JP2002351476A - 結婚式の映像及び音声の配信システム及び配信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】結婚式に参列できる人数には限りがあり、遠隔
地の人や体調の不具合などで参列できない人がいた。ま
た、招待する側も本来多くの人々にお披露目し、祝福さ
れたいところであるが、結婚式場の収容人数の制限によ
り、参列者を限定せざるを得なかった。その為、結婚式
を挙式当日にリアルタイムに見ることができるのは、結
婚式に参列した人だけである。また後日収録ビデオを見
ることもできるが、これも現実には一部の人のみしか見
れず臨場感に欠けるものであった。 【解決手段】本発明は、映像収録装置と音声収録装置か
ら構成される撮影カメラ等の収録手段と、収録された結
婚式のアナログデータをデジタルデータに変換し送信す
る変換送信装置から構成される収録データ変換送信手段
と、データを受信且つ送信する受信送信手段と、データ
を出力する情報端末等の表示出力手段とを具備してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【0001】

【産業上の利用分野】本発明は結婚式を世界中どこから
でも同時に見ることができる結婚式の映像及び音声の配
信システム及び配信方法に関するものである。

【0002】

【従来の技術】従来の結婚式は、関係者に対し予め招待
状を送付し、結婚式当日に招待状によって案内された場
所にて参列者のみが参加することができた。

【0003】

【発明が解決しようとする課題】しかし、結婚式に参列
できる人数には限りがあり、遠隔地に住んでいるため
や、体調の不具合などの理由で参列できない人がいた。
また、招待する側も本来多くの人々にお披露目し、祝福
されたいところであるが、結婚式場の収容人数の制限に
より、参列者を限定せざるを得なかった。

【0004】その為、結婚式を挙式当日にリアルタイムに見
ることができるのは、結婚式に参列した人だけであっ
た。また結婚式の模様を収録されたビデオを後日に見る
こともできるが、これも現実には一部の人のみしか見れ
ず臨場感に欠けるものであった。本発明はこれらの欠点
を解決するためになされたものである。

【0005】

【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために本発明は、結婚式の映像及び音声をアナログデー
タとして収録する映像収録装置と音声収録装置から構成
される撮影カメラ等の収録手段と、収録された結婚式の
前記映像及び音声のアナログデータをデジタルデータに
変換し、このデジタルデータを送信する変換送信装置か
ら構成される収録データ変換送信手段と、送信された前
記デジタルデータを受信且つ配信する配信手段と、前記
配信手段から配信されるデジタルデータを映像及び音声
として出力する映像表示装置と音声出力スピーカ及び情
報端末操作キーボードで構成される情報端末等の表示出
力手段とを具備してなることを特徴とする。

【0006】また、前記送信されたデジタルデータを受信且
つ配信する配信手段は、データ記憶部を要した記憶手段
を含むものである。

【0007】また、前記送信されたデジタルデータを受信且
つ配信する配信手段からデジタルデータを受信するため
には、予め告知され前記情報端末操作キーボードより入
力されたアクセスＩＤと前記配信手段における受信時に
付加された収録データナンバーを照合させて前記デジタ
ルデータを受信することが必要となる。

【0008】また、結婚式の映像及び音声をアナログデータ
として収録する映像収録装置と音声収録装置から構成さ
れる撮影カメラ等の収録手順と、収録された結婚式の前
記映像及び音声のアナログデータをデジタルデータに変
換し、このデジタルデータを送信する変換送信装置から
構成される収録データ変換送信手順と、送信された前記
デジタルデータを受信且つ配信する配信手順と、前記配
信手順から配信されるデジタルデータを映像及び音声と
して出力する映像表示装置と音声出力スピーカ及び情報
端末操作キーボードで構成される情報端末等の表示出力
手順とを具備してなることを特徴とする。

【0009】また、前記送信されたデジタルデータを受信且
つ配信する配信手順は、データ記憶部を要した記憶手順
を含むものである。

【0010】また、前記送信されたデジタルデータを受信且
つ配信する配信手順からデジタルデータを受信するため
には、予め告知され前記情報端末操作キーボードより入
力されたアクセスＩＤと前記配信手順における受信時に
付加された収録データナンバーを照合させて前記デジタ
ルデータを受信することが必要となる。

【0011】

【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施例を示して
おり、結婚式の映像及び音声の配信システムは、２の映
像撮影カメラと３の音声収録マイクである収録手段と、
４の収録データ変換送信装置である収録データ変換送信
手段と、５のデータ配信装置である受信送信手段と、６
の情報端末本体と７の映像表示モニタと８の音声出力ス
ピーカと９の情報端末操作キーボードである表示出力手
段とから構成される。

【0012】被写体１は、結婚式場における新郎新婦や親族
及び関係者、もしくはそれらの風景などである。

【0013】映像撮影カメラ２は、結婚式場において固定設
置または任意の第三者に所持され、前記被写体１の映像
を収録する。また、映像撮影カメラ２は複数台使用する
ことにより、同時に複数の構図映像を収録することが可
能である。

【0014】音声収録マイク３は、前記映像撮影カメラ２に
付属し、映像収録場面の音声を収録する。

【0015】収録データ変換送信装置４は、前記映像撮影カ
メラ２及び音声収録マイク３で収録された結婚式の映像
及び音声のアナログデータをデジタルデータに変換し、
このデジタルデータを無線で送信する。送信方法は無線
に限らず、電話回線や電線やテレビケーブルなどの有線
でも可能である。

【0016】データ配信装置５は、前記収録データ変換送信
装置４によって送信されたデジタルデータを、無線又は
有線で受信し、web表示プログラムにより表示可能なデ
ジタルデータを収録データナンバーを付けデータ蓄積部
で保存する。蓄積されたデータは、情報端末からのアク
セスを受けweb表示可能デジタルデータを送信する。

【0017】情報端末本体６は、前記データ配信装置５より
送信されたweb表示可能デジタルデータを表示出力可能
とするものである。パソコン、テレビ、携帯電話などで
応用できる。

【0018】映像表示モニタ７は、前記データ配信装置５よ
り送信されたweb表示可能デジタルデータの映像データ
を表示するモニタである。

【0019】音声出力スピーカ８は、前記データ受信送信装
置５より送信されたweb表示可能デジタルデータの音声
データを出力するスピーカである。

【0020】情報端末操作キーボード９は、映像及び音声の
表示出力に関する操作情報入力部である。

【0021】そして次の手段又は手順により、結婚式に直接
参列できなかった者でもリアルタイムに見ることができ
る。

【0022】先ず新郎新婦又は結婚式場などの主催者は、電
子メールや郵送又は電話などの手段で、結婚する旨を知
らせたい親族や友人知人に対し、予めアクセスＩＤを告
知しておく。

【0023】結婚式当日、式場では新郎新婦及び親族・友人
知人などの招待客で、厳かに且つ華やかに新郎新婦の新
たな門出を祝い、参列者全員が感動の渦に包まれる。そ
の模様は映像撮影カメラ２及び音声収録マイク３で収録
され、収録データ変換送信装置４へアナログデータとし
て取り込まれる。

【0024】収録データ変換送信装置４へ取り込まれた映像
及び音声アナログデータは、アナログ・デジタル変換プ
ログラムにより映像及び音声デジタルデータに変換さ
れ、この映像及び音声デジタルデータは、送信装置を介
し無線及び有線でデータ配信装置５へ送信される。

【0025】そしてデータ配信装置５は、送信された前記映
像及び音声デジタルデータを無線及び有線で受信し、we
b表示変換プログラムにより表示可能な映像及び音声デ
ジタルデータに変換しデータ蓄積部で保存する。

【0026】そこで、遠隔地や体調の不具合または会場の集
客人員の制限で来席できなかった人は、新郎新婦又は結
婚式場などの主催者から予め告知されたアクセスＩＤを
情報端末操作キーボード９より入力する。

【0027】入力されたアクセスＩＤは、データ配信装置５
で収録データナンバーと照合され認識される。

【0028】データ配信装置５のデータ蓄積部には、映像撮
影カメラ２及び音声収録マイク３で収録された被写体１
の映像及び音声データが、前記手段を経てweb表示可能
なデジタルデータへ変換され収録データナンバーを付加
し蓄積されており、アクセスＩＤと収録データナンバー
を認識することにより、この蓄積されたweb表示可能な
デジタルデータは情報端末本体６へ送信される。

【0029】web表示可能なデジタルデータを受信した情報
端末本体６は、映像表示モニタ７で被写体１の映像を、
音声出力スピーカ８で被写体１における音声をそれぞれ
表示出力する。

【0030】映像撮影カメラ２及び音声収録マイク３が複数
台ある場合は、情報端末操作キーボード９で表示切替を
操作入力することにより、新郎新婦の表情・両親の喜び
の顔・参列者の祝福の姿など様々な場面の映像及び音声
が、遠隔地でも任意に選択し見ることができる。

【0031】結婚式場に赴くことができなかった多くの人
が、予め告知されたアクセスＩＤを情報端末本体６の情
報端末操作キーボード９より入力する。

【0032】映像表示モニタにはアクセス確認の案内が表示
され、結婚式の映像配信を選択すると、参列できなかっ
た結婚式の会場・新郎新婦・親族や友人知人等の参列者
の映像が表示される。そして同時に会場内の声やＢＧＭ
などの音楽が音声出力スピーカ８から流れる。

【0033】モニタ画面の案内により映像切り替え操作を行
うと、人生の新たな門出を迎えた新郎新婦の慶びに満ち
た表情・両家両親の笑顔・参列者の心からの祝福の姿・
素晴らしい結婚式会場の風景など、様々な映像及び音声
を見聞きすることができる。

【0034】結婚式に参列できなくても恰も結婚式会場に居
るかの如く臨場感を味わえ、参列者同様に新郎新婦の幸
せを心から祈り祝福できる。また、結婚式の映像及び音
声データは、データ配信装置５のデータ蓄積部に記憶さ
れているため、結婚式が行われている時刻と同じリアル
タイムでも、後日であってもアクセスＩＤを入力するだ
けで同様の結婚式の映像及び音声データを何度も取り出
すことができ感動を味わえる。

【0035】また、本発明の結婚式の映像及び音声の配信方
法についても、前記システムと同様に前記各手段を手順
に置き換えることにより成される。

【0036】以上の手段及び手順により、パソコン又は携帯
電話など情報端末を設置及び携帯していれば、情報端末
より予め告知されたアクセスＩＤを入力さえすれば世界
中どこからでも、誰でも同時に結婚式の模様がリアルタ
イムに見ることができ、結婚式当日の新郎新婦・親族・
友人・関係者及び風景などがあたかも式場に参列してる
かのごとく一緒に臨場感を味わうことができる。

【0037】また、データ配信装置５の蓄積されている映像
及び音声のデジタルデータは、いつでも情報端末よりア
クセスＩＤを入力することにより送信され、映像表示モ
ニタ７及び音声出力スピーカ８で映像及び音声として表
示出力されるため、結婚式当日以外でも結婚式当日の映
像及び音声の表示出力が可能となる。

【0038】これにより、新郎新婦も自らの結婚式を、アク
セスＩＤを入力し情報端末で表示切替をすることなどに
より、自身の表情・両親の喜びの顔・参列者の祝福の姿
など様々な場面の映像及び音声を任意に選択し見ること
が何度もでき、夫婦互いの愛・育ててもらった両親及び
家族の愛・友人知人らの心からの祝福を切に感じ、喜び
や感動を味わえる。

【0039】

【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の結婚式の
映像及び音声の送信システム及び送信方法は参列者に限
定された結婚式のお祝いが、世界中どこからでも同時に
結婚式を見ることができ、結婚式当日の新郎新婦・親族
・友人・関係者及び風景などがあたかも式場に参列して
るかのごとく一緒に臨場感を味わうことができ、多くの
人から祝福を受けることを可能としたものである。ま
た、データ配信装置５の配信手段に記憶手段を含むこと
により、結婚式当日以外のいつでも結婚式の映像及び音
声を受信することを可能とし、新郎新婦も自らの結婚式
を、アクセスＩＤを入力し情報端末で表示切替をするこ
となどにより、自身の表情・両親の喜びの顔・参列者の
祝福の姿など様々な場面の映像及び音声を任意に選択し
見ることが何度もでき、夫婦互いの愛・育ててもらった
両親及び家族の愛・友人知人らの心からの祝福を切に感
じ、喜びや感動を味わえるものである。これらにより式
場運営のサービス向上に繋がり、式場利用者の増加を計
れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の説明図である。

【符号の説明】

１・・・被写体 ２・・・映像撮影カメラ ３・・・音声収録マイク ４・・・収録データ変換送信装置 ５・・・データ配信装置 ６・・・情報端末本体 ７・・・映像表示モニタ ８・・・音声出力スピーカ ９・・・情報端末操作キーボード

フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C053 FA14 FA20 HA30 JA03 JA21 KA25 LA01 LA11 LA14 5C054 AA02 CA04 CE16 CH01 DA06 EA01 EA03 EA05 GB11 HA14 HA19 5C064 BA01 BC10 BC20 BC25 BD08 BD09 5K101 KK18 LL00 MM07 NN06 NN18 NN36 NN37 UU19

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】結婚式の映像及び音声をアナログデータと
   して収録する収録手段と、収録された結婚式の前記映像
   及び音声のアナログデータをデジタルデータに変換し、
   このデジタルデータを送信する収録データ変換送信手段
   と、送信された前記デジタルデータを受信且つ配信する
   配信手段と、前記配信手段から配信されるデジタルデー
   タを映像及び音声として出力する表示出力手段とを具備
   してなることを特徴とする結婚式の映像及び音声の配信
   システム。
2. 【請求項２】前記配信手段には、記憶手段を含むことを
   特徴とする請求項１記載の結婚式の映像及び音声の配信
   システム。
3. 【請求項３】前記配信手段から前記デジタルデータを配
   信するためには、予め告知されたアクセスＩＤと収録デ
   ータナンバーを照合させて前記デジタルデータを受信す
   ることを特徴とする請求項１記載の結婚式の映像及び音
   声の配信システム。
4. 【請求項４】結婚式の映像及び音声をアナログデータと
   して収録する収録手順と、収録された結婚式の前記映像
   及び音声のアナログデータをデジタルデータに変換し、
   このデジタルデータを送信する収録データ変換送信手順
   と、送信された前記デジタルデータを受信且つ配信する
   配信手順と、前記配信手順から配信されるデジタルデー
   タを映像及び音声として出力する表示出力手順とを具備
   してなることを特徴とする結婚式の映像及び音声の配信
   方法。
5. 【請求項５】前記配信手順には、記憶手順を含むことを
   特徴とする請求項４記載の結婚式の映像及び音声の配信
   方法。
6. 【請求項６】前記配信手順から前記デジタルデータを配
   信するためには、予め告知されたアクセスＩＤと収録デ
   ータナンバーを照合させて前記デジタルデータを受信す
   ることを特徴とする請求項４記載の結婚式の映像及び音
   声の配信方法。