JP2002277336A - 低温下におけるボルトの軸力測定方法とその装置 - Google Patents

低温下におけるボルトの軸力測定方法とその装置

Info

Publication number
JP2002277336A
JP2002277336A JP2001074020A JP2001074020A JP2002277336A JP 2002277336 A JP2002277336 A JP 2002277336A JP 2001074020 A JP2001074020 A JP 2001074020A JP 2001074020 A JP2001074020 A JP 2001074020A JP 2002277336 A JP2002277336 A JP 2002277336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
phase
axial force
temperature
wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001074020A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Nagano
賢三 永野
Hideo Tamaru
英夫 田丸
Tetsuo Asano
鐵夫 浅野
Masashi Yoshida
政司 吉田
Masaru Akiyama
優 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Nippon Steel Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Precision Products Co Ltd, Sumitomo Metal Industries Ltd, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Sumitomo Precision Products Co Ltd
Priority to JP2001074020A priority Critical patent/JP2002277336A/ja
Publication of JP2002277336A publication Critical patent/JP2002277336A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 −100℃以下の極低温下におけるボルトの
締付トルクを非接触かつ短時間で簡単にかつ正確に測定
することが可能な低温下におけるボルトの軸力測定方法
とその装置の提供。 【解決手段】 電磁超音波共鳴にてボルトの軸方向に伝
わる横波の位相、すなわち短いバースト波で印加した超
音波とその反射波の二つ受信信号の位相差を測定するこ
とにより、短時間で簡単にかつ正確に測定できること、
特にORVプラントにおける極低温下では探触子自体の
位相ずれが発生し、軸力が0でも位相がずれることから
適切な低温補正をすることで、極低温下のステンレス鋼
ボルトの軸力を正確に測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液化天然ガス等
を気化するためのオープンラック型気化装置に使用され
る配管やフランジなどに装着されているボルトのごと
く、例えば−100℃以下の極低温下におけるボルトの
締付トルクを非接触かつ短時間で簡単にかつ正確に測定
することが可能な低温下におけるボルトの軸力測定方法
とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガス(以下LNGという)など
を気化せるためのオープンラック型気化装置(ORV)
は、例えば、直径方向に一対のフィンを突出させたフィ
ンチューブをフィン方向に配列して一枚のパネル状とな
し、その上下端部にヘッダータンクを設けて熱交換パネ
ルを形成し、該パネルを複数連立配置して、熱交換パネ
ルの上方に配設した散水用トラフより、熱媒体の海水を
熱交換パネル面に流下させフィンチューブ内をアップフ
ローするLNGと熱交換させる構成である。
【0003】上述の如く単管式ORVは構造が簡単で製
造が容易であるが、熱媒体である海水と極低温のLNG
とが熱交換用パネルの単管壁を介して直接熱交換するた
め、管外、すなわち熱交換用パネル表面に氷着が発生し
増大する。
【0004】また、ORVのアップフローにおいて、下
部ヘッダータンクは、そのタンク下部側は超低温の液体
であるのに対して、タンク上部側は熱源の散水による入
熱を受けるために下部に比べ高温となり、タンクの上
部、下部間に温度差が生じて弓なりとなるボウイング現
象を生じるなど、ORVの起動・停止に際して熱応力が
作用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかるORVプラント
において、ヘッダータンクや各配管などはフランジ部同
士をガスケットを介して当接させ、フランジ部をボルト
にて締結することが行われている。
【0006】しかし、LNGが流れる配管ではLNGが
−160℃と極低温であり、前述のごときボウイング現
象が発生して、ボルトとフランジの温度差による収縮差
等によりボルト緩みが生じ、ガスケットの面圧が低下す
ることがあり、大きく面圧が低下した場合には漏洩が生
じる。
【0007】このようにフランジ部のボルト軸力を測定
し、管理することはプラント管理上重要な技術である。
ボルト軸力測定する方法としては、歪みゲージをボルト
に貼り付けて歪みを測定する方法がある。しかし、フラ
ンジ部の歪みに起因するボルト軸力の変化は、フランジ
部の歪みを測定する必要があるが、氷着が発生している
など、該歪みの測定は容易には実施できない。
【0008】また、前記の漏洩が発生した場合には、ト
ルクレンチで絞め付けトルクを増やす、いわゆる増し締
めが行われていた。しかし、ボルトと非締め付け体の間
の摩擦係数やその測定状況が極低温下で大きくばらつい
たり変動するため、各ボルトの軸力の正確な値を知るこ
とは困難であった。
【0009】この発明は、ORVプラントにおける如
く、例えば−100℃以下の極低温下におけるボルトの
締付トルクを非接触かつ短時間で簡単にかつ正確に測定
することが可能な低温下におけるボルトの軸力測定方法
とその装置の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者らは、低温下にお
けるボルトの締付トルクを非接触かつ短時間で簡単にか
つ正確に測定する方法について、種々検討した結果、ボ
ルト頭部の電磁超音波共鳴を利用すること、すなわち電
磁気的な作用によって超音波を送信・受信でき、非接触
測定、特に締め付けながら連続的に軸力を測定できるこ
とを知見した。
【0011】また、発明者らは、電磁超音波共鳴にてボ
ルトの軸方向に伝わる横波の位相、すなわち短いバース
ト波で印加した超音波とその反射波の二つ受信信号の位
相差を測定することにより、短時間で簡単にかつ正確に
測定できること、特にORVプラントにおける極低温下
では探触子自体の位相ずれが発生し、軸力が0でも位相
がずれることから適切な低温補正をすることで、極低温
下のステンレス鋼ボルトの軸力を正確に測定できること
を知見し、この発明を完成した。
【0012】すなわち、この発明は、被測定ボルトに超
音波を発生させる電磁超音波探触子を用いて該軸方向に
超音波を印加しかつ反射波を検出する超音波の印加・検
出工程と、前記超音波とその反射波の位相より該ボルト
に加えられた軸力とボルト長さとの関係を求める演算工
程、被測定ボルトの温度に応じて前記位相を補正する補
正工程とを有することを特徴とする低温下におけるボル
トの軸力測定方法である。
【0013】また、この発明は、被測定ボルトに超音波
を発生させるための磁石と励磁コイルからなり、断熱手
段と加熱手段の一方または両方を具備した電磁超音波探
触子並びに電流の発生・検出手段を有する超音波の印加
・検出装置と、前記超音波とその反射波の位相より該ボ
ルトに加えられた軸力とボルト長さとの関係を求める演
算記憶装置と、被測定ボルトの温度の測定手段を有して
該温度に応じて前記位相を補正する補正演算装置とを有
することを特徴とする低温下におけるボルトの軸力測定
装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、ボルトの軸力測定
を、電磁超音波共鳴(Electro‐magneti
c Acoustic Resonance,EMA
R)法を用いて行うこと、また極短時間の超音波の印加
とその反射波の位相差でボルト長さを算出し、予め求め
られているボルト軸力とその伸びとの関係をもとにボル
ト軸力を算出することを特徴とする。
【0015】さらにこの発明は、例えば−100℃以下
という極低温において、磁石と励磁コイルからなる電磁
超音波探触子における前記位相がシフトするのを、当該
探触子を所定温度に保持して防止したり、あるいは別途
適切な温度補正を施すことを特徴としている。
【0016】電磁超音波共鳴法の作動原理を説明する
と、図1に示すごとく、永久磁石1とコイル2とから構
成されている電磁超音波探触子3(Electro‐m
agnetic acoustic transduc
er;EMAT)のコイル2に高周波電流を流すと、コ
イル2の磁場を打ち消す方向に、金属試料たるボルト4
内に渦電流が励起され、渦電流には、永久磁石が創る静
磁場によってローレンツ力が作用する。
【0017】ボルト4内でローレンツ力を受けた電流、
すなわち電子の流れは原子と衝突して原子の振動(超音
波)を引き起こすことになり、ボルト4表面に平行な方
向(軸方向)に働くローレンツ力は横波を引き起こす。
なお、超音波の検出は、上述の励起過程の逆過程による
ことになる。
【0018】ボルトの軸力測定では、ボルトの長さを正
確に測定する必要がある。そこで前記EMATにより、
ボルト内に超音波をある短い時間、例えば10μsec
励起し、検出ゲートを時間軸に対して掃引して反射波を
検出する。
【0019】反射波の位相を検出するには、2位相ロッ
クイン検出法の一例を示すと、信号を2つに分けて励起
波と同期した交流増幅回路と励起波と90度、位相のず
れた交流増幅回路で増幅し、信号強度の比を取ると良
い。
【0020】要するに、EMATにより取り付けボルト
の長手方向に超音波を発生させ、反射波の位相をψとす
ると、ψ=2πf(2L/V) であり、軸力が加わる
ことによりボルトの長さがLからL+δLに変化する
と、反射波の位相は、ψ=2πf(2δL/V) だけ
変化する。従って、反射波の位相を測定し、軸力ゼロの
位相との差を求めることにより、ボルトの伸びを計算す
ることができ、そこから軸力を算定することができる。
【0021】なお、位相を正確に測定するためには、一
つのモードの波だけを検出する必要がある。EMATで
は横波と縦波が励起され、異なった音速で進行する。そ
こで一つのモードの反射波のみを検出するためには、超
音波の励起時間を短くし、また、検出ゲートの時間幅を
短くする。しかし、励起時間及び検出ゲート時間を短く
すると信号が弱くなるため、良好な条件を適宜選定する
必要がある。
【0022】また、超音波の印加・検出装置としての高
感度EMATには、磁石を1個用いる単極型と磁石を2
個用いる双極型があるが、この発明では横波を強く励起
できる単極型の方が適しており、磁石には磁気特性に優
れた希土類磁石が適しており、特に後述する極低温下で
使用することから、低温時の磁力の低下が極めて少ない
Nd−B−Fe系永久磁石が最適である。
【0023】図6に常温下でのSUS 316製ボルト
の軸力と位相との関係を調査した結果を示す。測定用の
EMATには、単極構造を採用し、20mm×20mm
のNd−B−Fe系永久磁石と、コイルの外径20m
m、内径4mmの巻数40回のコイルをエポラック樹脂
で接着した。
【0024】ボルト頭部へEMATを固定するために、
図2に示す治具を作製した。詳述すると、内部にボルト
頭部が嵌入可能な六角筒をボルトキャップ10としてボ
ルト頭部に取付け、中央に短円柱状のEMATを内蔵可
能な孔部12を有する六角柱のEMAT用キャップ11
をボルトキャップ10にねじ止めする構成からなる。
【0025】図6には常温での軸力と位相との関係を示
したが、ボルト自体の温度が低下した場合、また同様に
EMATの温度が変化した場合は、それぞれ反射波の位
相が変化する。
【0026】EMAT自体の温度を変化させた場合の軸
力と位相の変化量を求めるため種々検討した。150m
m長さのボルトに前記の治具を用いてEMATを配置
し、EMATを冷却して2.5MHzで測定した。図3
にEMAT自体のの温度を変化させた場合の位相の測定
結果を示す。
【0027】図3に明らかなように、温度が−70℃以
上については変化が小さく温度の影響を受けないがそれ
以下では温度変化により大きく変化している。さらに−
110℃以下では、起源不明の反射波のために、横波反
射波の位相測定ができなくなることがわかった。この結
果よりEMAT自体の温度を−70℃以上に保持する必
要がある。
【0028】EMAT自体の温度を−70℃以上に保持
する方法としては、前記治具などを断熱材を用いて作製
し、熱伝導による冷却を防止するなどの断熱手段を用い
る方法、常温エアーを吹き付けたり、ヒーターにより加
熱する等の加熱手段を用いる方法が有効である。
【0029】また、ボルト表面に霜が付着すると信号が
弱くなるため、その対策も必要であり、例えば、前記治
具でボルトキャップ内に乾燥空気を送るか、当該空間内
の空気を簡易的に吸引しておくなどの手段を採用でき
る。
【0030】次に室温から−160℃までの範囲で、前
記SUS 316製ボルトの超音波反射波の位相測定を
行った。超音波周波数が1.5MHzおよび2.5MH
zで、横波反射波ピークが観測でき、その位相はボルト
軸力に比例して変化することが分かった。その結果、横
波反射波の位相を測定することによって、ボルト軸力を
評価できることが明らかになった。
【0031】図4に周波数2.5MHzで測定した横波
反射波の位相を軸力の変化として示す。図より軸力の増
加と共に位相も単調に増加していることが分かる。また
温度による位相は全体的にシフトしている。なお、図4
の白丸印は室温の場合である。
【0032】この位相のシフト量と温度の関係を表1に
まとめる。但し測定した位相は、πラジアンの整数倍ず
れているため、−100℃で2π、−160℃で3π補
正を行ったものが正しい位相の値である。
【0033】
【表1】
【0034】また、前記補正後の位相を図5に示す。グ
ラフに明らかなように、この発明による補正を行った位
相のシフト量は、温度と線形関係にあると考えられる。
【0035】この発明の実施に際し、超音波の印加・検
出装置には、断熱材で作製したボルトへの装着用治具に
EMATを内蔵するか、あるいはさらに電気ヒーターを
設けてEMATを所定温度に保持できる構成が採用でき
る。
【0036】前述のように、印加した超音波とその反射
波の位相より被測定ボルトに加えられた軸力とボルト長
さとの関係を求めるに際して、予め常温と所定の低温で
の当該関係を求めておき、EMATにより位相を測定
し、温度による位相変化分を補正し軸力に換算する。
【0037】従って、EMATで得られた信号を、例え
ば前述の2位相ロックイン検出法で処理するための電気
回路などと接続したパーソナルコンピュータに、前記各
種温度における当該位相と軸力とのデータを記憶させて
おき、また別途設定するボルトの温度を測定する温度計
からの信号を得て、位相変化の算定を行い、予め得られ
た補正データとともに位相補正を行い軸力算出を行うと
いう一連の工程を、自動的に演算処理するプログラムを
予め設定すると良い。
【0038】
【実施例】常温、LNG配管(−160℃)及びORV
フランジ(−100℃)に使用されているオーステナイ
ト系ステンレス製ボルトの軸力評価を行った。ボルトの
材質はSUS 316L、サイズは直径25.4mmで
長さ150mm、250mmである。
【0039】超音波の印加・検出装置としては、基本的
に図2と同様構成を採用した治具を用い、電気ヒーター
を内蔵させてEMATを加熱する構成である。EMAT
は、20mm×20mmのNd−B−Fe系永久磁石
と、外径20mm、内径4mmの巻数40回のコイルを
エポラック樹脂で接着した単極構造を採用した。
【0040】低温用引っ張り試験機(島津製作所製オー
トグラフAG−10TD)を用い、前記ボルトに常温、
−100℃、−160℃の各温度で、0〜180kg/
mm 2の軸力を加えた。超音波励起と検出には2位相ロ
ックイン検出が可能な構成となした電子装置を使用し
た。
【0041】ボルトの頭部にEMATを配置し、超音波
を励起してボルト底部から反射してくる超音波の振幅と
位相を測定した。長さ150mmのボルトの場合を、図
6に常温、図7に−100℃、図8に−160℃におけ
る時間と位相との関係のグラフに示す。
【0042】以上の結果から、前述の図4に示す軸力と
位相との関係を得て、測定した位相は、πラジアンの整
数倍ずれているため、−100℃で2π、−160℃で
3π補正を行ったものが正しい位相の値であることを知
見した。
【0043】図9は、ORVのフランジ20同士の締結
に用いたボルト21の軸力を測定する場合を示す説明図
であり、前述のEMARを内蔵した印加・検出装置23
により位相を測定し、別途接触式温度計22でボルトの
温度を測定して位相変化を算定し、先の位相を補正し、
補正値より軸力を算定することができた。
【0044】
【発明の効果】この発明によると、実施例に明らかかな
ように、−100℃以下の極低温下におけるボルトの締
付トルクを非接触かつ短時間で簡単にかつ正確に測定す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁超音波共鳴法の作動原理を示す電磁超音波
探触子の説明図である。
【図2】この発明に用いる電磁超音波探触子の装着用治
具の分解説明図である。
【図3】電磁超音波探触子の温度を変化させた際の反射
波の温度と位相との関係を示すグラフである。
【図4】周波数2.5MHzの超音波の横波反射波の位
相を軸力と位相の変化として示すグラフである。
【図5】この発明による補正を施した位相を温度の変化
として示すグラフである。
【図6】常温でボルト軸力を0MPaから180MPa
まで変化させた際の反射波の時間と位相との関係を示す
グラフである。
【図7】−100℃でボルト軸力を0MPaから180
MPaまで変化させた際の反射波の時間と位相との関係
を示すグラフである。
【図8】−160℃でボルト軸力を0MPaから180
MPaまで変化させた際の反射波の時間と位相との関係
を示すグラフである。
【図9】ORV実機におけるフランジ部のボルトの軸力
を測定する方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 永久磁石 2 コイル 3 電磁超音波探触子 4 ボルト 10 ボルトキャップ 11 EMAT用キャップ 12 孔部 20 フランジ 21 ボルト 22 温度計 23 印加・検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田丸 英夫 千葉県袖ヶ浦市福王台3−4 東京ガス寮 (72)発明者 浅野 鐵夫 兵庫県尼崎市扶桑町1番8号 住友金属テ クノロジー株式会社内 (72)発明者 吉田 政司 兵庫県尼崎市扶桑町1番8号 住友金属テ クノロジー株式会社内 (72)発明者 秋山 優 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 Fターム(参考) 2F051 AA00 AB04 AC04 2G047 AA07 AC07 AD20 BA03 BC02 CA02 CB02 EA10 EA12 GF08 GG29 GG43

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ボルトに超音波を発生させる電磁
    超音波探触子を用いて該軸方向に超音波を印加しかつ反
    射波を検出する超音波の印加・検出工程と、前記超音波
    とその反射波の位相より該ボルトに加えられた軸力とボ
    ルト長さとの関係を求める演算工程、被測定ボルトの温
    度に応じて前記位相を補正する補正工程とを有する低温
    下におけるボルトの軸力測定方法。
  2. 【請求項2】 電磁超音波探触子に断熱手段と加熱手段
    の一方または両方を具備させた請求項1に記載の低温下
    におけるボルトの軸力測定方法。
  3. 【請求項3】 電磁超音波探触子の温度を−70℃以上
    に保持する請求項1に記載の低温下におけるボルトの軸
    力測定方法。
  4. 【請求項4】 被測定ボルトの温度が−90℃以下であ
    る請求項1に記載の低温下におけるボルトの軸力測定方
    法。
  5. 【請求項5】 被測定ボルトの材質がステンレス鋼であ
    る請求項1に記載の低温下におけるボルトの軸力測定方
    法。
  6. 【請求項6】 被測定ボルトに超音波を発生させるため
    の磁石と励磁コイルからなり、断熱手段と加熱手段の一
    方または両方を具備した電磁超音波探触子並びに電流の
    発生・検出手段を有する超音波の印加・検出装置と、前
    記超音波とその反射波の位相より該ボルトに加えられた
    軸力とボルト長さとの関係を求める演算記憶装置と、被
    測定ボルトの温度の測定手段を有して該温度応じて前記
    位相を補正する補正演算装置とを有する請求項1に記載
    の低温下におけるボルトの軸力測定装置。
JP2001074020A 2001-03-15 2001-03-15 低温下におけるボルトの軸力測定方法とその装置 Withdrawn JP2002277336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074020A JP2002277336A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 低温下におけるボルトの軸力測定方法とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074020A JP2002277336A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 低温下におけるボルトの軸力測定方法とその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002277336A true JP2002277336A (ja) 2002-09-25

Family

ID=18931364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001074020A Withdrawn JP2002277336A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 低温下におけるボルトの軸力測定方法とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002277336A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012522213A (ja) * 2009-03-27 2012-09-20 アトラス・コプコ・ツールス・アクチボラグ 超音波測定方法及び装置
KR101842048B1 (ko) 2016-10-11 2018-05-14 (주)이큐브시스템 나사의 축력 및 마찰토크 측정장치와 이를 이용한 측정방법
CN108375433A (zh) * 2018-02-28 2018-08-07 北京金风慧能技术有限公司 基于电磁超声技术检测螺栓的轴力的方法和设备
CN112055808A (zh) * 2018-05-14 2020-12-08 株式会社华尔卡 实验装置、实验系统、程序、方法以及学习方法
WO2021106186A1 (ja) 2019-11-29 2021-06-03 三菱電機株式会社 超音波探触子
CN113587992A (zh) * 2021-07-29 2021-11-02 律音科技(武汉)有限公司 固体材料预紧力和温度的超声波双波测量方法、用途及设备
CN113933393A (zh) * 2021-10-16 2022-01-14 北京创程科技有限公司 一种基于电磁超声与3d相控阵的螺栓监测系统及方法
CN115365099A (zh) * 2022-08-23 2022-11-22 中国特种设备检测研究院 一种电磁超声换能器及测试系统

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012522213A (ja) * 2009-03-27 2012-09-20 アトラス・コプコ・ツールス・アクチボラグ 超音波測定方法及び装置
KR101842048B1 (ko) 2016-10-11 2018-05-14 (주)이큐브시스템 나사의 축력 및 마찰토크 측정장치와 이를 이용한 측정방법
CN108375433A (zh) * 2018-02-28 2018-08-07 北京金风慧能技术有限公司 基于电磁超声技术检测螺栓的轴力的方法和设备
CN112055808A (zh) * 2018-05-14 2020-12-08 株式会社华尔卡 实验装置、实验系统、程序、方法以及学习方法
WO2021106186A1 (ja) 2019-11-29 2021-06-03 三菱電機株式会社 超音波探触子
CN113587992A (zh) * 2021-07-29 2021-11-02 律音科技(武汉)有限公司 固体材料预紧力和温度的超声波双波测量方法、用途及设备
CN113587992B (zh) * 2021-07-29 2022-07-12 律音科技(武汉)有限公司 固体材料预紧力和温度的超声波双波测量方法、用途及设备
WO2023005061A1 (zh) * 2021-07-29 2023-02-02 律音科技(武汉)有限公司 固体材料预紧力和温度的超声波双波测量方法、用途及设备
CN113933393A (zh) * 2021-10-16 2022-01-14 北京创程科技有限公司 一种基于电磁超声与3d相控阵的螺栓监测系统及方法
CN113933393B (zh) * 2021-10-16 2024-04-02 北京创程科技有限公司 一种基于电磁超声与3d相控阵的螺栓监测系统
CN115365099A (zh) * 2022-08-23 2022-11-22 中国特种设备检测研究院 一种电磁超声换能器及测试系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2750601T3 (es) Procedimiento para detectar tensiones termomecánicas variables en el tiempo y/o gradientes de tensión a través del espesor de las paredes de cuerpos metálicos
Kim et al. Generating and detecting torsional guided waves using magnetostrictive sensors of crossed coils
JP2002277336A (ja) 低温下におけるボルトの軸力測定方法とその装置
CN102305607B (zh) 超声波测量锅炉管内壁氧化层厚度的校准方法
KR20100089767A (ko) 측정 장치
CN105301117B (zh) 一种用超声频散补偿原理检测空心圆柱体周向缺陷的方法
JP4408296B2 (ja) Nmr装置
CN105628790B (zh) 一种基于材料物性参数变化的结构内部温度场测量方法
CN100405057C (zh) 龟裂的非破坏定量评价方法
Gao et al. Noncontact magnetostrictive torsional guided wave sensors for small-diameter pipes
CN112710417B (zh) 试件厚度未知情况的平面应力测量系统及其测量方法
Michaels et al. An integrated strategy for detection and imaging of damage using a spatially distributed array of piezoelectric sensors
JP2009025093A (ja) 電磁超音波測定装置および電磁超音波を用いた板厚および応力の測定方法
JPWO2014155612A1 (ja) ベイナイト組織のクリープ余寿命の予測方法
JP2018059804A (ja) 非破壊検査測定システムの較正装置および非破壊検査測定方法
US9038472B2 (en) Testing method using guided wave
YAN et al. Surface Crack Orientation Detection Method of Stainless Steels Based on Electromagnetic Field
Jimenez et al. Handheld solution for measurement of residual stresses on railway wheels using EMATs
Vinogradov et al. Mockup evaluation of magnetostrictive transducers for guided wave monitoring of pipe at 200 C
JP3570680B2 (ja) 磁気共鳴測定セル
Yao et al. Stress measurement based on magnetostrictive characteristic parameters
JP2015040746A (ja) 電磁超音波センサー、金属材料の脆化評価装置および金属材料の脆化評価方法
Budenkov et al. Influence of the chemical composition and temperature of metals on the efficiency of electromagnetic-acoustic transformation
Vinogradov et al. Evaluation of FeCo magnetostrictive sensors for SHM of components operating in harsh environmental conditions
WO2015045081A1 (ja) 超音波による非破壊測定装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20051021

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20051024

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051226

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603