JP2002509528A - N−アルキルアンモニウムアセトニトリル化合物の調製方法 - Google Patents

N−アルキルアンモニウムアセトニトリル化合物の調製方法

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Abstract

(57)【要約】 式Iの構造を有する化合物の調製方法であって、A、R1、R2、R3、YおよびZは開示において定めらたものである。この方法には、8〜14のpH範囲でヘテロ環アミンをモノアルデヒドまたはジアルデヒドと反応させ、その後、そうして反応されたヘテロ環アミンを約2以上のpHでアルキル化剤により第四化することが含まれる。pH制御の使用は、好ましくないプロトン付加された中間体の生成を実質的に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】 N−アルキルアンモニウムアセトニトリル化合物の調製方法 発明の分野 本発明は、一般に、漂白および洗浄などの用途において有用なN−アルキルア ンモニウムアセトニトリル化合物に関し、詳しくは、こうした化合物の調製方法 に関する。 この用途は、本願と同一出願人の発明者、アルボガスト(Arbogast) らによる発明の名称が「N−アルキルアンモニウムアセトニトリル漂白活性化剤 」である1995年6月7日出願の出願番号08/475,292の一部継続出 願である。 発明の背景 ペルオキシ化合物は有効な漂白剤であり、モノ−またはジ−ペルオキシ酸化合 物を含む組成物は、工業的洗濯業務または家庭内洗濯作業のために有用である。 例えば、発明者、エドワーズ(Edwards)らに対して1976年12月7 日に発行された米国特許第3,996,152号は、ジペルアゼライン酸および ジペルイソフタル酸などの過酸素化合物を含む漂白組成物を開示している。 ペルオキシ酸(「過酸」としても知られている)は、一般に、硫酸の存在下で カルボン酸と過酸化水素との反応によって調製されてきた。例えば、発明者、マ リナウスキー(Marynowski)らに対して1982年6月29日に発行 された米国特許第4,337,213号は、高い固形物産出高を達成することが できるジペルオキシ酸を製造する方法を開示している。 しかし、ペルオキシ酸化合物を含有する粒状漂白製品は、ペルオキシ酸の分解 のために貯蔵中に漂白活性を失いがちである。ペルオキシ酸の相対的不安定性は 、ペルオキシ酸から成る組成物またはペルオキシ酸を含む組成物に対する貯蔵安 定性の問題を提起しうる。ペルオキシ酸組成物の漂白活性の低下の問題に対する 1つのアプローチは、過酸化水素の活性化剤または活性酸素源を含めることであ った。 発明者、ジエール(Diehr)に対して1981年8月11日に発行された 米国特許第4,283,301号は、過硼酸ナトリウム一水和物または過硼酸ナ トリウム四水和物などの過酸素漂白化合物とイソプロペニルヘキサノエートおよ びヘキサノイルマロン酸ジエチルエステルなどの活性化剤化合物とを含む漂白組 成物を開示している。 活性化剤のその他の例には、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、 ノナノイロキシベンゼン−スル ホン酸塩(NOBS)およびノナノイルグリコレートフェノールスルホン酸塩( NOGPS)が挙げられる。NOBSおよびTAEDは、例えば、チュング(C hung)らによる米国特許第4,417,934号に開示されており、NOG PSは、例えば、フォング(Fong)らによる米国特許第4,778,618 号に開示されており、それらの開示を本願に引用して援用する。 従って、フォング(Fong)らに対して1988年10月18日に発行され た米国特許第4,778,618号は、以下の一般構造を有する過酸前駆体を含 む新規の漂白組成物を提供している。 式中、RはC1 〜20直鎖または分岐アルキル、アルキルエトキシ化シクロアル キル、アリール、置換アリールであり、R'およびR''は独立にH、C1 〜20アル キル、アリール、C1 〜20アルキルアリール、置換アリール、およびN+α 3で あり、ここでRαはC1 〜30アルキルである。また、式中、Lはペルオキシド陰 イオンによって過酸素漂白溶液中で置換されることが可能な脱離基である。発明 者、ローランド(Rowland)らに対して1993年1月26日に発行され た米国特許第5,182,045号および1995年2月21日に発行された米 国特 許第5,391,812号は似ているが、フォング(Fong)らのモノグリコ ール酸塩前駆体のポリグリコール酸塩、すなわち、活性化剤である。 発明者、アオヤギ(Aoyagi)らに対して1990年4月10日に発行さ れた米国特許第4,915,863号は、ニトリル成分を有する過酸前駆体であ るといわれる化合物を開示している。発明者、オークス(Oakes)らに対し て1993年8月17日に発行された米国特許第5,236,616号は、ニト リル成分を有する陽イオン性ペルオキシ酸前駆体であるといわれる化合物を開示 している。これらのニトリル含有活性化剤は、フォング(Fong)らの脱離基 などの脱離基を含まずに、第四アンモニウム基を代わりに含んでおり、この第四 アンモニウム基はニトリルを活性化すると示唆され、過酸化水素の存在下での反 応または過加水分解があり次第、漂白化学種としてペルオキシイミド酸を生成す るといわれる。アオヤギ(Aoyagi)らの活性化剤は、布地の黄変を引き起 こしがちな芳香族環を含んでいる。 1996年3月7日に公表されたドイツ特許出願P4431212.1は、安 定な水溶液の形をとった第四化グリシノニトリルの製造を記載している。 優れた漂白をもたらすと共に液状または固形組成物のために処方できる新しい 過酸素活性化剤は、洗濯、家庭用漂白および洗浄などの用途に対していつまでも 好まし い。 発明の要約 本発明の1つの側面において、ニトリルは、式Iの構造を有する実質的に固形 の形態で提供される。 式中、AはN1原子の他に5つの原子によって形成される飽和環であり、5つ の飽和環原子は、4つの炭素原子および1つのヘテロ原子である。式Iの構造の N1原子に結合された置換基R1は、(a)C1 〜24アルキルまたはアルコキシが C2 〜4であるアルコキシ化アルキル、(b)C4 〜24シクロアルキル、(C)C7 〜24 アルクアリール、(d)アルコキシ単位がC2 〜4である繰り返しまたは非繰 り返しアルコキシまたはアルコキシ化アルコール、もしくは(e)−CR23C ≡N(式中、R2およびR3はそれぞれH、C1 〜24アルキル、シクロアルキル、 またはアルクアリール、もしくはアルコキシ単位がC2 〜4である繰り返しまたは 非繰り返しアルコキシルまたはアルコキシ化アルコールである)のいずれかを含 む。 式Iの化合物は、第四窒素原子(N1)を有し、それ自身と関連されるべき少 なくとも1つの対イオン(Y)の存在を必要とし、それを「Y-」として式Iに 示したが、 理解されるように、それは一価または多価であることが可能である。Yは対イオ ン、すなわち、塩化物、臭化物、硝酸塩、アルキル硫酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩 、トシレートおよびメシレートなどの有機および無機陰イオンを含む。メチル硫 酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、トシレートおよびそれらの混合成分は特に好ましい 。Zは0〜10の範囲である。これらの化合物または塩は、粒状漂白・洗浄組成 物に対して特に好適である。 式Iの構造を有するニトリルは、活性酸素源を含む組成物として処方される時 に特に有用であり、これらの組成物は、アルカリ溶液中で優れた漂白をもたらす 。 好ましい実施形態は、N1で置換された低級アルキル、例えば、N−メチルモ ルホリニウムアセトニトリル、N−エチルモルホリニウムアセトニトリル、N− ブチルモルホリニウムアセトニトリルを含み、それを式IIによって説明する(「 n」は、好ましくは0〜24であり、「Y」は上述の対イオンの1種である)。 特に好ましい実施形態は、N−メチルモルホリニウムアセトニトリル塩であっ て、式IIの「n」が0のものである。式1または式IIの化合物を調製するための 好まし い方法において、プロセス中間体の分解を実質的に避けることにより、好ましく ない遊離シアン化水素の量を好ましくは分析検出限界より少なく低下させる。本 方法の好ましい実施形態において、式IIの構造を有する化合物は、水性媒体中で モルホリンと、モノアルデヒドまたはジアルデヒドおよびシアン化水素またはア ルカリ金属シアン化物とを反応させ(ステップA)、その後アルキル化剤と反応 させる(ステップB)ことによりシアン化水素を実質的に含まずに調製される。 この場合、ステップAは8〜14のpH範囲で行われ、ステップBは約2以上の pHで行われる。最も好ましくは、ステップBは約3以上のpHで行われる。 これらのニトリルを含む組成物は、例えば、漂白添加剤、洗剤、洗剤増強剤、 漂白洗剤、漂白剤、漂白助剤、汚染除去剤などの洗濯製品、汚染除去剤、洗浄前 ・浸漬前洗濯助剤などの染み処理製品において有用である。洗浄の改善、汚染除 去、染み抜き、白化、処理物品の増白は、こうした組成物から得られる利点とし て挙げられる。 好ましい実施形態の詳細な説明 発明の名称が「N−アルキルアンモニウムアセトニトリル漂白活性化剤」であ る1995年6月7日出願の出願番号08/475,291は、好ましい実施形 態がN−メチルアンモニウムアセトニトリルメチル硫酸塩であり、本出願が関係 する典型的に第四化されたニトリルを 記載している。本発明には幾つかの側面がある。 1つの側面は、実質的に減少した吸湿性(無定形のN−メチルアンモニウムア セトニトリルメチル硫酸塩、すなわち、MMAMSに対して)をもたらす特定の 対イオンを有する新規の第四化ニトリルが提供されることである。もう1つの側 面は、適する特定の材料で保持され、被覆され、もしくは混合されることにより 粒状物として新規のニトリルが提供されることである。これらの粒状物は、無定 形のMMAMSに対する改善された安定性および/または低下した吸湿性を有す る。本発明のなおもう1つの側面は、好ましくない副生物の量を減少させるため に新規の第四化ニトリルを製造する改善された方法に関するものである。 これらのすべての発明の側面は、式Iによって一般に示される構造を有する特 定の新規のニトリルを共通要素として有する。式Iの化合物のN1原子は、式I において「A」によって示された飽和環の一部である。 1が一部であるこの飽和環は複数の原子を有する。式Iにおいて環「A」に よって示された飽和環は、好ましくは、N1の他に飽和環の中に少なくとも1つ のヘテロ 原子を有する。更に好ましくは、環は酸素原子、硫黄原子、もしくは1つまたは 2つの追加の窒素原子を含む。 式Iに示した飽和環における少なくとも1つの窒素(N1)は、N−アセトニ トリルで置換され且つ第四化もされている。理論によって拘束されないと、第四 窒素の電子求引性は、飽和ヘテロ環式環の一部であることにより高められること が可能であり、酸化体の親水特性を改善するために機能することも可能である。 置換基R1は式Iの構造のN1原子に結合され、更に、ニトリル成分(−CR2 3C≡N)はN1原子に結合される。式中、R2およびR3はそれぞれH、C1 〜2 4 アルキル、シクロアルキル、アルクアリール、もしくはアルコキシ単位がC2 4 である繰り返しまたは非繰り返しアルコキシルまたはアルコシキ化アルコール である。R1置換基は、C1 〜24アルキル、アルコキシ単位がC2 〜4であるアルコ キシ化アルキル、C4 〜24シクロアルキル、C7 〜24アルクアリール、アルコキシ 単位がC2 〜4である繰り返しまたは非繰り返しアルコキシまたはアルコシキ化ア ルコールであることが可能であり、こうした基の例は、例えば、である。 式中、j=1〜24である。R1置換基はもう1つの− CR23C≡Nであることも可能であり、再びR2およびR3はそれぞれH、C1 〜24 アルキル、シクロアルキル、アルクアリール、もしくはアルコキシ単位がC2 〜4 である繰り返しまたは非繰り返しアルコキシルまたはアルコシキ化アルコー ルである。こうした基の例は、 である。 式中、jは1=24である。 式Iの環構成Aを形成する特に好ましい飽和環は、N1原子を含め6つの原子 を含むが、環構成を形成する原子の数は3〜9の範囲であることが可能である。 2つのヘテロ原子が式Iの環構成Aに対して存在する場合、三員環は希である。 しかし、単独のヘテロ原子としてN1のみが存在しうる以下に示した式IIIの環構 成Bの場合、三員環は相当にありそうに思われる。 既に記載した通り、N1が一部である特に好ましい飽和環は、N1の他に5つの 原子を有する。少なくとも1つのヘテロ原子は、N1の他に飽和環の中にある。 好ましくは、環のヘテロ原子は酸素原子または硫黄原子であり、最も好ましくは 、ヘテロ原子は酸素である。 特に好ましい活性化剤の実施形態は、式IIによって示される(式中、「Y」お よび「Z」は以後に説明し、「n」 は0〜24である)。 式IおよびIIのニトリルの誘導体には、活性酸素源の存在下でニトリルから生 成されると考えられるペルオキシイミド中間体が含まれる。そうして生成される ペルオキシイミド誘導体は、一般に、本発明のニトリルが過酸化水素源と相互作 用する時、且つ反応性ニトリル成分がペルオキシイミド酸を生成する場合、イン シトゥーで生成される短寿命中間体であろう。しかし、こうしたペルオキシイミ ド誘導体は、当該技術分野で公知の合成の類推によって、インシトゥーで調製す ることも可能である。 対イオン 新規のニトリル化合物は、通常、第四化されているので、少なくとも1つの対 イオン(「Y」と表す)を含む。適する対イオンは一価または多価であると共に 、トシレート、低級アルキルトシレート(例えば、メチルトシレートおよびエチ ルトシレート)およびメシレートを含む。更に、1995年6月7日出願の前述 した同時係属出願の出願番号08/475,292において、N−アルキルアン モニウムアセトニトリル化合物は、一般に、塩化物、臭化物、硝酸塩およびアル キル硫酸塩などの多様な 対イオンを含むとして開示されており、この場合、好ましい実施形態はN−メチ ルアンモニウムアセトニトリルメチル硫酸塩であると記載されている。 本発明の粒状物側面を選定する時、こうした多様な対イオンは、対イオンとし てのメチル硫酸塩を含め、どの対イオンを望むことができるかを選択する際に常 に利用可能である。これは、粒状物の実施形態の大部分がニトリルの安定性(例 えば、貯蔵中の湿度に対する)を保護しているからある。しかしながら、新規の ニトリル化合物は、多くの用途に対して適すると共に、吸湿に対して安定化され た化合物をもたらすために、粒状物の形態をとる必要はない。 本願における1つの特に好ましい実施形態は、対イオンが硫酸塩、硫酸水素塩 またはそれらの混合物のいずれかのものある。こうした硫酸塩または硫酸水素塩 の塩(もしくはそれらの混合物)は、加熱され、酸性化されたN−メチルモルホリ ニウムアセトニトリルメチル硫酸塩、すなわちMMAMS(硫酸水素塩または硫 酸塩へ転化する前の対イオンはメチル硫酸塩であるもの)から製造することがで きる。これらの2つの特に好ましい塩を式IIIAおよびIIIBによって説明する。 第3の特に好ましい塩、N−メチルモルホリニウムアセトニトリルトシレート( 「MMATS」)を式IIICによって説明する。 MMABS、MMASおよびMMATSの実施形態は、実質的に固形の組成物 がMMAMSに対して低下した吸湿性を有することを望む場合に特に有用である 。MMA BS、MMASおよびMMATSの実施形態も粒状物の形態をとることができる が、その必要はなく、また結晶または無定形の形態で使用可能である。 硫酸塩および硫酸水素塩の対イオンは溶液中で互いに平衡状態にあり、主化学 種は溶液のpHに依存する。pH2より上では硫酸塩の基が主たるものである一 方で、pH2より下では硫酸水素塩の形態が主たるものである。従って、必要な 特定の形態は溶液のpHの制御によって得ることができるが、中間のpHでは混 合物を得る。 しかし、特に好ましい実施形態は、ニトリル塩が結晶化硫酸水素塩である粒状 物が形成され、その結晶が再溶解され、その溶液(従って、不純物が除去された )が粒状化されるものである。 ニトリルの含水率 新規のニトリルは、無水塩(本質的に水を含まない)または不連続の水和の水 量を有する安定な水和物のいずれかとして存在することが可能である。従って、 式IおよびIIにおいて、Zは0〜10、好ましくは0〜6、最も好ましくは0〜 1の範囲にある。この「Z」は、水和の平均モル数と見ることができる。整数の 水和のモル数を有する式Iの化合物と式IIの化合物との混合物がありうるので、 Zに対する実際の値は整数値にならない可能性がある。新規のニトリルの結晶ま たは無定形の形態を粒状化した形態に転化する時、Zに対する値は減少す る可能性がある。 ニトリルの物理的形状 式IおよびIIのニトリルの無定形の形態は、溶液からの急速な蒸発または沈殿 によって得ることができる(噴霧乾燥およびカラム乾燥など)。あるいは、結晶 塩は、結晶化または慎重な蒸発によって得ることができ、この結晶の形態は無定 形の形態よりも吸湿性が低い傾向がある。結晶塩のこの低い吸湿性は、理論に拘 束されずに、大量の水の浸透を防ぐ結晶内の分子の密充填および同じ固形物の無 定形の形態と比べた結晶固形物の総表面積の減少に起因すると考えられる。粒状 物の実施形態は、結晶化された形態または無定形の形態のいずれかをとったニト リルから調製することもできる。 製造方法の驚くべき利点 ニトリルの調製は、好ましくない遊離シアン化水素に分解しうる中間体(式II の化合物の調整においてモルフォリンを使用する時、プロトン付加されたモルフ ォリン反応中間体であると考えられる)を生成しうるので、遊離シアン化水素が 実質的に検出可能でないニトリルの製造方法が極めて望ましい。本発明方法の実 施技術は、遊離シアン化水素に対する値を約5ppm未満から0(この場合、0 は分析検出限界を下回ることを示す)に低下させるのに成功している。 漂白および洗浄組成物 本発明の漂白および洗浄組成物は、活性酸素源と共に活性化剤としての式Iの ニトリル塩を含む。 本発明の組成物のための過酸化物または活性酸素源は、過炭酸塩、過硼酸塩、 過珪酸塩のアルカリ土類金属塩、および過酸化水素付加体、ならびに過酸化水素 から選択することができる。過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウム一水和物およ び四水和物、ならびに過酸化水素は最も好ましい。一過硫酸塩および一過燐酸塩 、またはそれらの同等の水性形態、ドイツ、ビーエーエスエフ社(BASF A G)の製品で業界においてカロー酸(Caro’s acid)またはカローエ ート(Caroate)として知られている一過硫酸などの他の過酸素源は可能 でありうる。 過酸化物の活性化剤に対する範囲は、好ましくは過酸化物の活性化剤に対する モル比として決定される。従って、過酸化物の各活性化剤に対する範囲は、約0 .1:1〜100:1、更に好ましくは約1:1〜10:1、最も好ましくは約 2:1〜8:1のモル比である。この過酸活性化剤/過酸化物組成物は、一般的 な洗濯用途のための水性媒質中で、約0.5〜100ppmのA.O.、更に好 ましくは約1〜50ppmの過酸A.O.(活性酸素)、最も好ましくは1〜2 0ppmの過酸A.O.を生成させることが望ましい。硬質表面の洗浄を目的と する配合物は、より一般的に、約0.5〜1,000ppmのA.O.、更に好 ましくは約1〜500ppmの過酸A.O.、最も好ましくは約1〜200pp mの過酸A.O.を生成させる過酸活性化剤/過酸化物を有する。 本発明の組成物は、一般の洗濯物の汚染に対して優れた漂白(洗浄および汚染 除去)の利点を提供することが分かった。 粒状物の実施形態および分配機構 実質的に固形の塩活性化剤は、結晶または無定形の形態で直接的に、例えば、 固形洗浄漂白剤中の固形マトリックスに配合することにより使用することができ る。以後に詳しく説明する通り、硫酸水素塩または硫酸塩の形態をとった新規の ニトリルの調製は、一般に、もう1つの対イオン(例えば、メチル硫酸塩)から の転化による。その転化は完全または部分的であってよい。従って、式Iまたは IIの塩組成物は、式Iの化合物に関連するが、対イオンが式Iの化合物とは異な る約1重量%から約99重量%のもう1つの化合物を含むことができる。硫酸水 素塩または硫酸塩への転化率は、こうした塩組成物の吸湿性の低下量に直接的に 関係する。 硫酸水素塩にまたは硫酸塩に転化されたか否かを問わず、新規のニトリル塩の 乾燥した粒状化配合物への配合は、幾つかの異なった実施形態を通して達成する ことが できる。粒状化配合物は、例えば出荷コストの削減などの液状配合物に比べた幾 つかの利点を有する。その他の利点は、湿度、アルカリ度(例えば、炭酸塩)お よび早期活性化に対するニトリル活性化剤の向上した安定性、および染料損傷の 可能性の低下である。 一般に、粒状化前の前駆体組成物は噴霧可能な粘度であり、すなわち、溶融体 、懸濁液または溶液の形態をとっている。粒状化のための1つの適する方法は、 流動床または回転ドラム凝集機の中で実施することができ、この凝集機は、本願 に引用して援用する発明の名称が「着色しみが減少した凝集着色斑点」である1 995年11月8日出願の米国出願番号08/554,672によって記載され ているものである。 粒状物の実施形態において、ニトリル塩は、不活性且つ多孔性の材料などの固 形微粒子で保持され、被覆され、または混合されることが可能である。これらの 粒状物は、水溶液中での溶解を遅らせるのに十分な被膜を更に有することができ る。例えば、こうした適切な被覆材には、界面活性剤、ワックス、ポリマーまた はそれらの溶融体、およびシリカならびに珪酸塩などのダスティング剤または流 動剤が挙げられる。これらの被覆材は、ニトリル含有コアを封入することができ る。 粒状物は、好ましくは約3nm〜約2mmの平均粒子サイズを有する。例えば 、本発明の活性化剤は、シリカ ゲル、珪酸、珪酸塩、酸化アルミニウム、カオリン、珪酸アルミニウムなどの固 形または粒状化担体上、もしくはクレー、ゼオライト:、デンプンおよびイオン 交換材料を含む有機ポリマーなどの混合物またはその他の担体上に分散すること ができる。担体に対して有用なその他の固形物には、炭酸塩、炭酸水素塩、三二 炭酸塩、燐酸塩、塩化物、硫酸塩、硫酸水素塩および硼酸塩のアルカリ金属塩お よびアルカリ土類金属塩が挙げられる。 担体材料の大きい内部表面積は、こうした粒状物の実施形態に対して好ましい 。総表面積は、好ましくは10〜500m2/g、特に100〜460m2/gま たは特に250〜450m2/gの範囲にある。 大部分の従来タイプの化学的に不活性且つ多孔性の材料は、担体材料として使 用できるが、珪酸、珪酸塩、沈降シリカ、酸化アルミニウム、多種多様なクレー または珪酸アルミニウムまたはそれらの混合物は好ましい。 シリカゲル(シリカゲル、珪酸ゲル)は、固体硬度に対する弾性のコロイド状 且つ組織状または未組織状の珪酸であり、緻密細孔構造は開放しており、高吸着 能力を有する。シリカゲル表面は、通常、酸性の特性を示す。シリカゲルは通常 、鉱酸との反応により水ガラスから製造される。沈降シリカは、凝集剤の作用の もとで水性媒体からシリカ粒子を凝集することにより得られる粉末である。 珪酸の中で、発熱珪酸、すなわち通常SiCl4の火炎加水分解により調製さ れる高分散「発熱性」SiO2 によって得られる珪酸の他に特に有利に使用することができる。本発明の実施形 態の特に好ましい形態において、100nmまたは30mm、特に100μm〜 1.5mmの平均(凝集物)粒子サイズおよび95〜100重量%、好ましくは9 8〜100重量%のSiO2含有率を有する珪酸が利用される。更に、シペルネ ート(SIPER することができる。 酸化アルミニウムは、例えば、粘土質土壌の形態をとってまたはコランダムと して自然に存在する。この点で、酸化アルミニウムはα−変性で存在する。工業 的には、a−Al23は、バイエル法(the Bayer Process) を用いてボーキサイトから得られる。高い比表面積を有する適する「活性種」酸 化アルミニウムは、アルミニウム塩溶液からの沈降手順によって、またはα−水 酸化アルミニウムの焼成によって吸着材の形態で調製される。 クレーは、アルミニウム、鉄、マグネシウム、カルシウム、カリウムおよびナ トリウムの自然に存在する結晶および無定形の水和珪酸塩である。これらのクレ ーは、 かなりの量の酸化アルミニウムおよびシリカも含有する。有用なクレーには、カ オリン、蛇紋石、タルク、葉蝋石、アタパルジャイト、海泡石、モンモリロナイ トおよびボーキサイトクレーが挙げられる。これらのクレーは、使用前に様々な プロセスを経ることができる。例えば、クレーは空気浮動、水洗浄、焼成、離層 、酸活性化、または分散剤で処理されることが可能である。 珪酸アルミニウム担体粒子を形成するための好ましい方法は、上述した出願番 号08/554,672によって開示されており、この特許による方法は、色素 またはその他の着色剤用の担体の形成のために使用することもできる。珪酸アル ミニウムは、AL23およびSiO2の比率が異なる化合物である。AlがSi の代わりに結晶格子中の格子位置を占める珪酸アルミニウム鉱物は、アルミノシ リケート(例えば、多種多様なウルトラマリン、ゼオライトおよび長石)である 。沈降させたばかりの珪酸アルミニウムは、微細分散されていると共に、大きな 表面積および高い吸着能力を有する。洗剤ビルダーとして一般に用いられる合成 ゼオライトは、有用なアルミノシリケートとして挙げられる。 本発明よる固形組成物中のニトリル塩と担体材料との比率は、固形組成物の製 造方法および担体の特性ならびに最終末端用途に応じて一定の範囲内で異なるこ とが可能である。好ましい比率は、担体5〜90重量部に対し てニトリル10〜95重量部であり、特に担体10〜70重量部に対してニトリ ル10〜70重量部である。担体10〜50重量部に対して式Iの50〜90重 量部の比率が特に好ましく、この場合、活性種式Iの濃度を最大にすることが望 ましい。担体10〜90重量部に対して式Iの50〜10重量部の比率が特に好 ましく、この場合、活性種式Iを分散させることが望ましく、例えば、局所的漂 白を減少させることが望ましい。表示した重量部は無水固形物に基づく。例えば 、本発明の粒状物は、好ましくは約0.5〜50重量部の量になるように1種の 界面活性剤または界面活性剤の混合物を含むことができる。 分配機構の界面活性剤 前述した通り、本発明の組成物は、多くの場合、好ましくは、種々の量の界面 活性剤を含有し、この界面活性剤は、該組成物を利用する時に洗浄活性化剤とし て作用すると共に、可溶性の乏しい材料を液層に分散させるのを補助するように 作用することもできる。 活性化剤および活性酸素組成物が化合または混合された界面活性剤には、シェ ルケミカルカンパニー(Shell Chemical Company)によ って商標名ネオドール(Neodol)で販売されているものなどの直鎖エトキ シ化アルコールが含まれる。その他の適する非イオン界面活性剤には、6〜16 炭素原子の平 均鎖長およびアルコールのモル当たり平均約2から20モルの酸化エチレンを有 する他の直鎖エトキシ化アルコール、および6から16炭素原子の平均鎖長およ びアルコールのモル当たり平均約0から10モルの酸化エチレンと平均約1から 10モルの酸化プロピレンを有する直鎖および分岐の第一および第二エトキシ化 プロポキシ化アルコール、ならびに8から16炭素原子の平均鎖長およびアルコ ールのモル当たり平均約1.5から30モルの酸化エチレンを有する直鎖および 分岐アルキルフェノキシ(ポリエトキシ)アルコールであって、別名、エトキシ 化アルキルフェノールとして知られているもの、およびそれらの混合物が挙げら れる。 適する更なる非イオン界面活性剤には、ポリオキシエチレンカルボン酸エステ ル、脂肪酸グリセロールエステル、脂肪酸およびエトキシ化脂肪酸アルカノール アミド、酸化プロピレンおよび酸化エチレンの特定ブロックコポリマー、ならび にプロポキシ化エチレンジアミンを有する酸化プロピレンおよび酸化エチレンの ブロックコポリマーが挙げられる。酸化アミン、酸化ホスフィン、スルホキシド およびそれらのエトキシ化誘導体のような半極性非イオン界面活性剤も挙げられ る。 陰イオン界面活性剤も適する。こうした陰イオン界面活性剤の例には、アンモ ニウム、置換アンモニウム(例えば、モノ−、ジ−およびトリエタノールアンモ ニウム)、 C6〜C20脂肪酸およびロジン酸のアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、 直鎖および分岐アルキルベンゼンスルン酸塩、アルキルエトキシ化エーテル硫酸 塩、アルキルエトキシ化またはプロポキシ化エーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、 アルキルエーテル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルファオレフィンスルホン 酸塩、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩、脂肪族モノグリセリド硫酸塩、アルキ ルグリセリルエーテル硫酸塩、アシルサルコシネートならびにアシルN−メチル タウリドが挙げられる。 適する陽イオン界面活性剤は、一般に窒素原子に結合した基の1つがC12〜C18 アルキル基であると共に、他の3つの基がフェニル基などの不活性置換基を有 することができる短鎖アルキル基である第四アンモニウム化合物を含むことがで きる。 陰イオン水可溶化基、陽イオン基または疎水性有機基を含む適する両性および 両性イオン性界面活性剤には、アミノカルボン酸およびそれらの塩、アミノジカ ルボン酸およびそれらの塩、アルキル−ベタイン、アルキルアミノプロピルベタ イン、スルホベタイン、アルキルイミダゾリニウム誘導体、特定の第四アンモニ ウム化合物、特定の第四ホスホニウム化合物および特定の第三スルホニウム化合 物が挙げられる。 その他の共通的な洗浄添加剤は、漂白剤製品または洗浄漂白剤製品が必要な場 合に添加することができる。表1に式Iの塩を配合している乾燥漂白組成物の実 施形態を示した。 1発明のニトリル、好ましくはMMAMS、MMAS、MMABSまたはMMA TS2 例には、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼが挙げられるが、 それらに限定されない(単独または組合せで)。 酸源/アルカリ源 本発明の組成物は、活性酸素源と混ぜられた時、好ましくは、アルカリ性pH で漂白のために最善に作用するが、酸性pH、特に0〜5のpH、更に好ましく は0〜2、最も好ましくは0〜1のpHで最善に貯蔵安定化される。従って、本 発明の組成物は、好ましくは、「酸吸収源」としてのプロトン源を含む。これは 、例えば、後続のあらゆる造粒処理(混合または乾燥)の前にニトリルを含有す る液体に対して最終固形物重量の好ましくは約0〜50重量%のレベルで酸を添 加することにより達成することができる。好ましい酸には、クエン酸、硫酸、 コハク酸、塩酸、亜硫酸、アリールスルホン酸およびアルキルアリールスルホン 酸、ならびにポリアクリル酸、マレイン酸、硝酸およびスルファミド酸が挙げら れる。硫酸および亜硫酸は最も好ましい。 組成物が使用のために準備が整った時、粒状物が水性洗濯装置内に溶解または 分散される時、最も効果的な漂白のために約8より高いpH、更に好ましくは約 8.5〜約10.5の範囲のpHに維持するために十分な量のアルカリ緩衝液を 存在させることが特に有利である。他方、硬質表面洗浄剤として用いられる場合 、別の、好ましくは液状組成物中にアルカリ緩衝液を共に調合することが有用で ある場合がある。これらのアルカリ緩衝液には、水酸化アルカリ金属(ナトリウ ム、リチウム、カリウム)、水酸化アンモニウム、アルカリ金属およびアンモニ ウム炭酸塩、アルカリ金属およびアンモニウムカルバミド酸塩、アルカリ金属お よびアンモニウムポリアクリル酸塩、アルカリ金属およびアンモニウムコハク酸 塩、アルカリ金属およびアンモニウムマレイン酸塩、および上述したものなどの 弱有機酸の追加の共役塩基が挙げられるが、それらに限定されない。更に、エタ ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ヒドロキシアミン 、メチルアミン、ジメチルアミンおよびテトラメチルアミンなどの有機塩基は制 限なく含まれる。 その他の機能的/美的添加剤 その他の添加剤(洗浄および洗濯用途において有用な)は、本発明の組成物に 任意に含めることができる。染料には、アントラキノンおよび類似のブルー染料 が含まれる。色素も用いることができ、UMBを含有する洗浄漂白剤と共に洗浄 される布地に付着させることによりブルーイング効果を奏することができる。モ ナストラル(Monastral)色素も含めることが可能である。スチルベン 、スチレンおよびスチリルナフタレンブライトナー(蛍光白化剤)などのブライ トナーまたは白色体質顔料を用いることができる。美的目的のために用いられる 芳香剤は、ノルダ(Norda)、インターナショナルフレーバーズ・アンド・ フラグランシーズ(International Flavors and Fr agrances)およびギバドン(Givaudon)から市販されている。 安定剤には、硫酸マグネシウムなどの水和塩および硼酸が挙げられる。 本願における組成物の一部において、添加剤には、キレート化剤または金属イ オン封鎖剤、好ましくは、燐酸塩を含まない金属イオン封鎖剤、最も好ましくは 、アミノポリホスホネートが含まれる(そして特に好ましい)。これらのキレー ト化剤は、最適な性能を達成するために塩活性化剤および活性酸素源の溶液安定 性を維持するのを補助する。このように、キレート化剤は、活性酸素源 およびインシトゥー生成されたペルオキシイミド酸の触媒作用による分解を引き 起こす重金属イオンをキレート化させるために作用する。但し、これはキレート 化剤作用の非拘束的理論であり、限定するものではない。 キレート化剤は、重金属イオンをキレート化するのに効果的な公知の多くの薬 剤から選択される。キレート化剤は、耐加水分解性および耐酸化剤急速酸化性で あることが望ましい。好ましくは、キレート化剤は、約1〜9の解離定数(pK a)を有し、その結果、低pHで分解して金属陽イオンに対する結合を高めるこ とを示すことが望ましい。(任意)のキレート化剤の許容可能な量は、洗浄液中 において0〜1,000、更に好ましくは、5〜500)最も好ましくは10〜 100ppmのキレート化剤の範囲である。 最も好ましいキレート化剤は、アミノポリホスホネートであり、これはモンサ ント社(Monsanto Company)から商標ディクエスト(Dequ est)で市販されている。その例は、ディクエスト2000、2041および 2060である(本願に引用し援用するボッシュ(Bossu)による米国特許 第4,473,507号、12欄、63行から13欄、22行も参照すること) 。ディクエスト2010などのポリホスホネートも用いるのに適する。 エチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびニトリロ三酢酸(NTA)などの その他の好ましい燐酸塩を含まないキレート化剤も用いるのに適する。なおさら にその他の新しい好ましいキレート化剤は、ダブリュ・アール・グレース(W. R.Grace)からのHampshire 1,3PDTAおよびチバガイギ ー(Ciba−Geigy A.G.)からのChel DTPA 100#Fな どの新しいポリピレンジアミン四酢酸塩である。前述のものの混合物は適する可 能性がある。 その他の好ましい添加剤は酵素である(但し、酵素安定化剤を含めることも好 ましい可能性がある)。プロテアーゼは、特に好ましい種類の酵素である。それ らは、好ましくは、アルカリ性プロテアーゼから選択される。用語「アルカリ性 」は、酵素の活性が最適であるpHを指す。アルカリ性プロテアーゼは多様な供 給源から入手でき、一般に種々の微生物(例えば、枯草菌)から産出される。ア ルカリ性プロテアーゼの典型的な例には、インターナショナル・バイオシンセテ ィックス(International BioSynthetics)からのM axataseおよびMaxacal、ならびにノボ・インダストリ(Novo Industri A/S)からすべて入手できるAlcalase、Savin aseおよびEsperaseが挙げられる。本願に引用して援用するスタニス ロースキー(Stanislow ski)らによる米国特許第4,511,490号を参照すること。更なる適す る酵素は、炭水化物加水分解酵素であるアミラーゼである。アミラーゼとプロテ アーゼとの混合物を含めることも好ましい。適するアミラーゼには、ソシエテ・ ラピダーゼ(Societe Rapidase)からのRapidase、マ イルズ・ラボラトリー(Miles Laboratory)からのMilez ymeおよびインターナショナル・バイオシンセティックス(Internat ional BioSynthetics)からのMaxamylが挙げられる。 なおさらにその他の適する酵素はセルラーゼ類であり、それらは、タイ(Ta i)による米国特許第4,479,881号、ムラタ(Murata)らによる 米国特許第4,443,355号、バルベスガード(Barbesgaad)ら による米国特許第4,435,307号、オーヤ(Ohya)らによる米国特許 第3,983,082号に記載されたものであり、これらの特許を本願に引用し て援用する。 なおその他の適する酵素はリパーゼ類であり、それらは、シルバー(Silv er)による米国特許第3,950,277号およびトム(Thom)らによる 米国特許第4,707,291号に記載されたものであり、これらの特許を本願 に引用して援用する。 加水分解酵素は、組成物の約0.01〜5重量%、更に好ましくは約0.01 〜3重量%、最も好ましくは約0.1〜2重量%の量で存在することが望ましい 。前述の加水分解酵素のいずれかの混合物、特にプロテアーゼ−アミラーゼ配合 物は望ましい。 カルボキシメチルセルロースなどの再付着防止剤は潜在的に望ましい。適切な 陰イオン系界面活性剤などの起泡増進剤は、本願において含めるのに適切なこと がある。ある種の界面活性剤使用から生じる過剰の起泡の場合、アルキル化ポリ シロキサン、例えば、ジメチルポリシロキサンなどの発泡防止剤も望ましいであ ろう。 好ましい粒状物のサイズ、比重および形状 粒状物の粒子サイズは、約100μm〜約1200μm、更に好ましくは15 0〜850μmの範囲であることが可能である。粒状物の比重は、通常、約0. 5g/c3〜約1.0g/c3、更に好ましくは0.65g/c3〜約0.80g /c3の範囲である。球状、ハート型、月型、星型、クローバ型、円筒断面およ び立方断面を含む多様な粒状物の形状を用いることができる。 用途 本発明の組成物は、漂白添加剤、洗剤、洗剤増強剤、漂白洗剤、漂白剤、漂白 助剤、汚染除去などの洗濯製品としてまたは洗濯製品において有用である。洗浄 の改善、汚染除去、染み抜き、白化、処理物品の増白は、本発明 の組成物から得られる利点として挙げられる。 その他の製品用途には、硬質表面洗浄剤などの、使用前に湿らされるべきまた は水中に溶解されるべき家庭用洗浄製品が含まれる。表面洗浄剤の例は、タイル クリーナー、グラウトクリーナー、浴室(床、トイレおよびカウンター)クリー ナーおよびキッチン(床、シンクおよびカウンター)クリーナーである。更に、 漂白剤入り皿洗い機洗剤または漂白剤洗浄パッドおよび洗濯パッドなどのキッチ ン製品が考慮されている。汚染除去および染み抜きの改善、食物、錆、汚れ、黴 、糸状菌および表面上に見られるその他の一般の汚染を除去するための処理表面 の一般洗浄の改善は、こうした用途における本発明の組成物の使用から得られる 利点として挙げられる。 更に、水を処理するためにインシトゥーで発生される活性酸素の有効レベルが 有用である非家庭用製品用途は考慮されている。こうした用途の例は、プールお よび浴槽添加剤、ならびに屋外コンクリート、しっくい、サイジング、木材およ びプラスチック表面上の汚染を除去するためのクリーナーである。 ニトリルの調製 一般に、N−第四アセトニトリル化合物は、選択されたハロゲン化アルキルを 用い、メンシュツキン(Menschutkin)、Z.PYSIK.CHEM .5、589(1890)、Z.PYSIK.CHEM.6、 41(1890)、アブラハム(Abraham)、Progr.Phys.O rg.Chem.、11、1(1974)、アルネット(Arnett、J.A m.Chem.Soc.、102、5892(1980)、ドイツ出願DE05 44 312 212によって記載されている公知の合成アプローチを用いるこ とによりN−アセトニトリル前駆体から容易に調製することができる。 式Iの構造を有する化合物は、3〜9の広い範囲の複数の原子によって形成さ れる飽和環を有する。但し、好ましくはN1原子を含め6原子を含む。これらの 化合物の調製は、形成された環を既に有する化合物で最も都合よく出発する。例 えば、以後に記載した本発明のニトリルの多くの調整は、モルホリン(例えば、 式IIの構造参照)で始まる。三員環の例は、アジリジン、例えば、N−メチルア セトニトリルアジリジニウムであり、四員環の例として、アゼチジン、例えば、 N−エチル−アセトニトリルアゼチジンがあり、5員環の例として、ピロリジン 、例えば、N−ブチルアセトニトリルピロリジニウム、6員環の例として、モル ホリンに加えて、ピペリジン、例えば、N−メチルアセトニトリルピペリジニウ ム、7員環の例として、ホモピペリジニウム、8員環の例として、トロパン、例 えば、N−メチルアセトニトリル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンおよ び9員環の例として、オクタヒドロインドール、例えば、N−メチ ルアセトニトリルオクタヒドロインドリニウムがある。 更に詳しくは、調製の好ましい方法において、適するアミンは、水性媒体中で モノアルデヒドまたはジアルデヒドおよびHCNまたはアルカリ金属シアン化物 と反応され(ステップA)、引き続いてアルキル化剤で第四化される(ステップ B)。ステップAにおいて、反応は、好ましくは、8〜14のpH範囲にあり、 pH値はステップBにおいて2以上に維持される。 従って、ステップAとして、次の式を有するアミンは、 水性媒体中でモノアルデヒドまたはジアルデヒド、R6−CHOまたはOHC− R5−CHO(式中、R5は化学結合またはC1〜C6アルキレンブリッジもしく はオキシエチレンブリッジであり、R6はHまたはC1〜C20アルキルを表す )と反応され、そしてシアン化水素またはアルカリ金属シアン化物と反応される 。ステップBは、ステップAからの中間生成物を単離せずに水性媒体中でアルキ ル化剤、R1−Xにより第四化することである。好ましいアルキル化剤は、硫酸 ジメチル、硫酸ジエチル、ハロゲン化メチル、ハロゲン化エチル、炭酸ジメチル 、炭酸ジエチル、メチルトシレート、エチルトシレート、メチルメシレート、エ チルメシレートまたはハロ ゲン化ベンジルである。 ステップAにおいて、シアノヒドリン、例えば、ホルムアルデヒドシアノヒド リンは、用いられるアルデヒドとシアン化水素からの副生物として生成しうる。 これらのシアノヒドリンは、ステップBにおけるアルキル化剤と更に反応しない ため、最終生成物においてシアノヒドリンのアルデヒドとシアン化水素への元に 戻る分解が可能である。 本発明における手順を用いなければ、ステップBは、通常、添加されたアルキ ル化剤の加水分解の結果として、反応時間の増加につれて反応混合物のpH値が アルカリまたは中性領域から強い酸領域に移って行くように進行する。まだ第四 化されていないグリシノニトリルのアミン窒素原子のプロトン付加は、アルキル 化と競争して、特定のpH値から始まって起こるため、アルキル化剤の添加の終 わりにグリシノニトリルの後続の反応は起きない。最終生成物中で第四化されて いないグリシノニトリルは、好ましくないシアン化水素源になりうる。 ステップAは、9〜13、特に10〜12のpH範囲を利用する場合、特に良 好な結果をもたらす。このpH範囲において、生成されるシアノヒドリンは、ア ルデヒドおよびシアン化水素と平衡で存在するため、再生成された付加体は、ア ミンと完全に反応してグリシノニトリルを生成することができる。 用いられるシアン化水素またはアルカリ金属シアン化物の量に基づいて、約2 〜20モル%、特に約3〜10モル%またはすべての中で最も特に約4〜7モル %になる過剰のアミンを用いる場合もまた、シアン化水素および最終生成物中で シアン化水素を遊離する副成分のずっと大幅な抑制を達成する。 ステップBは、pH値が2.5未満、特にpH3未満に低下しなければ、特に 良好な結果をもたらす。ステップBの第四化のための最適pH範囲は、2.5〜 5または特に3〜4である。 ステップAで用いられるアミンの量に基づいて10〜40モル%または特に1 5〜25モル%になる過剰のアルキル化剤を利用する場合もまた、シアン化水素 および最終生成物中でシアン化水素を遊離する副成分の更にずっと大幅な抑制を 達成する。 一旦第四化された形態をとってニトリルが調製されれば、好ましい硫酸水素塩 または硫酸塩形態の生成は、好ましくは、酸性水溶液中でアルキル硫酸塩形態を 加熱することによる。例えば、適する高温は、約40℃〜約150℃、更に好ま しくは約70℃〜約110℃である。酸性水溶液は、約−1〜6、更に好ましく は約0〜3の範囲のpHを有することが可能であり、加熱は約1〜50時間であ る。 本発明の諸側面を以下の実施例によってこれから説明する。これらの実施例は 本発明を説明すると共に、本発明を限定しないことを意図している。 実施例1 反応容器に527.2g(6.05モル)のモルホリンを導入し、10℃に冷 却した。その後一時間以内に、600g(6.0モル)のホルムアルデヒド(30重 量%)を計量して入れた。161.6g(5.94モル)のシアン化水素(99 .25重量%)の添加は、ホルムアルデヒドの添加の開始から半時間後に開始し た。添加の時間は1時間であった。添加の間に、温度35℃に上がるにまかせ、 攪拌を35℃で、それから1時間行った。30℃への冷却をその後行い、927 .8g(7.35モル)の硫酸ジメチル(DMS)を30℃において2時間以内 に添加した。DMSの添加の間に、pH値は8から始まって酸性領域に低下した 。pH3.5において、水性苛性ソーダ(25重量%)のpH調節添加を対抗制 御して、残りの添加時間および30℃における3時間の引き続くポスト反応中に pHを3.5において一定に維持した。その後、その混合物を50℃に加熱し、 pH値をこれに関連して低下するにまかせた。50℃で1時間後、過剰のDMS は完全に分解された。pHはその時1であった。 分析結果: HCN 0ppm ホルムアルデヒドシアノヒドリン 74ppm モルホリノアセトニトリル 55ppm (モル比HCN:CH2O:モルホリン=1:1.01:1.02;モル比モル ホリン:硫酸ジメチル=1:1.21) 実施例2 反応容器に527.2g(6.05モル)のモルホリンを導入し、10℃に冷 却した。6.6gの水性苛性ソーダ(20重量%)を添加してpH値を上げた。 その後一時間以内に、600g(6.0モル)のホルムアルデヒド(30重量% )を計量して入れた。161.6g(5.94モル)のシアン化水素(99.2 5重量%)の添加は、ホルムアルデヒドの添加の開始から半時間後に開始した。 添加の時間は1時間であった。添加の間に、温度35℃に上がるにまかせ、攪拌 を35℃で、それから1時間行った。pH値は合成のこの部分の終わりに11. 4に達した。その後、硫酸でpHを8〜8.2に調節した。30℃への冷却をそ の後行い、932.4g(7.4モル)の硫酸ジメチル(DMS)を30℃にお いて2時間以内に添加した。DMSの添加の間に、pH値は8から始まって酸性 領域に低下した。pH3.5において、水性苛性ソーダ(25重量%)のpH調 節添加を対抗制 御して、残りの添加時間および30℃における3時間の引き続くポスト反応中に pHを3.5において一定に維持した。その後、その混合物を50℃に加熱し、 pH値をこれに関連して低下するにまかせた。50℃で1時間後、過剰のDMS は完全に分解された。pHはその時1であった。 分析結果: HCN 0ppm ホルムアルデヒドシアノヒドリン 10ppm モルホリノアセトニトリル 20ppm (モル比HCN:CH2O:モルホリン=1:1.01:1.02;モル比モル ホリン:硫酸ジメチル=1:1.22) 実施例3 反応容器に537.2g(6.17モル)のモルホリンを導入し、10℃に冷 却した。6.7gの水性苛性ソーダ(20重量%)を添加してpH値を上げた。 その後一時間以内に、600g(6.0モル)のホルムアルデヒド(30重量% )を計量して入れた。161.6g(5.94モル)のシアン化水素(99.2 5重量%)の添加は、ホルムアルデヒドの添加の開始から半時間後に開始した。 添加の時間は1時間であった。添加の間に、温度35℃に上がるにまかせ、攪拌 を35℃で、それから1時間行った。pH値は合成のこの部分の終わりに11. 8に達した。その後、硫酸でpHを8〜8.2に調節した。30℃への冷却をそ の後行い、940g(7.46モル)の硫酸ジメチル(DMS)を30℃におい て2時間以内に添加した。DMSの添加の間に、pH値は8から始まって酸性領 域に低下した。pH3.5において、水性苛性ソーダ(25重量%)のpH調節 添加を対抗制御して、残りの添加時間および30℃における3時間の引き続くポ スト反応中にpHを3.5において一定に維持した。苛性ソーダの添加はよく混 ぜて行った(800回転/分)の攪拌条件)。その後、その混合物を50℃に加 熱し、pH値をこれに関連して低下するにまかせた。50℃で1時間後、過剰の DMSは完全に分解された。pHはその時1であった。 分析結果: HCN 0ppm ホルムアルデヒドシアノヒドリン 0ppm モルホリノアセトニトリル 20ppm N−メチルモルホリニウムアセトニトリルメチル硫酸塩 58.0重量% N−メチルモルホリニウムアセトアミドメチル硫酸塩3.0重量% (モル比HCN:CH2O:モルホリン=1:1.01:1.04;モル比モル ホリン:硫酸ジメチル=1:1.21) 実施例4は、本発明のもう1つの側面を説明するもので、それはMMABSの 調製などの実質的に固形の硫酸水素塩の調製である。 実施例4 実施例1〜3のいずれかのメチル硫酸塩液を0.1〜1のpHに酸性化し、引 き続いて90〜110℃の温度において3〜5時間ベント付容器中で若干の真空 (700〜1000mbar)下において得られた液を加熱した。 得られた硫酸水素塩転化液は、その後結晶化し、結晶ニトリル塩の回収のため に精製することができ、無定形塩を生成するために支持体/担体上で直接乾燥で きるか、もしくは結晶化後に再溶解し、その後粒状物の形態に調製することがで きる。結晶化または沈殿を促進するための1つの好ましいアプローチは、結晶生 成のための成長場所として機能する「種結晶」の添加を経由することが可能であ る。この種結晶は、沈降シリカまたはヒュームドシリカもしくは硫酸水素塩結晶 塩自体のサンプルに限定されないが、それらであることが可能である。もう1つ の好ましいアプローチは、ある期間にわたって冷却することによって結晶溶解性 を低下させることにより塩溶液が沈殿することを可能にすることである。 実施例5 96kgのMMAMS液(48.5%活性種)を20℃において6.7kgの 硫酸(50%)で酸性化し、その後4時間半110℃に加熱した。その後溶液を 18時間にわたって30℃に冷却した。得られたスラリーをその後水で洗浄し、 濾過した。その結果として硫酸水素塩結晶(61.7kg)を生じた。 粒状物の形態でニトリル塩を調製したい場合、こうしたことは、好ましくは約 5〜40重量%の出発微粒子重量のレベルでの流動床、凝集、噴霧被覆または溶 融混合アプローチなどの当該技術分野で知られた種々の方法の利用によることが 可能である。これらの粒状物は、固形微粒子上にニトリル塩を保持されることが 可能であり、ニトリル塩を固形微粒子によって被覆されるか、または固形微粒子 で混合されることが可能である。 被覆条件は、好ましくは、被覆中の温度が約50℃未満である一方で、被覆材 料が塩表面上に溶融体としてまたは分散液として噴霧されることにより、塩コア を被覆または封入する条件である。実施例6は、異なった形態の塩コアおよび多 様な好ましい被覆材料を示している。期待される被覆材料には、被膜形成ポリマ ー、脂肪酸、石鹸、および融点を有するその他の固形界面活性剤が挙げられる。 実施例6 特に好ましい被覆材料は、PLURIOL E 6000およびLUWAXVで ある。(PLURONICは、ポリ(オキシエチレン−co−オキシプロピレン )ブロックコポリマーのシリーズに対する商標である。 実施例7 攪拌プロセスを用いる固形MMAMS/珪酸/界面活性剤組成物の調製 約450m2/gの全表面積および約8mmの平均粒子サイズを有する高度に 分散された珪酸(デグッサ社(Degussa)からのSIPERNAT(商標)5 0 S)3.4kgおよびその他に、25モルのエチレンオキシ ドと反応された獣脂ベースの脂肪族アルコール(ビーエーエスエフ社(BASF )からのLutensol(商標))2.3kgを、N−メチルモルホリニウム アセトニトリルメチル硫酸塩(MMAMS)の70重量%水溶液24.3kg中 に攪拌して入れた。流動可能な固形物(残留含水率<1重量%)が形成されるま で、約10mbarおよび約80℃の壁温のパドル型真空乾燥機中で気化させる ことにより液体混合物を濃縮した。冷却後、20kgの固形組成物を取り出した 。従来の突固め機によって粉末を圧縮してフレークを形成させ、その後、フレー クを従来の篩粉砕器の中で破砕し篩って、400〜1200mm平均サイズの使 用可能な部分を形成した。 実施例8 噴霧法による固形MMAMS/珪酸/界面活性剤組成物の製造 実施例7に記載された高度に分散された珪酸31.6kg上に24.3kgの 70重量%MMAMS溶液を噴霧した。流動可能な微細固形物(残留含水率<1 重量%)が形成されるまで、約10mbarおよび約80℃の壁温のパドル型真 空乾燥機中でもろい混合物を乾燥した。その後、実施例7において指定された2 .3kgの界面活性剤の溶融体を有する混合物の中で生成物を凝集させた。40 0〜1200mmの使用可能な部分を形成する最終処理を実施例7と同様に行っ た。 実施例9 MMAMSの吸湿特性または事情に応じて流動特性に及ぼす担体物質および界面 活性剤の影響 MMAMSの吸湿特性または事情に応じて流動特性に及ぼす副物質の影響を確 認するために、パドル型乾燥機の中で3種の異なったサンプルを調製し、その後 、室温および76%の相対大気湿度においてデシケータ中で保存した。 サンプル1:2100g MMAMS(固形物) サンプル2:3100g MMAMS(固形物) 400g SIPERNAT 50S サンプル3:3100g MMAMS(固形物) 400g SIPERNAT 50S 233g Lutensol AT 25 すべてのサンプルは、実施例7と同様に70重量%水性MMAMS溶液から調 製し、凝縮液が生成しなくなるまで、5リットルの体積を有するパドル型真空乾 燥機の中で80℃および10mbarにおいて乾燥した。 実施例8および9の場合、それぞれ0.74重量%または0.45重量%の含 水率を有する、乾燥後に流動可能な粉末型固形物を得た。副物質のないMMAM S(サンプル1)は、0.63重量%の含水率を有するワックス様のもろい固形 物となった。 これらの固形物は、その後、同じ平均粒子サイズに粉砕し、デシケーターの中 に貯蔵した。結果を以下の表2 に示した。 固形MMAMSは高濃度で得られ、指定された副物質の添加の結果としてだけ で、76%の相対大気湿度で長期間にわたって貯蔵において安定であることが明 らかに分かる。実施例10 貯蔵安定性および染料損傷特性に及ぼす担体材料の影響 種々の担体上にMMAMSのサンプルを作成し、それを漂白組成物の中に入れ て、貯蔵安定性または染料損傷におけるあらゆる利点を判定した。 貯蔵安定性 MMA硫酸メチルは、ゼオライトまたはクレーなどの 活性支持体上でより大きな貯蔵安定性を有する。HLAS(アルキルベンゼンス ルホン酸)などの酸吸収源の存在も安定性を高める。 5gの過硼酸ナトリウム一水和物を含有する38.5gの炭酸ナトリウムにM MA硫酸メチル水溶液(3.6g、45重量%)を添加し、固形物を乾燥した。 先ずMMA硫酸メチルを6部のゼオライト4A(ピーキュー社(PQ CORP .)からのValfour 100)に添加し、その後、炭酸ナトリウム/過硼 酸ナトリウムに添加することと、これとを比較した。MMA硫酸メチルは、6部 のクレー(オイル・ドライ社(Oil−Dry Corp.)とも混合でき、その後 、炭酸ナトリウム/過硼酸ナトリウム混合物に添加することができた。MMA硫 酸塩は、2部の同じクレーとも混合できた。 表3における以下の結果は、驚くべきことに、MMA硫酸メチルが本発明の支 持体内に配合された時に高められた安定性を示している。 染料損傷試験 5%の塩基(炭酸ナトリウム/過硼酸ナトリウム混合物)に相当する量のMM AMSを診断布地(ファストオレンジRD、直接ブラウン5Rおよびラピッドエ ッジャーレッドLDで染色されたブラウン100%コットン)上に置いた。MM AMSを塩基で覆い、その後、10mlの脱イオン水をかけた。10分後に布地 をリンスし、放置して乾燥した。染料損傷は、0〜10スケールで目視評価した 。0は目視できる損傷がないことを表す。安定性試験のために上で作成したのと 同じサンプルを用いた。結果は、酸性共薬剤の有無を問わずMMAMSを不活性 支持体に添加する利点を再び示している。 ニトリル基質 染料損傷 水性MMA硫酸メチル 10 MMAMS/ゼオライト=1/6 3 MAMMS/HLAS/ゼオライト=1/2/6 1 MMAMS/クレー1/6 1 本発明を好ましい特定の実施形態と共に上で記載してきたが、記載と実施例は 説明することを意図しており、添付した請求の範囲によって定められる本発明の 範囲を限定するものではないことは理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,CA,C N,ID,JP,KR,MX,PL,RU,SG,TR ,UA (72)発明者 デリネ、ジェームス・イー アメリカ合衆国カリフォルニア州94550、 リバーモア、マックグレゴー・コモン3857 (72)発明者 フォランド、ラファイェッテ・ディ アメリカ合衆国カリフォルニア州94568、 ダブリン、ブローミングトン・ウェイ 11784 (72)発明者 クロッター、ケヴィン・エイ アメリカ合衆国カリフォルニア州94550、 リバーモア、カメオ・コート1349 (72)発明者 ミュラー、ヨセフ ドイツ、ディ―67229 グロスカルルバッ ク、リースリングシュトラッセ (72)発明者 ミュラー、ミカエル ドイツ、ディ―6847 ビブリス、ネリー― ザクス―ヴェグ9 (72)発明者 ミュンディンガー、クラウス ドイツ、ディ―67117 リンバルゲルホフ、 シラーシュトラッセ28 (72)発明者 フィリップ、マーティン・エイ アメリカ合衆国カリフォルニア州94588、 プレザントン、ダンスミュア・サークル 3641 (72)発明者 ルランド、アルフレッド ドイツ、ディ―69198 シュリエシェイム、 アーエム・ヴァイゼンナッカー3 (72)発明者 シャファー、ヴォルフガング ドイツ、ディ―67273 ヴェイゼンハイ ム・アーエム、ベルグ、イン・デル・オ2 (72)発明者 シュルマン、グレゴル ドイツ、ディ―68723 シュヴェツジンゲ ン ケプラーシュトラッセ17 (72)発明者 ヴィダー、ルディ ドイツ、ディ―69181 ラインハイム イ ン・デル・テスク7 (72)発明者 ジイルスケ、アルフレッド・ジー アメリカ合衆国カリフォルニア州94566、 プレザントン、ヴィア・エスパダ2282

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式Iの構造を有する化合物の調製方法であって、 (式中、AはN1原子の他に複数の原子によって形成される飽和環であり、飽和 環原子は少なくとも1つの炭素原子とO、SおよびN原子の少なくとも1つとを 含み、式Iの構造のN1原子に結合された置換基R1は、(a)C1 〜24アルキル またはアルコキシがC2 〜4であるアルコキシ化アルキル、(b)C4 〜24シクロ アルキル、(c)C7 〜24アルクアリール、(d)アルコキシ単位がC2 〜4であ る繰り返しまたは非繰り返しアルコキシまたはアルコキシ化アルコール、もしく は(e)−CR23C≡N(式中、R2およびR3はそれぞれH、C1 〜24アルキ ル、シクロアルキル、またはアルクアリール、もしくはアルコキシ単位がC2 〜4 である繰り返しまたは非繰り返しアルコキシルまたはアルコキシ化アルコールで ある)のいずれかを含み、R2およびR1置換基はそれぞれH、C1 〜24アルキル 、シクロアルキルまたはアルクアリール、もしくはアルコキシ単位がC2 〜4であ る繰り返しまたは非繰り返しアルコキシルまたはアルコキシ化アルコールであり 、Yは対イオンである) ヘテロ環アミン を水性媒体中でモノアルデヒドまたはジアルデヒド、R6−CHOまたはOHC −R5−CHO(式中、R5は化学結合またはC1〜C6アルキレンブリッジであり 、R6はHまたはC1〜C20アルキルを表す)およびシアン化水素またはアルカリ 金属シアン化物と反応させるステップ(ステップA)と、 そうして反応されたヘテロ環アミンをアルキル化剤、R1−Xにより第四化する ステップ(ステップB)とを含み、ステップAは8〜14のpH範囲において行 われ、ステップBは約2以上のpHで行われる方法。 2. 式IのAは、N1原子の他に4つの炭素原子および1つの酸素原子によっ て形成される飽和環である、請求項1に記載の方法。 3. 8〜14のpH範囲でのステップAの実施は、シアン化水素またはアルカ リ金属シアン化物の量に基づいて約2〜約20モル%になる過剰のアミンを用い ることを含む、請求項1に記載の方法。 4. 約2以上のpHでのステップBの実施は、ヘテロ環アミンの量に基づいて 約10モル〜約40モルになる過剰のアルキル化剤を用いることを含む、請求項 1に記載の方法。 5. アルキル化剤は、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、ハロゲン化メチル、ハロ ゲン化エチル、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、メチルトシレート、エチルトシレ ート、メチルメシレート、エチルメシレートまたはハロゲン化ベンジルである、 請求項1から4のいずれかに記載の方法。 6. アルキル化剤は硫酸ジメチルである、請求項5に記載の方法。 7. 硫酸メチル対イオンを硫酸水素塩または硫酸塩に転化することを更に含む 、請求項6に記載の方法。 8. シアン化水素を実質的に含まない式IIの構造を有する化合物の調製方法で あって、 (式中、nは0〜24であり、Yは対イオンである) モルホリンを水性媒体中でモノアルデヒドまたはジアルデヒド、R6−CHOま たはOHC−R5−CHO(式中、R5は化学結合もしくはC1〜C6アルキレンブ リッジまたはオキシエチレンブリッジであり、R6はHまたはC1〜C20アルキル を表す)およびシアン化水素またはアルカリ金属シアン化物と反応させるステッ プ(ステップA)と、 そうして反応されたモルホリンをアルキル化剤、R1−X(式中、R1はC1〜C2 4 アルキルである)により第四化するステップ(ステップB)と を含み、ステップBはプロトン付加されたモルホリン反応中間体の生成を実質的 に防止するために効果的に制御されたpHで行われる方法。 9. pHは約2以上でステップBの間維持される、請求項8に記載の方法。 10. アルキル化剤は硫酸ジメチルである、請求項9に記載の方法。
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