JP2002527817A - マルチアプリケーションの携帯用物品におけるアプリケーション間の内部データ交換プロトコルと、対応するマルチアプリケーションの携帯用物品 - Google Patents

マルチアプリケーションの携帯用物品におけるアプリケーション間の内部データ交換プロトコルと、対応するマルチアプリケーションの携帯用物品

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、マイクロプロセッサカードのようなマルチアプリケーションの携帯用物品におけるアプリケーション間のデータ交換に関する。内部通信インターフェースは、不揮発性メモリに取り付けられる。メッセージの送信および受信コマンドにより、a)送信アプリケーション属性E−IDを、1つのアプリケーションに割り当て、b)受信アプリケーション属性R−IDを、少なくとも1つの別のアプリケーションに割り当てる。c)情報メッセージMSGの交換は、仲介役として使用される通信インターフェースにより、送信および受信アプリケーションの間で行われる。本発明は、マイクロプロセッサカードまたはPCMCIA等のマルチアプリケーションの携帯用物品の管理に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 情報処理を可能にする現在のマイクロプロセッサカード等の携帯用物品(ob
jet portarif)は、多数の領域で使用されている。ユーザが、これ
らの携帯用物品の数を過度に増やさなくても済むように、製造メーカーは、異な
る用途のためのデータ管理を行う、いわゆるマルチアプリケーションのオペレー
ションシステムを実施している。たとえば、保健衛生、所定の場所へのアクセス
、または図書館での本の貸付といったアプリケーションは、同一のオペレーショ
ンシステムで管理することができる。
【0002】 一般に、これらの携帯用物品は、複数のタイプのメモリを含んでいる。リード
オンリーメモリROMは、このオペレーションシステムを含んでいるが、プログ
ラマブルメモリは、オペレーションシステムにより処理されるデータを含んでい
る。これらのデータを含む記憶域は、別々にされており、オペレーションシステ
ムは、各アプリケーション内で決定されるアクセス条件だけに応じて、記憶域へ
のアクセスを管理する。マイクロプロセッサカードからなる携帯用物品の機能図
を図1aに示した。
【0003】 物品またはカードが、たとえばアプリケーションPMEにより示される電子財
布のアプリケーション、高速道路の料金所、あるいは製品もしくは商品の通信販
売といった幾つかの電子商取引サービス等、特定のアプリケーション専用の複雑
な機能を実行しなければならなくなると、このような操作モードは使えなくなる
【0004】 このような状況における1つの解決方法は、カードのプログラマブルメモリに
アプリケーションプログラムをダウンロードすることからなる。アプリケーショ
ンプログラムは、マイクロプロセッサが直接実行可能であるアセンブラ言語とし
て開発するか、または高級プログラミング言語として開発することができ、後者
の場合、圧縮した形でカードのメモリに書き込まれ、次いでインタープリタによ
り実行され、インタープリタは、ダウンロードされたプログラムをマイクロプロ
セッサが実行可能な命令に翻訳する。こうした解決方法は、カードに装備するマ
イクロプロセッサとは無関係に汎用の言語でプログラムを作成することができる
【0005】 カードの不揮発性メモリは、出所が様々なアプリケーションプログラムを受容
するように構成されている。これらのプログラムは、互いに独立して実行可能で
あり、このために専用の記憶域を有する。特定の幾つかのケースでは、これらの
プログラムは、相互に共通なデータを通信しなければならない。たとえば電子商
取引アプリケーションは、1つまたは複数の取引を実施するためにカードのメモ
リに常駐するPMEアプリケーションを使用することができる。
【0006】 欧州特許出願第98933716.7号(米国特許出願第09242976号
に対応)に記載された従来技術の実施形態では、共通データの伝送は、交換され
る共通データの転送を可能にするファイルリンクにより実施可能である。
【0007】 上記の特許出願が対象とする方法は、考慮されたアプリケーションのためにフ
ォーマットしてファイルとして構成したデータセットを通信可能な、連続的な不
可逆プロセスを記載しており、データセットは、このために分割不能である。
【0008】 従って、このようなデータは主に、考慮されたアプリケーションの作業データ
に対応し、こうした作業データは単に、これらのアプリケーションの実施とは独
立した複数のアプリケーションによって共有される。このような操作方法は、満
足のいくものであるが、しかし、1つまたは複数の受信アプリケーション間でダ
イナミックな情報交換のプロセスを実施することはできない。さらに、共有ファ
イルは、これらのアプリケーションに応じてフォーマットされ、こうしたアプリ
ケーションと互換性のある、あらゆる外部システムにより読み取られたり、使用
されたりすることができる。その結果として、アプリケーション間の独立性また
は気密性の欠如のため、データセットの安全レベルが落ちる。
【0009】 本発明の目的は、従来技術の方法の欠点を解消し、マイクロプロセッサカード
等の携帯用物品の不揮発性メモリに設置された、送信アプリケーションと、1つ
または複数の受信アプリケーションとの間で交換される情報メッセージとして、
基本情報の局部的な交換を可能にすることを目的とする。
【0010】 本発明の別の目的は、特に、マイクロプロセッサカード等の携帯用物品のアプ
リケーション間で内部情報交換プロトコルを実施することにあり、このダイナミ
ックな交換は、カードに含まれるアプリケーション間の連続メッセージとして行
われる。
【0011】 本発明の他の目的は、同様に、マイクロプロセッサカード等のアプリケーショ
ン間で内部情報交換プロトコルを実施し、こうした情報の守秘性、認証を保証し
ながら高い安全レベルを確保できるようにすることにある。
【0012】 本発明のもう1つの目的は、マイクロプロセッサカード等のマルチアプリケー
ションの携帯用物品におけるアプリケーション間で内部情報交換プロトコルを実
施し、従来技術のシステムのアプリケーションで交換されるファイルが伝達する
情報とは違い、アプリケーション間で局部的に交換される各メッセージが伝達す
る一時的な情報が到達しないという性質によって、アプリケーション間の独立性
または気密性を保護できるようにすることにある。
【0013】 従って、本発明は、情報処理リソースと、作業メモリと、これらの情報処理リ
ソースに接続される不揮発性メモリとを備えた、マルチアプリケーションの携帯
用物品における内部情報交換プロトコルを提供するものであり、不揮発性メモリ
にオペレーションシステムを設置する。不揮発性メモリは、各アプリケーション
に特定の記憶域を含み、特定の各記憶域は、各アプリケーションに関する、特定
のデータ記憶域、特定の命令記憶域、特定の識別記憶域に、さらに分割される。
【0014】 これらのアプリケーション間の内部情報交換プロトコルは、不揮発性メモリに
常駐する少なくとも1つのメッセージ送信コマンドおよびメッセージ受信コマン
ドを備えた内部通信インターフェースにより、第1のアプリケーションによる1
つまたは複数の他のアプリケーションへの情報メッセージの送信要求の際、少な
くとも、第1のアプリケーションに、第1のアプリケーションの識別属性を介し
て、送信アプリケーション属性を割り当て、第1のアプリケーションによる第2
のアプリケーションへの情報メッセージの送信要求の際、第1のアプリケーショ
ンとは異なる少なくとも1つの第2のアプリケーションに、第2のアプリケーシ
ョンの識別属性を介して、受信アプリケーション属性を割り当てる。第1および
第2のアプリケーション間の情報メッセージの交換は、仲介役(interme
diaire)として使用される通信インターフェースの利用により、第1のア
プリケーションが前記情報メッセージを送信し、次いで第2のアプリケーション
がこれを受信することにより行われる。
【0015】 本発明が対象とするプロトコルは、これらのアプリケーション間でほぼインタ
ーラクションのリスクを防ぎながら、情報メッセージの交換を実施することがで
きる。
【0016】 本発明は、従来技術のマイクロプロセッサカード等の携帯用物品に関する図1
aに加えて、単に例として示した以下の図を参照しながら説明を読めば、いっそ
う理解されるだろう。
【0017】 次に、本発明の目的に適合するマルチアプリケーションの携帯用物品における
アプリケーション間の内部データ交換プロトコルを、以下の図1a〜図1cに関
連して詳しく説明する。
【0018】 一般に、本発明の対象とするプロトコルは、情報処理リソースおよび外部端末
との情報交換リソースを備えたマルチアプリケーションのあらゆる携帯用物品で
実施可能である。
【0019】 説明を簡略化するために、このようなプロトコルを実施可能な携帯用物品を、
図1aに示したようなマイクロプロセッサカードとして提示し、説明する。この
カードは、限定的ではないが、銀行カードの外観を呈する。特に、たとえばPC
MCIA標準のカード等の他のあらゆるタイプのカードが、本発明が対象とする
範囲を逸脱するものではない。
【0020】 図1aを参照すると、マイクロプロセッサカード10からなる携帯用物品は、
たとえば銀行の商取引端末等の端末と通信可能な入出力回路I/O、12と、マ
イクロプロセッサまたはマイクロコントローラからなる情報処理リソース14と
を従来通りに含み、これらの情報処理リソースは、入出力回路12に接続される
。さらに、不揮発性メモリ18が設けられており、このメモリは、プログラマブ
ルメモリ18と、ROM型すなわち読み取り専用型メモリ18とから構成さ
れる。この2つのメモリは、マイクロプロセッサ14に接続される。さらに、作
業メモリ型のメモリ、RAM16もまた、マイクロプロセッサ14に接続される
。上記の接続は、従来のタイプのバスによる接続を意味する。
【0021】 またオペレーションシステムOSが設けられ、これを不揮発性メモリ18に設
置可能である。
【0022】 さらに、幾つかの場合には、マルチアプリケーションの携帯用物品は、図1a
に示したように、それ自体がマイクロプロセッサ14に接続された暗号化/解読
計算ユニットS、20を含むことが可能である。
【0023】 本発明が対象とするマルチアプリケーションの携帯用物品の構造要素は、従来
技術の周知の要素に対応するので、詳しい説明は省く。
【0024】 変形実施形態では、マイクロプロセッサは、半導体チップに埋め込まれた論理
回路に代えられるか、もしくは少なくとも補完される。実際、論理回路は、マイ
クロプログラミングではなくワイヤードエレクトロニックによって計算、特に認
証および署名を実施できる。論理回路は、特にASIC(「Applicati
on Specific Integrated Circuit」)型にする
ことができる。
【0025】 本発明の対象とするプロトコルを実施可能にするために、直接アクセスするメ
モリ、特に、たとえばプログラマブル不揮発性メモリ18の特定のメモリレイ
アウトを、図1bに関連して説明する。
【0026】 この図に示されているように、プログラマブルメモリ18は、考慮された各
アプリケーションに対して、各アプリケーションに特定の記憶域Z、Z、Z を含む。
【0027】 特定の各記憶域Z〜Zは、考慮されたアプリケーションに関する、特定の
データ記憶域と、特定の命令記憶域と、各アプリケーションの識別属性を受容す
る特定の識別記憶域とに、さらに分割される。図1bでは、識別属性ID〜I
およびIDAが示されている。
【0028】 さらに、不揮発性メモリ18は、内部通信インターフェースを設置する特定
の記憶域を含み、このインターフェースは、少なくとも1つの情報メッセージ送
信コマンドおよび、情報メッセージ受信コマンドを含む物品コードからなる。物
品コードと、メッセージの送信および受信コマンドとは、本発明の対象とするプ
ロトコルの実施の特徴によれば、不揮発性メモリに常駐する。
【0029】 さらに、限定的ではないが有利には、不揮発性メモリ18に命令のインタープ
リタを設置することにより、アプリケーションのコマンドセットをマイクロプロ
セッサ14が直接実行可能な命令セットに変換することができる。
【0030】 図1bでは、単なる例として作業メモリRAM16を介して行われる、不揮発
性メモリに設置されたインタープリタとのインターフェースを介した接続を示し
た。翻訳されるコマンドは、マイクロプロセッサ14と、不揮発性メモリ18に
設置された内部通信インターフェースとの相互のアクセスのために、作業メモリ
に記憶することができる。
【0031】 さらに図1cに示したように、本発明の対象とするプロトコルは、第1のアプ
リケーションによる1つまたは複数の他のアプリケーションへの情報メッセージ
MSGの送信要求の際、第1のアプリケーションに、上記の識別属性ID〜I
等の第1のアプリケーションの識別属性ID−Aを介して、送信アプリケー
ション属性を割り当てることからなる。情報メッセージとは、本発明の対象とす
るプロトコルの特徴によれば、データまたは命令であり、このメッセージに含ま
れるデータは、同じ性質のデータとの連結の後で、純粋なデータを示すか、また
は、マイクロプロセッサ14により直接かあるいはインタープリタを介して実行
可能な命令を構成するためのデータを示す。考慮された第1のアプリケーション
への割り当てステップAを図1cに示す。
【0032】 同様に、上記のステップAに続いて、本発明の対象とするプロトコルは、ステ
ップAで送信アプリケーション属性を割り当てた第1のアプリケーションとは異
なる少なくとも1つの第2のアプリケーションに、第1のアプリケーションによ
るこの第2のアプリケーションへの情報メッセージの送信要求の際、受信アプリ
ケーション属性を割り当てることからなる。第2のアプリケーションへの受信ア
プリケーション属性の割り当てステップBが、図1cに示されており、ステップ
Aで割り当てられた送信アプリケーション属性およびステップBで割り当てられ
た受信アプリケーション属性が、それぞれ、E−IDおよびR−IDで示されて
いる。
【0033】 送信アプリケーション属性および受信アプリケーション属性の割り当てプロセ
スに関しては、このプロセスは、限定的ではないが例として、本発明の対象とす
るプロトコルを実施可能な主要パラメータを示す「状態ベクトル」を構成するこ
とにより実施される。状態ベクトルは、こうしたパラメータが記録された所定数
の対応するフィールドを含む。状態ベクトルは、たとえば不揮発性メモリ18に
記憶され、1つのパラメータの状態が変更されるたびに更新可能な現実のベクト
ルか、またはポインタにより対応パラメータのアドレスを記憶することからなる
、いわゆるバーチャルベクトルとすることができる。
【0034】 本発明の対象とするプロトコルの実施において、状態ベクトルは、現実の状態
ベクトルであるが、好適な実施形態によれば、この状態ベクトルは、後述するよ
うにプロトコル実施の特定パラメータに制限され、有利には、対応する情報メッ
セージMSGを構成するためにメッセージのデータに結合される。
【0035】 換言すれば、本発明の対象とするプロトコルの状態の管理モードとは無関係に
、送信または受信アプリケーション属性の割り当てプロセスは、このことから、
関与する第1または第2のアプリケーションの識別属性を対応するフィールドに
書き込むことからなり、その場合、送信または受信アプリケーション属性の割り
当ては、後述するように、適切なフィールドへの識別属性の書き込みと、これら
のアプリケーションのインストール−インストール解除プロセスで実施される操
作との結果として発生する。
【0036】 さらに、図1cのステップA、Bの後には、第1および第2のアプリケーショ
ン間に構成され、すなわち図1cで言及されているように送信アプリケーション
E−IDと各受信アプリケーションまたは宛先プリケーションR−IDとの間に
構成された、情報メッセージMSGの交換ステップCが続く。
【0037】 交換プロセスは、仲介役として使用される通信インターフェースの実施により
、第1のアプリケーションが情報メッセージMSGを送信し、次いで第2の各ア
プリケーションがこれを受信することによって行われる。
【0038】 一般に、図2aに示したように交換ステップCは、送信アプリケーションE−
IDから、前述のメッセージ送信コマンドを介して、不揮発性メモリ18の記憶
域に情報メッセージMSGを送信するステップ100から構成できる。特に、不
揮発性メモリ18へのメッセージMSGの送信は、このメモリへのメッセージM
SGのデータ書き込み操作をチェックする連続処理操作を介し、次いで前記処理
操作の成功に応じた不揮発性メモリ18へのメッセージMSGの書き込みを介し
て行われる。同様に、交換ステップはさらに、情報メッセージMSGのデータを
受信アプリケーションR−IDによって受信するステップ200を含み、この受
信ステップは、不揮発性メモリ18に設置された内部通信インターフェースのメ
ッセージ受信コマンドを介して、上記の不揮発性メモリ18の記憶域における読
み取りの実行をチェックする一連の処理ステップからなる。かくして、前記交換
ステップは、仲介役として使用される通信インターフェースにより適切に行われ
、あらゆる受信アプリケーションR−IDにより使用可能なデータは、このため
に制御され、前記内部通信インターフェースの処理に従う。
【0039】 基本的な実施形態で、本発明が対象とするプロトコルによる情報メッセージ交
換ステップをなす送信および受信ステップを実施するために、情報メッセージM
SGは、送信および受信アプリケーション間のデータに関するフィールド、これ
らの交換データに関するフィールドを構成するオクテット数に関するフィールド
、および受信アプリケーションの識別子または識別属性に関する少なくとも1つ
のフィールドだけを含むことができる。
【0040】 この状況の下で、図2aのステップ100では、アプリケーションE−IDに
よる不揮発性メモリへのメッセージデータ送信ステップは、送信アプリケーショ
ンE−IDによって前記不揮発性メモリ18の記憶域に情報メッセージMSGを
書き込む、書き込み命令から構成可能できる。この書き込み命令にはさらに、送
信アプリケーションE−IDによるプログラマブルメモリの通信インターフェー
スからのメッセージ送信コマンドの呼び出しが結合され、この呼び出しにより、
通信インターフェースによって送信ACKメッセージを送信アプリケーションE
−IDに伝送することができる。
【0041】 同様に同じ状況で、受信ステップは、受信アプリケーションR−IDによる不
揮発性メモリの通信インターフェースからの少なくとも1つのメッセージ読み取
りコマンドの呼び出しから構成できる。前記呼び出しを実施するための受信アプ
リケーションの起動条件については後述する。
【0042】 図2aに関して記載した、前記情報メッセージの送受信ステップに関する操作
モードは満足のいくものであり、複数の受信アプリケーションに与えられる送信
アプリケーションの情報メッセージの伝送を一方向に可能にする。事実、前記情
報メッセージの構造上の理由から、各メッセージにおける受信アプリケーション
の少なくとも1つの識別属性に関するフィールドは、実際に受信アプリケーショ
ンの識別属性リストから構成される。その場合、このようなリストから受信アプ
リケーションが起動されるので、あらゆる受信アプリケーションにより、考慮さ
れた情報メッセージを適切な不揮発性メモリの記憶域で系統的に読み取ることが
できる。
【0043】 しかしながら、本発明が対象とするプロトコルは、アプリケーション間の情報
メッセージの交換プロセスに関して、もっとずっと柔軟にすることができる。
【0044】 このため、限定的ではないが有効な特徴によれば、受信アプリケーションによ
る情報メッセージMSGの受信ACKメッセージを、通信インターフェースを介
して送信アプリケーションE−IDに伝送する手順またはステップを設定可能で
ある。
【0045】 このような手順を、限定的ではない実施形態で図2b〜図2dに示す。
【0046】 このため、好適には、情報メッセージMSGの構造は、内部通信インターフェ
ースを介して通過する各情報メッセージに、メッセージの識別番号を入力するよ
うに変更可能であり、この識別番号は、後述するように情報メッセージのフィー
ルドに追加される。
【0047】 好適には、メッセージ番号N−MSGの管理は、考慮された送信およびまたは
受信アプリケーションとは独立して内部通信インターフェースにより行われる。
【0048】 このため、内部通信インターフェースは有利には、マルチアプリケーションの
携帯用物品の使用期間中に発生するメッセージ数のカウントルーチンを備えるこ
とができる。限定的でない例として、カウンタは、たとえば1〜65532のメ
ッセージ番号値を送ることができ、メッセージ番号は、内部通信インターフェー
スのカウンタを介して新しいメッセージが伝送されるとインクリメントされる。
限定的ではない例として、前記カウンタは、送信アプリケーションがメッセージ
を送信するたびに内部通信インターフェースにより更新され、インクリメントさ
れる。アプリケーションの使用時に、カウンタは、カウント最大値に達すると初
期値1に戻る。メッセージ番号N−MSGに割り当てられる値ゼロは特別なもの
であり、内部通信インターフェースが認識しないアプリケーションのためのメッ
セージMSG専用である。
【0049】 情報メッセージMSGの受信ACKメッセージを送信アプリケーションE−I
Dに伝送するステップの第1の実施形態によれば、図2bに示すように、受信A
CKメッセージの伝送は、送信または受信アプリケーション属性の割り当てステ
ップA、Bの後に行われるが、不揮発性メモリでメッセージ番号N−MSGに関
連付けられたメッセージMSGのデータを送信アプリケーションE−IDが送信
するステップ100と、この不揮発性メモリに書き込まれたメッセージMSGの
データを受信アプリケーションR−IDが受信するステップ200の後に行われ
る。
【0050】 こうした状況において、図2bに示すように、識別番号N−MSGのメッセー
ジMSGの、受信アプリケーションR−IDによる受信ACKメッセージの伝送
ステップは、2つのステップ100、200の後に介在し、実際に、考慮された
受信アプリケーションR−IDに送信アプリケーションE−IDから伝送される
最終情報メッセージの受信を単にチェックする。
【0051】 しかしながら、受信ACKメッセージの送信アプリケーションE−IDへの伝
送ステップは、また、図2cおよび図2dに示したように、送信アプリケーショ
ンおよび受信アプリケーション間の情報メッセージの交換ステップの後あるいは
間にも実施可能である。メッセージMSGのデータを送信アプリケーションE−
IDにより送信するステップ100と、前記メッセージMSGを受信アプリケー
ションR−IDにより受信する対応ステップ200の前に実施したり、あるいは
図2dに示したように前記送信ステップ100と受信ステップ200との間に実
施したりすることが可能である。
【0052】 図2cと図2dに示された2つのケースでは、本発明の対象とするプロトコル
の特に有利な特徴によれば、受信ACKメッセージを送信アプリケーションE−
IDに伝送するステップは、ステップ100に送られるが、考慮された受信アプ
リケーションR−IDにより後段のステップ200でまだ受信されていない識別
番号N−MSGのメッセージMSGではなく、もちろん、順序が上記の番号N−
MSGのメッセージMSGよりも前の異なる識別番号N’−MSGのメッセージ
MSGに関する。
【0053】 この状況で、メッセージの順序番号を構成する特定メッセージの識別属性を割
り当てることにより、各宛先アプリケーションによるこれらの情報メッセージの
伝送/受信プロセスを完全に管理し、特に、マルチアプリケーションの携帯用物
品のアプリケーション間、マルチアプリケーションの携帯用物品の個別使用期間
の間で、データまたは情報交換プロセスを完全に管理することができる。
【0054】 かくして、所定の期日に商取引を実施する場合、考慮された受信アプリケーシ
ョンに関する対応識別番号のメッセージの受信を単にチェックすることにより、
後日、この商取引に関するチェックを実施することができる。
【0055】 考慮された受信アプリケーションR−IDによる受信ACKメッセージを送信
アプリケーションE−IDに伝送するステップを、送信アプリケーションE−I
Dに対してほぼ独立させるために、この操作は、対応する送信アプリケーション
E−IDにACKメッセージを伝送可能なプリミティブを、送信アプリケーショ
ンE−IDから呼び出すことによって実施できる。
【0056】 次に、上記の送受信手順を特に有利に実施可能な前記メッセージMSGの特定
構造に関する図3aから図3cを参照しながら、各情報メッセージMSGの送信
ステップおよび受信ステップの好適な実施形態を説明する。
【0057】 この好適な実施形態において、図3aを参照すると、各メッセージMSGは、
前述のように、まさしくメッセージの内容であるデータフィールド、実際に送信
アプリケーションを識別する送信アプリケーション属性フィールドE−ID、実
際に宛先または受信アプリケーションにおける情報リストからなる受信アプリケ
ーションフィールド、および実際に前述の条件で内部通信インターフェースから
送られる各メッセージの順序番号を構成するメッセージ番号フィールドN−MS
Gを含む。
【0058】 宛先アプリケーションにおける情報リストLID−Destに関して、このリ
ストは有利には、図3bに示したように、考慮された各宛先アプリケーションに
対して、考慮された宛先アプリケーションの識別子もしくは識別属性ID−D、
すなわちID−D〜ID−Dを含むことができ、考慮された宛先アプリケー
ションによる読み取りに対して、この識別子もしくは識別属性に、メッセージの
ステータスワードS−IL、すなわちS−L〜S−Lを追加し、ステータス
ワードは、実際に、対応する宛先アプリケーションにより考慮された順序番号N
−MSGの情報メッセージMSGが、読み取られているか、または読み取られて
いないかという記述子を構成する。
【0059】 図3cに示したように、各メッセージMSGは、宛先アプリケーションにおけ
る情報リストLID−Destに、各宛先アプリケーションの識別属性と、考慮
された宛先アプリケーションに対する対応メッセージのステータス(読み取られ
た、または読み取られていない)とを示す連続的な値を含む。これらの連続的な
値は、リスト要素に対応し、対応するリスト要素は、通常の宣言型プログラミン
グ言語で一般に使用されるリストの概念に従って、図3cに記載されている。か
くして、各リスト要素またはリストタームは、図3cでは、受信アプリケーショ
ンR−IDを示す識別属性アーギュメントID−D〜ID−Dと、対応する
受信アプリケーションに対してメッセージMSGの状態を示す、対応する読み取
りステータスS−L〜S−Lのアーギュメントとから形成される。
【0060】 このようなリストの管理は、特にリストのヘッダ要素の読み取りにより、これ
らのリストの従来の管理に従って、上記の言語で実施可能であり、リストの他の
部分は、リストのボディとみなされ、以下同様である。この管理は、適切なポイ
ンタにより従来と同様に行われる。
【0061】 こうした状況において、メッセージ送信手順100の好適な実施形態は、図3
dに示したように様々な連続ステップからなる。
【0062】 メッセージMSGの送信手順は、送信アプリケーションE−IDのレベルで実
施される。入力パラメータは、もちろん送信アプリケーションにより設定された
メッセージの内容、送信アプリケーションE−IDの識別属性、および宛先また
は受信アプリケーションの識別子のリストLIDである。前記リストは、このリ
ストの必要性に応じて、すなわち前記データを含む情報メッセージMSGが到達
すべき様々な受信アプリケーションに応じて、送信アプリケーションE−IDに
より生成可能である。
【0063】 図3dに示されたメッセージ送信手順は、特定の実施により、不在のアプリケ
ーションの識別属性リスト等の状態パラメータを設定することができ、こうした
不在のアプリケーションは、作動していないか、または本発明が対象とするプロ
トコルを実施可能な内部通信インターフェースが知らないアプリケーションに対
応する。このリストは「L−NACK」と記される。出力パラメータは同様に、
エラーステータスS−Eを含み、エラーステータスは、たとえば、関与するアプ
リケーション、または場合によってはオペレーションシステム自体が使用するた
めに、作業メモリRAMのレベルでリターンする様々なエラーコードに対応する
【0064】 この場合、図3dに示されたように、メッセージ送信手順またはステップ10
0は、有利には、受信アプリケーションの存在を管理するサブステップ100 を含み、このサブステップ100は、特に有利には2個のリストを生成可能で
ある。第1のリストL−ACKは、宛先アプリケーションの情報リストLID−
Destと同じタイプであり、リストL−NACKは、前記内部通信インターフ
ェースが未知のアプリケーションの識別属性リストから構成される。特定の実施
形態では、リストL−ACKは、図3cに示されたフォーマットで内部通信イン
ターフェースが認識する宛先アプリケーションリストLID−Destに対応し
、リストL−NACKは、単に通信インターフェースが認識しないアプリケーシ
ョンの識別属性リストのフォーマットにある。L−ACKリストでは、ステータ
スワードS−L〜S−Lは、任意の読み取られていないステータスの値で初
期化される。
【0065】 「内部通信インターフェースの既知のアプリケーション」とは、マルチアプリ
ケーションの携帯用物品の不揮発性メモリに正常にインストールおよび設置され
、オペレーションシステムOSの制御下で割り当てられた動作を行うことができ
、また特に送信アプリケーション属性E−IDまたは受信アプリケーション属性
R−IDを割り当てることが可能な、あらゆるアプリケーションを意味する。こ
れらのインストール条件については、後で詳しく説明する。
【0066】 所定のメッセージMSGが向けられる宛先アプリケーションの集合、すなわち
送信アプリケーションE−IDにより作成されるデータの内容を考慮するために
、前記管理ステップ100は、有利には、宛先アプリケーションの識別属性リ
ストLIDの読み取りステップ1001を含む。この読み取り操作は、前述のよ
うにリスト要素ごとに実施され、第1の要素すなわちリストのヘッダが読み取ら
れ、連続する要素すなわちリストのボディの第1の要素が順次読み取られる。こ
の読み取りモードにより、各リスト要素を順次判別できる。これらのリスト要素
において、宛先アプリケーションの識別属性リストLIDの各リスト要素を構成
する各識別属性の読み取りが行われる。
【0067】 受信アプリケーション100の存在の管理ステップは、次に、前述の定義に
おける既知のアプリケーションに関するものとして、識別属性ID−Dの現行要
素の第1の判別テストステップ1002を含む。
【0068】 第1のテストステップ1002に対して肯定応答の場合、識別属性ID−Dの
この要素を既知のアプリケーション識別属性リストL−ACKに追加するステッ
プ1003が設けられ、前記テストステップ1002に対して否定応答の場合、
この識別属性要素を未知のアプリケーションの識別属性リストL−NACKに追
加するステップが同様に設けられる。かくして、前述の内部通信インターフェー
スの既知のアプリケーションおよび未知のアプリケーションの状態を示す、前記
2個のリストL−ACKおよびL−NACKが構成される。
【0069】 前記ステップ1003、1004に続いて、宛先アプリケーションの識別属性
リストLIDの現行の識別属性要素の削除ステップ1005が設けられる。この
操作により、更新したリストを実際に作成可能であり、このリストは、ステップ
1001で読み取られる原リストのボディに対応する。識別属性リストの現行の
識別属性要素削除操作は、前述のように、単に要素ごとに読み取りを繰り返すこ
とによって実施可能である。
【0070】 ステップ1005に続いて、第2のテストステップ1006が設けられ、この
ステップは、第1の要素の削除後、宛先アプリケーションの識別属性リストLI
Dが空かどうか調べるテストからなる。従って、空かどうか調べるテスト100
6は、ステップ1005の後で得られる原リストのボディに実施される。
【0071】 第2のテストステップ1006に対して否定応答の場合、更新されたリストL
IDの現行の識別属性要素にリターンするステップが行われ、前記リストのボデ
ィは空にはならず、宛先アプリケーションの新しい識別属性リストを構成する。
もちろん、このリターンにより、更新されたリストLIDのボディが空でない限
りにおいて、前記操作1001〜1005と1006の全体についてループが可
能になる。
【0072】 前記第2のテスト1006に対する肯定応答の場合、既知のアプリケーション
の識別属性リストL−ACKおよび未知のアプリケーションの識別属性リストL
−NACKが使用可能になり、既知のアプリケーションの識別属性リストL−A
CKが空かどうか調べるテスト1007が実施される。空かどうか調べる前記テ
ストステップ1007により、既知のアプリケーションのリストが空である異常
な状態の存在を実際に直接管理することができ、マルチアプリケーションの携帯
用物品のどのアプリケーションも、情報メッセージを受信することができない。
【0073】 前記ステップ1007に続いて、メッセージ送信手順100は、さらにステッ
プ100を含み、前記既知のアプリケーションリストが空かどうか調べるテス
ト1007の応答を考慮して、不揮発性メモリにメッセージMSGを書き込むこ
とができる。
【0074】 図3dにさらに示したように、不揮発性メモリへのメッセージの書き込みステ
ップ100は、前記テストステップ1007に対して肯定応答の場合、宛先ア
プリケーションが見つからない場合に、エラーステータスメッセージの設定ステ
ップ1008を含み、こうしたエラーステータスメッセージの設定ステップ10
08自体に続いて、未知のアプリケーションの識別属性リストL−NACKのリ
ターンステップが行われる。
【0075】 エラーステータス設定ステップ1008およびリストL−NACKのリターン
ステップ1012に関して、有利には作業メモリRAMへの書き込みにより、対
応する情報のリターンを実施可能である。これらの情報は、内部通信インターフ
ェースまたは、場合によってはマイクロプロセッサを管理するオペレーションシ
ステムOSによる直接使用に対して利用可能になる。
【0076】 図3dに示した不揮発性メモリへのメッセージの書き込みステップ100
、またリストL−ACKが空かどうか調べるテストステップ1007に対して否
定応答の場合、前述の条件で内部順序番号を情報メッセージMSGに割り当てる
ステップ1009を含む。
【0077】 図3dに関して図示および記載されたメッセージ送信手順の実施形態では、内
部順序番号は、考慮された番号の情報メッセージMSGが関与する送信アプリケ
ーションE−IDおよび受信アプリケーションR−IDとは独立した、タームの
序列を示す番号である。
【0078】 不揮発性メモリ18へのメッセージ書き込みステップ100は、前記ステ
ップ1009に続いて、前述のように、このメッセージの厳密な意味での書き込
みステップ1010を含み、このステップ1010は、順序番号N−MSGから
構成される属性、メッセージMSGに含まれるデータ、不揮発性メモリにおける
既知のアプリケーションの識別属性リストL−ACK、送信アプリケーションの
識別属性E−IDを含む。内部通信インターフェースが、全ての宛先アプリケー
ションを知っている場合、リストL−ACKは、図3cによるフォーマットで示
されたリストLID−Destに対応する。
【0079】 この段階で、前記リストの各アーギュメントの読み取りステータスは、常に、
読み取られていないステータス値に保持される。
【0080】 図3dに示したように、メッセージMSGの厳密な意味での書き込みステップ
1010は、有利には、考慮されたメッセージMSGの順序番号N−MSGのリ
ターンステップ1011に続く。このリターンステップは、前記リターンステッ
プ1008、1012と同様に、たとえばRAMにメッセージの順序番号を書き
込むことからなる。かくして、メッセージの番号N−MSGに関する情報は、オ
ペレーションシステムOSまたは内部通信インターフェースにより使用可能であ
り、図2b〜図2dに関して先に述べたように受信ACKメッセージの伝送手順
を確保する。
【0081】 前記ステップ1011に続いて、前述のようにインターフェースの未知のアプ
リケーションの識別属性リストL−NACKのリターンステップ1012が実施
される。
【0082】 従って、所定の送信アプリケーションE−IDに対し、このようなアプリケー
ションの使用期間中、アプリケーションは、複数のメッセージMSGの送信を実
施するように構成され、各メッセージは、考慮されたアプリケーションとは独立
した固有の順序番号N−MSGを含むが、またこのメッセージが向けられる宛先
アプリケーションのリストを含む。リストは、たとえば宛先アプリケーションの
識別属性およびインターフェースの既知の読み取りステータスのリストL−AC
Kからなる。
【0083】 従って、1つの送信アプリケーションE−IDから複数の宛先受信アプリケー
ションへの情報メッセージの一方向伝送モードでは、本発明が対象とする通信イ
ンターフェースが既知であり、かつ送信アプリケーションE−IDとは異なるマ
ルチアプリケーションの携帯用物品のあらゆるアプリケーションは、情報メッセ
ージMSGが場合によっては向けられる受信アプリケーションR−IDを構成す
ることができる。
【0084】 こうした状況で、情報メッセージは、前記受信アプリケーションを後で使用す
る際に、不揮発性プログラマブルメモリ18に情報メッセージを書き込むので
、このアプリケーションの起動により、先に述べたメッセージ読み取り手順20
0を実施することができる。
【0085】 次に、図3eに関してメッセージ読み取り手順200について説明する。
【0086】 この手順では、入力パラメータが、考慮された受信アプリケーションの識別属
性パラメータR−IDであり、出力パラメータが、この受信アプリケーション宛
のメッセージのデータパラメータと、実行報告からなるエラーステータスパラメ
ータS−Eである。
【0087】 好適には、図3eに示したように、不揮発性メモリの通信インターフェースの
メッセージ読み取りコマンドは、受信アプリケーションの識別属性R−IDおよ
び宛先アプリケーションの識別属性リストLID−Destから、宛先が受信ア
プリケーションR−IDである、まだ読み取られていない第1のメッセージのサ
ーチステップ200を少なくとも含むことができる。
【0088】 実際、一方向伝送では、マルチアプリケーションの携帯用物品のアプリケーシ
ョンがユーザにより選択される場合、このアプリケーションはオペレーションシ
ステムにより作動される。しかしながら、本発明が対象とするプロトコルの特に
有利な特徴によれば、この同じアプリケーションに、先行する商取引に対する受
信アプリケーション属性を割り当てることができる。このような状況で、メッセ
ージの読み取りコマンド200は、ユーザが考慮したアプリケーションが、オペ
レーションシステムOSにより作動されるとスタート可能になる。
【0089】 この場合、このアプリケーションが宛先である、まだ読み取られていない第1
のデータメッセージのサーチステップ200は、有利には、考慮された受信ア
プリケーションR−ID、すなわち前記作動アプリケーション向けに、不揮発性
メモリに少なくとも1つのメッセージMSGがあるかどうか調べるテスト200
1を含むことができる。
【0090】 前記テスト2001に対して否定応答の場合、この宛先アプリケーション向け
のメッセージMSGがないときは、エラーステータスS−Eの設定ステップ20
02が設けられる。前記ステップ2002は、後述するようにエラーステータス
リターンステップ200が続く。
【0091】 前記テスト2001に対して肯定応答の場合、ステップ2003が設けられ、
現行のメッセージの品質を最も古いメッセージMSGに割り当てることができる
。ステップ2003を実現するにあたって、不揮発性メモリに記憶されたメッセ
ージの順序番号N−MSGから、最も小さい番号N−MSGを支持するメッセー
ジを現行のメッセージとして考慮するソートルーチンを呼び出すことができる。
最も小さい順序番号は、このために、最も古いメッセージMSGに対応する。
【0092】 ステップ2003は、考慮された現行のメッセージの宛先アプリケーションの
識別属性リスト、すなわち図3dに示されたステップ1010で考慮されたメッ
セージにより不揮発性メモリに書き込まれたリストL−ACKに、受信アプリケ
ーションの識別属性R−IDが属するかどうか調べる第2のテスト2004にそ
れ自体が続く。
【0093】 テスト2004に対して肯定応答の場合、現行のメッセージの読み取りステー
タスを、読み取られていないメッセージとしてチェックする別のテスト2005
が設けられ、このチェック操作は、考慮された受信アプリケーションの識別属性
R−IDに対応する読み取りステータスS−Lのアーギュメントの読み取りによ
り実施される。
【0094】 前記テスト2005、およびテスト2004に対して否定応答の場合、不揮発
性メモリに保存されている最新のデータメッセージと現行のメッセージの絶対順
序が同じかどうか調べるテスト2006が行われる。このテストは、不揮発性メ
モリに保存された、考慮された宛先アプリケーションR−ID用のメッセージ全
体を検討したかどうか確かめることができるようにする。
【0095】 テスト2006に対して肯定応答の場合、エラーステータスの設定ステップ2
002にリターンし、同じ前記テスト2006に対して否定応答の場合、次の情
報メッセージを現行のメッセージに割り当てるステップ2007が実施される。
このステップ2007は、それ自体がテスト2004にリターンされて、考慮さ
れた受信アプリケーションR−IDのためのメッセージ全体が読み取られたかど
うか確かめる。
【0096】 テスト2005に対して肯定応答の場合、現行のメッセージに含まれるデータ
のリカバリステップ200が実施される。この操作は、有利には、不揮発性メ
モリすなわちRAMに、不揮発性メモリに書き込まれた現行メッセージのデータ
フィールドを書き込むことから構成できる。
【0097】 ステップ200自体に続くステップ200では、考慮された受信アプリケ
ーションR−IDに対してメッセージMSGのステータスの管理を実施し、各メ
ッセージを書き込む不揮発性メモリの完全な管理を行うことができる。ステップ
200は、データリターンステップ200と、上記のエラーステータス設定
ステップ2002に続くエラーステータスS−Eリターンステップ200とに
続くことができる。データリターンステップまたはエラーステータスリターンス
テップは、受信アプリケーションR−IDによる不揮発性メモリRAMの作業記
憶域への書き込み、次いでオペレーションシステムOSによる読み取りにより実
施可能である。
【0098】 図3eの、不揮発性メモリにおけるメッセージのステータスの管理ステップ2
00に関して、このステップは、宛先アプリケーションの識別属性リストLI
D−Destもしくは、受信アプリケーションの識別属性アーギュメントと、図
3cに示したような現行メッセージのステータス(読み取られた、または読み取
られていない)に対応する読み取りステータスのアーギュメントとから形成され
るリストタームを含むリストL−ACKのために、このアーギュメントへの任意
の読み取りステータス値の割り当てによる、宛先アプリケーションに関連した対
応する読み取りステータスS−Lのアーギュメントの更新ステップ2009と、
読み取りステータスのこのアーギュメントの値が、宛先アプリケーションの識別
属性リストの各読み取りステータスアーギュメントの読み取られたステータス値
に等しいかどうかチェックするテストステップ2010とを含むことができる。
ステップ2010は、実際に、宛先アプリケーションのリストLID−Dest
もしくはL−ACKに記載されている宛先アプリケーションの全体が、後の全て
の操作の前に、考慮されたメッセージ番号N−MSGのメッセージMSGの読み
取りを実施したかどうかチェック可能である。
【0099】 前記チェックステップ2010に対して肯定応答の場合、不揮発性メモリで現
行のメッセージを消去するステップ2011が実施される。何故なら、全ての宛
先アプリケーションがこのメッセージの読み取りを実施したからである。ステッ
プ2011はまた、前記消去ステップの成功を考慮してエラーステータスS−E
の設定を含む。
【0100】 かくして、考慮された現行メッセージの消去ステップ2011と、読み取りス
テータスのアーギュメント値が、読み取ったステータスの値に等しいかどうかチ
ェックするステップ2010の否定応答とに続いて現行のメッセージに対応する
メッセージMSGのデータフィールドに含まれるデータのリターンステップ20
及び200、次いで、エラーステータスのリターンステップ200を実
施可能である。
【0101】 一般に、図3dおよび図3eに関連して図示および説明されたメッセージ送信
およびメッセージ読み取りコマンドと対応する手順は、図3bに示したように、
伝送される現行メッセージの順序番号のリターンに対応して、メッセージ番号N
−MSGのリターンステップ1011がある時または無い時に実施可能である。
前記ステップ1011がないと仮定する場合、図3eに示したようなメッセージ
読み取りステップは、変更なく実施可能である。さらに、書き込みの観点から不
揮発性プログラマブルメモリ18の管理、およびこのメモリにおける情報メッ
セージの消去は、有利には、二重にリンクされるリストの既知の管理プロセスに
より内部通信インターフェースによって実施され、考慮された各メッセージMS
Gに、メッセージのオクテット数、停止コード、先行および後続ブロックにおけ
るポインタ等の対応する管理パラメータを既知の方法で割り当てる。
【0102】 しかしながら、前記ステップ1011は、好適な実施形態では図2b〜図2d
に示した手順300である、送信アプリケーションE−IDへの受信ACKメッ
セージの伝送手順を実施可能であり、次に、これについて図3fに関して説明す
る。この手順は、コマンドまたは手順Lecture−ACK−Rにより実施さ
れ、送信アプリケーションすなわち以前にメッセージMSGを送信したアプリケ
ーションE−IDが、所定の宛先アプリケーションによる読み取りに対してこの
メッセージの状態を参照できるようにするものである。
【0103】 コマンドLectre−ACK−Rは、受信アプリケーションR−IDの識別
属性および当然のことながらメッセージ番号N−MSG等の、入力パラメータを
実施し、このメッセージ番号に対して、前記送信アプリケーションE−IDは、
前記宛先アプリケーションによる読み取りに対してこのメッセージの状態を知ろ
うとする。
【0104】 出力では、コマンドLecture−ACK−Rが、この受信アプリケーショ
ンが前記番号N−MSGのメッセージが、読み取られたか、または読み取られて
いないかの状態を示す、ブール理論上の結果「ACKメッセージ」M−Aに関す
るパラメータと、コマンドLecture−ACK−Rコマンド300によって
実施される操作に関するエラーステータスS−Eとを戻す。
【0105】 図3fに示されているように、コマンドLecture−ACK−Rは、番号
N−MSGの考慮されたメッセージの存在を読み取ってチェックするステップ3
00と、このアプリケーションが送信したメッセージのACKを問うことがで
きるかどうかチェック可能な制御ステップ300と、考慮されたメッセージN
−MSGに関して考慮された受信アプリケーションR−IDの識別属性をサーチ
するステップ300と、読み取られたか、または読み取られていないかについ
てのメッセージの状態を示すブールパラメータM−Aの設定からなる結果の計算
ステップ300とを含む。
【0106】 図3fで示された好適な実施形態において、前記コマンドの操作モードは、以
下の通りである。
【0107】 −オペレーションシステムOSは、内部通信インターフェースに、選択された
送信アプリケーションE−IDの識別属性を供給する。この識別属性により、番
号N−MSGのメッセージが消去されていない場合、前述のように一方向伝送の
場合、選択された送信アプリケーションE−IDであるコマンドLecture
−ACK−Rを実行するアプリケーションが、前記メッセージを送信したアプリ
ケーションであるかどうか制御することができる。
【0108】 こうした状況で、所定のアプリケーションは、このアプリケーションが送信し
たメッセージにおいてのみ情報を得ることができる。反対の場合には、エラーメ
ッセージが送信される。
【0109】 −受信アプリケーションR−IDの識別属性が、宛先アプリケーションリスト
LID−Destの要素ではない場合、同様にエラーメッセージが送信される。
【0110】 上記の操作は、以下のように実施可能である。
【0111】 −ステップ300: メッセージ番号N−MSGのメッセージの存在をチェックするテスト3000
を行う。前記テストに対して否定応答の場合、次のメッセージ番号N’−MSG
が前記番号N−MSGを越えるかどうかチェック可能なテスト3001が行われ
る。
【0112】 テスト3001に対して肯定応答の場合、読み取られたか、または読み取られ
ていないかについてのメッセージ状態を示すブールパラメータM−Aに、ステッ
プ3003で真の値を割り当てる。前記ステップ3003は、実行OKと記載さ
れた正しい実行値をエラーステータスS−Eに割り当てるステップ3011に続
く。ステップ3011は、エラーステータスS−Eのリターンステップ3012
に続く。
【0113】 前記テスト3001に対して否定応答の場合、手順のこのステップで考慮され
たメッセージに割り当てられるメッセージ番号N−MSGがないために、エラー
ステータスS−Eの割り当てステップ3002が実施される。ステップ3002
は、対応するエラーステータスのリターンステップ3012に続く。ステップ3
001、3002、3003は、対応する順序番号N−MSGのメッセージの不
在を管理可能である。
【0114】 ステップ300の前記テスト3000に対して肯定応答の場合、順序番号が
N−MSGであるメッセージを不揮発性メモリで読み取ることからなるステップ
3004が設けられる。このステップは、特に、考慮された番号のメッセージに
結合される送信アプリケーションE−IDの識別属性や、宛先アプリケーション
のリストLID−DestまたはリストL−ACK等の、メッセージ要素のリカ
バリを要求する。
【0115】 −ステップ300: ステップ3004は、コマンドLecture−ACK−Rをスタートするア
プリケーションの識別属性が、番号N−MSGのメッセージの送信アプリケーシ
ョンE−IDの識別属性に対応するかどうかチェックすることからなるテスト3
005に続く。このテストステップは、図3fでE’−ID=E−IDと記載さ
れている。
【0116】 前記ステップ3005に対して否定応答の場合、エラーステータスS−Eを「
アクセス不能な情報」値に設定するステップ3006が設けられる。このステッ
プは、前記エラーステータスのリターンステップ3012に続く。
【0117】 −ステップ300: 前記テスト3005に対して肯定応答の場合、宛先アプリケーションのリスト
LID−DestまたはリストL−ACKの要素として宛先アプリケーションの
識別属性が存在するかどうかチェック可能なテスト3007が設けられる。テス
ト3007に対して否定応答の場合、宛先アプリケーションR−IDの識別属性
が、考慮された番号N−MSGのメッセージに見つからないので、エラーステー
タスSEの設定ステップ3008が設けられる。ステップ3008は、エラース
テータスリターンステップ3012に続く。
【0118】 −ステップ300: 前記テスト3007に対して肯定応答の場合、読み取りステータスS−Lが、
考慮された宛先アプリケーションR−IDに対して読み取られたステータス値を
有するかどうかチェックすることからなる新しいテスト3009が設けられる。
この操作は、S−L=R−IDに対して読み取られたステータスと記される。
【0119】 前記テスト3009に対して肯定応答の場合、真の値へのブールメッセージM
−Aのリターンステップ3003が呼び出され、次いで、エラーステータスS−
Eを正しい実行に設定する前記ステップ3011が呼び出される。
【0120】 前記テスト3009に対して否定応答の場合、このために、考慮された宛先ア
プリケーションR−IDによりメッセージが読み取られなかったので、ブールメ
ッセージM−Aを偽の値に設定するM−A=偽のステップ3010が設けられる
。その場合、ステップ3010は、エラーステータスS−Eを正しい実行に設定
するステップ3011に続く。
【0121】 一般に、コマンドLecture−ACK−Rのスタート後、ACKを出す要
求の結果が真であるのは、従って、所定の宛先アプリケーションR−IDによっ
て所定の番号N−MSGを読み取られたメッセージが認識されるのは、以下の場
合である。
【0122】 ・メッセージの識別番号が、使用可能な次のメッセージ番号よりも厳密に小さ
いので、このメッセージが消去されるとき、あるいは、 ・所定の宛先アプリケーションR−IDの識別属性が、宛先アプリケーション
の識別属性リストLID−Destにあり、対応するメッセージの読み取りステ
ータスS−Lが「読み取られたメッセージ」値にあるとき。
【0123】 他の場合はいずれも、結果が偽である。
【0124】 次に、情報メッセージMSGの一方向通信の場合の、送信または受信アプリケ
ーションの特定管理モード、特に、本発明の対象とするマルチアプリケーション
の携帯用物品の様々なアプリケーションへの、送信または受信アプリケーション
属性の割り当てについて、これらのアプリケーションのインストールおよびイン
ストール解除手順を示す図4a、図4bを参照しながら説明する。 本発明の対象とするプロトコルの特徴によれば、送信アプリケーションまたは
受信アプリケーションの属性の管理は、オペレーションシステムOSと共に、内
部通信インターフェースそのものにより行われる。
【0125】 図4aに示したように、内部通信インターフェースは、MSG送信、MSG受
信、Lecture−ACK−Rといったコマンドまたはプリミティブと、図4
b、図4c、図4dと共に後述するインストールおよびインストール解除プリミ
ティブすなわちコマンドA−INS、A−UNINSとを備えている。
【0126】 さらに、本発明が対象とするマルチアプリケーションの携帯用物品のアプリケ
ーションを管理するために、内部通信インターフェースは、図4aに示したよう
に不揮発性メモリに記憶域を有し、内部通信インターフェースは、この記憶域に
データテーブルTAB−Aを保存する。これらのデータは、各アプリケーション
に対し、考慮されたアプリケーションの識別属性ID−Aに、各アプリケーショ
ンの有効化オクテットO−Vを結合して構成される。有効化オクテットO−Vは
、実施される内部通信インターフェースに対して考慮されたアプリケーションの
作動または非作動性を示すブールパラメータである。
【0127】 かくしてデータテーブルTAB−Aに挿入されるアプリケーションは、送信ア
プリケーションでも受信アプリケーションでもよい。
【0128】 本発明が対象とするプロトコルの使用および実施中、前記有効化オクテットは
、これらのアプリケーション間で考慮された送信アプリケーションに無関係に、
任意の送信アプリケーションと受信アプリケーションとの間で、一方向の一連の
伝送用の構成を管理することができる。もちろん、前記内部通信インターフェー
スの記憶域に記憶されたアプリケーションテーブルTAB−Aは、通信インター
フェースを介してメッセージの送信または受信コマンドを起動するたびに参照さ
れる。
【0129】 アプリケーションテーブルTAB−Aは、図4bに示されている。
【0130】 図4cに示したインストールコマンドA−INSに関して、このコマンドは、
オペレーションシステムOSにより起動されたものとして有効化されたアプリケ
ーションの識別属性ID−Aを入力パラメータとして実施する。
【0131】 このため、インストールコマンドA−INS、400は、同じ識別属性のアプ
リケーションが、内部通信インターフェースにより起動されたものと以前にみな
されていないかどうか検査するステップ400を含み、続いて、参照されたア
プリケーションテーブルTAB−Aへの情報の書き込みからなるステップ400 を含む。前記インストールコマンドの出力パラメータは、遭遇した様々な状況
に応じてリターンされるエラーステータスS−Eに関する。
【0132】 図4cに示したようにステップ400を実施するために、このステップは、
インストールの実施をオペレーションシステムOSにより許可するステップ40
00を含むことができる。許可基準は、多数あり、簡単な実施形態では、単に、
アプリケーションがこのオペレーションシステムにより起動されるものとみなす
ことから構成可能である。テスト4000に対する否定応答に対して、エラース
テータスがステップ40001で設定され、このエラーステータスS−Eに「未
許可のアプリケーション」値が割り当てられる。ステップ4001に続いて、前
述のようにエラーステータスのリターンステップ4002が設けられる。
【0133】 オペレーションシステムによる許可ステップ4000に対して肯定応答の場合
、本発明が対象とする内部通信インターフェースは、インストールされたアプリ
ケーションテーブルに識別属性ID−Aが属するかどうかチェックするテストス
テップ4003を実施する。テスト4003は、考慮された識別属性ID−Aの
アプリケーションに対して有効化オクテットO−Vが真の値を取るかどうかチェ
ックすることから構成できる。
【0134】 前記テスト4003に対して肯定応答の場合、「以前に参照したアプリケーシ
ョン」値に設定されるエラーステータスS−Eの設定ステップ4004が実施さ
れる。このステップ4004に、上記のエラーステータスのリターンステップ4
002が続く。
【0135】 テスト4003に対して否定応答の場合、ステップ400は、不揮発性メモ
リでID−Aと真の値にある有効化オクテットO−Vとの対をアプリケーション
テーブルTAB−Aに書き込むことからなるステップ4005から構成される。
このステップ4005はまた、アプリケーションテーブルTAB−Aへの書き込
み実行報告に、対応エラーステータスS−Eを設定するステップを含む。前記ス
テップ4005に続いて、前記エラーステータスのリターンステップ4002が
行われる。
【0136】 かくして、通信インターフェースに対するアプリケーションID−Aの作動状
態は、オペレーションシステムOSの許可の下で前記コマンドA−INSを実行
するのがアプリケーション自体であるという事実によって保証される。
【0137】 送信アプリケーションが、情報メッセージMSGの通信の実施をもはや望まな
い場合、あるいはオペレーションシステムOSによって考慮されるアプリケーシ
ョンが有効化されない場合、インストール解除コマンドA−UNINSを介して
、アプリケーション自体あるいはオペレーションシステムOSにより、インスト
ール解除手順が実行される。
【0138】 インストール解除コマンドA−UNINSの目的は、内部通信インターフェー
スにおけるアプリケーションの参照を削除し、特に、有効化オクテットO−Vに
偽の値を割り当てることによってこのオクテットの値を補正することにあり、こ
のために、識別属性ID−Aの考慮されたアプリケーションはもはや、既知のア
プリケーションとみなされない。
【0139】 図4dを参照すると、インストール解除コマンド500の入力パラメータは、
考慮されたアプリケーションの識別属性ID−Aであり、出力パラメータは、遭
遇した様々な状況に応じてリターンされるエラーステータスS−Eである。
【0140】 図4dに示したように、前記コマンドは、考慮された送信アプリケーションが
インストールされているか、または以前にインストールされたか検査可能なステ
ップ500と、このアプリケーションが、以前にインストール解除手順の対象
とされなかったかどうか検査可能なステップ500と、インストール解除され
たアプリケーションによる読み取りを待機中の情報メッセージMSGの管理ステ
ップ500と、通信インターフェースに対して、アプリケーションの有効性イ
ンジケータである有効化オクテットO−Vの更新を可能にするステップ500 とを含む。
【0141】 様々なステップに関し、これらのステップは有利には以下を含むことができる
【0142】 −ステップ500: チェックテスト5000は、オペレーションシステムOSによりインストール
解除を許可をチェックする。インストールコマンド400に関して先に述べたよ
うに、この許可ステップは、オペレーションシステムOSのレベルで設定された
複数の許可基準から構成可能である。たとえば、このテストは、アプリケーショ
ンを消去したり、同じ識別子をもつ不正なアプリケーションを入力したりしない
ようにすることができる。
【0143】 インストールコマンド400に対応する簡単な実施形態では、許可基準は、単
に、インストール解除プロセスに従うアプリケーションが、オペレーションシス
テムOSにより起動されるものとみなすという事実から構成することができる。
【0144】 前記テスト5000に対して否定応答の場合、エラーステータスS−Eを「未
許可のインストール解除」値に設定するステップ5001が実施され、このステ
ータス5001は、前述のようにエラーステータスのリターンステップ5002
に続く。
【0145】 前記テスト5000に対して肯定応答の場合、テスト5003が実施され、こ
のテストは、インストール解除プロセスに従うアプリケーションの識別属性ID
−Aが、インストールされたアプリケーションのテーブルに存在するかどうかチ
ェックすることからなる。
【0146】 前記テスト5003に対して否定応答の場合、エラーステータスS−Eを「以
前に参照されていないアプリケーション」値に設定するステップ5004が設定
され、このステップ5004は、エラーステータスのリターンステップ5002
に続く。
【0147】 −ステップ500: 前記テスト5003に対して肯定応答の場合、たとえば有効化オクテットO−
Vが真の値に等しいかどうかチェック可能なテスト5005により、ステップ5
00が実施される。
【0148】 前記テスト5005に対して否定応答の場合、エラーステータスS−Eを「以
前にインストール解除したアプリケーション」値に設定可能なステップ5006
が設けられる。ステップ5006は、前述のようにエラーステータスのリターン
ステップ5002に続く。
【0149】 −ステップ500: テスト5005に対して肯定応答の場合、宛先の1つが識別属性ID−Aに対
応し、かつ読み取りステータスS−Lが「読み取られていないステータス」値に
あるメッセージの存在をチェックするテスト5007により、ステップ500 が実施される。このテストは、論理式により、 ID−A=R−ID AND S−L=「読み取られていないステータス」 のように表せる。
【0150】 前記テスト5007に対して肯定応答の場合、ステップ5008が実施され、
しかるべき第1のメッセージ、すなわち順序番号が最も小さいメッセージを、現
行のメッセージとしてテスト5007の条件に割り当てることができる。ステッ
プ5008に続くステップ5009は、宛先アプリケーションのリストで識別属
性がID−Aの、インストール解除される考慮されたアプリケーションに関連し
て読み取りステータスS−Lの更新を可能にし、読み取りステータスS−Lに、
「読み取られたステータス」値を割り当てる。ステップ5009は、それ自体が
、リストL−ACKの各要素の読み取りステータスの前記値が「読み取られたス
テータス」値に等しいかどうかチェックすることからなるステップ5010に続
く。
【0151】 前記テスト5010に対して肯定応答の場合、不揮発性メモリのメッセージM
SGの消去ステップ5011が実施され、このステップは、「消去成功報告」値
にエラーステータスS−Eを設定するステップを含む。
【0152】 テスト5010に対して否定応答の場合、及び、前記ステップ5011に続い
て、識別属性ID−Aのインストール解除に従う同じアプリケーションで、異な
る順序番号の他のメッセージに対してテストステップ5007へのリターンが実
行される。
【0153】 −ステップ500: 前記テスト5007に対して否定応答の場合、ステップ5012によりステッ
プ500が実施される。ステップ5012は、考慮された識別属性のアプリケ
ーションID−Aに対して、有効化オクテットO−Vに偽の値を割り当てること
により不揮発性メモリにおけるアプリケーションテーブルTAB−Aの有効化オ
クテットを更新することからなる。前記ステップ5012はまた、エラーステー
タスS−Eをアプリケーションテーブルの「書き込み実行報告」値に設定するス
テップを含む。ステップ5012は、それ自体が、エラーステータスのリターン
ステップ5002に続く。
【0154】 次に、図5a、図5b、図5cを参照しながら、本発明の目的によるプロトコ
ルを実施可能な内部通信インターフェースの一般的な操作モード例について説明
する。
【0155】 図5aに関して限定的ではなく例として、内部通信インターフェースは、アプ
リケーションテーブルTAB−Aを含むものとみなされる。アプリケーション番
号1のID−Aは有効であって有効化オクテットO−Vが有効値にあり、アプ
リケーション番号2のID−Aは、たとえばオペレーションシステムOSの操
作により無効であって、その有効化オクテットO−Vは無効値にあり、アプリケ
ーション番号3と4はそれ自体が有効である。
【0156】 図5bは、アプリケーションID−Aが、本発明の対象とする通信インター
フェースの既知の受信アプリケーションに、メッセージ番号N−MSG=38の
メッセージを送信する送信アプリケーションである状況を例として示している。
この状況で、リストL−ACKは、単にアプリケーションID−A、ID−A を含んでいるだけであり、アプリケーションにID−Aは無効であって、そ
のステータスワードは、読み取られていないポジションNLにあり、情報メッセ
ージの厳密な意味でのデータは、XXXXと記載されている。
【0157】 さらに、図5cは、一つの宛先アプリケーションID−Aによるこのメッセ
ージの読み取り後に、プログラマブルメモリ18に記憶された同じメッセージ
N−MSG=38に対応し、リストL−ACKにおいて、このアプリケーション
に関する読み取りステータスの属性は「LU(読み取られた)」値にある。メッ
セージN−MSG=38は、全ての読み取りステータスの属性がLU値にされた
後でしか、プログラマブルメモリから消去されず、各宛先アプリケーションは、
考慮されたメッセージの読み取りを行う。
【0158】 また、本発明の対象とするプロトコルの実施に関して、このプロトコルを、様
々な開発に組み合わせることができる。
【0159】 以上の説明により、一つの送信アプリケーションから様々な受信アプリケーシ
ョンへのメッセージの一方向伝送による実施が可能になるが、本発明の対象とす
るマルチアプリケーションの携帯用物品に含まれるアプリケーションを階層化す
ることが、さらに可能である。このために、アプリケーションTAB−Aのテー
ブルを2つの異なるテーブルに、さらに分割し、たとえば一方のテーブルが送信
アプリケーションに、他方のテーブルが受信アプリケーションに関与するように
構成できる。しかも、このような場合には、図4c、図4dに関して記載された
インストールおよびインストール解除コマンドを特定のアプリケーション専用に
することができる。
【0160】 そのうえ、たとえば、オペレーションシステムによって与えられる許可レベル
4000、5000に、異なる基準を付与することにより、インストールプロセ
スの安全化プロセスを実施可能である。
【0161】 換言すれば、本発明の対象とする内部通信インターフェースおよびプロトコル
を介した内部通信システムへのアクセスは、パスワードまたは同等物を知ってい
るかどうかなどの様々な基準に左右される。こうした状況で、前記テスト400
0、5000は、前記パスワードまたは特定のキーを、関与するアプリケーショ
ンにより知ることによって連続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 従来技術のマイクロプロセッサカードからなる携帯用物品の機能図である。
【図1b】 本発明の対象とするプロトコルを実施可能なマルチアプリケーションの携帯用
物品におけるプログラマブル不揮発性メモリのメモリレイアウト図である。
【図1c】 本発明の対象とするプロトコルを実施可能なステップを示す一般的なフローチ
ャートである。
【図2a】 図1cに示したような、本発明の対象とするプロトコルの情報メッセージ交換
ステップを示す一般的なフローチャートである。
【図2b】 限定的ではないが、受信アプリケーションの情報メッセージ受領通知の伝送手
順が送信アプリケーションに入力された場合に、図1cと図2aに示した情報メ
ッセージ交換ステップの変形実施形態を示す図である。
【図2c】 限定的ではないが、受信アプリケーションの情報メッセージ受領通知の伝送手
順が送信アプリケーションに入力された場合に、図1cと図2aに示した情報メ
ッセージ交換ステップの変形実施形態を示す図である。
【図2d】 限定的ではないが、受信アプリケーションの情報メッセージ受領通知の伝送手
順が送信アプリケーションに入力された場合に、図1cと図2aに示した情報メ
ッセージ交換ステップの変形実施形態を示す図である。
【図3a】 限定的ではない特定の実施形態において、本発明の対象とするプロトコルの実
施に特に適合する情報メッセージ構造を示す図である。
【図3b】 限定的ではない特定の実施形態において、本発明の対象とするプロトコルの実
施に特に適合する情報メッセージ構造を示す図である。
【図3c】 限定的ではない特定の実施形態において、本発明の対象とするプロトコルの実
施に特に適合する情報メッセージ構造を示す図である。
【図3d】 図3a〜3cに示した構造を情報メッセージが有する、限定的ではない特定の
実施形態において、本発明の対象とするプロトコルに従って情報メッセージを送
信または受信する手順を示す詳細なフローチャートである。
【図3e】 図3a〜3cに示した構造を情報メッセージが有する、限定的ではない特定の
実施形態において、本発明の対象とするプロトコルに従って情報メッセージを送
信または受信する手順を示す詳細なフローチャートである。
【図3f】 限定的ではない特定の実施形態において、所定の情報メッセージの受信ACK
メッセージを送信アプリケーションに伝送する手順に関するフローチャートであ
る。
【図4a】 一定のアプリケーションに送信アプリケーション属性を、他のアプリケーショ
ンに受信アプリケーション属性を割り当てることができるインストール−インス
トール解除手順の特定の実施形態に関する図である。
【図4b】 一定のアプリケーションに送信アプリケーション属性を、他のアプリケーショ
ンに受信アプリケーション属性を割り当てることができるインストール−インス
トール解除手順の特定の実施形態に関する図である。
【図4c】 図4a、図4bに示したインストール−インストール解除手順に関連して実施
されるインストールプロセスの特定のフローチャートである。
【図4d】 図4a、図4bに示したインストール−インストール解除手順に関連して実施
されるインストール解除プロセスの特定のフローチャートである。
【図5a】 本発明の対象とするプロトコルによる内部通信インターフェースの操作モード
の一例を示す図である。
【図5b】 本発明の対象とするプロトコルによる内部通信インターフェースの操作モード
の一例を示す図である。
【図5c】 本発明の対象とするプロトコルによる内部通信インターフェースの操作モード
の一例を示す図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末との通信を可能にする入出力手段と、入出力手段に接続
    される情報処理手段と、情報処理手段に接続される作業メモリおよび不揮発性メ
    モリとを少なくとも含むマルチアプリケーションの携帯用物品において、 不揮発性メモリが、各アプリケーションに対して特定の記憶域を含み、 各特定の記憶域が、各アプリケーションに関する、特定のデータ記憶域、特定
    の命令記憶域、特定の識別記憶域に、さらに分割され、 アプリケーション間の内部情報交換プロトコルが、不揮発性メモリに常駐する
    少なくとも1つのメッセージ送信コマンドおよびメッセージ受信コマンドを備え
    た内部通信インターフェースを介して、少なくとも、 a)第1のアプリケーションに、該第1のアプリケーションの識別属性を介して
    、該第1のアプリケーションによる1つまたは複数の他のアプリケーションへの
    情報メッセージの送信要求の際に、送信アプリケーション属性を割り当て、 b)前記第1のアプリケーションとは異なる少なくとも1つの第2のアプリケー
    ションに、該第2のアプリケーションの識別属性を介して、前記第1のアプリケ
    ーションによる該第2のアプリケーションへの情報メッセージの送信要求の際に
    、受信アプリケーション属性を割り当て、 c)前記第1のアプリケーションおよび前記少なくとも1つの第2のアプリケー
    ションの間で、仲介役として使用される内部通信インターフェースにより、前記
    第1のアプリケーションが情報メッセージを送信し、前記少なくとも1つの第2
    のアプリケーションが情報メッセージを受信することにより、情報メッセージの
    交換を行うことからなり、 前記アプリケーション間でのインタラクションのリスクを防ぎながら、前記ア
    プリケーション間の情報交換を実施可能である内部情報交換プロトコル。
  2. 【請求項2】 受信アプリケーションによる情報メッセージの受信ACKメ
    ッセージを、内部通信インターフェースを介して、送信アプリケーションに送信
    するステップをさらに含み、 前記受信ACKメッセージの送信が、それぞれ、送信アプリケーション属性及
    び受信アプリケーション属性の割り当てステップa)、b)より後で行われるが
    、送信アプリケーションおよび受信アプリケーション間の情報メッセージの交換
    ステップc)の前、後または途中で行われることを特徴とする請求項1に記載の
    プロトコル。
  3. 【請求項3】 前記情報メッセージの交換ステップが、 −前記送信アプリケーションから、前記メッセージ送信コマンドを介して、前
    記作業メモリの記憶域に、情報メッセージを送信するステップと、 −前記受信アプリケーションによって、前記メッセージ受信コマンドを介して
    、前記作業メモリの記憶域に書き込まれた情報メッセージを受信するステップと
    からなることを特徴とする請求項1に記載のプロトコル。
  4. 【請求項4】 前記情報メッセージを送信するステップが、少なくとも、 −前記送信アプリケーションに対する前記不揮発性メモリの記憶域への情報メ
    ッセージの書き込み命令ステップと、 −前記送信アプリケーションによって、プログラマブルメモリの通信インター
    フェースのメッセージ送信コマンドを呼び出すステップと、 −前記内部通信インターフェースから前記送信アプリケーションに、送信AC
    Kメッセージを送信するステップとからなることを特徴とする請求項3に記載の
    プロトコル。
  5. 【請求項5】 前記情報メッセージを受信するステップが、不揮発性メモリ
    の内部通信インターフェースのメッセージ読み取りコマンドに対する、前記受信
    アプリケーションによる呼び出しから少なくとも構成されることを特徴とする請
    求項3に記載のプロトコル。
  6. 【請求項6】 前記情報メッセージを送信するステップがさらに、送信アプ
    リケーションの識別属性(E−ID)と、一連のリスト要素からなる宛先アプリ
    ケーションの識別属性リスト(LID)とに基づき、 −前記宛先アプリケーションの識別属性リスト(LID)の現行の識別属性要
    素の各々に対して、少なくとも、 ・既知のアプリケーションに関するものか、現行の識別属性要素を判別する第
    1の判別テストステップと、 ・第1の判別テストステップに対して肯定応答の場合、既知のアプリケーショ
    ンの識別属性リスト(L−ACK)に、該現行の識別属性要素を追加するステッ
    プと、 ・前記第1のテストステップに対して否定応答の場合、未知のアプリケーショ
    ン識別属性リスト(L−NACK)に、該現行の識別属性要素を追加するステッ
    プと、 前記2つの追加ステップに続いて、 ・前記宛先アプリケーションの識別属性リスト(LID)から、前記現行の識
    別属性要素を削除することにより、更新された識別属性リストを生成するステッ
    プと、 ・前記宛先アプリケーションの識別属性リスト(LID)が空であるかどうか
    を調べる第2のテストステップと、 ・前記第2のテストステップに対して否定応答の場合、宛先アプリケーション
    の新しい識別属性リストを構成する更新された識別属性リストにおける現行の識
    別属性要素にリターンするステップと、 −前記第2のテストステップに対して肯定応答の場合、既知のアプリケーショ
    ンの識別属性リスト(L−ACK)が空であるかどうか調べるテストステップと
    、 −前記送信アプリケーションからの書き込み命令ステップとを含むことを特徴
    とする請求項4に記載のプロトコル。
  7. 【請求項7】 前記書き込み命令ステップが、少なくとも、 −既知のアプリケーションの識別属性リスト(L−ACK)が空であるかどう
    か調べるステップと、 −既知のアプリケーションの識別属性リスト(L−ACK)が空であるかどう
    か調べるテストステップに対して肯定応答の場合、宛先アプリケーションが見つ
    からないときのエラーステータスメッセージを設定するステップと、 −既知のアプリケーションの識別属性リスト(L−ACK)が空であるかどう
    か調べるテストステップに対して否定応答の場合、前記情報メッセージに内部順
    序番号を割り当てるステップと、 −前記情報メッセージと、内部順序番号、情報メッセージに含まれるデータ、
    既知のアプリケーションの識別属性リスト(L−ACK)からなる情報メッセー
    ジの属性とを、厳密な意味で不揮発性メモリ内に書き込むステップと、 −情報メッセージ番号をリターンするステップと、 −エラーステータスメッセージの設定および情報メッセージ番号のリターンス
    テップに続いて、未知のアプリケーションの識別属性リスト(L−NACK)を
    リターンするステップとを含むことを特徴とする請求項6に記載のプロトコル。
  8. 【請求項8】 不揮発性メモリの内部通信インターフェースのメッセージ読
    み取りコマンドが、受信アプリケーションの識別属性および既知のアプリケーシ
    ョンの識別属性リスト(L−ACK)に基づき、少なくとも、 −受信アプリケーションを宛先とする、読み取られていない第1のデータメッ
    セージのサーチステップであって、 少なくとも、 ・作業メモリに少なくとも1つのデータメッセージがあるかどうか調べる第1
    のテストと、 ・第1のテストに対して否定応答の場合、宛先アプリケーション向けのデータ
    メッセージがないときのエラーステータスを設定するステップと、 ・第1のテストに対して肯定応答の場合、最も古いデータメッセージを現行の
    メッセージに割り当てるステップと、 ・既知のアプリケーションの識別属性リスト(L−ACK)に受信アプリケー
    ション識別属性が属するかどうかを調べる第2のテストと、 ・前記第2のテストに対して肯定応答の場合、現行のメッセージステータスが
    読み取られていないメッセージかをチェックする第3のテストと、 ・前記第2のテストおよび第3のテストに対して否定応答の場合、不揮発性メ
    モリに保存された最新のデータメッセージと現行のメッセージとが等しいかどう
    かを調べる第4のテストと、前記第4のテストに対して肯定応答の場合、前記エ
    ラーステータスを設定するステップにリターンするステップと、 ・第4のテストに対して否定応答の場合、次のデータメッセージを現行のメッ
    セージに割り当て、前記第2のテストにリターンするステップとを含むサーチス
    テップと、 −前記第3のテストに対して肯定応答の場合、前記宛先アプリケーションへの
    送信のために、前記現行メッセージに含まれるデータをリカバリするステップと
    、 −前記現行のメッセージのステータスの管理ステップと、 −前記宛先アプリケーションに、リカバリされたデータを送信するステップと
    、 −リカバリされたデータを送信するステップ、および宛先アプリケーション向
    けのデータメッセージがないときのエラーステータスを設定するステップの結果
    として、エラーステータスのリターンステップとを含むことを特徴とする請求項
    5に記載のプロトコル。
  9. 【請求項9】 前記現行のメッセージのステータスの管理ステップが、宛先
    アプリケーションの識別属性アーギュメントと、読み取りに関して宛先アプリケ
    ーションにより現行メッセージの状態を示し、現行メッセージの「読み取られた
    」ステータスまたは「読み取られていない」ステータスに対応する読み取りステ
    ータスアーギュメントとから形成されたリストタームを含む宛先アプリケーショ
    ンの識別属性リストに対して、少なくとも、 −「読み取られた」ステータスの値を割り当てることによって、宛先アプリケ
    ーションに関連する読み取りステータスアーギュメントを更新するステップと、 −こうした読み取りステータスアーギュメントの値が、既知のアプリケーショ
    ンの識別属性リストの読み取りステータスアーギュメントの各々から読み取られ
    たステータスの値に等しいかどうかチェックすることからなるテストステップと
    、 −前記テストステップに対して肯定応答の場合、前記現行メッセージを不揮発
    性メモリで消去するステップと、前記消去するステップの成功を考慮したエラー
    ステータスを設定するステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載のプロ
    トコル。
  10. 【請求項10】 前記情報メッセージが、少なくとも、 −前記アプリケーションの間で交換されるデータに関するフィールドと、 −交換されるデータに関するフィールドを構成するオクテット数に関するフィ
    ールドと、 −受信アプリケーションの識別子に関する少なくとも1つのフィールドとを含
    むことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のプロトコル。
  11. 【請求項11】 前記情報メッセージがさらに、前記アプリケーション間で
    交換されるデータメッセージの番号に関するフィールドを含み、 前記データメッセージの番号が、順序番号を構成し、前記アプリケーション間
    で交換される情報メッセージの時間的な前後関係を決定可能であることを特徴と
    する請求項10に記載のプロトコル。
  12. 【請求項12】 端末との通信を可能にする入出力手段と、入出力手段に
    接続される情報処理手段と、情報処理手段に接続される作業メモリおよび不揮発
    性メモリとを少なくとも含むマルチアプリケーションの携帯用物品であって、 不揮発性メモリが、各アプリケーションに特定の記憶域を含み、 各特定の記憶域が、各アプリケーションに関する、特定のデータ記憶域、特定
    の命令記憶域、特定の識別記憶域に、さらに分割され、 さらに、マルチアプリケーションの携帯用物品が、 前記不揮発性メモリ内に、少なくとも1つのメッセージ送信コマンドおよびメ
    ッセージ受信コマンドを備えた通信インターフェースを含み、 第1のアプリケーションに、第1のアプリケーションによる少なくとも1つの
    別のアプリケーションへのデータメッセージの送信要求の際に、送信アプリケー
    ション属性を割り当て、また、第1のアプリケーションとは異なる少なくとも1
    つの第2のアプリケーションに、受信アプリケーション属性を割り当てることに
    より、前記通信インターフェースを介して、送信アプリケーションおよび受信ア
    プリケーション間でのインターラクションのリスクを防ぎながら、情報メッセー
    ジの交換を実施可能である、マルチアプリケーションの携帯用物品。
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