JP2002269626A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

Info

Publication number
JP2002269626A
JP2002269626A JP2001063578A JP2001063578A JP2002269626A JP 2002269626 A JP2002269626 A JP 2002269626A JP 2001063578 A JP2001063578 A JP 2001063578A JP 2001063578 A JP2001063578 A JP 2001063578A JP 2002269626 A JP2002269626 A JP 2002269626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
top plate
vending machine
product storage
air purifying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001063578A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Irumada
武之 入間田
Takashi Hida
隆志 飛田
Yoshiaki Yamazaki
芳昭 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP2001063578A priority Critical patent/JP2002269626A/ja
Publication of JP2002269626A publication Critical patent/JP2002269626A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気清浄機能を有し、かつ団欒用のカウンタ
ーの機能を有し、しかも狭い休憩室等にも設置しやすい
自動販売機を提供する。 【解決手段】 温度調節が可能であり複数の商品を収納
可能である商品収納部2と、前記商品収納部2の上部全
域を覆う天板部5,8と、空気吸入口12を備えていて
周辺の空気を吸入して清浄化する空気清浄部3を有し、
前記天板部の平均高さは1400mm以下であり、前記
天板部に前記空気清浄部3の前記空気吸入口12が設け
られていることを特徴とする自動販売機1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動販売機に係り、
詳しくは、温度調節が可能であり複数の商品を収納可能
である商品収納部を有する自動販売機に係る。
【0002】
【従来の技術】例えば、事務所や工場の休憩室には、缶
入り飲料等の商品の自動販売機が設置されていることが
多い。このような自動販売機において、貯蔵されている
商品を適温に温度調節するための冷却装置又は加熱装置
を内蔵したものは従来から知られている。自動販売機に
利用される冷却装置の基本的構成は冷蔵庫におけるもの
と同様である。例えば、コンプレッサにより加圧された
冷媒が凝縮器(コンデンサ)内で凝縮・液化するときに
熱を放出する。次に液化した冷媒は減圧され、蒸発器
(エバポレータ)で空気から熱を奪いながら蒸発・気化
してコンプレッサに戻る。蒸発器で冷却された空気が、
貯蔵されている商品を冷却する。蒸発器と空気、空気と
商品の熱交換を良くするためにしばしばファンが用いら
れる。一方、凝縮器を冷却するための送風にもしばしば
ファンが用いられる。ところで、このような自動販売機
を設置した休憩室は、しばしば喫煙場所としても使用さ
れる。特に、いわゆる嫌煙権が尊重されるようになった
昨今、休憩室のみが喫煙可能な場所とされることも多
い。
【0003】しかし、狭い休憩室で多数の人が喫煙する
と、休憩室にはタバコの煙が立ちこめて、特に非喫煙者
にとって不快となり、休憩室でくつろぐ気さえ起こらな
くなる場合もある。さらには、健康に悪影響を及ぼすお
それさえある。また、従来の自動販売機は、単に商品を
販売するだけのものであり、休憩室に団欒用のカウンタ
ーやテーブルを設置するには、自動販売機とは別に設置
場所を必要としていた。そのため休憩室が狭い場合には
団欒用のカウンターやテーブルを設置することが困難で
あった。
【0004】実用新案登録第3068103号公報に
は、駅や空港、病院、企業等の公共施設等においてタバ
コの煙を清浄化処理するための「ベンダー付き分煙器」
が開示されている。この「ベンダー付き分煙器」は、テ
ーブルとベンダーを合体させた形状であって、テーブル
の下方(又は上面)に分煙装置(空気清浄装置)を組み
込んだもので、テーブル部分とベンダー部分の高さが異
なっている。ここで、テーブルを一部が欠けた形状と
し、その欠けた所にベンダーを組み合わせることが実施
の形態として開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実用新案
公報に開示されている「ベンダー付き分煙器」は、分煙
装置(空気清浄装置)を組み込んだテーブルと従来のベ
ンダーとを単に合体させたものにすぎず、テーブル部分
とベンダー部分の高さが異なっている。そのため、ベン
ダー部分は、テーブルとして物を置いたり寄りかかった
りするために利用することができない。従って、テーブ
ルを一部が欠けた形状とし、その欠けた所にベンダーを
組み合わせたとしても、全体の設置面積は減ってもそれ
だけテーブル部分の面積が減るだけである。結局この
「ベンダー付き分煙器」は、テーブルとベンダーを併せ
ただけの設置面積を要し、狭い休憩室に設置することは
依然として困難であり、結局、狭い休憩室において空気
を清浄化するには不十分であった。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
空気清浄機能を有し、かつ団欒用のカウンターの機能を
有し、しかも狭い休憩室等にも設置しやすく、場内の有
効利用を図ることができる自動販売機を提供すること
を、解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、温度調節が可能であり複数の商品を収納可能
である商品収納部と、前記商品収納部の上部全域を覆っ
て設けられた天板部と、空気吸入口を備えていて周辺の
空気を吸入して清浄化する空気清浄部を有し、前記天板
部の平均高さは1400mm以下であり、前記天板部に
前記空気清浄部の前記空気吸入口が設けられていること
を特徴とする自動販売機である。これにより、自動販売
機が設置された休憩室等の空気が清浄化されるととも
に、天板部が団欒用のカウンターの機能を果たし、別に
カウンターやテーブルを設ける必要がない。従って、自
動販売機と別にカウンターやテーブルを設けた場合より
もコンパクトであり、狭い休憩室にも設置しやすい。な
お、天板部の平均高さは、成人が立って寄りかかれる高
さが好ましく、具体的には1000〜1200mmが好
適である。この程度の高さでも、商品の収納量は、一般
的な事務所用や工場用としては十分である。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、温度調
節が可能であり複数の商品を収納可能である商品収納部
と、前記商品収納部の上部全域を覆って設けられた天板
部と、空気吸入口を備えていて周辺の空気を吸入して清
浄化する空気清浄部を有し、前記空気清浄部と前記商品
収納部は隣接し、前記空気清浄部の前記空気吸入口は前
記天板部よりも上部に設けられていることを特徴とする
自動販売機である。これにより、自動販売機が設置され
た休憩室等の空気が清浄化される。しかも、空気吸入口
が天板部よりも上部にあるので、タバコの煙を効率よく
吸入でき、空気清浄効果が高い。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、天板部
は開閉可能であり、前記天板部を開いて商品を補充でき
ることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売
機である。本明細書において、「天板部は開閉可能」と
は、天板部全体が開く場合と天板部の一部のみが開く場
合の両方を含む。これにより、実質的な設置面積が小さ
くて済み、また、商品の補充が容易となる。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、温度調
節が可能であり複数の商品を収納可能である商品収納部
と、前記商品収納部の上部全域を覆って設けられた商品
収納側天板部と、周辺の空気を吸入して清浄化する空気
清浄部と、前記空気清浄部の上部全域を覆って設けられ
た空気清浄側天板部とを有し、前記空気清浄部と前記商
品収納部は隣接し、前記商品収納側天板部と前記空気清
浄側天板部の平均高さは共に1400mm以下であり、
且つ両者の平均高さの差は大面積側の高さの20%未満
であることを特徴とする自動販売機である。これによ
り、自動販売機が設置された休憩室等の空気が清浄化さ
れるとともに、天板部が団欒用のカウンターの機能を果
たし、別にカウンターやテーブルを設ける必要がない。
従って、自動販売機と別にカウンターやテーブルを設け
た場合よりもコンパクトであり、狭い休憩室にも設置し
やすい。なお、両天板部とも、平均高さは1000〜1
200mmが好適である。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、商品収
納側天板部は開閉可能であり、前記商品収納側天板部を
開いて商品を補充できることを特徴とする請求項4記載
の自動販売機である。これにより、実質的な設置面積が
小さくて済み、また、商品の補充が容易となる。
【0012】本発明の請求項6に記載の発明は、商品収
納側天板部と空気清浄側天板部は共通であることを特徴
とする請求項4または5記載の自動販売機である。これ
により、構造が簡単になる。
【0013】本発明の請求項7に記載の発明は、空気清
浄部を自動販売機の側部、後部又は上部の少なくともい
ずれかに備えたことを特徴とする請求項1から請求項6
のいずれかに記載の自動販売機である。これにより、自
動販売機の操作の邪魔にならないところに空気清浄部を
設けることができる。
【0014】本発明の請求項8に記載の発明は、空気清
浄部の空気排出口を上部又は背部に備えたことを特徴と
する請求項1から請求項7のいずれかに記載の自動販売
機である。空気排出口を上部に備えることにより、室内
にいる人の鼻や口に近い所に清浄化された空気が放出さ
れるので、室内にいる人にとってより快適となる。ま
た、空気排出口を背部に備えることにより、空気清浄部
から排出される空気を室内にいる人があまり意識しない
まま空気を清浄化することができる。
【0015】本発明の請求項9に記載の発明は、商品収
納部における物品の販売情報を取得する販売情報取得手
段と、前記販売情報取得手段からの販売情報に基づいて
前記空気清浄部を制御する制御手段とを具備したことを
特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の自
動販売機である。これにより、室内に人がいる時間帯に
合わせて効率良く空気の清浄化を行うことができる。
【0016】本発明の請求項10に記載の発明は、商品
収納部の温度調節に用いるファンを内蔵し、前記ファン
を空気清浄部用の吸気ファンとして兼用することを特徴
とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の自動販
売機である。これにより、商品収納部と空気清浄部で部
品を共用することができ、自動販売機をコンパクト化で
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動販売機の
一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による自
動販売機の斜視図である。自動販売機1は、商品収納部
2と空気清浄部3とからなる。また、自動販売機1は天
板部をもつ。天板部は、商品収納側天板部5と空気清浄
側天板部8とからなる。商品収納部2の前面には前扉6
が設けられている。商品収納側天板部5はヒンジ7によ
り空気清浄部3に取り付けられ、商品収納部2と前扉6
の上を覆っている。商品収納側天板部5は、空気清浄側
天板部8と連続平面をなす平面状で僅かに前下がりに傾
斜し、その前部上面には押しボタンパネル9が設けられ
ている。天板部の平均高さは1200mmである。前扉
6の下部には商品取出口11が開口している。空気清浄
部3の上面には空気吸入口12が、背面には空気排出口
13が、それぞれ開口している。なお、自動販売機1
は、その底部に、車輪4,4を備え、移動可能である。
【0018】自動販売機1の商品収納側天板部5を開い
たところの一部破断概略斜視図を図2に、概略側断面図
を図3に、それぞれ示す。商品収納部2内には、仕切板
15a,15b,15c,15dと波状板16a,16
b,16c,16dによって仕切られたいわゆるサーペ
ンタイン式の貯蔵空間17a,17b,17cが形成さ
れている。貯蔵空間17aには、商品である飲料入りの
缶18a,18a’,18a'’,・・・が貯蔵されて
いる。同様に、貯蔵空間17bには缶18b,18
b’,18b'’,・・・が、貯蔵空間17cには缶1
8c,18c’,18c'’,・・・が、それぞれ貯蔵
されている。揺動可能な支持部材19a,19b,19
cを有する公知の支持装置が缶18a,18b,18c
の下端を支持している。
【0019】商品収納部2の下部には、温度調節装置が
内蔵されている。具体的には、蒸発器21によって冷却
された空気がファン22によって送風され、多孔板23
に設けられた孔24から吹き出して缶18a,18b,
18cを冷却する。
【0020】商品を商品収納部2内に補充する際には、
商品収納側天板部5を開いて波状板16a,16b,1
6c,16dの間に商品である缶を上方から落とし込め
ばよい。缶は波状板16a,16b,・・・に誘導され
て摩擦抵抗を受けながら滑落するため、缶が支持部材1
9a,19b,・・・に衝突したとき、又は先に貯蔵空
間17a,17b,・・・内に落とし込まれた缶に後か
ら落とし込まれた缶が衝突したときの衝撃は緩和され
る。商品収納側天板部5の平均高さは1200mmなの
で、缶を上方から落とし込むことは大人ならば容易であ
る。
【0021】この補充方式によれば、実質的な設置面積
が小さくて済む。すなわち、いわゆる引き出し方式は商
品載置台を引き出すスペースを必要とするため、実質的
な設置面積が大きくなるが、この補充方式によれば、天
板部を開くだけなので、そのようなスペースを必要とせ
ず、狭い室内にも自動販売機を設置しやすい。
【0022】また、この補充方式によれば、いわゆる引
き出し方式と比較して商品の補充が容易である。すなわ
ち、引き出し方式ではまず前扉を開き、次に商品載置台
を引き出さなければ商品の補充ができないのに対し、こ
の補充方式によれば、天板部を開くだけで商品が補充で
きるので、商品補充時の手数が少ない。
【0023】商品を購入する際には、従来の自動販売機
と同様に、硬貨投入口から硬貨を投入し、購入したい商
品に応じた押しボタンを押す。すると、例えば缶18a
に相当する押しボタンを押したとすれば、支持部材19
aが下方に揺動して一番下の缶18a1個だけを多孔板
23上に落下させる。支持部材19aの揺動と連動し
て、支持部材19aの上方に設けられた他の支持部材1
9a’(図示せず)が貯蔵空間17a内に突出して缶1
8aの直上の缶18a’を支持する。その後、支持部材
19aが元の位置に復帰し、支持部材19a’は引っ込
むので、缶18a’,18a'’,・・・は缶1個分だ
け下方に移動する。落下した缶18aは、多孔板23上
を転がり落ちた後、商品取出口11から取り出すことが
できる。
【0024】空気清浄部3内にはフィルタ14とファン
20が設けられている。ファン20が作動すると、自動
販売機1周辺の空気が空気吸入口12から吸入され、フ
ィルタ14を通過して空気排出口13から排出される。
タバコの煙に含まれる固体又は液体の微粒子や空気中に
含まれるダスト又は花粉等の微粒子はフィルタ14によ
って捕捉される。なお、25は温度調節装置用のコンプ
レッサである。
【0025】商品を購入するために押しボタンを押す
と、商品購入情報が制御装置(図示せず)に伝えられ、
その情報に応じてファン20が作動する。例えば、商品
を1つ購入するために1回押しボタンを押すごとにファ
ン20が一定時間(例えば5分間)作動する。この場
合、ファン20の作動中にさらに押しボタンが押された
ときは、最後に押しボタンが押されてから一定時間後ま
でファンが作動するようにしても良い。押しボタンが押
されてから一定時間は自動販売機の付近に人がいる可能
性が高いからである。また、押しボタンが押された回数
の一定時間倍だけファンが作動するようにしても良い。
押しボタンが押された回数とタバコを吸う人間の数が比
例すると考えられるからである。
【0026】この自動販売機1は、商品収納側天板部5
と空気清浄側天板部8を含む天板部全体が同じ程度の高
さ(1200mm程度)であるので、天板部に寄りかか
って話をしたり、飲料を天板部に置いたりするのに都合
が良い。また、商品の収納量は、一般的な事務所用や工
場用としては十分である。
【0027】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2による自動販売機30の斜視図である。自動販売機
30は、商品収納部32と空気清浄部33からなる。商
品収納部32と空気清浄部33は別体である。すなわ
ち、メンテナンスの際に空気清浄部33だけを交換する
こともでき、また、空気清浄部33が不要ならば取り外
すこともできる。商品収納側天板部35は商品収納部3
2と一体であり、空気清浄側天板部38は空気清浄部3
3と一体である。商品収納側天板部35は、空気清浄側
天板部38と連続平面をなす平面状で僅かに前下がりに
傾斜し、その前部上面には押しボタンパネル39が設け
られている。商品収納側天板部35の平均高さは120
0mmである。
【0028】空気清浄部33の上面には空気吸入口42
が、背面には空気排出口(図示せず)が、それぞれ開口
している。
【0029】商品収納部32は、引き出し方式である。
その内部構造を図5に示す。商品収納部32の内部に
は、仕切り壁43が設けられ、内部が左右に二つの部屋
に仕切られている。すなわち仕切り壁43は、商品収納
部32の正面側から奥側(裏面側)にわたって設けられ
たものであり、商品収納部32の内部を貯蔵室45(図
面右側)と空隙室46(図面左側)に仕切る。また仕切
り壁43の上部近傍には、開口部47が設けられてい
る。開口部47には、これを覆う開閉扉48が取り付け
られている。開閉扉48は、上端部に設けられたヒンジ
を介して開口部47に取り付けられたウイング形扉であ
り、貯蔵室45側から空隙室46側に向かって自由に開
く。貯蔵室45の内部には、引き出しレール50が設け
られている。引き出しレール50は、商品収納部32の
正面側から奥側に至るものであり、本実施の形態では7
段(7対)にわたって設けられている。各対の引き出し
レール50は、平行であるが、取り付け高さは、左右で
異なる。すなわち各対のレールは、何れも仕切壁43側
の取り付け位置が低い。
【0030】そして各引き出しレール50には、商品載
置台51が正面側に引き出し可能に取り付けられてい
る。前記したように引き出しレール50は、仕切り壁4
3側の取り付け位置が低いので、商品載置台51は全体
的に仕切り壁43側に向かって下方に傾斜している。商
品載置台51は、一条又は二条の仕切り壁43を持ち、
2列又は3列にわたって商品(缶)52を載置すること
ができる。商品載置台51の先端(仕切り壁側)には商
品の列に対応して公知の商品投出装置53が取り付けら
れており、商品(缶)52を1個だけ投出することがで
きる。商品載置台51と仕切り壁43の間には昇降部材
55が配置されている。昇降部材55の天面には一対の
ガイド壁56が設けられている。ガイド壁56は、テー
パ状であり、下流側(仕切り壁側)が狭くなっている。
【0031】空隙室46には傾斜部材57が設けられて
いる。
【0032】商品収納部32の前面には二つ折り式の前
扉36が設けられており、前扉36の横には商品取出口
41が開口している。商品を商品収納部32内に補充す
る際には前扉36を開いて商品載置台51を引き出し、
引き出された商品載置台51に商品を載置し、商品載置
台51を貯蔵室45の内部に戻す。
【0033】商品を購入する際には、従来の自動販売機
と同様に、硬貨投入口から硬貨を投入し、購入したい商
品に応じた押しボタンを押せばよい。昇降部材55が、
所望の商品が載置された商品載置台51の高さで停止し
た後、商品が商品投出装置53から投出される。商品投
出装置53から投出された商品は、昇降部材55の天面
に乗り、ガイド壁56に導かれて中央に転がる。そして
商品は、昇降部材55により、仕切り壁43の開口部4
7の位置に移動させられる。その結果、商品が開閉扉4
8を押し開き、空隙室46側にこぼれ落ちる。そして商
品は、傾斜部材57を傾斜に沿って滑って正面側に移動
し、正面の商品取出口41に至る。こうして使用者は、
商品取出口41から商品を取り出すことができる。
【0034】この方式によれば、商品補充時の騒音がき
わめて小さいという利点がある。
【0035】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3による自動販売機60の斜視図である。自動販売
機60において、商品収納部と空気清浄部は同一筺体6
1に内蔵されている。天板部62は平面状で僅かに前下
がりに傾斜し、その前部上面には押しボタンパネル63
が、後部上面には空気吸入口65が、それぞれ設けられ
ている。天板部62の平均高さは1200mmである。
筺体61の前面には二つ折り式の前扉66が設けられ、
前扉66の横には商品取出口67が開口している。筺体
61の背面には空気排出口(図示せず)が開口してい
る。商品収納部は、実施の形態2による自動販売機30
と同様の引き出し式であり、その機構は上述したので、
ここでは詳説しない。この自動販売機において、商品収
納側天板部と空気清浄側天板部が共通となるので、構造
が簡単になる。また、同一筺体内に商品収納部と空気清
浄部が内蔵されているため、筺体内に機器を効率よく配
置することができ、一層コンパクト化を図ることができ
る。
【0036】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4による自動販売機70の斜視図である。自動販売
機70において、商品収納部71の上方に空気清浄部7
2が支持部73に支持されて設けられている。空気吸入
口74は斜め下向きに設けられて商品収納部71の側を
向いている。商品収納部71の天板部75は平面状で僅
かに前下がりに傾斜し、その前部上面には押しボタンパ
ネル76が設けられている。天板部75の平均高さは1
200mmであり、空気吸入口73の平均高さは180
0mmである。商品収納部71の前面には前扉77が設
けられ、前扉77の下部には商品取出口78が開口して
いる。空気清浄部72の背面には空気排出口(図示せ
ず)が開口している。
【0037】商品収納部71へ商品を補充する際には、
自動販売機1と同様に天板部75を開いて商品を落とし
込む。商品収納部71の内部構造や商品購入時の各部の
挙動は、自動販売機1について上述したとおりであるの
で、ここでは詳説しない。この自動販売機において、空
気吸入口74が喫煙者の口より高いところにあるので、
タバコの煙を効率よく吸入・処理することができる。な
お、空気清浄部全体を喫煙者の口より高いところに設け
る必要はなく、例えば空気吸入口74とフィルタを喫煙
者の口より高いところに設け、ファンを商品収納部と同
一の筺体に内蔵し、空気排出口を同筺体に設けてもよ
い。
【0038】なお、本実施の形態の自動販売機において
は、支持部73の表面80を、掲示用又は広告用のスペ
ースとして利用することができるという利点もある。
【0039】本発明には、さらに他の種々の実施の形態
が可能である。例えば、空気清浄部用のファンを商品収
納部の温度調節に用いるファンと兼用させてもよい。商
品収納部の温度調節に用いるファンとして、種々のもの
が考えられるが、そのいずれのものと兼用させてもよ
い。すなわち、例えば、冷却装置の凝縮器に送風して凝
縮器を冷却するためのファンと、冷却装置の蒸発器又は
加熱装置のヒータで冷却又は加熱された空気を商品収納
部内の商品に送風して商品を冷却又は加熱するためのフ
ァンの何れでもよい。もっとも、後者のファンと兼用さ
せると冷却・加熱の効率が低下するおそれがあるので、
一般的には、冷却装置の凝縮器に送風して凝縮器を冷却
するためのファンと兼用させた方がよい。
【0040】商品収納側天板部、空気清浄側天板部とも
に、全体が平板状である必要はなく、段や凹凸があって
もよいし、曲面でもよい。また、商品収納側天板部と空
気清浄側天板部の境界で段差があってもよい。但し、商
品収納側天板部と空気清浄側天板部の平均高さは共に1
400mm以下であり、且つ両者の平均高さの差は大面
積側の高さの20%未満であることが望ましい。
【0041】天板部は、つば状に外側へ張り出してカウ
ンターテーブル状になっていてもよい。この場合、商品
取出口がある箇所には、つば状部がない方が、商品の取
り出しがしやすい。
【0042】自動販売機の操作の容易さを考慮すれば、
空気清浄部は、自動販売機の側部、後部又は上部に備え
られていることが望ましいが、他の部位に備えられてい
ても構わない。
【0043】空気清浄部にはフィルタを用いるほか、活
性炭等の吸着剤を用いてもよい。また、フィルタに化学
物質を含浸させておいたり、オゾン等との反応により汚
染物質を処理したり、触媒により汚染物質を分解すると
いった公知の空気清浄化手段を適宜用いてもよい。
【0044】空気排出口の位置は自動販売機の背面に限
られず、上面、下面、側面、正面のいずれでもよい。空
気排出口と商品取出口を兼用させてもよい。一方、空気
吸入口の位置は、タバコの煙を効率良く吸入して処理す
るためには自動販売機の上面又は上部にあることが望ま
しいが、他の位置であってもよい。
【0045】なお、ここまで説明してきた実施の形態
は、缶入りの飲料を販売する自動販売機に係るものであ
るが、他の種類の自動販売機に本発明を適用してもよい
ことは勿論である。例えば、瓶入りの飲料を販売する自
動販売機や、飲料をタンクに貯蔵し、販売時にカップに
飲料を注出する型式の自動販売機に本発明を適用しても
よい。
【0046】
【発明の効果】本発明により、空気清浄機能を有し、か
つ団欒用のカウンターの機能を有し、しかも狭い休憩室
等にも設置しやすく、場内の有効利用を図ることができ
る自動販売機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動販売機の実施の形態1の斜視
【図2】図1の自動販売機の天板部を開いたところを示
す一部破断概略斜視図
【図3】図1の自動販売機の天板部を開いたところを示
す概略側断面図
【図4】本発明による自動販売機の実施の形態2の斜視
【図5】図4の自動販売機の内部を示す正面図
【図6】本発明による自動販売機の実施の形態3の斜視
【図7】本発明による自動販売機の実施の形態4の斜視
【符号の説明】
1 自動販売機 2 商品収納部 3 空気清浄部 5 商品収納側天板部 8 空気清浄側天板部 12 空気吸入口 13 空気排出口 18a,18b,18c 商品 18a’,18a” 商品 18b’,18b” 商品 20,22 ファン 30 自動販売機 32 商品収納部 33 空気清浄部 35 商品収納側天板部 38 空気清浄側天板部 42 空気吸入口 52 商品 60 自動販売機 62 天板部 65 空気吸入口 70 自動販売機 71 商品収納部 72 空気清浄部 74 空気吸入口 75 天板部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛田 隆志 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 山▲崎▼ 芳昭 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 CA02 DB20 DD10 FB01 FB20 3L045 AA02 AA04 BA01 CA02 LA01 NA03 PA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度調節が可能であり複数の商品を収納
    可能である商品収納部と、前記商品収納部の少なくとも
    上部全域を覆う天板部と、空気吸入口を備えていて周辺
    の空気を吸入して清浄化する空気清浄部を有し、前記天
    板部の平均高さは1400mm以下であり、前記天板部
    に前記空気清浄部の前記空気吸入口が設けられているこ
    とを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 温度調節が可能であり複数の商品を収納
    可能である商品収納部と、前記商品収納部の少なくとも
    上部全域を覆う天板部と、空気吸入口を備えていて周辺
    の空気を吸入して清浄化する空気清浄部を有し、前記空
    気清浄部と前記商品収納部は隣接し、前記空気清浄部の
    前記空気吸入口は前記天板部よりも上部に設けられてい
    ることを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】 天板部は開閉可能であり、前記天板部を
    開いて商品を補充できることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 温度調節が可能であり複数の商品を収納
    可能である商品収納部と、前記商品収納部の上部全域を
    覆う商品収納側天板部と、周辺の空気を吸入して清浄化
    する空気清浄部と、前記空気清浄部の上部全域を覆って
    設けられた空気清浄側天板部とを有し、前記空気清浄部
    と前記商品収納部は隣接し、前記商品収納側天板部と前
    記空気清浄側天板部の平均高さは共に1400mm以下
    であり、且つ両者の平均高さの差は大面積側の高さの2
    0%未満であることを特徴とする自動販売機。
  5. 【請求項5】 商品収納側天板部は開閉可能であり、前
    記商品収納側天板部を開いて商品を補充できることを特
    徴とする請求項4記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】 商品収納側天板部と空気清浄側天板部は
    共通であることを特徴とする請求項4または5記載の自
    動販売機。
  7. 【請求項7】 空気清浄部を商品収納部の側部、後部又
    は上部の少なくともいずれかに備えたことを特徴とする
    請求項1から請求項6のいずれかに記載の自動販売機。
  8. 【請求項8】 空気清浄部の空気排出口を上部又は背部
    に備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいず
    れかに記載の自動販売機。
  9. 【請求項9】 商品収納部における物品の販売情報を取
    得する販売情報取得手段と、前記販売情報取得手段から
    の販売情報に基づいて前記空気清浄部を制御する制御手
    段とを具備したことを特徴とする請求項1から請求項8
    のいずれかに記載の自動販売機。
  10. 【請求項10】 商品収納部の温度調節に用いるファン
    を内蔵し、前記ファンを空気清浄部用の吸気ファンとし
    て兼用することを特徴とする請求項1から請求項9のい
    ずれかに記載の自動販売機。
JP2001063578A 2001-03-07 2001-03-07 自動販売機 Pending JP2002269626A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001063578A JP2002269626A (ja) 2001-03-07 2001-03-07 自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001063578A JP2002269626A (ja) 2001-03-07 2001-03-07 自動販売機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002269626A true JP2002269626A (ja) 2002-09-20

Family

ID=18922547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001063578A Pending JP2002269626A (ja) 2001-03-07 2001-03-07 自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002269626A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286746A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Sanden Corp 自動販売機店舗装置
JP2008040856A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Bld Oriental Kk 商品販売装置
WO2011016164A1 (ja) * 2009-08-06 2011-02-10 ビーエルデーオリエンタル株式会社 自動販売機一体型テーブル
JP2012032851A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機能を備える広告情報装置
CN104997288A (zh) * 2015-06-29 2015-10-28 韦义乐 一种具有酒水销售功能的餐桌
CN109727379A (zh) * 2019-02-27 2019-05-07 厦门天愉信息科技有限公司 智能售货机及智能售货系统

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286746A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Sanden Corp 自動販売機店舗装置
JP2008040856A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Bld Oriental Kk 商品販売装置
US8770436B2 (en) 2009-08-06 2014-07-08 Bld Oriental, Ltd. Vending machine-integrated table
JP2011040017A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Bld Oriental Co Ltd 自動販売機一体型テーブル
CN102473332A (zh) * 2009-08-06 2012-05-23 Bld东洋株式会社 自动售货机一体型桌子
WO2011016164A1 (ja) * 2009-08-06 2011-02-10 ビーエルデーオリエンタル株式会社 自動販売機一体型テーブル
CN102473332B (zh) * 2009-08-06 2015-03-18 Bld东洋株式会社 自动售货机一体型桌子
KR20160002176U (ko) * 2009-08-06 2016-06-23 비엘디 오리엔탈 가부시키가이샤 자동 판매기 일체형 테이블
KR200483539Y1 (ko) 2009-08-06 2017-05-25 비엘디 오리엔탈 가부시키가이샤 자동 판매기 일체형 테이블
JP2012032851A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機能を備える広告情報装置
CN104997288A (zh) * 2015-06-29 2015-10-28 韦义乐 一种具有酒水销售功能的餐桌
CN109727379A (zh) * 2019-02-27 2019-05-07 厦门天愉信息科技有限公司 智能售货机及智能售货系统
CN109727379B (zh) * 2019-02-27 2024-03-29 厦门天愉信息科技有限公司 智能售货机及智能售货系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU675799B2 (en) Apparatus to convert a refrigerated vendor to a refrigerateddisplay case
AU732011B2 (en) Point-of-sale merchandiser
EP1460358A1 (en) Storage device
JPH0156437B2 (ja)
KR102317322B1 (ko) 흡연부스
JP2002269626A (ja) 自動販売機
JP2004173797A (ja) 食品加熱保温器
US2702459A (en) Filter for air cooling systems of refrigerators
MXPA02005353A (es) Surtidor de oxigeno.
JP4169472B2 (ja) ショーケース
JPH1071263A (ja) パチンコ機喫煙遮断用エアカーテン装置並びに該装置の製造方法
JP2000140074A (ja) 飲料容器の殺菌・脱臭箱
KR100268267B1 (ko) 공기조화기의 실내기
CN111754681B (zh) 一种售烟设备及其取烟系统
JPH08129675A (ja) 自動販売機
JP5159060B2 (ja) 商品販売装置
JP3182409B2 (ja) 遊技設備及び遊技補助機
CN218241001U (zh) 一种自助智能口罩售货机
JPH10246489A (ja) 気体吹出装置
JP2000314579A (ja) パン焼成システム
JP3068103U (ja) ベンダ―付き分煙器
JP2000259932A (ja) 自動販売機
JP2000014916A (ja) 遊技島台
JPH11108537A (ja) 飲料供給装置
KR200331539Y1 (ko) 물수건 자동 판매기