JP2002290433A - 帯域制御機能を備えるデータ中継装置および帯域管理装置 - Google Patents

帯域制御機能を備えるデータ中継装置および帯域管理装置

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JP2002290433A
JP2002290433A JP2001090806A JP2001090806A JP2002290433A JP 2002290433 A JP2002290433 A JP 2002290433A JP 2001090806 A JP2001090806 A JP 2001090806A JP 2001090806 A JP2001090806 A JP 2001090806A JP 2002290433 A JP2002290433 A JP 2002290433A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラヒック量に見合った理想的な帯域設定
を、人手によることなく、自動的に行えると共に、複数
のデータ中継装置間で整合のとれた帯域設定ができるよ
うにする。 【解決手段】 短期的な周期で毎回計測されたトラヒッ
ク量を保持するトラヒック量保持手段21と、そのトラ
ヒック量に基づいて、長期的な周期での平均トラヒック
量を算出し、その平均トラヒック量に相当する帯域値
と、設定された第1の帯域設定値とを比較して両値の差
分を求め、第1の帯域設定値を、その差分をさらに小さ
くするような第2の帯域設定値に、設定し直す帯域調整
手段22と、を備え、好ましくは、帯域設定値を変更す
るための許可を要求する変更要求手段23をさらに備
え、当該要求ならびに許可のための交信を、帯域設定管
理装置24との間で実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルータあるいはL
ANスイッチ等の、データ通信ネットワークを構成する
データ中継装置、特に帯域制御機能を備えるデータ中継
装置に関する。近年、インターネット/イントラネット
の発展にともない、情報系の処理データや基幹業務系の
処理データに加えて、さらには音声(電話)データ等ま
で、全ての通信データを同一のデータ通信ネットワーク
上に流すようになってきた。
【0002】このとき問題となるのは、例えば単なるフ
ァイル転送等の即時性を要しない情報系のデータをなす
パケットが大量に流れたために、例えば銀行における預
貯金情報の転送等即時応答性の要求が非常に厳しい基幹
業務系の処理のためのデータあるいは音声通話のための
データをなすパケットが、データ中継装置において廃棄
され、基幹業務が停止したりまた通話が切れたりする、
という深刻な問題である。
【0003】この問題を回避するため、近年のデータ中
継装置の多くは、「帯域制御」と呼ばれる機能を備えて
いる。これは、指定した条件を満たす通信(例えば特定
アプリケーション用の通信)について、使用する帯域を
保証したり、逆に制限したりする機能である。この帯域
制御機能により、例えば上述の情報系のデータ用パケッ
トが大量に流れているときでも、上述の基幹業務(ある
いは音声)系のデータ用パケットが、予め割り当てられ
た一定の帯域を必ず使用できることを保証する、といっ
たことが可能になる。このため帯域制御は、データ通信
ネットワークにおいて、非常に重要な機能として注目さ
れ始めている。
【0004】本発明は、この「帯域制御機能」を改善す
るための手法について述べるものである。
【0005】
【従来の技術】前述したとおり、帯域制御機能は、指定
した条件を満たす通信を対象に、その通信が使用を要求
する帯域を保証したり、逆にそれが使用する帯域の上限
を定めることにより、複数種類の通信(情報系、基幹業
務系等のアプリケーション)に供するパケットが、物理
的に同一のデータ通信ネットワークを流れる場合であっ
ても、これらパケット間に競合があったときのパケット
廃棄を最小限にすることを可能にする。
【0006】図15は本発明が適用されるデータ通信ネ
ットワークの一例を示す図である。本図において、参照
番号1は例えばある企業の本社に置かれるサーバであ
り、5はその配下の複数の営業所にそれぞれ置かれるク
ライアント(PC:Personal Compute
r)である。これらのクライアント5とサーバ1との間
のデータ通信は、交換機を保有するキャリア(例えばN
TT)3を介して、行われる。この場合、そのデータ通
信のための各パケットは、例えばIPアドレスによって
対応する中継経路にルーティングされる。この中継処理
を行うのがデータ中継装置であり、具体的にはルータで
あり、あるいはLANスイッチである。本図ではそのデ
ータ中継装置の一例としてルータ2および4が、サーバ
1側とクライアント5にそれぞれ設けられている様子を
示す(以下、データ中継装置を単にルータとも称す)。
【0007】図16はデータ中継装置が帯域制御機能を
備えない場合のデータ通信ネットワークの一例を示す図
である。本図において、クライアントであるPC14
は、回線13aおよび13bで接続されたデータ中継装
置12a,12bおよび12cを経由して、サーバ11
aおよび11bへアクセスしている。一例として、デー
タ中継装置12a,12bおよび12cは、それぞれ、
本社、その配下の支社(複数)、およびその支社の配下
の営業所(複数)に設置されるデータ中継装置である。
【0008】サーバ11aは既述の基幹業務系処理のた
めのサーバであり、サーバ11bは既述の情報系処理の
ためのデータベース(DB)としてのサーバである。サ
ーバ11aとの通信は、即時応答性の要求が厳しく、パ
ケット廃棄が極力生じないようにしなければならないの
に対して、サーバ11bとの通信は、その要求は極めて
小さい。すなわち、競合により廃棄されたパケットPT
は再送すれば回復できるし、時間はかかっても最終的に
全てのデータがダウンロードできればそれでよい。
【0009】一般に、回線13aおよび13bの帯域は
LANに比べて非常に小さい。このため、LANに接続
されたサーバ11aや11bが送出するデータ量の合計
が、その回線の帯域を超えてしまうことがある。例えば
回線13aの帯域が128Kbpsであるところ、サー
バ11aが60Kbpsのデータを送出し、またサーバ
11bが196Kbpsのデータを送出したとする。こ
の場合、データ中継装置12aがこれらのデータを回線
13aに送出する時点でパケットの競合が起こり、パケ
ット廃棄が発生してしまう。
【0010】このケースでは、データ中継装置12aか
らの送出データ量の合計は256Kbpsであり、回線
13aの帯域(128Kbps)の2倍であるため、全
送出パケットの半分が廃棄されてしまうことになる。こ
こで注目すべき点は、図16においては、パケット廃棄
を許容するサーバ11bとの通信だけでなく、パケット
廃棄を極力避けなければならないサーバ11aとの通信
においても、それぞれ半分のパケットが廃棄されてしま
うことである。このような状況が続くと、基幹業務系の
アプリケーションがハングアップしたり、その業務処理
中に通信コネクションが切断され、それまでの作業が全
て失われる、といった事態を招いてしまう。
【0011】図17は一般的な帯域制御機能による効果
を説明するための図である。本図によれば、上述した基
幹業務系のアプリケーションがハングアップしたり、業
務処理中にそれまでの作業が全て失われる、といった事
態が、帯域制御機能によっていかに解消できるか明らか
となる。本図では、データ中継装置12aは帯域制御機
能を具備しているので、予めデータ中継装置12aに対
して「回線13aの帯域のうち、64Kbpsを基幹業
務系の通信用に保証せよ」という設定をしておくができ
る。このためデータ(パケット)競合が発生したときに
は、データ中継装置12aは、パケットがサーバ11a
または11bのどちらの通信に属するものであるかを判
別し、前述の設定(64Kbpsの保証)を守るように
動作する。上述の例であると、サーバ11aの基幹業務
系の通信用のデータ量は60Kbpsであり、保証帯域
(64Kbps)内であるため、基幹業務系のデータ
(パケット)は廃棄することなく全て回線13a上に送
出される。しかしその送出分だけサーバ11bの情報系
のデータ(パケット)の大半は廃棄されることになる。
ただし情報系の通信ではその廃棄は特に問題とはならな
い(既述)。
【0012】結果として、図17においては、情報系の
通信側で大量にデータを流していても、基幹業務系の通
信が支障なく行えることになる。これが、帯域制御機能
の効果である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述したように帯域制
御機能は今後ますます重要になる技術ではあるが、「現
実的には、帯域の値の設定は非常に難しい」という実運
用上の大きな問題を抱えている。再び図17を参照しな
がら、この問題について述べる。第1の問題は、ネット
ワークの運用状況等の変化によって、通信の平均トラヒ
ック量もダイナミックに変化することから、帯域設定値
を運用中常に調整し続けなければならないという問題で
ある。例えば図17の説明では、データ中継装置12a
へ「回線13aの帯域(128Kbps)のうち64K
bpsを基幹業務系の通信用に保証せよ」という設定を
しておくこととしたが、実際には、サーバ11aから送
出されるパケットのトラヒック量を60Kbpsとして
いたので、この設定は有効であった。
【0014】しかし、上記の運用状況、例えば基幹業務
の増減、利用者数の増減、業務時間帯の変更等々、によ
り、実際にはサーバ11aから送出されるパケットの平
均トラヒック量がダイナミックに変化する。例えば、サ
ーバ11aから送出されるパケットの平均トラヒック量
が90Kbpsに増加した状態で情報系のトラヒックと
競合したとすると、26(=90−64)Kbpsの帯
域に相当するパケットが廃棄されることになり、基幹業
務に支障をきたす。この場合には、帯域設定を、例えば
「100Kbpsを、基幹業務系の通信用に保証せよ」
というように変更しなければならない。
【0015】一方、サーバ11aから送出されるパケッ
トの平均トラヒック量が30Kbpsまで減少したとす
る。この場合、基幹業務に支障はないが、データ中継装
置12aは、上記の設定にしたがって基幹業務系の通信
用に64Kbpsの帯域を確保しているため、常に34
(=64−30)Kbpsの帯域が無駄になってしま
う。この場合には、帯域設定を例えば「32Kbps
を、基幹業務系の通信用に保証せよ」と変更することに
よって、無駄になっていた帯域を、情報系の通信のため
に利用できるようにし、回線の有効利用を可能とすべき
である。
【0016】短期間のトラヒック量の変動に逐一対応し
て帯域設定を修正するという必要性は低いが、長期的な
平均トラヒック量が大幅に変化した場合には、上述した
ように、データ中継装置の帯域設定を変更することが重
要である。しかし、そのためには常時トラヒック量を監
視して、定期的に設定を見直し、設定を変更するという
膨大な手間がかかるため、現実にはこのような変更は行
われないのが普通である。これが第1の問題である。
【0017】従来の帯域制御機能が持つ第2の問題は、
複数のデータ中継装置12a,12bおよび12cにま
たがって帯域設定の割合を整合させることの困難さであ
る。図18は図16において説明した第1の問題とは別
の第2の問題を説明するための図である。なお図18の
各構成要素は、図16の各構成要素と同様である。図1
8において、データ中継装置12aには、図17の場合
と同様に「基幹業務系の通信には帯域64Kbpsを確
保せよ」というように帯域設定がされているものとす
る。このとき、次段のデータ中継装置12bに「基幹業
務系の通信には帯域100Kbpsを確保せよ」と帯域
設定されているものとすると、この場合、サーバ11a
と11bの他にはサーバがなく、かつ、回線13aから
流入する基幹業務系の通信トラヒック量は64Kbps
を超えないとすると、データ中継装置12bに対する上
記の帯域設定は明らかに無駄になっている。このような
場合、データ中継装置12bの帯域設定を、データ中継
装置12aの帯域設定と同じにすることにより、サーバ
11bの情報系のトラヒックのための帯域を増大すべき
である。
【0018】かくして、一般にデータ中継を行うネット
ワークでは複数のデータ中継装置から構成されているこ
とを考慮すると、それらの帯域設定は互いに整合してい
る必要がある。ここで整合という語は、「同じ値」とい
う意味ではなく、回線が分岐する場合等、「下流の回線
上で確保する帯域の合計が、上流の回線上で確保する帯
域に等しくなるようにする」といったように、無駄や不
合理が生じないように帯域設定を調整する、という意味
に解する。
【0019】前述したように、帯域設定を定期的に変更
するだけでも大きな手間であるところ、さらに「あるデ
ータ中継装置における帯域設定を変更するときは、それ
以外の他のデータ中継装置における帯域設定も併せて変
更し、通信路全体として帯域設定の整合がとれるように
調整しなければならない」という要件が加わって、上記
の手間を益々増大させてしまう。これが第2の問題であ
る。
【0020】したがって本発明は、上記の問題点に鑑
み、トラヒック量に見合った理想的な帯域設定を、人手
によることなく、自動的に行えるようにすることを第1
の目的(上記第1の問題の解消)とし、さらに、同一通
信路を共用する複数のデータ中継装置が存在する場合、
各データ中継装置が上記の自動的な帯域設定をしたと
き、該通信路全体として各データ中継装置相互間で整合
のとれた帯域設定が行えるようにすることを第2の目的
(上記第2の問題の解消)とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係るデー
タ中継装置の基本構成を示す図である。本図において、
本発明に係るデータ中継装置12は、トラヒック量保持
手段21および帯域調整手段22と、さらに変更要求手
段23および帯域設定管理装置24と、を本発明の主要
構成要素とし、そしてこれらに連係する中継処理部25
とインタフェース26とを本発明の構成要素とする。図
中、参照番号27は通信路であって、前述した回線13
a,13bに相当する。
【0022】さらに詳しく説明すると、トラヒック量保
持手段21は、短期的な周期で毎回計測されたトラヒッ
ク量を保持する。帯域調整手段22は、トラヒック量保
持手段21に保持されたトラヒック量に基づいて、長期
的な周期での平均トラヒック量を算出し、その平均トラ
ヒック量に相当する帯域値と、設定された第1の帯域設
定値とを比較して両値の差分を求め、この第1の帯域設
定値を、その差分をさらに小さくするような第2の帯域
設定値に、設定し直す。
【0023】さらに、複数のデータ中継装置12a,1
2bおよび12cの各々の帯域を統合的に管理する帯域
設定管理装置24に、通信路27を介して、連係するイ
ンタフェース26を備える。この帯域設定管理装置24
に連係する変更要求手段23は、上記の第1の帯域設定
値から上記の第2の帯域設定値へ変更するための許可を
要求する。この要求ならびに許可のための交信を変更要
求手段23は、インタフェース26を通して、帯域設定
管理装置24との間で実行し、この帯域設定管理装置2
4による判定に従い、帯域調整手段22による調整を実
施しまたは禁止する。
【0024】図2は帯域設定管理装置の基本構成を示す
図である。本図に示すとおり、この帯域設定管理装置2
4は、受付手段31と、判定手段32と、応答手段33
とからなる。さらに詳しくは、複数のデータ中継装置1
2a,12bおよび12cと個別に連係し、いずれかの
データ中継装置から発生する、帯域設定の変更を求める
要求を受け付ける受付手段31、帯域設定に関する複数
の条件を保持してその要求が該条件を全て満足するか否
か判定する判定手段32、その判定の結果、満足すると
きは該要求を許可し、満足しないときは該要求を不許可
とする応答を当該データ中継装置に返す応答手段33で
ある。
【0025】このように帯域設定管理装置24は、予め
定められた複数の条件を保持すると共に、変更要求手段
23から、既述した第2の帯域設定値を伴って設定変更
の要求を受信したとき、その第2の帯域設定値の値が上
記の各条件を全て満足するか否か判断し、満足したとき
に、変更要求手段23に対し、既述した第1の帯域設定
値から第2の帯域設定値への変更を許可するように動作
する。
【0026】図1を再び参照すると、中継処理部25は
データ中継装置12が有すべき基本的な機能を果すもの
であるが、本発明に係るデータ中継装置12では、その
中継処置部25は、通信路27に沿って中継すべきパケ
ットPTの中継処理と帯域制御機能とを少なくとも実行
する中継処理部であって、帯域調整手段22はこの中継
処理部25に対し帯域制御を行うようにする。
【0027】このような自動帯域制御のために、変更要
求手段23とこれと対をなす帯域設定管理装置24と
は、本発明における重要な構成要素となるが、例えばコ
スト、設置スペース等の制約から、帯域設定管理装置2
4を導入できない場合もあり得る。このような場合に
は、これらに代えて、以下に述べる変更判定手段を採用
することもできる。
【0028】図3は図1の構成の変形例を示す図であ
る。この変形例では、上記の手段23および装置24に
代えて、変更判定手段29が採用される。すなわちデー
タ中継装置12内に、既述した第1の帯域設定値から第
2の帯域設定値への変更を許容し得るか否かを判定する
変更判定手段29を設け、この判定に従って帯域調整手
段22による調整を実施しまたは禁止するようにする。
【0029】この場合、他のデータ中継装置についての
帯域設定情報を得る必要があるが、この情報は通信路2
7を介して他のデータ中継装置との間の送受信によって
行うことができる。あるいはその情報を何らかの手段で
外部情報(図中、点線で表す)として得ることも考えら
れる。かくして変更判定手段29は、予め定められた複
数の条件を保持し、既述した第2の帯域設定値の値がそ
の各条件を全て満足するか否か判断し、満足したときに
のみ、既述した第1の帯域設定値から第2の帯域設定値
への変更を許容するようにする。
【0030】以上のとおり、本発明によれば、各データ
中継装置(12a,12b,12c)は常時トラヒック
量を監視し、その記録を残し、長期的な周期で定期的
に、トラヒック量の記録と帯域設定とを突き合わせて、
両者の差が小さくなるように、帯域設定を更新するた
め、人手を介在させることなく、自動的に帯域設定値が
最適化される。
【0031】また、各データ中継装置は帯域設定値を変
更する前に、帯域設定管理装置24に許可を求めると共
に、帯域設定管理装置24は変更後も複数のデータ中継
装置(12a,12b,12c)間にまたがって、帯域
設定が整合していることを確認した場合にのみ許可を出
すため、自動的な帯域設定値の更新によって、各データ
中継装置間で帯域設定に矛盾や不整合が生ずることを防
止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図4は本発明に係るデータ中継装
置の一実施例を示すブロック図であり、また図5は従来
のデータ中継装置の一例を示すブロック図である。この
図5は、図4における本発明の特徴を一層明確にするた
めの図である。したがってまず図5から説明する。
【0033】参照番号12はデータ中継装置であり、4
2は、インタフェース26と協働するインタフェース制
御部を示す。インタフェース制御部42は、LANや回
線(図16のLAN,13a,13b)等、物理的なイ
ンタフェースに対するパケットの送受信処理を行うもの
である。25は前述の中継処理部であり、経路選択(ル
ーティング)、パケットヘッダの書き換え等、パケット
中継に必要な処理を行い、複数のインタフェース制御部
42の間でパケットをやりとりする。この中継処理部2
5は、帯域制御機能も備えている。
【0034】43は帯域設定部であり、帯域の設定情報
を保持し、中継処理部25に対してその設定情報により
指定される帯域設定値を出力する。これにより中継処理
部25が帯域制御を実行できるようにする。また41は
トラヒック量カウンタであり、中継処理部25が処理し
たトラヒック量を計測し、累積していく。任意の時点で
トラヒック量カウンタ41により累積したトラヒック量
を読み出せば、それまでの累積トラヒック量を知ること
が出来る。なお、トラヒック量カウンタ41は基幹業務
系や情報系等のアプリケーション毎に独立に設けられる
(41,41′)。
【0035】次に図4を参照して本発明の一実施例を説
明するが、その前に、この一実施例全体の要点について
概説しておく。一般にデータ中継装置の多くは、ネット
ワーク管理の目的で、収容するインタフェース毎にトラ
ヒック量のカウンタを持っている。また、このカウンタ
はアプリケーション毎に備えられている。つまり、例え
ば基幹業務系トラヒックのカウンタと、情報系トラヒッ
クのカウンタが、独立に存在する。ここでは、これらの
カウンタ(トラヒック量測定機構)を総称して「トラヒ
ック量カウンタ」と呼ぶことにする。
【0036】本実施例によるデータ中継装置12は、こ
の既存のトラヒック量カウンタを使用して、各アプリケ
ーション毎の平均トラヒック量を定期的に計測し、結果
を「平均トラヒック量記録」として保持する。さらに、
長期的な周期で定期的に「平均トラヒック量記録」と帯
域設定値とを比較して、両者の差分が小さくなるように
帯域設定値を自動的に更新する。
【0037】なお、現実には帯域設定値を自動的に変化
させることで、特定アプリケーションの設定帯域が極端
に大きくなったり、極端に小さくなる恐れがあり、これ
は不都合の原因となり得る。例えば、あるアプリケーシ
ョンが頻繁に通信するからといって、設定帯域を回線容
量以上にしてしまうと、他のアプリケーションの通信が
不能になる。
【0038】逆に、あるアプリケーションが滅多に使わ
れないからといって帯域設定をゼロにまで下げてしまう
と、いざというときにそのアプリケーションの通信がで
きなくなってしまう。このような不具合を防止するため
に、実際には、例えば「回線容量の10%から90%ま
で」というように帯域設定の上限値と下限値を予め決め
て設定しておき、帯域設定の自動変更はこの範囲内で行
うことにする。
【0039】このようにして、長期的な平均トラヒック
量が大幅に変化した場合でも、人手を介在させることな
く、自動的に帯域設定が更新されるようになる。これが
既述した本発明の第1の目的に対応する。ところが上記
の自動調整機能だけでは、各データ中継装置(12a,
12b,12c)がそれぞれの局所的な設定情報で勝手
に帯域設定を変化させることになり、データ中継ネット
ワーク全体として帯域設定が整合しなくなる恐れがあ
る。
【0040】そこで、データ中継装置とは別に「帯域設
定管理サーバ55」(前述の帯域設定管理装置24の一
例)を設置し、各データ中継装置が各々の帯域設定を自
動変更する前に、帯域設定管理サーバ55に対してその
変更の許可を求めるリクエスト(既述の「要求」)を出
すという手順をさらに追加する。帯域設定管理サーバ5
5は、各データ中継装置(12a,12b,12c)か
らの上記リクエストを受け付けると、許可/不許可のレ
スポンス(既述の「応答」)を返す。許可レスポンスを
受けたデータ中継装置は、上述のごとく自動的に帯域設
定を変更させるが、不許可レスポンスを受けたデータ中
継装置は帯域設定を変更しないで現状のままとする。な
お、この場合でも、また長期的な周期で平均トラヒック
量記録と帯域設定との比較を行い、必要ならば、帯域設
定変更を行う許可を求めることになる。
【0041】帯域設定管理サーバ55には、各データ中
継装置における帯域設定が整合するために満たさなけれ
ばならない複数の関係式、例えば、下流の回線における
帯域設定値の合計が、上流の回線における帯域設定値に
対して、90%から120%の範囲に入っていなければ
ならない等、を登録しておく。上記帯域変更リクエスト
を受けたとき、変更後もこの関係式が全て満たされる場
合に限って許可を返す。
【0042】ここで図4を参照すると、本実施例は、従
来のデータ中継装置(図5)に対して、機能ブロック5
1,52,53および59を追加するだけで実現可能で
ある。したがって、既存の機能モジュールに手を加える
必要はなく、最小限の手間とコストで、従来のデータ中
継装置に本発明による機能を追加することができる。ま
た、帯域設定管理サーバ55を別に設置して、データ中
継装置を交信させることにより、既述した本発明の第2
の目的を達成することができる。
【0043】図4において、参照番号51はトラヒック
量記録制御部である。該制御部51は、ごく短い周期
(例えば1分)毎に、定期的にトラヒック量カウンタ4
1,41′の値をチェックし、前回の値との差分をとっ
て、その周期(例えば1分)の間に流れたトラヒック量
を判断する。さらに該制御部51は、トラヒック量を周
期で割ることにより、標準的な単位(例えばKbps)
での平均トラヒック量を算出し、その値を計測時刻と共
に、トラヒック量記録部52に記録していく。
【0044】トラヒック量記録制御部51(トラヒック
量保持手段21の一部に相当)の動作から明らかなよう
に、ここには計測時刻と共に、標準的な単位(例えばK
bps)で各アプリケーション毎(例えば、基幹業務
系、情報系等)の平均トラヒック量が記録されていく。
その記録領域が一杯になれば、古い記録を消してそこに
上書きしていけばよい。
【0045】帯域設定自動調整部53(帯域調整手段2
2に相当)は、トラヒック量記録制御部52(トラヒッ
ク量保持手段21の一部に相当)に比べて長期的な周期
で定期的にトラヒック量記録部52の記録と帯域設定部
43の帯域設定値とを比較する。そして、後者を前者に
近づけるように、予め与えられた上限値と下限値との間
で、新しい帯域設定値を決めて、それを変更許可リクエ
スト部54(変更要求手段23に相当)に通知する。
【0046】このとき帯域設定自動調整部53の動作ア
ルゴリズムについては様々なものが考えられる。本発明
の主眼は帯域設定を自動的に調整することそれ自体にあ
るので、調整のためのアルゴリズムが何であれ、帯域設
定を何らかの評価基準に従って最適化するよう自動調整
する動作が、本発明のポイントである。なお、具体的な
アルゴリズムの例については後述する。
【0047】変更許可リクエスト部54は、帯域設定自
動調整部53からの通知を受けると、帯域設定の変更許
可を求めるリクエストを、帯域設定管理サーバ55に送
る。この管理サーバ55から許可しない旨の応答があれ
ば何もしない。許可が出れば、帯域設定部43での設定
情報を新しい設定値で上書きする。以上述べたとおり、
トラヒック量保持手段21(図4の51および52)
は、短期的な周期の間に中継したパケットの数をその周
期に対応する時間で除して得た短周期平均値を、保持す
べきトラヒック量とする。
【0048】一方、帯域調整手段22(図4の53)
は、所定のアルゴリズムで、長期的な周期での平均トラ
ヒック量を算出する。この所定のアルゴリズムは所定の
プログラムで実行されるものである。かつ、その所定の
プログラムは、当該データ中継装置12内の構成を変更
することなく、そのプログラムのみを、複数種のプログ
ラムの中の任意の1つと交換自在とすることができる。
つまり、所定のアルゴリズムのバリェーションは局所的
であって、アルゴリズムの変更による影響は当該調整部
53だけに止まり,他の機能ブロック(例えば51,5
2,54)には影響しない。よって、本発明により構成
したデータ中継装置について、調整部53に相当するソ
フトウェア(プログラム)を書き換えるだけで、様々な
機能変化に対処して、機能向上を図ることができる。
【0049】次に図4の主要な機能ブロックの動作につ
いての詳細例を示す。図6はトラヒック量記録制御部
(図4の51)の動作概要を示すフローチャートであ
る。本フローチャートにより、上述した「短周期平均
値」が求まる。本フローチャート内に現れる各記号の意
味は次のとおりである。 c0:前回記録したトラヒックカウンタ値 c1:今回のトラヒックカウンタ値 q:トラヒック量 t0:前回記録時刻 t1:現在時刻 d:トラヒック量計測インターバル(例:1分程度) ステップS11:前回からd秒が経過したか判断する。
【0050】ステップS12:d秒が経過していたなら
ば、前回からd秒間の平均トラヒック量(短周期平均
値)をトラヒック量記録部52内の記録テーブル(図
7)に記録する。 ステップS13:前回の記録を今回の記録で上書きす
る。以下ステップS11,S12およびS13を繰り返
す。
【0051】図7はトラヒック量記録部(図4の52)
内の記録テーブルを示す図である。なお本図に示す記録
テーブル56内の値は一例である。ここに上記短周期平
均値が平均トラヒック量として蓄積される。図4の帯域
設定自動調整部53は、図7の平均トラヒック量を用い
て、前述した所定のアルゴリズムに従い、帯域設定の自
動調整を行う。この所定のアルゴリムの具体例を以下に
示す。 [アルゴリズムの具体例1]「トラヒック量の長時間平
均を調べて、設定値をその値に近づける」という単純な
アルゴリズムである。
【0052】このアルゴリズムの発想は、「1週間に亘
って実際に流れたトラヒック量を平均し、それが帯域設
定値からあまりにも外れている場合には、帯域設定値を
平均値より少し大きい値に設定し直す」というものであ
る。あまりトラヒックの変動が激しくなく、常に一定量
のトラヒックが流れているような環境においては、この
ような単純なアルゴリズムでも十分機能する。
【0053】図8はアルゴリズムの具体例1を説明する
ためのフローチャートである。本フローチャート内に現
れる各記号の意味は次のとおりである。 T0:前回記録時刻 T1:現在時刻 D:トラヒック設定見直しインターバル (例:1週間程度) Max:帯域設定の上限値 (例えば回線容量の90%) Min:帯域設定の下限値 (例えば回線容量の10%) Q:トラヒック設定の修正値 本図の例では、帯域設定自動調整部53は、1週間に1
回しか動作しない。つまりD=1週間である。
【0054】装置12内の時計により、前回動作してか
ら1週間が経過したことを検知すると、調整部53はト
ラヒック量記録部52の記録を調べて、前回動作時刻か
ら現在までに記録された全てのトラヒック量の記録を平
均する。そして、この平均値よりやや大きい値(例えば
1.2倍とする)を新しい帯域設定値とする。すなわち
本発明のアルゴリズムにおいては、トラヒック量保持手
段21に保持されたトラヒック量をもとに、長期的な周
期の期間について算出した平均トラヒック量をk(kは
1より大きい値)倍して、そのk倍した値をもって既述
した第2の帯域設定値とする。なお、このkは、上記の
例によれば、k=1.2である。
【0055】図8のフローチャートを各ステップ毎に説
明する。 ステップS21:前回からインターバルDが経過したか
判断する。 ステップS22:インターバルDが経過していたなら
ば、そのインターバルDの間の平均トラヒック量を求め
た上で、その120%(k=1.2)に帯域を設定し直
す(第2の帯域設定値)。
【0056】ステップS23:その帯域設定値が、規定
の上限値と下限値との間の範囲に入ることを確認して、
新しいQを決める。すなわち、本発明のアルゴリズムに
おいては、平均トラヒック量をk倍した値が、予め定め
た帯域設定の上限値(Max)および下限値(Min)
の範囲内に納まるようにした値をもって第2の帯域設定
値とする。
【0057】ステップS24:帯域設定値をQに更新す
るように、リクエスト部54に指示を出す。 ステップS25:前回の記録を今回の記録で上書きす
る。以下、ステップS21〜S25を繰り返す。図9は
アルゴリズムの具体例1に基づく動作イメージを表すグ
ラフである。すなわち一週間に亘るトラヒック量の変動
(折れ線61)をグラフで示したものである。
【0058】本図において、横軸は曜日、縦軸はトラヒ
ック量記録部52の記録(Kbps)である。本図に表
すケースでは、何らかの業務変更か組織の異動があった
ために、火曜日に業務用トラヒックが減少し、そのまま
低いトラヒック量で安定している。このため、ここ数日
間は帯域設定が無駄になっていることが分かる。日曜日
の早朝に、このことを検知した帯域設定自動調整部53
は、帯域設定値を下げることで無駄を省く動作を行うこ
とになる。
【0059】このように、アルゴリズムの具体例1にお
いては、平均トラヒック量を、前記の長期的な周期の期
間に亘って一定の値として算出するようにする。 [アルゴリズムの具体例2]「1週間に渡るトラヒック
量変動パターンを読み取り、それに合わせて、トラヒッ
ク量が変動する前に帯域設定値を調整する」というアル
ゴリズムである。
【0060】このアルゴリズムの発想は、「企業の活動
は曜日と時刻によっておおよそのパターンが決まってい
るので、このパターンに合わせてこまめに帯域設定を最
適化する」というものである。トラヒック量の変動が激
しいが、変動パターンが固定されており、予測が容易で
あるような環境において有効なアルゴリズムである。図
10はアルゴリズムの具体例2を説明するためのフロー
チャートである。
【0061】本フローチャート内に現れる記号の意味
は、図8のフローチャートに現れる同じ記号のものと同
一の意味である。ここではTSが新たな記号である。こ
のTSはタイムスロットを意味し、次のように定義す
る。1週間を(例えば)1時間毎に区切って、それぞれ
の1時間の時間帯をタイムスロットと呼ぶことにする。
月曜日の午前0時から午前1時までをTS−1とすれ
ば、日曜日の23時から24時まではTS−168にな
る。本アルゴリズムを実装する装置は、内蔵時計により
常に「現在のTS番号(TS−n)」が分かるものとす
る。
【0062】すなわち、「タイムスロット」は、1週間
を特定の単位時間(=タイムスロット長)、例えば1時
間に区切って、それぞれの時間帯に番号を与えて識別す
る。例えば月曜日の午前0時から午前1時までの1時間
の時間帯をTS−1と定義する。すると月曜日の午前1
0時から午前11時の1時間はTS−11になり、火曜
日の午前0時から午前1時はTS−25である。そして
日曜日の23時から24時の1時間はTS−168とな
る。
【0063】図10の例では、帯域設定自動調整部53
は、1時間に1回、動作する(タイムスロット長を1時
間とする)。該調整部53は、まず現在のTS番号を確
認し、過去のトラヒック記録である記録テーブル56を
検索して、現在のTSと同じ番号のTSに属するトラヒ
ック記録を抽出し、それらを平均する。これにより、例
えば現在が月曜日の午前10時であれば、「過去数週間
に亘って“各週月曜日の午前10時から午前11時迄の
間”に流れたトラヒック量の平均値」が得られる。
【0064】そして、この調整部53は、帯域設定値
を、この平均値よりやや大きい値(1.2倍とする)に
更新する。このアルゴリズムでは、「だいたい各週と
も、曜日と時間帯が決まれば同じような量のトラヒック
が流れる」という一定のパターンが存在していることを
想定している。上記の例では、“月曜日の午前10時か
ら午前11時迄”と指定されれば、このタイムスロット
についての過去のトラヒック量記録を平均する。そうす
るとおおよそ、これから1時間の間に流れるトラヒック
量が予想できることになる。そこで、その値よりやや大
きい帯域(k倍)を第2の帯域設定値として設定するの
である。
【0065】図10のフローチャートを各ステップ毎に
説明する。 ステップS31:TS番号が、例えばTS31→TS3
2のように1インクリメントしたか調べる。タイムスロ
ットの番号が増える度に(1時間毎に)、次のステップ
に進む。 ステップS32:現在がTS−112だとすると、1週
間前のTS−112,2週間前のTS−112・・・と
いう具合に、現在までデータが記録されている限りTS
−112に含まれるトラヒック量データを抽出し、それ
を平均する。
【0066】ステップS33:その平均値を1.2倍し
て、第2の帯域設定値とする。 ステップS34:帯域設定が規定のMaxとMinとの
間の範囲内に入ることを確認して、最終的にQを決め
る。 ただし Max:帯域設定の上限値 (例えば回線容量の90%) Min:帯域設定の下限値 (例えば回線容量の10%) ステップS35:帯域設定値をQに更新するように、リ
クエスト部54に指示を出す。
【0067】以下、ステップS31〜S35を繰り返
す。図11はアルゴリズムの具体例2に基づく動作イメ
ージを表すグラフである。本図中、折れ線62が、実際
に流れたトラヒック量を示す。点線63は、タイムスロ
ット毎に過去の記録の平均値を算出したものを示す。点
線63のパターンは、実際のトラヒック量のパターンに
近くなる。太線64が、帯域設定値の変化を示してい
る。なお、太線64のパターンは点線63のパターンを
1.2倍しただけであるが、図11では分かりやすいよ
うに、点線63と太線64を大幅にずらして描いてあ
る。
【0068】図11でも分かるとおり、このアルゴリズ
ムの具体例2により、常に「これから先1時間の平均ト
ラヒック」を過去のパターンから予想して、それに合わ
せて帯域設定が調整されることになる。要約すると、ア
ルゴリズムの具体例2においては、長期的な周期の期間
を複数に区分した各タイムスロット(TS)対応に同一
タイムスロットにおける過去のトラヒック量を平均して
平均トラヒック量を算出するようにする。
【0069】最後に、図1の変更要求手段23および帯
域設定管理装置24を、図4の変更許可リクエスト部5
4および帯域設定管理サーバ55をそれぞれ例にとっ
て、その動作例を説明する。図12は変更許可リクエス
ト部54の動作概要を示すフローチャートである。 ステップS41:帯域設定自動調整部53より、Q(ト
ラヒック設定の修正値)を受信したか調べる。
【0070】ステップS42:受信したならば、トラヒ
ック設定値の修正許可願いを出す。 ステップS43:帯域設定管理サーバ55から肯定応答
すなわち許可が出されたか否か判断する。 ステップS44:許可が出されたならば、トラヒックの
設定を自動的に更新する。
【0071】ステップS45:ステップ43において、
否定応答すなわち不許可が出たならば、トラヒック設定
値の修正を断念するか否か決める。リクエスト送信後、
一定時間待っても応答なしのとき(サーバ55のシステ
ムダウン等による)または否定応答(修正禁止)が連続
したときは、上記修正を断念する。
【0072】なお、図13は変更許可リクエスト部54
からのリクエストコマンドの一例を示す図である。パケ
ットのアプリケーションヘッダには、コマンド種別とし
て帯域設定変更リクエストRQが指定されており、ま
た、そのアプリケーションデータには、現在のトラヒッ
ク設定値B1(第1の帯域設定値)と、修正後のトラヒ
ック設定値B2(第2の帯域設定値)とが含まれる。
【0073】図14は帯域設定管理サーバ55の動作ア
ルゴリズムを示すフローチャートである。各ステップの
動作は以下のとおりである。なお、帯域設定管理サーバ
55には、各データ中継装置における帯域設定値が満た
すべき条件式を予め入力しておく。例えば「中継装置X
の帯域は、中継装置Yの帯域と中継装置Zの帯域との合
計よりも大きくなければならない」等である。
【0074】ステップS51:データ中継装置から帯域
設定変更リクエストRQを受信したか否かを調べる。 ステップS52:帯域設定管理サーバ55は、その管理
下にある全てのデータ中継装置における各帯域設定値を
サーバ55のデータベースdbに保持している。
【0075】このデータベースを参照して、帯域設定変
更リクエストRQを出したデータ中継装置について,要
求通り帯域を変更したときに予め与えられた条件式が全
て成立するか否かをチェックする。 ステップS53:上記の与えられた条件式が全て成立す
ると判定したとき、当該データ中継装置に肯定応答を返
す。
【0076】ステップS54:肯定応答を返すと共に、
上記のデータベースdbについて、要求を出したデータ
中継装置の帯域設定値を、要求通りに変更する。これに
より最新の設定状態を反映させる。 ステップS55:上記ステップS52において、条件式
が1つでも不成立のときは、当該データ中継装置に否定
応答を返す。
【0077】以下、ステップS51〜S55を繰り返
す。以上述べた本発明の実施の態様は、以下の付記のと
おりである。 (付記1) 短期間な周期で毎回計測されたトラヒック
量を保持するトラヒック量保持手段と、前記トラヒック
量保持手段に保持された前記トラヒック量に基づいて、
長期的な周期での平均トラヒック量を算出し、その平均
トラヒック量に相当する帯域値と、設定された第1の帯
域設定値とを比較して両値の差分を求め、前記第1の帯
域設定値を、該差分をさらに小さくするような第2の帯
域設定値に、設定し直す帯域調整手段と、を備えること
を特徴とする、帯域制御機能を備えるデータ中継装置。
【0078】(付記2) 前記第1の帯域設定値から前
記第2の帯域設定値への変更を許容し得るか否かを判定
する変更判定手段をさらに備え、該判定に従って前記帯
域調整手段による調整を実施しまたは禁止することを特
徴とする付記1に記載のデータ中継装置。 (付記3) 複数のデータ中継装置の各々の帯域を統合
的に管理する帯域設定管理装置に、通信路を介して、連
係するインタフェースをさらに備えることを特徴とする
付記1に記載のデータ中継装置。
【0079】(付記4) 前記第1の帯域設定値から前
記第2の帯域設定値へ変更するための許可を要求する変
更要求手段をさらに備え、前記要求ならびに前記許可の
ための交信を、前記インタフェースを通して、前記帯域
設定管理装置との間で実行し、該帯域設定管理装置によ
る判定に従い、前記帯域調整手段による調整を実施しま
たは禁止することを特徴とする付記3に記載のデータ中
継装置。
【0080】(付記5) 中継すべきパケットの中継処
理と帯域制御機能とを少なくとも実行する中継処理部を
有し、前記帯域調整手段は該中継処理部に対し帯域制御
を行うことを特徴とする付記1に記載のデータ中継装
置。 (付記6) 前記トラヒック量保持手段はトラヒック量
カウンタを含み、該トラヒック量カウンタは、前記中継
処理部で中継される前記パケットの数を計測することを
特徴とする付記5に記載のデータ中継装置。
【0081】(付記7) 前記帯域設定値を保持する帯
域設定部を備え、前記帯域調整手段および前記中継処理
部に対し、該帯域設定値を入力することを特徴とする付
記5に記載のデータ中継装置。 (付記8) 前記トラヒック量保持手段は、前記短期的
な周期の間に中継したパケットの数をその周期に対応す
る時間で除して得た短周期平均値を、保持すべき前記ト
ラヒック量とすることを特徴とする付記1に記載のデー
タ中継装置。
【0082】(付記9) 前記帯域調整手段は、所定の
アルゴリズムで、前記の長期的な周期での平均トラヒッ
ク量を算出することを特徴とする付記1に記載のデータ
中継装置。 (付記10) 前記所定のアルゴリズムを所定のプログ
ラムで実行し、かつ、該所定のプログラムは、当該デー
タ中継装置内の構成を変更することなく、そのプログラ
ムのみを、複数種のプログラムの中の任意の1つと交換
自在であることを特徴とする付記9に記載のデータ中継
装置。
【0083】(付記11) 前記所定のアルゴリズムに
おいて、前記トラヒック量保持手段に保持された前記ト
ラヒック量をもとに、前記の長期的な周期の期間につい
て算出した前記平均トラヒック量をk(kは1より大き
い値)倍して、そのk倍した値をもって前記第2の帯域
設定値とすることを特徴とする付記9に記載のデータ中
継装置。
【0084】(付記12) 前記所定のアルゴリズムに
おいて、前記平均トラヒック量をk倍した値が、予め定
めた帯域設定の上限値および下限値の範囲内に納まるよ
うにした値をもって前記第2の帯域設定値とすることを
特徴とする付記11に記載のデータ中継装置。 (付記13) 前記所定のアルゴリズムにおいて、前記
平均トラヒック量を、前記の長期的な周期の期間に亘っ
て一定の値として算出することを特徴とする付記11に
記載のデータ中継装置。
【0085】(付記14) 前記所定のアルゴリズムに
おいて、前記の長期的な周期の期間を複数に区分した各
タイムスロット対応に同一タイムスロットにおける過去
のトラヒック量を平均して前記平均トラヒック量を算出
することを特徴とする付記11に記載のデータ中継装
置。(付記15) 前記変更判定手段は、予め定められ
た複数の条件を保持し、前記第2の帯域設定値の値が各
該条件を全て満足するか否か判断し、満足したときにの
み、前記第1の帯域設定値から前記第2の帯域設定値へ
の変更を許容することを特徴とする付記2記載のデータ
中継装置。
【0086】(付記16) 前記帯域設定管理装置は、
予め定められた複数の条件を保持すると共に、前記変更
要求手段から、前記第2の帯域設定値を伴って前記要求
を受信したとき、該第2の帯域設定値の値が各該条件を
全て満足するか否か判断し、満足したときに、該変更要
求手段に対し、前記第1の帯域設定値から前記第2の帯
域設定値への変更を許可することを特徴とする付記4記
載のデータ中継装置 (付記17) 複数のデータ中継装置と個別に連係し、
該データ中継装置から発生する帯域設定の変更を求める
要求を受け付ける受付手段と、帯域設定に関する複数の
条件を保持して該要求が前記条件を全て満足するか否か
判定する判定手段と、その判定の結果、満足するときは
該要求を許可し、満足しないときは該要求を不許可とす
る応答を該データ中継装置に返す応答手段と、を備える
ことを特徴とする帯域設定管理装置。
【0087】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
従来から問題であった、「帯域制御機能を有効に活かす
ためには、定期的に帯域設定値を調整する必要がある」
という点と、また、「帯域設定値の調整に当たっては、
複数のデータ中継装置相互間でその設定値が整合してい
ることを確認する必要がある」という点について、これ
らの調整と整合を、人手で実行することは非常に手間が
かかるという課題を解決することができる。すなわち本
発明によれば、人手を介在させることなく自動的に、調
整を行うことができる。しかも複数のデータ中継装置間
にまたがって整合がとれる範囲で、自動調整できるか
ら、データ中継装置の帯域制御機能を発揮させる際の運
用管理に要する手間を、大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ中継装置の基本構成を示す
図である。
【図2】帯域設定管理装置の基本構成を示す図である。
【図3】図1の構成の変形例を示す図である。
【図4】本発明に係るデータ中継装置の一実施例を示す
図である。
【図5】従来のデータ中継装置の一例を示すブロック図
である。
【図6】トラヒック量記録制御部(図4の51)の動作
概要を示すフローチャートである。
【図7】トラヒック量記録部(図4の52)内の記録テ
ーブルを示す図である。
【図8】アルゴリズムの具体例1を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図9】アルゴリズムの具体例1に基づく動作イメージ
を表すグラフである。
【図10】アルゴリズムの具体例2を説明するためのフ
ローチャートである。
【図11】アルゴリズムの具体例2に基づく動作イメー
ジを表すグラフである。
【図12】変更許可リクエスト部54の動作概要を示す
フローチャートである。
【図13】変更許可リクエスト部54からのリクエスト
コマンドの一例を示す図である。
【図14】帯域設定管理サーバ55の動作アルゴリズム
を示すフローチャートである。
【図15】本発明が適用されるデータ通信ネットワーク
の一例を示す図である。
【図16】データ中継装置が帯域制御機能を備えない場
合のデータ通信ネットワークの一例を示す図である。
【図17】一般的な帯域制御機能による効果を説明する
ための図である。
【図18】図16において説明した第1の問題とは別の
第2の問題を説明するための図である。
【符号の説明】
11a,11b…サーバ 12a,12b,12c…データ中継装置 13a,13b…回線 21…トラヒック量保持手段 22…帯域調整手段 23…変更要求手段 24…帯域設定管理装置 25…中継処理部 26…インタフェース 27…通信路 29…変更判定手段 31…受付手段 32…判定手段 33…応答手段 41…トラヒック量カウンタ 42…インタフェース制御部 43…帯域設定部 51…トラヒック量記録制御部 52…トラヒック量記録部 53…帯域設定自動調整部 54…変更許可リクエスト部 55…帯域設定管理サーバ 56…記録テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K019 AB06 BA12 BA22 BA51 BB21 CA05 DC05 5K030 GA08 HC14 HD03 HD06 LC09 MB09 5K033 CB06 CB08 DA05 DB18 5K051 AA08 BB02 CC02 CC08 EE01 EE02 FF03 FF12 HH27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短期間な周期で毎回計測されたトラヒッ
    ク量を保持するトラヒック量保持手段と、 前記トラヒック量保持手段に保持された前記トラヒック
    量に基づいて、長期的な周期での平均トラヒック量を算
    出し、その平均トラヒック量に相当する帯域値と、設定
    された第1の帯域設定値とを比較して両値の差分を求
    め、前記第1の帯域設定値を、該差分をさらに小さくす
    るような第2の帯域設定値に、設定し直す帯域調整手段
    と、を備えることを特徴とする、帯域制御機能を備える
    データ中継装置。
  2. 【請求項2】 複数のデータ中継装置の各々の帯域を統
    合的に管理する帯域設定管理装置に、通信路を介して、
    連係するインタフェースをさらに備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ中継装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の帯域設定値から前記第2の帯
    域設定値へ変更するための許可を要求する変更要求手段
    をさらに備え、前記要求ならびに前記許可のための交信
    を、前記インタフェースを通して、前記帯域設定管理装
    置との間で実行し、該帯域設定管理装置による判定に従
    い、前記帯域調整手段による調整を実施しまたは禁止す
    ることを特徴とする請求項2に記載のデータ中継装置。
  4. 【請求項4】 中継すべきパケットの中継処理と帯域制
    御機能とを少なくとも実行する中継処理部を有し、前記
    帯域調整手段は該中継処理部に対し帯域制御を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載のデータ中継装置。
  5. 【請求項5】 複数のデータ中継装置と個別に連係し、
    該データ中継装置から発生する帯域設定の変更を求める
    要求を受け付ける受付手段と、帯域設定に関する複数の
    条件を保持して該要求が前記条件を全て満足するか否か
    判定する判定手段と、その判定の結果、満足するときは
    該要求を許可し、満足しないときは該要求を不許可とす
    る応答を該データ中継装置に返す応答手段と、を備える
    ことを特徴とする帯域設定管理装置。
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