JP2002281015A - 情報貸し金庫、情報貸し金庫の制御方法、暗号化・復号化装置、及びその制御プログラム - Google Patents

情報貸し金庫、情報貸し金庫の制御方法、暗号化・復号化装置、及びその制御プログラム

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JP2002281015A
JP2002281015A JP2001077018A JP2001077018A JP2002281015A JP 2002281015 A JP2002281015 A JP 2002281015A JP 2001077018 A JP2001077018 A JP 2001077018A JP 2001077018 A JP2001077018 A JP 2001077018A JP 2002281015 A JP2002281015 A JP 2002281015A
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Takao Miura
高生 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報セキュリティの高い情報貸し金庫を提供
する。 【解決手段】 暗号化・復号化装置10でユーザの指紋
紋様に基づいて暗号化鍵が作成される(S1)。ユーザ
が保管を希望する電子情報ファイルは、電子情報ファイ
ル暗号化部12で暗号化鍵で暗号化され、暗号電子情報
ファイルが作成される(S2)。暗号電子情報ファイル
及び暗号化鍵は、電子情報ファイル保管装置20へ転送
されて保管される(S3、S4)。ユーザから電子情報
ファイルの返却要求が入力されたとき、同ユーザの指紋
紋様と暗号化鍵とが照合されて認証され、返却要求情報
が電子情報ファイル保管装置20へ送信される(S
5)。保管されている暗号電子情報ファイルは、暗号化
・復号化装置10へ送信される(S6)。暗号化・復号
化装置10で復号化鍵が作成されて暗号電子情報ファイ
ルが復号化され、電子情報ファイルがユーザへ返却され
る(S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報貸し金庫、
情報貸し金庫の制御方法、暗号化・復号化装置、及びそ
の制御プログラムに係り、例えば、パーソナルコンピュ
ータで作成した大量の電子情報ファイルを保管する場合
などに用いて好適な情報貸し金庫、情報貸し金庫の制御
方法、暗号化・復号化装置、及びその制御プログラムに
関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ(以下、「パソ
コン」という)やインターネットの普及により、保存す
る必要のある電子情報ファイルの容量が増加し、ユーザ
はその保管場所に苦慮することが多くなっている。ま
た、パソコンの障害よる電子情報ファイルの消失の危険
を回避するためにも、パソコンとは別の適切な場所に保
管する必要がある。電子情報ファイルを保管する方法と
して、インターネットなどのネットワークに接続された
サーバを情報貸し金庫として保管する方法がある。
【0003】この種の情報貸し金庫は、従来では例えば
図3に示すように、パソコン1、及びサーバ2を備え、
これらがインターネットNWに接続されている。この情
報貸し金庫では、ユーザの操作に基づき、パソコン1で
電子情報ファイルが作成される。この電子情報ファイル
は、インターネットNWを介してサーバ2へ送信され
る。サーバ2は、この電子情報ファイルを受信し、パソ
コン1に対応した図示しないメモリに保管する。又、ユ
ーザがパソコン1でパスワードを入力し、同ユーザが認
証されたとき、前記メモリから電子情報ファイルが取り
出され、インターネットNWを介してパソコン1へ送信
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報貸し金庫では、次のような問題点があった。す
なわち、ユーザの認証は、同ユーザが入力したパスワー
ドが用いられる。ところが、パスワードによる認証は、
指紋、筆跡、声紋など、ユーザ本人の身体的特徴に基づ
く認証とは異なり、ユーザ本人がパスワードを入力する
という操作を伴うものであり、同ユーザ個人の記憶に基
づいて行われる。このため、通常、パスワードの文字数
は少なく設定されている。従って、パスワードが他人に
類推されることも多く、また、他人が複数のパスワード
を使用し、これがユーザのパスワードと偶然一致するこ
ともある。このようなパスワードのもつ性質により、パ
スワードが盗用される事例が頻発し、電子情報ファイル
の内容が他人に漏洩することがあるという問題があっ
た。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、電子情報ファイルの内容が他人に漏洩すること
がなく、情報セキュリティの高い情報貸し金庫、情報貸
し金庫の制御方法、暗号化・復号化装置、及びその制御
プログラムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、情報貸し金庫に係り、ユー
ザの身体的特徴に基づいた鍵を保有し、前記ユーザが保
管を希望する電子情報ファイルを前記鍵を用いて暗号化
して保管し、前記ユーザから前記電子情報ファイルの返
却要求があったとき、前記ユーザを該ユーザの身体的特
徴と前記鍵とに基づいて認証し、かつ、前記鍵を用いて
前記電子情報ファイルを復号化して前記ユーザへ返却す
る構成にされていることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、情報貸し金庫に係
り、暗号化・復号化装置と、電子情報ファイル保管装置
と、通信回線とを備え、前記暗号化・復号化装置は、第
1のユーザの身体的特徴に基づいて暗号化鍵を作成し、
前記第1のユーザが保管を希望する電子情報ファイルを
入力し、前記暗号化鍵を用いて暗号化して暗号電子情報
ファイルを作成し、前記暗号電子情報ファイル及び暗号
化鍵を前記通信回線を介して前記電子情報ファイル保管
装置へ転送し、第2のユーザから前記電子情報ファイル
の返却要求があったとき、前記第2のユーザの身体的特
徴と前記暗号化鍵とを照合して前記第2のユーザが前記
第1のユーザと同一人物であるか否かを識別し、同一人
物であるときに返却要求情報を生成して前記通信回線を
介して前記電子情報ファイル保管装置へ送信し、かつ、
前記電子情報ファイル保管装置から前記通信回線を介し
て前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を受信して該
暗号化鍵と同一の復号化鍵を作成し、該復号化鍵を用い
て前記暗号電子情報ファイルを復号化して前記電子情報
ファイルを前記ユーザへ返却する構成にされ、前記電子
情報ファイル保管装置は、前記暗号電子情報ファイル及
び暗号化鍵を前記通信回線を介して受信して保管し、前
記返却要求情報を受信したとき、前記暗号電子情報ファ
イル及び暗号化鍵を前記通信回線を介して前記復号化手
段へ送信する構成にされていることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、情報貸し金庫に係
り、暗号化・復号化装置と、電子情報ファイル保管装置
と、通信回線とを備え、前記暗号化・復号化装置は、第
1のユーザの身体的特徴を量子化した数値に基づいて暗
号化鍵を作成する鍵作成手段と、前記第1のユーザが保
管を希望する電子情報ファイルを入力し、前記暗号化鍵
を用いて暗号化して暗号電子情報ファイルを作成する電
子情報ファイル暗号化手段と、前記暗号電子情報ファイ
ル及び暗号化鍵を前記通信回線を介して前記電子情報フ
ァイル保管装置へ転送する電子情報ファイル転送手段
と、前記暗号化鍵を保持し、第2のユーザから前記電子
情報ファイルの返却要求があったとき、前記第2のユー
ザの身体的特徴と前記暗号化鍵とを照合して前記第2の
ユーザが前記第1のユーザと同一人物であるか否かを識
別し、同一人物であるときに返却要求情報を生成して前
記通信回線を介して前記電子情報ファイル保管装置へ送
信する電子情報ファイル返却要求手段と、前記電子情報
ファイル保管装置から前記通信回線を介して前記暗号電
子情報ファイル及び暗号化鍵を受信して該暗号化鍵と同
一の復号化鍵を作成し、該復号化鍵を用いて前記暗号電
子情報ファイルを復号化して前記電子情報ファイルを前
記第1のユーザへ返却する復号化手段とを備え、前記電
子情報ファイル保管装置は、前記暗号電子情報ファイル
及び暗号化鍵を前記通信回線を介して受信して保管し、
前記返却要求情報を受信したとき、前記暗号電子情報フ
ァイル及び暗号化鍵を前記通信回線を介して前記復号化
手段へ送信する構成にされていることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4記載の発明は、情報貸し金庫の制
御方法に係り、ユーザの身体的特徴に基づいた鍵を作成
し、前記ユーザが保管を希望する電子情報ファイルを前
記鍵を用いて暗号化して保管し、前記ユーザから前記電
子情報ファイルの返却要求があったとき、前記ユーザを
該ユーザの身体的特徴と前記鍵とに基づいて認証し、か
つ、前記鍵を用いて前記電子情報ファイルを復号化して
前記ユーザへ返却することを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、情報貸し金庫の制
御方法に係り、暗号化・復号化装置と、電子情報ファイ
ル保管装置と、通信回線とを備えた情報貸し金庫におい
て、前記暗号化・復号化装置が第1のユーザの身体的特
徴を量子化した数値に基づいて暗号化鍵を作成する鍵作
成処理と、前記第1のユーザが保管を希望する電子情報
ファイルを前記暗号化・復号化装置が入力し、前記暗号
化鍵を用いて暗号化して暗号電子情報ファイルを作成す
る電子情報ファイル暗号化処理と、前記暗号化・復号化
装置が前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を前記通
信回線を介して前記電子情報ファイル保管装置へ転送す
る電子情報ファイル転送処理と、前記電子情報ファイル
保管装置が前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を前
記通信回線を介して受信して保管する暗号電子情報ファ
イル受信処理と、第2のユーザから前記電子情報ファイ
ルの返却要求があったとき、前記暗号化・復号化装置が
前記第2のユーザの身体的特徴と前記暗号化鍵とを照合
して前記第2のユーザが前記第1のユーザと同一人物で
あるか否かを識別し、同一人物であるときに返却要求情
報を生成して前記通信回線を介して前記電子情報ファイ
ル保管装置へ送信する電子情報ファイル返却要求処理
と、前記電子情報ファイル保管装置が前記返却要求情報
を受信したとき、前記暗号電子情報ファイル及び暗号化
鍵を前記通信回線を介して前記暗号化・復号化装置へ送
信する暗号電子情報ファイル送信処理と、前記暗号化・
復号化装置が前記電子情報ファイル保管装置から前記通
信回線を介して前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵
を受信して該暗号化鍵と同一の復号化鍵を作成し、該復
号化鍵を用いて前記暗号電子情報ファイルを復号化して
前記電子情報ファイルを前記第1のユーザへ返却する復
号化処理とを行うことを特徴としている。
【0011】請求項6記載の発明は、暗号化・復号化装
置に係り、第1のユーザの身体的特徴に基づいて暗号化
鍵を作成し、前記第1のユーザが保管を希望する電子情
報ファイルを入力し、前記暗号化鍵を用いて暗号化して
暗号電子情報ファイルを作成し、かつ、第2のユーザか
ら前記電子情報ファイルの返却要求があったとき、前記
第2のユーザの身体的特徴と前記暗号化鍵とを照合して
前記第2のユーザが前記第1のユーザと同一人物である
か否かを識別し、同一人物であるときに前記暗号化鍵と
同一の復号化鍵を作成し、該復号化鍵を用いて前記暗号
電子情報ファイルを復号化して前記電子情報ファイルを
生成する構成にされていることを特徴としている。
【0012】請求項7記載の発明は、制御プログラムに
係り、コンピュータに請求項1、2又は3記載の情報貸
し金庫の機能を実現させる、コンピュータに請求項4又
は5記載の情報貸し金庫の制御方法を実施させる、又
は、コンピュータに請求項6記載の暗号化・復号化装置
の機能を実現させることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1は、この発明の実
施形態である情報貸し金庫の構成を示すブロック図であ
る。この形態の情報貸し金庫は、同図に示すように、暗
号化・復号化装置10、及び電子情報ファイル保管装置
20を備え、これらが通信回線(例えば、インターネッ
ト)NWに接続されている。暗号化・復号化装置10
は、例えば、ユーザの勤務先などに設置されているパー
ソナルコンピュータなどの情報処理装置であり、同暗号
化・復号化装置10全体を制御する中央処理装置(以
下、「CPU」という)10a及び同CPU10aを動
作させるための制御プログラムが記録された記録媒体
(例えば、リード・オンリ・メモリ、以下、「ROM」
という)10bを有している。
【0014】さらに、暗号化・復号化装置10は、鍵作
成手段(例えば、鍵作成部)11と、電子情報ファイル
暗号化手段(例えば、電子情報ファイル暗号化部)12
と、電子情報ファイル転送手段(例えば、電子情報ファ
イル転送部)13と、電子情報ファイル返却要求部14
と、照合部15と、復号化手段(例えば、復号化部)1
6とを備えている。鍵作成部11は、例えば指紋の凹凸
を電気信号に変換する指紋センサなどを有し、第1のユ
ーザを識別するための身体的特徴A(すなわち、第1の
ユーザの任意の指の指紋紋様)を量子化した数値に基づ
いて暗号化鍵Bを作成する。電子情報ファイル暗号化部
12は、第1のユーザが保管を希望する電子情報ファイ
ルCを入力し、暗号化鍵Bを用いて暗号化して暗号電子
情報ファイルDを作成する。電子情報ファイル転送部1
3は、暗号電子情報ファイルD及び暗号化鍵Bを保管用
の暗号電子情報ファイルEとしてインターネットNWを
介して電子情報ファイル保管装置20へ転送する。
【0015】電子情報ファイル返却要求部14は、暗号
化鍵Bを保持し、第2のユーザから電子情報ファイルC
の返却要求Fがあったとき、同第2のユーザの身体的特
徴A(例えば、第2のユーザの任意の指の指紋紋様)を
量子化した数値に基づいて作成した鍵Gと暗号化鍵Bと
を照合部15を用いて照合して同第2のユーザが第1の
ユーザと同一人物であるか否かを識別し、同一人物であ
るときに返却要求情報Iを生成してインターネットNW
を介して電子情報ファイル保管装置20へ送信する。こ
の返却要求情報Iには、暗号化鍵Bが暗号電子情報ファ
イルDを検索するための識別子として含まれている。
【0016】照合部15は、鍵Gと暗号化鍵Bとを照合
し、同一になったときに照合結果Hを生成して出力す
る。これらの電子情報ファイル返却要求部14と照合部
15とで、電子情報ファイル返却要求手段が構成されて
いる。復号化部16は、電子情報ファイル保管装置20
に保管されている暗号電子情報ファイルEをインターネ
ットNWを介して暗号電子情報ファイルJとして受信
し、暗号化鍵Bと同一の復号化鍵Lを作成し、この復号
化鍵Lを用いて暗号電子情報ファイルDを復号化して電
子情報ファイルCを前記ユーザへ返却する。この場合、
復号化部16は、復号化鍵Lと暗号化鍵Bとを照合部1
5で照合し、同一になったときに同照合部15から照合
結果Mを受信する。
【0017】電子情報ファイル保管装置20は、暗号電
子情報ファイルD及び暗号化鍵Bを保管用の暗号電子情
報ファイルEとしてインターネットNWを介して受信し
て保管し、返却要求情報Iを受信したとき、暗号電子情
報ファイルEをインターネットNWを介して復号化部1
6へ送信する。
【0018】図2は、図1の情報貸し金庫の動作を説明
するためのシーケンス図である。この図2を参照して、
この形態の情報貸し金庫の制御方法の処理内容について
説明する。鍵作成部11で第1のユーザの身体的特徴A
(すなわち、第1のユーザの任意の指の指紋紋様)を量
子化した数値に基づいて暗号化鍵Bが作成される(ステ
ップS1、鍵作成処理)。第1のユーザが保管を希望す
る電子情報ファイルCが電子情報ファイル暗号化部12
に入力され、同電子情報ファイルCが暗号化鍵Bで暗号
化されて暗号電子情報ファイルDが作成される(ステッ
プS2、電子情報ファイル暗号化処理)。暗号電子情報
ファイルD及び暗号化鍵Bは、電子情報ファイル転送部
13に入力され、暗号電子情報ファイルEとしてインタ
ーネットNWを介して電子情報ファイル保管装置20へ
転送される(ステップS3、電子情報ファイル転送処
理)。暗号電子情報ファイルEは、インターネットNW
を介して電子情報ファイル保管装置20で受信されて保
管される(ステップS4、暗号電子情報ファイル受信処
理)。
【0019】第2のユーザから電子情報ファイルCの返
却要求Fが電子情報ファイル返却要求部14に入力され
たとき、同電子情報ファイル返却要求部14では、照合
部15を用いて同第2のユーザの身体的特徴と暗号化鍵
Bとを照合して同第2のユーザが第1のユーザと同一人
物であるか否かが識別され、同一人物であるときに返却
要求情報Iが生成されてインターネットNWを介して電
子情報ファイル保管装置20へ送信される(ステップS
5、電子情報ファイル返却要求処理)。
【0020】返却要求情報Iは、電子情報ファイル保管
装置20で受信され、同返却要求情報Iに含まれている
暗号化鍵Bを識別子として暗号電子情報ファイルDが検
索され、同電子情報ファイル保管装置20に保管されて
いる暗号電子情報ファイルEが暗号電子情報ファイルJ
としてインターネットNWを介して復号化部16へ送信
される(ステップS6、暗号電子情報ファイル送信処
理)。暗号電子情報ファイルJは、インターネットNW
を介して復号化部16で受信されて保管される。そし
て、暗号化鍵Bと同一の復号化鍵Lが作成される。復号
化部16は、復号化鍵Lと暗号化鍵Bとを照合部15で
照合し、同一になったときに同照合部15から照合結果
Mが出力される。そして、復号化鍵Lを用いて暗号電子
情報ファイルDが復号化され、電子情報ファイルCが第
1のユーザへ返却される(ステップS7、復号化処
理)。
【0021】以上のように、この実施形態では、電子情
報ファイル暗号化部12における電子情報ファイルCの
暗号化、及び復号化部16における暗号電子情報ファイ
ルDの復号化が第1のユーザ側で行われるので、非常に
情報セキュリティの高い情報貸し金庫が実現する。さら
に、電子情報ファイル保管装置20では、暗号電子情報
ファイルDに対し、いかなる処理も行う必要がないの
で、同暗号電子情報ファイルDに対して機密保持が強固
に行われる。
【0022】以上、この発明の実施形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更などがあってもこの発明に含まれる。例えば、第
1のユーザを識別するための身体的特徴Aは、同第1の
ユーザの任意の指の指紋紋様の他、声紋、網膜パター
ン、虹彩、筆跡、DNAなどでも良い。また、実施形態
では、復号化処理(ステップS7)において復号化鍵L
と暗号化鍵Bとが照合部15で照合されるが、この照合
は、電子情報ファイル返却要求処理(ステップS5)で
第2のユーザと第1のユーザとが同一人物であることが
識別されているので、省略してもよい。この場合、暗号
電子情報ファイルJが復号化部16で受信されたとき、
暗号電子情報ファイルDを直ちに復号化しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、電子情報ファイル暗号化手段における電子情報
ファイルの暗号化、及び復号化手段における暗号電子情
報ファイルの復号化が第1のユーザ側で行われるので、
非常に情報セキュリティの高い情報貸し金庫を実現でき
る。さらに、電子情報ファイル保管装置では、暗号電子
情報ファイルに対し、いかなる処理も行う必要がないの
で、同暗号電子情報ファイルに対して機密保持を強固に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である情報貸し金庫の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の情報貸し金庫の動作を説明するためのシ
ーケンス図である。
【図3】従来の情報貸し金庫の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 暗号化・復号化装置 11 鍵作成部(鍵作成手段) 12 電子情報ファイル暗号化部(電子情報ファイ
ル暗号化手段) 13 電子情報ファイル転送部(電子情報ファイル
転送手段) 14 電子情報ファイル返却要求部(電子情報ファ
イル返却要求手段) 15 照合部(電子情報ファイル返却要求手段) 16 復号化部(復号化手段) 20 電子情報ファイル保管装置 NW インターネット(通信回線)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの身体的特徴に基づいた鍵を保有
    し、前記ユーザが保管を希望する電子情報ファイルを前
    記鍵を用いて暗号化して保管し、前記ユーザから前記電
    子情報ファイルの返却要求があったとき、前記ユーザを
    該ユーザの身体的特徴と前記鍵とに基づいて認証し、か
    つ、前記鍵を用いて前記電子情報ファイルを復号化して
    前記ユーザへ返却する構成にされていることを特徴とす
    る情報貸し金庫。
  2. 【請求項2】 暗号化・復号化装置と、電子情報ファイ
    ル保管装置と、通信回線とを備えた情報貸し金庫であっ
    て、 前記暗号化・復号化装置は、 第1のユーザの身体的特徴に基づいた暗号化鍵を保有
    し、前記第1のユーザが保管を希望する電子情報ファイ
    ルを入力し、前記暗号化鍵を用いて暗号化して暗号電子
    情報ファイルを作成し、前記暗号電子情報ファイル及び
    暗号化鍵を前記通信回線を介して前記電子情報ファイル
    保管装置へ転送し、第2のユーザから前記電子情報ファ
    イルの返却要求があったとき、前記第2のユーザの身体
    的特徴と前記暗号化鍵とを照合して前記第2のユーザが
    前記第1のユーザと同一人物であるか否かを識別し、同
    一人物であるときに返却要求情報を生成して前記通信回
    線を介して前記電子情報ファイル保管装置へ送信し、か
    つ、前記電子情報ファイル保管装置から前記通信回線を
    介して前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を受信し
    て該暗号化鍵と同一の復号化鍵を作成し、該復号化鍵を
    用いて前記暗号電子情報ファイルを復号化して前記電子
    情報ファイルを前記ユーザへ返却する構成にされ、 前記電子情報ファイル保管装置は、 前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を前記通信回線
    を介して受信して保管し、前記返却要求情報を受信した
    とき、前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を前記通
    信回線を介して前記復号化手段へ送信する構成にされて
    いることを特徴とする情報貸し金庫。
  3. 【請求項3】 暗号化・復号化装置と、電子情報ファイ
    ル保管装置と、通信回線とを備えた情報貸し金庫であっ
    て、 前記暗号化・復号化装置は、 第1のユーザの身体的特徴を量子化した数値に基づいて
    暗号化鍵を作成する鍵作成手段と、 前記第1のユーザが保管を希望する電子情報ファイルを
    入力し、前記暗号化鍵を用いて暗号化して暗号電子情報
    ファイルを作成する電子情報ファイル暗号化手段と、 前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を前記通信回線
    を介して前記電子情報ファイル保管装置へ転送する電子
    情報ファイル転送手段と、 前記暗号化鍵を保持し、第2のユーザから前記電子情報
    ファイルの返却要求があったとき、前記第2のユーザの
    身体的特徴と前記暗号化鍵とを照合して前記第2のユー
    ザが前記第1のユーザと同一人物であるか否かを識別
    し、同一人物であるときに返却要求情報を生成して前記
    通信回線を介して前記電子情報ファイル保管装置へ送信
    する電子情報ファイル返却要求手段と、 前記電子情報ファイル保管装置から前記通信回線を介し
    て前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を受信して該
    暗号化鍵と同一の復号化鍵を作成し、該復号化鍵を用い
    て前記暗号電子情報ファイルを復号化して前記電子情報
    ファイルを前記第1のユーザへ返却する復号化手段とを
    備え、 前記電子情報ファイル保管装置は、 前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を前記通信回線
    を介して受信して保管し、前記返却要求情報を受信した
    とき、前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を前記通
    信回線を介して前記復号化手段へ送信する構成にされて
    いることを特徴とする情報貸し金庫。
  4. 【請求項4】 ユーザの身体的特徴に基づいた鍵を作成
    し、前記ユーザが保管を希望する電子情報ファイルを前
    記鍵を用いて暗号化して保管し、前記ユーザから前記電
    子情報ファイルの返却要求があったとき、前記ユーザを
    該ユーザの身体的特徴と前記鍵とに基づいて認証し、か
    つ、前記鍵を用いて前記電子情報ファイルを復号化して
    前記ユーザへ返却することを特徴とする情報貸し金庫の
    制御方法。
  5. 【請求項5】 暗号化・復号化装置と、電子情報ファイ
    ル保管装置と、通信回線とを備えた情報貸し金庫におい
    て、 前記暗号化・復号化装置が第1のユーザの身体的特徴を
    量子化した数値に基づいて暗号化鍵を作成する鍵作成処
    理と、 前記第1のユーザが保管を希望する電子情報ファイルを
    前記暗号化・復号化装置が入力し、前記暗号化鍵を用い
    て暗号化して暗号電子情報ファイルを作成する電子情報
    ファイル暗号化処理と、 前記暗号化・復号化装置が前記暗号電子情報ファイル及
    び暗号化鍵を前記通信回線を介して前記電子情報ファイ
    ル保管装置へ転送する電子情報ファイル転送処理と、 前記電子情報ファイル保管装置が前記暗号電子情報ファ
    イル及び暗号化鍵を前記通信回線を介して受信して保管
    する暗号電子情報ファイル受信処理と、 第2のユーザから前記電子情報ファイルの返却要求があ
    ったとき、前記暗号化・復号化装置が前記第2のユーザ
    の身体的特徴と前記暗号化鍵とを照合して前記第2のユ
    ーザが前記第1のユーザと同一人物であるか否かを識別
    し、同一人物であるときに返却要求情報を生成して前記
    通信回線を介して前記電子情報ファイル保管装置へ送信
    する電子情報ファイル返却要求処理と、 前記電子情報ファイル保管装置が前記返却要求情報を受
    信したとき、前記暗号電子情報ファイル及び暗号化鍵を
    前記通信回線を介して前記暗号化・復号化装置へ送信す
    る暗号電子情報ファイル送信処理と、 前記暗号化・復号化装置が前記電子情報ファイル保管装
    置から前記通信回線を介して前記暗号電子情報ファイル
    及び暗号化鍵を受信して該暗号化鍵と同一の復号化鍵を
    作成し、該復号化鍵を用いて前記暗号電子情報ファイル
    を復号化して前記電子情報ファイルを前記第1のユーザ
    へ返却する復号化処理とを行うことを特徴とする情報貸
    し金庫の制御方法。
  6. 【請求項6】 第1のユーザの身体的特徴に基づいて暗
    号化鍵を作成し、前記第1のユーザが保管を希望する電
    子情報ファイルを入力し、前記暗号化鍵を用いて暗号化
    して暗号電子情報ファイルを作成し、かつ、第2のユー
    ザから前記電子情報ファイルの返却要求があったとき、
    前記第2のユーザの身体的特徴と前記暗号化鍵とを照合
    して前記第2のユーザが前記第1のユーザと同一人物で
    あるか否かを識別し、同一人物であるときに前記暗号化
    鍵と同一の復号化鍵を作成し、該復号化鍵を用いて前記
    暗号電子情報ファイルを復号化して前記電子情報ファイ
    ルを生成する構成にされていることを特徴とする暗号化
    ・復号化装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータに請求項1、2又は3記載
    の情報貸し金庫の機能を実現させるための制御プログラ
    ム、コンピュータに請求項4又は5記載の情報貸し金庫
    の制御方法を実施させるための制御プログラム、又は、
    コンピュータに請求項6記載の暗号化・復号化装置の機
    能を実現させるための制御プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502768A (ja) * 1999-06-17 2003-01-21 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) データを安全にメモリに記憶する技術
US8948870B2 (en) 2008-09-09 2015-02-03 Incube Labs, Llc Energy harvesting mechanism
JP2017167871A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 株式会社日本総合研究所 暗号化メール処理装置、暗号化メール処理方法およびプログラム

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