JP2002358386A - 電子化ファイルの時間的証明方法及び電子化ファイルの時間的証明装置 - Google Patents

電子化ファイルの時間的証明方法及び電子化ファイルの時間的証明装置

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JP2002358386A
JP2002358386A JP2001214920A JP2001214920A JP2002358386A JP 2002358386 A JP2002358386 A JP 2002358386A JP 2001214920 A JP2001214920 A JP 2001214920A JP 2001214920 A JP2001214920 A JP 2001214920A JP 2002358386 A JP2002358386 A JP 2002358386A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子化ファイルの時間的証明が出来るように
する。 【構成】 演算装置によって電子化ファイルのチェック
サム値を算出し、このチェックサム値を保存可能にすべ
く、印刷装置によって印刷することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子化されたフ
ァイルが、ある時期以前に存在していたことを物理的に
証明する、電子化ファイルの時間的証明方法及び電子化
ファイルの時間的証明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、企業間の特許取得競争はし烈であ
るが、一方である情報を社内に保持しながら世間に公表
しないことも数多くあり、特許競争において、そのよう
な検討や研究がなされていたということを、後から公表
し、裁判における展開を有利にすることがある。従来で
あれば、そのような古い書類や、研究者のノートも紙媒
体の上に記録されたので、その古さを証明することは容
易であった。しかし、コンピュータの進歩により膨大な
情報を紙媒体の書類ではなくハードディスクやCD-ROMや
磁気テープ等に保存することが多くなった、この場合、
ある時期に、その書類やメモが存在していたことが、当
時者にとって明らかであっても、外部の者にそれを証明
することは困難である。なぜなら、磁気データは、元も
と、1と0の信号の組合せであり、その日付さえも容易
に書き換えが可能なので裁判等で厳密にある時期に存在
していたことを証明するのは困難である。
【0003】そこで本発明の課題は、電子化されたファ
イルがある時期に既に存在していた事を証明する手段を
提供すると共に、その証明が事情による内部のものによ
ってデータが捏造される危険性のない仕組みを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明において
は、電子化されたファイルのチェックサムと呼ばれる情
報を紙等の旧来の物理媒体に印刷し保存することでそれ
を行おうとするものである。
【0005】広義にチェックサムとは、あるファイルま
たは文字列を一定の関数処理して得られる数値である。
通常は、ある程度以上のサイズのファイルの場合、チェ
ックサムの文字列の方が、元のファイルや文字列に比べ
てはるかに小さい。
【0006】狭義のチェックサムは、具体的にコンピュ
ータシステムのコマンドあるいは関数として定義されて
いるものが、その例となる。図4に、FreeBSD(FreeBSD
3.3-RELEASE)にあるCKSUMコマンドのオンラインマニ
ュアル4を、また図5にmd5コマンドのオンラインマニ
ュアル5を引用する。
【0007】上記のCRC計算方法の一例は、x^16+x^12
+x^5+1で表される。
【0008】本発明においては上に示した、狭義または
広義のチェックサム値をファイル等の名前と共に紙媒体
等に印刷して保存して時間証明するもの事が出来る。な
ぜなら、このようなチェックサム値により逆に任意の文
章の電子化ファイルを作成することはできないので、チ
ェックサム値が元の電子化ファイルの存在を証明するこ
ととなる。このようにして得られたものがこの発明の時
間的存在証明書であるが、電子化ファイルの電子データ
が、2以上の異なるチェックサム値演算方式により算出
され、異なるチェックサム値として印刷されて成るもの
とすることによって、より信頼性のある時間的存在証明
書と成る。またこの時間的存在証明書には、この元と成
った電子化ファイルが所属する組織の組織情報などを含
めることが出来る。なお、印刷とはコンピュータのよう
な一時的に印字されても後で消えてしまう媒体ではなく
紙、ガラス、金属、プラスチックのような固体上に物理
的に印字することを言い、従って本発明のおける印刷物
とはこれらに印字して長期保存可能としたものを言う。
【0009】また、ファイルから直接、チェックサム値
を計算するのでは、無く、ファイルを暗号化処理、圧縮
処理、漢字モードの変換、他何らかの形式変換を経た後
にチェックサム値を算出しする方法は、ファイルの文字
列を直接一定の関数処理することとに他ならないので、
本発明の方法で処理することに同一のものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明するが、この発明はこれ等の実施形態に
のみ限定されるものでないことは言うまでもない。
【0011】(第1実施形態)Unix(FreeBSD)のcksum,m
d5という2つのコマンドがある。これをtestfileという
ファイル名を引数として"cksum testfile"を演算装置
2で実行すると、"1645312571 152 testfile"という
出力が得られる。また"md5 testfile"を演算装置2で
実行すると、"MD5 (testfile) = ef3e5979339765694
fc963d8ef5e5895"という出力が得られる(ステップS
1)。そこでこの結果を元に、例えば依頼主である顧客
の顧客情報などと共に、印刷装置3によってプリントア
ウトしたものが図1の時間的存在証明書1となる(ステ
ップS2)。処理する手順を図2にあらわす。演算装置
2と印刷装置3を図3にあらわす。
【0012】これにより、その時期に該当ファイルが存
在したことが後になっても、証明可能である。
【0013】なお図1の時間的存在証明書1を、経時変
化して化学的に古さが判る紙のような媒体に印刷して形
成することも可能である。なおこの実施形態ではcksum,
md5という2種類のチェックサム値演算方式により算出
した、2種類の異なるチェックサム値を印刷結果として
得ているが、1種類のもののみでよいことは言うまでも
ない。また2種類の異なるチェックサム値を同時に使用
して秘密の関数処理を行ない、新たな数値を得るように
することも可能である。
【0014】(第2実施形態)第1実施形態と同様に、
演算装置2によるチェックサム値の演算結果を印刷装置
3を用いて紙媒体等にプリントアウトする。而してこれ
をその日の新聞、例えば日本経済新聞に張り付け(図示
せず)、前記コンテナとしての中身の見える封筒(図示
せず)に入れたものを保存するようにする。なおコンテ
ナに不透明のものを使用することも可能である。
【0015】これにより、さらにその日時証明が強化さ
れる。
【0016】(第3実施形態)第1実施形態と同様に、
演算装置2によるチェックサム値の演算結果を印刷装置
3を用いて紙媒体等にプリントアウトする。またこの時
間的存在証明書1を保存する場所に一対一対応する住所
を印刷装置3によって印刷し、この宛名書きを第2実施
形態の封筒に付け(図示せず)、この封筒に前記時間的
存在証明書1を封入する。而してこれをその宛名書きの
住所に発送する。書留など発送日付証明が得られるもの
であることが望まれる。而してこれを受けた側では開封
せずに保存する。なお印刷装置3では宛名を前記コンテ
ナとしての封筒に直接印刷するようにしてもよいし、宛
名ラベルに印刷するようにしてもよい。また封筒にはそ
の日の新聞を前記時間的存在証明書1と共に同封するよ
うにしてもよい。
【0017】これにより、さらにその日時証明が強化さ
れる。
【0018】なお、多くの人が安くこのサービスを利用
するには、より、簡便な方法が用意されていた方がよ
く、その方法として依頼があるたびにチェックサム値を
印刷をするのではなく、依頼されたファイル名や、チェ
ックサム値をまずファイルに保存して、それを一日又
は、一週間毎等スケジューリングされたタイミングでま
とめてチェックサムを記録されたファイルのチェックサ
ム値を印刷保存することで間接に最初依頼された複数の
ファイルのチェックサム値により間接的に時刻証明を行
うことが出来る。この場合は、その都度印刷する方法に
比べて、時刻証明する時間にずれが生ずるが多くの依頼
が別々の顧客からあり、それを一日まとめて証明する程
度であれば事実上の支障は無いと考えられるが、それで
も、より早急な証明を要求する場合は、逐次印刷方式の
サービスを利用すべきである。
【0019】さらにこのサービスは、顧客のクライアン
トマシンのワープロソフトのようなクライアントソフト
からオプション操作により容易に、チェックサム値を蓄
えて印刷するサーバ側のサービスと連動して行う事が出
来る。
【0020】(第4実施形態)その1実施例を図6と図
7,図8、図9に示す、図6は、実施例のクライアント
ソフト例であるワープロ使用時に、編集中又は編集終了
のファイルを時刻証明したい場合にあらかじめ契約とや
りとりの設定の終了しているサーバに、ファイルの時刻
証明依頼を行う場合に、メニューのオプションから時刻
証明を選択するとワープロソフトに組み込まれた時刻証
明依頼機能が起動して、利用者にファイル名等の確認を
行った後その情報を図7に示される結合により、サーバ
に依頼を送り、サーバ側では図1のように直ちに印刷を
行っても良く、また、依頼オプションによっては、図8
に示すようにまずファイルにチェックサム値を逐次書き
込んで、ある期間またはファイルの数等にしたがって、
それを図9のように印刷してファイルの時刻証明を間接
的に行うこともできる。ここに示す間接的印刷によるフ
ァイル時刻証明はファイルの改暫等が無いと思われる信
頼された機関が時刻証明を行う場合にも、絶対に内部の
者が違法な書き換えを行わないとは証明は出来ないの
で、まとめてのチェックサム印刷による証明はある期間
毎であっても絶対に必要である。
【0021】サーバに時刻証明依頼をしたファイルは決
められたを拡張子(例えば.fsv)を付けたり、ファイル内
に又は、ポインターファイル内にマーキングを行うこと
でチェックサム値と照合して元のファイルを得ようとす
るときに消去して無くなってしまっていることがないよ
うにすることが出来る。
【0022】この場合、クライアントソフト例として
は、ワープロソフト、編集ソフト、図面編集管理ソフ
ト、音声画像の編集管理ソフト、WEBを見るブラウザ、
メールソフト、データベース等あらゆるデータの管理ソ
フトをリビジョン管理ツールと組み合わせたものが利用
可能である。リビジョン管理ツールにより任意の時期の
ファイルに戻す事が出来れば、個々の依頼ファイルを特
定拡張子付き(または特定マーク付き)で保存しなくても
良い。WEBブラウザの場合は、時刻証明オプション(又は
コマンド)を選択すると処理が実行されると共に、そのW
EBページをクライアントマシンにて保存又はサーバ等へ
保存要求の送出するものとする。
【0023】なお、図7の左上のクライアントワープロ
ソフトはクライアントOS用に作成され提供されたもので
あるが、図7の左下にあるように専用,WEB入力画面から
同様の依頼を行うことも可能である。この場合クライア
ントマシンにWEB入力画面を持つこともサーバの提供す
るWEB入力画面を用いることも出来る。また、クライア
ントソフト側ではファイルをサーバにおくってサーバ側
でチェックサムを計算して保存印刷すること可能である
し、クライアントソフト側でファイル名依頼者名と共に
指定のアルゴリズムのチェックサム値をその場で計算し
てサーバに送り、サーバ側ではその情報のファイルへの
書き込みや印刷だけを行うことも可能である。
【0024】図8と図9に示す間接的印刷によるファイ
ル時刻証明はファイルの改暫等が無いと思われる信頼さ
れた機関が時刻証明を行う場合にも絶対に内部の者が違
法な書き換えを行わないとは証明は出来ないので、まと
めてのチェックサム印刷による証明はある期間毎であっ
ても絶対に必要である。
【0025】なお、逐次ファイル書き込み後、間欠にチ
ェックサム印刷を行う方式では後で時刻証明するときに
他の人の証明リストも開示されることになる。これで、
差し支えない場合は、このサービスを利用することが、
出来る。
【0026】ソフトウエアによるサーバ側への書き込み
要求依頼はリビジョン管理プログラムと組み合わせて行
う場合、あるインターバルで定期的に又はスケジューリ
ングされた予定に従ってチェックサム書き込み又は印刷
をサーバへ依頼する事で、統括的にファイルをリビジョ
ン管理全体でおおよその時刻証明をすることが出来る。
例えば、図10に示す例のようにあるファイルを毎月は
じめ(図10の例では1月1日、2月1日....5月1日)
にチェックサム印刷をサーバへ依頼するとした場合、月
の半ばで(図10では例えば1月10日,15日、25日
等)の修正時での時刻証明は得られないが一ヵ月遅れで
時刻証明されることになる。このインターバル書き込み
要求は、ソフトウエアに組み込まれた時刻管理により自
動的に行うことが可能である。必要に応じてそのインタ
ーバルを短くすることが出来る。
【0027】なお、ファイルの時刻証明サーバへ書き込
み依頼をしたファイルは、本来、自己責任にて、又は時
刻証明サーバ側にて、又は付随する別のファイル預りサ
ービスによって保存することが求められるが多くの人が
アクセスするWEB画面等等は、それを世界中の、インタ
ーネット利用者のだれかがそのファイルを保存している
可能性が強く、それをP2P(ピアツーピア)と呼ばれる方
法でそのファイルを探しその後一対一のアクセス方法に
より、取得することが可能である。その際には、名前の
管理は多くの利用者がそれを共通に判るようにサービス
の種別記号、ドメイン名、directory名,日付、sub番号
等の組み合わせからなるのが望ましい。例えば、WEB_do
main.co.jp_patent_index.html_200107090101_0002のよ
うな、表記となる。ここでは、directory名中の"/"を"
_"に置換している。もちろん、共通の判る取り決めが重
要であり、この表記例に限定されないのはもちろんであ
る。
【0028】第4実施形態のクライアントソフト例をワ
ープロソフトではなくブラウザに置き換えた図が図11
である。9のファイルの時刻証明選択を選ぶと10のフ
ァイル名、他依頼項目入力確認画面が現れるところも第
4実施形態に同様である。
【0029】メールソフトの場合には、送信受信のたび
に、サーバに時刻証明依頼をすることもできる。データ
ベースソフトの場合には、ワープロソフトの例のように
スケジューリングされた時間で間欠的にサーバに時刻証
明依頼をすることもできる。
【0030】(第5実施形態)少なからぬ資産を有する
人が、自分の死亡後の財産分与に関して、その詳細なデ
ータをデジタルファイルとして記録した秘密の遺言を、
行う場合、他の者が、そのデジタルファイルを偽装作成
する可能性があるがデジタルファイルのチェックサム値
とこれを遺言した本人の名前趣旨等を印刷又は記載し、
それに公証人の立ち会いの元に本人のサインや印鑑捺印
をした書類を郵便による本人宛の日付証明配達を行い、
本人又は関係者が保存することで本人の死後、そのデジ
タルファイルが本人の遺言であることが証明できる。な
お、遺言に限らず、秘密のデジタルファイル著作物その
他を同様の方法で本人の物であると証明できることは、
言うまでもない、なお、上記郵便物も内容の見える透明
な封筒にいれて郵送することもできる。
【0031】(第6実施形態)図7の如くクライアント
マシンから時刻証明サーバへ時刻証明すべくオンライン
で依頼送付するとき、本人の眼球網膜情報、指紋等の身
体的特徴を示すバイオメトリック情報をクライアントマ
シンにインストールされたソフト又は付属の装置等によ
りファイルまたはファイルチェックサム情報送信と同期
して該身体特徴を送ることで、本人の制作した又は所有
するファイルであることを証明することが出来、その本
人証明マークはチェックサムとともに記載される。(図
示せず)。なお、上記バイオメトリック情報には本人の
手書きサイン情報を含める。
【0032】上記の場合、チェックサム値を印刷する際
に、暗号化された文字列を印刷し、その暗号化された文
字列は依頼者だけが有するパスワード、鍵文字、本人の
生体情報によって解かれ決められた文字列(例えば本依
頼サービスの引き受け番号)を生成するという仕組みに
よってよりサービスの信頼性を向上させることが出来
る。
【0033】いままで、述べて来たような印刷されたチ
ェックサム値を郵便局の時刻証明配達証明等で証明する
場合は、例えば数分刻みのような短い時間での時刻証明
は無理がある。しかしこの場合も、依頼送付されて来る
複数のファイルのチェックサム値を、その時刻と共に順
に印刷しそれがある数量まとまった段階で、保存または
時刻証明郵送することで、間接にその時刻を証明し目的
を達することができる。しかるに、そのときその地方の
地磁気、気圧、温度または為替データ等のように不確定
に変わり記録の残るデータをファイルのチェックサム
値、時刻と共に印刷すればその印刷された記録を後から
偽装することがより困難になるのでファイルの時間的証
明がより信頼をもって行うことが可能となる。
【0034】(第7実施形態)その1実施例を図12、
図13に示す。図12は、図7の如くクライアントマシ
ンから時刻証明サーバへ時刻証明すべくオンラインで依
頼送付されたとき、サーバがチェックサム値と共に東京
の気圧と東京、仙台、大阪、長崎の温度データを添付印
刷したものである。気圧の変動はゆっくりであるので、
数分を争う時刻証明にはしにくいが、地方毎の温度パタ
ーンとして同様のものがありうるので気圧データを添付
して別の時刻の同じパターンを避けるためである。この
気象データサービスは、(財)気象業務支援センター配信
事業部オンコールセンターと有償の契約をすることで得
る事が出来る。
【0035】このように自然現象等で、記録の残るデー
タを付加印刷することで、その時点にさかのぼって印刷
物を偽造することが困難となるので、ファイルの時刻証
明の信頼性をより増すことが可能となる。なお、この場
合もこの前後のデータについて郵便局の日付証明付き配
達のような補完証明により全体のデータの信頼性を増す
ことが出来るのは言うまでもない。なお、各気象台より
とった気圧データは、図13のように、あらかじめプリ
ントアウトして備えて図12との比較を容易とする。な
お、その信頼性に疑問をもつ者は、各気象台に問い合わ
せて確認することも出来る。なお、この記録を印刷せず
磁気デイスクへ図12のように書き込み、書き込んだデ
ータファイルのチェックサムを印刷保存又は、郵送する
ことで間接に証明することができるのは言うまでもな
い。なお、時期的に不確定で記録が残るものであれば気
象データに限らないことは言うまでもない。紙への保存
記録がしっかりしているものであれば、意図して作成さ
れた時刻と乱数データの対のレコードでも良いが、気象
庁の気圧や温度データ等の方が、サーバ側のデータに疑
問がある場合元へ問い合わせられるというデータ権威の
点で有利である。
【0036】第7実施形態においては、温度データとし
て東京,仙台,大阪,長崎の4箇所のみを利用しているが
より精度を上げるために全国に約60箇所ある観測点のさ
らに多くのデータを利用することも出来るし、各々の気
圧データも利用することも可能である。
【0037】(第8実施形態)2箇所以上の時刻証明サ
ーバへファイルの時刻証明依頼を送付し、時刻証明依頼
を送付を依頼された2箇所以上の時刻証明サーバ側では
異なる諸式、異なる用紙を用いてこれまで述べてきたチ
ェックサム等を印刷保存または郵送等を行うものとす
る。このように、することで他のものが、チェックサム
が印刷された印刷物を偽装制作することがより困難とな
る。また、その場合に、2つ以上のチェックサム印刷物
に相互に鍵を必要とした暗号文字列を印刷し、その暗号
文字列を個々の時刻証明サーバが発行し、依頼者が保存
する鍵文字列によって同一の文字列(例えばチェックサ
ム預り引き受け番号)を生成するようにすることでより
本サービスの信頼性を上げることが可能となる。(図示
せず)
【0038】本サービスにおいて、もっとも大事な事
は、内部の管理者等が不法に、関連するのデータを書き
換えること等を防ぐことである。そういう観点では、数
年前のデータ等では、書き換えても印刷された印刷物の
古さから書き換えが比較的単純に露見しやすいが、例え
ば一日前のあるデータの5分前のもを印刷しなおして
も、後でその古さから違いを証明するのは、非常に困難
である。そういう意味ではいままでの方法では、比較的
長期の違いを検出するのには有効であっても、短期のす
り替えを、防止する技術には不足なところがあった。こ
れを解決するには次の実施例で述べる、連続引き受け番
号の発行という方法で解決することができる。
【0039】(第9実施形態)本実施例を、図14と図
15に示す。すなわち、図14の11に示すクライアン
トからのファイルの時刻証明依頼に対してサーバ側で
は、依頼されたファイルの名前、チェックサム値等と共
に依頼毎に連続して発行される、引き受け番号12を発
行する。このようにして発行された経過は、概念的には
図15に示すように記録される。これによって、過去に
遡ってデータを偽造しようとするとファイルのチェック
サム値も同じものを作成しなければならないのでこれは
不可能である。この引き受け番号発行表のデータもこれ
まで述べたような、実際には複数のチェックサムが望ま
しいが、説明上省略している。個々の詳しいデータは個
別のクライアントに対して発行、印刷、保存されるもの
とする(図示しせず)。なお、ファイルの時刻証明引き受
け番号発行表図15が請求項15やその他の直接間接の
チェックサム印刷され、その確認作業によってさらに偽
造を阻止されるよう計られるものは、言うまでもない、
【0040】なお、個々のクライアントに対して、その
クライアントデータだけではなく、引き受け番号前後の
図15を発行して前後関係を認識せしめ偽造の阻止確認
を強固にすることも可能である。その場合、個々のクラ
イアントへ渡す詳細データ中に前後する引き受け番号の
他のクライアントチェックサムデータ等を付与して確認
を確実とすることもできる(図示せず)。
【図面の簡単な説明】
【図1】チェックサム値をプリントアウトして成る示す
時間的存在証明書1である。
【図2】電子化ファイルの時間的証明方法を示すフロー
チャートである。
【図3】電子化ファイルの時間的証明装置を示すプロッ
ク図である。
【図4】FreeBSDのcksumのコマンドの解説図である。
【図5】FreeBSDのmd5のコマンドの解説図である。
【図6】ワープロソフト画面
【図7】クライアントとソフトとサーバの関係
【図8】ファイルの間接時刻証明のための逐次チェック
サム書き込みファイル
【図9】逐次チェックサム書き込みファイルのチェック
サム値を印刷した図
【図10】リビジョン管理とチェックサム保存要求
【図11】ブラウザソフト画面
【図12】気圧と温度による信頼性補正
【図13】気圧温度のみの記録
【図14】連続して発行される引き受け番号
【図15】ファイルの時刻証明引き受け番号発行表
【符号の説明】
1 時間的存在証明書 2 演算装置 3 印刷装置 4 ファイルの時刻証明選択 5 ファイル名、他依頼項目入力確認画面 6 クライアントソフトから時刻証明サーバへの依頼デ
ータの流れ 7 クライアントマシン上の入力ソフトからから時刻証
明サーバへの依頼データの流れ 8 サーバ上のWEB入力ソフトからから時刻証明サーバ
への依頼データの流れ 9 ファイルの時刻証明選択 10 ファイル名、他依頼項目入力確認画面 11 クライアントからのファイル時刻証明依頼 12 引き受け番号発行

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算装置により電子化ファイルのチェッ
    クサム値を算出し、このチェックサム値を保存可能にす
    べく印刷装置により印刷することを特徴とする、電子化
    ファイルの時間的証明方法。
  2. 【請求項2】 複数のチェックサム値演算方式により算
    出したチェックサム値を印刷する、請求項1に記載の電
    子化ファイルの時間的証明方法。
  3. 【請求項3】 日時を表す有名新聞等の年月日欄と共に
    コンテナ内に密封する、請求項1に記載の電子化ファイ
    ルの時間的証明方法。
  4. 【請求項4】 送付日時を証明可能な輸送手段のための
    宛名を印刷装置により印刷する、請求項1に記載の電子
    化ファイルの時間的証明方法。
  5. 【請求項5】 電子化ファイルからそのチェックサム値
    を得るための演算装置と、そのチェックサム値を印刷す
    る印刷装置とから構成される、電子化ファイルの時間的
    証明装置。
  6. 【請求項6】 複数のチェックサム値演算方式により算
    出したチェックサム値を印刷する、請求項5に記載の電
    子化ファイルの時間的証明装置。
  7. 【請求項7】 日時を表す有名新聞等の年月日欄と共に
    コンテナ内に密封する、請求項5に記載の電子化ファイ
    ルの時間的証明装置。
  8. 【請求項8】 送付日時を証明可能な輸送手段のための
    宛名を印刷装置により印刷する、請求項5に記載の電子
    化ファイルの時間的証明装置。
  9. 【請求項9】 電子化ファイルの電子データがチェック
    サム値として印刷されて成る、時間的存在証明書。
  10. 【請求項10】 電子化ファイルの電子データが、2以
    上の異なるチェックサム値演算方式により算出され、異
    なるチェックサム値として印刷されて成る、時間的存在
    証明書。
  11. 【請求項11】 電子化ファイルが所属する組織の組織
    情報を含んでいる、請求項9または請求項10に記載の
    時間的存在証明書。
  12. 【請求項12】デジタルファイルのチェックサム値を印
    刷した印刷物に該デジタルファイルの制作者本人が記述
    したことを証明するために本人のサインや印鑑捺印をし
    て元のデジタルファイルがその時刻以前に制作された本
    人の著作物であることを証明することを特徴とするデジ
    タルファイルの時刻証明方法。
  13. 【請求項13】ファイルの保存要求のチェックサム値を
    直接、印刷するのではなくファイルの保存要求のチェッ
    クサム値をファイル名顧客名等と共に、一度ファイルに
    書き込み保存して、それによるチェックサム値保存ファ
    イルのチェックサム値を定期的に印刷し保存する電子化
    ファイルの時間的存在証明方法。
  14. 【請求項14】同一顧客の複数の電子化ファイルのチェ
    ックサム値を連続して印刷する、請求項1に記載の電子
    化ファイルの時間的証明方法。
  15. 【請求項15】同一では無い顧客の複数の電子化ファイ
    ルのチェックサム値を保存または、直接間接に印刷する
    請求項1に記載の電子化ファイルの時間的存在証明方
    法。
  16. 【請求項16】サーバ側又は顧客側にて汎用または専用
    のソフトウエアを使用してオンラインで申し込み処理さ
    れたものが、センター側にて、自動受付をして自動的に
    チェックサム値を保存または、直接間接に印刷する請求
    項1に記載の電子化ファイルの時間的存在証明方法。
  17. 【請求項17】請求項16において、オンライン経由で
    電子化ファイルの時間的証明を行ったファイルに特定の
    拡張子又はマーキングを行う事を特徴とする電子化ファ
    イルの時間的存在証明方法
  18. 【請求項18】ファイルの保存要求のチェックサム値を
    直接印刷するのではなくファイルの保存要求のチェック
    サム値をファイル名顧客名等と共に、一度ファイルに書
    き込み記憶装置に保存する演算装置と、それによるチェ
    ックサム値保存ファイルのチェックサム値を管理された
    時間で印刷する印刷装置とからなる電子化ファイルの時
    間的証明装置。
  19. 【請求項19】同一顧客の複数の電子化ファイルのチェ
    ックサム値を連続して印刷する、請求項5に記載の電子
    化ファイルの時間的証明装置。
  20. 【請求項20】同一では無い顧客の複数の電子化ファイ
    ルのチェックサム値を保存または、直接間接に印刷する
    請求項5に記載の電子化ファイルの時間的証明装置。
  21. 【請求項21】サーバ側又は顧客側にて汎用または専用
    のソフトウエアを使用してオンラインで申し込み処理さ
    れたものが、センター側にて自動受付をして自動的にチ
    ェックサム値を保存または、直接間接に印刷する請求項
    5に記載の電子化ファイルの時間的証明装置。
  22. 【請求項22】 請求項21において、オンライン経由
    で電子化ファイルの時間的証明を行ったファイルに特定
    の拡張子又はマーキングを行う事を特徴とする電子化フ
    ァイルの時間的証明装置。
  23. 【請求項23】ソフトウエアに組み込まれた時刻管理モ
    ジュールとリビジョン管理プログラムによりスケジュー
    ルされた時期にファイルの時刻証明サーバへ書き込み又
    は印刷依頼を行う請求項1に記載の電子化ファイルの時
    間的証明方法。
  24. 【請求項24】ソフトウエアに組み込まれた時刻管理モ
    ジュールとリビジョン管理プログラムによりスケジュー
    ルされた時期にファイルの時刻証明サーバへ書き込み又
    は印刷依頼を行う請求項5に記載の電子化ファイルの時
    間的証明装置。
  25. 【請求項25】顧客側にて汎用または専用のソフトウエ
    アを使用して電子化ファイルの時間的証明依頼を行われ
    た処理により自動的または半自動的にチェックサム値を
    保存または、直接間接に印刷する請求項5に記載の電子
    化ファイルの時間的存在証明装置。
  26. 【請求項26】時刻証明サーバを備え、この時刻証明サ
    ーバへ時刻証明すべく依頼送付されて来る複数のファイ
    ルのチェックサム値を、その時刻と共に順に印刷しそれ
    がある数量まとまった段階で、保存または時刻証明郵送
    することで、細かい時間間隔の時刻証明も間接的に行う
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4に記載の電子
    化ファイルの時間的存在証明方法。
  27. 【請求項27】時刻証明サーバを備え、この時刻証明サ
    ーバへ時刻証明すべく依頼送付されて来る複数のファイ
    ルのチェックサム値を、その時刻と共に順に印刷しそれ
    がある数量まとまった段階で、保存または時刻証明郵送
    することで、細かい時間間隔の時刻証明も間接的に行う
    請求項5、請求項6、請求項7、請求項8に記載の電子
    化ファイルの時間的存在証明装置。
  28. 【請求項28】時刻証明サーバを備え、この時刻証明サ
    ーバへ時刻証明すべく依頼送付されてくるファイル又は
    チェックサム値に関して、地方の地磁気、気圧、温度、
    為替や株価情報等のように不確定に変わり記録の残る1
    種以上のデータをファイルのチェックサム値、時刻と共
    に印刷することを特徴とする請求項26に記載のの電子
    化ファイルの時間的存在証明方法。
  29. 【請求項29】時刻証明サーバを備え、この時刻証明サ
    ーバへ時刻証明すべく依頼送付されてくるファイル又は
    チェックサム値に関して、地方の地磁気、気圧、温度、
    為替や株価情報等のように不確定に変わり記録の残る1
    種以上のデータをファイルのチェックサム値、時刻と共
    に印刷することを特徴とする請求項27に記載のの電子
    化ファイルの時間的存在証明装置。
  30. 【請求項30】時刻証明サーバを備え、この時刻証明サ
    ーバへ時刻証明すべく依頼送付するとき、本人の生体情
    報や手書きサイン情報を同期して送ることで本人の制作
    又は所有ファイルであることを証明するデジタルファイ
    ルの時刻証明方法。
  31. 【請求項31】2箇所以上の時刻証明サーバを備え、こ
    の時刻証明サーバへファイルの時刻証明依頼を送付する
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4に記載の電子化ファイルの時間的存在証明方法。
  32. 【請求項32】2箇所以上の時刻証明サーバを備え、こ
    の時刻証明サーバへファイルの時刻証明依頼を送付する
    ことを特徴とする請求項5、請求項6、請求項7、請求
    項8に記載の電子化ファイルの時間的存在証明装置。
  33. 【請求項33】時刻証明サーバを利用して、この時刻証
    明サーバへクライアントよりファイルの時刻証明依頼を
    送付する時、時刻証明サーバ側より、依頼毎に連続して
    発行される引き受け番号を発行し、チェックサム等の保
    存又は印刷内容と共に、クライアントに通知することを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4に
    記載の電子化ファイルの時間的存在証明方法。
  34. 【請求項34】時刻証明サーバを備え、この時刻証明サ
    ーバへクライアントよりファイルの時刻証明依頼を送付
    する時、時刻証明サーバ側より、依頼毎に連続して発行
    される引き受け番号を発行し、チェックサム等の保存又
    は印刷内容と共に、クライアントに通知することを特徴
    とする請求項5、請求項6、請求項7、請求項8に記載
    の電子化ファイルの時間的存在証明装置。
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