JP2002358259A - 優先度制御機能を有するファイルサーバ、同サーバにおけるファイルアクセス方法及びファイルアクセスプログラム - Google Patents

優先度制御機能を有するファイルサーバ、同サーバにおけるファイルアクセス方法及びファイルアクセスプログラム

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JP2002358259A
JP2002358259A JP2001164700A JP2001164700A JP2002358259A JP 2002358259 A JP2002358259 A JP 2002358259A JP 2001164700 A JP2001164700 A JP 2001164700A JP 2001164700 A JP2001164700 A JP 2001164700A JP 2002358259 A JP2002358259 A JP 2002358259A
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Taiichiro Izumi
泰一郎 泉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】個々のファイルアクセスに優先度を付けて、そ
れに基づく優先度制御を行うことで、特定のファイルア
クセスで必要な帯域が保証できるようにする。 【解決手段】ファイルシステム32内のアクセス要求受
け付け部321は、クライアントからLAN1を介して
与えられたファイルアクセス要求の優先度を、優先度判
別部324により判別させ、その判別結果に基づいて当
該要求を高優先度キュー325または低優先度キュー3
26に積む。スケジューラ322はキュー325,32
6からの要求の取り出しを、スケジューリングポリシー
327で定められた比率で行う。ファイルアクセス処理
部323は、スケジューラ322により取り出された要
求の順に、その要求の指定するファイルアクセスを実行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントから
要求されたファイルのアクセス処理を行うファイルサー
バに係り、特にファイルアクセス処理の順序制御を行う
優先度制御機能を有するファイルサーバ、同サーバにお
けるファイルアクセス方法及びファイルアクセスプログ
ラムに関する。
【0002】
【従来の技術】クライアント(クライアント計算機)か
ら要求されたファイルのアクセス処理を行うファイルサ
ーバ(ファイルサーバ計算機)は、LANなどのネット
ワークを介してクライアント(クライアント計算機)と
接続されているのが一般的である。各クライアントは、
ファイルサーバの管理するファイルをネットワークを介
して共有する。
【0003】ファイルサーバは、ネットワークを介して
クライアントから要求されたファイルアクセスについて
要求順にアクセス処理を行うbest‐effort型
のサービスを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
ファイルサーバは、クライアントから要求されたファイ
ルアクセスについて要求順にアクセス処理を行うbes
t‐effort型のサービスを行うのが一般的であっ
た。このファイルアクセスは、ストリーミングアクセス
のように、一定の帯域を継続して保持する必要のあるフ
ァイルアクセスと、バースト性を持つが帯域の保証は必
要ないファイルアクセスとに大別される。
【0005】しかしながら、従来のファイルサーバで
は、上記したファイルアクセスを何ら区別しないで、要
求順にアクセス処理を行っていたため、一定の帯域を継
続して保持する必要のあるファイルアクセスが、その他
のファイルアクセスによって必要十分な帯域を満たせな
くなる虞があった。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、個々のファイルアクセスに優先度を付け
て、それに基づいた順序制御を行うことにより、特定の
ファイルアクセスについては必要な帯域が保証できる優
先度制御機能を有するファイルサーバ、同サーバにおけ
るファイルアクセス方法及びファイルアクセスプログラ
ムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファイルサ
ーバは、ファイルシステムに、クライアントからのファ
イルアクセス要求を受け付けて、当該要求で指定された
ファイルアクセスの優先度を判別するアクセス要求受け
付け手段と、このアクセス要求受け付け手段により判別
されたファイルアクセスの優先度に基づいて、上記アク
セス要求受け付け手段により受け付けられたファイルア
クセス要求の指定するファイルアクセス処理の順序制御
を行うスケジューラと、このスケジューラによる順序制
御に従って対応するファイルアクセス処理を実行するフ
ァイルアクセス処理手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】このように本発明は、ファイルサーバにお
いてファイルアクセス処理を担うファイルシステムが、
クライアントから要求された各々のファイルアクセスの
優先度を判別し、つまり各ファイルアクセスに優先度
(サービスクラスの区別)を付け、その優先度に基づい
てファイルアクセス処理の順序制御を行う構成とするこ
とにより、高い優先度が割り当てられるファイルアクセ
スについては、低い優先度のファイルアクセスによって
帯域が阻害されず、よって必要な帯域を保証することを
可能とする。
【0009】ここで、同一のファイルオブジェクトを指
す複数のディレクトリツリーであって、それぞれ異なる
優先度のファイルアクセスのために用意された、ルート
ディレクトリを異にするディレクトリツリーを含むディ
レクトリ管理情報をディレクトリ管理情報記憶手段に予
め記憶しておき、上記受け付けられたファイルアクセス
要求に付されているパス情報中のルートディレクトリが
上記優先度の異なるディレクトリツリーのいずれに属す
るかにより、当該要求で指定されたファイルアクセスの
優先度を判別する構成とするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0011】[第1の実施形態]図1は本発明の第1の
実施形態に係るクライアント・サーバ・システムの構成
を示すブロック図である。図1において、ネットワー
ク、例えばLAN1には、クライアント(クライアント
計算機)2-1〜2-nと、これらのクライアント2-1〜2
-nから要求されたファイルのアクセス処理を行うファイ
ルサーバ(ファイルサーバ計算機)3とが接続されてい
る。ここでは、ファイルサーバ3は帯域が100Mbp
s(メガビット/秒)のネットワークインタフェース
(図示せず)によりLAN1に接続されているものとす
るファイルサーバ3は、各種のファイルが保存されたデ
ィスク装置31と、当該ディスク装置31に保存されて
いるファイルの管理とファイルのアクセス処理とを司る
ファイルシステム32とを備えている。ファイルシステ
ム32はOS(オペレーティングシステム)の一部をな
す。ここで、各ファイルアクセスには予め優先度が付与
されている。本実施形態では、説明を簡単にするため
に、高優先度が付与されたファイルアクセスと低優先度
が付与されたファイルアクセスの2種に分類されるもの
とする。具体的には、ストリーミングアクセスのよう
に、一定の帯域を継続して保持する必要のあるファイル
アクセスには高優先度が付与される。これに対し、それ
以外の全てのファイルアクセス、例えばバースト性を持
つが帯域の保証は必要ないファイルアクセスには低優先
度が付与される。
【0012】ファイルシステム32は、アクセス要求受
け付け部321とスケジューラ322とファイルアクセ
ス処理部323とを備えている。
【0013】アクセス要求受け付け部321は、クライ
アント2-i(i=1〜n)からLAN1を介して転送さ
れてネットワークインタフェースで受信されたファイル
アクセス要求の受け付けを制御する。アクセス要求受け
付け部321は、要求されたファイルアクセスの優先度
を判別する優先度判別部324と、高優先度のファイル
アクセス要求が積まれる高優先度キュー325と低優先
度のファイルアクセスの要求が積まれる低優先度キュー
326とを含んでいる。高優先度キュー325及び低優
先度キュー326は、RAM等のメモリ上に確保され
る。
【0014】スケジューラ322は優先度判別部324
により判別された優先度に基づいてファイルアクセス処
理の順序制御を行う。更に詳細に述べるならば、スケジ
ューラ322は、優先度判別部324による優先度判別
結果に基づいて高優先度キュー325と低優先度キュー
326とに振り分けられたファイルアクセス要求を、当
該優先度を考慮したスケジューリングポリシー327に
従う順序で選択的に取り出してファイルアクセス処理部
323に引き渡す。スケジューリングポリシー327
は、例えばディスク装置31に予め保存され、ファイル
サーバ3の立ち上げ時にRAM等のメモリ上にロードさ
れる。
【0015】ファイルアクセス処理部323はスケジュ
ーラ322による順序制御により当該スケジューラ32
2から渡されるファイルアクセス要求に従ってファイル
アクセス処理を行う。ファイルアクセス処理部323に
よるファイルアクセス処理では、ファイルアクセス要求
で指定されたファイルの格納場所を特定するためにディ
レクトリ管理情報記憶部328に格納されているディレ
クトリ管理情報が参照される。
【0016】図2はディレクトリ管理情報のデータ構造
の概念図である。図2に示すディレクトリ管理情報のデ
ータ構造の特徴は、同一のファイルオブジェクトを指す
2つの異なるディレクトリツリー201,202を含ん
でおり、一方のディレクトリツリーは高優先度用のファ
イルアクセスのために、他方は低優先度用のファイルア
クセスのために割り当てられる点にある。つまり、図2
の例では、高優先度ファイルアクセス用のルートディレ
クトリ“/hi”と低優先度ファイルアクセス用のルー
トディレクトリ“/lo”とが存在する。
【0017】ディレクトリツリー201及び202の同
じ場所に位置するオブジェクトは、ファイルシステム3
2により管理される同一のオブジェクトを指す。例えば
/hi/a/f1のパスで指定されるファイル(ファイ
ルオブジェクト)と/lo/a/f1のパスで指定され
るファイル(ファイルオブジェクト)とは同一ファイル
である。ディレクトリツリー201及び202は、基本
的には、いずれもクライアント2-iから参照可能であ
る。但し、このようにすると、高優先度のファイルアク
セスが集中する可能性がある。そこで本実施形態では、
高優先度用のディレクトリツリー201を参照するには
特別のアクセス権限を必要とする構成を適用し、例えば
クライアント2-1〜2-nのうちのクライアント2-1のみ
に当該特別のアクセス権限が付与されているものとす
る。
【0018】次に、図1の構成におけるファイルサーバ
3を中心とする動作について図3乃至図5を適宜参照し
て説明する。今、クライアント2-1からファイルサーバ
3に対し、リード/ライト(read/write)フ
ァイルアクセス要求、例えばリード指定のファイルアク
セス要求がLAN1を介して送られたものとする。この
ファイル要求はファイルサーバ3のネットワークインタ
フェースで受信される。ファイルサーバ3のファイルシ
ステム32に設けられたアクセス要求受け付け部321
は、ネットワークインタフェースで受信されたファイル
アクセス要求を受け取り、当該アクセス要求の指定する
ファイルアクセスの優先度を優先度判別部324により
判別させて、その判別結果により当該アクセス要求を高
優先度キュー325または低優先度キュー326に振り
分けさせる。以下、このアクセス要求受け付け部321
での動作を図3及び図4を参照して説明する。
【0019】まず、ファイルアクセス要求には、アクセ
スの対象となるファイルのパス情報が付されている。優
先度判別部324は、このパス情報中のルートディレク
トリを参照する(図4ステップS1)。そして優先度判
別部324は、ルートディレクトリが“/hi”である
か、或いは“/lo”であるかを判別する(図4ステッ
プS2)。
【0020】もし、ルートディレクトリが“/hi”で
あるならば、優先度判別部324はファイルアクセス要
求の指定するファイルアクセスの優先度が高優先度であ
ると判別する。つまり優先度判別部324は、ファイル
アクセス要求の指定するファイルアクセスに高優先度を
付ける。この場合、優先度判別部324は、当該ファイ
ルアクセス要求を図2中の矢印301で示すように高優
先度キュー325に積む(図4ステップS3)。
【0021】これに対し、ルートディレクトリが“/l
o”ならば、優先度判別部324はファイルアクセス要
求の指定するファイルアクセスの優先度が低優先度であ
ると判別する。つまり優先度判別部324は、ファイル
アクセス要求の指定するファイルアクセスに低優先度を
付ける。この場合、優先度判別部324は、当該ファイ
ルアクセス要求を図3中の矢印302で示すように低優
先度キュー326に積む(図4ステップS4)。以上
は、クライアント2-1以外のクライアントからのファイ
ルアクセス要求についても同様である。但し本実施形態
では、クライアント2-1以外のクライアントからは高優
先度のファイルアクセスを要求できないようになってい
る。
【0022】このように本実施形態においては、アクセ
ス要求受け付け部321で受け付けられた各クライアン
ト2-iからのファイルアクセス要求は、当該要求の指定
するファイルアクセスの優先度に応じて高優先度キュー
325または低優先度キュー326に振り分けられる。
【0023】スケジューラ322は、高優先度キュー3
25及び低優先度キュー326に積まれているファイル
アクセス要求のスケジューリングをスケジューリングポ
リシー327に従って次のように行う。
【0024】まず、スケジューリングポリシー327に
は、図5に示すラウンドロビンアルゴリズムが用いられ
る。図5において、Qhは高優先度キュー325からの
要求取り出しを示し、Qlは低優先度キュー326から
の要求取り出しを示している。図5の例では、Qhの個
数は1、Qlの個数は2である。この場合、Qh→Ql→
Ql→Qh→Ql→Ql→Qh→…の順序で高優先度キュー
325と低優先度キュー326からの要求の取り出しが
繰り返されことになる。つまり、高優先度キュー325
からの要求の取り出しを1回行うと、低優先度キュー3
26からの要求の取り出しを2回行う動作が繰り返され
る。但し、取り出すべき要求がない場合には、該当する
QhまたはQlがスキップされる。
【0025】図5に示すラウンドロビンアルゴリズムを
適用した場合、高優先度キュー325と低優先度キュー
326から要求を取り出す頻度の比率は 高優先度:低優先度=1:2 となる。
【0026】スケジューラ322は、高優先度キュー3
25または低優先度キュー326からファイルアクセス
要求を取り出す毎に、その要求をファイルアクセス処理
部323に渡す。
【0027】ファイルアクセス処理部323は、スケジ
ューラ322からファイルアクセス要求を受け取ると、
当該要求の指定するディスク装置31上のファイルに対
するリードまたはライトアクセス処理を行う。
【0028】上記したように、スケジューラ322から
ファイルアクセス処理部323には、高優先度キュー3
25に積まれているファイルアクセス要求と低優先度キ
ュー326に積まれているファイルアクセス要求とが高
優先度:低優先度=1:2の比率で渡される。したがっ
て、ファイルアクセス処理部323でのファイルアクセ
ス処理も高優先度:低優先度=1:2の比率で行われ
る。
【0029】本実施形態では、ファイルサーバ3は10
0MbpsのネットワークインタフェースでLAN1に
接続されている。ここで、高優先度のファイルアクセス
及び低優先度のファイルアクセス共に、1アクセス当た
りのデータ転送量が平均的に同じであるものとすると、
上記比率の場合、高優先度のファイルアクセス全体とし
て100Mbps/3≒33Mbpsの帯域が消費され
る。
【0030】よって、本実施形態のように、高優先度用
のディレクトリツリー201が参照可能なクライアン
ト、つまり高優先度ファイルアクセスが許されるクライ
アントをクライアント2-1に制限している場合、高優先
度ファイルアクセスは33Mbpsの帯域が保証され
る。この33Mbpsの値は、例えば典型的なMPEG
2のストリームを流すのに十分な帯域幅である。その他
のクライアントからの全てのアクセスは低優先度として
まとめられ、低優先度ファイルアクセス全体としては6
6Mbpsの帯域が消費される。
【0031】以上により、ストリーミングアクセスのよ
うに、一定の帯域(例えば33Mbps)を継続して保
持する必要のあるファイルアクセスは高優先度用のディ
レクトリツリー201を介してアクセスし、その他のア
クセスは低優先度用ディレクトリツリー202を介して
アクセスするようにするならば、その他のアクセスによ
ってストリーミングアクセス等が阻害される事態を防ぐ
ことができる。
【0032】なお、クライアントからの要求順にファイ
ルアクセス処理が行われる従来技術では、たとえ特定の
クライアントだけに帯域を保証する必要のある特定のフ
ァイルアクセスを許す構成としても、その他のアクセス
の要求が多い場合には、当該その他のアクセスによっ
て、必要十分な帯域を満たせなくなる虞がある。
【0033】以上に述べた実施形態では、ファイルアク
セスに割り当てられる優先度が高優先度と低優先度の2
種類であるものとしたが、3種類以上の優先度とし、各
優先度に対応したディレクトリツリー及びキューをそれ
ぞれ用意するようにしてもよい。
【0034】[第2の実施形態]前記第1の実施形態で
は、本発明を、ファイルサーバ及びクライアントがLA
N(ネットワーク)に接続されたクライアント・サーバ
・システムに適用した場合について説明したが、これに
限るものではなく、例えばディスク装置を備えたマルチ
メディア機器に適用することも可能である。
【0035】そこで、本発明を、ディスク装置を備えた
マルチメディア機器に適用した第2の実施形態について
図面を参照して説明する。図6は、ディスク装置として
ハードディスク装置を備えたマルチメディア機器の構成
を示すブロック図である。
【0036】図6のマルチメディア機器は例えばパーソ
ナルコンピュータであり、CPU601、主メモリ60
2、ハードディスク装置(HDD)603、ビデオエン
コーダ604、ビデオデコーダ605、グラフィックス
アクセラレータ606、ネットワークインタフェース6
07などの周知の構成を有している。これらの各要素は
内部バス(システムバス)608に接続されている。H
DD603には、OS(オペレーティングシステム)6
09及び各種のファイルが格納されている。このOS6
09を機能させるためには、当該OS609の少なくと
も一部がロードされる主メモリ602と、この主メモリ
602上のOSを実行するCPU601とが必要であ
る。OS609にはファイルシステム用のプログラムが
含まれている。したがって、CPU601、主メモリ6
02及びHDD603(上のOS609に含まれるファ
イルシステム用プログラム)はファイルシステム610
を実現している。
【0037】よって、図6のマルチメディア機器(パー
ソナルコンピュータ)では、ビデオエンコーダ604、
ビデオデコーダ605及びネットワークインタフェース
607等をクライアントとすると、CPU601、主メ
モリ602、及びHDD603の組み合わせは、ファイ
ルシステム610とHDD603とからなるファイルサ
ーバ611を構成していると見なすことができる。ま
た、内部バス608は、ファイルサーバ611及び上記
各クライアントを接続するネットワークと見なすことが
できる。
【0038】そこで、このファイルサーバ611のファ
イルシステム610を、前記第1の実施形態におけるフ
ァイルシステム32と同様の構成として、クライアント
としてのビデオエンコーダ604またはビデオデコーダ
605からの要求によるビデオストリームのリード/ラ
イトは高優先度とし、その他の、例えばネットワークイ
ンタフェース607からの要求によるファイルダウンロ
ードのようなファイルアクセスは低優先度とすれば、ビ
デオデータの録画・再生の品質を落とすことなく、並列
にファイルアクセスを行うことができる。
【0039】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実
施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示され
る複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々
の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全
構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が
解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発
明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合に
は、この構成要件が削除された構成が発明として抽出さ
れ得る。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、個
々のファイルアクセスに優先度を付けて、それに基づい
た順序制御を行うようにしたので、高優先度を持つ特定
のファイルアクセスが低優先度のファイルアクセスによ
って帯域を阻害されるのを防止する優先度制御が実現で
き、これにより特定のファイルアクセスについて必要な
帯域を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るクライアント・
サーバ・システムの構成を示すブロック図。
【図2】図1中のディレクトリ管理情報記憶部328に
格納されているディレクトリ管理情報のデータ構造の概
念図。
【図3】同実施形態における優先度判別に基づくファイ
ルアクセス要求の高優先度キュー325または低優先度
キュー326への振り分けを説明するための図。
【図4】同実施形態におけるアクセス要求受け付け部3
21の動作手順を示すフローチャート。
【図5】同実施形態におけるファイルアクセス要求のス
ケジューリングで適用されるラウンドロビンアルゴリズ
ムの概念図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るハードディスク
装置を備えたマルチメディア機器の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1…LAN 2-1〜2-n…クライアント 3,611…ファイルサーバ 31…ディスク装置 32,610…ファイルシステム 201…ディレクトリツリー(高優先度用のディレクト
リツリー) 202…ディレクトリツリー(低優先度用のディレクト
リツリー) 321…アクセス要求受け付け部 322…スケジューラ 323…ファイルアクセス処理部 324…優先度判別部 325…高優先度キュー 326…低優先度キュー 328…ディレクトリ管理情報記憶部 603…HDD(ハードディスク装置) 604…ビデオエンコーダ(クライアント) 605…ビデオデコーダ(クライアント) 607…ネットワークインタフェース(クライアント)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイル群が格納された記憶装置と、 前記ファイル群を管理すると共にクライアントからのフ
    ァイルアクセス要求に応じて対応するファイルアクセス
    を行うファイルシステムとを具備し、 前記ファイルシステムは、 前記クライアントからのファイルアクセス要求を受け付
    けて、当該要求で指定されたファイルアクセスの優先度
    を判別するアクセス要求受け付け手段と、 前記アクセス要求受け付け手段により判別されたファイ
    ルアクセスの優先度に基づいて、前記アクセス要求受け
    付け手段により受け付けられたファイルアクセス要求の
    指定するファイルアクセス処理の順序制御を行うスケジ
    ューラと、 前記スケジューラによる順序制御に従って対応するファ
    イルアクセス処理を実行するファイルアクセス処理手段
    とを備えていることを特徴とする優先度制御機能を有す
    るファイルサーバ。
  2. 【請求項2】 同一のファイルオブジェクトを指す複数
    のディレクトリツリーであって、それぞれ異なる優先度
    のファイルアクセスのために用意された、ルートディレ
    クトリを異にするディレクトリツリーを含むディレクト
    リ管理情報が記憶されたディレクトリ管理情報記憶手段
    を更に具備し、 前記アクセス要求受け付け手段は、前記ファイルアクセ
    ス要求に付されているパス情報中のルートディレクトリ
    が前記優先度の異なるディレクトリツリーのいずれに属
    するかにより、当該要求で指定されたファイルアクセス
    の優先度を判別することを特徴とする請求項1記載の優
    先度制御機能を有するファイルサーバ。
  3. 【請求項3】 前記異なる優先度毎に用意され、対応す
    る優先度のファイルアクセス要求が積まれるファイルア
    クセスキューを更に具備し、 前記アクセス要求受け付け手段は、前記受け付けたファ
    イルアクセス要求を、前記判別した優先度に対応する前
    記ファイルアクセスキューに積み、 前記スケジューラは、前記各ファイルアクセスキューか
    ら、当該各キュー毎に予め割り当てられた比率で前記フ
    ァイルアクセス要求を取り出して前記ファイル処理手段
    に渡すことを特徴とする請求項1記載の優先度制御機能
    を有するファイルサーバ。
  4. 【請求項4】 前記アクセス要求受け付け手段は、一定
    の帯域を継続して保持する必要のあるファイルアクセス
    をそれ以外のファイルアクセスより高優先度とすること
    を特徴とする請求項1記載の優先度制御機能を有するフ
    ァイルサーバ。
  5. 【請求項5】 ファイル群を保存・管理すると共にクラ
    イアントからのファイルアクセス要求に応じて対応する
    ファイルアクセスを実行するファイルサーバにおけるフ
    ァイルアクセス方法であって、 前記クライアントからのファイルアクセス要求を受け付
    けるステップと、 前記受け付けられた前記ファイルアクセス要求で指定さ
    れたファイルアクセスの優先度を判別するステップと、 前記判別された優先度に基づいて前記受け付けられた前
    記ファイルアクセス要求で指定されたファイルアクセス
    の順序制御を行うステップとを具備することを特徴とす
    るファイルサーバにおけるファイルアクセス方法。
  6. 【請求項6】 同一のファイルオブジェクトを指す複数
    のディレクトリツリーを、それぞれ異なる優先度のファ
    イルアクセスに割り当て、 前記受け付けられた前記ファイルアクセス要求に付され
    ているパス情報の示すパスが前記優先度の異なるディレ
    クトリツリーのいずれに対応するかにより、当該要求で
    指定されたファイルアクセスの優先度を判別することを
    特徴とする請求項5記載のファイルサーバにおけるファ
    イルアクセス方法。
  7. 【請求項7】 ファイル群を保存・管理すると共にクラ
    イアントからのファイルアクセス要求に応じて対応する
    ファイルアクセスを行うファイルサーバに、 前記クライアントからのファイルアクセス要求を受け付
    けるステップと、 前記受け付けられた前記ファイルアクセス要求で指定さ
    れたファイルアクセスの優先度を判別するステップと、 前記判別された優先度に基づいて前記受け付けられた前
    記ファイルアクセス要求で指定されたファイルアクセス
    の順序制御を行うステップとを実行させるためのファイ
    ルアクセスプログラム。
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