JP2002304626A - データ分類装置および物体認識装置 - Google Patents

データ分類装置および物体認識装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カテゴリの分布に関わらず、入力デー
タを正確なカテゴリに分類すること。 【解決手段】 本発明は、複数のモデルデータからな
るモデルデータ群を所定の項目に従って分類することで
モデルデータ群をアプリケーションが求めるカテゴリよ
り小さい分布を持つクラス毎に分類し、このクラスの代
表値と入力された入力データを比較し、入力データと最
も類似度の高い代表値を持つクラスを判定し、この判定
したクラスが属するカテゴリを求めることで入力データ
のカテゴリを求めるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたデータ
をカテゴリに分類するデータ分類装置およびデータ分類
装置を具備した物体認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力された入力データを、ア
プリケーションが求めるカテゴリに分類するデータ分類
装置がある。従来のデータ分類装置は、入力データがど
のカテゴリに入るかを分類する際に、まず、入力データ
のベクトルと、夫々のカテゴリの代表ベクトルとを求め
る。カテゴリの代表ベクトルは、カテゴリに含まれる全
モデルデータのベクトルの重心ベクトルである。
【0003】次に、従来のデータ分類装置は、入力デー
タのベクトルと、カテゴリの代表ベクトルとを比較し、
入力データのベクトルと最も類似度の高い代表ベクトル
を持つカテゴリを検出する。そして、従来のデータ分類
装置は、入力データを、最も類似度の高い代表ベクトル
を持つカテゴリに分類する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カテゴ
リの代表ベクトルが正確にカテゴリの分布を示さない場
合がある。例えば、図19に示すように、カテゴリAが
広くかつ中心部分が空になるように分布し、カテゴリB
が小さくかつカテゴリAの中心部分に分布している場合
である。この場合、カテゴリAの代表ベクトルの位置は
a点に、カテゴリBの代表ベクトルはb点になり、それ
ぞれのカテゴリの代表ベクトル間の位置が非常に近くな
る。そこに、点cのベクトルであらわされる入力データ
が入力されると、入力データはカテゴリAの代表ベクト
ルと類似度が高く、入力データはカテゴリAに分類され
ることになる。しかし、実際には、カテゴリAとカテゴ
リBの分布を考えると、入力データはカテゴリBと類似
度が高く、カテゴリBに分類されるべきである。
【0005】このように、従来のデータ分類装置におい
ては、入力データが適切なカテゴリに分類されない場合
がある。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、カテゴリの分布に関わらず、入力データを正確
なカテゴリに分類することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のモデル
データからなるモデルデータ群を所定の項目に従って分
類することでモデルデータ群をアプリケーションが求め
るカテゴリより小さい分布を持つクラス毎に分類し、こ
のクラスの代表値と入力された入力データを比較し、入
力データと最も類似度の高い代表値を持つクラスを判定
し、この判定したクラスが属するカテゴリを求めること
で入力データのカテゴリを求めるようにしたものであ
る。
【0008】これにより、入力データとクラスを比較す
ることで、入力データの属するカテゴリが求められる。
この結果、カテゴリの分布の大小に関わらず、入力デー
タを正確なカテゴリに分類することができるので、デー
タ分類の精度を上げることができ、実用的なデータ分類
をすることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様にかかるデー
タ分類装置は、複数のモデルデータからなるモデルデー
タ群を所定の項目に従って分類することで前記モデルデ
ータ群をアプリケーションが求める分類であるカテゴリ
より小さい分布を持つクラス毎に分類するクラス構築手
段と、前記クラス毎に分類された前記モデルデータ群の
データを用いて前記クラスの代表値を求める代表値算出
手段と、外部から入力された入力データと前記代表値と
を比較し、前記入力データと最も類似度の高い前記代表
値を持つ前記クラスを判定するクラス判定手段と、判定
した前記クラスを用いて前記入力データの属する前記カ
テゴリを求めるカテゴリ判定手段と、を具備した構成を
採る。
【0010】この構成により、入力データとクラスの代
表値を比較することで、入力データの属するクラスが求
めることができ、さらに、入力データの属するクラスか
ら入力データの属するカテゴリを求めることができる。
また、クラスはカテゴリよりも小さい分布を持つので入
力データの属するクラスを正確に求めることができるの
で、入力データの属するクラスから入力データの属する
カテゴリが正確に判断できる。つまり、カテゴリの分布
の大小に関わらず、入力データの属するカテゴリが正確
に判断できる。よって、データ分類の精度を上げること
ができ、実用的なデータ分類をすることが可能となる。
【0011】本発明の第2の態様は、第1の態様にかか
るデータ分類装置において、前記クラスは、複数の前記
カテゴリに属さないような分布を持つ。
【0012】このように、クラスが複数のカテゴリに属
さないようにクラスを細分化することにより、入力デー
タの属するクラスから入力データの属するカテゴリを正
確に判定できる。
【0013】本発明の第3の態様は、第2の態様にかか
るデータ分類装置において、前記カテゴリ判定手段が前
記入力データの属する前記カテゴリが複数あると判断し
た場合に、前記クラス構築手段が前記所定の項目に新た
な項目を加えて前記クラスを分類することで、前記クラ
スの分布が複数の前記カテゴリに属さないようにする。
【0014】このように、クラスの分布が複数のカテゴ
リに属さないようになるまで、クラスの再構成を行うこ
とで、モデルデータ群を適切にクラス分けすることがで
きる。この結果、入力データの属するクラスから入力デ
ータの属するカテゴリを正確に判定できる。
【0015】本発明の第4の態様は、第1の態様から第
3の態様のいずれかにかかるデータ分類装置において、
前記クラス毎の特徴が明確になるように座標系に変換す
る特徴抽出行列を算出する行列算出手段を具備し、前記
カテゴリ判定手段は前記特徴抽出行列により変換した前
記入力データおよび前記代表値を比較することで前記入
力データと最も類似度の高い前記代表値を持つ前記クラ
スを判定する。
【0016】このように、入力データとクラスの比較
が、各クラスの特徴が大きく現れた座標系で行うことが
できる。このように、分類に適した座標系に変換した後
に、入力データとクラスとを比較することで、入力デー
タの正確な比較を行える。よって、入力データとクラス
の分類が正確に行える。
【0017】本発明の第5の態様は、第4の態様にかか
るデータ分類装置において、前記行列算出手段は、前記
クラス内の前記モデルデータ群のクラス内分散が小さく
なるように座標系を変換する特徴抽出行列を算出する。
【0018】これにより、クラス内のモデルデータの分
布を小さくした状態で、入力データとクラスとの比較を
行える。つまり、クラスの分布の特徴が明らかな状態で
入力データとクラスとの比較を行えるので、入力データ
のクラスとの比較が正確に行えるようになる。
【0019】本発明の第6の態様は、第4の態様にかか
るデータ分類装置において、前記行列算出手段は、前記
クラスの前記クラス間のクラス間分散が大きくなるよう
に座標系を変換する特徴抽出行列を算出する。
【0020】これにより、クラス間のクラス分布を大き
くした状態で、入力データとクラスとの比較を行える。
つまり、クラスの分布の特徴が明らかな状態で入力デー
タとクラスとの比較を行えるので、入力データのクラス
との比較が正確に行えるようになる。
【0021】本発明の第7の態様は、第4の態様にかか
るデータ分類装置において、前記行列算出手段は、前記
クラス内の前記モデルデータ群のクラス内分散が小さ
く、かつ前記クラスの前記クラス間のクラス間分散が大
きくなるように座標系を変換する特徴抽出行列を算出す
る。
【0022】これにより、クラス内のモデルデータの分
布を小さくすると共に、クラス間のクラス分布を大きく
した状態で、入力データとクラスとの比較を行える。つ
まり、クラスの分布の特徴が明らかな状態で入力データ
とクラスとの比較を行えるので、入力データのクラスと
の比較が正確に行えるようになる。
【0023】本発明の第8の態様は、第7の態様にかか
るデータ分類装置において、前記行列算出手段は、前記
クラス内に含まれる前記モデルデータ群のクラス内共分
散行列に対する前記クラス間のクラス間共分散行列の比
である分散比が最大になるように座標系を変換する特徴
抽出行列を算出する。
【0024】このような分散比が最大となる座標系に変
換することで、クラス間共分散ができるだけ大きくかつ
クラス内共分散ができるだけ小さくなる。また、分散比
が最大となる座標系に変換する行列を求めることで、特
徴抽出行列を容易に求めることができる。
【0025】本発明の第9の態様は、第7の態様にかか
るデータ分類装置において、前記行列算出手段は、前記
クラス内に含まれる前記モデルデータ群のクラス内共分
散行列に対する前記モデルデータ群の共分散行列との比
である分散比が最大になるように座標系を変換する特徴
抽出行列を算出する。
【0026】このような分散比が最大となる座標系は、
モデルデータ群の共分散行列が大きくかつクラス内共分
散が小さくなる座標系であるので、この分散比が最大と
なる座標系に変換する行列を求めることで、特徴抽出行
列を容易に求めることができる。
【0027】本発明の第10の態様は、第8の態様また
は第9の態様にかかるデータ分類装置において、前記ク
ラス構築手段は、前記全モデルデータ群の共分散行列が
単位行列になる座標系に変換してから、前記モデルデー
タ群のクラス分けを行う。
【0028】これにより、全モデルデータの共分散行列
が単位行列になるように座標系を変換してからクラス分
けを行うことができる。この結果、、容易に特徴抽出行
列を求められる。
【0029】本発明の第11の態様は、第1の態様から
第10の態様のいずれかにかかるデータ分類装置におい
て、前記クラス構築手段は、前記クラス内の前記モデル
データ群のクラス内分散が最小になるように前記モデル
データ群のクラス分けを行う。
【0030】このようにクラス内分散を小さくするよう
にモデルデータをクラス分けすることで、クラス間の特
徴を明確にできる。
【0031】本発明の第12の態様は、第1の態様から
第11の態様のいずれかにかかるデータ分類装置におい
て、前記モデルデータを前記モデルデータから取り出し
た一部のデータの画素値を1次元ベクトルに表現したモ
デルパターンベクトルとして扱い、前記入力データを前
記入力データから取り出した一部のデータの画素値を1
次元ベクトルに表現した入力パターンベクトルとして扱
う。
【0032】これにより、モデルデータおよび入力デー
タの分類対象の領域を絞り込むことができ、入力データ
の属するクラスの判定が効率的かつ正確にできる。
【0033】本発明の第13の態様にかかる物体認識装
置は、第1の態様から第12の態様のいずれかに記載の
データ分類装置を具備し、前記カテゴリを物体の種別と
し前記モデルデータを前記種別で分類し、前記入力デー
タの属する前記カテゴリを判定することで、前記入力デ
ータの前記種別を判定する。
【0034】この構成により、正確に入力データの種別
を判定することができる。
【0035】本発明の第14の態様にかかる物体認識装
置は、第1の態様から第12の態様のいずれかに記載の
データ分類装置を具備し、前記カテゴリを物体までの距
離とし前記モデルデータを前記物体までの距離で分類
し、前記入力データの属する前記カテゴリを判定するこ
とで、前記入力データの実空間上の距離を判定する。
【0036】この構成により、正確に入力データの実空
間上の距離を判定することができる。
【0037】本発明の第15の態様は、複数のモデルデ
ータからなるモデルデータ群を所定の項目に従って分類
することで前記モデルデータ群をアプリケーションが求
めるカテゴリより小さい分布を持つクラス毎に分類し、
前記クラス毎に分類された前記モデルデータ群から前記
クラスの代表値を求め、外部から入力された入力データ
と前記代表値とを比較し、前記入力データと最も類似度
の高い前記代表値を持つ前記クラスを判定し、判定した
前記クラスを用いて前記入力データの属する前記カテゴ
リを求めることを特徴とするデータ分類方法である。
【0038】本発明の第16の態様は、コンピュータ
に、複数のモデルデータからなるモデルデータ群を所定
の項目に従って分類することで前記モデルデータ群をア
プリケーションが求めるカテゴリより小さい分布を持つ
クラス毎に分類させ、前記クラス毎に分類された前記モ
デルデータ群から前記クラスの代表値を求めさせ、外部
から入力された入力データと前記代表値とを比較させ、
前記入力データと最も類似度の高い前記代表値を持つ前
記クラスを判定させ、判定した前記クラスを用いて前記
入力データの属する前記カテゴリを求めさせることを特
徴とするプログラムである。
【0039】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1にかかるデータ分類装置について添付図面を用いて
説明する。まず、実施の形態1におけるデータ分類装置
の構成について図1を用いて説明する。図1は、実施の
形態1にかかるデータ分類装置のブロック図である。
【0040】実施の形態1にかかるデータ分類装置10
0は、コンピュータシステム101を中心とした構成を
採っている。
【0041】コンピュータシステム101には、プログ
ラムに基づいて所定の処理を行うCPU102が設けら
れている。プログラムは、メモリ103に格納されてい
る。また、メモリ103は、プログラムを格納するほか
に、CPU102のワーク用のメモリとして使用され
る。
【0042】また、コンピュータシステム101には、
外部とのデータのやり取りをするインターフェースユニ
ット(以下、I/Fとする)104〜107が設けられ
ている。
【0043】I/F104は、CPU102により制御
され、外部に設けられた画像データを保存する大規模な
画像データベース108から送られてくる画像データを
受信し、画像メモリ109に格納する。なお、画像デー
タベース108は、2次記憶装置や光磁気ディスクなど
で構成されている。また、I/F104は、画像メモリ
109に格納されたデータを読み出す動作もする。
【0044】I/F105は、CPU102により制御
され、物体の画像を撮影するためのビデオカメラ(以
下、カメラという)110から送られてきた画像データ
を受信し、画像メモリ111に格納する。また、I/F
105は、画像メモリ111に格納されたデータを読み
出す動作もする。
【0045】I/F106は、入力手段であるキーボー
ド112から入力された情報をCPU102などに送
る。また、I/F106は、表示手段であるディスプレ
イ113に対して表示データを送信する。
【0046】I/F107は、カメラ110から入力さ
れた画像データをデータ分類装置100が分類した結果
を出力端子118に対して送信する。なお、入力された
画像データを分類する処理については後述する。
【0047】また、コンピュータシステム101には、
画像メモリ109、111に格納された画像データの画
素値を1次元ベクトルに表現したパターンベクトルを格
納するパターンベクトルメモリ114が設けられてい
る。また、画像データをパターンベクトルに変換する処
理は、CPU102が行う。
【0048】また、コンピュータシステム101には、
画像データベース108から入力された種々のモデルで
ある画像データ(以下、モデルデータという)をパター
ンベクトルに変換したモデルパターンベクトルを格納し
ているカテゴリ構成モデルデータデータベース115が
設けられている。カテゴリ構成モデルデータデータベー
ス115に格納されたパターンベクトルは、カテゴリ毎
に分類されて格納されている。
【0049】また、コンピュータシステム101には、
カテゴリ構成モデルデータデータベース115に格納さ
れたカテゴリ構成のモデルデータを、カテゴリよりも小
さい分布をもつクラス毎に分類し格納したクラス構成モ
デルデータデータベース116が設けられている。ま
た、カテゴリ構成されたモデルデータをクラス構成に再
構成する処理は、CPU102が行う。
【0050】また、コンピュータシステム101内部の
各構成は、CPUバス117により接続されており、C
PUバス117を介して情報の送受信を行う。
【0051】以上のように構成されたデータ分類装置1
00は、カメラ110から入力された画像データ(以
下、入力画像データ)がクラス構成モデルデータデータ
ベース116に登録されているクラスのうち、どのクラ
スに一番類似しているかを判断することでデータ分類を
行う。データ分類装置100のデータ分類処理は、カテ
ゴリ毎に分けられたカテゴリ構成モデルデータデータベ
ース115からクラス構成モデルデータデータベース1
16の構築を行うオフライン処理と、入力画像データが
クラス構成モデルデータデータベース116のどのクラ
スに最も類似するかのクラス判定を行うオンライン処理
とに大別される。
【0052】次に、データ分類装置100のオフライン
処理について説明する。オフライン処理の目的は、カテ
ゴリ構成モデルデータデータベース115から、クラス
構成モデルデータデータベース116を構築することで
ある。このオフライン処理が、本発明の特徴である。ま
ず、データ分類装置100のオフライン処理を行うため
の構成について図2を用いて説明する。図2は、実施の
形態1にかかるデータ分類装置のオフライン処理のため
の機能ブロック図である。なお、既に説明した部分と同
一の部分には同一の符番を付与する。
【0053】画像データベース108には、複数のモデ
ルデータが格納されている。モデルデータは、I/F1
04を介して画像メモリ109に格納される。
【0054】また、データ分類装置100には、画像メ
モリ109に格納されたモデルデータからモデルパター
ンを作成し、さらにモデルパターンからパターンベクト
ルを作成するパターンベクトル作成部201が設けられ
ている。モデルパターンは、モデルデータから任意に長
方形の部分画像を抽出したものである。パターンベクト
ルは、モデルパターンの画素値を1次元ベクトルに表現
したベクトルである。なお、モデルパターンの大きさ及
びその形はいかなる物であっても良い。また、パターン
ベクトルは、エッジ画像をベクトル化したものであって
も、二値画像の座標情報を1次元ベクトルに表現したベ
クトル等であっても良い。
【0055】次に、パターンベクトル作成部201は、
作成したパターンベクトルに対応するモデルパターン
(モデルデータでも良い)をディスプレイ113に表示
する。そして、パターンベクトル作成部201は、表示
されたモデルパターンを見たユーザがキーボード112
から入力した、モデルパターンに対応するカテゴリ情報
を得る。そして、パターンベクトル作成部201は、作
成したパターンベクトルを、ユーザが入力したカテゴリ
毎に分類した状態で、カテゴリ構成モデルデータデータ
ベース115に格納する。なお、ユーザが入力するカテ
ゴリ情報は、データ分類装置100のアプリケーション
が求めるカテゴリ情報である。
【0056】また、パターンベクトル作成部201は、
カテゴリ構成モデルデータデータベース115に作成し
たモデルデータのパターンベクトルを格納する際に、パ
ターンベクトルに分類したカテゴリ名を記述したラベル
をつける。また、ラベルとは、モデルパターンの種類や
所属等を表現する情報である。
【0057】カテゴリ構成モデルデータデータベース1
15の構成について、図3を用いて説明する。図3は、
実施の形態1にかかるカテゴリ構成モデルデータデータ
ベースの構成を示す図である。
【0058】図3からわかるようにカテゴリ構成モデル
データデータベース115には、アプリケーションが求
めるカテゴリ401と、カテゴリ401に対応するモデ
ルデータ402との組が複数格納されている。なお、カ
テゴリ構成モデルデータデータベース115に格納され
るモデルデータはパターンベクトルになっている。
【0059】また、アプリケーションが求めるカテゴリ
としては、人物を示す「Aさん」「Bさん」「Cさん」
などのカテゴリや、車のタイプを示す「セダン」「トラ
ック」「RV」などのカテゴリや、物体までの距離を示
す情報など、さまざまなカテゴリが考えられる。また、
カテゴリ401に対応するモデルデータには、カテゴリ
401の名前のラベルが付与されている。図3の例で
は、画像a1、画像a2には「A」というラベルが、画
像b1、画像b2には「B」というラベルが、画像c
1、画像c2には「C」というラベルが、付与されてい
る。
【0060】また、データ分類装置100には、カテゴ
リ構成モデルデータデータベース115にカテゴリ毎に
格納されたモデルデータをデータ分類装置100が分類
しやすくなるようなクラス構成に再構成するクラス構成
構築部202が設けられている。クラス構成構築部20
2は、カテゴリ構成モデルデータデータベース115か
らパターンベクトルを抽出し、パターンベクトルをモデ
ルパターンに変換しI/F106を介してディスプレイ
113に送信し、表示する。そして、クラス構成構築部
202は、ディスプレイ113に表示されたモデルパタ
ーンを見たユーザがキーボード112から入力した、所
定の項目に対応するモデルパターンの種別情報をI/F
106を介して得る。そして、クラス構成構築部202
は、カテゴリ構成モデルデータデータベース115のパ
ターンベクトルをモデルパターンの種別情報によりクラ
ス構成に構成し直した状態で、クラス構成モデルデータ
データベース116に格納する。
【0061】また、所定の項目とは、モデルデータ(モ
デルパターン)をクラス分けするための基準情報であ
る。また、本実施の形態では、クラスに分類する際の項
目をアプリケーションの要する分類目的に従って自由
に、複数かつ階層化して持つことができる。項目の具体
例としては、モデルパターンの大きさ、モデルパターン
のエッジ画像のエッジ量、モデルパターンの平均濃淡値
レベル(白〜灰〜黒、あるいは色)、モデルパターンの
種類、モデルパターンの形状、撮影カメラの種類、モデ
ルパターンの色、モデルデータとカメラ間の距離、モデ
ルデータの撮影時期、モデルデータが人の顔データの場
合には顔の向き、表情、顔の色、および髪型、モデルデ
ータを撮影した際の光源の種類、モデルデータの撮影し
た際の光源の方向、画像内のサイズ、などがある。
【0062】また、ユーザがキーボード112から入力
する種別情報は、項目によりモデルデータ(モデルパタ
ーン)を分類する情報である。入力する種別情報は、例
えば、分類モデルパターンをクラス分けする項目が、モ
デルデータのパターンの大きさである場合は「大」
「中」「小」などの大きさ情報、項目がモデルデータの
エッジ画像のエッジ量である場合はエッジ量情報、項目
がモデルデータの平均濃淡値レベル(白〜灰〜黒、ある
いは色)である場合は平均濃淡値レベル情報、項目がモ
デルデータの種類である場合は人物名や車名などの種類
情報、項目が形状である場合は具体的な形状を示す形状
情報である。
【0063】また、クラス構成構築部202は、クラス
ごとに含まれるモデルデータのパターンベクトルの重心
の値を代表ベクトルとしてクラス構成モデルデータデー
タベース116に格納する。なお、クラス毎の代表値
は、モデルデータのパターンベクトルの平均値など、モ
デルデータの特徴が現れる値であれば良い。
【0064】また、クラス構成構築部202は、モデル
データに、分類したクラスのラベルをつけ、クラス構成
モデルデータデータベース116に格納する。また、ク
ラスのラベルには、モデルデータが所属するクラスを識
別する情報である(クラス番号やクラス名)と、クラス
の項目の種別が記述される。なお、クラスのラベルに
は、所属するクラスがわかるだけの情報、例えばクラス
の番号のみを記述する形態でも良い。
【0065】次に、クラス構成モデルデータデータベー
ス116の構成について図4を用いて説明する。図4
は、実施の形態1にかかるクラス構成モデルデータデー
タベースの構成を示す図である。
【0066】図4からわかるようにクラス構成モデルデ
ータデータベース116には、クラスの種別を示すクラ
ス番号501と、クラスに対応するカテゴリ401と、
クラスに対応する項目502と、クラスに分類されたモ
デルデータ402と、クラスの代表値503と、の組が
複数格納されている。図4の例では、項目502として
形状502aと大きさ502bが設定されている。ま
た、夫々のクラスにはラベルとして、クラス番号501
と、クラスの項目502が記述されている。また、モデ
ルデータはパターンベクトルで格納されている。
【0067】次に、図5を用いて、カテゴリ構成とクラ
ス構成の関係を説明する。図5は、カテゴリ構成とクラ
ス構成の関係を説明する図である。
【0068】図5の例では、最上位層の項目が形状であ
り、形状の項目の下位層における項目が大きさである。
そして、図からわかるように、モデルデータは、カテゴ
リで分類され、さらに形状の項目で分類され、さらに大
きさの項目で分類されている。
【0069】また、本実施の形態では、パターンベクト
ル作成部201、クラス構成構築部202は、CPU1
02がメモリ103に格納されたプログラムを読みこむ
ことで行う。
【0070】次に、データ分類装置100のオフライン
処理について、図6のオフライン処理の動作フローチャ
ートを用いて説明する。図6は、実施の形態1にかかる
データ分類装置のオフライン処理の動作フローチャート
である。
【0071】まず、データ分類装置100は、画像デー
タベース108からモデルデータを入力し、I/F10
4を介して、画像メモリ109に蓄積する(S30
1)。
【0072】次に、パターンベクトル作成部201が、
画像メモリ109に一旦蓄えられたモデルデータからモ
デル部分を取り出し、モデルパターンを作成する。さら
に、パターンベクトル作成部201は、モデルパターン
からパターンベクトルを作成する(S302)。次に、
パターンベクトル作成部201は、作成したパターンベ
クトルに対応するモデルパターンをディスプレイ113
に表示する(S303)。
【0073】これに対して、ディスプレイ113に表示
されたモデルの画像を見たユーザが、キーボード112
からモデルパターンに対応するカテゴリ情報を入力す
る。この際に、ユーザが入力するカテゴリ情報は、デー
タ分類装置のアプリケーションが求めるカテゴリ情報で
ある。
【0074】そして、パターンベクトル作成部201
は、キーボード112から入力されたカテゴリ情報を得
て(S304)、S302において作成したパターンベ
クトルを予めアプリケーションが求めるカテゴリ毎に分
類する(S305)。
【0075】次に、パターンベクトル作成部201は、
S302において作成したパターンベクトルに、S30
5において分類したカテゴリ名を記述したラベルをつ
け、カテゴリ構成モデルデータデータベース115に格
納する(S306)。
【0076】なお、実施の形態1では、パターンベクト
ルのカテゴリを表すラベルをカテゴリに分類した後で付
与するが、モデルデータに初めからカテゴリを表すラベ
ルが付されている形態であってもよい。この形態の場合
には、パターンベクトル作成部201がカテゴリのラベ
ルと参照することで、パターンベクトルをカテゴリに分
類し、カテゴリ構成モデルデータデータベース115に
格納する。
【0077】次に、データ分類装置100は、モデルデ
ータをクラスに分類する処理に移行する。
【0078】まず、クラス構成構築部202が、カテゴ
リ構成モデルデータデータベース115を参照し、分類
されたカテゴリ毎にパターンベクトルを抽出し、モデル
パターンに変換しディスプレイ113に表示する(S3
07)。
【0079】また、クラス構成構築部202は、パター
ンベクトルからモデルパターンを生成できない場合に
は、画像メモリ109からパターンベクトルに対応した
モデルデータを抽出し、さらに抽出したモデルデータか
らモデルパターンを作成しディスプレイ113に表示す
る。
【0080】なお、パターンベクトル作成部201が作
成したモデルパターンを、クラス構成モデルデータベー
ス116に格納しておき、クラス構成構築部202がク
ラス構成モデルデータベース116からモデルパターン
を抽出する形態でも良い。
【0081】これに対して、ディスプレイ113に表示
されたモデルパターンを見たユーザは、所定の項目によ
り表示されたモデルパターンを分類する。そして、ユー
ザは分類したモデルパターンの種別情報をキーボード1
12から入力する。
【0082】そして、クラス構成構築部202は、キー
ボード112から入力された種別情報を得て(S30
8)、モデルデータを項目に従って分類する(S30
9)。
【0083】次に、クラス構成構築部202は、設定さ
れた項目全てに対してモデルデータの分類ができたか判
断する(S310)。そして、S310において、必要
とする全ての項目に対してモデルデータの分類が終了し
ていないと判断した場合は、クラス構成構築部202
は、S309において分類したモデルデータをS309
で使用した項目の下位階層における項目で分類する(S
311)。そして、必要とする全ての項目を用いてモデ
ルデータの分類が終了するまで、S310、S311の
処理を繰り返す。
【0084】そして、S310において、必要とする全
ての項目に対してモデルデータの分類が終了したと判断
すると、クラス構成構築部202は、最終的なモデルデ
ータの分類をクラスとすることで、モデルデータをクラ
スに分類する(S312)。
【0085】次に、クラス構成構築部202は、S30
8において作成したパターンベクトルに、S312にお
いて分類したクラスのラベルをつけ、クラス構成モデル
データデータベース116に格納する(S313)。
【0086】また、クラスのラベルには、モデルデータ
が所属するクラスを識別する情報である(クラス番号や
クラス名)と、クラスの項目の種別が記述される。
【0087】次に、クラス構成構築部202は、各クラ
スの代表値を計算し(S314)、クラス構成モデルデ
ータデータベース116に格納する(S315)。
【0088】以上がオフラインで実行されるプロセスで
ある。このようにして、データ分類装置100は、オフ
ライン処理により、予めカテゴリ毎に分類しておいたモ
デルデータを、カテゴリより小さい分布を持つクラス毎
に再構成することができる。
【0089】なお、モデルデータをパターンベクトルに
変換する処理を、クラス構成モデルデータデータベース
116にパターンベクトルを格納する際に行っても良
い。この場合は、モデルデータをクラス毎に異なるスケ
ール変換を施したり、あるいはクラス毎に取り出すパタ
ーンの形状を異なるように選択したりする等、クラス毎
に異なる処理を行って同一要素数のパターンベクトルを
作成するようにしても良い。
【0090】また、実施の形態1では、モデルデータを
カテゴリに基づいたクラス分類を行ったが、カテゴリ構
成を無視して、クラス構成を作成することも可能であ
る。この場合は、まず、モデルデータを全ての項目に従
って分類する。そして、モデルデータをクラスに分類し
た結果、カテゴリ間をまたがるクラスが発生した場合に
は、カテゴリ間にまたがるクラスをカテゴリにより分割
する。このように、カテゴリ間をまたがるクラスがなく
なったものを、最終的に分類されたクラス構成とすれば
よい。
【0091】また、カテゴリ構成を無視してモデルデー
タのクラス分けを行う場合には、項目に従って分類して
いき、カテゴリ間をまたぐクラスがなくなった時点でデ
ータベースの分類を終了するようにしても良い。これに
より、すべての項目を用いた分類を行う必要がなくな
る。
【0092】つまり、カテゴリ構成を無視してモデルデ
ータをクラス分けする場合には、分類を繰り返し行った
後の最終分類時のクラス構成において、クラスに含まれ
るモデルデータが複数カテゴリに含まないようになって
いれば良い。図7に、クラスの構築と分類を複数回数
(図では2回)、繰り返す場合のクラス構成の例を示
す。図7に示すように、最初の項目を使ってモデルデー
タを分類した段階では複数のカテゴリにクラスがまたが
っているが、2番目の項目を使ってモデルデータを分類
した時点で複数のカテゴリにまたがったクラスはなくな
っている。このようにクラスが分割された時点でクラス
の分類を終了する。
【0093】次に、データ分類装置100のオンライン
処理について説明する。オンライン処理目的は、入力デ
ータが最も類似するクラスの判定である。まず、データ
分類装置100のオンライン処理を行うための構成につ
いて図8を用いて説明する。図8は、実施の形態1にか
かるデータ分類装置のオンライン処理のための機能ブロ
ック図である。なお、既に説明した部分と同一の部分に
は同一の符番を付与する。
【0094】データ分類装置100には、画像データ入
力手段として、カメラ110が設けられている。また、
カメラ110から入力された画像データは、I/F10
5を介して画像メモリ111に格納される。また、デー
タ分類装置100には、画像メモリ111に格納された
画像データからパターンベクトルを作成するパターンベ
クトル作成部201が設けられている。
【0095】また、データ分類装置100には、パター
ンベクトル作成部201で作成した入力画像の入力パタ
ーンベクトルと、クラス構成モデルデータデータベース
116に格納されたクラスの代表値とを比較し、これら
の類似度を計算する入力パターンベクトル判別部801
が設けられている。
【0096】また、データ分類装置100には、入力パ
ターンベクトル判別部801が、入力パターンベクトル
と最も高い類似度を算出したクラスと、算出したクラス
の属するカテゴリを判定する入力データ判定部802が
設けられている。
【0097】さらに、データ分類装置100には、入力
データ判定部802が判定した判定結果を出力する結果
出力部803が設けられている。結果出力部803とし
ての動作は、I/F107および出力端子118が行
う。
【0098】また、本実施の形態では、パターンベクト
ル作成部201、入力パターンベクトル判別部801、
入力データ判定部802は、CPU102がメモリ10
3に格納されたプログラムを読みこむことで行う。
【0099】次に、データ分類装置100のオンライン
処理について、図9のオンライン処理の動作フローチャ
ートを用いて説明する。
【0100】まず、データ分類装置100は、ビデオカ
メラ110から認識対象となる入力データを入力する。
次に、データ分類装置100は、入力データを、I/F
105を介して画像メモリ111に送り、記憶する(S
401)。
【0101】次に、パターンベクトル作成部201が、
画像メモリ111に一旦蓄えられた入力データから、一
部のデータを抽出し、さらにこの一部のデータの画素値
を1次元のデータ列として表現した入力パターンベクト
ルを作成し、パターンベクトルメモリ114に蓄積する
(S402)。
【0102】なお、クラス構成モデルデータデータベー
ス116に格納されているモデルデータのパターンベク
トルがクラス毎に異なる方法で作成されている場合に
は、パターンベクトル作成部201は入力データからク
ラス毎に定められたパターンベクトルの作成方法に従
い、入力パターンベクトルを作成する。
【0103】また、パターンベクトル作成部201は、
入力パターンベクトルの代表値として、入力パターンベ
クトルの中心点の座標もパターンベクトルメモリ114
に蓄積する。
【0104】次にデータ分類装置100は、入力データ
に最も類似したモデルデータを判定する最適マッチング
処理に移行する。まず、入力パターンベクトル判別部8
01がパターンベクトルメモリ114に格納された入力
データの入力パターンベクトルの代表値と、クラス構成
モデルデータデータベース116に格納された各クラス
の代表値503との類似度をそれぞれ計算する(S40
3)。実施の形態1では、入力データと各クラスとの類
似度を、入力パターンベクトルの代表値(点)と各クラ
スの代表値503とのユークリッド距離により判断して
いる。つまり、入力パターンベクトルの代表値と各クラ
スの代表値503とのユークリッド距離が近いほど類似
度が高いということになる。
【0105】次に、入力データ判定部802が、入力パ
ターンベクトル判別部801が判定した入力パターンベ
クトルの代表値と、各クラスの代表値503との類似度
を比較し、最も類似度の高いクラスを認識結果として判
定する(S404)。
【0106】さらに、入力データ判定部802は、入力
パターンベクトルと最も類似度の高いクラスの属するカ
テゴリを判定する。
【0107】そして、結果出力部803が、入力データ
判定部802が判定した、クラス、クラスにおける種
別、カテゴリ、および入力パターンベクトルを、出力す
る(S405)。
【0108】このように、結果出力部803が、入力デ
ータに対応するクラスを出力するだけでなく、クラスに
おける種別、カテゴリを出力することで、入力データの
認識がより正確に行える。例えば、入力データに対応す
るカテゴリが「Aさん」およびクラスにおける種別が
「右向きの顔」となっていれば、入力画像が「Aさんの
右向きの顔」ということがわかる。また、カメラで遠く
の車を撮影した画像を入力し、この画像に対応するカテ
ゴリが「セダン」およびクラスにおける種別が「50m
の距離」となっていれば、入力データが「セダン」であ
り、さらに車との距離が「50m」であることがわか
る。
【0109】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、入力データと、クラスの代表値を比較することで、
入力データの属するクラスを求めることができ、さら
に、入力データの属するクラスから入力データの属する
カテゴリを求めることができる。また、クラスはカテゴ
リよりも小さい分布を持つので入力データの属するクラ
スを正確に求めることができるので、入力データの属す
るクラスから入力データの属するカテゴリが正確に判断
できる。つまり、カテゴリの分布の大小に関わらず、入
力データの属するカテゴリが正確に判断できる。よっ
て、データ分類の精度を上げることができ、実用的なデ
ータ分類をすることが可能となる。
【0110】また、実施の形態1は、クラスが複数のカ
テゴリに属さないようにクラスを細分化するので、入力
データの属するクラスから入力データの属するカテゴリ
を正確に判定できる。
【0111】また、実施の形態1は、モデルデータをモ
デルデータから取り出した一部のデータを1次元のベク
トルであらわしたパターンベクトルとし、入力画像デー
タを入力画像データから取り出した入力パターンを1次
元ベクトルに表現した入力パターンベクトルとして扱う
ので、モデルデータおよび入力データの分類対象の領域
を絞り込むことができ、入力データの属するクラスの判
定が効率的かつ正確にできる。
【0112】また、データ処理装置100は、上述した
オフラインとオンラインの処理を繰り返し行うことで、
データ分類精度を上げることも可能である。つまり、オ
ンライン処理において入力データ判別部802が入力デ
ータの属するカテゴリが複数あると判断した場合に、ク
ラス構成構築部202が新たな項目を加えてモデルデー
タをクラス分けすることで、クラスの分布が複数のカテ
ゴリに属さないようにする。このように、クラスの分布
が複数のカテゴリに属さないようになるまで、クラスの
再構成を行うことで、モデルデータを適切にクラス分け
することができる。この結果、入力データの属するクラ
スから入力データの属するカテゴリを正確に判定でき
る。
【0113】また、本実施の形態にかかるデータ分類装
置100を画像認識のような、物体認識を行う物体認識
装置全般に、利用することが可能である。
【0114】具体例としては、モデルデータとしてカテ
ゴリ分けした顔の画像を採用し、顔の画像を入力し、上
述した動作により入力した顔の画像がどのカテゴリに属
するか判断することで、顔を認証する認証システムを構
成できる。また、モデルデータとして異なる距離で撮影
した複数の画像を採用すると共に距離をカテゴリとして
採用し、入力画像と最も類似度の高いカテゴリを認識す
ることで、入力画像の実空間上の距離を認識する距離検
出システムに応用できる。また、入力データの種類とモ
デルデータとをかえることで、データ分類装置100
を、ゲートシステム、虹彩認証システム、指紋認証シス
テム、文字認識システム、人物検出システム、車検出シ
ステム、車認識システムなどにも応用できる。
【0115】このように、データ分類装置100を物体
認識装置に使用することで、物体認識装置の物体認識精
度を向上できる。
【0116】また、実施の形態1では、入力データとし
て画像データを用いて画像データの分類を行ったが、入
力データとして、例えば音声データなどのようにカテゴ
リという概念に分け、どのカテゴリに属するか認識処理
をするデータであればいかなるデータを用いても良い。
【0117】なお、実施の形態1では、モデルデータを
パターンベクトルに変換してから、カテゴリ構成モデル
データデータベース115およびクラス構成モデルデー
タデータベース116に格納したが、モデルデータをモ
デルパターンで格納しても、モデルデータのまま格納し
ても良い。この場合は、必要に応じて、カテゴリ構成モ
デルデータデータベース115およびクラス構成モデル
データデータベース116からモデルパターンもしくは
モデルデータを抽出しパターンベクトルを作成するよう
にする。
【0118】(実施の形態2)実施の形態2は、座標系
を、モデルデータから求めたクラスのクラス間分散がで
きるだけ大きく、かつクラス内分散ができるだけ小さく
なるような特徴をもつ特徴座標系(特徴空間)に変換
し、この特徴座標系上で入力画像データとクラスの比較
を行うようにしたものである。これにより、入力画像デ
ータとクラスとの正確な比較が可能となる。
【0119】以下、実施の形態2にかかるデータ分類装
置について説明する。まず、実施の形態2におけるデー
タ分類装置の構成について図10を用いて説明する。図
10は、実施の形態2にかかるデータ分類装置のブロッ
ク図である。
【0120】実施の形態2にかかるデータ分類装置10
00と実施の形態1のデータ分類装置100との違い
は、実施の形態2のコンピュータシステム1001が、
特徴抽出行列メモリ1002と、モデル特徴ベクトルデ
ータベース1003と、特徴ベクトルメモリ1004
と、を備えた点である。
【0121】特徴抽出行列メモリ1002は、座標系を
特徴座標系に変換する特徴抽出行列を格納した特徴行列
メモリ1002である。なお、特徴座標系および特徴抽
出行列については後で詳述する。
【0122】また、モデル特徴ベクトルデータベース1
003は、クラス構成モデルデータデータベース116
に格納されたモデルデータを特徴抽出行列により変換し
て求めたモデルデータの特徴ベクトル(モデル特徴ベク
トル)を記憶するデータベースである。また、モデル特
徴ベクトルデータベース1003は、モデル特徴ベクト
ルの他にクラス毎の代表値を格納している。モデル特徴
ベクトルデータベース1003に格納されたクラス毎の
代表値は、各クラスに属するモデル特徴ベクトルの代表
値である。
【0123】また、特徴ベクトルメモリ1004は、入
力データの入力パターンベクトルを特徴抽出行列で変換
した特徴ベクトル(入力特徴ベクトル)を記憶するメモ
リである。
【0124】以上のように構成されたデータ分類装置1
000は、カテゴリ毎に分けられたカテゴリ構成モデル
データデータベース115からクラス構成モデルデータ
データベース116の構築を行い、さらに、特徴抽出行
列の計算とモデル特徴ベクトルデータベース1003の
構築を行うオフライン処理と、入力データがどのクラス
に最も類似するかのクラス判定をオンライン処理と、を
行う。
【0125】次に、データ分類装置1000のオフライ
ン処理について説明する。まず、データ分類装置100
0のオフライン処理を行うための構成について図11を
用いて説明する。図11は、実施の形態2にかかるデー
タ分類装置のオフライン処理のための機能ブロック図で
ある。なお、既に説明した部分と同一の部分には同一の
符番を付与する。
【0126】実施の形態2のデータ分類装置1000は
実施の形態1のデータ分類装置100とは、モデルデー
タから特徴ベクトルを予め作成する学習手段である特徴
抽出行列算出部1101と、特徴抽出行列メモリ100
2と、モデル特徴ベクトル算出部1102と、モデル特
徴ベクトルデータベース1003と、を具備した点が異
なる。
【0127】特徴抽出行列算出部1101は、クラス構
成モデルデータデータベース116に格納されている各
パターンベクトルから、クラス内に含まれるパターンベ
クトルが最もまとまりかつクラス間が最も分離されるよ
うな特徴抽出行列を算出する。そして、特徴抽出行列算
出部1101は、算出した特徴抽出行列を、特徴抽出行
列メモリ1002に格納する。
【0128】また、モデル特徴ベクトル算出部1102
は、特徴抽出行列メモリ1002に格納された特徴抽出
行列を用いてパターンベクトルを変換し、各モデルデー
タのモデル特徴ベクトルを算出して、クラスに分けてモ
デル特徴ベクトルデータベース1003に格納する。ま
た、モデル特徴ベクトル算出部1102は、クラス毎に
含まれるモデル特徴ベクトルの平均値である代表値をモ
デル特徴ベクトルデータベース1003に格納する。な
お、クラス毎のモデルクラス特徴ベクトルの代表値は、
平均値以外の値、例えば重心値等であっても良い。
【0129】モデル特徴ベクトルデータデータベース1
003の構成は、図12に示すようになっている。図1
2は、実施の形態2にかかるモデル特徴ベクトルデータ
データベースの構成図である。
【0130】モデル特徴ベクトルデータデータベース1
003には、クラス501と、クラス501に対応する
モデルデータのモデル特徴ベクトル1201と、クラス
501におけるモデル特徴ベクトル1201の代表値
(ベクトル)1202と、の組が複数格納されている。
【0131】なお、モデル特徴ベクトルデータデータベ
ース1003には、モデルデータのモデル特徴ベクトル
1201を格納しない形態であっても良い。
【0132】なお、実施の形態2では、特徴抽出行列算
出部1101と、モデル特徴ベクトル算出部1102の
処理を、CPU102がプログラムを実行することで行
う。
【0133】次に、データ分類装置1000のオフライ
ン処理について、図13のオフライン処理の動作フロー
チャートを用いて説明する。
【0134】オフライン処理の目的は、カテゴリ構成モ
デルデータデータベース115からクラス構成モデルデ
ータデータベース116を構築し、このクラス構成モデ
ルデータデータベース116から特徴抽出行列を計算
し、さらに特徴抽出行列を用いて、モデル特徴ベクトル
データベース1003を構築する点である。
【0135】まず、データ分類装置1000は、実施の
形態1と同様に図6のS301〜S315の処理を行
い、カテゴリ構成モデルデータデータベース115から
クラス構成モデルデータデータベース116を構築する
(S1301)。
【0136】その後、データ分類装置1000は、特徴
抽出行列を以下の手順で計算する。例えばデータの判別
方法には、文献(Fisher.R.A., "The use of multiple
measurements in taxonomic problems", Ann. Eugenic
s. 7. Part II,pp.179-188,1936.) に記載されたもの
が知られている。特徴抽出行列は、このFisherの判別関
数の考えに従って算出される。
【0137】まず、特徴抽出行列算出部1101が、ク
ラス構成モデルデータデータベース116を参照し、同
一クラスに分類されるパターンベクトルのセットを抽出
する。次に、特徴抽出行列算出部1101は、パターン
ベクトルのセットからクラス内共分散行列CWを、クラ
ス毎に(式1)に従って計算する(S1302)。
【0138】
【数1】 次に、特徴抽出行列算出部1101は、クラス間共分散
行列CBを、各パターンベクトルのセットから(式2)
に従って計算する(S1303)。
【0139】
【数2】 さらに、特徴抽出行列算出部1101は、全クラスの共
分散行列CTを、(式3)に従って計算する。
【0140】
【数3】 ここで、特徴抽出行列算出部1101は、Fisherの考え
に従って判別評価基準として、クラス間の分散であるク
ラス間分散をできるだけ大きく、同時にクラス内のパタ
ーンベクトルの分散であるクラス内分散をできるだけ小
さくなるように、クラス間分散とクラス内分散の分散比
J(式4)を最大にするような変換ベクトルaを求め
る。
【0141】
【数4】 クラスが3つの場合における判別分析法の概念図を図1
4に示す。図14からわかるように、クラス内分散を小
さく、かつクラス間分散を大きくすることで、クラス間
の分布領域が離れる。これにより、クラスの特徴が明ら
かになる。
【0142】また、分散比J(式4)を最大にするよう
な変換ベクトルaを求めるのは、固有値問題(式5)を
解くことに等しい。
【0143】
【数5】 そこで、特徴抽出行列算出部1101は、(式5)から
Tを求め、求めたATを特徴抽出行列として特徴抽出行
列メモリ1002に記憶する(S1304)。
【0144】次に、モデル特徴ベクトル算出部1102
が、特徴抽出行列メモリ1002を参照し、特徴抽出行
列を得る。次に、モデル特徴ベクトル算出部1102
は、特徴抽出行列を用いて、クラス構成モデルデータデ
ータベース116に格納されたモデルデータを変換し、
モデル特徴ベクトルを計算する(S1305)。そし
て、モデル特徴ベクトル算出部1102が、算出したモ
デル特徴ベクトルをモデル特徴ベクトルデータベース1
003に登録する(S1306)。
【0145】次に、モデル特徴ベクトル算出部1102
は、クラス毎のモデル特徴ベクトルの代表値をクラス毎
のモデル特徴ベクトルの平均値を計算することで求め
(S1307)、モデル特徴ベクトルデータベース10
03に登録する(S1308)。
【0146】以上が、データ分類装置1000がオフラ
インで実行するプロセスである。
【0147】このように、実施の形態2によれば、オフ
ライン処理により、クラス内のモデルデータの分布を小
さくすると共に、クラス間のクラス分布を大きくした状
態で、入力データとクラスとの比較を行える。つまり、
クラスの分布の特徴が明らかな状態で入力データとクラ
スとの比較を行えるので、入力データのクラスとの比較
が正確に行えるようになる。
【0148】次に、データ分類装置1000のオンライ
ン処理について説明する。オンライン処理目的は、入力
された画像が最も類似するクラスの判定である。まず、
データ分類装置1000のオンライン処理を行うための
構成について図15を用いて説明する。図15は、実施
の形態2にかかるデータ分類装置のオンライン処理のた
めの機能ブロック図である。なお、既に説明した部分と
同一の部分には同一の符番を付与する。
【0149】実施の形態2のデータ分類装置1000は
実施の形態1のデータ分類装置100とは、特徴抽出行
列メモリ1002と、入力特徴ベクトル算出部1501
と、特徴ベクトルメモリ1004と、入力パターンベク
トル判別部1502と、モデル特徴ベクトルデータベー
ス1003と、を具備した点が異なる。
【0150】入力特徴ベクトル算出部1501は、特徴
抽出行列メモリ1004からオフライン処理で算出され
た特徴抽出行列を抽出し、特徴抽出行列を用いてパター
ンベクトルメモリ114に格納された入力パターンベク
トルを変換し、入力特徴ベクトルを算出する。そして、
入力特徴ベクトル算出部1501は、算出した入力特徴
ベクトルを特徴ベクトルメモリ1002に格納する。
【0151】入力パターンベクトル判別部1502は、
特徴ベクトルメモリ1002に格納された入力特徴ベク
トルと、モデル特徴ベクトルデータデータベース100
3に格納された代表値1202とを比較して類似度を計
算する。
【0152】なお、実施の形態2では、入力特徴ベクト
ル算出部1501と、入力パターンベクトル判別部15
02との処理を、CPU102がプログラムを実行する
ことで行う。
【0153】次に、データ分類装置1000のオンライ
ン処理について、図16のオンライン処理の動作フロー
チャートを用いて説明する。
【0154】まず、データ分類装置1000は、実施の
形態1と同様に図9のS401、S402の処理を行
い、入力パターンベクトルbを作成し、パターンベクト
ルメモリ114に格納する(ST1601)。
【0155】次に、入力特徴ベクトル算出部1501
が、パターンベクトルメモリ114に格納された入力パ
ターンベクトルbに、特徴抽出行列メモリ1004に格
納されたオフライン時に求めた特徴抽出行列ATを用い
て(式6)に従って入力特徴ベクトルfを算出する(S
1602)。
【0156】
【数6】 そして、入力特徴ベクトル算出部1501は、特徴ベク
トルメモリ1002に入力特徴ベクトルfを蓄積する。
【0157】次に、入力パターンベクトル判別部150
2が、モデル特徴ベクトルデータベース1003に格納
された各クラスの代表値1202を抽出する(S160
3)。そして、入力パターンベクトル判別部1502
は、特徴ベクトルメモリ1002に格納された入力特徴
ベクトルfと、各クラスの代表値1202と、相関距離
をとり、類似度を計算する(S1604)。類似度は、
入力特徴ベクトルfと、各クラスの代表値1202と、
相関距離が近いほど高い。
【0158】次に、入力データ判定部802が、実施の
形態1と同様に図9に示すS404、S405の処理を
行い、最も類似度の高いクラスを認識結果として出力す
る。
【0159】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、座標系を、クラス間分散ができるだけ大きく、かつ
クラス内分散ができるだけ小さくなるような特徴をもつ
特徴座標系(特徴空間)に変換した特徴座標系上で入力
画像データとクラスの比較が行える。つまり、入力デー
タとクラスの比較が、各クラスの特徴が大きく現れた座
標系で行うことができる。このように、分類に適した座
標系に変換した後に、入力データとクラスとを比較する
ことで、入力データの正確な比較を行える。よって、入
力データとクラスの分類が正確に行える。
【0160】また、実施の形態2によれば、クラス内の
共分散行列とクラス間の共分散行列を用いて、クラス間
分散ができるだけ大きく、かつクラス内分散ができるだ
け小さくなるように座標系を変換する特徴抽出行列を求
めることができる。このように、クラス内の共分散行列
とクラス間の共分散行列を用いることにより、容易に特
徴抽出行列を求められる。
【0161】また、実施の形態2によれば、クラス内の
共分散行列Cwに対するクラス間の共分散行列CBの比で
ある分散比Jが最大になるように座標系を変換する特徴
抽出行列ATを算出できる。分散比Jが最大になるよう
に座標系を変換する行列を求めることで、特徴抽出行列
Tを算出できる。分散比Jが最大となる座標系は、ク
ラス間の共分散行列CBが大きくかつクラス内共分散行
列CWが小さくなる座標系であるので、分散比Jが最大
となる座標系に変換する行列を求めることで、特徴抽出
行列ATを求めることができる。また、このように、特
徴抽出行列ATを求めることで、特徴抽出行列ATを計算
により容易に求めることができる。
【0162】また、実施の形態2では、入力画像データ
およびモデルデータの特徴を示す特徴量として、特徴ベ
クトルを用いたが、特徴量の表現方法は特徴ベクトル以
外であっても良い。例えば、特徴量は単なる数値であっ
ても良い。
【0163】なお、実施の形態2では、クラス間分散が
できるだけ大きく、かつクラス内分散ができるだけ小さ
くなるように座標系を変換する特徴抽出行列を求めた
が、特徴抽出行列はクラス間分散ができるだけ大きくな
るように座標系を変換する行列であっても、クラス内分
散ができるだけ小さくなるように座標系を変換する行列
であっても良い。これらの特徴抽出行列によっても、座
標系をクラスの特徴が明確になる座標系に変換できる。
【0164】また、実施の形態2では、特徴抽出行列と
して、クラス内分散およびクラス間分散を考慮した行列
を用いたが、クラス毎の特徴が明確に現れる座標系に変
換する行列であればいかなる行列であっても良い。例え
ば、特徴抽出行列として、主成分分析手法や部分空間法
等を行う座標系に変形する行列を用いても良い。主成分
分析手法を行う座標系は、サンプルデータであるモデル
データ間の間隔を広げる座標系(固有空間)である。ま
た、部分空間法を行う座標系は、座標系の次元を下げて
クラスの特徴をあらわす座標系である。なお、主成分分
析手法や部分空間法については、森健一,"パターン認
識",電子情報通信学会,(1988)に開示されている。
【0165】(実施の形態3)実施の形態3は、データ
ベースのクラスを再構成する際に、ユーザ操作の介入な
しに、クラス内分散が小さくなるようにクラスを再構成
するものである。
【0166】以下、実施の形態3にかかるデータ分類装
置のクラスについて説明する。実施の形態2と実施の形
態3と異なるのはオフライン処理であるので、オフライ
ン処理についてのみ説明をする。まず、実施の形態3に
かかるデータ分類装置1700のオフライン処理を行う
ための構成について図17を用いて説明する。図17
は、実施の形態3にかかるデータ分類装置のオフライン
処理のための機能ブロック図である。なお、既に説明し
た部分と同一の部分には同一の符番を付与する。
【0167】実施の形態3にかかるデータ分類装置17
00と、実施の形態2にかかるデータ分類装置1000
とでは、クラス構成構築部1701が異なる。実施の形
態2ではユーザがモデルデータをクラス分けに関する情
報を入力し、これに基づいてモデルデータのクラス分け
をしていたが、実施の形態3ではクラス分けの処理をユ
ーザ操作の介入なしに行う。これにともない、クラス構
成構築部1701には、キーボード112からの情報が
入力されないようになっている。
【0168】具体的には、クラス構成構築部1701
は、ISODATA法を用いて、クラス内分散が小さくなるよ
うにモデルデータのクラス分けを行う。なお、本実施の
形態では、クラス構成構築部1701は、クラスタリン
グ法としてISODATA法を採用するが、ISODATA法以外のク
ラスタリング法、例えばK-mean法などを用いても良い。
ISODATA法については、森健一,"パターン認識",電子情
報通信学会,p122(1988)に記載されている。具体的に
は、ISODATA法は、クラスタの分割と併合を繰り返し、
クラス内分散を小さくするクラスタリング手法である。
【0169】さらに、クラス構成構築部1701は、特
徴抽出行列をFisherの線形判別分析の方法で求める場合
において、特徴抽出行列の算出が簡単になるように、全
モデルデータの共分散行列CTが単位行列になるように
座標系を座標変換してから、クラス分けを行っている。
【0170】次に、データ分類装置1700のオフライ
ン処理について、図18のオフライン処理の動作フロー
チャートを用いて説明する。
【0171】まず、データ分類装置1700は、実施の
形態1と同様に図6のS301〜S306の処理を行
い、カテゴリ構成モデルデータデータベース115を構
築する(S1801)。
【0172】次に、クラス構成構築部1701は、カテ
ゴリ構成モデルデータデータベース115から全モデル
データを抽出し、モデルデータ群の共分散行列CTを算
出する(S1802)。これは、データ分類装置170
0が、後段の処理で、(式7)に示される判別基準J1
算出し、判別基準J1を最大化にすることで、特徴抽出行
列を算出するからである。
【0173】
【数7】 ところで、判別基準J1を最大化する特徴抽出行列A
Tは、(式5)のCBをCTに置き換えた固有値問題を解
くことで求められる。この(式5)のCBをCTに置き換
えた固有値問題を解くのは、共分散行列CTが単位行列
になっていると、非常に容易になる。
【0174】また、判別基準J1の性質を調べると、判別
基準J1は正則な線形変換を施してもその性質は不変であ
るということがわかる。つまり、判別基準J1を最大化す
るクラス構成は座標系に関わらず同じであるということ
を示している。
【0175】よって、次に、クラス構成構築部1701
は、後段の特徴抽出行列ATの算出を容易にするため
に、座標系(空間)を共分散行列CTが単位行列になる
座標系に変換する。具体的には、クラス構成構築部17
01は、(式8)に示す行列Uを用いて、座標系を共分
散行列CTが単位行列になる座標系に変換する(S18
03)。
【0176】
【数8】 次に、クラス構成構築部1701は、行列Uで変換され
た座標系で最もクラス内分散を小さくするクラス構成
を、ISODATA法により求める(S1804)。そして、
クラス構成構築部1701は、求めたクラス構成に基づ
いてクラス構成モデルデータデータベース116を作成
する(S1805)。
【0177】また、共分散行列CTは一定なので、(式
7)からわかるように、最もクラス内分散を小さくする
クラス構成を求めることは、判別基準J1を最大化するク
ラス構成を求めることに等しい。
【0178】以降、クラス構成構築部1701は、求め
たクラス構成モデルデータデータベース116を元に実
施の形態2と同様に図13のS1302〜S1308の
処理を行い、クラス識別が精度良くできるような特徴抽
出関数を算出する(S1806)。そして、データ分類
装置1700は、オフライン処理を終了する。
【0179】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、カテゴリ構成モデルデータデータベース115から
クラス構成モデルデータデータベース116を再構成す
る際に、ISODATA法を使用することで、ユーザ操作の介
入なしに計算により、クラス内分散を小さくするように
モデルデータをクラス分けできる。また、このように、
クラス内分散を小さくするようにモデルデータをクラス
分けすることで、クラス間の特徴を明確にできる。
【0180】また、実施の形態3によれば、クラス内共
分散行列CWに対する全モデルデータ群の共分散行列CT
の比である分散比J1が最大になるように座標系を変換
する行列を求めることで、特徴抽出行列ATを算出でき
る。分散比J1が最大となる座標系は、共分散行列CT
大きくかつクラス内共分散行列CWが小さくなる座標系
であるので、分散比J1が最大となる座標系に変換する
行列を求めることで、特徴抽出行列ATを求めることが
できる。また、このように、特徴抽出行列ATを求める
ことで、特徴抽出行列ATを計算により容易に求めるこ
とができる。
【0181】また、実施の形態3によれば、全モデルデ
ータの共分散行列CTが単位行列になるように座標系を
変換してからクラス分けを行うことができる。これによ
り、実施の形態3にように全モデルデータ群の共分散行
列CTを用いて特徴抽出行列を求める場合には、容易に
特徴抽出行列を求められる。
【0182】なお、実施の形態3では、共分散行列CT
が大きくかつクラス内共分散行列CWが小さくなるよう
に座標系を変換する特徴抽出行列を求めたが、特徴抽出
行列は共分散行列CTが大きくなるように座標系を変換
する行列であっても良い。この特徴抽出行列によって
も、座標系をクラスの特徴が明確になる座標系に変換で
きる。
【0183】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力画像データと最も類似度の高いクラスを検出し、この
検出したクラスの属するカテゴリを求めることで、入力
データのカテゴリを求めるようにできる。これにより、
カテゴリの分布に関わらず、入力データを正確なカテゴ
リに分類することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるデータ分類装置
のブロック図
【図2】実施の形態1にかかるデータ分類装置のオフラ
イン処理のための機能ブロック図
【図3】実施の形態1にかかるカテゴリ構成モデルデー
タデータベースの構成を示す図
【図4】実施の形態1にかかるクラス構成モデルデータ
データベースの構成を示す図
【図5】カテゴリ構成とクラス構成の関係を説明する図
【図6】実施の形態1にかかるデータ分類装置のオフラ
イン処理の動作フローチャート
【図7】実施の形態1のクラスの構築と分類を複数回、
繰り返す場合のクラス構成の例を示した図
【図8】実施の形態1にかかるデータ分類装置のオンラ
イン処理のための機能ブロック図
【図9】実施の形態1にかかるデータ分類装置のオンラ
イン処理の動作フローチャート
【図10】本発明の実施の形態2にかかるデータ分類装
置のブロック図
【図11】実施の形態2にかかるデータ分類装置のオフ
ライン処理のための機能ブロック図
【図12】実施の形態2にかかるモデル特徴ベクトルデ
ータデータベースの構成図
【図13】実施の形態2にかかるデータ分類装置のオフ
ライン処理の動作フローチャート
【図14】クラスが3つの場合における判別分析法の概
念図
【図15】実施の形態2にかかるデータ分類装置のオン
ライン処理のための機能ブロック図
【図16】実施の形態2にかかるデータ分類装置のオン
ライン処理の動作フローチャート
【図17】本発明の実施の形態3にかかるデータ分類装
置のオフライン処理のための機能ブロック図
【図18】実施の形態3にかかるデータ分類装置のオフ
ライン処理の動作フローチャート
【図19】カテゴリの代表ベクトルとカテゴリの分布を
示す図
【符号の説明】
100、1000、1700 データ分類装置 101、1001 コンピュータシステム 102 CPU 108 画像データベース 110 ビデオカメラ 112 キーボード 113 ディスプレイ 114 パターンベクトルメモリ 115 カテゴリ構成モデルデータデータベース 116 クラス構成モデルデータデータベース 201 パターンベクトル作成部 202、1701 クラス構成構築部 801 入力パターンベクトル判別部 802 入力データ判定部 803 結果出力部 1002 特徴抽出行列メモリ 1003 モデル特徴ベクトルデータベース 1004 特徴ベクトルメモリ 1101 特徴抽出行列算出部 1102 モデル特徴行列算出部 1501 入力特徴ベクトル算出部 1502 入力パターンベクトル判別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 ND34 NR12 UU06 UU08 UU13 UU40 5L096 FA33 JA03 JA11 JA18 JA22 KA11 MA07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモデルデータからなるモデルデー
    タ群を所定の項目に従って分類することで前記モデルデ
    ータ群をアプリケーションが求める分類であるカテゴリ
    より小さい分布を持つクラス毎に分類するクラス構築手
    段と、前記クラス毎に分類された前記モデルデータ群の
    データを用いて前記クラスの代表値を求める代表値算出
    手段と、外部から入力された入力データと前記代表値と
    を比較し、前記入力データと最も類似度の高い前記代表
    値を持つ前記クラスを判定するクラス判定手段と、判定
    した前記クラスを用いて前記入力データの属する前記カ
    テゴリを求めるカテゴリ判定手段と、を具備したことを
    特徴とするデータ分類装置。
  2. 【請求項2】 前記クラスは、複数の前記カテゴリに属
    さないような分布を持つことを特徴とする請求項1記載
    のデータ分類装置。
  3. 【請求項3】 前記カテゴリ判定手段が前記入力データ
    の属する前記カテゴリが複数あると判断した場合に、前
    記クラス構築手段が前記所定の項目に新たな項目を加え
    て前記クラスを分類することで、前記クラスの分布が複
    数の前記カテゴリに属さないようにすることを特徴とす
    る請求項2記載のデータ分類装置。
  4. 【請求項4】 前記クラス毎の特徴が明確になるように
    座標系に変換する特徴抽出行列を算出する行列算出手段
    を具備し、前記カテゴリ判定手段は前記特徴抽出行列に
    より変換した前記入力データおよび前記代表値を比較す
    ることで前記入力データと最も類似度の高い前記代表値
    を持つ前記クラスを判定することを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載のデータ分類装置。
  5. 【請求項5】 前記行列算出手段は、前記クラス内の前
    記モデルデータ群のクラス内分散が小さくなるように座
    標系を変換する特徴抽出行列を算出すること特徴とする
    請求項4に記載のデータ分類装置。
  6. 【請求項6】 前記行列算出手段は、前記クラスの前記
    クラス間のクラス間分散が大きくなるように座標系を変
    換する特徴抽出行列を算出すること特徴とする請求項4
    に記載のデータ分類装置。
  7. 【請求項7】 前記行列算出手段は、前記クラス内の前
    記モデルデータ群のクラス内分散が小さく、かつ前記ク
    ラスの前記クラス間のクラス間分散が大きくなるように
    座標系を変換する特徴抽出行列を算出することを特徴と
    する請求項4に記載のデータ分類装置。
  8. 【請求項8】 前記行列算出手段は、前記クラス内に含
    まれる前記モデルデータ群のクラス内共分散行列に対す
    る前記クラス間のクラス間共分散行列の比である分散比
    が最大になるように座標系を変換する特徴抽出行列を算
    出することを特徴とする請求項7記載のデータ分類装
    置。
  9. 【請求項9】 前記行列算出手段は、前記クラス内に含
    まれる前記モデルデータ群のクラス内共分散行列に対す
    る前記モデルデータ群の共分散行列との比である分散比
    が最大になるように座標系を変換する特徴抽出行列を算
    出することを特徴とする請求項7記載のデータ分類装
    置。
  10. 【請求項10】 前記クラス構築手段は、前記全モデル
    データ群の共分散行列が単位行列になる座標系に変換し
    てから、前記モデルデータ群のクラス分けを行うことを
    特徴とする請求項8または請求項9記載のデータ分類装
    置。
  11. 【請求項11】 前記クラス構築手段は、前記クラス内
    の前記モデルデータ群のクラス内分散が最小になるよう
    に前記モデルデータ群のクラス分けを行うことを特徴と
    する請求項1から請求項10のいずれかに記載のデータ
    分類装置。
  12. 【請求項12】 前記モデルデータを前記モデルデータ
    から取り出した一部のデータの画素値を1次元ベクトル
    に表現したモデルパターンベクトルとして扱い、前記入
    力データを前記入力データから取り出した一部のデータ
    の画素値を1次元ベクトルに表現した入力パターンベク
    トルとして扱うことを特徴とする請求項1から請求項1
    1のいずれかに記載のデータ分類装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれかに
    記載のデータ分類装置を具備し、前記カテゴリを物体の
    種別とし前記モデルデータを前記種別で分類し、前記入
    力データの属する前記カテゴリを判定することで、前記
    入力データの前記種別を判定することを特徴とする物体
    認識装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項12のいずれかに
    記載のデータ分類装置を具備し、前記カテゴリを物体ま
    での距離とし前記モデルデータを前記物体までの距離で
    分類し、前記入力データの属する前記カテゴリを判定す
    ることで、前記入力データの実空間上の距離を判定する
    ことを特徴とする物体認識装置。
  15. 【請求項15】 複数のモデルデータからなるモデルデ
    ータ群を所定の項目に従って分類することで前記モデル
    データ群をアプリケーションが求めるカテゴリより小さ
    い分布を持つクラス毎に分類し、前記クラス毎に分類さ
    れた前記モデルデータ群から前記クラスの代表値を求
    め、外部から入力された入力データと前記代表値とを比
    較し、前記入力データと最も類似度の高い前記代表値を
    持つ前記クラスを判定し、判定した前記クラスを用いて
    前記入力データの属する前記カテゴリを求めることを特
    徴とするデータ分類方法。
  16. 【請求項16】 コンピュータに、複数のモデルデータ
    からなるモデルデータ群を所定の項目に従って分類する
    ことで前記モデルデータ群をアプリケーションが求める
    カテゴリより小さい分布を持つクラス毎に分類させ、前
    記クラス毎に分類された前記モデルデータ群から前記ク
    ラスの代表値を求めさせ、外部から入力された入力デー
    タと前記代表値とを比較させ、前記入力データと最も類
    似度の高い前記代表値を持つ前記クラスを判定させ、判
    定した前記クラスを用いて前記入力データの属する前記
    カテゴリを求めさせることを特徴とするプログラム。
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