JP2002369227A - 輝度調整システム - Google Patents

輝度調整システム

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JP2002369227A
JP2002369227A JP2001174364A JP2001174364A JP2002369227A JP 2002369227 A JP2002369227 A JP 2002369227A JP 2001174364 A JP2001174364 A JP 2001174364A JP 2001174364 A JP2001174364 A JP 2001174364A JP 2002369227 A JP2002369227 A JP 2002369227A
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display unit
luminance
liquid crystal
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JP2001174364A
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Nobuhiro Asai
信博 浅井
Satoshi Terajima
聡 寺島
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Kodak Digital Product Center Japan Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ装置の輝度を自動で正確に調整
する。 【解決手段】 液晶ディスプレイ装置2は、表示部4の
輝度を調整する輝度調整ボリューム6を備える。輝度調
整システムSは、コンピュータ11と、輝度差測定装置12
とを備える。コンピュータ11は、輝度調整ボリューム6
を最大にして、2階調のグレーの画像C1,C2を表示す
る。輝度差測定装置12は2個のフォトトランジスタ14を
備え、これらフォトトランジスタ14が画像C1,C2の輝
度を測定する。測定した輝度の差を輝度差測定装置12で
算出する。コンピュータ11は、輝度調整ボリューム6の
値とともに輝度差を記憶する。次いで、輝度調整ボリュ
ーム6を1ステップずつ変化させ、輝度調整ボリューム
6が最小になるまで同様の工程を繰り返す。コンピュー
タ11は、記憶したデータに基づき、輝度差が最大になる
ように、輝度調整ボリューム6を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、デジタル
カメラに備えられた液晶表示装置の輝度を自動的に調整
する輝度調整システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、いわゆるデジタルカメ
ラ、モバイル機器、あるいは、パーソナル・コンピュー
タなどの製品について、ディスプレイ装置として液晶デ
ィスプレイ装置を備えた機器(以下、本機器と称する)が
用いられている。そして、このような液晶ディスプレイ
装置は、種類によっては、一定の輝度に調整する作業の
必要が生じる。すなわち、本機器に組み込まれた液晶デ
ィスプレイ装置は、用いられる液晶ディスプレイ装置の
種類によっては、液晶分子を電極基板で挟み込んで構成
される液晶パネルの単体の特性、このような液晶パネル
を駆動する周辺回路の特性、あるいは電源電圧のばらつ
きなどにより、輝度の点で製品セットとしての見栄えが
必ずしも一定ではなく、液晶ディスプレイ装置に表示さ
れた画像が白または黒くなってしまい、画像の判別が困
難になる。そこで、輝度の調整すなわち液晶パネルに印
加する電圧を調整し、製品セットとしての見栄えを一定
にする作業が必要になる。また、例えばバックライトの
輝度及び周辺回路から印加される映像信号(電圧)が同一
の場合でも、周囲の温度などにより印加される電圧に対
する液晶分子の動作特性は変化するため、一定の見栄え
を確保するためには、印加する電圧を適宜調整する必要
が生じる。
【0003】この点、従来、過去の機種の輝度の調整
は、適当なグレースケールなどの画像を液晶ディスプレ
イ装置に映し出して人間の視覚に頼って判断し、すなわ
ち目視確認により最適と思われる輝度に調整し、あるい
は、輝度が安定するまで待った後、輝度計を使用して輝
度を測定し、規定の絶対輝度値に合わせ込むなどして、
手動による調整がなされている。
【0004】以下、図17に示すフローチャートを参照
して、目視による本機器の調整作業の例を説明する。
【0005】まず、作業者(ここでは製造ラインにおけ
る作業者など)は、一般のユーザーにも操作可能に開示
されている液晶ディスプレイ装置の輝度微調整ボリュー
ムを最大輝度に設定する(S1701)。そして、液晶ディ
スプレイ装置に、指定された調整用チャートを表示させ
ておき(S1702)、本機器内部に配置された輝度粗調整用
半固定ボリュームを操作して、調整用チャート上のグレ
ースケールが所定の見栄えになるように調整する(S170
3)。ここで、所定の見栄えとは、2種類のグレー階調の
境目が見えなくなるカ所にまで輝度を上げることであ
る。次に、輝度微調整ボリュームを最小輝度にして、調
整チャートの特定のグレースケールまでが見え、その他
のグレースケールが暗くなるか否かを確認する(S170
4)。この結果、許容内の見栄えであれば、調整作業は終
了する(S1706)。一方、ステップ1704(S1704)で見栄えが
許容範囲から外れていた場合は、本機器の電源を切断し
(S1705)、所定の時間の経過後、ステップ1701(S1701)に
戻り再度調整作業を行う。ここで、再調整までに所定の
時間を確保するのは、調整作業中の通電により本機器内
の温度上昇があると、液晶ディスプレイ装置の輝度が変
化し、見栄えが変わるからである。
【0006】しかしながら、上記のように、輝度の調整
を人間の目視確認による構成では、いわゆる人間誤差を
生じ、すなわち、調整者の主観が入ってばらつきが生
じ、一定の品質を保持することが困難になる。また、液
晶ディスプレイ装置のバックライトとしていわゆるエッ
ジ管を使用した場合には、起動特性がいわゆる平面管に
比べて悪く、瞬時に高い輝度にはならない。さらに、バ
ックライトの特性は、周囲の温度に左右され、輝度の調
整中の周囲温度が低い場合と高い場合とでは飽和輝度に
達するまでに十分な時間を要する。同様に、液晶ディス
プレイ装置を構成する液晶パネルも温度依存性があり、
周囲の温度により特性が変化する。従って、手動による
調整では、たとえ輝度計を使用したとしても、絶対レベ
ルが時間とともに変化するため、輝度レベルの規定が困
難になる。
【0007】この点、例えば、特開平6−214523
号公報には、液晶表示画面のコントラストの自動調整を
図ったコントラスト自動調整装置が示されている。そし
て、この公報記載の構成では、液晶表示装置の温度依存
性を補正するため、使用温度と駆動電圧とを対応付けた
特性テーブルを設け、サーミスタを用いて読み取った温
度に応じて液晶を駆動する電圧を変化させ、コントラス
トの調整の自動化を図っている。
【0008】また、特開平5−127609号公報に
も、同様に、液晶表示装置のコントラストを、環境温度
に基づいて補正し、コントラストの自動的な補正を図っ
た構成が示されている。
【0009】すなわち、これら特開平6−214523
号公報及び特開平5−127609号公報記載の構成で
は、温度を測定することにより、最適な液晶ディスプレ
イ装置のコントラストの調整を図っている。
【0010】また、例えば、特開昭58−164390
号公報には、ソースとなる映像信号の振幅レベルに応じ
て、AD(アナログ−デジタル)変換基準電圧を変化させ
ることにより、液晶ディスプレイ装置に映し出す映像信
号レベルにより見栄えが変わる点に関し、液晶ディスプ
レイ装置の階調幅を有効に使用することを図った構成が
示されている。すなわち、映像信号の信号レベルを変更
しないで液晶ディスプレイ装置に映し出す構成では、映
像信号の振幅が小さい場合、この狭い振幅内で階調表現
をするため、階調感が悪化し、一方、映像信号の振幅が
大きい場合は、明るいカ所と暗いカ所で階調表現ができ
ないいわゆるクリップが生じる。そこで、この特開昭5
8−164390号公報記載の構成では、ソースとなる
映像信号の振幅が小さい場合は、AD変換器の基準電圧
を下げていわば細かく電圧をAD変換し、また、ソース
となる映像信号の振幅が大きい場合は、AD変換器の基
準電圧を上げて電圧をいわば粗く電圧をAD変換し、大
きな電圧の変化も表現することを図っている。
【0011】しかしながら、これら温度を測定し、ある
いは、ソースとなる映像信号の振幅レベルを測定して、
これら測定したデータに基づき液晶を駆動する電圧を変
化させる構成は、液晶ディスプレイ装置の実際の表示状
態に基づくものではなく、必ずしも容易に正確に調整で
きるものではない問題を有している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、輝
度を手動で調整する構成では、誤差が生じやすく、ま
た、輝度計を使用する場合でも、時間の経過に伴う温度
上昇により正確な調整は困難である問題を有している。
【0013】また、温度を測定し、あるいは、ソースと
なる映像信号の振幅レベルを測定して、これら測定した
データに基づき液晶を駆動する電圧を変化させる構成
は、液晶ディスプレイ装置の実際の表示状態に基づくも
のではなく、必ずしも容易に正確に調整できるものでは
ない問題を有している。
【0014】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ディスプレイ装置の輝度を容易に適正に調整でき
る輝度調整システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の輝度調整
システムは、表示部及びこの表示部を駆動する駆動回路
を備えたディスプレイ装置の前記表示部に表示される画
像の輝度を調整する輝度調整システムであって、前記駆
動回路に備えられた輝度調整ボリュームと、前記表示部
の少なくとも一部に互いに異なる複数の階調の画像を表
示するチャート表示手段と、前記表示部に表示された各
画像の輝度を測定する測定手段と、前記輝度調整ボリュ
ームを作動させて前記画像の輝度を変化させるととも
に、前記測定手段により各画像の輝度を測定して記憶
し、各画像間の輝度差が最大になる状態を特定し、この
特定結果に基づき前記輝度調整ボリュームを設定する制
御手段とを具備したものである。
【0016】そして、この構成では、表示部に異なる輝
度の画像を表示し、これら画像の輝度を測定して輝度の
差が最大になる状態を特定し、この特定結果に基づき輝
度調整ボリュームを設定することにより、輝度が自動的
に好適な状態に設定される。表示部の輝度を実際に測定
することにより、正確な調整が可能になる。複数の画像
の輝度の差を測定することにより、単独の画像の輝度の
絶対値を測定する構成に比べて、装置の精度の低減が可
能になり、製造コストが低減される。
【0017】請求項2記載の輝度調整システムは、請求
項1記載の輝度調整システムにおいて、チャート表示手
段は、表示部に同時に異なる複数の階調の画像を表示
し、測定手段は、前記各画像をそれぞれ同時に測定する
ものである。
【0018】そして、この構成では、外光の影響が抑制
され、容易に正確な測定が可能になる。
【0019】請求項3記載の輝度調整システムは、請求
項1記載の輝度調整システムにおいて、チャート表示手
段は、表示部に順次異なる複数の階調の画像を表示し、
測定手段は、前記各画像を順次測定するものである。
【0020】そして、この構成では、測定手段の数を減
らすことが可能になり、製造コストが低減される。
【0021】請求項4記載の輝度調整システムは、請求
項1ないし3いずれか記載の輝度調整システムにおい
て、測定手段は、ディスプレイ装置を設けた機器に備え
られたものである。
【0022】そして、この構成では、ディスプレイ装置
を設けた機器の単独での輝度の自動調整が可能になり、
機器の使用中の調整も可能になる。
【0023】請求項5記載の輝度調整システムは、請求
項4記載の輝度調整システムにおいて、測定手段は、撮
像手段と、表示部の画像を前記撮像手段で撮像可能な位
置に導く導光手段とを備えたものである。
【0024】そして、この構成では、機器に備えた撮像
手段を用いて、機器の単独での輝度の自動調整が可能に
なり、機器の使用中の調整も可能になる。
【0025】請求項6記載の輝度調整システムは、請求
項1ないし5いずれか記載の輝度調整システムにおい
て、表示部は、液晶パネルを備えたものである。
【0026】そして、この構成では、輝度の調整が必要
になる液晶パネルにおいて、輝度の調整が容易に正確に
可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の輝度調整システム
の第1の実施の形態を図1ないし図7を参照して説明す
る。
【0028】図1において、1は機器としてのデジタル
カメラで、このデジタルカメラ1は、ディスプレイ装置
としての液晶ディスプレイ装置2を備え、輝度調整シス
テムSの一部を構成している。
【0029】そして、この液晶ディスプレイ装置(LCD)
2は、液晶パネルを備えた矩形平面状の液晶画面である
表示部4を備え、さらに、この表示部4は、図示しない
駆動回路などの周辺回路に接続され、この周辺回路には
輝度レベル調整手段である輝度調整ボリューム6が備え
られている。そして、この輝度調整ボリューム6は、輝
度量可変電子ボリュームであり、所定の信号により、輝
度レベルを電子的に調整できるようになっている。さら
に、このデジタルカメラ1には、機器の外部と信号を送
受信するインターフェース部8が設けられ、このインタ
ーフェース部8を介した信号により、輝度調整ボリュー
ム6を操作可能になっている。なお、このインターフェ
ース部8には、例えば、いわゆるUSBやRS232C
などの規格の信号線9などが接続されるようになってい
る。
【0030】一方、輝度調整システムSは、デジタルカ
メラ1の外部に、周辺回路を構成するチャート表示手段
を兼ねた制御手段としてのコンピュータ11と、このコン
ピュータ11に接続された制御手段を構成する輝度差測定
装置12とを備え、さらに、この輝度差測定装置12に接続
された測定手段としての輝度測定用受光素子であるフォ
トトランジスタ14,14を備えている。
【0031】そして、コンピュータ11は、いわばホスト
コンピュータで、本実施の形態ではCPU(中央演算処
理装置)及びRAMなどのメモリなどを備えたパーソナ
ルコンピュータいわゆるパソコンを用いている。そし
て、このコンピュータ11は、上記の信号線9を介してデ
ジタルカメラ1に着脱可能に接続され、このデジタルカ
メラ1を制御して、表示部4に所定のグレーチャートで
あるテストチャートを表示させることができるととも
に、輝度調整ボリューム6を操作できる。ここで、テス
トチャートは、色の濃さが互いに異なる2つのグレーの
画像C1,C2すなわち一方が他方より明るいグレー階調
で構成されている。ここで、特定の色調の波長を使用せ
ず、グレー階調を用いるのは、グレー階調を用いること
により、このテストチャートを受光するフォトトランジ
スタ14などの受光素子の分光感度特性の最も反応する波
長での出力が得られるためである。また、これら2つの
グレー色の画像C1,C2の濃度の決め方としては、液晶
ディスプレイ装置2の表示部4の輝度を変化させた場合
に、これら画像C1,C2のどちらか一方、または両方が
すぐに暗方向(黒色)あるいは明方向(白色)に飽和するよ
うな濃度にせず、また、最も見やすいと感じる2種類の
グレー色の輝度差が小さすぎないように設定する必要が
ある。これは、この輝度調整システムSは、これら2つ
のグレー色の輝度差を測定しているため、この輝度差が
小さすぎると、S/N比(信号/雑音比)が小さくなり誤
差が大きくなるためである。
【0032】また、輝度差測定装置12は、それぞれフォ
トトランジスタ14,14が接続され出力信号が入力される
増幅器であるアンプ回路16,16と、各アンプ回路16,16
の出力信号が入力され、信号レベル差(差動電圧)を測定
する差動回路17と、この差動回路17の出力が入力され、
アナログーデジタル(AD)変換処理を行うADコンバー
タ18となどを備えており、これら2つのフォトトランジ
スタ14,14を用いて、液晶ディスプレイ装置2の表示部
4に映し出された画像C1,C2の輝度を電気信号に変換
する。そして、2つのフォトトランジスタ14,14は、一
方が表示部4の暗いグレーの画像C1の輝度をとらえ、
他方が明るいグレーの画像C2の輝度をとらえる位置に
配置する。また、これら2つのフォトトランジスタ14,
14は、できるだけ周囲の外光がフォトトランジスタ14,
14で受光されないように、表示部4にできるだけ近づけ
て配置する。また、2つのフォトトランジスタ14,14か
ら出力された信号は、バランスをとるために一旦アンプ
回路16,16を通した状態で、明るい画像C2を受光した
フォトトランジスタ14の出力から暗い画像C1を受光し
たフォトトランジスタ14の出力を引いて、信号レベル差
を測定する。なお、これらアンプ回路16,16の利得は、
表示部4に白色を表示し、この白色の輝度をフォトトラ
ンジスタ14,14で取り込んで、各アンプ回路16,16の出
力が飽和しない程度に、かつ、互いに同じ電圧レベルと
なるように調整する。さらに、ADコンバータ18でアナ
ログ信号からデジタル信号に変換すなわちAD変換処理
されたデータは、コンピュータ11の制御により、インタ
ーフェース19を介してコンピュータ11に読み取られる。
なお、このインターフェース19は、いわゆるUSB、R
S232C、LPTなどの規格の信号線である。
【0033】次に、図1ないし図7を参照して、本実施
の形態の輝度調整システムSの動作、すなわち、デジタ
ルカメラ1の輝度の自動調整フローを示す。なお、図2
は、デジタルカメラ1内の動作(シーケンス)を示し、図
3は輝度調整システムSの全体を制御するコンピュータ
11の動作(シーケンス)を示し、図4は、輝度差測定装置
12の動作を示している。なお、図において、デジタルカ
メラ1は本機器と記載している。
【0034】まず、図1に示すように、輝度調整システ
ムSを構成し、デジタルカメラ1をコンピュータ11の制
御下におく。
【0035】そして、コンピュータ11の制御により、デ
ジタルカメラ1の表示部4に指定のテストチャートを表
示させる(S201,S301)。次いで、コンピュータ11は、表
示部4の輝度レベルを最大にする輝度調整電圧の値とし
て初期値(i=0)を設定する。そして、コンピュータ11
は、デジタルカメラ1の輝度調整ボリューム6に値(i=
0)を設定し、表示部4の輝度レベルを最大にする(S303,
S202,S203)。
【0036】この状態で、表示部4に同時に表示された
2種類のグレー階調である画像C1,C2の輝度が輝度差
測定装置12で同時に測定される。すなわち、フォトトラ
ンジスタ14,14の出力が電圧に変換され(S401)、これら
2つの電圧差すなわち差動電圧が出力され(S402)、この
差動電圧をAD変換処理したデータを出力可能とする。
そして、コンピュータ11は、輝度差測定装置12のAD変
換処理したデータである測定値を読み取り、値(i)とと
もに保存する(S304)。
【0037】次に、コンピュータ11は、値(i)を1イン
クリメント(S305)し、値(i)が輝度を最低レベルとする2
55より小さい範囲であれば(S306)、インクリメントした
値(i)をデジタルカメラ1の輝度調整ボリューム6に設
定し(S303)、表示部4の輝度レベルを設定して、上記と
同様に輝度差測定装置12の測定した差動出力をコンピュ
ータ11に取り込み、値(i)とともに保存する(S304)。
【0038】このようにして、液晶ディスプレイ装置2
の表示部4の輝度レベルを明るい方から暗い方に変化
(スイープ)させながら、合計で256個のAD変換処理さ
れた輝度差を示す電圧データ(差動電圧値)を取り込む(S
303〜S306)。
【0039】そして、コンピュータ11は、取り込んだ25
6個のAD変換処理された輝度差を示す電圧データの中
から、この電圧データが最大値Emaxになる場合の値(i)
を算出する(S307)。そして、この最大となる値(i)を値
(imax)とすると、輝度レベルをこの値(imax)に設定した
状態で、液晶ディスプレイ装置2の表示部4は常温にて
一定の見栄えが確保されることになる。
【0040】さらに、本実施の形態では、算出した値(i
max)に、固定値である定数(OFFSET)を加算する。この定
数(OFFSET)を加算する理由は、常温時の値(imax)に輝度
調整ボリューム6を設定した状態が、必ずしも人間が見
た場合の見栄えの良さと一致せず、固定値である定数(O
FFSET)を加えて多少輝度を変更した方が、見栄えを良好
にできるからである。
【0041】そして、この定数(OFFSET)を加算した値(i
max)を、コンピュータ11からデジタルカメラ1に転送し
て輝度調整ボリューム6に設定し、調整作業を終了する
(S308,S205)。
【0042】なお、液晶ディスプレイ装置2の表示部4
の輝度レベルを明るい方から暗い方に変化させる他、暗
い方から明るい方に変化させながら、データを取り込む
こともできる。また、値(i)と輝度レベルとの関係につ
き、本実施の形態では値(i)が大きいと輝度レベルが小
さくなる関係としたが、この関係に限られず、比例、す
なわち値(i)が大きいと輝度レベルも大きくなる関係と
することもできる。
【0043】図5に、液晶ディスプレイ装置2の表示部
4の輝度レベルを暗い状態から明るい状態に変化(スイ
ープ)させた場合の2個のフォトトランジスタ14,14の
出力電圧を図5(a)に示し、差動回路17から出力される
差動電圧を図5(b)に示す。また、図5(a)において、C
1aは暗い方の画像C1を測定したフォトトランジスタ14
の出力電圧を示し、C2aは明るい方の画像C2を測定し
たフォトトランジスタ14の出力電圧を示している。そし
て、これら波形は、それぞれ下部の暗方向の下部飽和レ
ベルBと上部の輝度が最も明るい明方向の上部飽和レベ
ルWとに収束する。そして、これら波形の最も輝度差が
ある点が、差動電圧の最大値Emaxであり、輝度調整電圧
の値(i)が値(imax)と一致する。
【0044】なお、この現象は、表示部4を肉眼で測定
する以下の現象からも理解される。すなわち、調整に使
用するテストチャートを表示部4に表示させ、輝度レベ
ルを明るくして表示部4全体を白くして異なる2種類の
グレー色の画像C1,C2の判別が全くできない状態か
ら、輝度レベルを暗い方に落としていくと、徐々に2種
類の画像C1,C2が判別可能になり、さらに輝度レベル
を落とすと、はっきりと画像C1,C2を判別できるよう
になる。さらに、輝度レベルを落とすと、表示部4全体
が暗くなり、2種類のグレー色の画像C1,C2の判別が
できなくなる。そして、2種類のグレー色の画像C1,
C2をはっきりと判別できる点がまさに輝度差測定装置1
2の差動電圧の最大値Emax(図5(b)のピーク点)となる点
からも理解される。
【0045】なお、この差動電圧の最大値Emaxにおける
C1a及びC2a(図5(a)に矢印Cvで示す範囲)が、図5
(a)に矩形の枠に示す輝度可変範囲V内に収まるよう
に、フォトトランジスタ14の出力電圧と表示部4に表示
する2種類の画像C1,C2とを決定する必要がある。ま
た、必ずしもC1a及びC2aが収束する輝度まで測定する
必要はなく、輝度可変範囲V内部のみが測定できるよう
にすれば良い。但し、C1a及びC2aは、温度により全体
的に上下するため、ある程度温度が変化しても、矢印C
vで示す範囲が輝度可変範囲V内に余裕を持って収まる
ように設定する必要がある。
【0046】そして、このように装置を設定することに
より、矢印Cvで示す位置すなわち差動電圧の最大値Em
axを発生させる輝度調整電圧の最大の値(imax)の位置
は、温度が変化しても変化せずに一定となり、この特性
を利用して、輝度レベルを温度に関わらずに良好に調整
できる。
【0047】図6に、本実施の形態の調整時に液晶ディ
スプレイ装置2へ設定された輝度調整電圧fの波形と、
輝度差測定装置12の差動回路17から出力される差動電圧
gであるアナログ出力波形を測定した結果を示す。すな
わち、輝度調整電圧fが高い電圧から低い電圧へとスイ
ープ、すなわちデジタルカメラ1の実施の形態において
値(i)をインクリメントさせた状態で、測定波形では輝
度調整電圧fが180mVで差動電圧gがピークを示して
いる。
【0048】また、図7(a)は、液晶ディスプレイ装置
2の表示部4への電源投入直後の測定波形、図7(b)は
液晶ディスプレイ装置2の表示部4への電源投入5分後
の測定波形、図7(c)は、5℃との低温時の測定波形を
示す。この測定の結果、最適な輝度調整電圧fのばらつ
きは13mVの範囲内に収まっており、液晶ディスプレイ
装置2の見栄えとしては差がなく十分に許容できる範囲
内に設定できることが示された。
【0049】なお、輝度調整電圧のスイープ時間、すな
わち、値(i)をインクリメントさせる時間間隔について
は、輝度調整システムSの全体を考慮し、すなわち、輝
度レベルを設定し輝度差をAD変換処理してコンピュー
タ11に取り込むまでに要する一連の時間を見積もって、
最小のスイープ時間を設定する必要がある。すなわち、
あまりスイープを遅くすると、デジタルカメラ1の内部
温度の上昇やバックライトの立ち上がり特性の影響を受
けるため好ましくない。一方、スイープが早すぎると、
変更した輝度レベルが表示部4に十分に反映される前に
測定が行われて次の輝度レベルの測定に移行するため好
ましくない。
【0050】また、上記において、輝度差測定装置12
は、表示部4に同時に表示された画像C1,C2の輝度を
同時に測定するとしたが、ここに同時に表示し、また、
同時に測定するとした場合の同時とは、ディスプレイ装
置が一画面の描写に要する時間程度の差は許容するもの
である。
【0051】すなわち、液晶ディスプレイ装置2など、
電子画像を表示するディスプレイ装置は、例えば、テレ
ビ信号を用いて画像を表示している場合、NTSC方式
では一画面すなわち1フィールドを1/60秒毎にスキ
ャンして表示している。すなわち、図8に示すように、
フィールド間の時間差(1フィールドレート)を垂直スキ
ャン時間TVとすると、TV=1/60〔sec〕であり、図
1に示すグレーチャートである画像C1,C2を含む同一
画像は、数フィールド分についてみると略同時に表示さ
れている。
【0052】このとき、輝度差測定装置12の測定手段で
ある一側及び他側のフォトトランジスタ14a,14bが輝度
を測定する時間を測定時間TV1とすると、この測定時間T
V1は、1フィールドの垂直スキャン時間TVより長い時間
に設定されている。そこで、例えば、この輝度差測定装
置12から見た際は、数フィールドからなる同一画像につ
いて、画像C1と画像C2とは同時に表示されたものとみ
なすことができる。
【0053】また、本実施の形態では、測定手段である
一側及び他側のフォトトランジスタ14a,14b間における
測定時間差は無くTH1=0〔sec〕、測定は同時に行われて
いる。
【0054】このとき、テレビ信号の同一フィールドに
おける測定手段である一側のフォトトランジスタ14aに
対応する画像C1を表示する表示部4と他側のフォトト
ランジスタ14bに対応する画像C2を表示する表示部4と
の間でも、水平スキャンによる時間差THは生じるが、こ
の時間差THは、垂直スキャン時間TVに対して極めて小さ
く、TH=0すなわち同時表示、同時測定とみなすことがで
きる。
【0055】なお、図8(a)は測定開始から終了までの
全体のタイミングチャートを示し、図8(b)は図8(a)の
MAX部分近傍の一部を拡大して詳細を示すタイミングチ
ャートである。また、図8において、線fは0から255ま
で1ステップずつインクリメントされる輝度調整電圧
(基準電圧レベル)、線C1aは暗い方のグレーチャートを
受光した一側のフォトトランジスタ14aの受光レベル、
線C2aは明るい方のグレーチャートを受光した他側のフ
ォトトランジスタ14bの受光レベル、矢印siは輝度調整
電圧(基準電圧レベル)の1ステップ毎のインクリメント
を示している。また、矢印MAXは、図5の矢印Cvに相
当し、差動電圧の最大値を示している。
【0056】このように、本発明の表示デバイスにおけ
る輝度調整自動化システムによれば、すなわち、本発明
のディスプレイ自動輝度調整システム及びそれを用いた
機器によれば、ディスプレイ装置の輝度を人間の視覚に
頼らず、機体差なく、容易に適正に自動調整できる。す
なわち、本実施の形態によれば、液晶ディスプレイ装置
2の表示部4の輝度を設定する輝度レベル調整手段であ
る輝度調整ボリューム6の調整について、周囲温度や起
動時の輝度立ち上がり特性に左右されず、また、人間の
主観に頼らないため、液晶ディスプレイ装置2の温度依
存による調整ばらつきや、調整者が代わることによる調
整値のばらつきがなく、容易に適正に自動で輝度調整で
きる。
【0057】また、本実施の形態では、複数の、例えば
機器の外部に配置された2個のフォトトランジスタ14を
用い、これらフォトトランジスタ14で、液晶ディスプレ
イ装置2の表示部4に表示した複数の、例えば2個の異
なる階調のグレー色の画像C1,C2を測定して、輝度差
を測定し、この輝度差が最大になる状態のデータに基づ
いて、輝度を調整している。このように、液晶画面の輝
度の絶対値ではなく、2個の画像C1,C2の輝度差(差
動電圧)を用いることにより、いわゆるコモンモードノ
イズを打ち消し、容易に正確な測定及び調整ができる。
すなわち、2個のフォトトランジスタ14にノイズである
多少の外光が入っても、ノイズ成分は相殺されるため、
装置の構成を簡略にできる。そして、外光の混入量は、
表示部4の最大輝度測定時にフォトトランジスタ14の出
力レベルが飽和しないレベルで、かつ、表示部4に表示
されるテストチャートの調整値の近辺の輝度よりも弱い
外光の光量まで許容できる。また、測定に使用するフォ
トトランジスタ14は必要以上に精度の高い輝度測定が求
められず、リニアリティを得るための補正も必要ないた
め、安価で簡略な回路構成を実現でき、製造コストを低
減できる。
【0058】さらに、本実施の形態の構成では、液晶デ
ィスプレイ装置2の液晶パネルの輝度の温度依存性に左
右されずに調整できるため、調整工程内の室温管理の許
容範囲が広がり、正確な調整を実現しつつ製造コストを
低減できる。
【0059】また、本実施の形態では、機器としてのデ
ジタルカメラ1の外部に輝度測定用受光素子を配置し、
周辺回路を機器内と外部とに配置したため、製造ライン
での調整の必要があり、使用時における自動調整の必要
が小さい機器に適している。
【0060】さらに、温度を測定する機能は持たず、ま
た、ソースとなる映像信号に基づき液晶の輝度を調整す
るのではなく、液晶ディスプレイ装置2の表示部4に表
示した指定チャートの輝度を直接測定することにより、
直接的に正確な輝度の調整が可能になるとともに、温度
センサや映像信号の解析の必要もなく、構成を簡略化し
て、製造コストを低減できる。
【0061】なお、上記の第1の実施の形態では、機器
の外部に輝度測定用受光素子を配置し、周辺回路を機器
内と外部とに配置して、例えば、この輝度調整システム
Sをデジタルカメラ1などの製造ラインの調整工程に利
用することで、安定した品質を保つことができるものと
したが、機器あるいは表示デバイスに本発明の輝度調整
システムを組み込むことにより、製品単独での自動調整
を可能にすることもできる。
【0062】次に、図9及び図10を参照して、第2の
実施の形態を説明する。
【0063】この第2の実施の形態は、表示部内部に1
個以上の受光素子を組み込み内蔵した一体型であり、周
辺回路も本機器自身にて構成している。
【0064】すなわち、図9において、輝度調整システ
ムSは本機器であるデジタルカメラ1に組み込まれてい
る。そして、デジタルカメラ1に備えられた液晶ディス
プレイ装置2の液晶ディスプレイブロック21に設けられ
た表示部4には、使用者に対して画像を表示する有効表
示領域(有効液晶表示領域)24が設けられている他、通常
は枠体などに覆われてユーザからは見えない位置が、未
表示領域(未表示液晶領域)25とされている。そして、こ
の未表示領域25には、複数、本実施の形態では2カ所に
測定用領域26,27が設定され、これら測定用領域26,27
に対向して、これら測定用領域26,27の輝度を測定可能
なフォトトランジスタ31,31が設けられている。さら
に、この液晶ディスプレイブロック21には、第1の実施
の形態と同様に、フォトトランジスタ31,31に接続され
た輝度差測定回路33が一体的に設けられている。
【0065】さらに、このデジタルカメラ1には、輝度
差測定回路33に接続されたADコンバータ18、このAD
コンバータ18に接続されたCPU(中央演算処理装置)3
5、このCPU35に接続されたRAMなどのメモリ36及
び電子ボリュームである輝度調整ボリューム6を備えて
いる。
【0066】そして、未表示領域25の測定用領域26,27
には、固定の2種類のグレー階調であり、一方が暗く他
方が明るい画像C1,C2が表示される。また、所定の回
路構成により、通常の液晶ディスプレイ装置2の使用中
でも、固定の色としてグレー色の画像C1,C2を表示で
きるように構成されている。
【0067】そして、これら測定用領域26,27に表示さ
れた画像C1,C2の輝度は、フォトトランジスタ31,31
により測定され、これらフォトトランジスタ31,31の出
力が輝度差測定回路33に入力され、輝度電圧差を出力す
る。さらに、このアナログの輝度電圧差は、ADコンバ
ータ18を介してCPU35が取得する。また、このCPU
35は、輝度調整ボリューム6を介して、液晶ディスプレ
イ装置2の表示部4の輝度を制御できるようになってい
る。
【0068】次に、図10のフローチャートを参照し
て、この第2の実施の形態の動作を説明する。
【0069】まず、CPU35の制御により、表示部4が
最大輝度になるように、輝度調整ボリューム6を設定す
る(S1001)。この状態で、液晶ディスプレイブロック21
に内蔵されたフォトトランジスタ31,31及び輝度差測定
回路33により、画像C1,C2の輝度差が電圧として出力
される。そして、この電圧は、ADコンバータ18により
AD変化処理される。そして、このAD変化処理された
値をCPU35が取り込みメモリ36に記録する(S1002)。
次いで、CPU35は、輝度調整ボリューム6を1ステッ
プ変化させ、表示部4全体の輝度を下げる(S1003)。次
いで、CPU35は、同様にAD変化処理された値を取り
込みメモリ36に記録する動作を輝度が最小になるまで繰
り返す(S1002〜S1004)。この後、CPU35は、メモリ36
に記録したデータから、輝度差が最大になる輝度調整ボ
リューム6の調整値を算出し(S1005)、この値(i)に所定
の固定値である定数(OFFSET)を加えてメモリ36に記録す
る(S1006)。そして、この記録された値を、本機器(デジ
タルカメラ1)のデフォルトの輝度値とする。
【0070】そして、この第2の実施の形態によれば、
第1の実施の形態に示す効果に加え、本機器単独での調
整が可能になり、本機器の使用中の調整も可能になる。
そこで、このシステムでは、液晶ディスプレイ装置2の
通常使用中にも輝度差を測定し続け、周囲の温度変化や
製品内の温度変化により輝度差の最大調整電圧が変動し
た場合には、この変動に追従するフィードバックを行
い、すなわち、多少の温度変化などによる差動電圧の変
化にも対応して、液晶ディスプレイ装置2あるいはその
他の表示装置について、正確な輝度設定を維持すること
ができる。
【0071】また、上記の各実施の形態においては、測
定手段である受光素子として、フォトトランジスタを用
いたが、これに限られず、例えば、CCDやCMOSイ
メージセンサなどの撮像素子を用いることもできる。
【0072】さらに、デジタルカメラやビデオカメラな
どのように、撮像素子を備えた機器については、この撮
像素子を測定手段である受光素子として兼用し、構成を
簡略化して製造コストを低減しつつ、機器単独で輝度調
整システムを構成することもできる。
【0073】次に、図11及び図12を参照して、第3
の実施の形態を説明する。
【0074】この第3の実施の形態は、測定手段である
受光素子として、フォトトランジスタに代えて、撮像手
段としての撮像素子41を利用し、また、周辺回路も本機
器自身にて構成した一体型の構成である。
【0075】すなわち、この構成では、輝度調整システ
ムSは本機器であるデジタルカメラ1に組み込まれてい
る。そして、デジタルカメラ1に備えられた液晶ディス
プレイ装置2の表示部4には、機器内で作製しあるいは
記録メディアから呼び出して、第1の実施の形態などと
同様に、テストチャートである2個のグレー色の画像C
1,C2が表示される。そして、このデジタルカメラ1に
は、第2の実施の形態と同様に、輝度調整ボリューム
6、CPU35、及びRAMなどのメモリ36が備えられて
いる。また、撮像素子41は、撮像素子コントロール部43
を介して、CPU35に接続されている。さらに、この実
施の形態では、導光手段を構成する複数のミラー44が備
えられ、これらミラー44により、表示部4に表示された
画像C1,C2を撮像素子41で撮像可能になっている。ま
た、図11中、46は撮影用のレンズである。
【0076】次に、図12のフローチャートを参照し
て、この第3の実施の形態の動作を説明する。
【0077】まず、CPU35の制御などにより、表示部
4に指定のテストチャートである2個のグレー色の画像
C1,C2を表示する(S1201)。
【0078】そして、CPU35の制御により、表示部4
が最大輝度になるように、輝度調整ボリューム6を設定
する(S1202)。
【0079】この状態で、表示部4に表示された画像C
1,C2はミラー44を用いて撮像素子41で撮像され、この
撮像した画像データは撮像素子コントロール部43でデジ
タル化されて一旦メモリ36に記録される(S1203)。
【0080】ここで、CPU35は、記録された画像デー
タを使用し、暗い側のグレーの画像C1と明るい側のグ
レーの画像C2との輝度差の絶対値を算出してメモリ36
に記録する(S1204)。
【0081】なお、各画像C1,C2の輝度については、
第1の実施の形態などのように2個のフォトトランジス
タを用いる構成のデータ数に比べて、撮像素子41を用い
る場合は無限に近い程多数のデータを取得可能になる。
そして、CCDなどについては、画素欠けなども生じ得
るため、各画像C1,C2中の特定の一点のみのデータを
利用するよりも、できるだけ多数のデータを平均化して
測定データとすることが望ましい。そこで、各画像C
1,C2の輝度の決定については、各画像C1,C2中の特
定の複数位置の画素の輝度を平均化するか、あるいは各
画像C1,C2の全領域を平均化して決定すると良い。
【0082】次いで、CPU35は、輝度調整ボリューム
6を1ステップ変化させ、表示部4全体の輝度を下げる
(S1205)。
【0083】次いで、CPU35は、上記のステップと同
様に、値を取り込みメモリ36に記録する動作を輝度が最
小になるまで繰り返す(S1203〜S1206)。この後、CPU
35は、メモリ36に記録したデータから、輝度差が最大に
なる輝度調整ボリューム6の調整値を算出し(S1207)、
この値(i)に所定の固定値である定数(OFFSET)を加えて
メモリ36に記録する(S1208)。そして、この記録された
値を、本機器(デジタルカメラ1)のデフォルトの輝度値
とする。
【0084】そして、この第3の実施の形態によれば、
第1の実施の形態に示す効果に加え、第2の実施の形態
と同様に、本機器単独での調整が可能になる。さらに、
機器に備えられた撮像素子を用いることにより、構成を
簡略化し、製造コストの低減が可能になる。
【0085】なお、CCDなどの撮像素子を用いる場合
には、原則として、撮像素子側のホワイトバランス調整
が完全に行われており、測定する輝度のばらつきも小さ
いことが求められる。
【0086】また、導光手段は、ミラーに限られず、グ
ラスファイバーなど、適宜の構成を採ることができる。
【0087】また、上記の各実施の形態では、液晶ディ
スプレイ装置の表示部は、いわゆるバックライトにより
背面などから照明される液晶パネルを用いた液晶ディス
プレイ装置について説明したが、表示装置としては、い
わゆるOLED(有機EL)、ブラウン管(CRT)、プラ
ズマディスプレイなど、種々のデバイスを使用すること
ができる。
【0088】また、基本的には光源を備えず自ら発光も
しない反射タイプの液晶ディスプレイ装置を備えた機器
についても、適宜の光源を機器の内部あるいは外部に備
えることにより、受光素子及び周辺回路を機器の内部ま
たは外部に配置して、第1ないし第3の実施の形態と同
様の輝度調整システムを構成できる。
【0089】次に、図13ないし図15を参照して、第
4の実施の形態を説明する。
【0090】この第4の実施の形態は、反射型の液晶デ
ィスプレイ装置2を設けたもので、表示部4の背面には
反射板50が備えられている。そして、輝度調整システム
Sは、上記の実施の形態と同様に、フォトトランジスタ
51、輝度差測定回路33、ADコンバータ18、CPU(中
央演算処理装置)35、RAMなどのメモリ36、輝度調整
ボリューム6などを備えている。さらに、この輝度調整
システムSには、発光管あるいは発光ダイオードなどの
光源Lと、この光源Lとフォトトランジスタ51との間を
遮光する遮光板53となどを備えている。そして、この構
成において、第1の実施の形態と同様に2個のフォトト
ランジスタ51を用いて輝度差を測定する構成を採る場合
には、表示部4のフォトトランジスタ51により測定され
る位置に予め同一の白色を表示して全反射状態とし、こ
の状態で、両方のフォトトランジスタ51からの出力につ
いて、輝度差測定回路33の初段のアンプ回路の出力が一
定になるように利得を調整する。この状態で、2個のフ
ォトトランジスタ51が受光する光源Lの光量差による影
響をなくしておく。
【0091】次に、図14のフローチャートを参照し
て、この第4の実施の形態の動作を説明する。
【0092】まず、CPU35の制御などにより、光源L
を点灯させる(S1401)。次いで、CPU35の制御などに
より、表示部4に指定のテストチャートである2個のグ
レー色の画像C1,C2を表示する(S1402)。
【0093】そして、CPU35の制御により、表示部4
が最大輝度になるように、輝度調整ボリューム6を設定
する(S1403)。
【0094】この状態で、表示部4の反射光、すなわ
ち、表示部4に表示された画像C1,C2の反射光を外部
あるいは内蔵のフォトトランジスタ51で受光し、輝度差
測定回路33により、画像C1,C2の輝度差が電圧として
出力される。そして、この電圧は、ADコンバータ18に
よりAD変化処理される。そして、このAD変化処理さ
れた値をCPU35が取り込みメモリ36に記録する(S140
4)。次いで、CPU35は、輝度調整ボリューム6を1ス
テップ変化させ、表示部4全体の輝度を下げる(S140
5)。次いで、CPU35は、同様にAD変化処理された値
を取り込みメモリ36に記録する動作を輝度が最小になる
まで繰り返す(S1404〜S1406)。この後、CPU35は、メ
モリ36に記録したデータから、輝度差が最大になる輝度
調整ボリューム6の調整値を算出し(S1407)、この値(i)
に所定の固定値である定数(OFFSET)を加えてメモリ36に
記録する(S1408)。そして、この記録された値を、本機
器(デジタルカメラ1)のデフォルトの輝度値とする。
【0095】このようにして、第2の実施の形態と同様
に、輝度の自動調整ができる。
【0096】なお、図13に示す構成において、光源、
フォトトランジスタ、及び光源などを機器に組み込むこ
とにより、機器単独でのいわゆるスタンドアロンでの輝
度調整を可能にできる。さらに、第2の実施の形態と同
様に輝度差測定回路をも含んだ液晶ディスプレイブロッ
クを構成することにより、外付け回路を削減できる。
【0097】例えば、図15に示すように、表示部4の
表示領域外の一部に反射板50を設けない測定領域55を設
定し、この測定領域55の背面に、発光ダイオードなどの
光源Lを取り付けるとともに、この測定領域55の表面
に、光源Lと対向してフォトトランジスタ51を配置する
ことができる。
【0098】また、上記の各実施の形態では、表示部4
にテストチャートである2個などの複数のグレー色の画
像C1,C2を同時に表示し、これら画像C1,C2をフォ
トトランジスタなどで同時に受光したが、表示部4に複
数のグレー色の画像C1,C2を一種類ずつ交互に、すな
わち、時分割切り替えで表示し、フォトトランジスタな
どの測定手段を1個とすることもできる。そして、この
構成では、フォトトランジスタ及びこのフォトトランジ
スタに接続されるアンプ回路などの周辺回路も1個とし
て、例えば液晶回路ブロックの回路規模を縮小し、製造
コストを低減できる。
【0099】次に、図16を参照して、第5の実施の形
態を説明する。
【0100】この第5の実施の形態は、図9などに示す
第2の実施の形態の構成において、測定用領域26は必要
に応じて1カ所にのみ設定され、フォトトランジスタ31
も1個とされているとともに、輝度差測定回路33に代え
て、アンプ回路のみが設けられたものである。
【0101】そして、この第5の実施の形態の動作は、
図16のフローチャートに示すように、まず、CPU35
の制御により、表示部4が最大輝度になる電圧に、輝度
調整ボリューム6を設定する(S1601)。この状態で、C
PU35は、2種類のグレー色のうち、まず、明るい方の
グレーの画像C2を測定用領域26あるいは表示部4の全
面に表示する(S1602)。そして、液晶ディスプレイブロ
ック21に内蔵されたフォトトランジスタ31により、この
画像C2の輝度を測定し、アンプ回路の出力電圧をAD
コンバータ18によりAD変化処理し、この値「a」をメ
モリ36に一時記録する(S1603)。次いで、CPU35は、
2種類のグレー色のうち、暗い方のグレーの画像C1を
測定用領域26あるいは表示部4の全面に表示する(S160
4)。そして、同様に画像C1の輝度を測定し、AD変化
処理した値「b」をメモリ36に一時記録する(S1605)。そ
して、CPU35は、測定しAD変化処理した2個の値
「a」と「b」との差すなわち輝度差をとり、結果をメモ
リ36に記録する(S1606)。
【0102】次いで、CPU35は、輝度調整ボリューム
6を1ステップ変化させ、表示部4全体の輝度を下げる
(S1607)。次いで、CPU35は、上記と同様に画像C2と
画像C1とを表示、測定し、輝度差をメモリ36に記録す
る動作を輝度レベルが最小になるまで繰り返す(S1602〜
S1608)。
【0103】この後、CPU35は、メモリ36に記録した
データから、輝度差が最大になる輝度調整ボリューム6
の調整値を算出し(S1609)、この値(i)に所定の固定値で
ある定数(OFFSET)を加えてメモリ36に記録する(S161
0)。そして、この記録された値を、本機器(デジタルカ
メラ1)のデフォルトの輝度値とする。
【0104】なお、フォトトランジスタに入射する外乱
すなわち外光について、フォトトランジスタが液晶ディ
スプレイ内蔵の場合は、外光の影響を抑制することも容
易であるが、フォトトランジスタを機器の外部に備え、
さらに、1個のフォトトランジスタで輝度を測定する場
合は、外光の影響を受けやすくなる。すなわち、第1の
実施の形態のように、2個のフォトトランジスタを用い
る場合は、差動回路を用いて外光の影響を抑制(キャン
セル)することも可能であるが、1個のフォトトランジ
スタで時分割する構成では、差動回路を用いることがで
きない。そこで、この構成では、フォトトランジスタに
入射する外光は、測定する液晶ディスプレイ装置の表示
部の最低測定輝度よりも小さくなる環境が必要になる。
【0105】また、1個のフォトトランジスタを時分割
して表示及び観測するため、明るいグレーの画像C2と
暗いグレーの画像C1とで瞬間的に測定条件が変化す
る。そこで、図16に示す測定作業のフローを複数回実
行し、算出した結果の値(imax)の平均を用いることによ
り、精度を向上できる。
【0106】なお、上記の各実施の形態では、機器とし
てデジタルカメラ(デジタルスチルカメラ)について説明
したが、いわゆるモバイル機器や、パーソナルコンピュ
ータなどの機器にも適用できる。
【0107】また、機器、測定手段、コンピュータなど
の回路配置については、上記の各実施の形態に記載した
構成の他、種々の組合せが可能である。すなわち、機器
及びディスプレイ装置に対して測定手段その他の周辺回
路を、適宜内外に配置することができる。
【0108】
【発明の効果】請求項1記載の輝度調整システムによれ
ば、表示部に異なる輝度の画像を表示し、これら画像の
輝度を測定して輝度の差が最大になる状態を特定し、こ
の特定結果に基づき輝度調整ボリュームを設定すること
により、輝度を自動的に好適な状態に設定できる。表示
部の輝度を実際に測定することにより、正確に調整でき
る。複数の画像の輝度の差を測定することにより、単独
の画像の輝度の絶対値を測定する構成に比べて、装置の
精度の低減が可能になり、製造コストを低減できる。
【0109】請求項2記載の輝度調整システムによれ
ば、請求項1記載の効果に加え、チャート表示手段は、
表示部に同時に異なる複数の階調の画像を表示し、測定
手段は、各画像をそれぞれ同時に測定するため、外光の
影響を抑制でき、容易に正確に測定できる。
【0110】請求項3記載の輝度調整システムによれ
ば、請求項1記載の効果に加え、チャート表示手段は、
表示部に順次異なる複数の階調の画像を表示し、測定手
段は、各画像を順次測定することにより、測定手段の数
を減らすことが可能になり、製造コストを低減できる。
【0111】請求項4記載の輝度調整システムによれ
ば、請求項1ないし3いずれか記載の効果に加え、測定
手段は、ディスプレイ装置を設けた機器に備えたため、
ディスプレイ装置を設けた機器の単独での輝度の自動調
整が可能になり、機器の使用中の調整もできる。
【0112】請求項5記載の輝度調整システムによれ
ば、請求項4記載の効果に加え、測定手段は、撮像手段
と、表示部の画像を撮像手段で撮像可能な位置に導く導
光手段とを備えたため、機器に備えた撮像手段を用い
て、機器の単独で輝度の自動調整ができる。
【0113】請求項6記載の輝度調整システムによれ
ば、請求項1ないし5いずれか記載の効果に加え、輝度
の調整が必要になる液晶パネルにおいて、輝度の調整を
容易に正確にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輝度調整システムの第1の実施の形態
を示す構成図である。
【図2】同上輝度調整システムのデジタルカメラの動作
を示すフローチャートである。
【図3】同上輝度調整システムのコンピュータの動作を
示すフローチャートである。
【図4】同上輝度調整システムの輝度差測定装置の動作
を示すフローチャートである。
【図5】同上輝度調整システムの動作を示す説明図であ
る。 (a)は輝度調整電圧とフォトトランジスタの出力電圧と
の関係を示すグラフ (b)は輝度調整電圧とフォトトランジスタの差動電圧と
の関係を示すグラフ
【図6】同上輝度調整システムの輝度調整電圧と差動電
圧との関係を示すグラフである。
【図7】同上輝度調整システムの輝度調整電圧と差動電
圧との関係を示すグラフである。 (a)は電源投入直後 (b)は電源投入5分後 (c)は低温(5℃)時
【図8】同上輝度調整システムの輝度調整電圧と差動電
圧との関係を示すグラフである。 (a)は測定開始から終了までの全体のタイミングチャー
ト (b)は(a)の一部を拡大した詳細なタイミングチャート
【図9】本発明の輝度調整システムの第2の実施の形態
を示す構成図である。
【図10】同上輝度調整システムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】本発明の輝度調整システムの第3の実施の形
態を示す構成図である。
【図12】同上輝度調整システムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図13】本発明の輝度調整システムの第4の実施の形
態を示す構成図である。
【図14】同上輝度調整システムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図15】同上輝度調整システムの変形例を示す構成図
である。
【図16】本発明の輝度調整システムの第5の実施の形
態を示すフローチャートである。
【図17】従来の輝度調整工程を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 機器としてのデジタルカメラ 2 ディスプレイ装置としての液晶ディスプレイ装置 4 表示部 6 輝度調整ボリューム 11 制御手段としてのコンピュータ 12 制御手段を構成する輝度差測定装置 14 測定手段としてのフォトトランジスタ 41 撮像手段としての撮像素子 44 導光手段を構成するミラー C1,C2 画像 S 輝度調整システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NC54 NC59 NC66 ND54 5C006 AA11 AF51 AF52 AF53 AF54 AF61 BB11 BF14 BF15 BF38 EB01 FA20 5C061 BB15 CC05 5C080 AA10 BB05 DD04 DD15 DD28 EE28 JJ02 JJ04 JJ05 JJ07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部及びこの表示部を駆動する駆動回
    路を備えたディスプレイ装置の前記表示部に表示される
    画像の輝度を調整する輝度調整システムであって、 前記駆動回路に備えられた輝度調整ボリュームと、 前記表示部の少なくとも一部に互いに異なる複数の階調
    の画像を表示するチャート表示手段と、 前記表示部に表示された各画像の輝度を測定する測定手
    段と、 前記輝度調整ボリュームを作動させて前記画像の輝度を
    変化させるとともに、前記測定手段により各画像の輝度
    を測定して記憶し、各画像間の輝度差が最大になる状態
    を特定し、この特定結果に基づき前記輝度調整ボリュー
    ムを設定する制御手段とを具備したことを特徴とする輝
    度調整システム。
  2. 【請求項2】 チャート表示手段は、表示部に同時に異
    なる複数の階調の画像を表示し、 測定手段は、前記各画像をそれぞれ同時に測定すること
    を特徴とする請求項1記載の輝度調整システム。
  3. 【請求項3】 チャート表示手段は、表示部に順次異な
    る複数の階調の画像を表示し、 測定手段は、前記各画像を順次測定することを特徴とす
    る請求項1記載の輝度調整システム。
  4. 【請求項4】 測定手段は、ディスプレイ装置を設けた
    機器に備えられたことを特徴とする請求項1ないし3い
    ずれか記載の輝度調整システム。
  5. 【請求項5】 測定手段は、撮像手段と、表示部の画像
    を前記撮像手段で撮像可能な位置に導く導光手段とを備
    えたことを特徴とする請求項4記載の輝度調整システ
    ム。
  6. 【請求項6】 表示部は、液晶パネルを備えたことを特
    徴とする請求項1ないし5いずれか記載の輝度調整シス
    テム。
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