JP2002366649A - 遺伝性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシステム - Google Patents

遺伝性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシステム

Info

Publication number
JP2002366649A
JP2002366649A JP2001153885A JP2001153885A JP2002366649A JP 2002366649 A JP2002366649 A JP 2002366649A JP 2001153885 A JP2001153885 A JP 2001153885A JP 2001153885 A JP2001153885 A JP 2001153885A JP 2002366649 A JP2002366649 A JP 2002366649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
sample
file
bank
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001153885A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Horio
裕幸 堀尾
Mitsuyo Tanemura
光代 種村
Kazuya Kawamata
和弥 川俣
Yoshihide Chiba
喜英 千葉
Michiya Natori
道也 名取
Kaoru Suzumori
薫 鈴森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAT CARDIOVASCULAR CT
Japan National Cardiovascular Center
Original Assignee
NAT CARDIOVASCULAR CT
Japan National Cardiovascular Center
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAT CARDIOVASCULAR CT, Japan National Cardiovascular Center filed Critical NAT CARDIOVASCULAR CT
Priority to JP2001153885A priority Critical patent/JP2002366649A/ja
Publication of JP2002366649A publication Critical patent/JP2002366649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 近年めざましい発達を遂げた情報ネットワー
ク技術を利用して、遺伝性疾患、とりわけ胎児死亡素因
の解明を、広範な研究協力のもとに推進するべく医療・
解析部門を統合して、患者の症例・検体を多くの医師・
研究者間で共有できるようにしたネットワークシステム
を提供する。 【解決手段】 症例情報及び検体を採取する症例発生グ
ループ20と、採取された検体を保存管理する検体バン
ク30と、検体バンク30から送付された検体の遺伝子
解析を行なう解析グループ40と、各種情報を統括的に
管理する情報バンク10とを回線50により相互接続す
る。情報バンク10は、各グループ及び検体バンクから
伝達される固有の情報に基づいて、各グループ及び検体
バンクから閲覧可能な全体ファイルを作成する。全体フ
ァイルは、患者個人情報を除いた症例・検体・解析情報
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に遺伝性疾患の
研究を目的として、情報・検体の集積分配を行なう遺伝
性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシ
ステムに関し、特に、病的胎児の症例・検体の情報収集
に適した情報・検体集積分配ネットワークシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】2000年6月にヒトゲノム解読プロジ
ェクトが完成し、多くの遺伝性疾患の原因遺伝子が同定
され、その成果を早期診断、治療、予防に活用する機が
熟しつつある。しかし、遺伝性疾患や先天異常の研究に
は、原因遺伝子の解明ばかりでなく、その異変に伴う病
態発現機構の解明が重要であり、基礎的研究と臨床の両
面からのアプローチが不可欠である。
【0003】周産期医療分野においては、超音波断層
法、ドップラー法等の開発・改良に伴い、妊娠初期から
の胎児の形態や循環動態の観察が可能になり、診断技術
は飛躍的に向上し、出生前診断、胎児治療も積極的に行
なわれるようになった。近年のヒトゲノム技術のめざま
しい進歩は、これらの周産期医療技術と連動し、先天性
代謝異常症のなどの一部の領域では研究が進んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヒトゲノム技
術と医療技術の共同研究はごく一部の研究者同士の細か
い個人的な人脈の上で実施されているにすぎず、情報が
医療現場や各研究施設、或いは民間レベルに広く知らさ
れて実施されたものではない。
【0005】最近の我が国の統計では、周産期死亡原因
の第1位は奇形であり、現在の周産期医療においては、
その成因の研究と解決が今もっとも求められている。ま
た、先天異常の多くは流産に帰結するが、発生初期の異
常の明らかにするには、流死産児や胎盤絨毛についての
染色体・遺伝子解析や、環境要因の解明が不可欠であ
る。しかしながら、現状は、多くの先天異常や流死産の
胎芽・胎児由来細胞に対して、広く遺伝子・環境因子検
索が行なわれる環境にはない。現在の日本では、臨床レ
ベルでの個々の症例の取り扱いは、それぞれの担当医師
や施設がどの程度の診療ネットワークを持っているかに
依存しており、極めて閉鎖的である。
【0006】本発明の目的は、近年めざましい発達を遂
げた情報ネットワーク技術を利用して、遺伝性疾患、と
りわけ胎児死亡要因の解明を、広範な研究協力のもとに
推進するべく医療・解析部門を統合して、患者の症例・
検体を多くの医師・研究者間で共有できるようにしたネ
ットワークシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のネットワークシステムは、症例情報及び検
体を採取する症例発生グループと、採取された検体を保
存管理する検体バンクと、検体バンクから送付された検
体の遺伝子解析を行なう解析グループと、各種情報を統
括的に管理する情報バンクとがネットワークにより相互
接続されており、情報バンクは、各グループ及び検体バ
ンクから伝達される固有の情報に基づいて、各グループ
及び検体バンクから閲覧可能な全体ファイルを作成する
ことを特徴としている。
【0008】本発明のネットワークシステムにおいて
は、症例発生グループと解析グループが検体バンク及び
情報バンクを介して有機的に結合されることにより、症
例登録された患者の検体が多く収集され、その検体の解
析情報も多く収集される。そして、これらの情報が全体
ファイルにより広く閲覧可能となる。
【0009】全体ファイルは、患者のプライバシー保護
のために個人情報を除いた症例・検体・解析情報を提供
する。これは、全体ファイルが患者個人情報を含まない
ことを意味しない。全体ファイルが患者個人情報を含む
場合はこれを非公開とし、含まない場合は望むと望まざ
るとにかかわらず、その情報は提供されない。
【0010】症例発生グループ、検体バンク及び解析グ
ループは、各々によってのみ読み書きが可能な専用のフ
ァイルを通して、固有の情報を情報バンクに伝達する。
このようなアクセス権限の分割制限により、各グループ
及びバンクの独立性が保たれ、患者のプライバシー保護
が容易になる。
【0011】専用ファイルの具体例としては、症例発生
グループ用では、患者情報及び原検体情報を書き込む患
者ファイル及び原検体ファイルであり、検体バンク用で
は、保存検体情報を書き込む保存検体ファイルであり、
解析グループ用では、解析結果情報を書き込む解析結果
ファイルである。
【0012】情報バンクは、症例発生グループから専用
ファイルを通して情報を伝達されることに伴って、検体
バンク用の専用ファイルを作成し、更にその専用ファイ
ルへの書き込みに伴って、解析グループ用の専用ファイ
ルを作成する。専用ファイルの作成にデータリレーショ
ンを用いることにより、入力の負担がより一層軽減され
る。
【0013】なお、本発明のネットワークシステムは、
遺伝性疾患全般の研究に使用することができるが、その
なかでも特に病的胎児の遺伝性疾患の研究に有効であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態を示す情報・検
体集積分配ネットワークシステムの構成図、図2は同ネ
ットワークシステムに使用されたホストコンピュータの
機能を示すファイルの構成図である。
【0016】本実施形態のネットワークシステムは、病
的胎児の検体及び個体情報を集配するデータバンクの構
築に用いられており、より具体的には、広範な検体及び
その情報の採取、登録会員全員が自由に閲覧できる全体
ファイルの作成、並びに患者家族のプライバシー保護を
主眼としている。
【0017】このネットワークシステムは、図1に示す
ように、回線50により接続された情報バンク10、症
例発生グループ20、検体バンク30及び解析グループ
40により構成されている。情報バンク10は、当該ネ
ットワークシステムにおける情報の集積・分配拠点であ
り、情報を統括的に管理するためのホストコンピュータ
11を保有している。
【0018】症例発生グループ20は、当該ネットワー
クの登録会員からなる複数の産科臨床医により構成され
ており、各産科臨床医が所有するパソコン21a,21
b・・を情報端末として臨床医ごとに前記回線50によ
りホストコンピュータ10と接続可能である。
【0019】症例発生グループ20内の各産科臨床医
は、図2に示すように、各々のパソコン21を通してデ
ータベース作成用の患者ファイル、原検体ファイルに読
み書きを行なうことができる。また、データベースの全
体を全体ファイルにより閲覧することができる。あとで
詳しく説明するが、全体ファイルの作成には、患者ファ
イル、原検体ファイルに書き込まれたデータが使用され
る。
【0020】各産科臨床医は、インフォームドコンセン
トが得られた病的胎児について、原検体を採取する。原
検体とは、各症例から採取されるサンプルであり、絨毛
や羊水、胎児血等がある。また、必要に応じて両親や同
胞の血液等も採取する。原検体採取の対象となる症例
は、胎内で異常が認められ、超音波検査等により形態診
断がなされた先天性疾患、流産を繰り返す症例、両親の
いずれかに均衡型転座を認める症例等であり、流死産し
た胎芽や胎児由来細胞等も対象として検体が採取され
る。
【0021】原検体を採取した産科臨床医は、その原検
体を検体バンク30へ発送する。また、原検体の採取に
対応して、産科臨床医は情報バンクA内のホストコンピ
ュータ10内に(1)患者情報、(2)原検体情報を伝
達する。具体的には、ホストコンピュータ10内の患者
ファイル、原検体ファイルを呼び出し、これらに(1)
患者情報、(2)原検体情報をそれぞれ書き込む。これ
らの情報は以下のとおりである。
【0022】(1)患者情報 1.患者ID ID、作成日時 2.施設情報 発生施設名、担当医師、連絡先 3.患者個人 氏名、診断名/症状など 4.父・母・同胞 診断名、家族歴など 5.分娩情報 日時、アプガー、体重、産科異常
【0023】(2)原検体情報 1.検体情報 検体の種類、採取週数、採取日 2.送付情報 送付施設名、送付条件、送付日
【0024】検体バンク30は、当該ネットワークシス
テムにおける検体の集積・分配拠点であり、1機関でも
複数機関でもよい。検体バンク30内の検体管理者は、
前記回線50によりホストコンピュータ10と接続可能
なパソコン31を通して、データベース作成用の保存検
体ファイルに読み書きを行なうことができる。また、デ
ータベースの全体を全体ファイルにより閲覧することが
できる。あとで詳しく説明するが、全体ファイルの作成
には、保存検体ファイルに書き込まれたデータが使用さ
れる。
【0025】検体バンク30に送付されてきた原検体
は、そのままの状態、或いはDNA、細胞株等として保
存される。このため、多くの場合、1つの原検体が複数
の検体に分割される。保存の条件は、常温、冷蔵(4
℃)、冷凍(−20℃、−80℃)である。
【0026】検体バンク30では、各検体につき、前述
したホストコンピュータ10内の患者ファイル、原検体
ファイルへの情報書き込みに伴って自動的に作成された
(3)保存検体情報に必要な付随情報を追加し、情報バ
ンク10内のホストコンピュータ11に伝達する。具体
的には、ホストコンピュータ11内の保存検体ファイル
を呼び出し、(3)保存検体情報を書き込む。この情報
は以下のとおりである。
【0027】(3)保存検体情報 1.識別ID バンクID、作成日時 2.依頼施設 依頼施設、患者ID、氏名 3.保存施設 種類、保存条件、保存施設 4.検体の状況 現在位置、状態、消滅理由
【0028】検体バンク30に保存されている検体は、
研究目的に応じて解析グループ40内の研究者に送られ
る。
【0029】解析グループ40は1又は複数の検体解析
機関により構成される。解析グループ40内の研究者
は、前記回線50によりホストコンピュータ10と接続
可能なパソコン41を通して、データベース作成用の解
析結果ファイルに読み書きを行なうことができる。ま
た、データベースの全体を全体ファイルにより閲覧する
ことができる。あとで詳しく説明するが、全体ファイル
の作成には、解析結果ファイルに書き込まれたデータが
使用される。
【0030】解析グループ40内の研究者は、送られて
きた検体のDNA解析を行なうと共に、その解析結果を
(4)検体解析情報として、パソコン41により情報バ
ンクA内のホストコンピュータ10に伝達する。具体的
には、ホストコンピュータ10内の解析結果ファイルに
(4)検体解析情報を書き込む。この情報は以下のとお
りである。
【0031】(4)検体解析情報 1.識別ID、解析日時 2.解析施設、担当者 3.解析結果
【0032】情報バンク10内のホストコンピュータ1
1は、症例発生グループ20内の各産科臨床医から伝達
された(1)患者情報及び(2)原検体情報、検体バン
ク30から伝達された(3)保存検体情報、並びに解析
グループ40から伝達された(4)検体解析情報に基づ
き、検体ごとに整理された閲覧用の全体ファイルを作成
する。また、その全体ファイルの作成と共に、保存検体
ファイル及び解析結果ファイルの作成を行なう。この手
順を図2により説明する。
【0033】 症例発生グループ20での原検体の採
取に伴って(1)患者情報及び(2)原検体情報が情報
バンク10内のホストコンピュータ11に送られ、患者
ファイル、原検体ファイルに書き込まれる。症例発生グ
ループ20での検体情報は又、患者個人情報を除いた形
で、Eメールと自動ファックスとにより検体バンク担当
者に報告される。ファックスは紙の記録として残り、送
られてきた検体と照合することにより、ダブルチェック
を可能とする。
【0034】 ホストコンピュータ11は、その原検
体についてのデータの一部を全体ファイルに転写する。
全体ファイルは、症例発生グループ20内の全産科臨床
医、検体バンク30及び解析グループ40からアクセス
が可能である。このため、病的胎児のプライバシーを考
慮して、(1)患者情報及び(2)原検体情報から病的
胎児のプライバシー情報を除いた原検体データが全体フ
ァイルに書き込まれる。病的胎児のプライバシー情報が
全体ファイルに書き込まれる場合は、これを非公開とし
て外部へ提供しないようにする。
【0035】 ホストコンピュータ11は又、全体フ
ァイルへの原検体データの書き込みに伴い、検体バンク
30用の保存検体ファイルを作成する。
【0036】 検体管理者は、保存検体ファイルに
(3)保存検体情報を書き込むが、保存検体ファイルで
は、データリレーションにより、必要事項の多くが転写
されている。このため、検体管理者は、原検体の分割に
伴う追加や変更を行なうだけで、保存検体ファイルへの
(3)保存検体情報の書き込みを終えることができる。
こうして保存検体に対応する保存検体ファイルが作成さ
れる。ここにおけるデータリレーションも、病的胎児の
プライバシーを考慮してそのプライバシー情報を除いた
ものになっている。病的胎児のプライバシー情報が除か
れない場合は非公開の措置がとられる。
【0037】 保存検体ファイルへの(3)保存検体
情報の書き込みに伴い、その情報の必要部分が全体ファ
イル内に転写される。
【0038】 また、データリレーションにより、保
存検体ごとに解析結果ファイルが作成される。ここにお
けるデータリレーションも、病的胎児のプライバシーを
考慮してそのプライバシー情報を除いたものになってい
る。病的胎児のプライバシー情報が除かれない場合は非
公開の措置がとられる。
【0039】 解析グループ40でDNA解析を行な
った研究者は、解析結果ファイルを呼び出し、これに
(4)解析結果情報を書き込む。データリレーションに
より、入力の負担は最小限に抑制される。
【0040】 解析結果ファイルへの(4)解析結果
情報の書き込みに伴い、その情報の必要部分が全体ファ
イルに転写される。これにより、特定の保存検体につい
ての解析情報を含む各種情報が、患者のプライバシー情
報を除いて、全体ファイル内に閲覧可能な情報として記
載される。
【0041】これを繰り返すことにより、全体ファイル
内に多くの保存検体情報が蓄積される。全体ファイル内
に保存検体情報が入力されるごとに、個人情報を除く簡
単な情報がEメールにより登録会員全員に送付され、保
存検体情報の新規入力のあったことが通知される。
【0042】このように、本実施形態のネットワークシ
ステムでは、症例発生グループ20での原検体の採取に
伴う患者ファイル、原検体ファイルへの(1)患者情報
及び(2)原検体情報の書き込みを出発点として、保存
検体ファイル及び解析結果ファイルが自動作成される。
このファイル作成プロセスでは、患者のプライバシー情
報が提供されないように配慮される。
【0043】患者ファイル、原検体ファイルへの書き込
みは、症例発生グループ20における担当産科臨床医の
みが行なうことができ、保存検体ファイル及び解析結果
ファイルへの(3)保存検体情報及び(4)解析結果情
報の書き込みは、検体バンク30における検体管理者及
び解析グループ40における研究者のみが行なうことが
できる。
【0044】すなわち、それぞれのファイルへのアクセ
ス権限がグループごとに分かれ、入力及び閲覧の責任範
囲が明確化されている。
【0045】患者のプライバシー情報に関しては、症例
発生グループ20内の患者担当医のみが、その患者のプ
ライバシーに関わる項目を入力、訂正、表示することが
できる。
【0046】全体ファイルは、各ファイルへの情報書き
込みの結果、作成され、登録会員の全てが閲覧すること
ができるが、基本的に書き換えを行なうことができな
い。この全体ファイルは閲覧専用である。その書き換え
は、上述したとおり、検体バンク30内の検体管理者で
あれば保存検体ファイルのみを通してしか行なうことが
できない。従って、ネットワーク参加者全員が全体ファ
イルを通して、患者のプライバシー情報を除く全データ
を閲覧することが可能となる。
【0047】ネットワークを結ぶ回線50は、ここでは
セキュリティを重視してインターネットの使用を避け、
直接ダイアルアップとされている。各施設では、既存の
コンピュータ端末を使用し、ISDN或いはPHSを用
いたPIAFS通信による専用回線で、情報バンク10
内のホストコンピュータ11と直接接続する。ホストコ
ンピュータ11へコールすると、サーバ側のルータでは
発信番号とパスワードによるセキュリティチェックを行
なう。念のため、発信元へコールバックを行なうことに
より、セキュリティをより強固なものにすることができ
る。
【0048】使用者の負担軽減を考慮するならば、イン
ターネットの使用が好まれる。これを実現する上での大
きな問題であるセキュリティについても、インターネッ
トバンキングやインターネットショッピングの普及を考
えると、問題のないシステムの構築が可能である。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の遺伝性
疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシス
テムは、全国レベル、更には世界レベルでの症例、検体
の収集を可能にし、それらの情報の共有を可能にする。
また、全国どこからでも専門的な解析を依頼できる。こ
れより、症例情報及び検体を、目的に応じバンクを通じ
て全国の遺伝子解析、胎児形態診断、胎児環境因子分析
を行なう研究者に迅速に送付できる。また、専門領域に
関連する症例情報を豊富に蓄積でき、その迅速な検索を
可能にして、周産期医療等の発展に多大の貢献をするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す情報・検体集積分配
ネットワークシステムの構成図である。
【図2】同ネットワークシステムに使用されたホストコ
ンピュータの機能を示すファイルの構成図である。
【符号の説明】
10 情報バンク 11 ホストコンピュータ 20 症例発生グループ 30 検体バンク 40 解析グループ 50 回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 種村 光代 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1 名 古屋市立大学内 (72)発明者 川俣 和弥 大阪府吹田市藤白台5−7−1 国立循環 器病センター内 (72)発明者 千葉 喜英 大阪府吹田市藤白台5−7−1 国立循環 器病センター内 (72)発明者 名取 道也 東京都世田谷区大蔵2−10−1 国立大蔵 病院内 (72)発明者 鈴森 薫 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1 名 古屋市立大学内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 症例情報及び検体を採取する症例発生グ
    ループと、採取された検体を保存管理する検体バンク
    と、検体バンクから送付された検体の遺伝子解析を行な
    う解析グループと、各種情報を統括的に管理する情報バ
    ンクとがネットワークにより相互接続されており、情報
    バンクは、各グループ及び検体バンクから伝達される固
    有の情報に基づいて、各グループ及び検体バンクから閲
    覧可能な全体ファイルを作成することを特徴とする遺伝
    性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 全体ファイルは、患者個人情報を除いた
    症例・検体・解析情報を提供する請求項1に記載の遺伝
    性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 症例発生グループ、検体バンク及び解析
    グループは、各々によってのみ読み書きが可能な専用の
    ファイルを通して、固有の情報を情報バンクに伝達する
    ことを特徴とする請求項2に記載の遺伝性疾患解析のた
    めの情報・検体集積分配ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 症例発生グループ用の専用ファイルは、
    患者情報及び原検体情報を書き込む患者ファイル及び原
    検体ファイルであり、検体バンク用の専用ファイルは、
    保存検体情報を書き込む保存検体ファイルであり、解析
    グループ用の専用ファイルは、解析結果情報を書き込む
    解析結果ファイルである請求項3に記載の遺伝性疾患解
    析のための情報・検体集積分配ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 情報バンクは、症例発生グループから専
    用ファイルを通して情報を伝達されることに伴って、検
    体バンク用の専用ファイルを作成し、更にその専用ファ
    イルへの書き込みに伴って、解析グループ用の専用ファ
    イルを作成する請求項1に記載の遺伝性疾患解析のため
    の情報・検体集積分配ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 専用ファイルの作成にデータリレーショ
    ンを用いる請求項5に記載の遺伝性疾患解析のための情
    報・検体集積分配ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 患者は病的胎児である請求項1に記載の
    遺伝性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワー
    クシステム。
JP2001153885A 2001-05-23 2001-05-23 遺伝性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシステム Pending JP2002366649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001153885A JP2002366649A (ja) 2001-05-23 2001-05-23 遺伝性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001153885A JP2002366649A (ja) 2001-05-23 2001-05-23 遺伝性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002366649A true JP2002366649A (ja) 2002-12-20

Family

ID=18998328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001153885A Pending JP2002366649A (ja) 2001-05-23 2001-05-23 遺伝性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002366649A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010512221A (ja) * 2006-12-12 2010-04-22 デューン メディカル デヴァイシズ リミテッド グラフィカルユーザーインターフェース(gui)、データ表示方法および装置
JP2010528824A (ja) * 2007-06-12 2010-08-26 メラ サイエンシズ インコーポレイテッド 医療行為を提供するシステム及び方法並びに医療装置を制御するシステム及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010512221A (ja) * 2006-12-12 2010-04-22 デューン メディカル デヴァイシズ リミテッド グラフィカルユーザーインターフェース(gui)、データ表示方法および装置
JP2010528824A (ja) * 2007-06-12 2010-08-26 メラ サイエンシズ インコーポレイテッド 医療行為を提供するシステム及び方法並びに医療装置を制御するシステム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jackson et al. Outcomes, safety, and resource utilization in a collaborative care birth center program compared with traditional physician-based perinatal care
Psaty et al. Hormone replacement therapy, prothrombotic mutations, and the risk of incident nonfatal myocardial infarction in postmenopausal women
Hung et al. Increased postpartum maternal complications after cesarean section compared with vaginal delivery in 225 304 Taiwanese women
Larrabee et al. Global gene expression analysis of the living human fetus using cell-free messenger RNA in amniotic fluid
Philipp et al. Generalized abnormal embryonic development in missed abortion: embryoscopic and cytogenetic findings
Jung et al. Severity of community acquired hypernatremia is an independent predictor of mortality
Zeyneloglu et al. Achievement of pregnancy in globozoospermia with Y chromosome microdeletion after ICSI: case report
Klein et al. The preoperative consultation: response to internists' recommendations
Southerland et al. Beyond observation: protocols and capabilities of an emergency department observation unit
Wang et al. Mining medical data: a case study of endometriosis
Anchan et al. A comparative analysis of health-related quality of life 1 year following myomectomy or uterine artery embolization: findings from the COMPARE-UF registry
Magann et al. Evolving trends in maternal fetal medicine referrals in a rural state using telemedicine
AU2010211246A1 (en) Automated system for the comparison of individual genome, transcriptome, proteome, epigenome, and metabolome data with data from bonemarrow donor registers and blood banks, umbilical cord blood banks, and tissue banks
Donoso et al. Autosomal dominant Stargardt-like macular dystrophy: founder effect and reassessment of genetic heterogeneity
Uí Bhroin et al. Profiling frequent attenders at an inner city emergency department
JP2003108676A (ja) 診療情報検索用コンピュータシステム
Gibbs et al. Contraceptive services after Medicaid expansion in a state with a Medicaid family planning waiver program
D’Amato et al. “Lights and Shades” of Fertility Preservation in Transgender Men Patients: A Clinical and Pathological Review
Davidson Outcomes of high-risk women cared for by certified nurse-midwives
JP2002366649A (ja) 遺伝性疾患解析のための情報・検体集積分配ネットワークシステム
Parent et al. Fabry disease complicating pregnancy
Hart et al. Rural and urban differences in physician resource use for low-risk obstetrics.
Kapur Practicing pediatric pathology without a microscope
Gaudillière Reframing pathological heredity: Pedigrees, molecules, and genetic counseling in postwar France
Meschia et al. Is hormone replacement a risk factor for ischemic stroke in women with factor V Leiden mutation?

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040220

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227