JP2002286885A - 電子タイマー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】従来の分単位から入り切りの時刻単位を秒単位
で設定できるようにし、正確な制御が出来るようにす
る。又毎日少しずつ秒単位で自動的に累積変化させて、
人手の省力化を図り、より自然に近い照明点灯が簡単に
確保できるようにする。 【解決手段】制御装置の主要部には、時計機能内臓（停
電補償付き）のプログラマシブルシーケンサと、取り扱
いを簡単にするために液晶表示付タッチスイッチパネル
（以下表示スイッチ）を付けた。各数値の変更訂正が出
来る画面を作成し画面を切り替える事で簡単に且つ正確
に電卓感覚で設定する事が出来、表示されている数値を
指でタッチすると数値が白黒反転表示する。次にテンキ
ーを打ち、ＥＮＴキーを打つと数値が入れ替わる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野 】動植物の育成においてしょ
うめいの点灯管理をきめ細かくより円滑に行う為の制御
装置である。

【０００２】

【従来の技術】従来のタイムスイツチは、入り切りの設
定が分単位に成っており変更も毎回手動にて行ってい
る。 その為に動植物に与える影響が大きく無駄な電力
消費とあいまって、照明点灯管理は非常に困難な作業と
されている。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題 】従来の分単位から入
り切りの時刻単位を秒単位で設定できるようにし、正確
な制御が出来るようにする。又毎日少しずつ秒単位で自
動的に累積変化させて、人手の省力化を図り、より自然
に近い照明点灯が簡単に確保できるようにする。

【０００４】従来では毎日の変化時刻を累積できなかっ
た。本装置は、累積の機能を備えているので、たとえば
毎日日照時間が長くなる春から初夏の時期を擬似体験さ
せたり、逆に秋から冬までの短くなる環境を自動的に与
えられる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】目的を達成するために、
本発明の制御装置の主要部には、時計機能内臓（停電補
償付き）のプログラマシブルシーケンサ（以下シーケン
サ）と、取り扱いを簡単にするために液晶表示付タツチ
スイツチパネル（以下表示スイツチ）を付けた。

【０００６】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図１において、表示スイツ
チの表示画面１には、点灯中時間、現在時刻、点灯時
刻、消灯時刻、点灯変化時間、消灯変化時間、早くな
る、遅くなる、運転日数、運転状態、点灯状態を記載し
現在の状況が一目で確認できるようにした。

【０００７】図２から５までは、各数値の変更訂正が出
来る画面を作成した。これにより画面を切り替える事で
簡単に且つ正確に電卓感覚で設定する事が出来る方法
は、表示されている数値を指でタツチすると数値が白黒
反転表示する。次にテンキーを打ち、ＥＮＴキーを打つ
と数値が入れ替わる。

【０００８】図６はシーケンサ内部で処理される状態を
フロー図化した。点灯時刻と消灯時刻は、シーケンサに
内蔵された時計機能に管理され点灯時刻を過ぎると点灯
出力し、消灯時刻を過ぎると出力は停止、翌日変更が設
定されている場合は、夜中の０時に処理する。早くなる
を選択した場合は、前日の時刻から早くなる時間を減算
し元の時刻の位置に入れ替える。遅くなるを選択した場
合は加算して入れ替える。運転途中に変更が無ければ、
翌日も同じ動作を繰り返し行い時刻変更が累積処理され
る。

【０００９】

【実施例 】採卵鶏の開放鶏舎における光 線管理は産卵
率向上のため、産卵 開始じきより点灯を毎週１５から
２０分単位で延長し、明期（自然日長＋ 点灯時間）が
１５から１７時間到達以降は一定とする方法が採られて
いる 今回われわれは、有限会社カワノテツク代表取締役
河野靖（徳島市）が開発した電子タイマー（太陽）を用
いて自然 日長時間の変化に近い点灯延長が、採卵鶏の
産卵成績等に及ぼす影響を調査した。平成１０年４月２
８日餌付けのロード系及び白レグ系コマーシャル系各２
００羽を用い、２０から６４週令までを調査した。開放
鶏舎における管理は、ケージ（間口１９，５ｃｍ）１羽
飼育で、不断 給餌・不断給水（ニ ツプルドリンカー）
とした。点灯には電球型蛍光燈（１０Ｗ）を１３．２平
方メートル当たり１個設置した。２０週令以降、電子タ
イマー（太陽）区（以下太陽区）は４２週令まで１日４
３秒（朝９秒、夕３４秒）ずつ、その後５７週令まで１
日５７秒（朝１２秒、夕４５秒時間延長した。従来型タ
イマー区（以下、対象区）は毎週１５分の点灯延長を３
４週令まで行い、両区ともに明期が１７時間に到達後は
一定で管理した。

【００１０】

【発明の効果】産卵率は両鶏種ともに有意ではないもの
の、太陽区が高かった、平均卵重及び１日当たり産卵量
は両鶏種共に太陽区が有意に優れていた。又、Ｍ＋Ｌ規
格卵の生産比率は太陽区が７１％と対象区に比べ２．１
％高かった。卵質（ハウユニツト、卵殻質）及び飼料摂
取量では差はなかった。太陽区は対象区に比べ総点灯時
間は３１２時間４６分短かかったが、総産卵量は４６４
ｇ／羽多く、経済的であった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本装置の制御状態を示す全体図である。（画面
内の設定画面へを押すと第二画面にかわる。）

【図２】日々変化させる時間を設定する変化設定画面図
である。（画面内の次へを押すと第三画面に変わる。戻
るを押すと第一画面に変わる。）

【図３】各動作時刻をここで設定する朝夕の時刻設定画
面図である。（次へを押すと第四画面に、戻るを押すと
第二画面に変わる。）

【図４】運転と停止を制御し運転日数の確認をする画面
図である。（次へを押すと第五画面に戻るを押すと第三
画面に変わる。）

【図５】制御の基準になる時計の現在時刻を修正する画
面図である。（戻るを押すと第四画面に変わる。）

【図６】本装置のシーケンサ内部のフロー図である。

【符号の説明】 １ 液晶表示付タツチパネル ２ タイムスイツチの現在時刻表示 ３ 点灯の出力状態 ４ 点灯時刻と変化設定表示 ５ 消灯時刻と変化設定表示 ６ 本装置の動作状態表示 ７ 本装置の運転日数の表示 ８ 設定変更画面への切替タツチスイツチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 タイムスイツチの時刻の設定が秒単位
   まで設定できる。