JP2002330457A - ゲートウェイ加入者端局装置 - Google Patents
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Abstract
アクセス装置と交換機との間のインターフェイス変換を
行うゲートウェイ加入者端局装置を提供する。 【解決手段】ゲートウェイ加入者端局装置は、電話,モ
デム,ISDNのうちの少なくとも1つを加入者として
収容し且つTR−008インターフェイスを実装する統
合型アクセス装置を収容するとともに、TR−008と
TR/GR−303との間でインターフェイス変換を行
い、前記加入者をTR−303又はGR−303インタ
ーフェイスを実装する交換機に接続する。
Description
ターフェイスを持つ統合型アクセス装置と交換機との間
に設けられるゲートウェイ加入者端局(DLC: Digital Lo
op Carrier)装置に関する。
ークの構成を示す図である。図11(A)において、加入
者端局装置(RDT: Remote Digital Terminal)が、光ファ
イバ等のディジタル伝送施設(Transmission Facility)
を介して市内交換機(交換局(CO: Central Office))に接
続されている。
位置し、距離の問題によって市内交換機に直接収容でき
ない電話機等の加入者端末を収容する。加入者端局装置
は、交換機インターフェイス(相互接続インターフェイ
ス)規格の一つである Telcordia(旧Bellcore) TR−0
08に準拠している(以下、TR−008に準拠した加
入者端局装置を、「TR−008RDT」と表記するこ
ともある)。一方、交換機もTR−008に準拠してい
る。
話加入者線をディジタル信号(DS0(Digital Signal l
evel 0)信号)に夫々変換し、TR−008RDTは、変
換されたDS0信号を24の加入者毎にまとめ、最大4
本(予備を含めると5本)のDSX−1又はT1信号(D
S1)に多重し、このDSX−1又はT1信号をディジ
タル伝送施設を通じて市内交換機へ搬送する。TR−0
08は、交換機とRDTとの間について、固定されたタ
イムスロットの割り当て方式を基本的に採用する。
れた運用及び管理,収容可能な加入者の拡大といった目
的下で、TR−008に代わる規格としてのTR−30
3又はGR−303に準拠する交換機及びRDT(以
下、TR/GR−303に準拠するRDTを「TR/G
R−303RDT」と表記することもある)が普及して
いる。
ntration)機能によって、最大2048本の電話加入線
を、最大28本のDSX−1又はT1信号(DS1)に割
り当てる(タイムスロット割当を行う)。このTR/GR
−303RDTによって提供されるサービスの主流は音
声であり、TR/GR−303RDTが適用されるネッ
トワークの構成は、TR−008RDTが適用されるネ
ットワークの構成と大凡同じである。
するデータ(パケット)通信に対する需要が高まり、統合
型アクセス装置(IAD:Integrated Access Device)と呼ば
れる加入者端局装置が開発されている。統合型アクセス
装置は、データ系及び従来の電話サービスを収容する、
小容量(最低で1つのDSX−1又はT1、即ち最低2
4のDS0)タイプの加入者端局装置である。
装置の設置をコストの面から敬遠するが所定以上の伝送
帯域が必要な小規模事業所/オフィス(Small Business/O
ffice)に導入される。全ての統合型アクセス装置は、交
換機インターフェースとしてTR−008をサポートし
ている。
目的で開発された為、TR−303が装置に実装される
場合、大規模かつ複雑なハードウェア及びファームウェ
アの搭載が必要である。これに対し、TR−008の実
装は、小規模かつ簡単なハードウェアもしくはファーム
ウェアで実現できる。
は、TR−008が実装された電話(モデム含む)およ
びISDN加入者を収容し、これらをTR−008をサ
ポートする交換機に接続するための構成しか有していな
い。即ち、統合型アクセス装置はTR−008しかサポ
ートしていない。このため、図11(B)に示すように、
TR/GR−303のみをサポートする交換機に相互接
続し、この交換機からのサービスを電話等に提供するこ
とができなかった。
ターフェイス規格に準拠した統合型アクセス装置と交換
機との間のインターフェイス変換を行うゲートウェイ加
入者端局装置を提供することである。
を達成するため以下の構成を採用する。
ェイスを持つ交換機と統合型アクセス装置との間に設け
られ、前記交換機と前記統合型アクセス装置とを相互接
続するためのインターフェイス変換を行うゲートウェイ
加入者端局装置である。
よって交換機と統合型アクセス装置とを相互接続でき
る。これによって、統合型アクセス装置に収容された加
入者が、交換機からのサービスを利用可能になる。
装置は、電話,モデム,ISDNのうちの少なくとも1
つを加入者として収容し且つTR−008インターフェ
イスを実装する統合型アクセス装置を収容し、前記加入
者をTR−303又はGR−303インターフェイスを
実装する交換機に接続する。
は、加入者線信号(シグナリング)方式をTR−008と
TR−303又はGR−303との間で変換するシグナ
リング変換部を含むように構成するのが好ましい。
局装置は、DS0信号に含まれたISDN+Dチャネル
上のオーバヘッド情報のプロトコルをTR−008とT
R−303又はGR−303との間で変換するISDN
オーバヘッド変換部をさらに含むように構成するのが好
ましい。
端局装置は、前記統合型アクセス装置と前記加入者端局
装置との間の伝送路障害を検出する障害検出部と、検出
した障害を前記交換機に通知される加入者サービス状態
情報に変換するサービス状態情報変換部とをさらに含
み、前記加入者サービス状態情報は前記交換機に通知さ
れるように構成するのが好ましい。
装置は、最近普及しつつあるxDSL技術を利用して音
声サービスとデータサービスとを1つのプラットフォー
ムで提供する装置である。統合型アクセス装置は、主と
して小規模な事務所に設置される。統合型アクセス装置
は、一般的に、音声サービスについてTR−008をサ
ポートしている。
式であるが、ハードウェアやファームウェアが小型且つ
簡素である。統合型アクセス装置は、装置の小型化や低
コスト化が大きな要件となるため、TR−008を採用
するのが最適である。
TR/GR−303に移行している。これは、特にCL
ECと呼ばれる新興の電話会社に顕著である。統合型ア
クセス装置は、TR−008をサポートしているが、T
R/GR−303をサポートしていない。このような統
合型アクセス装置は、TR/GR−303が採用された
公衆回線網(交換機)に直接接続することができない。
をサポートしていない理由は以下のように考えられる。
元来、統合アクセス装置にとって、音声サービスは、
「おまけ」的な扱いであり、音声サービスによるコスト
上昇や装置の大型化は回避されなければならない。ま
た、統合アクセス装置は、数人の加入者を収容する目的
で構成されている。
量の加入者(2000以上)を収容することによってハー
ドウェア及びファームウェアの大型化や複雑化を相殺す
る(加入者1人あたりのコストを低減する)。
するハードウェア及びファームウェアを統合アクセス装
置に実装することは不適である。なぜなら、実装する
と、装置の大型化やコストの上昇を招くからである。音
声サービスは、統合型アクセス装置にとって「おまけ」
であるが、公衆回線網による音声サービスは、エンドユ
ーザにとって従来通り重要である。
303をサポートしないならば、TR/GR−303を
サポートする加入者端局装置(TR/GR−303RD
T)を導入することが考えられる。
者は、小規模な事務所であるため、2000以上の加入
者を収容することによってコスト的に最適となるTR/
GR−303RDTを導入することは考えられない。以
上のことから、統合型アクセス装置に収容される音声加
入者は、TR−303の公衆回線網に直接接続できない
状態が継続すると考えられる。
いについて詳細に述べる。TR−008をサポートする
統合型アクセス装置(TR−008IAD)は、TR−3
03をサポートする交換機(TR−303交換機)に物理
的に接続することができる。
DS1を使用し且つDS0に分割されていなければなら
ない。しかしながら、両者が物理的に接続できたとして
も、正常なサービスを提供することはできない。なぜな
ら、TR−008とTR−303には、以下の(1)〜
(3)に示す決定的な違いがあるからである。 (1)加入者線信号(シグナリング:Signaling)方式 シグナリングは、電話機の状態(例えば、オンフック/
オフフック)やダイヤル情報を交換機に通知する方式で
ある。交換機は、電話線を直接収容する場合には、電話
線(普通の電話サービスでは2ワイヤ)がループ(Loop)を
形成したかこのループが開放されたかを直接監視する
(これは、Loop Start と呼ばれるシグナリング方式の場
合で、交換機がどのように電話線を監視するかはシグナ
リング方式に依存する)。これによって、交換機は電話
機の状態を知ることができる。
者端局装置又は統合アクセス装置が介在する場合には、
交換機は電話線を直接収容することができない。このた
め、加入者端局装置又は統合アクセス装置からシグナリ
ングによって電話機の状態を教えてもらう必要がある。
ットにシグナリングビットを割り当てる(DS0(音声デ
ータ)にシグナリングビットを上書きする)方式(“Robbe
d Bit Signaling”と呼ばれる)を採用している。この点
では、TR−008とTR−303とは同じである。
it Signaling として、1.5msec[ミリ秒]周期で
“A”及び“B”の2ビットを規定する。これに対し、
TR−303は、Robbed Bit Signaling として、3m
sec周期で“A”,“B”,“C”,及び“D”の4ビ
ットを規定する。即ち、TR−008は、2ビットで4
状態しか表現できない。これに対し、TR−303は、
4ビットで16状態を表現する。
された規格であり、TR−303の機能は、TR−00
8より多くの状態を表現できるように拡張されている。
これは、TR−303をTR−008に変換する場合
に、変換できないパターンが存在することを意味する。
ne Service:黒電話サービス)を例として説明する。P
OTSは、TR−008では、シングルパーティ(Singl
e Party)と呼ばれるシグナリング種別で識別される。図
1(A)は、POTSにおけるTR−008シグナリング
を示す表であり、図1(B)は、POTSのTR−303
シグナリングを示す表である。 (1−1)POTSについてのTR−008とTR−30
3との相互変換 (A)交換機から受信する方向 TR−008のチャネルテスト(Channel Test)は、保守
用に交換機に接続される試験装置が指示するものである
ため考慮しない(TR−303では使用しない)。
−008のForward Disconnectは、
TR−303のLCFOに変換することができる。ま
た、TR−008の−R Ringingは、TR−3
03の−R Ringingに変換することができる。
さらに、TR−008のIdleは、TR−303のL
CFに変換することができる。これに対し、TR−00
8は、TR−303のDS0 AIS,DS0 RAI,
RLCFに夫々対応する状態を有していない。 (B)交換機へ送信する方向 図1(A)及び図1(B)に示すように、TR−008のO
n-Hookは、TR−303のLOに変換することが
できる。また、TR−008のOff-Hookは、T
R−303のLCに変換することができる。さらに、T
R−008のUnequippedは、TR−303の
DS0 AISに変換することができる。これに対し、
TR−008は、TR−303のDS0 RAIに対応
する状態を有していない。
クルは、1.5msecであるのに対し、TR−303
のシグナリングサイクルは3msecである。このよう
に、TR−008のシグナリングが確定する周期は、T
R−303のそれと異なる。このため、両者を単純に置
き換えるだけでは交換機によるサービスを利用すること
はできない。 (2)呼制御方式 呼制御は、交換機と加入者端局装置又は統合型アクセス
装置との間でタイムスロット接続(サービス開始)又は切
断(サービス終了)を行う制御である。TR−008は、
基本的にタイムスロットを常時接続する。
ばれるデータリンクにより、加入者が発呼(Off-Hook)し
た時点でタイムスロットを接続する。これによって、T
R−303は帯域の有効利用を図る。加入者が発呼する
と、TMC上にSETUPと呼ばれるメッセージが交換
機に送信される。その後、交換機からのタイムスロット
接続要求(CONNECTメッセージ)を加入者が受信す
ることによって、タイムスロットが接続される。その
後、DS0にてシグナリングの送受信が可能になる。
ると、TR−303では、電話線のループが閉じること
(LC:Loop Closure)の検出によって加入者の発呼が検
出され、SETUPが送信される。これに対し、TR−
303は、加入者端局装置のように加入者の電話線を直
接収容していない場合においてSETUPを送信する契
機を規定していない。従って、TR−008/TR−3
03変換が行われるとき、どのような契機でSETUP
を送信するかを規定する必要がある。 (3)監視・制御方式 TR−008は、自局で伝送路障害を検出した場合にD
S1(SLC96)データリンクでそれを通知(「対局警
報」と呼ばれる)することを除き、監視・制御を行うこ
とを特に規定していない。
データリンクを用いた監視・制御を規定している。TR
−303 EOCによる監視・制御方式は、TR−30
3 Supplement 3で規定されるCMISE情
報モデル(Information Model)にて定義されている。
による監視・制御は、加入者端局装置の物理的なリソー
ス(例えば電話線)がマネージド・オブジェクト(Managed
Object)と呼ばれる抽象モデルにマッピングされ、この
抽象モデルに対する各種操作が実行されることによって
実現される。
あたり、ISDN機能の変換が最も困難である。TR−
008に収容されるISDNは、正確には、TR−39
7と呼ばれる別の規格に準拠する必要がある。
は、U点(ISDN Line Cardと加入者宅のNT1との間の物理
インターフェイス)上に割り当てられたオーバ・ヘッド
情報に含まれたeoc及びIndicator Bitsと呼ばれるビッ
ト志向の(Bit Orientedな)データ・リンクによって行わ
れる。
オブジェクトとして、isdnLineTermination,及び isdn
FramedPathTermination を定義しており、これらのマネ
ージド・オブジェクトに定義される属性(Attribute),
及びマネージド・オブジェクトに対する操作を規定して
いる。
Indicator Bits に直接変換できない場合がある。例え
ば、TR−303交換機からISDNのU点を接続依頼
(M−CREATE)されたり、削除依頼(M−DELE
TE)されたりした場合には、TR−008でどのよう
に変換するかの規定がない。TR−008は、常時接続
されていることを前提とするため、接続(Create)及び削
除(Delete)の概念がないからである。接続(Create)はサ
ービスの開始を意味し、削除(Delete)はサービスの停止
を意味する。削除(Delete)された場合には、課金が停止
されるので、何もしない訳にはいかない。
(Attribute)の中には、TR−008で規定されていな
いものがある。例えば、primaryServiceState, secondr
yServiceState, channelSelection 等である。これらの
属性をTR−008上でどのように変換するのかについ
ては規定がない。
U点のパフォーマンス・モニタリング(Performance Mon
itoring)データを収集すると、非常に時間がかかる。こ
のため、TR−303を単純にTR−008に変換する
だけでは性能的な問題が発生する。
端局装置と統合型アクセス装置間の伝送路障害が発生し
た場合、どのように交換機に見せるかという問題があ
る。TR−303は電話線を直接収容することを前提と
する。このため、TR−303は、電話線を直接収容せ
ず、DS1上のDS0という形式で収容してDS1に障
害が発生した場合にどのように(どのマネージド・オブ
ジェクトに対し、どのようなAttributeで)通知するかに
ついて規定していない。DS1に障害が発生した場合に
は、呼制御(即ち、サービス)に影響が及ぶため、何もし
ない訳にはいかない。
とTR/GR−303との変換(交換機インターフェイ
スの変換)にあたり、上記した問題を解決する交換機イ
ンターフェイス変換装置,この変換装置が搭載された加
入者端局装置の実施形態を図面を参照して説明する。な
お、実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の
構成に限定されるものではない。
インターフェイス変換装置が搭載されたゲートウェイ加
入者端局装置100の実施形態を示す図である。加入者
端局装置100は、TR−008に準拠した統合型アク
セス装置(TR−008IAD)110と、TR/GR−
303に準拠した交換機(TR/GR−303交換機)1
20との間に設けられ、これらと通信回線を通じて接続
される。
装置110からの通信回線を収容するIAD間伝送信号
終端部Aと、IAD間伝送信号終端部Aに接続されたD
S0分離/多重部Bと、IAD間伝送信号終端部Aに接
続されたシグナリング変換部Cと、DS0分離/多重部
B及びシグナリング変換部Cに接続された加入者接続部
Dと、加入者接続部Dに接続されたTR−303RDT
部Eと、TR−303RDT部E及び加入者接続部Dに
接続された交換機間伝送信号終端部Fと、DS0分離/
多重部Bに接続されたISDN OH終端部Gと、IA
D間伝送信号終端部A及びISDN OH終端部Gに接
続されたEOC変換部Hとを備えている。EOC変換部
Hは、交換機間伝送信号終端部Fに接続されており、交
換機間伝送信号終端部Fは、通信回線を通じて交換機1
20に接続されている。
セス装置110と加入者端局装置100との間の伝送信
号を終端する。IAD間伝送信号終端部Aは、SONE
T、DS3、T1等の伝送信号インターフェイスを有
し、最終的にDS1を終端する。 IAD間伝送信号終
端部Aは、統合型アクセス装置110と加入者端局装置
100との間の伝送路の障害を検出する。また、IAD
間伝送信号終端部Aは、DS1データ・リンクを終端す
る。さらに、IAD間伝送信号終端部Aは、終端された
DS1信号から TR−008の Robbed Bit Signaling
情報をDS0毎に抽出する。
号終端部Aで終端されたDS1を複数の(24の)DS0
に分離する。このとき、分離されたDS0が、回線種別
がISDNで且つそのチャネルがD+とユーザによって
設定されたDS0である場合には、DS0分離/多重部
Bは、そのD+チャネルをDチャネルとオーバ・ヘッド
情報とに分離する。
号終端部Aで抽出された DS0毎のRobbed Bit Signal
ing情報をTR−303のRobbed Bit Signaling情報に
変換する。このシグナリング変換処理は、ユーザによっ
て設定されたDS0毎の回線種別及びシグナリング種別
を必要とする。即ち、シグナリング変換処理は、回線種
別がアナログの場合のみイネーブルされ、抽出されたRo
bbed Bit Signaling情報をどのように変換するかはシグ
ナリング種別に依存する。シグナリング変換処理につい
ては後述する。変換されたRobbed Bit Signaling情報
は、対応するDS0に挿入される。
0をDS0分離/多重部Bから受け取り、各DS0をT
R−303RDT部Eが有する複数の加入者ポート(C
RV:Call Reference Value)のいずれに接続するかを
決定する。即ち、加入者接続部Dは、各DS0に割り当
てられるCRV番号を指定する。DS0をどのCRVに
接続するかは、ユーザによって設定される。
指定されたDS0に対し、交換機120との間で、TR
/GR−303に従った呼制御および監視制御を実施す
る。TR−303RDT部Eは、呼制御をTMCデータ
・リンクを介して行い、交換機により指定されたCRV
を指定されたDS1/DS0に接続する処理を行う。監
視制御はEOCデータ・リンクを介して行う。
装置100と交換機120との間の伝送信号を終端する
機能を示し、TR−303RDT部Eから出力される2
4本のDS0をDS1にフレーミングし、その後、DS
1を必要な伝送信号インターフェース(例えば、SON
ET)に多重する。
ド終端部)Gは、DS0分離/多重部Bで抽出されたI
SDNオーバヘッド情報を終端し、このオーバヘッド情
報中のeoc及びIndicator Bitsを抽出する。なお、IS
DNオーバヘッド終端部Gは、下り方向(交換機120
から受信する方向)についてはeoc及びIndicator Bitsを
挿入する。
OCメッセージを解釈及び生成するとともに、EOCメ
ッセージの解釈及び生成に必要な情報を管理する。EO
C変換部Hは、IAD間伝送信号終端部Aで検出される
伝送路障害情報を、加入者接続部Dで指定されるCRV
のサービス状態情報として管理する。CRVのサービス
状態情報は、交換機120に通知される。
ヘッド終端部Gで抽出されるIndicator Bitsを、ISD
N CRVに対するネットワーク方向(交換機120へ送
信する方向)のオーバヘッド(NT1端末や加入者線)状態情
報として管理する。オーバヘッド状態情報は、交換機1
20に通知される。eocは主として交換機からの保守に
使用される。EOC変換部Hは、交換機120から受信
したEOCメッセージを解釈し、それをeocに変換す
る。
Cは、以下のようにしてTR−008とTR−303と
の間のシグナリング変換(TR−008/TR−303
変換)を実行する。即ち、シグナリング変換部Cは、T
R−008の2サイクル(3ミリ秒)間にABパターンを
2回表現する。即ち、シグナリング変換部Cは、AB
A’B’パターンを表現する。ABは今回のサイクルの
パターンで、A’B’パターンは次のサイクルのパター
ンである。
ーンが確定する周期に一致する。これによって、TR−
008とTR−303との間のシグナリングサイクルの
不一致を解消することができる。従って、ABCDパタ
ーンからABパターンへの変換(下り方向),及びABパ
ターンからABCDパターンへの変換(上り方向)が可能
になる。
及び受信の双方において、システム動作の開始直後から
3ミリ秒経過しないと変換後のシグナリング状態(コー
ド)が確定しない。しかしながら、TR−303は集線
方式の呼制御を使用する。即ち、TR−303では、タ
イムスロットは通常未接続状態であり、交換機120と
加入者端局装置100間でシグナリングは導通していな
い。このため、上記した3ミリ秒は問題とならない。変
換後のシグナリング状態が確定すれば、以降は遅延なく
シグナリング変換が可能である。
8で規定されていないTR−303のシグナリング状態
(コード)は、その変換によって少なくとも影響がでない
TR−008のコードに変換される,あるいは、そのT
R−303のコードが実質的に無視される。
例として説明する。交換機120から受信されたPOT
SのコードがDS0 AIS及びRLCFである場合に
は、シグナリング変換部Cは、これらを変換によって少
なくとも影響が発生しないTR−008のIdleに変
換する。
RAIである場合には、シグナリング変換部Cは、これ
を実質的に無視するため、変換処理を行わず、1サイク
ル前のコードを送出する。このため、シグナリング変換
部Cは、1サイクル前のコードを記憶する。
される場合、シグナリング変換部Cは、変換対象のシグ
ナリング(コード)がTR−008で未定義のコードであ
る場合には、このコードを変換せず、1サイクル前のコ
ードを送出する。
信する場合には、シグナリング変換部Cは、交換機12
0からDS0 AISを受けとった時点で、交換機12
0方向へのシグナリングをDS0 RAIのコードに上
書きする。
ービスに夫々対応するTR−008/TR−303変換
の具体的な変換表を示す。図3は、下り方向(交換機1
20→統合型アクセス装置110)へシグナリングが伝
送される場合の変換表(ABCDパターンからABパタ
ーンへの変換表)であり、図4は、上り方向(統合型アク
セス装置110→交換機120)へシグナリングが伝送
される場合の変換表(ABパターンからABCDパター
ンへの変換表)である。
示した変換表に従って、シグナリング状態(コード)を変
換し、出力する。出力されたコード(ビット列)は、対応
するDS0に上書きされる。
Eは、TR−008とTR−303との呼制御方式の違
いを解消するため、DS0を加入者端局装置100に直
接収容された電話線と同等に扱う。即ち、TR−303
RDT部Eは、加入者接続部Dから上り方向のDS0に
対応するシグナリング状態(コード)を参照し、そのコー
ドがオフフック(Off-Hook)状態を意味するパターンであ
った場合には、これを加入者からの発呼とみなし、TM
C上にSETUPを送出する。
オフフックパターンのシグナリングの検出を契機とし
て、交換機120にSETUPを送出し、タイムスロッ
トを加入者端局装置100と交換機120との間で接続
する。シグナリング種別毎の発呼シグナリングパターン
は、図4の*2で示す“0”に対応するシグナリングパ
ターンである。例えば、POTSの場合には、変換後の
シグナリングパターン(コード)が“1111”の場合
に、SETUPが送信される。
TR−008のeoc/Indicator Bits に直接変換できな
いiISDNのサービス(CMISE Service)に対するIS
DNプロトコル変換処理を示す表であり、図7及び図8
は、TR−008に規定されていないCMISE Attribute
に対するISDNプロトコル変換処理を示す表である。
図5,6,7,8に示されたISDNプロトコル変換処理
は、EOC変換部Hによって実施される。
換処理において、全てのパフォーマンス・モニタリング
・データ(34種)をeocで収集するのではなく、Current
Count(10種)のみを収集対象とし、Previous 及び Hi
story Count については加入者端局装置側で Current C
ount を蓄積する(図7及び図8参照)。これによって、
U点のパフォーマンスモニタリングデータを収集するた
めの時間を短縮する。
局装置100の具体例としてのゲートウェイ加入者端局
装置200の運用例を示す図であり、図10は、図9に
示したゲートウェイ加入者端局装置200の構成例を示
す図である。
話(POTS/PBX),モデム(MODEM),データ端
末,及びISDNを加入者として収容する統合型アクセ
ス装置(TR−008IAD)110を収容し、SONE
T回線を通じて音声サービスを提供する市内交換機(T
R−303交換機)120と、データ系のサービスを提
供するDCS121とに接続されている。
合型アクセス装置110に収容された音声系の加入者
(POTS/PBX,ISDN)がTR−303交換機1
20からのサービスを受けられるようにするため、TR
−303/TR−008インターフェイス変換部,TR
−303RDT部,及びSONETマルチプレクサ(S
ONET多重部)を有している。
200は、図10に示すように、複数のSONET多重
部1と、各SONET多重部1に接続されたVT1.5
クロスコネクト部/VT1.5パス終端部2と、複数の
DS1ライン終端部3と、DS1ライン終端部3に接続
されたセレクタ4と、セレクタ4に接続されたDS1パ
ス終端部5と、DS1パス終端部5に接続されたDS0
分離/多重部6と、DS0分離/多重部6に接続された
ISDNオーバヘッド終端部7と、DS0分離/多重部
6に接続されたシグナリング変換部8と、DS0分離/
多重部6に接続された加入者クロスコネクト部9と、D
S1パス終端部5,ISDNオーバヘッド終端部7,シ
グナリング変換部8に接続されたMPU10と、加入者
クロスコネクト部9に接続されたTR−303RDT部
11と、TR−303RDT部11に接続されたDS1
クロスコネクト部12と、DS1クロスコネクト部12
に接続され且つVT1.5クロスコネクト部/VT1.
5パス終端部2に接続されたDS1パス終端部13とを
備えている。
て、ネットワーク側(交換機120型)のOC−3または
OC−12信号を終端し、OC−3又はOC−12信号
を複数のVT1.5のパス(84本のVT1.5信号)に
分離し、VT1.5クロスコネクト部/VT1.5パス
終端部2に送出する。
において、複数のVT1.5のパスを多重してOC−3
又はOC−12信号を生成し、ネットワークへ送出す
る。図9にて各SONET多重部1に付与された#1と
#2とは、SONET回線がUPSRリング構成を構築
する場合のそれぞれの光インターフェースを示す。
・コネクト部2は、下り方向において、交換機120と
の間のVT1.5のパスを終端し、出方路が一致する複
数のVT1.5信号の束(28/56本のVT1.5信
号)に分離し、その出方路に従ってセレクタ4又はDS
1パス終端部13に送出する。一方、VT1.5パス終
端部/VT1.5クロス・コネクト部2は、上り方向に
おいて、出方路が一致する28/56本のVT1.5信
号を多重したVT1.5のパスを生成し、出方路に対応
するSONET多重部1へ送出する。
T1の信号インターフェイスを有し、上り方向におい
て、ゲートウェイ加入者端局装置200と統合型アクセ
ス装置110との間の伝送信号を終端する。
DS1ライン終端部3で終端されたDS1信号につい
て、以下のいずれかを行う。 (a)VT1.5クロスコネクト部/VT1.5パス終端
部2に接続 (b)DS1パス終端部5に接続 (c)未接続(初期値) 統合型アクセス装置110からゲートウェイ加入者端局
装置200に入力される伝送信号は、データ系信号(D
S0に分割できず、交換機120に収容されない)と、
音声系信号(DS0に分割でき、交換機に収容される)と
の一方である。
信号がデータ系信号である場合には、このデータ系信号
をVT1.5クロスコネクト部/VT1.5パス終端部
2に接続し、伝送信号が音声系信号である場合には、D
S1パス終端部5に接続する。 また、DS1が未使用
である(統合型アクセス装置110に接続されていない)
場合には未接続とする。セレクタ4に対するユーザ設定
は、MPU10を介して行われる。図9に示したセレク
タ4中に示された破線は、データ系信号の接続の例を示
し、実線は音声系信号の接続の例を示す。
者端局装置200と統合型アクセス装置110との間の
DS1パスを終端し、DS1パス中の複数のDS0をD
S0分離/多重部6に出力する。DS1パス終端部5
は、DS1 Line/Path 障害の検出,DS1データ・リ
ンクの終端及び対局警報の検出,Robbed Bit Signaling
の抽出を行う。抽出されたRobbed Bit Signaling はD
S0と共にDS0分離/多重部6に出力される。このD
S1パス終端部5は、図2に示したIAD間伝送信号終
端部Aに相当し、本発明の統合型アクセス装置側終端部
に相当する。
DS0に分離する。また、DS0分離/多重部6は、D
S0に含まれたRobbed Bit Signalingを抽出する。さら
に、DS0分離/多重部6は、ISDN D+チャネル
を終端する。このDS0分離/多重部6は、図2に示し
たDS0分離/多重部Bに相当し、本発明の分離部に相
当する。
分離/多重部6で終端されたD+チャネルからeocおよ
びIndicator Bitsを抽出し、MPU10に通知する。こ
の処理に必要な回線種別及びチャネル種別はユーザがM
PU10を介してISDNオーバヘッド終端部7に設定
される。このISDNオーバヘッド終端部7は、図2に
示したISDNオーバヘッド終端部Gに相当する。
重部6から入力されるTR−008のRobbed Bit Signa
lingを、図4に示す変換表に従ってTR−303に変換
し、再びDS0分離/多重部6に出力する。一方、シグ
ナリング変換部8は、DS0分離/多重部6から入力さ
れるTR−303のRobbed Bit Signalingを、図3に示
す変換表に従ってTR−008に変換し、再びDS0分
離/多重部6に出力する。シグナリング変換に必要な回
線種別およびSignaling 種別はユーザがMPU10を介
して設定する。シグナリング変換部8は、図2に示した
シグナリング変換部Cに相当する。
の端点とTO側の端点とを有する。FROM側の端点は
交換機側の端点であり、TO側の端点は加入者側の端点
である。本実施形態では、TO側の端点は、以下のいず
れかを選択する。 (a)ゲートウェイ加入者端局装置200に直接収容され
た加入者 (b)統合型アクセス装置110によって収容されたDS
0の加入者 (c)未接続(初期値) 図9の加入者クロスコネクト部9中に示された点線の接
続は、ゲートウェイ加入者端局装置200に直接収容さ
れた加入者線(銅線)をTR−303RDT部11の所定
のCRVに接続する場合の例を示す。これに対し、加入
者クロスコネクト部9内に示された実線は、統合型アク
セス装置110に収容された加入者線(DS0)を所定の
CRVに接続する場合の例を示す。どの加入者線をどの
CRVに接続するかは、ユーザがMPU10を介して設
定する。この加入者クロスコネクト部9が、図2に示し
た加入者接続部Dに相当する。
サで構成されるファームウェアである。MPU10は、
RS−232ローカル・ポート(データ端末が接続され
る),RS−232Cモデム・ポート(モデムが接続され
る),RS−485ポート,10BASE−Tポート(L
CN(監視装置用LAN)が接続される),及び遠隔操
作の為のSONET DCCのうちの少なくとも1つ
を、ゲートウェイ加入者端局装置200のユーザが設定
及び装置状態の照会等を行うためのユーザ・インターフ
ェイスとして提供し、これらによってユーザからの設定
を受け付ける。
ーフェイスを介して、回線種別,シグナリング種別,I
SDNオーバヘッドプロトコル変換(DS+チャネルに
対する設定),伝送路障害に対する設定,セレクタ4及
び加入者クロスコネクト部9に対する設定を行う。ユー
ザは、例えばMPU10からユーザ・インターフェイス
として提供されるTL−1を用いて各種の設定を行うこ
とができる。
端局装置200内で終端され、統合型アクセス装置11
0や交換機120に分配されることはない。対向装置
(統合型アクセス装置110,交換機120)について必
要なユーザ設定は、この対向装置に対して独立に設定す
ることができる。
従い、交換機120との間のEOC/TMCメッセージ
の解析・生成、ゲートウェイ加入者端局装置200内部
での制御・状態収集、TMCの呼制御も行う。このMP
U10が、図2に示したEOC変換部Hに相当する。
加入者に対してTMC呼制御によりタイムスロットの接
続及び切断を行う。本実施形態では、TR−303RD
T部11は4つ設けられており、加入者(TO)側で最
大2016の加入者を収容し(2016のCRVを持
つ)、交換機(FROM)側で最大672のDS0を収
容する動的なクロス・コネクトで実現される。
C/TMCデータ・リンクを終端し、EOCデータ・リ
ンクを介して監視制御を行う。このTR−303RDT
部11が、図2に示したTR−303RDT部Eに相当
し、本発明の呼制御部に相当する。
303RDT部11から出力される1つのTR−303
RDT当り672本のDS0を24本ずつならべたもの
(DS1)を、SONET上のいずれかのVT1.5にマ
ッピングする。これによって、DS1の論理回線とSO
NETの物理回線との対応が図られる。
の間のDS1パスを終端する。DS1パス終端部13
が、図2に示した交換機間伝送信号終端部Fに相当す
る。
ザ設定は、MPU10によって実現されるユーザ・イン
ターフェースを介して下記のTL−1コマンドによって
実現される。 (設定1)セレクタ4の設定 文法 ED-VT1:<TID>:<AID>:<CTAG>:::<<KEYWORD=DOMAIN>>:; RTRV-VT1:<TID>:<AID>:<CTAG>:::, TID:設定対象の加入者端局装置200の名称を示す
ASCII文字例である。 AID:設定対象の統合型アクセス装置110間の物理
伝送路の識別情報であり、<LG#>-<VTG#>-<VT#>という形
式で表記される。ここに、 <LG#> =[4,5]は、スロット
位置を示し、 <VTG#>=[1..7],<VT#>=[1..4]は該当する
スロットにおけるDS1位置を示す。 KEYWORD=DOMAIN:物理伝送路に対する設
定項目および設定値を示す。本コマンドで提供される設
定項目および設定値は、以下のTYPE及びDDLであ
る。TYPE={DS0,DS1,NONE}は、セレ
クタ4の設定に使用される。ユーザは、伝送信号が音声
系信号を搬送しているならばDS0を、データ系信号を
搬送しているならばDS1を、未使用であればNONE
(未接続)を指定する。DDL={YES,NO}は、
伝送信号がデータ・リンクを搬送しているか否かを示
す。ユーザは、伝送信号がSLC−96フレーム・フォ
ーマットを使用しかつA LineであればYESを、
それ以外はNOを指定する。
コマンドで参照することができる。 (設定2)回線種別の設定 文法 ENT-T0:<TID>:<AID>:<CTAG>:::<<KEYWORD=DOMAIN>>:; ED-T0:<TID>:<AID>:<CTAG>:::<<KEYWORD=DOMAIN>>:; DLT-T0:<TID>:<AID>:<CTAG>:::; RTRV-T0:<TID>:<AID>:<CTAG>:::; TID:設定対象となる加入者端局装置名を示すASC
II文字列 AID:設定対象となる統合型アクセス装置間のDS0
の識別子であり、<LG#>-<VTG#>-<VT#>-<DS0#>という形
式で表記される。ここで、<LG#>,<VTG#>,及び<VT#>
は、上記(設定1)と同様であり、<DS0#>=[1...24]で該
当するDS1上のDS0の位置を示す。 KEYWORD=DOMAIN:DS0に対する設定項目
及び設定値を示す。本コマンドで提供される設定項目及
び設定値は、 GSFN=[SINGLE-PARTY,UVG-LS,UVG-GS,COIN-DTF,COIN-CF,
ANI2,DID-DPT,DID-DPO,FXO-LS,FXO-GS,FXS-LS,FXS-GS,T
DM-FXS,TDM-FXO,TDM-E&M,DX,E&M,PLR,ISDN,DDS] 回線種別及びアナログ回線の場合にはシグナリング種別
を指定する。設定値と回線種別及びシグナリング種別の
対応関係は、図3及び図4に示される。CGA=[ONHK,OFFH
K,EBSY] 閉塞(Trunk Conditioning)時に加入者線をどの
ような状態にするかの設定は、ENT−T0又はED−
T0コマンドで行う。ENT−T0コマンドは、該当す
るDS0をサービス中(In Service)に設定し、ED−T
0コマンドは、設定変更のみでサービス状態を維持す
る。DLT−T0コマンドは、サービス停止中(Out of
Service)に設定する。RTRV−T0コマンドは、設定
状態を参照する。 (設定3)TR−303RDT部11への加入者クロスコネクト及びISDN D+チャネルの識別 文法 ENT-CRS-T0:<TID>:<FROMAID>:<TOAID>:<CTAG>:::; DLT-CRS-T0:<TID>:<FROMAID>:<TOAID>:<CTAG>:::; RTRV-CRS-T0:<TID>:<FROMAID>:<TOAID>:<CTAG>:::; TID:設定対象となる加入者端局装置名を示すASC
II文字列 FROMAID:TR−303RDT部11のCRVを
指定するものであり、RDT303-<IG#>-<CRV#>-<CH TYPE>
という形式で表記される。ここで、<IG#>=[1...4]は、
TR−303RDT部11の番号を示す。<CRV#>=[1...
2016]は、任意のTR−303RDT部11のCRV(電
話番号に相当する加入者識別番号)を示す。<CH TYPE>=
[B1/B2/D/P/S]によって、T0AIDで指定されるDS
0の回線種別がISDN/DDSの場合にのみ有効とな
る。 TOAID:収容される統合型アクセス装置110のD
S0を指定する情報であり、<LG#>-<VTG#>-<VT#>-<DS0#
>という形式で表記される。ここで、<LG#>,<VTG#>,<V
T#>,<DS0#>は、上記した(設定2)と同じである。接続
は、ENT-CRS-T0コマンドで行う。DLT-CRS-T0コマンドは
指定した接続を切断する。RTRV-CRS-T0コマンドは、接
続状態を参照する。
定される情報モデル(Managed Object及びそれに付随す
るService)との対応関係を以下に示す。 (1)統合型アクセス装置110間の伝送路障害 伝送路障害の発生及び復旧時に影響を受けるManaged Ob
jectは、analogLineTermination 及び isdnLineTermina
tion である。これらのManaged Objectは、primaryServ
iceState 及び secondaryServiceState という Attribu
te (加入者サービス状態情報に相当)を有し、障害発生
時は、primaryServiceState=[oos],secondaryServiceSt
ate=[mt,fef]に設定される。これに対し、障害復旧時
は、primaryServiceState=[is],secondaryServiceState
=[](empty)に設定される。
クセス装置110とゲートウェイ加入者端局装置200
との間の伝送路を監視し、この伝送路の障害を検出す
る。或いは、DS1パス終端部5は、対向装置(統合型
アクセス装置110)にて検出された当該伝送路の障害
情報をデータ・リンクを介して受け取る。
すると、MPU10は、障害が発生した伝送路上の伝送
信号によって搬送される加入者のサービス状態(障害が
発生した伝送路に対応するTR−303RDT部11の
CRV)を自発的にOUT OF SERVICE(サービス停止)に設
定する。これに対し、DS1パス終端部5が上記伝送路
の障害の復旧を検出すると、MPU10は、復旧した伝
送路に対応するCRVのサービス状態をIN SERVICE(サ
ービス中)に設定する。
M-GET により参照可能である。一方、上記したCRVの
サービス状態の変化は、ゲートウェイ加入者端局装置2
00のTR−303RDT部11から交換機120に M
-EVENT-REPORT を用いて通知される。 (2)ISDNオーバヘッドプロトコル変換 影響を受ける Managed Object は、isdnLineTerminatio
n と isdnFramedPathTermination である。プロトコル
変換とこれらの Managed Object の対応については図
5,6,7に示す。
って抽出されたeoc及びIndicator Bitsは、MPU10
に渡される。MPU10は、受け取ったeoc/Indicator
Bitsを対応するEOCメッセージに変換する。この変換
によって得られたEOCメッセージは、TR−303R
DT部11によって、EOCデータ・リンクを通じて交
換機120に通知される。
R−303との間でのインターフェイス変換について説
明したが、本実施形態によるゲートウェイ加入者端局装
置200は、TR−008とGR−303との間でのイ
ンターフェイス変換を行う装置として構成することもで
きる。このときの構成は、上記した実施形態とほぼ同様
である。
フェイスしか持たない統合型アクセス装置110に収容
される加入者を、TR/GR−303交換機120に収
容し、サービスを提供することが可能となる。
運用・管理をゲートウェイ加入者端局装置200及び統
合型アクセス装置110が夫々独立して行うことができ
るため、接続される統合型アクセス装置110の仕様に
依存してゲートウェイ加入者端局装置200のハードウ
ェアやファームウェアを変更するという手間もない。
0に直接収容される加入者と統合型アクセス装置110
に収容される加入者が同じTR/GR−303RDT部
11内に共存できるため、効率の良い加入者収容を実現
することができる。
置に収容される加入者に対して、TR−303に直接収
容される加入者と同じ品質のサービスを提供することを
可能にする。
ることができる。 (付記1)相互に異なるインターフェイスを持つ交換機
と統合型アクセス装置との間に設けられ、前記交換機と
前記統合型アクセス装置とを相互接続するためのインタ
ーフェイス変換を行うゲートウェイ加入者端局装置。 (付記2)付記1において、ゲートウェイ加入者端局装
置は、電話,モデム,ISDNのうちの少なくとも1つ
を加入者として収容し且つTR−008インターフェイ
スを実装する統合型アクセス装置を収容するとともに、
前記加入者をTR−303又はGR−303インターフ
ェイスを実装する交換機に接続する。 (付記3)付記2記載のゲートウェイ加入者端局装置で
あって、前記統合型アクセス装置からの伝送信号を終端
する統合アクセス装置側終端部と、終端された伝送信号
を複数のDS0信号に分離する分離部と、TR−303
又はGR−303に準拠し前記DS0信号を前記交換機
へ送出するための複数の加入者ポートを有するTR/G
R−303RDT部とを含み、前記インターフェイス変
換は1以上のDS0信号毎に行われる。 (付記4)付記2又は3記載のゲートウェイ加入者端局
装置であって、加入者線信号(シグナリング)方式をTR
−008とTR−303又はGR−303との間で変換
するシグナリング変換部を含む。 (付記5)付記4記載のゲートウェイ加入者端局装置で
あって、前記シグナリング変換部は、前記交換機と前記
統合型アクセス装置との間を伝送されるDS0信号から
シグナリング情報を抽出し、抽出したシグナリング情報
をTR−008とTR−303又はGR−303との間
で変換し、変換されたシグナリング情報を前記DS0信
号に挿入する。 (付記6)付記5記載のゲートウェイ加入者端局装置で
あって、TR−303又はGR−303形式のシグナリ
ング情報は3ミリ秒毎に出力される4ビットパターンで
表現され、TR−008形式のシグナリング情報は1.
5ミリ秒毎に出力される2ビットパターンで表現され、
前記シグナリング変換部はTR−008形式のシグナリ
ング情報を3ミリ秒間に出力される2つの2ビットパタ
ーンに変換することによってTR−008形式のシグナ
リング情報をTR−303又はGR−303形式のシグ
ナリング情報に変換する。 (付記7)付記5又は6記載のゲートウェイ加入者端局
装置であって、前記シグナリング変換部は、DS0信号
の回線種別及びシグナリング種別に従って前記シグナリ
ング方式を変換する。 (付記8)付記5〜7の何れかに記載のゲートウェイ加
入者端局装置であって、TR−303又はGR−303
に従って前記交換機との間でDS0信号の呼制御を行う
呼制御部をさらに含み、TR−303又はGR−303
はDS0信号のタイムスロットを接続するためのメッセ
ージに従ってそのメッセージの送信元と送信先との間で
前記タイムスロットが接続されることを規定し、前記呼
制御部は制御対象のDS0信号がTR−303又はGR
−303形式に変換されたシグナリング情報を含みこの
シグナリング情報が前記加入者のオフフック状態を示す
場合に、前記タイムスロットを接続するためのメッセー
ジを前記交換機へ送出する。 (付記9)付記2〜8の何れかに記載のゲートウェイ加
入者端局装置であって、DS0信号に含まれたISDN
+Dチャネル上のオーバヘッド情報のプロトコルをTR
−008とTR−303又はGR−303との間で変換
するISDNオーバヘッド変換部をさらに含む。 (付記10)付記9記載のゲートウェイ加入者端局装置
であって、前記ISDNオーバヘッド変換部は、前記統
合型アクセス装置からのDS0信号によって搬送される
回線の種別がISDNであり且つこのDS0信号がD+
チャネルを搬送する場合に、このDS0信号に含まれた
ISDNオーバヘッド情報から監視制御情報を抽出し、
抽出した監視制御情報の形式をTR−303又はGR−
303形式に変換する。 (付記11)付記9又は10記載のゲートウェイ加入者
端局装置であって、前記交換機からのDS0信号によっ
て搬送される回線の種別がISDNであり且つこのDS
0信号がD+チャネルを搬送する場合に、このDS0信
号に含まれたISDNオーバヘッド情報から監視制御情
報を抽出し、抽出した監視制御情報の形式をTR−00
8に従った形式に変換する。 (付記12)付記2〜11の何れかに記載のゲートウェ
イ加入者端局装置であって、前記統合型アクセス装置と
前記加入者端局装置との間の伝送路障害を検出する障害
検出部と、検出した障害を前記交換機に通知される加入
者サービス状態情報に変換するサービス状態情報変換部
とをさらに含み、前記加入者サービス状態情報は前記交
換機に通知される。 (付記13)付記12記載のゲートウェイ加入者端局装
置であって、前記サービス状態情報変換部は、前記伝送
路障害が検出された場合に、この伝送路上を伝送される
伝送信号によって前記交換機に搬送されるサービスの状
態を停止状態に設定し、このサービス停止状態を示す加
入者サービス状態情報が前記交換機に通知される。 (付記14)付記13記載のゲートウェイ加入者端局装
置であって、前記障害検出部は、前記伝送路障害の復旧
を検出し、前記サービス状態情報変換部は、前記復旧が
検出された場合に、復旧した伝送路上を伝送される伝送
信号によって前記交換機に搬送されるサービスの状態を
サービス中に設定し、このサービス中の状態を示す加入
者サービス状態情報が前記交換機に通知される。 (付記15)付記3記載のゲートウェイ加入者端局装置
であって、前記統合型アクセス装置からのDS0信号と
前記ゲートウェイ加入者端局装置に直接収容された加入
者線とを、所定の加入者ポートに接続する加入者クロス
コネクト部をさらに含む。 (付記16)付記7記載のゲートウェイ加入者端局装置
であって、DS0単位に前記回線種別及びシグナリング
種別がゲートウェイ加入者端局装置のユーザによって設
定される。 (付記17)付記10又は11記載のゲートウェイ加入
者端局装置であって、DS0信号によって搬送される回
線の種別がISDNである場合に、そのDS0信号がD
+チャネルを搬送するか否かが前記ゲートウェイ加入者
端局装置のユーザによって設定される。 (付記18)付記12〜14の何れかに記載のゲートウ
ェイ加入者端局装置であって、前記サービス状態情報変
換部は、ゲートウェイ加入者端局装置のユーザの設定に
従ったサービス状態を加入者サービス状態情報に設定す
る。 (付記19)付記15記載のゲートウェイ加入者端局装
置であって、前記加入者クロスコネクト部は、ゲートウ
ェイ加入者端局装置のユーザの設定に従って前記DS0
信号及び前記加入者線を所定の加入者ポートに接続す
る。
置によれば、相互に異なるインターフェイス規格に準拠
した統合型アクセス装置と交換機との間のインターフェ
イス変換を行うことによって、交換機と統合型アクセス
装置とを相互接続できる。これによって、統合型アクセ
ス装置に収容された加入者が、交換機からのサービスを
利用可能になる。
8シグナリングを示す表であり、(B)は、POTSサー
ビスにおけるTR−303シグナリングを示す表であ
る。
施形態を示す図
示す表
示す表
対応関係を示す表
対応関係(ISDN FPT)を示す表
の対応関係(ISDN FPT)を示す表
の対応関係(ISDN FPT)を示す表
部 3 DS1ライン終端部 4 セレクタ 5,13 DS1パス終端部 9 加入者クロスコネクト部 10 MPU 12 DS1クロスコネクト部 100,200 ゲートウェイ加入者端局装置 110 統合型アクセス装置 120 市内交換機
Claims (5)
- 【請求項1】相互に異なるインターフェイスを持つ交換
機と統合型アクセス装置との間に設けられ、前記交換機
と前記統合型アクセス装置とを相互接続するためのイン
ターフェイス変換を行うゲートウェイ加入者端局装置。 - 【請求項2】電話,モデム,ISDNのうちの少なくと
も1つを加入者として収容し且つTR−008インター
フェイスを実装する統合型アクセス装置を収容するとと
もに、前記加入者をTR−303又はGR−303イン
ターフェイスを実装する交換機に接続する請求項1記載
のゲートウェイ加入者端局装置。 - 【請求項3】加入者線信号(シグナリング)方式をTR−
008とTR−303又はGR−303との間で変換す
るシグナリング変換部を含む請求項2記載のゲートウェ
イ加入者端局装置。 - 【請求項4】DS0信号に含まれたISDN D+チャ
ネル上のオーバヘッド情報のプロトコルをTR−008
とTR−303又はGR−303との間で変換するIS
DNオーバヘッド変換部をさらに含む請求項2又は3記
載のゲートウェイ加入者端局装置。 - 【請求項5】前記統合型アクセス装置と前記加入者端局
装置との間の伝送路障害を検出する障害検出部と、検出
した障害を前記交換機に通知される加入者サービス状態
情報に変換するサービス状態情報変換部とをさらに含
み、前記加入者サービス状態情報は前記交換機に通知さ
れる請求項1〜4の何れかに記載のゲートウェイ加入者
端局装置。
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