JP2002516328A - G−csf模倣物 - Google Patents

G−csf模倣物

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JP2002516328A
JP2002516328A JP2000550850A JP2000550850A JP2002516328A JP 2002516328 A JP2002516328 A JP 2002516328A JP 2000550850 A JP2000550850 A JP 2000550850A JP 2000550850 A JP2000550850 A JP 2000550850A JP 2002516328 A JP2002516328 A JP 2002516328A
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aryl
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cycloalkyl
alkyl
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ケビン・ジェイ・ダフィー
フアン・イ・ルエンゴ
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SmithKline Beecham Corp
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/22Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains four or more hetero rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/10Antimycotics
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 G−CSF模倣物が見出された。また、特定の8環式化合物、これらの化合物を含有する医薬組成物およびG−CSF模倣物としてのこれらの化合物の使用法が見出された。また、これらの化合物の調製に用いられる新規な製法も見出された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)は、マクロファージ、繊維芽細胞およ
び内皮細胞により分泌される糖タンパク質であり、骨髄前駆体由来の好中性顆粒
球のイン・ビトロでの生存、増殖および分化を優勢的に刺激するその能力によっ
て初めて同定された。Nicola, N. A., Annu. Rev. Biochem. (1989) 58:45。G
−CSFのイン・ビボで顆粒球生成を調節する能力は、動物実験および臨床研究
によって支持されており、それは、投与された組換えG−CSFに応答して循環
性好中球レベルにおいて可逆的な上昇を示した。Gabrilove, J. L. et al., N.
Engl. J. Med. (1988) 318:1414。G−CSFは、成熟好中球に対して、それら
の生存を増加し、好中球アルカリホスファターゼ(Sato. N. et al., J. Cell.
Physiol. (1988) 37:272)および高アフィニティーIgA Fc受容体(Weisbar
t, R. H., et al., Nature (Lond.) (1988) 332:647)の誘導を包含する機能的
活性化を刺激する多面的効果を有し、呼吸性バースト(Nathan, C. F. Blood (1
989) 73:301)および化学走性の増加(Wang, J.M., Blood (1988) 72:1456)を
引き起こす。G−CSF効果は、また、顆粒球系統に委ねられない造血細胞にお
いて、例えば、いくつかの骨髄性白血球のイン・ビトロでの単球分化における増
殖(Geissler, K., J. Immunol. (1989) 143:140)およびいくつかの多能性造血
前駆細胞のイン・ビトロでの増殖(Ferrero, D., Blood (1989) 73:402)の刺激
が観察された。
【0002】 種々の原因によって好中球減少症に罹患している患者への組換えG−CSFの
投与は、G−CSFが化学療法および骨髄移植におけるアジュバンドとして有益
であることを示した(Morstyn, G., et al., Trends Pharmacol. Sci. 10, (198
9) 154-159)。G−CSF活性は、また、造血幹細胞の骨髄から末梢血への移動
に関連する(review article, Good Review article Haylock et al., Blood 89
:2233-2258, 1997参照)。
【0003】 好中球減少症の治療のために、G−CSF模倣物として作用することによって
白血球生産を増加させる化合物を提供することが望まれる。 本明細書に開示するように、予期せずに、ある特定の8環式化合物がG−CS
F模倣物として効果的であることが見出された。
【0004】 発明の概要 本発明は、式(1):
【化3】
【0005】 [式中、R1およびR2は独立してアリールであり、 ここに、アリールは、1以上のヘテロ原子を含有していてもよい環式または多
環式芳香族C3−C12であり、C(O)NR1112、NR1112、アリールオキ
シ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルキル、C6−C12アリール、ア
ルコキシ、アシルオキシ、置換C6−C12アリール、トリフルオロメチル、メト
キシカルボニル、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、ヒド
ロキシ、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、保護−
OH、ならびにアルコキシ、アシルオキシ、C6−C12アリール、置換C6−C12 アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、
置換シクロアルキル、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護−OHよりなる群
から選択される1以上の置換基で置換されたアルキルよりなる群から選択される
1以上の置換基で置換されていてもよい;但し、Cが3である場合、芳香環は少
なくとも2個のヘテロ原子を含有し、Cが4である場合、芳香環は少なくとも1
個のヘテロ原子を含有し、
【0006】 R11およびR12は、独立して、水素、シクロアルキル、C6−C12アリール、
置換シクロアルキル、置換C6−C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、
アシルオキシ、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキ
シ、−C(O)OR13、−S(O)n13、C(O)N(R132、S(O)2
(R132、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ハロゲン
、C6−C12アリール、置換C6−C12アリールおよび保護−OHよりなる群から
選択される1以上の置換基で置換されたアルキルであり、 nは0−2であり、 R13は水素、アルキル、シクロアルキル、C6−C12アリール、置換アルキル
、置換シクロアルキルおよび置換C6−C12アリールであり;
【0007】 R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、独立して、水素、C(O
)NR1112、NR1112、アリールオキシ、シクロアルキル、置換シクロアル
キル、アルキル、C6−C12アリール、アルコキシ、アシルオキシ、置換C6−C 12 アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキ
シ、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、保護−OH
、ならびにアルコキシ、アシルオキシ、C6−C12アリール、置換C6−C12アリ
ール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換
シクロアルキル、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13 、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護−OHよりなる群から
選択される1以上の置換基で置換されたアルキル(ここに、R11、n、R12およ
びR13は上記のとおりである)であり、 XはO、SまたはNR11(R11は上記のとおりである)であり、 YはOまたはSである] で示される化合物ならびにその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエ
ステルに関する。
【0008】 本発明は、また、式(1)の化合物がG−CSF模倣物として活性であるとい
う知見に関する。 本発明は、また、治療の必要な対象に有効量の本発明のG−CSF模倣化合物
を投与することを含む、ヒトを包含する哺乳動物における、化学療法によって誘
発される好中球減少症および骨髄移植を包含する好中球減少症の治療、および末
梢血幹細胞の動員および白血球生産が低下した他の状態の治療法である。
【0009】 本発明は、また、治療の必要な対象に有効量の本発明のG−CSF模倣化合物
を投与することを含む、ヒトを包含する哺乳動物における細菌および真菌感染の
治療法である。 本発明のさらなる態様において、本発明のG−CSF模倣化合物の調製に有用
な新規な製法が提供される。
【0010】 医薬担体および本発明の方法に有用な化合物を含む医薬組成物が本発明に包含
される。 また、本発明のG−CSF模倣化合物とさらなる活性成分との共同投与の方法
も本発明に包含される。
【0011】 発明の詳細な記載 G−CSF模倣物として作用する本発明の化合物は、式(1):
【化4】
【0012】 [式中、R1およびR2は独立してアリールであり、 ここに、アリールは、1以上のヘテロ原子を含有していてもよい環式または多
環式芳香族C3−C12であり、C(O)NR1112、NR1112、アリールオキ
シ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルキル、C6−C12アリール、ア
ルコキシ、アシルオキシ、置換C6−C12アリール、トリフルオロメチル、メト
キシカルボニル、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、ヒド
ロキシ、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、保護−
OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6−C12アリール、置換C6−C12
リール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置
換シクロアルキル、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n 13 、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護−OHよりなる群か
ら選択される1以上の置換基で置換されたアルキルよりなる群から選択される1
以上の置換基で置換されていてもよい;但し、Cが3である場合、芳香環は少な
くとも2個のヘテロ原子を含有し、Cが4である場合、芳香環は少なくとも1個
のヘテロ原子を含有し、
【0013】 R11およびR12は、独立して、水素、シクロアルキル、C6−C12アリール、
置換シクロアルキル、置換C6−C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、
アシルオキシ、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキ
シ、−C(O)OR13、−S(O)n13、C(O)N(R132、S(O)2
(R132、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ハロゲン
、C6−C12アリール、置換C6−C12アリールおよび保護−OHよりなる群から
選択される1以上の置換基で置換されたアルキルであり、 nは0−2であり、 R13は水素、アルキル、シクロアルキル、C6−C12アリール、置換アルキル
、置換シクロアルキルおよび置換C6−C12アリールであり;
【0014】 R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、独立して、水素、C(O
)NR1112、NR1112、アリールオキシ、シクロアルキル、置換シクロアル
キル、アルキル、C6−C12アリール、アルコキシ、アシルオキシ、置換C6−C 12 アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキ
シ、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、保護−OH
、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6−C12アリール、置換C6−C12アリー
ル、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シ
クロアルキル、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13
アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護−OHよりなる群から選
択される1以上の置換基で置換されたアルキル(ここに、R11、n、R12および
13は上記のとおりである)であり、 XはO、SまたはNR11(R11は上記のとおりである)であり、 YはOまたはSである] で示される化合物ならびにその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエ
ステルである。
【0015】 本発明の式1の化合物の中でも好ましくは、アリールが、1または2個のヘテ
ロ原子を含有していてもよく、−OC6−C12アリール、−(CH2mOH、C6 −C12アリール、C1−C4アルキル、−OC1−C4アルキル、アミノ、ニトロ、
シアノ、メトキシカルボニル、N−アシルアミノ、トリフルオロメチル、C3-7
シクロアルキル、ハロゲン、−(CH2pCOOH、−S(O)n13および保
護−OH(ここに、mは0−4であり、pは0−3であり、nは0−2であり、
13は水素またはC1-4アルキルである)よりなる群から選択される1以上の置
換基で置換されていてもよいC5−C12アリールである化合物およびその医薬上
許容される塩、水和物、溶媒和物およびエステルである。
【0016】 本発明の化合物の中でも特に好ましくは、R1およびR2が独立して、フェニル
、ナフチル、フリル、チエニル、ピリジル、インドリルまたはキノリルであり、
その全てが非置換であるか、またはハロゲン、C1-5アルキル、トリフルオロメ
チル、−COOH、メトキシカルボニル、C3-7シクロアルキルおよび−O−C1 -4 アルキルよりなる群から選択される置換基で置換されており; R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10が、独立して、水素、−OC6 −C12アリール、C6−C12アリール、C1−C4アルキル、−OC1−C4アルキ
ル、アミノ、ニトロ、シアノ、N−アシルアミノ、C3-7シクロアルキル、ハロ
ゲン、−S(O)n13または保護−OH(ここに、mは0−4であり、pは0
−3であり、nは0−2であり、R13は水素またはC1-4アルキルである)であ
る化合物ならびにその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエステルで
ある。
【0017】 本発明の化合物の中で特に好ましくは、R1およびR2が独立して、フェニル、
フリル、チエニルまたはピリジルであり、その全てが非置換であるか、またはハ
ロゲン、C1-5アルキル、トリフルオロメチル、−COOH、メトキシカルボニ
ル、C3-6シクロアルキルおよび−O−C1-3アルキルよりなる群から選択される
置換基で置換されており; R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10が、独立して、水素、ハロゲ
ン、C1-5アルキル、C3-7シクロアルキルまたは−O−C1-4アルキルである化
合物ならびにその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエステルである
【0018】 本発明の最も好ましい化合物は、R1およびR2が独立して、フェニル、フリル
またはピリジルであり、その全てが非置換であるか、またはハロゲン、C1-5
ルキル、トリフルオロメチル、−COOH、メトキシカルボニルおよび−O−C 1-3 アルキルよりなる群から選択される置換基で置換されており; R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10が、独立して、水素、トリフ
ルオロメチル、メトキシカルボニル、ハロゲンまたはC1-3アルキルである化合
物ならびにその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエステルである。
【0019】 本発明の化合物の中で、好ましくは: 化合物A;7a,17a−ビス(2−ピリジル)−6,16−ジオキソ−6,7
a,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’:
4,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1”
:4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[4
,5−d]イミダゾール; 化合物B;6,16−ジオキソ−7a,17a−ジフェニル−6,7a,10
,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’:4,5]
[1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1”:4’,
5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[4,5−d
]イミダゾール; 化合物E;7a,17a−ビス(4−フルオロフェニル)−6,16−ジオキ
ソ−6,7a,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2
’,1’:4,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[
2”,1”:4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イ
ミダゾ[4,5−d]イミダゾール; 化合物G;7a,17a−ビス(4−ブロモフェニル)−6,16−ジオキソ
−6,7a,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’
,1’:4,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2
”,1”:4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミ
ダゾ[4,5−d]イミダゾール; 化合物H;7a,17a−ビス(2−ピリジル)−6,16−ジチオノ−6,
7a,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’
:4,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1
”:4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[
4,5−d]イミダゾールならびにその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物
およびエステルである。
【0020】 本明細書で使用される場合、「保護ヒドロキシ」または「保護−OH」なる語
は、"Protective Groups In Organic Synthesis" by Theodora W. Greene, Wile
y-Interscience, 1981, New Yorkに記載のような当該分野における慣用的な保護
基によって保護されることのできるアルコール性またはカルボキシル−OH基を
意味する。
【0021】 本明細書で使用される場合、「C5−C12アリール」なる語は、別記しないか
ぎり、1または2個のヘテロ原子を含有していてもよい環式または多環式芳香族
5−C12を意味する。 本明細書で使用される場合、「C6−C12アリール」なる語は、別記しないか
ぎり、フェニル、ナフチル、3,4−メチレンジオキシフェニル、ピリジルまた
はビフェニルを意味する。
【0022】 本明細書で使用される場合、「置換された」なる語は、別記しないかぎり、対
象の化学部分が、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アシルオキシ、アルキル、
アミノ、N−アシルアミノ、ヒドロキシ、−(CH2gC(O)OR11、−S(
O)2NR1112、−S(O)n12、ニトロ、シアノ、ハロゲン、トリフルオロ
メチルおよび保護−OH(ここに、gは0−6であり、R11は水素またはアルキ
ルであり、nは0−2であり、R12は水素またはアルキルである)よりなる群か
ら選択される1以上の置換基を有することを意味する。
【0023】 本明細書で使用される場合、「アルコキシ」なる語は、−Oアルキル(ここに
、アルキルは本明細書に記載のとおりである)を意味し、−OCH3および−O
C(CH32CH3を包含する。 本明細書で使用される場合、「シクロアルキル」なる語は、別記しないかぎり
、非芳香族性の非置換または置換された環式または多環式C3−C12を意味する
【0024】 本明細書で使用される場合、シクロアルキルおよび置換シクロアルキル置換基
の例は、シクロヘキシル、4−ヒドロキシ−シクロヘキシル、2−エチルシクロ
ヘキシル、プロピル4−メトキシシクロヘキシル、4−メトキシシクロヘキシル
、4−カルボキシシクロヘキシルおよびシクロペンチルを包含する。 本明細書で使用される場合、「アシルオキシ」なる語は、−OC(O)アルキ
ル(ここに、アルキルは本明細書に記載のとおりである)を意味する。本明細書
で使用される場合、アシルオキシ置換基の例は、OC(O)CH3、−OC(O
)CH(CH32および−OC(O)(CH23CH3を包含する。
【0025】 本明細書で使用される場合、「N−アシルアミノ」なる語は、−N(H)C(
O)アルキル(ここに、アルキルは本明細書に記載のとおりである)を意味する
。本明細書で使用される場合、N−アシルアミノ置換基の例は、−N(H)C(
O)CH3、−N(H)C(O)CH(CH32および−N(H)C(O)(C
23CH3を包含する。
【0026】 本明細書で使用される場合、「アリールオキシ」なる語は、−OC6−C12
リールを意味し、ここに、C6−C12アリールは、アルキル、ヒドロキシアルキ
ル、アルコキシ、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミ
ノ、ヒドロキシ、−(CH2gC(O)OR11、−S(O)n12、ニトロ、シ
アノ、ハロゲンおよび保護−OH(ここに、gは0−6であり、R11は水素また
はアルキルであり、nは0−2であり、R12は水素またはアルキルである)より
なる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよいフェニル、ナフチ
ル、3,4−メチレンジオキシフェニル、ピリジルまたはビフェニルを意味する
。本明細書で使用される場合、アリールオキシ置換基の例は、フェノキシ、4−
フルオロフェニルオキシおよびビフェニルオキシを包含する。
【0027】 本明細書で使用される場合、「ヘテロ原子」なる語は、酸素、窒素または硫黄
を意味する。 本明細書で使用される場合、「ハロゲン」なる語は、臭化物、ヨー化物、塩化
物およびフッ化物から選択される置換基を意味する。
【0028】 本明細書で使用される場合、「アルキル」なる語およびその派生語は、全炭素
鎖において、C1−C12炭素原子を有する直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和
炭化水素鎖を意味する。本明細書で使用される場合、アルキル置換基の例は、−
CH3、−CH2−CH3、−CH2−CH2−CH3、−CH(CH32、−C(C
33、−(CH23−CH3、−CH2−CH(CH32および−CH(CH3
)−CH2−CH3、−CH=CH2を包含する。
【0029】 本明細書で使用される場合、「治療する」なる語は、予防的または治療的療法
を意味する。 本明細書で使用される場合、「末梢血幹細胞の動員」なる句は、造血幹細胞の
骨髄から末梢血への移動を意味する。
【0030】 限定するものでないが、本明細書に引用した特許および特許出願を包含する全
ての出版物は、あたかも個々の出版物が特定して個々に、十分に示されるように
出典明示により本明細書の一部とされることを意図されるかのように、出典明示
により本明細書の一部とされる。
【0031】 式(1)の化合物は、本発明の医薬組成物に包含され、本発明の方法に使用さ
れる。−COOHまたは−OH基が存在する場合、医薬上許容されるエステルを
使用でき、例えば、−COOHの場合、メチル、エチル、ピバロイルオキシメチ
ルなど、−OHの場合、酢酸エステル、マレイン酸エステルなど、および徐放性
またはプロドラッグ処方としての使用のための溶解または加水分解特性を修飾す
るための当該分野で既知のエステルを使用できる。
【0032】 本明細書で使用される場合、「共同投与」なる語およびその派生語は、本明細
書に記載のG−CSF模倣化合物とさらなる活性成分または成分、例えば、抗細
菌剤、抗真菌剤ならびに化学療法によって誘発される好中球減少症および骨髄移
植を包含する好中球減少症の治療、および末梢血幹細胞の動員および白血球生産
が低下した他の状態の治療をすることが知られている薬剤の同時投与または別々
に連続的に投与するいずれかの方法を意味する。好ましくは、投与が同時ではな
い場合、化合物は互いに非常に近接した時間で投与される。さらに、化合物が同
じ投与形態で投与されるかは問題ではなく、例えば、1の化合物が局所的に投与
され、もう1つ別の化合物が経口的に投与されてもよい。
【0033】 式(1)の新規な化合物は、下記のスキームIに示されるように調製され、但
し、’R’、XおよびY置換基は、スキームI工程を無効にさせるようないずれ
かの置換基を包含しない。式(2)の化合物は、国際特許出願PCT/US97
/08864(1997年11月27日にWO 97/44033として公開さ
れた)において式(I)化合物を調製するために用いられたスキームおよび実施
例と類似の方法によって調製される。本明細書で使用される試薬は、商業的に入
手可能であるか、または当業者により、商業的に入手可能な物質から容易に製造
される。
【0034】 スキーム(I) 式(1)の化合物の調製
【化5】
【0035】 [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10およびXは、
上記式(1)に記載のとおりである] で示される式(2)の化合物をホスゲンまたはチオホスゲンあるいは適当なホス
ゲンまたはチオホスゲン等価物、例えば、炭酸ビストリクロロメチル、炭酸ジス
クシニジモイル、カルボニルジイミダゾールまたはチオカルボニルジイミダゾー
ルと適当な溶媒、好ましくはピリジンまたは1,2−ジクロロメタンの存在下で
反応させて、式(1)
【0036】
【化6】
【0037】 [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、YおよびXは
、上記式(1)に記載のとおりである] で示される8環式化合物を得るか、または式(1)の化合物および式(3)
【0038】
【化7】
【0039】 [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、YおよびXは
、上記式(1)に記載のとおりである] で示される化合物を含む混合物を得る。式(1)および(3)の化合物の混合物
は、クロマトグラフィーによって容易に分離される。
【0040】 医薬上許容される塩、水和物および溶媒和物は、当業者によく知られた方法に
よって、適宜、形成される。 本発明の医薬上活性な化合物は、G−CSF模倣物として活性であるので、そ
れらは、細菌感染、真菌感染、化学療法によって誘発される好中球減少症および
骨髄移植を包含する好中球減少症の治療、および末梢血幹細胞の動員および白血
球生産が低下した他の状態の治療における治療的有用性を示す。 G−CSF模倣物としての効力の決定において、下記のアッセイを用いる。
【0041】 CFU−gアッセイ 本発明の化合物は、G−CSF模倣物としての効力についてCFU−gアッセ
イ(例えば、King AG, Talmadge J., Badger AM, Pelus LM,「造血調節ペプチ
ド、HP-5による骨髄ストロマ細胞由来のコロニー刺激活性生産の調節(Regulati
on of colony stimulating activity production from bone marrow stromal ce
lls by the hematoregulatory peptide, HP-5)」. Exp. Hematol. 20:223-228,
1992において記載される)において試験される。
【0042】 本発明の範囲内の医薬上活性な化合物は、G−CSF模倣物を必要とするヒト
を包含する哺乳動物においてG−CSF模倣物として有用である。
【0043】 したがって、本発明は、細菌感染、真菌感染、化学療法によって誘発される好
中球減少症および骨髄移植を包含する好中球減少症の治療、および末梢血幹細胞
の動員および白血球生産が低下した他の状態の治療法であって、式(1):
【0044】
【化8】
【0045】 [式中、R1およびR2は独立してアリールであり、 ここに、アリールは、1以上のヘテロ原子を含有していてもよい環式または多
環式芳香族C3−C12であり、C(O)NR1112、NR1112、アリールオキ
シ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルキル、C6−C12アリール、ア
ルコキシ、アシルオキシ、置換C6−C12アリール、トリフルオロメチル、メト
キシカルボニル、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、ヒド
ロキシ、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、保護−
OH、ならびにアルコキシ、アシルオキシ、C6−C12アリール、置換C6−C12 アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、
置換シクロアルキル、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護−OHよりなる群
から選択される1以上の置換基で置換されたアルキルよりなる群から選択される
1以上の置換基で置換されていてもよい;但し、Cが3である場合、芳香環は少
なくとも2個のヘテロ原子を含有し、Cが4である場合、芳香環は少なくとも1
個のヘテロ原子を含有し、
【0046】 R11およびR12は、独立して、水素、シクロアルキル、C6−C12アリール、
置換シクロアルキル、置換C6−C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、
アシルオキシ、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキ
シ、−C(O)OR13、−S(O)n13、C(O)N(R132、S(O)2
(R132、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ハロゲン
、C6−C12アリール、置換C6−C12アリールおよび保護−OHよりなる群から
選択される1以上の置換基で置換されたアルキルであり、 nは0−2であり、 R13は水素、アルキル、シクロアルキル、C6−C12アリール、置換アルキル
、置換シクロアルキルおよび置換C6−C12アリールであり;
【0047】 R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、独立して、水素、C(O
)NR1112、NR1112、アリールオキシ、シクロアルキル、置換シクロアル
キル、アルキル、C6−C12アリール、アルコキシ、アシルオキシ、置換C6−C 12 アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキ
シ、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、保護−OH
、ならびにアルコキシ、アシルオキシ、C6−C12アリール、置換C6−C12アリ
ール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換
シクロアルキル、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13 、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護−OHよりなる群から
選択される1以上の置換基で置換されたアルキル(ここに、R11、n、R12およ
びR13は上記のとおりである)であり、 XはO、SまたはNR11(R11は上記のとおりである)であり、 YはOまたはSである] で示される化合物ならびにその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエ
ステルを、白血球生産を増加させるための有効量で投与することを含む方法を提
供する。式(1)の化合物は、また、G−CSF模倣物として作用できることが
明らかになったので、上記の病態を治療する方法を提供する。薬物は、治療を必
要とする患者に、限定するものではないが静脈内、筋内、経口、皮下、経皮およ
び非経口を包含するいずれかの慣用的な投与経路によって投与してもよい。
【0048】 本発明の医薬上活性な化合物は、カプセル、錠剤または注射可能な調製物のよ
うな慣用的な投与形態に組み込まれる。固体または液体医薬担体を使用する。固
体担体は、デンプン、ラクトース、硫酸カルシウム二水和物、白土、シュークロ
ース、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアゴム、ステアリン酸マグネ
シウムおよびステアリン酸を包含する。液体担体は、シロップ、落花生油、オリ
ーブ油、セーラインおよび水を包含する。同様に、担体または希釈剤は、いずれ
かの徐放性物質、例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グ
リセリルを単独かまたはワックスと一緒に含んでもよい。固体担体の量は幅広く
変化するが、好ましくは、投与単位あたり約25mg〜約1gである。液体担体
を用いる場合、調製物はシロップ、エリキシル、エマルジョン、ソフトゼラチン
カプセル、アンプルのような滅菌注射液、または水性もしくは非水性液体懸濁液
の形態である。
【0049】 医薬調製物は、錠剤形態の場合、必要時に、混合、造粒および圧縮する、また
は適宜、成分を混合、充填および溶解することを含む薬品化学者の慣用的な技術
にしたがって製造して、所望の経口または非経口品を得る。 上記のような医薬投与単位における本発明の医薬上活性な化合物の投与量は、
0.001−100mg/kg範囲の活性化合物、好ましくは0.001−50
mg/kgから選択される効力がある非毒性量である。G−CSF模倣物を必要
とするヒト患者を治療する場合、選択された投与量を好ましくは1日に1−6回
、経口または非経口的に投与する。非経口投与の好ましい形態は、局所的、直腸
的、経皮的、注射によるおよび点滴による連続的な形態を包含する。ヒト投与の
ための経口投与単位は、好ましくは、0.05〜3500mg、好ましくは0.
1〜350mgの活性化合物を含有する。より低投与量を用いる経口投与が好ま
しい。しかしながら、高投与量での非経口投与もまた、患者の安全および都合に
応じて使用できる。
【0050】 投与されるべき最適な投与量は、当業者によって容易に決定され、使用する特
定のG−CSF模倣物、調製物の強度、投与様式および病態の進行に応じて変化
するであろう。患者の年齢、体重、食事および投与回数を包含する治療している
特定の患者に依存する付加的な因子は、投与量を調整するために必要である。
【0051】 ヒトを包含する哺乳動物においてG−CSF模倣物活性を誘導する本発明の方
法は、かかる活性を必要とする対象に、有効量の本発明のG−CSF模倣化合物
を投与することを含む。 本発明は、また、G−CSF模倣物として使用するための薬剤の製造における
式(1)の化合物の使用を提供する。
【0052】 本発明は、また、治療に使用するための薬剤の製造における式(1)の化合物
の使用を提供する。 本発明は、また、白血球生産を増加させるために使用するための薬剤の製造に
おける式(1)の化合物の使用を提供する。 本発明は、また、細菌および真菌感染の治療に使用するための薬剤の製造にお
ける式(1)の化合物の使用を提供する。
【0053】 本発明は、また、式(1)の化合物および医薬上許容される担体を含むG−C
SF模倣物として使用するための医薬組成物を提供する。 本発明は、また、式(1)の化合物および医薬上許容される担体を含む好中球
減少症の治療に使用するための医薬組成物を提供する。 本発明は、また、式(1)の化合物および医薬上許容される担体を含む白血球
生産を増加させるために使用するための医薬組成物を提供する。
【0054】 本発明は、また、式(1)の化合物および医薬上許容される担体を含む細菌感
染の治療に使用するための医薬組成物を提供する。 本発明は、また、式(1)の化合物および医薬上許容される担体を含む真菌感
染の治療に使用するための医薬組成物を提供する。
【0055】 本発明は、また、式(1)の化合物を医薬上許容される担体または希釈剤と結
合させることを含む、医薬上許容される担体または希釈剤および式(1)の化合
物を含有する医薬組成物の製法を提供する。 本発明の化合物を本発明にしたがって投与する場合、許容できない毒物学的効
果は予想されない。
【0056】 さらに、本発明の医薬上活性な化合物は、さらなる活性成分、例えば、細菌感
染、真菌感染、化学療法によって誘発される好中球減少症および骨髄移植を包含
する好中球減少症の治療、および末梢血幹細胞の動員および白血球生産が低下し
た他の状態の治療をすることが知られている他の化合物、またはG−CSF模倣
物と組み合わせて使用する場合に有用であることが知られている化合物、または
かかるG−CSF模倣物と組み合わせて使用した場合に有用であることが知られ
ている薬剤と共同投与できる。
【0057】 さらに工夫することなく、上記の記載を用いて、当業者が本発明をその完全な
範囲まで利用できると確信する。したがって、下記の実施例は、単に例示を意図
するものであって、いかなる方法においても、本発明の範囲を制限しようとする
ものではない。
【0058】 実験の詳細 実施例1 7a,17a−ビス(2−ピリジル)−6,16−ジオキソ−6,7a,10
,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’:4,5]
[1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1”:4’,
5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[4,5−d
]イミダゾールの調製
【0059】
【化9】 化合物A
【0060】 国際特許出願PCT/US97/08864(1997年11月27日にWO
97/44033として公開)の実施例1に記載のように調製した2,5−ビ
ス(2−ベンゾイミダゾリルイミノ)−3a,6a−ビス(2−ピリジル)−1
,2,3,3a,4,5,6,6a−オクタヒドロイミダゾ[4,5−d]イミ
ダゾール(2.10g;4.0ミリモル)および炭酸ビストリクロロメチル(4
.65g;16.0ミリモル)の無水1,2−ジクロロエタン(25.0mL)
中溶液を攪拌し、24時間熱還流した。混合物を冷却し、ろ過し、得られた固体
(2.83g)をジクロロメタン(100mL)で洗浄し、真空乾燥した。該固
体を6M HCl(50mL)中に溶解し、次いで、10%水性NaOH溶液(
50.0mL)を加えた。ろ過により、標題化合物Aを黄色固体として得た(0
.85g;37%)。1 H NMR (300 MHz, d6-DMSO)δ11.8 (s, 2H), 8.39 (d, J = 3.8 Hz, 2H), 7.91
(d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.70-7-60 (m, 4H)および7.44-7.19 (m, 10H); MS (ESI)
: 579 [M+H]+; HPLC tR 6.05 分 (ODS-シリカ, 4.6 X 250 mm, 2 mL/分, 勾配,
A: アセトニトリル B: 水-0.1% トリフルオロ酢酸, 20-60% A 20分間, 254 n
Mにて UV 検出)
【0061】 さらに10%水性NaOH溶液をpH=14になるまで加え、第二沈殿物を得
(1.23g)、それをクロマトグラフィー(ODS−シリカ,段階勾配,20
−40% アセトニトリル/水(0.1%TFA))によって精製して、トリア
ジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−d]イミダゾール位置異性体、
化合物Cを無色粉末として得た(290mg;12%)。1 H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ 12.0-10.0 (brs, 2H), 8.44 (d, J = 4.1 Hz, 1
H), 8.33 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.67 (td, J = 7.
9 および 1.4 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.50-7.27 (m, 8H) および
7.21 (m, 1H); MS (ESI): 579 [M+H]+; HPLC tR 8.20 分 (ODS-シリカ, 4.6 X
250 mm, 2 mL/分, 勾配, A: アセトニトリル B: 水-0.1% トリフルオロ酢酸, 2
0-60% A 20分間, 254 nMにてUV検出); 分析 (C30H18N12・2CF3CO2H) 計算値:
C, 50.6; H, 2.5; N, 20.8. 実測値: C, 50.4; H, 2.6; N, 20.8
【0062】
【化10】 化合物C
【0063】 実施例2 6,16−ジオキソ−7a,17a−ジフェニル−6,7a,10,16,1
7a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’:4,5][1,3,
5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1”:4’,5’][1
,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[4,5−d]イミダゾ
ールの調製
【0064】
【化11】 化合物B
【0065】 国際特許出願PCT/US97/08864(1997年11月27日にWO
97/44033として公開)の実施例2に記載のように調製された2,5−
ビス(2−ベンゾイミダゾリルイミノ)−3a,6a−ジフェニル−1,2,3
,3a,4,5,6,6a−オクタヒドロイミダゾ[4,5−d]イミダゾール
(262mg;0.5ミリモル)の無水ピリジン(10.0mL)中溶液をホス
ゲン(トルエン中における20%溶液)(2.0mL;2.0ミリモル)で処理
し、混合物を室温で2日間攪拌した。混合物を水(5.0mL)で処理し、蒸発
させて、標題化合物Bおよびトリアジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,
5−d]イミダゾール位置異性体、化合物Dを混合物として得た。 化合物B(76.5mg;27%):MS (ESI): 577 [M+H]+; HPLC tR 11.95
分 (ODS-シリカ, 4.6 X 250 mm, 2 mL/分, 勾配, A: アセトニトリル B: 水-0.1
% トリフルオロ酢酸, 20-60% A 20分間, 254 nMにてUV検出); 化合物D(84
.4mg;29%):MS (ESI): 577 [M+H]+; HPLC tR 10.48分 (ODS-シリカ,
4.6 X 250 mm, 2 mL/分, 勾配, A: アセトニトリル B: 水-0.1% トリフルオロ酢
酸, 20-60% A 20分間, 254 nMにてUV検出)
【0066】
【化12】 化合物D
【0067】 実施例3 7a,17a−ビス(4−フルオロフェニル)−6,16−ジオキソ−6,7
a,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’:
4,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1”
:4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[4
,5−d]イミダゾールの調製
【0068】
【化13】 化合物E
【0069】 国際特許出願PCT/US97/08864(1997年11月27日にWO
97/44033として公開)の実施例6の記載のように調製した2,5−ビ
ス(2−ベンゾイミダゾリルイミノ)−3a,6a−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−1,2,3,3a,4,5,6,6a−オクタヒドロイミダゾ[4,5−
d]イミダゾールを2,5−ビス(2−ベンゾイミダゾリルイミノ)−3a,6
a−ジフェニル−1,2,3,3a,4,5,6,6a−オクタヒドロイミダゾ
[4,5−d]イミダゾールの代わりに用いる以外は実施例2の手順にしたがっ
て、標題化合物E(30%)をトリアジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4
,5−d]イミダゾール位置異性体、化合物F(10%)と一緒に調製し、それ
をクロマトグラフィー(シリカゲル,段階勾配,2−7.5% メタノール/ジ
クロロメタン)によって分離した。 標題化合物 E: MS (ESI): 613 [M+H]+; TLC Rf = 0.51 (シリカゲル, 10% メタ
ノール/ジクロロメタン); 化合物 F: MS (ESI): 613 [M+H]+; TLC Rf = 0.35 (
シリカゲル, 10% メタノール/ジクロロメタン)
【0070】
【化14】 化合物F
【0071】 実施例4 7a,17a−ビス(4−ブロモフェニル)−6,16−ジオキソ−6,7a
,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’:4
,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1”:
4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[4,
5−d]イミダゾールの調製
【0072】
【化15】 化合物G
【0073】 国際特許出願PCT/US97/08864(1997年11月27日にWO
97/44033として公開)の実施例33に記載のように調製した2,5−
ビス(2−ベンゾイミダゾリルイミノ)−3a,6a−ビス(4−ブロモフェニ
ル)−1,2,3,3a,4,5,6,6a−オクタヒドロイミダゾ[4,5−
d]イミダゾールを2,5−ビス(2−ベンゾイミダゾリルイミノ)−3a,6
a−ジフェニル−1,2,3,3a,4,5,6,6a−オクタヒドロイミダゾ
[4,5−d]イミダゾールの代わりに用いる以外は実施例2の手順にしたがっ
て、標題化合物Gを調製した(30%)。 MS (ESI): 763 [M+H]+
【0074】 実施例5 7a,17a−ビス(2−ピリジル)−6,16−ジチオノ−6,7a,10
,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’:4,5]
[1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1”:4’,
5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[4,5−d
]イミダゾールの調製
【0075】
【化16】 化合物H
【0076】 国際特許出願PCT/US97/08864(1997年11月27日にWO
97/44033として公開)の実施例1に記載のように調製した2,5−ビ
ス(2−ベンゾイミダゾリルイミノ)−3a,6a−ビス(2−ピリジル)−1
,2,3,3a,4,5,6,6a−オクタヒドロイミダゾ[4,5−d]イミ
ダゾール(0.12g;0.23ミリモル)およびチオカルボニルジイミダゾー
ル(0.18g;1.0ミリモル)の無水ジメチルホルムアミド(5.0mL)
中溶液を室温で24時間攪拌した。混合物を水(10mL)で処理し、ろ過し、
得られた固体を真空乾燥して、標題化合物Hを黄色固体として得た(0.089
g;64%)。 MS (ESI): 641 [M+H]+
【0077】 実施例6−カプセル組成物 本発明のG−CSF受容体のアゴニストを投与するための経口投与形態は、標
準的な2片のハードゼラチンカプセルを下記の表Iに示される割合の成分で充填
することによって製造する。
【0078】 表I 成分 化合物A 25 mg ラクトース 55 mg タルク 16 mg ステアリン酸マグネシウム 4 mg
【0079】 実施例7−注射可能な非経口組成物 本発明のG−CSF受容体のアゴニストを投与するための注射可能形態は、1
.5重量%の化合物Bを10容量%の水中のプロピレングリコール中で攪拌する
ことによって製造する。
【0080】 実施例8−錠剤組成物 シュークロース、硫酸カルシウム二水和物および本発明のG−CSF受容体の
アゴニストを下記の表IIに示すように、示される割合で10%ゼラチン溶液と
混合および造粒する。含水顆粒をスクリーンし、乾燥させ、デンプン、タルクお
よびステアリン酸と混合し、スクリーンし、打錠する。
【0081】 表II 成分 化合物A 20 mg 硫酸カルシウム二水和物 30 mg シュークロース 4 mg デンプン 2 mg タルク 1 mg ステアリン酸 0.5 mg
【0082】 本発明の好ましい具体例を上記に例示するが、本明細書に開示される正確な教
示に限定されるものではなく、上記の特許請求の範囲の範囲内にある全ての修飾
に対する権利が保有されることが理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 C07D 498/22 C07D 498/22 513/22 513/22 (72)発明者 フアン・イ・ルエンゴ アメリカ合衆国19403ペンシルベニア州オ ーデュボン、ポンドビュー・ドライブ701 番 Fターム(参考) 4C050 PA20 4C072 AA01 AA06 BB04 BB07 CC06 CC12 CC17 UU01 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 CB09 CB22 CB26 MA01 NA14 ZB22 ZB35 ZC54 ZC80

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 [式中、R1およびR2は独立してアリールであり、 ここに、アリールは、1以上のヘテロ原子を含有していてもよい環式または多
    環式芳香族C3−C12であり、C(O)NR1112、NR1112、アリールオキ
    シ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルキル、C6−C12アリール、ア
    ルコキシ、アシルオキシ、置換C6−C12アリール、トリフルオロメチル、メト
    キシカルボニル、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、ヒド
    ロキシ、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、保護−
    OH、ならびにアルコキシ、アシルオキシ、C6−C12アリール、置換C6−C12 アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、
    置換シクロアルキル、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護−OHよりなる群
    から選択される1以上の置換基で置換されたアルキルよりなる群から選択される
    1以上の置換基で置換されていてもよい;但し、Cが3である場合、芳香環は少
    なくとも2個のヘテロ原子を含有し、Cが4である場合、芳香環は少なくとも1
    個のヘテロ原子を含有し、 R11およびR12は、独立して、水素、シクロアルキル、C6−C12アリール、
    置換シクロアルキル、置換C6−C12アリール、アルキルまたはアルコキシ、ア
    シルオキシ、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ
    、−C(O)OR13、−S(O)n13、C(O)N(R132、S(O)2N(
    132、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ハロゲン、
    6−C12アリール、置換C6−C12アリールおよび保護−OHよりなる群から選
    択される1以上の置換基で置換されたアルキルであり、 nは0−2であり、 R13は水素、アルキル、シクロアルキル、C6−C12アリール、置換アルキル
    、置換シクロアルキルおよび置換C6−C12アリールであり; R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、独立して、水素、C(O
    )NR1112、NR1112、アリールオキシ、シクロアルキル、置換シクロアル
    キル、アルキル、C6−C12アリール、アルコキシ、アシルオキシ、置換C6−C 12 アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキ
    シ、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13、保護−OH
    、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6−C12アリール、置換C6−C12アリー
    ル、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シ
    クロアルキル、−C(O)OR11、−S(O)2NR1112、−S(O)n13
    アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護−OHよりなる群から選
    択される1以上の置換基で置換されたアルキル(ここに、R11、n、R12および
    13は上記のとおりである)であり、 XはO、SまたはNR11(R11は上記のとおりである)であり、 YはOまたはSである] で示される化合物ならびにその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエ
    ステル。
  2. 【請求項2】 アリールが、1または2個のヘテロ原子を含有していてもよ
    く、−OC6−C12アリール、−(CH2mOH、C6−C12アリール、C1−C4 アルキル、−OC1−C4アルキル、アミノ、ニトロ、シアノ、メトキシカルボニ
    ル、N−アシルアミノ、トリフルオロメチル、C3-7シクロアルキル、ハロゲン
    、−(CH2pCOOH、−S(O)n12および保護−OH(ここに、mは0
    −4であり、pは0−3であり、nは0−2であり、R12は水素またはC1-4
    ルキルである)よりなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよ
    いC5−C12アリールである請求項1記載の化合物ならびにその医薬上許容され
    る塩、水和物、溶媒和物およびエステル。
  3. 【請求項3】 化合物A;7a,17a−ビス(2−ピリジル)−6,16
    −ジオキソ−6,7a,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミ
    ダゾ[2’,1’:4,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイ
    ミダゾ[2”,1”:4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2
    ,3]イミダゾ[4,5−d]イミダゾール; 化合物B;6,16−ジオキソ−7a,17a−ジフェニル−6,7a,10
    ,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’:4,5]
    [1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1”:4’,
    5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[4,5−d
    ]イミダゾール; 化合物E;7a,17a−ビス(4−フルオロフェニル)−6,16−ジオキ
    ソ−6,7a,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2
    ’,1’:4,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[
    2”,1”:4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イ
    ミダゾ[4,5−d]イミダゾール; 化合物G;7a,17a−ビス(4−ブロモフェニル)−6,16−ジオキソ
    −6,7a,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’
    ,1’:4,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2
    ”,1”:4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミ
    ダゾ[4,5−d]イミダゾール; 化合物H;7a,17a−ビス(2−ピリジル)−6,16−ジチオノ−6,
    7a,10,16,17a,20−ヘキサヒドロ−ベンゾイミダゾ[2’,1’
    :4,5][1,3,5]トリアジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾ[2”,1
    ”:4’,5’][1,3,5]トリアジノ[2’,1’:2,3]イミダゾ[
    4,5−d]イミダゾールから選択される請求項1記載の化合物ならびにその医
    薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエステル。
  4. 【請求項4】 医薬上許容される担体および請求項1記載の化合物を含む医
    薬組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の化合物および医薬上許容される担体を含む、
    白血球生産を増加させるために使用するための医薬組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の化合物および医薬上許容される担体を含む、
    細菌感染の治療に使用するための医薬組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の化合物および医薬上許容される担体を含む、
    真菌感染の治療に使用するための医薬組成物。
  8. 【請求項8】 対象に治療上有効量の請求項1記載の化合物を投与すること
    を含む、対象において白血球生産を増加させる方法。
  9. 【請求項9】 対象に治療上有効量の請求項1記載の化合物を投与すること
    を含む、対象において好中球減少症を治療する方法。
  10. 【請求項10】 式2: 【化2】 [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10およびXは請求
    項1記載のとおりである] で示される化合物をホスゲンまたはチオホスゲンあるいは適当なホスゲンまたは
    チオホスゲン等価物、例えば、炭酸ビストリクロロメチル、炭酸ジスクシニジモ
    イル、カルボニルジイミダゾールまたはチオカルボニルジイミダゾールと溶媒の
    存在下で反応させ、次いで、単離することを特徴とし;その後、その医薬上許容
    される塩、水和物または溶媒和物を形成させてもよい請求項1記載の式(1)の
    化合物の製法。
  11. 【請求項11】 活性治療物質として使用するための式(1)の化合物。
  12. 【請求項12】 治療に使用する薬剤の製造における式(1)の化合物の使
    用。
  13. 【請求項13】 医薬上許容される担体または希釈剤ならびに有効量の請求
    項1記載の式(1)の化合物およびその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物
    およびエステルを含有する医薬組成物の製法であって、式(1)の化合物を医薬
    上許容される担体または希釈剤と結合させることを含む方法。
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