JP2002512553A - 横型気泡トラップ - Google Patents

横型気泡トラップ

Info

Publication number
JP2002512553A
JP2002512553A JP52473298A JP52473298A JP2002512553A JP 2002512553 A JP2002512553 A JP 2002512553A JP 52473298 A JP52473298 A JP 52473298A JP 52473298 A JP52473298 A JP 52473298A JP 2002512553 A JP2002512553 A JP 2002512553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
flow
blood
bubble trap
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP52473298A
Other languages
English (en)
Inventor
シュネル,ウィリアム・ジェイ
アターバーグ,デイヴィッド・エス
Original Assignee
ディーエスユー・メディカル・コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ディーエスユー・メディカル・コーポレーション filed Critical ディーエスユー・メディカル・コーポレーション
Publication of JP2002512553A publication Critical patent/JP2002512553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0031Degasification of liquids by filtration
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3621Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3627Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 体外フロースルー型気泡トラップ室(320)は、高流量で改善された気泡分離性能を有すると共により細かな気泡を発生する。トラップ室は、室画成頂部壁(330)、側壁(334、336)及び底部壁(332)を含むと共に、血液流入口/流出口(322、344)を含む。流入口/流出口は、頂部壁及び底部壁(330、332)を貫通して伸長して血液を室(320)内へ流入させると共に該室から流出させる。室(320)の高さは、トラップ室(320)の最大水平方向寸法の1.6倍未満が好適である。この結果、トラップ室(320)を貫通する血液流は実質的に水平方向となる。共通の流入口/流出口管(350)が設けられ、中央仕切(340)で閉鎖される。

Description

【発明の詳細な説明】 横型気泡トラップ 技術分野 血液透析等用の血液路に使用する気泡トラップは、従来、典型的に硬質または 半硬質の管を備えており、この管内に血液を室の頂部へ搬送する血液流入口と、 室の底部から血液を抜き出す血液流出口が設けられている。気泡は室の頂部へ上 昇する機会を得て、室の頂部へ移動することから、室の底部の血液は相対的に気 泡のないものとなり、該室から引き抜かれて血液取扱セットの別の部分へ送られ る。 従来技術で公知の血液路用の気泡トラップのその他の例としては、アタバーグ (Utterberg)の米国特許第5,328,461号及び5,520,6 40号を参照されたい。 上記の気泡トラップは高さより幅が広くされて深い縦型の血液用室を画成して 、血液が抜き出される室の底部から気泡を遠ざけておくようにされるのが典型的 である。従来技術の気泡トラップは、垂直方向の高さが幅の2倍以上ある室を有 しているのが典型的である。従来技術では、室の高さを高くして、流入する気泡 の浮力と相俟って、室内において下方の底部流出口へ向かって流れる大量の血液 に対応するようにされている。 従来技術の血液室の流入口は様々な配置にされており、斯かる流入口ないへ進 入してくる血液及び該血液に含まれた気泡室は、最初は室の上部に留まって、そ の間に気泡が液面を通って上方へ移動して室の頂部の気体空間へ到達するように している。幾つかの流入口は垂直方向に向けられて室の頂部から下方へ伸長して いる。室の高さを高くしてあることにより、流入血液は、内包した気泡が流出流 に捕捉される前に下降するのを停止する。従来の技術のその他の流入口は室の底 部において垂直方向に向けられており、流入血液を上方へ室の頂部へ向けて押し 上げるようにしている。その他の流入口は室の側部で水平方向に向けられており 、流入流が水平方向に流れて、室内の下方へ流れる大量の血液横断して対向する 側壁に到達して、そこから上方へ向きを変えるようにしている。これでは、気泡 が上方へ向きを変えて目的とする空気空間へ到達する前に下方へ向いた血液流に 連 行される可能性が高くなる。 従来技術の気泡捕捉原理は大きく、浮力があり、典型的な容積が50マイクロ リットル以上で、血液の流量が毎分300ミリリットルといった比較的流量の低 い気泡には効果的である。気泡を捕捉する血液室の容積は約15乃至25である のが典型的である。気泡は浮力によって、気泡トラップ内の下方へ向かった大量 の流体流の流速より大きな流速で表面へ押し上げられる。 しかしながら、斯かる気泡トラップは、気泡が小さくなるにつれ、及び/また は流速が早くなるにつれて効果の希薄化が増大していく。現代の透析技術ではし ばしば毎分450ミリリットルを超える血液流量が必要とされ、従来の気泡トラ ップでは気泡が気泡トラップを通過してしまう危険性が高くなる。 斯かる高流量に対応するために、従来の技術の気泡トラップの幾つかにおいて は容積を増大するような考案がなされてきたが、斯かる考案では血液取扱セット の装填容量が増大されてしまうことから明らかに望ましくない。透析等の血液治 療を行っている間に一時に患者から取り出す血液の量を最小限にすることが重要 であることから、血液取扱セットでは全てにおいて装填容量を低く押さえること が非常に望ましい。 更に、従来の技術の気泡トラップ、特に流入口が上方を向いたものでは別の問 題点がある。即ち、それらの気泡トラップでは流れそらせ装置を設けて高流速の 血液が間欠泉状の作用により血液−気体界面から噴出して、血液の気泡化をもた らしてその結果室内で凝固を生じるのを防止する必要がある。典型的な血液流そ らせ装置は気泡トラップの壁に凹みを備えて、上方へ移動する流入血液流をより 水平な流れにさせて斯かる間欠泉状の作用を防止ししなければならない。しかし ながら、斯かるそらせ装置自体望ましいものではなく、底部の流出口へ向い従っ て気泡トラップから流出してしまう気泡の数を増大させる結果となる恐れがあり 、意図した目的の逆効果を招くこととなる。 本発明によれば、上記の技術的な問題点に対する解決策が提供され、室の内部 容量を低く押さえたままで、毎分450ミリリットル以上の流量の血液を処理で きる、血液路等用の改善した流動即ちフルースロー(flow−through )型の気泡トラップが提供される。 発明の説明 本発明の流体路用体外フロースルー型気泡トラップは、室画成壁と、血液流入 口と、血液流出口とを備え、該流入口及び流出口の各々が前記壁を貫通して伸長 して室の内部と連絡していることを特徴とする。血液流出口は室の底部近傍で室 の内部と連絡して、血液が室の底部から該流出口を介して引き抜かれるようにな っている。室の内部の高さは該室の内部の最大水平方向寸法の1.6倍未満であ るのが好適であり、最大1.2倍が好適である。 また、幾つかの実施例では、血液流出口と血液流入口が水平方向に最大に接近 しても少なくとも約8ミリメートル隔置されているのが好適であり、少なくとも 10ミリメートル隔置されているのが最も好適である。この結果、気泡トラップ 内での血液の流れが略水平方向となり、全体として室幅より室高が大きかった従 来の技術の気泡トラップとは反対の結果が得られる。また、流出口と流入口とが 互いに少なくとも8ミリメートル隔置されているので、気泡を含んだ流入血液が 交差して、気泡を含んだまま流入口から直ぐに流出口へ流れて流出する機会は殆 どまたは全くない。これは、血液流入口が血液流を血液流出口から対向して離間 する1つ又は複数の方向へのみ指向するようにすることで更に確実なものとする ことができる。血液流出口は血液流入口から対向して離間した側からの血液のみ を取り入れるようにすることが可能である。 また、室内部の容量を最大約25ccとして気泡トラップが属する血液取扱セ ットの装填量を低く押さえるのに貢献するようにするのが好適である。 また、室内部の高さを最大室内部の水平方向寸法までとして、その結果室内の 血液流が主として水平方向となることが好適である。 本発明の気泡トラップの血液流入口は、室のいずれの壁から少なくとも4ミリ メートル、好適には少なくとも5ミリメートル隔置した位置で室内へ伸長する管 を備えるようにすることが可能である。これがもたらす効果は、従来の技術では 通例であったのに反して、側壁から上記の距離に斯かる管を有することにより血 液から形成され且つ前記管と側壁との間に伸長する泡の橋の形成が抑制されるこ とである。気泡トラップ内の血液の渦流や乱流により形成される斯かる泡の橋に より凝固が助長される。 更に、血液流入口管は室の頂部と底部との間に伸長するのが好適であると共に 、該頂部及び底部と接触して室壁を内部で支持するようにすることが可能である 。血液流出口も室の頂部と底部との間に伸長する同様(または同一)の支持管を 備えることが可能である。血液は室と流入口管及び流出口管の内部との間を、そ れぞれの管に形成した側部開口部か、室壁の内側表面に形成した凹部のいずれか により流れることが可能となるが、斯かる凹部により環状の管の端の一部の回り で血液が流入口管の端内へ流入するのをまたは流出口管の端から流出するのを可 能する空間が形成されるからであり、該環状管の別の部分はハウジングの底壁に 押圧するようにすることが可能である。 また、本発明のフロースルー型気泡トラップは、上部室部及び下部室部を備え た内部室を画成する室画成壁を備えることが可能である。上部室部は下部室部よ り、好適には少なくとも3倍、水平領域が広くされ、下部室部は上部室部の一方 の側に向かって位置決めされるんが典型的である。上部室部の高さはその最大水 平方向寸法の1.6倍(好適には1.2倍)未満とする。上部室部の高さがその 最大水平方向寸法より小さいのが最も好適である。 血液流出口は下部室部の底部端部と連絡するように位置決めされる。血液流入 口は血液流を、好適には下部室部から離れた位置で、上部室部内へ放出するよう に位置きめされる。 また、フィルタを、典型的には上部室部と下部室部との接続部近傍に設けて、 上部室部と下部室部との間を流れる血液を濾過するのが好適である。下部室部を 室形成壁の円筒状部で画成して、血液透析及びその他の血液を取扱う治療で従来 使用されるタイプの空気/泡検出装置の従来の受け口またはレセプタクルに嵌合 するようにすることが可能である。下部室部の水平方向断面積は最大で上部室部 の水平方向断面積の3分の1とする。 本実施例では、また、上部室部の容量が最大25ccとするのが好適である。 また、血液流入口は血液流を下部室部から離間する方向に向けて室内へ指向して 、血液が下部室部へ到達する前に気泡が室の最上部へ上昇する時間を設けるのが 好適である。また、前と同様に、血液流入口は室の側壁のいずれからも少なくと も4ミリメートル、好適には5ミリメートルに隔置した位置で室内へ伸長すると 共 に、好適には気泡室の頂部と底部との間で伸長する管を備えているのが好適であ る。また、流入口管は側部開口部または露出端を有して、流入血液を、好適には 流出口から離間し且つ上部室部内の血液の上部表面の下方に隔置した方向に搬送 するようにして、高流量の血液が上部血液表面から上方にはね散ったり、まき散 ったりまたは間欠泉状に噴出したりせずに上部血液室部を通過できるようにする ことが可能である。 上記の原理は、室への流体流入口及び流体流出口が室のサイズを著しく低減で きるように配列されたその他の実施例において所望であれば且つ所望に応じて使 用することが可能である。従って、この結果、室内の血液容量が低減されて、価 値のある改善ができるとともに、本発明はまたその他の著しい改善及び効果をも たらすことが可能である。本発明の斯かる改善した血液路等用のフロースルー型 気泡トラップは前記如き低室内部容量を保持したままで、毎分450ミリリット ル以上の高流量の血液を処理することができる。 斯かる代替実施例の気泡トラップは、1つ以上の接続した片から成る室画成壁 により形成される室を備えている。単一又は多数の構成部品から成る流れ流入口 /流出口管(または、一対の同軸管)は室を略貫通して伸長する。該管(または 複数の管)は対向する管端で開口されて流体流セットのその他の部分と結合して 、血液透析またはその他の治療を受けている患者との間で血液等の搬送を行うこ とができる。 上記の流れ流入口/流出口管(または同等品)は横方向に対向する流れ流入口 と流れ流出口とを画成し該流れ流入口及び流出口の各々が室内部で横方向に対向 するように画成されている。また、前記流れ流入口/流出口管は1つまたは複数 の仕切を画成して管の孔を閉鎖して流れ流入口及び流れ流出口間での直接の流れ を略防止するようにされている。従って、流れの循環路が形成されて、流体が管 の一方の端に進入し、管を通り抜けて横方向の流れ流入口を介して室の内部へ流 入する。次いで、室を通り抜けて1循環が完了すると、流体は横方向の流れ流出 口を介して再度管内へ流入して、管の全長の残りの部分を通って流れを継続する 。この流路からの流体の短絡は前記の仕切により実質的に防止される。 1実施例として、管の流入口及び流出口が室形成壁の底部壁部に隣接して位置 決めされる。仕切が管内で略対角線状に伸長する共に、また横断方向にも伸長し て前記孔を閉鎖する。従って、仕切の様々な部分が周辺で互いに前後方向に隔置 された位置で管の壁と接続する。これにより、流れ流入口及び流れ流出口が管の 孔内で仕切により互いに分離される一方で、該管に沿って同一の前後方向レベル で位置決めされるのが可能となる。 既に説明した如く、室画成壁により画成される室内部の高さは該室内部の最大 水平方向寸法より実質的に大きくはならない。即ち、室内部高は最大で該室内部 の最大水平方向寸法の約1.2倍である。室内部高は該室内部の最大水平方向寸 法より小さくされて、室内での流体の流れのパターンは全体として略水平方向の 流れとなり、従来技術の垂直方向に伸長した気泡トラップの流れパターンと比較 すると、垂直方向の流れ成分が抑制されている。 流れ流入口/流出口管は、直接、血液流セットの一部である一定の長さのロー タポンプ管に、または、別の種類のポンプに接続してコンパクトな組立体を画成 することが可能となる。補助流入口を室形成壁に備えて気泡トラップの端部のロ ーラポンプ管に隣接した室内部と連絡するようにすることが可能であり、添付図 面のいくつかにおいては気泡トラップの上部端として図示してある。補助流入口 は流れ流入口/流出口管まで横断方向に伸長するのが好適であり、圧力監視ライ ンへ接続することも可能である。かかる横断方向の圧力監視ラインロにより本発 明の室を、一定の市販の血液透析機の従来のポンプハウジングに直に隣接して重 ね合わせ、一方で前記ポンプの管を前記血液透析機のローラポンプ組立体内に備 えることが可能となる。斯かる圧力監視ライン口を室の中央管と平行にした場合 には、該口が前記の市販の血液透析装置のポンプハウジングに接近した重ね合わ せ関係に干渉してしまう場合がある。 流れ流入口/流出口管は少なくとも約7ミリメートル、典型的には約9乃至1 0ミリメートルは室形成壁の側壁部から隔置するのが好適である。流れ流入口/ 流出口管を室を中央に伸長して室を貫通する中央管とすることが可能である。流 れ流入口は流れ流出口から離間するのが好適である。流れ流入口及び流出口が流 れ流入口/流出口管に沿って同一の前後方向位置を占めるようにし、一定の略水 平方向の流れ成分を有した室の内部を貫通する渦状の流入流及び流出流をもたら すようにして、気泡が室の頂部壁まで上昇して流れの循環路のそれから先の方へ 流されることなく該頂部壁に止まることが可能となる。容量が典型的には15乃 至30ccの低容量室で、少なくとも毎分450ccの高流量で気泡を効果的に 除去しつつ、これを達成することができる。 本発明の室を「プレポンプ(pre−pump)」または「ポストポンプ(p ost−pump)」モードで使用することができる。該室は該室を貫通してい ずれの方向へでも流れる流れで気泡を除去するのに効果的である。また、本発明 の室を該室の流れ流出口にフィルタを設ける典型的なやり方により静脈室及び動 脈室として使用することも可能である。 上記の実施例に関しては、製造業者が製造して在庫として保持しておかねばな らない血液取扱セットの種類を大幅に減らすには様々に異なる透析機に備えるこ とのできる気泡トラップが依然として必要である。斯かるフロースルー型の気泡 トラップは、気泡トラップの室における略水平方向の流れによる数多くの利点及 び上記に説明したその他の利点も発揮しつつ、以下に説明する本発明の実施例で 提供される。本発明の特定のデザインを異なる製造業者が製造する様々な透析機 と一緒に使用することができ、その結果完全な在庫を保持するのに製造しなけら ばならない点数が減って相当のコスト削減を達成することができる。また、本発 明の気泡トラップはポンプ管に直接接続することができ、これにより、本発明に よる気泡トラップを有した血液取扱セットを製造するのに必要な管材料の量を減 らすことができると言った点では更に経済性を高めることが可能となる。既に説 明した気泡トラップと同様に、この気泡トラップは、典型的には、血液が先ず気 泡トラップ内に進入して来て次いで、気泡を気体の気泡を取り除かれてトラップ を退出して行く透析またはその他の任意の血液処理手順用の動脈静脈血取扱セッ トの1つの構成部品として提供される。また、斯かる気泡トラップを圧力モニタ 、IV溶液源、ヘパリン等の源に接続することの可能な補助分岐ラインがアクセ スするのに便利な部位として使用することができる。 本発明により、気泡トラップが頂部、底部及び側壁を有した室を画成する、該 室が、次いで、略平らな横方向の側部を画成し、該側部により様々な透析機の任 意のものに隣接して配置して良好な作動ができるように装着することが可能とな る。斯かる透析機の例としてはフレセニアス(Fresenius)社、アルシ ン(Althin)社及びバクスタインタナショナル(Baxter Inte rnational)社から市販されているモデルの多くがある。従って、1つ のセットをこれらの異なるデザインの全てのものと一緒に使用することができる ことから、モデル及びコード数の大幅な低減を達成することができる。 第1の口管が、典型的には底部壁を通って上方に向かって室内へ連絡している 。第2の口管(所望であれば、第1の口管の第2の部分とすることが可能である )は頂部壁を通って下方に向かって室内へ連絡する。流れ指向システムは好適に は底部壁に隣接して配置して口管の一方からの流入流体を指向するが、典型的に は、「プリポンプ」室配置には底部口管から流入流体を、または、「ポストポン プ」室配置いは頂部口管からの流入流体を口管内の流れの方向に対して第1の横 方向の流れ方向へ指向する。そこから、斯かる流れる流体が室内の略水平方向の 流体流れ循環路内へ進入して、従来技術の多数の室とは反対に比較的小さな垂直 方向の流れ成分のみを発揮する。 流れ指向システムは、また、室内を循環する流体からの流体流が前記第1の横 方向の流れ方向と全体として同一の横方向の流れ方向に前記口管の他方内へ流入 するのを可能するとともに、一方で、第1及び第2の口管間で直接に流れるのが 防止される。この特徴は、また、本書で開示した前の実施例においても見い出せ る。 好適には、本発明の室は略矩形の側壁を有すると共に、水平方向の横幅は少な くとも室の高さと同じであり、前記の実施例と同様に、室幅が室高より大きくな るのが好適である。これにより室内を循環する流れが自然に最も水平になる。本 発明の室の水平方向の厚さまたは深さは室の水平方向幅及び室高の双方より小さ いのが好適である。室幅は約4または5cmであり、内部容量は前の実施例と同 様に最大25ccであるのが好ましい。 前記口管の少なくとも1方、典型的には双方が上記に説明した平らな横方向の 側部に密に隣接して位置決めされ、これにより室を広範な種類の透析機に容易に 取り付けるのが可能となる。平らな横方向の側部に隣接して位置決めされる斯か る口管は一定の中間の長さの流れ管を必要とせずに直接一定の長さのロータポン プ管に接続することが可能である。これにより前記の一定の中間の長さの管を使 用することなく経済性が更に追加されることとなる。 側壁は、好適には、少なくとも1つの内側へ伸長した全体として水平方向の羽 根を備えて略水平方向の循環流の垂直方向の流れ成分を遅くする。これにより、 気泡トラップから逃げて血液の流出流内へ進入する微細気泡の数を更に低減する ことができる。 本発明の流れ指向システムは、そらせ板としての角度を付けた壁を備えており 、該そらせ板は第1及び第2の口管間に位置決めして互いが直接流れ接触するの を防止するようにされている。そらせ板システムは、更に、水平方向の壁部を備 えて、流入流を横方向へ指向することが可能である。従って、血液が気泡トラッ プ室へ進入し、一方の横方向側、好適にはその最大横方向寸法に沿って指向され る。そこから、血液は、本質的には、気泡トラップの大きい方の側部の全横方向 幅を通って循環して、室の対向する横方向側部に隣接した位置から通路内へ収拾 される。これにより水平方向の血液流の時間が最大限にされて、これにより、微 細気泡が室の頂部へ移動して捕捉されるまでの時間が最大限のものとされる。 本発明の室は、また、その他の口を備えて分岐管と接続し、圧力監視装置、塩 水及びまたはヘパリン源等接続することが可能となる。特に本発明により、圧力 監視口をそれぞれの室上に設けて、室が背部壁で垂直方向位置に、下方に向いた 位置に向けられるか、または、垂直に向いたまま約90°横方向に回転されるか に拘わらず、室内の囲繞容量の「最高」部と連絡するようにすることが可能であ る。 本発明の別の態様では、現在の技術では典型的なことではあるが、血液取扱セ ット上にアクセスロを配列して血液取扱セットと連絡して投薬または血液サンプ ルの採取するための注入部位及び/または分岐ラインを備えるようにする。従来 技術の注入部位及び分岐ラインは主管、室頂部キャップ、室壁まはIV装填セッ ト上に設けられている。 しばしば、典型的な動脈または静脈血液管セットは3つ以上のアクセス口を有 する。これは、下記の要因により影響を受ける様々な投薬及び採取様式のためで ある。即ち、 (a) ある薬の投薬では直接血液流内へ投薬することが必要なる。 (b) ある薬はより毒性を有しており、血液流内へ入れる前にIV液でより 低濃度に希釈しなければならない。 (c) その他の高価で量が少ない薬は直接血液へ投与しなければならず、そ のあとで「塩水で洗い流して」薬の全てが血液流に到達するようにしなければな らない。 (d) 動脈血液をサンプルとして採取する場合にはフロースルー治療装置、 特に、血液透析器では、その上流側から採取することが必要となる。 (e) 静脈血液をサンプルとして採取する場合には気泡トラップ室の上流側 から採取することが必要となる。 (f) 粘性のあるまたは凝固促進薬の投与は血液透析器の下流で静脈側に施 さねばならない。 (g) 高価で量が少ない薬は、静脈気泡トラップ室が当該薬が患者まで送ら れるのを妨げる何らかの淀んだ領域を有している場合には、該静脈気泡室の下流 で投与されなければならない。 従来の技術では、注入部位が直接血液にアクセスしていることから主管上の注 入部位としてのアクセス口は単純な投薬や血液採取には適している。しかしなが ら、斯かる注入部位は薬の希釈または投薬後に塩水で洗い流すと言った場合には 適していない。これらの様式を実施するに当たっては、従来技術では投与部位を IV投与管上に血液流管から隔置して配置する。勿論、これでは斯かる投与部位 が血液採取には適さないこととなる。更に、室頂部キャップ上の注入部位は流体 の投与には適してはいるが、サンプルの採取には適していない。これは、斯かる 注入部位が血液上方の空気空間に隣接しているからである。従って、従来技術の 血液管セットには多数の異なる種類のアクセス口を設けて、様々な様式の取扱い が可能なようにされている。 しかしながら、公知の如く、大抵の透析においては、これらの口の大抵または 全てを必要としているのではない。従って、血液管セットを製造するコストの相 当の部分が時々または緊急の使用にのみ非常にまれに使用されるアクセス口のた めのコストである。故に今日のコストの追求する医療環境においては、医者が必 要とする様式のいずれかを用いて必要な投薬または採取を実施できるのであれば 血液管上のアクセス口伸す数を削減することは非常に望ましいことである。 本発明は、斯かる削減を達成することができる。これは、主室と、主室と連絡 して主室を貫通する主流体流を確立する第1及び第2の密封した口管を有したフ ロースルー型気泡トラップで達成することができる。主室に隣接した口管の1つ に連絡した中央のマニホールドが設けられる。複数の補助口が該中央マニホール ドに連絡する。該補助口は注入口を備えており、該注入口は注入針が該注入口を 貫通して1つの口管内の主流体流内へ伸長可能なように位置決めされる。別の補 助口は可撓性の管の全長に連絡して静脈液源に接続するようにされている。 斯かる構成により、2つのアクセス口のみを使用するだけで様々なタイプの投 薬及び血液採取の大抵または全てを行うことが可能である。尚、所望であればア クセス口の数は上記よりも多くても良い。 これらの発明的な室の多くの気泡トラップは該室の頂部にかなりの空気空間を 備えて作動して該室の頂部の下方に血液面を画成する。しかしながら、本発明の 気泡トラップの血液の水平方向の流れ特性が高められていること、及び、主室内 で独自の流れ及び混合パターンが画成されることから、本発明の気泡トラップを 、前記室を実質的に血液で満たして、空気に露出した血液の表面積を低減できる ようにした状態で作動させることが可能となる。これは、凝固する傾向を低減す る効果がある。従来技術の室では、該室を頂部まで満たして空気空間を実質的に 無くすようにした場合には、結果として、本発明の場合とは反対に凝固が増大さ れる。従って、従来技術を実施するには血液面の上方にかなりの空気空間がある のを確実にするのが概ね必要であった。本発明では斯かることは最早必要ではな い。 血液が気泡トラップの頂部の圧力監視ラインまたはその他の任意のアクセスラ イン内に流入しないのを確実にする必要がある。これは、斯かるラインが気泡ト ラップの室と連絡する部位に疎水性のフィルタを設けるか、または、室を最初に 装填用の塩水で注意深く充填してその後血液を満たし、室を貫通する流量を変化 させることで発生する室が作動する様々な圧力を継続して観測することで達成す ることができる。しかしながら、本発明では、血液と空気とが接触する面積が透 析過程を通して長時間ベースで大幅に低減されている。室が血液で実質的に完全 に満たされていることから、血液治療過程に収集される気泡はほんの数個のみと なる。血液の水平上部表面の大部分が頂部室壁と接触することが可能である。 本発明の気泡トラップは、所望であれば、全体的にまたは下部室部がある場合 には、上部室部の断面を全体として楕円形にすることが可能である。斯かる楕円 形の断面の水平方向寸法は、1実施例では、大体22mm×44mmであり、室 高は30mmである。これにより、高流量を求めてデザインされた垂直方向に長 い室と比較した場合に、充填容量が非常に低くすることが可能となる。下部室部 が存在する場合には、高さも約30mmとするのが好適である。 図面の説明 添付図面中、図1は、本発明の室の1実施例の斜視図であり、 図2は、図1の室の平面図であり、 図3は、図2の線3−3に沿った図2の室の垂直方向断面図であり、 図4は、図2の線4−4に沿った垂直方向断面図であり、 図5は、本発明による気泡トラップの別の実施例の平面図であり、 図6は、図5の線6−6に沿った垂直方向断面図であり、 図7、図8及び図9は、本発明による気泡トラップの別の実施例の垂直断面図 であり、 図10は、本発明の室の頂部平面図であり、 図11は、図10の線11−11に沿った部分断面立面図であると共に、室と その他の点では従来の血液透析用血液流セットのその他の部品との接続を図示し た図であり、 図12は、図10の線12−12に沿った断面図であり、 図13は、図10の線13−13に沿った断面図であり、 図14は、図10の線14−14に沿った断面図であり、 図15は、本発明の気泡トラップの底部平面図であり、 図16は、従来の血液透析機のローラポンプ上に支持した本発明の動脈血液セ ットの別の実施例を図示した部分斜視図であり、 図17は、図16の室の一部を破断した拡大立面図であり、 図18は、図17の線18−18に沿った断面図であり、 図19は、図17の線19−19に沿った断面図であり、 図20は、ほぼ水平に位置決めされた異なるローラポンプ内に挿入された図1 6の動脈血液セットの斜視図であり、 図21は、図20の構成を図示した立面図であり、 図22は、図16のローラポンプから約90°回転して、ローラポンプ管がロ ーラポンプ内に横方向に挿入されるようにした別のローラポンプセットに装着さ れた図16の血液セットの斜視図である。 特定の実施例の説明 図1乃至図4を参照すると、気泡トラップ10は、従来の動脈または静脈血液 透析セット及びその他の血液取扱セットまたは小型で高効率の脱泡室を所望とす る任意の導管を置換する際に使用するのに適したものとして図示される。気泡ト ラップ10は、フロースルー型のものであり、血液は流入口12を通って気泡ト ラップの室11内へ流入し、流出口20を通って再度退出してくる。室11は四 方を壁13により囲繞される。 室11は、上部室部14及び下部室部を備えており、下部室部16は壁13の 円筒状で透明な部分18により画成されると共に、従来の空気/泡検出装置内へ 嵌合するように調整されている。壁13の全ては透明であるのが典型的である。 上部壁24は別体に成形された蓋を備えており、該蓋は、所望であれば、周辺で 室11に接着されて壁13の一部とすることも可能である。 次いで、血液流れ流出口20が下部室部品16の底部に画成される。従来のセ ットの管13、15がそれぞれ流入口12及び流出口20に接続される。 上部室部14は高さが該上部室部14の最大幅23未満となるようなサイズに されている。 下部室部16は、典型的には少なくとも8mmだけ血液流入口12の最近傍点 から水平方向に離間した位置で、上部室部14の一方の側に隣接して位置決めさ れて図示されているのが分かる。 血液流入口12は、気泡トラップの上部壁部24を貫通して伸長すると共に、 室14を貫通して伸長して下部壁部28に接触するかまたは該壁部近くに隣接す る内部管26と連通する。管26は、下部室部16から離間してその壁に破断側 部30を画成して、矢印32で例示する如く、流入血液が流入口12及び管26 を通って垂直方向の流れパターンとなって流入し、管26の端で壁28により方 向を変えられて側部開口部30を貫通して水平方向に流れて第2の室部16から 離間して行く。管26は、また、少なくとも5mm気泡トラップ10の最も近い 側壁部34から隔置されて、管26及び壁34または垂直方向の環状部材35間 で血液/泡の橋が不要に形成されるのを防止するようになっており、該環状部材 が室を閉鎖する上部壁部24を備えた蓋またはカバー部材を形成する。 血液面38上方の空気空間36は、気泡トラップ貫通する作動血液流の通常の 1状態として図示される。しかしながら、前に説明した如く、この気泡トラップ を血液面をほぼ上部壁部24の下面に接触させて、血液−空気界面の面積を最小 限にして作動することも可能である。本発明で開示する特別なデザインの気泡ト ラップにより、はっきりとした、全体として水平方向の血液の渦流パターンを画 成することができ、上部壁部24下面に隣接した血液が淀むことなく良好な流れ となって血液の凝固を抑制する。収集した空気泡はアクセス口46を介して定期 的に除去される(図2)。 管コネクタ40が従来と同様に設けられて従来の方法で圧力センサに接続する 管または塩水または所望の薬を従来の如く追加するための添加物用管へのアクセ スが可能となる。 気泡トラップは、また、バスケット型のフィルタを画成しており、該フィルタ は上部室部14及び下部室部16の接続部に隣接して位置決めされており、下部 室部16の大部分が開口されたままにされている。従って、下部室部16の円筒 状壁部18を従来の空気−泡検出器内へ挿入することが可能となり、フィルタ4 4が邪魔にならずに透析手順中に従来の方法でフィルタの下で空気及び泡を検出 することが可能となる。フィルタ44の環状固定リング45を従来通り図示の位 置に固定することが可能となる。この「中間室」フィルタから形成される短く低 い室により、フィルタが底部に備わり、超音波空気/泡感知信号が該フィルタの 上方を通過するようにされた通常の縦型室より充填容量が低減される。 上部室14内を血液が主として水平方向に流れるため、血液中の空気泡に、他 のデザインの気泡トラップよりも室の頂部まで上方へ移動する機会が多く与えら れることになり、気泡が下方へ向いて流れる血液流に抗して上昇させられる。室 14の左半分においては血液が大々的に下方へ向かって流れることがなく、上部 室14の容量が好適には25cc未満(且つ、下部室16の容量もそれに対応し て低い)といった事実にも拘わらず、気泡に空気空間36まで上昇する機会が余 分に与えられていることが分かる(図3)。本質的にすべての気泡を信頼性をも ち且つ効果的に分離しつつ、毎分450ミリリットル以上の高流量の血液を流す ことが可能となり、流出口20を通って流出する血液はほぼ気泡のない状態にさ れている。 図3を参照すると、管26の右側壁部26aは、下部室16を囲繞する左側壁 部18から水平方向に8mmを超えて分離される。 従って、他にない効果的で高流量の容量の気泡トラップが提供され、体外血液 セットに典型的に使用されるが、流体を取り扱うその他の所望の用途にも適して いる。 図5及び図6を参照すると、別の実施例の気泡トラップが開示されており、該 トラップは、室画成壁52により四方を画成された室50を備えており、その容 量は25cc未満である。壁52は、次いで、キャップ56で閉鎖されるカップ 54により画成されている。該カップ56は、次いで、成形構造体であって、流 入口58、流出口60及び内部管62、64が一体に画成され、前記内部管は血 液を室内部へ搬送する役目を果たす。双方の管62、64ともその下方端で室底 部壁部66の内部壁に係合するか、少なくとも該内部壁に隣接するように調整さ れている。流れ管62、64の各々は拡径した口開口部を有しており、該口開口 部はそれぞれ体外血液セットの一部である可撓性を有した血液管またはポンプセ グメントの管部分68、70を収容するよにされており、その他では従来のデザ インがそのまま使用されている。上記は前の実施例と一部で類似している。 管62は側部開口部72を画成し、該側部開口部は典型的には管62の円周の 2分の1またはそれ未満であり管64から離間している。従って、可撓性管68 からの血液流は流入口58へ進入し、管62を下方に向かって通過して底部壁部 66により水平方向に向きを変えられて、矢印74で示した如く全体として水平 方向の流れとなって開口部72から流出する。壁52で画成した室50は、少な くとも水平方向の1寸法において垂直方向寸法より大きくされていることから、 血液の流れは主として水平方向のものとなる。これにより気泡が、室50の左側 の大部分において純然たる血液の下方に向いた流れに遭遇することなく、血液面 78上方の空気空間76まで上昇することが可能となる。 カップ54により画成される底部壁66はさらに内部凹部80を備えている。 管64は端が斜めにされており、管64の端82の円周の一部のみが底部壁部6 6と実際に接触する。典型的には、壁接触管端のこの部分が管64の円周の2分 の1未満となる。従って、流出すべく流れる血液は凹部80を通過して管64の 端の回りを流れて管の孔内へ流入して、流出口60を通って退出して可撓性の血 液管70内へ流入して、気泡トラップを取り付けた従来の体外血液セットを続い て流れる。 キャップ56は、また、1つ以上のアクセス口63を備えており、該口は針注 入部位であることも可能であり、または、針注入部位を備えた管へ接続するよう にすることも可能であり、または、塩水、追加の薬等に接続することも可能であ る。口65(図5)は従来のデザイン及び目的の圧力監視ラインへ接続すること も可能である。 ここにおいても、また、血液面78をキャップの下面と実質的に接触するまで 上昇させることが可能であり、これにより気体/血液界面積を最小限にすること が可能であり、このことで血液の凝固を抑制する望ましい特性をもたらすことが 可能となる。これは、高流量で血液の凝固を抑制することで達成することができ 、更に、本発明の気泡トラップにおいては、独自の渦流特性を有してキャップ5 6の直ぐ下の領域において血液の淀んだ領域が形成されるのを防止することから 、150ミリリットルと言った低流量でさも実現可能である。また、450ミリ リットルを超える高流量においても、図5及び図6の気泡トラップが効果的に作 動して、譬え、室50の容量が約20ミリリットルであったにしても、気泡を除 去することが可能となる。 図7を参照すると、別の実施例の気泡トラップが図示されている。図5及び図 6の実施例のものとは、下記に説明することを除いて類似している。室50aは 側壁52aにより画成され、容量は25cc未満であるのが好適である。室50 aは該室の底部壁66aを貫通する流入口58aお備えており、該流入口は継手 84により画成されている。 継手84はまた別の一対の流入口86(互いに前後して)を画成しており、該 一対の流入口は外側流入管に接続し、次いで該管が塩水、ヘパリン等の源に接続 する。図7の室は、また、底部壁66aを貫通する流出口60aを画成している 。流入口及び流出口はそれぞれ可撓性管68a、70aに接続されて従来と同様 に静脈セット内へ組み込まれる。 本実施例では、室50aの最大幅は該室の高さより大きくしたままにしている 。図7の室の水平方向断面は図5に図示したものと同一である。従って、血液流 が底部から垂直方向上方へ室58a全体に進入することができる一方で、室内の 流れは主として水平方向のままに維持される。気泡は流入口58aから空気室7 6aへ向かって前の実施例と同様な方法で上方へ押しやられる。次いで、底部の 流出口60aへ向かう主として水平の血液流が気泡が空気空間76aへ向かって 上昇する機会を気泡に与えると、気泡のない流体のみが流出口60a通過して退 出していく。 図8の気泡トラップを参照すると、室50bが側壁52bにより画成され、該 側壁は図6の側壁52に類似したデザインにされており、前の実施例と同様に蓋 またはカバーを有している。 この実施例では、血液進入口58bが頂部壁56bを貫通して進入しており、 該頂部壁は室50bの全高に亘って伸長すると共に、図6の実施例と同様に側部 開口部72bを有した管62bを有しており、血液を室内の血液表面78bのか なり下方へ導いて血液が間欠泉状に噴出したりまき散らされたりするのを防止す るようにされている。 血液流出口60bは、図7の実施例と同様に底部壁66bを直接貫通して伸長 するように位置決めされている。 従って、血液は図6の実施例の方法で室50bへ進入するのが可能となるが、 図7の実施例の方法で室50bを退出する。室50bの寸法が水平方向の最大寸 法が高さより大きくされていることから、本発明の優れた気泡除去特性が発揮さ れる。図5は図6及び図7の前の実施例の水平方向断面図みならず図8の水平方 向断面図も表している。 この室は、また、25cc未満と言った好適な容量を有している。また、底部 口67は、例えば、ヘパリン源または塩水と連絡した管に接続することができる 。図6乃至図9の室の各々は、該室を貫通する流れが反対の方向、即ち、流出口 が流入口となり、流入口が流出口となった場合であっても作動することができる 。いずれの場合にも、気泡は効果的に流体から除去することができる。 図9の気泡トラップを参照すると、室50cが側壁52cにより画成され、該 側壁は、図6の側壁52に類似したデザインにされており、前の実施例と同様に 蓋またはカバーを有する。 血液進入口58cは、本実施例では、底部壁66cを貫通して進入する。血液 進入口62cが前の実施例と同様に存在して、前の実施例と同様に、室50cの 底部にまたはその近傍に内部進入側部口72cを画成している。しかしながら、 前の実施例と異なることは、管62cが内部壁81を有し、該内部壁が進入して くる血液の全てが側部開口部72cを貫通して室50c内へ流入するように位置 決めされていることである。管62cは図5及び図6の管62が室50により囲 繞されるのと同様の方法で室50cにより囲繞されている。 従って、前の実施例と同様に、進入してくる血液は矢印82で図示する如く主 として水平方向に通過して気泡が空気空間76c内へ上昇するのを容易にすると 共に、空気空間が使用されない場合には、頂部壁56cの下面へ向けて上昇する のを容易にしている。 流出口管64cもまた設けられており、該管は面取りされた端84を有してお り、その小さい方の部分が凹部80cの底部壁86に載置されて、矢印90で図 示する如く、室50cから凹部80cを介して流出口管64cに流入する血液流 のための空間88が画成される。流出管64cは可撓性の管70cに接続し、該 管が蠕動ポンプのセグメントであるのが好適である。 従って、気泡のない血液が、前の実施例と同様な方法で流出口管64cを通過 して可撓性の据えられた管70c内へ流入する。 図6の口63と同様に、アクセス口63cを同様の目的で設けることが可能で ある。 図10乃至図15を参照すると、別の実施例のフロースルー型気泡トラップ1 10が開示されており、該トラップは、患者と血液治療装置、例えば、血液透析 に使用する装置との間で血液を循環させるのに動脈または静脈血液セットの一部 として使用するのが典型的である。従来技術のこのような血液セットは、ワシン トン州シアトル市(Seattle,Washington)のメディシステム (Medisystem)社が製造販売している。図11に図示する如く、気泡 トラップ110は一方の端115で閉鎖され、且つ、他方の端でキャップ116 により閉鎖された円筒状でカップ形部材114から形成された室画成壁112を 備えている。前記キャップ116はフランジ117の回りで前記カップ114に 周方向に密閉されている。 室形成壁114を備えた気泡トラップは、所望のデザインをした任意の血液取 扱セットの一部を構成しており、該セットは、流れ管118、該流れ管118よ り径の大きなローラポンプ管120及び種々の分岐管122、124、126を 備えており、該分岐管の各々は室内部128に連絡している。管122を従来の デザインの圧力モニタに接続することが可能である。管124が血液またはその 他の流体アクセスラインを備えることが可能である。管126を0.9%の塩水 等の静脈液源に接続して、必要に応じて塩水を迅速且つ利便性良く投与すること が可能となる。 室壁112は、2室流入/流出口管130を囲繞し、該管は領域133におい て生じる可能性のある間隙を除いて室の全長に亘って伸長すると共に、対向する 端は開口している。第1の管部品は、キャップ116に取り付けられ、同時に成 形されるのが好適である管130を備えている。第2の同軸の管部品はカップ形 部材114の底部壁115と一体とされ且つ該底部壁と同時に成形成形すること が可能な管130を備えている。キャップ116がカップ部材114に密閉され ると、第1の管130が図11乃至図13に図示した如く位置決めされる。当該 部品が比較的低い許容誤差で成形され且つ第1の管部品130aが誤って長くな り過ぎて、キャップ116シールとカップ部材114に干渉することなく信頼性 をもって一体に密封できるように、該第1の管部品130aの下方端133と底 部壁115との間には小さなギャップが存在する。少量の流体が端部133と底 部壁115との間から漏れるが全体としてはほとんど問題にならない。 端部132は開口部を備えており、流れ管118と管部品130bが従来の方 法で密封接続される。端部134は異なるサイズにしてポンプ管120で同様に 密封することが可能である。 設置した管118及びローラポンプ管120との間の流れは、図12に詳細に 例示した如く、直接流れ流入口/流出口管130の全長に亘って前進しては行か ない。管部品130aの孔131は斜めの仕切136により閉鎖されており、該 斜めの仕切は管部品130aの内部の全長に沿って斜めに伸長して、本質的には 管へ流入する流れを流出する流れから分離すると共に流れの方向を転換するよう にしている。流れ流入口138は室内部128で管部品130の壁部内に画成さ れている。流れ流出口140もまた室内部120の管部品130の壁部内に画成 されており、仕切136が流入口138と流出口140との間で管130の孔を 本質的に閉鎖すると共に分離している。図12に図示した構成により、口138 、140が管130の全長に沿った同一の長手方向位置に存在するのが可能にな るが、仕切136により分離されて互いに対向して離間している。 従って、「プリポンプ」状態の動脈室設置を例示している流れを表す矢印14 2で示した如く、血液またはその他の流体は設置した管118から端部132に おいて管130へ流入することが可能となる。斯かる流れは流れ流入口138を 通過して室内部128へ流入し、室内部128を略水平な円周方向の流れパター ンとなって循環して、流れ流出口140へ到達する。次いで、流れは仕切136 の反対側口140を介して管130へ再進入し、矢印142で図示の如く上方へ 通過して端部134から管130を退出してポンプ管120内へ進入する。この ような動きが起きると、流体内の気泡が上昇してキャップ116の下面で捕捉さ れて気泡蓄積空間117内へ入り、この時、管130が図示の如く実質的に垂直 方向の位置を占め、気泡は捕捉されて流れ流出口140を通って先へと通過して 行くことはない。 本発明の気泡の捕捉は、所望であれば、反対方向に作動することも可能である ことが分かる。この場合、流れの流入は管端部134から流入して来て管端部1 32を通って退出して行く。流れ口138、140の機能は逆になり、流れパタ ーンも逆になり、本デザインであれば気泡捕捉性能を損なうことなく効果的にこ れを行うことができる。管120も、所望であれば、室110を静脈室として使 用する場合の如く、非ポンプ管とすることも可能である。 補助ライン122、124、126はそれぞれ従来の密封方法で成形された口 121、123、125へ接続されて質112への接続が画成されることが分か る。口121は開口部146(図15)を介して室内部128へ水平方向に接続 して、室210が血液透析機のロータポンプハウジングの隣に滑り嵌めする。口 125は口123を備えた共通のチャネル148へ接続し、次いで口123が管 130の端部132に隣接した管130の内部へ接続する。従って、接続ライン の全てと室内部128との間で連絡が画成される。 室内部128は、約18乃至32mm(頂部癖116の底部まで測定して)の 高さ、及び約26乃至40mmの外径を有することができ、管130の容量も含 めると、容量は、約15乃至30ccとなる。従って、著しいサイズの低減がな される一方で、室の高流量の血液からの気泡の除去効果は依然として高く維持さ れる。 図16乃至ず22を参照すると、従来の透析機310がローラポンプ314が 突出した面板312を有しているのが図示されている。血液透析用の動脈セット 316が設けられており、該セットは本書にて別段示す以外は全体として従来の 構造にされている。動脈セット316は従来のポンプ管318を備えており、該 管は従来の方法でローラポンプ314に嵌合する。 ローラポンプ管318は、本発明のフロースルー型気泡トラップ室320と接 続する。次いで、該気泡トラップ室320は幾つかの口を有しており、該口はそ れぞれ動脈セット316の主流れ管322及び分岐接続ライン324、326に 接続しており、これらはそれ自体従来のデザインにされており、圧力モニタ、I V溶液源、ヘパリン源等に接続する目的で設けられる。室310はまた開口部3 28を備えることが可能であり、該開口部はエラストマータイプの再シール可能 な注入部位で充填される。 分岐接続ライン326及び対応する口は室320と連絡して、圧力監視口及び ラインとして機能する。該ライン及び口326は、図示の如く、背面壁336が 垂直の位置にある時ばかりでなく、図20に図示する如く、背面壁336が実質 的に水平な位置にある場合または図22に図示する如く、室320が回転されて 側壁338が室320の使用位置における最も低い壁となっている場合にも室3 20内に囲繞される容量の「最高」部と連絡する。 ローラ管318が時計回り方向に回転すると、室320は「プリポンプ」の位 置になり、血液が主流れ管322からロータ管318へ流れる。室内の圧力はそ の時負となるのが典型的であり、口324がIV溶液投与のための源となるのが 典型的である。ローラ管318が反時計回り方向に回転すると、室320がポス トポンプ位置になる。流れはローラ管318から主流れ管322へと進む。その 時の室320内の圧力は正となるのが典型的である。 図17は、正確にはではないが略矩形の形状にされ、頂部壁330、底部壁3 32、対向する主側壁334、336及び対向する小側壁338、340を有し た室320を図示している。室320は高さより幅が広く、室を貫通する流れの 循環が略水平方向となり、垂直方向の流れ成分は比較的小さなもののみであるの がわかる。 室320は第1の口342を画成しており、該口は上方を向いて室に連絡して いる。室320はまた第2の口344を画成しており、該口は下方を向いて室に 連絡し、第1の口342が下部壁332を貫通して伸長している如く、上部壁3 30を貫通する。 流れ指向用のそらせ板システム346が底部壁332に隣接して設けられて、 口管342、344の一方から流入して来る流体を第1の横方向流れ方向へ指向 するようにされている。特に、そらせ板システム346は第1の口管342の頂 部及び第2の口管344の底部の間に位置決めされた一定の角度を付けた壁34 8を備えている。そらせ板システム346はまた水平壁部350を備えており、 第2の口344該壁部を貫通しており、該壁部350は角度を付けた壁348に 接続している。水平壁350の下の側部または端部352、343は室320の 内部に向けて開口しており、一方壁348、350は伸長して小側壁334、3 36(の一部として、または、当接するように)に接合する。側壁336は前に 説明した平らな背部壁を備えることも可能であり、これにより本発明の室を広範 な種類の血液透析機に設置することが可能になる。 フロースルー室320は、ほぼ同様な結果に、流れをいずれの方向にも流すこ とができる。流れが上方を向いたものであれば、第1の口管342が設置した管 32に接続されて、該管342からの血液を受領し、血液が上方へ上昇して、角 度を付けた壁348及び水平な壁350の一部とで画成される第1の空間354 内へ流入して、開口した側部または端部を介して水平に左へ流れて室320内の 循環流れとなる。循環流内での斯かる血液の上方への動きは規制されるが小側壁 340に支持される水平羽根356があることから排除はされない。 血液は、次いで角度を付けた壁348の上面及び水平な壁350の右側部によ り画成された通路358を介して室320から抜き出され、血液は室内の血液の 循環流から開口側部または端部352を介して抜き取られ、第2の口管344を 通って上方へ抜かれ、そこから第2の口管344に従来通り取り付けられたロー タポンプ管318内へ流入する。第2の水平な羽根356aが設けられて、室内 での垂直方向の流れの成分を更に規制するが排除はされない。 流れが他方の方向へ向いた場合には、最初にローラポンプ管318から第2の 口管344内へ流入する如く流れのパターンは反対方向となり、気泡除去特性は 同様にしたままで、流れる血液は第1の口管を通って下方へ通過して設置された 管322に沿って退出して行く。 斯かる室の流れ部品の大きい方の部分は垂直よりは寧ろ水平なのが好適である から、血液から微細気泡を含んだ気泡を除去するに当たっての改善が達成される 。斯かる気泡及び微細気泡は室の頂部へ移動して、例えば、管326及び該管を 保持する室の開口部を介して除去されるまで該頂部に存続する。 ローラポンプ管318及び第2の口管344が室の後部側壁336に沿って位 置決めされているのが図18からわかる。これにより、本発明の室を備えたセッ トを数多くの市販されている血液透析機に取り付けるのが容易になり、本発明の 室を使用したそれぞれデザイン及びコードの異なる動脈(及び静脈)セット数を 低減することが可能となる。 図1乃至図4の室の向きを定義するのに「上」、「下」、「高さ」及び「幅」 等の用語を使用して来たが、その他の向きにあっても同様に成功裏に作動できる ことは本発明の1つの特徴である。例えば、図20を見ると、室が従来の血液ポ ンプ314aと協働しており、該ポンプは縦型よりは寧ろ本質的には横型である 。この配向では、図17乃至19の背部壁336は図21の底部壁336となる 。図20乃至21の室320a内の流れは垂直方向と言うよりは依然として主と しては水平方向であり、室が上記に説明した如く初期の配向で機能するようにさ れている。 従って、この室をローラポンプが実質的に水平方向となる透析機上に使用する ことが可能となる。 その他の幾つかの機械は垂直方向に配向した血液ポンプを有しているが、ポン プの開口部は側部に向けられている。図22では、ポンプ314bが斯かる配向 を示している。ここでは、室320bが側部を下にして位置決めされて、側壁3 38は図22の底部壁338となる。図17の監視管及び口326は図20及び 図22の実施例の同一口内の監視管326a、326bとして残る。口326内 の監視管は室の最高点と依然連絡しており、従って、室から血液を取り上げるこ とは起こりそうもない。しかしながら、空気は所望に応じてこの口及び管326 を介して抜くことができる。 本発明の室は中央マニホールド通路360を画成し、該中央マニホールド通路 はプレナムとして機能して注入部位口328、分岐または補助管324(及び該 分岐または補助管が取り付けられた口)及び第1の口管342を相互に接続して 、それらの全てが空間354と接続できるようにされている。更に、空間354 が室内部の主要部に接続している。管324が好適には従来のデザインの完全な 充填セットを備えることが可能である。 中央マニホールド360及び注入部位328、ライン及び口324(充填に使 用されるのが典型的)及びライン322に接続した第1の口管342との接続を 果たす該マニホールドの接続装置は所望の動脈投与及び採取が下記に説明する如 く可能なように配置されている。特に、マニホールド360は略円筒状をしてお り、注入部位328は一方の端に位置決めされると共に、口管322及びその接 続口342を貫通する流体の主流に対して垂直に位置決めされる。 従って、規定の薬剤を注入部位328を介してカニューレを使用して直接血液 流内へ注入することが可能であり、カニューレは中央マニホールド360内へ進 入して主口342へ入り直接血液流内へ挿入される。斯かるカニューレは鋭いカ ニューレであっても、アタバーグの米国特許第5,071,413号に記載され たとがっていない様式のとがっていないカニューレであっても良い。注入部位3 28は無垢のまたはスリットの入ったエラストマー製の仕切328aを備えてお り、或いは、該部位が雌のルア(Luer)コネクタ、ストップコック、または 任意の適当な流れ制御接続を備えた分岐ラインを備えるようにすることも可能で ある。 毒性のある薬を注入部位328を介してカニューレを使用して注入することが 可能であり、同時に管及び口324を介して塩水を注入する。中央マニホールド 360は希釈空間を設けて、薬及び塩水次いで血液が一緒に混合できるようにし ている。 高価または低容量の薬を注入部位328を通してカニューレを使用して注入し 、その後塩水口324を介して塩水を流して中央マニホールド360から注入し た薬の残余を洗い流して口342の主流内へ流入させる。 カニューレを注入部位及び中央マニホールド360口342内の血液の主流路 内へ直接貫通させて血液を採取することが可能である。 所望であれば、薬を輸液ラインを通して投与することができる。 上記の手段により、血液搬送セット上で必要とされるアクセス口数を2つに削 減することができ、該2つの口で薬の特定の位置からの達成することのできる薬 の投与及び血液採取に関する全ての必要な機能を果たすことができる。 分岐ライン326を更に圧力感知モニタへ接続する。 室の320の大部分は図19に図示した如くカップ状の形状に成形することが できる。更に、別個に成形した前部壁334を取り付けて成形した密封溝362 で密封することが可能であり、該密封溝が壁の各々に係合して種々のアクセス口 を除いて室を機密に密封することが可能となる。 上記の説明は、例示の目的のみで行ったものであって、下記の請求の範囲で定 義する本出願の発明の範囲を限定することを目的としたものではない。
【手続補正書】 【提出日】平成12年9月20日(2000.9.20) 【補正内容】 請求の範囲 1. 流体流路用の体外フロースルー型気泡トラップであって、 室を画成する壁、流入口、及び流出口を備え、流入口及び流出口は、それぞれ 前記壁を貫通して前記室の内部と連通し、前記流出口は、前記室の底部に隣接し て室内部に接続し、前記室内部の高さが前記室内部の最大水平方向寸法の1.6 倍未満であり、前記気泡トラップ室内の流体流が実質的に水平方向となり、前記 流入口は、前記室内へ流入する流体流を前記流出口から離間させる方向へ指向す る気泡トラップ。 2. 前記室内部の容量は、最大約25ccである請求項1気泡トラップ。 3. 前記室内部の高さは、最大で前記室内部の最大水平方向寸法となり、前記 室内の前記流体流が主として水平方向となる請求項1又は2の気泡トラップ。 4. 前記流出口及び前記流入口は、それぞれが最も接近した点において、少な くとも約8mm水平方向に分離される請求項1乃至3のいずれか1項の気泡トラ ップ。 5. 前記流体流入口は、任意の室側壁から少なくとも4mm隔置した位置にお いて、前記室内部へ伸長する管を備える請求項1乃至4のいずれか1項の気泡ト ラップ。 6. 前記流体流入口及び流体流出口は、それぞれ、前記室の頂部から底部へ向 かって伸長する管を備える請求項1乃至5のいずれか1項の気泡トラップ。 7. 前記流体流入口は、前記室内部の前記底部に隣接した位置において、前記 室の内部と連絡する管を備える請求項1乃至6のいずれか1項の気泡トラップ。 8. 血液路用の体外フロースルー型気泡トラップを通して血液を通過させる方 法であって、 前記気泡トラップは、室を画成する壁、流入口、及び流出口を備え、流入口及 び流出口の各々は、前記壁を貫通して前記室の内部と連絡し、前記流出口は、前 記室の底部に隣接して室内部に連絡し、且つ前記室内部が頂部壁を有し且つ室内 部の高さが前記室内部の最大水平方向寸法の1.6倍未満であり、前記気泡トラ ップ室内の流体流が実質的に水平方向となるものであり、 前記方法は、前記室を血液で満たして、前記室の前記頂部壁の実質的な部分を 前記血液と連続して接触させ、血液を前記血液流入口内へ流入させ且つ前記血液 流出口から流出させて気泡を前記血液から除去して前記頂部壁の直下に収集する 前記方法。 9. 前記室を貫通する血液の流量は、少なくとも約毎分450ミリリットルで ある請求項8の方法。 10. 前記室の容量は、最大で約25ccである請求項8又は9の方法。 11. 前記室の水平方向の断面は、実質的に楕円形であり、且つ前記血液流出 口は、前記断面の長軸線に沿って対向した位置で前記室の前記底部に隣接した部 位において該室から血液を抜き取って前記血液流入口の位置まで流す請求項8乃 至10のいずれか1項の方法。 12. 前記室内部の高さは、最大で前記室内部の最大水平方向寸法である請求 項8乃至11のいずれか1項の方法。 13. 流体流路用体外フロースルー型気泡トラップであって、 室を形成する壁、流体流入口、及び流体流出口を備え、前記流体流入口及び前 記流体流出口のそれぞれは前記壁を貫通して伸長して前記室の内部と連絡し、少 なくとも前記流出口が前記室内部の底部に隣接して該室内部と連絡し、前記流体 流入口が前記流体流出口から水平方向へ離間する方向にのみ前記室内へ流体流を 指向する気泡トラップ。 14. 前記室内部の容量が、最大で約25ccである請求項13の気泡トラッ プ。 15. 前記流体流入口は、任意の室側壁から少なくとも4mm隔置された位置 で前記室内部へ伸長する管を備える請求項13又は14の気泡トラップ。 16. 流体流路用フロースルー型気泡トラップであって、 室を画成する壁、及び少なくとも実質的に前記室を貫通して伸長すると共に、 対向する両端で開口した流入口/流出口管を備え、 前記管は、前記室内部の横方向に向いた流体流入口と、前記室内部の対向す る横方向に向いた流体流出口と、前記流入口及び流出口の間の前記管の孔を閉鎖 する仕切とを画成する流入口/流出口管とを備える気泡トラップ。 17. 前記流入口及び流出口は、前記室形成壁の底部壁部に隣接して位置決め される請求項16の気泡トラップ。 18. 前記仕切は、前記管内を対角線状に伸長する請求項16又は17の気泡 トラップ。 19. 前記室形成壁の断面が実質的に円形である請求項16乃至18のいずれ か1項の気泡トラップ。 20. 前記室内部の高さが、実質的に前記室内部の最大水平方向寸法より大き くない請求項16乃至19のいずれか1項の気泡トラップ。 21. 前記流入口/流出口管は、一対の分離した実質的に同軸の管部分を備え る請求項16乃至20のいずれか1項の気泡トラップ。 22. 前記流入口/流出口管の一方の端が一定の長さのローラポンプ管に直接 接続される請求項16乃至21のいずれか1項の気泡トラップ。 23. 前記室画成壁は、前記ローラポンプ管に隣接した前記気泡トラップの一 方の端で前記室内部と連絡した補助流入口を備え、該補助流入口が前記流入口/ 流出口管に向かって横断方向に伸長する請求項16乃至21のいずれか1項の気 泡トラップ。 24. 前記流入口/流出口管は、前記室形成壁の前記壁部から少なくとも7m m隔置される請求項23の気泡トラップ。 25. 前記室形成壁は、底部壁を有したカップ状の部材を備え、該カップ状部 材は、前記底部壁に対向する端で周方向に密封された蓋部材により閉鎖される請 求項16乃至24のいずれか1項の気泡トラップ。 26. 流体流路用のフロースルー型気泡トラップであって、 頂部壁、底部壁、及び側部壁を有し、実質的に平らで横方向の面を画成する室 と、 上方へ向いて前記室と連絡する第1の口管と、 下方に向いて前記室と連絡する第2の口管と、 前記口管の一方から流入する流体を第1の横方向流れ方向へ指向し、次いで、 前記室内で実質的に水平方向の流体流の循環を可能にする流れ指向システムであ って、該流れ指向システムが、また、前記室内の循環する流れから前記第1の横 方向の流れ方向と全体として同一である横方向の流れとなって前記口管の他方へ 進入させる一方で、前記第1及び第2の口管間の直接な流れを防止する流れ指向 システムと、を備える気泡トラップ。 27.前記室は、実質的に矩形の側壁と、該室の高さと少なくとも同じ大きさの 水平方向の幅とを有する請求項26の気泡トラップ。 28. 前記室の水平方向の厚さが、前記水平方向の幅及び前記高さのいずれよ り小さい請求項26乃至27の気泡トラップ。 29. 前記口管の少なくとも一方が、前記平らな横方向の面に隣接して位置決 めされると共に、一定の長さのローラポンプ管に直接接続される請求項26乃至 28のいずれか1項の気泡トラップ。 30. 前記側壁は、少なくとも1つの内側方向へ伸長した水平な羽根を備えて 、前記実質的に水平方向の循環流をの垂直方向の流れ成分を遅延させる請求項2 6乃至29のいずれか1項の気泡トラップ。 31. 前記流れ指向システムは、前記第1及び第2の口管の間に位置決めされ た一定の角度を付けた壁を備える請求項26乃至30のいずれか1項の気泡トラ ップ。 32. 前記流れ指向システムは、更に、前記口管の一方からの流入流体を前記 室の一方の横方向側部へ指向し、且つ前記室の一方の対向する横方向側部から伸 長して流体を前記室から前記口管の他方へ搬送するようにされた水平の壁部を備 える請求項26乃至31のいずれか1項の気泡トラップ。 33. 前記第2の口管は、前記室を下方に向かって貫通して少なくとも前記流 れ指向システム近傍の位置まで伸長する請求項26乃至32のいずれか1項の気 泡トラップ。 34. 前記室に隣接した前記口管の一方と連通する中央マニホールド、及び前 記中央マニホールドと連通する複数の補助口を備え、該補助口は、前記マニホー ルド上に位置決めされた注入口を備え、注入カニューレは、前記注入口を貫通し て前記一方の口管の主流体流内へ伸長するようにされると共に、前記補助口の別 の1つが一定の長さの可撓性の管と連絡して静脈液源に連通する請求項26乃至 33のいずれか1項の気泡トラップ。 35. 前記中央マニホールドは、真っすぐな管状の形状をしており、前記注入 口は、前記マニホールドの前記管状の形状の一方の端に配置され、且つ前記マニ ホールドの管状の形状他方の端が前記口管の一方と横断方向の関係に連通し、別 の補助口が前記マニホールドと該マニホールドに対して横断方向の関係に連通す る請求項26乃至34のいずれか1項の気泡トラップ。 36. 前記第1の口管が上方に向かって前記室内に連通し、前記室が更に前記 口管の一方からの流入流体を第1の横方向の流れ方向に指向し、次いで、前記室 内で実質的に水平方向の流体の循環流を可能にするように位置決めされた流れ指 向システムを画成し、前記流れ指向スシテムがまた、前記第1及び第2の口管間 での直接的な流れを防止する一方で、前記室内の循環流体からの流体流を横方向 の流れ方向となって前記口管の他方へ流入させる請求項26乃至35のいずれか 1項の気泡トラップ。 37. 血液用の流れセットに支持された室であって、 前記室と連絡する口管と連絡する中央マニホールド、及び前記中央マニホール ドと連絡する複数の補助口を備え、 該補助口は、前記マニホールド上に位置決めされた注入口を備え、カニューレ が前記注入口を貫通して前記一方の口管内の主流体流内に伸長するようにされる と共に、前記複数の口の別の口が一定の長さの可撓性の管と連絡して静脈液源と 接続する室。 38. 前記中央マニホールドは、真っすぐな管状の形状をしており、前記注入 口は、前記マニホールドの前記管状の形状の一方の端に配置され、且つ前記マニ ホールドの管状の形状他方の端が前記口管と横断方向の関係に連絡し、別の補助 口が前記マニホールドと該マニホールドに対して横断方向の関係に連通する請求 項37の室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/905,245 (32)優先日 平成9年8月1日(1997.8.1) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,CA,CN,J P,KR,MX (72)発明者 アターバーグ,デイヴィッド・エス アメリカ合衆国ワシントン州98121,シア トル,ファースト・アベニュー 2033,ナ ンバー 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 流体流路用の体外フロースルー型気泡トラップであって、 室を画成する壁、流入口、及び流出口を備え、流入口及び流出口の各々が前記 壁を貫通して前記室の内部と連通し、前記流出口が前記室の底部に隣接して前記 室内部に接続し、前記室内部の高さが前記室内部の最大水平方向寸法の1.6倍 未満であり、前記気泡トラップ室内の流体流が実質的に水平方向となり、前記流 入口は、前記室内へ流入する流体流を前記流出口から離間させる方向へ指向する 気泡トラップ。 2. 前記室内部の容量は、最大約25ccである請求項1気泡トラップ。 3. 前記室内部の高さは、最大で前記室内部の最大水平方向寸法となり、前記 室内の前記流体流が主として水平方向となる請求項1及び2の気泡トラップ。 4. 前記流出口及び前記流入口は、それぞれが最も接近した点において、少な くとも約8mm水平方向に分離される請求項1乃至3の気泡トラップ。 5. 前記流体流入口は、任意の室側壁から少なくとも4mm隔置した位置にお いて、前記室内部へ伸長する管を備える請求項1乃至4の気泡トラップ。 6. 前記流体流入口及び流体流出口は、それぞれ、前記室の頂部から底部へ向 かって伸長する管を備える請求項1乃至5の気泡トラップ。 7. 前記流体流入口は、前記室内部の前記底部に隣接した位置において、前記 室の内部と連絡する管を備える請求項1乃至6の気泡トラップ。 8. 血液ライン用の体外フロースルー型気泡トラップであって、 上部室部及び下部室部を備えた内部を画成する室画成壁、前記下部室部の底部 端部と連絡する血液流出口、及び前記上部室部内へ血液流を放出するように位置 決めされた血液流入口とを備え、 前記上部室部は、及び前記下部室部より大きな水平な領域を有し、前記上部室 部の高さは、該上部室部の最大水平方向寸法の1.6倍未満であり、前記下部室 部が前記上部室部の一方の側に向かって位置決めされる気泡トラップ。 9. 前記血液流入口は、前記血液流を前記血液流出口から水平方向に離間する 方向へ放出する請求項8の気泡トラップ。 10. フィルタが前記上部室部及び前記下部室部の接続部近傍に支持され、前 記上部室部及び前記下部室部間に流れる血液を濾過する請求項8及び9の気泡ト ラップ。 11. 前記上部室部の容量は、最大25ccである請求項8乃至10の気泡ト ラップ。 12. 前記下部室部は、最大で前記上部室部の水平方向断面積の3分の1とな る水平方向断面積を有する請求項8乃至11の気泡トラップ。 13. 前記上部室部は、最大で該上部室部の最大水平方向寸法となる高さを有 する請求項8乃至12の気泡トラップ。 14. 前記下部室部は、空気/泡検出器に嵌合可能な透明な円筒状外側壁を画 成する請求項8乃至13の気泡トラップ。 15. 血液路用の体外フロースルー型気泡トラップを通して血液を通過させる 方法であって、 前記気泡トラップは、室を画成する壁、流入口、及び流出口を備え、流入口及 び流出口の各々が前記壁を貫通して前記室の内部と連絡し、前記流出口が前記室 の底部に隣接して前記室内部に連絡し、且つ、前記室内部が頂部壁を有し且つ該 室内部の高さが前記室内部の最大水平方向寸法の1.6倍未満であり、前記気泡 トラップ室内の流体流が実質的に水平方向となるものであり、 前記方法は、前記室を血液で満たして、前記室の前記頂部壁の実質的な部分を 前記血液と連続して接触させ、血液を前記血液流入口内へ流入させ且つ前記血液 流出口から流出させて気泡を前記血液から除去して前記頂部壁の直下に収集する ことを含む、前記方法。 16. 前記室を貫通する血液の流量は、少なくとも約毎分450ミリリットル である請求項15の方法。 17. 前記室の容量は、最大で約25ccである請求項15及び16の方法。 18. 前記室の水平方向の断面は、実質的に楕円形であり、且つ前記血液流出 口は、前記断面の長軸線に沿って対向した位置で前記室の前記底部に隣接した部 位において該室から血液を抜き取って前記血液流入口の位置まで流す請求項15 乃至17の方法。 19. 前記室内部の高さは、最大で前記室内部の最大水平方向寸法である請求 項15乃至18の方法。 20. 流体流路用体外フロースルー型気泡トラップであって、 室を形成する壁、流体流入口、及び流体流出口を備え、前記流体流入口及び前 記流体流出口のそれぞれは前記壁を貫通して伸長して前記室の内部と連絡し、少 なくとも前記流出口が前記室内部の底部に隣接して該室内部と連絡し、前記流体 流入口が前記流体流出口から水平方向へ離間する方向にのみ前記室内へ流体流を 指向する気泡トラップ。 21. 前記室内部の容量が、最大で約25ccである請求項20の気泡トラッ プ。 22. 前記流体流入口は、任意の室側壁から少なくとも4mm隔置された位置 で前記室内部へ伸長する管を備える請求項20及び21の気泡トラップ。 23. 流体流路用フロースルー型気泡トラップであって、 室を画成する壁、及び少なくとも実質的に前記室を貫通して伸長すると共に、 対向する両端で開口した流入口/流出口管を備え、 前記管は、前記室内部の横方向に向いた流体流入口と、前記室内部の対向する 横方向に向いた流体流出口と、前記流入口及び流出口の間の前記管の孔を閉鎖す る仕切とを画成する流入口/流出口管とを備える気泡トラップ。 24. 前記流入口及び流出口は、前記室形成壁の底部壁部に隣接して位置決め される請求項23の気泡トラップ。 25. 前記仕切は、前記管内を対角線状に伸長する請求項23及び24の気泡 トラップ。 26. 前記室形成壁の断面が実質的に円形である請求項23乃至25の気泡ト ラップ。 27. 前記室内部の高さが、実質的に前記室内部の最大水平方向寸法より大き くない請求項23乃至26の気泡トラップ。 28. 前記流入口/流出口管は、一対の分離した実質的に同軸の管部分を備え る請求項23乃至27の気泡トラップ。 29. 前記流入口/流出口管の一方の端が一定の長さのローラポンプ管に直接 接続される請求項23乃至28の気泡トラップ。 30. 前記室画成壁は、前記ローラポンプ管に隣接した前記気泡トラップの一 方の端で前記室内部と連絡した補助流入口を備え、該補助流入口が前記流入口/ 流出口管に向かって横断方向に伸長する請求項23乃至29の気泡トラップ。 31. 前記流入口/流出口管は、前記室形成壁の前記壁部から少なくとも7m m隔置される請求項30の気泡トラップ。 32. 前記室形成壁は、底部壁を有したカップ状の部材を備え、該カップ状部 材は、前記底部壁に対向する端で周方向に密封された蓋部材により閉鎖される請 求項23乃至31の気泡トラップ。 33. 流体流路用のフロースルー型気泡トラップであって、 頂部壁、底部壁、及び側部壁を有し、実質的に平らで横方向の面を画成する室 と、 上方へ向いて前記室と連絡する第1の口管と、 下方に向いて前記室と連絡する第2の口管と、 前記口管の一方から流入する流体を第1の横方向流れ方向へ指向し、次いで、 前記室内で実質的に水平方向の流体流の循環を可能にする流れ指向システムであ って、該流れ指向システムが、また、前記室内の循環する流れから前記第1の横 方向の流れ方向と全体として同一である横方向の流れとなって前記口管の他方へ 進入させる一方で、前記第1及び第2の口管間の直接な流れを防止する流れ指向 システムと、を備える気泡トラップ。 34.前記室は、実質的に矩形の側壁と、該室の高さと少なくとも同じ大きさの 水平方向の幅とを有する請求項35の気泡トラップ。 35. 前記室の水平方向の厚さが、前記水平方向の幅及び前記高さのいずれよ り小さい請求項32乃至34の気泡トラップ。 36. 前記口管の少なくとも一方が、前記平らな横方向の面に隣接して位置決 めされると共に、一定の長さのローラポンプ管に直接接続される請求項32乃至 35の気泡トラップ。 37. 前記側壁は、少なくとも1つの内側方向へ伸長した水平な羽根を備えて 、前記実質的に水平方向の循環流をの垂直方向の流れ成分を遅延させる請求項3 2乃至36の気泡トラップ。 38. 前記流れ指向システムは、前記第1及び第2の口管の間に位置決めされ た一定の角度を付けた壁を備える請求項32乃至37の気泡トラップ。 39. 前記流れ指向システムは、更に、前記口管の一方からの流入流体を前記 室の一方の横方向側部へ指向し、且つ前記室の一方の対向する横方向側部から伸 長して流体を前記室から前記口管の他方へ搬送するようにされた水平の壁部を備 える請求項32乃至38の気泡トラップ。 40. 前記第2の口管は、前記室を下方に向かって貫通して少なくとも前記流 れ指向システム近傍の位置まで伸長する請求項32乃至39の気泡トラップ。 41. 前記室に隣接した前記口管の一方と連通する中央マニホールド、及び前 記中央マニホールドと連通する複数の補助口を備え、該補助口は、前記マニホー ルド上に位置決めされた注入口を備え、注入カニューレは、前記注入口を貫通し て前記一方の口管の主流体流内へ伸長するようにされると共に、前記補助口の別 の1つが一定の長さの可撓性の管と連絡して静脈液源に連通する請求項32乃至 40の気泡トラップ。 42. 前記中央マニホールドは、真っすぐな管状の形状をしており、前記注入 口は、前記マニホールドの前記管状の形状の一方の端に配置され、且つ前記マニ ホールドの管状の形状他方の端が前記口管の一方と横断方向の関係に連通し、別 の補助口が前記マニホールドと該マニホールドに対して横断方向の関係に連通す る請求項32乃至41の気泡トラップ。 43. 前記第1の口管が上方に向かって前記室内に連通し、前記室が更に前記 口管の一方からの流入流体を第1の横方向の流れ方向に指向し、次いで、前記室 内で実質的に水平方向の流体の循環流を可能にするように位置決めされた流れ指 向システムを画成し、前記流れ指向スシテムがまた、前記第1及び第2の口管間 での直接的な流れを防止する一方で、前記室内の循環流体からの流体流を横方向 の流れ方向となって前記口管の他方へ流入させる請求項32乃至42の気泡トラ ップ。 44. 血液用の流れセットに支持された室であって、 前記室と連絡する口管と連絡する中央マニホールド、及び前記中央マニホール ドと連絡する複数の補助口を備え、 該補助口は、前記マニホールド上に位置決めされた注入口を備え、カニューレ が前記注入口を貫通して前記一方の口管内の主流体流内に伸長するようにされる と共に、前記複数の口の別の口が一定の長さの可撓性の管と連絡して静脈液源と 接続する室。 45. 前記中央マニホールドは、真っすぐな管状の形状をしており、前記注入 口は、前記マニホールドの前記管状の形状の一方の端に配置され、且つ前記マニ ホールドの管状の形状他方の端が前記口管と横断方向の関係に連絡し、別の補助 口が前記マニホールドと該マニホールドに対して横断方向の関係に連通する請求 項44の室。
JP52473298A 1996-11-26 1997-11-19 横型気泡トラップ Pending JP2002512553A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US75580696A 1996-11-26 1996-11-26
US82954697A 1997-03-28 1997-03-28
US90524597A 1997-08-01 1997-08-01
US08/755,806 1997-08-01
US08/829,546 1997-08-01
US08/905,245 1997-08-01
PCT/US1997/021168 WO1998023353A1 (en) 1996-11-26 1997-11-19 Wide bubble traps

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002512553A true JP2002512553A (ja) 2002-04-23

Family

ID=27419484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52473298A Pending JP2002512553A (ja) 1996-11-26 1997-11-19 横型気泡トラップ

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0954364A4 (ja)
JP (1) JP2002512553A (ja)
AU (1) AU5447498A (ja)
CA (1) CA2272307A1 (ja)
WO (1) WO1998023353A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005532105A (ja) * 2002-07-09 2005-10-27 ガンブロ・ルンディア・エービー 体外流体移送ラインのための支持部材
US11724016B2 (en) 2016-06-23 2023-08-15 Mozarc Medical Us Llc Venous air capture chamber

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6071269A (en) 1998-05-13 2000-06-06 Medisystems Technology Corporation Blood set and chamber
WO2004009158A2 (en) 2002-07-19 2004-01-29 Baxter International Inc. Systems and methods for performing peritoneal dialysis
CA2521427C (en) * 2003-04-04 2012-11-20 Organ Recovery Systems, Inc. Device for separating gas from a liquid path
US7559911B2 (en) 2003-09-05 2009-07-14 Gambro Lundia Ab Blood chamber for extracorporeal blood circuits and a process for manufacturing the blood chamber
US9358331B2 (en) 2007-09-13 2016-06-07 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Portable dialysis machine with improved reservoir heating system
US8597505B2 (en) 2007-09-13 2013-12-03 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Portable dialysis machine
US9308307B2 (en) 2007-09-13 2016-04-12 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Manifold diaphragms
US8240636B2 (en) 2009-01-12 2012-08-14 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Valve system
US8105487B2 (en) 2007-09-25 2012-01-31 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Manifolds for use in conducting dialysis
US7892331B2 (en) * 2007-10-01 2011-02-22 Baxter International Inc. Dialysis systems having air separation chambers with internal structures to enhance air removal
US8444587B2 (en) 2007-10-01 2013-05-21 Baxter International Inc. Fluid and air handling in blood and dialysis circuits
US8114276B2 (en) 2007-10-24 2012-02-14 Baxter International Inc. Personal hemodialysis system
CA2960103C (en) 2007-11-29 2020-03-10 Fredenius Medical Care Holdings, Inc. System and method for conducting hemodialysis and hemofiltration
US8057679B2 (en) 2008-07-09 2011-11-15 Baxter International Inc. Dialysis system having trending and alert generation
AU2009302327C1 (en) 2008-10-07 2015-09-10 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Priming system and method for dialysis systems
MX347636B (es) 2008-10-30 2017-04-03 Fresenius Medical Care Holdings Inc Sistema de dialisis modular portatil.
WO2010114932A1 (en) 2009-03-31 2010-10-07 Xcorporeal, Inc. Modular reservoir assembly for a hemodialysis and hemofiltration system
CA2768985C (en) 2009-07-29 2020-03-10 Icu Medical, Inc. Fluid transfer devices and methods of use
US8382711B2 (en) 2010-12-29 2013-02-26 Baxter International Inc. Intravenous pumping air management systems and methods
DE102011084027A1 (de) 2011-10-05 2013-04-11 Maquet Cardiopulmonary Ag Schnellkupplungsvorrichtung
AU2012324021A1 (en) 2011-12-22 2013-07-11 Icu Medical, Inc. Fluid transfer devices and methods of use
US9201036B2 (en) 2012-12-21 2015-12-01 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Method and system of monitoring electrolyte levels and composition using capacitance or induction
US9157786B2 (en) 2012-12-24 2015-10-13 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Load suspension and weighing system for a dialysis machine reservoir
US9354640B2 (en) 2013-11-11 2016-05-31 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Smart actuator for valve
AU2014353184B2 (en) 2013-11-25 2017-08-17 Icu Medical, Inc. Methods and system for filling IV bags with therapeutic fluid
US9486590B2 (en) 2014-09-29 2016-11-08 Fenwal, Inc. Automatic purging of air from a fluid processing system
WO2016207206A1 (en) 2015-06-25 2016-12-29 Gambro Lundia Ab Medical device system and method having a distributed database
EP3383343A4 (en) 2015-12-04 2019-07-10 ICU Medical, Inc. SYSTEMS, METHODS AND COMPONENTS FOR TRANSFERRING MEDICAL LIQUIDS
US10625009B2 (en) 2016-02-17 2020-04-21 Baxter International Inc. Airtrap, system and method for removing microbubbles from a fluid stream
USD851745S1 (en) 2016-07-19 2019-06-18 Icu Medical, Inc. Medical fluid transfer system
WO2018022640A1 (en) 2016-07-25 2018-02-01 Icu Medical, Inc. Systems, methods, and components for trapping air bubbles in medical fluid transfer modules and systems
BR112019012719A2 (pt) 2016-12-21 2019-11-26 Gambro Lundia Ab sistema de dispositivo médico incluindo infraestrutura de tecnologia de informação tendo domínio de agrupamento seguro suportando domínio externo
WO2019219504A1 (en) * 2018-05-17 2019-11-21 Gambro Lundia Ab Treatment apparatus with gas separation device level controls and methods
US11590057B2 (en) 2020-04-03 2023-02-28 Icu Medical, Inc. Systems, methods, and components for transferring medical fluids
WO2023019086A1 (en) * 2021-08-12 2023-02-16 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. Apparatus and method for removing bubbles from fluid sample
EP4384299A4 (en) 2021-08-12 2024-10-09 Siemens Healthcare Diagnostics Inc DEVICE AND METHOD FOR REMOVING BUBBLES FROM A LIQUID SAMPLE WITH A SLIDING FILTER

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE407837A (ja) * 1934-06-12 1900-01-01
US3833013A (en) * 1972-04-06 1974-09-03 Baxter Laboratories Inc Self-valving fluid reservoir and bubble trap
US3908653A (en) * 1974-01-23 1975-09-30 Vital Assists Blood chamber
US4137160A (en) * 1974-10-31 1979-01-30 Baxter Travenol Laboratories, Inc. Device for separating low density material such as gas bubbles from a liquid, and the use thereof in a dialysis delivery system
US4149860A (en) * 1978-06-05 1979-04-17 Kulik Donald A Gas liquid separator
US4368118A (en) * 1980-01-07 1983-01-11 Siposs George G Blood-air separator and filter
US4311137A (en) * 1980-04-30 1982-01-19 Sherwood Medical Industries Inc. Infusion device
US4493705A (en) * 1982-08-10 1985-01-15 Bentley Laboratories, Inc. Blood reservoir
US4531937A (en) * 1983-01-24 1985-07-30 Pacesetter Systems, Inc. Introducer catheter apparatus and method of use
US4568333A (en) * 1983-04-12 1986-02-04 Sawyer Philip Nicholas Valve arrangement especially suitable for preventing introduction of air into vascular systems
US4722725A (en) * 1983-04-12 1988-02-02 Interface Biomedical Laboratories, Inc. Methods for preventing the introduction of air or fluid into the body of a patient
US4643713A (en) * 1984-11-05 1987-02-17 Baxter Travenol Laboratories, Inc. Venous reservoir
US4722731A (en) * 1985-04-08 1988-02-02 Vailancourt Vincent L Air check valve
US4734269A (en) * 1985-06-11 1988-03-29 American Hospital Supply Corporation Venous reservoir bag with integral high-efficiency bubble removal system
US5061236A (en) * 1990-07-16 1991-10-29 Baxter International Inc. Venous reservoir with improved inlet configuration and integral screen for bubble removal
FR2673382B1 (fr) * 1991-03-01 1994-04-08 Hospal Industrie Dispositif pour eliminer les bulles de gaz d'un liquide en circulation.
CA2094102A1 (en) * 1992-04-30 1993-10-31 David S. Utterberg Blood air trap chamber
US5441636A (en) * 1993-02-12 1995-08-15 Cobe Laboratories, Inc. Integrated blood treatment fluid module
US5358481A (en) * 1993-06-03 1994-10-25 Research Medical, Inc. Apparatus and methods for controlling mixtures of blood and cardioplegia

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005532105A (ja) * 2002-07-09 2005-10-27 ガンブロ・ルンディア・エービー 体外流体移送ラインのための支持部材
US11724016B2 (en) 2016-06-23 2023-08-15 Mozarc Medical Us Llc Venous air capture chamber

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998023353A1 (en) 1998-06-04
CA2272307A1 (en) 1998-06-04
AU5447498A (en) 1998-06-22
EP0954364A1 (en) 1999-11-10
EP0954364A4 (en) 2000-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002512553A (ja) 横型気泡トラップ
US6010623A (en) Bubble trap with flat side
US6117342A (en) Bubble trap with directed horizontal flow and method of using
US8142383B2 (en) Fluid distribution module and extracorporeal blood circuit including such a module
US6051134A (en) Bubble trap having common inlet/outlet tube
US8500672B2 (en) Extracorporeal blood circuit
US6171484B1 (en) Bubble trap having inlet/outlet tube and docking port
CN100586494C (zh) 整体化血液处理模块
CA2544612C (en) Degassing device and end-cap assembly for a filter including such a degassing device
US5520640A (en) Blood air trap chamber
EP3789059A1 (en) Air trap chamber and extracorporeal circulation circuit