JP2002342867A - 防災システム - Google Patents

防災システム

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JP2002342867A
JP2002342867A JP2001149339A JP2001149339A JP2002342867A JP 2002342867 A JP2002342867 A JP 2002342867A JP 2001149339 A JP2001149339 A JP 2001149339A JP 2001149339 A JP2001149339 A JP 2001149339A JP 2002342867 A JP2002342867 A JP 2002342867A
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disaster prevention
scenario
simulation
disaster
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Masaaki Fukuya
将哲 福家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通報者からの生情報を想定した動作確認や操作
習熟訓練を可能にする。 【解決手段】災害誘発する各種要因の発生情報、検出情
報及び報告情報を含む想定した災害シナリオに沿った情
報をシナリオに設定した時刻情報対応に順次発生するシ
ナリオ発生手段3と、シナリオ発生手段による発生情報
とこの発生情報に基づくシミュレーション結果の情報を
記録する手段4を持つ模擬操作指令手段10と、監視モー
ド時監視対象区域設置のセンサや地域住民より寄せられ
る情報を収集すると共に模擬試験モード時模擬操作指令
手段からの発生情報を収集する収集手段203と、収集手
段の収集情報と予め用意した知識データベース209に基
づいて監視対象の状態推移を予測しまた少なくとも警報
発報の要否を判断して防災監視結果情報として得る判断
手段207,208と、監視モード時この判断手段の防災監視
結果情報を配信すべく出力処理し、模擬試験モード時判
断手段の防災監視結果情報をシミュレーション結果とし
て模擬操作指令手段に返す出力処理手段213を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば河川などの
監視対象の状態を監視して、災害を未然に防ぐ防災シス
テムにかかわり、特にその動作確認、運用者及び情報提
供者の操作習熟のためのシミュレーションなどを実施す
ることができるようにした模擬試験機能付の防災システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、河川や山間部の沢、山崩れ・崖
崩れの危険個所などの監視対象の状態を監視して、災害
発生の危険を察知し、事前に警報を発令することによ
り、被害を最小限にとどめることができるようにした防
災システムがある。
【0003】すなわち、これら防災システムは、河川用
であれば、一般的には河川監視システムと呼ばれ、山間
部の沢や山崩れ・崖崩れの危険個所などの監視用であれ
ば砂防監視システムと呼ばれる。
【0004】そして、例えば、河川監視システムであれ
ば、雨量、水位、ダム・堰諸量、気象・水質、海岸情
報、水防体制、気象注意警報、ダム放流警報などの情報
を収集・蓄積し、これらをCRT画面、帳票あるいは表
示盤等に一覧表示したり、グラフあるいは地図等の形式
で出力するといったことを行う。
【0005】砂防監視システムであれば、雨量、積算雨
量、地滑り検出情報、音響測定情報、気象・水質、水防
・砂防体制、気象注意警報などの情報を収集・蓄積し、
これらをCRT画面、帳票あるいは表示盤等に一覧表示
したり、グラフあるいは地図等の形式で出力するといっ
たことを行う。
【0006】そして、監視対象の現況判断、今後の状態
推移の推定および各種警報の発報の要否の判断などは、
システムが出力した情報に基づいて人間が行うが、この
ような警報発令判断を行うことは非常に難しいことか
ら、近年では更に一歩進めて、コンピュータにより予測
と現況判断を実施させ、過去の実例などから総合的に判
断して警報発令の判断実行をさせるようにした自動化シ
ステムに換わってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、防災シス
テムは、監視対象に関わる種々の情報を収集すると共
に、この収集した各種の情報に基づいて、総合的に判断
して警報発令をするが、システムが稼働する様な状況は
滅多にあるわけではなく、システムの管理や、動作の最
適化、設定の最適化といったことを確認したり、調整し
たりすることが自由にできない。
【0008】また、災害発生の可能性を予知するには、
雨量計などのセンサによる検知情報あるいは観測情報
や、気象庁等から提供される気象情報などでは十分とは
いえず、収集する情報の種類をもっと増やす必要があ
る。
【0009】すなわち、センサによる検知、観測情報を
考えてみると、センサはその設置位置が定点となるた
め、きめの細かい検知、観測情報を得るには監視対象区
域を中心に、多数を密に配置する必要があり、コスト的
に問題が残る。また、気象情報は比較的広い範囲を対象
とすることから、集中豪雨など局地的に発生した天候の
急変などに対して無力である。そのため、これらの情報
をもとに、監視動作する防災システムが有効に機能しな
いことも考えられる。
【0010】センサの検知、観測情報や気象情報などに
加えて、防災の判断上、極めて有効と考えられる情報と
しては、管理者や地域住民の経験的、直感的な情報があ
る。
【0011】例えば、“雨の降り方がいつもと違う”、
“水の流れる音がいつもと違う”、“山肌が滑っている
ように感じる”、“地面にいつもとは違う亀裂が入っ
た”、“山鳴りがする”といったような生活実感上、今
までとは違う状況にあることを感じ取った生身の人間か
らの情報である。
【0012】これらの生の報告情報を各所に散在する地
域住民などから収集して、防災システムの警報発令判断
に利用できるようにすれば、極めて有用な防災システム
が構築できる。
【0013】また、地域住民などからの生の情報を受け
て警報発令の判断に利用できるようにした防災システム
が得られたとして、今度は、地域住民などから集めた報
告情報を含めて、状況判断や今後の状況推移をどのよう
に判断するのが適切か、といった新たな課題が生じる。
【0014】それは、災害発生が生じかねないような状
況下で防災システムが稼働するすがたを見ることができ
るのは、現実には稀なことであることによる。
【0015】そのため、防災システムの管理・運用者
が、システムの操作を習熟したり、システム動作の確認
をしたりする場がないという課題が残る。
【0016】また、広範囲の地域住民、システムの管理
・運用者及び指示に基づく対応者を一堂に集めて防災シ
ステムを用いた防災演習や防災システム運用の訓練をす
ることも、多くの人的協力が必要で費用と時間も要し、
容易には行えない。従って、システムの動作確認及び操
作習熟訓練がし難いという問題が残る。
【0017】そこで、本発明の目的とするところは、地
域住民から報告情報を含めた各種情報を想定した動作確
認や操作習熟訓練を手軽に実施できるようにした防災シ
ステムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、災害を誘
発する各種要因の発生情報、検出情報および報告情報の
少なくとも一つを含む想定した災害シナリオに沿った情
報をシナリオに設定した時刻情報対応に順次発生するシ
ナリオ発生手段と、このシナリオ発生手段による発生情
報とこの発生情報に基づくシミュレーション結果の情報
を記録する記録手段とを持つ模擬操作指令手段と、監視
モード時、監視対象区域設置のセンサや地域住民より寄
せられる情報を収集すると共に、模擬試験モード時、前
記模擬操作指令手段からの発生情報を収集する収集手段
と、前記収集手段の収集情報と予め用意した知識データ
ベースのデータに基づいて、監視対象の状態推移を予測
し、また、少なくとも、警報発報の要否やとるべき処置
を判断して防災監視結果情報として得る判断手段と、監
視モード時にはこの判断手段の防災監視結果情報を配信
すべく出力処理し、模擬試験モード時には前記判断手段
の防災監視結果情報をシミュレーション結果として前記
模擬操作指令手段に返す出力処理手段とを備える。
【0019】この構成によれば、監視対象区域設置のセ
ンサや地域住民より寄せられた情報と予め用意した知識
データベースのデータに基づいて、監視対象の今後の状
態推移を予測し、また、警報発報の要否やとるべき処置
も判断して出力させることができ、そして、このような
処理は過去の事例や想定した諸状況を具現するように記
述されたシナリオのデータに従ってシナリオ通りのデー
タ出力を実行できるようにした模擬操作指令装置により
シナリオに従ったデータ出力させてこのデータに従った
監視対象の今後の状態推移を予測し、また、警報発報の
要否やとるべき処置も判断して模擬操作指令装置に返す
ようにしたので、情報提供者となる地域住民の訓練を自
由に行うことが可能になり、また、防災監視システムの
運用者の訓練やシステムの動作確認、シミュレーション
などを行うことができる。
【0020】特に、シナリオを編集でき、シナリオ発生
部によりこの編集したシナリオに沿った模擬情報の発生
を行うようにしたことで、時間軸を圧縮したり、条件を
変えて判断結果をみるといったような種々の操作による
動作検証ができるので、最適化されたチューニングをす
ることもできるなど、有用な防災システムを提供でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施例を説明する。
【0022】図1は本発明システムの構成を示すブロッ
ク図であり、図2は相互通信防災監視システムの構成を
示すブロック図である。図1において、10は模擬操作
指令装置、20は相互通信防災監視システムである。こ
れらのうち、模擬操作指令装置10は想定したシナリオ
情報を発生してそのシナリオに従ったイベント情報を発
生し、相互通信防災監視システム20に与え、これを受
けた相互通信防災監視システム20からの結果情報を受
け取って、保存、記録すると云った機能を有するもので
ある。
【0023】相互通信防災監視システム20のセンター
側装置200は、動作モードとして“監視モード”と
“模擬試験モード”を持つ。そして、“監視モード”の
ときは、相互通信防災監視システム20の設備として監
視対象の地域各所に、必要に応じて設置されている雨量
計や歪み計、集音マイクロホン、流量計、傾斜計などの
各種センサからの検出情報や、相互通信防災監視システ
ム20の情報網の一つとして組み入れられている気象台
などから送られる気象情報データ、相互通信防災監視シ
ステム20の情報網の一つとして組み入れられている電
話網を利用した地域住民からの電話による報告や通報、
パソコン通信による報告や通報の情報、集落内や道端、
公民館などに適宜設置された災害緊急通報用の通報ボタ
ンなどといった各種通報手段からの情報を受けて現在の
監視対象の状況を判断し、今後の状況推移を推定してそ
の結果、必要により警戒警報や避難警報、緊急避難警報
などの警報を発令するなどするシステムであって、“模
擬試験モード”のときは模擬操作指令装置10からの各
種模擬情報(イベント情報)を受けると、この与えられ
る情報を元に監視対象の状況を判断し、今後の状況推移
を推定してその結果を模擬操作指令装置10に返すと共
に、状況対応に判定して警戒警報や避難警報、緊急避難
警報などの警報を発令し、これを模擬操作指令装置10
に返すといった機能を有する。
【0024】模擬操作指令装置10は、シナリオに従っ
て実時間により、あるいは時間を短縮して種々の予定情
報を発生してイベント情報として相互通信防災監視シス
テム20に与えると共に、相互通信防災監視システム2
0からのシミュレーション結果を受けてこれを保存し、
シナリオに再利用したり、編集して再利用したり、事例
として保存したりする事ができる装置である。
【0025】模擬操作指令装置10は、操作部1、デー
タ蓄積部2、シナリオ発生部3、プリンタ4、出力イン
タフェース(I/F)5、入力インタフェース(I/
F)6を有する。
【0026】これらのうち、操作部1はキーボードやポ
インテングデバイス(マウス、トラックボールなど)な
どによる操作装置であり、また、データ蓄積部2はシミ
ュレーションのためのシナリオ(各種の状況を想定した
模擬実行用のシナリオ)情報或いは過去の事例などの情
報を蓄積するものである。
【0027】また、シナリオ発生部3は、操作部1の操
作に基づいてデータ編集する機能を有するものであっ
て、操作部1の操作に基づいてデータ蓄積部2の蓄積情
報中から所望の一つを選択し、さらにまた、操作部1の
操作に基づいて、日時データの設定及びシナリオデータ
項目の変更、追加、削除及びシミュレーションサインの
追加等の編集を行い、また、実行指令操作を与えること
により、シナリオ内容に従ってイベント情報を発生させ
それをプリンタ4および相互通信防災監視システム20
におけるセンター側装置200に与える機能を有する。
【0028】また、データ蓄積部2には、センター側装
置200の実行結果を受け取ると、その情報を蓄積する
機能を有し、また、プリンタ4はセンター側装置200
から受け取った当該センター側装置200の実行結果を
プリントする機能を有する。
【0029】なお、シナリオにはシナリオ毎にイベント
の内容とイベント発生時点を示す時刻データを持たせて
おり、シナリオ発生部3では、シナリオの持つ時刻デー
タに基づくタイミングでシナリオデータをイベントデー
タとして取り出し、順番に相互通信防災監視システム2
0のセンター側装置200へ送出する機能を有するもの
である。
【0030】図2は本実施例に係る相互通信防災監視シ
ステム20の構成を示す機能ブロック図である。この図
に示すようにこの相互通信防災監視システム20は、情
報提供手段30、集信処理部201、入力インタフェー
ス202、情報収集処理部203、情報処理部204、
収集情報ファイル205、データ保存部206、予測処
理部207、人工知能(AI)処理部208、知識デー
タベース209、予測情報ファイル210、出力処理部
213、配信処理部214、表示器215、記録装置2
16および表示盤217、シミュレーション結果出力部
218よりなる。
【0031】情報提供手段30は、回線などを介して災
害に関与する種々の情報を提供する手段であり、 電話
機やパソコン、報知ボタンなどのスイッチ、観測機材や
検出機材としてのセンサなどが考えられる。そして、例
えば、河川監視システムであれば、センサとしては雨量
計、水位計などが含まれる他、気象台などからの気象注
意警報情報、ダム管理事務所からのダム放流警報情報な
どを送信するそれぞれの部署に設置したデータ送信端末
などがあげられる。また、砂防監視システムであれば、
センサとしては雨量計、積算雨量計、地滑り検出計、集
音マイクロホン等も含まれる。
【0032】また、入力インタフェース202は、模擬
操作指令装置10からの出力情報を取り込むためのイン
タフェースであり、この入力インタフェース202は、
模擬操作指令装置10からの出力情報中に後述するシミ
ュレーションサインが付加されていることにより、“模
擬試験モード”と判定して相互通信防災監視システム2
0のセンター側装置200を“監視モード”から“模擬
試験モード”に切り替えるようにモード切り替え制御を
実施し、模擬操作指令装置10からシミュレーション終
了の情報が送られてくると、その段階で相互通信防災監
視システム20のセンター側装置200を“模擬試験モ
ード”から“監視モード”にモード切り替え制御する機
能を有する。
【0033】なお、相互通信防災監視システム20のセ
ンター側装置200における動作モードは、このような
模擬操作指令装置10からの出力情報によらず、相互通
信防災監視システム20またはセンター側装置200に
モード切り替え操作手段を設けて、このモード切り替え
操作手段の操作により、“監視モード”/“模擬試験モ
ード”の切り替えを実施する構成としても良い。
【0034】前記集信処理部201は、前記情報提供手
段30からの情報およびこの入力インタフェース202
を介して接続される模擬操作指令装置10からの情報を
取得して情報収集処理部203に与えるものであって、
情報が音声信号の場合には音声認識により、テキストデ
ータ化して、また、情報がマイクロホンによる水流の音
や地響きなどであれば状態対応の基準音声信号パターン
と比較して近似するものがどれかを判定し、その判定結
果を出力するなど防災監視に当たっての参照可能な情報
に変換して情報収集処理部203に与えるものである。
【0035】データ保存部206は、収集されたデータ
を保存するものであり、情報収集処理部203は、前記
集信処理部201からの情報や入力インタフェース20
2を介して与えられる模擬操作指令装置10からの出力
情報(シナリオに基づいたイベント情報)を受けて収集
し、収集情報ファイル205に保存したり、この収集情
報ファイル205から読み出したり、また、必要に応じ
て前記データ保存部206に与えて保存したり、読み出
したりするものであり、特に模擬操作指令装置10から
の情報(使用する収集情報ファイル205が模擬操作指
令装置10から出力された情報によるファイルである場
合も含む)を利用して処理する場合には動作モードを
“模擬試験モード”とし、それ以外のときは動作モード
を“監視モード”とするように設定する機能をも有す
る。
【0036】また、予測情報ファイル210は、AI処
理部208の求めた予測または判断情報を格納するファ
イルであり、また、知識データベース209は、災害監
視対象に対する防災関係者や生活者の経験的知識、学術
的知識あるいは監視対象の詳細な諸条件の知識などのデ
ータを格納したデータベースである。
【0037】また、予測処理部207は、数十分先ある
いは数時間先の監視対象の状態がどのようになるかを収
集情報ファイル205に格納された情報に基づいて予測
するものであり、AI処理部208は、予測処理部20
7の予測した情報に知識データベース209に格納され
ているデータを勘案し、AI処理によってさらに詳細な
予測処理を行うものである。
【0038】また、このAI処理部208では、予測処
理部207で予測されるような情報に加えて、警報の発
報の要否や取るべき処置等も判断する機能を有してお
り、またこのAI処理部208は、このように予測また
は判断した情報を予測情報ファイル210に格納する機
能をも有する。
【0039】また、出力処理部213は、収集情報ファ
イル205や予測情報ファイル210から情報を読出し
てその読み出した情報を、設定モードが“監視モード”
時には配信処理部214や記録装置216や表示盤21
7や表示器215に送り出し、また、設定モードが“模
擬試験モード”のときは、シミュレーション結果出力部
218に出力するものであり、配信処理部214は、前
記出力処理部213から送り出された情報を遠隔地へ配
信するためのものである。
【0040】また、表示器215は、出力処理部213
の読出した情報を表示するためのディスプレイであり、
記録装置216は、出力処理部213の読出した情報を
記録するためのものであり、表示盤217は、出力処理
部213の読出した情報に基づく警報発報の要否表示や
取るべき処置の表示などを行うためのものであり、シミ
ュレーション結果出力部218は、模擬操作指令装置1
0からの情報を用いてシミュレーションした場合におけ
るシミュレーション結果を模擬操作指令装置10に返す
ためのものである。
【0041】本実施例においては、防災監視システム2
0が、 例えば、河川監視システム適用された場合であ
れば、“監視モード”時には雨量計、水位計、ダム・堰
諸量情報、気象・水質、海岸情報、水防体制、気象注意
警報情報、ダム放流警報情報などの情報を収集・蓄積
し、また、これらを用いて状況判断した結果などを含め
てこれらを表示器215の画面、記録装置216の帳票
出力あるいは表示盤217による一覧表示欄に表示した
り、グラフあるいは地図等の形式で出力するといったこ
とを行うことができ、適用システムが砂防監視システム
であれば、雨量計、積算雨量計、地滑り検出計、集音マ
イクロホン音響測定情報、気象・水質、水防・砂防体
制、気象注意警報情報などの情報を収集・蓄積し、ま
た、これらを用いて状況判断した結果などを含めてこれ
らを画面、帳票あるいは表示盤等に一覧表示したり、グ
ラフあるいは地図等の形式で出力するといったことを行
うことができる。
【0042】また、設定モードが“模擬試験モード”の
ときは、模擬操作指令装置10からのシナリオに基づく
情報を用いて処理した結果や、状況判断した結果を模擬
操作指令装置10に返すことができる。
【0043】以上のように構成された防災システムの作
用を説明する。本システムにおいては、情報収集処理部
203は、情報提供手段30から入力されて集信処理部
201で集信された情報および入力インタフェース20
2を介して模擬操作指令装置10より入力された情報を
収集し、これらを情報処理部204に与える。
【0044】ただし、相互通信防災監視システム20に
おけるセンター側装置200の設定モードが“監視モー
ド”時は、情報提供手段30から入力されて集信処理部
201で集信された情報を用いて処理を進めるように動
作し、設定モードが“模擬試験モード”のときは、模擬
操作指令装置10からの情報を用いて処理を進めるよう
に動作する。そして、通常はこの設定モードが“監視モ
ード”となっている。
【0045】本システムは、相互通報(相互通信)によ
って防災判断をする。すなわち、センサ等からの生の情
報の他、住民側(通報者)等から現場状況に直結する生
の情報(いつもと違う異常な音がする、増水の仕方が急
すぎる、こんな雨の降り方はいままで見たことない、)
といったような日常の生活実感に根ざして感じ取られる
不安を、電話などの通信手段により住民などからあげて
もらい、それらに基づいて現場状況を判断して防災のた
めの発令を実施する。電話による通報の場合は、音声認
識やダイヤルボタン操作による数値応答を用いる。すな
わち、電話通報の場合、センター側装置200の集信処
理部201は、ガイダンスをアナウンスし、これに応答
した音声認識してデータとして取り込む。対話形式での
情報収集が採用されるわけである。また、ダイヤルボタ
ン操作による数値応答を用いる形態の場合は、住民が危
険を感じた場合に、そのレベルに応じて電話機のボタン
を押して貰う形式である。いずれの場合においても、住
民の通報は、感じ方や表現が一定しないので、音声ガイ
ダンスにより統一的な見解が導けるように誘導すると良
い。防災発令としては、例えば、発令は避難勧告、緊急
避難勧告、注意勧告、災害支援出動などがあり、雨量が
何[mm]になったら避難命令を出すなどの判断基準に
従った判断処理により、発令内容が決定される。
【0046】今、設定モードが“監視モード”であった
とすると、この時は情報収集処理部203は、情報提供
手段30から入力されて集信処理部201で集信された
情報を情報処理部204に与えることになる。すると、
情報処理部204は、情報収集処理部203から与えら
れた情報(生情報)に対して一次処理および二次処理を
行う。ここで、この防災システムが河川監視システムで
ある場合、一次処理は、時間雨量、連続雨量や現在水位
の算出などであり、また二次処理は、日単位・月単位の
雨量・水位、平均雨量・水位、最大雨量・水位、最小雨
量・水位、流域平均雨量の算出などである。
【0047】また、この防災システムが砂防監視システ
ムである場合、一次処理は、時間雨量、連続雨量や地滑
り検出計の変位量算出などであり、また二次処理は、日
単位・月単位の雨量、平均雨量、最大雨量、最小雨量、
の算出などである。
【0048】そして、情報処理部204は、このように
して得た情報および生情報を収集情報ファイル205に
格納する。また必要に応じて、データ保存部206にも
格納する。
【0049】収集情報ファイル205に格納された各種
情報は予測処理部207によって適宜、読出される。予
測処理部207は、収集情報ファイル205に格納され
た情報に基づいて例えば、数時間先の監視対象の置かれ
る状況(河川監視ならば、河川の状態)を予測する。
【0050】この予測は例えば、監視対象が河川監視な
らば、例えば、降雨量が現状のまま推移すると仮定した
場合における、所定時間後の河川の水位や警戒水位を越
える時刻等を予測する、といったものである。予測処理
部207は、このように予測した情報をAI処理部20
8に与える。
【0051】AI処理部208は、予測処理部207か
ら与えられた情報に知識データベース209に格納され
ているデータ(経験的知識、学術的知識あるいは河川の
詳細な諸条件の知識など)を勘案し、AI処理によって
さらに詳細な予測処理を行う。このAI処理部208で
の処理では、予測処理部207で予測されるような情報
に加えて、警報の発報の要否や取るべき処置等も判断す
る。
【0052】そして、AI処理部208は、このように
予測または判断した情報を予測情報ファイル210に格
納する。
【0053】出力処理部213はAI処理部208が、
予測または判断した結果の情報を予測情報ファイル21
0から読み出し、出力するが、現在の設定モードが“監
視モード”であることから、出力処理部213はこの読
み出した情報を配信処理部214、表示器215、記録
装置216、表示盤217に与える。
【0054】また、必要に応じて出力処理部213は、
収集情報ファイル205から読出した情報を、配信処理
部214を介して遠隔地へ配信する。また、出力処理部
213は読出した情報を、表示器215の画面に、記録
装置216により帳票に、あるいは表示盤217上など
に、指示表示(警報発報の要否や取るべき処置を通知す
るための画像などの表示)および一覧表、グラフあるい
は地図等の形式での出力を行う。
【0055】従って、警報が発令されればその状況や警
報は防災センターのみならず、遠隔地の防災拠点や防災
支援活動組織、災害の危険の迫った集落の地域住民等に
知らせることができるようになる。
【0056】また、本システムは実際の災害危険時ばか
りでなく、普段からの研究や訓練、学習にも利用でき
る。この場合、システムの設定モードが“模擬試験モー
ド”である必要があるが、システムの設定モードを“模
擬試験モード”にするには、手動設定と模擬操作指令装
置10からのシミュレーションサイン付の出力情報供給
がある。
【0057】すなわち、シナリオに基づき模擬操作指令
装置10から出力されるシミュレーションサイン付の出
力情報供給があると、このシミュレーションサインによ
り入力インタフェース202がこれを認識してシステム
の設定モードを“模擬試験モード”にする。
【0058】設定モードが“模擬試験モード”になる
と、この時は情報収集処理部203は、情報提供手段3
0から入力された情報ではなく、入力インタフェース2
02を介して模擬操作指令装置10から与えられる情報
を情報処理部204に与えることになる。すると、情報
処理部204は、情報収集処理部203から与えられた
情報に対して一次処理および二次処理を行う。
【0059】そして、情報処理部204は、このように
して得た情報および生情報を収集情報ファイル205に
格納する。また必要に応じて、データ保存部206にも
格納する。
【0060】収集情報ファイル205に格納された各種
情報は予測処理部207によって適宜、読出される。予
測処理部207は、収集情報ファイル205に格納され
た情報に基づいて例えば、数時間先の監視対象の置かれ
る状況(河川監視ならば、河川の状態)を予測する。
【0061】この予測は例えば、監視対象が河川監視な
らば、例えば、降雨量が現状のまま推移すると仮定した
場合における、所定時間後の河川の水位や警戒水位を越
える時刻等を予測する、といったものである。予測処理
部207は、このように予測した情報をAI処理部20
8に与える。
【0062】AI処理部208は、予測処理部207か
ら与えられた情報に知識データベース209に格納され
ているデータ(経験的知識、学術的知識あるいは河川の
詳細な諸条件の知識など)を勘案し、AI処理によって
さらに詳細な予測処理を行う。このAI処理部208で
の処理では、予測処理部207で予測されるような情報
に加えて、警報の発報の要否や取るべき処置等も判断す
る。
【0063】そして、AI処理部208は、このように
予測または判断した情報を予測情報ファイル210に格
納する。
【0064】出力処理部213はAI処理部208が、
予測または判断した結果の情報を予測情報ファイル21
0から読み出し、出力するが、現在の設定モードが“模
擬試験モード”であることから、出力処理部213はこ
の読み出した情報をシミュレーション結果出力部218
に与えるが、配信処理部214、表示器215、表示盤
217、記録装置216には与えない。
【0065】従って、出力処理部213から読出された
情報はシミュレーション結果出力部218から模擬操作
指令装置10に与えられ、模擬操作指令装置10ではこ
れをプリンタ4にプリントして指示表示(警報発報の要
否や取るべき処置を通知するための画像などの印刷表
示)されて結果を見ることができるようになる。また、
シミュレーション結果出力部218からの出力はデータ
蓄積部2に与えられて保存される。
【0066】つぎに、模擬操作指令装置10について説
明する。模擬操作指令装置10は、シナリオに従って情
報を発生して相互通信防災監視システム20に与えるこ
とができる装置であり、この装置の内蔵するデータ蓄積
部2にはシミュレーションのシナリオ或いは過去の事例
の情報が蓄積されている。
【0067】相互通信防災監視システム20を用いて模
擬的に訓練する場合には、相互通信防災監視システム2
0の動作モードを“模擬試験モード”に設定しておく。
これにより、相互通信防災監視システム20は、その情
報収集処理部203が、入力インタフェース202を介
して模擬操作指令装置10から与えられる情報を情報処
理部204に与えるように動作することになる。
【0068】以下、本発明の防災システムの動作を、図
4のフローに従って説明する。模擬操作するに当たり、
操作者は模擬操作指令装置10の操作部1を操作するこ
とにより、データ蓄積部2に蓄積されたシミュレーショ
ンのシナリオ或いは過去の事例の中から所望の一つを選
択し(図4のステップS1)、さらにまた、操作部1を
操作することにより、日時データの設定及びシナリオデ
ータ項目の変更、追加、削除及びシミュレーションサイ
ンの追加等の編集を行う(図4のステップS2,S
3)。
【0069】シミュレーションサインとは、模擬動作用
のデータであることを示すデータのフラグである。
【0070】必要な編集が終了したならば、保存操作す
ることでこの編集済みのシナリオをデータ蓄積部2に保
存する。このとき、以前の未編集シナリオを残しておき
たい場合には、編集済みシナリオに新たなファイル名を
付ける。
【0071】編集済みシナリオを実行させる場合、操作
者は、シミュレーションを実行させるべく操作部1より
指令操作をする(図4のステップS4)。
【0072】この操作による指令を受けると、データ蓄
積部2は選択されたシナリオ(選択されているのが過去
の事例のデータであれば当該過去の事例のデータ)をシ
ナリオ発生部3に送る。すると、シナリオ発生部3はこ
のシナリオデータを保持し、当該シナリオデータに記述
されている発生事象の番号順(0〜n番)に、かつ、当
該シナリオデータに記述されている時刻データを参照し
て、その時刻データに基づくタイミングで情報を読み出
すことになる(図4のステップS5,S6,S7)。
【0073】取り出したシナリオデータは、出力インタ
フェース5介して相互通信防災監視システム20のセン
ター側装置200へ送出する(図4のステップS8)。
同時にプリンタ4へもデータを送出し、プリンタ4は送
られたデータを、受け取った順番に逐次印字する。
【0074】相互通信防災監視システム20のセンター
側装置200は、シナリオ発生部3からのデータを相互
通信防災監視システム20への入力データとして処理を
する。センター側装置200は、シミュレーションサイ
ンがついていることにより、処理した結果の出力はシミ
ュレーション結果出力部218に出力され、このシミュ
レーション結果出力部218に接続されている模擬操作
指令装置10のみに返されることとなる。そのため、地
域にはシミュレーション結果が通達されてしまう心配は
ないから、模擬操作であることを知らない地域住民に混
乱を与えてしまう危険はなく、相互通信防災監視システ
ムとしての本来の防災監視活動には影響を与えないで済
む。
【0075】センター側装置6の処理した結果の出力
は、データ蓄積部2に新たなシナリオとして蓄積される
と共に、プリンタ4により印字記録される(図4のステ
ップS9〜S11)。そして、シナリオデータに記述さ
れている発生事象の番号の最終番号に該当する発生事象
(n番)を読み出して結果を得るまで、ステップS6〜
ステップS12までの処理を繰り返し、シナリオデータ
に記述されている発生事象の番号の最終番号(n番)に
該当する発生事象までを終了した段階で動作を終了させ
る。
【0076】図3は、本発明の実施例に係る模擬操作指
令装置10に用いられるシナリオの内容例を示す図であ
る。図3に示す如く、シナリオは、刻々の発生事象単位
でひとかたまりの情報群としたものを時系列的に並べて
履歴がわかるように構成したものであって、“フラ
グ”、“番号”、“年月日”、“時刻”及び“観測デー
タ”、“情報”、“指示”、“発令”等の内容から構成
され、操作部1の操作により“年月日”、“時刻”、
“内容”等の編集を実施できる。
【0077】図3はあるひとつのシナリオについてのフ
ァイル内容を示しており、構成内容のうち、“フラグ”
はシミュレーションサインであり、“番号”は事象発生
の順位を示すものであり、“年月日”は、その事象が発
生した日付もしくは想定した日付もしくは模擬動作させ
ようとする日の日付であり、“時刻”はその事象が発生
した時刻もしくは想定した時刻もしくは模擬動作させよ
うとする時刻であり、“観測データ”はその事象の観測
量や検出・動作内容などであり、“情報”は、住民など
からの報告内容や通報内容であり、“指示”は、そのと
きに何をどうするように指令したかを示す内容であり、
“発令”は、状況に合わせて防災のために行った行動指
令内容である。
【0078】シナリオ発生部3は、このような構造形式
のシナリオファイルから、時刻の情報を参照し、当該時
刻データに基づくタイミングでシナリオデータの中味
(具体的には、“観測データ”、“情報”、“指示”、
“発令”等の内容)を取り出して相互通信防災監視シス
テム20のセンター側装置200に送り出すように動作
する。
【0079】そのため、操作部1で時刻を編集すること
により、時間軸を変更することで、シナリオデータを取
り出すタイミングを変えることが可能である。
【0080】また、観測データ及び情報等の内容を変更
することにより、シミュレーションさせる内容を種々に
替えることができる。従って、運用者は指示及び発令の
時期或いは条件等を所望に変更して、そのシナリオ内容
で情報を発生させることで、その場合での相互通信防災
監視システム20のセンター側装置200の動作内容を
確認することができる。
【0081】尚、図3のシナリオにおいて、例えば、
“NO.7”の発生事象の内容である「(F地区住民に避
難命令発令)」及び“NO.8”の発生事象の内容である
「(防災職員にF地区への出動命令を発令)」といった如
き括弧付きの記述内容は、相互通信防災監視システム2
0のセンター側装置200の動作を確認する際はシナリ
オとして送出しない。
【0082】同じく図3のシナリオにおいて、“NO.
5”の発生事象の内容である「(D宅より「地響き発
生」の連絡あり)」なる内容は、情報提供者の訓練の場
合には情報は相互通信防災監視システム20のセンター
側装置200へシナリオとして送出しない。
【0083】以上のように本実施例によれば、監視対象
区域設置のセンサや地域住民より寄せられた情報と予め
用意した知識データベースのデータに基づいて、監視対
象の今後の状態推移を予測し、また、警報発報の要否や
とるべき処置も判断して出力させることができ、そし
て、このような処理は過去の事例や想定した諸状況を具
現するように記述されたシナリオのデータに従ってシナ
リオ通りのデータ出力を実行できるようにした模擬操作
指令装置によりシナリオに従ったデータ出力させてこの
データに従った監視対象の今後の状態推移を予測し、ま
た、警報発報の要否やとるべき処置も判断して模擬操作
指令装置に返すようにしたので、情報提供者となる地域
住民の訓練を自由に行うことが可能になり、また、防災
監視システムの運用者の訓練やシステムの動作確認、シ
ミュレーションなどを行うことができる。特に、シナリ
オを編集でき、シナリオ発生部によりこの編集したシナ
リオに沿った模擬情報の発生を行うようにしたことで、
時間軸を圧縮する、条件を変えてみる、など、例えば、
雨量がもう少し多ければ判断はどうなったであろうか
?、雨量がもう少し少なければどのような判断が出され
たであろうか?といったような種々の条件変更に従った
動作検証ができるので、最適化されたチューニングをす
ることもできるなど、有用な防災システムを提供でき
る。
【0084】なお、上記説明はあくまでも一例であり、
相互通信防災監視システム20の構成及び動作を特定す
るものではないものであって、日時、内容等のシナリオ
構成を自由に設定でき、そのシナリオに従って相互通信
防災監視システム20へ情報を送出することができるこ
とにより、そのシナリオに従った相互通信防災監視シス
テムの動作確認をしたり、運用者及び情報提供者がシス
テムの操作方法の修得訓練をしたり、動作検証をしたり
することを容易に実施可能にした事例の一端を示したに
過ぎない。従って、種々の防災システムに適用して効果
がある。
【0085】また、本発明において、上記実施形態には
種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構
成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽
出され得るものである。例えば、実施形態に示される全
構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が
解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1
つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の
少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削
除された構成が発明として抽出され得る。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば地域住民
などからの報告情報を想定したシステムの動作確認や操
作習熟訓練や、システム動作確認を手軽に実施できるよ
うにした防災システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る防災システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例における相互通信防災監視シス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例における模擬操作指令装置に用
いられるシナリオの内容例を示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る防災システムの動作を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…操作部 2…データ蓄積部 3…シナリオ発生部 4…プリンタ(印字装置) 5…出力インタフェース(I/F) 6…入力インタフェース(I/F) 10…模擬操作指令装置 20…相互通信防災監視システム 30…情報提供手段 200…センター側装置 201…集信処理部 202…入力インタフェース 203…情報収集処理部 204…情報処理部 205…収集情報ファイル 206…データ保存部 207…予測処理部 208…人工知能(AI)処理部 209…知識データベース 210…予測情報ファイル 213…出力処理部 214…配信処理部 215…表示器 216…記録装置 217…表示盤 218…シミュレーション結果出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA05 AA09 AA10 AA22 AA37 BB12 BB74 BB76 DD02 EE18 FF01 FF04 FF05 FF19 FF20 FF23 GG01 GG14 GG18 GG19 GG20 GG23 GG30 GG51 GG70

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】災害を誘発する各種要因の発生情報、検出
    情報および報告情報の少なくとも一つを含む想定した災
    害シナリオに沿った情報をシナリオに設定した時刻情報
    対応に順次発生するシナリオ発生手段と、このシナリオ
    発生手段による発生情報とこの発生情報に基づくシミュ
    レーション結果の情報を記録する記録手段とを持つ模擬
    操作指令手段と、 監視モード時、監視対象区域設置のセンサや地域住民よ
    り寄せられる情報を収集すると共に、模擬試験モード
    時、前記模擬操作指令手段からの発生情報を収集する収
    集手段と、 前記収集手段の収集情報と予め用意した知識データベー
    スのデータに基づいて、監視対象の状態推移を予測し、
    また、少なくとも、警報発報の要否を判断して防災監視
    結果情報として得る判断手段と、 監視モード時にはこの判断手段の防災監視結果情報を配
    信すべく出力処理し、模擬試験モード時には前記判断手
    段の防災監視結果情報をシミュレーション結果として前
    記模擬操作指令手段に返す出力処理手段とを備えること
    を特徴とする防災システム。
  2. 【請求項2】災害を誘発する各種要因の発生情報、検出
    情報および報告情報の少なくとも一つを含む想定した災
    害シナリオに沿った情報をシナリオに設定した時刻情報
    対応に順次発生するシナリオ発生手段と、このシナリオ
    発生手段による発生情報とこの発生情報に基づくシミュ
    レーション結果の情報を記録する記録手段とを持つ模擬
    操作指令手段と、 監視モード時、監視対象区域設置のセンサや地域住民よ
    り寄せられる情報を収集すると共に、模擬試験モード
    時、前記模擬操作指令手段からの発生情報を収集する収
    集手段と、 前記収集手段の収集情報と予め用意した知識データベー
    スのデータに基づいて、監視対象の状態推移を予測し、
    また、少なくとも、警報発報の要否やとるべき処置を判
    断して防災監視結果情報として得る判断手段と、 監視モード時にはこの判断手段の防災監視結果情報を配
    信すべく出力処理し、模擬試験モード時には前記判断手
    段の防災監視結果情報をシミュレーション結果として前
    記模擬操作指令手段に返す出力処理手段とを備えること
    を特徴とする防災システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100882836B1 (ko) 2007-07-27 2009-02-10 (주)지구환경전문가그룹 방재용 계측 모니터링 환경에서 다수의 프로토콜을지원하는 분산 공유형 경보상황 전파장치
JP2010271591A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Toshiba Corp 防災訓練支援システムおよび防災訓練支援方法

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