JP2002525939A - 移動端末用アクセスネットワーク - Google Patents

移動端末用アクセスネットワーク

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JP2002525939A JP2000570998A JP2000570998A JP2002525939A JP 2002525939 A JP2002525939 A JP 2002525939A JP 2000570998 A JP2000570998 A JP 2000570998A JP 2000570998 A JP2000570998 A JP 2000570998A JP 2002525939 A JP2002525939 A JP 2002525939A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動端末がある基地局から別の基地局の使用可能範囲内へ移動するときに、仮想接続への変更が、使用される端末やスイッチにおいてトランスペアレントであるような移動端末用アクセスネットワークを提案する。 【解決手段】 端末(MT)は、固有の仮想経路識別名と通話が設定されるときに割り当てられる仮想回路識別名によって識別される仮想チャンネル上でユーザーセルを送受し、仮想チャンネル上のシグナリングセルは、固有の仮想経路識別名と固有の仮想回路識別名により識別され、スイッチ(VCX)は、ユーザーチャンネルへ仮想経路識別名と仮想回路識別名とを割り当てるとともにシグナリングチャンネルへユーザー回路の仮想経路識別名と同じ仮想経路識別名と仮想回路識別名とを割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、一側が少なくとも一つの別の外部ネットワークと接続し、他側が多
数の無線基地局と接続するローカルアクセスネットワークと接続するスイッチか
ら構成されるタイプの移動端末用アクセスネットワークに関するものであり、そ
れぞれの前記無線基地局は移動端末との通信を行うようになっている。
【0002】 本発明は、ATM(非同期通信モード)技術に基づく移動端末用アクセスネッ
トワークの事情に応じたものである。さらに正確には、制御プレーンとユーザー
プレーンの両方における、端と端を接したATM技術に基づく移動端末用アクセ
スネットワークに関するものである。従って、本発明で構想された移動端末は、
高速でのデータの移動を意図したこのATM技術の使用を正当化する応用技術に
対応するものである。これらの応用技術には、例として、テレビ電話技術,高速
データ伝送,インターネットサーバーのコンサルテーション,等が挙げられる。
【0003】 米国特許第5,787,077号公報は、ATM技術が端と端を接して用いら
れているネットワークについて記述している。
【0004】 移動端末へアクセスする公知のネットワークにおいて、ATM技術は、無線基
地局へのアクセスに限ってのみ構想されており、ATM技術はまた無線基地局に
ついてのみ関連していた。これら公知のネットワークにおいて、移動端末は、こ
のATM技術に特有のプロトコルのスタックに対応することができない。また、
目標とされた応用技術の分野は、一般的に地域別の移動電話システムの無線通信
ネットワークの分野である。
【0005】 米国特許第5,787,077号公報においては、ATM技術が制御プレーン
とユーザープレーンの両方における端と端を接して用いられているということは
、一方では移動端末とローカルネットワークとの間の無線媒体を超えて伝達され
る情報のアイテムはATMセルであり、他方では移動端末やスイッチにより送信
又は受信される通話を設定するためのシグナリングメッセージはITUによって
勧告された規格に従っている、ということを意味している。
【0006】 一般的な用語でいうと、ATM技術において、それぞれの仮想接続は、仮想経
路識別名と仮想回路識別名により識別される。上記米国特許第5,787,07
7号公報に記述された技術により解決された問題の一つは、無線基地局と移動端
末との間の無線環境へ、仮想経路識別名と仮想回路識別名を適合させるという問
題である。
【0007】 移動端末用アクセスネットワークにおいて頻発する問題は、モビリティの問題
である。端末が、あるアクセスネットワークの使用可能範囲内にあるときに、移
動端末が移動したときは、端末は、第一の無線基地局へ接続され、そして第一の
基地局と同時に第二の基地局へ接続され、つぎに第二の基地局だけへ接続される
ことがあり得る。端末の接続におけるこれらの変化は、ユーザーのデータが通過
する、前記端末と前記の関係している基地局との間の仮想接続に、変更を生じさ
せる。
【0008】 仮想接続のこれらの変更は、その結果、識別名に対して、対応した変更を生じ
させるであろう。
【0009】 米国特許第5,787,077号公報では、移動端末が、あるアクセスネット
ワークの使用可能範囲内に入ったとき、後の方の基地局が端末に仮想接続識別名
を割り当てる。仮想接続識別名に関して、アクセスネットワークにおける仮想経
路識別名が決定される。仮想チャンネルは、端末が二つ以上の論理上の接続を利
用できるように使用される。
【0010】 移動端末が基地局を切替える過程にあるとき、新しい仮想接続識別名がネット
ワーク内の新しい仮想経路識別名とともに定義される。
【0011】 シグナリングプレーンに関しては、いくつかの構想が米国特許第5,787,
077号公報に用意されており、その中では、予め決められた一対の仮想経路識
別名及び仮想回路識別名が、システムにおけるそれぞれの端末が同じ識別名を用
いるように、無線のインターフェース上で決定される、ということが挙げられる
【0012】 本発明は、特に、それぞれの端末が、一度だけ確定される仮想経路識別名と、
通話が設定されるときに端末に割り当てられる仮想回路識別名によって識別され
る仮想チャンネル上でユーザーセルを送受するとともに、それぞれの端末が、仮
想経路識別名と、一度だけ確定される仮想回路識別名によって識別される仮想チ
ャンネル上でシグナリングセルを送受するためのアクセスネットワークに適用さ
れるものである。同様に、スイッチは、それぞれのユーザーチャンネルへ仮想経
路識別名及び仮想回路識別名をに割り当てるとともに、それぞれのシグナリング
チャンネルへユーザー回路の仮想経路識別名と同じ仮想経路識別名及び一度だけ
確定される仮想回路識別名を割り当てるように構成されている。
【0013】 本発明の目的は、移動端末がある基地局から別の基地局の使用可能範囲内へ移
動するときに、仮想接続への変更が、使用される端末やスイッチにおいてトラン
スペアレントであるような移動端末用アクセスネットワークを提案することであ
る。ここで、使用される端末やスイッチは、さらに、固定端末用のネットワーク
とともに機能するように構成された装置のアイテムである。
【0014】 そのために、本発明によるネットワークは、ローカルアクセスネットワークが
、仮想経路識別名が予め決められているチャンネルにおいてユーザーセルの移動
及びシグナリングセルの移動を行うように構成されることを特徴とするものであ
る。また、本発明によるネットワークは、移動端末が前記ネットワークの使用可
能範囲内に入ると、シグナリングチャンネルが前記端末と前記スイッチとの間に
形成されることを特徴とするものである。ここで、スイッチはこれを行うために
、仮想経路識別名を決定する。この仮想経路識別名は、予め決められたシグナリ
ング仮想回路識別名と結び付けられ、スイッチにおいて、前記シグナリングチャ
ンネルを識別する。また、ここで、ローカルアクセスネットワークはこれを行う
ために、仮想回路識別名を決定する。この仮想回路識別名は、予め決められたシ
グナリング仮想経路識別名と結び付けられ、前記ネットワークにおいて、前記シ
グナリングチャンネルを識別する。また、本発明によるネットワークは、通信が
設定された時に、前記通信におけるユーザーセルの移動を行うユーザーチャンネ
ルへ、スイッチが仮想回路識別名を割り当てることを特徴とするものである。こ
の仮想回路識別名は、スイッチにおいて既にシグナリングチャンネルに割り当て
られた仮想経路識別名と結び付けられ、ローカルネットワークにおいてユーザー
セルの移動をするために与えられた仮想経路識別名と結び付けられ、端末におい
て予め決められた仮想経路識別名と結び付けられるものである。
【0015】 本発明の別の特徴によれば、スイッチにおけるシグナリングセルの移動に割り
当てられた仮想経路識別名と、ローカルネットワークにおける同一のシグナリン
グセルの移動に割り当てられた仮想回路識別名との間の一対一の対応を与えるた
めの方法が規定されている。
【0016】 本発明の別の特徴によれば、ローカルネットワークにおいて同一のシグナリン
グセルの移動に割り当てられた仮想回路識別名は、スイッチにおいてシグナリン
グセルの移動に割り当てられた仮想経路識別名と同じである。
【0017】 本発明の別の特徴によれば、割り当て表を含み、その割り当て表は、スイッチ
がシグナリングチャンネルに割り当てすることが可能なそれぞれの仮想経路識別
名VPIに対し、あるVPI識別名と別のVPI識別名とでは異なる仮想回路識
別名VCIのグループを位置付ける。そして、前記スイッチはユーザーチャンネ
ルの仮想経路識別名VPIに対応するグループの中から少なくとも一つの仮想回
路識別名を前記ユーザーチャンネルへその形成時に割り当てるものである。
【0018】 本発明の別の特徴によれば、適合ユニットを含み、その適合ユニットは、一方
では、アップリンク方向とダウンリンク方向の両方において、個々に割り当てら
れた仮想経路識別名を、ローカルネットワーク内で、ユーザーセルとシグナリン
グセルに対して、前記端末において予め決められた対応する識別名へ書換え、ま
た逆に前記端末(MT)内で、ユーザーセルとシグナリングセルに対して、ロー
カルネットワーク(RLA)において予め決められた対応する識別名へ書換える
。また、その適合ユニットは、他方では、アップリンク方向とダウンリンク方向
の両方において、割り当てられた仮想回路識別名を、ローカルネットワーク内で
、シグナリングセルに対して、前記端末において予め決められた対応する識別名
へ書換え、また逆に前記端末(MT)内で、シグナリングセルに対して、ローカ
ルネットワーク(RLA)において予め決められた対応する識別名へ書換えるも
のである。
【0019】 本発明の別の特徴によれば、適合サーバーを含み、その適合サーバーは、一方
では、アップリンク方向とダウンリンク方向の両方において、割り当てられた仮
想経路識別名を、スイッチ内でユーザーセルとシグナリングセルに対して、前記
ローカルネットワーク内で前記ユーザーセルと前記シグナリングセルに対して個
々に割り当てられた仮想経路識別名へ書換え、また逆にローカルネットワーク(
RLA)内でユーザーセルとシグナリングセルに対して、前記スイッチ(VCX
)内で前記ユーザーセルと前記シグナリングセルに対して個々に割り当てられた
仮想経路識別名へ書換える。また、その適合サーバーは、他方では、アップリン
ク方向とダウンリンク方向の両方において、割り当てられた仮想回路識別名を、
スイッチ内でシグナリングセルに対して、ローカルネットワーク内で前記シグナ
リングセルに対して割り当てられた識別名へ書換え、また逆にローカルネットワ
ーク内でシグナリングセルに対して、前記スイッチ(VCX)内で前記シグナリ
ングセルに対して割り当てられた識別名へ書換えるものである。
【0020】 本発明の別の特徴によれば、前記ローカルアクセスネットワークはディストリ
ビューションネットワークから構成され、そのディストリビューションネットワ
ークは、一方では、無線基地局が、付与されたマーキングによって、前記ディス
トリビューションネットワークに対する前記基地局の仮想半接続を設定又は解除
するために無線基地局が連結された集信機のセットに接続し、他方では、ディス
トリビューションネットワークとスイッチを接続する交差接続装置に接続する。
前記ローカルアクセスネットワークはまた、一方では、端末MTとスイッチVC
Xとの間で交換されたシグナリングメッセージを遮断したり解釈することを可能
にするために、他方では、これらのシグナリングメッセージの内容を基に、集信
機における半接続のマーキングを制御することを可能にするために前記シグナリ
ングチャンネルが通過する一つの適合サーバーを有している。
【0021】 本発明の別の特徴によれば、ルーチン表を含み、そのルーチン表では、シグナ
リングチャンネルへスイッチによって割り当てられることが可能なそれぞれの仮
想経路識別名に対して端末の番号が対応し、前記ルーチン表は移動端末用アクセ
スネットワークRLAMの利用可能範囲内へ端末が到着したり利用可能範囲外へ
出発するのに応じて更新される。
【0022】
【発明の実施形態】
上記本発明の特徴は、他と同様、下記の実施例の記載を読むことによってより
明確になるであろう。この記載は、添付した図面の図1に関してなされるが、そ
の図面は本発明による移動端末用アクセスネットワークのブロック図である。
【0023】 図1に描かれた移動端末用アクセスネットワークRLAMは、基本的に、スイ
ッチVCX,ローカルアクセスネットワークRLA及び無線基地局BRによって
構成される。無線基地局BRは、移動端末MTとの通信を行うことを意図されて
いる。
【0024】 ローカルアクセスネットワークRLAは、上流で、ATMレイヤーレベルにお
いて、少なくとも一つの標準インターフェースUNI_c(ユーザーネットワー
クインターフェース)を用いて、スイッチVCXと接続される。そして、ローカ
ルアクセスネットワークRLAは、下流で、無線基地局BRと接続される。ロー
カルアクセスネットワークRLAは、ディストリビューションネットワークRD
から構成され、ディストリビューションネットワークRDは、一方が基地局BR
が接続する集信機CTRと接続し、他方がディストリビューションネットワーク
RDとスイッチVCXの接続をするATMタイプの交差接続装置BRIDGEと
接続する。
【0025】 ディストリビューションネットワークRDと交差接続装置BRIDGEは、仮
想経路VPの交差接続の機能を果たす。これらの経路は、不変であり、システム
がサービスに供されるときに確定する。各々の経路は、所定のタイプのトラヒッ
ク(ユーザーデータ,シグナリング,等)の専用経路となっている。これらのト
ポロジイは、一方向において合流し、他方向において分散する星型のものである
【0026】 交差接続装置BRIDGEはまた、ユーザーデータ又はシグナリングデータの
フローを、そのまま通過させたり、或いはどれか一つの図上のESのような、サ
ーバー装置の別のアイテムへ向けて通過させる。これらのサーバー装置のアイテ
ムは、例えば、トランスコーダー,マクロダイバーシティーオペレーター,セキ
ュリティプロトコルプロセッシングユニット,フローコントロールプロトコルサ
ーバー,等である。これらのサーバーの中では、アクセスネットワークRLAを
スイッチVCXへ適合させる、いわゆる適合サーバーARXが図示されている。
【0027】 集信機CTRは、付与されたマーキングによって、通信設定段階及び通信切断
段階の間、或いは、移動端末がローカルネットワークRLAに接続した二つの基
地局BRと同時に通信している段階の間、仮想半接続を設定し解除する。移動端
末がローカルネットワークRLAに接続した二つの基地局BRと同時に通信して
いる段階は、引渡し段階と呼ばれる。
【0028】 半接続は、無線基地局BRと交差接続装置BRIDGEへのアクセスとの間の
仮想連結を意味する。
【0029】 適合サーバーARXは、一方では端末MTとスイッチとの間で交換されたシグ
ナリングメッセージを遮断したり解釈するようになっており、他方ではこれらの
シグナリングメッセージの内容を基に、ローカルアクセスネットワークRLAに
おける半接続のマーキング、特にローカルアクセスネットワークRLAの集信機
CTRにおける半接続のマーキングを制御するようになっている。
【0030】 適合サーバーARXは、シグナリングのフローにのみ関連しているので、ユー
ザートラヒックに対してはトランスペアレントであることについて留意されるべ
きである。
【0031】 通信において移動端末MTが末端となるすべての半接続は、星型トポロジイを
有し、二地点間タイプであることについて留意されるべきである。事実、それら
はすべて、アクセスネットワークRLAをスイッチVCXに連結するインターフ
ェースUNI_cに向かって収束している。
【0032】 端末検索機能(ページング)に供される経路は、ダウンリンク方向、すなわち
スイッチVCXから端末MTへ向かうメッセージにとっては分散していることに
ついて留意されるべきである。
【0033】 ユーザープレーン及び制御プレーンにおいて設定された半接続とは別に、他の
半接続が、ローカルアクセスネットワークRLAにおいて、その内部シグナリン
グの移動を行うために設定される。この内部シグナリングは、ページングとも呼
ばれる端末検索機能に必要なメッセージや、利用可能なローカルアクセスネット
ワークRLAの資源及び無線資源を、ATMレベルでローカル統御するのに必要
なメッセージに関係している。このローカルシグナリングは、適合サーバーAR
Xと、基地局BRとの間、或いは移動端末MTのATM/無線適合ユニットAA
R_mまでとの間において生じる。
【0034】 それぞれの無線基地局BRは、ATM/無線適合ユニットAAR_rから構成
される。このATM/無線適合ユニットAAR_rは、上流では集信機CTRに
連結し、下流では使用される無線システムに特有の無線ユニットUR_rに連結
している。それぞれの移動端末MTは、基本的に、固有の端末TERから構成さ
れる。その端末TERは、完全に標準に準拠したATMタイプであるとともに、
ATM/無線適合ユニットAAR_mに、ATMレイヤーレベルで、インターフ
ェースUNI−tを用いて連結される。ユニットAAR_mは、それ自体、無線
ユニットUR_mに連結する。その無線ユニットUR_mは、ネットワークのそ
れぞれの基地局BRの無線ユニットUR_rと通信できるように構成されててい
る。ユニットUR_mは使用される無線システムに特有である。物理的に、端末
TER,適合ユニットAAR_m及び無線ユニットUR_mは、装置の同じアイ
テムへ一体化することが可能であるが、或いはそれとは逆に別体としてもよい。
【0035】 端末TERは、広帯域のシグナリングプロトコルのスタックをサポートする。
そのプロトコルは、例えば、一方では、ITU勧告Q2931において指定され
たものであり、他方では、いわゆるS−AAL適合レイヤーのSSCOP(サー
ビス特有の接続優先プロトコル)と呼ばれるものである。
【0036】 それぞれの端末は、電話方式,インターネットやあらゆるタイプのマルチメデ
ィアサービスへのアクセス,等のような、異なるテレサービスを提供することが
できる。
【0037】 スイッチVCXは、上流で例えば、別の一つ又はそれ以上の、添付の図1に描
かれたものと全く同一或いは異なる構造を有する移動端末へのアクセス用のロー
カルネットワークRLAMと連結しているとともに、固定端末RCを備えた一つ
又はそれ以上の交換網と連結している。
【0038】 スイッチVCXの役割は、移動端末へのアクセス用のネットワークRLAMに
属する移動端末MTからの呼出し及びその移動端末MTへの呼出しによって、通
信呼出しを設定することである。スイッチVCXは、制御ユニットCCの制御の
もとで、これを行うものである。
【0039】 より正確には、ユーザープレーンにおいてセルのトラヒックを与える半接続は
、スイッチVCX内で、外部のネットワークRLAMへの呼出し通信が関わって
いる場合は外部向けの接続に連結され、或いは、ネットワークRLAMに属する
二つの移動端末の間におけるローカル通信が関わっている場合はそれぞれの移動
端末に結びついた半接続に連結される。
【0040】 通信設定段階又は通信解除段階の間、端末MTとスイッチVCXとの間で交換
されたシグナリングメッセージの移動を行う半接続に関しては、これらは、スイ
ッチVCXにおいて、呼出し処理ユニットCCへ切替えられる。
【0041】 使用される広帯域シグナリングプロトコルの履行により、一つの呼出しごとに
、スイッチVCXにおける接続のマーキングが行われる。このプロトコルは、例
えば、ITU勧告Q2931において指定されたものである。
【0042】 加えて、呼出し手順をスイッチVCXが連結したネットワークの一つへ中継す
ることが可能であるが、シグナリングシステムが異なる場合には、ゲートウェイ
機能を与えるために、相互作用ユニットUIFと呼ばれる装置のアイテムを必要
とすることがある。
【0043】 ローカルアクセスネットワークRLAそれ自体は、適合サーバーARXによっ
て、ユーザーデータのトラヒックの移動及びシグナリングメッセージの移動を与
える両方向の連結の設定,切断,及びモビリティを管理する。
【0044】 呼出しの設定を求める端末MTは、事前呼出し段階として知られる第一段階に
おいて、端と端を接したシグナリングチャンネルの創設を要求する。この端と端
を接したシグナリングチャンネルの創設は、移動端末MTがネットワークに置か
れると直ぐに、すなわち、移動端末MTがネットワークの利用可能範囲内の検索
条件内に入ったときから実行される。無線によるメッセージは、移動端末MTと
、移動端末MTが検出し移動端末MTを検出した無線基地局BRとの間で交換さ
れる。これらのメッセージの目的はまた、呼出しが移動端末MTを要求したとき
に移動端末MTがアクセス可能な範囲内にあることを、ネットワークへ知らせる
ことである。
【0045】 シグナリングチャンネルは、二つの資源から構成される。それは、端末MTと
その端末MTが接続している無線基地局との間の無線チャンネル、及び、前記無
線基地局BRと交差接続装置BRIDGEとの間のローカルアクセスネットワー
クRLAに含まれる半接続である。
【0046】 一度このシグナリングチャンネルが設定されると、端末MTは、次に、呼出し
段階として知られる第二段階において、スイッチVCXと端と端を接したシグナ
リングメッセージの交換を行う局面に入る。注目すべきは、そのメッセージは、
一方ではリンクレベルSSCOPを管理するプロトコルによって、他方ではレベ
ル3 Q2931を管理するプロトコルによって生成されることである。これら
のプロトコルは、一方ではスイッチVCXに、他方ではローカルネットワークR
LAに接続した端末MTに位置している。
【0047】 ここでは、スイッチVCXにおけるユーザープレーン及び関係している端末M
Tにおけるユーザープレーンにおいて接続を設定することを可能にするこれらの
プロトコルが履行される。
【0048】 移動端末MTが二つの基地局BRの間を移動し、移動端末MTに接続している
すべての半接続があるアクセスポイントから別のアクセスポイントへ切り替わろ
うとする引渡し段階の間、適合サーバーARXは、ローカルアクセスネットワー
クRLAの内部シグナリングの専用の経路によって、制御プレーンレベルとユー
ザープレーンレベルの両方において、関係している半接続の集信機CTRにおけ
るマーキングを制御する。下記に示すとおり、これらATM半接続の仮想経路識
別名VPI及び仮想回路識別名VCIは、このマーキングとは関係しておらず、
ゆえにこれら引渡し段階の間には変更されない。
【0049】 手渡し段階において履行される過程に関して主導権を握る端末MT又は無線基
地局BRの無線システムの特性に従って、問題の移動端末MTの主導或いは適合
サーバーARX自体の主導でローカルアクセスネットワークRLAの集信機CT
Rにおける半接続のマーキングが行われる。
【0050】 移動端末用アクセスネットワークRLAMの無線基地局BRによりカバーされ
る地理的範囲内に移動端末MTがある限り、移動端末MTが移動したとしても、
スイッチVCXで設定された接続は、通信の継続中を通じてそのまま保たれるこ
とについて留意されるべきである。従って、適合サーバーARXにより行われる
、半接続の動的な管理は、Q2931及びSSCOPシグナリングプロトコルを
履行しない。なぜなら、これらは、唯一、それぞれ端末MT中及びスイッチVC
X中に位置しているからである。
【0051】 既に検索条件内にあり、それゆえシグナリングチャンネルによりスイッチVC
Xに接続している端末MTが呼び出されたとき、同じネットワークの別の端末、
或いは、別のネットワークの別の端末により、ユーザーチャンネルがスイッチV
CX及び端末MTにおけるQ2931プロトコルの履行により創設される。
【0052】 上記の別のチャンネルは、関係した半接続に対して、インターフェースUNI
−c,及びUNI−t,及びユーザープレーンと制御プレーンの両方でのローカ
ルアクセスネットワークRLAにおける、仮想経路識別名及び仮想チャンネル識
別名を割り当てることによって創設される。これらの識別名は、下記の方法によ
り割り当てられる。
【0053】 インターフェースUNI−tにおいて、ユーザープレーン又は制御プレーンの
どちらであっても、仮想経路識別名VPIは唯一のものであり、一般的には、固
定端末用のアクセスネットワークに関する限りでは、0に等しい。ユーザープレ
ーン内の仮想回路識別名VCIに関する限り、これは、所定の通信のために、Q
2931プロトコルにより履行される呼出し設定のときにスイッチVCXによっ
て選択され、通信の継続中を通じて保持される。これは、VCI_datに等し
い。その値は、制御プレーンにおいて、一度だけ決定されるものであり、例えば
5に等しい。
【0054】 インターフェースUNI−cにおいて、ユーザープレーンと制御プレーンにお
いて、仮想経路識別名VPIは、問題の移動端末用アクセスネットワークRLA
Mの利用可能範囲に端末MTが入ったときに端末MTに割り当てられる値VPI
_uに等しい(検索条件が開始することによっても、或いは既に通信中であって
結果として別の移動端末用アクセスネットワークRLAMから入ることによって
も、値VPI_uが端末MTに割り当てられ得ることについて注目すべきである
)。仮想回路識別名VCIに関する限り、これは、ユーザープレーンにおいて、
スイッチVCXによって上記インターフェースUNI−tに割り当てられた一つ
のVCI_datと等しい値を有する。制御プレーンに関しては、識別名VCI
はこれもまたインターフェースUNI−tに割り当てられたものと等しく、例え
ば5である。
【0055】 ローカルアクセスネットワークRLAにおいて、各タイプのトラヒック(ユー
ザーデータ,シグナリング)は、それに専用の不変の仮想経路VPにおいて移動
される。アップリンク方向(端末MTからスイッチVCXへ)では、これら仮想
経路VPは、集信機CTRにおいて始まり、それらが移動させるトラヒックを適
切な方向、すなわち、スイッチVCX,適合装置のアイテムと同様のサーバーE
S,トランスコーダー,マクロダイバーシティーオペレーター,セキュリティプ
ロトコルプロセッシングユニット,等へ切替えることを可能にする。ダウンリン
ク方向では、それらはトラヒックをすべての集信機CTRへ切替える。仮想経路
VPのトポロジイは、従って、アップリンク方向で合流し、ダウンリンク方向で
分散する。例として、ユーザープレーンにおける通信に割り当てられるVPIは
、100に等しい。
【0056】 異なるタイプのユーザートラヒックは、異なる仮想経路を経て移動されること
により、アクセスネットワークにおけるそれらの処理のレベルにおいて区別され
ることも可能であることについて留意されるべきである。例えば、スピーチシグ
ナルは、固定されたネットワークにおける64kb/sで符号化されたシグナル
のみを復号する従来の電話装置へ切替えられると同時に、移動端末MTにおいて
32kb/sで符号化されることが可能である。符号変換タイプの処理が必要で
ある。適切なトランスコーダーが末端となる仮想経路VPを選択することが必須
である。通信がローカルの場合、二つの端末は32kb/sでの通信が可能であ
るので、トランスコーダーを選択しない仮想経路VPとなる。
【0057】 再び例を挙げると、データフロー及びリアルタイムフローは、非常に異なった
サービス制約の特性を有する。すなわち、データフローは、非常に低い損失率を
必要とし、リアルタイムフローは、応答時間に関して要求が厳しい。異なった経
路VPを使用することによって、これらのサービス要件の特性に関連して、ユー
ザートラヒックをサーバーへ切替えることが可能である。
【0058】 所定の経路VPの中で、半接続は仮想回路識別名VCIによって区別される。
これは、端と端を接したシグナリングに対応し、特に、SSCOP及びQ293
1プロトコルによって生成されたメッセージを移動させる、制御プレーンの仮想
回路識別名VCI VCI_sigに関係している。すなわち、それは、ユーザ
ートラヒックを移動させる半接続を識別するユーザープレーンの仮想回路識別名
VCI VCI_datにもまた関係している。
【0059】 以前に説明したとおり、事前呼出し段階において、端と端を接したシグナリン
グチャンネルが創設される。それは、インターフェースUNI_tにおいて仮想
経路/仮想チャンネル識別名である0/5の一組によって、インターフェースU
NI_cにおいてはVPI_u/5の一組によって、ローカルアクセスネットワ
ークRLAにおいてはVPs/VCI_sigの一組によって、特性が示される
。仮想経路識別名VPI_uは、スイッチVCXにより割り当てられる。シグナ
リング仮想回路識別名VCI_sigに関しては、これは適合サーバーARXに
より割り当てられる。識別名VPI_uとVCI_sigとの間には、一対一の
対応がある。都合良く、この対応は、これら二つの識別名の等式、すなわちVP
I_u=VCI_sigで表される。
【0060】 仮想回路識別名VCI_datに関しては、これはQ2931プロトコルによ
って履行される呼出し段階の間に割り当てられる。このQ2931プロトコルに
よって送受されるメッセージは、この呼出し段階の間、事前呼出し段階の間に創
設されたシグナリングチャンネルによって、移動される。
【0061】 仮想回路識別名VCI_sigが採ることができる値の数は、一つの移動端末
用アクセスネットワークRLAMが同時に管理を促される通信の最大数に依存す
る。すなわち、この数は、端末MTの数より少なくできる。ユーザープレーンに
おいて仮想回路識別名が採ることができる値VCI_datの数は、一般に、仮
想回路識別名VCI_sigが採ることができる値の数よりも大きい。それは、
一つの同じ通信が別個の仮想回路識別名VCI_datにより識別される多くの
別個のトラヒックフローを伝達する多くの半接続から構成されるからである。
【0062】 他の仮想経路及び回路識別名VPI/VCIは、ローカルアクセスネットワー
クRLA内部のシグナリングプロトコルに対して専用に用いられる。
【0063】 一組のVPI_u/VCI_datは、このように、移動端末用アクセスネッ
トワークRLAMの利用可能範囲内にそれぞれの移動端末がある限り、通信の全
継続時間にわたって、それぞれの移動端末に割り当てられている。これらの識別
名は、移動端末が移動したとしても、同じ値を保つものである。他方、これらの
識別名は端末MTに固有のものではなく、そのことは、要するに、それらの識別
名が論理に基づいて同じ端末に対するある呼出しと別の呼出しとでは異なること
を示しているということである。
【0064】 適合ユニットAAR_mは、アップリンク方向(端末からスイッチへ)とダウ
ンリンク方向(スイッチから端末へ)の両方において、ローカルネットワークR
LAにおけるシグナリング仮想回路識別名VCI_sigを、端末MTにおける
通常5に等しい不変の仮想回路識別名へ書き換えるように構成されている。
【0065】 他方、ユーザープレーンにおける仮想回路識別番号については、アップリンク
方向又はダウンリンク方向のいずれにおいても、書き換える必要がない。これは
、移動端末用アクセスネットワークRLAMを通過するユーザー半接続の仮想回
路識別名VCI_datは、呼出し設定段階の間にスイッチVCXによって割り
当てられ、その後は変わらないからである。
【0066】 アップリンク方向(端末からスイッチへ)において、仮想経路識別名VPI(
不変であり、端末MTのインターフェースUNI_tにおいて通常0に等しい)
は、適合ユニットAAR_mによって、要求されたサービス専用のローカルアク
セスネットワークRLAの仮想経路VPを識別する符号へ書き換えられる。その
経路は、セルを所定のサーバーESへ切替える経路、或いはセルを交差接続装置
BRIDGEへ直接切替える経路である。セルを交差接続装置BRIDGEへ直
接切替える経路の場合は、識別名VPIは、ローカルアクセスネットワークRL
Aにおけるユーザーセルを単に移動させるために与えられたものである。この値
は、例えば100(上記参照)である。適合サーバーARXは、既に形成された
仮想経路VPの選択を知らせるために、通信設定段階の間に、適合ユニットAA
R_mへ伝達されるメッセージを送る。
【0067】 ダウンリンク方向(スイッチから端末へ)において、適合ユニットAAR_m
は、仮想経路識別名VPIを端末のインターフェースUNI_tに特有の値、通
常0に等しい、へ書き換える。
【0068】 適合サーバーARXにおいてもまた書換えがなされる。アップリンク方向(端
末からスイッチへ)において、ローカルアクセスネットワークRLAにおけるユ
ーザーセルを移動させるための経路VPの識別名VPIの値は、端末が移動端末
用アクセスネットワークRLAMの利用可能範囲内に入ったときに端末に割り当
てられる値VPI_uへ書き換えられる。
【0069】 この目的のために、適合サーバーARXは、通信が設定される間に更新される
ローカル表を調べる。そのローカル表において、一方では、適合サーバーはAT
Mセルのヘッダーから読んだ仮想回路識別名VCI_datの値に対応する仮想
経路識別名の値VPI_uを検索し、他方では、前記セルの仮想経路識別名を経
路VPに割り当てる。
【0070】 ダウンリンク方向(スイッチから端末へ)において、仮想経路識別名の値VP
I_uは、要求されたサービスに応じた経路を識別する符号へ書き換えられる。
一般に、その一つの識別名は、単にユーザーセルの移動だけに割り当てられ、例
えばその値は100である。この選択は、通信設定段階の間に適合サーバーAR
Xに記録されたものである。
【0071】 本発明の一つと同様な移動端末用アクセスネットワークRLAMの場合、端末
MTとのそれぞれの通信に対して、移動端末用アクセスネットワークRLAMの
利用可能範囲内にこの端末が入ったときに割り当てられた値VPI_uが対応す
る。
【0072】 VPIに結び付けられるディレクトリー番号は、時間が経てば変えることがで
きることについて留意されるべきである。従って、端末が移動端末用アクセスネ
ットワークから離れた場合、そのディレクトリー番号はルーチン表から消え、結
び付けられていたVPIはフリーになり、その無線利用可能範囲内へ入ることに
より移動端末用アクセスネットワークRLAMに認知された新しい端末のディレ
クトリー番号と結び付けられることが可能である。
【0073】 仮想経路識別名VPI_uの割り当ての動的管理のために、スイッチVCXは
一つのルーチン表を有し、その表では、それぞれの仮想経路識別名VPI_uに
対し、端末の数字(NSAP又はE164アドレス)が対応している。この表は
、移動端末用アクセスネットワークRLAMの利用可能範囲内へ端末が到着した
り利用可能範囲外へ出発するのに応じて更新される。この更新は、適合サーバー
ARXの制御の下で都合良くなされる。
【0074】 加えて、ディストリビューションネットワークRDはセルのフローのそれぞれ
のタイプについてただ一つの仮想経路VPを割り当てるので、端末MTとのそれ
ぞれの通信に対して、ユーザープレーンレベルにおいて、識別名VCI_dat
を有する一つの(又は場合によってはいくつかの予め決められた)仮想回路が対
応する。事実、いくつかの接続は一つの通信内で設定され得ることについて留意
されるべきである。それらの接続は全て同じ仮想経路識別名をもち、それゆえそ
れらの仮想回路識別名VCIだけによって区別される。これは、一般的に、例え
ばスイッチVCXにおいて、それらの仮想回路識別名だけでなくそれらの仮想経
路識別名によってもそれらが区別されることとは異なるものである。
【0075】 スイッチVCXが仮想経路識別名VPI_uの異なる接続に同じ仮想回路識別
名VCI_datを二回割り当てることを防止するために、それぞれの仮想経路
識別名VPIに基づいて、この識別名VPIに使用可能な仮想回路識別名VCI
のみを記載した割り当て表が与えられている。例として、経路識別名VPI=2
0の場合は、1000から1010の値の範囲の仮想回路識別名VCIを用いた
通信を設立することができ、経路識別名VPI=21の場合は、仮想回路識別名
VCIが1011から1020まで、等とする。
【0076】 このように、仮想経路識別名の値VPI_uが既に割り当てられたディレクト
リ番号によって識別された端末MTからの呼出しを設定する要求があったときに
、スイッチVCXは、この割り当て表で、この識別名VPI_uに使用可能な一
つ又はそれ以上の仮想回路識別名の値VCIを検索する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による移動端末用アクセスネットワークのブロック図である。
【符号の説明】
VCX スイッチ RLA ローカルアクセスネットワーク BR 無線基地局 MT 移動端末 ARX 適合サーバー RD ディストリビューションネットワーク CTR 集信機 BRIDGE 交差接続装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が少なくとも一つの別の外部ネットワークと接続し他方
    がローカルアクセスネットワーク(RLA)に接続するスイッチ(VCX)から
    構成され、前記ローカルアクセスネットワーク(RLA)は移動端末(MT)と
    それぞれ通信するように構成された多数の無線基地局(BR)と接続し、それぞ
    れの端末(MT)は一度だけ確定される仮想経路識別名と通話が設定されるとき
    に端末に割り当てられる仮想回路識別名によって識別される仮想チャンネル上で
    ユーザーセルを送受し、そして仮想チャンネル上のシグナリングセルは仮想経路
    識別名と一度だけ確定される仮想回路識別名により識別され、スイッチ(VCX
    )はそれぞれのユーザーチャンネルへ仮想経路識別名と仮想回路識別名とを割り
    当てるとともにそれぞれのシグナリングチャンネルへユーザー回路の前記仮想経
    路識別名と同じ仮想経路識別名と一度だけ確定される仮想回路識別名とを割り当
    てるように構成される移動端末用アクセスネットワークにおいて、前記ローカル
    アクセスネットワーク(RLA)は仮想経路識別名が予め決められたチャンネル
    内においてユーザーセルの移動とシグナリングチャンネルの移動を行うように構
    成され、そしてそこでは、移動端末(MT)が前記ネットワークの利用可能範囲
    内に入ったときにシグナリングチャンネルが前記端末(MT)と前記スイッチ(
    VCX)との間に形成され、スイッチ(VCX)は、これを行うために、予め決
    められたシグナリング仮想回路識別名と結び付けられるとともにスイッチ(VC
    X)における前記シグナリングチャンネルを識別する仮想経路識別名(VPI_
    u)を決定し、そしてローカルアクセスネットワーク(RLA)は、これを行う
    ために、シグナリング仮想経路識別名と結び付けられるとともに前記ネットワー
    ク(RLA)において前記シグナリングチャンネルを識別する仮想回路識別名(
    VCI_sig)を決定し、そして通信が設定されたときに、スイッチ(VCX
    )は前記通信のユーザーセルの移動を行うユーザーチャンネルへ、スイッチ(V
    CX)においては既にシグナリングチャンネルに割り当てられた仮想経路識別名
    (VPI_u)と、ローカルアクセスネットワーク(RLA)においてはユーザ
    ーセルの移動のために与えられた仮想経路識別名と、そして、端末においては予
    め決められた仮想経路識別名と、結び付けられた仮想回路識別名(VCI_da
    t)を割り当てることを特徴とする移動端末用アクセスネットワーク。
  2. 【請求項2】 スイッチ(VCX)においてシグナリングセルを移動するた
    めに割り当てられた仮想経路識別名(VPI_u)と、ローカルネットワーク(
    RLA)において同一のセルを移動するために割り当てられた仮想回路識別名(
    VCI_sig)との間に、一対一の対応を与える方法が規定されていることを
    特徴とする請求項1に記載の移動端末用アクセスネットワーク。
  3. 【請求項3】 ローカルネットワーク(RLA)において同一のセルの移動
    に割り当てられた仮想回路識別名(VCI_sig)は、スイッチ(VCX)に
    おいてシグナリングセルの移動に割り当てられた仮想経路識別名(VPI_u)
    と同じであることを特徴とする請求項1に記載の移動端末用アクセスネットワー
    ク。
  4. 【請求項4】 スイッチ(VCX)がシグナリングチャンネルへ割り当て可
    能なそれぞれの仮想経路識別名VPIに対し、あるVPI識別名と別のVPI識
    別名とでは異なる仮想回路識別名VCIのグループを位置付ける割り当て表を含
    み、前記スイッチ(VCX)はユーザーチャンネルの仮想経路識別名(VPI_
    u)に対応するグループから少なくとも一つの仮想回路識別名(VCI_dat
    )を前記ユーザーチャンネルへその形成時に割り当てることを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれか一つに記載の移動端末用アクセスネットワーク。
  5. 【請求項5】 アップリンク方向とダウンリンク方向の両方において、一
    方では、個々に割り当てられた仮想経路識別名を、ローカルネットワーク(RL
    A)内で、ユーザーセルとシグナリングセルに対して、前記端末(MT)におい
    て予め決められた対応する識別名へ書換え、また逆に前記端末(MT)内で、ユ
    ーザーセルとシグナリングセルに対して、ローカルネットワーク(RLA)にお
    いて予め決められた対応する識別名へ書換え、他方では、割り当てられた仮想回
    路識別名を、ローカルネットワーク(RLA)内で、シグナリングセルに対して
    、前記端末(MT)において予め決められた対応する識別名へ書換え、また逆に
    前記端末(MT)内で、シグナリングセルに対して、ローカルネットワーク(R
    LA)において予め決められた対応する識別名へ書換えるための適合ユニットを
    含むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の移動端末用ア
    クセスネットワーク。
  6. 【請求項6】 アップリンク方向とダウンリンク方向の両方において、一方
    では、割り当てられた仮想経路識別名を、スイッチ(VCX)内でユーザーセル
    とシグナリングセルに対して、前記ローカルネットワーク(RLA)内で前記ユ
    ーザーセルと前記シグナリングセルに対して個々に割り当てられた仮想経路識別
    名へ書換え、また逆にローカルネットワーク(RLA)内でユーザーセルとシグ
    ナリングセルに対して、前記スイッチ(VCX)内で前記ユーザーセルと前記シ
    グナリングセルに対して個々に割り当てられた仮想経路識別名へ書換え、他方で
    は割り当てられた仮想回路識別名を、スイッチ(VCX)内でシグナリングセル
    に対して、前記ローカルネットワーク内で前記シグナリングセルに対して割り当
    てられた識別名へ書換え、また逆にローカルネットワーク内でシグナリングセル
    に対して、前記スイッチ(VCX)内で前記シグナリングセルに対して割り当て
    られた識別名へ書換えるための適合サーバー(ARX)を含むことを特徴とする
    請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の移動端末用アクセスネットワーク。
  7. 【請求項7】 前記ローカルアクセスネットワーク(RLA)はディストリ
    ビューションネットワーク(RD)から構成され、そのディストリビューション
    ネットワーク(RD)は、一方では、無線基地局(BR)が、付与されたマーキ
    ングによって、前記ディストリビューションネットワーク(RD)に対する前記
    基地局(BR)の仮想半接続を設定又は解除するために無線基地局(BR)が連
    結された集信機(CTR)のセットに接続し、他方では、ディストリビューショ
    ンネットワーク(RD)とスイッチ(VCX)を接続する交差接続装置(BRI
    DGE)に接続し、前記ローカルアクセスネットワーク(RLA)はまた、一方
    では、端末(MT)とスイッチ(VCX)との間で交換されたシグナリングメッ
    セージを遮断したり解釈することを可能にするために、他方では、これらのシグ
    ナリングメッセージの内容を基に、集信機(CTR)における半接続のマーキン
    グを制御することを可能にするために前記シグナリングチャンネルが通過する適
    合サーバー(ARX)を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか
    一つに記載の移動端末用アクセスネットワーク。
  8. 【請求項8】 ルーチン表を含み、そのルーチン表では、シグナリングチャ
    ンネルへスイッチによって割り当てられることが可能なそれぞれの仮想経路識別
    名に対して端末の番号が対応し、前記ルーチン表は移動端末用アクセスネットワ
    ークRLAMの利用可能範囲内へ端末が到着したり利用可能範囲外へ出発するの
    に応じて更新されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一つに記載
    の移動端末用アクセスネットワーク。
JP2000570998A 1998-09-11 1999-08-11 移動端末用アクセスネットワーク Withdrawn JP2002525939A (ja)

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