JP2002515908A - エストロゲン関連疾患または症候群の防止または治療に有効なピロロ[2,1,5−cd]インドリジン誘導体 - Google Patents

エストロゲン関連疾患または症候群の防止または治療に有効なピロロ[2,1,5−cd]インドリジン誘導体

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JP2002515908A JP50133899A JP50133899A JP2002515908A JP 2002515908 A JP2002515908 A JP 2002515908A JP 50133899 A JP50133899 A JP 50133899A JP 50133899 A JP50133899 A JP 50133899A JP 2002515908 A JP2002515908 A JP 2002515908A
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ステーン イェルゲンセン,アンケル
ヤコブセン,ポール
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)の治療用活性化合物、同化合物の調整方法及び該化合物を含む医薬成分に関する。本新規化合物はエストロゲン関連疾患または症候群の防止または治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 エストロゲン関連疾患または症候群の防止または治療に有効なピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン誘導体 発明の分野 本発明は新規ピロロ[2,1,5−CD]インドリジン誘導体と、これら化合 物のエストロゲン関連疾患または症候群、好ましくはほ乳類に於けるエストロゲ ン欠損状態を原因とする疾患または症候群、特に骨消失、骨粗鬆症、心臓血管疾 患、認知障害、老人性痴呆−アルツハイマー型、顔面紅潮や尿生殖器の萎縮を含 む閉経兆候、月経困難、切迫または習慣性流産、不正子宮出血、ニキビ、男性型 多毛症、前立腺ガン、分娩後乳汁分泌の防止または治療への利用、及びこれら化 合物の避妊法としての、または卵巣発達補助剤としての利用に関する。 発明の背景 閉経に伴うオステオペニアは公衆衛生の大きな問題の一つである。チェックを 怠ると骨消失が蓄積し、骨格構造の完全性が失われ、結果として腰部、脊椎およ び大腿部の痛みのある衰弱性の骨折を引き起こす。骨折のリスクならびに発生を 少なくするために、骨吸収を阻害して骨格量を保存す治療法の開発に努力が払わ れている。各種治療法にあって、エストロゲン交換治療は現在も閉経後の骨粗鬆 症の発生阻止に好適な方法とされている(Lindesy R、Hart DM 、MacClean A 1978、”閉経管理に於けるエストロゲン/プロエ ストロゲンの役割(The role of estrogen/proest orogen in th e management of the menopause”、Cooke ID、編集、閉経管理に於けるエストロゲンおよびプロエストロゲンの役割に 関するシェフィーエルド大学シンポジウムの記録(Proceedings o f University of Sheffield symposium on the role of estrogen and proestro gen in the management of the menopau se)、Lancaster、UK:MTP Press Ltd.pp.9− 25;Marshall DH,Horsmann A,Nordin BEC 1977、”閉経後骨粗鬆症の防止と管理(The prevention and management of post−menopausal os teoporosis)”、Acta Obstet Gynecol Sca nd(Suppl)63:49−56;Recker RR,Saville PD、Heaney RP 1977、”閉経後の女性に於ける骨消失に及ぼす エストロゲンと炭酸カルシウムの影響(Effect of estrogen and calcium carbonate on bone loss in post−menopausal women”、Ann Intern Med.87:649−655;Nachtigall LE、Nachti gall RH、Nachtigall RD,Beckman EM 197 9、”エストロゲン交換治療(Estrogen replacement t herapy)”、Obstet Gynecol.53;277−281)、 また現在ではエストロゲンが骨折の発生とリスクを有意に低下させることも受け 入れらている(Krieger N,Kelsey JL、Holford T R、O’Connor T 1982、 ”閉経後女性に於ける臀部骨折の疫学的研究(An epidemiologi cal study of hip fracture in postmen opausal women”、AmJ Epidemiol.116:141 −148;Hutchinson TA,Polansky SM,Feins teinAR 1979、”臀部および遠位部撓骨の骨折に対する閉経後エスト ロゲン防止;症例治療研究(Post−menopausal estroge ns protect against fractures of hip and distal radius;Case control study )”Lancet 2:705−709;Paginini−Hill A,R oss RK、Gerkins VR、Henderson BE、Arthu r M,Mack TM 1981、”閉経後エストロゲン治療と臀部骨折(M enopausal estrogen therapy and hip f ractures)”、Ann Intern Med.95:28−31;W eiss NS、Ure CLNBallard JH,Williams A R,Daling JR 1980、”エストロゲンの閉経後利用による臀部お よび下部前腕部骨折のリスクの低下(Decreased risk of f ractures on the hip and lower forear m with post−menopausal use of estrog en)”、N Eng J Med.303:1195−1198)。 骨格に及ぼすエストロゲン交換治療の有効作用は明瞭であるが、心臓血管系に 対するエストロゲンの有益作用を示す証拠がある。これまでの研究は、この作用 は血清脂質に対するエストロゲンの作用に拠るものであるとしているが、最近の データはこの脂質プロフィ ールへの作用に加えて、エストロゲンが血管壁の伸展性にも直接作用し、末梢抵 抗を低下しアテローム性動脈硬化を防止する事を示している(Lobo RA 1990、”エストロゲン治療の心臓血管系への適応(Cardiovascu lar Implication of estrogen replacem ent therapy)、Obstetrics and Gynaecol ogy,75;18S−24S;Mendelson ME、Karas RH 1994、”エストロゲンと血管壁(Estrogen and the b lood vessel wall)”、Current Opinion i n Cardiology,1994(9):619−626)。得られた疫学 データによれば、これら生理学的および薬学的なエストロゲン作用のもつ全体と してのインパクトは、女性に関しては年齢に関係なく心臓血管の罹病率および死 亡率を低下させる(Kannel WH、Hjortland M,McNam ara PM 1976”閉経と心臓血管病のリスク:フラミンガム研究(Me nopause and risk of cardiovasucular disease:Framingham Study)、Ann Int Me d、85:447−552)。さらに最近の分析では、閉経後エストロゲン交換 治療により心臓血管病のリスクは約50%低下すると結論されている(Stam pfer MJ、Colditz GA 1991、”エストロゲン交換治療と 冠心臓病:疫学的証拠の定量証明(Estrogen replacement therapy and coronary heart disease: a quantitative assessment of the epi demiological evidence”、Preventive Me dicine,20:47−63)。 骨および心臓血管系に対するエストロゲンの有益作用に加え、現在エストロゲ ン交換治療は中枢神経系にも有益であることを示唆するデータがある。ヒト被験 者を対象とした短期間の研究からは、閉経後女性ではエストロゲンの増加レベル が高いほど記憶スコアが高いことが示されている(Kampen DL,She rwin BB 1994、”健康閉経後女性に於けるエストロゲンの利用と単 語記憶(Estrogen use and verbal memory i n healthy postmenopausal women)”、Obs tetrics and Gynecology、83(&):979−983 )。さらに、手術による閉経後女性に対する外来性のエストロゲン投与は特に短 期の記憶を増強する。また、認識に及ぼすエストロゲンの作用は疫学所見の様に 短期効果に限定されていないと考えられることから、エストロゲン治療は女性の アルツハイマー型老人性痴呆のリスクを有意に下げることを示唆している(Pa ganini−Hill A,Henderson VW,1994、”女性に 於けるエストロゲン欠損とアルツハイマー病のリスク(Estrogen de ficiency and risk of Alzheimer’s dis ease in women)”、Am J Epidemiol,140:2 56−261;Ohkura T,Isse K、Akazawa K,Ham amoto M、Yoshimasa Y,Hagino N、1995,”ア ルツハイマー型痴呆女性患者に於ける長期エストロゲン交換治療:7症例報告( Long−term estrogen replacement thera pyin female patients with dementia o f the Alzheimer Type:7 case reports” 、Dementia,6:99−107 )。エストロゲンが認識機能を高めるメカニズムは不明であるが、脳血流(Go ldman H,Skelley Eb,Sandman CA、Kastin AJ,Murphy S,1976、”ホルモンと局所脳血流(Hormon es and regional brain blood flow)”、P harmacol Biochem Rev.5(suppl 1):165− 169;Ohkura T,Teshima Y、Isse K、Matsud a H、Inoue T,Sakai Y,Iwasaki N、Yaoi Y ,1995、”エストロゲンは閉経後女性の脳および小脳の血流を増加する(E strogen increases cerebral and cereb ellar blood flows in postmenopausal women)”、Menopause;J North Am Menoupa use Soc.2(1):13−18)及び神経細胞活動に対する直接作用が (Singh M,MeyerEM,SImpkins JW、1995,”雌 Sprague−Dawleyラットの皮質および海馬域に於ける脳由来神経栄 養ファクターメッセンジャーリボ核酸の発現に及ぼす卵巣摘出とエストラジオー 交換の作用(The effect of ovariectomy and estradiol replacement on brain deriv ed neurotrophic factor messenger rib onucleic acidexpression in cortical and hippocampal brain regions of fem aleSpaague−Dawley rats)、Endocrinolog y、136:1320−2324;McMillan PJ.Singer C A、Dorsa DM,1996,”成 体雌Sprague−Dawleyラットの基底前脳に於けるtrkAおよびコ リンアセチルトランスフェラーゼmRNA発現に及ぼす卵巣摘出およびエストロ ゲン交換の効果(The effects of ovariectomy a nd estrogenreplacement on trk and ch oline acetyltransferase mRNA express ion in the basal forebrain of the ad ult female Sprague−Dawley rat)”、J Ne urosci.,16(5):1860−1865)これら有益作用の強力なエ フェクターである可能性が推測される。 天然に発生するエストロゲンとエストロゲン活性を示す合成成分を単独、また は組み合わせる治療応用は上記の慢性状態に限定されるものではない。さらに、 エストロゲン治療の従来の応用としては次のものも含む:閉経症状の鎮静(例え ば、顔面紅潮や泌尿性器萎縮);経口避妊薬;切迫または習慣性流産の防止;月 経困難の鎮静;機能障害性子宮出血の鎮静;卵巣発達の補助;アクネの治療;女 性に於ける体毛の過剰成長の軽減(男性型多毛症);前立腺ガンの治療;および 閉経後乳汁分泌の抑制[Goodman and Gilman、The Ph armacological Basis of Therapeutics( Seventh Edition)Macmillan Publishing Company,1985、1421−1423ページ]。 エストロゲン交換は広範囲の器官系および組織に有益な効果を示すか議論ある ところであるが、エストロゲン投与量と期間の増大に伴い子宮内膜増殖症及び腫 瘍のリスクが高くなる。併用型環状プロゲスチンの利用は子宮内膜病変のリスク を下げるが、定期的な月経 が再び起こることから多くの患者より拒否されている。子宮内膜へのエストロゲ ンの刺激作用に加え、長期エストロゲン交換と乳ガンのリスク上昇との間に関連 性に関して多くの相反する報告がある(Bergkvist L,Adami HO、Persson I、Hoover R,Schairer C,198 9、”エストロゲンとエストロゲン−プロゲスチン交換後の乳ガンのリスク(T he risk of breast cancer after estro gen and estrogen−progest in replacem ent)、N Eng J Med、321:293−297;Colditz GA、Hankinson SE、Hunter DJ、Willett W C、Manson JE、Stampfer MJ、Hennekens C, Rosner B、Speizer FE、1995、”エストロゲンとプロゲ スチンの利用と閉経後女性に於ける乳ガンのリスク(The use of e strogens and progestins and the risk of breast cancer in postmenopausal women)、N Eng J Med、332(24):1589−1593 )。さらに、エストロゲン交換には生命に脅威ではないものエストロゲンの利用 が禁忌であり、患者同意を得にくくしている別の副作用もある。 これまでの論議より、子宮及び乳房に対する無用の副作用の無い状態に、骨、 心臓血管系および中枢神経系にエストロゲンの有益な作用を及ぼすことができる 治療法の開発が、”安全なエストロゲン”の提供をもたらすこととなり、エスト ロゲン交換治療の利益を享受できる患者の数を飛躍的に増やすと考えられる。従 ってエストロゲンが多くの体部および疾病状態に対し有益な作用を及ぼすという 認識から、現在も各種の体部組織を選択的に標的とできるエストロゲンアゴニス トの開発が求められている。 米国特許第2、986、563号は本発明のクレームするシクラジン類を開示 している。しかし、該明細書にはこれら化合物がエストロゲンレセプターに於い て活性であることを教示、または示唆してはいない。 発明の説明 本発明は、 式中のR1が場合によりハロゲン、CH3、OH、OCH3、OCOCH3またはベ ンジルオキシより選択される1または2の置換基により置換されるフェニル であり; R2がH、C1-4−アルキルまたはCO−R8−O−R9−NR1011(式中のR8 がフェニレンでありR9がC1-2−アルキレンであり、R10およびR11が共にピペ リジノ環を形成する窒素原子である)であり; R3がHであり; R4がH,OH、OCH3またはOCOCH3であり; R5がH,OHまたはベンジルオキシであり、 R6がH、ハロゲン、C1-2−アルキル、COCH3、COOH,COOCH3、C O−R12−NR1314、R15−NR1314(式中 のR12はC1-2−アルキレン、R15はC1-7−アルキレン、R13及びR14はピペリ ジノ環を形成する窒素である)、または場合によりOHまたはベンジルオキシで 置換されるフェニルであり; R7がH,ハロゲン、C1-2−アルキル、COCH3、COOH,COOCH3、C O−NR1617、O−R18−O−R19−NR2021、CO−R18−O−R19−N R2021、R18−O−R19−NR2021またはR22−NR2021(式中のR16と R17は独立にHまたはCH3であり、R18はフェニレン、R19はC1-2−アルキレ ン、R20及びR21は共にピペリジノ環を形成する窒素であり、R22はC1-7−ア ルキレンである)であり、 R1が非置換型フェニルの場合は、R4とR5は共にHでない式1の化合物; あるいはその幾何学的または光学的イソマー、医薬として受け入れ可能なエス テル、エーテルまたは塩を提供する。 上記式に用いられた一般的化学用語は、その通常の意味を有する。 C1-7−アルキルという語には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、 ブチル、s−ブチル、イソプチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチ ル等の直鎖および分枝鎖のアルキル基を含む。 C1-7−アルキレンという語は、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラ メチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、プロピレン、エ チルエチレン等の直鎖または分枝鎖のアルキレン基を含む。 ハロゲンという語は塩素、臭素、ヨード及びフッ素を意味する。 本発明の化合物は新規エストロゲンアゴニストであり、骨粗鬆症の防止と治療 ;心臓血管病の防止と治療;神経ペプチドY過剰に伴 う生理学的障害の治療と防止(例えば肥満症、抑鬱症等);および非インシュリ ン依存型糖尿病の様なグルコース代謝の制御;及び女性に於けるアルツハイマー 型老人性痴呆症の防止と治療に有効である。さらに、これらアゴニストは経口避 妊薬;閉経兆候(のぼせ、子宮萎縮、抑鬱、躁病、分裂病等)の鎮静;失禁;切 迫または習慣性流産の防止;月経困難症の鎮静;機能不全性子宮出血の鎮静;卵 巣発達の補助;アクネの治療;女性に於ける過剰な体毛増殖(男性型多毛症)の 軽減;前立腺ガンの治療;及び分娩後乳汁分泌の抑制に有効である。こいれら薬 剤はまた血清コレステロールも低下し、血漿脂質プロフィールに有益な作用を及 ぼす。 本発明の化合物は骨および心臓血管組織内のエストロゲンアゴニストであるが 、同時に他の標的器官の抗エストロゲン体としても作用することができる。例え ば、これら化合物は乳房組織や結腸において抗エストロゲンとして作用すること ができ、従って乳ガンや結腸ガンの様なエストロゲン依存型の癌の防止と治療に も有効であろう。 ”治療”という語には、上記疾患/適用症/状態の治療、防止、予防を含み、 あるはこれら病気/適用症/状態の特徴的兆候の緩和を含む。 本発明の好適な化合物は; 式中のR1が場合によりOH、OCH3により置換されるフェニルであり; R2がH、C1-3−アルキルであり; R4がH,OHまたはOCH3であり; R5がHまたはOHであり、 R6がCO−R12−NR1314またはR15−NR1314(式中のR12は上記に同 じであり、R15はC4-7−アルキレンでありR13及び R14は上記に同じである)であり; R7がR18−O−R19−NR2021及びR22−NR1920(式中のR18とR19は 上記に同じであり、R22はC4-7−アルキレンであり、R20とR21は上記に同じ である)である化合物である。 最も好適な化合物は次のものである; ジメチル4−エチル−6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−カルボキシレート、 4−エチル−6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸、 1−エチル−6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−エチル−6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1 ,5−cd]インドリジン, 6−アセトキシ−2−(4−アセトキシフェニル)−1−エチルピロロ[2,1 ,5−cd]インドリジン, 4−アセチル−1−エチル−6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロ ロ[2,1,5−cd]インドリジン, 4−アセチル−1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−6−メトキシピ ロロ[2,1,5−cd]インドリジン, 4−アセチル−1−エチル−6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル) ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン, メチル6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチルピロロ[2, 1,5−cd]インドリジン−1−カルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキ シレート、 ジメチル6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチルピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル6−メトキシ−4−メチル−3−フェニルピロロ[2,1,5−cd] インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−6−メトキシ−3−フェニルピロロ[2,1,5−cd] インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル7−ベンジルオキシ−3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−c d]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(3−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−n−ブチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2, 1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチルピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸、 4−エチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インド リジン−1,2−ジカルボン酸 4−エチル−6−メトキシ−3−フェニルピロロ[2,1,5−cd]インドリ ジン−1,2−ジカルボン酸 3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン −1,2−ジカルボン酸 7−ベンジルオキシ−3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン−1,2−ジカルボン酸 4−エチル−3−(3−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インド リジン−1,2−ジカルボン酸 4−エチル−3−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 4−n−ブチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン−1,2−ジカルボン酸、 4−エチル−3−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸、 1−エチル−2−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インド リジン、 1−エチル−6−メトキシ−2−フェニルピロロ[2,1,5−c d]インドリジン、 1−エチル−2−(3−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インド リジン、 5−ベンジルオキシ−2−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン 6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン、 2−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン 、 1−エチル−2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−n−ブチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン、 4−アセチル−1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 6−ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン、 6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd] インドリジン、 1−エチル−6−ヒドロキシ−2−フェニルピロロ[2,1,5−cd]インド リジン、 1−エチル−2−(3−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン、 4−アセチル−1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(3−フルオロ−4−ヒドロフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−n−ブチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd] インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン、 5−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd] インドリジン、 2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)3−[4−(2 −ピペリジノエトキシ)ベンゾイル]ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン 、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−(6−ピペリジノヘキシル )ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−(2−ピペリジノエ トキシ)ベンゾイル]ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−(2 −ピペリジノエトキシ)フェニル]ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(1−オキソ−3−ピペリ ジノプロピル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1,4−ジエチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2, 1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)−4−(3−ピペリジノプロビル) ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(3−ピペリジノプロピル )ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)−4−フェニルピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−フェニルピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン、 1−エチル−4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4−メトキシフェニル) ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 4−エチル−3−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン−2−カルボン酸ジメチルアミド、 2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニ ル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェ ニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−(4−(2−ピペリジノエ トキシ)フェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−(2−ピペリジノエト キシ)フェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 またはその幾何学的的あるいは光学的イソマー、医薬品として受け入れられるエ ステル、エーテルまたは塩である。 シクラ[3,2,2]アジン(例えば、ピロロ[2,1,5−cd]インドリ ジン)の調製法はAdcances in heterocyclic che mlstry Vol.22、p321−365、1978、表題:シクラジン およびその関連N−架橋環状体(Cyclazines and relate d dN−bridged Annulenes)、ならびにSynthesi s,Vol.4、p.209−36、1976の総説、表題:インドリジン核の 構築法(Methods for the Construction of the Indolizine Nucleus)に良く記載されている。中間 体インドリジンの調整法についても文献、例えばRussian Chemic al Rewiews、44(9)、1975;表題:インドリジン(Indo lizines)に良く記載されている。 本発明はさらに次の工程を含む、式(I)の化合物の一般的調整法にも関連す る: a)式中のR2−R5が上記と同義である式(II)の化合物を、式中のR1が上記と同義である式(III)の化合物と、好適な溶媒、好ましく はアセトン、アセトニトリルまたはテトラヒドロフラン中に反応せしめ、 式中のR1−R5が上記に同義の式(IV)の化合物を形成し; b)式(IV)の化合物を炭酸水素ナトリウム水溶液と反応せしめ、式中のR1 −R5が上記に同義の式(V)の化合物を形成し; c)式(V)の化合物を式中のR6とR7が独立にH、COOCH3またはCO CH3であり、少なくともR6とR7の一つがCOOCH3またはCOCH3である 式(VI)の化合物と好適な溶媒、好ましくはトルエン中に反応せしめ、 ジヒドロ中間体を2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン (DDQ)で酸化し、式中のR1−R7が上記に同義の式(I)の化合物を形成し ; d)式中のR6とR7が独立にCOOCH3である式(I)の化合物を、好適な 塩基、好ましくはメタノール中の水酸化カリウムで加水分解し、式中のR6とR7 がCOOHであり、R1−R5が上記と同義である式(I)の化合物を得; e)式中のR6とR7が独立にCOOHである式(I)の化合物 を、好ましくはキノリン中で銅と反応せしめ、式中のR6とR7がHであり、R1 −R5が上記と同義である式(I)の化合物を得; f)式中のR1が場合によりハロゲンまたはCH3で置換されるメトキシフェニ ルであり、R4がHまたはOCH3である式(I)の化合物を塩化メチレン中に三 臭化ホウ素と、または塩化ピリジニウム融合により脱メチル化し、式中のR1が 場合によりハロゲンまたはCH3で置換されたヒドロキシフェニルであり、R4が HまたはOHであり、R2、R3、R5、R6及びR7が上記と同義である式(I) の化合物を得る。 本発明はさらに次の工程を含む式(I)の化合物の合成方法にも関する: a)式中のR1−R6が上記と同義である式(VII)の化合物を、 n−ブチルリチウムと反応せしめた後、式中のR7が上記と同義である式(VI II)のN,N−ジメチルアミド(VIII)と反応せしめ、 次いで加水分解し式中のR1−R7が上記に同義の式(IX)の化合物を形成し; b)酢酸で処理し式(IX)の化合物を閉環し、式中のR1−R7が上記に同義 の式(I)の化合物を形成する。 本発明は、次の工程を含む式(I)の化合物の合成法にも関する。 a)式中のR6とR7が水素である式(I)の化合物を、酢酸中に臭素と反応せ しめ、式中のR1−R5が上記と同義であり、R6が臭素、R7が水素である式(I )の化合物を得、 b)式中のR6が臭素である式(I)の化合物をフェニル硼素酸とパラジウム (0)触媒、好ましくはテトラキトリスフェニルフォスフィンパラジウム(0) 存在下、好適なスズキ交叉結合条件で反応せしめ、式中のR6がフェニル、また は置換型フェニル基であり、R1−R5が上記に同義であり、R7が水素である式 (I)の化合物を得、 c)式中のR1がベンジルオキシフェニルであり、R5がベンジルオキシまたは Hである式(I)の化合物を、炭素上のパラジウム触媒と水素ガスを利用して脱 ベンジル化し、式中のR1がヒドロキシフェニルであり、R5がHまたはOH、R2 、R3、R4、R6及びR7が上記に同義である式(I)の化合物を得る。 薬剤として受け入れられる塩には、塩酸塩、臭化水素塩、硫酸塩、リン酸塩、 酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、シュウ酸 塩の様な無機および有機酸、または当業者公知のJournal of Pha rmaceutical Science、66、2(1977)内掲載の同様の薬剤として受け入れられ る無機または有機酸追加塩を含む。本発明の化合物は当業者公知の方法を利用し 、標準的な低分子溶媒と溶媒化合物を形成するだろう。 In vitroエストロゲンレセプター結合アッセイ In vitroレセプター結合アッセイを利用し、本発明の化合物のエスト ロゲンレセプター結合アフィニティーを決定した。このアッセイは、本発明の化 合物のウサギ子宮より得たエストロゲンレセプター(ER)からの3H−17β −エストラジオール(17β−E2)置換能力を測定する。実験的には、ウサギ 子宮体組織のERに富んだサイトゾルをウサギの筋肉より単利したERに乏しい サイトゾルで希釈し、0.5nMの3H−17β−E2のおよそ20−25%の 最大結合を得た。各アッセイについて、新鮮なサイトゾルの一部を分析日に融解 し、アッセイ緩衝液にておよそ3mgサイトゾル蛋白/mlまで希釈した。アッ セイ緩衝液(PB)は次の通りである:10mMのK2HPO4/KH2PO4、1 .5mMのK2EDTA、10mMのモノチオグリセロール、10mMのNa2M oO4.2H2O、10%のグリセロール(v/v);pH7.5.放射性−不活 性型17β−E2はSigmaより得た。試験液は適当な溶媒(エタノールまた はDMSO)で8×10−3Mの濃度に調整し、PBまたはDMSOにより段階 希釈体を調製した。各試験濃度についてその一部10μlを、20μlの3H− 17β−E2(アッセイ濃度は0.4nMに等しい)と50μlのサイトゾルを 前もって加えて於いたマイクロタイタープレート中に2サンプルづつ反応した。 コントロールのサンプルと最大結合サンプルについては、試験化合物の代わりに 10μlのPBを加えた。 18−20時間、4℃に反応した後、100μlのDCCスラリ ー[0.5%の活性炭(Sigma)と0.005%のデキストランT70(P harmacia)のPB]を各サンプルに加え反応を停止し、更に15分間、 4℃で攪拌した。サイトゾルの代わりに0.3%のBSA50μlをPBに加え たものを利用し、DCCのバックグランドの数値を得た。 結合型及び遊離型3H−17βE2を調製するために、タイターテック(Ti tertek)プレートを10分間(800×g)、4℃で遠心分離し、Opt iflourシンチレーション液を用いたシンチレーション測定用に各サンプル から一部100μlを取り出した。標準サンプルとコントロールサンプルは4回 測定分反応したが、試験化合物は2回測定分反応した。各サンプルの1分当たり のカウント数(cpm)を計算し、バックグランド(DCC)を引いて、3H− 17β−E2の最大結合率を決定した。個々のcpmを試験化合物の推定濃度( 対数スケール)に対してプロットし、IC50は最大結合の50%を置換するの に必要な化合物濃度を表した。 骨無機質密度 骨無機質含有量(BMC)を示す値である骨無機質密度(BMD)は、骨強度 の80%以上に関与している。加齢に伴うBMDの消失と閉経による消失の加速 は骨格強度を低下させ、特定部位を骨折しやすくする;即ち、最も顕著な部位は 脊椎、腰部および臀部である。真の骨密度はアルキメデスの原理を利用して重力 的に測定できる(非浸襲技術)。BMDはまた二重エネルギーX線吸光度法(D EXA)を利用しても非浸襲的に測定することができる。当研究室では、卵巣摘 出したラットのエストロゲン欠損によるBMDの変化を重力法により評価してい る。卵巣摘出後(卵巣の手術による除去)、動物を賦形剤、陽性コントロールで ある17β−E2及び/ま たはその他のエストロゲンアゴニストで処理した。これら研究の目的は、ヒトの 病気の齧歯類モデルに於ける本発明の化合物の骨消失を防止する能力を評価する ことである。 雌のSpargue−Dawleyラット(約、3ないし5月齢)または雌の Swiss−Websterマウス(約3ないし5月齢)に両側性に卵巣摘出ま たはシャム手術を行った。麻酔から回復した後、最低各群8匹以上になる様に動 物を無作為に次の群に割り付けた: 賦形剤処理のシャム動物; 賦形剤処理の卵巣摘出動物; 25μgエストラジオール/kg処理の卵巣摘出動物;及び 200μg/kgの試験化合物処理の卵巣摘出動物。 全ての化合物は秤量して生理食塩水中の賦形剤溶媒に溶解し、動物を35日間 皮下注射処理した。35日間のプロトコール終了時に、動物を屠殺し大腿骨を切 り出し、付着した柔組織を洗いとった。ラットでは、肉を除いた大腿骨の末端1 cmをダイアモンドホイールソーで切り取り、70%エチルアルコール中に固定 した(マウスでは末端.5cmを切り取り、固定した)。70%エチルアルコー ル(EtOH)で固定した後、自動組織プロセッサーを用いて骨標本を100% に至るアルコールシリーズ中で脱水した。脱水プログラムの後、クロロホルムで 脱脂し、蒸留水中で再水和した。全ての自動組織プロセッシングは真空下に実施 された。水和した骨の重量を密度測定キットを装着したMettler社製秤で 空気中と水中に懸垂して状態で測定した。空気中での各サンプルの重量を、空気 中での重量と水中での重量の差で除して、総骨密度;即ち単位組織容積当たりの 有機マトリックスとミネラル量、を決定した。総骨密度を決定下の血、サンプル を一晩600℃のマッフル炉で灰化した 。次いで、各サンプルの灰重量を組織容積で除し、ミネラル密度を決定した(即 ち、空気重量−水中懸垂重量)。各群について平均骨密度(総およびミネラル骨 密度)を計算し、賦形剤処理およびエストロゲン処理したコントロールとの統計 差をコンピューター統計プログラムを用いて決定した。 コレステロール低下活性 総コレステロールの血清レベルに及ぼす本発明の化合物の作用を、上記骨密度 研究の動物より得た血液サンプルまたは28日未満化合物で処理された卵巣摘出 された雌ラットあるいは雌マウスより得た血液サンプルで調べた。各実験では、 処置された動物から心臓穿刺により血液を採取し、5%EDTA/血液1mlを 30μl含むチューブに入れた。2500rpm、10分間、20℃で遠心分離 した後、血漿を取り出しアッセイまで−20℃に置いた。コレステロールはSi gma社より販売されている標準的酵素測定キット(キット番号352)を利用 し、測定した。 本発明の化合物は広い用量域で効果を示した。例えば、ヒト成人の場合1日当 たり約0.05ないし約100mg、好ましくは約0.1ないし100mgの用 量が利用できるだろう。最も好ましい用量は約0.1mgないし約70mg/日 である。エストロゲン関連疾患または症候群の予防または治療に有効な処方を選 択する場合、約20ないし約70mg/日の用量で開始し、状態を管理しながら 用量を約0.1ないし約10mg/日に減ずる必要があることが多い。正確な用 量は投与方法、投与形状、処置の目的や処置対象の体重、担当する医師または獣 医の好みと経験に拠るだろう。 投与経路は、活性化合物を作用の適当部位または所望部位に効果的に移動させ る経路であればいずれでもよく、例えば直腸、経皮、デポー、皮下、静脈内、尿 道内、点眼液または軟膏の様な経口また は非腸管経路があるが、経口経路が好ましい。 典型的な化合物は、キャリアーまたは希釈体である薬物として受け入れ可能な 成分を伴う、またはキャリアーにより希釈された、またはカプセル、サッシェ、 紙またはその他の容器の形状内に入れることができるキャリアーの中に封入した 式Iの化合物または薬物として受け入れ可能なその酸付加塩を含む。組成体の製 造においては、通常の医薬品組成体の調整法が利用できるだろう。たとえば、活 性化合物は通常キャリアーと混合され、またはキャリアーにより希釈され、ある いはアンプル、カプセル、サッシェ、紙またはその他の容器形状に入れることが できるキャリアー内に封入される。キャリアーが希釈体として作用する場合、キ ャリアーは賦形剤、添加剤または活性化合物の溶媒として作用する固体、半固体 または液体である。活性化合物は例えばサッシェの様な粒状固形容器に吸収させ ることができる。好適なキャリアーの例としては、水、生理食塩水、アルコール 、ポリエチレングリコール、ポリヒドロキシエトキシ化ひまし油、ゼラチン、乳 糖、アミロース、マグネシウムステアリン酸、タルク、ケイ酸、脂肪酸モノグリ セリドおよびジグリセリド、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ヒドロキシ メチルセルロースおよびポリビニルピロリドンがある。処方剤にはまた、湿潤剤 、乳化および分散剤、保存剤、甘味剤または芳香剤を含むことができる。本発明 の処方体は当業者公知の方法により、患者投与後に活性成分を即効型、持続型あ るいは遅延型に放出する様に処方することができる。 医薬品は必要に応じて、活性物質と有害に反応しない補助剤、乳化剤、浸透圧 調整用の塩、緩衝剤および/または着色剤等と共に無菌化することができる。 非腸管適用では、特に注射液または懸濁液が好適であり、ポリヒ ドロキシル化ひまし油中に溶解された活性化合物の水溶液が好ましい。 タルク及び/または炭水化物キャリアーあるいは結合剤等を有する錠剤、糖衣 錠またはカプセルは特に経口投与に好適である。錠剤、糖衣錠またはカプセルに 好ましいキャリアーは乳糖、コーンスターチ及び/またはポテトスターチである 。シロップまたはエリキシル剤もまた甘味賦形剤を使用できる例として利用でき る。 一般には、化合物は単位投与量あたり薬物的に受け入れられるキャリアー中約 0.1ないし約100mgを含む単位形状に分注される。 本法への利用に適当な典型的な錠剤は通常の錠剤技術により調整することがで き、次のものを含む: 本発明に関する化合物は動物への投与にも好適である。これら動物には、家畜 、実験動物やペットの様な家畜家禽類および野生動物の様な非家畜家禽類を含ま れる。より好ましくは、動物は脊椎動物である。最も好ましくは、本発明の化合 物はほ乳類に投与される。特に好ましくは、動物は家畜家禽ほ乳類またはヒトで ある。最も好ましい動物はヒトである。これら目的に関して、本発明の化合物は 食物添加物あるいはバルクの形として投与される。 以下本発明を例示する実施例により本発明を詳細に説明する。も とよりこれは添付クレームにより基底される本発明の範囲を限定するものではな い。 実施例1 ジメチル4−メチル−6−メトキシ−4−(4−メトキシフェニル)ピロロ[ 2,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸塩 工程1: 2−n−プロピルピリジン−N−オキサイド 2−n−プロピルピリジン(187.4g、1.505mol)を含む900 mlの酢酸液に35%の過酸化水素水149mlを加え、混合液を攪拌、70− 80℃に加熱した。3時間後、さらに過酸化水素水104mlを加え、混合液を さらに9時間同温度に維持した。混合液の容積を約300mlまで濃縮し、30 0mlの水を加え、再び混合液を可能な限り濃縮した。残査を無水炭酸ナトリウ ムでアルカリ化し、750mlのジクロロメタンと攪拌し、一晩放置した。生じ た炭酸ナトリウムと酢酸ナトリウムの沈殿を濾過して除いた。濾過液を硫酸マグ ネシウム上で乾燥し、溶媒を除き、残査を真空で蒸留した。沸点120−140 ℃/9−15mbrの2−n−プロピルピリジン−N−オキシドの収量は176 g(81%)であった。1H−NMR(CDCl3、200MHz)δ:1.05 (t,3H)、1.80(sext、2H)、2.89(t,2H)、7.10 −7.28(m,3H)、8.28(d,1H)。 工程2: 4−ニトロ−2−n−プロピルピリジン−N−オキシド 2−n−プロピルピリジン−N−オキシド(137.2g、1.0ml)を含 む200mlの硫酸(比重1.84)混合液を氷−塩 槽内で攪拌しならが320mlの硝酸(比重1.52)を加えた。混合液を注意 しながら70−72℃に加熱し、22時間反応した。反応混合液を冷却し氷上に 攪拌しながら注ぎ、炭酸ナトリウム(500g)を加えて中和した。生じた沈殿 を集め、水で洗浄し乾燥した。乾燥物質を11のジクロロメタンに加え、無水硫 酸ナトリウムを加えた。混合液を濾過し、溶媒を蒸発した。ジクロロメタン液を 蒸発した黄色の残査を乾燥し、沸点89−91℃の4−ニトロ−2−n−プロピ ルピリジン−N−オキシドの89.2g(49%)を得た。1H−NMR(CD Cl3、200MHz)δ:1.10(t,3H)、1.70(sext、2H )、2.94(t,2H)、7.96(dd,1H)8.08(dd,1H)、 8.30(dd,1H)。 工程3: 4−メトキシ−2−n−プロピルピリジン−N−オキシド 4−ニトロ−2−n−プロピルピリジン−N−オキシド(146.0g、0. 8mol)を含む500mlの無水メタノール液を攪拌し、190mlの4.6 Mのメタノールナトリウムメトキシド液を滴下した。沈殿した硝酸ナトリウムを 濾過して除き、メタノールで洗浄した。濾過液を蒸発し、残査を300mlのジ クロロメタンと攪拌した。混合液を濾過し、蒸発してオイルの形の4−メトキシ −2−n−プロピルピリジン−N−オキシド、129g(97%)を得た。1H −NMR(CDCl3、200MHz)δ:1.07(t,3H)、1.80( sext、2H)、2.80(t,2H)、3.87(s,3H)6.66−6 .78(m,2H)、8.17(d,2H)。 工程4: 4−メトキシ−2−n−プロピルピリジン 4−メトキシ−2−n−プロピルピリジン−N−オキシド(59.3g、0. 355mol)を含む800mlの1M硫酸液を攪拌し、70−80℃に加熱し た。亜鉛末(140.0g、214mo1)を4時間かけて少しずつ加えた。加 え終わてからもさら8時間加熱し続けた。生じた沈殿を濾過して除き、水で洗浄 した。濾過液に32%水酸化ナトリウム液を加えて強アルカリにし、ジクロロメ タンで抽出した(3×250ml)。抽出物をまとめ、硫酸ナトリウムで乾燥し 、濾過、蒸発して黄色の油を得た。蒸留(0.1−o.2mbar、44−46 ℃)により無色のオイルの形の4−メトキシ−2−n−プロピルピリジン、46 .1g(86%)を得た。1 H−NMR(CDCl3、200MHz)δ:0.99(t,3H)、1.75 (sext、2H)、2.72(t,2H)、3.81(s,3H)6.10− 6.18(m,2H)、8.35(d,2H)。 工程5: 1−エチル−7−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)インドリジン 4−メトキシ−2−n−プロピルピリジン−N−オキシド(45.7g、0. 3mol)と4−メトキシフェンアシルブロミド(69.3g、0.3mol) を含む400mlの乾燥アセトン液を8時間加熱し還流した。混合液を冷却し、 沈殿を単離して乾燥、103.8g(90%)の4−メトキシ−1(4−メトキ シフェンアシル)−2−n−プロピルピリジニウムブロミドを得た。4級塩(1 03.8g)480mlの水に懸濁し、炭酸水素ナトリウム(102.0g)を 加えた。混合液を2時間還流した。生じた沈殿を濾過して除き、水で洗浄、乾燥 させ全体で73.2g(86%)の1−エチル−7−メトキシ−2−(4−メト キシフェニル)インドリジ ンを得た。沸点、101−3℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz )δ:1.10(t,3H)、2.77(q,2H)、3.77(s,3H)、 3.80(s,3H)、6.23(dd,1H)、6.65(d,1H)、7. 00(d,2H)、7.35(s,1H)、7.38(d,2H)、8.06( d,1H)。 分析:C181912に関する計算値 C,76.84;H,6.81;N,4.98%.実測値: C,76.73;H,6.94;N,4.80%. 工程6: ジメチル4−エチル−6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[ 2,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート 1−エチル−7−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)インドリジン (25.0g、0.089mol)を含む800mlのトルエン液を氷槽内で 攪拌しながらジメチルアセチレンジカルボシレート(12.6ml、0.103 mol)を滴下した。TLCにより出発材料の消費されたら、2,3−ジクロロ −5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(21.18g、0.093mol )を段階的に加えた。添加終了後、混合液を1時間還流した。生じたヒドロキノ ンを濾過して除き、濾過液を濃縮して乾燥した。残査を石油エーテル(40−6 0)で粉砕し、単離して表題の化合物33.8g(92%)を得た。沸点、15 3−5℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.36(t, 3H)、3.07(q,2H)、3.76(s,3H)、3.86(s,3H) 、3.89(s,3H)、4.10(s,3H)、7.15(d,2H)、7. 53(d,2H)、7.84(d,1H)、8.00(d,1H) 。(化合物1)。 分析:C242316に関する計算値 C,68.40;H,5.50;N,3.32%.実測値: C,68.48;H,5.64;N,3.27%. 実施例2 4−エチル−6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 4−エチル−6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート(2.3g、5.5mm ol)と85%水酸化ナトリウム(11.5g、175mmol)の混合体を含 む110mlのメタノールを10時間還流した。混合液を冷却し、濾過して黄色 のナトリウム塩を単離した。この塩を125mlの水に溶解し、6Mの塩酸液で pHを2.0に調整した。沈殿を濾過して除き、乾燥して表題の化合物2.08 g(95%)を得た。沸点、209−11℃。1H−NMR(DMSO−d6、 200MHz)δ:1.34(t,3H)、3.00(q,2H)、3.85( s,3H)、4.08(s,3H)、7.10(d,2H)、7.55(d,2 H)、7.85(d,1H)、7.94(d,1H)。(化合物2)。 分析:C241916・0.5H2Oに関する計算値 C,65.67;H,5.01;N,3.48%.実測値: C,65.80;H,5.16;N,3.20%. 実施例3 1−エチル−6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン 4−エチル−6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸(1 .75g、4.45mmol)、銅粉末(0.4g)と用事精製したキノリン9 0mlの混合液を窒素雰囲気内で170℃、8時間加熱した。銅触媒を濾過して 除き、濾過液を6M塩酸で酸性化し、エーテルで抽出した。洗浄して乾燥した( 硫酸マグネシウム)抽出物を蒸発し、残査を石油エーテル(40−60)で粉砕 した。沈殿を濾過して除き、乾燥して表題の化合物1.05g(77%)を得た 。沸点、109−11℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 1.38(t,3H)、3.18(q,2H)、3.85(s,3H)、4.0 2(s,3H)、7.12(d,1H)、7.14(d,2H)、7.60(d ,1H)、7.70−7.80(m,4H)。(化合物3)。 分析:C201912、に関する計算値 C,78.66;H,6.27;N,4.59%.実測値: C,79.05;H,6.40;N,4.46%. 実施例4 1−エチル−6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2, 1,5−cd]インドリジン 1−エチル−6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン(115mg、0.337mmol)を含む3mlのジ クロロメタンを−70℃に冷却し、1.05mlの1Mの三臭化ホウ素のジクロ ロメタン液を加えた。添加終了後、冷媒を外し、混合液を室温に達するまで放置 した。反応混合液をジクロルメタン(125ml)と飽和炭酸水素ナトリウムの 攪拌混合液に注ぎ込んだ。4Mの塩酸液でpHを中性に調整した。有機層を分離 し、水層をさらにジクロルメタンで抽出した。まとめた有機層を乾燥し、蒸発す ると半固形物質として表題の化合物40mg(40%)が残った。1H−NMR (DMSO−d6、200 MHz)δ:1.37(t,3H)、3.08(q,2H)、6.92−7.0 0(m,3H)、7.44−7.65(m,5H)、9.68(s,1H)、9 .90(s,1H)。(化合物4)。 実施例5 6−アセトキシ−2−(4−アセトキシフェニル)−1−エチルピロロ[2, 1,5−cd]インドリジン 1−エチル−6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2, 1,5−cd]インドリジン(32mg、0.12mmol)と0.043ml のピリジンの混合液を窒素雰囲気内で攪拌し、0.109mlの無水酢酸を加え た。30分間攪拌を続け、15mlの氷水を加えた。混合液をジクロルメタンで 抽出し、まとめた抽出物を希釈した塩酸液で洗浄し、最後に飽和炭酸水素ナトリ ウム液で洗浄した。乾燥(硫酸マグネシウム)した抽出物を蒸発すると半固形物 質として表題の化合物が残った。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz )d:1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.40(t,3H )、2.36(s,3H)、2.43(s,3H)、3.22(q,2H)、7 .33−7.40(m,5H)、7.82(d,1H)、7.88(d,2H) 、7.96(d,1H)、8.08(d,1H)。(化合物5)。 実施例6 4−アセトキシ−1−エチル−6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル) ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン 1−エチル−7−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)インドリジン(化 合物3)(2.0g、7.11mmol)を含む65mlのトルエン液を氷漕中 で攪拌しながら3−ブチン−2−体(0.64ml、817mmol)を滴下し た。冷媒を除き、さらに20時間攪拌を続けた。2,3−ジクロル−5,6−ジ シアノ−1, 4−ベンゾキノン(1.73g、7.61mmol)を段階的に加え、さらに2 0時間攪拌した。溶媒を蒸発し、残査をヘプタン/テトラヒドロルラン(1:1 )を溶出液とする酸化アルミニウムのクロマトグラフィーにかけ表題の化合物1 .54g(63%)を得た。沸点、137−39℃。1H−NMR(DMSO− d6、200MHz)δ:1.39(t,3H)、2.64(s,3H)、3. 15(q,2H)、3.87(s,3H)、4.09(s,3H)、7.19( d,2H)、7.80(d,2H)、7.82(d,1H)、7.89(d,1 H)、8.15(s,1H)。(化合物6)。 分析:C222113に関する計算値 C,76.06;H,6.09;N,4.03%.実測値: C,76.07;H,6.24;N,3.68%. 実施例7 4−アセチル−1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−6−メトキシ ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン 4−アセチル−1−エチル−6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピ ロロ[2,1,5−cd]インドリジン(0.3g、0.85mmol)を含む 7mlの乾燥ジクロルメタン液を−65℃に冷却し、窒素雰囲気内で攪拌しなが ら1Mの三臭化ホウ酸のジクロルメタン液1.2mlを加えた。攪拌を1時間続 け、冷媒を除いた。反応混合液を室温になるまで放置した後、ジクロルメタン( 100ml)と飽和炭酸水素ナトリウム液(100ml)の攪拌した溶媒に注い だ。本作業により200mgの物質を得、これをジクロルメタン/メタノール( 20:1)を溶出液とするカラムクロマトグラフィー(酸化アルミニウム)にか けた。Rf=0.4(シリカゲル60,ジクロルメタン/メタノール(20:1 ))の分画を 集め、蒸発して表題の化合物160mg(58%)を得た。沸点、245−46 ℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.37(t,3H) 、2.62(s,3H)、3.13(q,2H)、4.07(s,3H)、7. 00(d,2H)、7.70(d,2H)、7.79(d,1H)、7.87( d,1H)、8.12(s,1H)。9.87(s,1H)(化合物7)。 実施例8 4−アセチル−1−エチル−6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル )ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン 4−アセチル−1−エチル−6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピ ロロ[2,1,5−cd]インドリジン(0.2g、0.58mmol)を含む 5mlの乾燥ジクロルメタン液を−65℃に冷却し、窒素雰囲気内で攪拌しなが ら1Mの三臭化ホウ酸のジクロルメタン液1.61mlを加えた。冷媒を除き、 混合液を室温で72時間攪拌した。混合液を飽和炭酸水素ナトリウム液で中和し た。沈殿を単離し乾燥、表題の化合物177mg(95%)を得た。沸点、27 4−75℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.37(t ,3H)、2.58(s,3H)、3.08(q,2H)、7.00(d,2H )、7.55(d,2H)、7.66(d,2H)、7.71(d,1H)、8 .04(s,1H)、9.81(s,1H)、10.50(s,1H)。(化合 物8)。 分析:C201713・1.25H2Oに関する計算値 C,70.26;H,5.75;N,4.10%.実測値: C,69.90;H,5.31;N,3.81%. 実施例9 メチル−6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−4−メ チルピロロ[2,1,5−cd]インドリジン−1−カルボキシレート 7−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)−1−メチルインドリジン(3 .5g、13.1mmol)(実施例1の工程1−5と同様にして調整)を含む 120mlのトルエン混合液を氷漕中に攪拌、メチルプロピオレート(1.45 ml、16.2mmol)を滴下し加えた。冷媒を除き、混合液を攪拌して6時 間40℃に加熱した。2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキ ノン(3.12g,13.7mmol)を段階的に冷却した混合液に加え、さら に室温で6時間攪拌し続けた。溶媒を蒸発し、残査をヘプタン/テトラヒドロル ラン(2:1)を溶出液とする酸化アルミニウムのクロマトグラフィーにかけ表 題の化合物3.02g(66%)を得た。沸点、167−69℃。1H−NMR (DMSO−d6、200MHz)δ:2.71(s,3H)、3.87(s, 3H)、3.90(s,3H)、4.07(s,3H)、7.15(d,2H) 、7.76(d,1H)、7.83(d,1H)、7.88(d,2H)、7. 98(s,1H)。(化合物9)。 以下のジメチルジカルボキシレート化合物の調整では、実施例1に概要を示し た一般的な合成原理が適当な出発材料に適用されている。 実施例10 ジメチル4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシピロロ[ 2,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート 沸点、141−43℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 1.35(t,3H)、3.08(q,2H)、3.71(s,3H)、3.8 8(s,3H)、4.08(s,3H) 、7.35−7.65(m,4H)、7.85(d,1H)、8.04(d,1 H)。(化合物10)。 実施例11 ジメチル6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチルピロロ[ 2,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート 沸点、170−72℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 2.65(s,3H)、3.78(s,3H)、3.85(s,3H)、3.8 5(s,3H)、4.07(s,3H)、7.15(d,2H)、7.55(d ,2H)、7.80(d,1H)、7.95(d,1H)。(化合物11)。 実施例12 ジメチル6−メトキシ−4−メチル−3−フェニルピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート 沸点、172−74℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 2.66(s,3H)、3.75(s,3H)、3.90(s,3H)、4.0 8(s,3H)、7.45−7.65(m,5H)、7.84(d,1H)、7 .98(d,1H)。(化合物12)。 実施例13 ジメチル4−エチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−c d]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート 沸点、136−38℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 1.39(t,3H)、3.12(q,2H)、3.79(s,3H)、3.8 7(s,3H)、3.93(s,3H)、7.17(d,2H)、8.08(t ,1H)、8.34(d,1H)、8.40(d,1H)。(化合物13)。 実施例14 ジメチル4−エチル−6−メトキシ−3−フェニルピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート 沸点、151−52℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 1.37(t,3H)、3.08(q,2H)、3.71(s,3H)、3.9 0(s,3H)、4.10(s,3H)、7.45−7.60(m,5H)、7 .87(d,1H)、8.03(d,3H)。(化合物14)。 実施例15 ジメチル3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン−1,2−ジカルボキシレート 沸点、157−59℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 3.95(t,6H)、5.20(s,2H)、7.25(d,2H)、7.3 5−7.55(m,5H)、7.77(d,2H)、7.82(s,1H)、8 .11(t,1H)、8.24(d,1H)、8.41(d,1H)。(化合物 15)。 実施例16 ジメチル7−ベンジルオキシ−3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[ 2,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート 沸点、159−60℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 3.75(s,3H)、3,85(s,3H)、5.18(s,2H)、5.5 0(s,2H)、7.12−7.78(m,16H)、8.15(d,1H)( 化合物16)。 化合物17 ジメチル6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 沸点、135−36℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 3.86(s,3H)、3.92(s,3H)、3.95(s,3H)、4.0 9(s,3H)、7.14(d,2H)、7.62(s,1H)、7.74(d ,2H)、7.83(m,2H)。(化合物17)。 分析:C221914に関する計算値 C,67.17;H,4.87;N,3.56%.実測値: C,67.08;H,4.93;N,3.39%. 実施例18 ジメチル4−エチル−3−(3−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−c d]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.40(t,3H)、 3.16(q,2H)、3.76(s,3H)、3.82(s,3H)、3.8 5(s,3H)、7.05−7.56(m,4H)、8.08(t,1H)、8 .38(d,1H)、8.42(d、1H)。(化合物18)。 実施例19 ジメチル4−エチル−3−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピロロ[ 2,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 沸点107−10℃、1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1 .38(t,3H)、3.15(q,2H)、3.81(s,3H)、3.93 (s,3H)、3.98(s,3H)、7.33−7.48(m,3H)、8. 05(t,1H)、8.33(d,1H)、8.45(d、1H)。(化合物1 9)。 実施例20 ジメチル4−n−ブチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ [2,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 沸点102−3℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:0. 87(t,3H)、1.37(sext,2H)、1.75(quint,2H )3.12(t,2H)、3.78(s,3H)、3.86(s,3H)、3. 93(s,3H)、7.16(d,2H)、7.52(d,2H)、8.08( t,1H)、8.32(d,1H)、8.42(d、1H)。(化合物20)。 実施例21 ジメチル4−エチル−3−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 沸点86−89℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1. 21(t,3H)、2.07(s,2H)、2.75(m,2H)、3.48( s,3H)、3.81(s,3H)、3.90(s,3H)、6.88(dd, 1H)、6.98(d,1H)、7.20(d,1H)、8.03(t,1H) 、8.32(d,1H)、8.41(d、1H)。(化合物21)。 上記エステルを実施例2概要を示す方法と同様に鹸化することで、以下のジカ ルボン酸化合物が得られる。 実施例22 4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 沸点217−18℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1 .32(t,3H)、3.02(q,2H)、4.08(s,3H)、7.30 −7.65(m,4H)、7.92(d,2H)、7.98(d、2H)。(化 合物22)。 実施例23 6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチルピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸、 沸点202−04℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:2 .62(s,3H)、3.86(s,3H)、4.10(s,3H)、7.10 (d,2H)、7.62(d,2H)、7.84(d,1H)、7.92(d、 1H)。(化合物23)。 実施例24 4−エチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン−1,2−ジカルボン酸 沸点228−29℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1 .38(t,3H)、3.02(q,2H)、3.86(s,3H)、7.12 (d,2H)、7.60(d,2H)、8.04(t,1H)、8.31(d, 1H)、8.42(d、1H)。(化合物24)。 実施例25 4−エチル−6−メトキシ−3−フェニルピロロ[2,1,5−cd]インド リジン−1,2−ジカルボン酸 沸点251−54℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1 .34(t,3H)、3.04(q,2H)、4.08(s,3H)、7.45 −7.65(m,5H)、7.90(d,1H)、7.99(t,1H)。(化 合物25)。 実施例26 3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジ ン−1,2−ジカルボン酸 沸点173−75℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:5 .22(s,2H)、7.27(d,2H)、7.3 5−7.54(m,5H)、7.75(s,1H)、7.88(d,2H)、8 .06(t,1H)、8.12(d,1H)、8.38(d、1H)。(化合物 26)。 実施例27 7−ベンジルオキシ−3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:5.20(s,2H)、 5.52(s,2H)、7.10−7.83(m,16H)、8.12(d,1 H))。(化合物27)。 実施例28 6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン−1,2−ジカルボン酸 沸点191−92℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:3 .85(s,3H)、4.06(s,3H)、7.08(d,2H)、7.54 (s,1H)、7.78−7.90(m,4H)。(化合物28)。 実施例29 4−エチル−3−(3−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン−1,2−ジカルボン酸 沸点217−20℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ.1 .39(t,3H)、3.14(q,2H)、6.99−7.50(m,4H) 、8.05(t,1H)、8.53(d,1H)、8.45(d,1H)。(化 合物29)。 実施例30 4−エチル−3−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 沸点235−39℃.1H−NMR(DMSO−d6、200M Hz)δ:1.38(t,3H)、3.09(q,2H)、3.95(s,3H )、7.28−7.55(m,3H)、8.03(t,1H)、8.32(d, 1H)、8.45(d,1H)。(化合物30)。 実施例31 4−n−ブチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd] インドリジン−1,2−ジカルボン酸、 沸点196−98℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:0 .88(t,3H)、1.34(sext,2H)、1.72(quint,2 H)、3.08(t,2H)、3.85(s,3H)、7.12(d,2H)、 7.58(d,2H)、8.02(t,1H)、8.27(d,1H)、8.4 2(d,1H)。(化合物31)。 実施例32 4−エチル−3−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸、 沸点216−18℃.1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1 .18(t,3H)、2.05(s,3H)、2.80(m,2H)、3.83 (s,3H)、6.82(dd,1H)、6.88(d,1H)、7.13(d ,1H)、7.93(t,1H)、8.23(d,1H)、8.60(d,1H )。(化合物32)。 上記ジカルボン酸を実施例3に概要を示した方法と類似に脱カルボキシル化し 以下の化合物を得る。 実施例33 1−エチル−2−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン、 沸点、123−24℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 1.38(t,3H)、3.18(q,2H)、4.03(s,3H)、7.1 3(d,1H)、7.37−7.87(m,7H)。(化合物33)。 分析:C1916111に関する計算値 C,77.80;H,5.50;N,4.77%.実測値: C,78.02;H,5.57;N,4.57%. 実施例34 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン 1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.42(s,3H)、 3.24(q,2H)、3.86(s,3H)、7.18(d,2H)、7.3 2(d,1H)、7.71(d,1H)、7.74(t,1H)、7.78(d ,2H)、8.08(d,1H)、8.13(d,1H)。(化合物34)。 実施例35 1−エチル−6−メトキシ−2−フェニルピロロ[2,1,5−cd]インド リジン 沸点、118−20℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 1.39(t,3H)、3.20(q,2H)、4.03(s,3H)、7.1 4(d,1H)、7.38−7.85(m,8H)。(化合物35)。 実施例36 1−エチル−2−(3−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン、 1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.43(t,3H)、 3.27(q,2H)、3.88(s,3H)、7. 00−7.81(m,7H)、8.12(d,1H)、8.21(d,1H)。 (化合物36)。 分析:C191711に関する計算値 C,82.88;H,6.22;N,5.09%.実測値: C,82.86;H,6.31;N,4.85%. 実施例37 5−ベンジルオキシ−2−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン 沸点、155−56℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 5.19(s,2H)、5.49(s,2H)、7.15(d,2H)、7.3 5−7.93(m,15H)、8.05(d,2H)。(化合物37)。 実施例38 6−メトキシ−2−(4〜メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン、 沸点、147−48℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 3.85(s,3H)、4.00(s,3H)、7.10(d,2H)、7.2 2(d,1H)、7.46(s,1H)、7,69(m,2H)、7.95(d ,1H)8.08(d,2H)。(化合物38)。 分析:C181512に関する計算値 C,77.96;H,5.45;N,5.05%.実測値: C,78.18;H,5.51;N,4.94%. 実施例39 2−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジ ン、 沸点、161−62℃。1H−NMR(DMSO−d6、200 MHz)δ:5.22(s,2H)、7.19(d,2H)、7.35−7.5 5(m,6H)、7.68−7.82(m,2H)、8.00−8.15(m, 5H)。(化合物39)。 実施例40 1−エチル−2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン、 沸点、77−79℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1 .41(t,3H)、3.25(q,2H)、3.95(s,3H)、7.30 −7.43(m,2H)、7.55−7.70(m,4H)、8.12(d,1 H)、8.18(d,1H)。(化合物40)。 実施例41 1−n−ブチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd] インドリジン、 沸点、48−50℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:0 .92(t,3H)、1.41(sext,2H)、1.78(quint,2 H)3.20(q,2H)、3.85(s,3H)、7.15(d,2H)7. 31(d,1H)、7.69(d,1H)、7.73(t,1H)、7,78( d,2H)、8.07(d,1H)、8.12(d,1H)。(化合物41)。 実施例42 1−エチル−2−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドジリン 沸点、56−59℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1 .28(t,3H)、2.21(s,3H)、2.95(q,2H)3.83( s,3H)、6.93(dd,1H)、7.02(d,1H)7.28(d,1 H)、7.32(d,1H )、7.49(d,1H)、7,75(t,3H)、8.00(d,1H)、8 .05(d,1H)。(化合物42)。 実施例43 4−アセチル−1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン、 表題化合物は実施例6に概要を示した方法と同様にして調整された。 沸点、73−75℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1 .41(t,3H)、2.68(s,3H)、3.21(q,2H)、3.88 (s,3H)、7.17(d,2H)、7.81(d,2H)、7.97(t, 1H)、8.19(d,1H)、8.26(s,1H)、8.39(d,1H) 。(化合物43)。 上記メトキシ誘導体を実施例7または8に概要示した方法と同様にして部分的 、または完全に脱保護し以下の化合物を得た。 実施例44 6−ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd] インドリジン、 1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:3.98(s,3H)、 6.92(d,2H)、7.18(d,1H)、7.41(s,1H)、7.6 2−7.69(m,2H)、7.88−7.98(m,3H)。(化合物44) 。 実施例45 6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン、 1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:6.92(d,2H)、 7.08(d,1H)、7.32(s,1H)、7. 40−7.44(m,2H)、7.85(d,1H)、7.92(d,2H)。 (化合物45)。 実施例46 1−エチル−6−ヒドロキシ−2−フェニルピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン、 1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.38(t,3H) 、3.25(q,2H)、7.05(d,1H)、7.40−7.62(m,6 H)、7.80(d,2H)。(化合物46)。 実施例47 1−エチル−2−(3−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン、 沸点、56−58℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1 .42(t,3H)、3.25(q,2H)6.85−6.90(m,1H)、 7.24−7.44(m,4H)、7.68−7.82(m,2H)、8.10 −8.22(m,2H)、9.68(s,1H)。(化合物47)。 実施例48 4−アセチル−1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1 ,5−cd]インドリジン、 沸点、183−84℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ: 1.41(t,3H)、3.21(q,2H)、7.00(d,2H)、7.7 1(d,2H)、7.96(t,1H)、8,18(d,1H)、8.27(s ,1H)、8.39(d,1H)。(化合物48)。 分析:C201712に関する計算値 C,79.19;H,5.65;N,4.62%.実測値: C,79.09;H,5.68;N,4.33%. 実施例49 1−エチル−2−(3−フルオロ−4−ヒドロフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.38(t,3H)、 3.23(q,2H)、7.20(f,1H)、7.33(d,1H)、7.4 5−7.78(m,4H)、8,03(d,1H)、8.08(d,1H)、1 0.21(s,1H)。(化合物49)。 実施例50 1−エチル−2−(4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン 1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.22(t,3H)、 2.13(s,1H)、2.93(q,2H)、6.70(dd,1H)、6. 78(d,1H)、7.18(d,1H)、7.22(d,1H)、7.45( d,1H)、7.68(t,1H)、8,03(d,1H)、8.08(d,1 H)。(化合物50)。 実施例51 1−n−ブチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン 1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:0.92(t,3H)、 1.40(sext,2H)、1.67(quint,2H)、3.18(q, 2H)、6.97(d,2H)、7.29(d,1H)、7.15(d,2H) 、7.18(d,1H)、7.21(t,1H)、8,04(d,1H)、8. 09(d,1H)。(化合物51)。 実施例52 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン(化合物34)(0.77g、2.79mmol)の乾燥ジクロルメタ ン液25mlを窒素雰囲気内で攪拌し、塩化アルミニウム(2.23g、16. 7mmol)を段階的に加えた。添加終了後、エタンチオール(1.25ml、 16.7mmol)を加え、30分間攪拌し続けた。混合液を氷漕内で冷却した 後、テトラヒドロフラン(15ml)、6M塩酸(3ml)、水(50ml)な らびに酢酸エチル(100ml)を加えた。有機層を分離して、蒸発し残った残 査をトルエン/酢酸エチル(4:1)を溶出液とするシリカゲルのクロマトグラ フィーにかけた。適当な分画を集め蒸発し、残査をエーテル(2ml)と石油エ ーテル(5ml)で粉砕して表題化合物0.32g(44%)を得た。沸点、1 04−05℃。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:1.41( t,3H)、3.22(q,2H)6.98(d,2H)、7.29(d,1H )、7.67(d,2H)、7.69(d,1H)、7.72(t,1H)、8 .05(d,1H)、8.10(d,1H)、9.68(s,1H)。(化合物 52)。 分析:C181511に関する計算値 C,82.73;H,5.79;N,5.36%.実測値: C,83.03;H,5.88;N,5.16%. 実施例53 5−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン、 5−ベンジルオキシ−2−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロ ロ[1,5,2−cd]インドジリン(48mg,0.11mmol)を含む、 2mlのテトラヒドロフランと3mlのエタノールの液を10%の炭素上パラジ ウム(30mg)存在下に水素化した。理論値の水素が消費されたら、結晶を濾 過により除き、濾過液を蒸発して表題化合物27mg(99%)を得た。沸点、 165℃(dec)。1H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δ:6. 92(d,2H)、7.15(d,1H)7.36(d,1H)、7.43(s ,1H)、7.73(d,1H)、7.88(d,2H)。(化合物53)。 分析:C161112・0.5H2Oに関する計算値 C,74.41;H,4.68;N,5.42%.実測値: C,74.66;H,4.45;N,5.03%. 実施例54 2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 表題化合物は実施例52に概要示した方法と同様にして調整した。 沸点、194−95℃(dec.)。1H−NMR(DMSO−d6、200 MHz)δ:6.94(d,2H)、7.48(d,1H)7.59(s,1H )、7.73(t,1H)、7.95−8.08(m,5H)、9.78(s, 1H)。(化合物54)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/00 A61P 9/00 13/00 13/00 15/00 15/00 15/06 15/06 17/10 17/10 19/08 19/08 19/10 19/10 25/24 25/24 25/28 25/28 35/00 35/00 43/00 111 43/00 111 C07D 471/04 104 C07D 471/04 104A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 クリスチャンセン,リセ ブロウン デンマーク国,デーコー―2800 リンクビ ー,ソフス シャンドルフス バイ 4 (72)発明者 バリー,ポール スタンレイ デンマーク国,デーコー―2400 コペンハ ーゲン エンベー,ヨルトルムス アレ 48 (72)発明者 カンストルップ,アンデルス デンマーク国,デーコー―3060 エヌペル ゲルデ,フレトスコフバイ 7セー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次式(I)の化合物 (式中、 R1が場合によりハロゲン、CH3、OH、OCH3、OCOCH3またはベンジル オキシより選択される1または2の置換基により置換されるフェニルであり; R2がH、C1-4−アルキルまたはCO−R8−O−R9−NR1011(式中のR8 はフェニレンでありR9はC1-2−アルキレンであり、R10およびR11は共にピペ リジノ環を形成する窒素原子である)であり; R3がHであり; R4がH,OH、OCH3またはOCOCH3であり; R5がH,OHまたはベンジルオキシであり、 R6がH、ハロゲン、C1-2−アルキル、COCH3、COOH,COOCH3、C O−R12−NR1314、R15−NR1314、または場合によりOHまたはベンジ ルオキシで置換されたフェニルであり(式中のR12はC1-2−アルキレン、R15 はC1-7−アルキレン、R13及びR14はピペリジノ環を形成する窒素であり;そ してR7がH,ハロゲン、C1-2−アルキル、COCH3、COOH,COOCH3 、CO−NR1617、O−R18−O−R19−NR2021、CO−R18−O−R19 −NR2021、R18−O−R19−NR20 21またはR22−NR2021(式中のR16とR17は独立にHまたはCH3であり 、R18はフェニレン、R19はC1-2−アルキレン、R20及びR21は共にピペリジ ノ環を形成する窒素であり、R22はC1-7−アルキレンであり、 R1が非置換型フェニルの場合は、R4とR5は共にHでない)または その幾何学的または光学的イソマー、医薬として受け入れ可能なエステル、エー テルまたは塩。 2.式中のR1が場合によりOHまたはOCH3で置換される請求項1の化合物 。 3.式中のR2がC1-3−アルキルである請求項1または2の化合物。 4.式中のR4がH,OH,またはOCH3である前記請求項いずれか1項記載 の化合物。 5.式中のR5がHまたはOHである前記請求項いずれか1項記載の化合物。 6.式中のR6がCO−R12−NR1314またはR15−NR1314であり、該 式中のR12、R13及びR14は請求項1の定義に同じであり、R15はC4-7−アル キレンである前記請求項いずれか1項記載の化合物。 7.式中のR7がR18−O−R19−NR2021またはR22−NR2021であり 、当該式中のR18、R19、R20及びR21は請求項1の定義に同じであり、R22は C4-7−アルキレンである前記請求項いずれか1項記載の化合物。 8.式中のR1が場合によりOHで置換されるフェニルである前記請求項いず れか1項記載の化合物。 9.式中のR2がC1-3−アルキルである前記請求項いずれか1 項記載の化合物。 10.式中のR4がOCH3である前記請求項いずれか1項記載の化合物。 11.式中のR5がHである前記請求項いずれか1項記載の化合物。 12.式中のR6がCO−R12−NR1314であり、該式中のR12、R13及び R14が請求項1の定義に同じである前記請求項いずれか1項記載の化合物。 13.式中のR7がR18−O−R19−NR2021であり、当該式中のR18、R1 9 、R20及びR21が請求項1の定義に同じである前記請求項いずれか1項記載の 化合物。 14.以下より選択される化合物: ジメチル4−エチル−6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−カルボキシレート、 4−エチル−6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸、 1−エチル−6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−エチル−6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1 ,5−cd]インドリジン, 6−アセトキシ−2−(4−アセトキシフェニル)−1−エチルピロロ[2,1 ,5−cd]インドリジン, 4−アセチル−1−エチル−6−メトキシ−2−(4−メトキシフエニル)ピロ ロ[2,1,5−cd]インドリジン, 4−アセチル−1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−6−メトキシピ ロロ[2,1,5−cd]インドリジン, 4−アセチル−1−エチル−6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル) ビロロ[2,1,5−cd]インドリジン, メチル6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチルピロロ[2, 1,5−cd]インドリジン−1−カルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチルピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル6−メトキシ−4−メチル−3−フェニルピロロ[2,1,5−cd] インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−6−メトキシ−3−フェニルピロロ[2,1,5−cd] インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル7−ベンジルオキシ−3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2 ,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−c d]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(3−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル )ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−n−ブチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 ジメチル4−エチル−3−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2, 1,5−cd]インドリジン−1,2−ジカルボキシレート、 4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチルピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸、 4−エチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インド リジン−1,2−ジカルボン酸 4−エチル−6−メトキシ−3−フェニルピロロ[2,1,5−cd]インドリ ジン−1,2−ジカルボン酸 3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン −1,2−ジカルボン酸 7−ベンジルオキシ−3−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン−1,2−ジカルボン酸 4−エチル−3−(3−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インド リジン−1,2−ジカルボン酸 4−エチル−3−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸 4−n−ブチル−3−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン−1,2−ジカルボン酸、 4−エチル−3−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン−1,2−ジカルボン酸、 1−エチル−2−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インド リジン、 1−エチル−6−メトキシ−2−フェニルピロロ[2,1,5−cd]インドリ ジン、 1−エチル−2−(3−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インド リジン、 5−ベンジルオキシ−2−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン 6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン、 2−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン 、 1−エチル−2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−n−ブチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン、 4−アセチル−1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 6−ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イ ンドリジン、 6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1 ,5−cd]インドリジン、 1−エチル−6−ヒドロキシ−2−フェニルピロロ[2,1,5−cd]インド リジン、 1−エチル−2−(3−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン、 4−アセチル−1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(3−フルオロ−4−ヒドロフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−n−ブチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd] インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン、 5−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd] インドリジン、 2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)3−[4−(2 −ピペリジノエトキシ)ベンゾイル]ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン 、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−(6−ピペリジノヘキシル )ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−(2−ピペリジノエ トキシ)ベンゾイル]ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−(2 −ピペリジノエトキシ)フェニル]ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(1−オキソ−3−ピペリ ジノプロピル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1,4−ジエチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd ]インドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)−4−(3−ピペリジノプロピル) ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(3−ピペリジノプロピル )ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)−4−フェニルピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−フェニルピロロ[2,1, 5−cd]インドリジン、 1−エチル−4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4−メトキシフェニル) ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5− cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルピロロ[2,1,5 −cd]インドリジン、 4−エチル−3−(4−ヒドロキシフェニル)ピロロ[2,1,5−cd]イン ドリジン−2−カルボン酸ジメチルアミド、 2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニ ル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−(4−(2−ピペリジノエ トキシ)フェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−(4−(2−ピペリジノエ トキシ)フェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 1−エチル−2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−(2−ピペリジノエト キシ)フェニル)ピロロ[2,1,5−cd]インドリジン、 またはその幾何学的的あるいは光学的イソマー、医薬品として受け入れられるエ ステル、エーテルまたは塩。 15.次の工程 a)式中のR2−R5が上記と同義である式(II)の化合物を、 式中のR1が上記と同義である式(III)の化合物と、好適な溶媒、好ましく はアセトン、アセトニトリルまたはテトラヒドロフラン中に反応せしめ、 式中のR1−R5が上記に同義の式(IV)の化合物を形成し; b)式(IV)の化合物を炭酸水素ナトリウム水溶液と反応せし め、式中のR1−R5が上記に同義の式(V)の化合物を形成し; c)式(V)の化合物を式中のR6とR7が独立にH、COOCH3またはCO CH3であり、少なくともR6とR7の一つがCOOH3またはCOCH3である式 (VI)の化合物と、好適な溶媒、好ましくはトルエン中に反応せしめ、ジヒドロ中間体を2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン (DDQ)で酸化し、式中のR1−R7が上記に同義の式(I)の化合物を形成し ; d)式中のR6とR7が独立にCOOCH3である式(I)の化合物を、好適な 塩基、好ましくはメタノール中の水酸化カリウムで加水分解し、式中のR6とR7 がCOOHであり、R1−R5が上記と同義である式(I)の化合物を得; e)式中のR6とR7が独立にCOOHである式(I)の化合物を、好ましくは キノリン中で銅と反応せしめ、式中のR6とR7がであり、R1−R5が上記と同義 である式(I)の化合物を得; f)式中のR1が場合によりハロゲンまたはCH3で置換されているメトキシフ ェニルであり、R4がHまたはOCH3である式(I)の化合物を、塩化メチレン 中に三臭化ホウ素と、または塩化ピリジニウム融合により脱メチル化し、式中の R1が場合によりハロゲンまたはCH3で置換されているヒドロキシフェニルであ り、R4 がHまたはOHであり、R2、R3、R5、R6及びR7が上記と同義である式(I )の化合物を得る; を含んで成る式(I)の化合物の調製方法。 16.次の工程 a)式中のR1−R6が上記と同義である式(VII)の化合物を、 n−ブチルリチウムと反応せしめた後、式中のR7が上記と同義である式(VI II)のN,N−ジメチルアミドと反応せしめ、次いで加水分解し式中のR1−R7が上記に同義の式(IX)の化合物を形成する を含んで成る式(I)の化合物の調製方法。 17.次の工程: a)式中のR6とR7が水素である式(I)の化合物を酢酸中に臭素と反応せし め、式中のR1−R5が上記に同義であり、R6が臭素であり、R7が水素である式 (I)の化合物を得、 b)式中のR6が臭素である式(I)の化合物をフェニル硼素酸とパラジウム (0)触媒、好ましくはテトラキトリスフェニルフォスフィンパラジウム(0) 存在下、好適なスズキ交叉結合条件で反応せしめ、式中のR6がフェニル、また は置換型フェニル基であり、R1−R5が上記に同義であり、R7が水素である式 (I)の化合物を得、 c)式中のR1がベンジルオキシフェニルであり、R5がベンジルオキシまたは Hである式(I)の化合物を、炭素上のパラジウム触媒と水素ガスとを利用して 脱ベンジル化し、式中のR1がヒドロキシフェニルであり、R5がHまたはOH、 R2、R3、R4、R6及びR7が上記に同義である式(I)の化合物を得る を含んで成る前記式(I)の化合物の調製方法。 18.エストロゲン関連疾患または症状、好ましくは哺乳動物に於けるエスト ロゲン欠損状態により起こる病気または症状の予防または治療に利用するための 次式(I)の化合物(式中、 R1が場合によりハロゲン、CH3、OH、OCH3、OCOCH3またはベンジル オキシより選択される1または2の置換基により置換されるHまたはフェニルで あり; R2がH、C1-4−アルキルまたはCO−R8−O−R9−NR1011(式中のR8 はフェニレンでありR9はC1-2−アルキレンであり、R10およびR11は共にピペ リジノ環を形成する窒素原子であ る)であり; R3がHであり; R4がH,OH、OCH3またはOCOCH3であり; R5がH,OHまたはベンジルオキシであり、 R6がH、ハロゲン、C1-2−アルキル、COCH3、COOH,COOCH3、C O−R12−NR1314、R15−NR1314、または場合によりOHまたはベンジ ルオキシで置換されたフェニルであり(式中のR12はC1-2−アルキレン、R15 はC1-7−アルキレン、R13及びR14はピペリジノ環を形成する窒素であり; R7がH,ハロゲン、C1-2−アルキル、COCH3、COOH,COOCH3、C O−NR1617、O−R18−O−R19−NR2021、CO−R18−O−R19−N R2021、R18−O−R19−NR2021またはR22−NR2021(式中のR16と R17は独立にHまたはCH3であり、R18はフェニレン、R19はC1-2−アルキレ ン、R20及びR21は共にピペリジノ環を形成する窒素であり、R22はC1-7−ア ルキレンである)、またはその幾何学的または光学的イソマー、医薬として受け 入れ可能なエステル、エーテルまたは塩。 19.骨消失、骨粗鬆症、心臓血管病、認知障害、アルツハイマー型老人性痴 呆症、潮紅や子宮萎縮、鬱病、躁病そして分裂症を含む閉経症状、失禁、肥満、 鬱病、グルコース代謝障害、月経困難症、切迫または習慣性流産、機能不全性子 宮出血、アクネ、男性型多毛症、前立腺癌、エストロゲン依存型癌、分娩後乳汁 分泌の予防または治療での使用、または経口避妊薬または卵巣発達補助剤として の使用、好ましくは骨消失または骨粗鬆症の予防と治療への使用を目的とした請 求項1ないし14及び18のいずれか1項記載の化合物。 20.前記請求項1ないし14及び18の化合物または薬物とし て受け入れられるその塩の有効量及び薬剤キャリアーまたは希釈体を含む医薬組 成物。 21.経口投与単位または非腸管投与単位の形状である請求項20の医薬組成 物。 22.エストロゲン関連病および症状、好ましくは哺乳動物に於けるエストロ ゲン欠損による病気または症状の予防または治療を目的とした医薬品調整への請 求項1ないし14および18のいずれかの化合物の使用。 23.骨消失、骨粗鬆症、心臓血管病、認知障害、アルツハイマー型老人性痴 呆症、潮紅や子宮萎縮、鬱病、躁病そして分裂症を含む閉経症状、失禁、肥満、 鬱病、グルコース代謝障害、月経困難症、切迫または習慣性流産、機能不全性子 宮出血、アクネ、男性型多毛症、前立腺癌、エストロゲン依存型癌、分娩後乳汁 分泌の予防または治療での使用、または経口避妊薬または卵巣発達補助剤として の使用、好ましくは骨消失または骨粗鬆症の予防と治療に使用する医薬品調整を 目的とした請求項1ないし14及び18のいずれかの化合物の利用。 24.請求項1ないし14および18のいずれかの化合物の有効量を、それを 必要とする被検体に投与することから成る、エストロゲン関連病または症状、好 ましくは哺乳動物に於けるエストロゲン欠損状態を原因とする病気または症状の 治療または予防法。 25.請求項1ないし14及び18のいずれかの化合物の有効量を、それを必 要とする被検体に投与することを含む骨消失、骨粗鬆症、心臓血管病、認知障害 、アルツハイマー型老人性痴呆症、潮紅や子宮萎縮、鬱病、躁病そして分裂症を 含む閉経症状、失禁、肥満、鬱病、グルコース代謝障害、月経困難症、切迫また は習慣性流産、機能不全性子宮出血、アクネ、男性型多毛症、前立腺癌、エスト ロゲン依存型癌、分娩後乳汁分泌を治療または予防する方法及び卵巣発達を補助 する方法、好ましくは骨消失または骨粗鬆症の予防または治療法。 26.請求項1ないし14及び18のいずれかの化合物の有効量を雄または雌 の哺乳動物に投与することを含む避妊法。
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