JP2002288372A - 登記証明書作成方法、証明書作成装置、証明書発行装置及び記録媒体 - Google Patents

登記証明書作成方法、証明書作成装置、証明書発行装置及び記録媒体

Info

Publication number
JP2002288372A
JP2002288372A JP2001090765A JP2001090765A JP2002288372A JP 2002288372 A JP2002288372 A JP 2002288372A JP 2001090765 A JP2001090765 A JP 2001090765A JP 2001090765 A JP2001090765 A JP 2001090765A JP 2002288372 A JP2002288372 A JP 2002288372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
registration
certificate
encryption key
password
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001090765A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ogawa
博司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001090765A priority Critical patent/JP2002288372A/ja
Publication of JP2002288372A publication Critical patent/JP2002288372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】登記内容証明書を日時、場所を問わず、且つ迅
速に発行することが可能な登記内容証明書作成方法を提
供することにある。 【解決手段】記録媒体8に記録されたプログラムに基づ
いて動作し、パスワードによって利用者の認証を行った
後、登記所に設置された登記用データベース3から登記
データを読み出し、この登記データをカードライタ7を
用いてICカード9上に登記データを書き込む証明書作
成装置2を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを利用
して登記証明書を発行可能とする登記証明書作成方法、
証明書作成装置、証明書発行装置及び記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、登記証明書の交付を受けようとす
る場合、利用者は登記所が開いている時間帯に登記手続
きを行った後、交付申請手続きを行い、登記証明書の交
付を受ける方法を採っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような証明書の交付申請手続きにおいては、利用者は登
記所が開いている時間帯に登記所に出向き、申請手続き
を行う必要があることから、非常に煩雑である。また、
申請手続きを行っても、すぐに証明書の交付を受けるこ
とが難しく、手続き後、数日間経た後に再度出向くな
ど、多大な時間と労力を必要とし、利用者に多大なスト
レスを与える可能性がある。
【0004】また、この申請手続きは、登記を行った登
記所でなければ行うことが出来ないばかりではなく、発
行された証明書の交付は、窓口での手渡しが原則となっ
ており、登記を行った登記所でなければ受けることが出
来ないという問題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、カード上に証明書を作成し適宜な機器から登記証明
書を発行可能とする登記証明書作成方法及び証明書作成
装置を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、時間と場所を
問わずに登記証明書の発行を可能とする証明書発行装置
を提供することにある。
【0007】さらに、本発明の他の目的は、迅速に、か
つ、適切に登記証明書を作成するのプログラムを記録す
る記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
する為に、本発明に係る登記証明書作成方法は、登記申
請時、登記データ及び自身のパスワードを申請し、その
うち前記登記データを登記所に設置されるデータベース
に登記する登記段階と、前記申請されたパスワードから
暗号鍵を生成する鍵生成段階と、この鍵生成段階で生成
された暗号鍵を用いて、前記データベースに登記される
登記データを暗号化する暗号化段階と、この暗号化段階
により、暗号化された暗号化データに前記暗号鍵を埋め
込む鍵埋め込み段階と、この鍵埋め込み段階によって、
鍵が埋め込まれた前記暗号化データをICカードに格納
する登記データ書込み段階とを有する方法である。
【0009】また、前記(1)項の構成要素に新たに、
登記申請時、登記データとともに証明書枚数を申請した
場合、証明書申請枚数に伴う料金を支払う料金支払い段
階と、前記登記データとともに証明書申請枚数も同時に
暗号化する前記暗号化段階とを設けた方法である。
【0010】また、本発明は、請求項1又は2記載の登
記証明書作成方法において、前記ICカードに格納され
た前記暗号化データのうち前記登記データを印字する印
字段階と、この印字段階による印字後、申請枚数から印
字済み枚数を減算する減算段階とを設けた方法である。
【0011】本発明は以上のような方法とすることによ
り、登記内容証明書の交付申請者は、登記データを記憶
したICカードを携帯し、外部に証明書発行装置が設置
されていれば、これを用いて、時間と場所を選ばず、登
記内容証明書を発行することが出来る。
【0012】また、本発明は以上のような方法とするこ
とにより、前もって、登記所の窓口にて、所望の申請枚
数分の料金を現金または、印紙をもって納付することに
より、発行時に態々現金を支払う煩わしさを解消できる
だけでなく、課金も確実に行うことが出来る。
【0013】さらに本発明は以上のような方法とするこ
とにより、この証明書発行装置を登記所外に設け、暗号
化した登記データを記録したICカードを用いることに
より、時間と場所を選ばず、登記内容証明書を発行する
ことが出来る。
【0014】(2) 本発明に係る証明書作成装置は、
入力手段から入力されたパスワードを用いて認証を行う
パスワード認証手段と、このパスワード認証手段による
認証後、前記パスワードから暗号鍵を生成する暗号鍵生
成手段と、この暗号鍵生成手段で生成された前記暗号鍵
を用いて、既に登記所のデータベースに登記されている
登記データを読み出し、暗号化する暗号化手段と、この
暗号化手段によって暗号化された前記登記データ内に、
登記申請時に申請したパスワードに応じて分割した前記
暗号鍵を埋め込む暗号鍵埋め込み手段と、この暗号鍵埋
め込み手段で暗号鍵を埋め込んだ暗号化した前記登記デ
ータを、前記ICカードに格納する登記データ書込み手
段とを備えた構成である。
【0015】また、前記(2)項の構成要素に新たに、
前記登記データに、前記証明書申請枚数を付加し、前記
登記データとともに暗号化するデータ暗号化手段を設け
た構成である。
【0016】本発明の証明書作成装置は、以上のような
構成とすることにより、この証明書発行装置を用いてI
Cカードに暗号化した登記データを記録することが出来
るので、このICカードを携帯することによって、交付
申請者は、登記所の外部に登記証明書を発行する証明書
発行装置があれば、交付申請時に登記所に行くだけで、
場所と時間を選ばずに、登記証明書の発行が行えるのみ
ならず、もし、ICカードのカードリーダが証明書の提
出を求める機関に完備されていれば、態々証明書を発行
することなくICカードを提出するだけで済ますことが
可能となる。
【0017】また、本発明の証明書作成装置は、以上の
ような構成とすることにより、オフライン時でも、IC
カードのセキュリティが向上する。
【0018】(3) 本発明に係る証明書発行装置は、
ICカードからデータを読み出すデータ読出し手段と、
このデータ読出し手段によって読み出されたパスワード
と入力されたパスワードを用いて認証を行うパスワード
認証手段と、このパスワード認証手段による認証後、前
記パスワードから生成した暗号鍵を用いて、前記データ
読出し手段により読み出した前記データを復号化するデ
ータ復号化手段と、このデータ復号化手段により、復号
化された前記データのうち前記登記データを印字するデ
ータ印字手段と、このデータ印字手段による印字実行
後、復号化された前記データを再び前記暗号鍵を用い
て、暗号化する暗号化手段と、この暗号化手段により、
暗号化された前記登記データ内に暗号鍵を埋め込む鍵埋
め込み手段と、この鍵埋め込み手段で前記暗号鍵を埋め
込んだ前記データを前記ICカードに格納する登記デー
タ書込み手段とを備えた構成である。
【0019】また、前記(3)項の構成要素に新たに、
前記データ印字手段による印字終了後、復号化された前
記データのうち申請枚数を減算する申請枚数減算手段
と、この申請枚数減算手段によって減算された申請枚数
を前記登記データとともに再び暗号化する再暗号化手段
とを設けても良い。
【0020】本発明の証明書発行装置は、以上のような
構成とすることにより、証明書発行装置と、ICカード
との間で、パスワードを用いた認証を行うことによっ
て、従来のICカードにおいて、必要であったホストコ
ンピュータとのオンライン通信が不要となって、オフラ
インで証明書の発行を行うことができ、証明書の発行を
迅速に行うことができるようになる。
【0021】また、本発明の証明書発行装置は、以上の
ような構成とすることにより、ICカードのセキュリテ
ィが向上し、登記所内のホストコンピュータとのオンラ
イン通信を行わずとも、申請枚数を発行枚数分差し引く
ことが出来るようになり、証明書発行時の課金の問題を
容易にすることが出来るようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明に係る登記証明書作成方法を
適用してなる証明書作成装置を備えた登記システムの構
成図である。
【0024】同図において、1は登記所に設置されるホ
ストコンピュータであって、このホストコンピュータ1
にはLANを介して証明書作成装置2が接続されてい
る。
【0025】このホストコンピュータ1は、登記所が所
有するもので、登記用のデータ、例えば商業登記なら
ば、本店の所在地、商号、取締役名等、また不動産登記
ならば、表示登記あるいは権利関係登記についてのデー
タ、例えば、図面、地目、地番、所有者等が夫々登録さ
れている登記用データベース3を所有している。
【0026】証明書作成装置2は、証明書作成用端末4
と、例えばマウス、キーボード等の入力手段5と、表示
部6と、カードライタ7とで構成され、記録媒体8に記
録されたプログラムに基づいて動作し、登記データの入
力、ICカード9への登記データの書き込み等の処理を
行う。
【0027】この証明書作成端末4は、図1に示すよう
に入力手段5から入力されるパスワードに基づき、予め
ICカード9に書き込まれているパスワードのもとに認
証を行うパスワード認証手段11、このパスワード認証
手段11によってパスワードが正当と認証された後、パ
スワードから暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段12、登
記用データベース3から登記データを読み出し、前記暗
号鍵生成手段12で生成された暗号鍵を用いて、暗号化
する暗号化手段13、この暗号化手段13で暗号化され
た登記データ内に、登記申請時に申請した後記するパス
ワードに応じて分割する方法を用いて分割した暗号鍵を
埋め込む暗号鍵埋め込み手段14及び暗号鍵埋め込み手
段14で暗号鍵を埋め込んだ暗号化された登記データを
カードライタ7を介してICカード9に格納する登記デ
ータ書込み手段15が設けられている。
【0028】次に、以上のような証明書作成方法を適用
してなる証明書作成装置2の動作及び記録媒体8に記録
されるプログラムの一連の処理動作について図2を参照
して説明する。
【0029】先ず、証明書交付申請者は、登記所に登記
データを登記する必要がある。
【0030】そこで、登記申請時、証明書交付申請者又
は登記所所員が入力手段5から登記データを入力する一
方、申請者自身のパスワードを入力する。ここで、証明
書作成用端末4は、入力手段5から入力される登記デー
タを取り込み、登記所に設置されるホストコンピュータ
1を介して登記用データベース3に登録し(登記段
階)、登記データの登記が完了する。
【0031】以上の状態において、証明書交付申請者又
は登記所所員がICカード9への登記データの作成指示
を入力すると、証明書作成用端末4は、記録媒体8に記
録されるプログラムを読み取り、図2に示すような一連
の処理を実行する。
【0032】証明書作成用端末4は、入力手段5から登
記データ作成指示が入力されたかどうかを判断し(S
1)、指示入力有りと判断されたとき、パスワードが入
力されているかどうかを判断する。パスワードが入力さ
れている場合、予め申請時にICカード9に書き込まれ
ているパスワードをカードライタ7を介して取り込み、
入力パスワードとを用いて、入力パスワードが正当であ
るか否かの認証処理を行う(S2、S3:認証機能)。
【0033】このステップS3において入力パスワード
が正当であるとき、予めICカード9に登録されたパス
ワードから暗号鍵を生成する(S4:鍵生成段階、暗号
鍵生成機能)。
【0034】この暗号鍵生成後、ホストコンピュータ1
に接続される登記用データベース3から登記データを読
み出し、生成された暗号鍵を用いてデータを暗号化し
(S5、S6:暗号化段階、暗号化機能)、さらに暗号
化されたデータ内に、パスワードに応じて分割した暗号
鍵を埋め込む(S7:鍵埋め込み段階、暗号鍵埋め込み
機能)。
【0035】しかる後、分割した暗号鍵を埋め込んだ暗
号化したデータをカードライタ7を用いてICカード9
に格納する(S8:登記データ書込み段階、登記データ
書込み機能)。
【0036】以上のステップS1〜S8を経て、ICカ
ード9への登記データの格納は終了する。
【0037】本構成のような証明書作成装置2を用いる
ことにより、ICカード9上に登記データを書き込むこ
とが可能となり、後記する証明書発行装置20を用いる
ことによって、日時を問わず登記証明書の発行が可能に
なる。
【0038】図3は本発明に係る証明書発行装置20の
一実施の形態を示す構成図である。
【0039】この証明書発行装置20は、登記所内又は
登記所以外の第3者機関、例えばコンビニエンスストア
等に設置され、前記証明書作成装置2で書き込まれた暗
号化されたICカード9の登記データを復号化して正規
の登記データである登記証明書を発行する機能を持って
いる。
【0040】この証明書発行装置20は、ハードウェア
として、パスワードその他必要なデータを入力するマウ
ス、キーボード等の入力手段21と、装填されるICカ
ード9に書き込まれているパスワードを含む暗号鍵デー
タを読み出すカードリーダ22と、このカードリーダ2
2によりICカード9から読み出した暗号鍵に基づき、
暗号化された登記データを復号化する暗号復号用装置2
3と、入力手段21から入力されるパスワードとICカ
ード9に書き込まれているパスワードとに基づいて認証
を行った後、ICカード9に書き込まれた登記データに
基づいて登記証明書を発行処理する証明書発行処理用端
末24とが設けられ、さらに表示部25、証明書を発行
するプリンタ26、ICカード9に必要なデータを書き
込むカードライタ27が設けられている。図中、28は
証明書を発行するための一連のプログラムを記録する記
録媒体である。
【0041】前記証明書発行処理用端末24は、機能的
には、図3に示すごとく、ICカード9からデータを読
み出すデータ読出し手段31と、このデータ読出し手段
31によって読み出されたパスワードと入力されたパス
ワードを用いて認証を行うパスワード認証手段32と、
このパスワード認証手段32による認証後、パスワード
より生成した暗号鍵を用いて、前記データ読出し手段3
1により読み出したデータを復号化するデータ復号化手
段33と、このデータ復号化手段33により復号化され
たデータのうち前記登記データを印字出力するデータ印
字手段34と、このデータ印字手段34による印字実行
後、復号化されたデータを再び暗号鍵で暗号化する暗号
化手段35と、この暗号化手段35によって暗号化され
登記データ内に暗号鍵を埋め込む暗号鍵埋め込み手段3
6と、この暗号鍵埋め込み手段36で、暗号鍵を埋め込
んだデータを前記ICカード9に格納する登記データ書
込み手段37とによって構成されている。
【0042】次に、以上のような証明書発行装置20の
動作及び記録媒体28に記録されたプログラムの一連の
処理について、図4を参照して説明する。
【0043】カードリーダ22にICカード9を装填し
た後、入力手段21から証明書発行要求を入力すると、
証明書発行処理用端末24は、カードリーダ22を介し
てICカード9に格納されるデータを読み取った後(S
11:データ読出し機能)、入力手段21からパスワー
ドが入力されたかどうかを判断し、パスワードの入力有
りと判断されたとき、その入力パスワードと予め申請時
にICカード9に書き込まれているパスワードとを比較
し、認証を行う(S12、S13:認証機能)。
【0044】ここで、入力パスワードが正当と認証され
たとき、カードリーダ22にて読み出されたパスワード
から既に生成済みの暗号鍵を用いて、暗号化されたデー
タを復号化する(S14:データ復号機能)。
【0045】しかる後、復号化されたデータのうち登記
データをプリンタ16を介して登記証明書として印字出
力する(S15、S16:印字段階、データ印字機
能)。この印字終了後、復号化されたデータを同一の暗
号鍵を用いて暗号化した後(S17:暗号化機能)、こ
の暗号化されたデータ内にパスワードに応じて分割した
暗号鍵を埋め込む(S18:暗号鍵埋め込み機能)。
【0046】さらに、暗号鍵を埋め込んだ暗号化したデ
ータをカードライタ27を介してICカード9に格納す
る(S19:登記データ書込み機能)。
【0047】このようにして、証明書作成装置2を用い
て、ICカード9に記録した登記データを、証明書発行
装置20を用いて発行することで、オフラインの状態
で、場所及び日時を問わず、登記証明書を発行すること
が出来る。
【0048】(第2の実施の形態)次に、本発明の他の
実施の形態について説明する。
【0049】図5は、本発明に係る証明書作成装置2の
うち特に証明書作成用端末4の機能ブロック図を示す構
成図である。この証明書作成用端末4を除く他の構成は
図1と同様であるので、ここでは、同一部分には、同一
符号を付し、その詳しい説明を省略する。すなわち、こ
の証明書作成端末4は、図1に示すパスワード認証手段
11によって入力されたパスワードが正当と認証された
後、利用者の要求に基づき、登記所所員が入力手段5か
ら登記証明書の申請枚数を入力する申請枚数入力手段1
6の他、図1に示した暗号化手段13の代わりに、登記
データに証明書の申請枚数のデータを付加してこれらを
一緒に暗号化するデータ暗号化手段17を設けた構成と
なっている。この他の機能については、図1と同じ構成
であるので、省略する。
【0050】次に、以上のような証明書作成装置2の動
作及び記録媒体8に記録されたプログラムの一連の処理
について、図6を参照して説明する。
【0051】本実施の形態では、予め申請時に登記デー
タとともに発行する証明書枚数を申請し、この申請枚数
に応じた料金を支払う(料金支払い段階)。
【0052】以上の状態において、証明書交付申請者又
は登記所所員がICカード9への登記データの作成指示
を入力すると、証明書作成用端末4は、記録媒体8に記
録されるプログラムを読み取り、図6に示すような一連
の処理を実行する。
【0053】これらの一連の処理においては、図2に示
した処理とほとんど変わりなく、図3のステップS6の
代わりに、申請枚数と登記データとを、生成した暗号鍵
を用いて暗号化するステップS9(暗号化段階、データ
暗号化機能)を設けたものである。
【0054】その他の処理については、図2に示した処
理と同様なので、省略する。
【0055】図7は、本発明に係る証明書発行装置20
のうち、特に証明書発行処理用端末24の機能ブロック
を示す図である。
【0056】この証明書発行処理用端末24は、図3と
同様な機能部分には同一符号を付し、特に異なる部分に
ついて説明すると、図3の暗号化手段35の代わりに、
印字終了後、申請枚数から発行済み枚数を差し引く申請
枚数減算手段38と、この減算した申請枚数を登記デー
タに付加してこれらを一緒に暗号化するデータ暗号化手
段39を設けた構成となっている。その他の機能につい
ては、図3の場合と全く同様なので省略する。
【0057】次に、上記証明書発行装置20の動作及び
記録媒体28に記録されるプログラムによって実行され
る一連の処理動作について図8を参照して説明する。
【0058】証明書発行装置20によって読み取られ、
実行されるプログラムは、図8に示すように図4のステ
ップS17、S18の代わりに、申請枚数を発行済み枚
数だけ減算し(S20:減算段階、減算機能)、この減
算した申請枚数を登記データに付加しこれらを一緒に暗
号化する(S21:暗号化段階、暗号化機能)過程を設
けたものとなっている。
【0059】すなわち、ICカード9を証明書発行装置
20に設けられたカードリーダ22に挿入すると、IC
カードから登記データを含めたデータが読み出される
(S11:データ読出し機能)。その後、証明書発行処
理用端末24は、パスワードがマウス、キーボード等の
入力手段5から入力されているか判断する(S12)。
このステップで、パスワードが入力されているとき、そ
のパスワードが正当なものか否か、入力されたパスワー
ドとICカードに書き込まれているパスワードを用いて
認証を行う(S13:パスワード認証機能)。パスワー
ドが正当なものと認証された場合、データ読出し手段3
1によって、読み出されたパスワードから暗号鍵を生成
し、読み出したデータを復号化する(S14:データ復
号機能)。その後、復号化したデータのうち、登記デー
タのみをプリンタを用いて印字する(S15:印字段
階、データ印字機能)。その後、印字が終了したか否か
を判断する(S16)。印字終了後、復号化したデータ
のうち申請枚数のデータを発行済み枚数分だけ減算する
(S20:減算段階、減算機能)。この減算したデータ
を登記データに付加して一緒に暗号鍵を用いて暗号化す
る(S21:暗号化段階、暗号化機能、)。この暗号化
したデータ中に、後記するパスワードに応じて暗号鍵を
分割する方法を用いて分割した暗号鍵を埋め込む(S1
8:暗号鍵埋め込み機能)。そしてこの暗号鍵を埋め込
んだデータをICカードに書き込む(S19:登記デー
タ書込み機能)。
【0060】このように、登記データの他に申請枚数の
データを付加し、これを登記データとともに暗号化する
ことで、オフラインの状態で迅速に登記内容証明書の発
行を行うことが出来るのみならず、利用者にとっては態
々発行の度毎に、支払う煩わしさを解消し、登記所にと
っては、課金を確実に行うことが出来るようになる。
【0061】なお、これら2つの実施の形態では、実際
の運用上、登記データが実態を表象することを保証する
ため、登記データに変更を生じた場合は、ICカード9
を登記所に提出することを要する。
【0062】(暗号鍵埋め込み方法及び暗号化手法)次
に、これらの実施の形態にて用いられる暗号鍵の埋め込
みおよび暗号化について説明する。
【0063】利用者が提出するパスワードをもとに以下
の3つのルールに従って暗号鍵の埋め込みを行う。
【0064】(1)ルール1:暗号鍵の分割 利用者の提出したパスワードを変換して分割した後の鍵
の長さを決定する。
【0065】例)パスワードを「2」で割った剰余をA
とし、2Aを分割の長さとする。
【0066】(2)ルール2:暗号鍵の埋め込み位置の
確認 データに対して暗号鍵を埋め込む位置を定義したMAP
を作成しておく。
【0067】このとき、パスワードからどのMAPを使
用するのかを決定する。
【0068】例)パスワードを2倍し、その下3桁をM
APの検索キーとする。
【0069】(3)ルール3:暗号鍵を埋め込む 実際に暗号を埋め込むに当たっては、いろいろな処理パ
ターンを設けて簡単に解読されないようにする。
【0070】例)パスワードによって、埋め込みの開始
位置にオフセットを用いる。
【0071】パスワードによって、分割したキーのデー
タをビット反転する。
【0072】パスワードによって、埋め込み順番を変更
する。
【0073】そこで、上記の例に基づいて、実際に暗号
化データに暗号鍵を埋め込む例について説明する。
【0074】ルール1:パスワードを「2」で割った剰
余をAとし、2Aを分割の長さとする。
【0075】ルール2:MAPはパスワードを3倍した
ときの下1桁によって選択する。
【0076】ルール3:暗号鍵の埋め込みに際し、次の
3つの方法が考えられる。
【0077】パスワードが奇数の場合は、データの先
頭からMAPに従って、順次暗号鍵を埋め込む。
【0078】パスワードが偶数の場合は、埋め込み位
置を特定してから、暗号鍵を順次埋め込む。
【0079】パスワードが偶数の場合は、5バイトオ
フセットしてから、暗号鍵を埋め込む。また、偶数番目
のデータを以下のルールで変換する。
【0080】AならばZに、BならばYに、CならばX
に、DならばWに、EならばVに、FならばUに、Gな
らばTに、HならばSに、IならばRに、JならばQ
に、KならばPに、LならばOに、MならばNに夫々変
換する。
【0081】MAPとして、つぎの2つを準備する(本
例では同一のものを用いる)。
【0082】下記の(a)〜(k)は、分割した暗号鍵
を埋め込む場所である。
【0083】MAP1:(a)1(b)2(c)3
(d)4(e)5(f)6(g)7(h)8(i)9
(j)0(k) MAP2:(a)1(b)2(c)3(d)4(e)5
(f)6(g)7(h)8(i)9(j)0(k) 今、実際に暗号鍵を埋め込むデータを12345678
90とし、暗号鍵をABCDEFGHとする。
【0084】パスワードが偶数、例えば4の場合は、4
≡2≡0(mod2)なので、暗号鍵の長さは、ルール
1より、20=1より1バイト単位、選択するMAP
は、ルール2より4×3=12なので、MAP2を採用
する。
【0085】また、パスワードが偶数なので、ルール3
の及びを適用する。
【0086】MAP2:(a)1(b)2(c)3
(d)4(e)5(f)6(g)7(h)8(i)9
(j)0(k) 上記MAP2の(a)〜(k)に分割した暗号鍵を埋め
込む。また、パスワードが偶数であるので、5バイトオ
フセットし、(f)が暗号鍵の挿入開始位置である。ま
た、暗号鍵の分割は、1バイト単位なので、これに従っ
て、暗号鍵を埋め込むと、以下のようになる。
【0087】(a)1(b)2(c)3(d)4(e)
5A6(g)7(h)8(i)9(j)0(k) 次に、パスワードが偶数であるので、偶数番目に埋め込
むデータBは、ルール3のに従ってYに変換し、
(g)に埋め込むと以下のようになる。
【0088】(a)1(b)2(c)3(d)4(e)
5A6Y7(h)8(i)9(j)0(k) 次に、ルール3のに従って、分割した暗号鍵Cを
(h)に埋め込むと、以下のようになる。
【0089】(a)1(b)2(c)3(d)4(e)
5A6Y7C8(i)9(j)0(k) 次に、パスワードが偶数なので、ルール3のに従っ
て、偶数番目の暗号鍵DをWに変換し、(i)に埋め込
むと以下のようになる。
【0090】(a)1(b)2(c)3(d)4(e)
5A6Y7C8W9(j)0(k) 同様にルール3のに従って分割した暗号鍵Eを(j)
に埋め込むと、以下のようになる。
【0091】(a)1(b)2(c)3(d)4(e)
5A6Y7C8W9E0(k) 同様にパスワードが偶数であるので、ルール3のに従
って分割した暗号鍵FをUに変換し、(k)に埋め込む
と以下のようになる。
【0092】(a)1(b)2(c)3(d)4(e)
5A6Y7C8W9E0U 同様にルール3のに従って分割した暗号鍵Gを(a)
に埋め込むと、以下のようになる。
【0093】G1(b)2(c)3(d)4(e)5A
6Y7C8W9E0U 最後に、ルール3のに従って分割した暗号鍵HをSに
変換し、(b)に埋め込むと以下のようになる。
【0094】G1S2(c)3(d)4(e)5A6Y
7C8W9E0U これを、見やすくするために、使用しなかった暗号鍵の
埋め込み位置(c)、(d)、(e)を省略して書く
と、結果として以下の暗号文が得られたことになる。
【0095】G1S2345A6Y7C8W9E0U 次に、パスワードが奇数、例えば7の場合について説明
する。なお、変換は、上記ルール1からルール3を用い
て行われ、暗号鍵、データ、MAPは同一であるとす
る。
【0096】鍵の分割は7≡1(mod2)なので、暗
号鍵の分割の長さは、21=2より2バイト単位であ
る。また、MAPはルール2に従い、7×3=21より
MAP1を選択する。パスワードが7であるので、ルー
ル3のを適用する。
【0097】まず、分割した暗号鍵ABを挿入する。
【0098】MAP1:(a)1(b)2(c)3
(d)4(e)5(f)6(g)7(h)8(i)9
(j)0(k) 分割した暗号鍵ABの挿入位置は、ルール3のに従
い、先頭の(a)になるので、(a)に挿入すると以下
のようになる。
【0099】AB1(b)2(c)3(d)4(e)5
(f)6(g)7(h)8(i)9(j)0(k) 次に、分割した暗号鍵CDを埋め込むには、ルール3の
に従い、埋め込むと下記のようになる。
【0100】AB1CD2(c)3(d)4(e)5
(f)6(g)7(h)8(i)9(j)0(k) 引き続き、分割した暗号鍵EFを埋め込むには、ルール
3のに従って、埋め込むと、下記のようになる。
【0101】AB1CD2EF(c)3(d)4(e)
5(f)6(g)7(h)8(i)9(j)0(k) 最後に分割した暗号鍵GHを埋め込むには、ルール3の
に従って埋め込むと下記のようになる。
【0102】AB1CD2EF3GH4(e)5(f)
6(g)7(h)8(i)9(j)0(k) ここで、見やすくするために、使用しなかった暗号鍵の
埋め込み位置(e)、(f)、(g)、(h)、
(i)、(j)、(k)を省略すると、最終的には、以
下のような暗号文が得られる。
【0103】AB1CD2EF3GH4567890 この結果、同じ暗号鍵、データ、MAPを使用しても、
パスワードを変えると暗号文は、全く異なるデータとな
る。これら2つのデータから、暗号鍵と、元のデータを
分離するのは、暗号鍵を埋め込むためのルールが分かっ
ていないと、困難である。
【0104】また、ランダムに暗号鍵を探索することも
考えられるが、上記のケースにおいても、暗号鍵を抽出
するパターンは、18個の文字から8個を、並び方を考
慮に入れて選び出す順列の数に等しく、188通り存在
し、これをランダムに計算すると、1秒間に100万通
り確認できるとしても、約1600秒要する。
【0105】さらに、パスワードが偶数の場合は、デー
タの変換が必要なため、更に時間を要する。更に、この
暗号鍵が正しいか否かについては、実際に複号化してみ
なければ分からないので、更に時間を要する。
【0106】ところで、実際の登記データは、1K単位
のデータであり、暗号鍵は、最低16バイトであること
を考慮に入れると、ランダムに暗号鍵を探索するのに要
する時間は天文学的な数字となる。
【0107】更に、パスワードによって暗号鍵の長さを
変更するような手段をとることにより、解読はさらに難
しくなる。
【0108】これに加え、暗号鍵を何処かに隠すように
すれば、解読するのはより一層困難になる。
【0109】このような暗号化手法を用いることによ
り、ICカード9のセキュリティが向上し、オフライン
にて証明書の発行及びこれに伴う課金処理等を容易に行
うことが出来るようになる。
【0110】このように、上記各実施の形態において
は、ICカード9とこのICカード9に登記データを暗
号化した上で、書き込む証明書作成装置2と、パスワー
ドによる認証後、ICカード9に書き込まれた登記デー
タを復号化した上で、印字する証明書発行装置20とを
備えた登記システムを構築することにより、日時及び場
所を選ばずに、登記証明書の発行することが出来る。
【0111】なお、上記各実施形態に記載した手法は、
コンピュータに実行させることの出来るプログラムとし
て、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、D
VDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリな
どの記録媒体に格納して頒布することができる。
【0112】また、この記録媒体としては、プログラム
を記録でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒
体であれば、その記憶形式は、何れの形態であっても良
い。
【0113】また、記録媒体からコンピュータにインス
トールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上
で稼動しているOS(オペレーティングシステム)や、
データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW
(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処
理の一部を実行しても良い。
【0114】さらに、本発明における記録媒体は、コン
ピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネ
ット等により伝送されたプログラムをダウンロードして
記録した記録媒体も含まれる。
【0115】また、記録媒体は1つに限らず、複数の媒
体から本実施形態における処理が実行される場合も本発
明における記録媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成で
有っても良い。
【0116】また、本発明におけるコンピュータとは、
パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装
置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機
能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0117】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階では、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々に変形することが可能である。
【0118】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0119】例えば、上記一実施の形態は、次の通り変
形してもよい。
【0120】本発明の各実施の形態では、登記データを
印字していたが、登記データを必要とする機関、例えば
裁判所、登記所、等にICカード9のカードリーダ2
2、カードライタ27が備えられていれば、印字せず
に、電子データの形で証明書を提出することも可能にな
る。
【0121】本発明の第1の実施の形態では、証明書発
行装置20がコンビニエンスストアに設置されていた
が、これに限らず証明書発行装置20は何処にあっても
良い。
【0122】本発明の各実施の形態においては、登記デ
ータの全てを印字していたが、証明書発行装置20に実
行させるプログラムを工夫することにより、証明の必要
な事項のみ印字できるようにしても良い。
【0123】本発明の各実施の形態においては、暗号化
手法として、共通鍵方式を用いていたが、共通鍵方式に
限らずRSA等何であっても良い。
【0124】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、I
Cカードを用いることにより、登記所に設置されたホス
トコンピュータとのオンライン通信を行うことなく、日
時及び場所を選ばず且つ迅速に登記内容証明書を発行で
きる登記内容証明書の作成方法を提供できる。
【0125】本発明に係る証明書作成装置によれば、こ
の証明書作成装置を用いてICカードに暗号化した登記
データを記録することが出来るので、このICカードを
携帯することにより、交付申請者は、登記所の外部に発
行する証明書発行装置があれば、交付申請時に登記所に
行くだけで、場所と時間を選ばずに、登記内容証明書の
発行が行えるのみならず、もし、ICカードのカードリ
ーダが証明書の提出を求める機関に完備されていれば、
態々証明書を発行することなくカードを提出するのみで
済ますことが出来る。
【0126】本発明に係る証明書発行装置によれば、証
明書発行装置と、ICカードとの間で、パスワードを用
いた認証を行うことにより、従来のICカードにおい
て、必要であったホストコンピュータとのオンライン通
信が不要となり、オフラインで証明書の発行を行うこと
ができ、証明書の発行を迅速に行うことが出来るだけで
なく、ICカードのセキュリティが向上するので、登記
所内のホストコンピュータとのオンライン通信を行わず
とも、申請枚数を発行枚数分差し引くことが出来るよう
になり、証明書発行時の課金の問題を容易にすることが
出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る登記内容証明書作成方法を適用し
てなる証明書作成装置、及び記録媒体を備えた登記シス
テムの一実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る証明書作成装
置の動作フローチャート。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る証明書発行装
置の構成図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る証明書発行装
置の動作フローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る証明書作成装
置の機能ブロック図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る証明書作成装
置の動作フローチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る証明書発行装
置の機能ブロック図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る証明書発行装
置の動作フローチャート。
【符号の説明】
1:ホストコンピュータ 2:証明書作成装置 3:登記用データベース 4:証明書作成用端末 5:入力手段 6:表示部 7:カードライタ 8:記録媒体 9:ICカード 20:証明書発行装置 21:入力手段 22:カードリーダ 23:暗号復号用装置 24:証明書発行処理用端末 25:表示部 26:プリンタ 27:カードライタ 28:記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L T 19/00 G09C 1/00 640Z G07F 7/08 5/00 G09C 1/00 640 G06K 19/00 Q 5/00 G07F 7/08 S H04L 9/08 H04L 9/00 601D 9/10 621A 9/32 673A Fターム(参考) 3E044 AA20 BA04 CA06 DA05 DC05 DE01 5B035 AA13 BB09 BC00 5B058 KA01 KA05 KA06 KA12 KA33 KA35 YA20 5B085 AA08 AE03 AE12 AE29 BE01 5J104 AA07 AA16 AA38 EA04 EA13 EA26 KA01 NA02 NA05 NA35 NA36 NA37 PA11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登記申請時、登記データ及び自身のパス
    ワードを申請し、そのうち前記登記データを登記所に設
    置されるデータベースに登記する登記段階と、前記申請
    されたパスワードから暗号鍵を生成する鍵生成段階と、
    この鍵生成段階で生成された暗号鍵を用いて、前記デー
    タベースに登記される登記データを暗号化する暗号化段
    階と、この暗号化段階によって、暗号化された暗号化デ
    ータに前記暗号鍵を埋め込む鍵埋め込み段階と、この鍵
    埋め込み段階によって、鍵が埋め込まれた前記暗号化デ
    ータをICカードに格納する登記データ書込み段階とを
    有することを特徴とする登記証明書作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の登記証明書作成方法にお
    いて、 前記登記申請時、登記データとともに証明書枚数を申請
    した場合、証明書申請枚数に伴う料金を支払う料金支払
    い段階と、前記登記データとともに証明書申請枚数も同
    時に暗号化する前記暗号化段階とを設けたことを特徴と
    する登記証明書作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の登記証明書作成方
    法において、 前記ICカードに格納された前記暗号化データのうち前
    記登記データを印字する印字段階と、この印字段階によ
    る印字後、申請枚数から印字済み枚数を減算する減算段
    階とを設けたことを特徴とする登記証明書作成方法。
  4. 【請求項4】 入力手段から入力されたパスワードを用
    いて認証を行うパスワード認証手段と、 このパスワード認証手段による認証後、前記パスワード
    から暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、 この暗号鍵生成手段で生成された暗号鍵を用いて、既に
    登記所のデータベースに登記されている登記データを読
    み出し、暗号化する暗号化手段と、 この暗号化手段によって暗号化された前記登記データ内
    に、登記申請時に申請したパスワードに応じて分割した
    前記暗号鍵を埋め込む暗号鍵埋め込み手段と、 この暗号鍵埋め込み手段で暗号鍵を埋め込んで暗号化し
    た前記登記データを、 前記ICカードに格納する登記データ書込み手段とを備
    えたことを特徴とする証明書作成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の証明書作成装置におい
    て、 前記登記申請時、登記データとともに証明書枚数を申請
    した場合、 前記登記データに前記証明書申請枚数を付加し、前記登
    記データとともに暗号化するデータ暗号化手段を設けた
    ことを特徴とする証明書作成装置。
  6. 【請求項6】 ICカードからデータを読み出すデータ
    読出し手段と、 このデータ読出し手段によって読み出されたパスワード
    と入力されたパスワードを用いて認証を行うパスワード
    認証手段と、 このパスワード認証手段による認証後、前記パスワード
    から生成した暗号鍵を用いて、前記データ読出し手段に
    より読み出した前記データを復号化するデータ復号化手
    段と、 このデータ復号化手段により復号化された前記データの
    うち前記登記データを印字するデータ印字手段と、 このデータ印字手段による印字実行後、復号化された前
    記データを再び前記暗号鍵を用いて、暗号化する暗号化
    手段と、 この暗号化手段により暗号化された前記登記データ内に
    暗号鍵を埋め込む鍵埋め込み手段と、 この鍵埋め込み手段で前記暗号鍵を埋め込んだ前記デー
    タを前記ICカードに格納する登記データ書込み手段と
    を備えたことを特徴とした証明書発行装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の証明書発行装置におい
    て、 前記データ印字手段による印字終了後、復号化された前
    記データのうち申請枚数を減算する申請枚数減算手段
    と、 この申請枚数減算手段によって減算された申請枚数を前
    記登記データとともに再び暗号化する再暗号化手段とを
    備えたことを特徴とする証明書発行方法。
  8. 【請求項8】 前記証明書作成装置に設けられた証明書
    作成用コンピュータによって読み取り、証明書作成を行
    うプログラムを記録した記録媒体であって、 前記プログラムは、 既に登記されている登記データとともに、登記申請時
    に、申請されたパスワードを用いて認証を行う認証機能
    と、 この認証機能による認証後、前記パスワードから暗号鍵
    を生成する暗号鍵生成機能と、 この暗号鍵生成機能で生成された前記暗号鍵にて前記登
    記データを暗号化する暗号化機能と、 この暗号化機能によって暗号化された前記登記データ内
    に前記暗号鍵を埋め込む暗号鍵埋め込み機能と、 この暗号鍵埋め込み機能にて暗号鍵を埋め込んだ前記登
    記データを前記ICカードに格納する登記データ書込み
    機能とを実現することを特徴とするプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の記録媒体において、 前記登記データに前記申請枚数を付加したデータを暗号
    化するデータ暗号化機能を設けたことを特徴とするプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 前記証明書発行装置に設けられた証明
    書発行用コンピュータによって読み取り、証明書発行を
    行うプログラムを記録した記録媒体であって、 前記プログラムは、 前記ICカードからデータを読み出すデータ読出し機能
    と、 このデータ読出し機能によって読み出されたパスワード
    と入力されたパスワードを用いて認証を行う認証機能
    と、 この認証機能による認証終了後に、データ読出し機能に
    よって読み出されたパスワードから生成した暗号鍵を用
    いて前記データの復号を行うデータ復号機能と、 このデータ復号機能によって復号化された前記データの
    うちから登記データを印字するデータ印字機能と、 このデータ印字機能による印字終了後、復号化した前記
    データのうち申請枚数を減算する減算機能と、 この減算機能によって減算された申請枚数を前記登記デ
    ータとともに暗号化する暗号化機能と、 この埋め込み機能により前記暗号鍵を埋め込んだ前記デ
    ータを前記ICカードに格納する登記データ書込み機能
    とを実現することを特徴とするプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001090765A 2001-03-27 2001-03-27 登記証明書作成方法、証明書作成装置、証明書発行装置及び記録媒体 Pending JP2002288372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001090765A JP2002288372A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 登記証明書作成方法、証明書作成装置、証明書発行装置及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001090765A JP2002288372A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 登記証明書作成方法、証明書作成装置、証明書発行装置及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002288372A true JP2002288372A (ja) 2002-10-04

Family

ID=18945505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001090765A Pending JP2002288372A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 登記証明書作成方法、証明書作成装置、証明書発行装置及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002288372A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006261729A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及びこれを備える電子認証システム
JP2007249263A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Buffalo Inc 持ち運び可能なデータストレージデバイスおよびデータの書き込みおよび読み出し制御方法
JP2010086175A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Dainippon Printing Co Ltd リモートアクセス管理システム及び方法
JP2012059258A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Hon Hai Precision Industry Co Ltd 電子キー保護システム及びその方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006261729A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及びこれを備える電子認証システム
JP2007249263A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Buffalo Inc 持ち運び可能なデータストレージデバイスおよびデータの書き込みおよび読み出し制御方法
JP2010086175A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Dainippon Printing Co Ltd リモートアクセス管理システム及び方法
JP2012059258A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Hon Hai Precision Industry Co Ltd 電子キー保護システム及びその方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3326040B2 (ja) 取引またはあるサービスもしくは場所へのアクセスを可能にするためにデータ媒体を認証する方法と装置
JP4268690B2 (ja) 認証システムおよび方法、並びに認証方法
CN103370688B (zh) 一种由简单用户密码生成多因素个性化服务器强密钥的系统及其方法
US7257708B2 (en) Steganographic authentication
JP4736744B2 (ja) 処理装置、補助情報生成装置、端末装置、認証装置及び生体認証システム
JP2003016397A (ja) データ処理システム、メモリデバイス、データ処理装置、およびデータ処理方法、並びにプログラム
JP2010098367A (ja) 情報処理装置、暗号切替方法、及びプログラム
JP2001195548A (ja) 情報携帯処理システム、情報携帯装置のアクセス装置及び情報携帯装置
JP2002281019A (ja) 携帯可能情報記憶媒体およびその認証方法
JP2010218440A (ja) 決済システム、決済方法および情報処理装置
JP2005044054A (ja) 符号列の処理システム
JP2002288372A (ja) 登記証明書作成方法、証明書作成装置、証明書発行装置及び記録媒体
JP4918133B2 (ja) データ保管方法、クライアント装置、データ保管システム、及びプログラム
JP2003317042A (ja) 認証方法
JP3567615B2 (ja) 情報記録システム
JP2000029792A (ja) 機密情報格納装置
JPH11328325A (ja) Icカードシステム
JP3436476B2 (ja) 認証用暗号鍵変更方法
JP3622493B2 (ja) 価値移転方法
JP2002312725A (ja) Icカードの更新方法及びシステム
JPH11224189A (ja) 復号鍵データの書き込みシステム
JP2001282746A (ja) ユーザ認証システム
JPH11265417A (ja) 利用者署名を用いた電子現金方法、その装置及び記録媒体
KR102321204B1 (ko) 스마트 재산화를 이용한 디지털 콘텐츠의 지적재산권 보호 방법 및 그 시스템
JP2002281027A (ja) 認証システムのエンティティ装置、鍵更新方法及び認証方式更新方法