JP2002520733A - テープライブラリインターフェースを含むテープドライブエミュレーションシステム - Google Patents
テープライブラリインターフェースを含むテープドライブエミュレーションシステムInfo
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
- G06F3/0601—Interfaces specially adapted for storage systems
- G06F3/0602—Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
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Abstract
(57)【要約】
仮想ボリューム（３２）をデステージングし、且つ仮想記憶システム内のスペースをリクレームするために、ホスト（１０）に結合された標準のテープライブラリ（２０）を用いる、改善された仮想テープ記憶デバイス。
Description
【０００１】 （発明の背景） 本発明は、記憶システムに関し、特には、仮想テープ記憶システムにデータを
記憶するための方法および装置に関する。 仮想テープ記憶システムは、ホストコンピュータと相互作用するように構成さ
れた、ハードウェア・ソフトウェア製品である。ホストコンピュータ上で実行す
るアプリケーションプログラムが、記憶のためのテープボリュームにデータ出力
を記憶する。このテープボリュームは、仮想テープドライブ（ＶＴＤ）の仮想ボ
リュームとして、仮想テープ記憶システムに組み込まれる。仮想ボリュームは、
通常のテープボリュームであるかのように組織化され、仮想テープ記憶システム
に常駐しているデータの集合である。ホストコンピュータおよびアプリケーショ
ンプログラムにとって、テープボリュームコンテンツは、特定のモデルの物理テ
ープデバイスに記憶されているように見え、そのモデルの特徴および働きは、仮
想テープ記憶システムのアクションによりエミュレートされる。しかしながら、
データは、ディスク、テープ、または他の不揮発性記憶媒体、あるいはそれらを
組み合わせたもの等の各種の異なる記憶媒体のいずれかに、仮想ボリュームとし
て、実際に記憶され得る。この仮想ボリュームは、複数の場所にわたって広げら
れ得、この仮想ボリュームのコピーもしくは「イメージ」が、数種類の物理デバ
イス、例えば、テープおよびディスクに記憶され得る。
記憶するための方法および装置に関する。 仮想テープ記憶システムは、ホストコンピュータと相互作用するように構成さ
れた、ハードウェア・ソフトウェア製品である。ホストコンピュータ上で実行す
るアプリケーションプログラムが、記憶のためのテープボリュームにデータ出力
を記憶する。このテープボリュームは、仮想テープドライブ（ＶＴＤ）の仮想ボ
リュームとして、仮想テープ記憶システムに組み込まれる。仮想ボリュームは、
通常のテープボリュームであるかのように組織化され、仮想テープ記憶システム
に常駐しているデータの集合である。ホストコンピュータおよびアプリケーショ
ンプログラムにとって、テープボリュームコンテンツは、特定のモデルの物理テ
ープデバイスに記憶されているように見え、そのモデルの特徴および働きは、仮
想テープ記憶システムのアクションによりエミュレートされる。しかしながら、
データは、ディスク、テープ、または他の不揮発性記憶媒体、あるいはそれらを
組み合わせたもの等の各種の異なる記憶媒体のいずれかに、仮想ボリュームとし
て、実際に記憶され得る。この仮想ボリュームは、複数の場所にわたって広げら
れ得、この仮想ボリュームのコピーもしくは「イメージ」が、数種類の物理デバ
イス、例えば、テープおよびディスクに記憶され得る。
【０００２】 仮想ボリュームのイメージがディスクに記憶されるときに、そのボリュームの
コンテンツの異なる部分が、異なるディスクドライブ、および各ディスクドライ
ブの異なる隣接していないエリアに記憶され得る。仮想テープ記憶システムは、
そのイメージがディスクに記憶された任意の仮想ボリュームのコンテンツが、ホ
スト、つまり正しいシーケンスで返還する必要がある、散乱した部分を取り込む
、仮想テープ記憶システムにより読み取られることを可能にするインデックスを
保持する。
コンテンツの異なる部分が、異なるディスクドライブ、および各ディスクドライ
ブの異なる隣接していないエリアに記憶され得る。仮想テープ記憶システムは、
そのイメージがディスクに記憶された任意の仮想ボリュームのコンテンツが、ホ
スト、つまり正しいシーケンスで返還する必要がある、散乱した部分を取り込む
、仮想テープ記憶システムにより読み取られることを可能にするインデックスを
保持する。
【０００３】 仮想ボリュームのイメージがテープに記憶されるときには、他の仮想ボリュー
ムのイメージとともに、単一のテープに記憶され得るか、またはそのイメージの
異なる部分が、複数の異なるテープに、各部分がまた、他の仮想ボリュームのイ
メージまたはイメージの一部と共に記憶され得る。仮想ボリュームイメージのテ
ープ記憶に対するこれらのアプローチの両方において、イメージが、「スタック
された」と呼ばれる。仮想ボリュームイメージは、エミュレートされているもの
以外の、各種の異なるテープデバイスモデルに記憶され得る。イメージをディス
クに記憶するとともに、仮想テープ記憶システムは、スタックされたイメージに
記憶された任意の仮想ボリュームのコンテンツを、それが記憶された１以上のテ
ープから取り出すことを可能にするインデックスを保持する。
ムのイメージとともに、単一のテープに記憶され得るか、またはそのイメージの
異なる部分が、複数の異なるテープに、各部分がまた、他の仮想ボリュームのイ
メージまたはイメージの一部と共に記憶され得る。仮想ボリュームイメージのテ
ープ記憶に対するこれらのアプローチの両方において、イメージが、「スタック
された」と呼ばれる。仮想ボリュームイメージは、エミュレートされているもの
以外の、各種の異なるテープデバイスモデルに記憶され得る。イメージをディス
クに記憶するとともに、仮想テープ記憶システムは、スタックされたイメージに
記憶された任意の仮想ボリュームのコンテンツを、それが記憶された１以上のテ
ープから取り出すことを可能にするインデックスを保持する。
【０００４】 スタックされたイメージが、標準的なハードウェアおよびアプリケーションプ
ログラムによっては認識可能でないため、スタックされたイメージをテープに記
憶することには、欠陥が生じる。
ログラムによっては認識可能でないため、スタックされたイメージをテープに記
憶することには、欠陥が生じる。
【０００５】 現存する仮想記憶システムは、仮想ボリュームをステージングディスクからテ
ープへデステージング（ｄｅｓｔａｇｉｎｇ）するための所有テープドライブユ
ニットを含む。通常そうであるように、顧客がすでにテープライブラリハードウ
ェアに投資している場合には、仮想テープドライブシステムの追加には、仮想テ
ープドライブシステムに対してデステージング操作を実行するために、付加的テ
ープドライブリソースを追加する必要がある。
ープへデステージング（ｄｅｓｔａｇｉｎｇ）するための所有テープドライブユ
ニットを含む。通常そうであるように、顧客がすでにテープライブラリハードウ
ェアに投資している場合には、仮想テープドライブシステムの追加には、仮想テ
ープドライブシステムに対してデステージング操作を実行するために、付加的テ
ープドライブリソースを追加する必要がある。
【０００６】 よって、現在利用可能なデバイスの欠陥を克服する、改善された仮想テープシ
ステムおよびその操作のための方法が必要とされる。
ステムおよびその操作のための方法が必要とされる。
【０００７】 （発明の要旨） 本発明の１つの局面において、ホストコンピュータ上で実行するライブラリ管
理システム（ＬＭＳ）の一部である、仮想ライブラリ管理（ＶＬＭＡＮ）サブル
ーチンが、仮想記憶システムとホストコンピュータをインターフェースさせる。
ＶＬＭＡＮは、テープライブラリ内のテープドライブにマウントされた物理テー
プボリュームにアクセスするために、現存するテープライブラリを設けたソフト
ウェアと相互作用する。
理システム（ＬＭＳ）の一部である、仮想ライブラリ管理（ＶＬＭＡＮ）サブル
ーチンが、仮想記憶システムとホストコンピュータをインターフェースさせる。
ＶＬＭＡＮは、テープライブラリ内のテープドライブにマウントされた物理テー
プボリュームにアクセスするために、現存するテープライブラリを設けたソフト
ウェアと相互作用する。
【０００８】 本発明の別の局面において、仮想テープサーバー上のステージングディスクで
ステージングされた仮想ボリュームのコンテンツが、仮想テープサーバー内のス
ペースをリクレーム（ｒｅｃｌａｉｍ）するために、テープライブラリにマウン
トされた物理テープにデステージングされ得る。
ステージングされた仮想ボリュームのコンテンツが、仮想テープサーバー内のス
ペースをリクレーム（ｒｅｃｌａｉｍ）するために、テープライブラリにマウン
トされた物理テープにデステージングされ得る。
【０００９】 本発明の他の特徴および利点が、以下の詳細な説明および添付の図面より明ら
かになる。
かになる。
【００１０】 （好適な実施形態の詳細な説明） 次に、好適な実施形態を図面を参照しながら説明する。いくつかの図において
は、同様または類似の要素を同じ参照番号を用いて示す。
は、同様または類似の要素を同じ参照番号を用いて示す。
【００１１】 図１Ａは、本発明の仮想テープ記憶システムの好適な実施形態が用いられてい
る、デジタルシステムのハイレベルブロック図である。図１Ａにおいて、ホスト
コンピュータ１０、例えば、ＩＢＭメインフレームコンピュータが、複数のアプ
リケーション１２を実行する。実際には、ホストコンピュータ１０は、典型的に
、ＩＢＭが製造するＭＶＳオペレーティングシステムを実行するが、当業者に周
知である他のオペレーティングシステムも用いられ得る。ＭＶＳは、自動テープ
ライブラリ（ＡＴＬ）、または他のタイプのテープ記憶デバイスであり得る、テ
ープユニット２０のための入出力を含む各種のアプリケーション１２に、入出力
サービスを提供する。アプリケーション１２は、ＥＳＣＯＮ３４９０磁気テープ
サブシステムインターフェース２２等の物理インターフェースを用いて、ＥＳＣ
ＯＮテープデバイス（ＥＴＤ）２４を介して直接テープユニット２０と結合され
得る。ＭＶＳ、ＥＳＣＯＮインターフェース２２、およびホストコンピュータ１
０は、当業者には周知である。
る、デジタルシステムのハイレベルブロック図である。図１Ａにおいて、ホスト
コンピュータ１０、例えば、ＩＢＭメインフレームコンピュータが、複数のアプ
リケーション１２を実行する。実際には、ホストコンピュータ１０は、典型的に
、ＩＢＭが製造するＭＶＳオペレーティングシステムを実行するが、当業者に周
知である他のオペレーティングシステムも用いられ得る。ＭＶＳは、自動テープ
ライブラリ（ＡＴＬ）、または他のタイプのテープ記憶デバイスであり得る、テ
ープユニット２０のための入出力を含む各種のアプリケーション１２に、入出力
サービスを提供する。アプリケーション１２は、ＥＳＣＯＮ３４９０磁気テープ
サブシステムインターフェース２２等の物理インターフェースを用いて、ＥＳＣ
ＯＮテープデバイス（ＥＴＤ）２４を介して直接テープユニット２０と結合され
得る。ＭＶＳ、ＥＳＣＯＮインターフェース２２、およびホストコンピュータ１
０は、当業者には周知である。
【００１２】 アプリケーション１２はまた、本明細書中においてオープンシステムサーバー
（ＯＳＳ）とも呼ばれる、仮想テープサーバー３０とも結合され得る。ＯＳＳは
、本発明の譲受人により製造される。仮想テープサーバー３０は、２４のものと
同様の物理ＥＴＤをエミュレートする、仮想テープドライブ３２（ＶＴＤ）を保
持する。ＶＴＤ３２は以下においてさらに詳述される。アプリケーション１２と
ＶＴＤ３２間のインターフェースは、好適な実施形態においてはＥＳＣＯＮイン
ターフェースである、ＯＳＳをエミュレートしたデバイスインターフェース３３
である。
（ＯＳＳ）とも呼ばれる、仮想テープサーバー３０とも結合され得る。ＯＳＳは
、本発明の譲受人により製造される。仮想テープサーバー３０は、２４のものと
同様の物理ＥＴＤをエミュレートする、仮想テープドライブ３２（ＶＴＤ）を保
持する。ＶＴＤ３２は以下においてさらに詳述される。アプリケーション１２と
ＶＴＤ３２間のインターフェースは、好適な実施形態においてはＥＳＣＯＮイン
ターフェースである、ＯＳＳをエミュレートしたデバイスインターフェース３３
である。
【００１３】 ライブラリ管理システム（ＬＭＳ）ソフトウェアモジュール３４もまた、ホス
ト１０に常駐し、ＭＶＳおよび仮想テープサーバー３０にサービスを提供する。
ＬＭＳ３４がテープライブラリ環境の管理を担い、ドライブへのカートリッジの
フェッチおよびロード、ロードされていないカートリッジのホームロケーション
（ｈｏｍｅ ｌｏｃａｔｉｏｎｓ）への返還、その他のタスクを実行する。ＬＭ
Ｓ３４と仮想テープサーバー３０間のインターフェースは、２つの異なる別々の
プロトコルに基づく、経路３５ａおよび３５ｂを備えた、ライブラリ管理インタ
ーフェースである。
ト１０に常駐し、ＭＶＳおよび仮想テープサーバー３０にサービスを提供する。
ＬＭＳ３４がテープライブラリ環境の管理を担い、ドライブへのカートリッジの
フェッチおよびロード、ロードされていないカートリッジのホームロケーション
（ｈｏｍｅ ｌｏｃａｔｉｏｎｓ）への返還、その他のタスクを実行する。ＬＭ
Ｓ３４と仮想テープサーバー３０間のインターフェースは、２つの異なる別々の
プロトコルに基づく、経路３５ａおよび３５ｂを備えた、ライブラリ管理インタ
ーフェースである。
【００１４】 ＶＴＤ３２は、物理デバイスであるかのように応答する、非物理デバイスであ
る。現在説明している実施形態において、エミュレートされた物理デバイスは、
ＩＢＭ−３４９０テープドライブであるが、他のデバイスもエミュレートされ得
る。ＶＴＤ３２は、エミュレートされたテクノロジーと同様の方法で、チャネル
上で発せられたコマンドに応答する。よって、物理テープデバイスが存在しない
ことは、アプリケーション１２には知られなくてもよい。
る。現在説明している実施形態において、エミュレートされた物理デバイスは、
ＩＢＭ−３４９０テープドライブであるが、他のデバイスもエミュレートされ得
る。ＶＴＤ３２は、エミュレートされたテクノロジーと同様の方法で、チャネル
上で発せられたコマンドに応答する。よって、物理テープデバイスが存在しない
ことは、アプリケーション１２には知られなくてもよい。
【００１５】 アプリケーション１２は、典型的には、テープボリュームにデータを記憶する
。テープボリュームは周知のデータ構造である。「仮想ボリューム」は、ひとま
とまりで実際のテープボリュームをエミュレートする、データおよびメタデータ
の集合である。ＶＴＤにマウントされると、仮想ボリュームは、ホストコンピュ
ータからは、実際のテープボリュームとは見分けがつかない。このコンテクスト
において、「データ」は、テープに記憶されるように、ホストにより出力された
データを指し、「メタデータ」は、実際のテープドライブおよびボリュームのエ
ミュレートを許可する、仮想テープサーバー３０により生成された情報を指す。
。テープボリュームは周知のデータ構造である。「仮想ボリューム」は、ひとま
とまりで実際のテープボリュームをエミュレートする、データおよびメタデータ
の集合である。ＶＴＤにマウントされると、仮想ボリュームは、ホストコンピュ
ータからは、実際のテープボリュームとは見分けがつかない。このコンテクスト
において、「データ」は、テープに記憶されるように、ホストにより出力された
データを指し、「メタデータ」は、実際のテープドライブおよびボリュームのエ
ミュレートを許可する、仮想テープサーバー３０により生成された情報を指す。
【００１６】 図１Ｂは、１以上のホストコンピュータ１０（図１Ａ）と結合され得る、本発
明の実施形態を用いる仮想テープサーバー３０の一部のハイレベルブロック図で
ある。ホストコンピュータ１０は、典型的には、ＭＶＳおよび各種のアプリケー
ションプログラム等のオペレーティングシステムを実行する、大規模のメインフ
レームコンピュータである。
明の実施形態を用いる仮想テープサーバー３０の一部のハイレベルブロック図で
ある。ホストコンピュータ１０は、典型的には、ＭＶＳおよび各種のアプリケー
ションプログラム等のオペレーティングシステムを実行する、大規模のメインフ
レームコンピュータである。
【００１７】 複数のチャネルインターフェース（ＣＩＦ）４２が、ホスト１０と、仮想テー
プサーバー３０との間をデータ転送するように、ホスト入出力チャネル（図示せ
ず）と結合される。
プサーバー３０との間をデータ転送するように、ホスト入出力チャネル（図示せ
ず）と結合される。
【００１８】 各ＣＩＦ４２は、ホストインターフェース４４、埋め込みサーバー４６、デー
タ圧縮および他の機能を実行するためのデータフォーマッター４８、バッファメ
モリ５０、ＳＢＵＳインターフェース５２、および内部バス５４を含む。好適な
実施形態において、埋め込みプロセッサ４６は、Ｉｎｔｅｌ Ｃｏｒｐｏｒａｔ
ｉｏｎが製造するｉ９６０モデルのプロセッサである。
タ圧縮および他の機能を実行するためのデータフォーマッター４８、バッファメ
モリ５０、ＳＢＵＳインターフェース５２、および内部バス５４を含む。好適な
実施形態において、埋め込みプロセッサ４６は、Ｉｎｔｅｌ Ｃｏｒｐｏｒａｔ
ｉｏｎが製造するｉ９６０モデルのプロセッサである。
【００１９】 メインコントローラ６０はＣＩＦ４２と結合しており、メインプロセッサ６２
、メインメモリ６４、ＳＢＵＳインターフェース６６、および内部バス６８を含
む。好適な実施形態において、メインプロセッサは、Ｓｕｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓ
ｔｅｍｓ， Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄが製造するＳＰＡＲＣコンピュータであ
る。ＣＩＦ４２およびメインコントローラ６０は、好適な実施形態において、Ｓ
ＢＵＳである、システムバス７０により互いに結合される。
、メインメモリ６４、ＳＢＵＳインターフェース６６、および内部バス６８を含
む。好適な実施形態において、メインプロセッサは、Ｓｕｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓ
ｔｅｍｓ， Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄが製造するＳＰＡＲＣコンピュータであ
る。ＣＩＦ４２およびメインコントローラ６０は、好適な実施形態において、Ｓ
ＢＵＳである、システムバス７０により互いに結合される。
【００２０】 仮想テープサーバー３０は、ＶＴＤ３２にマウントされた仮想ボリュームにホ
ストデータを記憶する。１つの好適な実施形態において、データはステージング
ディスク８０に最初から記憶されている。データが物理テープドライブに実際に
記憶されているかのように、仮想テープサーバー３０がホストと相互作用しなけ
ればならないので、仮想テープドライブ記述子と呼ばれるデータ構造が、各ＶＴ
Ｄ３２のためにメインメモリ６４に維持される。仮想テープドライブ記述子は、
関連づけられたＶＴＤ３２の状態についての情報を備える。仮想テープ「ボリュ
ーム」構造およびそれに従属する他の構造を含むさらなる構造が、データが他の
情報とともに物理的に記憶される場所を登録する。
ストデータを記憶する。１つの好適な実施形態において、データはステージング
ディスク８０に最初から記憶されている。データが物理テープドライブに実際に
記憶されているかのように、仮想テープサーバー３０がホストと相互作用しなけ
ればならないので、仮想テープドライブ記述子と呼ばれるデータ構造が、各ＶＴ
Ｄ３２のためにメインメモリ６４に維持される。仮想テープドライブ記述子は、
関連づけられたＶＴＤ３２の状態についての情報を備える。仮想テープ「ボリュ
ーム」構造およびそれに従属する他の構造を含むさらなる構造が、データが他の
情報とともに物理的に記憶される場所を登録する。
【００２１】 その後に、データは、ステージングディスク８０から、１以上の磁気テープユ
ニット２０へと転送され得る。上述のとおり、テープユニット２０は、単独のテ
ープユニット、自動テープライブラリ（ＡＴＬ）、または他のテープ記憶システ
ムであり得る。しかしながら、データの場所および他の特徴が、メモリ内の仮想
テープボリューム構造の見地からさらに定義され、且つディスクベースの制御デ
ータセットに記憶される。
ニット２０へと転送され得る。上述のとおり、テープユニット２０は、単独のテ
ープユニット、自動テープライブラリ（ＡＴＬ）、または他のテープ記憶システ
ムであり得る。しかしながら、データの場所および他の特徴が、メモリ内の仮想
テープボリューム構造の見地からさらに定義され、且つディスクベースの制御デ
ータセットに記憶される。
【００２２】 用語の意味を明確にするために一例を挙げる。アプリケーション１２が、デー
タをテープに書き込むことを意図する場合には、テープをテープドライブにマウ
ントするようにリクエストする。ＬＭＳはそのリクエストをインターセプトし、
ＭＶＳオペレーティングシステムの通常のテープ出力プログラムにより伝達され
る、アプリケーション出力を受信するために、仮想ボリュームをＶＴＤ３２のう
ちの１つにマウントさせる。仮想テープサーバー３０により受信されたデータの
ブロックが「パケット化」され、そのパケットは、「エクステント」と呼ばれる
、最大サイズが固定されたクラスタにグループ分けされる。エクステントは、仮
想テープサーバー３０内のステージングディスク８０に書き込まれる。ステージ
ングディスクスペースは、エクステントと呼ばれるサイズが固定されたスペース
ユニットの、領域と呼ばれる集合として扱われる。よって、エクステントに記憶
された、または記憶されるデータが、ステージングディスク読取り／書込み動作
中に、コントローラとステージングディスク間を転送される。
タをテープに書き込むことを意図する場合には、テープをテープドライブにマウ
ントするようにリクエストする。ＬＭＳはそのリクエストをインターセプトし、
ＭＶＳオペレーティングシステムの通常のテープ出力プログラムにより伝達され
る、アプリケーション出力を受信するために、仮想ボリュームをＶＴＤ３２のう
ちの１つにマウントさせる。仮想テープサーバー３０により受信されたデータの
ブロックが「パケット化」され、そのパケットは、「エクステント」と呼ばれる
、最大サイズが固定されたクラスタにグループ分けされる。エクステントは、仮
想テープサーバー３０内のステージングディスク８０に書き込まれる。ステージ
ングディスクスペースは、エクステントと呼ばれるサイズが固定されたスペース
ユニットの、領域と呼ばれる集合として扱われる。よって、エクステントに記憶
された、または記憶されるデータが、ステージングディスク読取り／書込み動作
中に、コントローラとステージングディスク間を転送される。
【００２３】 しばしば、１つの仮想テープからのデータを備えるエクステントが、いくつか
のディスクドライブにわたって散乱される。エクステントにグループ分けしてい
るパケット、およびホストが後に用いるボリュームを再集合させるために必要な
、エクステント記憶場所等のパケット化についてのすべての情報が、メタデータ
である。メタデータの一部は各エクステントと共に記憶され、一部はエクステン
ト記憶装置とは別の仮想テープサーバー３０内の不揮発性記憶装置に記憶される
。
のディスクドライブにわたって散乱される。エクステントにグループ分けしてい
るパケット、およびホストが後に用いるボリュームを再集合させるために必要な
、エクステント記憶場所等のパケット化についてのすべての情報が、メタデータ
である。メタデータの一部は各エクステントと共に記憶され、一部はエクステン
ト記憶装置とは別の仮想テープサーバー３０内の不揮発性記憶装置に記憶される
。
【００２４】 ホストからテープドライブに転送されるデータは連続的である。パケットは、
ブロック番号ごとに連続して順番に、エクステント内に記憶される。パケットを
シリアル化するためのシステムが、＿に出願された「Ｄａｔａ Ｓｅｒｉａｌｉ
ｚａｔｉｏｎ」と題された、同一人に譲り受けされた同時係属出願に開示されて
いる（代理人事件整理番号１８１２１−４−１）。
ブロック番号ごとに連続して順番に、エクステント内に記憶される。パケットを
シリアル化するためのシステムが、＿に出願された「Ｄａｔａ Ｓｅｒｉａｌｉ
ｚａｔｉｏｎ」と題された、同一人に譲り受けされた同時係属出願に開示されて
いる（代理人事件整理番号１８１２１−４−１）。
【００２５】 この方法でデータブロックをフォーマットすることにより、図２に示す「パケ
ット」２００が生成される。パケット２００は、例えば、パケットＩＤを含むヘ
ッダー２１０、ユーザデータ２２０、およびトレーラー２３０を有する。図２ｂ
および２ｃに、パケット２００をより詳細に示す。例えば、ＡＮＳＩ規格Ｘ３．
２２４−１９９４およびＸ３．２２５−１９９４に従い得る、パケット２００は
、圧縮されたか、または任意で圧縮されていない、ホストデータブロックのバー
ジョン、および仮想テープボリュームに書き込まれた全てのブロックのシーケン
スのブロックの連続番号、圧縮前および後のブロックの長さ、圧縮が用いられて
いるかどうかおよび許容できる圧縮アルゴリズムのうちのどれが用いられている
かを合図するフラッグ、ならびに１つの記憶システムコンポーネントから別の記
憶システムコンポーネントへ転送されるときに、不正が無く存続する、パケット
２００を照合するために有効な、計算された「ＣＲＣ」チェック文字等の記述制
御情報を備える。換言すれば、パケット２００の一部は、フォーマットされたブ
ロックを実質的に自己記述化する。
ット」２００が生成される。パケット２００は、例えば、パケットＩＤを含むヘ
ッダー２１０、ユーザデータ２２０、およびトレーラー２３０を有する。図２ｂ
および２ｃに、パケット２００をより詳細に示す。例えば、ＡＮＳＩ規格Ｘ３．
２２４−１９９４およびＸ３．２２５−１９９４に従い得る、パケット２００は
、圧縮されたか、または任意で圧縮されていない、ホストデータブロックのバー
ジョン、および仮想テープボリュームに書き込まれた全てのブロックのシーケン
スのブロックの連続番号、圧縮前および後のブロックの長さ、圧縮が用いられて
いるかどうかおよび許容できる圧縮アルゴリズムのうちのどれが用いられている
かを合図するフラッグ、ならびに１つの記憶システムコンポーネントから別の記
憶システムコンポーネントへ転送されるときに、不正が無く存続する、パケット
２００を照合するために有効な、計算された「ＣＲＣ」チェック文字等の記述制
御情報を備える。換言すれば、パケット２００の一部は、フォーマットされたブ
ロックを実質的に自己記述化する。
【００２６】 本発明において、仮想ボリュームに記憶されたデータセットは、ステージング
ディスクから、ホストに付属した現存するテープライブラリへとデステージング
される。従って、ユーザの現存するリソースが用いられ、且つさらなるテープド
ライブライブラリに余計な出資をする必要がない。好適な実施形態において、デ
ータセットが、ホストコンピュータと結合され、且つそのホスト上に常駐する標
準プログラムによりアクセスされる現存するテープライブラリ内のテープにスタ
ックされる。
ディスクから、ホストに付属した現存するテープライブラリへとデステージング
される。従って、ユーザの現存するリソースが用いられ、且つさらなるテープド
ライブライブラリに余計な出資をする必要がない。好適な実施形態において、デ
ータセットが、ホストコンピュータと結合され、且つそのホスト上に常駐する標
準プログラムによりアクセスされる現存するテープライブラリ内のテープにスタ
ックされる。
【００２７】 ＬＭＳソフトウェアモジュールは、仮想ライブラリ管理（ＶＬＭＡＮ）サブモ
ジュールを含む。ＶＬＭＡＮは、ホストの現存するテープドライブアクセス方法
へのフックを含む。データがＯＳＳからデステージングされなければならないと
きに、ＶＬＭＡＮはホストのテープライブラリへのアクセスをリクエストする。
（ＯＳＳからのデータを読み取るための）読み取り、または（それをテープに書
き込むための）書込み命令が、次いで、ＶＬＭＡＮから、現存するソフトウェア
の使用を実行するホストへと発せられる。
ジュールを含む。ＶＬＭＡＮは、ホストの現存するテープドライブアクセス方法
へのフックを含む。データがＯＳＳからデステージングされなければならないと
きに、ＶＬＭＡＮはホストのテープライブラリへのアクセスをリクエストする。
（ＯＳＳからのデータを読み取るための）読み取り、または（それをテープに書
き込むための）書込み命令が、次いで、ＶＬＭＡＮから、現存するソフトウェア
の使用を実行するホストへと発せられる。
【００２８】 次に、図３ａおよび３ｂのフローチャートを参照して本発明の好適な実施形態
を説明する。仮想テープライブラリプロセス（ＶＴＬ）が、平行していくつかの
モニタールーチンを実行する。ヘルスチェックプロセスの開始（Ｓｔａｒｔ Ｈ
ｅａｌｔｈ Ｃｈｅｃｋ Ｐｒｏｃｅｓｓ）により、サブシステムデグラデーシ
ョンのためにシステムが監視される。ＲＡＩＤの使用がクリティカル（ｃｒｉｔ
ｉｃａｌ）である場合には、スペース管理ルーチンが開始される。スペース管理
ルーチンはまた、決められた時間間隔で、周期的に開始される。
を説明する。仮想テープライブラリプロセス（ＶＴＬ）が、平行していくつかの
モニタールーチンを実行する。ヘルスチェックプロセスの開始（Ｓｔａｒｔ Ｈ
ｅａｌｔｈ Ｃｈｅｃｋ Ｐｒｏｃｅｓｓ）により、サブシステムデグラデーシ
ョンのためにシステムが監視される。ＲＡＩＤの使用がクリティカル（ｃｒｉｔ
ｉｃａｌ）である場合には、スペース管理ルーチンが開始される。スペース管理
ルーチンはまた、決められた時間間隔で、周期的に開始される。
【００２９】 スペース管理ルーチンは、ＲＡＩＤ状態リポートをリクエストする。好適な実
施形態において、このリポートは、「ＩＭＰＲＯＶＥＤ ＩＮＴＥＲＦＡＣＥＳ
ＦＯＲ ＡＮ ＯＰＥＮ ＳＹＳＴＥＭＳ ＳＥＲＶＥＲ ＰＲＯＶＩＤＩＮ
Ｇ ＴＡＰＥ ＤＲＩＶＥ ＥＭＵＬＡＴＩＯＮ」と題された、同一人に譲り受
けされた同時係属出願（代理人整理番号１８１２１−６−１、＿に出願）に記載
された、管理ボリュームをマウントすることにより生成される。
施形態において、このリポートは、「ＩＭＰＲＯＶＥＤ ＩＮＴＥＲＦＡＣＥＳ
ＦＯＲ ＡＮ ＯＰＥＮ ＳＹＳＴＥＭＳ ＳＥＲＶＥＲ ＰＲＯＶＩＤＩＮ
Ｇ ＴＡＰＥ ＤＲＩＶＥ ＥＭＵＬＡＴＩＯＮ」と題された、同一人に譲り受
けされた同時係属出願（代理人整理番号１８１２１−６−１、＿に出願）に記載
された、管理ボリュームをマウントすることにより生成される。
【００３０】 各仮想ボリュームプールからアクティブで割り当てられていないスペースが、
読み取られ、ＲＡＩＤ状態リポートおよび使用を含むＳＭＦ（システム管理設備
）エントリーが、その後のリポート機能のために作成される。アクティブスペー
スの割合が、スペースリクレームが必要であるかどうか判定するために、ユーザ
定義のパラメータと比較される。
読み取られ、ＲＡＩＤ状態リポートおよび使用を含むＳＭＦ（システム管理設備
）エントリーが、その後のリポート機能のために作成される。アクティブスペー
スの割合が、スペースリクレームが必要であるかどうか判定するために、ユーザ
定義のパラメータと比較される。
【００３１】 図３ｂに、スペースリクレームのためのステップを示す。最初に、前のスペー
スリクレームがまだ実行しているかどうかが判定される。実行されていない場合
には、リクレームプロセスが、次の仮想ボリュームプールをプロセスする。リク
レームのためのボリューム候補リストが作成され、そして作業がＶＬＭＡＮのス
タッキングプログラムに渡される。
スリクレームがまだ実行しているかどうかが判定される。実行されていない場合
には、リクレームプロセスが、次の仮想ボリュームプールをプロセスする。リク
レームのためのボリューム候補リストが作成され、そして作業がＶＬＭＡＮのス
タッキングプログラムに渡される。
【００３２】 スタッキングプログラムは、ＯＳＳ内の仮想ボリュームからデータセットを読
み取り、そしてテープライブラリ内の物理テープドライブにマウントされた物理
テープに、それらのデータセットを書き込むために、ＶＬＭＡＮの制御下で、す
でにホスト上にあるテープライブラリプログラムを用いる。
み取り、そしてテープライブラリ内の物理テープドライブにマウントされた物理
テープに、それらのデータセットを書き込むために、ＶＬＭＡＮの制御下で、す
でにホスト上にあるテープライブラリプログラムを用いる。
【００３３】 上記は本発明の特定の実施形態の完全なる記述ではあるが、各種の修正、別の
構造、および同等のものが用いられ得る。それゆえ、上記の説明は、請求の範囲
により定義される本発明の範囲を制限するものとしてみなされるべきではない。
構造、および同等のものが用いられ得る。それゆえ、上記の説明は、請求の範囲
により定義される本発明の範囲を制限するものとしてみなされるべきではない。
【図１Ａ】 図１Ａは、本発明の好適な実施形態の概念ブロック図である。
【図１Ｂ】 図１Ｂは、本発明によるテープドライブエミュレーティング（ＴＤＥ）システ
ムの好適な実施形態のブロック図である。
ムの好適な実施形態のブロック図である。
【図２ａ】 図２ａは、パケットの説明である。
【図２ｂ】 図２ｂは、圧縮されたユーザデータのパケットコンテンツの説明である。
【図２ｃ】 図２ｃは、圧縮されていないユーザデータのパケットコンテンツの説明である
。
。
【図３ａ】 図３ａは、本発明の実施形態により実行されるステップのフローチャートであ
る。
る。
【図３ｂ】 図３ｂは、本発明の実施形態により実行されるステップのフローチャートであ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，Ｇ Ｈ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 コルバス， ラリー アメリカ合衆国 カリフォルニア 95060， サンタ クルズ， パイン プレイス 211 (72)発明者 ムーア， スティーブン ジェイ． アメリカ合衆国 カリフォルニア 95129， サン ノゼ， ブイ314， ノーウォー ク ドライブ 4291 Ｆターム(参考） 5B014 EB05 FA05 GD05 GD13 GD22 GD23 GD32 GD42 GD44
Claims (1)
- 【請求項１】 ホストコンピュータに結合された仮想テープ記憶システムで
あって、該ホストコンピュータが物理テープドライブに結合され、且つ該物理テ
ープドライブにマウントされた物理ボリュームにアクセスするためのテープライ
ブラリソフトウェアを有し、該仮想テープ記憶システムがエミュレートされたテ
ープユニットとして、該ホストコンピュータからのコマンドに応答し、該エミュ
レートされたテープユニットが、データを記憶するための予期されたフォーマッ
トを有する、仮想テープ記憶システムであって、 仮想ボリュームを記憶するためのステージングディスクと、 該エミュレートされたフォーマットに基づいて、該仮想テープ記憶システムの
データを組織化するためのプロセッサと、 該ホストコンピュータ上で実行し、仮想ボリューム内のデータを該テープライ
ブラリにマウントされた物理ボリュームに転送するための仮想ライブラリ管理プ
ログラムであって、該仮想テープ記憶システムからデータを読み取り、且つ該テ
ープライブラリのテープドライブ上にマウントされた該物理テープボリュームに
データを書き込むために、該テープライブラリソフトウェア内のアクセス方法を
用いる仮想ライブラリ管理プログラムと、 を含む、仮想テープ記憶システム。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/116,150 US6324497B1 (en) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | Tape drive emulation system including tape library interface |
| US09/116,150 | 1998-07-15 | ||
| PCT/US1999/015797 WO2000004454A1 (en) | 1998-07-15 | 1999-07-13 | Tape drive emulation system including tape library interface |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002520733A true JP2002520733A (ja) | 2002-07-09 |
Family
ID=22365550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000560510A Pending JP2002520733A (ja) | 1998-07-15 | 1999-07-13 | テープライブラリインターフェースを含むテープドライブエミュレーションシステム |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6324497B1 (ja) |
| EP (1) | EP1119812A1 (ja) |
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| AU (1) | AU5098799A (ja) |
| WO (1) | WO2000004454A1 (ja) |
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