JP2002300616A - 視聴状況管理方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＥＰＧのような番組提供側の一方的な情報で
は視聴者は満足できなかった。 【解決手段】 視聴状況管理サーバ１４においては、チ
ャンネル情報取得部２４が各視聴者端末からチャンネル
情報を取得し、これをチャンネル管理部２６が管理す
る。視聴者は、要求処理部２８に対して任意の視聴者の
チャンネル情報の送信を要求すると、チャンネル提供部
３０からそのチャンネル情報が送信され、端末画面に表
示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、視聴状況管理方
法および装置に関する。この発明は特に、放送に関連す
る情報を視聴者に提供する技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、テレビで放送される番組に関す
る情報を得るためには、新聞の番組欄や雑誌を見るのが
一般的であった。近年、ＥＰＧ（電子番組ガイド）を放
送波やインターネットを通じて取得することによって、
テレビ画面やパーソナルコンピュータの画面に番組表を
表示できるようになった。このＥＰＧには、番組名や番
組内容を識別するためのインデックスが付けられてお
り、視聴者は専用ハードウェアを利用して好みの番組を
簡単に検索できる。このように、ＥＰＧは従来紙媒体で
提供されてきた番組表を単に電子化しただけではなく、
視聴者の番組選択を支援するための有益な情報が付加さ
れている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＥＰＧ
はあくまで番組提供側から発信される情報にすぎず、Ｅ
ＰＧを参照しただけではその番組が面白いかどうかは分
からない。インターネットが広く一般に普及し、誰でも
情報発信できる今日においては、一方的な情報だけでは
視聴者は満足できず、いわゆる「口コミ」のような生き
た情報をむしろ視聴者は求めている。特に、衛星放送や
ケーブルテレビにおいては多チャンネル化が進んでお
り、視聴者の番組選択を支援する技術に対して潜在的な
需要があると本発明者は認識するに至った。

【０００４】本発明者は以上の認識に基づき本発明をな
したもので、その目的は、テレビ放送の視聴者に対し番
組選択を支援する技術の提供にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、視
聴状況管理方法に関する。この方法は、視聴者が現在視
聴している放送チャンネルを示すチャンネル情報を複数
の視聴者からネットワーク経由で受信し、チャンネル情
報を複数の視聴者のそれぞれと対応づけて管理し、第１
の視聴者から指定された第２の視聴者のチャンネル情報
を、第１の視聴者によって使用される端末画面に表示さ
せるためのデータ形式で第１の視聴者へ送信する。

【０００６】ここで、「放送チャンネル」は、地上波放
送、衛星放送、ＣＡＴＶ、インターネット放送などのテ
レビ放送におけるチャンネルを主に想定し、「視聴者」
はそれらのテレビ放送を視聴するユーザを主に想定す
る。「チャンネル情報」は、視聴者がテレビ放送の表示
を開始したときや、放送チャンネルを切り替えたときな
どのタイミングに視聴者の端末から発せられる。このチ
ャンネル情報を取得することにより各視聴者がテレビ放
送を視聴しているか否か、またはどのチャンネルを視聴
しているかを管理できる。「ネットワーク」はインター
ネットを含んでもよい。

【０００７】本発明のさらに別の態様は、視聴状況管理
装置である。本装置は、視聴者が現在視聴している放送
チャンネルを示すチャンネル情報を複数の視聴者から受
信するチャンネル取得部と、チャンネル情報を複数の視
聴者のそれぞれと対応づけて管理するチャンネル管理部
と、第１の視聴者から指定された第２の視聴者のチャン
ネル情報を、第１の視聴者によって使用される端末画面
に表示させるチャンネル提供部と、を含む。

【０００８】本装置は、ネットワーク上に設置された視
聴状況管理サーバまたは視聴者端末のいずれかを指す場
合と、ネットワークを介して接続された視聴状況管理サ
ーバおよび視聴者端末からなる視聴状況管理システムを
指す場合の双方を含み、チャンネル取得部、チャンネル
管理部、およびチャンネル提供部の各機能ブロックは、
視聴状況管理サーバ側に設けられてもよいし、視聴者端
末側に設けられてもよい。視聴状況管理サーバおよび視
聴者端末の双方に設けられてもよいし、その場合の各機
能ブロックはそれぞれ同じ名称でもよい。これら各機能
は、それぞれプログラムモジュールのかたちで提供さ
れ、視聴状況管理サーバおよび視聴者端末のいずれかま
たは双方にて実行されてもよいし、実行にあたり視聴状
況管理サーバから視聴者端末へダウンロードされてもよ
い。

【０００９】視聴者端末は、ひとつの画面にテレビ放送
とインターネットコンテンツの双方を表示可能であって
もよい。チャンネル情報は、テレビ放送と同じ画面内に
表示してもよいし、独立で画面に表示してもよい。

【００１０】チャンネル提供部は、第２の視聴者のチャ
ンネル情報を、第１の視聴者の端末画面において第２の
視聴者の名前と関連づけたチャンネル名のかたちで表示
させてもよいし、第２の視聴者の許可があったことを条
件に第２の視聴者のチャンネル情報を第１の視聴者の端
末画面に表示させてもよい。複数の視聴者をグループと
して登録するグループ管理部をさらに含み、チャンネル
提供部が、チャンネル情報の送信先をグループに属する
視聴者に限定してもよい。視聴者が現在視聴している放
送チャンネルを他の放送チャンネルに切り替えさせるチ
ャンネル制御部をさらに含んでもよく、この場合、第１
の視聴者からの要求に基づいて第２の視聴者が現在視聴
している放送チャンネルを切り替えさせてもよい。

【００１１】本発明のさらに別の態様は、コンピュータ
プログラムである。このプログラムは、視聴者が現在視
聴している放送チャンネルを示すチャンネル情報を複数
の視聴者から受信する過程と、チャンネル情報を複数の
視聴者のそれぞれと対応づけて管理する過程と、第１の
視聴者から指定された第２の視聴者のチャンネル情報
を、第１の視聴者によって使用される端末画面に表示さ
せる過程と、をコンピュータに実行させる。

【００１２】なお、以上の構成要素の任意の組合せや、
本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コン
ピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納し
た記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発
明の態様として有効である。

【００１３】

【発明の実施の形態】（第１実施形態）本実施形態にお
ける視聴状況管理システムは、複数の視聴者からそれぞ
れチャンネル情報を取得し、これを管理する。各視聴者
は他の視聴者のチャンネル情報を取得して画面に表示で
き、これにより知人や著名人の視聴状況を知ることがで
きる。知人などの視聴状況は「口コミ」のような情報性
をもち、番組を選択する上で役立つ情報となり得る。著
名人の視聴状況もまた視聴者の番組選択に対する影響力
をもつ。

【００１４】図１は、視聴状況管理システムの構成を示
す。視聴状況管理システム１０は、インターネット１６
を介して接続される視聴状況管理サーバ１４および複数
の視聴者端末１２を含む。複数の視聴者端末１２は、そ
れぞれ放送局１８からテレビ放送を受信する。

【００１５】視聴状況管理サーバ１４および視聴者端末
１２は、ハードウェア的には、コンピュータのＣＰＵを
はじめとする素子で実現でき、ソフトウェア的にはデー
タ送受信機能やチャンネル情報管理機能のあるプログラ
ムなどによって実現されるが、以下説明する図２および
図３ではそれらの連携によって実現される機能ブロック
を描いている。したがって、これらの機能ブロックはハ
ードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろな
かたちで実現できる。視聴状況管理サーバ１４は、ウェ
ブサーバを含む構成であってもよいし、視聴者端末１２
は、パーソナルコンピュータと、これにインストールさ
れたウェブブラウザを含む構成であってもよい。視聴者
端末１２は、テレビ表示機能を含む構成であってもよ
い。

【００１６】図２は、視聴状況管理サーバの構成を示す
機能ブロック図である。視聴状況管理サーバ１４は、通
信部２０、視聴者認証部２２、チャンネル情報取得部２
４、チャンネル管理部２６、要求処理部２８、チャンネ
ル提供部３０、グループ管理部３２、およびチャンネル
制御部３４を含む。各部は、通信部２０を介してインタ
ーネット１６上の視聴者端末１２との間でデータを送受
信する。通信部２０は、データ送受信機能のほか、ルー
タ機能やサーバ機能を有してもよい。

【００１７】視聴者認証部２２は、視聴者ＩＤやパスワ
ードなどに基づいて視聴者を認証する。チャンネル情報
取得部２４は、視聴者が現在視聴している放送チャンネ
ルを示すチャンネル情報を複数の視聴者から受信する。

【００１８】チャンネル管理部２６は、チャンネル情報
を複数の視聴者のそれぞれと対応づけて管理する。チャ
ンネル管理部２６は、チャンネル情報保持部４４、視聴
状況更新部４５、および視聴者情報保持部４６を含む。
チャンネル情報保持部４４は、各視聴者の視聴状況を保
持する。たとえば、視聴者ＩＤとそのチャンネル情報の
対応関係を記録したテーブルを保持してもよい。視聴状
況更新部４５は、チャンネル情報取得部２４から受けと
るチャンネル情報に基づいて、チャンネル情報保持部４
４に記録された各視聴者の視聴状況を更新する。視聴者
情報保持部４６は、各視聴者のＩＤ、氏名、ハンドルな
どの個人情報を保持する。

【００１９】グループ管理部３２は、希望に応じて複数
の視聴者をグループとして登録する。グループ管理部３
２は、グループ設定保持部４０および登録処理部４２を
含む。グループ設定保持部４０は、視聴者とその視聴者
が属するグループの対応関係を記憶する。登録処理部４
２は、グループの登録およびグループへの視聴者の登録
を処理する。視聴者は、グループ登録をブックマークと
して利用してもよく、その場合、自分のグループに属す
るメンバーのチャンネル情報を随時画面に表示させるよ
う設定してもよい。

【００２０】要求処理部２８は、視聴者の端末に別の視
聴者のチャンネル情報を送信して表示する旨の要求を処
理する。要求処理部２８は、表示要求受付部３６および
許可確認部３８を含む。表示要求受付部３６は、チャン
ネル情報を送信して表示する旨の要求を視聴者から受信
する。グループに属するメンバー全員のチャンネル情報
に対する一括要求であってもよいし、視聴者認証による
ログイン後からログアウトまで随時送信して表示する旨
の要求であってもよい。許可確認部３８は、チャンネル
情報の表示要求の対象となった視聴者に対し、その情報
の送信を許可するか否かを確認する。こうしてチャンネ
ル情報の公開を希望しない視聴者にも配慮する。許可確
認部３８は、後述するチャンネル制御に対する許可を確
認してもよい。

【００２１】チャンネル提供部３０は、表示要求の対象
となった視聴者のチャンネル情報を、表示要求をした視
聴者の端末画面に表示させる。チャンネル提供部３０
は、形式処理部４８およびチャンネル送信部５０を含
む。形式処理部４８は、表示要求をした視聴者の端末画
面に表示できるデータ形式にチャンネル情報を整形す
る。形式処理部４８は、チャンネル情報をその視聴者の
名前と関連づけたチャンネル名のかたちで端末画面に表
示させるためのデータ形式に整形してもよい。たとえ
ば、「タロー」というハンドルをもつ視聴者のチャンネ
ル情報を「タローチャンネル」というかたちで端末画面
に表示させてもよい。

【００２２】チャンネル送信部５０は、表示要求をする
視聴者の端末へチャンネル情報を送信する。チャンネル
送信部５０は、許可確認部３８によって送信の許可が確
認されたチャンネル情報に限定して送信してもよい。チ
ャンネル送信部５０は、チャンネル情報の送信先をグル
ープ管理部３２によって設定されたグループに属する視
聴者に限定してもよい。

【００２３】チャンネル制御部３４は、視聴者が端末画
面に現在表示させて視聴している放送チャンネルを他の
放送チャンネルに切り替えさせる。チャンネル制御部３
４は、制御要求受付部５２および制御データ送信部５４
を含む。制御要求受付部５２は、各視聴者から、その視
聴者とは別の視聴者の端末画面におけるチャンネルを切
り替える旨の要求を受信する。制御データ送信部５４
は、要求のあった端末画面に対し、チャンネルを切り替
えさせるための制御データを送信する。制御データ送信
部５４は、許可確認部３８によって切替の許可が確認さ
れた視聴者端末に限定して制御データを送信してもよ
い。制御データ送信部５４は、制御データの送信先をグ
ループ管理部３２によって設定されたグループに属する
視聴者に限定してもよい。

【００２４】図３は、視聴者端末の構成を示す機能ブロ
ック図である。視聴者端末１２は、通信部６０、視聴者
認証部６２、チャンネル情報送信部６４、チャンネル指
示部６６、放送処理部６８、放送受信部７０、表示要求
送信部７１、チャンネル提供部７２、およびチャンネル
制御部７４を含む。各部は、通信部６０を介してインタ
ーネット１６上の視聴状況管理サーバ１４との間でデー
タを送受信する。

【００２５】視聴者認証部６２は、図２の視聴者認証部
２２との間で視聴者を認証する。放送受信部７０は、放
送局１８からテレビ放送を受信する。放送処理部６８
は、放送受信部７０が受信したテレビ放送のデータを処
理する。放送処理部６８は、映像取得部７６および放送
表示部７８を含む。映像取得部７６は、テレビ放送の映
像および音声を取得する。放送表示部７８は、テレビ放
送の映像を画面の所定の位置に表示し、音声を出力す
る。チャンネル指示部６６は、視聴者の操作に基づい
て、表示させる放送チャンネルを放送処理部６８に指示
する。指示された放送チャンネルを特定するチャンネル
情報をチャンネル情報送信部６４が視聴状況管理サーバ
１４へ送信する。チャンネル指示部６６の指示によって
放送チャンネルの切替があった場合、チャンネル情報送
信部６４は切替後のチャンネルを示すチャンネル情報を
視聴状況管理サーバ１４へ送信する。

【００２６】表示要求送信部７１は、別の視聴者のチャ
ンネル情報を画面に表示する旨の要求を視聴状況管理サ
ーバ１４へ送信する。自分のグループに属するメンバー
全員のチャンネル情報に対する一括要求であってもよい
し、視聴者認証によるログイン後からログアウトまで随
時送信して表示する旨の要求であってもよい。

【００２７】チャンネル提供部７２は、別の視聴者のチ
ャンネル情報を画面に表示する。チャンネル提供部７２
は、チャンネル情報受信部８０およびチャンネル情報表
示部８２を含む。チャンネル情報受信部８０は、視聴状
況管理サーバ１４から別の視聴者のチャンネル情報を受
信する。チャンネル情報表示部８２は、受信したチャン
ネル情報を画面に表示する。チャンネル情報を、その視
聴者の名前と関連づけたチャンネル名のかたちで表示し
てもよい。

【００２８】チャンネル制御部７４は、視聴状況管理サ
ーバ１４から受けとる制御データに基づいて、表示され
ている放送チャンネルを他の放送チャンネルに自動で切
り替える。チャンネル制御部７４は、制御データ受信部
８４および制御処理部８６を含む。放送チャンネルを切
り替える旨の制御データを制御データ受信部８４が視聴
状況管理サーバ１４から受けとったときに、制御処理部
８６はチャンネル切替指示をチャンネル指示部６６へ送
る。

【００２９】図４は、視聴者端末におけるテレビ画面内
の構成を示す。テレビ画面１００には、映像表示部１０
２、チャンネル欄１０４、および番組名欄１０６が表示
されている。チャンネル欄１０４および番組名欄１０６
の下方には、同じグループに属するメンバーのチャンネ
ル情報が表示される。チャンネル名１０８は、「タロ
ー」のハンドルをもつメンバーのチャンネル情報が「タ
ローｃｈ」として表示され、そのメンバーが現在視聴し
ている番組名１１０が近傍に表示される。さらにその近
傍には切替ボタン１１２が表示される。視聴者が切替ボ
タン１１２をクリックすると、「タロー」のハンドルを
もつ視聴者の放送チャンネルを映像表示部１０２に表示
されている放送チャンネルに切り替える。

【００３０】現在テレビ放送を視聴していない、または
本システムにログインしていないグループメンバーに関
しては、チャンネル名１１４が非表示の状態となり、そ
の近傍にオフラインである旨のマーク１１６が番組名の
代わりに表示される。

【００３１】チャンネル名１１８は、視聴者によって指
定された別の視聴者のチャンネル情報であり、その近傍
には番組名１２０が表示される。チャンネル名１１８と
して、著名人などのチャンネル情報を表示してもよい。

【００３２】図５は、視聴者に関する情報のテーブルで
ある。視聴者テーブル１５０は、視聴者ＩＤ欄１５２、
氏名欄１５４、ハンドル欄１５６、および表示許可欄１
５８を含み、視聴者情報保持部４６に記録される。視聴
者ＩＤ欄１５２には、視聴者のＩＤが記録される。その
ＩＤに対応する氏名およびハンドルが氏名欄１５４およ
びハンドル欄１５６にそれぞれ記録される。表示許可欄
１５８には、他の視聴者へのチャンネル情報の送信を許
可するか否かが記録される。

【００３３】図６は、各視聴者とそのチャンネル情報の
対応関係を示すテーブルである。チャンネル情報テーブ
ル１８０は、視聴者ＩＤ欄１８２、チャンネル情報欄１
８４、および時刻欄１８６を含み、チャンネル情報保持
部４４に記録される。視聴者ＩＤ欄１８２には視聴者Ｉ
Ｄが記録され、チャンネル情報欄１８４には視聴者ごと
のチャンネル情報が記録される。時刻欄１８６には、チ
ャンネル情報が記録された日付と時刻が記録される。

【００３４】図７は、各視聴者とその視聴者が属するグ
ループとの対応関係を示すテーブルである。グループ登
録テーブル１９０は、視聴者ＩＤ欄１９２およびグルー
プＩＤ欄１９４を含み、グループ設定保持部４０に記録
される。視聴者ＩＤ欄１９２には視聴者ＩＤが記録さ
れ、グループＩＤ欄１９４には対応するグループＩＤが
記録される。

【００３５】以上の構成による動作を以下説明する。図
８は、視聴状況管理サーバにおける動作を示すフローチ
ャートである。まず、視聴者を認証し（Ｓ１０）、その
視聴者のチャンネル情報を取得する（Ｓ１２）。取得し
たチャンネル情報に基づいてその視聴者の視聴状況を更
新する（Ｓ１４）。管理するチャンネル情報のいずれか
に表示要求があった場合であって（Ｓ１６Ｙ）、その要
求に対する許可が確認された場合に（Ｓ１８Ｙ）、表示
要求をした視聴者の端末画面に表示させる（Ｓ２０）。
チャンネル制御の要求があった場合であって（Ｓ２２
Ｙ）、その要求に対する許可が確認された場合に（Ｓ２
３Ｙ）、要求の対象となった視聴者の放送チャンネルを
切り替える（Ｓ２４）。視聴を終了するまで（Ｓ２
６）、Ｓ１２からＳ２４までの動作を繰り返す。

【００３６】（第２実施形態）本実施形態は、インター
ネット放送を対象とする。第１実施形態は、地上波放
送、衛星放送、ＣＡＴＶなど放送局ごとに放送チャンネ
ルが予め割り当てられた放送形態を主な対象とする。こ
の場合、その地域で視聴可能な放送チャンネルが視聴者
端末に予め設定されており、視聴者は放送チャンネルを
選択するだけで番組を視聴できる。一方、インターネッ
ト放送のようなＵＲＬ指定型の放送形態の場合、視聴者
が自らそのＵＲＬを発見しなければならない。放送日や
放送時間は不定期な場合が多く、しかも放送局や番組の
数も多い。

【００３７】本実施形態においては、視聴者端末に表示
される別の視聴者のチャンネル情報に、インターネット
放送番組のＵＲＬをリンクしておく。これにより、視聴
者は画面に表示されたチャンネル情報をクリックすれ
ば、そのＵＲＬのインターネット放送を自ら見つけ出す
ことなく視聴できる。画面にチャンネル情報が表示され
ている場合には、少なくとも別の視聴者がそのインター
ネット放送を現在視聴していることを意味するので、放
送中か否かに関しても簡単に把握できる。

【００３８】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素
や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当
業者に理解されるところである。以下、変形例を挙げ
る。

【００３９】本実施形態においては、各視聴者は別の視
聴者の端末におけるチャンネル切替を制御できる。変形
例においては、各視聴者は自分の端末のチャンネルが他
の視聴者のチャンネルに自動的に切り替えられるように
制御する構成としてもよい。

【００４０】

【発明の効果】本発明によれば、テレビ放送の視聴者の
番組選択を支援することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 視聴状況管理システムの構成を示す図であ
る。

【図２】 視聴状況管理サーバの構成を示す機能ブロッ
ク図である。

【図３】 視聴者端末の構成を示す機能ブロック図であ
る。

【図４】 視聴者端末におけるテレビ画面内の構成を示
す図である。

【図５】 視聴者に関する情報のテーブルである。

【図６】 各視聴者とそのチャンネル情報の対応関係を
示すテーブルである。

【図７】 各視聴者とその視聴者が属するグループとの
対応関係を示すテーブルである。

【図８】 視聴状況管理サーバにおける動作を示すフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１０ 視聴状況管理システム、 １２ 視聴者端末、
１４ 視聴状況管理サーバ、 ２４ チャンネル情報取
得部、 ２６ チャンネル管理部、 ３０ チャンネル
提供部、 ３２ グループ管理部、 ３４ チャンネル
制御部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C061 BB03 5C064 BA01 BC06 BC23 BD02 BD03 BD13

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 視聴者が現在視聴している放送チャンネ
   ルを示すチャンネル情報を複数の視聴者からネットワー
   ク経由で受信し、 前記チャンネル情報を複数の視聴者のそれぞれと対応づ
   けて管理し、 第１の視聴者から指定された第２の視聴者のチャンネル
   情報を、前記第１の視聴者によって使用される端末画面
   に表示させるためのデータ形式で前記第１の視聴者へ送
   信することを特徴とする視聴状況管理方法。
2. 【請求項２】 視聴者が現在視聴している放送チャンネ
   ルを示すチャンネル情報を複数の視聴者から受信するチ
   ャンネル取得部と、 前記チャンネル情報を複数の視聴者のそれぞれと対応づ
   けて管理するチャンネル管理部と、 第１の視聴者から指定された第２の視聴者のチャンネル
   情報を、前記第１の視聴者によって使用される端末画面
   に表示させるチャンネル提供部と、 を含むことを特徴とする視聴状況管理装置。
3. 【請求項３】 前記チャンネル提供部は、前記第２の視
   聴者のチャンネル情報を、前記第１の視聴者の端末画面
   において前記第２の視聴者の名前と関連づけたチャンネ
   ル名のかたちで表示させることを特徴とする請求項２に
   記載の視聴状況管理装置。
4. 【請求項４】 前記チャンネル提供部は、前記第２の視
   聴者の許可があったことを条件に前記第２の視聴者のチ
   ャンネル情報を前記第１の視聴者の端末画面に表示させ
   ることを特徴とする請求項２、３のいずれかに記載の視
   聴状況管理装置。
5. 【請求項５】 複数の視聴者をグループとして登録する
   グループ管理部をさらに含み、 前記チャンネル提供部は、前記チャンネル情報の送信先
   を前記グループに属する視聴者に限定することを特徴と
   する請求項２から４のいずれかに記載の視聴状況管理装
   置。
6. 【請求項６】 視聴者が現在視聴している放送チャンネ
   ルを他の放送チャンネルに切り替えさせるチャンネル制
   御部をさらに含むことを特徴とする請求項２から５のい
   ずれかに記載の視聴状況管理装置。
7. 【請求項７】 前記チャンネル制御部は、前記第１の視
   聴者からの要求に基づいて前記第２の視聴者が現在視聴
   している放送チャンネルを切り替えさせることを特徴と
   する請求項６に記載の視聴状況管理装置。
8. 【請求項８】 視聴者が現在視聴している放送チャンネ
   ルを示すチャンネル情報を複数の視聴者から受信する過
   程と、 前記チャンネル情報を複数の視聴者のそれぞれと対応づ
   けて管理する過程と、 第１の視聴者から指定された第２の視聴者のチャンネル
   情報を、前記第１の視聴者によって使用される端末画面
   に表示させる過程と、 をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュ
   ータプログラム。