JP2002297422A - ネットワークシステム、主記憶常駐データの管理方法及び記憶媒体 - Google Patents

ネットワークシステム、主記憶常駐データの管理方法及び記憶媒体

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JP2002297422A
JP2002297422A JP2001097596A JP2001097596A JP2002297422A JP 2002297422 A JP2002297422 A JP 2002297422A JP 2001097596 A JP2001097596 A JP 2001097596A JP 2001097596 A JP2001097596 A JP 2001097596A JP 2002297422 A JP2002297422 A JP 2002297422A
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JP2001097596A
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Yoshiro Hasegawa
義朗 長谷川
Mutsumi Fujiwara
睦 藤原
Shuichi Kamimura
秀一 上村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータネットワークシステムにおい
て、コンピュータ起動時等にディスクのバックアップデ
ータによらずに主記憶常駐データの初期値を設定し、ア
プリケーションプログラムに主記憶常駐データの可能な
限り高速のアクセス性を与え、システムの冗長系を構成
する。 【解決手段】 ネットワークを構成する複数台のコンピ
ュータのアプリケーションプログラムと、そのアプリケ
ーションプログラムがアクセスする主記憶常駐データ
が、それぞれのコンピュータに分散配置されているネッ
トワークシステムにおいて、それぞれのコンピュータ
が、アプリケーションプログラムからのトランザクショ
ン要求を受け付けるトランザクション受付手段と、受け
付けたトランザクション要求を実行するトランザクショ
ン実行手段と、受け付けたトランザクション要求を他の
コンピュータへ送信するトランザクション送信手段と、
他のコンピュータからのトランザクション要求を受信す
るするトランザクション受信手段と、主記憶常駐データ
の所在情報を運用するシステム運用手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを構
成する複数台のコンピュータのアプリケーションプログ
ラムと、そのアプリケーションプログラムがアクセスす
る主記憶常駐データが、それぞれのコンピュータに分散
配置されているネットワークシステムと、主記憶常駐デ
ータの管理方法及びその管理方法を実現するためのコン
ピュータ読取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおいては、一般
に、処理速度を向上させる目的で、アプリケーションデ
ータを主記憶常駐とする方法が取られている。また、主
記憶常駐データのバックアップは、通常、ディスクメモ
リに格納されており、コンピュータの起動時に、主記憶
常駐データは、ディスクからローディングすることによ
り、初期値を設定していた。
【0003】バックアップを目的とした主記憶常駐デー
タのディスクへの書き込みは、ディスクI/O待ち等に
よる処理スピード低下の観点から、主記憶常駐データの
更新の都度行うことはできなかった。
【0004】一般に、主記憶常駐データのディスクへの
書き込みは、一定周期で行うこととなり、主記憶常駐デ
ータのディスクへの書き込みが完了した時点では、主記
憶常駐データとディスクデータの内容は同じ状態で有る
ものの、その後は、主記憶常駐データは、次のディスク
への主記憶常駐データの書き込みまでにアプリケーショ
ンプログラムから更新されているので、ディスクデータ
の状態は、主記憶常駐データの状態とはかけ離れたもの
となっている。
【0005】したがって、コンピュータ起動時に、ディ
スクの中に書き込まれているバックアップデータをロー
ディングして主記憶常駐データを設定しても、コンピュ
ータが停止する直前の主記憶常駐データを復元できない
可能性があった。
【0006】また、分散コンピュータシステムにおいて
は、主記憶常駐データは、それぞれのコンピュータ単位
に独立に管理されており、分散コンピュータシステム全
体で分散主記憶常駐データを管理する仕組みは確立され
ていない。
【0007】したがって、高速アクセスのために主記憶
常駐としたデータは、そのデータが存在するコンピュー
タ上でのローカルなアクセスでは高速であるものの、ネ
ットワークを介した他のコンピュータからのアクセスに
関しては、主記憶常駐の高速アクセスの特性を発揮でき
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決しようとするものであり、分散コンピュータシステ
ムにおいて、コンピュータ起動時等の主記憶常駐データ
の初期値を設定する場合、予めディスクへ書き込んであ
る主記憶常駐データのバックアップデータには依らない
で、主記憶常駐データの初期値を設定する方法を提供す
るとともに、分散コンピュータシステムにおいて、主記
憶常駐データが何処のコンピュータに存在するかをアプ
リケーションプログラムから隠蔽して、アプリケーショ
ンプログラムに対して、主記憶常駐データの可能な限り
の高速アクセス性を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る請求項1記載のネットワークシステム
は、ネットワークを構成する複数台のコンピュータのア
プリケーションプログラムと、そのアプリケーションプ
ログラムがアクセスする主記憶常駐データが、それぞれ
のコンピュータに分散配置されているネットワークシス
テムにおいて、それぞれのコンピュータに、アプリケー
ションプログラムからのトランザクション要求を受け付
けるトランザクション受付手段と、受け付けたトランザ
クション要求を実行するトランザクション実行手段と、
受け付けたトランザクション要求を他のコンピュータへ
送信するトランザクション送信手段と、他のコンピュー
タからのトランザクション要求を受信するするトランザ
クション受信手段と、主記憶常駐データの所在情報を運
用するシステム運用手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】トランザクション受付手段は、アプリケー
ションからのトランザクション要求を受け付けると、そ
れをトランザクション実行手段に渡す。トランザクショ
ン実行手段は、システム運用手段に問い合わせ、トラン
ザクションの実行方法を決定し、そのトランザクション
要求をトランザクション送信手段に渡す。トランザクシ
ョン送信手段は、システム運用手段に問い合わせ、その
トランザクション要求を送信すべき他のコンピュータを
割り出し、そのコンピュータのトランザクション受信手
段に対しトランザクション要求を送信する。トランザク
ション受信手段は、他のコンピュータから受信したトラ
ンザクション要求をトランザクション実行手段に渡す。
【0011】本発明によれば、分散システムを構成する
全てのコンピュータにおいて、主記憶常駐データを同一
とすることができるので、アプリケーションプログラム
から主記憶常駐データの所在を隠蔽することが可能とな
り、また、頻繁に主記憶常駐データの更新を行うアプリ
ケーションプログラムと更新対象の主記憶常駐データと
を同一コンピュータに配置することになるので、より高
速な主記憶データアクセスが可能となる。
【0012】本発明に係る請求項2のネットワークシス
テムは、請求項1記載のネットワークシステムにおい
て、他のコンピュータから受信するトランザクション要
求の連続性を保つためのトランザクション回復手段をさ
らに備えたことを特徴とする。
【0013】トランザクション受付手段は、アプリケー
ションからのトランザクション要求を受け付けると、そ
れをトランザクション実行手段に渡す。トランザクショ
ン実行手段は、システム運用手段に問い合わせ、トラン
ザクションの実行方法を決定し、そのトランザクション
要求をトランザクション送信手段に渡す。トランザクシ
ョン送信手段は、システム運用手段に問い合わせ、その
トランザクション要求を送信すべき他のコンピュータを
割り出し、そのコンピュータのトランザクション受信手
段に対しトランザクション要求を送信する。トランザク
ション受信手段は他のコンピュータから受信したトラン
ザクション要求をトランザクション実行手段に渡す。こ
こでトランザクションの連続性に問題が有る場合にトラ
ンザクション実行手段はトランザクション回復手段を用
いてトランザクションの連続性を回復する。
【0014】本発明によれば、ネットワーク障害などの
発生によりトランザクションが失われた場合でも、抜け
たトランザクションから再度トランザクションを実行す
ることができ、全てのコンピュータにおける主記憶常駐
データを等価な状態に保つことができるので、分散コン
ピュータシステムに、より信頼性の高い仕組みを提供す
ることができる。
【0015】本発明に係る請求項3記載のネットワーク
システムは、請求項2記載のネットワークシステムにお
いて、コンピュータの起動時に他の稼働中のコンピュー
タの主記憶常駐データをもとに、自分の主記憶常駐デー
タの初期値を設定する初期値設定手段をさらに備えたこ
とを特徴とする。
【0016】コンピュータの起動時等、主記憶常駐デー
タの初期値を設定する必要がある時には、初期値設定手
段が、初期値を設定するためのトランザクション要求を
トランザクション送信手段に渡す。トランザクション送
信手段は、システム管理機能に問い合わせ、トランザク
ションを送信すべきコンピュータを割り出し、トランザ
クション要求をそのコンピュータのトランザクション受
信手段に送信する。
【0017】トランザクション受信手段は、受信したト
ランザクション要求を初期値設定手段に渡す。初期値設
定手段は、要求に基づき、主記憶常駐データの初期値を
設定するために必要なトランザクションを作成し、トラ
ンザクション送信手段に渡す。
【0018】トランザクション送信手段は、トランザク
ション実行手段から渡された主記憶常駐データの初期値
を設定するためのトランザクション要求を、主記憶常駐
データの初期値の設定を必要とする元々のコンピュータ
のトランザクション受信手段に送信する。
【0019】トランザクション受信手段は、受信した主
記憶常駐データの初期値を設定するためのトランザクシ
ョン要求を、トランザクション実行手段に渡す。トラン
ザクション実行手段は、渡されたトランザクション要求
に従い、自分のローカルな主記憶常駐データに関しトラ
ンザクション処理を実行して、主記憶常駐データの初期
値を設定する。
【0020】本発明によれば、分散コンピュータシステ
ムを構成する複数台のコンピュータ間で、ディスクがな
いコンピュータにおいても主記憶常駐データの初期値を
設定することができるので、主記憶常駐データをお互い
のバックアップデータとして扱うことができる。また、
オンラインで更新される他のコンピュータの主記憶常駐
データから自分の主記憶常駐データを作成するので、コ
ンピュータを起動した時点での最新の値を、主記憶常駐
データの初期値として設定することができる。
【0021】本発明に係る請求項4記載のネットワーク
システムは、請求項3記載のネットワークシステムにお
いて、自分の主記憶常駐データの初期値を設定している
間に、他のコンピュータから受信するトランザクション
要求を蓄えるトランザクション保持手段をさらに備えた
ことを特徴とする。
【0022】コンピュータの起動時等に、主記憶常駐デ
ータの初期値の設定は前記請求項3の発明による方法で
行うものとする。トランザクション保持手段は主記憶常
駐データの初期値を設定している間にも、他のコンピュ
ータから受信するトランザクション要求を蓄え、主記憶
常駐データの初期値の設定が完了した後で、蓄えたトラ
ンザクション要求をトランザクション実行処理に渡す。
【0023】本発明によれば、コンピュータの起動時
等、自分の主記憶常駐データの初期値を設定する際に、
設定している間に受信するトランザクション要求でも失
われることがないので、トランザクションの連続性を保
つことができる。
【0024】本発明に係る請求項5記載のネットワーク
システムは、請求項3乃至4の中、いずれか1項記載の
ネットワークシステムにおいて、トランザクション回復
手段が回復不能と判断した時に、初期値設定手段が作成
するトランザクションを用いてトランザクションの回復
を行う第2のトランザクション回復手段をさらに有する
ことを特徴とする。
【0025】本発明によれば、一過性のネットワーク障
害によりトランザクション要求に抜けが発生した際の第
1の回復方法では回復できないような、長時間に渡るト
ランザクション要求の抜けが発生した場合に、回復手段
を提供することができる。
【0026】また、トランザクションを再実行すること
ができない時にも、分散コンピュータシステムを構成す
る各コンピュータの主記憶常駐データの状態を同一とす
ることができる。
【0027】本発明に係る請求項6記載のネットワーク
システムは、請求項1のネットワークシステムに加え、
どのコンピュータがオリジナルの主記憶常駐データを更
新するかという主記憶常駐データの更新権を切り替える
更新権管理手段を有することを特徴とする。
【0028】本発明によれば、主記憶常駐データを持つ
コンピュータシステムにおいて多重化システムまたは冗
長系システムを構築することが可能となる。
【0029】本発明に係る請求項7記載の分散主記憶デ
ータの管理方法は、アプリケーションプログラムとアプ
リケーションプログラムによりアクセスされる主記憶常
駐データを有し、互いにネットワークでつながる複数の
コンピュータの各主記憶常駐データを管理する方法にお
いて、一のコンピュータが、アプリケーションプログラ
ムからのトランザクション要求を受け付け、記憶してい
る主記憶常駐データの所在情報をもとに前記トランザク
ション要求を送信すべき他のコンピュータを抽出し、前
記他のコンピュータに向けて前記トランザクション要求
を送信し、前記他のコンピュータが、前記一のコンピュ
ータから送信されてきた前記トランザクション要求を受
信し、前記他のコンピュータの主記憶常駐データに対し
てトランザクションを実行することを特徴とする。
【0030】本発明によれば、アプリケーションプログ
ラムとアプリケーションプログラムによりアクセスされ
る主記憶常駐データを有し、互いにネットワークでつな
がる複数のコンピュータの各主記憶常駐データを円滑に
管理することができる。
【0031】本発明に係る請求項8記載の記憶媒体は、
アプリケーションプログラムとアプリケーションプログ
ラムによりアクセスされる主記憶常駐データを有し、互
いにネットワークでつながる複数のコンピュータの各主
記憶常駐データを管理するためのコンピュータ読取り可
能な記憶媒体において、アプリケーションプログラムか
らのトランザクション要求を受け付ける処理と、記憶し
ている主記憶常駐データの所在情報をもとに、受け付け
たトランザクション要求を送信すべき他のコンピュータ
を抽出する処理と、前記他のコンピュータに向けて前記
受け付けたトランザクション要求を送信する処理と、ト
ランザクション要求を受信する処理と、前記受信したト
ランザクション要求を実行する処理とをコンピュータに
実行させるためのプログラムを記憶していることを特徴
とする。
【0032】本発明は、請求項7記載の主記憶常駐デー
タの管理方法を記憶したコンピュータ読みとり可能な記
憶媒体であるので、本発明によれば、記憶媒体から読み
出されたプログラムにより主記憶データ管理システムを
実現することができる。
【0033】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施の形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明のネットワークシステ
ムを構成する各手段の関係を示すブロック図である。各
手段とそれらの関係の詳細を以下に述べる。
【0034】(第1実施形態)図2及び図3は、本発明
のネットワークシステムに関するブロック図であり、互
いに連繋している。図2は、複数台のコンピュータから
構成される分散コンピュータシステムの中で、主記憶常
駐のオリジナルデータ11を搭載している唯一のコンピ
ュータ1を、図3は、そのオリジナルデータの複製であ
る主記憶常駐のレプリカデータ21を搭載している数台
のコンピュータの中の一台2を示している。
【0035】それぞれのコンピュータにおいて、トラン
ザクション受付手段301は、トランザクション受付キ
ュー12,22及びトランザクション受付プログラム1
3,23から構成されている。
【0036】トランザクション実行手段302は、トラ
ンザクション実行キュー14,24、コミット待ちキュ
ー15,25及びトランザクション実行プログラム1
6,26から構成されている。
【0037】トランザクション送信手段303は、トラ
ンザクション送信キュー17,27及びトランザクショ
ン送信プログラム18,28により構成されている。
【0038】トランザクション受信手段304は、トラ
ンザクション受信キュー19,29とトランザクション
受信プログラム110,210から構成されている。
【0039】システム運用手段305は、システム管理
データ111,211から構成されている。
【0040】コンピュータ1及び2には、ぞれぞれ主記
憶常駐データ11,21があるが、それらの違いは、コ
ンピュータ1に搭載されている主記憶常駐データ11が
オリジナルであり、アプリケーションプログラムの要求
に基づいて行われるすべての更新トランザクションが最
初に行われるのに対して、コンピュータ2に搭載されて
いる主記憶常駐データ21は、レプリカであり、アプリ
ケーションによるオリジナルデータの更新の後で、更新
内容が反映されるオリジナルデータのコピーである。
【0041】コンピュータ1及びコンピュータ2には、
それぞれ主記憶常駐データ11,21をアクセスするア
プリケーションプログラム112とアプリケーションプ
ログラム212がある。
【0042】主記憶常駐データ11のオリジナルがある
コンピュータ1において、アプリケーションプログラム
112が主記憶常駐データ11の更新をする時に行われ
る、ローカル更新処理について説明する。
【0043】コンピュータ1のアプリケーションプログ
ラム112は、主記憶常駐データ11の更新をトランザ
クション要求として、コンピュータ1のトランザクショ
ン受け付けキュー12に入れる。
【0044】コンピュータ1のトランザクション受付プ
ログラム13は、コンピュータ1のトランザクション受
付キュー12からアプリケーションプログラム112が
入れたトランザクション要求を取り出して、コンピュー
タ1のトランザクション実行キュー14に入れるととも
に、トランザクションを要求したアプリケーションプロ
グラム112の情報を、コンピュータ1のコミット待ち
キュー15に入れる。
【0045】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16は、コンピュータ1のトランザクション実
行キュー14からトランザクション要求を取り出し、シ
ステム管理データ111に照らし合わせることで、トラ
ンザクション処理の対象が自分のローカルな主記憶常駐
データであることを認識すると、自分のローカルな主記
憶常駐データ(オリジナル)11に対してトランザクシ
ョン処理を行う。
【0046】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16は、コンピュータ1のコミット待ちキュー
15を検索して、トランザクション要求を行ったアプリ
ケーションプログラム112の情報を取り出して、トラ
ンザクションが完了した旨をアプリケーションプログラ
ム112に通知する。
【0047】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16は、自分が実行したトランザクション要求
である印を付け、コンピュータ1のトランザクション送
信キュー17に入れる。
【0048】コンピュータ1のトランザクション送信プ
ログラム18は、オリジナルデータおよびレプリカデー
タを搭載しているコンピュータであるかどうかという情
報を記述してあるシステム管理データ111を参照する
ことで、トランザクション要求を送るべきコンピュータ
つまりレプリカデータを搭載するコンピュータを割り出
し、そのコンピュータのトランザクション受信キュー2
9に、コンピュータ1のトランザクション送信キュー1
7から取り出したトランザクション要求を入れる。
【0049】コンピュータ2のトランザクション受信プ
ログラム210は、コンピュータ1のトランザクション
送信プログラム18が入れたトランザクション要求を取
り出し、コンピュータ2のトランザクション実行キュー
24に入れる。
【0050】コンピュータ2のトランザクション実行プ
ログラム26は、コンピュータ2のトランザクション実
行キュー24から取り出したトランザクション要求が、
コンピュータ1で行われた更新トランザクションだと判
るので、そのトランザクション要求に基づき、自分のロ
ーカルな主記憶常駐データ(レプリカ)21に対して、
トランザクション処理を行う。
【0051】以上の方法によれば、オリジナルデータが
あるコンピュータ1のアプリケーションプログラム11
2によって更新された、主記憶常駐データ(オリジナ
ル)11の変更は、コンピュータ2の主記憶常駐データ
(レプリカ)21に反映される。以上、ローカルな更新
について説明した。
【0052】次に、図4及び図5により、主記憶常駐デ
ータのレプリカが有るコンピュータ2において、アプリ
ケーションプログラム212が主記憶常駐データの更新
をする時に行われるリモート更新処理について説明す
る。なお、図4及び図5は、互いに連繋している。
【0053】図4及び図5の環境は、図2及び図3で説
明したものと同じである。コンピュータ1は唯一の主記
憶データのオリジナルを搭載するものであり、コンピュ
ータ2は主記憶常駐データのレプリカを搭載する数台の
コンピュータの中の一台である。
【0054】コンピュータ2のアプリケーションプログ
ラム212は、主記憶常駐データ21の更新をトランザ
クション要求として、コンピュータ2のトランザクショ
ン受け付けキュー22に入れる。
【0055】コンピュータ2のトランザクション受付プ
ログラム23は、コンピュータ2のトランザクション受
付キュー22から、アプリケーションプログラム212
が入れたトランザクション要求を取り出して、コンピュ
ータ2のトランザクション実行キュー24に入れるとと
もに、トランザクションを要求したアプリケーションプ
ログラム212の情報を、コンピュータ2のコミット待
ちキュー25に入れる。
【0056】コンピュータ2のトランザクション実行プ
ログラム26は、コンピュータ2のトランザクション実
行キュー24から、トランザクション要求を取り出す。
取り出したトランザクション要求がシステム管理データ
211を参照すると、自分のローカルなレプリカデータ
に対するものではないことが判るので、自分ではトラン
ザクションを実行せずに、その要求をコンピュータ2の
トランザクション送信キュー27に入れる。
【0057】コンピュータ2のトランザクション送信プ
ログラム28は、コンピュータ2のトランザクション送
信キュー27から、トランザクション要求を取り出し、
システム管理データ211を参照することで、そのトラ
ンザクション要求を送るべきコンピュータ、つまりその
トランザクションの対象となるオリジナルデータを搭載
するコンピュータであるコンピュータ1のトランザクシ
ョン受信キュー19に、トランザクション要求を入れ
る。
【0058】コンピュータ1のトランザクション受信プ
ログラム110は、コンピュータ2のトランザクション
送信プログラム28が入れたトランザクション要求を取
り出し、コンピュータ1のトランザクション実行キュー
14に入れる。
【0059】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16は、コンピュータ1のトランザクション実
行キュー14から、トランザクション要求を取り出す。
取り出したトランザクション要求がシステム管理データ
111に照らし合わせると、自分のローカルな主記憶常
駐データ(オリジナル)11に対するトランザクション
要求であることが判るので、自分のローカルな主記憶常
駐データ11に対してトランザクション処理を行う。
【0060】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16は、自分が実行したという印を付けて、コ
ンピュータ1のトランザクション送信キュー17にトラ
ンザクション要求を入れる。
【0061】コンピュータ1のトランザクション送信プ
ログラム18は、システム管理データ111を参照する
ことで、トランザクション要求を送るべきコンピュー
タ、つまりレプリカデータを搭載するコンピュータを割
り出し、そのコンピュータのトランザクション受信キュ
ーに、コンピュータ1のトランザクション送信キュー1
7から取り出したトランザクション要求を入れる。
【0062】このトランザクション要求を送るべきコン
ピュータ群の中の一台がコンピュータ2ということにな
る。
【0063】コンピュータ2のトランザクション受信プ
ログラム210は、コンピュータ1のトランザクション
送信プログラム18が入れたトランザクション要求を取
り出し、コンピュータ2のトランザクション実行キュー
24に入れる。
【0064】コンピュータ2のトランザクション実行プ
ログラム26は、コンピュータ2のトランザクション実
行キュー24から取り出したトランザクション要求が、
コンピュータ1で行われた更新トランザクションだと判
るので、そのトランザクション要求に基づき、自分のロ
ーカルな主記憶常駐データ(レプリカ)21に対しトラ
ンザクション処理を行い、コンピュータ2のコミット待
ちキュー25を検索して、トランザクション要求を行っ
たアプリケーションプログラム212の情報を取り出し
て、トランザクションが完了した旨をアプリケーション
プログラム212に通知する。以上、リモート更新につ
いて説明した。
【0065】上に述べたローカル更新とリモート更新の
2つの方法をまとめて、図6のタイムチャートに示した
ので、これを説明する。
【0066】先ず、オリジナルの主記憶常駐データ11
を搭載しているコンピュータ1のアプリケーションプロ
グラム112から、更新トランザクション要求により、
コンピュータ1から21番の番号が付されたトランザクシ
ョン要求が、レプリカの主記憶常駐データを搭載してい
るコンピュータ2からコンピュータnまでのすべてのコ
ンピュータに送信される。
【0067】次に、レプリカの主記憶常駐データ21を
搭載しているコンピュータ2より、トランザクション要
求が、番号なしでオリジナルの主記憶常駐データを搭載
しているコンピュータ1に送信される。
【0068】これを受けて、コンピュータ1から、22番
の番号が付されたトランザクション要求が、レプリカの
主記憶常駐データを搭載しているコンピュータ2からコ
ンピュータnまでのすべてのコンピュータに送信され
る。
【0069】さらに、オリジナルの主記憶常駐データ1
1を搭載しているコンピュータ1から、番号23番を付さ
れたトランザクション要求が、レプリカの主記憶常駐デ
ータを搭載しているコンピュータ2からコンピュータn
までのすべてのコンピュータに送信される。
【0070】このように、オリジナルデータがあるコン
ピュータ1のアプリケーションプログラム112によっ
て更新された主記憶常駐データ(オリジナル)11の変
更は、他のすべてのコンピュータの主記憶常駐データ
(レプリカ)21等に反映され、またレプリカデータが
あるコンピュータ2等のアプリケーションプログラムか
らのトランザクション要求は、まずオリジナルのあるコ
ンピュータ1で処理され、その後、コンピュータ2を含
めたほかのすべてのコンピュータへ反映される。
【0071】これによって、アプリケーションプログラ
ムから見ると、オリジナルの主記憶常駐データの有り場
所を知らずとも、そのアクセスが可能な環境を実現する
ことができる。
【0072】また、レプリカデータの更新トランザクシ
ョンは、先ずオリジナルデータに対して最初に行われ、
その結果をレプリカデータに反映するという、一方向の
反映方法である。
【0073】したがって、分散システムを構成するコン
ピュータのアプリケーションが要求する更新トランザク
ション要求は、オリジナルデータがあるコンピュータ
で、受付順に実行すれば良く、実行時に調停する必要が
無いので、高速なトランザクション環境を実現すること
ができる。
【0074】(第2の実施形態)図7及び図8により、
本発明の主記憶常駐データのローカル更新におけるトラ
ンザクション回復方法を説明する。なお、図7及び図8
は、互いに連繋している。
【0075】両図は、図2び図3よって説明したローカ
ル更新処理を行っている状況において、ネットワークの
一過性の弊害によるトランザクション要求の抜けや順序
の狂いから、トランザクションを回復する方法を示す。
【0076】図7び図8において、第1のトランザクシ
ョン回復手段306は、トランザクション実行プログラ
ムの一部のトランザクションの抜けを検出する処理11
3,213及び抜けたトランザクション以降のトランザ
クションを再構築する処理114,214、及びトラン
ザクション完了キュー115,215により構成されて
いる。
【0077】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16は、トランザクションの実行を完了する
と、実行したトランザクション要求をトランザクション
完了キュー115に入れる。
【0078】アプリケーションプログラム1によるトラ
ンザクション要求が処理される様子は、図2及び図3で
説明したとおりであるが、ここでは図示しない。
【0079】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16によって処理されたトランザクション要求
は、コンピュータ1のトランザクション送信プログラム
18により、コンピュータ2のトランザクション受信プ
ログラム210に送信される。
【0080】このコンピュータ1のトランザクション送
信プログラム18からコンピュータ2のトランザクショ
ン受信プログラム210へのトランザクション要求の通
信は、ネットワークを介して行われるが、ネットワーク
の一過性の障害などにより、トランザクション要求がネ
ットワーク上で失われてしまう可能性がある。
【0081】本実施例では、主記憶常駐データがあるコ
ンピュータのトランザクション実行プログラムは、自分
のローカルな主記憶常駐データに対して処理を行ったト
ランザクション要求には、トランザクションの実行順番
を表すトランザクション番号を付けることとする。した
がって、トランザクション要求の抜けまたは順序の狂い
は番号の抜けとして検出することができる。具体的に
は、トランザクション実行プログラムに、トランザクシ
ョンの連続性を調べる処理を追加しているので、コンピ
ュータ1のトランザクション実行プログラム16によっ
て番号付けがされたトランザクション要求に、抜けが発
生すると、コンピュータ2のトランザクション実行プロ
グラム26により検出される。
【0082】コンピュータ2のトランザクション実行プ
ログラム26は、トランザクション要求の抜けを検出す
ると、その旨をコンピュータ2のトランザクション送信
プログラム28及びコンピュータ1のトランザクション
受信プログラム110を経由して、コンピュータ1のト
ランザクション実行プログラム16に通知する。
【0083】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16は、コンピュータ2のトランザクション実
行プログラム26から、トランザクション要求の抜けが
通知されると、抜けたトランザクション以降のトランザ
クション要求を、コンピュータ1のトランザクション完
了キュー115から取り出して、コンピュータ1のトラ
ンザクション送信プログラム18及びコンピュータ2の
トランザクション受信プログラム210を経由して、コ
ンピュータ2のトランザクション実行プログラム26へ
渡す。
【0084】コンピュータ2のトランザクション実行プ
ログラム26は、コンピュータ1のトランザクション実
行プログラム16から渡された、抜けたトランザクショ
ン要求以降のトランザクション要求を処理する。
【0085】先に、図4及び図5によって説明した、リ
モートでの更新トランザクションの場合も、トランザク
ション番号を付けるのは、オリジナルの主記憶常駐デー
タがあるコンピュータ1のトランザクション実行プログ
ラム16であるので、トランザクションの抜けは、コン
ピュータ2のトランザクション実行プログラム26が検
出することとなり、その後の回復処理、つまり抜けたト
ランザクション要求以降のトランザクション要求の処理
は、図7及び図8で説明したローカル更新のトランザク
ション回復の場合と同様となる。
【0086】以上の方法によれば、主記憶常駐データの
ローカル更新及びリモート更新により、アプリケーショ
ンから主記憶常駐データの所在を隠蔽する主記憶データ
管理方法において、オリジナルデータとレプリカデータ
を同一な内容に保つ仕組みにしておいて、ネットワーク
障害などの発生によりトランザクションが失われた場合
でも、抜けたトランザクションから再度トランザクショ
ンを実行することができるので、オリジナルデータとレ
プリカデータを同じ内容に保つことができる。
【0087】(第3の実施形態)図9及び図10によ
り、本発明の主記憶常駐データの初期値設定方法を説明
する。なお、図9及び図10も互いに連繋している。
【0088】両図において、主記憶常駐データの初期値
設定手段307は、初期値設定プログラム116,21
6、トランザクション実行プログラムの一部のバージョ
ン設定処理117,217、及びトランザクション受信
プログラムの一部の初期値設定トランザクション要求の
受渡し処理118,218で構成されている。
【0089】コンピュータ1及びコンピュータ2は前記
発明の実施例1で説明したリモート更新処理及びローカ
ル更新処理を行っているものとする。
【0090】コンピュータ2が起動された場合には、コ
ンピュータ2の初期値設定プログラム216は、システ
ム管理データ211を参照することにより、分散コンピ
ュータシステムを構成する他のコンピュータの中のどの
コンピュータから主記憶常駐データの初期値を設定する
かを決定し、主記憶常駐データ21の初期値を設定する
ためのトランザクション要求を、コンピュータ2のトラ
ンザクション送信キュー27に入れる。
【0091】ここでは、システム管理データ21を参照
することにより、コンピュータ1の主記憶常駐データに
より、コンピュータ2の主記憶常駐データの初期値を設
定することになったものとする。
【0092】コンピュータ2のトランザクション送信プ
ログラム28は、トランザクション送信キュー27よ
り、コンピュータ2の初期値設定プログラム216が入
れた初期値設定のためのトランザクション要求を取り出
し、コンピュータ1のトランザクション受信プログラム
110に渡す。
【0093】コンピュータ1のトランザクション受信プ
ログラム110は、コンピュータ1のトランザクション
受信キュー19から、コンピュータ2の主記憶常駐デー
タ21の初期値を設定するためのトランザクション要求
を取り出し、コンピュータ1の初期値設定プログラム1
16に渡す。
【0094】コンピュータ1の初期値設定プログラム1
16は、自分のローカルな主記憶常駐データ11に基づ
き、主記憶常駐データ11の初期値を設定するためのト
ランザクションを作成して、コンピュータ1のトランザ
クション送信キューに入れる。
【0095】ここで、初期値設定プログラム116によ
って作成される主記憶常駐データ11の初期値設定のト
ランザクション要求により、主記憶常駐データ11のバ
ージョン番号も合わせて設定されるものとする。
【0096】主記憶常駐データのバージョンは、初期値
設定手段を構成するトランザクション実行プログラム1
6の一部である主記憶常駐データのバージョン設定処理
117により設定される。
【0097】トランザクション要求は、発明の第1実施
形態に示したように一連の番号が付けられるが、この番
号を主記憶常駐データのバージョン番号とすることとす
る。
【0098】つまり図5の例では、コンピュータ1、コ
ンピュータ2及びコンピュータnの主記憶常駐データ
は、それぞれトランザクション要求を処理することによ
りバージョン21、バージョン22、バージョン23と
変化していくこととなる。
【0099】コンピュータ1のトランザクション送信プ
ログラム18は、コンピュータ1のトランザクション送
信キュー17から、コンピュータ2の主記憶常駐データ
21の初期値を設定するためのトランザクション要求を
取り出し、コンピュータ2のトランザクション受信キュ
ー29に入れる。
【0100】コンピュータ2のトランザクション受信プ
ログラム210は、コンピュータ2のトランザクション
受信キュー29から、コンピュータ2の主記憶常駐デー
タ21の初期値を設定するためのトランザクション要求
を取り出し、コンピュータ2の初期値設定プログラム2
16へ渡す。
【0101】コンピュータ2の初期値設定プログラム2
16は、コンピュータ1の初期値設定プログラム116
が作成した主記憶常駐データ11の初期値を設定するト
ランザクション要求を、自分のローカルな主記憶常駐デ
ータ21に対して処理することにより、初期値を設定す
る。
【0102】この時、コンピュータ2の主記憶常駐デー
タ21には、コンピュータ1の初期値設定プログラム1
16が、主記憶常駐データ11の初期値を設定するため
のトランザクション要求を作成した時点での、コンピュ
ータ1の主記憶常駐データ11のバージョンが設定され
ることとなる。
【0103】コンピュータ1は、コンピュータ2が主記
憶常駐データ21を設定している間にも次々とトランザ
クション要求を処理している。したがって、コンピュー
タ2がコンピュータ1からのトランザクション要求によ
り主記憶常駐データ21の初期値の設定を完了した後で
受信するトランザクション要求は、主記憶常駐データ2
1の初期値設定時のバージョン番号よりも、さらに新し
いものである可能性がある。
【0104】しかしながら、この場合は、本発明の第2
の実施形態で示した一過性故障からのトランザクション
回復処理により、トランザクションの連続性を保証する
ことができる。
【0105】図11に、コンピュータ1、コンピュータ
2及びコンピュータnの主記憶常駐データのバージョン
が更新される様子を示す。
【0106】コンピュータ1の主記憶常駐データ11が
トランザクション要求を処理することにより、バージョ
ンが20になると、コンピュータ1からコンピュータ2
及びコンピュータnに対して、トランザクション番号2
0を付されたトランザクション要求が送信される。
【0107】コンピュータ2及びコンピュータnではこ
のトランザクション要求を受信して、実行することによ
り、それぞれの主記憶常駐データのバージョンを20と
する。
【0108】コンピュータ2が停止した場合、それ以降
はコンピュータ1のバージョンが21、22と更新され
るが、それに伴って主記憶常駐データのバージョンが更
新されるのは、コンピュータnの主記憶常駐データだけ
となる。コンピュータnの主記憶常駐データのバージョ
ンは、コンピュータ1の主記憶常駐データの更新に伴い
バージョン21、22となる。
【0109】コンピュータ1の主記憶常駐データのバー
ジョンが22になった後で、コンピュータ2が起動する
とすれば、コンピュータ2は、コンピュータ1に対し主
記憶常駐データ21の初期値を設定するためのトランザ
クション要求を送信する。
【0110】コンピュータ1からの主記憶常駐データ1
1の初期値を設定するトランザクション要求を受信し、
実行することで、コンピュータ2の主記憶常駐データ2
1の初期値は設定されバージョン22となる。
【0111】その後は、コンピュータ1の主記憶常駐デ
ータ11がバージョン23に更新されるに従い、コンピ
ュータ2及びコンピュータnの主記憶常駐データのバー
ジョンもそれぞれ23に更新される。
【0112】以上の方法によれば、ディスクがないコン
ピュータにおいても、主記憶常駐データの初期値を設定
することができ、オンラインで更新される他のコンピュ
ータの主記憶常駐データから自分の主記憶常駐データを
作成することができるので、コンピュータを起動した時
点での最新の値を主記憶常駐データの初期値として設定
することができる。
【0113】(第4の実施形態)図12及び図13によ
り、本発明のトランザクション保持方法を説明する。な
お、図12及び図13は、互いに連繋している。
【0114】両図において、トランザクション保持手段
308は、トランザクション受信プログラムの一部の初
期値設定トランザクション要求の受渡し処理118とト
ランザクション保持キュー119で構成されている。
【0115】両図において、コンピュータ2の初期値設
定プログラム216は、コンピュータ1の初期値設定プ
ログラム116が作成した主記憶常駐データ11の初期
値を設定するためのトランザクション要求を、コンピュ
ータ1のトランザクション送信プログラム18及びコン
ピュータ2のトランザクション受信プログラム210経
由で受け取り、処理しているものとするがこれは図示し
ない。
【0116】コンピュータ2のトランザクション受信プ
ログラム210は、トランザクション保持手段の一部と
して、自分のローカルな主記憶常駐データ21の初期値
を設定中は、初期値設定のためのトランザクション要求
に紛れて受信するトランザクション要求をコンピュータ
2のトランザクション実行キュー24に入れることはせ
ずに、コンピュータ2のトランザクション保持キュー2
19にいれる。
【0117】主記憶常駐データの初期値を設定するトラ
ンザクション要求がすべて完了すると、コンピュータ2
のトランザクション受信プログラム210は、トランザ
クション保持キュー219の中に保持したトランザクシ
ョン要求を取り出し、コンピュータ2のトランザクショ
ン実行キュー24に入れることにより、通常通りトラン
ザクション要求をトランザクション実行プログラム26
に処理させる。
【0118】図14に、主記憶常駐データの初期値を設
定している間に受信するトランザクション要求を処理す
る様子を示す。
【0119】コンピュータ1の主記憶常駐データがトラ
ンザクション要求を処理することによりバージョン20
になると、コンピュータ1からコンピュータ2及びコン
ピュータnに対してトランザクション番号20を付され
たトランザクション要求が送信される。
【0120】コンピュータ2及びコンピュータnでは、
このトランザクション要求を受信して、実行することに
より、それぞれの主記憶常駐データのバージョンを20
とする。
【0121】コンピュータ2が停止した場合、コンピュ
ータ1のバージョンは21と更新されるが、それに伴っ
て主記憶常駐データのバージョンが更新されるのはコン
ピュータnの主記憶常駐データだけとなる。コンピュー
タnの主記憶常駐データのバージョンはコンピュータ1
の主記憶常駐データの更新に伴いバージョン21とな
る。
【0122】コンピュータ1の主記憶常駐データのバー
ジョンが21になった後で、コンピュータ2が起動すれ
ば、コンピュータ2は、コンピュータ1に対し主記憶常
駐データの初期値を設定するためのトランザクション要
求を送信する。
【0123】コンピュータ1からの主記憶常駐データの
初期値を設定するトランザクション要求を受信し、実行
することで、コンピュータ2の主記憶常駐データの初期
値は設定されバージョン21となる。
【0124】コンピュータ2は、コンピュータ1から受
信した主記憶常駐データ21の初期値を設定するトラン
ザクションを実行している間に、コンピュータ1からは
トランザクション番号22を付されたトランザクション
要求と、トランザクション番号23を付されたトランザ
クション要求を受信すれば、それらをトランザクション
保持キュー219に入れる。
【0125】コンピュータ2は、主記憶常駐データの初
期値の設定が完了した後で、トランザクション保持キュ
ー219から、トランザクション番号22が付されたト
ランザクション要求と、トランザクション番号23が付
されたトランザクション要求を取り出し、処理すること
により、主記憶常駐データのバージョンを23とする。
【0126】その後は、コンピュータ1の主記憶常駐デ
ータがバージョン24に更新されるに従い、コンピュー
タ2及びコンピュータnの主記憶常駐データのバージョ
ンもそれぞれ24に更新される。
【0127】この方法によれば、初期値設定プログラム
が自分のローカルな主記憶常駐データの初期値を設定し
ている間に、トランザクション要求を受信してもそれを
失うことなく保持することが出来る。
【0128】(第5の実施形態)図15及び図16によ
り、本発明の主記憶常駐データのローカル更新における
長時間抜けのトランザクションの回復方法を説明する。
なお、図15及び図16は互いに連繋している。
【0129】両図において、長時間抜けの第2のトラン
ザクションの回復手段309として、主記憶常駐データ
の初期値を設定するトランザクション要求の処理12
0,220が、トランザクション実行プログラムの一部
として実装されている。
【0130】同図は、図2によって説明したローカル更
新処理を行っている状況における長時間抜けのトランザ
クション回復方法を示している。
【0131】コンピュータ1のアプリケーションプログ
ラム112によるトランザクション要求が処理される様
子は、第2図で説明したとおりであるが、ここでは図示
しない。
【0132】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16によって処理されたトランザクション要求
は、コンピュータ1のトランザクション送信プログラム
18によりコンピュータ2のトランザクション受信プロ
グラム29に送信される。
【0133】このコンピュータ1のトランザクション送
信プログラムからコンピュータ2のトランザクション受
信プログラムへのトランザクション要求は、ネットワー
クの一過性の障害などにより失われてしまう場合があ
る。
【0134】トランザクション要求には、トランザクシ
ョンの実行順番を表すトランザクション番号を付けるこ
ととするのは、前記発明の実施例2と同じであり、トラ
ンザクション要求の抜けは、番号の抜けとして検出する
ことができる。本実施例では、コンピュータ1のトラン
ザクション送信プログラム18からのトランザクション
要求に抜けが発生すると、コンピュータ2のトランザク
ション実行プログラム26により検出される。
【0135】コンピュータ2のトランザクション実行プ
ログラム26は、トランザクション要求の抜けを検出す
ると、その旨をコンピュータ2のトランザクション送信
プログラム28及びコンピュータ1のトランザクション
受信プログラム19を経由して、コンピュータ1のトラ
ンザクション実行プログラム16に通知する。
【0136】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16は、コンピュータ2のトランザクション実
行プログラム26からトランザクション要求の抜けが通
知されると、抜けたトランザクション以降のトランザク
ション要求を、コンピュータ1のトランザクション完了
キュー115から取り出して、コンピュータ1のトラン
ザクション送信プログラム18及びコンピュータ2のト
ランザクション受信プログラム29を経由して、コンピ
ュータ2のトランザクション実行プログラム26へ渡そ
うとする。
【0137】この時に、ネットワークの一過性障害の時
間が長いと、コンピュータ資源の制約から、サイズに上
限があるトランザクション完了キューの中に上書きが生
じる等の原因で、完了したトランザクション要求が無く
なっていることがある。
【0138】トランザクション完了キュー115の中
に、再送すべきトランザクション要求が無いことを検出
すると、コンピュータ1のトランザクション実行プログ
ラム16は、コンピュータ1の初期値設定プログラム1
16に対して初期値を設定するためのトランザクション
を作成するように通知する。
【0139】コンピュータ1のトランザクション実行プ
ログラム16からの通知を受けたコンピュータ1の初期
値設定プログラム116は、自分のローカルな主記憶常
駐データ11に基づき、主記憶常駐データの初期値を設
定するためのトランザクション要求を作成して、コンピ
ュータ1のトランザクション送信プログラム18及びコ
ンピュータ2のトランザクション受信プログラム29経
由で、コンピュータ2のトランザクション実行プログラ
ム26へ渡す。
【0140】コンピュータ2のトランザクション実行プ
ログラム26は、コンピュータ1の初期値設定プログラ
ム116が作成した主記憶常駐データ11の初期値設定
のためのトランザクション要求を実行することにより、
自分のローカルな主記憶常駐データ21を作成する。
【0141】以上の方法によれば、一過性のネットワー
ク障害によりトランザクション要求に抜けが発生した場
合に、過去に遡ってトランザクションを再実行すること
でトランザクション要求の抜けを補う方法では回復でき
ない長時間に渡るトランザクション要求の抜けであって
も、回復手段を提供することができる。
【0142】(第6の実施形態)図17及び図18は、
主記憶常駐データを持つ分散コンピュータシステムで冗
長系を構成する方法を示す。
【0143】オリジナルの主記憶常駐データの所在つま
りオリジナルの主記憶常駐データを更新するコンピュー
タを切り替える更新権管理手段310は、更新権のある
管理プログラム3とシステム管理データ4から構成され
ている。
【0144】図17は、アプリケーションプログラムか
らのトランザクション要求によってバージョンが更新さ
れる、主記憶常駐データのオリジナルを持つコンピュー
タ1が、停止する直前の状態を示し、図18は、オリジ
ナルの主記憶常駐データをもつコンピュータ1が、停止
して、新たにオリジナルの主記憶常駐データを持つこと
になったコンピュータ2が、確立した直後の状態を示し
ている。
【0145】コンピュータ1が停止する直前の状態にお
いて、アプリケーションからのトランザクション要求に
よって更新される主記憶常駐データのオリジナルを持つ
のは、コンピュータ1である。コンピュータ1の主記憶
常駐データ11は、アプリケーションプログラム112
のトランザクション要求にともない、バージョン番号を
23としている。
【0146】コンピュータ2及びコンピュータnへはコ
ンピュータ1からトランザクション要求が送られるが、
ネットワークの伝送遅れ等の理由により、トランザクシ
ョン番号23までのトランザクション要求はまだ届いて
おらず、コンピュータ2及びコンピュータnのバーショ
ン番号はそれぞれ21及び18にとどまっている。
【0147】また、アプリケーションプログラムからの
トランザクション要求によって、最初に更新されるオリ
ジナルの主記憶常駐データの所在を示すシステム管理デ
ータのオリジナル4は、コンピュータmにあり、コンピ
ュータm以外のコンピュータにはシステム管理データの
レプリケーションがある。このシステム管理データの更
新はコンピュータmにあるシステム管理プログラムが行
う。
【0148】この状態でコンピュータ1が停止したとす
れば、コンピュータ1が停止したことを検出したコンピ
ュータmのシステム管理プログラム3は、更新権を用い
て自分のローカルなシステム管理データを更新して、ア
プリケーションプログラムからのトランザクション要求
によって最初に更新される、オリジナルの主記憶常駐デ
ータがあるコンピュータを、2とする。
【0149】コンピュータmのシステム管理プログラム
3によって,主記憶常駐データ及びシステム管理データ
のオリジナルが更新されると,その更新内容は、コンピ
ュータmからコンピュータ2とコンピュータnに、トラ
ンザクション要求として送信される。
【0150】なお、コンピュータmのシステム管理プロ
グラムは,定周期にポーリング等の方法で、コンピュー
タ1の停止を検出できるものとしている。
【0151】コンピュータmの更新権のあるシステム管
理プログラム3によって、新たにオリジナルとなったコ
ンピュータ2の主記憶常駐データのバージョン番号は、
21ということになる。
【0152】コンピュータ2が、次にコンピュータnに
対して送信するトランザクション要求に付される番号
は、22ということになり、コンピュータnではトラン
ザクション要求が不連続になったことを検出する。トラ
ンザクションの不連続を検出した時のトランザクション
回復方法は前記発明の実施形態2または5に書いたとお
りである。
【0153】この発明により、主記憶常駐データを持つ
コンピュータネットワークシステムにおいて、オリジナ
ルの主記憶常駐データを持つコンピュータが停止を起こ
しても、直後に、他のコンピュータが新しくオリジナル
データを持つことができるので、冗長系を構成すること
が可能となる。
【0154】(第7の実施形態)前記実施形態に説明し
た発明は、記憶媒体に格納したプログラムをコンピュー
タに読み込ませることで実現できる。
【0155】
【発明の効果】本発明によれば、分散コンピュータシス
テムにおいてコンピュータ起動時等にディスクのバック
アップデータによらないで、主記憶常駐データの初期値
を設定する方法を提供するとともに、分散コンピュータ
システムにおいて、主記憶常駐・データが何処のコンピ
ュータに存在するかをアプリケーションプログラムから
隠蔽し、アプリケーションプログラムに、可能な限り主
記憶常駐データの高速アクセス性を発揮させることがで
きる。
【0156】また、主記憶常駐データを組み込んだシス
テムにおいて冗長系を構成することが可能となり信頼性
の高いシステムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のネットワークシステムを構成する各
手段の関係を示すブロック図。
【図2】 第1の実施形態のネットワークシステム(ロ
ーカル更新)を示すブロック図の上段。
【図3】 同上の下段。
【図4】 第1の実施形態のネットワークシステム(リ
モート更新)を示すブロック図の上段。
【図5】 同上の下段。
【図6】 第1の実施形態のローカル更新とリモート更
新を示すタイムチャート。
【図7】 第2の実施形態のローカル更新におけるトラ
ンザクション回復方法を示すブロック図の上段。
【図8】 同上の下段
【図9】 第3の実施形態の主記憶データ初期値設定方
法を示すブロック図の上段。
【図10】 同上の下段。
【図11】 第3の実施形態の主記憶常駐データのバー
ジョンを示すタイムチャート。
【図12】 第4の実施形態のトランザクション保持方
法を示すブロック図の上段。
【図13】 同上の下段。
【図14】 第4実施形態の主記憶常駐データの初期値
設定中のトランザクション要求処理方法を示すタイムチ
ャート。
【図15】 第5実施形態のトランザクションの長時間
抜けの回復方法を示すブロック図の上段。
【図16】 同上の下段。
【図17】 第6実施形態の主記憶常駐データの冗長系
構成方法を示すブロック図の上段。
【図18】 同上の下段。
【符号の説明】
1…オリジナルコンピュータ、2…レプリカコンピュー
タ、3…更新権のあるシステム管理プログラム、4…シ
ステム管理データ、11…主記憶常駐データ(オリジナ
ル)、12…トランザクション受付キュー、13…トラ
ンザクション受付プログラム、14…トランザクション
実行キュー、15…コミット待ちキュー、16…トラン
ザクション実行プログラム、17…トランザクション送
信キュー、18…トランザクション送信プログラム、1
9…トランザクション受信キュー、21…主記憶常駐デ
ータ(レプリカ)、22…トランザクション受付キュ
ー、23…トランザクション受付プログラム、24…ト
ランザクション実行キュー、25…コミット待ちキュ
ー、26…トランザクション実行プログラム、27…ト
ランザクション送信キュー、28…トランザクション送
信プログラム、29…トランザクション受信キュー、1
10…トランザクション受信プログラム、111…シス
テム管理データ、112…アプリケーションプログラ
ム、113…トランザクション抜け検出処理、114…
トランザクション再構築処理、115…トランザクショ
ン完了キュー、116…初期値設定プログラム、117
…バージョン設定処理、118…初期値設定トランザク
ション要求の受渡し処理、119…トランザクション保
持キュー、120…初期値設定トランザクション要求処
理、210…トランザクション受信プログラム、211
…システム管理データ、212…アプリケーションプロ
グラム、213…トランザクション抜け検出処理、21
4…トランザクション再構築処理、215…トランザク
ション完了キュー、216…初期値設定プログラム、2
17…バージョン設定処理、218…初期値設定トラン
ザクション要求の受渡し処理、219…トランザクショ
ン保持キュー、220…初期値設定トランザクション要
求処理。301…トランザクション受付手段、302…
トランザクション実行手段、303…トランザクション
送信手段、304…トランザクション受信手段、305
…システム運用手段、306…第1のトランザクション
回復手段、307…初期値設定手段、308…トランザ
クション保持手段、309…第2のトランザクション回
復手段、310…主記憶常駐データの更新権管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 秀一 神奈川県川崎市幸区神奈川県川崎市幸区小 向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発セ ンター内 Fターム(参考) 5B045 BB42 BB47 BB48 GG01 5B082 AA01 DC12 FA12 GB02 5B098 AA03 AA10 GA01 GD04 GD12 GD14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを構成する複数台のコンピ
    ュータのアプリケーションプログラムと、そのアプリケ
    ーションプログラムがアクセスする主記憶常駐データ
    が、それぞれのコンピュータに分散配置されているネッ
    トワークシステムにおいて、 それぞれのコンピュータが、 アプリケーションプログラムからのトランザクション要
    求を受け付けるトランザクション受付手段と、 受け付けたトランザクション要求を実行するトランザク
    ション実行手段と、 受け付けたトランザクション要求を他のコンピュータへ
    送信するトランザクション送信手段と、 他のコンピュータからのトランザクション要求を受信す
    るするトランザクション受信手段と、 主記憶常駐データの所在情報を運用するシステム運用手
    段とを備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットワークシステムに
    おいて、 他のコンピュータから受信するトランザクション要求の
    連続性を保つ第1のトランザクション回復手段をさらに
    備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のネットワークシステムに
    おいて、 コンピュータの起動時に他の稼働中のコンピュータの主
    記憶常駐データをもとに、自分の主記憶常駐データの初
    期値を設定する初期値設定手段をさらに備えたことを特
    徴とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のネットワークシステムに
    おいて、自分の主記憶常駐データの初期値を設定してい
    る間に、他のコンピュータから受信するトランザクショ
    ン要求を蓄えるトランザクション保持手段をさらに備え
    たことを特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3乃至4のいずれか1項記載のネ
    ットワークシステムにおいて、 トランザクション回復手段が回復不能と判断した時に、
    初期値設定手段が作成するトランザクションを用いてト
    ランザクションの回復を行う第2のトランザクション回
    復手段をさらに有することを特徴とするネットワークシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のネットワークシステムに
    おいて、 主記憶常駐データの更新権を管理する手段をさらに備え
    たことを特徴とするネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 アプリケーションプログラムとアプリケ
    ーションプログラムによりアクセスされる主記憶常駐デ
    ータを有し、互いにネットワークでつながる複数のコン
    ピュータの各主記憶常駐データを管理する方法であっ
    て、 一のコンピュータが、 アプリケーションプログラムからのトランザクション要
    求を受け付け、記憶している主記憶常駐データの所在情
    報をもとに前記トランザクション要求を送信すべき他の
    コンピュータを抽出し、前記他のコンピュータに向けて
    前記トランザクション要求を送信し、 前記他のコンピュータが、 前記一のコンピュータから送信されてきた前記トランザ
    クション要求を受信し、前記他のコンピュータの主記憶
    常駐データに対してトランザクションを実行することを
    特徴とする主記憶常駐データの管理方法。
  8. 【請求項8】 アプリケーションプログラムとアプリケ
    ーションプログラムによりアクセスされる主記憶常駐デ
    ータを有し、互いにネットワークでつながる複数のコン
    ピュータの各主記憶常駐データを管理するためのコンピ
    ュータ読取り可能な記憶媒体において、 アプリケーションプログラムからのトランザクション要
    求を受け付ける処理と、 記憶している主記憶常駐データの所在情報をもとに、受
    け付けたトランザクション要求を送信すべき他のコンピ
    ュータを抽出する処理と、 前記他のコンピュータに向けて前記受け付けたトランザ
    クション要求を送信する処理と、 トランザクション要求を受信する処理と、 前記受信したトランザクション要求を実行する処理とを
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記憶して
    いることを特徴とする記憶媒体。
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