JP2002330672A - フック飛び出し式ルアー機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、今まで、ルアーの外に出ていて障害
物に引っ掛かってしまっていたフックを、必要なときに
だけルアー本体から出すようにするため。釣り人が任意
の時にだけ、フックの後部だけを外に出す事が出来るよ
うにすることを、課題として研究・開発を進めた。 【解決手段】１）ルアーが水面に浮いているときにフッ
クを収納するための図３に見えるような隙間を作って置
く。この時にフックに加わる重力を利用して、図２のよ
うにフックを収納している。 ２）ルアー本体に抵抗が加わると、それが釣り糸に伝わ
りフックの後部がルアー本体から飛び出すようにするた
め。２のような支点棒を付け、この棒が引っ張られるフ
ックを止め、梃子の要領でフックの後部が飛び出すよう
にした。 ３）１）、２）のことが常にうまく行くように、ルアー
本体の重心や形状を調整した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術の分野】この発明は、今までとは違
った障害物回避能力を得るために、普段はフックを収納
し、且つ任意のときにだけ、フックの後部を飛び出せる
ための、ルアーの仕組みに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】今までのルアーには釣り人が任意の時
に、収納していたフックの後部を飛び出させるようなル
アーは無かった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、今まで、ル
アーの外に出ていて障害に引っ掛かってしまっていたフ
ックを、必要なときにだけルアー本体から出すようにす
るため。釣り人が任意の時にだけ、フックの後部だけを
外に出す事が出来るようにすることを、課題として研究
・開発を進めた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】１）ルアーが水面に浮い
ているときにフックを収納するための図３に見えるよう
な隙間を作って置く。この時にフックに加わる重力を利
用して、図２のようにフックを収納している。 ２）ルアー本体に抵抗が加わると、それが釣り糸に伝わ
りフックの後部がルアー本体から飛び出すようにするた
め。２のような支点棒を付け、この棒が引っ張られるフ
ックを止め、梃子の要領でフックの後部が飛び出すよう
にした。 ３）１）、２）のことが常にうまく行くように、ルアー
本体の重心や形状を調整した。

【０００５】

【発明の実践の形態】本発明は、釣り人がルアー本体を
使用しているとき魚が食いつくと、その抵抗によってフ
ックが引っ張られ図２から図１の様に、梃子の要領でフ
ックの後部を飛び出させることができる。

【０００６】

【実践例】本発明を実践するために最初はバルサ材を用
いて製作し、３分割した本体を半ばフックを包み込むよ
うな形で接着し、最後に棒を横から空けた穴から通して
フックを固定し図のように組み上げた。

【０００７】

【発明の効果】本発明は以上の様な構造だから水面上で
斜めに体の半分ほどを浮かべている。そして、魚が食い
つくと本体内に収納されていたフックの後部が飛び出
し、魚の口に掛かるようになっている。このように、必
要なときにのみフックが外に出るので、障害物に引っ掛
かる確立を下げる事が出来る。

【０００８】つまり、今まで魚がいるのが分かっていな
がら釣りをすることが困難な、障害物の多い場所などで
本発明を使えば、簡単に釣りをする事が出来るようにな
る。

【０００９】また持ち運びの面でも、従来のルアーに比
べて安全になっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の側面断面図

【図２】本発明の下面断面図

【図３】本発明の上面断面図

【図４】本発明の作動状況図

【符号の説明】

１）釣り針（フック） ２）支点棒 ３）釣り糸 ４）重り

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】釣具の疑似餌（以下、ルアー）に収納した
   釣り針（以下、フック）の後部が飛び出す仕組み。
2. 【請求項２】フックが任意の時、（請求項１）のような
   動きをする仕組み。