JP2002300505A - オンライン仮想記憶システム、方法及び装置、仮想媒体、並びにプログラム - Google Patents

オンライン仮想記憶システム、方法及び装置、仮想媒体、並びにプログラム

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JP2002300505A
JP2002300505A JP2001099522A JP2001099522A JP2002300505A JP 2002300505 A JP2002300505 A JP 2002300505A JP 2001099522 A JP2001099522 A JP 2001099522A JP 2001099522 A JP2001099522 A JP 2001099522A JP 2002300505 A JP2002300505 A JP 2002300505A
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JP
Japan
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data
medium
electronic device
unit
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Application number
JP2001099522A
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English (en)
Inventor
Yusuke Fujimaki
祐介 藤巻
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JustSystems Corp
Original Assignee
JustSystems Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器に装着される記憶媒体と同様の操作性
で、該記憶媒体が有する記憶容量よりも大きな記憶容量
をオンライン上で仮想的に提供する。 【解決手段】 ビデオテープ型媒体3は、中継装置2及
びインターネット6を介してサーバ装置1と通信可能に
構成されている。ビデオテープ型媒体3をビデオデッキ
4に挿入し、例えばテレビ番組の録画を指示すると、ビ
デオテープ型媒体3は、ビデオデッキ4のビデオヘッド
から録画動作によって出力されたデータを取得し、圧縮
してサーバ装置1へと送る。サーバ装置1は、送られて
きたデータをそのユーザのライブラリに登録する。一
方、ビデオデッキ4で録画されたデータの再生が指示さ
れると、指示されたデータがライブラリから読み出さ
れ、サーバ装置1からビデオテープ型媒体3へと送られ
る。ビデオテープ型媒体3では、送られてきたデータを
伸張し、ビデオデッキ4のビデオヘッドに読み取らせて
再生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どのネットワーク上で大きな記憶空間を提供するオンラ
イン仮想記憶システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、映像データの記録媒体とし
て、ビデオテープが広く用いられている。ユーザは、テ
レビ番組をビデオテープに録画したり、自分でビデオテ
ープに録画した映像や、販売またはレンタルされている
ビデオテープに録画された映画などを再生して楽しむこ
とができる。また、最近では、ビデオテープに代わるメ
ディアとして、DVD(Digital Video Disk)も用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビデオ
テープやDVDなどのメディアの記憶容量は限られてい
る。従って、長時間に亘って映像データを録画したり、
長時間の映像データを再生しようとする場合には、ビデ
オデッキやDVDデッキなどにメディアを入れ替えなけ
ればならず、操作が煩雑であるという問題があった。ま
た、これらのメディアに記録された映像データなどを編
集する作業が繁雑であるという問題もあった。
【0004】また、ユーザが映画などの特定の映像デー
タを見たい場合には、その映像データを記憶したメディ
アがユーザの手元になければならないという制約があっ
た。このため、ユーザは、特定の映像データが見たい場
合には、それを記憶したビデオテープやDVDを、ビデ
オショップまで出かけて買い求めるかレンタルショップ
まで出かけて借りてくるかをしなければならなかった。
つまり、ユーザがいつでも自分が見たい映像データを見
られるというものではなかった。
【0005】これに対して、パーソナルコンピュータか
らインターネットに接続した場合には、Webサーバか
らインターネットを介して映像、音声などのデータをダ
ウンロードすることにより、大容量のデータを再生する
こともできた。しかし、通常のビデオデッキ、DVDデ
ッキなどのようにインターネット接続機能を有しない機
器では、インターネットを介してデータをダウンロード
して再生することはできず、誰でも手軽に利用できるも
のではなかった。
【0006】また、インターネットを介してダウンロー
ドしたデータをパーソナルコンピュータで再生する場合
には、専用のソフトウェアが必要であり、ビデオテープ
に記録されたデータをビデオデッキやDVDデッキで再
生する場合とは操作方法が全く異なっていた。しかもビ
デオデッキやDVDデッキで再生する場合に比べると一
般に操作方法が難しく、パーソナルコンピュータの操作
に不慣れな者にとっては、実質的に利用が困難であると
いう問題があった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、機器に装着される記憶媒
体と同様の操作性で、該記憶媒体が有する記憶容量より
も大きな記憶容量をオンライン上で仮想的に提供するこ
とができるオンライン仮想記憶システム等を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかるオンライン仮想記憶シ
ステムは、サーバ装置と、該サーバ装置と直接または間
接に通信可能であって、電子機器に挿入されて読み取ら
れるデータを記録した記憶媒体に代えて該電子機器に挿
入可能な仮想媒体とを備え、前記サーバ装置は、前記電
子機器で読み取り可能なデータを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたデータを読み出す読み出し手
段と、前記読み出し手段が読み出したデータを、前記仮
想媒体へ向けて送信する第1の送信手段とを備え、前記
仮想媒体は、前記第1の送信手段から送信されたデータ
を受信する第1の受信手段と、前記受信手段が受信した
データを、当該仮想媒体が挿入された電子機器に読み取
らせる被読取手段とを備えることを特徴とする。
【0009】この実施の形態にかかるオンライン仮想記
憶システムでは、電子機器が読み取るデータは、仮想媒
体内に予め記憶されているのではなく、サーバ装置内の
記憶手段に記憶されていてサーバ装置から送られてく
る。このため、仮想媒体を入れ替えることなく、電子機
器が通常データの読み取りに使用する記憶媒体よりも大
きな記憶容量をサーバ装置内の記憶手段において提供す
ることができる。サーバ装置内の記憶手段に記憶された
データを電子機器に読み取らせる場合には、通常の記憶
媒体の代わりに仮想媒体を電子機器に挿入すればよいこ
ととなる。つまり、電子機器を通常使用しているのと同
じ操作性で、大きな記憶容量の提供が可能となる。
【0010】また、記憶手段に記憶するデータとして、
複数種類のデータを予め用意しておき、ユーザの選択に
よっていずれかのデータを読み出すことができるように
することができる。これにより、所望のデータを記憶し
た記憶媒体がユーザの手元になくても、ユーザは任意の
ときにサーバ装置からそのデータを送信させ、電子機器
に読み取らせることができる。
【0011】上記オンライン仮想記憶システムにおい
て、前記電子機器は、前記記憶媒体にデータを書き込む
ことが可能であってもよい。この場合において、前記仮
想媒体は、挿入された電子機器からデータを書き込まれ
る被書込手段と、前記被書込手段に書き込まれたデータ
を、前記サーバ装置に向けて送信させる第2の送信手段
とをさらに備えるものとすることができ、前記サーバ装
置は、前記第2の送信手段から送信されたデータを受信
する第2の受信手段と、前記第2の受信手段が受信した
データを、前記記憶手段に書き込む書き込み手段とをさ
らに備えるものとすることができる。
【0012】この場合、電子機器と通常使用しているの
と同じ操作性で、通常の記憶媒体の記憶容量よりもデー
タ量が大きくても、仮想媒体を入れ替えることなく当該
データをサーバ装置内の記憶手段に記憶させることがで
きる。
【0013】上記オンライン仮想記憶システムにおい
て、前記サーバ装置は、例えば、インターネット上に存
在し、該インターネットを介して前記仮想媒体と通信を
行うものとすることができる。
【0014】この場合、特別なサーバ装置をユーザの側
において用意しておかなくても、通常の記憶媒体よりも
大きな仮想記憶容量を得ることができる。なお、上記の
オンライン仮想記憶システムで適用される電子機器とし
ては、例えばビデオデッキを適用することができ、仮想
媒体としてVHS規格のビデオテープと同じ外形形状を
有するものを適用することができる。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかるオンライン仮想記憶方法は、電子機器に挿
入されて読み取られるデータを記録した記憶媒体に代え
て該電子機器に挿入可能な仮想媒体と直接または間接に
通信可能なコンピュータ装置において、前記記憶媒体の
仮想記憶空間を提供する方法であって、前記電子機器で
読み取り可能なデータを記憶手段から読み出すステップ
と、前記記憶手段から読み出したデータを、前記電子機
器に読み取らせるべく前記仮想媒体へ向けて送信するス
テップとを含むことを特徴とする。
【0016】上記オンライン仮想記憶方法において、前
記電子機器は、挿入された仮想媒体にデータを書き込む
ことが可能であってもよい。この場合において、上記方
法は、前記電子機器から前記仮想媒体に書き込まれたデ
ータを、前記仮想媒体から受信するステップと、受信し
たデータを、前記記憶手段に書き込むステップとをさら
に含むものとすることができる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかるオンライン仮想記憶装置は、電子機器に挿
入されて読み取られるデータを記録した記憶媒体に代え
て該電子機器に挿入可能な仮想媒体と直接または間接に
通信可能なオンライン仮想記憶装置であって、前記電子
機器で読み取り可能なデータを記憶する記憶手段と、前
記記憶手段に記憶されたデータを読み出す読み出し手段
と、前記読み出し手段が読み出したデータを、前記電子
機器に読み取らせるべく前記仮想媒体へ向けて送信する
送信手段とを備えることを特徴とする。
【0018】上記オンライン仮想記憶装置において、前
記電子機器は、挿入された仮想媒体にデータを書き込む
ことが可能であってもよい。この場合において、上記装
置は、前記電子機器から前記仮想媒体に書き込まれたデ
ータを、前記仮想媒体から受信する受信手段と、前記受
信手段が受信したデータを、前記記憶手段に書き込む書
き込み手段とをさらに備えるものとすることができる。
【0019】上記オンライン仮想記憶装置において、前
記記憶手段に記憶可能なデータの量は、前記電子機器に
挿入される記憶媒体に記憶可能なデータの量よりも大き
いことが好ましい。また、前記記憶手段に記憶されるデ
ータは、所定の方式に従って圧縮されているものであっ
てもよい。
【0020】上記オンライン仮想記憶装置は、前記仮想
媒体から決済手段に関する情報を受信する決済情報受信
手段と、前記決済情報受信手段が受信した決済手段に関
する情報に基づいて、利用に要する費用についての課金
処理を行う課金手段とをさらに備えるものとすることが
できる。
【0021】上記オンライン仮想記憶装置において、前
記仮想媒体は、それぞれに固有の識別情報が割り当てら
れたものであってもよい。この場合において、前記送信
手段は、前記読み出し手段が読み出したデータに、送信
先の仮想媒体に対応した識別情報を埋め込んで送信する
ものとすることができ、前記仮想媒体は、自己の識別情
報が埋め込まれたデータを前記電子機器に読み取らせる
ものとすることができる。
【0022】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかる仮想媒体は、サーバ装置と直接または間接
に通信可能で、電子機器に挿入されて読み取られるデー
タを記録した記憶媒体に代えて該電子機器に挿入される
ことが可能な仮想媒体であって、前記サーバ装置から送
信された、前記電子機器で読み取り可能なデータを受信
する受信手段と、前記受信手段が受信したデータを、当
該仮想媒体が挿入された電子機器に読み取らせる被読取
手段とを備えることを特徴とする。
【0023】ここで、前記受信手段が受信したデータ
は、所定の方式に従って圧縮されたものであってもよ
い。この場合において、上記仮想媒体は、前記受信手段
が受信した圧縮されたデータを伸張し、前記被読取手段
によって前記電子機器に読み取らせる伸張手段をさらに
備えるものとすることができる。
【0024】上記仮想媒体において、前記電子機器は、
前記記憶媒体にデータを書き込むことが可能であっても
よい。この場合において、上記仮想媒体は、挿入された
電子機器からデータを書き込まれる被書込手段と、前記
被書込手段に書き込まれたデータを、前記サーバ装置内
に記憶させるべく前記サーバ装置に向けて送信させる送
信手段とをさらに備えるものとすることができる。
【0025】ここで、上記仮想媒体は、前記電子機器か
ら被書込手段に書き込まれたデータを所定の方式に従っ
て圧縮して、前記送信手段に送信させる圧縮手段をさら
に備えるものとすることもできる。
【0026】上記仮想媒体において、前記受信手段が受
信するデータは、送信先とした仮想媒体毎に割り当てら
れた固有の識別情報が埋め込まれたものであってもよ
い。この場合において、前記被読取手段は、前記受信手
段が受信したデータに埋め込まれた識別情報が自己に割
り当てられた識別情報である場合に、該データを前記電
子機器に読み取らせるものとすることができる。
【0027】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点にかかるプログラムは、電子機器に挿入されて読み
取られるデータを記録した記憶媒体に代えて該電子機器
に挿入可能な仮想媒体と直接または間接に通信可能に構
成されたコンピュータ装置を、前記電子機器で読み取り
可能なデータを記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶
されたデータを読み出す読み出し手段、及び、前記読み
出し手段が読み出したデータを、前記電子機器に読み取
らせるべく前記仮想媒体へ向けて送信する送信手段とし
て機能させることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0029】図1は、この実施の形態にかかるオンライ
ン仮想記憶システムの構成を示すブロック図である。こ
のオンライン仮想記憶システムは、ビデオデッキで再生
/録画される映像データの記憶のための領域をサーバ装
置内に設けてオンラインで提供するものであり、図1に
示すように、サーバ装置1と、中継装置2と、ビデオテ
ープ型媒体3と、ビデオデッキ4と、テレビジョン受像
器5とを備えている。サーバ装置1と中継装置2とは、
インターネット6を介して接続されている。
【0030】ビデオデッキ4は、挿入されたビデオテー
プを駆動し、ビデオテープに録画されたデータを再生
し、その映像データ及び音声データをテレビジョン受像
器5に送る。また、受信した放送番組などをビデオテー
プに録画(音声データの記録を含む。以下、同じ)す
る。ビデオデッキ4には、ビデオテープの代わりにビデ
オテープ型媒体3を挿入可能であり、ビデオテープが挿
入された場合と同様に再生動作及び録画動作を行うこと
ができる。テレビジョン受像器5は、受信した放送番組
の映像及び音声の出力や、ビデオデッキ4から送られて
きた映像データ及び音声データに対応する映像及び音声
の出力を行う。
【0031】サーバ装置1は、インターネット6上に仮
想記憶空間を提供するものであり、図2に示すように、
通信処理部11と、読み出し/書き込み部12と、デー
タ記憶部13と、課金処理部14と、制御部15とを備
えている。データ記憶部13には、個別データライブラ
リ13aと、ビデオライブラリ13bと、プログラムラ
イブラリ13cとが含まれている。
【0032】通信処理部11は、インターネット6を介
して中継装置2との間でデータをやりとりする。通信処
理部11は、データを送信する場合において、その最終
的な送信先となるビデオテープ型媒体3の媒体IDに対
応した電子透かしを当該データに埋め込む機能を有す
る。読み出し/書き込み部12は、制御部15の制御の
下、個別データライブラリ13a、ビデオライブラリ1
3b、プログラムライブラリ13cに記憶されたデータ
(或いはプログラム)を読み出し、通信処理部11に渡
す。読み出し/書き込み部12は、また、制御部15の
制御の下、中継装置2から送られてきた録画したデータ
を個別データライブラリ13aに書き込む。
【0033】個別データライブラリ13aは、ユーザ毎
にビデオデッキ4で録画されたデータを記憶する。ビデ
オライブラリ13bは、予め用意された複数の種類の映
画などのデータを記憶する。プログラムライブラリ13
cは、編集処理用のプログラムなど、中継装置2が必要
に応じて処理を行うためのプログラムを記憶する。な
お、個別データライブラリ13a及びビデオライブラリ
13bに記憶可能なデータ量は、ビデオテープ1本分に
記録可能なデータ量よりも十分に大きく、また、これら
に記憶されたデータは、MPEG方式で圧縮されたデー
タである。
【0034】課金処理部14は、制御部15から渡され
る決済メディアに関する情報と、読み出し/書き込み部
12が読み出しまたは書き込みを行ったデータの量とに
従って、課金処理を行う。制御部15は、CPU及びプ
ログラムを記憶した内部メモリを備え、プログラム制御
によりサーバ装置1の各部の動作を制御する。
【0035】また、図1の中継装置2は、サーバ装置1
とビデオテープ型媒体3との間におけるデータのやりと
りを中継するものであり、図3に示すように、通信処理
部21と、操作部22と、プログラム記憶部23と、媒
体制御部24と、制御部25とを備えている。
【0036】通信処理部21は、制御部25の制御の
下、インターネット6を介してサーバ装置1との間でデ
ータをやりとりする。操作部22は、ユーザの操作によ
り処理に関する指示を制御部25に入力する。操作部2
2は、中継装置2の本体とは別体のリモートコントロー
ルユニットによって構成され、赤外線通信により指示信
号を中継装置2本体に送るものであっても構わない。プ
ログラム記憶部23は、プログラムライブラリ13cか
ら読み出され、サーバ装置1から送られてきたプログラ
ムを記憶する。
【0037】媒体制御部24は、ビデオテープ型媒体3
との間でデータのやりとりをする。つまり、媒体制御部
24は通信処理部21と共に、サーバ装置1とビデオテ
ープ型媒体3との間におけるデータのやりとりを中継す
るものである。制御部25は、CPU及びプログラムを
記憶した内部メモリを備え、プログラム制御により中継
装置2の各部を制御する。制御部25のCPUは、内部
メモリに記憶されたプログラムだけでなく、プログラム
記憶部23に記憶されたプログラムを実行することも可
能である。
【0038】また、図1のビデオテープ型媒体3には、
固有のID(以下、媒体IDという)が付されている。
ビデオテープ型媒体3は、例えばVHS規格のビデオテ
ープと同じ外形形状を有し、ビデオテープと同じように
ビデオデッキ4に着脱可能なものであり、図4に示すよ
うに、データ入出力部31と、圧縮/伸張部32と、決
済メディア装着部33と、データ再生/録画部34と、
電源部35と、挿入検知部36と、制御部37とを備え
ている。
【0039】データ入出力部31は、制御部37の制御
の下、ビデオデッキ4が再生すべきデータを中継装置2
から入力し、ビデオデッキ4において録画したデータで
あって、圧縮/伸張部32で圧縮されたデータを中継装
置2に出力する。圧縮/伸張部32は、データ入出力部
31に入力されたデータをMPEG方式で伸張してデー
タ再生/録画部34に渡し、データ再生/録画部34で
録画されたデータをMPEG方式で圧縮してデータ入出
力部31に渡す。
【0040】決済メディア装着部33は、クレジットカ
ード、キャッシュカード、プリペイドカードなどの決済
メディアを装着し、該決済メディアに書き込まれた情報
(以下、決済メディア情報という)を読み取ってデータ
入出力部31に送る。データ再生/録画部34は、圧縮
/伸張部34で伸張された再生すべきデータをビデオデ
ッキ4のビデオヘッドに読み取らせ、再生させる。但
し、自己の媒体IDに対応した電子透かしが埋め込まれ
ていないデータを再生させることはできない。また、ビ
デオヘッドから出力されてくる録画したデータを受け取
り、圧縮/伸張部34に渡す。
【0041】電源部35は、充電池とビデオデッキ4の
テープ駆動モータの駆動により発電される発電機とを備
え、ビデオテープ型媒体3の各部に電力を供給する。挿
入検知部36は、ビデオテープ型媒体3がビデオデッキ
4に挿入されたことを検知し、検知信号を制御部37に
送る。制御部37は、CPU及びプログラムを記憶した
内部メモリを備え、挿入検知部36からの検知信号によ
ってアクティブになり、プログラム制御によりビデオテ
ープ型媒体3の各部の動作を制御する。
【0042】以下、この実施の形態にかかるオンライン
仮想記憶システムにおける動作について説明する。ま
ず、上記のサーバ装置1、中継装置2及びビデオテープ
型媒体3において実行される処理についてそれぞれ説明
する。
【0043】図5は、サーバ装置1の制御部15が実行
する処理を示すフローチャートである。このフローチャ
ートの処理は、接続状態となった中継装置2毎に別々の
プロセスとして、それぞれ並行して実行される。
【0044】制御部15は、まず、中継装置2及びイン
ターネット6を介してビデオテープ型媒体3から送られ
てくる決済メディア情報及び媒体IDが通信処理部11
によって受信されたかどうかを判定する(ステップS1
01)。決済メディア情報を受信するまでは、ステップ
S101の処理を繰り返す。従って、決済メディア情報
の受信までは、当該中継装置2のユーザに対するサービ
スが行われない。決済メディア情報及び媒体IDを受信
した場合には、当該決済メディア情報及び媒体IDを制
御部15内の内部メモリに保存して(ステップS10
2)、ステップS103の処理に進む。
【0045】ステップS103では、制御部15は、イ
ンターネット6を介して中継装置2から送られてくるビ
デオデッキ4で再生すべきデータの送信要求が通信処理
部11によって受信されたかどうかを判定する。再生す
べきデータの送信要求を受信していなければ、ステップ
S106の処理に進む。再生すべきデータの送信要求を
受信した場合には、制御部15は、要求されたデータの
送信に必要な費用を内部メモリに保存された決済メディ
ア情報に従って決済可能であるかどうかを判定する(ス
テップS104)。
【0046】決済可能であれば、制御部15は、読み出
し/書き込み部12を制御し、再生すべきデータとして
要求されたデータを個別データライブラリ13aまたは
ビデオライブラリ13bから読み出させ、媒体IDに対
応した電子透かしを埋め込んで、通信処理部11から要
求元の中継装置2に対して送信開始させる(ステップS
105)。そして、ステップS103の処理に戻る。一
方、ステップS104で決済不能であると判定された場
合も、ステップS106の処理に進む。
【0047】ステップS106では、制御部15は、中
継装置2及びインターネット6を介してビデオテープ型
媒体3から送られてくるビデオデッキ4で録画したデー
タが通信処理部11によって受信されたかどうかを判定
する。録画したデータを受信していなければ、ステップ
S109の処理に進む。録画したデータを受信した場合
には、そのデータの保存に必要な費用を内部メモリに保
存された決済メディア情報に従って決済可能であるかど
うかを判定する(ステップS107)。
【0048】決済可能であれば、制御部15は、読み出
し/書き込み部12を制御し、受信したデータを個別デ
ータライブラリ13aに書き込ませる(ステップS10
8)。そして、ステップS103の処理に戻る。一方、
ステップS104で決済不能であると判定された場合
も、ステップS109の処理に進む。
【0049】ステップS109では、制御部15は、イ
ンターネット6を介して中継装置2から送られてくるプ
ログラムの送信要求が通信処理部11によって受信され
たかどうかを判定する。プログラムの送信要求を受信し
ていれば、制御部15は、読み出し/書き込み部12を
制御し、要求されたプログラムをプログラムライブラリ
13cから読み出させ、通信処理部11から要求元の中
継装置2に対して送信開始させる(ステップS11
0)。そして、ステップS103の処理に戻る。
【0050】一方、プログラムの送信要求も受信してい
ない場合には、制御部15は、後述するように中継装置
2によって、当該中継装置2とサーバ装置1との間の回
線を切断したかどうかを判定する(ステップS11
1)。回線を切断していなければ、ステップS103の
処理に戻る。一方、回線を切断していれば、当該中継装
置2に関するこのフローチャートの処理を終了する。
【0051】図6は、中継装置2の制御部25が実行す
る処理を示すフローチャートである。このフローチャー
トの処理は、中継装置2の電源がオンされている場合に
は、常時実行されている。
【0052】制御部25は、まず、後述するビデオテー
プ型媒体3からの接続指示が媒体制御部24によって受
け付けられているかどうかを判定する(ステップS20
1)。接続指示が受け付けられている場合には、通信処
理部21を制御し、サーバ装置1との間を回線接続させ
る(ステップS202)。そして、ステップS201の
処理に戻る。
【0053】接続指示が受け付けられていない場合に
は、制御部25は、後述するビデオテープ型媒体3から
の切断指示が媒体制御部24によって受け付けられてい
るかどうかを判定する(ステップS203)。切断指示
が受け付けられている場合には、通信処理部21を制御
し、サーバ装置1との間の回線を切断させる(ステップ
S204)。そして、ステップS201の処理に戻る。
【0054】切断指示が受け付けられていない場合に
は、制御部25は、ユーザが後述するようにテレビジョ
ン受像器5に表示されたメニューに従って、プログラム
の送信要求を指示したかどうかを判定する(ステップS
205)。プログラムの送信要求を指示した場合には、
制御部25は、当該プログラムの送信要求を通信処理部
21からインターネット6を介してサーバ装置1に送信
させる(ステップS206)。そして、ステップS20
1の処理に戻る。
【0055】プログラムの送信要求が指示されていない
場合には、制御部25は、プログラムの送信要求に対し
てステップS110でサーバ装置1から送信されたプロ
グラムを通信処理部21が受信しているかどうかを判定
する(ステップS207)。プログラムを受信している
場合には、制御部25は、通信処理部21が受信したプ
ログラムをプログラム記憶部23に記憶させる(ステッ
プS208)。そして、ステップS201の処理に戻
る。
【0056】プログラムを受信していない場合には、制
御部25は、ユーザが後述するようにテレビジョン受像
器5に表示されたメニューに従って、編集処理等のプロ
グラム記憶部23に記憶されたプログラムに従った処理
を操作部22から指示したかどうかを判定する(ステッ
プS209)。編集処理等の処理を指示した場合には、
制御部25は、内部メモリではなく、プログラム記憶部
23に記憶されたプログラムを実行して、編集処理等を
行う(ステップS210)。そして、ステップS201
の処理に戻る。
【0057】編集処理等の処理も指示されていない場合
には、制御部25は、サーバ装置1からビデオテープ型
媒体3に転送すべきデータ(再生すべきデータ)を通信
処理部21が受信しているか、或いは、ビデオテープ型
媒体3からサーバ装置1に転送すべきデータ(録画した
データ、または決済メディア情報及び媒体ID)を媒体
制御部24が受信しているかどうかを判定する(ステッ
プS212)。
【0058】これらの転送すべきデータがない場合に
は、制御部25は、ユーザが所望の処理を指示したり、
再生すべきデータとして所望のデータを選択したりする
ためのメニューを媒体制御部24からビデオテープ型媒
体3に送る(ステップS212)。そして、ステップS
201の処理に戻る。一方、転送すべきデータがある場
合には、制御部25は、通信処理部21及び媒体制御部
24を制御し、当該データをサーバ装置1とビデオテー
プ型媒体3との間で転送させる(ステップS213)。
そして、ステップS201の処理に戻る。
【0059】図7は、ビデオテープ型媒体3の制御部3
7が実行する処理を示すフローチャートである。このフ
ローチャートの処理は、ビデオテープ型媒体3がビデオ
デッキ4に挿入されたことが挿入検知部36によって検
知され、その旨を示す検知信号が制御部37に入力され
ることによって開始する。
【0060】制御部37は、まず、中継装置2とサーバ
装置1との間の回線を接続させるための接続指示をデー
タ入出力部31から中継装置2に送る(ステップS30
1)。これにより、ステップS202において回線の接
続がなされ、ビデオテープ型媒体3とサーバ装置1との
間で、中継装置2及びインターネット6を介してデータ
をやりとりすることが可能となる。
【0061】接続指示によりサーバ装置1との間でデー
タのやりとりが可能となると、制御部37は、決済メデ
ィア装着部33に装着されたクレジットカードなどの決
済メディアから決済メディア情報を読み出させ、当該ビ
デオテープ型媒体3の媒体IDと共にデータ入出力部3
1から中継装置2に送る(ステップS302)。
【0062】次に、制御部37は、挿入検知部36から
の検知信号によって、ビデオテープ型媒体3がビデオデ
ッキ4から取り出されたかどうかを判定する(ステップ
S303)。ビデオテープ型媒体3がビデオデッキ4か
ら取り出されていない場合には、制御部37は、データ
再生/録画部34の動作状態に基づいて、ビデオデッキ
4がデータの再生動作を行っているかどうかを判定する
(ステップS304)。再生動作を行っていなければ、
さらに同様にしてビデオデッキ4が録画動作を行ってい
るかどうかを判定する(ステップS305)。録画動作
を行っていなければ、ステップS303の処理に戻る。
【0063】一方、ステップS304で再生動作を行っ
ていると判定された場合には、制御部37は、データ入
出力部31がインターネット6及び中継装置2を介して
サーバ装置1から送られてくる再生すべきデータを受信
しているかどうかを判定する(ステップS306)。
【0064】再生すべきデータを受信していれば、制御
部37は、当該再生すべきデータを圧縮/伸張部32で
伸張させてからデータ再生/録画部34に送り、ビデオ
デッキ4で再生させる(ステップS307)。但し、受
信した再生すべきデータにビデオテープ型媒体3に対応
した媒体IDが埋め込まれていない場合には、制御部3
7は、当該データをデータ再生/録画部34に送ってビ
デオデッキ4に再生させることができない。そして、ス
テップS303の処理に戻る。
【0065】一方、再生すべきデータを受信していない
場合には、中継装置2からメニューを受信しているの
で、制御部37は、そのメニューをデータ再生/録画部
34に送り、ビデオデッキ4で再生させてテレビジョン
受像器5に表示させる(ステップS308)。そして、
ステップS303の処理に戻る。
【0066】また、ステップS305で録画動作を行っ
ていると判定された場合には、制御部37は、データ再
生/録画部34がビデオヘッドから受けた録画データを
圧縮/伸張部32に圧縮させ(ステップS309)、デ
ータ入出力部31から中継装置2に送る(ステップS3
10)。そして、ステップS303の処理に戻る。
【0067】さらに、ステップS303においてビデオ
テープ型媒体3がビデオデッキ4から取り出されたと判
定した場合には、制御部37は、データ入出力部31か
ら中継装置2に回線の切断指示を送る(ステップS31
1)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
このように、ビデオテープ型媒体3は、ビデオデッキ4
に挿入されている場合において、処理を行うものであ
る。
【0068】なお、上記の処理においてビデオデッキ4
が再生動作または録画動作となっているときは、電源部
35の発電機がビデオデッキ4のテープ駆動モータによ
って駆動されて、発電を行っている。この発電機が生成
した電力は、各部が上記の処理を行うために使用され、
余った電力が電源部35の充電池に充電されることとな
る。
【0069】次に、この実施の形態にかかるオンライン
仮想記憶システムにおける動作について、データの再生
の場合と録画の場合とに分けて、それぞれ具体的な動作
を説明する。但し、以下の具体例では、ビデオデッキ4
にビデオテープ型媒体3が予め挿入されていて、サーバ
装置1と中継装置2との間の回線は、既に接続状態にあ
り、決済メディア情報及び媒体IDも既にサーバ装置1
内に記憶されているものとする。
【0070】図8は、サーバ装置1のビデオライブラリ
13bに記憶されたデータをビデオデッキ4で再生する
場合における動作を説明する図である。まず、テレビジ
ョン受像器5に表示されたメニューに従ってユーザが中
継装置2の操作部22を操作し、再生すべきデータを選
択する。すると、中継装置2からサーバ装置1に選択さ
れた再生すべきデータの送信要求が送られる()。
【0071】次に、サーバ装置1では、送信要求がされ
た再生すべきデータの送信に対する費用を決済できるか
どうかを、決済メディア情報に従ってチェックする
()。送信費用が決済できれば、ビデオライブラリ1
3bから要求されたデータを読み出す。ここで読み出さ
れたデータは、MPEG方式で圧縮されている()。
そして、読み出されたMPEGデータに媒体IDに対応
した電子透かしを埋め込んで、サーバ装置1から中継装
置2を介してビデオテープ型媒体3へと送信する
()。
【0072】ビデオテープ型媒体3では、まず、受信し
たMPEGデータを復号化し、ビデオデッキ4のビデオ
ヘッドが読み取り可能なデータとする()。また、受
信したMPEGデータに埋め込まれた電子透かしが自己
の媒体IDに対応したものであるかどうかをチェックす
る()。電子透かしが自己の媒体IDに対応していれ
ば、復号化したビデオヘッドが読み取り可能なデータを
出力し()、ビデオデッキ4に再生させ()、テレ
ビジョン受像器5から出力させる()。
【0073】図9は、ビデオデッキ4で録画したデータ
をサーバ装置1の個別データライブラリ13aに記憶さ
せる場合の動作を説明する図である。まず、ユーザがビ
デオデッキ4を操作し、所望のテレビ番組などの録画を
指示する()。これにより、ビデオデッキ4のビデオ
ヘッドからは、録画を指示された番組に対応したデータ
が出力される()。
【0074】ビデオテープ型媒体3では、ビデオヘッド
から出力されたデータをMPEG形式で圧縮する
()。そして、このMPEGデータを中継装置2を介
してサーバ装置1へと送信する()。サーバ装置1で
は、送られてきたデータを記憶させるために必要な費用
を決済できるかどうかを、決済メディア情報に従ってチ
ェックする()。記憶費用が決済できれば、受信した
MPEGデータを個別データライブラリ13aに記憶さ
せる()。
【0075】なお、こうして個別データライブラリ13
aに記憶されたデータは、ビデオライブラリ13bに記
憶されたデータと同じように、ビデオテープ型媒体3へ
と送信し、ビデオデッキ4で再生させることができる。
この場合、テレビジョン受像器5に表示されたメニュー
に従って再生すべきデータを指定する際に、ビデオライ
ブラリ13bに記憶されたデータではなく、個別データ
ライブラリ13aに記憶されたデータを指定すればよ
い。
【0076】以上説明したように、この実施の形態にか
かるオンライン仮想記憶システムでは、ビデオデッキ4
が再生すべきデータは、ビデオデッキ4に挿入されたビ
デオテープ型媒体3内に記憶されているのではなく、よ
り大きな記憶容量を有するサーバ装置1内の個別データ
ライブラリ13aまたはビデオライブラリ13bに記憶
されている。このため、通常のビデオテープ内に記憶可
能なデータ量よりも大きな容量のデータであっても、サ
ーバ装置1から受信することで、ビデオテープ型媒体3
を入れ替えることなく、連続して再生することができ
る。また、録画の場合においても、ビデオテープ内に記
憶可能なデータ量よりも大きな容量のデータを、ビデオ
テープ型媒体3を入れ替えることなく、サーバ装置1内
の個別データライブラリ13aに記憶させることができ
る。
【0077】また、ビデオテープ型媒体3をビデオデッ
キ4に挿入してデータの再生或いは録画をする場合に、
ユーザが行うべき操作は、再生すべきデータの選択を除
いて、通常のビデオテープをビデオデッキ4に挿入した
場合の操作と同じである。このため、ビデオデッキ4を
普通に利用するのと同様の操作性で、ビデオテープより
も大きな記憶容量の利用が可能となっている。
【0078】さらに、ビデオテープ型媒体3をビデオデ
ッキ4に挿入して再生可能なデータとして、複数種類の
映画などのデータが予めビデオライブラリ13bに記憶
されている。このため、ユーザは、ビデオショップに足
を運ばなくても、自分が見たい映画などをいつでも選択
して見ることができる。しかも、サーバ装置1がオープ
ン環境のネットワークであるインターネット3上に置か
れているため、本システムによって提供されるサービス
は、誰でも利用できるものとなっている。
【0079】本発明は、上記の実施の形態に限られず、
種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可
能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0080】上記の実施の形態では、ビデオテープ型媒
体3は、サーバ装置1から受信した再生すべきデータに
埋め込まれた電子透かしが自己の媒体IDに対応したも
のでないときは、当該データをビデオデッキ4で再生で
きないようにしていた。ここで、ビデオデッキ4でデー
タを再生できた場合であっても、ビデオデッキ4から出
力される信号にこの電子透かしが残るようにしてもよ
い。これによって、サーバ装置1からビデオテープ型媒
体3に送ったデータが不正に複製された場合に、その複
製元を特定することが可能となる。
【0081】上記の実施の形態では、ビデオテープの代
わりにビデオテープ型媒体3をビデオデッキ4に挿入す
る場合を例として、本発明を説明した。しかしながら、
本発明では、ビデオデッキ4以外の電子機器を適用する
ことができ、この場合、当該電子機器に挿入される記憶
媒体と同様の形状の有し、上記したビデオテープ型媒体
3と同様の機能を有する媒体を用意すればよい。また、
適用される電子機器及び媒体に合わせて、音声データ、
テキストデータ、音声データなどの様々なデータをサー
バ装置が提供する仮想記憶空間内に記憶させるものとす
ることができる。
【0082】上記の実施の形態では、ビデオテープ型媒
体3は、中継装置2を介してサーバ装置1との間でデー
タのやりとりをしていた。これに対して、ビデオテープ
型媒体3が直接サーバ装置1に接続して、データのやり
とりをできるようにしてもよい。また、中継装置2(ま
たはビデオテープ型媒体3)とサーバ装置1との間は、
インターネット3を介して接続するのではなく、LAN
などのクローズド環境のネットワークで接続したもので
あってもよい。
【0083】上記の実施の形態では、図5〜図7にフロ
ーチャートで示したプログラムは、それぞれ制御部1
5、25、37の内部メモリに予め記憶されているもの
として説明した。が、これらのプログラムは、CD−R
OMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に格納して配布するものとしてもよい。ま
た、Webサーバ内の固定ディスク装置に格納してお
き、インターネットなどのネットワークを介して配信す
るものとしてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子機器に装着される記憶媒体と同様の操作性で、該記
憶媒体が有する記憶容量よりも大きな記憶容量を仮想的
に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるオンライン仮想記
憶システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のサーバ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の中継装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1のビデオテープ型媒体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1のサーバ装置における処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】図1の中継装置における処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】図1のビデオテープ型媒体における処理を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態にかかるオンライン仮想記
憶システムにおいて、ビデオライブラリに記憶されたデ
ータを再生する場合の動作を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態にかかるオンライン仮想記
憶システムにおいて、録画したデータを個別データライ
ブラリに記憶させる場合の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 サーバ装置 2 中継装置 3 ビデオテープ型媒体 4 ビデオデッキ 5 テレビジョン受像器 6 インターネット 11 通信処理部 12 読み出し/書き込み部 13 データ記憶部 13a 個別データライブラリ 13b ビデオライブラリ 13c プログラムライブラリ 14 課金処理部 15 制御部 21 通信処理部 22 操作部 23 プログラム記憶部 24 媒体制御部 25 制御部 31 データ入出力部 32 圧縮/伸張部 33 決済メディア装着部 34 データ再生/録画部 35 電源部 36 挿入検知部 37 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA01 AB04 CC11 DD04 EE02 EE03 5C053 FA22 GB37 JA30 KA05 KA24 LA06 LA14 LA20 5C064 BA07 BB10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバ装置と、該サーバ装置と直接または
    間接に通信可能であって、電子機器に挿入されて読み取
    られるデータを記録した記憶媒体に代えて該電子機器に
    挿入可能な仮想媒体とを備え、 前記サーバ装置は、 前記電子機器で読み取り可能なデータを記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶されたデータを読み出す読み出し手
    段と、 前記読み出し手段が読み出したデータを、前記仮想媒体
    へ向けて送信する第1の送信手段とを備え、 前記仮想媒体は、 前記第1の送信手段から送信されたデータを受信する第
    1の受信手段と、 前記受信手段が受信したデータを、当該仮想媒体が挿入
    された電子機器に読み取らせる被読取手段とを備えるこ
    とを特徴とするオンライン仮想記憶システム。
  2. 【請求項2】前記電子機器は、前記記憶媒体にデータを
    書き込むことが可能であり、 前記仮想媒体は、 挿入された電子機器からデータを書き込まれる被書込手
    段と、 前記被書込手段に書き込まれたデータを、前記サーバ装
    置に向けて送信させる第2の送信手段とをさらに備え、 前記サーバ装置は、 前記第2の送信手段から送信されたデータを受信する第
    2の受信手段と、 前記第2の受信手段が受信したデータを、前記記憶手段
    に書き込む書き込み手段とをさらに備えることを特徴と
    する請求項1に記載のオンライン仮想記憶システム。
  3. 【請求項3】電子機器に挿入されて読み取られるデータ
    を記録した記憶媒体に代えて該電子機器に挿入可能な仮
    想媒体と直接または間接に通信可能なコンピュータ装置
    において、前記記憶媒体の仮想記憶空間を提供する方法
    であって、 前記電子機器で読み取り可能なデータを記憶手段から読
    み出すステップと、 前記記憶手段から読み出したデータを、前記電子機器に
    読み取らせるべく前記仮想媒体へ向けて送信するステッ
    プとを含むことを特徴とするオンライン仮想記憶方法。
  4. 【請求項4】前記電子機器は、挿入された仮想媒体にデ
    ータを書き込むことが可能であり、 前記電子機器から前記仮想媒体に書き込まれたデータ
    を、前記仮想媒体から受信するステップと、 受信したデータを、前記記憶手段に書き込むステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のオンラ
    イン仮想記憶方法。
  5. 【請求項5】電子機器に挿入されて読み取られるデータ
    を記録した記憶媒体に代えて該電子機器に挿入可能な仮
    想媒体と直接または間接に通信可能なオンライン仮想記
    憶装置であって、 前記電子機器で読み取り可能なデータを記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶されたデータを読み出す読み出し手
    段と、 前記読み出し手段が読み出したデータを、前記電子機器
    に読み取らせるべく前記仮想媒体へ向けて送信する送信
    手段とを備えることを特徴とするオンライン仮想記憶装
    置。
  6. 【請求項6】前記電子機器は、挿入された仮想媒体にデ
    ータを書き込むことが可能であり、 前記電子機器から前記仮想媒体に書き込まれたデータ
    を、前記仮想媒体から受信する受信手段と、 前記受信手段が受信したデータを、前記記憶手段に書き
    込む書き込み手段とをさらに備えることを特徴とする請
    求項5に記載のオンライン仮想記憶装置。
  7. 【請求項7】前記記憶手段に記憶可能なデータの量は、
    前記電子機器に挿入される記憶媒体に記憶可能なデータ
    の量よりも大きいことを特徴とする請求項5または6に
    記載のオンライン仮想記憶装置。
  8. 【請求項8】サーバ装置と直接または間接に通信可能
    で、電子機器に挿入されて読み取られるデータを記録し
    た記憶媒体に代えて該電子機器に挿入されることが可能
    な仮想媒体であって、 前記サーバ装置から送信された、前記電子機器で読み取
    り可能なデータを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信したデータを、当該仮想媒体が挿入
    された電子機器に読み取らせる被読取手段とを備えるこ
    とを特徴とする仮想媒体。
  9. 【請求項9】前記受信手段が受信したデータは、所定の
    方式に従って圧縮されており、 前記受信手段が受信した圧縮されたデータを伸張し、前
    記被読取手段によって前記電子機器に読み取らせる伸張
    手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の
    仮想媒体。
  10. 【請求項10】前記電子機器は、前記記憶媒体にデータ
    を書き込むことが可能であり、 挿入された電子機器からデータを書き込まれる被書込手
    段と、 前記被書込手段に書き込まれたデータを、前記サーバ装
    置内に記憶させるべく前記サーバ装置に向けて送信させ
    る送信手段とをさらに備えることを特徴とする請求項8
    または9に記載の仮想媒体。
  11. 【請求項11】前記電子機器から被書込手段に書き込ま
    れたデータを所定の方式に従って圧縮して、前記送信手
    段に送信させる圧縮手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項10に記載の仮想媒体。
  12. 【請求項12】前記受信手段が受信するデータは、送信
    先とした仮想媒体毎に割り当てられた固有の識別情報が
    埋め込まれており、 前記被読取手段は、前記受信手段が受信したデータに埋
    め込まれた識別情報が自己に割り当てられた識別情報で
    ある場合に、該データを前記電子機器に読み取らせるこ
    とができることを特徴とする請求項9乃至11のいずれ
    か1項に記載の仮想媒体。
  13. 【請求項13】電子機器に挿入されて読み取られるデー
    タを記録した記憶媒体に代えて該電子機器に挿入可能な
    仮想媒体と直接または間接に通信可能に構成されたコン
    ピュータ装置を、 前記電子機器で読み取り可能なデータを記憶する記憶手
    段、 前記記憶手段に記憶されたデータを読み出す読み出し手
    段、及び、 前記読み出し手段が読み出したデータを、前記電子機器
    に読み取らせるべく前記仮想媒体へ向けて送信する送信
    手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007164500A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Fujitsu Ltd データ入出力装置、データ入出力方法、データ転送方法、およびコンピュータプログラム

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