JP2002302259A - 空港手荷物処理システム - Google Patents

空港手荷物処理システム

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JP2002302259A
JP2002302259A JP2001105945A JP2001105945A JP2002302259A JP 2002302259 A JP2002302259 A JP 2002302259A JP 2001105945 A JP2001105945 A JP 2001105945A JP 2001105945 A JP2001105945 A JP 2001105945A JP 2002302259 A JP2002302259 A JP 2002302259A
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Yoshihisa Ishigami
義久 石神
Katsuhiko Kashimori
克彦 樫森
Shigehiko Kato
重彦 加藤
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Kajima Corp
Toenec Corp
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭乗する航空機から排出される手荷物は複数
のターンテーブルに分散されるので、超大型航空機に対
応した大量の手荷物を迅速かつ確実に処理できる。 【解決手段】 該当航空機に対して、この航空機から降
ろされた手荷物受け取りのためのターンテーブル6を複
数存在させ、出発国では手荷物14を航空機搭載までに
この複数のターンテーブル6のうちのいずれを使用する
かの特定をコンピュータで行い、その特定情報はコンピ
ュータネットワークで到着国へ報知して出国審査時や入
国審査時に旅客に特定したターンテーブル6(受入台)
を報知し、また、航空機から降ろした手荷物14を特定
したターンテーブル6へと仕分けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空港手荷物処理シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、海外への出発空港における航空機
内預かり手荷物の預け入れは、出国審査を受ける前の、
空港内の搭乗チェックインカウンターで行われ、月日、
航空便名、出発地、到着地、通し番号等を記載した同一
の2枚の紙製タグのうち、1枚を手荷物に装着し、他の
1枚を搭乗者に手渡して行われていた。
【0003】また、到着空港における当該手荷物の受け
取りは、手荷物受け取りターンテーブル上をランダムに
移動している手荷物を、搭乗者が先ず目で確認し、ター
ンテーブルから降ろし、出発時に手荷物に装着したタグ
と搭乗者が持っているタグとを照合した後、手荷物受け
取りカウンター出口に待機している係員が2枚のタグを
更に照合して行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】航空機は、2005年
度にはA380などの超大型航空機が、わが国の拠点空
港である成田、羽田、関西、福岡、札幌、中部新空港の
国内線及び国際線に就航予定である。
【0005】この超大型航空機の大量旅客及び貨物、手
荷物等の処理、CIQ等の審査手続等による混雑防止の
ため、旅客ターミナルビルの機能施設を全面的に見直す
必要があるが、成田、関西空港等の個々の旅客ターミナ
ルビルの改造、拡張、整備計画は、相当の時間と経費に
負担が多くなるので、どの空港にも適用できる標準型、
既存施設と無関係な単独/専用ターミナル計画を今から
必要な基本要件の検討を開始しないと時間的な余裕もな
く、かつて現在のボーイング747 型の受入の当初に生じ
た計画の混乱と場当たり的な施策を講じた失態を再び起
こす不安がある。
【0006】特に超大型航空機(700人程度搭乗) の
手荷物処理については、ある航空機会社の予測による
と、各国際空港において、最低1時間当り3,500個
以上の手荷物を、安全に且つ確実にしかも迅速に処理す
る機能設備が要求されている。
【0007】しかしながら、前記従来の空港用手荷物管
理方法では、航空機1台につき1つのみのターンテーブ
ル(受入台)が対応していて、これを超大型航空機に当
て嵌めると旅客は自分の手荷物がターンテーブル上をい
つ移動して来るのか判らず、あるいは、自分の手荷物を
発見した後、ターンテーブルの周囲にいる人々の中をか
きわけて、受け取ろうとするターンテーブル近くに素早
く移動しなければならないという心理的圧迫があった
り、あるいは、自分の手荷物と類似した鞄や紙袋等と間
違えるという問題があり、かなりの混乱を来す。
【0008】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、超大型航空機に対応した大量の手荷物を迅速かつ確
実に処理できる空港手荷物処理システムを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、該当航空機に対して、この航空機か
ら降ろされた手荷物受け取りのためのターンテーブル
(受入台)を複数存在させ、出発国では手荷物を航空機
搭載までにこの複数のターンテーブルのうちのいずれを
使用するかの特定をコンピュータで行い、その特定した
ターンテーブルを出国時に旅客に報知し、また、その特
定情報はコンピュータネットワークで到着国へ報知し、
到着国では航空機から降ろした手荷物を特定したターン
テーブルへと仕分けすること、第2に、旅客は航空券記
載内容のデータを書込んだカードを所有し、出国審査時
にそのカードを読み取り、該当する手荷物に対応して特
定したターンテーブルを報知することを要旨とするもの
である。
【0010】第3に、該当航空機に対して、この航空機
から降ろされた手荷物受け取りのためのターンテーブル
(受入台)を複数存在させ、出発国では手荷物を航空機
搭載までにこの複数のターンテーブルのうちのいずれを
使用するかの特定をコンピュータで行い、その特定情報
はコンピュータネットワークで到着国へ報知して入国審
査時に旅客に特定したターンテーブルを報知し、また、
航空機から降ろした手荷物を特定したターンテーブルへ
と仕分けすること、第4に、旅客は航空券記載内容のデ
ータを書込んだカードを所有し、入国審査時にそのカー
ドを読み取り、該当する手荷物に対応して特定したター
ンテーブルを報知することを要旨とするものである。
【0011】第5に、荷物預かりカウンター、市中の宅
配便業者の営業所、コンビニエンスストア並びに空港に
て、手荷物のチェックインとして手荷物情報を書込んだ
手荷物用タグを発行して手荷物に貼り付け、および同時
に航空券記載内容のデータを書込んだカードに手荷物情
報を書込み、空港のバゲッジハンドリングシステムでは
手荷物用タグをもとに航空機に積み込む手荷物情報を拾
い、チェックインゲートで旅客の前記カードを読む際に
手荷物情報を参照すること、第6に、手荷物用タグは通
信機能を有する無線タグであること、第7に、航空券記
載内容のデータを書込んだカードは通信機能を有し、手
荷物用タグとの直接的または間接的通信で手荷物が近接
した時に報知する報知手段を有することを要旨とするも
のである。
【0012】請求項1または請求項3記載の本発明によ
れば、搭乗する航空機から排出される手荷物は複数のタ
ーンテーブルに分散されるので、手荷物受け取りのため
のターンテーブル周囲の混乱は解消できる。また、この
複数のターンテーブルのいずれになるかの特定情報は出
国審査時または入国審査時に旅客に報知されるので、旅
客は複数のターンテーブルがあっても混乱を来すことは
ない。しかも、複数のターンテーブルのうちのいずれを
使用するかの特定は出発国で手荷物を航空機搭載までに
行うので、到着国の入国審査時に待たせることなく旅客
に報知できる。
【0013】請求項2または請求項4記載の本発明によ
れば、前記作用に加えて、出国審査または入国審査時で
は旅客の所有する航空券記載内容のデータを書込んだカ
ードを読み取ることで、該当する手荷物の情報を抽出し
て特定したターンテーブルを簡単かつ確実に報知するこ
とができる。
【0014】請求項5記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、手荷物チェックインを空港以外の所で事前に
行うことができ、空港での手荷物預け入れの時間を短縮
できるとともに、旅客はチェックインゲートで自己の預
け入れた手荷物が搭乗機に搭載されることの確認を得る
ことができる。
【0015】請求項6記載の本発明によれば、手荷物用
タグの情報を非接触で迅速かつ正解に読み取ることがで
きる。
【0016】請求項7記載の本発明によれば、航空券記
載内容のデータを書込んだカードは通信機能を有し、手
荷物用タグとの直接的または間接的通信で手荷物が近接
した時に報知する報知手段を有するので、ターンテーブ
ルにより手荷物が移動して来た時にその存在を認識でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の空港手荷物処
理システムの1実施形態を示す説明図、図2は同上ネッ
トワーク説明図で、先に超大型航空機対応の空港とし
て、出発空港と到着空港について説明する。
【0018】出発(出国)の関係施設としては、出発ロ
ビー・ラウンジ1に複数のモービルラウンジ2が付設さ
れ、空港の玄関3から奥に順にチェックインゲートS−
1とセキュリティチェック、出国検査を行うセキュリテ
ィチェック・出国審査ゲートS−2と、搭乗ゲートS−
3があり、これにはいずれもカードリーダーの端末器を
付設している。なお、カードリーダーの端末器は非接触
でカードを読み取れるものである。
【0019】チェックインゲートS−1は、搭乗客は後
述の航空券記載内容のデータを書込んだカード(スマー
トパスポートカード)により航空券の購入が確認されれ
ばゲートを通過できる。このチェックインゲートS−1
の機能は航空券の確認と手荷物のトラッキング情報の確
認を行うものである。
【0020】セキュリティチェック・出国審査ゲートS
−2は、ゲートを通過することにより機内持込手荷物の
検査と金属探知機によるボディチェックを受けるもので
あり、あらかじめ入力されているスマートパスポートカ
ードの情報により搭乗者の出国審査を行い、問題がなけ
ればゲートを通過できる。このセキュリティチェック・
出国審査ゲートS−2の機能はハイジャック防止等のセ
キュリティチェックと出国審査を同時に行う。
【0021】搭乗ゲートS−3の機能はスマートパスポ
ートカードにより航空会社が搭乗客の確認ができること
と、該当手荷物が該当航空機への搭載を確認できること
と、搭乗客が該当手荷物の搭乗機への搭載を確認できる
ことである。
【0022】到着(入国)の関係施設としては、入国審
査ゲートA−1、税関検査ゲートA−2、チェックアウ
トゲートA−3があり、これらもいずれも非接触でカー
ドを読み取れるカードリーダーの端末器を付設してお
り、また、手荷物配送設備4に手荷物仕分装置5が付設
され、その先にはターンテーブル(受入台)6が複数設
けられる。
【0023】図中7は検査台、8は検疫検査室、9は出
迎客待合室、10は乗継ロビー、11は飲食・免税店で
ある。
【0024】さらに、乗り継ぎ客用として、乗り継ぎ客
が利用航空会社の便名、出発時間、到着時間、手荷物等
の確認をする乗り継ぎフライト情報カウンターT−1が
あり、乗り継ぎ客の機内持込手荷物の検査と金属探知機
によるボディチェックを行う乗り継ぎセキュリティチェ
ックゲートT−2が乗継ロビー10の入口に設けられ
る。図中T−3は乗継ロビー10に付設するモービルラ
ウンジ2へ入る際の乗り継ぎ搭乗ゲートである。乗り継
ぎセキュリティチェックゲートT−2、乗り継ぎ搭乗ゲ
ートT−3にもカードリーダーの端末器を付設してい
る。
【0025】以上が空港施設の1例であり、必ずしもこ
れに限定されるものではないが、手荷物14に関しては
手荷物チェックインカウンター12を少なくともチェッ
クインゲートS−2の前段階に設け、ここで受け付け
る。また、空港以外でも、駅その他公共の場所での荷物
預かりカウンター、市中の宅配便業者の営業所、コンビ
ニエンスストア等で手荷物を受け付けることが可能とす
る。
【0026】旅客はクレジットカード会社へ行き、所定
の手続きを行い、金銭決済機能を持つカードを購入し、
次に行政機関に対してパスポート申請手続きを行う際に
このカードにパスポート記載内容を書き込んでもらう。
さらに、航空会社若しくは航空券販売所でこのカードで
航空券の購入を行う時に、発券の代わりに必要情報(航
空便名、出発、到着情報、座席番号)を書き込み、合わ
せて代金支払い決済をこのカードで行ってスマートパス
ポートカード13とする。
【0027】このスマートパスポートカード13には通
信用の送受信回路とブザー等の報知器を内蔵させること
も出来る。この通信用の送受信回路は後述の手荷物用タ
グ15と直接的またはコンピュータ等の機器を介しての
間接的通信を行うもので、報知器はこの通信により手荷
物14が近接した時に報知するものである。
【0028】前記手荷物14の受け付けは、カードリー
ダー・ライター(図示せず)にスマートパスポートカー
ド13をかけて手荷物情報を書込み、同時に手荷物情報
を書込んだ手荷物用タグ15を発行して手荷物14に貼
り付ける。この手荷物用タグ15は通信用の送受信回路
を有するトランスポンダタグである。前記トランスポン
ダタグは、月日と航空便名と出発地名と到着地名と識別
番号(通し番号)とからなる識別データを書き込んだり
読み取ったりすることができる。なお、前記のごとくこ
の手荷物用タグ15は直接的またはコンピュータ等の機
器を介しての間接的にスマートパスポートカード13と
通信が出来る。
【0029】空港のバゲッジハンドリングシステム(B
HS)16では、トラッキング情報として発信される前
記手荷物用タグ15の識別データを非接触で読み取るこ
とができるタグ読取り装置17を設置する。このタグ読
取り装置17は手荷物配送設備4にも設置され、手荷物
仕分装置5と連携させる。
【0030】図2に示すように、各国の空港(図示では
A空港、B空港、C空港)のホストコンピュータ18は
インターネット等のコンピュータネットワークで結ばれ
ており、このホストコンピュータ18にはエアライン各
社の情報を集めたフライト情報19からの入力の他に、
前記タグ読取り装置17からの手荷物情報も入力され、
この情報はコンピュータネットワークで他の空港のホス
トコンピュータ18に送られる。
【0031】前記ホストコンピュータ18に入力される
タグ読取り装置17からの手荷物情報には、到着する空
港での複数のターンテーブル6のうちどれに排出される
べきかをホストコンピュータ18で決定してその内容を
付し、これもホストコンピュータ18から到着する空港
のホストコンピュータ18に送られる。
【0032】チェックインゲートS−1ではここに設け
たカードリーダー端末器により搭乗客はスマートパスポ
ートカード13により航空券の購入が確認されればゲー
トを通過できる。ここでは航空券の確認とタグ読取り装
置17で得た手荷物のトラッキング情報の確認を行う。
手荷物チェックインカウンター12以外の場所、荷物預
かりカウンター、市中の宅配便業者の営業所、コンビニ
エンスストア等で手荷物14を受け付けた場合は搭乗客
は自己の荷物が正しく空港に届けられて、積み込まれる
状態になっているかをこのチェックインゲートS−1で
確認できる。
【0033】搭乗客はセキュリティチェック・出国審査
ゲートS−2でセキュリティチェック、出国検査を受
け、このゲートを通過することにより機内持込手荷物の
検査と金属探知機によるボディチェックを受ける。セキ
ュリティチェック・出国審査ゲートS−2でのカードリ
ーダーの端末器でスマートパスポートカード13を読
み、あらかじめ入力されているスマートパスポートカー
ド13の情報により搭乗者の出国審査を行い、問題がな
ければゲートを通過できる。
【0034】なお、前記チェックインゲートS−1で行
う手荷物のトラッキング情報の確認をこのセキュリティ
チェック・出国審査ゲートS−2で行うようにしてもよ
い。
【0035】セキュリティチェック・出国審査ゲートS
−2を通過した搭乗客は出発ロビー・ラウンジ1にて時
間を過ごし、搭乗ゲートS−3を経てモービルラウンジ
2にて搭乗を待つ。搭乗ゲートS−3を経てのモービル
ラウンジ2への出入りは出発までは自由であるが、この
搭乗ゲートS−3で航空会社はスマートパスポートカー
ド13により、本人確認をすると同時に手荷物14が機
内に搭載されているかの照合、搭乗便の座席の確認もあ
わせて行う。搭乗客はスマートパスポートカード13に
より、搭乗便の座席の確認と、該当手荷物14が搭乗便
に搭載されているかの確認を行う。
【0036】前記到着する空港での複数のターンテーブ
ル6のうちどれに排出されるべきかの決定は、コンテナ
に荷物を積み込む時点ないしそれ以前になされる。
【0037】到着空港に着いてからの搭乗客の入国は、
入国審査ゲートA−1でスマートパスポートカード13
の情報により入国審査を行い、問題がなければ到着客は
ゲートを通過できる。このとき入国審査ゲートA−1の
カードリーダーの端末器はホストコンピュータ18から
の情報で手荷物14の到着およびどのリクレームコンベ
アー( ターンテーブル6) に排出されるかの情報を受け
ており、入国審査ゲートA−1で入国審査と同時に手荷
物14の到着確認を行い、どのリクレームコンベアー(
ターンテーブル6) に排出されるかの情報をスマートパ
スポートカード13に書き込む。また、このような複数
のターンテーブル6のうちどれに排出されるべきかの決
定内容は、口頭または紙、もしくは表示器により搭乗客
に伝えられる。
【0038】なお、前記手荷物14がどのリクレームコ
ンベアー(ターンテーブル6) に排出されるかの情報の
報知は、出発国で、出国審査や搭乗ゲートS−3等を通
過する際に行うことも可能である。
【0039】手荷物14はバゲッジハンドリングシステ
ム(BHS)により所定のターンテーブル6に搬送され
る。この所定のターンテーブル6への搬送を更に詳細に
説明すると、バゲッジハンドリングシステム(BHS)
の手荷物配送設備4では航空機から降ろされた手荷物1
4はタグ読取り装置17で手荷物用タグ15が読み取ら
れ、当該手荷物14の複数のターンテーブル6のうちど
れに排出されるべきかの決定内容をホストコンピータ1
8から手荷物仕分装置5が受けてこの手荷物仕分装置5
で仕分けされる。
【0040】なお、タグ読取り装置17からホストコン
ピータ18に手荷物14のトラッキング情報が送られて
おり、到着客は照会端末でスマートパスポートカード1
3で自己の手荷物14を確認することができる。
【0041】到着客は前記入国審査ゲートA−1で口頭
または紙、もしくは表示器により伝えられた、さらに、
スマートパスポートカード13に書き込まれた情報によ
り所定のターンテーブル6の所へ行き、手荷物14を受
け取り、税関検査ゲートA−2の税関カウンターに進
み、税関ゲートにて決済等を確認し通過する。
【0042】スマートパスポートカード13を所有して
いてターンテーブル6により自己の手荷物14が移動し
て来た場合は、ブザー等の報知器がその手荷物14の存
在を報知するのでターンテーブル6からの回収が容易で
ある。
【0043】チェックアウトゲートA−3は、手荷物の
受け取り確認および到着客の存在状況を把握するもの
で、到着客がスマートパスポートカード13によりチェ
ックアウトゲートA−3を通過すれば、手荷物の受け取
り、税関等すべて問題なしとして把握できる。
【0044】乗り継ぎ客は乗り継ぎセキュリティチェッ
クゲートT−2を通過して機内持込手荷物の検査と金属
探知機によるボディチェックを受けてから、乗継ロビー
10に入りる。この乗り継ぎセキュリティチェックゲー
トT−2では あらかじめ入力されているスマートパス
ポートカード13の情報により乗り継ぎ客の審査を行
い、問題がなければゲートを通過できる。ハイジャック
防止等のセキュリティチェックと乗り換え審査を同時に
行う。
【0045】乗り継ぎ客は、この乗り継ぎセキュリティ
チェックゲートT−2を通過する前に乗り継ぎフライト
情報カウンターT−1でスマートパスポートカード13
を提示して利用航空会社の便名、出発時間、到着時間、
手荷物等の確認をすることができる。
【0046】乗り継ぎ客は乗継ロビー10からの乗り継
ぎ搭乗ゲートT−3を経てモービルラウンジ2へ入り、
ここから航空機に搭乗するが、乗り継ぎ搭乗ゲートT−
3では航空会社は、スマートパスポートカード13によ
り本人確認および搭乗便の座席の確認をすると同時に手
荷物14が機内に搭載されているかの照合もあわせて行
う。
【0047】前記どのリクレームコンベアー( ターンテ
ーブル6) に排出される、すなわち、複数のターンテー
ブル6のうちどれに排出されるべきかの決定内容は、口
頭または紙、もしくは表示器により搭乗客に伝えられる
が、この報知の方法は情報がスマートパスポートカード
13に書き込まることを踏まえて、スマートパスポート
カード13に表示機能を持たせ、このスマートパスポー
トカード13自体に表示することも可能である。
【0048】また、スマートパスポートカード13など
のカードを介さずに、旅客者が所有する携帯電話や携帯
表示器等に表示することも考えられる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明の空港手荷物処
理システムは、搭乗する航空機から排出される手荷物は
複数のターンテーブルに分散されるので、超大型航空機
に対応した大量の手荷物を迅速かつ確実に処理できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空港手荷物処理システムの1実施形態
を示す説明図である。
【図2】本発明の空港手荷物処理システムのネットワー
ク説明図である。
【符号の説明】
1…出発ロビー・ラウンジ 2…モービ
ルラウンジ 3…玄関 4…手荷物
配送設備 5…手荷物仕分装置 6…ターン
テーブル(受入台) 7…検査台 8…検疫検
査室 9…出迎客待合室 10…乗継
ロビー 11…飲食・免税店 12…手荷物チェックインカウンター 13…スマートパスポートカード 14…手荷
物 15…手荷物用タグ 16…バゲッジハンドリングシステム(BHS) 17…タグ読取り装置 18…ホス
トコンピータ 19…フライト情報 S−1…チェックインゲート S−2…セキュリティチェック・出国審査ゲート S−3…搭乗ゲート A−1…入国審査ゲート A−2…
税関検査ゲート A−3…チェックアウトゲート T−1…乗り継ぎフライト情報カウンター T−2…乗り継ぎセキュリティチェックゲート T−3…乗り継ぎ搭乗ゲート
フロントページの続き (72)発明者 石神 義久 神奈川県横浜市旭区中尾一丁目13番18号 (72)発明者 樫森 克彦 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 加藤 重彦 愛知県名古屋市中区栄一丁目20番31号 株 式会社トーエネック内 Fターム(参考) 5B058 CA15 KA02 KA04 YA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 該当航空機に対して、この航空機から降
    ろされた手荷物受け取りのためのターンテーブル(受入
    台)を複数存在させ、出発国では手荷物を航空機搭載ま
    でにこの複数のターンテーブルのうちのいずれを使用す
    るかの特定をコンピュータで行い、その特定したターン
    テーブルを出国時に旅客に報知し、また、その特定情報
    はコンピュータネットワークで到着国へ報知し、到着国
    では航空機から降ろした手荷物を特定したターンテーブ
    ルへと仕分けすることを特徴とした空港手荷物処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 旅客は航空券記載内容のデータを書込ん
    だカードを所有し、出国審査時にそのカードを読み取
    り、該当する手荷物に対応して特定したターンテーブル
    を報知する請求項1記載の空港手荷物処理システム。
  3. 【請求項3】 該当航空機に対して、この航空機から降
    ろされた手荷物受け取りのためのターンテーブル(受入
    台)を複数存在させ、出発国では手荷物を航空機搭載ま
    でにこの複数のターンテーブルのうちのいずれを使用す
    るかの特定をコンピュータで行い、その特定情報はコン
    ピュータネットワークで到着国へ報知して入国審査時に
    旅客に特定したターンテーブルを報知し、また、航空機
    から降ろした手荷物を特定したターンテーブルへと仕分
    けすることを特徴とした空港手荷物処理システム。
  4. 【請求項4】 旅客は航空券記載内容のデータを書込ん
    だカードを所有し、入国審査時にそのカードを読み取
    り、該当する手荷物に対応して特定したターンテーブル
    を報知する請求項3記載の空港手荷物処理システム。
  5. 【請求項5】 荷物預かりカウンター、市中の宅配便業
    者の営業所、コンビニエンスストア並びに空港にて、手
    荷物のチェックインとして手荷物情報を書込んだ手荷物
    用タグを発行して手荷物に貼り付け、および同時に航空
    券記載内容のデータを書込んだカードに手荷物情報を書
    込み、空港のバゲッジハンドリングシステムでは手荷物
    用タグをもとに航空機に積み込む手荷物情報を拾い、チ
    ェックインゲートで旅客の前記カードを読む際に手荷物
    情報を参照する請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の空港手荷物処理システム。
  6. 【請求項6】 手荷物用タグは通信機能を有する無線タ
    グである請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の空
    港手荷物処理システム。
  7. 【請求項7】 航空券記載内容のデータを書込んだカー
    ドは通信機能を有し、手荷物用タグとの直接的または間
    接的通信で手荷物が近接した時に報知する報知手段を有
    する請求項6記載の空港手荷物処理システム。
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