JP2002323421A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. インビトロで培養された三次元構造を有する培養組織の硬さ情報を測定し、該測定結果に基づいて前記培養組織の移植適性を判定する培養組織の品質管理方法。
2. 前記培養組織の硬さ情報を、予備実験により予め決定しておいた適性範囲と比較することによって、前記培養組織の移植適性を判定する請求項１に記載の培養組織の品質管理方法。
3. 前記培養組織の硬さ情報に基づいて培養組織の基質産生量を測定し、該産生基質量に基づいて前記培養組織の移植適性を判定する請求項１または請求項２に記載の培養組織の品質管理方法。
4. 接触部、該接触部に連結された振動子及び該振動子の振動を検出する振動検出部を備えた検出部と、該振動検出部からの検出結果に基づいた硬さ情報を算出する算出手段と、を有する硬さ測定装置を使用し、前記培養組織に前記接触部を接触させて該培養組織の硬さを測定して移植適正を判定する請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の培養組織の品質管理方法。
5. 前記検出部が、前記接触部に加えられる荷重を検出する荷重検出部を更に備え、前記振動検出部により検出された振動子の振動と前記荷重検出部により検出された荷重との関係に基づいて前記培養組織の硬さを測定して移植適正を判定することを特徴とする請求項４に記載の培養組織の品質管理方法。
6. 前記検出部が、前記接触部の基準位置からの変位量を検出する変位量検出部を更に備え、前記振動検出部により検出された振動子の振動と前記変位量検出部により検出された変位量との関係に基づいて前記培養組織の硬さを測定して移植適正を判定することを特徴とする請求項４に記載の培養組織の品質管理方法。
7. 前記培養組織は、三次元構造を有する組織再生用基材に細胞を播種・培養することによって作製されることを特徴とする請求項１乃至６のいずれかに記載の培養組織の品質管理方法。
8. 前記培養組織とは別に、前記細胞を播種しない状態の組織再生用基材単体の硬さを測定し、この硬さ情報を基準硬さ情報とし、該基準硬さ情報と前記培養組織の硬さ情報とを比較することに基づいて移植適性を判定する請求項７に記載の培養組織の品質管理方法。
9. 前記組織再生用基材はコラーゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、フィブロネクチン、フィブリン、キチン、キトサン、ラミニン、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸、アルギン酸カルシウム、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ポリグリコール酸、ポリ乳酸及びポリロタキサンのいずれか１つを含むことを特徴とする請求項７または請求項８に記載の培養組織の品質管理方法。
10. 前記培養組織の源となる細胞としては軟骨細胞、骨芽細胞、線維芽細胞、内皮細胞、上皮細胞、筋芽細胞、脂肪細胞、肝細胞、神経細胞またはこれらの前駆細胞の少なくとも１つであることを特徴とする請求項１乃至請求項９のいずれかに記載の培養組織の品質管理方法。
11. インビトロで培養される培養組織の硬さ情報を培養開始から所定の時間後に測定して、測定後の前記培養組織の硬さ情報の時間的変化を予測し、該予測結果に基づいて前記培養組織の培養条件を制御することを特徴とする培養組織の品質管理方法。
12. 前記予測結果から得られる硬さ情報に基づいて移植適正判定をおこない、該移植適正の判定結果に基づいて前記培養組織の培養条件を制御する請求項１１に記載の培養組織の品質管理方法。
13. 前記測定が、接触部、該接触部に連結された振動子及び該振動子の振動を検出する振動検出部とを備えた検出部と、該振動検出部からの検出結果に基づいた硬さ情報を算出する手段と、を有する硬さ測定装置を使用することを特徴とする請求項１１に記載の培養組織の品質管理方法。
14. 請求項１乃至１３のいずれかの品質管理方法を含む培養組織の製造方法。
15. 請求項１４の製造方法により作製された培養組織。