JP2002350230A - 測光方法および測光装置 - Google Patents

測光方法および測光装置

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JP2002350230A
JP2002350230A JP2001158866A JP2001158866A JP2002350230A JP 2002350230 A JP2002350230 A JP 2002350230A JP 2001158866 A JP2001158866 A JP 2001158866A JP 2001158866 A JP2001158866 A JP 2001158866A JP 2002350230 A JP2002350230 A JP 2002350230A
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JP2001158866A
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Hiroyuki Saito
浩幸 斉藤
Kenji Momotake
健二 百武
Kazuyuki Akiyama
和之 秋山
Hirofumi Okuyama
裕文 奥山
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Seiko Precision Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度時における測光精度の低下を抑制可能
な測光方法および測光装置を提供する。 【解決手段】 プリ測光時に高高輝度と判定されると、
制御手段4は積分電圧検出手段3が所定の周期で検出す
る積分手段2内の積分コンデンサの積分電圧と比較する
所定の電圧を、プリ測光にて測定した入射光量が所定値
よりも大きい場合にプリ測光で測定した入射光量が所定
値以下のときよりも低く設定する。制御手段4は、積分
電圧検出手段3が検出した積分電圧が所定の電圧値を越
えた際に積分電圧検出手段3が検出している積分電圧と
その間の積分時間を用いて入射光量に応じた測光値を求
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測光方法および測
光装置に関し、詳しくは光センサーが出力する光電流を
積分する積分コンデンサを利用して測光値を求める測光
方法および測光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光センサー等の受光素子が出力す
る光電流を積分する積分コンデンサを利用して測光値を
得る測光装置としては、例えば特開平4?324328
号公報に開示されたものがある。この開示技術は、光電
流を充電する積分コンデンサの積分電圧が基準電圧に到
達する毎にパルスを発生し、一定時間内に発生されるパ
ルス数に基づいて測光値を得るか、あるいはこの基準電
圧に達するまでの時間の長さにより測光値を得るもので
ある。一般に、被写体輝度(測光値)は積分電圧と積分
時間が分かれば求められ、上記の場合、積分電圧が基準
電圧にパルス数を乗じた値もしくは基準電圧となり、積
分時間が上記一定時間もしくは上記基準電圧に達するま
での時間となる。さらに、同公報には、積分コンデンサ
の充電電圧が基準電圧に到達するか否かを基準電圧に対
応するスレッショルド電圧を有するインバータで検出す
る技術が開示されている。
【0003】また、特開平11−153487号公報に
は、積分コンデンサの積分電圧をA/D変換回路にてA
/D変換し、この値と予め記憶された所定の電圧とをC
PU上で比較する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の場合、積分電圧
と比較する基準電圧をインバータのスレッショルド電圧
に対応させて設定しているので、この基準電圧を変えた
い場合、回路構成を変更しなければならない。この問題
を解決するために、後者に開示されたように積分コンデ
ンサの積分電圧をA/D変換回路にてA/D変換し、こ
の値と予め記憶された所定の電圧とをCPU上で比較す
る方法が考えられる。この場合、記憶する所定の電圧を
変更すれば基準電圧が変更され、前者のように回路構成
を変更しなくて済む。
【0005】しかしながら、後者のA/D変換技術を単
純に前者に採用した場合、測光値を求める際に用いる積
分電圧および高輝度時に以下のような問題が発生する。
これらの問題は、A/D変換が所定の時間間隔をもって
行われることとA/D変換回路の飽和領域に起因する。
以下、これらの問題を具体的に説明する。
【0006】最初に、測光値を求める際に用いる積分電
圧の問題を説明する。A/D変換技術を採用した場合、
あるタイミングでA/D変換された積分電圧が基準電圧
にぎりぎり届かない場合、次にタイミングでの積分電圧
は基準電圧を越えた値となり、基準電圧と異なる値とな
る。前者(特開平4?324328号公報)では測光値
を求める際に用いる積分電圧を基準電圧としているた
め、この基準電圧とA/D変換された積分電圧との差に
より測光精度が低下してしまう。つまり、この場合、基
準電圧を積分電圧そのものもしくは積分電圧の1単位と
できなくなり、この問題を回避するには測光値を求める
際に用いる積分電圧を実際の積分値とする方式が考えら
れる。しかしながら、この場合も高輝度時において問題
が発生する。
【0007】次に、高輝度時の問題を説明する。高輝度
時は積分コンデンサに流入する光電流が大きく、従って
短時間に積分コンデンサの電圧値が上昇する。このた
め、あるタイミングでA/D変換された積分電圧が基準
電圧にぎりぎり届かない場合、次のタイミングでの積分
コンデンサの積分電圧は基準電圧をかなり越えた値とな
る。この基準電圧をかなり越えた値がA/D変換回路の
飽和領域に達してしまうと、基準電圧をかなり越えた値
は正確にA/D変換されず、A/D変換回路から出力さ
れる値は飽和領域の値(出力上限値)となってしまう。
したがって、実際の積分電圧とA/D変換された積分電
圧との間に誤差が生じてしまい、この誤差により測光精
度が低下してしまう。
【0008】本発明の目的は、高輝度時の測光精度の低
下を抑制可能な測光方法および測光装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入射光量
を測定するステップと、前記入射光量が所定値よりも大
きい場合に前記入射光量が前記所定値以下の場合よりも
所定の電圧値を低く設定するステップと、入射光量に応
じた光電流を発生するステップと、前記光電流を積分す
るステップと、前記光電流の積分電圧を間欠的に検出す
るステップと、検出した前記積分電圧が前記所定の電圧
値を越えるまでの前記光電流の積分時間を求めるステッ
プと、検出した前記積分電圧が前記所定の電圧値を越え
た際に検出している前記積分電圧と当該積分時間を用い
て前記入射光量に応じた測光値を求めるステップとを含
む測光方法である。このようなステップを含む方法によ
れば、間欠的に検出される積分コンデンサの積分電圧と
比較する所定の電圧値を、測定した入射光量が所定値よ
りも大きい場合に測定した入射光量が所定値以下のとき
よりも低く設定するので、高輝度時に発生する可能性が
ある測光精度の低下を抑制可能となる。
【0010】第2の発明は、入射光量を測定する測光部
と、前記測光部が測定した入射光量が所定値よりも大き
い場合に前記測光部で測定した入射光量が前記所定値以
下の場合よりも所定の電圧値を低く設定する電圧設定部
と、入射光量に応じた光電流を出力する光センサーと、
前記光センサーからの光電流を積分する積分コンデンサ
と、前記積分コンデンサの積分電圧を間欠的に検出する
電圧検出部と、前記電圧検出部が検出した前記積分電圧
が前記所定の電圧値を越えるまでの前記光電流の積分時
間を計測する積分時間計測部と、前記電圧検出部が検出
した前記積分コンデンサの積分電圧が前記所定の電圧値
を越えた際に前記電圧検出部が検出している前記積分コ
ンデンサの積分電圧および前記積分時間計測部が計測し
ている積分時間を用いて前記入射光量に応じた測光値を
求める制御部とを含む測光装置である。かかる構成によ
れば、間欠的に検出される積分コンデンサの積分電圧と
比較する所定の電圧値を、測定した入射光量が所定値よ
りも大きい場合に測定した入射光量が所定値以下のとき
よりも低く設定するので、高輝度時に発生する可能性が
ある測光精度の低下を抑制可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明
による測光装置の原理を示すものである。本発明の測光
装置は例えば写真機等の露光計に用いられ、被写体から
一定時間内に入射する光量を測光することにより被写体
の輝度(測光値)を測定するものである。
【0012】被写体からの入射光Lは、ホトダイオード
PDなどの光センサーにより入射光Lの光量に比例した
光電流Iに変換され、この光電流Iは積分コンデンサに
蓄積(積分)され、積分電圧Vを積分コンデンサの両端
子間に発生する。被写体の輝度は入射光Lの光量、すな
わち、光電流Iに比例し、被写体輝度=αI(式1)の
関係を有する。ここで、αは比例定数である。
【0013】積分時間tの間に積分コンデンサに蓄積さ
れる電荷はItで、積分コンデンサの容量をCとする
と、積分コンデンサに充電される積分電圧Vは、CV=
Itの関係を有する。従って、被写体輝度は、被写体輝
度=αCV/t(式2)の関係を有し、積分電圧Vと積
分時間tが分かれば被写体輝度が求められる。
【0014】また、比例定数αと積分コンデンサの容量
Cは回路等により予め決定される値である。従って、比
例定数αと積分コンデンサの容量Cと積分時間tを知る
ことができれば、β=αC/tとすることができる。こ
れから被写体輝度は、被写体輝度=βV(式3)の関係
式に基づいて積分電圧Vから求めることができる。
【0015】図1のグラフは、横軸に積分コンデンサの
積分時間tを示し、縦軸に積分電圧Vを示す。光電流I
が積分コンデンサCに積分開始電圧Vsから積分開始さ
れる。積分電圧Viと積分開始電圧Vsとの差Vi?V
sが所定のしきい値電圧Vtを越える度にリセットし、
再び積分を繰返す。リセットする度に、Vi?Vsの電
圧値差を加算して記憶する。なお、リセットごとにVi
とVsはそれぞれ異なり得る。そして、所定時間Tを経
過したら積分を停止する。この積分停止時の積分コンデ
ンサCの積分電圧Vfとする。所定時間Tの経過時のV
f?Vsの電圧値差を検出して加算して記憶する。すな
わち、リセットごとにそれぞれ加算される電圧値差Vi
?Vsに、最後の電圧値差Vf?Vsを加算して、これ
を積分の合計電圧値VTとする。
【0016】所定時間Tから、リセット動作に伴なう積
分コンデンサの不積分時間を除いた残りの時間を実積分
時間tとする。このようにして求められた実積分時間t
と合計電圧値VTを使用して上式(2)に基づいて被写
体輝度を正確に求めることができる。
【0017】図2は、上述した本発明の原理を実現した
本発明の一実施形態による測光装置の概略構成のブロッ
ク図を示す。1はホトダイオード等の光センサーであ
り、入射光Lを受けてその光量に比例する光電流Iを発
生する。この光センサー1から出力された光電流Iは積
分コンデンサを含む積分手段2に送られる。この積分手
段2は所定時間Tの間、光電流Iを積分する。積分電圧
Vは、積分電圧検出手段3により検出される。積分電圧
検出手段3は積分コンデンサのリセット時を除いて一定
の周期で積分電圧VをA/D変換して、その結果をCP
U10に送る。CPU10は演算制御回路、RAM、フ
ラッシュメモリ等を備えるものであり、機能的には制御
手段(制御部、電圧設定部)4、リセット制御手段5、
記憶手段6、積分時間を計測するためのA/Dサイクル
カウンタ9及びリセットカウンタ手段7を有する。
【0018】制御手段4は、積分手段2の積分電圧が所
定値Vtを越えた場合にリセット制御手段5により積分
手段2をリセットする。さらに制御手段4は積分開始電
圧Vs、しきい値Vtを越えてリセットする時の積分電
圧Vi、そして所定時間Tの経過時の積分電圧Vfを記
憶手段6に記憶する。また、制御手段4は積分時間計測
部としてのA/Dサイクルカウンタ9により一定周期で
入力する積分電圧検出手段からの出力の数をカウントし
て積分のための所定時間Tからリセットに伴なう積分手
段2の不積分時間を除いた時間を実積分時間tを計測す
る。また、制御手段4はリセットカウンタ手段7により
積分手段2のリセット数Nをカウントする。制御手段4
は記憶手段6に加算記憶される積分合計電圧値VTとA
/Dサイクルカウンタ9によりカウントされた実積分時
間tに基づいて、被写体輝度(測光量)を求める測光手
段を構成する。制御手段4はさらに、求めた測光値及び
測光値を求める際に使用する積分コンデンサの容量Cや
比例定数αなどのパラメータを記憶手段6に記憶する。
制御手段4はまた昇圧回路8を制御して写真機に必要な
昇圧電圧を作る。
【0019】図3は、図2の光センサー1、積分手段
2、及び積分電圧検出手段3(測光回路30)を詳細に
示す。光センサー1は、例えばアモルファス・シリコン
のホトダイオード11、12を2つ備え、これらのカソ
ード端子が積分手段2の47pFと4700pFの容量
をそれぞれ持つ2つの積分コンデンサ21、22の一端
にそれぞれ接続されている。なお、積分コンデンサ2
1、22の容量は上記に限らず、容量が異なるものであ
れば適宜変更可能である。また、ホトダイオード11、
12のカソード端子は共通の端子31を経由して積分用
オペアンプ32のマイナス端子に接続されている。ホト
ダイオード11、12のアノードはそれぞれ端子33、
34を経由して選択スイッチs1、s2にそれぞれ接続
されていて、ホトダイオード11又は12のいずれかを
選択することができるようになっている。2つのアモル
ファス・シリコンの光センサー11、12は2分割測光
用の素子であり、シングル測光用の場合はスイッチs
1、s2のいずれかのみを接続して一つのみを使用す
る。
【0020】積分コンデンサ21、22の他端は、それ
ぞれ端子35、36を経て選択スイッチs3、s4にそ
れぞれ接続されている。選択スイッチs3、s4の切換
により積分コンデンサ21、22のいずれかを選択して
積分用オペアンプ32の出力端に接続するようになって
いる。積分用オペアンプ32の出力端、マイナス端子、
プラス端子を接続するように直列に配されたスイッチs
5、s6はリセット・スイッチであり、両スイッチs
5、s6をオンとすることで積分コンデンサ21または
22内に蓄積された電荷を放電する。スイッチs7、s
8は基準電圧切り換えスイッチである。スイッチs7
は、端子37及びスイッチs10を介して測光用電源B
の電圧(例えば5V)を分圧抵抗R1、R2により分圧
して、この電圧を基準電圧として積分用オペアンプ32
のプラス端子に入力し、さらにスイッチs1、s2を介
してホトダイオード11、12のアノードにも入力す
る。nチャンネル・トランジスタTrはスイッチs7と
連動していて、スイッチs7がオンとなる時、nチャン
ネルトランジスタTrもオンとなり、これにより分圧抵
抗R1、R2に流れる電流を調整して基準電圧を一定に
する。スイッチs7をオンとして使用する場合は基準電
圧が分圧電圧(例えば1.5Vに)に固定される。しか
し、スイッチs7をオフしてスイッチs8をオンとして
使用する場合は、D/Aコンバータ38により1.0V
乃至4.0Vまで任意の電圧間隔で段階的に出力でき、
基準電圧を可変にすることができる。
【0021】スイッチs9は積分用オペアンプ32から
バッフア用オペアンプ39を介して出力される積分電圧
Vを、A/Dコンバータ41へ入力するためのスイッチ
である。
【0022】スイッチs1ないしs10はそれぞれ、C
PU10に含まれる制御手段4及びリセット制御手段5
等により制御されて、積分コンデンサ21、22の選択
とそのリセット、基準電圧の選択、ホトダイオード1
1、12の選択、測光回路30への電源投入及び積分電
圧VのA/D変換器41への出力の制御を行う。
【0023】測光回路30は点線部分を集積回路内に内
蔵して製作できる。積分用オペアンプ32のプラス側入
力端子には基準電圧とスイッチs1又はスイッチs2を
介してホトダイオード11又は12のアノード側が接続
されており、積分用オペアンプ32のマイナス側入力端
子には端子31を介してホトダイオード11及び12の
カソード側が接続されており、積分用オペアンプ32の
出力端子にはスイッチs3又はスイッチs4を介して、
積分コンデンサ21又は22が接続される。積分用オペ
アンプ32の出力端子はバッフア用オペアンプ39のプ
ラス端子に接続されている。端子37は、スイッチs1
0を介して両オペアンプ32、39に電力を供給する電
源端子となっていて、スイッチ10がオンでなければ両
オペアンプ32、39は動作しない。さらに両オペアン
プ32、39にはイネーブル入力が有り、このイネーブ
ル入力により両オペアンプ32、39の不必要な消費電
力を抑制できる。
【0024】図4は、測光回路30から出力される積分
電圧VをA/D変換するためのA/D変換器41、A/
D変換出力が入力される制御手段4やリセット制御手段
5や記憶手段6やリセットカウンタ7を含んだCPU1
0、同期回路42、及び昇圧クロック生成回路43を含
んだ制御回路40と、昇圧回路8とを示す。
【0025】A/D変換器41にはスイッチs9を介し
て積分電圧Vが入力される。CPU10は同期回路42
にA/Dスタート信号を出力する。同期回路42はA/
D動作開始信号をA/D変換器41に送り、昇圧クロッ
ク生成回路43に停止信号を送る。昇圧クロック生成回
路43は、昇圧回路8を制御する昇圧クロック信号を発
生する。
【0026】図5のスイッチタイミングチャートと図6
のフローチャートを参照して、本実施の形態の測光回路
の作用を説明する。電源スイッチs10をオンにし(ス
テップ6a)、電源電圧が安定するまで約15m秒間待
つ(ステップ6b)。その間に制御手段4は必要なパラ
メータをフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ(図示し
ない)から読み出して記憶手段6に記憶する(ステップ
6c)。電源電圧が安定したならばスイッチs7をオン
にして(ステップ6d)、オペアンプ32に1.5Vの
基準電圧を入力し、この基準電圧が安定するまで約1m
秒間待つ(ステップ6e)。そして、A/D変換器41
の初期設定を行う(ステップ6f)。
【0027】本実施形態においては、A/D変換を行う
際、CPU10内の制御手段4からスイッチs9のオン
信号と同期して図7に示されるようなA/Dスタート信
号52が同期回路42に送られる。同期回路42は停止
信号を昇圧クロック生成回路43に送って昇圧クロック
51を停止する。これは、昇圧回路8が写真機の構成
上、3Vの電源を必要な5Vに昇圧するため、この際に
電源にリップルを生じて、A/D変換器41のA/D変
換作用にばらつきを発生するおそれがあり、この不都合
を回避するために、A/D変換動作時には同期回路42
からの停止信号により昇圧クロック生成回路43の昇圧
クロック51を停止して、昇圧回路8を一時的に停止し
て、A/D変換の精度を向上するようにしたものであ
る。
【0028】図7に示すように、CPU10から同期回
路42へA/D変換スタート信号52が入力されると、
同じく同期回路42に入力されている昇圧クロック51
の立下りから8μ秒後に同期回路42からA/D変換器
41へA/D動作開始信号を出力する。これと同時に昇
圧クロック停止信号を昇圧クロック生成回路43へ出力
し、昇圧クロック51を停止する。A/D変換に要する
時間は8μ秒であり、また昇圧クロックの周期は8μ秒
である。このため、検出した昇圧クロック51の立下り
からから8μ秒後にA/D変換を動作し、且つ、昇圧ク
ロック51を停止する。その8μ秒後にA/D変換は終
了するので、A/D変換終了後に昇圧クロック停止信号
の出力を止め、昇圧クロック51の出力を再開する。
【0029】次に、図8のフローチャートと図5のスイ
ッチタイミングチャートを参照して、本測光前のプリ測
光動作(図6のステップ6g)について説明する。スイ
ッチs1をオンにして、アモルファス・シリコン光セン
サー11のアノード側をオペアンプ32のプラス側入力
端子に接続する(ステップ9a)。そして10μ秒後に
スイッチs3をオンにして積分コンデンサ21(容量C
=47pF)をオペアンプ32の出力端に接続し(ステ
ップ9b)、スイッチs5、s6をオンにして積分コン
デンサ21をリセット状態にする(ステップ9c)。
【0030】低輝度時にはアモルファス・シリコン光セ
ンサー11の出力電流は微少で安定するまでリセット状
態を維持することが好ましい。本実施形態では、1m秒
の安定時間を設けている(ステップ9d)。
【0031】次に、リセット状態時のオペアンプ32の
出力電圧をA/D変換器41によりA/D変換して、こ
の電圧値をVsとしてCPU10内の記憶手段6内に記
憶する(ステップ9e)。次に、スイッチs5、s6を
オフして、リセットを解除して積分を開始する(ステッ
プ9f)。CPU10はタイマー(図示しない)により
200μ秒の間、積分コンデンサ21で積分を実行し、
200μ秒後に積分コンデンサ21の積分電圧のA/D
変換を行ない、電圧値Viとして記憶手段6に記憶する
(ステップ9g、9h、9i)。
【0032】プリ測光により得られた電圧値の差Vi?
Vsの大きさを所定の値VHと比較して(ステップ9
j)、差Vi?VsがVHよりも大きければ高輝度(ス
テップ9k)、差Vi?Vsが別の所定の値VLよりも
小さければ(ステップ9l)、低輝度(ステップ9
m)、いずれにも該当しなければ中輝度(ステップ9
n)の3段階に分類する。なお、低輝度をさらに細かく
分類したい場合は例えばプリ測光の時間を200μ秒と
して、さらに差Vi?Vsの低い値を分類して低低輝度
の4段階に分類しても良い。
【0033】プリ測光で入射光Lを低輝度、中輝度、高
輝度の3段階に判定することができたら、以降、低輝度
及び中輝度の場合は容量47pFの積分コンデンサ21
を使用し、高輝度の場合は容量4700pFの積分コン
デンサ22を使用する。このように、輝度レベルに応じ
て積分コンデンサの容量を切り換えることにより測光の
分解能を上げることができる。
【0034】低輝度と判定された場合には、図9のフロ
ーチャートを参照して説明するように、さらに測定を行
う。すなわち、図9に示すように、プリ測光と同じよう
にスイッチs3をオンにして積分コンデンサ21を選択
した状態で、スイッチs5、s6をオンにしてリセット
状態にし(ステップ10a)、100μ秒の安定時間を
待つ(ステップ10b)。オペアンプ32が出力する電
圧のA/D変換を行なって(ステップ10c)、リセッ
ト時の出力電圧をVsとして記憶する(ステップ10
d)。次に、スイッチs5、s6をオフしてリセットを
解除して積分を開始し(ステップ10e)、タイマー
(図示しない)を1.6m秒に設定する(ステップ10
f)。1.6m秒が経過した時の積分コンデンサ21の
積分電圧の値をA/D変換してViとする(ステップ1
0g、10h)。
【0035】電圧値の差Vi?Vsの大きさから、本測
光における積分のための所定時間Tを設定する。すなわ
ち、Vi?Vsの大きさが所定の値VL1よりも小さけ
れば、より長い所定時間(T=4x9.2m秒)を本測
光時に使用するように設定する(ステップ10i、10
j)。Vi?Vsが所定の値VL2よりも小さければ、
所定時間Tを所定値の9.2m秒の2倍の18.4m秒
に設定する(ステップ10k、10l)。ここで、VL
2の値はVL1よりも大きい値である。いずれにも該当
しなければ積分のための所定時間Tを所定値の9.2m
秒に設定する(ステップ10m)。
【0036】そして、本測光時のリセット時間Trを所
定の値(50μ秒)から低輝度用の時間(100μ秒)
に変更設定する(ステップ10n)。つまり、低輝度時
には、リセット時間Trを所定の値よりも長くする。こ
れは、低輝度時は積分電圧の上昇率が少ないため残量電
圧(電荷)等のノイズの影響を受けやすくなるので、こ
れを回避するため十分に残量電圧(電荷)をリセットす
るためのものである。
【0037】高輝度と判定された場合には、図10のフ
ローチャートを参照して説明するようにさらに測定を行
う。スイッチs3をオフにしてスイッチs4をオンに
し、47pF容量の積分コンデンサ21から4700p
Fの積分コンデンサ22に変更する(ステップ11
a)。スイッチs5、s6をオンにしてリセット状態に
する(ステップ11b)。アモルファス・シリコン光セ
ンサー11の出力の安定時間は低輝度時よりは短時間、
例えば、数10μ秒で良い。10μ秒の安定時間経過後
にオペアンプ32の出力電圧をA/D変換してリセット
時の出力電圧Vsを記憶する(ステップ11c、11
d、11e)。次にタイマー(図示しない)を100μ
秒に設定してスイッチs5、s6をオフし、積分コンデ
ンサ22による積分を開始する(ステップ11f、11
g)。100μ秒経過時に積分コンデンサ22の積分出
力電圧をA/D変換してViとして記憶する(ステップ
11h、11i)。電圧値の差Vi?Vsを計算して、
この差が所定の値Vhよりも大きい場合は輝度が非常に
高い、すなわち、高高輝度と判定し、本測光の際に積分
コンデンサ22の積分をリセットするためのしきい値電
圧Vtを、所定の値(本実施の形態では3.5V)の半
分の値(1.75V)に設定する(ステップ11j、1
1k)。差Vi?VsがVhよりも大きくなければ、し
きい値は所定の値のままである。そして、本測光の際に
使用する積分のための所定時間Tを高輝度用の時間
(9.2m秒)に設定し(ステップ11l)、リセット
時間Trを高輝度用の時間(10μ秒)に設定する(ス
テップ11m)。
【0038】リセットをするしきい値VTの値を高高輝
度の場合に半分の値にする理由は、積分コンデンサ22
に流入する光電流Iが大きく、従って短時間に積分コン
デンサ22の電圧値が上昇する。このため、図11Aに
示すように、積分コンデンサ22の積分電圧出力をA/
D変換する周期を20μ秒にして、A/D変換して積分
コンデンサ22の積分電圧Viと開始電圧Vsの差Vi
?Vsを求めてしきい値Vt(通常値は3.5V)を越
えていることを判定するとしても、この20μ秒間に相
当の積分電圧Viの上昇が予想される。このため積分電
圧Viがオペアンプ32の出力の上限値(本実施形態の
場合では4V)を越えてしまい、オペアンプ32の出力
範囲外(飽和領域)に出てしまう。このため、正確な積
分電圧Viの測定はできなくなる。従って、図11Bに
示すように、積分コンデンサ22の積分をリセットする
しきい値Vtを通常値よりも低めに、例えば、Vtの半
分の値Vt/2に設定しておき、しきい値電圧Vt/2
から積分電圧Viが超過してもオペアンプ32の出力上
限(4V)よりも低い電圧値に収まるようにする。
【0039】または、積分時間中に一定時間の周期(本
実施形態では20μ秒)ごと積分電圧出力をA/D変換
する代わりに、図11Cに示すように、短い積分時間
(1ないし2μ秒)を設定して積分電圧をA/D変換し
て、積分電圧値Viを求めて毎回リセットするようにし
ても良い。
【0040】図12は本測光の動作(図6のステップ6
h)を示すフローチャートである。図13A乃至図13
Dは横軸に積分時間tを取り縦軸に積分電圧Vを取り、
それぞれ低低輝度、低輝度、中輝度、高輝度の本測光時
の関係を示すグラフである。なお、図13Aは低低輝度
時において積分のための所定時間Tを9.2m秒の2倍
の18.4m秒としてしきい値電圧を3.5Vとした例
を示す。低低輝度時には光センサー1からの光電流Iが
小さくて所定時間Tではしきい値Vtには到達せず、分
解能を上げるために所定時間Tを所定値9.2m秒の2
倍としている。さらに低輝度の場合は9.2m秒の4倍
を所定時間Tとして選択することもできる。図13Bは
低輝度時において積分のための所定時間Tを所定の9.
2m秒としてしきい値電圧を3.5Vとした例を示す。
図13Cは中輝度時において積分のための所定時間Tを
所定値の9.2m秒としてしきい値電圧を3.5Vとし
た例を示す。この場合は光センサー1からの光電流Iも
大きくて、しきい値Vtに到達する時間も早くなる。図
13Dは高輝度時において積分のための所定時間Tを所
定値の9.2m秒としてしきい値電圧を3.5Vとした
例を示す。光センサー1からの光電流Iが大きくなり、
しきい値Vtに到達する時間がさらに短くなりCPU1
0の処理速度が追いつかなくなるので、容量4700p
Fの積分コンデンサ22を選択してしきい値Vtに到達
する時間を長くする必要がある。さらに高高輝度の場合
は上記したように、しきい値Vtを半分の値にする。図
13Eは、周期20μ秒のA/D変換サイクルとリセッ
ト時間Tr(=50μ秒)を示すために中輝度時の本測
光の例の図13Cの一部を拡大して示したグラフであ
る。
【0041】以下、本測光の作用を図12のフローチャ
ートに図13と図5を共に参照して説明する。本実施形
態では本測光はプリ測光において中輝度と判定された場
合で説明する。しかし、低輝度、高輝度と判定された場
合も低輝度又は高輝度用に設定される積分のための所定
時間T、リセット時間Tr、しきい値電圧Vt等のパラ
メータを除いて同じである。プレ測光で中輝度と判定さ
れた場合は直ちに本測光を行う。本測光の開始時にリセ
ットカウンタ7のカウントの内容Nがゼロにリセットさ
れ、CPU10内のA/Dサイクルカウンタ9の内容n
もゼロにリセットされ、記憶手段6内の合計積分電圧値
VTの値もゼロにリセットされる(ステップ13a)。
スイッチs5、s6がオンにされて100μ秒の安定化
時間の経過を待つ(ステップ13b、13c)。本測光
時の積分のための所定時間Tは交流の光源の影響を考え
て、50Hzと60Hzの半周期の平均値の9.2m秒
に選択されている(ステップ13d)。上述したように
低低輝度の場合はその2倍ないしはその4倍の時間を積
分のための所定時間Tとする。本実施形態では、所定時
間Tの9.2m秒の値が積分時間タイマー(図示しな
い)に入力されてカウントを開始する。リセットスイッ
チs5、s6がオンにされたまま、リセット時間Trの
経過を待つ(ステップ13e、13f)。中輝度の場合
のリセット時間Trは、50μ秒であり、低輝度、高輝
度の場合は変更した値(それぞれ100μ秒、10μ
秒)に設定される。リセット時にオペアンプ32の出力
電圧をA/D変換して、その電圧値を積分開始電圧Vs
として記憶する(ステップ13g、13h)。本実施形
態では、基準電圧値がほぼ1.5Vであるため、Vsも
ほぼ1.5Vである。リセット時間Tr経過後にスイッ
チs5、s6がオフにされ、オペアンプ32が出力する
積分コンデンサ21又は22の積分電圧値VのA/D変
換が20μ秒周期で行なわれる(ステップ13i、13
j)。このA/D変換により得られた積分電圧値をVi
として記憶する(ステップ13k)。そして、A/Dサ
イクルカウンタ9の内容nに1を加える(ステップ13
l)。なお、前述の通りA/Dサイクルカウンタ9の内
容nは本測光開始時にゼロにリセットされている。
【0042】次に、電圧値の差Vi?Vsが、Vi?V
s≧Vtになったかを判定する(ステップ13m)。前
述の通りVtは3.5Vに設定されている。もしVi?
Vs≧Vtの関係に達していなければ、所定時間Tが経
過しているかを判断して経過前ではループが戻って次の
20μ秒サイクルの積分電圧値ViのA/D変換を繰り
返す(ステップ13n)。Vi?Vs≧Vtの関係に達
していれば、電圧値差Vi?Vsの値をVTに加算して
記憶する(ステップ13o)。なお、前述の通りこのV
Tの初期値は本測光開始時にゼロにリセットされてい
る。リセットカウンタ手段7のリセット数Nに1を加え
る(ステップ13p)。そして、ループが戻って上述し
た動作を行う。つまり、スイッチs5、s6をオンにし
て、リセット時間Trの間、積分コンデンサ21の電荷
を放電するリセット動作が行なわれる。リセット時間T
rの経過時に開始電圧VsがA/D変換されて記憶され
る。リセット時間Trが経過した後にスイッチs5、s
6がオフされ、積分コンデンサ21又は22が再度光セ
ンサーからの光電流Iを積分し、積分電圧ViのA/D
変換が20μ秒周期で同様に繰り返される。そして、電
圧値の差Vi?VsがVtを越えているかの判定が繰返
される。
【0043】積分時間タイマーが、積分のための所定時
間(9.2m秒)のカウントを終了すれば、積分を停止
し、A/D変換を数回繰り返しその平均値をVfとし、
その時の電圧値Vfと積分開始時の電圧値Vsとの差、
Vf?Vsの値、をVTに加算して記憶して測光を終了
する(ステップ13n、13q、13r)。
【0044】9.2m秒の積分時間が終了した時点にお
いて、合計積分電圧値VTはリセットごとに加算された
積分電圧値の差Vi?Vsの合計値と最後の積分による
積分電圧値差Vf?Vsとの和となる。実積分時間t
は、A/D変換のサイクル数を示すA/Dサイクルカウ
ンタ9の値nに一定の周期20μ秒を乗算した時間、t
=nx20μ秒から計算される。代替的には、実積分時
間tは、所定時間T(=9.2m秒)からリセットに要
した時間を引いた時間に等しい。なお、実積分時間t
を、t=T?(N+1)・Tr、から求めてもよい。
【0045】このように実積分時間tは、積分のための
所定時間T(=9.2m秒)とは異なり、スイッチs
5、s6がオフ(切断)されて積分コンデンサ21又は
22に光電流Iが実際に積分された時間である。
【0046】このようにして得られた合計積分電圧値V
Tと実積分時間tを用いて式(2)に基づいて、輝度
(測光値)を測定する。積分コンデンサ21の容量Cは
47pFであり(高輝度時の場合、積分コンデンサ22
が選択されその容量Cは4700pF)、αは測光回路
により予め決められた値である。従って、被写体輝度を
本測光により得られた実積分時間tと合計積分電圧値V
Tの値を使用して上記の式(2)に基づいて計算でき、
正確に測光できる。
【0047】図6のフローチャートに戻ってさらに説明
を続ける。以上のようにして、被写体輝度の測光が完了
して測光値1が得られると(ステップ6i)、測光回路
のスイッチs1ないしs10が全てオフとされて(ステ
ップ6j)、測光シーケンスが終了する。
【0048】もし、2分割測光が行なわれる場合は(ス
テップ6k)、図6のフローチャートと図5のスイッチ
タイミングチャートに示されるように続いてアモルファ
ス・シリコン光センサー12を用いて2回目の測光が行
われる。スイッチs1がオフされ、スイッチs2がオン
され(ステップ6l)、そして上記の本測光ルーチンが
繰返される(ステップ6m)。すなわち、10m秒の光
センサー12の安定化時間の後、前回の測光と同じ動作
を行い、上記した方法で測光値2を計算して求める(ス
テップ6n)。そして終了後に、スイッチs1ないしs
6がオンされ、スイッチs7ないしs10がオフされる
(ステップ6j)。
【0049】以上説明した本実施形態においては、積分
開始時とA/Dサイクル時に検出される電圧値の差Vi
?Vsを求めて、この差がしきい値Vtを越えた時に積
分コンデンサ21(又は22)のリセットを行なってい
る。これに代えて、積分開始時の電圧Vsを固定電圧と
して、A/Dサイクル時に検出される積分電圧Viが所
定の電圧Vtに達したらリセット動作を行い、リセット
動作中に電圧差の計算を行うようにして処理時間を短縮
するようにしてもよい。また、リセット時間Trは選択
された積分コンデンサ21又は22の容量に応じて変え
て積分に要する時間を増やして、これにより精度を上げ
るようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】本発明の測光装置及び測光方法によれ
ば、間欠的に検出される積分コンデンサの積分電圧と比
較する所定の電圧値を、測定した入射光量が所定値より
も大きい場合に測定した入射光量が所定値以下のときよ
りも低く設定するので、高輝度時に発生するおそれのあ
る測光精度の低下を抑制可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測光装置の原理を説明する図。
【図2】本発明の一実施形態による測光装置のブロック
図。
【図3】図2のブロック図の一部分を詳細に示した回路
図。
【図4】図2のブロック図の他の部分を詳細に示したブ
ロック図。
【図5】本発明の一実施形態による測光装置の動作を示
すスイッチタイミングチャート。
【図6】本発明の一実施形態による測光装置の動作を示
すフローチャート。
【図7】本発明の一実施形態による測光装置のA/D変
換器の動作を示すタイミングチャート。
【図8】本発明の一実施形態による測光装置のプリ測光
動作を示すフローチャート。
【図9】本発明の一実施形態による測光装置のプリ測光
動作により低輝度判定とされた場合の動作を示すフロー
チャート。
【図10】本発明の一実施形態による測光装置のプリ測
光動作により高輝度判定とされた場合の動作を示すフロ
ーチャート。
【図11A】本発明の一実施形態による測光装置のプリ
測光動作により高輝度判定の場合のしきい値の設定変化
を説明するための図。
【図11B】本発明の一実施形態による測光装置のプリ
測光動作により高輝度判定の場合のしきい値の設定変化
を説明するための図。
【図11C】本発明の別の実施形態による測光装置のプ
リ測光動作により高輝度判定された場合の積分電圧の測
定を説明するための図。
【図12】本発明の一実施形態による測光装置の本測光
動作を示すフローチャート。
【図13】本発明の一実施形態による測光装置の本測光
動作を示す縦軸に積分電圧、横軸に時間tを示すグラ
フ。
【符号の説明】
1 光センサー 2 積分手段 3 電圧検出部 4 制御部、電圧設定部 1〜4 測光部 9 積分時間計測部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 和之 千葉県習志野市茜浜一丁目1番1号 セイ コープレシジョン株式会社内 (72)発明者 奥山 裕文 千葉県習志野市茜浜一丁目1番1号 セイ コープレシジョン株式会社内 Fターム(参考) 2G065 AA06 BC15 2H002 DB00 DB21 EB01 HA04 ZA01 ZA03 5J022 AA01 BA01 CB01 CD02 CE05 CF01 CF03 CF10 CG01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光量を測定するステップと、前記入
    射光量が所定値よりも大きい場合に前記入射光量が前記
    所定値以下の場合よりも所定の電圧値を低く設定するス
    テップと、入射光量に応じた光電流を発生するステップ
    と、前記光電流を積分するステップと、前記光電流の積
    分電圧を間欠的に検出するステップと、検出した前記積
    分電圧が前記所定の電圧値を越えるまでの前記光電流の
    積分時間を求めるステップと、検出した前記積分電圧が
    前記所定の電圧値を越えた際に検出している前記積分電
    圧と当該積分時間を用いて前記入射光量に応じた測光値
    を求めるステップとを含むことを特徴とする測光方法。
  2. 【請求項2】 入射光量を測定する測光部と、前記測光
    部が測定した入射光量が所定値よりも大きい場合に前記
    測光部で測定した入射光量が前記所定値以下の場合より
    も所定の電圧値を低く設定する電圧設定部と、入射光量
    に応じた光電流を出力する光センサーと、前記光センサ
    ーからの光電流を積分する積分コンデンサと、前記積分
    コンデンサの積分電圧を間欠的に検出する電圧検出部
    と、前記電圧検出部が検出した前記積分電圧が前記所定
    の電圧値を越えるまでの前記光電流の積分時間を計測す
    る積分時間計測部と、前記電圧検出部が検出した前記積
    分コンデンサの積分電圧が前記所定の電圧値を越えた際
    に前記電圧検出部が検出している前記積分コンデンサの
    積分電圧および前記積分時間計測部が計測している積分
    時間を用いて前記入射光量に応じた測光値を求める制御
    部とを含むことを特徴とする測光装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015136082A (ja) * 2014-01-20 2015-07-27 三菱電機株式会社 アナログ入力装置

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