JP2002342090A - テキスト編集装置及びテキスト編集方法 - Google Patents

テキスト編集装置及びテキスト編集方法

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JP2002342090A
JP2002342090A JP2001146950A JP2001146950A JP2002342090A JP 2002342090 A JP2002342090 A JP 2002342090A JP 2001146950 A JP2001146950 A JP 2001146950A JP 2001146950 A JP2001146950 A JP 2001146950A JP 2002342090 A JP2002342090 A JP 2002342090A
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tab
analysis
text
character
setting
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JP2001146950A
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Masayuki Ezawa
正幸 江澤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 タブ設定をテキストファイルと別途に保存・
管理することなく、また、コンパイルする前に書式の部
分を削除することもなく、しかもテキストデータが読み
やすく、かつ、編集しやすい形式で表示することができ
るテキスト編集装置を提供する。 【解決手段】 テキスト形式で作成された各種記述やリ
ストの構造を解析するために必要な情報を集めた構文解
析データベースと、テキストデータの中でタブ設定の解
析に役立つテキストデータ部分を解析用文字列として抽
出する構文解析部と、抽出した解析用文字列に対して仮
想的にタブ設定を与え、そのときに得られる解析用文字
列中の特定文字位置の配列状態の規則性から本来のタブ
設定を推定するタブ設定推定部と、タブ設定推定部で推
定されたタブ設定を用いてテキストデータのタブを空白
に変換するタブ変換部と、タブ変換部にてタブを空白に
変換したテキストデータを表示する表示部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書形式の1つで
あるテキスト形式の文書を編集するためのテキスト編集
装置に関し、さらに詳細にはテキスト形式のデータ中に
存在するタブ位置に、設定した数の空白(スペース)が
割り付けられるテキスト編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プログラムのソースやLSIの論
理の記述、回路の接続を示したネットリスト等はテキス
ト形式で作成される。テキスト形式のデータはテキスト
編集装置で編集され、編集されたものはファイルに保存
して利用されている。
【0003】テキストデータの編集にあたり、編集者は
同じテキスト形式であっても、各自が独自の形式を持っ
て編集することが多い。殊にタブ設定に関しては独自性
が現れる部分であり、一般にはタブ位置を空白8文字分
に設定したり、空白4文字分に設定して編集する場合が
多い。従来のテキスト編集装置にもタブ位置を何文字分
とするか設定できるが(以下、「タブ位置を何文字分と
して扱うか」ということを「タブ設定」と表現する)、
テキスト編集者は各自がいつも利用しているタブ設定で
編集しているために、タブ設定が異なる他人のテキスト
を読んだり編集したりする場合に、テキストデータの各
行がずれて表示されるため作業効率が落ち、また、誤編
集を招く原因となっている。
【0004】図12はタブ設定がずれた表示状態を説明
する図である。図12(a)はタブ設定が4で編集され
たテキストが記録媒体中に保存されている状態をイメー
ジ的に表現したものである。テキストファイル中では、
タブは「^I」という1バイトコードで扱われているた
め、ここでも「^I」として表記している。改行コード
は「^M」で扱われているが、図12(a)では実際に
改行しているため表記していない。空白(スペース)は で表記している。
【0005】このテキストをタブ位置が4文字に設定さ
れた編集装置を用いて画面上に表示させたときの様子を
図12(b)に示す。図に見られるようにコロン(:)
の位置やコメント開始位置(――)が2行とも一致して
いるため、編集作業が容易に行える状態である。
【0006】一方、このテキストをタブ位置が3文字に
設定された編集装置で表示させたときの様子を図12
(c)に示す。図に見られるように、コロン、コメント
開始位置は行間でずれてしまい、編集作業が困難にな
る。
【0007】この問題を解決するため、次のような方法
が公開されている。例えば特開平2−81263号で
は、テキストデータファイルと共にそのファイルに用い
るタブ設定を別のファイルに保存して、これらを1対1
対応させ、テキストデータファイルを読出す際に対応フ
ァイルからタブの設定を読み出して復元する方法が公開
されている。また、特開平3−292530号では、タ
ブ設定だけでなくテキスト編集者特有の記述形式全体を
スタイル情報テーブルとして保存することにより、他者
の記述した異なる形式のファイルを当該テキスト編集者
の通常利用している形式に変換する手法が公開されてい
る。
【0008】また、これとは別に書式付きテキストフォ
ーマットと呼ばれるファイルの保存方式が使用されてい
るテキスト編集装置が存在する。この方法は、タブ設定
や文字の書体・色等をテキストと同一のファイル内に保
存するもので、ワードプロセッサ等で利用されることが
多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開平2−81
263号、特開平3−292530号の方法は、テキス
トデータのタブ設定をテキスト編集者が慣れている形式
に変換するために、変換規則を記録させたソフトをテキ
ストファイルとは別途に保存しておく必要がある。これ
は、相当な保存領域を必要とするのみならず、テキスト
データファイルと対応付けて管理する必要があった。
【0010】また、書式付きテキストフォーマットの場
合は、このフォーマットで作成したプログラム言語やハ
ードウェア記述言語をコンパイルする時に、コンパイラ
はテキスト部分だけを解釈するものであり、書式部分を
解釈できないため書式が記された部分を取り除かなけれ
ばコンパイルできないという問題があった。また、テキ
ストデータファイルをコンパイルする必要のない文章で
あっても、テキスト編集装置毎に書式の保存方式が異な
る場合があり、異なる編集装置で他の人が作成したテキ
ストを読むことができない互換性の問題があった。
【0011】そこで本発明の目的は、タブ設定をテキス
トファイルと別途に保存・管理することなく、また、コ
ンパイルする前に書式の部分を削除することもなく、さ
らに互換性を有しており、しかもテキストデータが読み
やすく、かつ、編集しやすい形式で表示することができ
るテキスト編集装置等を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明のテキスト編集装置は、テキスト形式
のデータの入出力を行う入出力部と、テキスト形式で作
成された各種記述やリストの構造を解析するために必要
な情報を集めた構文解析データベースと、構文解析デー
タベースの情報に基づいて、テキストデータの構造を解
析し、テキストデータの中でタブ設定の解析に役立つテ
キストデータ部分を解析用文字列として抽出する構造解
析部と、抽出した解析用文字列に対して仮想的にタブ設
定を与え、そのときに得られる解析用文字列中の特定文
字位置の配列状態の規則性から本来のタブ設定を推定す
るタブ設定推定部と、タブ設定推定部で推定されたタブ
設定を用いてテキストデータのタブを空白に変換するタ
ブ変換部と、タブ変換部にてタブを空白に変換したテキ
ストデータを表示する表示部とを備えてなる。
【0013】本発明によれば、構文解析データベースに
はテキスト形式で作成される種々のプログラムソースや
LSIの論理の記述、回路の接続を示すネットリスト等
の構文構造を解析するためのデータが保存されているの
で、このデータベースの情報に基づいて構文解析部が入
力されたテキストデータの構文を解析し、テキストデー
タの中でタブ設定の解析に役立つテキストデータ部分を
解析用文字列として抽出する。
【0014】タブ設定推定部は解析用文字列に対して本
来のタブ設定を推定するために、仮想的に適当なタブ設
定を与え、そのタブ設定での解析用文字列中の特定文字
位置の配列状態の規則性を求める。特定文字列としては
例えばタブ直後の文字位置が選択される。このときの特
定文字の位置がランダムであれば仮想したタブ設定は適
当ではないと判断し、新たな仮想タブ設定を用いてタブ
設定を推定する。
【0015】このようにして適当なタブ設定が推定され
ると、タブ変換部がそのタブ設定を用いてテキストデー
タのタブを空白に変換する。これにより適切なタブ設定
での表示を画面上に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例であるテ
キスト編集装置の構成を示すブロック図である。なお、
このブロック図の構成は、CPU、RAM、ROM、C
RT、キーボード、ハードディスク等がバスライン接続
された汎用のコンピュータシステムを用いて実現できる
ことは言うまでもない。
【0017】構文解析部1は、後述する構文解析データ
ベース10にあるテキストデータに関するデータに基づ
いて、入力されたテキストデータの構文を解析し、その
データ構造を解析するとともに、テキストデータの中で
後述するタブ設定の推定に役立つ部分を抽出する部分で
ある。
【0018】ここで解析は、テキスト形式のデータのそ
れぞれの構文内に特徴ある命令語や記述形式が存在する
かを調べることにより行われる。構文の最終決定まで自
動的に行うようにしてもよいし、いくつかの候補を出力
して、編集者に構文を最終決定させるようにしてもよ
い。
【0019】また抽出は、解析したデータの形式に関す
る情報をデータベースから採りだし、解析対象であるテ
キストデータの中で、特にタブ設定の解析に役立つテキ
ストデータ部分を選択して採り出すようにして行われ
る。
【0020】タブ設定推定部2は、構文解析部1で解析
し、抽出したテキストデータ部分(タブ設定の特徴が出
て解析に役立つ部分)を元に、そのテキストデータが編
集された際のタブ設定を推定する部分である。タブ設定
推定部を細分すると、文字位置カウント部6と一致検出
部7とから構成され、文字位置カウント部6はタブ設定
によって変動する行頭からの文字位置をカウントするも
ので、一致検出部7は文字位置カウント部6によって求
められた文字位置を行毎に比較し各行の文字位置が一致
しているかを検出する部分である。記憶部8は、タブ設
定推定部2の一部であり文字位置カウント部6で求めら
れた文字位置情報を記憶する部分である。
【0021】タブ変換部3は、タブ設定推定部2で推定
されたタブ設定に従い、入力されたテキストデータ中の
タブ位置に空白に挿入する部分である。
【0022】入出力部4は、テキスト編集者からテキス
トデータの入力を受付けたり、テキスト編集者からの指
示によりファイルを補助記憶装置9から読出し・書込み
する部分である。
【0023】表示部5は、タブ変換部3がタブ位置を空
白に変換したテキストデータをテキスト編集者に表示す
るための部分である。
【0024】構文解析データベース10は、テキスト形
式で作成される各種記述やリストのデータ構造に関する
データと、その各データ構造の特徴的な命令語や配列形
式(テキスト中に必ず現れる文字列・記号列)等が記録
されたデータベースである。
【0025】テキスト編集者との対話を行う入出力部
4、および、表示部5は、コンピューターで使用される
キーボードやマウス等のポインティングデバイスディス
プレイで構成され、補助記憶装置9、構文解析データベ
ース10はハードディスクで構成される。構文解析部1
やタブ設定推定部2、タブ変換部3は主にCPU、記憶
部8はRAMに対応する。
【0026】以下、図3を用いて本発明の構文解析部1
で実行される構文解析を説明する。この図ではテキスト
データとしてハードウェア記述言語の1つであるVHD
Lの記述を例として取上げた。VHDLでは、1つのモ
ジュールはentity構造とarchitectur
e構造から構成され、さらに細分すると、entity
はgeneric,port構造で構成され、arch
itectureは複数のcomponent,pro
cess,if構造等で構成される。
【0027】これらの構文解析は、テキストデータ中に
必ず現れる命令語や配列状態(文字列・記号列)等の構
造に関する情報を元に(例えばport)、構文解析部
1にて実行される。
【0028】この記述例の構造を解析したものを右端に
書いた。これらの文字列、記号列の情報は構文解析デー
タベース10に記憶されているので、これらのデータベ
ースにある文字列等との比較照合により解析が行われ、
VHDLの記述であること、さらには、generi
c,port構造、component,proces
s,if構造等に細分されることが判明する。
【0029】解析の結果、テキスト形式で書かれた記述
等の構造が判明すると、タブ設定の解析に役立つテキス
トデータ部分の抽出が行われる。タブ設定の解析に役立
つテキストデータ部分の抽出は、テキスト形式の内容に
依存し、内容によって異なる抽出を行わなければならな
い。抽出を行う元になる情報は、構文解析データベース
10に記録されているのでこれとの比較照合によりテキ
ストデータ部分が抽出される。テキストデータがプログ
ラム言語である場合は言語仕様によって定義されている
ため、そのような言語仕様に関する情報が構文解析デー
タベースに記録されているので、それを元に抽出を行う
ことになる。
【0030】次に図4、図5、図6を用いて本発明のタ
ブ設定推定部2の動作を説明する。図4は、図3のpo
rt部分の記述を説明する図であり、図5はタブ設定推
定部2での推定動作のフローチャート、図6は図4
(a)の例をタブ設定1から10までの夫々の行頭から
の位置を求め、表を作成したものである。VHDL記述
ではentityのport信号やコメントの記述にタ
ブを使用することが多いため、ここでの説明の例とした
(即ちタブ設定の解析に役立つテキストデータ部分とし
て抽出された)。entity構造がテキストデータ中
のどの部分であるかは構文解析部1が上述の方法により
判断する。
【0031】図4(a)はテキストが記録媒体中に保存
されている状態をイメージ的に示したもので、図12
(a)と同様の表記を行っている。図4(a)のタブ
(^I)設定を空白が1として扱った場合の表示を図4
(b)に、2として扱った場合の表示を図4(c)に、
3として扱った場合の表示を図4(d)に、4として扱
った場合の表示を図4(e)に示す。
【0032】以下、図4、図5、図6により処理の流れ
をフローチャートと表を用いて説明する。st101で
仮想的にタブ設定を最初1と定める。続いてst102
では解析用文字列中の各行のポイントとなる文字の位置
(特定文字位置)を文字位置カウント部6で計算する。
タブ(^I)の直後に来る文字をポイント文字とすると
効率よくタブの推定が可能となるため、ここでは図4
(b)に示すport名の位置(c1)、コロン(:)
の位置(c2)、データタイプの位置(c3)、コメン
トの位置(c4)をポイント文字位置(特定文字位置)の
例とする。
【0033】位置計算した行が2行目以降であれば、s
t103で一致検出部7によって前行のポイント文字と
本行のポイント文字の位置とが一致するか比較する。こ
の時、前行のポイント文字位置を記憶部8から取出して
比較を行う。その比較結果が一致している場合には次の
行と比較するためst104へ進む。一致していなけれ
ば今回仮想したタブ設定で編集されたテキストでないと
推定し、タブ設定を1増やすことでタブ設定2として
(st105)、1行目から再度位置計算を行うためs
t102に戻る。
【0034】なお、位置計算した行が第1行目のときは
比較対象となる前行が存在しないので、ポイント文字位
置情報を記憶部8に保存し、タブ設定はそのままで2行
目の位置計算を行うためにst102に戻る。前行とポ
イント文字位置が一致してst104に移った場合は全
ての行について一致したかを判断し(st104)、ま
だ残りの行がある場合には今計算した文字位置情報を記
憶部8に保存し(st106)、st102へ戻り、次
の行の位置計算を行う。
【0035】この例の場合、タブ設定を1とした場合、
図6のタブ設定1の部分を見ると分かるように、(c
2)のコロンの位置と、(c4)のコメントの位置が一
致していないため、タブ設定1とは推定せず、st10
5に行き、タブ設定を2として1行目からの処理に戻
る。
【0036】これらの動作を繰返して全ての行が一致し
た場合には、そのとき仮想したタブ設定が編集時に用い
られた本来のタブ設定であると推定して終了する。この
例の場合、(1)行目と(2)行目の各々の行頭からの
位置が完全一致しているのはタブ設定が4の場合である
ことが分かる。従って、この例ではタブ推定部2は、こ
のテキストはタブ設定を4として編集されたものである
と推定する。
【0037】以上の例では、今回の行と前回の行との2
行ごとに比較したが、抽出したテキストデータ部分の各
行のポイント文字位置情報をすべて記憶し、全体的に比
較してもよい。図7にこの場合の処理の流れを示す。こ
れによれば位置情報計算、位置比較処理を一括して行う
ことで処理効率が上がり、推定精度も向上する。
【0038】また、これまでのものはポイント文字位置
が完全に一致した場合に推定が完了するものであった
が、図6のデータを全て記憶部8に保持するようにして
おけば、いずれのタブ設定にしても完全に一致すること
ができない場合であっても、保存したデータに対してよ
り複雑な演算処理を実行するようにして推定することも
可能である。また、図6のデータをテキスト編集者に表
示するようにしてテキスト編集者自身に判断させるよう
にしてもよい。
【0039】なお、各行に複数のポイント文字位置が存
在する場合に全てのポイント文字位置を判断基準にする
必要はなく、一部ポイント文字位置だけで判断してもよ
いし、これら以外に判断基準を増やしてもよい。この例
を図8および図9を用いて説明する。図8(a)はテキ
ストが記録媒体中に保存されている状態をイメージ的に
示すものである。図8(a)のタブ(^I)位置を1文
字として扱った場合の表示を図8(b)に、2文字とし
て扱った場合の表示を図8(c)に、3文字として扱っ
た場合の表示を図8(d)に、4文字として扱った場合
の表示を図8(e)に示す。
【0040】図9はタブ設定1〜10までの夫々の行頭
からの位置を求めて作成したテーブルである。図9を見
ると、この中には(c1)から(c4)の4箇所全ての
位置が完全に一致するものはないので、前述の方法では
タブの推定はできないことになる。そこで、かかる場合
の対処策として、比較箇所を4箇所から3箇所に減ら
し、記憶部8に保存されているデータから3箇所一致し
ているものを検出して、その時のタブ設定を推定値とし
て出力する。このようにすると、(c1)、(c2)、
(c3)の3箇所が一致しているものとしてタブ設定値
2が推定される。更に、もし比較箇所を3箇所に減らし
ても一致するものがない場合は、さらに比較箇所を減ら
して推定を行う。
【0041】また、別の考え方として各ポイント文字位
置に構文から見て重要度順に重み付けを行い、重要な部
分が一致していなければ推定から外れ、さほど重要でな
い部分は一致していなくともタブ設定の推定に影響を与
えにくくする方法も考えられる。図9の例では(c1)
から(c4)のいずれかの3箇所が一致すれば良いもの
であったが、例えば文法から見た場合に(c4)の位置
の重要性が低い場合には、(c1)から(c3)の3箇
所が一致するものを検出するというものである。
【0042】また、タブ設定をどの値にしても全ての行
の位置が一致しない場合には、テキスト編集者が通常使
用している設定であると推定させることも可能である。
【0043】推定が終了すると、タブ変換部3はタブ設
定推定部2にて推定された結果を用いて、入出力部4か
ら入力されたテキストデータに対し、そのデータ内に含
まれる各タブ位置に対して推定した数の空白を挿入しつ
つ整形し、その結果を表示部5に表示する。
【0044】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図2は本発明の他の一実施例であるテキスト編集装置の
構成を示すブロック図である。本例は、図10に示すよ
うに、一つのテキストデータファイル内に複数のモジュ
ールが記述されていて、しかも夫々が異なるタブ設定で
編集されている場合に、個々のモジュール毎にタブ設定
を推定する。これによりモジュール毎に異なるタブ設定
がなされていても編集しやすい状態で全体を表示するこ
とができるものである。
【0045】図11(a)は図10の2箇所のenti
ty部分のみについて、テキストが記録媒体中に保存さ
れている状態をイメージ的に示したものである。図11
(a)のタブ(^I)位置を2文字として扱った場合の
表示を図11(b)に、4文字として扱った場合の表示
を図11(c)に示す。図11(b)のタブ設定が2文
字の場合はsample2の記述はポイントとなる文字
位置が全て完全一致しているが、sample1の記述
においてずれている個所が存在する。図11(c)のタ
ブ設定が4文字の場合はsample1の記述はポイン
トとなる文字位置が全て完全一致しているが、samp
le2の記述においてずれている個所が存在する。
【0046】そこで、sample1とsample2
とのタブ設定値の推定を別に行い、sample1では
タブ設定を4文字、sample2では2文字と推定
し、それぞれのモジュール構造内で異なる推定値を用い
ることにより、どちらのモジュール構造部の記述につい
ても編集しやすい状態で表示させることができる。図2
はこのための構成を示したものである。
【0047】この場合、タブ変換部3はモジュール毎に
異なる空白数で変換しなければならないため、構文解析
部1からモジュール毎に構造情報を受け取るようにルー
トが設けられている。また、夫々のモジュールを編集す
る場合に、新たにタブが挿入された場合にもモジュール
毎に異なるタブ設定で編集できるようにすることも可能
となる。これは、タブ設定の異なるテキストを1つにま
とめた場合に有効である。
【0048】以上の説明では、プログラムデータ等の文
法が規定されているテキストデータについて述べたが、
テキストデータが文章の場合でも書式が規定されている
場合には構文解析データベースにその情報を持たせるこ
とにより解析が可能であるので、タブを推定することも
可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテキスト
編集装置では、タブ設定をテキストファイルとは別途に
保存・管理することなく、また、コンパイルする前に書
式の部分を削除することもなく、テキストデータを読み
やすく、かつ、編集しやすい形式で表示させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるテキスト編集装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例であるテキスト編集装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例での構文解析を説明する図であ
る。
【図4】タブ設定推定部を説明する図であり、(a)は
テキストデータが記録媒体に保存された状態をイメージ
的に示した図であり、(b)はタブ設定1、(c)はタ
ブ設定2、(d)はタブ設定3、(e)はタブ設定4と
した場合の画面表示を説明する図である。
【図5】タブ設定推定部の動作を説明するフローチャー
トである。
【図6】図4(a)のタブ設定を異なる数値にしたとき
のポイント文字の位置を示した表である。
【図7】タブ設定推定部での他の実施例の動作を説明す
るフローチャートである。
【図8】タブ設定推定部を説明する図であり、(a)は
テキストデータが記録媒体中に保存された状態をイメー
ジ的に示した図であり、(b)はタブ設定1、(c)は
タブ設定2、(d)はタブ設定3、(e)はタブ設定4
とした場合の画面表示を説明する図である。
【図9】図8(a)のタブ設定を異なる数値にしたとき
のポイント文字の位置を示した表である。
【図10】本発明の第2実施例の構文解析を説明する図
である。
【図11】第2実施例のタブ設定推定部を説明する図で
あり、(a)はテキストデータが保存された状態をイメ
ージ的に示した図であり、(b)はタブ設定2、(c)
はタブ設定4、(d)はsample1のタブ設定4、
sample2のタブ設定も2とした場合の画面表示を
説明する図である。
【図12】テキスト編集装置でのタブ設定を説明する図
であり、(a)はテキストデータが記録媒体中に保存さ
れた状態をイメージ的に示した図であり、(b)はタブ
設定4で(a)を編集するとき、(c)はタブ設定3で
編集するときの画面表示を示す図である。
【符号の説明】
1:構文解析部 2:タブ設定推定部 3:タブ変換部 4:入出力部 5:表示部 6:文字カウント部 7:一致検出部 8:記憶部 9:補助記憶装置 10:構文解析データベース ci:ポイントとなる文字位置(特定文字位置)のi番

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキスト形式のデータの入出力を行う入
    出力部と、 テキスト形式で作成された各種記述やリストの構造を解
    析するために必要な情報を集めた構文解析データベース
    と、 構文解析データベースの情報に基づいて、テキストデー
    タの構造を解析し、テキストデータの中でタブ設定の解
    析に役立つテキストデータ部分を解析用文字列として抽
    出する構文解析部と、 抽出した解析用文字列に対して仮想的にタブ設定を与
    え、そのときに得られる解析用文字列中の特定文字位置
    の配列状態の規則性から本来のタブ設定を推定するタブ
    設定推定部と、 タブ設定推定部で推定されたタブ設定を用いてテキスト
    データのタブを空白に変換するタブ変換部と、 タブ変換部にてタブを空白に変換したテキストデータを
    表示する表示部とを備えたテキスト編集装置。
  2. 【請求項2】 タブ設定の推定に用いる解析用文字列中
    の特定文字位置がタブ直後の文字位置であることを特徴
    とする請求項1に記載のテキスト編集装置。
  3. 【請求項3】 構文解析部が抽出した解析用文字列が複
    数行の文字列からなり、タブ設定推定部は、各行での解
    析用文字列中の特定文字位置が一致する場合に仮想的に
    与えたタブ設定が本来のタブ設定であるとしてタブ設定
    の推定をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    テキスト編集装置。
  4. 【請求項4】 タブ設定推定部は仮想的に与えた異なる
    タブ設定ごとの解析文字列中の特定文字位置を記憶する
    ようにし、記憶した特定文字位置の全てもしくは大半の
    特定文字位置の配列状態の規則性に基づいていずれかの
    1つのタブ設定が本来のタブ設定であると推定すること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のテキス
    ト編集装置。
  5. 【請求項5】 構文解析部が抽出した解析用文字列が複
    数行の文字列からなり、かつ、解析用文字列中の特定文
    字位置がタブ直後の文字位置であり、タブ直後の文字位
    置が各行に複数箇所存在する場合に、タブ設定推定部は
    これらの複数のタブ直後の文字位置が各行間で完全一致
    しない場合に、比較する文字位置の個数を減らすことに
    より完全一致するようにしてタブ設定を推定することを
    特徴とする請求項3に記載のテキスト編集装置。
  6. 【請求項6】 構文解析部が抽出した解析用文字列が複
    数行の文字列からなり、かつ、解析用文字列中の特定文
    字位置がタブ直後の文字位置であり、タブ直後の文字位
    置が各行に複数箇所存在する場合に、タブ設定推定部は
    これらの複数のタブ直後の文字位置に重み付けをしてタ
    ブ設定を推定することを特徴とする請求項2に記載のテ
    キスト編集装置。
  7. 【請求項7】 構文解析部が複数の解析用文字列を抽出
    した場合に、タブ設定推定部は各解析用文字列ごとにタ
    ブ設定を推定し、解析用文字列ごとにタブ変換部がタブ
    を空白に変換する請求項1〜6のいずれかに記載のテキ
    スト編集装置。
  8. 【請求項8】 画面上でテキストデータを編集する方法
    であって、 テキスト形式で作成された各種記述やリストの構造を解
    析するために必要な情報を集めた構文解析データベース
    の情報に基づいて、テキストデータの構文を解析し、 テキストデータの中でタブ設定の解析に役立つテキスト
    データ部分を解析用文字列として抽出し、 抽出した解析文字列に対して仮想的にタブ設定を与え、
    そのときに得られる解析用文字列中の特定文字位置の配
    列状態の規則性から本来のタブ設定を推定し、 推定されたタブ設定を用いてテキストデータのタブを空
    白に変換し、 画面上にタブを空白に変換したテキストデータを表示し
    て編集するテキスト編集方法。
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