JP2002509338A - イオン衝撃された黒鉛電子エミッタ - Google Patents
イオン衝撃された黒鉛電子エミッタInfo
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Abstract
Description
ミッタと、その製造方法と、それらをフラットパネルディスプレイの電界エミッ
タ陰極アセンブリに使用することを提供する。
ば真空電子デバイス、フラットパネルコンピュータおよびテレビジョンディスプ
レイ、放出ゲート増幅器およびクライストロン、また照明の際になど、様々な電
子的適用に使用することができる。
プコンピュータ、屋内および屋外での広告および情報の表示など、広く様々な適
用に使用される。フラットパネルディスプレイは、ほとんどのテレビジョンおよ
びデスクトップコンピュータに見られる深い陰極線管モニタとは対照的に、わず
か数インチの厚さである。フラットパネルディスプレイはラップトップコンピュ
ータにとって必需品であるが、その他の多くの適用に対しても、重量およびサイ
ズに関して利点をもたらす。現在、ラップトップコンピュータのフラットパネル
ディスプレイは、小電気信号の適用によって透明な状態から不透明な状態に切り
替えることができる液晶を使用している。これらのディスプレイは、ラップトッ
プコンピュータに適するサイズまたは広い温度範囲にわたる操作に適するサイズ
よりも大きいサイズに確実に製造することが困難である。
た。プラズマディスプレイは、帯電したガスの極めて小さい画素セルを使用して
画像を生成し、動作させるには比較的高い電力を必要とする。
によって放出された電子による衝撃で光を放出することができる発光体を使用す
る、陰極アセンブリを有するフラットパネルディスプレイが提案されてきた。こ
のようなディスプレイは、従来の陰極線管による視覚的表示装置の利点と、その
他のフラットパネルディスプレイが有する深さおよび重量に関する利点と、その
他のフラットパネルディスプレイよりも電力消費量が少ないという追加の利点を
もたらす可能性を有している。米国特許第4,857,799号および第5,0
15,912号は、タングステン、モリブデン、またはケイ素で構成されている
マイクロチップ陰極を使用した、マトリックスアドレスによるフラットパネルデ
ィスプレイを開示している。WO94−15352、WO94−15350、お
よびWO94−28571は、陰極が比較的平坦な放出面を有しているフラット
パネルディスプレイを開示している。
rnozatonskii他のChem.Phys.Letters 233,
63(1995)およびMat.Res.Soc.Symp.Proc.Vol
.359,99(1995)では、黒鉛を10-5〜10-6torrで電子蒸発さ
せることによって、様々な基板上に微小管カーボン構造の被膜を生成した。これ
らの被膜は、互いに隣り合って位置する一直線に並んだチューブ様炭素分子から
なる。2つのタイプのチューブ様分子、すなわちその構造が、直径10〜30n
mのフィラメントの束を形成する単層の黒鉛様細管を含むAチューブライトと、
円錐またはドーム様のキャップと共に直径10〜30nmの主に多層黒鉛様チュ
ーブを含むBチューブライトが形成される。これらの構造の表面からは相当の電
界電子放出があることが報告されており、それがナノ次元チップでの高濃度の電
界によるものだとしている。B.H.Fishbine他のMat.Res.S
oc.Symp.Proc.Vol.359,93(1995)は、ブッキーチ
ューブ(すなわちカーボン微小管)冷電界エミッタアレイ陰極の開発に向けられ
た実験および理論について論じている。
,1398(1983)は、イオン衝撃の下、基板表面上での円錐の形成を開示
している。その効果が様々な基板材料について報告され、これらは高エネルギー
で表面をスパッタリングすると同時に低エネルギーで付着させた不純物原子をそ
こに分散させることによって生じた。黒鉛基板がステンレス鋼のターゲットから
の不純物によってイオン衝撃を受けたとき、長さが50μmまでの炭素ウィスカ
が形成されることも開示している。
98(1983)は、加熱された黒鉛基板の比較的高い電流密度でのイオン衝撃
中に、ウィスカを形成することを開示している。このウィスカは、長さ2〜50
μm、直径0.05〜0.5μmであり、イオンビームに平行に成長することが
開示された。ウィスカの成長を妨げるため、同時に不純物を分散させることが報
告された。J.A.van Vechten他のJ.Crystal Grow
th 82,289(1987)は、イオンスパッタリング条件下での黒鉛表面
からのウィスカの成長について論じている。特徴として最小直径が約15nmの
ウィスカは、炭化水素の触媒熱分解によって成長した炭素繊維に見られるダイヤ
モンドまたはスクロール状黒鉛構造とは明らかに異なるようであることが注記さ
れている。直径が30nmから100nmの範囲のより大きいウィスカも、スパ
ッタリング系内で成長することが観察された。ウィスカは、直径が小さくなるほ
どその長さに沿った直径が一定になり、直径が大きくなるほどウィスカはわずか
にテーパ状になる。
d Filaments(Springer−Verlag,Berlin,1
988),pp.32〜34は、フィラメントをいくつかのタイプの六方晶炭素
表面上に成長させることができるが、ダイヤモンドまたはガラス状炭素上に成長
させることができないことを開示している。
1995)は、化学的気相成長法によってケイ素上に付着され、アルゴンイオン
によって粉砕されてダイヤモンドの円錐を形成し、次いで600℃でアニールさ
れたダイヤモンド膜からの電子放出が増大したことを開示している。これらの円
錐は、ダイヤモンドが分離した粒の形である場合に形成される。
2(1996)は、イオンスパッタリングによって、ホウ素がドープされた合成
ダイヤモンドとシリコンの両方にエッチングされた円錐からの、電界放出を開示
している。
1988)は、黒鉛粒子が樹脂層に懸濁された電界エミッタ複合体を開示してい
る。
れた導電粒子であって、無機電気絶縁材料の層内に埋め込まれ、その材料の層に
形成され、またはその層によって被覆された導電粒子とを含む電界放出材料を開
示しており、これにより、粒子と基板の間の絶縁材料の第1の厚さと、粒子と環
境の間の絶縁材料の第2の厚さが画定される。この電界放出材料は、基板上にプ
リントすることができる。
助放出(thermo-field assisted emission)の陰極源を製造し、維持し、発生さ
せるための方法および装置と、この陰極源のウィスカ成分を増大させる電界の再
生を開示している。開示されている唯一の炭素ウィスカは、カーボン微小管であ
る。陰極を形成するため、これらの微小管はこれを電界によって前進させること
により支持体と結合され、それによって、支持体を囲む軟質材料の外殻に微小管
が埋め込まれる。
および大型のともに高度に放出する電界放出電子エミッタを、容易におよび経済
的に生成する方法が必要である。本発明のその他の目的および利点は、以下に続
く図面および詳細な説明を参照することによって、当業者に明らかになるであろ
う。
基板におよび黒鉛粒子の一部に付着し、それによって黒鉛粒子が互いにおよび基
板に固着し、複合層の表面積の少なくとも50%が黒鉛粒子の一部からなる複合
層を形成する工程と、 (b)前記黒鉛粒子上にウィスカを形成するのに十分な時間、(a)で形成さ
れた層の表面に、アルゴン、ネオン、クリプトン、またはキセノンのイオンを含
むイオンビームで衝撃を与える工程とを含む。
い。
約80%であり、好ましくはその全体積の約50%から約80%である。
の製造方法も提供する。
オン電流密度が約0.1mA/cm2から約1.5mA/cm2であり、ビームエ
ネルギーが約0.5keVから約2.5keVであり、かつイオン衝撃期間が約
15分から約90分であることが好ましい。アルゴンおよび窒素を含むイオンビ
ームガス組成物がより好ましい。
鉛粒子およびガラスフリットを含むペーストを、基板上に所望のパターンでスク
リーン印刷する工程と、乾燥済みのパターン形成されたペーストを焼成する工程
とを具えることが好ましい。広く様々な適用、例えばより精細な解像度を必要と
する場合、好ましい方法は、光重合開始剤および光硬化性モノマーをさらに含む
ペーストをスクリーン印刷する工程と、乾燥済みのペーストを光パターン形成す
る工程と、パターン形成した乾燥済みのペーストを焼成する工程とを具える。
鉛、ガラスフリット、および導電性材料を含むペーストを、基板上に所望のパタ
ーンでスクリーン印刷する工程と、乾燥済みのパターン形成されたペーストを焼
成する工程とを具えることが好ましい。より広い様々な適用、例えばより精細な
解像度を必要とするものの場合、好ましい方法は、光重合開始剤および光硬化性
モノマーをさらに含むペーストをスクリーン印刷する工程と、乾燥済みのペース
トを光パターン形成する工程と、パターン形成した乾燥済みのペーストを焼成す
る工程とを具える。
を約450℃から約575℃の温度で、最も好ましくは約525℃で10分間焼
成する。複合体の焼成済みの層の厚さは、約5μmから約30μmが好ましい。
法に使用することができる、スクリーン印刷可能な、または被覆可能なペースト
も提供する。ペーストは、このペーストの全重量に対して約40重量%から約6
0重量%の固形分を含有する。固形分は、黒鉛粒子およびガラスフリット、また
は黒鉛、ガラスフリット、および導電性材料を含む。黒鉛粒子の体積パーセント
は固形分の全体積の約35%から約80%であり、好ましくはその全体積の約5
0%から約80%である。黒鉛粒子のサイズは約0.5μmから約10μmが好
ましい。
って、 (a)黒鉛粒子およびガラスフリットを含むペーストであって、黒鉛粒子の体
積パーセントが黒鉛粒子およびガラスフリットの全体積の約35%から約80%
であるペーストを、基板上に所望のパターンでスクリーン印刷する工程と、 (b)乾燥済みのパターン形成されたペーストを焼成してガラスフリットを軟
化させ、それを基板におよび黒鉛粒子の一部に付着させ、それによって黒鉛粒子
を互いにおよび基板に固着させて、表面積の少なくとも50%が黒鉛粒子の一部
からなる複合層を生成する工程と、を具える方法を提供する。
。
て、 (a)黒鉛粒子、ガラスフリット、光重合開始剤、および光硬化性モノマーを
含むペーストであって、黒鉛粒子の体積パーセントが黒鉛粒子およびガラスフリ
ットの全体積の約35%から約80%であるペーストを、基板上にスクリーン印
刷する工程と、 (b)乾燥済みのペーストを光パターン形成する工程と、 (c)パターン形成された乾燥済みのペーストを焼成してガラスフリットを軟
化させ、それを基板におよび黒鉛粒子の一部に付着させ、それによって黒鉛粒子
を互いにおよび基板に固着させて、表面積の少なくとも50%が黒鉛粒子の一部
からなる複合層を生成する工程と、を具える方法も提供する。
。
を含む複合層であり、および引き続き処理を行って電界放出電子エミッタを製造
することができる複合層を提供する。黒鉛およびガラスを含む複合層では、黒鉛
粒子の体積パーセントは黒鉛粒子およびガラスの全体積の約35%から約80%
であり、好ましくはその全体積の約50%から約80%である。
れらの電子エミッタおよびそれから作製された電界エミッタ陰極アセンブリは、
真空電子デバイス、フラットパネルコンピュータおよびテレビジョンディスプレ
イ、放出ゲート増幅器、クライストロン、および照明装置に有用である。パネル
ディスプレイは、平面状または曲面状にすることができる。
された電子エミッタを含む陰極アセンブリと、この陰極アセンブリから離れて配
置された陽極であって、陽極支持プレートの陰極に面する表面上にパターン形成
された光透過性の導電被膜の層を含む陽極と、陰極アセンブリの電子エミッタに
よって放出された電子の衝撃を受けると光を放出することができる発光体の層で
あって、陽極と陰極の間のパターン形成された光透過性の導電被膜の層に隣接し
て位置している発光体層と、陽極と陰極の間に位置しているゲート電極であって
、パターン形成された光透過性の導電被膜に実質上直交して配置された導電路の
構造を含み、各導電路が選択的に動作可能に電子源に接続されているゲート電極
と、陽極と電子エミッタの間に接続された電圧源とを含む。上述の三極管構造中
の単一のゲート電極の他に、追加の制御電極を使用することができ、それを使用
することによって、ゲート電極上の放出電圧をより低くすることが可能になり、
より高い加速電圧を供給することができる。これらの追加の電極は、電界パター
ンおよび放出を調整して、放出した電子を集束させる手段も提供する。
よびガラスを含む複合層を形成する工程を具える。ガラスは、基板、および黒鉛
粒子の一部に付着し、それによって、黒鉛粒子は互いにおよび基板に固着する。
複合層の表面積のできる限り多くの部分が黒鉛粒子の一部からなり、また複合層
の表面での黒鉛粒子の部分はガラスを含まないことが望ましい。本発明の方法は
、複合層の表面積の少なくとも50%が黒鉛粒子の部分からなる複合層を提供す
る。複合体は導電性材料をさらに含むことができ、その場合黒鉛および導電性材
料は、基板に、互いに、および黒鉛粒子に付着する。
晶黒鉛の粒子を意味する。
用することができるが、好ましい方法は、黒鉛粒子およびガラスフリットを含む
ペーストを基板上に所望のパターンでスクリーン印刷し、次いで乾燥済みのパタ
ーン形成されたペーストを焼成することである。より広い様々な適用、例えばよ
り精細な解像度を必要とするものの場合、好ましい方法は、光重合開始剤および
光硬化性モノマーをさらに含むペーストをスクリーン印刷し、乾燥済みのペース
トを光パターン形成し、パターン形成された乾燥済みのペーストを現像して焼成
することを含む。
とができる。シリコン、ガラス、金属、またはアルミナなどの耐火材が、基板と
しての役割をすることができる。非導電材料は、陰電極としての役割をするため
の、また電圧を印加して黒鉛粒子に電子を供給する手段を提供するための、導電
体の層を必要とする。
例えばガラスなどの非導電材料と導電体の層との組合せなどの複合層が形成され
る構造を意味する。このような導電層をもたらす好ましい技法は、銀または金の
導電体組成物をスクリーン印刷して焼成することにより、導電複合体を形成する
ことである。
、好ましい基板はガラスを含み、特にソーダ石灰ガラスが好まれる。
リット、有機媒体、溶剤、および界面活性剤を含有する。媒体および溶剤の役割
は、スクリーン印刷などの典型的なパターン形成プロセスを行うために適正な流
動性を備えた状態で、粒子成分、すなわち固形分をペースト中に懸濁させ分散さ
せることである。当業界で既知の、そのような数多くの媒体がある。使用するこ
とができる樹脂の例は、エチルセルロースなどのセルロース樹脂と、様々な分子
量のアルキド樹脂である。ブチルカルビトール、ブチルカルビトールアセテート
、ジブチルカルビトール、フタル酸ジブチル、およびテルピネオールが有用な溶
剤の例である。所望の粘度および揮発性要件を得るために、これらおよびその他
の溶剤を配合する。界面活性剤は、粒子の分散を改善するために使用することが
できる。オレイン酸やステアリン酸などの有機酸と、レシチンやGafac(登
録商標)ホスファートなどの有機ホスファートは、典型的な界面活性剤である。
基板および黒鉛粒子に付着させるため、焼成温度で十分に軟化するガラスフリッ
トが必要とされる。いくつかの実施例では鉛ガラスフリットを使用したが、ホウ
ケイ酸カルシウムやホウケイ酸亜鉛のような低軟化点のその他のガラスを使用す
ることができ、ビスマス−亜鉛−アルミノ−ホウケイ酸塩の使用がその他の実施
例で実証された。Pbを含まないガラスフリットの使用が好ましい。黒鉛粒子は
、寸法が少なくとも1μmであることが好ましい。より高い導電性を有する複合
層が望まれる場合、ペーストは、銀や金などの金属も含有する。ペーストは、典
型的には固形分をペーストの全重量に対して約40重量%から約60重量%含有
する。この固形分は、黒鉛粒子およびガラスフリット、または黒鉛粒子、ガラス
フリット、および金属を含む。黒鉛粒子の体積パーセントは、固形分の全体積の
約35%から約80%である。粘度と、印刷された材料の最終の厚さを調整する
ため、この組成物の変形例を使用することができる。
活性剤、および溶剤の混合物を混練することによって調製する。ペースト混合物
は、周知のスクリーン印刷技法を使用して、例えば165〜400メッシュのス
テンレス鋼スクリーンを使用することによって、スクリーン印刷することができ
る。ペーストは、所望のパターンの形、例えば離散した要素や、相互に接続した
領域、または連続的な被膜などの形で付着させる。スクリーン印刷されたペース
トは、典型的には約10分間、125℃で加熱することによって、焼成する前に
乾燥させる。基板がガラスを含むとき、乾燥済みのペーストを次いで約450℃
から約575℃の温度で、好ましくは約475℃から約525℃の温度で約10
分間焼成する。基板が耐えることができる場合には、より高い焼成温度を使用す
ることができる。約450℃から約500℃の温度で焼成したペーストでは、5
25℃で焼成したペーストよりもターンオン電圧が低く、また所与の放出電流で
の電圧がより低い電界放出電子エミッタになる。しかし、実施例で使用したガラ
スフリットの場合、525℃で焼成することによって生成された複合層は、より
低い温度で焼成されたものよりも基板に対して良好な付着性を示す。より低い温
度で軟化するガラスフリットをペースト中に使用して、450℃から500℃で
焼成されたペーストに一層良好な付着力を与え、またそれによって、これらのよ
り低い焼成温度で生成された複合体のより良好な放出特性を利用することができ
る。この焼成工程中に、有機材料は、黒鉛粒子およびガラスを含む複合層を残し
て揮発する。驚くべきことに黒鉛粒子は、その焼成中に目に見えるほどに酸化せ
ず、またその他の化学変化も物理変化も受けない。
重合開始剤と、例えば少なくとも1つの重合可能なエチレン基を有する少なくと
も1つの追加の重合可能なエチレン不飽和化合物を含む光硬化性モノマーとを含
有する。
の大部分を構成していることを示す。一般に、その表面積の80%以上が黒鉛粒
子の一部からなる。
厚さは、約5μmから約30μmが好ましい。
するために引き続き処理することができる。例えば複合層は、次に以下の条件下
でイオンビーム衝撃を受ける。アルゴン、ネオン、クリプトン、またはキセノン
のイオンビームを使用することができる。アルゴンイオンが好ましい。窒素や酸
素などの反応性ガスをアルゴンガスに添加して、ターンオン時の電圧、放出開始
時の電圧、および1mAの放出電流を生成するための電圧を下げることができる
。窒素と酸素のいずれの場合も、代わりに入れるのに好ましい量は約8%から約
15%が好ましく、すなわちイオン衝撃に使用されるガスの好ましい組成は、お
よそAr92%/N28%からおよそAr85%/N215%まで、およそAr9
2%/O28%からおよそAr85%/O215%までである。特に、Ar90%
/N210%と、Ar90%/O210%の組成が好ましい。すべてのガスのパー
セントは体積による。代わりに入れるガスのパーセンテージが同じ場合、放出に
必要とされる電圧を下げるには酸素よりも窒素が効果的である。酸素[O+]イ オンは、化学的により活性であり、COやCO2などの揮発種を生成する。この ためエッチングがより速くなるが、このプロセスではより微細なウィスカも消費
される。窒素[N+]イオンはそれほど反応性がなく、反応生成物は揮発性では ない。
から約5×10-4torr(6.7×10-2Pa)であり、好ましくは約1.0
×10-4torr(1.3×10-2Pa)から約2×10-4torr(2.7×
10-2Pa)である。イオンビーム衝撃は、イオン電流密度が約0.1mA/c
m2から約1.5mA/cm2、好ましくは約0.5mA/cm2から約1.2m A/cm2、ビームエネルギーが約0.5keVから約2.5keV、好ましく は約1.0keVから約1.5keVで行われる。約10分から90分以上の衝
撃時間を使用することができる。これらの条件下で黒鉛粒子表面上にウィスカお
よび円錐が形成され、これによって得られる生成物は、良好な電界放出電子エミ
ッタである。露出時間(exposure time)の範囲および最適な露出時間は、その他
の衝撃条件および複合層の厚さに依存する。衝撃は、黒鉛粒子上にウィスカおよ
び円錐が形成されるのに十分な時間でなければならないが、複合層の一部が基板
までエッチングされると放出特性が低下するので、それほど長く行う必要はない
。この事象を避けるため、しかしそれでも黒鉛粒子上にウィスカおよび円錐が形
成されるように十分な衝撃時間にするため、焼成した複合層の厚さは約7μmか
ら約30μmがより好ましく、焼成した複合層の厚さは約10μmから約30μ
mが最も好ましい。約60分よりも長い衝撃時間では、非常に厚い試料を必要と
する。好ましい厚さの複合層には約15分から約60分の衝撃時間が好ましく、
約40分から約50分の衝撃時間が特に好ましい。
材料である。例えば、複合層が連続的な被膜ではなく離散的な要素のパターンま
たは相互に接続された領域であるとき、基板の一部がイオンビームに曝されるこ
とになる。基板が、導電体の層と共にガラスなどの非導電性材料からなるとき、
ガラスおよび/または導電体の一部がイオンビームに曝されることになる。複合
層が連続的な層の形であるときでさえ、イオンビームに曝されることになる複合
層を囲む基板、例えばガラスおよび/または導電体の部分がある。その他の場合
、放出が著しく減少する領域によって分離された、良好な電子放出領域としての
役割を果たすことができる複合体の連続層の離散領域を提供するため、複合体の
連続層の一部がイオンビームに曝されないようにする必要がある。これらのすべ
ての場合で、通常ならばイオンビームに曝されることになる基板の任意の部分と
、イオンビームに曝されない複合層の任意の所望の部分をマスクすることが好ま
しい。このようなマスクの使用は、所望の電子材料を一貫して生成するために好
ましい。特に、黒鉛箔マスクが好ましい。
fmann Ion Source)が最も容易に入手可能である。
果として、その表面はもはや滑らかではなく、代わりにきめが感じられるように
なり、円錐で構成される。円錐の直径は、約0.1μmから約0.5μmの範囲
である。イオンビームエッチングが90°(すなわち表面に直角)以外の角度で
行われるとき、円錐が表面に直角にはならないように、円錐は入射イオンビーム
に向かう方向に発達する。黒鉛は、衝撃を受けた領域全体を均一にエッチングし
、すなわち、円錐の密度(単位面積当たりの円錐の数)および円錐の外観が均一
である。
小さい粒からなることを示している。円錐は、イオンビームエッチング後に残さ
れた当初の黒鉛表面の一部であると考えられる。
成される。ウィスカは、一般に円錐の先端に位置している。ウィスカの長さは、
2μmから20μm以上の距離に延びることができる。ウィスカの長さは、黒鉛
粒子の初期の寸法よりもさらに長くすることができる。ウィスカの直径は0.5
nmから50nmの範囲内である。ウィスカは、入射イオンビームに向けた方向
に生じる。ウィスカは柔軟であり、走査電子顕微鏡(SEM)測定中に動くこと
が観察された。
は、入射イオンビームと複合層の平面との間の角度と定義される。放出特性は、
入射角度が90°(すなわち平面に直角)から45°に変化することによって著
しく大きく変わらない。しかし、円錐およびウィスカは、一般に入射イオンビー
ムの方向に成長するので、この構造は入射角度によって受ける影響が非常に大き
い。典型的な三極管デバイスのエミッタとして使用する場合、円錐およびウィス
カは複合層の平面に垂直に形成されることから、入射角度は90°が好ましい。
urce,Model II)を使用して、試料表面で直径約2インチ(5cm
)のアルゴン、アルゴンおよび窒素、またはアルゴンおよび酸素のイオンビーム
を作り出した。これは、ベース圧力が1×10-8torr(1.3×10-6Pa
)のターボポンプシステムである。ベース圧力に達した後、安定した作動圧力1
×10-4torr(1.3×10-2Pa)が得られるまで、ニードル弁を通して
作動ガス、アルゴン、アルゴンおよび窒素、またはアルゴンおよび酸素をこのシ
ステム内に送り込む。イオン銃と表面との間の距離は、4〜5インチ(10〜1
2.5cm)である。
なることを示している。この材料は、イオンビームエッチングによって当初の黒
鉛粒子から除去され、次いで初めは典型的には円錐の先端に付着し、次いで成長
したウィスカの先端に付着した炭素と考えられる。あるいはウィスカは、円錐ま
たはウィスカの先端に散乱するイオンビームによって活性化された、炭素によっ
て形成することができる。炭素ウィスカは、構造がカーボン微小管とは異なって
いる。カーボン微小管は中空であり、炭素の黒鉛様シートの殻を含有する。炭素
ウィスカは中実であり、どの方向にも長いレンジの結晶秩序を示さない。
ての役割をし、他方が陰極としての役割をする2つの電極を具える平板型放出測
定ユニットを使用して、電界放出試験を行った。このユニットは、アーク放電を
最小限に抑えるために、全ての角および縁が丸められた1.5インチ×1.5イ
ンチ(3.8cm×3.8cm)の2つの正方形の銅板から構成された。各銅板
は、2.5インチ×2.5インチ(4.3cm×4.3cm)の別個のポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)ブロックに埋め込まれており、1つの1.5イ
ンチ×1.5インチ(3.8cm×3.8cm)銅板の表面は、このPTFEブ
ロックの前部上に露出させた。銅板との電気接触は、PTFEブロックの背部を
通って銅板内に延びる金属ねじによって行われ、それによって、銅板に電圧を印
加する手段と、銅板を所定位置にしっかり保持する手段が提供された。2つのP
TFEブロックは、2つの露出している銅板表面が互いに向き合うように位置決
めされており、またPTFEブロック間に配置されているが表面漏れ電流または
アーク放電が回避されるように銅板から距離が置かれたガラススペーサによって
固定された銅板間の距離に、位置を合わせるように位置決めされている。電極間
の分離距離は調整することができるが、一度選択したら、試料に関する所与の一
連の測定の間はその距離を固定した。典型的には0.5mmから約2mmの分離
を使用した。
所定位置に保持することができ、電気接触は、炭素塗料の小滴を試料の背部に付
着させ、それを乾燥させることによって行った。導電性被膜を有する絶縁基板の
場合、基板は、やはり電気接触をもたらすような導電性の銅のテープで2つの面
上に押さえ付けた。
電圧に応じて放出電流を測定した。板間の分離距離を測定した。
ズの全ての粒子の重量に等しいような粒度である。本明細書で報告するd50は、
Microtrak(登録商標)装置を使用して決定した。
方法は、ペースト中の固体粒子の分散および凝集の程度を評価するための、迅速
で視覚的な基準を提供する。使用したゲージは、平坦なチャネルが切り出された
鋼製のブロックからなり、その断面は、その深い端部での25μmからその別の
端部での0へと先細ったv形状にされている。チャネルのその深い端部に十分な
ペーストを置いてそれを充填し、ドクターブレードで浅い端部へと引き出す。チ
ャネルに沿ったいくつかの点で、より大きい粒子または凝集塊が目に見えるよう
になる。次いでペーストの表面には、凝集塊の存在を反映して掻き傷が付けられ
る。本明細書では、4番目の掻き傷でのチャネルの深さを粉砕度の第1の基準と
して記録する。それによって面積の50%が複数の掻き傷で覆われたチャネルの
深さを第2の基準として記録し、粉砕度を第1の基準/第2の基準として報告す
る。
さらに述べることを意図するものである。
る。ペーストの形成に使用した材料は、 黒鉛粒子I:天然HPN−10黒鉛粉末−d50=8μm、表面積=8.6m2 /g 黒鉛粒子II:天然フレーク−Asbury Carbon,Inc.、d50 =3〜5μm、表面積=13m2/g 黒鉛粒子III:合成UF440−Asbury Carbon,Inc.、 d50Å 1μm、表面積=85m2/g ガラスI:SiO2 1.6%、Al2O3 1.7%、PbO 85.8%、 B2O3 10.9% ガラスII:SiO2 2.00%、Al2O3 2.98%、B2O3 13. 20%、ZnO 8.99%、Na2O 0.96%、Bi2O3 71.87% 有機媒体I:N−22エチルセルロース10%、ジエチレングリコール30% 、ジブチルエーテル30%、およびβ−テルピネオール30% 有機媒体II:P−50エチルセルロース13%、およびβ−テルピネオール 87% 有機媒体III:N−22エチルセルロース10%、およびβ−テルピネオー ル90%、 界面活性剤:大豆レシチン 溶剤:β−テルピネオール である。
。
。
ス基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子およびガラスを含む複合層を
形成した。これらの実施例は、異なる量の黒鉛が電子放出に及ぼす影響を示す。
施例1および5で使用するペーストの試料40グラムを調製した。各混合物は、
3本ロールミルを使用してロール圧力100/200psi(6.9/13.8
×105Pa)でロール練りした。
トの一部をそれぞれ3:1、1:1、および1:3の割合で混合することにより
製造した。実施例1〜5で使用したペースト中の黒鉛粒子のパーセンテージは、
それぞれ8.3%、12.5%、16.7%、20.8%、および25%であっ
た。ペースト中の固形分、すなわち黒鉛粒子およびガラスフリットの全パーセン
テージは、これらの実施例の全てにおいて50%であった。黒鉛粒子およびガラ
スフリットの全体積に対する黒鉛粒子の体積パーセントは、実施例1のペースト
の場合の37%から実施例5のペーストの場合の74%まで異なっていた。各実
施例のペーストは、200メッシュのスクリーンを使用して、ガラススライド上
に1インチ(2.5cm)四方のパターンとして塗布した。次いで乾燥済みのペ
ーストを、空気中で、温度を毎分20℃の速度で525℃の温度まで上昇させ、
温度を525℃で10分間維持し、次いで毎分20℃の速度で温度を下げること
により周囲温度まで冷却することによって、焼成した。焼成した複合層の厚さは
約20μmであった。その結果、基板上に黒鉛粒子およびガラスを含む複合層が
形成された。
の大部分を構成し、ガラスがほとんど見えないことを示している。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の複合層の表
面積に以下の条件下でアルゴンイオンビーム衝撃を与えた。その条件とは、イオ
ンビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面に対し
て直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビーム銃と
試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)、アル
ゴン分圧1×10-4torr(1.3×10-2Pa)、および露出時間45分で
あった。イオンビーム衝撃後の走査電子顕微鏡撮影によれば、黒鉛粒子の表面は
、表面に対して直角な炭素の円錐であってこの炭素の円錐の先端にある炭素のウ
ィスカがやはりその表面に直角な、すなわち入射イオンビームの方向にある円錐
を含むことが示された。
されてイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニッ
トの銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープ
を基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともに、スクリーン印刷
した試料との電気接触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロッ
ク陽極との分離距離は0.6mmであった。このシステムを排気して、5×10 -6 torr(6.7×10-4Pa)未満のベース圧力にした。実施例1および2
の場合、放出電流が500μAに達するまで電圧を上げ、実施例3〜5の場合は
1000μAになるまで上昇させた。
によれば、黒鉛含有量が最も多い実施例5の電子エミッタが、所与の印加電圧で
最も高い放出を示すことが示されている。1cm×1cmの面積全体にわたる放
出の均一性は、発光体の層が上に重ねられている酸化インジウムスズで被覆した
ガラスからなる陽極を使用し、放出した電子をこの発光体の層に衝突させ、結果
的にこの発光体から放出された光を観察することによって、確認した。実施例4
の電子エミッタから得られた結果を、図2の写真に示す。
。
トをガラス基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子およびガラスを含む
複合層を形成した。これらの実施例は、3種の異なる黒鉛の使用が電子放出に与
える影響を示す。
センテージで混合することによって製造した。各実施例では、示されているタイ
プの黒鉛粒子25%を使用した。各混合物を、3本ロールミルを使用してロール
圧力100/200psi(6.9/13.8×105Pa)でロール練りした 。
.5cm)四方のパターンとしてガラススライドに塗布した。次いで乾燥済みの
ペーストを、空気中で、温度を毎分20℃の速度で525℃の温度まで上昇させ
、温度を525℃で10分間維持し、次いで毎分20℃の速度で温度を下げるこ
とにより周囲温度まで冷却することによって、焼成した。焼成した複合層の厚さ
は約20μmであった。その結果、基板上に黒鉛粒子およびガラスを含む複合層
が形成された。
の大部分を構成していることを示す。
5cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の複合層の
表面積に以下の条件下でアルゴンイオンビーム衝撃を与えた。その条件とは、イ
オンビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面に対
して直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビーム銃
と試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)、ア
ルゴン分圧1×10-4torr(1.3×10-2Pa)、および露出時間45分
であった。イオンビーム衝撃後の走査電子顕微鏡撮影によれば、黒鉛粒子の表面
は、表面に対して直角な炭素の円錐であってこの炭素の円錐の先端にある炭素の
ウィスカがやはりその表面に直角な、すなわち入射イオンビームの方向にある円
錐を含むことが示された。
b)は、実施例6の試料のイオンビーム衝撃後のSEMである。これらの写真は
、イオンビーム衝撃前は円錐およびウィスカが存在せず、イオンビーム衝撃後は
それらが存在することを明瞭に示している。
されてイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニッ
トの銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープ
を基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともにスクリーン印刷し
た試料との電気接触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロック
陽極との分離距離は0.6mmであった。このシステムを排気して、5×10-6 torr(6.7×10-4Pa)未満のベース圧力にした。放出電流を、電圧に
応じて測定した。放出電流が1000μAに達するまで電圧を上げた。
粒子III、すなわち表面積が最も大きい黒鉛粒子で作製された実施例8の電子
エミッタが、所与の印加電圧で最も高い放出であることを示す。
。
トをガラス基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子およびガラスを含む
複合層を形成した。これらの実施例は、ペースト中に使用された固形分の粉砕度
が電子放出に与える影響を示す。
することによって製造した。
試料を、3本ロールミルを使用してそれぞれロール圧力100、150、200
、および250psi(6.9、10.3、13.8、および17.3×105 Pa)でロール練りした。各試料の一部を使用して上述の粉砕度を決定した。実
施例9〜12の各試料に関する特徴付けは、それぞれ17/15、9/7、5/
4、および4/3であった。
.5cm)四方のパターンでガラススライドに塗布した。次いで乾燥済みのペー
ストを、空気中で、温度を毎分20℃の速度で525℃の温度まで上昇させ、温
度を525℃で10分間維持し、次いで毎分20℃の速度で温度を下げることに
より周囲温度まで冷却することによって、焼成した。焼成後の複合層の厚さは、
実施例9〜12の層についてそれぞれ27、25、21、および16μmであっ
た。その結果、基板上に黒鉛粒子およびガラスを含む複合層が形成された。
の大部分を構成していることを示す。図4は、2つの異なる倍率での実施例9の
試料のSEMであり、複合体の表面のほとんど全体が黒鉛粒子からなることを示
す。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の複合層の表
面積に以下の条件下でアルゴンイオンビーム衝撃を与えた。その条件とは、イオ
ンビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面に対し
て直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビーム銃と
試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)、アル
ゴン分圧1×10-4torr(1.3×10-2Pa)、および露出時間45分で
あった。イオンビーム衝撃後の走査電子顕微鏡撮影によれば、黒鉛粒子の表面は
、表面に対して直角な炭素の円錐であってこの炭素の円錐の先端にある炭素のウ
ィスカがやはりその表面に直角な、すなわち入射イオンビームの方向にある円錐
を含むことが示された。
されてイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニッ
トの銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープ
を基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともにスクリーン印刷し
た試料との電気接触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロック
陽極との分離距離は0.6mmであった。このシステムを排気して、5×10-6 torr(6.7×10-4Pa)未満のベース圧力にした。放出電流を、電圧に
応じて測定した。放出電流が1000μAに達するまで電圧を上げた。
度は放出結果に影響を与えないようである。
。
ットを含むペーストをガラス基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子お
よびガラスを含む複合層を形成した。これらの実施例は、Pbを含まないガラス
および異なる黒鉛を使用して、Pbを含有するガラスの場合に得られた結果と同
様の電子放出結果を得ることができることを示している。
をそこに示すパーセンテージで混合することによって調製した。各混合物を、3
本ロールミルを使用してロール圧力300psi(20.7×105Pa)でロ ール練りした。
ージは、いずれの実施例でも50%であった。各実施例のペーストを、200メ
ッシュのスクリーンを使用し、1インチ(2.5cm)四方のパターンでガラス
スライドに塗布した。次いで乾燥済みのペーストを、空気中で、温度を毎分20
℃の速度で525℃の温度まで上昇させ、温度を525℃で10分間維持し、次
いで毎分20℃の速度で温度を下げることにより周囲温度まで冷却することによ
って、焼成した。その結果、基板上に黒鉛粒子およびガラスを含む複合層が形成
された。焼成した複合層の厚さは、実施例13の試料が27.6μm、実施例1
4の試料が20.4μmであった。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の複合層の表
面積に以下の条件下でアルゴンイオンビーム衝撃を与えた。その条件とは、イオ
ンビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面に対し
て直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビーム銃と
試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)、アル
ゴン分圧1.5×10-4torr(2.0×10-2Pa)、および露出時間45
分であった。
されてイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニッ
トの銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープ
を基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともにスクリーン印刷し
た試料との電気接触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロック
陽極との分離距離は0.6mmであった。このシステムを排気して、5×10-6 torr(6.7×10-4Pa)未満のベース圧力にした。放出電流を、電圧に
応じて測定した。放出電流が1000μAに達するまで電圧を上げた。
る。異なる2種の黒鉛で得られた結果に著しい差はなかった。
。
ットを含むペーストをガラス基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子お
よびガラスを含む複合層を形成した。基板は、ガラススライド上の銀の導電体組
成物の層を含んでいた。これらの実施例は、電子エミッタの放出特性に対するイ
オンビームの組成の影響を示している。
組成物(Silver Conductor Composition)、E.
I.du Pont de Nemours and Company,Wil
mington,DE.から市販されているスクリーン印刷可能な厚膜組成物)
の層を、200メッシュのスクリーンを使用して1インチ×1インチ(2.5c
m×2.5cm)のガラススライド上にスクリーン印刷し、乾燥済みの層を52
5℃で10分間焼成して導電性銀複合層を生成することによって作製した。
することによって調製した。その混合物を、3本ロールミルを使用してロール圧
力300psi(20.7×105Pa)でロール練りした。
料は、200メッシュのスクリーンを使用し、ペーストをガラススライド上の銀
の複合層に塗布することによって作製した。次いで乾燥済みのペーストを、空気
中で、温度を毎分20℃の速度で525℃の温度まで上昇させ、温度を525℃
で10分間維持し、次いで毎分20℃の速度で温度を下げることにより周囲温度
まで冷却することによって、焼成した。その結果、銀の複合層/ガラススライド
基板上に、黒鉛粒子およびガラスを含む複合層が形成された。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の黒鉛/ガラ
ス複合層の表面積に、異なるイオンビーム組成を有するイオンビーム衝撃を与え
た。実施例15で使用したガスはAr90%/O210%であり、実施例16で 使用したガスはAr95%/O25%であり、実施例17で使用したガスはAr 80%/O220%であり、実施例18で使用したガスはAr90%/N210%
であり、実施例19では、ガスはAr95%/N25%であり、実施例20で使 用したガスはAr80%/N220%であり、実施例21で使用したガスはAr 100%であった。全てのガスのパーセンテージは体積によるものである。
とは、イオンビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の
表面に対して直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオン
ビーム銃と試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5c
m)、分圧1.5×10-4torr(2.0×10-2Pa)、また露出時間は、
実施例18が50分である他は45分であった。
されてイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニッ
トの銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープ
を基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともに銀の複合層との電
気接触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロック陽極との分離
距離は0.6mmであった。このシステムを排気して、5×10-6torr(6
.7×10-4Pa)未満のベース圧力にした。放出電流を、電圧に応じて測定し
た。放出電流が1000μAに達するまで電圧を上げた。
例18〜20の電子エミッタに関する放出結果を図9にプロットする。組成がA
r90%/O210%の場合の実施例15は実施例16および17よりも良好な 放出特性を示し、組成がAr90%/N210%の場合の実施例18は実施例1 9および20よりも良好な放出特性を示す。実施例15、18および21の電子
エミッタに関する放出結果を図10にプロットするが、イオン衝撃に使用するガ
ス中にN2を約10%、またはO2を約10%有すると有利であることを明瞭に示
している。放出特性を改善するには、N2が約10%であることが特に効果的で ある。
。
トをガラス基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子およびガラスを含む
複合層を形成した。これらの実施例は、複合体を焼成する温度が電子エミッタの
放出特性に及ぼす影響を示す。
作製した。各試料は、200メッシュのスクリーンを使用して、1インチ×1イ
ンチ(2.5cm×2.5cm)のガラススライドにペーストを塗布することに
よって作製した。実施例22〜25の試料の乾燥済みペーストを、それぞれ45
0℃、475℃、500℃、および525℃の焼成温度に加熱した。各試料を、
空気中で、温度を毎分20℃の速度で焼成温度まで上昇させ、温度をその焼成温
度で10分間維持し、次いで毎分20℃の速度で温度を下げることにより周囲温
度まで冷却することによって、焼成した。その結果、基板上に黒鉛粒子およびガ
ラスを含む複合層が形成された。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の複合層の表
面積に以下の条件下でアルゴンイオンビーム衝撃を与えた。その条件とは、イオ
ンビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面に対し
て直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビーム銃と
試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)、アル
ゴン分圧1.5×10-4torr(2.0×10-2Pa)、および露出時間45
分であった。
されイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニット
の銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープを
基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともにスクリーン印刷した
試料との電気接触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロック陽
極との分離距離は0.6mmであった。このシステムを排気して、実施例22の
場合には2.0×10-6torr(2.7×10-4Pa)、実施例23の場合に
は1.5×10-7torr(2.0×10-5Pa)、実施例24の場合には1.
3×10-6torr(1.7×10-4Pa)、実施例25の場合には2.8×1
0-6torr(3.7×10-4Pa)のベース圧力にした。放出電流を、電圧に
応じて測定した。放出電流が1000μAに達するまで電圧を上げた。
450℃、475℃、および500℃で焼成した実施例22〜24の試料は同様
の放出特性を示し、一方、525℃で焼成した実施例25の試料は、放出の開始
、および1mAの放出電流に必要な電圧がより高いことを示している。
。
トをガラス基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子およびガラスを含む
複合層を形成した。これらの実施例は、焼成した複合層の厚さが電子エミッタの
放出特性に及ぼす影響を示す。
作製した。各試料は、325メッシュのスクリーンを使用して、1インチ×1イ
ンチ(2.5cm×2.5cm)のガラススライドにペーストを塗布することに
よって作製し、4つの実施例に対して異なる厚さで塗布した。次いで乾燥済みの
ペーストを、空気中で、温度を毎分20℃の速度で525℃の温度まで上昇させ
、温度を525℃で10分間維持し、次いで毎分20℃の速度で温度を下げるこ
とにより周囲温度まで冷却することによって、焼成した。焼成後の複合層の厚さ
は、実施例26〜29の層についてそれぞれ14.4μm、11.0μm、7.
7μm、および6.4μmであった。その結果、基板上に黒鉛粒子およびガラス
を含む複合層が形成された。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の複合層の表
面積に以下の条件下でアルゴンイオンビーム衝撃を与えた。その条件とは、イオ
ンビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面に対し
て直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビーム銃と
試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)、アル
ゴン分圧1.5×10-4torr(2.0×10-2Pa)、および露出時間45
分であった。
されイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニット
の銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープを
基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともにスクリーン印刷した
試料との電気接触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロック陽
極との分離距離は0.6mmであった。このシステムを排気して、実施例26の
場合には4.8×10-6torr(6.4×10-4Pa)、実施例27の場合に
は2.6×10-6torr(3.5×10-5Pa)、実施例28の場合には1.
2×10-7torr(1.6×10-5Pa)、実施例29の場合には7.7×1
0-7torr(1.0×10-4Pa)のベース圧力にした。放出電流を、電圧に
応じて測定した。放出電流が1000μAに達するまで電圧を上げた。
焼成済みの厚さが6.4μmである実施例29の試料は、イオンビーム衝撃中に
基板までエッチングされた。複合層は連続的であり続けたが、放出特性は実施例
26〜28の場合ほど良好ではなかった。これらの結果によれば、イオンビーム
衝撃中に複合層を貫いてエッチングされないようにこの層が十分な厚さのもので
ある限り、かつイオンビーム衝撃の時間が、黒鉛粒子上にウィスカおよび円錐を
形成するのに十分である限り、放出は焼成済みの複合層の厚さに左右されないこ
とが示される。
。
を含むペーストをガラス基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子および
ガラスを含む複合層を形成した。基板は、ガラススライド上の銀の導電体の組成
物の層を含んでいた。これらの実施例は、イオンビーム衝撃時間が電子エミッタ
の放出特性に及ぼす影響を示す。
する5つの試料を、本質的に実施例15〜21で述べたように、これらの実施例
で使用したものと同様のペーストおよび焼成条件を使用して製造した。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の複合層の表
面積に、異なる長さの時間でイオンビーム衝撃を与えた。イオンビーム衝撃に使
用したガスの組成は、Ar90体積%/N210体積%であった。
、イオンビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面
に対して直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビー
ム銃と試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)
、分圧1.5×10-4torr(2.0×10-2Pa)であった。露出時間は、
実施例30〜34についてそれぞれ5分、10分、15分、30分、および45
分であった。
されイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニット
の銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープを
基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともに銀複合層との電気接
触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロック陽極との分離距離
は0.6mmであった。このシステムを排気して、5×10-6torr(6.7
×10-4Pa)未満のベース圧力にした。放出電流を、電圧に応じて測定した。
放出電流が1000μAに達するまで電圧を上げた。
放出特性は、露出時間が長くなるにつれて向上する。放出電流1000μAを得
るために必要とされる電圧は、露出時間が長くなるにつれて減少する。露出時間
が5分である実施例30の場合、放出電流1000μAを得るために必要とされ
る電圧は、ほぼ4000ボルトであった。露出時間が45分である実施例34の
場合、放出電流1000μAを得るために必要とされる電圧は約1400ボルト
であった。
。
トを含むペーストをガラス基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子およ
びガラスを含む複合層を形成した。基板は、ガラススライド上の銀の導電体の組
成物の層からなっていた。これらの実施例は、イオンビームの入射角度が電子エ
ミッタの放出特性に及ぼす影響を示す。
する3つの試料を、本質的に実施例15〜21で述べたように、これらの実施例
で使用したものと同様のペーストおよび焼成条件を使用して準備した。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の複合層の表
面積に、以下の条件下でイオンビーム衝撃を与えた。その条件とは、イオンビー
ムが実施例35〜37の試料の平面に対してそれぞれ90°、60°、および4
5°の入射角度をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビ
ーム銃と試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm
)、アルゴン分圧1.5×10-4torr(2.0×10-2Pa)、露出時間4
5分であった。
されイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニット
の銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープを
基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともに銀複合層との電気接
触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロック陽極の表面との分
離距離は0.6mmであった。このシステムを排気して、5×10-6torr(
6.7×10-4Pa)未満のベース圧力にした。放出電流を、電圧に応じて測定
した。放出電流が1000μAに達するまで電圧を上げた。
放出特性は、イオンビームの様々な入射角度に対して大きく変わらない。
。
トを含むペーストを基板上にスクリーン印刷し、焼成して、黒鉛粒子およびガラ
スを含む複合層を形成した。基板は、ガラススライド上の銀の導電体組成物の層
を含んでいた。
する4つの試料を、本質的に実施例15〜21で述べたように、これらの実施例
で使用したものと同様のペーストおよび焼成条件を使用して製造した。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の複合層の表
面積に、以下の条件下でアルゴンイオンビーム衝撃を与えた。その条件とは、イ
オンビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面に対
して直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビーム銃
と試料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)、ア
ルゴン分圧1.5×10-4torr(2.0×10-2Pa)、露出時間45分で
あった。
されイオン衝撃を受けた黒鉛粒子を含むガラススライドを、上述の測定ユニット
の銅ブロック陰極上に配置することによって得られた。2片の導電性銅テープを
基板の各面に付着して、基板を所定位置に保持するとともに銀複合層との電気接
触をもたらした。スクリーン印刷した試料の表面と銅ブロック陽極との分離距離
は0.6mmであった。このシステムを排気して、3×10-6torr(4×1
0-4Pa)のベース圧力にした。放出電流を、電圧に応じて測定した。放出電流
が1000μAに達するまで電圧を上げた。
1000μAの放出電流を生成するのに必要とされる電圧は、これらの4つの試
料では約1500Vから約2000Vまで様々である。
、以下の手順を使用して三極管デバイスを準備した。三極管を図16に概略的に
示し、これを手順の説明の際に参照する。
1を、本質的に実施例15〜21で述べたように、これらの実施例で使用したも
のと同様のペーストおよび焼成条件を使用して準備した。
cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の黒鉛/ガラスの複合層の表面
積に、アルゴンイオンビームを使用してイオンビーム衝撃を与えた。
ビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面に対して
直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビーム銃と試
料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)、分圧1
.5×10-4torr(2.0×10-2Pa)、露出時間45分であった。
は、三極管の電極としての役割をする。
縁体としての役割をした。金のゲート電極を、直流(dc)スパッタリングによ
ってガラスカバー上に付着させた。ガラスカバー片を、6インチ(15cm)で
純度99.999%の金のターゲットの下にある、直流スパッタリングシステム
の基板プラテン上に配置した。チャンバをポンピングして、1×10-6torr
(1.3×10-4Pa)のベース圧力に下げた。アルゴンガスを導入し、チャン
バ圧力を10mtorr(1.3Pa)のスパッタリング圧力に引き上げた。1
00ワットの直流電力を金のターゲットに加え、スパッタリングを50分間行っ
た。付着速度は20nm/分であり、得られた金の被膜は厚さ1μmであった。
直径がそれぞれ700μmの4個の穴を、金で被覆したガラスカバー片に機械加
工した。次いでガラスカバー片を、図16に示すイオンビームで処理した複合層
上に配置し、その結果この層は4個の穴を通して露出し、それによって、電子放
出が行われることになるエミッタとしての4つの領域が設けられた。
オーム毎平方の酸化インジウムスズ膜7と、その後に付着された数ミクロンの厚
さのZnO蛍光層8であった。
酸化インジウムスズ膜7に接続した。ともに、陰極に対して正にバイアスをかけ
た。電流計11、12、および13を使用して、示される様々な電流を測定し、
1MΩ抵抗器を陰極とゲート電極の接続上に配置した。図17は、陰極に対して
5kVの一定の陽極電圧で、加えられたゲートバイアス電圧に対する放出電流を
プロットした図である。放出の開始は、陰極に対してゲートバイアス電圧が約3
50Vで生じ、光の単一のスポットが発光体から発せられているのが観察された
。ゲートバイアス電圧が500Vに増大したとき、エミッタの4つの全ての領域
から放出が行われ、かつ光の4つのスポットが発光体から発せられているのが観
察された。全放出電流は約3μAであり、電流密度約0.2mA/cm2に相当 する。ゲート電極で観察される漏れ電流は無かった。いくつかのヒステリシスが
あり、ターンオフ電圧は200Vであった。
空けるために使用した比較的厚いガラスカバー片のためと考えられる。より薄い
絶縁体を使用することにより、この放出電流の陽極電圧に対する依存性が無くな
るはずである。
イでの使用を実証する。
、以下の手順を使用して3つの三極管デバイスを準備した。この三極管の構成は
、本質的に実施例42に示す構成である。これらの実施例は、陰極とゲート電極
の間の絶縁体の厚さの影響を示す。
する3つの試料を、本質的に実施例15〜21で述べたように、これらの実施例
で使用したものと同様のペーストおよび焼成条件を使用して準備した。
cm)の試料の1cm×1cmの面積を露出させ、露出した領域内の黒鉛/ガラ
スの複合層の表面積に、アルゴンイオンビームを使用してイオンビーム衝撃を与
えた。
ビームが試料の平面に対して90°の入射角度、すなわち複合層の表面に対して
直角をなし、ビーム電流10mA、ビーム電圧1.4kV、イオンビーム銃と試
料の距離4インチ(10cm)、試料でのビーム径2インチ(5cm)、分圧1
.5×10-4torr(2.0×10-2Pa)、露出時間45分であった。
は、三極管の電極としての役割をする。
×2.5cm)平方のMylar(登録商標)フィルムであり、厚さは実施例4
3〜45に対してそれぞれ12μm、18μm、および25μmであった。集束
CO2レーザを使用するレーザアブレーションによって、各フィルムに4つの穴 を形成した。穴の公称径は70μmであった。次いで金の電極を、直流スパッタ
リングによってMylar(登録商標)フィルム上に付着させた。Mylar(
登録商標)フィルムを、6インチ(15cm)で純度99.999%の金のター
ゲットの下にある、直流スパッタリングシステムの基板プラテン上に配置した。
レーザでドリルされた穴の内側にフィルムが付着しないように、このフィルムを
ターゲット表面に対して60°の角度に配置した。チャンバをポンピングして、
1×10-6torr(1.3×10-4Pa)のベース圧力に下げた。アルゴンガ
スを導入し、チャンバ圧力を10mtorr(1.3Pa)のスパッタリング圧
力に引き上げた。100ワットの直流電力を金のターゲットに加え、スパッタリ
ングを10分間行った。付着速度は20nm/分であり、得られた金の被膜は厚
さ0.2μmであった。次いでMylar(登録商標)フィルムを、図16に示
すイオンビームで処理した複合層上に配置し、その結果この層は4個の穴を通し
て露出し、それによって、電子放出が行われることになるエミッタとしての4つ
の領域が設けられた。
電極と陽極上の蛍光被膜との間隔は4mmであった。
スズ膜に接続した。ともに、陰極に対して正にバイアスをかけた。図18は、絶
縁体の厚さに応じて、放出開始の場合のゲートバイアスターンオン電圧をプロッ
トした図である。ゲートバイアスターンオン電圧は、絶縁体の厚さが25μmで
ある実施例45の場合の150Vから、絶縁体の厚さが12μmである実施例4
3の場合の50Vまで減少した。放出開始時には発光体上の1つのスポットから
光が発せられるのが観察され、またゲートバイアス電圧が増大したときには発光
体上の4つのスポットから光が発せられることが観察された。
プレイでの使用を実証する。
精神または本質的な属性から逸脱することなく、本発明には数多くの変形、置換
え、および再構成が可能であることが当業者に理解されよう。本発明の範囲を示
すとき、前述の発明の詳細な説明よりも前述の特許請求の範囲を参照されたい。
る放出結果を示す図である。
出した光の写真である。
する放出結果を示す図である。
走査型電子顕微鏡写真である。
走査型電子顕微鏡写真である。
関する放出結果を示す図である。
である。
である。
ッタに関する放出結果を示す図である。
に関する放出結果を示す図である。
に関する放出結果を示す図である。
電子エミッタに関する放出結果を示す図である。
に関する放出結果を示す図である。
に関する放出結果を示す図である。
に関する放出結果を示す図である。
に関する放出結果を示す図である。
に関する放出結果を示す図である。
の三極管構造に関する放出結果を示す図である。
圧を示す図である。
Claims (29)
- 【請求項1】 電界放出電子エミッタの製造方法であって、 (a)基板上に、黒鉛粒子およびガラスを含む複合層であって、前記ガラスが前
記基板におよび前記黒鉛粒子の一部に付着しそれによって前記黒鉛粒子が互いに
および前記基板に固着し、かつ前記複合層の表面積の少なくとも50%が前記黒
鉛粒子の一部からなる複合層を形成する工程と、 (b)前記黒鉛粒子上にウィスカを形成するのに十分な時間、(a)で形成さ
れた層の表面に、アルゴン、ネオン、クリプトン、またはキセノンのイオンを含
むイオンビームで衝撃を与える工程と、 を具えることを特徴とする電界放出電子エミッタの製造方法。 - 【請求項2】 前記イオンビームがアルゴンイオンを含むことを特徴とする
請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項3】 前記イオンビームが窒素イオンをさらに含むことを特徴とす
る請求項2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 前記複合層の表面積の少なくとも70%が前記黒鉛粒子の一
部からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の製造方法。 - 【請求項5】 前記黒鉛粒子の体積パーセントが、前記黒鉛粒子および前記
ガラスの全体積の約35%から約80%であることを特徴とする請求項1から3
のいずれか一項に記載の製造方法。 - 【請求項6】 前記黒鉛粒子の体積パーセントが、前記黒鉛粒子および前記
ガラスの全体積の約50%から約80%であることを特徴とする請求項5に記載
の製造方法。 - 【請求項7】 イオンビームガスが、約85体積パーセントから約92体積
パーセントのアルゴン、および約8体積パーセントから約15体積パーセントの
窒素であることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。 - 【請求項8】 前記イオンビームが酸素イオンをさらに含むことを特徴とす
る請求項2に記載の製造方法。 - 【請求項9】 前記イオンビームは、約0.1mA/cm2から約1.5m A/cm2のイオン電流密度、および約0.5keVから約2.5keVのビー ムエネルギーを有し、ならびにイオン衝撃時間が約15分から約90分であるこ
とを特徴とする請求項2、3、7、または8のいずれか一項に記載の製造方法。 - 【請求項10】 イオン衝撃時間が約40分から約50分であることを特徴
とする請求項9に記載の製造方法。 - 【請求項11】 前記複合層は、 (a)黒鉛粒子およびガラスフリットを含むペーストであって、前記黒鉛粒子
の体積パーセントが前記黒鉛粒子および前記ガラスフリットの全体積の約35%
から約80%であるペーストを、前記基板上に所望のパターンでスクリーン印刷
する工程と、 (b)乾燥済みのパターン形成されたペーストを焼成して、前記ガラスフリッ
トを軟化させそれを前記基板におよび前記黒鉛粒子の一部に付着させ、それによ
って前記黒鉛粒子を互いにおよび前記基板に固着させて前記複合層を生成する工
程と、 を具える方法によって、形成されることを特徴とする請求項2に記載の製造方法
。 - 【請求項12】 前記複合層は、 (a)黒鉛粒子、ガラスフリット、光重合開始剤、および光硬化性モノマーを
含むペーストであって、前記黒鉛粒子の体積パーセントが前記黒鉛粒子および前
記ガラスフリットの全体積の約35%から約80%であるペーストを、前記基板
上にスクリーン印刷する工程と、 (b)乾燥済みのペーストを光パターン形成する工程と、 (c)パターン形成された乾燥済みのペーストを焼成して、前記ガラスフリッ
トを軟化させそれを前記基板におよび前記黒鉛粒子の一部に付着させ、それによ
って前記黒鉛粒子を互いにおよび前記基板に固着させて前記複合層を生成する工
程と、 を具える方法によって、形成されることを特徴とする請求項2に記載の製造方法
。 - 【請求項13】 前記ペーストが、前記ペーストの全重量に対する重量パー
センテージで、黒鉛粒子およびガラスフリットを含む固形分を約40重量%から
約60重量%含むことを特徴とする請求項11または12に記載の製造方法。 - 【請求項14】 前記基板がガラスを含み、かつ前記焼成が約450℃から
約575℃の温度で約10分間行われることを特徴とする請求項13に記載の製
造方法。 - 【請求項15】 前記焼成が約450℃から約525℃の温度で約10分間
行われることを特徴とする請求項14に記載の製造方法。 - 【請求項16】 前記ガラスが鉛を含まないことを特徴とする請求項2、1
1、または12のいずれか一項に記載の製造方法。 - 【請求項17】 焼成した複合層の厚さが約10μmから約30μmであり
、かつ前記イオンビームが窒素イオンをさらに含むことを特徴とする請求項11
または12に記載の製造方法。 - 【請求項18】 請求項2、11、または12のいずれか一項に記載の方法
によって作製したことを特徴とする電子エミッタ。 - 【請求項19】 黒鉛粒子およびガラスフリットを含む約40重量%から約
60重量%の固形分を含む、スクリーン印刷可能なペーストとして使用するため
の組成物であって、重量パーセンテージが前記組成物の全重量に対するものであ
り、前記黒鉛粒子の体積パーセントが前記固形分の全体積の約35%から約80
%であることを特徴とする組成物。 - 【請求項20】 前記黒鉛粒子の体積パーセントが前記固形分の全体積の約
50%から約80%であることを特徴とする請求項19に記載の組成物。 - 【請求項21】 前記黒鉛粒子のサイズが約0.5μmから約10μmであ
ることを特徴とする請求項20に記載の組成物。 - 【請求項22】 基板上に、黒鉛およびガラスを含む複合層を形成する方法
であって、 (a)黒鉛粒子およびガラスフリットを含むペーストであって、前記黒鉛粒子
の体積パーセントが前記黒鉛粒子および前記ガラスフリットの全体積の約35%
から約80%であるペーストを、所望のパターンで基板上にスクリーン印刷する
工程と、 (b)乾燥済みのパターン形成されたペーストを焼成して、前記ガラスフリッ
トを軟化させそれを前記基板におよび前記黒鉛粒子の一部に付着させ、それによ
って前記黒鉛粒子を互いにおよび前記基板に固着させて前記複合層を生成する工
程と、 を具え、前記複合層の表面積の少なくとも50%が前記黒鉛粒子の一部からなる
ことを特徴とする方法。 - 【請求項23】 前記黒鉛粒子の体積パーセントが前記黒鉛粒子および前記
ガラスフリットの全体積の約50%から約80%であり、前記複合層の表面積の
少なくとも70%が前記黒鉛粒子の一部からなることを特徴とする請求項22に
記載の方法。 - 【請求項24】 請求項18に記載の電子エミッタを含むことを特徴とする
フラットパネルディスプレイ。 - 【請求項25】 少なくとも1つのゲート電極をさらに含むことを特徴とす
る請求項24に記載のフラットパネルディスプレイ。 - 【請求項26】 マスクが、通常ならば前記イオンビームに曝されることに
なる前記基板の任意の部分を覆うことを特徴とする請求項1、2、11、または
12のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項27】 前記マスクが、前記イオンビームに曝されない前記複合層
の任意の部分をさらに覆うことを特徴とする請求項26に記載の方法。 - 【請求項28】 前記マスクが黒鉛箔マスクであることを特徴とする請求項
26に記載の方法。 - 【請求項29】 前記マスクが黒鉛箔マスクであることを特徴とする請求項
27に記載の方法。
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