項に記
    載の密閉組立体。
  6. 【請求項6】 前記他の部材は前記導管の端面によって与えられる、請求項
    1に記載の密閉組立体。
  7. 【請求項7】 前記第1のフランジは金属、好ましくはステンレススチール
    を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の密閉組立体。
  8. 【請求項8】 前記導管は金属、好ましくはステンレススチールを含む、請
    求項1から7のいずれか1項に記載の密閉組立体。
  9. 【請求項9】 前記第1のフランジは、前記密閉部材が圧縮され前記導管と
    密閉係合した後に、前記ゴム密閉部材の表面領域の少なくとも80%を覆う、請
    求項1から8のいずれか1項に記載の密閉組立体。
  10. 【請求項10】 前記第1のフランジは、導管の半径方向に測定された、前
    記密閉部材の、使用中に危険な環境にさらされる表面の長さが1cmよりも短く
    なるように、前記密閉体の前記表面の十分な部分を覆う、請求項1から9のいず
    れか1項に記載の密閉組立体。
  11. 【請求項11】 前記密閉部材と前記第2のフランジのそれぞれ各々は、互
    いに位置が合致する少なくとも1つの孔を有しており、前記第1のフランジは、
    前記密閉部材および前記第2のフランジの孔を通過する、少なくとも1つのボル
    トのヘッドを形成しており、その装置は、前記第1および第2のフランジを互い
    の方へ押し付けるように締め付けることのできる、各ボルトのナットも有してい
    る、請求項2に記載の密閉組立体。
  12. 【請求項12】 十分に剛性のあるスペーサによって分離された、積み重ね
    られた2つまたは3つ以上の圧縮可能な密閉部材を有する、請求項1から11の
    いずれか1項に記載の密閉組立体。
  13. 【請求項13】 前記密閉部材の圧縮の範囲を制限する圧縮制限部材も有す
    る、請求項1から12のいずれか1項記載の密閉組立体。
  14. 【請求項14】 前記他の部材は第2のフランジを有しており、前記圧縮制
    限部材は、前記第1のフランジと前記第2のフランジとの間に配置され、前記第
    1のフランジと前記第2のフランジの間の距離の一部のみにわたって延びている
    、請求項13に記載の密閉組立体。
  15. 【請求項15】 前記導管は、一時的に閉じられる、ケーブルジョイントエ
    ンクロージャからのケーブルアウトレットである、請求項1から14のいずれか
    1項に記載の密閉組立体。
  16. 【請求項16】 前記密閉部材を圧縮することによって導管に対して密閉さ
    れ、かつゾーン1危険環境に設置される、請求項1から15のいずれか1項に記
    載の密閉組立体。
  17. 【請求項17】 前記ゾーン1危険環境が下水設備である、請求項16に記
    載の密閉組立体。
  18. 【請求項18】 (i)長手方向に圧縮可能なゴム密閉部材を導管に係合す
    るように配置し、導電性であり、前記ゴム密閉部材の表面の大部分を覆い、使用
    時に危険な環境に接する第1のフランジを配置することと、 (ii)前記第1のフランジを他の部材に対して移動させて、前記密閉部材を
    前記他の部材に押し付けて前記ゴム密閉部材を長手方向に圧縮し、それによって
    、前記ゴム密閉部材を前記導管に押し付け密閉係合させることと、 (iii)前記導管および設置された密閉装置を前記危険環境に挿入すること
    を含む、導管を密閉する方法において、前記組立体がゾーン1危険環境内で使用
    されるものであり、前記導管が非円形であり、前記ゴム密閉部材と第1のフラン
    ジが、対応する非円形形状および寸法を有することを特徴とする、導管を密閉す
    る方法。
  19. 【請求項19】 図面を参照して実質的に説明された密閉組立体。
  20. 【請求項20】 図面を参照して実質的に説明された、ゾーン1危険環境に
    設置すべき導管を密閉する方法。
JP2000590267A 1998-12-22 1999-12-20 危険な環境用導管シール Pending JP2002534041A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9828169.4 1998-12-22
GBGB9828169.4A GB9828169D0 (en) 1998-12-22 1998-12-22 Conduit seal for use in hazardous environments
PCT/GB1999/004314 WO2000038290A1 (en) 1998-12-22 1999-12-20 Conduit seal for hazardous environments

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002534041A true JP2002534041A (ja) 2002-10-08

Family

ID=10844679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000590267A Pending JP2002534041A (ja) 1998-12-22 1999-12-20 危険な環境用導管シール

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP1147588A1 (ja)
JP (1) JP2002534041A (ja)
AU (1) AU1873500A (ja)
CA (1) CA2352195A1 (ja)
CZ (1) CZ20012105A3 (ja)
GB (1) GB9828169D0 (ja)
HU (1) HUP0104807A3 (ja)
WO (1) WO2000038290A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5291285B2 (ja) * 2006-07-11 2013-09-18 サンデン株式会社 電動圧縮機の密封端子装置
BRPI0917109A2 (pt) 2008-08-28 2015-11-03 Car Ber Investments Inc dispositivo e sistema de contenção, método para conter um plugue ou ferramenta de isolamento de tubo, e, conjunto para isolar um segmento interno de um tubo
EP2623841B1 (de) * 2012-02-02 2014-04-02 Festo AG & Co. KG Unterteilungsstück für einen Fluidkanal sowie fluidtechnische Vorrichtung mit einem solchen Unterteilungsstück
CN103225725A (zh) * 2013-05-08 2013-07-31 中国海洋石油总公司 管线盲端封堵管塞

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3655907A (en) * 1970-10-16 1972-04-11 O Z Electrical Mfg Co Inc Conduit cable seal
DE7149349U (de) * 1971-12-30 1972-03-23 Felten & Guilleaume Ag Verbindungsmuffe für Einleiter-Starkstromkabel
DE3240339A1 (de) * 1982-10-30 1984-05-03 Dipl.-Ing. Dr. Ernst Vogelsang Gmbh & Co Kg, 4352 Herten Vorrichtung fuer den endverschluss von kabelkanaelen
FR2590347B1 (fr) * 1985-11-15 1989-05-26 Joint Francais Joint d'etancheite a diametres variables pour cylindres coaxiaux, et procede et outil de fabrication d'un tel joint
FR2758017B1 (fr) 1996-12-30 1999-02-05 Sarl Mercure Innovation Protection d'epissure pour cables

Also Published As

Publication number Publication date
CZ20012105A3 (cs) 2002-01-16
HUP0104807A3 (en) 2002-05-28
GB9828169D0 (en) 1999-02-17
WO2000038290A1 (en) 2000-06-29
CA2352195A1 (en) 2000-06-29
EP1147588A1 (en) 2001-10-24
AU1873500A (en) 2000-07-12
HUP0104807A2 (hu) 2002-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1362399B1 (en) Cable gland assembly
US5704400A (en) Electrical conduit assembly
CA1262761A (en) High voltage cable splice protector
US3864013A (en) Pre-insulated connector for electrical conductors
US20030124915A1 (en) Submersible electrical set-screw connector
US2672500A (en) Pressurized multiconductor bulkhead connector assembly
US11451027B2 (en) Press coupler for electrical conduit
EP1147589A1 (en) Cable system for use in hazardous environments
CA2294192A1 (en) Bolted electrical connecting device for multiple electrical conductors
US6623289B2 (en) Explosion-proof instrument quick disconnect and seal
JP2002534041A (ja) 危険な環境用導管シール
US5723814A (en) Supporting insulator having a two-part interlocking outer ring
US6166323A (en) Encapsulated gas isolated high voltage installation with a partitioned connector component
KR101222614B1 (ko) 케이블 곡률반경 축소용 접속장치와 이를 이용한 케이블 곡률반경 축소 접속시공방법
US4859812A (en) Flat cable and sealing element
US4968857A (en) Submersible splice and splice cover assembly
US9762046B2 (en) Sleeve for shielding electrical joint
US7534960B2 (en) Cable stuffing tube
US4924038A (en) Flat cable sealing element
US6022231A (en) Pre-bussed rigid conduit electrical distribution system
US5220132A (en) Electrical insulation apparatus
US6062917A (en) Versatile cable connector system for medium voltage underground electrical transmission distribution and the like
US20060157269A1 (en) Methods and apparatus for electric bushing fabrication
KR200342004Y1 (ko) 전선을 연결하기 위한 커플링
CA1170734A (en) Cable connector having a tapered sleeve insert with an extension for large diameter, metallic sheathed cable