JP2002529333A - 液体を所定レベルに充填する自動液体充填装置及び方法 - Google Patents

液体を所定レベルに充填する自動液体充填装置及び方法

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JP2002529333A JP2000582294A JP2000582294A JP2002529333A JP 2002529333 A JP2002529333 A JP 2002529333A JP 2000582294 A JP2000582294 A JP 2000582294A JP 2000582294 A JP2000582294 A JP 2000582294A JP 2002529333 A JP2002529333 A JP 2002529333A
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イー.エム. ジョーンズ、ウィリアム
アルデン、トレヴォー
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イー.エム. ジョーンズ、ウィリアム
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Abstract

(57)【要約】 液体で所定レベル(14)まで容器(12)を満たす方法及び装置。装置はシリンダ(18)と、シリンダ(18)内において休止位置と充填位置との間を移動可能なピストン(34)とを含む。容器(12)を満たすための液体(28)は、ピストン(34)を休止位置及び充填位置間を前後に循環する交番圧力にて、ピストン(34)の第1端(40)へ供給される。ビストン(34)がその充填位置に達する度に、供給液体は容器(12)へ加えられる。各サイクルにより、装置は流体を容器(12)から引き込み、次いで引き込まれた流体をピストン(34)の第2端(44)にて圧縮しようとする。引き込まれた流体が気体である時には、ピストン(34)は充填位置に移動し続けるよう気体を圧縮することが可能である。引き込まれた流体が液体である時には、ピストン(34)は液体を圧縮できず、従ってさらなる充填を妨げるよう停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本出願は1998年11月18日に提出された米国仮出願番号第60/108
,970号に基づく。
【0002】 (発明の分野) 本発明は液体充填装置、より詳細には、容器の中の液面が所定レベルに達する
と、自動的に容器内への液体の流れを終了する装置に関する。他の用途において
本発明を液体を充填するために使用することは企図されているが、本発明は給水
式工業バッテリ電池に適している。
【0003】 (発明の背景) フォークリフトトラックに使用されているような工業用バッテリは、概して一
定の間隔で給水を必要とする浸水式鉛畜電池型のものである。そのようなバッテ
リセルを水で満たす、より一般的な手段は、チューブを介してそれぞれのバッテ
リーセル内の個々のレベル制御装置に給水する集中給水システムである(シング
ルポイント給水システム)。各セルの中の電解質液が所定レベルに達すると、各
セルへ水が流れるのを終了する。
【0004】 レベル制御装置の一般的な型は、米国特許第4,512,378号(オーヒマ
ン、Oschmann)、同第4,386,141号(ウェイドナー,Weid
ner)及び同第4,749,633号(エリアス、Elias)にて開示され
るフロートバルブである。これらのフロートバルブは、水の停止バルブを作動さ
せるのに小さいフロートの浮力に依存している。このタイプの構成では、殆どが
フロートをセルの酸の中に有しており、同種の装置として米国特許第4,544
,004号(フィッター、Fitter)で開示されるように、外部のチャンバ
ー内にフロートを有している。
【0005】 一般のフロートバルブは、基本的かつ重大な限界を有する。作動フロートは小
さなサイズである必要があるために、作動力は非常に小さく、通常、約5グラム
である。したがって、フロートの動きを妨害する比較的小さな力、例えば、粘着
性、摩擦、表面張力などにより張付いたり、詰まったりすることに対して影響さ
れやすい。これは、使用中における信頼性の低下を招く。
【0006】 液面調節バルブの別の種は、米国特許第4,527,593号(カンポー、C
ampau)に開示されるように流体作動原理に基づいて作動する。この種の装
置は、悪条件の下で張り付きがちな小さいゴム状の隔膜を使用し、これはまた信
頼性の低下を招来する。
【0007】 これらの他の種バルブの問題の多くを克服するバルブの別の種は、米国特許第
4,556,093号(ジョーンズ、Jones)に開示されるように流体力学
的原理に基づいて作動する。この種のバルブは、停止力を提供するのに水流のエ
ネルギーに依存する。やはり、このバルブはそれが適切に機能可能であるために
、高速流の水源を必要とするという限界を有する。
【0008】 従って、本発明の目的は、従来技術の装置における限界の多くを克服し、液体
を容器の中に正確な所定レベルまで充填する手段を提供することにある。 本発明の別の目的は、高充填速度と低充填速度の双方を可能にする装置を提供
することにある。
【0009】 さらなる目的は、従来の給水のシステムよりも安全なシステムを提供すること
にある。 なお、さらなる目的は、安価な製造コストの充填装置を提供することにある。 本発明の付加的な目的、利点及び新規な特徴は以後の記載において一部示され
、一部は当業者にとっては自明のこととなるか、又は本発明の実施により学ばれ
得る。
【0010】 (発明の概要) 本発明は、供給液体を充填動作が自動的に停止する所定レベルまで容器に充填
するための装置と方法を提供する。本発明は、空気のような気体は圧縮性である
が、液体はこれとは異なるという原理を利用している。
【0011】 本発明の装置は、内壁を備えたシリンダを有する。ピストンは、シリンダ内に
おいて休止位置から充填位置の間で移動可能であり、第1ピストン端及び第1ピ
ストン端から間隔をもって配置された第2ピストン端を有する。2つのピストン
端は、ピストンが動いている間に、流体がシールを超えて流れるのを防ぐよう、
シリンダ内壁に対し移動可能にして、密閉可能である。ばね等の付勢部材は、ピ
ストンを休止位置に向かって推す。供給液体が第1ピストン端まで導入されるよ
うにするために、注入口は第1ピストン端と流体が流れるよう連通している。
【0012】 シリンダ壁を介する充填口は、供給液体が前記容器を充填するようシリンダか
ら退出させる。充填ポートは、ピストンが休止位置にある時には、前記ピストン
の第1端の下方になるよう配され、そしてピストンが充填位置にある時には、第
1端の上方になるよう配され、注入口と流体が流れるよう連通している。
【0013】 前記ピストンの第2端は、その休止位置と充填位置の間でスイープチャンバ内
を密閉しつつ移動する。流体ポートは、容器からの流体をスイープチャンバに流
入させ、スイープチャンバと流体が流れるように連通している内部端と、装置の
外部に開放された外部端とを有する。また、ポートは装置が容器に設置されると
き、所定のレベルにあるように配された外部端を有する。ピストンが充填位置に
向かって移動するのに応して、バルブは流体ポートを閉鎖する。
【0014】 別の実施例では、流体ポートと充填ポートは少なくとも1つのポートに連結さ
れる。 本方法では、充填操作は、圧力下にある供給液体をピストンの一端に送り込む
ことによって、開始される。ピストンは充填位置に移動し、それにより充填ポー
トを開放し、その充填ポートを介して供給液体が容器に流入し容器を満たす。次
に、供給流体の圧力が減少し、ピストンは休止位置に戻って、充填ポートを閉鎖
する。ピストンが休止位置に戻るとき、容器からの流体は引き込まれる。引き込
まれた流体が気体である場合には、上記の工程は繰り返され、充填操作は続く。
引き込まれた流体が液体である場合には、供給液体はピストンを下向きに押すよ
うにピストンの一側面へ、ある圧力下で再び導入される。しかしながら、この時
、引き込まれた液体はピストンの第2端に対して捕捉され、その結果として、ピ
ストンが充填位置に移動するのを停止する。
【0015】 (詳細説明) 図1A、1Bおよび1Cに示されているのは、所定レベル14まで容器12の
中に液体を充填するための装置10であり、その所定レベルの時点で装置10は
自動的に容器12に対して液体を加えるのを停止する。例えば、装置10は水(
供給液体)をある既存量の液体16(電解質液)を含むバッテリセル(容器12
)に充填するのに使用し得る。
【0016】 装置10は、内壁20を有し、内部領域22を画定する鉛直な円柱形状のシリ
ンダ18を含む。参考までに、装置10は上端24と下端26とを有しており、
装置は図示されているような鉛直の配置に限定されるものではない。装置10の
上端の注入口32は、後述されるように、供給液体が容器12を満たすために内
部領域22に流入するようにさせる。液体をチューブ28により複数の装置10
に供給し得る配水系の一部として、供給液体はT字管30に接続されたチューブ
28を介して注入口32に供給される。
【0017】 ピストン34はシリンダ18中に移動可能に配置されている。ピストンはシリ
ンダ18の上端に面した休止位置36(図1A)と、シリンダ18の下部に面し
た充填位置(図1B)との間で移動可能である。ピストン34の第1端40は面
35を有し、ピストンは移動しながら密封状態を維持するよう、シール42(O
−リングが示されている)手段により、シリンダ壁20に対し移動可能にして、
かつ密閉可能である。同様に、ピストンの第2端44は面45を有し、シール4
2(O−リング)手段によりシリンダ壁20に対し、移動可能にしてかつ密閉可
能に保持されている。適切なシールにより、シリンダ壁20に対する密閉を維持
し、ピストンを移動させている間に液体の流出が防止される。止め具45はピス
トン34が上方に移動されたときの最高位置を規制する。
【0018】 内部領域22内の付勢部材46はピストン34をその休止位置36に向かって
押圧する。図示されている付勢部材は引張ばね47であり、一端がピストン34
に取付けられ、他端が装置10の上部に取付けられている。
【0019】 充填ポート48はシリンダ18の側面を貫通するように形成されている。その
充填ポート48は、ピストンが図1Aの休止位置36にある時は、ピストン34
の第1端40より下方(すなわち、第1端40のシール42の下方)に位置し、
ビストン34が図1Bの充填位置38にある時には、第1端40の上方(すなわ
ち、第1端40のシール42の上方)に位置する。ピストン34が図1Aで示さ
れる休止位置にあるとき、注入口32を介して導入される供給液体は、ピストン
の密封された第1端40により充填ポート48に対して遮られる。しかしながら
、ピストン34が図1Bで示される充填位置にあるとき、注入口32に流入する
液体が上方の内部部分50を介して充填ポート48から流出して容器12を満た
すよう、液体排出ポート48は液体注入口32と流体が流れるように連通してい
る。したがって、ピストン34は、その休止位置と充填位置の間を動くに従って
、排出ポート48を開閉する。
【0020】 ピストン34の下方にはスイープチャンバ52を形成する内部部分51(図1
A参照)であり、ピストンの第2端44が密閉状態で移動し、内部部分の体積が
ピストンが休止位置と充填位置の間を動くのに応じて変化される。図1A,1B
,1Cを参照。流体ポート54は、スイープチャンバ52と容器12との間にお
いて流体が流れるように連通しているようにする。流体ポート54はスイープチ
ャンバ52に対して開放されている内部端56と、軸線方向の長さ58lを有す
る上側の細長い筒形形状の導管58と、より広い導管部分60と、装置10の外
部に対して開放されている外部端62とを有している。図示されるように、外部
端62は装置10が容器12内において、所定の液面14に達するように配置さ
れる。以下にさらに記述される目的のために、ポート54は、気体或いは液体に
かかわらず、スイープチャンバ52と容器12との間で流体を通過させる。
【0021】 装置10内のバルブ64は、ピストン34の充填位置に向って移動するのに対
応して、流体ポート54を閉鎖する。本装置においては、バルブ64はピストン
34から延びるシャフト66等のロッドを有し、そのロッドは円形のシール部材
70、すなわち図示されるO−リングを備えた先端68を有する。 シール部材は、シール部材70が導管58内にある間に、流体を通過させない
ように導管壁59に対してポート導管58内を移動しつつ密閉する(図1C参照
)。さらに図1Bに示されるように、導管58の軸線方向の長さ58lはピスト
ンのストローク(ピストンが休止位置と充填位置の間を移動する距離)より短い
。したがって、休止位置から充填位置までの移動のサイクルのごく初期に、流体
は自由にポート54を通過し得る(図1A)。次に、ポートは、シール部材70
が導管(図1C)の軸線方向長さを移動している間に流体が自由に流れないよう
密封閉鎖される。この後、シール70は一旦、導管58を通過すると、再び流体
を自由にスイープチャンバ52と容器12の間に流れさせるようポートは再開放
される。
【0022】 ピストン34が下方に移動して充填位置に近づくに従って、スイープチャンバ
52の容積が減少することがわかる。ポート導管58の直径58dは、ポートの
下部60の直径60dよりも小さい。したがって、ピストンが下方に向って移動
する時、シール70の上方の導管58においてスイープチャンバ52に付加され
る容積(図1C参照)は、ピストンの直接下のシリンダ内で失われた容積によっ
て相殺されるものよりも大きい。
【0023】 ここで、装置の操作を図1A,1B,1Cを参照して記述する。本装置は、空
気のような気体は圧縮性であるが、水のような液体はこれとは異なるというよく
知られた原理を利用している。例えば、ピストン34は、その中の空気を圧縮す
ることにより、スイープチャンバ52を満たしている封入された空気の内側に移
動可能である。しかし、水は本質的には圧縮することが不可能なので、ピストン
はスイープチャンバ52を満たしている封入された水の内側には移動できない。
さらに、液体が定圧で供給される他の充填装置やシステムとは異なって、本発明
では以下に記載される手段により液体は交番圧力において供給される。水圧は、
高圧と低圧の間を、例えば103kPa(15psi)のオン段階と0kPa(
0psi)のオフ段階の間を故意に循環する。これは、ピストン34をその充填
位置と作動休止位置を往復して循環させる。また、ピストンは可能ないかなる張
り付き又は摩擦を克服するために、装置がオン段階の間、高い流体静力学的な力
を発生させ、それにより信頼性は非常に高くなる。
【0024】 初期において、容器12の液面16は外部ポート端62より下方にあり、容器
12内は空であるか、あるいは少量の液体により低い液面を有し、容器内が液体
で満たされることが望ましい。ピストン34は図1Aに示されるように休止位置
にある。
【0025】 充填工程は、供給液体を圧力下でチューブ28、T字管30、およびシリンダ
の上方の内部部分50への注入口32を介して、ピストンの第1端40に導入し
て開始され得る。加圧された水は第1ピストン端40上に作用し、図1Bに示さ
れるように、ピストン34を充填位置38に向かって下向きに押圧する。ピスト
ン34が圧力に対応して下向きに動くに従って、空気(気体)は、初めにスイー
プチャンバ52から開放されたポート54を介して排出される。ポート54が図
1Cに示されるように、バルブシール70によって閉鎖されるよう、ピストン3
4が充分遠くに移動するとき、すなわち休止位置と充填位置の間の中間位置で、
空気は第2ピストン端44の下方のスイープチャンバ52内に捕捉される。捕捉
された空気は圧縮性であるので、注入口32を介して供給される液体の圧力が圧
縮ガスの力を克服することができるくらいの力をピストンに供給する時に、ピス
トン34の移動が大きく妨害されることはない。そして、ピストンは図1Bに示
されるように充填位置まで下向きに動き続ける。ピストン34がスイープチャン
バ52内の大部分の気体を追い出しながら充填の位置にアプローチするときポー
トが再び開かれることがわかる。
【0026】 さらに、ピストンが図1Bの充填位置に達する時、ピストンの密封された第1
端40は、注入口32を介してシリンダ18の中に流れる液体が排出口48から
容器12内に流入するよう、排出口48を覆わないことが分かる。水圧が維持さ
れる限り、容器内への液体の流入は続く。
【0027】 液体の供給圧力は、ここで0kPa(0psi)に減少する。ばね47は、ピ
ストンを、その後側において容器12からスイープチャンバ52に流体を引き込
みながら、図1Aのピストンの上方の休止位置に動かして戻す。このサイクルの
終わりでは、いくらかの液体が容器に追加されているのを除いて、元の開始状態
を回復する。追加された液体の量は水圧、排出ポートの大きさ、およびサイクル
の時間などの要素の関数になるであろう。
【0028】 容器12内の液面が、状態が大きく変化する点であるポート54の底部62に
上昇するまで、交互にオン(高い圧力)とオフ(減少した圧力)となる圧力で、
上記サイクルは繰り返される。次の戻りストロークの間、ピストンがばねの作用
で上昇するとき、ピストンはその後ろで圧縮性の空気ではなく、容器12からの
非圧縮性の液体を引き込む。液体はスイープチャンバ52の大部分を満たしてい
て、ピストン34がその休止位置に達するとき、スイープチャンバ52に残留し
ている。
【0029】 次のサイクルでは、加圧された供給液体が、再びピストンの上側に導入される
につれて、スイープチャンバ52内に液体を捕捉するために、ポート54がバル
ブシール70によって閉鎖されるまで、ピストンは再び下向きに移動し始める。
図1Cに示されるように、今度はピストン34は中間位置で急に一時停止する。
非圧縮性の液体は、供給液体から第1ピストン端40への力の均衡をとるために
、第2ピストン端44へ静水学的力を付与し、したがって、移動を妨げる。ピス
トンが図1Cの中間位置にあるとき、充填ポート48が開放されていないので、
いかなる追加の供給液体も容器12に入ることができない。したがって、装置1
0への給水の圧力のサイクルが続いても、充填動作は停止される。共通液体補給
路28によって供給される複数の装置10のシステムでは、液体を充填する必要
があるすべての容器が満たされるまで、サイクルは必要に応じて続くことが可能
である。
【0030】 本発明の主な利点は、その信頼性である。可動部が1個であるという単純な構
成であるため、不良品発生の虞れがより少ないことを意味する。また、本発明は
装置を作動させるために比較的大きな力を利用可能に有する。例えば、バッテリ
セルの中のフロートバルブはフロートの浮力によるわずか5グラムの作動力を有
し得るが、本発明は207kPa(30psi)で2500グラムの実用的な作
動力、すなわち500倍以上の力を有し得る。事実上、必要であればさらに大き
な力が適用され得るが、必要であるとは思えない。これらの利用可能な力により
、バルブが張り付く問題は事実上解決される。
【0031】 また、装置10は頑丈であり、上記背景の項で記載したような他の充填装置の
問題に類する傾向がない。点検のために装置が容器から取り外されるとき、壊れ
たり、または落ちたりする繊細なフロートもない。作動要素は装置10の中に封
入されており、したがって、装置は壊れやすくない。
【0032】 本発明は、水などの低粘度液体を除いて、液体に対し広い有効性を備えるとい
う別の利点を有する。その作動の静水学的原理により、油のような高粘度流体で
も作動するであろう。上述された他の装置の多くが、高粘度流体ではよく作動し
ないだろう。
【0033】 図1の装置10の変更を、図1Aで示されるそれと同様のデザインである図2
を参照して記述する。ここでは、圧縮ばね47aが付勢部材46を形成する。圧
縮ばねは、図1Aの引張ばね47と比較して、より安く、より装置に組み込み易
いと信じられている。引張ばね又は圧縮コイルばね用の代表的なばね材料は、ス
テンレス鋼及び特に用途に適した他の材料である。しかしながら、ばねがピスト
ン34の下に配置される図2のデザインでは、ばね47aは容器12からスイー
プチャンバ52に引き込まれる液体16に対して露出する。引き込むべき液体が
硫酸電解質液であるバッテリ充填のような用途においては、腐食しない高コスト
のばね材料が必要となり得る。これとは反対に、図1Aの引張ばねは、バッテリ
使用中に水である供給液体に主に晒される。
【0034】 偏向器78は充填ポート48を出る液体を下向きに偏向させることが分かる。 図2の装置10と図1Aの装置との別の違いは、バルブ64のデザインである
。図2では、バルブシール部材70(O−リングが図示されている)は、シャフ
ト66に取付けられて同シャフト66と共に動く代わりに、ポート54内に固定
される。シャフト66は、一体的に移動するためにピストン34の下部に連結さ
れ、シール部材70に対して密閉しないよう形成された上部72aと、シール部
材70に対して密封するよう形成された中間部72bと、密封しないよう形成さ
れた下部72cとを有する。したがって、図1Aの装置10のように、図2の装
置10は、ピストン34が上側の休止位置から中間位置を介して、最終的には充
填位置に下向きに移動するにつれて、ポート54は順番に開き、閉じ、そして再
び開くよう作動する。これらの種のバルブは「開−閉−開」形式である。
【0035】 図3A乃至3Dは、本発明のさらに簡単な型を図示しており、それらは「開−
閉」形式である。図3A,3Bの装置10は、それぞれボール74として形成さ
れたバルブ64を含む。図3Aの装置10は、ピストンが動くのに応じたポート
54を通る流体の移動に対応して上下に動く非係留ボール74を有する。ボール
が、ピストンの下向きの移動のときに、いったんポート54の内部の端56に嵌
まると、スイープチャンバ52の中の流体は捕捉され、もし非圧縮性であれば、
ピストンの下向きの移動を停止する。供給液体における圧力の放出によるピスト
ン34の上向きの移動は、ボール74の上側に作用している圧力を除去し、流体
を容器から引き込み、ボールはポート54から外れる。図3Bの係留ボール74
はピストンの上向きの移動のときにポート54からボールが引っ張られることに
より、係留ボール74が外される。止め金具76はピストンの上向きの移動を制
御し、その結果、スイープチャンバに引き込まれる流体の量を制御する。
【0036】 図3Cの装置10は、ピストンが下向きに充填位置に近づき続ける時、ポート
54は閉鎖されたままであるよう、ポートとバルブシール部材70の間で密閉を
維持するためにポート54が一定の直径のものであることを除いて、図1Aのも
のと同様のデザインである。図3Dの装置10は、ピストン34が下側の位置に
あるとき、シャフト66がシール部材70に対して密封するよう形成された上部
72dを有し、上部72dとピストンが上側の位置にあるとき、密閉しないよう
形成された下部72eとだけを有することを除いて、図2のものと同様の構成で
ある。図3A乃至3Dの全ての構成がが「開−閉」形式である。すなわち、いっ
たんポート54がスイープチャンバ52内に流体を捕捉するため閉鎖されると、
ピストンの残りの下向きのストロークの間中、ポート54は閉鎖され、ピストン
が下方の充填位置にアプローチするとき、「開−閉−開」形式のものがするよう
には再び開放しない。
【0037】 「開−閉−開」形式は、特定の利点を有すると信じられる。図1A,1B,1
Cに関して、容器12が満たされ、充填工程が停止した後に、ポート54が開放
されていても、液体は容器12内の液面が所定のレベルより下まで下降すると、
液体がスイープチャンバ52内に維持され得る。装置10が再び容器12を満た
すために再び作動すると、ポート54の閉鎖前のピストン34の初期の下向きの
移動は、ポート54が閉鎖される前にスイープチャンバ52から液体を除去する
。しかしながら、スイープチャンバ52内に充分な液体が残っていると、ピスト
ンの下向きの移動は、容器を満たすために充填ポート48を覆わないことを直ち
に停止する。供給液体の圧力が減少するとき、容器内の液面がまだ所定のレベル
の下にあるので、ピストンは圧縮性の気体(空気)を容器から引き込みつつ、休
止位置に戻る。各付加的なオン−オフサイクルにより、さらなる液体はスイープ
チャンバ52から除去される。前記サイクルは、完全に作動し容器12の充填を
行うよう、充分な液体が除去されるまでピストン34を下方へ移動させる。
【0038】 「開−閉−開」形式では、より少ないサイクルでスイープチャンバ52に滞留
した液体を除去すると信じられている。図1Bで見られるように、ピストンがポ
ート54を再び開くためにいったん充分に下向きに動くと、残っている滞留液体
は容易に除去される。それを停止する液体がなければ、ピストン34はその充填
位置に動いて、残留液体を追い出す。ピストン34の下向きのストロークの間、
ポート54は「開−閉」形式において再び開かないので、スイープチャンバをき
れいにするのに付加的なサイクルが必要である。
【0039】 ピストンが休止位置にあり、ピストンを止めるために充分な量の液体が引き込
まれている時でも、いくらかの量の圧縮性気体がスイープチャンバ52に滞留す
ることがわかる。気体は、次の充填操作におけるピストンのいくらかの移動がス
イープチャンバ52から滞留した液体を除去し始めるようにさせる。
【0040】 「開−閉−開」形式の別の利点は、液体供給圧力などの作動パラメータがより
良好に制御できるということである。スイープチャンバ52が気体を含むとき、
注入口32に入る供給液体の圧力は、ポート54がいったん閉鎖されるとスイー
プチャンバの中の圧縮気体によってピストンに加えられる力に対してピストン3
4を下向きに押し込むために充分でなければならない。「開−閉」形式では、ピ
ストンに加えられる力は、ピストンの下向きのストロークの間じゅう増加し続け
るが、「開−閉−開」形式では、ポート54がいったん再開放すると、気体の圧
縮は終わる。したがって、「開−閉−開」形式には低い供給圧力で充分であり得
る。
【0041】 図1Aに関して、充填操作の終わりにおいて、スイープチャンバに滞留する液
体のより迅速な排出は、ピストンが休止位置にある時、ピストンの第2端44の
下に充填ポート48を配置することによって達成され得る(図lAの点線で示さ
れる排出口48aを参照)。装置が休止位置にあるとき、排出を助けるために、
この通路から空気がスイープチャンバ52に入ることが可能である。もちろんス
イープチャンバの大きさ、ピストンのストロークの長さおよびシール構成などの
デザインの他のパラメータは、充填位置において排出口48aを覆わないよう変
更される必要があり得る。別の変更では、排出口48は図1Aで示されるその元
の位置を維持し、第2の小さな排出孔48bを追加するであろう(点線で示され
る48aと同じ位置)。
【0042】 鉛直でない使用に適したさらに簡略化された実施例を図4を参照して説明する
。シリンダ18中には、休止位置(図4で示されるように)と充填位置(示され
ていない)との間において移動可能なピストン34が配置され、充填位置ではピ
ストン34はポート80を覆わないよう左に移動する。ピストン34は図1Aの
ものと同様である。前記実施例との関係における参考目的までに、装置の右端は
図1Aの装置の上端24に同等である。
【0043】 付勢部材46(圧縮ばね47a)はピストン34を休止位置に向かって付勢す
る。 スイープチャンバ52が主に圧縮性の気体を含んでいる時、いったんピストン
が気体を捕らえるようポート80を覆うと、スイープチャンバ52内の気体を圧
縮しながら、注入口32を介して導入される加圧された供給液体がピストン34
を充填位置に向かって左に押す。ピストンがいったん注入口32からの供給液体
をポート80から容器内に移動させるように左に充分移動すると、ポート80は
再び開放される。次いで、ピストンがその休止位置に戻るようにさせるために供
給液体の圧力は減少し、サイクルは繰り返される。このサイクルは、容器内の液
体がポート80の下部82に達するまで続く。次のサイクルにおいて、ピストン
34は容器から液体をスイープチャンバ52に引き込む。今度は、ピストン34
が充填位置に向かって左に移動しようとすると、ポート80を覆って液体を捕捉
することができるくらいの充分な距離を移動した後、ピストンはポート80を再
開放させるのに必要な左への残った距離を移動するのを妨げられる。注入口32
に入る供給液体はポート80に流れることができず、したがって、充填工程は終
了する。
【0044】 容器の中の液面がポート端82より下方まで下降した後に、スイープチャンバ
52を空にして新たに充填操作を始めるために、数サイクルの供給液体への交番
圧力が必要である。本デザインは非常に低廉なコストであるという利点を有して
おり、容器に外部に取り付けることが可能であり、非常に小さいポート管80を
有する。単一のポート80は、前記実施例で開示された排出ポート48と流体ポ
ート54の両方の機能を提供する。さらにまた、ピストン34はスイープチャン
バ52で流体を圧縮するためにポート80を閉鎖するバルブ64として作用する
。上記で論じたように、本デザインは「開−閉」形式のものである。
【0045】 工業用バッテリセルに給水するための好ましい実施例を図5A,5B,5C,
5Dを参照して記述する。本装置10は「開−閉−開」の形式があって、デザイ
ンにおいて図1Aの装置と同様である。それは保護管アダプターの使用により保
護管を介してバッテリの中に挿入されるよう設計される。装置10は、フレキシ
ブルな液供給管を受けるための鉤状取付け部86を有する上側のハウジング84
を有する。また、2個の取付け部うち1つは液体供給注入口32に接続し、一方
、もう片方の鉤部は液体をそれらに供給するために、同様に他の装置10に流体
的に接続することが可能である。
【0046】 ハウジング84、内部の領域22を形成するために、円柱形状のシリンダ18
上にスナップ止めされる。ハウジングはシリンダのスナップ突起87aを受ける
スナップ開口部87を有し、シリンダスロット突起88aを受承する位置ぎめス
ロット88によって適切に配置される。O−リングシール89は、2つの間の水
密的な連結を保証する。
【0047】 ピストン34はシリンダ18内の休止位置(図5B)と充填位置(図5C)の
間において移動可能である。休止位置と充填位置の間の中間位置は、図5Dに示
される。ピストンの第1端40は面35を有し、U−カップシールの形状のシー
ル42によりシリンダ内壁20に対して移動可能に密封する。前記U−カップシ
ールは上側のチャンバ50内の液体がシールを介して下側に通過するのを防ぐよ
う配置されている。同様にピストン44の第2端は面45を有し、U−カップシ
ールの形状のシール42によりシリンダ内壁20に対して移動可能に密封する。
前記U−カップシールはピストン34の下側にあるスイープチャンバ52内から
の液体がシールを介して上方に通過するのを防ぐよう配置されている。2つのピ
ストン端40,44の間のピストン部34aは、材料の使用を最小にするよう形
成される。
【0048】 ここで、付勢部材46は、ピストン34の上方に配置された圧縮ばねとして形
成される。ピストンは、ばねの先端と勘合するよう形成されたヘッド92を備え
た一体的な上方延長部90を有する。スプリング46の底部はシリンダ18上に
形成された肩部94の上に位置する。したがって、スプリングはピストン34を
上方/休止位置に向かって上向きに押圧するためにヘッド92に作用する。好ま
しくは、スプリングはステンレス鋼製であり、ピストンを動かすに充分な力を供
給するような大きさに形成されている。
【0049】 ヘッド92は、注入口32からの水がヘッドを通過して流れさせるために、切
り欠き96を有する。ハウジング84の内部の先端98は、ヘッド92が先端と
直に隣接するのを防ぐためにタブ100を有し、それにより加圧された供給液体
がヘッド92を先端98に対して押し付けるのを防ぐ。また、タブ100はヘッ
ド92がピストンについて上向きの最高位置を画定するように、止め具としても
作用する。
【0050】 図5Cで示されるように、充填位置にある時、液体充填ポート48はピストン
の第1端40より上に位置する。注入口32からの加圧された供給水は、ヘッド
96を通過し、装置10の上部を介し、充填ポート48を出てバッテリセル内へ
と流れることが可能である。シリンダ18の一体的な部分として形成された流体
ポート54は、スイープチャンバ52をバッテリセルの内部と流体的に接続する
。ここで、ポート54は上側の内部端56、一定の直径と軸線方向長さ58lの
導管58、及び溝102を有する下側の延長導管60を有する。ポートの底部外
部端62は、電解質液がそこに達すると装置10が充填を停止する所定レベルを
セル内に規定する。底部端62は、装置の操作を妨げ得る電解質液16からの異
物を避けるためにフィルタとして作用するスロット104を有する。
【0051】 ポート54を閉鎖するためのバルブ64は、ピストン34と一体的に形成され
同ピストンから延びるシャフト66のようなロッドと、ポート導管58に沿って
動くにつれてポート54を封鎖するシャフトの先端68上にあるシール部材70
とを有する。ここで、U−カップ型シール70は、シール70の上方において捕
捉された流体が下向きに装置10の外へ流出するのを防ぐよう配置されて使用さ
れる。ピストン34のストロークがポート導管58の軸線方向長さ58lよりも
長いので、ポート54は、ピストンが図5Bの休止位置から下向きに動き始める
とまず開放され、図5Dに示されるようにシール70がポート導管58に達する
とポートは閉鎖され、図5Cに示されるように流体が流れるようにシール70が
いったん溝102に達すると再び開く。すなわち、「開−閉−開」形式である。
【0052】 本実施例のシャフト66のようなロッドの直径は図1Aの装置に示されるそれ
より大きい。これはスイープチャンバ52内の圧縮気体の圧力に晒さらされるピ
ストンの第2端44の面45の表面積を減少させる。したがって、ピストンの上
の気体によって加えられる力を減少する。次に、これは装置を作動させるのに必
要である給水圧を減少させる。また、これは、下側のピストン端44に発生した
真空力が同様に減少するように、休止位置にピストンを動かして戻すのに必要で
あるばねの力を最小にするのを助ける。
【0053】 図5の実施例のハウジング、シリンダおよびピストン構造物のための好ましい
材料は、耐酸性と熱的安定度のためにポリプロピレン(polypropyle
ne)とポリフェノリンオキシド(poly phenoline oxide
)を含む。好ましいシールの材料はビトン(viton)(デュポンダウ社の登
録商標)及び他の適当な材料を含む。図5Bの装置のための1組の好ましい寸法
は、約1.260cm(0.496インチ)の直径と、面35から面45までの
約1.83cm(0.72インチ)の長さと(2つのシール42の中央間は1.
45cm(0.57インチ))、約1.257cm(0.495インチ)の直径
と0.942cm(0.371インチ)の長さを有するシャフト66と、ピスト
ン面35からヘッド92の先端までで約2.52cm(0.99インチ)の長さ
を有する延長部90とを有するピストン34を含む。シリンダ18は、ピストン
34を受けるためのおよそ1.27cm(0.5インチ)の内径と、およそ3.
18cm(1.25インチ)のシリンダ18の先端からポート54の内部端56
までの長さと、0.079cmから0.318cm(1/32から1/8インチ
)の範囲の、より好ましくは0.159cm(1/16インチ)の直径を有した
充填ポート49とを有する。ポート54は、約0.953cm(0.375イン
チ)の内径、約1.27cm(0.5インチ)のシリンダ18の底部から外部ポ
ート端62までの長さ(ポート端62を画定する壁の厚みを含まない)、および
約0.5cm(0.2インチ)のポート導管の長さ58lを有する。
【0054】 本発明の供給液体は交番圧力すなわち可変圧力で提供される。圧力は相対的で
、1つの圧力がもう片方よりも高い実用的な圧力であり得る。大部分のバッテリ
充填の用途のための好ましい圧力は、103kPaから207kPa(15から
30psi)の間の、より好ましくは約138kPa(20psi)の高圧と、
約0kPa(0psi)の低圧である。他の用途は異なる圧力範囲を必要とし得
る。別の変更例では、低圧は休止位置へピストンを戻すことができる負圧又は真
空であろう。これは、付勢部材46の必要性を排除するが、真空を発生させる追
加設備を必要とし得る。
【0055】 大部分のバッテリ充填の用途ための好ましいサイクルタイムは、1サイクルあ
たり、すなわち加圧された供給液体を装置に必要期間導入し、それから加圧され
た供給液体の圧力を止めるまでに5秒から10秒を要する。
【0056】 図6Aを参照して、水116をバッテリ118に添加するための高圧及び0k
Pa(0psi)の低圧を供給する好ましい液体供給を記述する。タンク120
又は他の種類の水の容器は、水を導管122を介して比較的一定の圧力で水を供
給するポンプ1に供給する。第1ソレノイドバルブ126は、バッテリ内のポン
プ124と装置10の間にある給水配管28にある。第2ソレノイドバルブ13
2を備えた排出管路130は、第1ソレノイドバルブ126とバッテリに取り付
けられた装置10の間に配置され、排出管路130は水をタンク120に戻すよ
う示されている。
【0057】 2個のソレノイドバルブ126,132は、ポンプが連続して動いている間、
制御装置によって高圧及び低圧の状態の間を循環するよう制御される。すなわち
、高圧状態では、第2ソレノイドバルブ132が閉鎖されている間、第1ソレノ
イドバルブ126は、加圧された供給水116を装置10へ流すよう開放されて
いる。低圧状態では、第1ソレノイドバルブ126は、高圧の水が装置10へ供
給されるのを断つために閉鎖され、第2ソレノイドバルブ132は、管28の圧
力を解放し、過剰な水を排出するよう開放される。
【0058】 ソレノイド126,132の制御装置は、オン/オフ スイッチを作動させる
カムと同じくらい簡単であっても良いし、あるいは各バッテリセルに配送される
水の量の測定などの高度な機能を含み得る高度なプログラム可能な電子制御装置
であっても良い。
【0059】 図6Aの供給システムの変更が、図6Bに示される。ここで、単一のソレノイ
ドバルブ134は排出管路130に備えられ、ソレノイド134は開放状態と閉
鎖状態を循環している。ソレノイド134が閉鎖されると、加圧された水は供給
管28を通してバッテリに流れる。しかしながら、ソレノイドが開放していると
きは、加圧された給水は即発に排出管路130へ迂回する。
【0060】 一つの三方向ソレノイドバルブ136を有する別の変更は図6Cに示される。
各サイクルの第1位置では、ソレノイドバルブ136はバッテリに流入する管2
8に対して開放されており、排出管路130に対しては閉鎖されている。第2位
置では、ソレノイドバルブ136はバッテリに流入する管28に対して閉鎖され
ており、排出管路130に対しては開放されている。これらの給水システムは一
つ乃至数百の装置10に供給することができる。他の変更は機械操作及び手動操
作のバルブを含む。
【0061】 本発明の給水システムは、自動充填のためのバッテリ充電システムと組み合わ
せることが可能であり、バッテリセルは電解質液が最高レベルにある「ガス発生
電圧」に達すると、充電器が給水システムを起動する。これに代えて、システム
は手動でオン/オフされるか、あるいはあらかじめ設定された時間の後にシステ
ムをオフにするタイマを備えてオンにされることが可能である。
【0062】 上述された液体を充填するための装置及び方法は、他の型の装置よりもユニー
クな利点と柔軟性を有する。特に、本発明はバッテリ充填のためのユニークな利
点を有する。図7に関して、従来のバッテリ給水のシステムにはない特徴は、電
解質液16と水を混合するために、装置10の充填ポート48から鉛酸電池セル
118の底部まで水を導くことができることである。これは、ある背の高い固定
バッテリや海中バッテリにとって特に有益となり得る。従来の給水システムでは
、水は電解質液16の頂部に添加され、密度が低いため、拡散によって消散する
前のかなりの期間、浮遊し得る。正圧又は正水頭に対して水を流し込むことが可
能なこの能力は、他の公知のシングルポイント給水システムでは可能でない。図
示されるように、セルの底部に水を導くために簡素なチューブ又は導管138を
充填ポート48に取り付け得る。
【0063】 図8に示されているのは、外壁140が排出された供給液体を充填ポート48
からフィルタ付開口部142に導く別の代替手段である。このように、充填ポー
ト48からの清浄な水はフィルタ付開口部142を清浄に保つ。これは極度に汚
れた環境において適用され得る。
【0064】 本発明の別の利点は、それがわずかに加圧されたバッテリセルに使用され得る
ということである。例えば、装置10はエディソン型圧抜きバルブを有するニッ
ケル/カドミウム セルと共に使用され得る。前記バルブは、小さいが、有意な
解放圧力条件を有することによって、空気からの二酸化炭素がセルに入るのを防
ぐよう設計される。別の例は、バッテリの外部を覆い腐食を引き起こす傾向があ
る電解質エアロゾルをフィルタでろ過するために非常に細かい通気孔(デミスタ
)をセルが有するケースである。これらのデミスタは、充電の間にセル内におい
て小さな背圧を引き起こすことがある非常に細かい孔を有し得る。
【0065】 ほとんどの従来の給水システムでは、酸素−水素ガスが給水管に押し込まれ、
爆発の炎の経路を確立し得るので、セルの加圧は問題を引き起こすであろう。対
照的に、装置10はセル118と水の配管28の間で耐圧シールを備えているの
で、問題は存在しない。すなわち、セルはこのリスクなしに加圧することが可能
である。
【0066】 また、複数のセル118に接続した配管28を介したバッテリセル118同士
は、水素を通して接続されていないので、本発明は改良された安全の利点を有す
る。すなわち、管228を介してセルからセルへと炎が移行することよる爆発の
連鎖反応はあり得ない。本発明では、各セル内のポート54を覆うピストン34
は、バッテリセル内からの水素が装置10を介して配管28に出るのを防ぐ実用
的、機械的、そして恒久的なシールを生み出す。そのうえ、同配管28からのセ
ル同士の間で水素炎の経路を維持し得る適当な状態が存在しないよう望まれるな
らば、水は配管28に残留してもよい。これは採炭などの危険な用途において大
きな商業的利点である。上記記載は本発明をそのような開示に制限するよう意図
されておらず、変更及び改造は添付された特許請求の範囲の中に取り込まれ得る
ことが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明に従って休止位置のピストンを示す装置の一実施例の断
面図。
【図1B】 充填位置のピストンを示す図1の装置の断面図。
【図1C】 中間−停止位置のピストンを示す図1の装置の断面図。
【図2】 本発明に従った装置の別の実施例の断面図。
【図3A】 ボールバルブを有する「オン−オフ」型の本発明の別の実施例
の断面図。
【図3B】 係留ボールバルブを有する「オン−オフ」型の本発明の別の実
施例の断面図。
【図3C】 シャフトバルブを有する「オン−オフ」型の本発明の別の実施
例の断面図。
【図3D】 シャフトバルブ及びに固定されたO−リングを有する「オン−
オフ」型の本発明の別の実施例の断面図。
【図4】 容器に対して流体を充填・排出の両方を行う一つのポートと有し
、その水平使用を示したさらに別の実施例の断面図。
【図5A】 バッテリ給水システムの使用のための別の実施例の立体分解図
【図5B】 休止位置で示される図5Aの装置の断面図。
【図5C】 充填位置で示される図5Aの装置の断面図。
【図5D】 中間−停止位置で示される図5Aの装置の断面図。
【図6A】 給水システムの概略図。
【図6B】 給水システムの第2実施例の概略図。
【図6C】 給水システムの第3実施例の概略図。
【図7】 バッテリセルの下部に導かれた充填ポートを有する図1と同様の
装置の概略図。
【図8】 清浄なフィルタに向かっている供給液体を示した概略図。
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月4日(2000.10.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項16
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 ピストン34はシリンダ18中に移動可能に配置されている。ピストンはシリ
ンダ18の上端に面した休止位置36(図1A)と、シリンダ18の下部に面し
た充填位置(図1B)との間で移動可能である。ピストン34の第1端40は面
35を有し、ピストンは移動しながら密封状態を維持するよう、シール42(O
−リングが示されている)手段により、シリンダ壁20に対し移動可能にして、
かつ密閉可能である。同様に、ピストンの第2端44は面45を有し、シール4
2(O−リング)手段によりシリンダ壁20に対し、移動可能にしてかつ密閉可
能に保持されている。適切なシールにより、シリンダ壁20に対する密閉を維持
し、ピストンを移動させている間に液体の流出が防止される。止め具76はピス
トン34が上方に移動されたときの最高位置を規制する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 充填ポート48はシリンダ18の側面を貫通するように形成されている。その
充填ポート48は、ピストンが図1Aの休止位置36にある時は、ピストン34
の第1端40より下方(すなわち、第1端40のシール42の下方)に位置し、
ビストン34が図1Bの充填位置38にある時には、第1端40の上方(すなわ
ち、第1端40のシール42の上方)に位置する。ピストン34が図1Aで示さ
れる休止位置にあるとき、注入口32を介して導入される供給液体は、ピストン
の密封された第1端40により充填ポート48に対して遮られる。しかしながら
、ピストン34が図1Bで示される充填位置にあるとき、注入口32に流入する
液体が上方の内部部分50を介して充填ポート48から流出して容器12を満た
すよう、液体充填ポート48は液体注入口32と流体が流れるように連通してい
る。したがって、ピストン34は、その休止位置と充填位置の間を動くに従って
充填ポート48を開閉する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 充填工程は、供給液体を圧力下でチューブ28、T字管30、およびシリンダ
の上方の内部部分50への注入口32を介して、ピストンの第1端40に導入し
て開始され得る。加圧された水は第1ピストン端40上に作用し、図1Bに示さ
れるように、ピストン34を充填位置38に向かって下向きに押圧する。ピスト
ン34が圧力に対応して下向きに動くに従って、空気(気体)は、初めにスイー
プチャンバ52から開放されたポート54を介して排出される。ポート54が図
1Cに示されるように、バルブシール70によって閉鎖されるよう、ピストン3
4が充分遠くに移動するとき、すなわち休止位置と充填位置の間の中間位置で、
空気は第2ピストン端44の下方のスイープチャンバ52内に捕捉される。捕捉
された空気は圧縮性であるので、注入口32を介して供給される液体の圧力が圧
縮ガスの力を克服することができるくらいの力をピストンに供給する時に、ピス
トン34の移動が大きく妨害されることはない。そして、ピストンは図1Bに示
されるように充填位置まで下向きに動き続ける。ピストン34がスイープチャン
バ52からの大部分の気体を追い出しながら充填の位置にアプローチするときポ
ート54が再び開かれることがわかる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】 「開−閉−開」形式では、より少ないサイクルでスイープチャンバ52に滞留
した液体を除去すると信じられている。図1Bで見られるように、ピストンがポ
ート54を再び開くためにいったん充分に下向きに動くと、残っている滞留液体
は容易に除去される。それを停止する液体がなければ、ピストン34はその充填
位置に動いて、残留液体をポート54の外へ追い出す。ピストン34の下向きの
ストロークの間、ポート54は「開−閉」形式において再び開かないので、スイ
ープチャンバをきれいにするのに付加的なサイクルが必要である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 図1Aに関して、充填操作の終わりにおいて、スイープチャンバに滞留する液
体のより迅速な排出は、ピストンが休止位置にある時、ピストンの第2端44の
下に充填ポート48を配置することによって達成され得る(図lAの点線で示さ
れる充填ポート48aを参照)。装置が休止位置にあるとき、排出を助けるため
に、この通路から空気がスイープチャンバ52に入ることが可能である。もちろ
んスイープチャンバの大きさ、ピストンのストロークの長さおよびシール構成な
どのデザインの他のパラメータは、充填位置において充填ポート48aを覆わな
いよう変更される必要があり得る。別の変更では、充填ポート48は図1Aで示
されるその元の位置を維持し、第2の小さな排出孔48bを追加するであろう(
点線で示される48aと同じ位置)。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】 容器の中の液面がポート端82より下方まで下降した後に、スイープチャンバ
52を空にして新たに充填操作を始めるために、数サイクルの供給液体への交番
圧力が必要である。本デザインは非常に低廉なコストであるという利点を有して
おり、容器に外部に取り付けることが可能であり、非常に小さいポート管80を
有する。単一のポート80は、前記実施例で開示された充填ポート48と流体ポ
ート54の両方の機能を提供する。さらにまた、ピストン34はスイープチャン
バ52で流体を圧縮するためにポート80を閉鎖するバルブ64として作用する
。上記で論じたように、本デザインは「開−閉」形式のものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】 図6Aを参照して、水116をバッテリ118に添加するための高圧及び0k
Pa(0psi)の低圧を供給する好ましい液体供給を記述する。タンク120
又は他の種類の水の容器は、水を導管122を介して比較的一定の圧力で水を供
給するポンプ1に供給する。第1ソレノイドバルブ126は、バッテリ内の装置 10とポンプ124 の間にある給水配管28にある。第2ソレノイドバルブ13
2を備えた排出管路130は、第1ソレノイドバルブ126とバッテリに取り付
けられた装置10の間に配置され、排出管路130は水をタンク120に戻すよ
う示されている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】 また、複数のセル118に接続した配管28を介したバッテリセル118同士
は、水素を通して接続されていないので、本発明は改良された安全の利点を有す
る。すなわち、管28を介してセルからセルへと炎が移行することよる爆発の連
鎖反応はあり得ない。本発明では、各セル内のポート54を覆うピストン34は
、バッテリセル内からの水素が装置10を介して配管28に出るのを防ぐ実用的
、機械的、そして恒久的なシールを生み出す。そのうえ、同配管28からのセル
同士の間で水素炎の経路を維持し得る適当な状態が存在しないよう望まれるなら
ば、水は配管28に残留してもよい。これは採炭などの危険な用途において大き
な商業的利点である。上記記載は本発明をそのような開示に制限するよう意図さ
れておらず、変更及び改造は添付された特許請求の範囲の中に取り込まれ得るこ
とが理解される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1A
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1A】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6C
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6C】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルデン、トレヴォー アメリカ合衆国 19406 ペンシルバニア 州 キング オブ プロシア バリー フ ォージ サークル 3000 アパートメント ナンバー1242 (72)発明者 ガルペリン、アナトリー アメリカ合衆国 19116 ペンシルバニア 州 フィラデルフィア ケビン コート 351 Fターム(参考) 3E118 AA01 AB14 BB05 DA02 DA06 EA01 EA02 EA05 EA07 5H023 AA01 BB00 BB05 CC23 CC30

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給液体で所定のレベルに容器を満たすための装置であって、
    上端及び下端を有する前記装置は、 内壁を有するシリンダと、 前記シリンダ内において休止位置と充填の位置の間を移動可能であって、第1
    端と前記第1端から間隔をもって置かれた第2端とを有し、前記第1端及び第2
    端がそれぞれ前記シリンダ内壁に対して移動可能にしてかつ密閉可能なシール部
    材を有するようなピストンと、 前記ピストンを前記休止位置に向かって押圧する付勢部材と、 供給液体が前記第1ピンストン端へ導入されるようにする前記第1ピストン端
    と流体が流れるように連通している注入口と、 前記容器を満たすために、供給液体が前記シリンダを出る際に通過すべくシリ
    ンダ壁に貫通形成された充填ポートであって、前記ピストンが休止位置にある時
    は、前記ピストンの第1端のシール部材の下方に配置され、前記ピストンが充填
    位置にある時は、前記ピストンの第1端のシール部材の上方に配置され、前記注
    入口と流体が流れるように連通しているような充填ポートと、 前記ピストンが休止位置と充填位置の間を移動するのに応じて、前記ピストン
    の第2端が密閉しつつ動くスイープチャンバと、 容器内の液体が前記スイープチャンバに流入し得る流体ポートであって、前記
    スイープチャンバと流体が流れるように通じている内部端と前記装置の外部に開
    放された外部端とを有し、装置が前記容器内に設置される時、前記外部端が所定
    レベルにあるように配置される流体ポートと、 前記充填位置に向かう前記ピストンの移動に対応して、流体ポートを閉鎖する
    ためのバルブとを含む装置。
  2. 【請求項2】 前記バルブが前記ピストンとバルブシール部材に対して一体
    的に移動可能に取付けられているシャフトを含む請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブシール部材は前記シャフトに対して一体的に移動
    可能に取付けられて、前記バルブシール部材はポートを閉鎖することが可能であ
    る請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記シャフトが流体ポート内へ移動可能であり、かつ前記流
    体ポートは前記バルブシール部材に対し、接触時に密閉状態を維持するような大
    きさの断面積を有する導管と、前記導管と外部端の間にポート部とを有し、前記
    シール部材が導管を経て充填位置に向かって移動する時に、前記外部端はシール
    部材による密閉を阻むように導管の断面積より大きい断面積を有する請求項3に
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記ピストンが休止位置にある時、前記充填ポートがピスト
    ンの第2端の上にあるように配置された請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記付勢部材がばねを含む請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記シリンダに取付けられたハウジングをさらに含み、前記
    注入口が前記ハウジングに配されている請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記流体ポート端がフィルタを含んでいる請求項1に記載の
    装置。
  9. 【請求項9】 その断面積を増加させるように、前記流体ポート部が溝を有
    する請求項4に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記第1ピストン端及び第2ピストン端をシリンダ内壁に
    対して移動可能に密封するために、前記ピストンに取り付けられたU−カップシ
    ールをさらに含む請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記シャフトがロッド状であり、前記バルブを閉鎖するた
    めにポートに対して、同ポートを密閉しつつ嵌合するためのバルブシールを含む
    請求項2に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記ポート導管がシリンダの直径より小さい直径を有する
    請求項4に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記シャフトが前記ピストンの直径より小さい直径を有し
    、前記ポートがシリンダの直径より小さい直径を有する請求項3に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記バルブがポートを閉鎖するよう配置されたボールを含
    む請求項1に記載の装置。
  15. 【請求項15】 供給液体で所定のレベルに容器を満たすための装置であっ
    て、上端及び下端を有する前記装置は、 内壁を有するシリンダと、 前記シリンダ内で休止位置と充填位置の間を移動可能であり、第1端と前記第
    1端から間隔をもって置かれた第2端を有し、前記第1端及び第2端はそれぞれ
    前記シリンダ内壁に対して移動可能にして、密閉可能であるピストンと、 前記ピストンを休止位置に向かって押圧する付勢部材と、 供給液体を前記第1ピンストン端へ導入されるようにする前記第1ピストン端
    と流体が流れるように通じている注入口と、 前記シリンダ壁を介した少なくとも一つの流体ポートであって、前記ピストン
    が前記休止位置にある時は、前記ピストンの前記第2端の下方に配置され、前記
    ピストンが前記充填位置にある時は、前記ピストンの前記ピストンの第1端の上
    方に配置され、記注入口と流体が流れるように連通して流体ポートと、 前記ピストンが前記休止位置と充填位置の間を移動するに応じて、前記ピスト
    ンの第2端が密閉しつつ移動し、前記流体ポートはピストンが休止位置にあると
    き前記スイープチャンバと流体が流れるように連通しているスイープチャンバと
    を含む装置。
  16. 【請求項16】 液体で容器を所定レベルまで満たす方法であって、 (a)圧力下において供給液体をピストンの一端に導入し、前記ピストンは休
    止位置から出発する工程と、 (b)前記ピストンが充填位置へ移動する工程と、 (c)工程(a)からの液体が前記容器に入る工程(b)に応じて充填ポート
    を開く工程と、 (d)工程(a)で添加されている充填流体への圧力を減少させる工程と、 (e)前記ピストンを前記休止位置に移動して戻す工程と、 (f)前記充填ポートを閉鎖する工程と、 (g)工程(e)の間に、容器から流体を引き込む工程であって、引き込まれ
    た流体が実質的に気体である場合には工程(h)に進み、引き込まれた流体が実
    質的に液体である場合には工程(i)に進む工程と、 (h)工程(a)乃至(g)を繰り返す工程と、 (i)前記ピストンを下向きに押圧するために、圧力下において供給液体を前
    記ピストンの前記片側に送り込む工程と、 (j)前記ピストンの第2端に対して工程(g)からの液体を捕捉して、それ
    により、前記ピストンが前記充填位置に移動するのを停止させる工程とを含む方
    法。
  17. 【請求項17】 前記ピストンがシリンダ内を移動し、工程(g)は流体を
    流体ポート介してシリンダ内への中へ引き込むことを含み、工程(j)は工程(
    g)からの液体を捕捉するために流体ポートを閉鎖する請求項16に記載の方法
  18. 【請求項18】 工程(j)の前記流体ポートを閉鎖する工程がバルブシー
    ル部材を前記ポートに移動させることを含む請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 工程(b)の間に、流体ポートを閉鎖することにより、前
    記シリンダ内で気体を圧縮する工程(b)(1)をさらに含む請求項17に記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 工程(b)(1)の後に、流体ポートを開くことによって
    、工程(b)の間に圧縮された気体を放出する工程をさらに含む請求項19に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 工程(e)がピストンを動かすためにばねを使用すること
    を含む請求項16に記載の方法。
  22. 【請求項22】 工程(g)において引き込まれる流体をろ過する工程をさ
    らに含む請求項16に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記流体ポートが前記ピストンで覆われることによって、
    閉鎖される請求項17に記載の方法。
  24. 【請求項24】 工程(e)がピストンを動かすために真空を利用すること
    を含む請求項16に記載の方法。
  25. 【請求項25】 供給液体で容器を所定のレベルまで満たすための装置であ
    って、上端及び下端を有する前記装置は、 内壁を有するシリンダと、 前記シリンダ内で休止位置と充填位置の間を移動可能であって、第1端と前記
    第1端から間隔をもって置かれた第2端とを有し、前記第1端及び第2端はそれ
    ぞれシリンダ内壁に対して移動可能にして、密閉可能なシール部材を有するピス
    トンと、 供給液体が前記第1ピンストン端へ導入されるようにする前記第1ピストン端
    と流体が流れるように連通している注入口と、 前記容器を満たすべく、供給液体が前記シリンダから退出する際に通過するた
    めにシリンダ壁に貫通形成された充填ポートであって、前記ピストンが前記休止
    位置にある時は、前記ピストンの前記第1端が前記シール部材の下方になるよう
    配置され、前記ピストンが前記充填位置にある時は、前記ピストンの第1端のシ
    ール部材の上方になるよう配置され、前記注入口に対して流体が流れるように連
    通している充填ポートと、 前記ピストンが前記休止位置と充填位置の間を移動するのに応じて、前記ピス
    トンの第2端が密閉しつつ移動するスイープチャンバと、 容器内の液体が通過して前記スイープチャンバに流入し、前記スイープチャン
    バと流体が流れるように連通している内部端と前記装置の外部に開放された外部
    端を有し、装置が容器に設置されるとき、前記外部端が所定レベルにあるように
    配置される流体ポートと、 前記充填位置に向かうピストンの移動に対応して、流体ポートを閉鎖するため
    のバルブとを含む装置。
  26. 【請求項26】 前記ピストンを休止位置に向かって押圧する手段をさらに
    含む請求項25に記載の装置。
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