JP2002320925A - 電池分別用ゲート再設定方法 - Google Patents

電池分別用ゲート再設定方法

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JP2002320925A
JP2002320925A JP2001132074A JP2001132074A JP2002320925A JP 2002320925 A JP2002320925 A JP 2002320925A JP 2001132074 A JP2001132074 A JP 2001132074A JP 2001132074 A JP2001132074 A JP 2001132074A JP 2002320925 A JP2002320925 A JP 2002320925A
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Reizo Miyauchi
礼三 宮内
Masaaki Kurokawa
政秋 黒川
Ei Tsuzuki
鋭 都築
Hiroshi Hamano
濱野  宏
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池分別装置のゲート再設定に要する時間と
コストの軽減。 【解決手段】 客先側にて、分別率が低下した種類Bの
サンプル電池を電池分別装置10に投入し、サンプルデ
ータを取得して製造業者側へソコン12へ電子郵便等で
送信する。製造業者側では、受信したファイルのサンプ
ルデータを分析し、電池種類Bのゲートを切り直し、新
ゲートファイルを客先側へ電子的郵便等で返信する。客
先側では、電池分別装置10に対し、受信した新ゲート
ファイルを用いて電池種類B用のゲートを再設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池をその種類で分
別する際に用いられるゲートを再設定する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】使用済みの乾電池等は、環境汚染の防
止、資源の有効利用、リサイクル等のために、その種類
毎に分別することが望ましい。
【0003】このような用途の電池分別装置を、図3〜
図6を参照して、説明する。
【0004】図3に電池分別装置10の構成例を示す。
この電池分別装置10はセンサ20と、交番電源30
と、同期整流回路40と、判定装置50と、区分け装置
60を備えるものであり、判定装置50に電池分別用ゲ
ート、例えば図4に示すようなゲート1A、1B、1C
が設定されている。電池の分別には、電池の種類(例え
ば、アルカリ電池、マンガン電池、ニッカド電池等)に
信号の大きさが依存する2つの信号X、Yを用いて、2
つの信号X、Yが示す点(X、Y)がゲート1A、1
B、1Cのうちどの領域に位置するかを判定することに
より、分別対象の電池の種類がA、B、Cどれであるか
を同定するすることができる。図4中、1Aは種類Aの
電池に対応するゲート、1Bは種類Bの電池に対応する
ゲート、1Cは種類Cの電池に対応するゲートを示す。
【0005】一般に、電池分別用ゲートの設定は、電池
分別装置の製造業者により行われる。具体的には、電池
の種類A、B、C毎に、2つの信号X、Yのサンプルデ
ータから対応するゲート1A、1B、1Cを切り、これ
らを設定した状態で電池分別装置を客先に納入する。以
下、信号X、Yの検出原理を中心に、電池分別装置を説
明する。
【0006】センサ20は、図5に示すように、励磁コ
イル21と検出コイル22を同心に配置したものであ
り、使用済みの電池1に近接して配置される。このよう
なセンサ20の励磁コイル21に、交番電源30から高
周波電流を励磁信号23として流す。すると、電池1の
外装金属2及び内部構成体3に渦電流24が発生し、こ
の渦電流24によって磁界25が発生する。この磁界2
5が乾電池1の外装2を通過して検出コイル22と鎖交
することにより、検出コイル22に電圧が誘起し、検出
信号26として、同期整流回路40へ与えられる。
【0007】渦電流24により発生する磁界25の「位
相」及び「振幅」は、電池1の種類、例えば、大きさや
構造、並びに、その主成分である内部構成体3等によっ
て異なる。また、検出信号(誘起電圧)26は磁界25
と同様の交流信号であり、「位相」及び「振幅」という
2つの情報を持つが、これらは磁界25の位相及び振幅
に応じて変化する。従って、検出信号26の位相及び振
幅の変化を測定することにより、電池1の種類を同定す
ることができる。この同定は、同期整流回路40、判定
装置50により行われる。
【0008】同期整流回路40はロックインアンプ等と
して知られており、図6に示す原理により、検出信号2
6が持つ位相と振幅の情報を2つの電気的な信号27、
28にして、判定装置50へ出力する。図6において、
検出信号26の振幅をR、位相をθとすると、検出信号
26は、極座標系ではSP (R,θ)と表され、直交座
標系ではSC (X,Y)と表され、直交座標系のX軸を
極座標系の位相基準に一致させると、X=R・cos
θ、Y=R・sinθとなる。または、R=(X 2 +Y
2 1/2 、θ=tan-1Y/Xである。図6中、PはX
軸上にとった励磁信号23の振幅を示す。
【0009】そこで、同期整流回路40は、励磁信号2
3を位相基準として、検出信号26から、励磁信号23
と同相な成分の信号27と、励磁信号23に対して90
°位相が異なった成分の信号28を分離して出力する。
ここでは、信号27を励磁信号23と同相な成分として
いるので、これをX信号と呼ぶ。従って、信号28はY
信号となる。X信号27の大きさXはX軸上の座標を表
し、Y信号28の大きさはY軸上の座標を表す。判定装
置50は、電池分別用ゲート1A、1B、1Cを参照し
て、X信号27とY信号28から、電池1の種類A、
B、Cを同定する。判定装置50の同定結果は区分け装
置60に与えられ、同装置60が電池1を種類A、B、
C別に対応ケースに収容する等の区分けを行って、分別
する。
【0010】しかし、電池分別装置の運用中、電池のロ
ット等の違いにより、分別率の低下を引き起こすことが
ある。これは、図4に例示するように、例えば電池種類
Bに対して、今までのゲート1B(実線で示す領域)
を、電池ロットに応じた別のゲート1B’(破線で示す
領域)へ若干シフトすべきところ、そうはなっていない
ことが原因であると考えられる。このような分別率の低
下は、電池分別装置の据付け後、客先クレーム(分別率
の低下連絡)により判明する。
【0011】このような分別率低下の対策として、従来
は、電池分別装置の製造業者の係員が客先に出向いて、
分別率が低下した電池ロットのサンプルデータを取得
し、サンプルデータからゲートの切り直し(例えば1B
から1B’へ)を実施し、その後、切り直したゲートを
電池分別装置に再設定(ダウンロード)している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法は、製造業者の係員が客先に出向く必要があることか
ら、ゲートの再設定に要する時間とコストの増大を招い
ている。本発明の課題は、このような時間とコストの増
大を軽減する電池分別用ゲート再設定方法を提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
電池分別装置の分別率が低下したときに電池分別用ゲー
トを再設定する方法において、電池分別装置の客先側に
て、分別率が低下した種類に属する電池のサンプルデー
タを電池分別装置から取得し、電池分別装置の製造業者
側へ電子的通信手段を経由して送信すること、製造業者
側にて、受信したサンプルデータを基に対応する電池種
類のゲートを切り直し、この切り直したゲートのゲート
データを電子的通信手段を経由して客先側へ送信するこ
と、客先側にて、受信したゲートデータを用いて前記切
り直したゲートを電池分別装置に再設定することを特徴
とする電池分別用ゲート再設定方法である。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、客先側における前記サンプルデータの取得及び送
信、並びに、前記切り直したゲートの再設定を、電池分
別装置に接続した客先側コンピュータにより行い、製造
業者側における前記ゲートの切り直し並びに前記ゲート
データの送信を製造業者側コンピュータにより行うこと
を特徴とする電池分別用ゲート再設定方法である。
【0015】請求項3に係る発明は、電池分別装置の分
別率が低下したときに電池分別用ゲートを再設定する方
法において、少なくとも1つの電池種類に対し複数のゲ
ートデータをそれぞれの識別情報と一緒に持つゲートフ
ァイルを、電池分別装置の製造業者側及び客先側の双方
に予め用意すること、客先側にて、分別率が低下した種
類に属する電池のサンプルデータを電池分別装置から取
得し、製造業者側へ電子的通信手段を経由して送信する
こと、製造業者側にて、受信したサンプルデータを基に
対応する電池種類のゲートを切り直し、この切り直した
ゲートに最も近いゲートデータの識別情報を前記ゲート
ファイルから探索し、電子的通信手段経由して客先側へ
送信すること、客先側にて、受信した識別情報に対応す
るゲートデータを前記ゲートファイルから取得し、この
取得したゲートデータを用いて前記切り直したゲートを
電池分別装置に再設定することを特徴とする電池分別用
ゲート再設定方法である。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項3におい
て、客先側における前記サンプルデータの取得及び送
信、前記ゲートデータの取得、並びに、前記切り直した
ゲートの再設定を、電池分別装置に接続した客先側コン
ピュータにより行い、製造業者側における前記ゲートの
切り直し、並びに、前記識別情報の探索及び送信を製造
業者側コンピュータにより行うことを特徴とする電池分
別用ゲート再設定方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の一実施
形態例に係る電池分別用ゲート再設定方法を説明する。
図1において、符号10は、図3に示したものと同じ構
成の電池分別装置を示し、客先に据付けられており、便
宜上、図4に示した電池分別用ゲート1A、1B、1C
を用いて、電池の種類A、B、Cを分別するものとす
る。この電池分別装置10には、電池分別装置10を管
理する手段として、パーソナルコンピュータ(以下、パ
ソコンと呼ぶ)11が接続されている。電池分別装置1
0の製造業者側には、電池分別用ゲートを切り直すため
の手段として、パソコン12が用意されている。これら
客先側パソコン11と製造業者側パソコン12は通信機
能を有しており、インターネットやモデム回線等の適宜
な電子的通信手段13により接続される。
【0018】或る種類の電池に対する分別率が低下した
時、下記及び図1に示す手順〜により、電池分別用
ゲートの再設定を行う。ここでは、便宜上、図4中の電
池種類Bについて分別率が低下したと仮定して説明す
る。 客先側では、分別率が低下した種類例えばBの電池を
適宜数、サンプル電池として電池分別装置10に投入す
る。この電池投入は、客先側の係員により行われたり、
あるいは、適宜な投入用機械で行われたりする。 この時、サンプル電池毎に求まる前述したX信号27
とY信号28との組合せ(X,Y)をサンプルデータと
して、客先側パソコン11により電池分別装置10から
取得する。 次いで、取得したサンプルデータをその電池種類Bを
表すデータとともに、サンプルデータファイルとして、
パソコン11から製造業者側パソコン12へ、電子郵送
等、電子的通信手段13を経由して送信する。 製造業者側では、今までに蓄積したゲート作成用のノ
ウハウを利用してパソコン12により、受信したファイ
ルのサンプルデータを分析し、電池種類Bのゲートを、
サンプルデータに適したゲート1B’に切り直す。 次いで、この切り直したゲート1B’のゲートデータ
をその電池種類Bを表すデータとともに、新ゲートファ
イルとして、パソコン12から客先側パソコン11へ、
電子郵送等、電子的通信手段13を経由して返信(送
信)する。 客先側では、パソコン11により、電池分別装置10
(特に、図3中の判定装置50)に対し、受信した新ゲ
ートファイルを用いて電池種類B用のゲートを1Bから
1B’へ再設定(ダウンロード)する。
【0019】従って、上記の方法を電池分別用ゲート再
設定装置として捕らえれば、同装置は電池分別装置10
に接続された客先側コンピュータ11と、このコンピュ
ータ11に電子的通信手段13により接続された製造業
者側コンピュータ12からなり、客先側コンピュータ1
1は、分別率が低下した種類に属する電池のサンプルデ
ータを電池分別装置10から取得する機能と、製造業者
側コンピュータ12へ電子的通信手段13を経由して送
信する機能と、製造業者側コンピュータ12から受信し
たゲートデータを用いて切り直されたゲートを電池分別
装置10に再設定する機能とを有し、製造業者側コンピ
ュータ12は客先側コンピュータ11から受信したサン
プルデータを基に対応する電池種類のゲートを切り直
し、この切り直したゲートのゲートデータを電子的通信
手段13を経由して客先側コンピュータ11へ送信する
機能を有するものであるということができる。
【0020】次に、図2を参照して、本発明の他の実施
形態例に係る電池分別用ゲート再設定方法を説明する。
図2において、電池分別装置10は図3に示したものと
同じ構成であり、図4に示した電池分別用ゲート1A、
1B、1Cを用いて電池の種類A、B、Cを分別する。
この電池分別装置10は、図1に示したものと同様、客
先側に据付けられており、電池分別装置10にはパソコ
ン11が管理用手段として接続され、製造業者側にはパ
ソコン12が電池分別用ゲートの切り直し用手段として
用意されている。これらのパソコン11、12は適宜な
電子的通信手段13により接続される。
【0021】更に、客先側の電池分別装置10あるいは
パソコン11には、ゲートファイル14aが予め用意さ
れている。製造業者側のパソコン12にも同様に、ゲー
トファイル14bが予め用意されている。2つのゲート
ファイル14a、14bは同じ内容であり、本例では、
電池種類Aについて複数n個の異なるゲートを表すゲー
トデータを、電池種類Bについても複数n個の異なるゲ
ートを表すゲートデータと、電池種類Cについても複数
n個の異なるゲートを表すゲートデータを持っている。
【0022】ここで、電池種類をi(i=A、B、
C)、同一電池種類内のゲートデータ番号をj(j=
1、2、…、n)で表し、記号ijを3n個のうち個々
のゲートデータの識別情報とする。例えば、B1は電池
種類Bの1番目のゲートデータを表す。
【0023】本例では、或る種類の電池に対する分別率
が低下した時、下記及び図2に示す手順〜により、
電池分別用ゲートの再設定を行う。ここでは、便宜上、
図4中の電池種類Bについて分別率が低下したと仮定
し、更に、切り直したゲート1B’は電池種類Bの複数
n個のゲートデータのうち、1番目のものに最も近いと
仮定して説明する。 客先側では、分別率が低下した種類例えばBの電池を
適宜数、サンプル電池として電池分別装置10に投入す
る。この電池投入は、客先側の係員により行われたり、
あるいは、適宜な投入用機械で行われたりする。 この時、サンプル電池毎に求まる前述したX信号27
とY信号28との組合せ(X,Y)をサンプルデータと
して、客先側パソコン11により電池分別装置10から
取得する。 次いで、取得したサンプルデータをその電池種類Bを
表すデータとともに、サンプルデータファイルとして、
パソコン11から製造業者側パソコン12へ、電子郵送
等、電子的通信手段13を経由して送信する。 製造業者側では、今までに蓄積したゲート生成用のノ
ウハウを利用してパソコン12により、受信したファイ
ルのサンプルデータを分析し、電池種類Bのゲートを、
サンプルデータに適したゲート1B’に切り直す。 次いで、切り直したゲート1B’に最も近いゲートデ
ータの識別情報ij(本例ではij=B1)をゲートフ
ァイル14bからパソコン12により探索し、客先側パ
ソコン11へ、電子郵送等、電子的通信手段13を経由
して返信(送信)する。 客先側では、パソコン11により、受信した識別情報
B1に対応するゲートデータをゲートファイル14aか
ら取得し、このゲートデータを用いて電池分別装置10
(特に、図3中の判定装置50)に対し、電池種類B用
のゲートを1Bから1B’へ再設定(ダウンロード)す
る。
【0024】本例では、2つのゲートファイル14a、
14bはともに、全ての電池種類について異なる複数の
ゲートを表すゲートデータを持っているとしたが、少な
くとも1つの電池種類に対し複数のゲートデータを持つ
ものであれば良い。
【0025】上記の方法を電池分別用ゲート再設定装置
として捕らえれば、同装置は電池分別装置10に接続さ
れた客先側コンピュータ11と、このコンピュータ11
に電子的通信手段13により接続された製造業者側コン
ピュータ12と、客先側のゲートファイル14aと、製
造業者側のゲートファイル14bからなり、客先側コン
ピュータ11は、分別率が低下した種類に属する電池の
サンプルデータを電池分別装置10から取得する機能
と、製造業者側コンピュータ12へ電子的通信手段13
を経由して送信する機能と、製造業者側コンピュータ1
2から受信した識別情報ijに対応するゲートデータを
ゲートファイル14aから取得する機能と、取得したゲ
ートデータを用いて切り直されたゲートを電池分別装置
10に再設定する機能とを有し、製造業者側コンピュー
タ12は客先側コンピュータ11から受信したサンプル
データを基に対応する電池種類のゲートを切り直す機能
と、この切り直したゲートに最も近いゲートデータの識
別情報ijを下とファイル14bから探索する機能と、
この探索した識別情報を電子的通信手段13を経由して
客先側コンピュータ11へ送信する機能を有するもので
あるということができる。
【0026】上記の説明では、電池分別装置10におい
ては、図3、図4に示すように直交座標系のX信号とY
信号を用いて電池分別用ゲート1A、1B、1Cを設定
し、電池種類A、B、Cを同定するものとしているが、
前述のように、直交座標系と極座標系にはX=R・co
sθ、Y=R・sinθという関係があるから、R信号
((=X2 +Y2 1/2 )とθ信号(=tan-1Y/
X)を用いて、電池分別用ゲートの設定及び電池種類の
同定を行うこともできる。
【0027】また、上記の説明では、電池分別装置10
における励磁信号23の周波数について特に触れていな
いが、一定周波数でも良く、あるいは、電池種類による
渦電流24の変化、従って検出信号26の様相が周波数
によって異なることに着目して、励磁信号23の周波数
を複数にしても良い。この場合、複数の周波数による検
出信号26の変化状態を同時に測定し、変化の状態を分
析することにより、電池種類の分別精度が向上させるこ
とができる。励磁信号23の周波数が複数の場合は、X
信号とY信号を周波数別に検出し、また、電池分別用ゲ
ートを周波数別に設定することになる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る発明では、電池分別装置
の客先側にて、分別率が低下した種類に属する電池のサ
ンプルデータを電池分別装置から取得し、電池分別装置
の製造業者側へ電子的通信手段を経由して送信し、製造
業者側にて、受信したサンプルデータを基に対応する電
池種類のゲートを切り直し、この切り直したゲートのゲ
ートデータを電子的通信手段を経由して客先側へ送信
し、客先側にて、受信したゲートデータを用いて前記切
り直したゲートを電池分別装置に再設定するので、従来
のように製造業者の係員が客先へ出向く必要がなくなる
ため、ゲート再設定に要する時間及びコストが軽減す
る。
【0029】請求項2に係る発明では、客先側における
前記サンプルデータの取得及び送信、並びに、前記切り
直したゲートの再設定を、電池分別装置に接続した客先
側コンピュータにより行い、製造業者側における前記ゲ
ートの切り直し並びに前記ゲートデータの送信を製造業
者側コンピュータにより行うので、ゲート再設定に関与
する人手が軽減する。
【0030】請求項3に係る発明では、少なくとも1つ
の電池種類に対し複数のゲートデータをそれぞれの識別
情報と一緒に持つゲートファイルを、電池分別装置の製
造業者側及び客先側の双方に予め用意し、客先側にて、
分別率が低下した種類に属する電池のサンプルデータを
電池分別装置から取得し、製造業者側へ電子的通信手段
を経由して送信し、製造業者側にて、受信したサンプル
データを基に対応する電池種類のゲートを切り直し、こ
の切り直したゲートに最も近いゲートデータの識別情報
を前記ゲートファイルから探索し、電子的通信手段を経
由して客先側へ送信し、客先側にて、受信した識別情報
に対応するゲートデータを前記ゲートファイルから取得
し、この取得したゲートデータを用いて前記切り直した
ゲートを電池分別装置に再設定するので、従来のように
製造業者の係員が客先へ出向く必要がなくなるため、ゲ
ート再設定に要する時間及びコストが軽減するととも
に、製造業者側から客先側へ送信するデータ量がゲート
データの送信に比べて軽減する。
【0031】請求項4に係る発明では、客先側における
前記サンプルデータの取得及び送信、前記ゲートデータ
の取得、並びに、前記切り直したゲートの再設定を、電
池分別装置に接続した客先側コンピュータにより行い、
製造業者側における前記ゲートの切り直し、並びに、前
記識別情報の探索及び送信を製造業者側コンピュータに
より行うので、ゲート再設定に関与する人手が軽減す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る電池分別用ゲート
再設定方法を装置構成とともに示す図。
【図2】本発明の他の実施形態例に係る電池分別用ゲー
ト再設定方法を装置構成とともに示す図。
【図3】電池分別装置の構成例を示す図。
【図4】電池分別用ゲートの例を示す図。
【図5】電池分別用センサの動作原理を示す図。
【図6】同期整流回路により2つの信号X、Yを求める
原理を説明する図。
【符号の説明】
A、B、C 電池種類 1 電池 1A、1B、1C 電池分別用ゲート 2 電池の外装金属 3 電池の内部構成体 10 電池分別装置 11 客先側パソコン 12 製造業者側パソコン 13 電子的通信手段 14a 客先側ゲートファイル 14b 製造業者側ゲートファイル 20 センサ 21 励磁コイル 22 検出コイル 23 励磁信号 24 渦電流 25 磁界 26 検出信号 27 X信号 28 Y信号 30 交番電源 40 同期整流回路 50 判定装置 60 区分け装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都築 鋭 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 濱野 宏 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 2G053 AB21 BA02 BB11 BC03 3F079 AD00 CA37 CB21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池分別装置の分別率が低下したときに
    電池分別用ゲートを再設定する方法において、電池分別
    装置の客先側にて、分別率が低下した種類に属する電池
    のサンプルデータを電池分別装置から取得し、電池分別
    装置の製造業者側へ電子的通信手段を経由して送信する
    こと、製造業者側にて、受信したサンプルデータを基に
    対応する電池種類のゲートを切り直し、この切り直した
    ゲートのゲートデータを電子的通信手段を経由して客先
    側へ送信すること、客先側にて、受信したゲートデータ
    を用いて前記切り直したゲートを電池分別装置に再設定
    することを特徴とする電池分別用ゲート再設定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電池分別用ゲート再設
    定方法において、客先側における前記サンプルデータの
    取得及び送信、並びに、前記切り直したゲートの再設定
    を、電池分別装置に接続した客先側コンピュータにより
    行い、製造業者側における前記ゲートの切り直し並びに
    前記ゲートデータの送信を製造業者側コンピュータによ
    り行うことを特徴とする電池分別用ゲート再設定方法。
  3. 【請求項3】 電池分別装置の分別率が低下したときに
    電池分別用ゲートを再設定する方法において、少なくと
    も1つの電池種類に対し複数のゲートデータをそれぞれ
    の識別情報と一緒に持つゲートファイルを、電池分別装
    置の製造業者側及び客先側の双方に予め用意すること、
    客先側にて、分別率が低下した種類に属する電池のサン
    プルデータを電池分別装置から取得し、製造業者側へ電
    子的通信手段を経由して送信すること、製造業者側に
    て、受信したサンプルデータを基に対応する電池種類の
    ゲートを切り直し、この切り直したゲートに最も近いゲ
    ートデータの識別情報を前記ゲートファイルから探索
    し、電子的通信手段を経由して客先側へ送信すること、
    客先側にて、受信した識別情報に対応するゲートデータ
    を前記ゲートファイルから取得し、この取得したゲート
    データを用いて前記切り直したゲートを電池分別装置に
    再設定することを特徴とする電池分別用ゲート再設定方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電池分別用ゲート再設
    定方法において、客先側における前記サンプルデータの
    取得及び送信、前記ゲートデータの取得、並びに、前記
    切り直したゲートの再設定を、電池分別装置に接続した
    客先側コンピュータにより行い、製造業者側における前
    記ゲートの切り直し、並びに、前記識別情報の探索及び
    送信を製造業者側コンピュータにより行うことを特徴と
    する電池分別用ゲート再設定方法。
JP2001132074A 2001-04-27 2001-04-27 電池分別用ゲート再設定方法 Withdrawn JP2002320925A (ja)

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