JP2002512090A - 骨インプラント - Google Patents

骨インプラント

Info

Publication number
JP2002512090A
JP2002512090A JP2000544374A JP2000544374A JP2002512090A JP 2002512090 A JP2002512090 A JP 2002512090A JP 2000544374 A JP2000544374 A JP 2000544374A JP 2000544374 A JP2000544374 A JP 2000544374A JP 2002512090 A JP2002512090 A JP 2002512090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bone implant
ions
bone
group
surface layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000544374A
Other languages
English (en)
Inventor
アレン レヴェル ピーター
ロルフェ ハウレット キャメロン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University College London
Original Assignee
University College London
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University College London filed Critical University College London
Publication of JP2002512090A publication Critical patent/JP2002512090A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L27/00Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
    • A61L27/28Materials for coating prostheses
    • A61L27/30Inorganic materials
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L27/00Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
    • A61L27/28Materials for coating prostheses
    • A61L27/30Inorganic materials
    • A61L27/32Phosphorus-containing materials, e.g. apatite
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2310/00Prostheses classified in A61F2/28 or A61F2/30 - A61F2/44 being constructed from or coated with a particular material
    • A61F2310/00389The prosthesis being coated or covered with a particular material
    • A61F2310/00592Coating or prosthesis-covering structure made of ceramics or of ceramic-like compounds
    • A61F2310/00796Coating or prosthesis-covering structure made of a phosphorus-containing compound, e.g. hydroxy(l)apatite
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2430/00Materials or treatment for tissue regeneration
    • A61L2430/02Materials or treatment for tissue regeneration for reconstruction of bones; weight-bearing implants

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 生活性材料を含む骨インプラントで、該生活性材料内には、IIA族、IVA族、VIIA族及び遷移元素からなる周期表の族の1種又はそれ以上のイオンが付与されており、前記生活性材料は前記骨インプラントの骨の成長を促進できる材料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、骨の成長性を向上させた骨インプラント、および当該性質を向上さ
せるための骨インプラントの処理方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 整形再形成手術、特に関節交換手術における主な問題は、整形インプラントを
骨格に永久的に固定する必要があることに関わっている。一般に、骨は整形イン
プラントの方へ向けて成長するが、インプラントと物理的及び化学的に結合する
までにはいたらない。
【0003】 整形インプラントを骨格に固定するための数種の方法が知られている。一般に
知られている1つめの方法は、「セメント」を使用してインプラントの表面積を
増加させることにより、該インプラントと骨との相互結合を高める方法である。
この目的のために、アクリル系セメントが一般的に使用される。しかしながら、
長期間経つとセメントが劣化し、その結果、骨インプラントが骨格から離脱する
という問題を生ずる。
【0004】 整形インプラントを骨格に固定するための別の公知の方法は、インプラント表
面を球状又は多孔性となるように設計して、骨がインプラントに向かって成長す
るときに、インプラントと内部成長中の骨格組織(例えば骨)との間で適合する
ように干渉させる方法である。
【0005】 骨格内へ整形インプラントを固定するための第三の方法は、例えばヒドロキシ
アパタイトの如き生活性材料をコーティングしたインプラントを使用する方法で
ある。生活性材料は移植片上での骨成長を促進させることができる材料であり、
例えばフルオロアパタイト;燐酸三カルシウム;ガラスイオノマー;バイオガラ
ス(Bioglass)やAWガラスセラミック等の生活性ガラス;及びヒドロキシアパタ
イト(HA)などが挙げられる。もっかのところ、HAコーティングを有する整
形インプラントが、他の公知の固定技術よりも、インプラントと骨格との融合に
有効である。
【0006】 整形インプラントが長期にわたって成功するか否かは、整形インプラントが骨
格に固定されているか否かに大きく依存するため、固定を改良するための他の技
術が数多く検討されている。
【0007】 これまでに発表された研究1,2,3は、未コーティング構造体(これらの一部は
整形インプラントとしての使用に適する)の表面化学性を例えばマグネシウム(
Mg++)の如きカチオンの付与により改変して、未コーティング構造体と人骨か
ら誘導された細胞との付着力を高めるかどうかということを、インビトロで研究
したものである。これらのこれまでの研究におけるセラミックまたは金属構造体
中へのカチオンの付与は、イオンビーム注入(埋没)(ion beam implantatio
n (embedding))により達成される。イオンビーム注入は、セラミックス又は
金属の表面性質に影響を与えることなく、これらの表面原子層中へカチオンを付
与できるようにする。これらの研究は複合的な成功となった。
【0008】 従って、骨の成長性を向上させた骨インプラント、およびそのような骨インプ
ラントの製造方法を開発する要望が依然として存在する。
【0009】 (発明の要旨) 本発明は、生活性材料を含む表層を有する骨インプラントであって、該生活性
材料には、IIA族、IVA族、VIIA族及び遷移元素からなる周期表の族の1種もしく
はそれ以上のイオンが付与されており、該生活性材料は骨インプラントの中まで
及び/又は骨インプラント上まで骨が成長することを促進でき、該イオンが骨の
成長性を向上させるような骨インプラントを提供する。
【0010】 前記イオンは、IIA族、IVB族、VIB族、VIII族、IB族、IIB族、IVA族およびVII
A族からなる周期表の族の1種もしくはそれ以上より選択されることが好ましい
【0011】 前記生活性材料はヒドロキシアパタイトを含み、好ましくは前記イオンは骨イ
ンプラントの表層内にイオンビーム注入または陰極電弧沈着により付与されるこ
とが好ましい。
【0012】 生活性材料がコーティングされた金属/金属合金および/または整形インプラ
ント(特にヒドロキシアパタイト)中へ、イオンビーム注入技術によりイオンを
付与することが、整形インプラント上での骨の成長を促進させるかどうかを検討
するために、発明者らはインビボ試験を行った。驚くべきことに、上記コートへ
特定のイオンを添加すると、ヒドロキシアパタイト(HA)でコーティングされ
た従来の金属合金整形インプラントと比べて、インプラント上での骨の成長が大
幅に向上することを、発明者らは発見した。
【0013】 表層での人骨細胞の成長は、その表層の性質に厳密に依存する。従って、イオ
ンビーム注入(埋没)以外に、骨インプラントの表層にイオンを添加する(例え
ば、陰極電弧沈着または骨インプラントの製造中にそのようなイオンを含むよう
な骨インプラントの表層を組み立てる)方法を使用することが可能であるけれど
も、イオンビーム埋没によれば、表面構造および機械的性質に影響を与えること
なく、表層材料の表面化学性を変えることができるので、イオンビーム埋没が好
ましく用いられる。従って、別の方法を用いて、周期表の選択された族の1種も
しくはそれ以上のイオンが内部に付与された生活性材料を含む骨インプラントの
表層を提供する場合には、表面構造および表面の機械的性質が未改質の生活性材
料の表面特性にできるだけ近づくように注意を払わなくてはならない。骨の成長
を促進するのに充分であるが骨インプラントの表層の機械的特性および表面特性
に影響を与えるほどには大きくないレベルのイオンが、骨インプラントの表層に
存在すべきである。
【0014】 イオンは、骨インプラントの表面原子層内に最大で200nmの深さまで付与
されることが好ましい。200nmがイオンの好ましい最大深さであるが、それ
よりも大きい深さ、例えば1000nmまで、イオンを移植することも可能であ
る。しかしながら、これらの比較的大きい深さにまでイオンを注入すると、これ
らの深さにまでイオンを注入したために起こる温度上昇により、ヒドロキシアパ
タイトの表面および機械的性質が影響を受けるかもしれないという危険性が増加
する。生活性材料の表層へイオンを注入するために用いるイオンビーム注入のエ
ネルギーが大きくなればなる程、より高い温度上昇が起こる。
【0015】 骨インプラントの表層に最大で150nmの深さまで、好ましくは約100n
mまでの深さで、イオンを付与することが好ましい。
【0016】 表層1cm2当たり1×1014〜1×1016個のレベルで、イオンは存在する
ことが好ましい。このような投与レベルは、約100kVまでのイオンビーム注
入エネルギーに相当する。
【0017】 骨インプラントの表層に付与されるイオンは、珪素以外の2価カチオンを生成
しうる元素のイオンであることが好ましい。そのようなイオンの例としては鉄の
カチオンが挙げられ、鉄には2価の第一鉄カチオンを生成しうる第一鉄および第
二鉄イオンが含まれる。
【0018】 骨インプラントの表層に付与されるイオンには、代謝工程で含まれる痕跡量の
カチオンを含むことが好ましい。
【0019】 骨インプラントの表層に付与されるイオンとしては、以下に示すイオンの1種
又はそれ以上を含むことが好ましい。 マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、チタン、クロム、マンガン、鉄、
銅、亜鉛、珪素および弗素イオン 骨インプラントの表層に付与されるイオンは、IIA族、VIIB族、IIB族、IVA族
およびVIIA族からなる周期表の族の1種もしくはそれ以上の族より選ばれること
が好ましい。
【0020】 より好ましくは、イオンはマグネシウム、マンガン、亜鉛または珪素イオンを
含む。
【0021】 全体的な関節交換、例えば腰交換に用いられる骨インプラントの場合、一般に
、骨インプラントはヒドロキシアパタイトでコーティングされた本体部分を含む
。本体部分が金属または金属合金、例えばコバルト−クロムまたはチタン合金で
形成されることが好ましい。歯科用移植片の場合、本体部分はヒドロキシアパタ
イトコーティングによりコーティングされた金属合金で形成されるピンを含んで
いてもよく、それは歯を交換するために顎に挿入される。
【0022】 しかしながら、本体部分を骨インプラント中で使用することは必ずしも必要で
はない。本発明者らは、例えばヒドロキシアパタイトの如き生活性材料を、構造
本体部分なしで使用して骨の治癒を促進できることも見出した。本発明は、骨イ
ンプラントが実質的に生活性材料(好ましくはヒドロキシアパタイト)を含んで
なり、そして本体部分を含まない骨インプラントも提供する。この場合、骨イン
プラントは粒状形態であることが好ましい。周期表の選択された族のイオンが埋
め込まれた粒状の生活性材料は、破損又は欠損した骨の修復に用いることができ
る。イオンビーム注入された粒状のヒドロキシアパタイト骨インプラント材料を
、骨の破損又は欠損領域中に詰め込むことができる。この材料は優れた骨成長促
進性を有するため、この材料を有効に用いて骨の修復工程を加速することができ
る。
【0023】 本発明は、生活性材料を含む表層を有する骨インプラントを処理して骨インプ
ラント上の骨の成長性を向上させる方法であって、骨インプラントをイオンビー
ム埋没にかけ、それによりIIA族、IVA族、VIIA族及び遷移元素からなる周期表の
族の1種もしくはそれ以上のイオンを該表層内に付与することを含む方法も提供
する。
【0024】 前記イオンは、IIA族、IVB族、VIB族、VIII族、IB族、IIB族、IVA族およびVII
A族からなる周期表の1種もしくはそれ以上から選択されることが好ましい。
【0025】 生活性材料はヒドロキシアパタイトを含んでいることが好ましい。
【0026】 イオンは表層1cm2当たり1×1014〜1×1018個のレベルで付与される
ことが好ましい。
【0027】 (発明の詳細な記述) 以下、下記のインビボ実験における移植試験を参照することにより、本発明を
さらに詳述する。
【0028】 一側にスロット(2×2×4mm)を有する円筒状のチタン合金インプラント
(Ti6A14V)(直径4.5×長さ6cm)のスロットの底部を、プラズマ
−噴霧でHAをコーティングした(HA−Ti6A14V)。同様に作製した円
筒のHA−コーティングされた領域に、金属蒸気真空電弧(MEVVA)イオン
源を用いて、さらにMg++をイオンビーム注入した(Mg−HA−Ti6A14
V)(1×1017イオン/cm2Mg++)。一般的な麻酔をかけて、完全な殺菌
条件下で、雌のNZ白色ウサギ(n=6)の下大腿骨の横側に外科的移植を行っ
た。生理食塩水で冷却したダイヤモンドを取り付けたトレフィンと、両脇に挿入
した殺菌円筒(オートクレーブ、121℃、15分間)を用いて、4.5mm直
径の穴をあけた。HA−Ti6A14Vを左側に移植し、Mg−HA−Ti6A
14Vを右側に移植した。蛍光性の骨ラベル(テトラシクリン、カルセインブル
ー、カルセイングリーン、アリザリンレッド)を週間隔で投与し、6週間後に動
物を殺した。回収した大腿骨を樹脂中で処理し、その場でインプラントから粉砕
断片(30μm)を調製した(エキザクト・システム(Exakt System)、ハンブル
グ、ドイツ)。スロット中で各ラベルが到達した最大距離を蛍光顕微鏡によりア
イ−ピースグラティキュールを用いて測定した。結果は骨の内部成長率として表
示される。6週間後に新しい骨により占有された面積は、トルイジンブルーで染
色された部分でクアンチメット(Qantimet)500(レイカ(Leica)、ケンブリッ
ジ、英国)を用いて測定し、骨形成面積率として表示した。
【0029】 (結果および議論) 3、4および5週間後では、HA−Ti6A14VよりもMg−HA−Ti6
A14Vインプラントの方が、骨の内部成長の百分率が顕著に高かった(p<0
.05、ステューデントの「t」試験)(図1参照)。1および2週間後では有
意差は見られなかったが、Mg−HA−Ti6A14Vの平均値の方が高かった
。6週間後では、骨形成面積率は、スロット中で、HA−コーティング単独(5
.86±3.46%、n=5)と比べてMg−HAコーティング(25.73±9.
12%、n=5)の方が顕著に大きかった(p<0.05、ステューデントの「
t」試験)。
【0030】 これらの結果は、従来のHAと比べて、HA−コーティングのMg++イオン埋
込みが、Ti6A14V合金インプラントのスロット内への骨の成長を増加させ
ることを示している。
【0031】 本発明の当業者により認識されるように、実験的な移植試験はマグネシウムイ
オン埋込みを用いて行われたが、IIA族、IVA族、VIIA族および遷移元素からなる
周期表の族から選ばれる他のイオンも、従来のHA−コーティングインプラント
と比べて骨形成を増加させるであろう。アルミニウム(これは種々の骨の疾病に
関係する)のような骨の鉱化に有害なイオンは骨形成の促進をもたらさないであ
ろうということは、本発明の当業者により認識されるであろう。骨の鉱化に有害
なアルミニウムおよび他のイオンが本発明の骨形成の増加のためには使用できな
いことを、本発明者らは試験により確認している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明のインプラントを、ウサギの大腿骨中へ移植した後、6週間後
のインプラントスロット内での骨の内部成長の百分率を、先行技術のインプラン
トと比較して示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月19日(2000.7.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キャメロン ロルフェ ハウレット オーストラリア国 ニューサウスウェール ズ 2072ゴードン マッキントッシュ ス トリート 49 Fターム(参考) 4C081 AB04 BA12 CF041 CF112 CF142 EA15

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生活性材料を含む表層を有する骨インプラントであって、 該生活性材料中には、IIA族、IVA族、VIIA族及び遷移元素からなる周期表の族
    の1種もしくはそれ以上のイオンが付与されており、 該生活性材料は該骨インプラント上での骨の成長を促進しうる材料である骨イ
    ンプラント。
  2. 【請求項2】 前記生活性材料がヒドロキシアパタイトを含んでいる請求項
    1に記載の骨インプラント。
  3. 【請求項3】 前記イオンは、前記骨インプラントの該表層内又は該表層上
    にイオンビーム注入または陰極電弧沈着により付与されている請求項1または請
    求項2に記載の骨インプラント。
  4. 【請求項4】 前記イオンは、前記骨インプラントの該表面原子層内に最大
    200nmの深さまで付与されている請求項3に記載の骨インプラント。
  5. 【請求項5】 前記イオンは、前記骨インプラントの表層内に最大で150
    nmの深さまで付与されている請求項3に記載の骨インプラント。
  6. 【請求項6】 前記イオンは、前記表層内に約100nmまでの範囲の深さ
    で付与されている請求項5に記載の骨インプラント。
  7. 【請求項7】 前記イオンは、前記表層1cm2当たり1×1010〜1×1
    18個のレベルで存在している前記請求項のいずれか1つに記載の骨インプラン
    ト。
  8. 【請求項8】 前記イオンは、IIA族、IVB族、VIB族、VIIB族、VIII族、IB
    族、IIB族、IVA族およびVIIA族からなる周期表の族の1種もしくはそれ以上より
    選択される前記請求項のいずれか1つに記載の骨インプラント。
  9. 【請求項9】 前記イオンは、下記: マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、チタン、クロム、マンガン、鉄、
    銅、亜鉛、珪素および弗素イオン の1種もしくはそれ以上を含んでいる請求項8に記載の骨インプラント。
  10. 【請求項10】 前記骨インプラントの表層内に付与されるイオンは、IIA
    族、VIIB族、IIB族、IVA族およびVIIA族からなる周期表の族の1種もしくはそれ
    以上である請求項8に記載の骨インプラント。
  11. 【請求項11】 前記イオンは、マグネシウム、マンガン、亜鉛または珪素
    イオンを含んでいる前記請求項のいずれか1つに記載の骨インプラント。
  12. 【請求項12】 生活性材料コーティング材でコーティングされた本体部分
    を含んでいる前記請求項のいずれか1つに記載の骨インプラント。
  13. 【請求項13】 前記本体部分は、金属または金属合金、好ましくはチタン
    合金で形成されている請求項12に記載の骨インプラント。
  14. 【請求項14】 前記骨インプラントは、実質的に生活性材料を含んでいる
    請求項1〜11のいずれかに記載の骨インプラント。
  15. 【請求項15】 前記骨インプラントが粒状形態である請求項10に記載の
    骨インプラント。
  16. 【請求項16】 生活性材料を含む表層を有する骨インプラントを処理して
    該骨インプラントでの骨の成長性を向上させる方法であって、 前記骨インプラントをイオンビーム埋没工程にかけ、それによりIIA族、IVA族
    、VIIA族及び遷移元素からなる周期表の族の1種もしくはそれ以上のイオンを前
    記表層内に付与することを含む方法。
  17. 【請求項17】 前記生活性材料がヒドロキシアパタイトを含む請求項16
    に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記イオンは、前記表層内に最大で200nmの深さまで
    付与される請求項16または請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記イオンは、前記骨インプラントの表層内に最大で15
    0nmの深さまで付与される請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記イオンは、前記表面内に約100nmまでの深さで付
    与される請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記イオンは、前記骨インプラントの表層1cm2当たり
    1×1010〜1×1018個で存在する請求項15〜20のいずれかにひとつに記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 前記イオンは、IIA族、IVB族、VIB族、VIIB族、VIII族、I
    B族、IIB族、IVA族およびVIIA族からなる周期表の族の1種もしくはそれ以上よ
    り選択される請求項15〜20のいずれか1つに記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記イオンが下記: マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、チタン、クロム、マンガン、鉄
    、銅、亜鉛、珪素および弗素イオン の1種もしくはそれ以上を含む請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記骨インプラントの表層内に付与されるイオンが、IIA
    族、VIIB族、IIB族、IVA族およびVIIA族からなる周期表の族の1種もしくはそれ
    以上である請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記イオンがマグネシウム、マンガン、亜鉛または珪素イ
    オンを含む請求項24に記載の方法。
JP2000544374A 1998-04-17 1999-04-16 骨インプラント Withdrawn JP2002512090A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9808189.6A GB9808189D0 (en) 1998-04-17 1998-04-17 Bone implant
GB9808189.6 1998-04-17
PCT/GB1999/001170 WO1999053971A1 (en) 1998-04-17 1999-04-16 Bone implant

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002512090A true JP2002512090A (ja) 2002-04-23

Family

ID=10830513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000544374A Withdrawn JP2002512090A (ja) 1998-04-17 1999-04-16 骨インプラント

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP1071483B1 (ja)
JP (1) JP2002512090A (ja)
AT (1) ATE214293T1 (ja)
AU (1) AU757889B2 (ja)
DE (1) DE69901023T2 (ja)
DK (1) DK1071483T3 (ja)
ES (1) ES2174603T3 (ja)
GB (1) GB9808189D0 (ja)
PT (1) PT1071483E (ja)
WO (1) WO1999053971A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078749A (ja) * 2009-09-10 2011-04-21 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute 人工骨部材

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1449818A4 (en) * 2001-10-21 2006-12-06 Nat Inst Of Advanced Ind Scien POROUS SUBJECT OF SINTERED CALCIUM PHOSPHATE, PRODUCTION PROCESS AND ARTIFICIAL BONE AND HISTOMORPHOLOGICAL SCAFFOLD USED THEREOF
EP2014319A1 (en) 2007-07-09 2009-01-14 Astra Tech AB A bone tissue implant comprising strontium ions
EP2014259A1 (en) 2007-07-09 2009-01-14 Astra Tech AB A bone tissue implant comprising lithium ions
CN101797400A (zh) * 2010-04-12 2010-08-11 李扬德 一种含有ha纳米粉多孔可降解镁合金骨支架材料
DE102012001260B4 (de) * 2012-01-23 2015-04-02 Dot Gmbh Antibakterielle und osteoinduktive Implantatbeschichtung
CN103933607B (zh) * 2014-04-17 2015-08-05 天津大学 Tc4钛合金表面有机锶涂层的制备方法
CN103938246A (zh) * 2014-04-25 2014-07-23 浙江大学 金属钛表面制备掺锶羟基磷灰石带脊棒状结构涂层的电化学法
CN104726921B (zh) * 2015-02-15 2017-05-31 周建宏 二氧化钛/含锶氟羟基磷灰石生物活性纳米复合涂层及其制备方法和应用
CN106637121B (zh) * 2016-10-19 2019-04-12 中国科学院上海硅酸盐研究所慈溪生物材料表面工程中心 一种医用钛基金属材料及其制造方法
CN110559477A (zh) * 2018-11-01 2019-12-13 赵全明 一种医用钛合金表面含锰羟基磷灰石/二氧化钛生物陶瓷涂层及其制备方法
PL3777904T3 (pl) * 2019-08-16 2022-08-22 Universität Heidelberg Osteotropowy substytut kości
CN113073303B (zh) * 2021-03-26 2021-11-16 南京工程学院 一种生物医用纯镁表面功能结构化离子注入改性层及其制备方法和应用

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3433210C1 (de) * 1984-09-10 1986-06-05 Hans Dr.med. Dr.med.dent. 8000 München Scheicher Mittel zur Fuellung von Knochen- und Zahndefekten,zum Knochenaufbau,fuer Knochenkontaktschichten und fuer Knochen- und Zahnwurzelersatz und Verwendung von Carbonatapatit fuer diesen Zweck
US4800884A (en) * 1986-03-07 1989-01-31 Richards Medical Company Magnetic induction hearing aid
US4718905A (en) * 1986-08-13 1988-01-12 Freeman Jerre M Haptic element using ion beam implantation for an intraocular lens
US5188670A (en) * 1990-04-05 1993-02-23 Norian Corporation Apparatus for hydroxyapatite coatings of substrates
US5211833A (en) * 1991-07-24 1993-05-18 Queen's University At Kingston Method for coating implants and surgical devices made of titanium and titanium alloys
AU4910797A (en) * 1996-10-18 1998-05-15 Colorado Bio-Medical Venture Center Coated ophthalmic and implantable devices and methods for producing same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078749A (ja) * 2009-09-10 2011-04-21 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute 人工骨部材

Also Published As

Publication number Publication date
EP1071483B1 (en) 2002-03-13
GB9808189D0 (en) 1998-06-17
EP1071483A1 (en) 2001-01-31
DE69901023D1 (de) 2002-04-18
ATE214293T1 (de) 2002-03-15
AU3614099A (en) 1999-11-08
DK1071483T3 (da) 2002-07-01
WO1999053971A1 (en) 1999-10-28
ES2174603T3 (es) 2002-11-01
DE69901023T2 (de) 2002-11-14
AU757889B2 (en) 2003-03-13
PT1071483E (pt) 2002-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bose et al. Hydroxyapatite coatings for metallic implants
Geesink et al. Bonding of bone to apatite-coated implants
Ong et al. Evaluation of titanium plasma-sprayed and plasma-sprayed hydroxyapatite implants in vivo
US7186267B2 (en) Porous and/or polycrystalline silicon orthopaedic implant
EP0696923B1 (en) A method of treating endo-osteal materials
Barrere et al. Osteointegration of biomimetic apatite coating applied onto dense and porous metal implants in femurs of goats
Frenkel et al. Osseointegration on metallic implant surfaces: effects of microgeometry and growth factor treatment
Hayakawa et al. Effect of surface roughness and calcium phosphate coating on the implant/bone response
Bobyn et al. Zoledronic acid causes enhancement of bone growth into porous implants
Popkov et al. Bioactivity and osteointegration of hydroxyapatite-coated stainless steel and titanium wires used for intramedullary osteosynthesis
AU2001274217A1 (en) A porous and/or polycrystalline silicon orthopaedic implant
JP2002512090A (ja) 骨インプラント
Shafaghi et al. A review of materials for managing bone loss in revision total knee arthroplasty
Sumner et al. Effects of radiation on fixation of non-cemented porous-coated implants in a canine model.
Dallari et al. Effects of pulsed electromagnetic stimulation on patients undergoing hip revision prostheses: A randomized prospective double‐blind study
Chanchareonsook et al. Mandibular reconstruction with a bioactive-coated cementless Ti6Al4V modular endoprosthesis in Macaca fascicularis
Jinno et al. Effects of calcium ion implantation on osseointegration of surface-blasted titanium alloy femoral implants in a canine total hip arthroplasty model
AU2002218093A1 (en) Connective tissue substitutes, method of preparation and uses thereof
Ghorbel et al. Assessment of the addition of fluorapatite–alumina coating for a durable adhesion of the interface prosthesis/bone cells: implementation in vivo
Irianov et al. The osteoplastic effectiveness of the implants made of mesh titanium nickelide constructs
Guzzardella et al. Laser technology in orthopedics: preliminary study on low power laser therapy to improve the bone-biomaterial interface
Piattelli et al. Bone-hydroxyapatite interface in retrieved hydroxyapatite-coated titanium implants: A clinical and histologic report
JP5176096B2 (ja) カーボンナノチューブを含む骨親和剤とそれを用いた材料及び製剤
Intisar et al. Biomedical applications of inorganic biomaterials
Keränen et al. Bioactive glass microspheres as osteopromotive inlays in macrotextured surfaces of Ti and CoCr alloy bone implants: Trapezoidal surface grooves without inlay most efficient in resisting torsional forces

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704